鉄道で洛陽・関林から中国最東端駅・ロシア国境の撫遠へ

ハルビン行き準備

ビールと包子今日は洛陽から鉄道でハルビンへ向かう。09:00頃、スーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)で食料と缶ビールを購入。近くの包子屋で1個0.5元の包子を10個購入して朝食兼昼食に食べる。で、包子を食べながら缶のコカコーラより安い公爵ビール330ml(1.4元/約28円)を飲む。朝から冷えたビールなんか飲んでダメ人間全開である。

関林駅

昼前にユースホステルをチェックアウトして青年宮のバス停から53路のバスに乗車し、龍門大道太康路口で下車して100-200mほど離れた太康路龍門大道口東のバス停から96路のバスに乗車して終点の関林駅へ向かう。運賃はそれぞれ1元の合計2元だ。

関林駅12:50頃、関林駅に到着。切符を受け取ろうと切符売場へ行くが窓口が閉まっており午後は14:30からの販売開始になっている。関林駅は列車の本数が少なく利用客が少ないので切符の販売時間が短く午前は07:20ー10:30、午後は14:30ー16:30で、その他の時間は発車30分前からの販売になっている。まあ、基本は洛陽駅を利用するから存在自体があまり知られていない関林駅はこのような状況なのだろう。

外人使用不可発券機でも、発券機は稼働しているのでネットで予約していれば受け取りは可能だ。ただし、二代身分証がないと使えないので外人には意味がない。英語での表示があるのにパスポート読み取り機能がなく外人が使えないというのはどういうことだ?ある意味でチャイナクオリティを代表している。

関林→ハルビン

14:30になり窓口が開くが最初は混んでいるので少し待ってから並ぶ。そして、今日のハルビン行きの切符を買おうとしたおっちゃんは窓口のおばちゃんの「只有站票(立ち席しかない)」の言葉を聞くと買わずに立ち去った。さすがに中国人のおっちゃんでも約30時間、2277kmを立ち席で移動というのはできないらしい。

関林→ハルビンの切符15:00頃、ようやく切符を受け取る。利用客のほとんどいない駅だが手荷物検査はしっかりやっているが、切符と身分証の確認はやっていなかった。実名制の意味なし・・・。

K1064次の行先票これから乗車する列車は、重慶北→ハルビンのK1064次で、関林16:03発、ハルビン翌日22:28着、関林→ハルビンの2277kmを30時間25分で移動、運賃は硬座で251元だ。上野-札幌1214kmの北斗星より長距離で、ある意味で難易度は高い。15:55頃、改札が始まり列車が入線してきた。乗客が少ないので乗車バトルは発生せずにホームへ移動し乗車する。

ハルビンまでカオス度高し

列車内16:03に定刻通り列車が発車する。列車内は連結部に無座の客が溢れておりカオス度が高いのと荷物棚の状況からして農民工が多い。これではハルビンまで無座というのは自殺行為だろう。関林駅でおっちゃんがハルビンまでの無座切符を購入しなかったのも納得だ。

カオス度が高いのでハルビンまで色々とイベントが発生しそうであるが遅延せずに無事到着してほしいが、このカオス度の高さですでにイベント発生ともいえるけど・・・。斜め向かいの席には肥料袋が置かれているし、持ち主のおばちゃんはこちらの席に足投げ出していたし・・・。

16:10頃、お茶のお湯を補給に給湯機へ向かうが、その道のりが遠い。同じ車両なのに通路に農民工のおっちゃんが寝ていたり、豚のおばちゃんが通路を塞いでいたり、あとはお約束の通路に足を投げ出すとかで車内の移動が大変だ。GoProとかで撮影するとかなりカオス度が伝わるのだがあいにくそのような高級な装備は持ち合わせていない。おそらく某政府はこういった光景は外国人には見られたくないのだろうが、日本では味わえないカオス度を楽しみたいという場合は最高の観光資源だろう。

おばちゃんの足が邪魔

足おばちゃんの足が邪魔や!何でこちらの席にわざわざ足を投げ出すんだ?足投げ出さないでよ。今日も中国は平常運転だが、残念なことに孔子の教えは消えていた。

ハルビンまでサバイバル列車

19:00頃、車内検札で乗務員たちが横柄な態度で乗客の切符を確認していく。日本で同じ態度で車内検札したら苦情殺到であろう。

自分の座っている席は3列席の真ん中で一番居心地の悪い席なのだが、なぜ一番居心地が悪いのかというと両脇をおサルさんが座った場合うっとうしいのとやかましいからだ。さらにこの3列席は混雑時に通路側の席におサルさんが2匹座って更に狭くなるからだ。今回は正に通路側の席におサルさん夫婦が座っており非常に狭いのと暑苦しい。通路側の席を2人で座るのは別に構わないのだが、こちらの席にはみ出て座るのは勘弁してほしい。

それとはみ出て密着するのはやめてくれ!暑苦しいのとおっさんに密着されるという精神的打撃が大きい。すでに対面のババアの足が投げ出されてこちらの席は狭くなっているのに、さらに密着されるのは拷問だ。今回の列車は距離、所要時間、車内環境の三拍子揃ったサバイバル列車だ。無事にハルビンに到着することは不可能だが、倒れずに到着できるか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.2元
バス 2元 路線バス
合計 19.2元

天津

早朝の列車内04:30頃に目が覚める。すでに夜が明けて外は明るいが列車内はマナーなど存在しないカオス度全開の世界で乗客の多くが疲れて燃え尽きている。通路はゴミ溜めで環境は劣悪だ。でも、朝から元気な乗客もいます。

06:00頃、天津駅に到着する。乗客の多くが下車してカオス度が低下する。でも、農民工のおっちゃんたちが乗車してきてカオス度が再上昇。天津出発後は朝食の時間帯になり給湯機前にはカップ麺を持ったおっちゃんたちが集まっている。列車内の各所ではカップ麺をすする音が鳴り響く。そして、通路では乗務員がホウキで床にポイ捨てされた空き缶やペットボトルなどを片づけている。

07:00頃、乗務員たちが横柄な態度で車内検札を始める。台湾、タイ、ベトナムと比較すると乗務員の勤務態度は劣悪だ。隣の窓際の席に座っているおサルさんが朝食のカップ麺を食べているのだが、食後にタバコを吸い始めた。デッキ以外は禁煙なのだがおサルさんには関係ないらしい。なかなかレベルの高い列車だ。

11:00頃、ウンコがしたくなったのでトイレへ行くが扉を開けると爺さんが脱糞中であった。爺さん慌てて扉を閉めるが鍵を掛けるという事は知らないようだ。恐ろしい光景を見せられてしまった。

13:00頃になると昼食にカップ麺を食べたおっちゃんたちがトランプを始めるがやかましい。というか、中国人なら麻雀だろ!農民工のおっちゃんたち金を賭けているわけでもないのに盛り上がっている。近くではガキが寝ているので少しは静かにして欲しいものだ。ガキが目を覚ますとおっちゃんたちよりやかましくなるし・・・。

瀋陽北駅

瀋陽北駅15:10頃、瀋陽北駅に到着する。ようやく東北三省の遼寧省までやってきた。農民工のおっちゃんたちがトランプでうるさかったがここでタバコを吸いに外へ行き一時静かになる。ここで乗客がかなり降りて乗車率は5割ぐらいになる。ハルビンまであと7時間の道のりだ。

夕飯は盒飯

盒飯(弁当)18:00頃に盒飯(弁当)の車内販売があり夕飯に購入。値段は10元(約200円)でコンビニ弁当をショボくした感じだ。

長春

長春駅18:50頃、長春駅に到着する。これで吉林省まで到達。黒龍江省ハルビンまでは約3時間半だ。

快速の長春-昆明の行先票停車中に隣に停車していた快速の長春-昆明の行先票を撮影。

ハルビン

ハルビン駅22:28頃、ハルビンに到着する。2277kmと約30時間半の乗り鉄が終わり河南省から黒龍江省までやって来た。久しぶりの長距離であったが倒れずに何とか到着した。

ハルビン駅前しかし、これはまだ移動の途中である。出口を出てほとんど照明のない駅前を歩いて切符売場へ。緯度が大阪と同じくらいの洛陽から北海道稚内より北のハルビンは予想外に暑い。駅前には野宿のおっちゃんとかがいてカオス度高めだ。

切符売場切符売場でそのまま20分ほど並んでネットで予約した撫遠行きの切符を受け取る。そう、このまま中国最東端の駅である撫遠へ向かう。切符を受け取り駅前のボッタクリ食堂で10元の麺を食べて待合室へ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
合計 19.2元

ハルビン→撫遠

ハルビン→撫遠の切符日付が変わり、K1227次、00:27発、運賃は124元で硬座だ。
距離970km、所要時間15時間16分の乗り鉄になる。昨日の関林→ハルビンの約30時間半を入れると45時間を越えてしまう。

乗車バトル

00:15頃、改札が始まり乗車バトルが開始される。今回は改札口の先頭を陣取ることができなかったので乗車バトルに参戦することになる。周囲には割り込みのおサルさんの他にも腹出しのタヌキもいたりと手強そうな相手ばかりだ。数匹のおサルさんに割り込みされながら何とか改札を通過してホームへ向かう。

列車内続いては荷物置き場が確保できるかである。列車に乗車して自分の席を確認するとオスブタが寝ていたので起こしてどかす。そして、バックパックを荷物棚に置くが、またオスブタが寝ていたいたので起こしてどかす。

00:27に定刻通り列車が発車する。乗車率は8割ぐらいで横になって寝ている乗客が見受けられる。外はいつの間にか雨が降っていた。撫遠の天気は大丈夫か?まあ、隣に抱き枕が似合いそうなオスブタがいるが一眠りすることにする。

日の出が3時半

夜が明けると外の景色がいつもの中国とは少し違っていた。トウモロコシ畑に山には森が広がっており、防風林もある。樹木とかを見ると北海道に近い感じだ。でも、畑の中の建物が結構ボロイので中国と分かる。日の出の時間が早朝03:35ぐらいで早く、かなり東に来ているのが実感できる。03:00ぐらいで明るくなり始めるので朝が早いとしかいいようがない。

列車内は途中駅からの乗客でほぼ満席でカオス度が高い。でも、ゴミのポイ捨てが少ないので、まだかなりマナーはマシな方だ。でも、床に痰を吐くおサルさんがいるから大して変わらないかな?

07:50頃、ジャムス(佳木斯)に到着する。ジャムスは黒龍江省東部最大の都市で交通の要衝である。ここで半分以上の乗客が下車する。

13:00頃、前進鎮の近くまでやってきた。すでに北海道より北にいるのだが、この辺りでは稲作が行われており夏の気候は稲作ができるほど温暖なようだ。

13:20頃、前進鎮に到着する。前進鎮は以前の終点で2011年まで中国最東端駅だった。2008年に訪れたときと比べ駅前は発展していたが終着駅から途中駅になってしまったので価値は大幅に低下している。前進鎮を発車すると乗車している車両の乗客は自分を含め4人だけになった。撫遠までの利用客はほとんどいないようだ。

中国稲作最北限?

水田撫遠までは水田が広がっており大穀倉地帯となって中国の重要な食糧供給源として機能しているようだ。日本稲作最北限の北海道遠別より北の北緯48度で稲作が行われているのには驚きだ。

中国最東端駅・撫遠

撫遠15:41頃、ハルビンから約15時間掛けて中国最東端の撫遠に到着する。

瀋陽-撫遠の行先票ようやく乗り鉄が終わった。

撫遠駅-バスターミナルのバスロンリープラネット東北によれば駅から県城までは9kmぐらい離れており路線バスはなく、県城のバスターミナルと駅をバスが1日2本運行されているので、それに乗らないとボリタクになってしまう。駅を出るとバスターミナル行きのバスが停車しているというか路線バスで使われている奴じゃないか!路線バス無いと書いてあっても見た目が路線バスじゃないか!

県城まで5元でっかく5元と表示されており、そのまま乗車する。乗車するとバスは1日2本ではなく3本になっており、撫遠駅行きは08:30、12:30、15:00の3本だ。

時刻表とツアー案内そして、大ウスリー島へのツアーも1人50元でバスターミナル発で毎日やっていた。

撫遠バスターミナル客が集まってバスで撫遠の県城まで移動する。運賃は5元で所要時間約20分、16:10頃、バスターミナルに到着する。バスターミナルでツアーの受付をやっていたので明日の大ウスリー島へのツアーを申し込んでおく。1人50元で08:20に集合ということである。

撫遠はロシアとの国境の町で見所は撫遠の東約40kmの所にある大ウスリー島だ。黒龍江(アムール川)にある島で長年領土問題があったが2008年に国境線が確定して島の中に国境線がある。

撫遠時刻表あとはバスの運賃時刻表を確認しておく。

撫遠運賃表

撫遠運賃表国境の辺境地帯なのでバスの本数は少ない。

撫遠一路向東青年旅舍16:15頃、バスターミナルからeLongで予約しておいたユースホステルの撫遠一路向東青年旅舍(抚远一路向东青年旅舍)へ向かう。

撫遠一路向東青年旅舍16:30頃に到着し外人お断りかの心配があったが、外国人OKの宿であったので1泊35元の4人ドミトリーに2泊する。

辺境でも地上げ屋

地上げ屋と戦闘中夕飯を食べに外へ出かけるが撫遠の街は国境の町なので建物が新しく開発が進んでいるように見えるが通り沿いには、このような古い建物もあったりする。

地上げ屋と戦闘中数年前まではかなりの田舎であったことを伺わせるが、ここも再開発で不動産業者がチンピラ雇って追い出しをしているようだ。こういった立退き問題は中国各地で発生していると言っても過言ではない。ここは少なくても3年以上追い出しの嫌がらせを受けているようだ。

兵役逃れ防止横断幕あと、この横断幕は兵役逃れするなと言っている。このような横断幕があるということは兵役逃れが深刻なのかもしれない。

冷麺

冷麺夕飯は東北名物の冷麺(10元/約200円)を食べる。

黒龍江(アムール川)食後はイミグレーションの撫遠口岸へ行き黒龍江(アムール川)と対岸のロシアを見物。

犬肉湯熱麺

犬肉湯熱麺冷麺だけだと物足りなかったので別の店で犬肉湯熱麺(狗肉汤热面)(10元/約200円)を食べる。犬のだしがしっかりとれたスープで旨い。でも、冷麺の方が美味かったな。

公安の宿訪問

19:00頃、老板娘が登記するからパスポート貸してときたので登記に行く。しかし、オンラインでパスポートの登記をあまりしたことが無いようで老板を呼んで登記しようとするが老板もあまりやったことがないようで派出所に電話して公安に来てもらう事になる。

しばらくすると公安が2人到着。1人は撮影係でビデオカメラを回してパスポートやこちらとの質問のやりとりを撮影。「ハメ撮りの監督かよ?」と思ったがツッコミはやめておく。もう一人は職務質問担当でどこから来た、何しに来た、次はどこへ行く、いつ帰る等色々質問してくる。

というか、ここまで旅行以外に何しに来るんだよ?ビザの有効期限ギリギリまでいるとか答えると面倒なことになるのでロンリープラネット東北を見せながら当り障りのない答えをしながら説明をする。ガチガチの定番観光地を答えると却って怪しまれるので調兵山の蒸汽機車博覧園とか微妙なところを答えると老板が公安にどんな観光地かの追加の説明をしてくれ何とか理解してくれた。

公安の撮影タイムが終わり引き上げるが、老板たちにはオンライン登記の説明はしていない。説明しなきゃ来た意味ないだろ!今度は老板娘がオンライン登記と格闘する。20:00頃、一緒に項目を埋めて何とか登記完了となる。

20:30頃、派出所から電話が掛かってきて老板が色々と質問に答えるというか、パスポート番号とかオンラインで登記した内容を電話で再度確認しておりオンライン登記の意味があるのか?というか、アンタたちさっき来てパスポート確認していただろうが!何のためにビデオカメラまで回しているんだよ?

で、老板も面倒なようで明後日の朝にはバスで黒河へ移動するとか答えている。本当は鉄道で移動なのだが・・・。こうして公安の面倒な問い合わせに老板は答えていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
宿泊費 70元 1泊35元×2
バス 5元 撫遠駅→バスターミナル
大ウスリー島ツアー 50元
合計 143元

広西チワン族自治区巴馬・長寿村 鉄道で洛陽へ

巴馬汽車総站

巴馬得哥国際青年旅舍朝から猛烈な暑さで目が覚める。これだと昼間は扇風機を使ってもほとんど意味がない。09:00頃、ユースホステルを出てバスターミナルの巴馬汽車総站へ向かう。今日は巴馬郊外にある長寿村(平安村巴盤屯)へ向かう。

巴馬汽車総站09:25頃、巴馬汽車総站に到着する。

巴馬汽車総站運賃表まずはバスの運賃時刻表を確認する。

巴馬汽車総站運賃時刻表長距離は南寧や金城江へのバスは多いが、その他は少ないので移動は少し不便かもしれない。

巴馬汽車総站時刻表ただし、ロンリープラネット広西の情報を参考にすると、河池市の金城江へ移動すると、桂林や柳州へのバスが多いので金城江へ一度抜けるのも有りかもしれない。

巴馬汽車総站時刻表巴馬は南寧の空港へのバスが開通していた。このバスで巴馬と空港を直通で移動できる。

巴馬・長寿村へ

長寿村行きバス続いて窓口で長寿村までのチケットを買おうとするが、乗車後に運賃を支払う方式だったので、そのままバスに乗車する。10:00頃、バスが発車して長寿村までの運賃は5元だ。

長寿村省道208号を走り、11:00頃、長寿村近くに到着。バスを降りると目の前を白人の姉ちゃんがジョギングしている。この暑さでジョギングなんかしてたら熱中症になってしまうだろうに・・・。長寿村として世界的に有名とのことだが、欧米人がいるということは本当に有名なのだろう。

長寿村道路脇の盤陽河は上流で雨が降ったようで増水している。盤陽河の畔で暑さをしのぎ休憩する。盤陽河に架かる橋を渡り、11:30頃、長寿村(平安村巴盤屯)に到着する。長寿村と呼ばれているので古鎮みたいに古い建物と少数民族のヤオ族が暮らしているというイメージであったが、第一印象は寂れた温泉街である。

土産物屋川沿いに賓館や土産物屋が並んでおり、工事中の建物も多く観光開発の真っ最中で村の奥では開発業者によるリゾート開発も行われていた。地元民はヤオ族なのだろうが民族衣装は着ておらず・・・。

長寿村周辺は山に囲まれ自然環境は素晴らしいのだが、ちょっと期待外れであった。

長寿村巴馬周辺には他にも水晶宮などの観光地があるのだが、いづれも有料で150元や70元など悪意の感じる高額の入場料になっている。12:50頃、巴馬行きのバスに乗車する。運賃は5元だ。

麦肯基と美味基

麦肯基13:40頃、巴馬に戻り麦肯基の前で下車する。そう、巴馬には、あのケンタッキーフライドチキン(肯德基)とマクドナルド(麦当劳)を合体させたパクリとして一部の人達に有名な麦肯基があるのだ。

美味基そして、その隣には本家本元のKFCが営業しているのだ!いや、KFCではなくDFCだった。看板には美味基の文字とカーネルおじさんに似たマスコットのおっちゃんが描かれている。これは麦肯基よりも商標上の問題が出てきそうな気がする。というか、色々とケンタッキーと訴訟になりそうなファストフード店が並んで営業しているというのは、ある意味で中国らしい。

快餐昼食に8元の快餐を食べてユースホステルへ戻る。もう暑くてやる気なし。夕飯は近くの包子屋で1個0.5元の包子を8個購入。何種類かあったの肉包以外はよくわからないので老板娘に適当に選んでもらう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
バス 10元 路線バス
合計 29.5元

巴馬の街

今日も暑さで目が覚める。エアコンなしの扇風機部屋はつらい。08:30頃、ユースホステルの向かいにある公園の山へ登る。おそらく頂上の亭からは巴馬の街が一望できるはずだ。まずは近くの包子屋で1個0.5元の肉包を4個購入しておく。肉包を食べながら階段を上り頂上を目指す。

巴馬の街09:00頃、頂上の亭に到着する。

巴馬の街頂上からは巴馬の街が一望できるが暑い。

長寿博物館

長寿博物館10:00頃、山を下りて川沿いにバスターミナルを通り過ぎて、10:20頃、長寿博物館に到着。入場料無料で登記して見物するが、台帳を見る限り見学者は少ないようだ。宣伝が足りなく博物館自体が観光客には知られていないようで、どうも典型的な箱物の気配が・・・。管理人のお姉ちゃんも一人で暇そうだし。展示内容はパネル展示で巴馬の長寿村が中心だ。見物は15分もあれば十分だ。

10:40頃、長寿博物館を出てユースホステルへ戻るが部屋はエアコン無しの扇風機で暑くて何も出来ない。夕方になり12306.cnで明日の柳州→襄陽の切符を購入しておく。硬座で運賃は148.5元だ。明日は久しぶりに鉄道での移動だ。

切符は確保したので、続いて巴馬汽車総站で明日の巴馬→柳州のバスチケットを購入。運賃は130元だが、身分証の確認がありパスポートを提示する。チケットは実名制ではないので、とりあえずの確認か?

ご飯特盛り快餐夕飯は昨日と同じ8元の快餐を食べるが、おかずを1品少なくしてご飯大盛りでお願いしたら、おばちゃんが自分でご飯よそってということで遠慮無く大盛り、いや特盛りにしておく。

美味基と麦肯基

美味基と麦肯基食後はケンタッキーもどきの美味基と麦肯基を見に行ってみる。

20150630-06今まで麦肯基が商標上大丈夫なのかと思っていたが、美味基をおじさんを見てしまうと麦肯基は問題ないように見えてしまう。美味基と麦肯基の近くのスーパーマーケットで康師傅のミネラルウォーター1.5L(2.5元/約50円)を購入。ついでに他の商品も調べると、ペプシコーラ600ml(3元)、コカコーラ2L(6.8元)であった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.5元
バス 130元 巴馬→柳州
鉄道 148.5元 柳州→襄陽
合計 289元

巴馬→柳州

今日から7月だが巴馬の天気は曇りでも朝から蒸し暑い。08:00頃、ユースホステル近くの包子屋で1個0.5元の肉包と豆沙包を10個購入。これが今日の朝食兼昼食だ。今日はバスで柳州へ移動して鉄道で広西チワン族自治区を出て湖南省を越えて湖北省襄陽へ向かう。

巴馬→柳州のチケット09:40頃、ユースホステルをチェックアウトしてバスターミナルの巴馬汽車総站へ移動。

アヒル09:55頃、バスターミナルに到着しバスを待つが、待合室でアヒルの声がする。乗客がアヒルを持ち込んでいた。家禽類など家畜の持ち込みは禁止のような気がしたが・・。しばらくすると待合室に動物臭がしてくる。そして、アヒルの鳴き声が止んだ。バスターミナルのおばちゃんにアヒルは外へ追いやられていた。中国の田舎ならではの光景だろうか。

柳州行きバス10:25頃、改札が始まりバスへの乗車が始まる。乗客にはミネラルウォーターが1本配られるが、1人で2本持っていこうとする兄ちゃんが複数おりバスターミナルのおばちゃんに説教を受け返却させられる。ある意味で中国らしいイベントだ。

10:40に定刻通りバスが発車する。柳州までは約6時間、418kmの道のりだ。乗車率は9割ぐらいでほぼ満席だ。車内はエアコンが効いていて涼しく柳州まで快適に移動できそうだ。到着するバスターミナルは柳州駅近くの柳州汽車南站だ。乗客には観光客は自分だけで残りは地元民で会話が方言なので何言っているのか分からない。この車内の状況からして夏の巴馬は観光オフシーズンのようだ。

水牛バスは山道を北東へと走るが、途中で水牛に道を塞がれる。11:20頃、隣のおっちゃんが車酔いでゲロを吐く。何で中国人は頻繁に車酔いでゲロを吐くんだ?日本だと車酔いでゲロ吐くのは子供ぐらいだぞ!バスは順調に山道を快適に走り、隣のおっちゃんはゲロを吐きまくっている。

昼頃、東蘭に到着しガソリンスタンドでトイレ休憩になる。14:00頃、河池市金城江区に入り、14:15頃、バスターミナルの金城江城西汽車站に到着し、ここでトイレ休憩になる。巴馬と柳州の中間地点の金城江は河池の中心街になり巴馬よりはるかに都会でバスターミナルは新しく規模も大きく南寧、桂林などの主要都市から周辺地区へのバスも多い。でも南寧と比較すれば山に囲まれた田舎ともいえる。

柳州

柳州到着14:25頃、金城江を出発して高速道路に入り柳州へ向かう。17:10頃、柳州汽車南站に到着する。

柳州汽車南站時刻表バスの情報を確認するが柳州はそこそこ大きな都市なので運賃時刻表を見ると各地へのバスの本数も多い。バスターミナル前の通りを西へ10ー15分歩くと柳州駅に到着だ。

柳州駅切符売場昨日、12306.cnで購入しておいた襄陽行きの切符を受け取るために切符売場へ。17:30頃、切符売場の列に並ぶが予想通り混雑している。これだと1時間コースを覚悟して気長に待つ。

18:00頃、ようやく順番が来たと思ったら軍人優先窓口だったので横から来た軍人が先に切符を購入となるが、軍人は家族の分を含めて広州南行きを3枚購入しようとしたが、直前までネットで購入しようとしており、購入途中のままでネット上では切符を押さえたままだったので、ダフ屋防止とかのためで窓口では購入できなくなっていた。軍人対応で10分ほど待ち、ようやく切符を受け取る。日本で軍人優先窓口とかあったら共産党や社民党、それと秘書給与を搾取していた議員とかが大騒ぎするだろうな。

18:10頃、切符を受け取ったので待合室へ移動。駅入口で切符と身分証の確認があったが駅員はパスポートの中身を確認せずにスルー状態。外人には用はないようだ。続いて手荷物のX線検査を済まして待合室に入る。

K1474次の切符これから乗車する列車は21:42発、湛江→襄陽のK1474次、席は硬座、運賃は148.5元、距離1204km、所要時間20時間4分だ。上野-札幌の1214kmを走る北斗星とほぼ同じ距離だ。襄陽には明日の17:46到着予定だ。

柳州駅待合室約3時間の待機になるが乗車バトルに備えて改札口の先頭を陣取っておくが、待合室は蒸し暑く裸族のおっちゃんが複数出現している。なかなかハイレベルな環境だ。

列車遅延

電光掲示板20:30頃、電光掲示板に列車遅延を示す「晩点」の文字が・・・。約2時間半遅れになり、21:42発から明日の00:15発になっている。やばいよ・・・。サバイバルコース確定だ。

でも、2時間半遅れはマシな方だ。成都東からのK652次は7時間28分遅れの放送があったし・・・。成都や重慶からの列車は軒並み大遅延が発生しており事故か何かが発生しているのは間違いないのだが、遅延理由については一切説明がない。まあ、遅延理由が知られると都合が悪いのだろう。チャイナクオリティだな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

柳州→襄陽

電光掲示板日付が変わりK1474次はさらに遅れて01:15発に変更される。01:07頃、改札が始まるが、発車時刻は01:20に変更、01:13頃、乗車する。

行先票列車内は乗客が入れ替えのようで、ほとんど人がおらずゴミが残っているだけであった。

列車内空いていた座席はすぐに満席となり発車を待つだけになるが、さらに遅延が発生して01:30に発車する。さて、襄陽到着までに遅れを取り戻せるのだろうか?ようやく眠れる。

07:00頃、目が覚めるが眠い、疲れた。外は曇りで畑と水田、それとトン族の民家が見える。湖南省会同に約3時間半遅れで到着し、次は湖南省懐化だ。そして、車内販売が始まり朝食の販売もあるが、ゆで卵と饅頭4個、粥で15元は超ボッタクリだ。

中国版駅弁の盒飯

盒飯09:25頃、懐化に到着。ホームで盒飯(弁当)を10元(約200円)で売っていたので購入する。昨日の朝に食べた包子以来の食事だ。盒飯の内容はご飯と目玉焼き、野菜炒めでコンビニ弁当をしょぼくした感じだが、車内販売の饅頭と粥(15元)に比べれば豪華な内容だ。野菜中心の盒飯は10元なら妥当で肉の多い奴は20元になる。

それと車内販売の盒飯は20元とかが多いのだが販売時間が終了間際になると値段を半額まで下げてくるので、そこを狙うのもいいだろう。車内販売の果物も同様で、1パック10元だったのが5元や3パック10元という具合になる。

懐化を出ると遅れが4時間半に拡大しており、もはや遅れを取り戻す気はないようだ。
今日中に襄陽に到着するのか?13:30頃、張家界に到着し、ようやく湖南省の北までやってきた。

13:50頃、張家界を発車して湖南省から湖北省へと向かうが、遅延に関する車内放送はなくなっていた。もう遅延はどうでもよいと開き直ったようだ。

18:00頃、宜昌東に到着する。湖北省に入って最初の大きな駅で宜昌は長江三峡下りの終点でもあり交通の要衝だ。宜昌東で方向転換の為に機関車の着け換えをして、18:25に発車する。

襄陽到着

襄陽駅21:23頃、約3時間半遅れで襄陽に到着する。

米拉奇花園酒店駅を出て宿を探さなければならないが、一昨日eLongで駅近くの宿を予約しており向かう。21:40頃、米拉奇花園酒店に到着するが、問題は外人OKなのか不明なので追い出されるかもしれない。まずはレセプションで予約していたことを伝えスマートフォンに保存してある予約確認書を見せる。レセプションのお姉ちゃんはパスポートの写真をスマホで撮って登記は完了。何とか外人OKだったので宿は確保できた。

米拉奇花園酒店部屋は標準間で予約だと1泊88元、飛び込みは178元のところをスマホでの期間限定特価で44元だ。44元は今までeLongの貯めておいたキャッシュバックから支払うので今回の宿泊費は事実上0元である。

米拉奇花園酒店部屋は2人部屋でIPテレビが付いているしトイレとシャワーが別々に分かれている。

米拉奇花園酒店掃除はちゃんとしてあるしエアコンも効いている。これ44元はお得だ。88元でも十分価値はあるだろう。

素拉麺と蛋炒飯腹が減っているので駅前の食堂で素拉麺(6元/約120円)と蛋炒飯(7元/約140円)を食べるが、いつもなら楽勝の量なのだが炒飯の油が多くて苦戦する。もう歳なので脂っ濃いものはもうダメなのだろうか?これからは炒飯より蓋飯にしておいたほうがいいかな?帰りにコンビニで康師傅の茉莉花茶(3元/約60円)を購入。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
合計 26元

襄陽汽車客運中心站

襄陽汽車客運中心站朝から曇りで天気が悪い。暑さはそれほど酷くはないが雨が振りそうな気配がする。07:30頃、駅前通りにあるバスターミナルの襄陽汽車客運中心站へ行く。

襄陽汽車客運中心站時刻表襄陽にはいくつかのバスターミナルがあるが襄陽汽車客運中心站が短距離から長距離までのバスの本数が多く使い勝手が良い。

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表とりあえず、いつも通りにバスの運賃時刻表を撮影しておく。

襄陽駅続いて08:00頃、襄陽駅を訪れる。襄陽駅は大きな駅なのだが駅前には武警は一人もおらず、公安もほとんどいない。武警や公安がやたらといるウルムチ、西寧、伊寧、蘭州などと比べると治安は相当よいのだろう。この様子から中国政府を脅かすテロの危険は少ないと見える。

襄陽駅前それに駅前でも白タクがおらず交通渋滞が発生していない。襄陽は他の都市と比べると法律がかなり機能しており中国でも法治が表面上は行き届いている様子だ。

K590次の切符襄陽駅では洛陽の関林行きの切符を購入する。予定では南陽へ行くつもりであったが天気が悪いので高い入場料払って雨の中で南陽武侯祠の見物は勘弁なので一気に洛陽へ向かう。午前中の列車で移動を考えたが無座しかなかったので昼の列車での移動となる。12:37発、重慶北→北京西のK590次、席は硬座、運賃は53.5元、距離370km、所要時間5時間19分だ。

素拉麺10:30頃、昨日のイスラム食堂で素拉麺(6元/約120円)を食べる。襄陽は牛肉麺や蛋炒飯が安いと7元くらいからあるが駅前は10元が相場のようだ。

米拉奇花園酒店12:00頃、ホテルをチェックアウトする。今回のホテルは久しぶりによい意味で大当たりであった。Wi-Fiにパスワード掛けていない点を除けば設備、服務員のお姉ちゃんとも文句なしだ。飛び込みだと178元の部屋であったがeLongのスマホでの期間限定特価44元は本当にお得であった。

襄陽→関林

襄陽駅待合室駅まで徒歩5分であるが曇りだった天気が雨に変わっていた。やはり、この天気だと南陽を飛ばして正解であったようだ。12:05頃、襄陽駅に到着し、いつもの切符とパスポート確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。パスポートの確認では駅員は中身を確認していないので襄陽でも外人には用はないのだろう。

K590次の行先票発車時間まで30分ほどであるにもかかわらず改札口は空いており先頭を陣取る。12:15頃、改札が始まるがK590次の乗客は少なく乗車バトルは発生せず。12:20頃、重慶北→北京西のK590次に乗車して発車を待つ。

列車内12:39に列車が発車する。乗車率は7割ぐらいで荷物棚は3割ぐらいしか埋まっていない。長距離でなく短距離の乗客が多いようだ。洛陽の関林には17:56到着予定だ。昼時なので10元で盒飯(弁当)の車内販売をやっており、盒飯やカップ麺を食べている乗客が多い。

外の景色は平地にトウモロコシ畑と水田が広がっており、山の中の広西チワン族自治区、湖南省とは大きく異なる。そして、水田が徐々に少なくなり畑だけの風景に変わる。襄陽の北が稲作と畑作の境界になっているようだ。

イベント盛り沢山

13:25頃、イベントが発生する。斜め前の母ザルが床にプラスチック容器を置き子ザルを抱えて「ニャオニャオ!」言っている。これは猫の鳴き声を真似しているのではない。「尿尿!」と言っているのだ。小便イベント発生だよ!座席の床で子ザルに小便をさせているのだ。ちなみに車両のトイレは空いています。

ここは道徳発祥の中国なので道徳上はここでトイレへ行くように注意しなければならないのですが、自分には母ザルを諭す中国語力はないし、外野の乗客に「小日本のくせに生意気だぞ!」「ここは中国だから中国人が何しようと自由だろ!ボケ!」と言われて袋叩きにされてしまいます。黙って静観するしかありません。

大人の事情で画像処理で、子ザルが床に小便するのかと思っていたら、床に置かれた容器に大きなコーヒー豆が・・・。小便でなくウンコでした。床に小便の光景は何度も経験しているが、床にウンコは初めてであった。母ザルは何事もなかったように子ザルの尻を拭いているが日本でやったら非難されるだろうし、アメリカなら児童虐待で刑事事件になってしまう。

母ザルはウンコ容器を紙で覆い何事もなかったかのように座席下へ追いやる。乗務員が定期的に車内清掃をするが乗務員も大変だ。ただでさえ床にゴミをポイ捨てされるのに、さらにウンコ地雷を仕掛けられるのだから・・・。地雷を踏んだら大変だ。いや、この場合は手袋越しで地雷を持つのかもしれない。

14:05頃、乗務員がホウキとチリトリを持って清掃を始めウンコ地雷を回収する。もちろん、ウンコ地雷とは知らずに回収していった。中身を知ったら激怒だろうな・・・。まあ、ウンコは回収されなくなった。今日も正常運転の中国だが孔子や孟子は泣いているだろうな。こちらもこんな中国を見せられて泣きたくなるわ!道徳の国「中国」はどこへいった?

16:15頃、平頂山西に到着してウンコの母ザルたちが下車する。これで平和になったかと思ったが、その考えは甘かった。新たに乗車してきた隣のガキが曲者であった。ガキが床に唾を吐くのだ。小学生ぐらいのガキなのに行動が完全に農民工のおっちゃんと同じだ。河南省が農民工供給地と知られているとはいえ、これはいくら何でもひどすぎる。子供の頃から床に唾を平気で吐くようになるとは・・・。

大人の事情で画像処理龍門石窟を過ぎて関林到着直前になり下車の準備をしていると近くのガキが通路にゲロを吐いた。周囲にゲロの臭いが立ち込めてきたのでデッキへ移動する。もちろんゲロは乗務員が掃除をします。ガキの親はゲロ掃除なんてしません!若手の乗務員が先輩乗務員の指示でゲロ掃除です。駅到着の忙しい時にゲロを吐かれるなんて気の毒としか言いようがありません。

関林(洛陽)到着

関林17:56頃、関林に到着。駅前にはボリタクが多数待機しており獲物を狙っている。

96路

53路ボリタクは無視して、ここから96路のバスに乗車して太康路龍門大道口東で下車して、100mほど歩いて龍門大道太康路口から53路のバスに乗り換えて、18:45頃、老集で下車して5分ほど歩く。

洛陽易家国際青年旅舎今回の宿は洛陽での定番ユースホステルの洛陽易家国際青年旅舎だ。駅近くの招待所とかの安宿にも突撃しろよと思っている人もいるかもしれないが、このユースホステルは立地条件、設備がそこそこよいの他を開拓する気が起きないのだ。何といってもネットが速いのが魅力だ。1泊35元(会員料金)の6人ドミトリーに6泊する。ユースホステルの会員カードが期限切れになっていたので50元で新しく作り直す。

ここで東北三省、北朝鮮国境への準備を整えるのだが、パスポートのオンライン登記で問題が発生する。何やら前回宿泊した時の情報が消えておらず登記ができないという。要するにチェックアウトの情報を入れ忘れて去年からずっと宿泊していることになっていたらしい。で、前回の宿泊情報を消して登記し直す。というか、半年以上も日本人が宿泊していて公安から問い合わせの連絡が来ないのか?

洛陽夜市19:30頃、夕飯食べに洛陽での行きつけのイスラム食堂へ行くが潰れて米粉屋に変わっていた。仕方がないので夜市を見物しながら別のイスラム食堂へ。

洛陽夜市夜市も色々とあるのだが、どうもボラれそうな気がするので利用したことがない。

牛肉烩麺もう1軒のイスラム食堂で牛肉烩麺(7元/約140円)を食べる。烩麺は河南省の麺料理で幅広麺になる。

ビールとか食後はスーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)でサントリーのビール500ml(2.9元/約58円)と処分品のパン(3.5元/約70円)を購入する。ユースホステルへ戻りアマゾン中国でロンリープラネット山西、東北三省、内蒙古、蒙古の4冊を注文しておく。アマゾンだと新華書店で定価購入するより60元ぐらい安く買えた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.4元
宿泊費 210元 1泊35元(会員料金)×6
ユースホステル会員カード 50元
鉄道 53.5元 硬座 襄陽→関林
バス 2元 路線バス
ガイドブック 171元
合計 505.9元

鉄道で西安→成都→昆明 成昆鉄路を乗り鉄

鉄道で西安→昆明 1日目

午前中はのんびりと昆明行きの準備を整える。回民街を散歩していると先週あたりから出回り始めたライチが500gで6元に値下がりしている。最初は8元であったが流通量が増えてきているようだ。それとバナナも500gで3元だったのが2.5元に下がってきた。バナナは経験上2.5元以下なら買いなので流通量が一番多い時期に入ったのだろう。

昼前にユースホステルをチェックアウトする。掃除のおばちゃんたちは愛想良かったのだがネットが激遅なのが痛かった。でも、一番痛かったのは野郎の客層が野生のサルばかりで寝タバコなどが酷かったことだ。ここは二度と宿泊することはないだろう。

西安駅200路のバスで西安駅へ移動して待合室にはいるが切符と身分証の確認は駅員のやる気がないようでパスポート確認せずにそのままハンコ押して返却。手荷物のX線検査とボディチェックは特に問題なし。

K165次の切符今日は22:15発、西安→昆明のK165次に乗車する。運賃は383元で硬臥の中段だ。寝台なので昆明までは余裕だが、何せ時間がかかり、西安-昆明の1942kmを35時間5分掛けて走り、昆明到着は明後日の朝だ。あと200元ぐらい出せば飛行機で昆明まで楽勝で行けるのだが、K165次は世界有数の山岳鉄道とも呼ばれる成昆鉄路を通るので乗り鉄しなければならない。

成昆鉄路についてはNHKハイビジョンスペシャル「走れ 大峡谷を縫って~中国 成昆鉄道1100キロ~」を参考にすると良いだろう。

西安駅の待合室まあ、まずは発車時間まで10時間ほどあるので待合室で待機だ。ユースホステルのネットがちゃんと使えればチェックアウトだけして夜まで待てばいいのだが、ネットが激遅では意味がないので駅寝して待つことにする。

しかし、駅寝は無理であった。農民工のおっちゃんたちは横になって気持ちよさそうに寝ているのだが、自分はさすがに横になって寝るほどの度胸はない。まあ、横にならなくても少しは眠れるが痰吐きや手鼻の音が響いて結局眠ることは困難であった。中国はレベルが世界最強である。

19:00頃になると農民工のおっちゃんたちが増えてきた。どうやら夜行列車で大都市へ移動のようだ。農民工が増えてきたということで待合室のカオス度も急上昇だ。通路には肥料袋、バケツ、天秤棒などが置かれている。

改札口前20:00頃、改札口の先頭を確保する。これでおサルさんたちとの乗車バトルに巻き込まれずに乗車できる。自分が改札口に陣取ると農民工のおっちゃんたちも肥料袋を置いて場所取りを始める。待合室の雰囲気からして乗車バトルはかなり厳しいと思われる。というか、隣の最前列のおばちゃんは床に唾吐いているしハイレベルな客層が揃っていることは間違いなさそうだ。

西安駅ホーム21:45頃、改札が始まり乗車バトルが始まる。先頭の自分は余裕でホームへ向かい乗車するが、後方では予想通りというかお約束の割り込みで無法地帯と化している。

K165次の行先票まずは乗車前に行先票を撮影しておく。

寝台(硬臥)今回も日本のB寝台に相当する硬臥なので昆明までは寝て移動できるので楽だ。問題は硬臥の客層がどうなのかだが・・・。見た目は農民工やおサルさんはいなさそうなのだが、どうか頼むからヒマワリの種を床に食い散らかさないでくれよ!と思っていたら、後方の洗面台から「カーッ!ペッ!」と痰を吐く音が鳴り響く。やはり、無理な願いであったか・・・。中国のマナー向上は恐らく核軍縮よりも遙かにハードルが高いような気がする。22:15になり定刻通り列車が発車する。

換票証発車後は乗務員が切符を換票証に交換しにくる。これで下車駅の手前で乗務員が切符に交換しにくるので寝過ごす心配はない。とりあえず、あとは歯磨いて、顔洗って寝よう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 1元
バス 1元 路線バス
合計 2元

鉄道で西安→昆明 2日目

車窓06:40頃に起床する。外はすでに夜が明けて明るくなっている。列車は陝西省の南西にある略陽を通過したところだが、この場合は漢中の近くまで来たといった方が分かり易いだろう。峡谷沿いに列車は南下して四川省へ向かう。この峡谷の区間は一部が三国志の蜀桟道と重なるのである意味重要である。

インスタントラーメン朝食にインスタントラーメンを食べて過ごすが中国のインスタントラーメンは油が多すぎるし、唐辛子もやたらと使っている。08:00頃、陽平関に到着する。陽平関といっても、ここは馬超が守っていた陽平関ではない。別の時代の陽平関があった場所だ。陽平関が陝西省最後の停車駅で次は四川省の広元だ。

いよいよ陝西省から四川省へと入るが広元手前の朝天付近で嘉陵江沿いに蜀桟道が見えた。09:25に四川省最初の停車駅である広元に到着。広元で成都行きの乗客が大量にいると予想していたが意外にも乗降客は少なかった。バスで成都へ行くのが主流なのか?それと寝台に空きがあるようで12号車で変更手続きやっていることを車内放送していた。寝台は人気ないのか?まあ、200元ぐらい追加して飛行機で西安から昆明へ行った方が速いし楽だからな・・・。

成都駅で撮り鉄

SS7D14:25頃、成都に到着し機関車を切り離し交換するが、進行方向まで反対になるので機関車の切り離しは撮影できても連結は撮り逃す。

SS7D西安から客車を牽引していたのは韶山型電気機関車のSS7Dだったようだ。

SS3C成都駅での停車中にSS3とCRH2の撮り鉄で時間を潰す。

CRH2成都は機関車交換で停車時間が長いので撮影には良さそうだ。15:02頃、成都を出発して、成昆鉄路に入る。17:20頃、峨眉に到着する。峨眉を過ぎるといよいよ本格的に山岳区間になり成昆鉄路らしくなってくる。

日が暮れたら外の景色は見えないので寝るだけになると思ったらイベント発生だ。乗務員のおばちゃんが車内清掃でおサルさんたちが床にポイ捨てしたゴミを回収していくのだが、1匹のオスザルが掃除が終わってすぐにポイ捨てをして乗務員のおばちゃんに見つかりおばちゃん激怒する。オスザルは言い訳している様子だがおばちゃんの説教は終わらず「你是孫子!」とまでいってしまうほど怒り心頭だ。「你是孫子!」は中国語で罵るときの言葉である。でも、おサルさんには意味がないようである。この場合は調教師として乗警のおじさんを呼んだ方が効果があるだろう。

鉄道で西安→昆明 3日目

04:30頃、乗務員が次の駅で下車する乗客を起こして換票証を切符に交換して回るので目が覚める。04:50頃、攀枝花に到着する。攀枝花が四川省最後の駅になり次は雲南省の広通北になる。もう一眠りしようとするが列車内がウンコ臭くて眠れない。他の起きている乗客は何も気にしていないように見えるが、このウンコ臭さにおかしいと思わないのか?
原因は経験上だいたい見当がつくが、トイレへ行ってみると扉が開いたままで便器に中華カレーが山盛りになっている。今回の列車のトイレは垂れ流し式でなく、日本と同じタンクに吸引して溜める方式なのだが、おサルさんたちはウンコした後にボタンを押さずにやり逃げしているようだ。ボタンを押すということを知らないのか?仕方なくおサルさんたちが残した中華カレーを処理するために悪臭の中でボタンを押すが水が流れず中華カレーがほとんど残ったままだ。

さすが中国!やってくれるぜ!トイレの定期点検や修理はせずに運行かよ。ちゃんとメンテナンスしておけよ!なのに、どうして列車に乗ると頻繁にトイレの故障やタンク満杯で使用不可とかに遭遇するんだよ。仕方ないので扉を閉めるしか対処できなかった。用足しの時は別のトイレを使用するしかないな。

車窓夜が明けて雲南省に入る。外の風景は変わり赤土が目立つようになる。そして、あることに気が付く。すれ違う列車の機関車が韶山型ばかりだ。どうやら、昆明鉄路局では和諧型の配備が進んでいないようだ。いや、各地で不要になった韶山型の受け入れ先になっているのか?

08:30頃、広通北に到着。次は終点の昆明だ。08:50頃、乗務員が換票証を切符に交換しにきた。列車は1時間ほど遅れて運行しているようで10時過ぎに昆明到着のようだ。

昆明到着

昆明駅09:55頃、約35分遅れで昆明駅に到着する。昆明駅前は相変わらず公安や武警が多い。昆明もウルムチ同様にテロ警戒で自動小銃を持った武警や装甲車で警備が厳しい。駅前から64路のバスに乗車して雲南日報社のバス停で下車する。運賃はICカードなので0.9元だ。

昆明大脚氏国際青年旅舎今回も定番の昆明大脚氏国際青年旅舎に宿泊する。今回はqunar.comで予約しており8人ドミトリーで1泊30元だ。宿泊費は予約時にネットで支払い済みだ。ドミトリーは先客の兄ちゃん2人が寝ていた。

ICカード11:40頃、ウォルマート近くの公交ICカードの販売所へ行き古いICカードを新しいICカードにしてもらう。正確には払い戻しして新しいカードを購入になる。これで地下鉄でもICカードでも乗車できるようになる。

蛋炒飯昼食にイスラム食堂で蛋炒飯(8元/約160円)を食べる。昆明では牛肉麺と炒飯類は8元ぐらいからが相場だがインフレでこの先どうなることか・・・。

12:20頃、64路のバスに乗車して昆明駅で地下鉄1号線に乗り換えて南バスターミナルの南部汽車站へ向かうのだが、昆明駅での乗り換えが非常に面倒で地下鉄駅は駅前広場の昆明駅北側でなく裏の南側にあるので最低700mは歩かなければならない。おまけに途中にある地下道はファイナルファイトの世界になっているので中国初めての人はビビって通れないだろう。

地下鉄1号線地下鉄の運賃は4元だがICカードは1割引の3.6元だ。地下鉄と言っても途中からは地上に出て高架区間になる。

ルアンパバーン行きチケット購入

南部汽車站13:30頃、昆明南バスターミナルの南部汽車站に到着する。公安や武警が警備しているがチケット売場は手荷物検査なしで入れるのでウルムチと比べると警備はないに等しい。

昆明はテロ事件の影響で駅前だけ警備が厳重なようだ。武警は2人しかおらず、地下鉄の切符売場に自動小銃を持った武警、バスターミナル前に警棒を持った武警だけで警備は緩い。車両も装甲車ではないので警戒レベルは低いようだ。それでも、日本と比べると異常な警備ではある。

案内まずはバスの運賃時刻表を確認するが、どうやらベトナム行き国際バスの運行準備が進んでいるようだ。今後に期待だ。

南部汽車站時刻表

南部汽車站時刻表窓口で明日のラオス・ルアンパバーン行きのチケットを購入する。運賃は398元で座席番号が1番であった。これだと当日直前でも買えそうな雰囲気だな。今日のチケットもまだ残っているのだろうな。

13:55頃、地下鉄1号線で昆明駅の次の環城南路で下車する。さすがにもう一度ファイナルファイトの地下道は通りたくないので下車する駅を変えた。環城南路駅は外へ出ると徒歩30秒ほどで64路のバスが通る双龍商場のバス停なので、こちらの方が便利であった。

一度ユースホステルへ戻ると先客の兄ちゃん2人が1つのベッドで一緒に寝ながらスマートフォンを仲良くいじっている。これは男同志って奴か?ここに居ては危険だと野生の勘が警告するのでウォルマートへ物資調達へ出かける。ラオスは物価が高いので、とりあえず3日分の食料を購入しておく。ウォルマートの後は夕飯を食べに行きつけのイスラム食堂へ行くと、ファストフード店に変わっていた。何てことだ!イスラム食堂が潰れていた。この1年で行きつけの快餐とイスラム食堂の2件を失った。新たに安食堂の発掘が必要になってきている。

マンゴー出回り始める

マンゴー仕方がないので市場で1個0.6元の包子5個と処分品の1kg/5元のマンゴーを5.8元購入する。昆明にもライチやマンゴーが出回っており、ライチは1kg/10元が底値になっている。マンゴーは1kg/8元とが底値で、自分が購入したのは処分品で皮にシワができている奴なので本当にどうしようもない奴である。貧乏人にはこれで精一杯である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 39.4元
バス 2.7元 路線バス
バス 398元 昆明→ルアンパバーン
地下鉄 7.2元
ICカード 20元
日用品 10.9元
合計 478.2元

シルクロード旅行記2015 鉄道でコルラから西安へ

バインゴイル・モンゴル自治州博物館

バインゴイル・モンゴル自治州博物館10:00頃、宿から通りを南へ徒歩10分ほどの所にあるバインゴイル・モンゴル自治州博物館を訪れる。昨日、シルクロードマニアの老板と話した際に自治州博物館を見ておいた方がよいということで見学に来てみた。建物はかなり予算をかけているようで立派だ。やはりタリム盆地の石油などの天然資源に恵まれているので羽振りがよいのだろうか?入場料は無料で入口でパスポート確認と手荷物検査がある。

館内は撮影禁止であるが展示内容はシルクロード中心で楼蘭遺跡に重点を置いている様子だ。ロンリープラネット・シルクロードによれば楼蘭や米蘭からの出土品の7割がウルムチの自治区博物館とコルラの自治州博物館に保管されているそうだ。1Fはシルクロードの展示で、2Fは楼蘭遺跡の展示でミイラの展示もあり一見の価値ありである。それと魏、晋の頃の出土品もあり、説明によれば楼蘭は魏の勢力圏内だったようだ。

3Fはモンゴル自治州ということもあり、モンゴル族と清朝の関係やロシアとの戦いが中心である。ここではロシアは侵略者として描かれている。あと、どうでもよいことだが自治州博物館に赤い展示内容があった。赤い展示より出土品を展示した方がよいと思うのだが・・・。

コルラの博物館行きバスちなみにコルラ駅からは101路のバスで龍興苑小区(龙兴苑小区)下車になる。1時間ほどで見学を終えて宿近くのスーパーでインスタントラーメンを買い込んで西安までの食糧を確保する。

11:50頃、宿に戻ると老板がいる。駅で仕事のはずでは・・・。昼食で帰ってきているのか?まあ、老板は駅員なのに宿を経営しているのだから凄い。というか、中国では駅員の副業は認められているのか?

コルラ→西安2809km乗り鉄1日目

コルラ駅昼過ぎに宿をチェックアウトして、12:10頃、コルラ駅に到着。まず、駅前広場に入るのに手荷物のX線検査があり、続いてボディチェック、切符と身分証の確認があり、駅舎の入口で再び手荷物のX線検査と身分証確認があり、ようやく待合室へ入る。

コルラ→西安のK170次の切符今日は14:27発車、コルラ→西安のK170次で西安へ移動する。西安へは2809kmの距離を38時間51分かけて明後日の早朝05:18到着予定だ。切符は硬臥で運賃は507.5元(約10150円)だ。ちなみに日本の上野-札幌を結ぶ寝台特急北斗星は1214kmを走るので、K170次がどれだけ長距離だか分かるだろう。

コルラ駅待合室待合室を見る限り農民工のおっちゃんたちがやたらと多い。通路には尿素袋、肥料袋やバケツが無造作に置かれている。もし、硬座だったらカオス度MAXの車両でやばかっただろう。14:05頃、改札が始まる。いつもなら前もって先頭を確保するのだが、今回は硬臥なので荷物の置き場所とかをそれほど心配する必要はない。でも、乗客のほとんどが服を着たおサルさんだったので改札口は割り込みで大混乱だ。

HXD3C和諧型電気機関車まあ、列の5番目ぐらいだったので改札口はすぐに通過して歩いて車両へ向かう。乗車して荷物を置いたら先頭の機関車撮影へ向かう。天気は晴れで順光なので撮影条件は良いが、コルラ駅はホームが高いので機関車の台車が隠れてしまっている。これでホームが低ければ文句なしなのだが・・・。

換票証14:27に定刻通り列車が発車し、すぐに乗務員が切符を換票証と交換に来る。これで下車駅の手前で乗務員が切符へ交換に来るので寝過ごす心配がない。といっても、自分は終点までの乗車なので寝過ごしようがない。あとは西安到着まで寝て過ごすしかない。列車内ではやることがないのだ。窓が開けられれば風景を撮影できるのだが・・・。

インスタントラーメン昼食にインスタントラーメンを食べる。西安まではインスタントラーメンで乗り切る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.7元
合計 20.7元

コルラ→西安2809km乗り鉄2日目

朝になるとトイレや洗面台の水が出なくなっていた。水切れだ。通常の使用方法なら水切れは起きないのだが、この車両はメンテナンスが行われておらずトイレの水が流れたままになっているので水を著しく浪費する。ちゃんと故障部分を修理していれば、この様なことはないはずなのだが、チャイナクオリティでは修理なんてしないので、こういった問題が発生する。おかげで別の車両のトイレを使うことになる。

シルクロード河西回廊を東へ走り、08:35頃、万里の長城の嘉峪関長城が見えてきた。
嘉峪関が河西回廊で一番狭くなる場所だ。08:45頃、嘉峪関駅に到着して給水が行われトイレと洗面台が使えるようになる。

そして、列車が東へ走り張掖駅停車中に中国ならではのイベントが発生する。駅停車中はトイレが使用不可になるのでおばちゃんが洗面台でガキに小便をさせていたのだ!乗客に人が少なく服を着たおサルさんが多いとは思っていたが硬臥にもおサルさんが紛れ込んでいるとは・・・。そういえば、ここは孔子や孟子が生まれた国だよな。外国人からすれば孔子や孟子が生まれた国でこんな事が起きるなんて想像できないぞ!やはり偉大な某党の教育の成果なのだろうか?五千年の歴史を持つ中国のイメージが崩壊していく・・・。

武威駅14:25頃、武威に到着する。次はようやくシルクロード河西回廊を抜けて蘭州だ。

蘭州駅18:15頃、蘭州駅に到着する。ここで機関車の交換が行われる。

そして、再びイベントが発生する。また、母ザルが洗面台で子ザルに小便をさせている。子ザルは頻繁に「尿尿」いってうるさいし・・・。母ザルは小便させてすぐ子ザルに水飲ませるし・・・。これでは「尿尿」と子ザルがうるさいわけだ。もうさすが中国としかいいようがない。小日本にはとても真似できない。中国は世界最強だ!

19:00頃、乗警が身分証の確認にやってきた。乗客の身分証を端末に読み込ませていく。パスポートを提示すると乗警は中身を確認せずに行き先だけ聞いて返却してきた。外国人には用はないらしい。そういえば警備が厳しかった新彊ウイグル自治区では列車内での身分証確認が無かったのだが、これはどういうことだ?列車内での身分証確認は北京への直訴阻止が目的か?

コルラ→西安2809km乗り鉄3日目

04:30頃、起床するが既に朝のトイレ争奪戦が始まっている。どの車両もトイレ待ちの列ができている。自分のいる車両は水の止まらない壊れたトイレのおかげで、再び水切れになり洗面台やトイレは水が流れず使えない。おかげで隣の車両のトイレや洗面台を使う。
そして、また母ザルが洗面台で子ザルに小便をさせている。水が流れない洗面台だから誰も使えないので影響はないといえばないのだが外人にはこの光景は勘弁してほしい。夜が明ける前から世界最強の中国はレベルが高い。

西安駅定刻より5分早く05:13に西安駅到着。コルラ-西安、2809km、2泊3日の鉄道での移動が終わった。これでシルクロードの天山北路、天山南路、西域南道の旅が完了して出発地点の西安に戻ってきたというか中国へ戻ってきたといった感じだ。駅を出ると宿の客引きやボリタクの運ちゃんたちが待機しており、いつもの西安駅前で人が多い。

そして、早朝から痰吐き全開でまさに中国だ。バスはまだ動いていないのでしばらく待機となるが、待機しているとアイツ等がやってきた。乞食だ!乞食も早朝から営業中であった。耳が聞こえない様子であったが、この場合は十分な演技指導を受けている可能性が高く100元札を出すと耳が聞こえるようになることも否定できない。そういえば日本にもゴーストライターを使っていた演技力のある偽作曲家がいたな。

西安秦城小巷青年旅舍06:40頃、611路のバスで鐘楼と西門の間にある橋梓口(桥梓口)のバス停へ移動する。イスラム教徒の居住区である回民街に入り、07:10頃、回民街の中にある西安秦城小巷青年旅舍に到着する。まだ朝早いので閉まっているかなと思ったら開いていたの扉を叩かずに済んだ。今回はeLongで予約しておいたので登記は問題なく完了。1泊50元の4人ドミトリーに7泊する。

西安秦城小巷青年旅舍ドミトリー肝心の部屋であるが扉を開けての第一印象は野郎臭が酷い。この表現の難しい臭いは何なんだ?とりあえず扉は開けたままで荷物を出して滞在準備をする。臭いがなくなるとなかなかいい感じの部屋だ。4人部屋でも割と広めで設備も新しい。部屋に付いているトイレ・シャワーは掃除してあり綺麗だが、シャワーに破損箇所が・・・。Wi-Fiは部屋の中では繋がるけど回線自体が激遅で使いものにならない。

先客は3人おり2人すぐに出て行ったが宿泊客のモラルに問題有りだ。ベッドで寝タバコしているし、床に痰吐いているし野郎の客層には問題有りだ。09:30頃、西安名物のbiangbiang麺を食べに出かけるがユースホステルを出ると表の路地は市場とかしており人多すぎだ!

biangbiang麺朝食兼昼食にbiangbiang麺(13元/約260円)を食べる。ユースホステルへ戻りインターネットでチャイナユニコムのサイトからスマートフォンを購入する。購入したのはLenovo A3600-dで価格は388元(約7760円)だ。1週間以内には届くようだが本当に届くだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 350元 1泊50元×7
バス 1元 路線バス
スマートフォン 388元 Lenovo A3600-d
合計 754元

シルクロード旅行記2015 鉄道で伊寧→ウルムチ→カシュガル

伊寧駅

朝から停電だ。外に出ると周辺も停電しており携帯電話の基地局だけ発電機を動かしている。昼頃、近くのスーパーでインスタントラーメンを購入する。

西域なので牛肉や羊肉の味付けをしたイスラム教徒向けのインスタントラーメンも出回っている。パッケージもウイグル語でも表記されているので西域の雰囲気満点だ。

13:30頃、ユースホステルをチェックアウトする。林則徐紀念館まで歩いて、17路のバスに乗車する。運賃は1元だ。14:10頃、伊寧駅に到着する。列車の発着は19:00以降にならないとないので人は少なく静かだ。

駅へ入るには、まず公安の身分証確認があるが農民工のおっちゃんばかり通って単調な仕事のところに日本人なんかが来たので公安が急にやる気を出してパスポートを入念に確認している。カンボジアのビザを見て「カンボジアへ行ったことあるのか?」とか質問してくるが、どうも仕事とは関係なく個人的興味で質問している様子だ。公安は各国の出入国スタンプを確認している中で中華民国のスタンプを見て動きが固まる。どうも中華民国のスタンプは大人の事情で色々あるらしい。

公安の身分証確認が終わり切符売場へ向かう。切符売場の入口で公安による手荷物のX線検査があり液体の爆発物にも警戒しており検査時に水筒の水を一口飲む。切符売場は窓口が1つしか開いていなかったが列に並んで10分ほどで順番が回ってきてネットで予約した伊寧→ウルムチ南、ウルムチ南→カシュガルの切符を受け取る。

ウルムチ南→カシュガルの切符は発券手数料5元かかるが、前回ウルムチ南駅での切符受け取りで行列の長さと姓名の漢字表記に因縁を付けられ苦戦を強いられたので、今回はウルムチ南駅での切符受け取りを避けて伊寧で先に発券しておく。伊寧では漢字表記で問題なく発券される。

始発駅以外での発券なので発券手数料5元支払うが、窓口のお姉ちゃんが手数料の領収証と一緒に払った5元を渡してくるので、5元ちゃんと払っておく。所構わず痰吐いたりするのおサルさんなら、そのまま知らない振りして立ち去るだろうな・・・。

14:30に待合室へ移動。待合室の入口で、公安の身分証と切符の確認、手荷物のX線検査があるが特に問題なく待合室へ。公安が無駄に多い。これほど公安いないと治安維持できないのか?これから乗車する列車は19:41発車のホルゴス発のウルムチ南行き5816次だ。運賃は75元で席は硬座だ。明朝にウルムチ南に到着する。

昨日、5816次でホルゴス→伊寧を乗り鉄する予定だったがカザフスタンから中国へ戻るバスが遅く間に合わず乗車できなかった列車だ。4時間ほど待合室で待機となるが待合室はほとんど人がおらず農民工のおっちゃんたちが横になって寝ている。

18:00頃になると徐々に乗客が駅にやってきて混雑し始める。入口の手荷物検査には列ができている。18:45頃、改札の準備で待合室の一部が封鎖される。

19:10頃、改札が始まるが待合室の区画ごとにホームへ向かう方式で自分のいる区画が一番最後にホームへ行く区画であった。これはまずい!荷物棚が確保できない危険性が・・・。

鉄道で伊寧→ウルムチ南

19:20頃、乗車して荷物の置き場所を探す。少し離れたところであるが何とか荷物の置き場所を確保する。

荷物棚にある荷物の様子(尿素袋とか)から乗客のほとんどは農民工のようだ。というか、自分の足下には生活用品の入ったバケツが2つあるし・・・。通路には裸族が歩いている。夜行列車で硬座なので予想はしていたが少々レベルが高い列車のようだ。おまけに車内の標準言語が中国語だ。中国語と言っても方言なので全く分からないが・・・。ウルムチ南→伊寧のT205次は少数民族の言語が標準語であったが、5816次は伊寧へ出稼ぎに来ていた中国人が帰郷するためだか、次の出稼ぎのため乗車しているようだ。まあ、農民工列車ということだな。

19:41に定刻通り列車が発車する。伊寧を出ると徐々に建物が少なくなり景色は畑に変わり、21:00頃には草原に変わる。そして、山岳地帯へ入っていく。西の辺境なので外はまだ夜ではなく明るく夕方だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.4元
バス 1元
発券手数料 5元
合計 25.4元

モラル無しでカオス度MAX

日付が変わり精河を過ぎた辺りになる。列車内のカオス度は高く色々とやばいレベルだ。

特に洗面台はカップ麺の容器などのゴミ山と化している。乗務員は掃除せずに放置だ。もはや人が乗る列車とは言い難いが、ある意味で安定の中国とも呼べる。色々な意味で決して期待を裏切らない。

05:45頃に目が覚める。まだ夜は明けていないがウルムチ南駅まで1時間弱で到着だ。まだ寝ている乗客が多いうちにトイレへ行ってウンコしておく。06:00頃、東の空が明るくなり始めて朝のトイレ争奪戦が始まる。朝から緊急事態の乗客はトイレを連打でノックしている。

06:05頃、烏西が近づき乗務員が笛をピーピー鳴らしながら「烏西到了!烏西到了!」と叫んで夢の中の乗客を起こす。

ウルムチ南駅

06:50頃、ウルムチ南駅に到着する。

切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済まして待合室へ移動する。まだ、朝の早い時間帯なので人は少ない。朝食に昨日買っておいたインスタントラーメンを食べておく。駅でインスタントラーメンを食べることができるので立派に農民工のおっちゃんたちへ仲間入りだ。

食後はスマートフォンの充電をしておく。中国の駅では広告ディスプレイにUSBコネクタが付いており携帯やスマホの充電ができるようになっている。しかし、USBコネクタが壊れて使えないというのが多い。USBコネクタは規格策定時に強度だか耐久性についても決められていたはずなのだが何故壊れる?世界基準と中国基準には大きな開きがあるようだ。充電だけに使うのに一体どういう風に使ったらUSBコネクタが壊れるのか実際に中国人に実演してもらいたい!まあ、こちらの予想以上、いや期待以上のハードな使い方をしてくれるのだろう!

充電後は駅の外の様子を確認する。駅前には銃剣付きの自動小銃を装備し、防護柵の中で警備する武警がいる。

中国の日常

08:30頃になると待合室はかなり混雑してきた。農民工から旅行客まで客層は様々だが、そこら中から痰吐きと手鼻の音が聞こえてくる。いや、そこら中だけでなく目の前のおっちゃんも大きな音を響かせながら痰を吐いていた。そして、待合室には横になって寝るなの表示があり、すぐ近くではこんな光景が・・・。

日本でも週末の終電間近の難波駅とかでも酔っぱらいの似たような光景が見られるが・・・。今日も安定の中国、絶好調の中国だが、孔子や孟子の教えは一体どこに行ったのだ?中国五千年の歴史と伝統が崩壊している。

ウルムチ南→カシュガル

11:00頃、改札口の先頭を陣取っておく。これから乗車する列車は、12:09発車、ウルムチ南→カシュガルの7556次で、エアコン無しの非空調列車なので運賃が安い。なので、席は寝台の硬臥で運賃は167.5元だ。

11:40頃、改札が始まりホームへ向かい乗車する。非空調なので窓が開けられると思ったらヒモで縛られて4分の1ぐらいしか開いていない。これではほとんど写真撮れねえよ!まあ、ヒモで縛られている理由は大体察しがつくが・・・。どこぞの国のおサルさんが窓からゴミのポイ捨てをするからであろう。困ったものだ。

12:09に定刻通りに列車が発車する。まずは乗務員が切符を換票証へ交換しにくる。

換票証は下車駅の手前で切符に再び交換するので真夜中でも叩き起こされて寝過ごすことはない。

鉄道では天山山脈越えができなくなった

列車はトルファンへ向かい、トルファンで進行方向を変えて天山山脈を越えて行く。ちょうどシルクロードの天山南路に沿ってカシュガルへ向かう。わずかに開いた窓から外の風景を撮影していると同じ車両の中国人の兄ちゃんが話しかけてきた。旅行で初めてカシュガルへ行くとか言っておりかなり嬉しそうに話していた。魚児溝を過ぎていよいよ天山山脈を越えると思ったら、線路が電化され、さらに複線化されている。3年前は非電化の単線だったのだが・・・。

そして、長いトンネルに突入していく。こんなトンネルあったっけ?まあ、トンネルを抜ければ大草原と放牧された馬、牛、羊たちがいる絶景が見られるはずが、トンネルを抜けても乾燥地帯が広がっているだけだ。これはおかしい!18:00頃、和碩に到着。あれ?和静じゃなかったけ?地図を確認すると確かに和碩はあるが線路が表記されていない・・・。

どうやら、やってしまったようだ。天山山脈を越える路線が廃止され、天山山脈をトンネルで抜けていく新路線に変わったことを知らずに乗車してしまった。何てこった!鉄道で天山山脈は越えられなくなっていた。トンネルで抜けるだけであった。新路線の乗り鉄はできたが、これは痛恨のミスである。もう、鉄道で天山山脈の大自然は見られなくなってしまった。よくよく調べたら2015/01/09から新路線での運行が始まったようだ。去年のうちに乗っておけばよかった。後悔先に立たずである。

19:30頃、コルラに近づいてくると砂埃がひどくなってくる。砂埃が入ってくるので窓を閉めたりして車内は蒸し風呂状態で暑い。タクラマカン砂漠へ近づいている証拠だ。20:00頃、コルラに到着するが外はまだ明るい。

天山南路を西へ走る

07:30頃、目が覚める。昨日は蒸し風呂だった列車内は涼しく快適だといいたいところだが、タクラマカン砂漠の影響で砂埃がひどい。そして、すでに朝のトイレ争奪戦が始まっていた。トイレ前は行列でしばらくは使えそうもない。

07:50頃、巴楚に到着し、トイレに鍵がかけられる。中国ではほとんどの列車はトイレが垂れ流しなので駅停車中は使えないように到着前に鍵がかけられる。でないと、駅の線路がウンコだらけになってしまうからだ。高速鉄道や25T客車とかの最新の車両はタンク式なので駅停車中でもトイレは使える。約15分の駅停車でトイレ争奪戦は一時休戦となりトイレ前から人がいなくなった。駅のトイレにでも行ったのか?人がいなくなったので先に並んでトイレが開放されるのを待つ。

08:03頃、列車が発車してトイレがの鍵が開けられる。ようやくトイレが使えると思ったら便器の中には大盛りの中国式カレーがあるよ。ウンコ流せよ!ウンコ流してから、ようやくウンコできるが、何やらドアを連打でノックされる。どうやら緊急事態の乗客がいるようだ。緊急事態なのはわかるが、こちらも出す物を出してからでないとトイレからは出られない。

そして、連打でノックだったのが連打でドアを強く叩き始めた。どうやら、相当危険な状態らしい。こちらも出す物出したしトイレから出る。もちろん、ちゃんと水で流している。トイレ前は5人ぐらい並んでいた。朝のトイレ争奪戦は要注意だ。

カシュガルの手前になると荒れ地の風景から変わりブドウ畑や小麦畑が見られるようになってくる。

カシュガル

11:46頃、カシュガルに到着する。

駅前には装甲車と自動小銃を持った武警が警備しており雰囲気が重い。駅前には新たにバスターミナルが建設中で来年辺りには運用開始か?

まずはバスで老城区へ移動しなければならないのだが、お約束の大混雑が待っている。まあ、ここは急ぐ必要はないのでバスを4本ほど見送る。

誰も並ばず我先にと無理にバスへ乗車しようとする中国伝統の光景を見物してから、12:25頃、後から来た28路のバスに座って移動する。運賃は1元でエイティーガールモスク(老城区艾提尕尔)で下車する。

カシュガルパミール青年旅舎

エイティーガールモスクの前を通りバザールへ向かう。

13:00頃、モスクの隣にあるバザール3Fのカシュガルパミール青年旅舎に到着する。今回はYHA Chinaで予約せずeLongで予約しておいた。同じ料金でもeLongはキャッシュバックがあったからだ。部屋は8人ドミトリーで1泊40元、今回は2泊する。エイティーガールモスクの隣で立地は申し分ないのだが、共同のトイレ・シャワーにいささか問題ありだ。やや失敗した感がある。

14:00頃、エイティーガールモスク近くの伊合拉斯超市で特売品の緑茶の飲み物を購入。480mlで1.9元だ。

ほとんどの客がウイグル族のようなので商品表記も漢字以外の物が多い。

客運南站

8路のバスで客運南站へ移動する。運賃は1元で14:30頃に到着するが、はっきり言って利用価値は低そうなバスターミナルであった。

南バスターミナルはカシュガル近郊へのバスが出ていたが、バスターミナルというよりただの駐車場にバスが停車している状態であった。

カシュガル客運站(天南客運站)

15:00頃、17路のバスに乗車する。

運賃は1元で三中のバス停で下車して、15:40頃、カシュガル客運站(天南客運站)に到着する。カシュガルの長距離バスターミナルだが時刻表は電光掲示板で出ているが雰囲気的に撮影できず。ホータンや葉城行きのバスはここから発車している。

牛肉麺

バスの情報を調べたので近くのラーメン屋へ。

遅めの昼食で牛肉麺(8元/約160円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.9元
宿泊費 80元 1泊40元×2
バス 3元 路線バス
合計 97.9元

シルクロード旅行記2015 カザフスタン国境ホルゴスでビザラン

ウルムチ南駅

07:25頃、ユースホステルをチェックアウトしてBRT1号線でウルムチ南駅へ向かう。

07:50頃、ウルムチ南駅に到着。朝から駅前には多数の武警と装甲車で警備中だ。まずは手荷物のX線検査とボディチェックを受けて駅敷地内へ。

続いて身分証と切符の確認を受けて、最後に駅入口で手荷物のX線検査を受けるが、ここで係員のお姉ちゃんに十徳ナイフ持ち込み禁止と言われるが、北京と上海はOKなのになぜウルムチはダメなのか聞くとお姉ちゃん答えに困る。

まあ、大人の事情で外国人に説明するのは都合が悪いのだろう。ここでおばちゃんの係員に相談してテープで巻いて持ち込みOKとなった。外人だから今回だけということのようだ。中国人だとおばちゃんに説教されるのだろうな。

ウルムチ南→伊寧

08:00頃、待合室に入り改札が始まるのを待つ。

今日は08:43発のT205次で伊寧まで614kmを移動する。列車で約11時間の旅になり、もちろん席は硬座で運賃は86元だ。08:30頃、電光掲示板に「晩点未定」の表示が・・・。遅れが発生しているようだ。

08:45頃、改札が始まり、09:00頃に乗車する。車内は無座の客が多くカオス度が高いが、荷物の置き場所を心配したが幸い網棚に空きがあり何とか置き場所は確保できた。

09:22に39分遅れで列車が発車して、天山山脈の北側を走っていく。乗車している車両は乗客が多いのに2つあるトイレのうち1つは故障で使えない。おかげでトイレには列ができているし、親子連れは母親がガキにゴミ箱へ小便をさせている。
さすが何でもありの中国だ。

13:00頃、比較的大きな町の奎屯に到着して、車内のカオス度は少し低下する。列車が再び走り始めると外は乾燥地帯で畑や不動産バブルの波が押し寄せてマンション建設中の町とかが見られる。南には天山山脈が見え天山山脈に沿って西へ向かっているのがわかる。ちょうどシルクロードの天山北路にあたる部分だ。

16:05頃、精河南に到着する。車内は無座の乗客はいないようで空席もある。そして、中国語以外の言語が多く聞こえる。かなりの辺境地域になるので中国であって中国でない。まあ、東トルキスタンとも呼ぶが・・・。

18:40頃、乗車している車両のトイレが鍵を掛けられ使えなくなった。T205次のトイレは線路へまき散らしでなくタンク回収の方式なのでタンクが満杯になったからということであった。途中駅で青海チベット鉄道のゴルムド駅みたいにバキュームカーに回収というのはやっていないようなので終点の駅だか車両基地でしか回収していない様子だ。

水だけは途中の大きな駅だと給水作業をしているのだが汚物回収は無しのようだ。おかげで緊急事態の乗客は他の車両へ向かっていく。早めにウンコしておいてよかった。下手したら自分も緊急事態で漏らすところだ。中国の鉄道は設備が新しくなってもメンテナンスはチャイナクオリティなので、これなら昔ながらの線路へまき散らしの方がマシなような・・・。

19:36頃、定刻より3分早く伊寧に到着する。

伊寧

駅前は自動小銃を持った公安や武警がやたらと多い。

おまけに駅前の柵には有刺鉄線まである。伊寧はそんなにも治安が悪いのか?何やら非常に重要な大人の事情があるらしい。

駅前からバスに乗車するのだが混雑しているので1本後のバスに乗車することにして待機する。

19:50頃、駅前から17路バスに乗車するが、予想通り空いており客は自分を含め3人であった。梧桐麗景のバス停で18路のバスに乗り換え博愛医院で下車する。

新疆伊桟国際青年旅舍

通りから路地に入り、20:40頃、ユースホステルの新彊伊桟国際青年旅舎に到着する。予約はしていなかったが部屋は空いていたのだが、8人ドミトリーと6人ドミトリーは公安局の大人の事情で外国人不可で、1泊45元(会員料金)の4人ドミトリーに3泊する。

伊寧での拠点は確保したので、まずは一安心である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 135元 (1泊45元(会員料金)×3
バス 3元
合計 149元

伊犁州客運中心

09:50頃、伊梨州客運中心を訪れる。ここは伊寧の長距離バスターミナルになる。バスターミナルには武警の装甲車や有刺鉄線の柵が配備され警備が厳重だ。まず、建物内へ入ると手荷物のX線検査があり、それから待合室へ入ったりチケットが購入できる。

伊梨からはウルムチはもちろんだが、天山山脈の南側にあるコルラ、クチャ、カシュガルや北のアルタイ地区へのバスもある。そして、那拉提草原の那拉提へのバスもある。

そして、時刻表にはカザフスタン国境のホルゴス(霍尔果斯)行きのバスが見あたらないが、ちゃんとホルゴス行きのバスも出ている。写真を撮っておきたかったが30m以内のところに武警の装甲車があり雰囲気的にヤバそうなのでやめておく。

林則徐紀念館

10:20頃、12路のバスで林則徐紀念館へ向かう。運賃は1元だ。

11:00頃、林則徐紀念館に到着。

林則徐は清朝の欽差大臣でイギリスによるアヘン密輸を取り締まりを行いアヘン戦争が勃発した。

アヘン戦争により林則徐は欽差大臣を解任され、伊梨へ左遷されたが林則徐は伊寧で治水工事に力を入れ現在でもその功績はたたえられている。

展示内容はアヘンについての内容が多い。まあ、林則徐紀念館なので当然かな?

伊犁河

11:30頃、林則徐紀念館を出る。11:50頃、三中のバス停から18路のバスで伊犁大橋へ向かい、12:30頃、伊梨大橋に到着する。

伊犁河からは雪の残る天山山脈が見えるが曇っており霞んで見える。伊犁河は昨晩雨が降ったせいで茶色く濁っていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
バス 3元 路線バス
合計 12元

カザフスタン国境のホルゴスへ

08:15頃、ユースホステルを出て伊梨州客運中心へ向かう。今日は中国から日帰りでカザフスタンへ行くのだ。ようするにビザランというやつだな。08:35頃、バスターミナルに到着し、09:30発のホルゴス(霍尔果斯)行きのチケットを購入。運賃は19.5元でバスに乗車して発車を待つ。

09:19に客が集まったので予定より早く出発する。10:50頃、ホルゴス入口の八十間房子辺境検査站に到着するが、バスはそのまま通過していく。他の車両は全て停車させられていた。

11:10頃、ホルゴス国際汽車站に到着する。

バスの情報を確認するとカザフスタンのジャルケント行きが1日4本ある。

国際バスターミナルから国境のゲートまでは約2kmだが、建物がでかいので歩いて行くと遠くからでもすぐに分かる。
国境越えはここを参考にしたほうが良い。

ホルゴスから中国→カザフスタン

11:35頃、カザフスタン国境の中国側イミグレーションのホルゴス口岸に到着する。10分ほどゲートの前で人の流れを観察する。ゲート前には当然だが記念撮影している観光客や土産物屋もいるのだが、人民元とテンゲの両替屋のおっちゃんたちも多数いる。ゲートから少し北に国門景区があり国境の石碑まで見物できる。もちろん、有料だが・・・。

そして、カザフスタンへ出国する中国人とカザフスタン人がホルゴス口岸へ入っていく。入口のゲートで武警に見せているので、自分も武警にパスポートを提示して外国人が通れるか聞いてみるとOKということで建物内へ。まずは税関で手荷物のX線検査を済ませて出国カウンターの列に並ぶが、雰囲気が重苦しく警備が厳しい。

行列が長くかなり待つが周囲から中国語はほとんど聞こえない。おそらく聞こえている言語はカザフ語だろう。ようやく自分の番になるが武警がパスポートの増補欄を入念に確認している。そして、ビザをいつどうやって取得したか聞いてくるので、当たり障りのない答えで上手く誤魔化して、12:25頃、出国する。

外にはカザフスタン側へのワゴンが停車しているが、運賃は3000テンゲ、人民元だと100元とボッタクリだ。まあ、皆3000テンゲ払って乗車しているのだが、国際バスターミナルからだと本数は少ないが70元で最寄りの町まで行くのだが、運ちゃんに「たけーよ!」と中国語で交渉するが通じずに値下がりせず。ホルゴスでは運ちゃんたちには中国語は通じず役に立たず、カザフ語でないとダメだ。

そして、ちょうどアルマトイ行き国際バスが停車していたので運ちゃんにカザフスタン側まで乗せてもらうよう頼んだが、カザフスタン側なら乗せられるが中国側ではダメということでこれもダメ。仕方がないので100元払ってボッタクリワゴンに乗車するが、昼時だからなのか不明だがゲートが閉まっており約1時間足止めで、さらに19人乗りワゴンに30人まで数えられたが、それ以上乗車してすし詰めで、13:40頃に発車する。この劣悪な環境でも乗客はしっかり3000テンゲ徴収されていた。

そして、自分は席無しでワゴンの中で埼京線や大阪環状線といい勝負になる混雑を体験する。乗車時には武警の身分証確認があるが、定員オーバーは見て見ぬ振りというかどうでもいいようだ。さらにゲートでも身分証確認があるが定員オーバーはどうでもよいらしい。中国側イミグレーションからカザフスタン側イミグレーションまでは道路は最短距離で結ばれずに大きく遠回りしている。おかげで目の前にカザフスタンが見えてもやたらと時間がかかる。

14:00(カザフ時間12:00)頃、カザフスタン側イミグレーションの手前でゲートが閉まっており足止めになる。ゲート前には1時間ほど前に交渉したアルマトイ行きのバスが停車していた。カザフスタン側も昼休みで業務を休むのか?

その間に運ちゃんが入国カードをもらってきて配ったり、代筆したりしてくれる。自分は乗客のカザフ族のおっちゃんに分からないところを記入してもらう。待っている間にバスの写真をを撮っていたら入国カードを代筆してくれたカザフ族のおっちゃんが撮影をやめるように言ってくる。どうやらここの国境地帯は非常に厳しいようで大人しくしていたほうが良さそうだ。

14:15(カザフ時間12:15)頃、ゲートが開いてカザフスタン側イミグレーションに到着する。建物に入り入国カウンターの列に並ぶが、カザフスタンの係官の目に留まりパスポート確認と入国目的を聞かれるが、カザフ語や英語が分からず、中国のカザフ族のお姉ちゃんに通訳してもらい中国語で何とか会話する。パスポートとかには問題なかったが、イミグレーション内で日記書くのは禁止ということでポメラをしまう。あと、携帯電話も禁止で注意される者もいた。

やたらと長い入国の行列に並び、ようやく自分の番になるが、係官のお姉ちゃんに入国目的を英語で聞かれるが自分の幼稚園児以下の英語では、なかなか通じない。何とか今日中に中国へ戻るというのは通じたようでノービザで入国スタンプを押してもらう。続いて税関検査だが数人が税関へ入ると扉が閉められ検査が終わると次の数人が税関へ入るという方式であった。税関検査は手荷物のX線検査だけで終了して、15:00(カザフ時間13:00)頃、入国完了。イミグレーションを出ると、さきほどのボッタクリワゴンやアルマトイ行きの国際バスが停車しており、ここで目的地への車に乗車して出発していく。

カザフスタン→中国

15:10(カザフ時間13:10)頃、自分は中国へ戻るだけなので、どこから出国カウンターの建物に入れるかゲート前にいた朝青龍に似た兵士に聞いてみたが、これが間違いであった。英語で最寄りの町のジャルケントまで行けとかいうし、デジカメの写真確認してボッタクリワゴンの画像を消去するように因縁付けられる。

とりあえず、画像は大した物ではないのでので消去しておく。で、「ジャルケントへ行け」というのが、「ここにいろ」に変わり、カザフ語で色々聞かれるがカザフ語が分からないので答えようがない。そして、兵士が知っている日本語は「馬鹿」と「よし」であった。おいおい、隣の反日国家の人間かよ!

で、まじめに相手するのも面倒なので、のらりくらりとしていると約15分後の15:25(カザフ時間13:25)頃、建物を指さして「行っていいよ!」と解放される。どうやら、暇なところに日本人なんかが来たので暇つぶしに足止めをしたようだ。で、指さした建物が出国用の建物のようだ。というか、目の前の建物と分かっていたら聞かずにそのまま入ればよかったな。

建物に入ると税関があるが、係官は米ドル持ってないか聞いてくる。中国から来て戻るのに何で米ドルなんか持っている必要があるんだ!と、言いたいところだが実はカンボジアで使わなかった米ドルが少しだけあるけど・・・。手荷物のX線検査を済ませると中身を開けるように指示してくる。デジカメと電子辞書ぐらいしかないが中身を確認する。

あと、財布とスマートフォンを確認。財布には数ドル分の米ドルがあったが、福沢諭吉先生と赤の毛沢東だけ見せるが興味ないようで、やたらと米ドルないか聞いてくる。もちろん、無いと答えると税関検査終了。3分ほどで終わったが、1ドル札でも見せると非常に長くなりそうな気配がする。どうも、税関には腐敗臭が漂っているような・・・。

続いて出国カウンターでパスポートを提出。空いてはいたが時間がかかり、15:35(カザフ時間13:35)に出国するが、建物から出る前に麻薬探知犬だかの犬を連れた係官のパスポート確認あり。建物を出るとバス乗り場のようで、ここでバスやボッタクリワゴンが来るのを待つ。

で、日本人なんかがこんなところにいるので、さきほどの係官から質問責めを受けるがカザフ語は分からない。そこで、すでに2時間以上バス待ちしているというカザフ語がペラペラの義烏の中国人のおばちゃんが通訳をしてくれる。さすが義烏の商人!世界中に雑貨を輸出しているだけのことはある!通訳してくれたおかげで何とか旅行中とか説明できたが、係官の同僚が集まってきて警備上関係ない質問ばかりして解放されず・・・。警備に戻ってくれ!

約1時間半待って、17:00(カザフ時間15:00)頃、ようやく中国行きのオンボロ寝台バスが到着。17:20(カザフ時間15:20)頃、バスに乗車する。運ちゃんに運賃を聞くが中国語が通じず、おばちゃんに通訳してもらい2000テンゲとのこと。テンゲは持っていないので人民元でいくらか聞いてもらうと80元でレートが悪い。

しかし、これを逃すと中国へ戻れないので乗車する。帰りは何とか座れたが、オンボロ寝台バスなのでほとんどの乗客は立ったままだ。おまけに明らかに定員オーバーで常磐線の我孫子あたりの乗車率を余裕で上回っている。この劣悪な状態でも運ちゃんは、しっかり2000テンゲ徴収している。かなり阿漕な商売だ。

17:45(カザフ時間15:45)頃、バスが出発する。国境の緩衝地帯を大回りして、18:00頃、中国側イミグレーションに到着、建物に入ると手荷物のX線検査がある。続いて入国カウンターの列に並ぶ。並んでいる間に入国カードを記入し自分の番になる。

出国で武警に色々と聞かれたから入国でも聞かれるだろうと予想していたら案の定、入国目的と今日出国して何故また入国するか聞いてきた。入国目的は当然ながら旅行と答えておく。出国当日に再入国した理由はシルクロード旅行で中国とカザフスタンの出入国スタンプがあればシルクロード旅行の記念になるからと説明すると武警は納得してくれた。

続いて税関で手荷物のX線検査を受ける。ここで係官に「カメラ持っている?」と聞かれパスポートを提示してカメラを取り出す。おっちゃんの係官にカメラの画像を見せるように言われるが、おねえちゃんの係官の方がパスポートを見て今日出国して再入国している理由を聞いてくるので、先ほどと同じ説明をすると納得してくれた。

で、デジカメの画像を見せようとしたら、おっちゃんの係官「行っていいよ!」と興味がなくなったみたいだ。手荷物検査は2ー3分で終了して、18:30頃、ホルゴス口岸を出て中国・カザフスタン国境のビザランが完了した。外には両替屋のおっちゃんたちが多数いたが疲れて相場を聞く気力もない。ホルゴス駅からの列車も発車してしまって乗り鉄できないし、そのまま国際バスターミナルへ向かう。

18:50頃、ホルゴス国際汽車站に到着。伊寧行きのチケットを購入してワゴンに乗車する。運賃は20元で19:30出発だ。

19:25頃、客が集まったので早く発車する。20:50頃、伊梨州客運站に到着する。

今回の中国・カザフスタン国境越えの感想は警備が厳しいので他の人はやらない方がいい!ある程度の中国語で説明ができないと入国拒否されそうな雰囲気あり。国境越えは初めから国際バスを使えである。ボッタクられて体力と精神力を消耗するだけです。

夜に明日の伊寧→ウルムチ南、明後日のウルムチ南→カシュガルの切符をネットで予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 19.5元 伊寧→ホルゴス
バス 20元 ホルゴス→伊寧
バス 100元 (3000テンゲ)中国→カザフスタン
バス 80元 (2000テンゲ)カザフスタン→中国
鉄道 75元 硬座 伊寧→ウルムチ南
バス 167.5元 硬臥 ウルムチ南→カシュガル
合計 470元

シルクロード旅行記2015 トルファンの世界遺産・交河故城

トルファン駅到着

07:52頃、37分遅れでトルファン駅に到着する。天気は快晴で涼しいが昼には気温30度以上の真夏日になるのだろう。トルファン駅からトルファン市内までは50kmほど離れており駅近くのバスターミナルの大河沿汽車客運站からバスで移動となる。駅前にはホータンやウルムチ行きのバスが停車しているが利用しないのでそのまま通過する。

まず、駅の様子を確認するため切符売場へ行くが、まず駅の入口で身分証確認があり続いて切符売場の入口で手荷物のX線検査とボディチェックがある。2008年に訪れたときは切符売場への手荷物持ち込みはできなかったが、今回は警備は厳しいが手荷物は持ち込めた。

昨日の柳園駅もそうだったが切符売場へ入るだけでボディチェックがあったのでウルムチ鉄路管理局の管轄駅だけ他の地域より警備体制が厳しい。これはやはり漢族とウイグル族の大人の事情か?

切符売場を出てバスターミナルへ向かうがボリタクの運ちゃんの客引きが酷い。相手にせず駅前の坂を上っていくと「バスターミナルはなくなった」「上からバスは出ていない」とかいってくるが信じずに坂を上り交差点を右(東)へ歩いていく。

バスでトルファン市内へ

5ー10分して、08:15頃、大河沿汽車客運站に到着する。

バスターミナルあるやん!やはり、東トルキスタンでも、ここは中国のようで平気で人を騙してくる。

まずはバス情報を確認してトルファン行きのチケットを購入する。

運賃は11元、09:00発だ。新彊ウイグル自治区では長距離バスにも実名制が導入されており購入時にパスポートが必須になっておりチケットに名前とパスポート番号が印字される。これも漢族とウイグル族の大人の事情が影響しているようだ。

出発まで時間があるのでバスの前で待機していると目の前でおばちゃんがガキに小便させている。ここはトイレでなく駐車場なのだが・・・。トイレはおばちゃんの前方30mほどのところにあるぞ!ここは東トルキスタンだが、中国であった。

09:00頃、バスが出発する。途中で客を乗せながら定員オーバーでバスが走る。交通ルールはあってないようなもので、いつもの中国の日常である。

09:45頃、トルファン市入口の国道の料金所を通過するが、ここに検問所がありここで運ちゃんが乗客の身分証を回収するが、自分はパスポート回収されずそのまま素通りで外人は対象外のようだ。公安の身分証確認が終わりトルファン市内へ入る。一体何のための検問だろうか?

10:20頃、バスターミナルに到着するが、すでにトルファンは日差しが強く暑い。そして、7年前とは違いバスターミナルは移動して新しくなっていた。
まずはバスターミナルでバスの状況を確認しようとしたら時刻表や運賃表が一切なく調査できずであった。仕方がないので今日の宿へ向かう。

バスターミナルから直線距離で約2.4km離れており、ひたすら歩く。
久しぶりのトルファンの印象だがとにかくハエが多い。以前もこんなに多かったかな?
そこらじゅうでハエがブンブン飛んでいる。市内にはビルが建ったり建設ラッシュで発展中なのだが、衛生面に関してはその辺の中国の田舎と同じでハエが飛び交っている。

11:15頃、eLongで予約しておいた吐魯番達卜青年旅舍(吐鲁番达卜青年旅舍/Dap Youth Hostel)に到着する。予約しておいた部屋は1泊35元の8人ドミトリーで2泊する。

宿泊登記は問題なかったがレセプションのカウンターの後ろに武装警察が使っていそうな盾が2つあった。盾には「民兵」の文字がある・・・。日本のコンビニでもレジカウンターに木刀や竹刀の類が隠してあるけど、トルファンでも何かあるのでしょうか?

で、このユースホステルはウイグル族の民家を改装しており西域の雰囲気が出ている。
そして、8人ドミトリーには欧米人の先客がいたが、何と張掖のユースホステルで同じドミトリーだったスイス人であった。ここはBooking.comでも予約できるから欧米人がいても不思議はないな。

13:00頃、昼食に牛肉麺(7元/約7元)を食べる。昨日の午前中に牛肉麺を食べて以来の食事だ。トルファンの物価は牛肉麺7元、炒飯類10元、ミネラルウォーター500ml1元、ペプシ600ml3元、ナン2.5元といった感じだ。物価は敦煌や嘉峪関よりちょっと高い感じだが、スーパーの特売品に康師傅のミルクティー500mlが1.99元だったり頑張っている部分もある。

食後はウイグル族の店でナン(2.5元/約50円)を2枚購入する。夕方に新彊ウイグル自治区の地場系スーパーの阿尔曼超市でブルーベリージュース480ml(3元/約60元)を購入する。地場系スーパーでイスラム教とのための店なのだがビールとかも扱っているが、ウイグル文字の入った地元の商品が豊富なのが特徴だ。でも、大規模店舗が少なくコンビニ程度の店が多い。

ユースホステルに戻り天気予報を調べてみたら今日のトルファンの最高気温は33度であった。あれだけ日差しが強ければ当然の気温だな。最低気温は14度でかなり涼しく寒暖の差が激しい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
宿泊費 70元 (1泊35元×2)
バス 11元 (大河沿→トルファン市)
合計 98元

トルファン郡王府

08:30頃、ユースホステルを出て南東へ約2km離れた蘇公塔とトルファン群王府へ向かう。バスで近くまで行けるが歩いていける距離なので歩いていく。09:00頃、トルファン群王府に到着。入場料は20元だが建物が新しすぎるのと今までの経験上、こういった建築物はことごとくハズレを引いているので外から見るだけにしておく。

トルファン群王府はトルファン群王の額敏和卓(1694-1777)の邸宅である。額敏和卓は清朝に帰順し康煕年間から乾隆年間にかけて武勲を挙げ乾隆帝から群王に封じられている。

周辺にはブドウ畑で覆われているがまだ1ヶ月ぐらい時期が早く果実は成っていなかった。

蘇公塔

09:10頃、群王府の斜め向かいにある蘇公塔を訪れる。

入場券売場にトルファンの観光地の料金表があったので撮影しておく。

そして、トルファンでは観光地のセット券が何種類も販売されており単体で買うより安く見物することができる。ただし、有効期限がどうなっているかは不明だ。

蘇公塔の入場料は45元で、ここは見物しておく。

蘇公塔は額敏塔とも呼ばれ、清の乾隆42年(1777)に建立される。高さ37mのイスラム様式の塔で新彊ウイグル自治区で現存する最も古い塔である。蘇公塔はトルファンの主要観光地として知られているが、モスクでもあり礼拝所にもなっている。

10:20頃、蘇公塔を離れて裏手のバス乗り場へ向かう。蘇公塔の裏手が6路のバスの終点になっているのだが案内表示とかはない。代わりに道路の路面にバスが転回した跡が残っているので、ここが終点というのがわかる。10:35頃、6路のバスに乗車してトルファン市内へ戻る。運賃は1元だ。

トルファン賓館の前を通過して、10:45頃、市中心の高昌路にある大十字のバス停で下車する。

大十字からは5路のバスで葡萄溝口、202路のバスで高速鉄道のトルファン北駅へ行くこともできる。そして、この高昌路に地下街ができていた。トルファンに地下街があるというのは驚きである。田舎のはずがいつの間にか都会に変貌していた。

11:00頃、トルファン客運站に行ってみるがタクシーの客引きがしつこい。日本語で返答して撃退していったが、一人だけ日本語ペラペラのウイグル族に遭遇してしまう。ああ、あの人か!ネットで評判の悪いバスターミナル前で日本語を話すガイドだよ。自分も以前2回ほど遭遇している。まあ、あまり関わらない方がよさそうなのでバスターミナルを離れる。

昼頃、トルファン博物館に到着する。百度地図やグーグルマップでは古いトルファン博物館しか表示されておらず、この新しい博物館はまだ掲載されていなかった。トルファン博物館は入場料無料でパスポートがあれば入場券がもらえる。

内部は撮影禁止なのだが誰もそんなことにはかまわず記念撮影中だ。展示内容は恐竜の化石からシルクロードに関する展示まであるのだが一番の見所はトルファンで出土したミイラだ。以前の博物館では見学者はほとんどおらずミイラの扱いは大切にされている様子はなかったが、この新しい博物館ではちゃんと展示されており見学者も多くかなり待遇改善された様子だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
バス 1元 路線バス
蘇公塔 45元
合計 61元

白駝青年旅舎

09:20頃、ユースホステルの達卜青年旅舎をチェックアウトする。15分ほど歩いて火焔山賓館の敷地内にある白駝青年旅舎に到着する。eLongで予約してあり1泊40元の8人ドミトリーに4泊する。

部屋は広さは普通でベッドにはコンセントや照明はなし。OAタップで電源は確保できる。部屋の掃除はあまりしていない感じで空き瓶やペットボトルが大量にある。ハエはいなかったので、まあいいかな?共同のトイレ・シャワーは許容範囲内。
WiーFiの状態は良好。トルファン博物館まで徒歩10分、天馬超市は徒歩3分で立地はまずまずだ。欧米人は数人いたが客は少ない感じだ。

世界遺産 交河故城

10:30頃、市政府のバス停から101路のバスに乗車して交河故城へ向かう。運賃は1元だ。終点の交河路口から約4kmほど歩いて、昼頃、交河故城に到着する。

交河故城の入場料は70元である。

交河故城は世界最大、最古の版築で築かれた都市遺跡で周囲を深さ約30mの断崖で囲まれ要塞都市でもある。

紀元前2世紀頃には車師の人々が居住しており紀元前108-450年の間は車師前国の都であった。その後は高昌国や唐の支配下にあったが14世紀に戦火で放棄された。2014年にシルクロードの一部として世界文化遺産に登録されている。

都市遺跡で敷地は広いのだが木が一本も生えていないので日差しの強いトルファンでは見物も一苦労だ。5月とはいえ最高気温は平気で30度以上の真夏日である。それでも今日は涼しい方で暑いと38度とかまで上がるそうだ。水は500mlのペットボトルより1.5Lとかを用意しておいた方がよい。

1時間ほどの短時間しか見物していないが、13:00頃、交河故城から約4km離れたバス停へ向かう。遺跡を隅々までしっかり見物するには2時間ぐらい欲しいところだが、あまりの暑さで倒れそうなので切り上げた。

交河故城からひたすら歩いて、14:10頃、101路の終点に交河路口に到着する。1路や102路のバスなら交河故城からさらに近い約2.7kmのところの兴渔水产公司まで来るのだがバスの本数が少なく結局遭遇することはなかった。


101路のバスに乗車して新城西門で下車する。

カレーズ民俗園

運賃は1元でバス停から南へ歩いていき、14:25頃、カレーズ民俗園(カレーズ博物館)に到着する。入場料は40元だ。

ここは地下水路カレーズの博物館であり、カレーズの歴史や工法を知ることができ、実際に地下のカレーズを見学することができる。でも、入場料40元はボッタクリ。

15:00頃、新城西門のバス停から101路のバスに乗車して市内へ戻る。運賃は1元だ。

15:15頃、天馬超市のバス停で下車して目の前の白駝青年旅舎に戻る。そして、徒歩3分ほどのところにある天馬超市でトルファンワインのトルファン紅酒750ml(9.9元/約198円)を購入する。

夕飯はナンを食べながらトルファンワインを飲むがトルファンワインの中の安ワインを購入したので正直言って普段酒を飲まない自分にとっては不味いワインであった。ワインといっても原材料に白砂糖と表記されている時点で本物のワインではないというのはわかっていたが、高いちゃんとした奴なら美味いのかな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.9元
宿泊費 16元 (1泊40元×4)
バス 3元 路線バス
交河故城 70元
カレーズ民俗園 40元
合計 145.9元

イスラム教聖地の吐峪溝

朝から天気は曇りで涼しい。08:30頃、トルファン客運站を訪れる。今日は吐峪溝(吐峪沟)を訪れようと思い、吐峪溝行きのチケットを買おうとしたが直通バスはないらしく吐峪溝近くを通過する魯克沁(鲁克沁)行きのチケットを購入する。運賃は15元でパスポート必須であった。

時間までバスターミナルの待合室で待機となるが、ここでトルファンのバス運賃時刻表を見つけ撮影しておくが、魯克沁(鲁克沁)行きが11:00からの運行になっている。先ほど購入したのは10:00発なのだが・・・。時刻表はあまりあてにならないかも?

09:40頃、バスに乗車して出発を待つが雨が降ってきた。年間降水量30m程度のトルファンで雨に遭遇するのはかなり珍しい。でも、雨といってもごく僅かで降水量として観測されるほどではない。

10:00頃、バスが出発するが乗客は自分と地元民6人、欧米人1人の8人だけなので途中で客を乗せながらの運行となる。途中、火焔山景区で欧米人が下車して、ベゼクリク千仏洞との分岐点、アスターナ古墓群近くの二堡を通過して、11:00頃、吐峪溝の標識が見えてきて、分岐点で下車する。

あとは約3km歩いて、11:45頃、吐峪溝に到着する。入場料は30元だ。
(吐峪溝への行き方はこちらの情報が詳しい)

吐峪溝は2000年代前半まで外国人立ち入り禁止の秘境であったが現在は自由に観光できるようになっている。そして、吐峪溝はイスラム教の聖地でありマザール(麻扎)と呼ばれる聖人の霊廟がある。

景区内には古民居やドイツ人探検家の家があるのだが、どうみてもボロ家だ。所々に人が住んでおらず崩れた廃墟もあり、これで30元取るのはボッタクリだろ!さらに霊廟のマザールは料金表には出ていない別料金20元になっていたし、吐峪溝千仏洞は立ち入り禁止になっていたし。

おまけに吐峪溝大峡谷は砂防ダムだかの大型治水工事中で大峡谷の景観が失われそうな気配が・・・。さらに峡谷には地元民が捨てたのか大量の生活ゴミが・・・。

はっきり言って吐峪溝は、ただのボッタクリ観光地で見る価値なしであった。いや、立入禁止で見られない所も多いな。13:00頃、吐峪溝を離れて来た道を戻る。

西遊記の火焔山

13:40頃、分岐点まで戻ってきた。あとはトルファン方面へ向かうバスを待つだけだが、分岐点の近くに火焔山の石碑があるではないか!目の前の山が西遊記にも出てくる火焔山であった。これでわざわざ火焔山景区へ行く必要はなくなった。

しかし、トルファン方面のバスが来ない。たまにボリタクが通るのでアスターナ古墓群近くの二堡までいくらか聞いてみると20元とかなめたことをいう。まあ、この辺は予想通りだ。二堡までは10kmあるので10元なら出してもよいが特に急いではいないので断っておく。バスが来るまでは火焔山を眺めながら待つが天気が晴れてきたので気温が上がり暑い。

まだ真夏ではなく風があるのでマシだが、トルファン郊外の観光は見物時間が短くてもツアーで回った方が絶対によいだろう。日差しの照りつける道路でバス待ちは生命の危険がある。吐峪溝は往復に手間がかかる割には見る価値がなかった。まあ、火焔山景区、アスターナ古墓群、高昌故城へのおおよその道はわかったので良しとしよう!

16:15頃、西の空が怪しい雲行きになってきた。空が茶色っぽいし強風が吹いている。どうやら砂嵐が近づいているようだ。

16:30頃、ようやくバスを捕まえ乗車する。バスが砂嵐の中を西へと走る。しかし、砂嵐といっても、これは序の口程度だ。本当の砂嵐は前が見えなくなるほどの強さだ。夜になりウルムチでの宿確保のためにユースホステルの新疆雷鳥国際青年旅舍を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
宿泊費 10.5元 ネット予約:新疆雷鳥国際青年旅舍
バス 30元 トルファン↔吐峪溝分岐点
吐峪溝 30元
合計 75.5元

アスターナ古墓群

朝から晴れでトルファンらしい天気だ。10:25頃、トルファン客運站へやってきた。今日はアスターナ古墓群と高昌故城へ向かう。今日も魯克沁(鲁克沁)行きのチケットを購入しバスに乗車する。

バスは10:50発で昨日と同じバスで運ちゃんは「あー!昨日の外人だよ!」というような反応を示している。10:50頃、バスが出発して火焔山景区を通過して、11:35頃、火焔山の南に位置する二堡で下車して、まずは最寄りのアスーターナ古墓群へ向かう。

西へ歩いて葡萄畑の中を歩いていくと左手(南)に観光施設っぽい建物が見えてくる。

昼頃にアスターナ古墓群に到着する。

入場料は40元で少し高めであるが唐代の古墓を見ることができる。

古墓には鍵が掛かっており見物は係員付き添いになり全部で3つの古墓を見物する。

地下の墓室内は撮影禁止となっており地上部分だけの撮影となる。

1カ所目の墓室は人物の壁画があり、2カ所目は鳥の壁画、3カ所目は夫婦のミイラが展示されている。見物自体は15分ほどで終わりあとは地上部分を見物するだけだ。

古墓自体は少々物足りないが展示室の上から周囲を見渡せるようになっており火焔山の絶景が見られる。12:40頃、アスターナ古墓群から高昌故城へ向かう。

南へ歩くが日差しが強く体力の消耗が激しい。水筒の水は残り少なく心許ない。そして、歩いていると葡萄畑の脇で灌漑用の井戸水が汲み上げられているのを見つける。井戸の脇では地元のウイグル族のおっちゃんが顔を洗って水を飲んでいる。地元民が飲んでいるので井戸水飲んでも大丈夫かな?熱中症で倒れて干物になるのもいやなので、トルファンの井戸水で水分補給する。この後、下痢ピーピーになるかもしれないが背に腹は代えられない。

高昌故城

14:00頃、三堡の東にある高昌故城までやってきたが、入口は高昌故城の南側にあるようで、現在地は高昌故城の北側におり、さらに6kmぐらい歩く必要がある。入口まで歩くと本当に熱中症になりそうなので北側の城壁跡だけ見物して二堡へ向かう。

高昌故城へは現地ツアーを申し込むか、トルファン客運站の前から三堡行きのボリタクで高昌故城まで行ってもらうしかなさそうだ。15:15頃、二堡に戻ってきた。15:25頃、トルファン行きのバスに乗車する。16:10頃、トルファン客運站に到着する。運賃は10元であった。行きは15元だったのだが、帰りは10元になっており、おそらくバスターミナルの外だと安いようだ。

トルファンワイン

夕飯はナンと饅頭だ。それとまたトルファンワインを買ってきた。今度は砂糖入りの安酒でなく、ちゃんとしたワインだ。産地もトルファンの葡萄溝で正真正銘のトルファンワインだ。

ただし、値段が30元(約600円)で一昨日買った砂糖入りの安ワインの3倍以上の価格だ。もう超贅沢しています。代わりに毎日ナンとかしか食べられないですけど・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 36.2元
バス 15元 トルファン→二堡
バス 10元 二堡→トルファン
アスターナ古墓群 40元
合計 101.2元

とりあえずデータ復旧する

一時帰国の原因となっていた吹っ飛んだデータが一部救出できた。毎日少しづつデータを復元してきてようやく復元が終わった。終わったといってもHDDのMBRが吹っ飛んでいたのでセクタスキャンで滅茶苦茶時間はかかるし交通事故現場の動画データは復旧できなかった。まあ、これで少しづつWEBサイトの更新ができる。

夕方になりドミトリーに台湾人2人と中国人1人の3人組がやってきた。元々は1人で行動していたが張掖から3人で行動して新疆ウイグル自治区を廻るそうだ。台湾人の兄ちゃん2人組は観光地の入場券が高いとか中国ではどこがおすすめかとかの情報交換をする。

中国人の兄ちゃんは日本人に会うのは初めてということで色々と歴史教科書とかについて聞いてきたので、教科書に南京大虐殺が掲載されており被害者数に様々な意見があることや、日本では自由に政府批判ができ首相官邸の前で自由に抗議行動が行われているとか、愛国心についても殆どの日本人は興味が無いし、学校で教師が子どもたちに愛国を語ったら抗議殺到とか言ったら、頭を抱えていた。

台湾人の兄ちゃんは笑いながら台湾も同じようなもので自由に政府批判できるとか言っており、中国の学校教育は洗脳とかまで言い放っていた。中国人の兄ちゃんは教師が言っていたことと違うと語り、黙りこんで考え込んでしまった。中国人の兄ちゃんに何かが起こっているようだ。台湾人の兄ちゃんはその様子を楽しそうに見ていた。何か困るようなこと言ったか?

そして、台湾人の兄ちゃんがトルファンにいる中国人は何も恐れていないと言い、唯一恐れていることは銭が無くなることだと語る。中国人は銭が全てだとある意味で核心を突く。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.2元
合計 13.2元

シルクロード旅行記2015 敦煌の世界遺産・莫高窟へ

関西国際空港から中国へ

西成から関空へ

職安05:00に起床して、05:30にホテル サンプラザ2を出る。昨晩、チェックアウトの手続きをしておいたので裏口からそのまま出て新今宮駅へ向かう。

新今宮駅新今宮の駅前には日本で最もハードな職安があり、早朝の時間でもすでに人で溢れている。新今宮駅から南海電鉄で関西空港駅へ向かう。

新今宮駅今日は関西国際空港から春秋航空の9C9000便で蘭州へ移動する。おそらく以前からwebサイトを見ている方の中には「飛行機使うなよ」「大阪ならフェリーで上海やろ」とツッコミを入れてくると思うが、春秋航空だと蘭州 までの航空券が10000円、で、その他に燃油サーチャージ2500円や追加の受託手荷物10kg3800円、出国税 / 保安料3040円、カード決済手数料580円とか入れて合計で19920円なのだ。

大阪→上海のフェリーだと運賃20000円に燃油サーチャージが追加されるので、これだと明らかに飛行機で蘭州まで行った方が時間もお金も節約できる。別に自分は春秋航空の回し者ではないし、フェリーだってのんびり船旅が楽しめるし、荷物も飛行機より多く持ち込める。それにフェリーは十徳ナイフの持ち込みできるのでリンゴとか皮剥いて食べられる。

関西空港日本に戻っている間に、とりあえずノートPCはHDDを交換して使えるようになったが、消えたデータは復旧できていない。旅をしながら消えたデータの復旧作業を進めていく。まあ、HDD自体は物理的故障ではなさそうなので復旧ソフトを使い何とかなるだろう。06:30頃、関西空港駅に到着する。

春秋航空で大阪→上海→蘭州

関西空港第1ターミナルの4Fにある春秋航空のチェックインカウンターへ向かう。4Fの出発フロアは、まだ早朝なので利用客はまばらだ。欧米人はコーヒー飲んだりしてのんびりしている。

春秋航空のチェックインカウンターしかし、春秋航空のチェックインカウンターは状況が違っていた。人だらけで大混雑している。午前中に鄭州、武漢、上海、蘭州の4便が運行され、ほとんどの利用客は団体客だ。

春秋航空のチェックインカウンターそして、お約束の象印の炊飯器とか無印良品の袋とか大量のお土産が目立つ。その中にはCOACHやグッチなどのブランド品の袋もある。金持ち中国人の爆買いは凄すぎる。この大混雑で早朝にも関わらず春秋航空のチェックインカウンターだけが戦場と化していた。

春秋航空のチェックインカウンター07:10頃、チェックインの順番になるが預託荷物の重量は16.5kg、機内持ち込みは5kgの合計21.5kgであった。預託荷物と機内持ち込みの合計15kgまでは無料だが、今回は事前に10kgの超過料金3800円を払っているので問題なしだ。

搭乗券搭乗券の発券は特にeチケットは必要なくパスポートを提出するだけで搭乗券が発券された。07:15頃、チェックイン手続きを終えて、続いて保安検査を終えて、07:35頃、出国カウンターに到着。

自動化ゲートスタンプいつもならこのまま出国手続きを済ますのだが、今回は自動化ゲートを利用したいので出国カウンターの脇にある窓口で自動化ゲートの登録手続きについて聞くと登録業務は8時からということなので、申請用紙だけ先に記入して、そのまま待つことにする。

この自動化ゲートで指紋登録しておくと出入国カウンターに並ばず自動化ゲートを通り出入国手続きができる。そして、出入国スタンプは押されないのでパスポートのスペース節約にもなる。もちろん、入国管理局の職員にお願いすればスタンプも押してくれる。

08:03頃、ちょっと遅れて自動化ゲートの登録が始まる。機械で両手人差し指の指紋を2回読みとり、パスポートに自動化ゲート登録のスタンプが押され登録自体は5分ほどで完了した。

免税店とか混雑している免税店を少し見物して春秋航空の8番ゲートへ向かうが、ちょうど鄭州行きの搭乗手続き中で混雑している。蘭州行きはまだなので周辺を少し探検してみる。

春秋航空08:30頃、蘭州行きの搭乗手続きが始まるが混雑していない。これはどういうことか?鉄道なら駅の改札口は大混雑で乗車バトルが発生するのだが、関西国際空港では起きていない。

A320機内おかげで後から並んだのに機内は空いており余裕で座席にたどり着いた。今回の座席は窓際で窓からはエンジンと主翼が見える。今回の機材はエアバスのA320だ。

A320主翼9C9000便は関西空港を09:00発、途中で上海浦東空港を経由して蘭州中川空港に15:05着の予定だ。

風景09:00ちょうどに出発、無事に関西国際空港を離陸して、まずは上海浦東国際空港へ向かう。中国の航空会社で乗客のほとんどが爆買いで大量のお土産を持った金持ち中国人の旅行客なので、よくニュースで出てくる機内で喧嘩、乗務員の指示に従わないとか、某国みたいにナッツの出し方が悪くて引き返すとかのイベントを少し期待していたが何も起こらなかった。

10:15頃、北京時間10:30頃に上海到着予定というアナウンスがあるのだが、そのまま機内販売のアナウンスになり商品説明が始まる。一般的な機内販売はタバコとかの免税品販売をイメージするのだが、春秋航空は違っていた。

販売する商品はひげ剃りやブロックのおもちゃとかで何かが違う。いや、違うというより歯ブラシ、靴下、偽札識別用紫外線ライトなどを販売する鉄道の車内販売に近い感じだ。まあ、タバコとかの一般的な免税品は空港で購入しているだろうから変わった物を販売していく方がよいのだろうか?

売れ行きは客室乗務員のセールストークが上手いのと乗客の購買意欲が高いようで売れ行き好調だ。自分の周辺ではおばちゃん3人が商品を物色して購入していた。

上海浦東国際空港ここからは時間を日本時間から北京時間に変更して書いていく。10:30頃、上海浦東国際空港に到着する。LCC(格安航空会社)なのでボーディングブリッジは使用せずタラップを降りてバスでターミナルビルへ向かう。

上海浦東国際空港

搭乗口ターミナルビルに到着すると係員が蘭州行きの乗客を案内しているが中国語のみで日本語と英語の案内はなかったが入国手続き後に31番の手荷物受け取り場近 くに集合ということはわかったので、まずは入国手続きの列に並ぶが外国人用の入国カウンターは大混雑している。

まあ、慌てても意味がないので気長に待つことにする。しばらくすると中国人用の入国カウンターでも外国人の入国手続きが始まり入国審査を済ます。集合場所へ向かうと日本語の話せる中国人の乗客が一人だけおり、係員が団体客を先に案内して戻ってくるということで、自分が蘭州行きの最後の乗客で大阪→ 蘭州の唯一の日本人乗客らしく日本語の話せる中国人の乗客一人が係員の代わりに待っていてくれたようだ。

出発ロビー2分ぐらいで係員が迎えにきて乗り継ぎのゲートへ向かい団体客に合流する。手荷物などの保安検査を済ませて国内線の出発ロビーに入る。

A32011:30頃、搭乗口に到着し再びバスで移動する。

A320機内11:45頃、再びエアバスA320の9C9000便に搭乗する。12:05に上海浦東国際空港を出発するが離陸まで時間がかかり、12:30頃に離陸して蘭州へ向かう。

上海上空蘭州には15:05到着予定で3時間ほどの空の旅となるが、窓から外の景色を見ると空は青いが上海の街はスモッグで霞んでおり、相変わらず大気汚染は酷いようだ。昼時なので飲み物などの機内販売が始まる。春秋航空はLCC(格安航空会社)なので機内食とかの機内サービスは全てオプションになっているので事前に申し込んでいた乗客には機内食が出ていた。

甘粛省上空14:00頃、外を見ると上海のスモッグに覆われた景色とは違い地上が見える。すでに甘粛省のあたりまで飛んできたようで緑に覆われた畑が見える。天気がよいのだろうが上海よりも大気汚染がマシなのだろう。そして、機内ではひげ剃りとかの機内販売が行われている。客室乗務員のセールストークが上手いようで販売状況はかなり良さそうだ。

蘭州中川空港

蘭州中川空港15:00頃になり蘭州到着が15:05から15:22になるとの機内アナウンスがある。上海での滑走路待機時間が長かった影響で遅延が発生しているのだろう。1度着陸態勢に入るが着陸を1回やり直して15:30頃、蘭州中川空港に到着。タラップを降りてバスに乗車する。バスは大阪からの乗客と上海からの乗客に分かれて移動する。バスには日本人は自分1人だけというか、外国人は自分1人だけであった。

15:40頃、バスを降りるとイミグレーションであったが、すでに上海で入国手続きをしておりイミグレーションには係官はおらず素通りする。将来は蘭州でも入国手続きをするのだろうか?

イミグレーションを過ぎたところにターンテーブルがあり荷物が出てくるのを待つ。大阪と上海の乗客を分けたのは荷物が出てくるターンテーブルの場所が別々だからのようだ。荷物が出てくる気配がないのでトイレへ行っておく。

15:45頃、預けていた荷物が出てきた。荷物を受け取りそのまま出口へと思ったら税関検査だけやっており荷物をX線検査へ。特に問題はないのでX線検査を終えて出口へ。

バスチケット出口近くにバスチケット売場があり空港→蘭州市内のチケットを購入する。運賃は30元だが、購入時に中国人3人の割り込みに遭遇する。関空のチェックインカウンターには並べても蘭州では割り込みかよ!小日本で文明的な行動ができて孔子の国に戻ったらおサルさんというのはどういうことだ?孔子が草場の陰で泣いてるぞ!

空港バスで蘭州市内へ

西線空港から蘭州市内への路線は2路線あるようで、西バスターミナルや南バスターミナルへの西線と蘭州大学近くの東方大酒店への東線がある。

東線

バスこれから蘭州駅へ向かうので、どちらの路線に乗車しても最低1回路線バスに乗り換えなければならないので、15:55頃、蘭州駅に近い東方大酒店行きの東線に乗車する。

東方大酒店バスは客が集まり次第の出発のようで、16:15頃、客が集まりバスが出発する。17:30頃、蘭州大学の対面にある東方大酒店に到着する。

蘭州大学目の前に蘭州大学があるので蘭州駅までの道は簡単だ。

蘭州駅このまま道なりに山の見える方(南)へ天水南路を1.4kmほど進むと蘭州駅に到着する。時間はあるので路線バスには乗らずに歩いていく。

鉄道で蘭州→嘉峪関

蘭州駅17:55頃、蘭州駅に到着する。切符売場でインターネットで予約した嘉峪関行きの切符を受け取らなければならないのだが、切符売場は大混雑だ。これは1時間コース確定の気配が・・・。

自動発券機18:00頃、とにかく列に並ぶ。というか、空いている自動券売機やネットで予約して自動発券機使えよ!18:35頃、ようやく切符を受け取ることができて待合室へ向かう。

蘭州→嘉峪関の切符切符は青色の磁気切符だ。

待合室入口でいつもの切符とパスポートの確認があるが、今回は珍しく駅員がパスポートの中身まで確認していたが何故か切符には確認印は押さずに返却。

これから乗車する列車は、21:55発、蘭州→嘉峪関のT6601次だ。運賃は102元で硬座だ。
嘉峪関には明日の06:20頃に到着予定だ。発車までは3時間ほどあるので2Fの臨時待合室で気長に待つことにする。

おサルさん20:30頃、第2待合室に移動して改札口の先頭を陣取る。改札口にはタバコを吸っているお行儀の悪いおサルさんがいたが目を合わさないようにしていると駅員に「200元払って自由に吸うか?」と注意されていた。蘭州駅では喫煙の罰金は200元のようだ。そして、おサルさんは逆ギレしてどこかへ立ち去った。

反応の遅い自動改札機21:25頃、改札が始まる。蘭州駅は青色の磁気切符は自動改札機を通るので、改札口が開いたら、そのまま自動改札機を通りホームへ移動する。後方では自動改札機を使ったことのない乗客が多数の模様で、後ろを振り返るとすでに詰まって混雑している。

蘭州駅21:30頃、列車に乗車して発車を待つ。今回の車両は25DTであったが、25Kとかが混在した編成であった。21:54に定刻より1分早く蘭州駅を発車する。

行先票車内の状況は立ち席の無座切符の乗客もおり混雑しているが、嘉峪関までの夜行列車で田舎を走るので途中駅で農民工のおっちゃんたちが雪崩込んでくるということはないだろう。とりあえずもう寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 30元 蘭州中川空港→東方大酒店
合計 30元

嘉峪関到着

T6601次05:30頃、目が覚める。硬座なのでぐっすり眠ることはできず、途中で何度も起きたりするが、車内は空いてきている。途中の武威、張掖でかなりの乗客が下車したようだ。乗客はほとんど寝ており車内は平和だ。

嘉峪関駅05:55頃、酒泉に到着し、06:39頃、嘉峪関に到着する。

鉄道で嘉峪関→敦煌

嘉峪関→敦煌の切符何とか嘉峪関まで戻ってきた。ここからシルクロードの旅が再スタートする。

駅の出口を出て、そのまま切符売場へ行き、08:09発、7527次、嘉峪関→敦煌の硬座切符を購入する。運賃は22.5元だが窓口のおばちゃんはパスポートの中身を確認せず発券するので切符には名前やパスポート番号は印字されず。実名制の意味ないじゃん!

嘉峪関駅今日は絶滅危惧種のエアコンなしの緑皮車で敦煌へ向かう。この列車の特徴はエアコンなしなので運賃が安い。いつもの待合室の入口での身分証と切符の確認でパスポートの中身確認せずに、そのまま返却であった。待合室で一時間ほどの待機となる。

行先票07:55頃、改札が始まるが駅員は切符を確認することなく、ただ乗客を誘導するだけであった。列車に乗車して発車を待つが、エアコンなしの列車なので窓が開けられると思っていたら、窓に鍵が掛けられている。これでは外の風景の撮影はだめだ。

黄砂の中を走る定刻より3分遅れの08:12に列車が発車する。車内はほとんどが地元民で敦煌へ向かう旅行客は少数だ。基本的には地元民の足として運行されているようだ。乗車率は7割ぐらいで少し空席がある。嘉峪関を出ると景色はほとんど荒野で砂埃が舞っており、これだと窓を開けて撮影していたらカメラが壊れるような・・・。窓が開かない方がマシであった。

砂昼過ぎに爪州の手前まできたが窓を閉めているのに車内が埃っぽい。外の砂埃がどこからか入ってきているようだ。一見すると閉まっている窓からも砂が進入しているようで窓に砂が溜まり始める。爪州を過ぎると外の砂埃がさらに酷くなる。空が黄土色っぽくなっている。これは完全に黄砂だ。

黄砂そして、車内にも砂が舞っており何やら霞んで見える。乗客の中にはマスクをしている者もおり窓の閉まっている車内も凄い状況だ。これは完全に敦煌を訪れる時期を間違えたようだ。5月1日の労働節から5月3日まで3連休で民族大移動が起こるので敦煌で避難生活と思ったが、黄砂の中の避難生活は避けたい。これは予定変更でトルファンかウルムチまで避難するしかなさそうだ。

敦煌駅黄砂の中13:44に敦煌駅到着。

路線バス駅を出るとタクシーの運ちゃんが客引きをしているが、敦煌駅から敦煌市内までは路線バスが走っており、運賃は3元だ。駅前にバスが停車しているので乗車して発車を待つ。13:55頃、バスが発車してバスターミナルの敦煌汽車站の前を通り、14:15頃、敦煌市内に到着する。

敦煌沙州驛国際青年旅舎

敦煌沙州驛国際青年旅舎市中心部の沙州市場を通り北西へ歩き、14:40頃、予約しておいた敦煌沙州驛国際青年旅舎に到着する。

敦煌沙州驛国際青年旅舎4月中は閑散期で予約しておいたドミトリーは1泊25元で2泊する。ドミトリーは8人部屋でドイツ人のお姉ちゃん、イギリス人の兄ちゃん、残りは中国人という構成で満員だ。

黄砂に包まれる敦煌ベッドのシーツや枕カバーをセットして外へ出かけようと思ったら、外が黄砂に覆われてとても出られる状態ではなくなっていた。

敦煌市内1時間ほどユースホステルで大人しくして少し状況が改善してから外へ出る。

敦煌汽車站

敦煌汽車站遅めの昼食に牛肉麺(6元/120円)を食べてから、17:00頃、バスターミナルの敦煌汽車站に到着する。8年前は別の場所にあったのだが、いつの間にか新しいバスターミナルができていた。

運賃時刻表一応バスの状況を確認すると嘉峪関や柳園など甘粛省内の路線からゴルムド、花土溝といった青海省へのバスやトルファン、ウルムチの新彊ウイグル自治区へのバスもある。ただ、8年前にはあったチベットのラサ行きのバスがなくなっていた。

夜になりインターネットで莫高窟の入場券を予約する。莫高窟の入場券は予約制に変わっており、莫高窟にあった入場券売場は廃止されている。

入場券はインターネットで予約して敦煌市内の入場券売場で入場券を受け取るか、敦煌駅近くの莫高窟数字展示中心で受け取らなければならない。ネット予約できない観光客は市内の入場券売場や莫高窟数字展示中心で3日以内の予約ができるそうだ。おまけに莫高窟(閑散期80元、繁忙期160元)と莫高窟数字展示中心(60元)の入場券はセットでしか購入できない。莫高窟だけというのはできないのだ。

おかげで2015年5月8日から別々だった入場券が1つに統合される。さらに外国人は通訳が付くので20元追加となる。あと、入場券受け取りにはパスポート必須となっている。で、外国語での案内は午前と午後の合計2回だけだったので、午後で予約する。支払いは中国の銀行口座からの引き落としでVISAとかは使えない。ついでに明日が閑散期料金で入れる最終日になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.8元
宿泊費 50元
バス 3元 路線バス
鉄道 98元 柳園→トルファン
莫高窟 80元
通訳ガイド 20元
莫高窟数字展示中心 60元
合計 326.8元

世界遺産 莫高窟

入場券売場11:30頃、ユースホステルを出て陽関中路の莫高窟の入場券売場へ向かう。
昨晩、ネットで予約したのは莫高窟数字展示中心(60元/約1200円)、莫高窟(閑散期料金80元/約1600円)、日本語解説(20元/約400円)の合計160元(約3200円)だ。

11:45頃、入場券売場に到着するが市中心を東西に横切る陽関中路の南北に莫高窟の入場券売場が何故か2つある。とりあえず、北側の入場券売場へ入ってみたら、こちら問い合わせの窓口だったようで入場券売場は通りの向かい側の建物であった。

SMS通りの南の入場券売場でスマートフォンに送られてきたショートメッセージを見せて予約しておいた入場券を受け取るが、予約時には身分証必須のような表記があったが実際は必要なかった。そして、予約していなくても入場券に余りがあれば当日券の購入も可能であった。これならガイド付きの外人用の入場券買わずに知らない振りして中国人用の入場券でもよかったな。

これは莫高窟の予約から見学の流れ。一応予約制なので上記の図のように予約して見学をする。

値上げ公告そして、2015年7月21日から莫高窟の入場料は200元に値上げとなる。

バス11:50頃、入場券売場の東にある敦煌賓館に到着する。ここから莫高窟行きの路線バスが出ているはずなのだが、別の路線バスが停車している。運ちゃんに聞いてみたらここからは莫高窟行きのバスは出ておらず。敦煌駅行きのバスで莫高窟へ行くということであった。ということで、1本南の通りへ行き、昼頃、敦煌駅行きのバスに乗車する。運賃は3元だ。12:07にバスが発車して東へと走る。

莫高窟数字展示中心12:20頃、莫高窟数字展示中心に到着するが、一部の乗客が莫高窟数字展示中心でなく莫高窟へ行けと騒ぎ始める。どうやら莫高窟の入場券売場廃止や莫高窟数字展示中心と莫高窟の入場券がセットでしか販売されていないなどの情報を知らないようだ。車掌が騒いでいる乗客に説明してようやく静まった。

入場券莫高窟数字展示中心は莫高窟の事実上の入口になり、ここで映画とかを見てから専用バスで莫高窟へ移動する。莫高窟の入場券売場が廃止されているので市内の入場券売場か莫高窟数字展示中心で入場券を買わなければならない。しかも、基本予約制なので当日券が余っていればの話である。

シアターとりあえず予約時間が13:00なので入場してシアターホールが開くのを待つ。12:45に開場となり、13:00に20分間の映画の上映が始まるが英語字幕とかは無しだ。映画の次は移動して石窟の8Kカメラで撮影した石窟の映像を観覧、そして、13:50頃に専用バスで莫高窟へ移動する。

莫高窟駐車場14:05頃、莫高窟に到着する。タクシーで来ている観光客もいたが莫高窟の入場券売場は2014年9月に廃止されているので内部への入場はできない。でも、以前と同様に外から見るだけなら問題ない。

莫高窟とりあえず、入口に列ができていたので係員に「外人もここに並んでおけばいいの?」と聞いてみたら受信機を渡される。で、中国人と一緒に入場して受信機からは、目の前の係員の説明が聞こえてくる。 中国語で・・・。日本語の説明が聞けるのではなかったのか?中国語の説明を聞いてもわからないので、そのまま団体から離脱して開いている石窟を勝手に見物する。

莫高窟8年前に見物したときはカメラ持ち込み禁止で荷物を預けなければならなかったが、今回は石窟内部の撮影は禁止だがカメラの持ち込みはできるようになっていた。

莫高窟莫高窟は係員と説明を聞きながら見学なのだが、全部見終わったのか離脱した観光客が見物していたり外で記念撮影をしている。とりあえず開いている石窟を見物して外へ出る。

莫高窟正直言って莫高窟の感想は特に予約する必要はなかったかな。莫高窟数字展示中心ができたり、予約制に移行し指定時間に入場、路線バスは莫高窟へは行かなくなったとか多くの変更点があったが、実際は予約しなくても入場券は購入可能だったし、中国語が話せれば以前と同様で外人料金無しで見物も可能だ。

莫高窟ただし、日本語や英語の説明が必要な人は午前と午後の2回しか入場可能な時間帯がないので要注意だ。16:20頃、専用バスで約15km離れた莫高窟数字展示中心へ戻る。16:40頃、莫高窟数字展示中心に到着、市区へのバスに乗車して、17:00頃、敦煌市内の戻る。運賃は3元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.2元
食費 6元
合計 18.8元

バスで敦煌→柳園

敦煌→柳園のバスチケット今日も朝から天気は晴れだが少し風があり、空は青いが地平線付近は黄土色になっている。11:40頃、ユースホステルをチェックアウトして敦煌汽車站へ向かう。

今日から労働節の3連休で中国は民族大移動の時期になる。おそらく莫高窟にも中国各地から金持ちが押し掛けて大混雑になるのだろう。途中で莫高窟数字展示中心と敦煌駅へのバス乗り場を通り過ぎるが予想外に空いている。空いているというか、昨日や一昨日と同じで普段と変わりない状態だ。民族大移動はどこへ行ったのだ?

30分ほど歩いて、12:25頃バスターミナルの敦煌汽車単に到着する。ここも民族大移動は起きておらず空いており、柳園行きのチケットを余裕で購入する。運賃は26元で13:20発だ。

ボロワゴン敦煌では民族大移動が起きておらず、天気も晴れだし、これなら急いでトルファンへ移動しなくてもよかったかな?今日は柳園から列車でトルファンへ向かう。敦煌駅からは夏になるとウルムチ行きの列車が運行されるのだが、今年はまだ運行されていないので、今回はバスで柳園へ移動する。13:05頃、バスに乗車するがボロワゴンでの移動となる。

CNGスタンド13:23頃、出発し柳園までは約2時間の道のりだ。15:00頃、柳園の高速道路出口近くのCNGスタンドでガス補充のため休憩となる。全員車から降りるようにいわれ外へ出る。日本では車のCNGガス補充時はどうなのか知らないが、中国では全員車外に出なければならないようだ。15:10頃、ガスの補充が終わり出発する。

柳園汽車站15:20頃、柳園汽車站に到着する。一応バスターミナルなのだが実際は駐車場といった感じだ。柳園駅の乗客だけここで下車して高速鉄道の乗客はワゴンに乗車したまま柳園南駅へ向かっていった。

鉄道で柳園→トルファン

柳園駅柳園汽車站から通りを北へ歩いて突き当たりのT字路に駅がある。15:30頃、柳園駅に到着する。切符売場でトルファン行きの切符を受け取らなければならないのだが、柳園駅は切符売場に入るのにもボディチェックがあり、さら荷物の持ち込み禁止で入口に置いていくことになっていた。

この田舎にテロの脅威が迫っているのか?柳園駅はウルムチ鉄路局の管轄内になるので警備体制も新彊ウイグル自治区と同じということか?切符を受け取り、続いて待合室へ。

ここでは切符とパスポートの確認、手荷物のX線検査が行われる。荷物検査は危険物を持ち込むおサルさんがいるからわからなくもないが、切符とパスポートの確認は外国人にはほとんど意味がない。

柳園→トルファンの切符柳園からは21:20発のK2629次に乗車してトルファンへ向かう。
運賃は98元で硬座だ。待合室は空いており静かだ。このまま約6時間の待機となる。

17:00過ぎになると徐々に待合室に乗客が集まってくる。混雑はしていないが、おサルさんが多い。特に右斜め前方のおっちゃんの手鼻が特に酷い。それと流行の服装をバッチリきめた兄ちゃんは床に唾吐いているし・・・。最先端のファッションで身を包んでいても中身がおサルさんでは意味無しでは・・・。

柳園駅20:55頃、改札が始まりホームへ向かう。外は日没後で夜になるところであった。21:05頃、k2629次が到着するが誰も並んでいない。

柳園駅そして、降りる乗客がいるのに我先にと乗車している。乗務員はやる気がないようで先に降ろすとかいう考えはないようだ。乗車の邪魔なので自分は降りる乗客を先に通すが待つとか譲るという考えがない後ろのおっさんに割り込まれる。やはり13億のサバイバル真っ直中の中国人は地上最強の生物である。自分は到底中国人には及ばない。

21:27に定刻より7分遅れで列車が発車する。トルファンまで約9時間半の道のりで07:15到着予定だ。まあ、ダイヤ通りの運行は期待できないが・・・。車内の乗車率は9割ぐらいだが農民工が多いので通路に足を投げ出していたりと乗車マナーは悪い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
バス 26元 敦煌→柳園
合計 35元

シルクロード旅行記2015 鉄道で嘉峪関から上海へ

嘉峪関で引き籠り

インスタントラーメンノートPCが使えないのでやる気なしで部屋に引きこもる。早く日本へ戻りPCを復旧させないと・・・。夕方になり明日の上海行きの準備のために近くのスーパーでインスタントラーメンを今麦郎と康師傅のそれぞれ5袋セットで7.5元(約150円)の低価格帯のを買い込んでおく。3セット購入して22.5元(約450円)だ。これで上海までの食糧は確保した。

牛肉麺駅や列車内で盒飯とかを買うと1食で20元の出費になってしまうので、これで結構節約できるだろう。夕飯は牛肉麺(6元/約120円)を食べる。夜になり上海のユースホステル明堂人民広場青年旅舎をネットで予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.5元
宿泊費 5.5元 ネット予約金
(明堂人民広場青年旅舎)
合計 34元

鉄道で嘉峪関→上海

嘉峪関駅06:40頃、金葉賓館をチェックアウトして1路のバスで嘉峪関駅へ向かう。運賃は1元で07:10頃、嘉峪関駅に到着する。いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済まして待合室へ。

待合室そして、いつも通り駅員はパスポートの中身は確認せずで切符の実名制は外国人には意味がないように思える。

嘉峪関→上海の切符今日は08:01発、伊寧→上海のT206次で上海へ向かう。上海到着は明日の17:46になる。この伊寧-上海の列車は4700kmを走り、おそらく中国最長距離の列車と思われる。

換票証07:50頃、改札が始まり列車に乗車する。車両は25Kで最高速度は140km/hだ。08:01に定刻通り発車して上海へ向かう。今回は日本のB寝台に相当する硬臥で運賃は542.5元(約10850円)だ。結構な出費になるが上海まで硬座で行く自信がない。

発車後すぐに乗務員が切符を換票証と交換にやってくる。これで下車駅の手前で乗務員が切符と換票証を交換にやってくるので寝ていても叩き起こされて寝過ごすことがない。自分は終点まで乗車なので換票証に交換しなくてもよいのだが、乗務員が乗客を把握するのに必要なのだろう。

そして、朝の時間帯なので麺の車内販売が行われている。値段は10元で量の割に高めだが、列車内は物価が高いので仕方がない。

黄砂と祁連山脈列車は135km/hで南東へ走る。南に祁連山脈が見えるが砂埃で霞んでいる。黄砂が発生しているのだろうか?

万里の長城10:30頃、張掖を過ぎたところで万里の長城と5kmほど平行して列車が走る。すぐ間近に万里の長城が見えるのだがテレビで見る八達嶺のような煉瓦を積み上げ長城でなく朽ち果てた土塁なので気づかない可能性が高い。

蘭州駅15:55頃、蘭州に到着する。停車時間が長いのでホームでタバコを吸う乗客やカップ麺や弁当を買う乗客がいる。

行先票16:12に8分遅れで蘭州を発車する。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
合計 1元

4時間半遅れで上海へ

鄭州駅07:50頃、鄭州に到着するが、55分ぐらい遅れているようだ。

鄭州駅上海到着までに遅れは取り戻せるか?10:20頃、商丘を過ぎたところで遅れが1時間10分に拡大していた。優先順位が高いはずの特快なのだが遅れが悪化している。定時運行する気あるのか?

12:18に徐州到着。遅れは2時間13分に拡大していた。特快なのにこの遅れは何だ?やる気あるのか?

そして、さらに乗務員が発車時間未定とか言っており、当然ながら乗客が騒ぎ始める。
原因は線路補修作業をしているためで線路に問題が発生したようだ。普段からちゃんと補修作業しておけよ!JR北海道とどちらがマシだろうか?

昼寝しながら気長に待っていると携帯が鳴っている。振り込め詐欺かと思って出てみると明日乗船する新鑑真のフェリー会社からの確認の電話であった。11時までに国際フェリーターミナルへ遅れずに来るようにとのことであった。

15:00頃、再び携帯が鳴るので出てみると、今度は予約しておいたユースホステルの明堂人民広場青年旅舎からであった。到着が何時になるかという問い合わせだったので、列車が遅れているので21-23時くらいに上海到着と答えておく。

16:00頃、蚌埠に到着、16:10に発車するが、遅れは4時間9分に拡大している。4時間以上の遅れなので乗客の中には次の南京で他の列車に乗り継ぐ予定だったのに間に合わないというのが続出。乗客たちが乗務員に購入していた次の列車の切符を変更したいと問い合わせていた。

17:50頃、長江を越えて、17:57に南京到着。遅れは3時間58分になる。無錫を過ぎた辺りから車内清掃が始まる。枕カバーやシーツなどの回収が行われながら停車駅で乗客が降りていく。日本と違い中国の鉄道は乗客が乗ったままでも清掃が行われる。これは終点が近いからというわけではない。途中何度も清掃が行われている。そうしないと車内はゴミ溜めと化してしまうのだ。それほど乗客のマナーは劣悪なのだ。

上海駅22:23頃、4時間37分遅れで上海に到着する。乗務員曰くこれほどの遅れはこの列車では初めてだそうだ。上海駅から地下鉄1号線に乗車して人民広場で下車する。運賃は3元だ。

明堂人民広場青年旅舎人民広場の南東へ歩き、23:00頃、明堂人民広場青年旅舎に到着する。部屋はドミトリーで1泊55元(会員料金)だ。YHA Chinaの公式サイトから予約してあるので、ネットで支払ってある予約金を差し引いた49.5元を支払う。部屋は4人ドミトリーで窓なしだ。

上海万博開催直前の2010年に宿泊したことがあるのだが、この時は結構良かった感じなのだが、今回は状況が違った。通路にトイレの臭いが漂っているし、トイレは小の方の水が流れずに設備がかなり劣化している。これは一体どうしたことだ?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 49.5元
地下鉄 3元
合計 52.5元

新鑑真で大阪へ

フェリーで上海から大阪へ

インスタントラーメンとビール08:00頃に起床して近くのスーパーでインスタントラーメン5袋セット(7.9元/約158円)とビール(1.6元/約32円)を購入して出発の準備を整える。10:00頃、明堂人民広場青年旅舎をチェックアウトする。人民広場から地下鉄8号線に乗車して曲阜路で地下鉄12号線に乗り換え国際客運中心で下車する。運賃は3元だ。

国際フェリーターミナル駅から5分ほど歩いて、10:45頃、国際フェリーターミナルに到着するが、出発ロビーが地下に変わっている。去年の12月は1階だったのに工事で地下に変更されていた。出発ロビーは団体客で賑わっているというかやかましい。そんなに大声で話さなくても聞こえるだろうに・・・。

11:15頃に出国手続きを済ませ専用バスで埠頭へ移動する。フェリーターミナルが工事中だったので今回は施設利用料とかの徴収はなかった。

新鑑真11:30頃、新鑑真に乗船する。部屋はいつもの2等和室だが、今回はギターを持った欧米人1人と同室であった。

金持ち中国人観光客12:15頃、船が出航する。デッキにはツアー客の中国人が溢れており楽しそうに記念撮影をしている。夜には東シナ海の波に揉まれて船酔いでダウンするのに・・・。

中国艦艇そして、黄浦江を下っていると人民解放軍だか中国海警だかの新型艦艇が建造中であった。しかも、1隻とかではない!数えただけで7隻も建造中であった。

中国艦艇上海だけでこの建造数だと、青島や大連なども入れれば艦艇の建造ペースはもの凄いことになるだろう。性能はわからないが数だけだと日本、ベトナム、フィリピンはかなり不利なのではないだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25.3元
地下鉄 3元
合計 28.3元

新鑑真2日目

東シナ海朝から船がよく揺れている。外の天気は雨だ。船内のテレビは天気が悪く信号の受信状態が悪くBS放送はほとんど映らない。08:00に朝食の放送があったので、最初は混雑しているので少し時間をあけてから2Fのレストランへ行くが、今回の新鑑真は状況が違った。

レストランは中国人のツアー客で溢れ大混雑して戦場と化していた。行列に並んでお粥(稀飯)、焼きそば(炒麺)、包子などを1人1皿で受け取っていくが、中国人のおばちゃんが焼きそばのおかわりに来たり、包子を勝手に持っていこうとして乗務員に制止されていた。

おいおい!これから日本へ旅行しにいくのに、その行動はまずいだろう!ツアー客の中に完全にお上りさんというか、おサルさんが紛れ込んでいるようだ。ちなみにお粥はおかわり自由です。

11:00過ぎになりテレビがようやく映るようになる。外の天気は雨だがBS放送の信号が受信できる程度まで回復しているようだ。そして、意外なことに船が結構揺れているのに船内が静かになっていない。経験上だとこの程度の揺れだと中国人ツアー客たちは皆船酔いでダウンして船内は静かになるのだが、今回のツアー客は船酔いでダウンしていない!同じ部屋の欧米人は朝から寝たきりなのだが・・・。

13:30頃、昼食にインスタントラーメンを食べるのだが、洗面所にある給湯器の近くで鍋に麺を入れて準備していると、中国人の兄ちゃんがやってきて給湯器のお湯で鍋を洗っている。自分と同じようにインスタントラーメンを食べているようだが、鍋を洗ったお湯を給湯器の脇にあるゴミ箱に捨てた。

この場合は残った麺だけをゴミ箱に捨てるべきであろう。すぐ後ろには洗面台があるのだが・・・。やはり中国人にはお湯をゴミ箱の捨てるという特徴があるようだ。
もし、カップ麺のスープとかをゴミ箱に捨てているアジア人がいたら高確率で中国人だろう。今回の新鑑真は民工列車に近い感じだ。

洗濯物17:00頃、シャワーでも使おうかなと思いシャワー室へ行くと中国人のおばちゃんがいる。なぜ男性シャワー室におばちゃんがいるのだ?おばちゃんは男性シャワー室にある洗濯機を使いに来ていた。おいおい!女性シャワー室にも洗濯機はあるだろ?勘弁してくれよ!で、船内の通路にある手すりは物干し竿代わりになっており洗濯物が・・・。

新鑑真には日本で爆買いをする金持ち中国人の団体観光客御一行様が乗船しているはずなのだが、なぜ農民工フェリーになっているのだ?

新鑑真で大阪到着

新鑑真07:45頃、レストランで朝食を食べて部屋へ戻るが途中の通路にヒマワリの種が散乱している。掃除する乗務員の身にもなれよ!爆買いする金持ち中国人のツアー客は日本でマナーを守れるか?

大阪港国際フェリーターミナル08:10頃、大阪港に到着し検疫所の職員が乗船してきて体温検査を受ける。この時、日本のパスポートを所持している乗客は自分を含め6人いることがわかる。でも、コテコテの日本人は自分を含め2人だけで残りは後から日本のパスポートを取得した人たちのようだ。欧米人は今回全部で5人乗船していた。

部屋に戻り下船まで待機となるが、部屋の扉を09:30頃、下船して入国カウンターへ。外国人は全員入国時に両手人差し指の指紋をスキャンされていた。ついでに日本人も指紋のスキャンをしておけば指名手配犯が引っかかるのではないか?まあ、自称人権活動家、人権団体や人権派弁護士とかいうのが騒ぐのだろうけど、後ろめたいことがなければ問題ないはずだ!

パスポートに入国スタンプが押され税関検査へ。税関では全員荷物検査を受けていたので荷物全検査かと思ったら一部だけで、東南アジアの状況を色々と聞かれ5分ほど雑談状態になる。まあ、雑談しながら長期旅行者から現地の情報を吸い上げているのだろうか?
10:00頃、コスモスクエア駅行きの無料送迎バスに乗車して5分ほどで駅到着。さて、早くノートPCの復旧をしなければ・・。

日本で一番中国に近い街

大阪府西成区

50円自販機ある意味日本で中国に最も近い大阪府西成区にやってきた。西成を歩くと50円自販機が目に付く。このご時世では100円自販機でも貴重なのに西成には50円自販機があちこちにある。

10円もあるしかも、よく見ると10円で販売されている物まである。もはや、あり得ない世界である。

スーパー玉出そして、大阪に来るとよく目にするのがスーパー玉出だ。激安スーパーでもあるが、ほとんどの店舗が24時間営業なので玉出が近くにあればコンビニのお世話にはほとんどならずに済む。

西成警察署西成を歩いてやってきたのが西成警察署だ。ある意味で日本で一番ハードな警察署である。昼間でも玄関には警杖を持った警官が警戒しており守りが固められていた。警察署周辺にはホームレスや日雇い労働者が集結しており、その光景を目にすると中国にいるような錯覚に陥る。

さらに救急車が複数台巡回しているし、通りには「福祉」「生活保護」といった看板がやたらと目に付く。西成は想像以上に中国に近いというかヤバすぎる雰囲気が漂っている。
そして、西成では痰吐きの音を聞く確率が高い。立ち小便禁止の看板があったりするが、すぐ脇でおっちゃんが立ち小便していた。日本では痰吐きの音なんて滅多に聞かないし立ち小便にも遭遇しないと思ったが、西成は別格のようだ。やはり中国に一番近い街だ。

西成の火災現場

西成区火災現場15:20頃、3畳間の部屋から外を見ると黒煙が空に上っている。黒煙の量からして火事のようだ。

西成区火災現場野次馬根性で様子を見に外へ出ると、近所の住民も外に出ているし消防車のサイレンも聞こえてきた。


現場近くへ行くと旅館から煙が出ており消火活動が行われている。周辺は消防、警察、野次馬が集まっている。そして、外国人観光客もいる。西成のドヤ街は今では外国人観光客が集まる安宿街に変貌している。火事の現場からは炎が吹き出したり電線から火花が出たりしており消火活動のために周辺への立ち入りが規制される。夕方のニュースをみると火事の原因は放火であった。

シルクロード旅行記2015 鉄道で河西回廊の武威へ

※HDDデータ消失により画像は一部のみになります

西寧→蘭州

07:10頃、ユースホステルをチェックアウトし十一中のバス停から16路のバスに乗車して西寧駅へ向かう。運賃は1元だ。今日の天気は曇りで寒い。今日は西寧から蘭州へ移動するが、清明節で民族大移動が発生する。まあ、5月1日の労働節の民族大移動と比べると大したことはない。清明節は日本でいえばお盆とかに相当する祝日なので基本的には墓参りに出かける人が多い。

07:40頃、西寧駅に到着する。朝の時間帯なので武警はまだ警備についていない。まずは入口で切符と身分証の確認、荷物のX線検査を受けて待合室へ移動する。西寧駅の待合室は一言でいうと巨大だ。北京南駅のようにでかい待合室、改札口には自動改札機が導入されており、まさに最新設備の駅だ。

でも、最新設備の駅に農民工のおっちゃんたちがいたりして待合室はかなりアンバランスだ。肥料袋、天秤棒、バケツは・・・。おまけにおっちゃんたちは床に痰吐いているし・・・。想定している客層と実際の客層は合っているのだろうか?

今回、蘭州まで乗車するのはラサ→重慶北を結ぶT224次で青海チベット鉄道の車両なのでこの列車を選んだ。09:18発で蘭州までは2時間53分、216kmの旅で運賃は硬座で32.5元だ。待合室で1時間ほど待機となるが、清明節で臨時列車が増発されていたので駅は混雑していると思ったのだが意外にも空いていた。

09:00頃、改札が始まり、今回は西寧からの乗客が少なかったので乗車バトルの発生はなかったが、農民工のおっちゃんたちは自動改札機を使ったことがないようで切符を自動改札機に通さずバスのICカードと同じように改札機にタッチしている。磁気切符は、それでは通れないのだが・・・。待合室の放送で青色の切符は改札機に差し込むように言っているのだが聞いていないようだ。

ホームへ降りて列車へ乗車するが乗車口では切符だけでなく身分証確認が行われていた。09:18に定刻通り発車して蘭州へ向かう。車内は一見すると綺麗なのだが、床やトイレがかなり傷んでいる。2006年夏に青海チベット鉄道の運行が開始されて8年以上経つので経年劣化が進んでいるようだ。あまりメンテナンスはしていないのか?

蘭州へ到着するまでGPSを試してみる。西安→西寧のZ273次での移動時に25Tの車内でGPSが使えなかったので、同じ25Tの車両なのでGPSが使えるかの確認だ。同じ25Tといっても、こちらはタングラ峠を越える高地仕様なので別物だが・・・。

で、GPSを試してみたら問題なく信号を受信して使用できた。2009年にラサへ行ったときはGPSが全くだめだったのだが、この車両では使えている。これは一体どういうことだ?
やはり窓ガラスが怪しい。使用している窓ガラスに何かあるようだ。11:46に蘭州到着。

まずはbooking.comで予約しておいた蘭州河馬公園青年旅舎(兰州河马公园青年旅舍/Hippo Park Youth Hostel)へ向かわなければならない。五泉山公園の近くというのは分かっているので、バスで五泉広場まで行けばよいのだが、とりあえず駅前通り(火車西路)を西へ歩いていく。

13:00頃、五泉広場に到着して5分ほど歩き、五泉派出所を過ぎたところで派出所と超市の間にあるアパートの駐車場へ入ると予約確認書にあった住所に到着。やっぱり予想はしていたがアパートの一室をゲストハウスにしているようだ。看板が出ていないので看板ぐらい出しておかないと外国人は辿り着くのが難しいぞ!

で、予約確認書には何階なのか表記されていなかったので電話して聞いてみたら2階ということで、13:10頃、蘭州河馬公園青年旅舎に到着する。アパート自体は結構年数が経過していそうだが、ユースホステルは2015年の今年に開業したばかりなので内装は新しい。
部屋は8人ドミトリー、1泊40元で3泊する事にする。周辺にはコンビニ、スーパーから牛肉麺の店まで一通り揃っている。

14:00頃、五泉広場へ行き139路のバスに乗車して、14:40頃、中山橋で下車する。運賃は1元だ。

日曜日なので黄河に架かる中山橋は観光客でにぎわっている。中山橋を渡り、14:50頃、白塔山公園に到着する。

白塔山公園の頂上には白塔寺がある。

山を登って行くと眼下に黄河と蘭州の街が一望できる。

法雨寺

山の中腹には法雨寺があり、参拝客で賑わっている。

法雨寺は清の乾隆年間に建立された寺院だ。

白塔寺

15:40頃、白塔寺に到着するが工事中で境内へは入れず。白塔寺はチベット仏教寺院で明の正統13年(1448)に鎮守甘粛内監の劉永誠が白塔古刹遺シの上に白塔寺を再建し、清の康煕55ー61年(1716ー1722)に甘粛巡撫の綽奇興が修復する。寺には高さ18mの白塔がある。

山を降りて行くと地元民が爺ちゃんたちが生演奏でカラオケをやっている。これは中国の大きな公園だとよく見かける光景だ。17:00頃、中山橋のバス停から15路のバスで五泉広場へ戻る。運賃は1元だ。

17:30頃、夕飯に牛肉麺(6元/約120円)を食べる。蘭州といえば牛肉麺だ。蘭州に来たからには牛肉麺を食べて置かなければならない。ユースホステルに戻るが同じドミトリーのおっちゃんの痰吐きが酷い。おっちゃんはノートPCを持っていたりして結構凄いのだが、中身が農民工のおっちゃんであった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 120元 1泊40元×3
バス 3元 路線バス
合計 135元

蘭州→永登→連城

朝から雨が降っている天気予報だと1日曇りなのだが・・・。おまけに同じドミトリーのおっちゃんは朝から痰吐き全開で、こちらは朝から精神的にやられっぱなしだ。痰吐きのおっちゃんと関わりたくないので雨が降っていても外へ出かける。というか、外へ避難だ。まあ、外でも痰吐きに遭遇するので意味ないのだが・・・。

で、外へ出ようとするが扉が開かない。鍵を開けようとしても、何故か内側なのに鍵穴がある。どうやら室内なのに鍵で扉を開けなければならない。老板に鍵を開けてもらい外へ出る。

鍵が掛かった状態で火事になったら逃げられないな・・・。雨が降っているが今日は昨秋に行こうとして失敗した連城の魯土司衙門旧址に再挑戦する。07:50頃、五泉広場から18路バスに乗車して西バスターミナルのある公交集団で下車する。
運賃は1元だ。

08:15頃、西バスターミナルの蘭州汽車西站に到着するが、連城行きのバスが、ちょうど08:15発で逃してしまう。仕方がないので永登行きのバスに乗車する。運賃は27元だ。

08:45頃、バスが発車する。2時間ぐらいで永登に到着だろうか?蘭州を出ると高速道路に入りバスは爆走しながら北西へ向かう。

10:30頃、永登汽車站に到着するがバスターミナルには古い時刻表しかなく、窓口ではチケットの販売はしておらず、運賃や発車時刻はバスの運ちゃんや車掌のおばちゃんに直接聞かなければならなかった。永登は上級者向けのバスターミナルのようだ。

連城行きのバスは11:30発車で運賃は15元だ。11:30になりバスが発車するが乗客は自分を含め5人のみだ。なので、途中で客を乗せながら走る。

魯土司衙門旧址

14:10頃、連城に到着。天気は雨から曇りに変わっていた。連城はバスターミナルがないようで連城の中心で降ろされる。ちょうど降ろされた場所に魯土司衙門旧址の看板が出ており、そのまま南へ200mほど歩いて魯土司衙門旧址に到着する。

入場料は20元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

魯土司衙門旧址は中国に現存する明清代の土司庄園で最大規模になる。土司とは古代中国における辺境少数民族の有力豪族に授けられた世襲制の官職であり、中国の王朝が土司を通じて間接統治をする仕組みになる。簡単に言えば朝貢の一つともいえる。

そして、魯土司衙門旧址は魯氏の邸宅になり、明の洪武3年(1370)に建設され土地面積は50000平方メートル、建築面積は10000平方メートルになり、現在残っている土地面積は40000平方メートル、建築面積は9000平方メートルになる。建築様式は北京の王公府第を模して建設され「西部小故宮」とも称される。

この連城の魯土司は各地の土司の中で最高の位を持ち、正三品の官位になる。魯土司は明の永楽年間に武功を挙げ永楽帝から魯の姓を賜り19代に渡り世襲してきたが、清朝から中華民国になり土司が廃止され、国共内戦を経て中華人民共和国が成立すると最後の魯氏は人民法廷で死刑となる。まあ、粛清されたということか?

現在は邸宅が保存され博物館となっている。入口にはゲートがあり勝手に入れないようになっているのだが、景観が損なわれているような・・・。

門には絵が残っているがかなり傷んでいる。よく言えば古さが感じられる。

ここは大堂で裁判が行われていた場所。

清代の法廷を再現している。

建物は残っているが調度品は一切残っていないので、魯氏が死刑になった時あたりで全て没収されたか略奪されたのだろう。

残っている建物はかなり傷んでおり床が抜けそうな場所もあるほどだ。修復するとなると多額の予算をつぎ込まないとダメだろうな。でも、修復となると観光開発も始まるのだろう。

魯氏の位牌があったりするけど、この辺は新しく作られた物だろう。

16:00頃、海石湾行きのバスに乗車する。連城を出たところで運賃徴収のおばちゃんが乗り込んで来るが、おばちゃん何言ってるのかわからない。運賃徴収しているで、とりあえず20元札出しておく。お釣りが13元返ってきたので運賃は7元のようだ。

海石湾へ向かう途中で蘭州→連城のバスと複数回すれ違う。蘭州の西バスターミナルからはこれほど運行されていないのだが・・・。そして、1台のバスに蘭州東部の表示が・・・。どうやら東バスターミナルからも連城行きが運行されていたようだ。これなら最初から東バスターミナルへ行けばよかった。

17:15頃、窑街に到着し海石湾行きのバス乗り換えになる。さっき払った7元は窑街までの運賃であった。海石湾行きのバスは運賃5元であった。これなら窑街から蘭州行きのバスに乗車した方がよかったかな?

17:50頃、海石湾のバスターミナルである紅古区汽車站に到着する。連城へ行くのにやたらと時間、労力、金を費やした。やはり一番よいのは蘭州から直通バスに乗車だ。17:55頃、紅古区汽車站から蘭州行きのバスに乗車する。運賃は25元だ。19:50頃、西バスターミナルの蘭州汽車西站に到着する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
バス 27元 蘭州→永登
バス 15元 永登→連城
バス 7元 連城→窑街
バス 5元 窑街→海石湾
バス 2元 路線バス
鉄道 46.5元 蘭州→武威
合計 109.5元

中山橋と黄河

07:30頃、起床する。今日の天気は昨日と違って晴れだ。08:00頃、五泉広場から15路のバスに乗車して中山橋で下車する。運賃は1元。

朝の中山橋と黄河を見物して、137路のバスに乗車して七里河橋で下車する。運賃は1元。

甘粛省博物館

09:30頃、甘粛省博物館に到着、入場料は無料なので窓口でパスポートを提示して入場券を受け取り見学する。

化石やシルクロードに関連した展示から赤い展示内容まであるが、シルクロードに関する展示をみておけば十分かな?ある意味で赤い展示も必見だろうか?

この辺はシルクロードの展示で絹製品や陶器。

シルクロード遺跡から出土した壁画。

経典や西夏時代に印刷された西夏文字の活字印刷物。

通常なら抗日戦争の展示になるのだが甘粛省では国民党軍との戦いが全面に出されている。

11:10頃、甘粛省博物館を出て七里河橋のバス停から137路のバスで蘭州駅へ移動する。運賃は1元。12:10頃、蘭州駅に到着し切符売場で昨晩インターネットで予約購入した明日の武威行きの切符を受け取るが窓口には相変わらずの行列・・・。

自動券売機やネット予約の発券機には行列はなく待ち時間なしだ。二代身分証を持っているのに何故わざわざ行列に並んで切符を購入する?おまけに窓口のおばちゃんに喧嘩売って別の窓口へ行くおっちゃんもいたりするし・・・。

こちらは自動券売機や発券機の操作方法はわかっているのだが、パスポート読取り機能がついていないので発券出来ず・・・。おまけに何故か外国人使用不可なのに自動券売機や発券機には英語メニューがある。どう考えてもアホだろ!チャイナクオリティの代表格と呼べるシロモノだ。切符受け取り後は昼食に牛肉麺(6元/約120円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
バス 3元
日用品 5.5元 歯磨き粉
ATM手数料 12.5元
合計 36元

鉄道で蘭州→武威

06:15頃、ユースホステルを出て五泉広場のバス停から33路のバスで蘭州駅へ向かう。
運賃は1元。06:35頃、蘭州駅に到着し、切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済まして待合室へ移動する。

朝の時間帯なので待合室は空いておるが、ゴミ箱に痰を吐いているおっちゃんはいる。当然ながら手鼻をかんでいるのもいる。人が少なくてもこの手のおっちゃんは必ずどこにでもいるようだ。

今日はZ6201次、蘭州→武威に乗車する。座席は硬座、運賃は46.5元、303kmの道のりだ。

06:50頃、改札が始まるが乗客が少ないので乗車バトルは発生しなかったが、乗客は自動改札機に慣れていないせいで混雑している。自分は誰も使っていなかった自動改札機を通って先に行く。中国の自動改札機は日本のとは違って反応がやたらと遅い。切符を入れて1-2秒待たないと切符が出てこないし、切符を取らないと扉が開かない。

それにしても乗客たちは誰も通っていない自動改札機があるのに何故わざわざ行列のできている自動改札機に並ぶ?列車に乗車して発車時間を待つだけだが発車まで20分ほど時間があるので撮影に出かける。

先頭の機関車は韶山7型のSS7Eだ。そして、客車は25Tなのだが行先票を見ると、この編成は蘭州-武威を1日2往復だけしかしていない。おまけに午前の1往復は停車駅なしで蘭州-武威を運行している。まさに途中駅なしの直達特快のZ列車なのだが、この短距離では意味がないような・・・。

さらに車両の25Tはまだ新しく乗客も少なく自分の乗車している車両は乗車率は5割ぐらいで空席が目立つ。後ろの方の車両は乗客がおらず空車の気配すらする。これならわざわざ25Tの新車を投入せずに22とかのボロ車両で十分ではないだろうか?この編成は絶対に赤字だろう。

07:18に3分遅れで蘭州を発車する。武威には10:18到着予定だ。蘭州を発車したのはよいがノロノロ運転で07:36頃に新しく建設中の蘭州西駅を通過する。これだと最高速度160km/hの25Tは宝の持ち腐れだ。

それと、GPSを試してみたらこの25Tの編成では問題なく測位でき使えた。08:15頃、列車の速度が上がり始め150km/h以上になった。ようやく、25T本来の性能を発揮し始める。

08:50頃、外の景色が変わり始め、外には雪が積もっている・・・。蘭州を出たときは曇りだったのだが、どうやら雪が降っているようだ。天祝を通過すると完全に雪景色となる。天祝は標高2400m以上の高地なので4月でも雪が降り積もっている。これだと武威の天気が心配だ。この後の張掖、嘉峪関、敦煌もどうなっているのか・・・。

山岳区間に入りトンネルが多くなるが標高が下がり始め標高2000m以下まで降りてきた。この頃になると雪は見えなくなり天気晴れで青空が見える。さっきまで天気を心配していたが問題なさそうだ。

定刻より7分早く10:11頃、武威に到着する。武威駅は市街地の南に位置しており、eLongで予約しておいた龍辰賓館(龙辰宾馆)は市街地にあるので、まずは駅前から1路のバスに乗車して客運中心で下車して南関西路を西へ歩く。

龍辰賓館に到着するが外人お断りの宿であった。老板の話だと規制が厳しいらしい。仕方がないので他を探すが招待所とかは撃沈しそうな気配がするのでそこそこの賓館を探してみる。

客運中心の南にある宗泰賓館(宗泰宾馆)で聞いてみたらトイレ共同の69元の部屋があるということで2泊することにする。外国人お断りか心配であったがとりあえず大丈夫であった。でも、明日の朝になるまでは油断できない。とりあえず、寝床は確保したので、まずはバスターミナルの武威客運中心へ行きバスの状況を確認する。

武威のバスターミナル

武威客運中心は長距離バスターミナルなので蘭州、敦煌、天水などへのバスが出ている。客運中心から東へ1分ほどの所にあるのが武威市公用型汽車站で、ここは周辺の農村へのバスが出ている。天梯山石窟へ行く哈渓鎮へのバスもここから出ている。

海藏公園

12:10頃、客運中心近くから5路のバスに乗車する。運賃は1元で金沙郷へ向かう。ロンリープラネットによれば金沙郷には古刹の海藏寺があり、それっぽい公園の前で下車する。

海藏公園の入場料は2元で公園の北門を出ると海藏寺の山門だ。海藏公園には涼州区県級文物保護単位の袁克子老宅と天仙宮があるが、袁克子老宅は非公開で天仙宮だけ見物できる。天仙宮は道教寺院で財神廟とも呼ばれている。

海藏寺

12:45頃、海藏公園の北門を出て海藏寺に到着する。

入場券売場があったのだが誰もいないので、そのまま見物する。

海藏寺は晋代に建立され1700年以上の歴史がある河西回廊の古刹だ。宋、元、明、清に渡り修復が繰り返されてきた。明の成化年間に大規模な修復があり現存する建物の大部分が明代に建てられたものである。

元朝の時にチベット仏教サキャ派サキャ・パンディタが涼州を訪れた時に海藏寺など涼州四大寺に修繕資金を寄付しており、これによりチベット仏教寺院になるが、現在はチベット仏教に関係する建物が見当たらないので仏教寺院のようだ。

南城門

13:30頃、海藏公園を出て5路のバスで市内へ戻る。運賃は1元で西涼汽車站で下車する。14:00頃、新西涼客運站に到着するが廃墟しかなかった。バスターミナルはなくなっていた。14:15頃、8路のバスで南城門の近くに到着する。

ここが武威で一番賑やかな場所のようで復元された涼州の城門がある。

西夏博物館

14:40頃、西夏博物館に到着。

西夏王国に文物を収蔵している博物館で入場料は無料だ。

規模は大きくないが西夏専門の博物館なので興味のある人は楽しめるだろう。

武威文廟

西夏博物館の北隣にあるのが孔子を祀る武威文廟だ。

入場料は30元で、武威文廟は涼州最大の文廟だ。

武威文廟は明の正統2-4年(1437-1439)に建立され「隴右学宮之冠」とも称され、儒学院、孔廟、文昌宮の三部分からなる。

15:30頃、武威文廟を離れる。

大雲寺

16:10頃、大雲寺に到着する。

大雲寺は西夏王国の護国寺であった。入場料は5元だが正直言って5元の価値はなく、僧侶はおらず一応博物館で見所は鐘楼だが、ただの荒れ寺であった。

鐘楼には古鐘が残っている。

周辺地域が再開発中なので観光用の寺に再開発しそうな雰囲気だ。

鳩摩羅什寺

16:45頃、鳩摩羅什寺に到着する。ここは入場料無料なので助かる。

鳩摩羅什寺は涼州最古の仏教寺院であり、東晋から後涼(38-403)にかけて建立され鳩摩羅什が17年に渡りこの地で経典の翻訳に従事した。

現在の寺は再建されたもので古い建物は残っておらず、新たに観光開発中であった。

数年後には仏教テーマパークになりそうな雰囲気が・・・。
17:10頃、鳩摩羅什寺を離れる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 138元 1泊69元×2
バス 5元 路線バス
海藏公園 2元
武威文廟 30元
大雲寺 5元
合計 195元

武威→天梯山石窟

朝から隣の部屋から痰吐きの音が頻繁に響いている。そして、廊下からも痰吐きの痰吐きの音が響く。ウンコしにトイレへ行くとすでにウンコやり逃げされているし・・・。何で中国人はウンコ流さないんだ?賓館の設備はそこそこよいのだが客層がおサルさんや北京原人になっているようだ。

07:30頃、武威市公用型汽車站へ行き哈溪行きのバスに乗車する。今日は武威から南50kmの場所にある天梯山石窟へ向かう。天梯山石窟へ行くのが武威での最大の目的である。天気は晴れで遠出には条件がよい。

07:50頃、バスが発車して客を拾いながら哈溪へ向かう。運賃は10元(約200円)だ。一番前の席に座っているので景色は文句なしでシルクロードの景色が広がっている。事故った時は地獄へ一番乗りの席だろうけど・・・。

09:15頃、天梯山石窟との分かれ道の天梯山路口で下車する。標高2000mほどの場所で気温はかなり低く周辺には雪が積もっている。

ここから約2km歩くと天梯山石窟の入口に到着する。

目の前に見える黄羊河水庫のダム湖を見ながら天梯山石窟への道を歩いて行く。

09:50頃、天梯山石窟に到着する。入場料は30元(約600円)だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。天梯山石窟は観光客があまり訪れないようで、管理人のお姉ちゃんが無料で案内をしてくれた。

まずは天梯山石窟陳列館を見学して、天梯山石窟へ向かう。石窟は1958年にダムの黄羊河水庫が建設されたときに一部がダム湖に水没するため壁画や石仏の移設工事が行われた。石窟から取り出された壁画や石仏は蘭州の甘粛省博物館と敦煌に移設され保管、展示されている。そのため現在、見学できる石窟は第13号窟の一つのみである。

石窟の入口は扉で閉ざされており管理人のお姉ちゃんが扉を開ける。盗掘などによる破壊から守るためだろうか警備は厳重で観光客が来たときだけ扉が開かれ普段は鍵を掛けた状態だそうだ。トンネルとダム湖の桟道を通り石窟に到着する。

石窟には唐代に作られた高さ28mの釈迦仏があるが、頭部は文化大革命で破壊され現在ある釈迦仏の頭部は復元されたものということであった。

そして、釈迦仏はダム湖の水による浸食を防ぐために周囲に堰を作り保護されている。

天梯山石窟はシルクロード遺跡のひとつで敦煌の莫高窟、天水の麦積山石窟、蘭州の炳霊寺石窟などの仏教石窟の仲間といってもよい。

五胡十六国北涼から明代にかけて造営された石窟で唐代に作られた高さ28mの釈迦仏のある石窟が最大のもので現在唯一見学ができる石窟の第13号窟だ。敦煌莫高窟ほどではないが河西回廊を代表する仏教石窟だ。

第13号窟から更に奥へ桟道が続いているが、この先は非公開となっており立ち入ることは出来ない。現在は第13号窟と背後に広がる黄羊河水庫の景色のみ見ることが出来る。

10:50頃、天梯山石窟を離れ来た道を戻る。11:20頃、天梯山路口に到着して武威へ戻るバスを待ち、11:25頃、武威行きのバスに乗車する。運賃は10元(約200円)だ。バスは山道を100km/h以上で爆走して武威へ向かい運転がかなり乱暴だ。

12:30頃、武威駅の近くまで戻ってきた。信号待ちでバスが停車しているとすぐ近くで新バスターミナルが建設中であった。12:35頃、武威市公用型汽車站に到着し賓館に戻るが予定より早く武威での目的が達成してしまったので午後は部屋に籠もるかと考えたが、賓館のチェックアウト時間が13:00になっているので予定変更で張掖へ移動可能だ。賓館の伝票も元々は2泊のはずなのだが、1泊になっているのでこのままチェックアウトして張掖へ向かうことにする。

鉄道で武威→張掖

12:55頃、賓館をチェックアウトして、13:00頃、客運中心のバス停から17路のバスに乗車して武威駅へ向かう。運賃は1元(約20円)だ。ちなみに17路のバスは武威駅と武威南駅を結ぶ路線だ。

13:05頃、武威駅に到着し切符売場へ向かう。張掖行きの切符を購入する。購入できたのは14:05発、蘭州→張掖のZ6207次、席は硬座で40.5元(約810円)だ。

発車1時間前でも硬座の切符が購入できたので混雑していないのだろう。まあ、運行区間が半端なので需要がないのだろう。朝から何も食べていないので駅前広場で小餅(1元/約20円)を2つ購入する。

13:25頃、切符と身分証確認、手荷物のX線検査を終えて待合室へ。13:50頃にホームへ移動するが切符の確認はなかったので改札なしであった。13:56頃、Z6207次が到着する。

乗客がそれほどいないので乗車バトル無しで問題なく乗車する。定刻より1分早い14:04に列車が発車する。張掖までは244km、2時間半の移動になる。車内は予想通り混雑しておらず空席はあるが乗車率は9割ぐらいだろうか?14:43頃、金昌に到着するが、ここでかなりの乗客が下車して乗車率は5割ぐらいになる。14:46頃、金昌を発車して荒野を走っていきシルクロードの雰囲気が出てくる。

16:10頃、山丹に到着するが目の前に軍用車両を乗せた貨物列車が停車している。トラックとかはそのまま乗せられているが一部の車両はカバーが掛けられている。一体何が隠れているのかな?

山丹を出ると万里の長城と平行して張掖へ向かう。車窓から万里の長城が見えるのでシルクロードを西へ進んでいるのが実感できる。16:41頃、張掖に到着する。

駅前から1路のバスに乗車するのだが誰も並ばないカオス状態なのでバスを3本見送って空いてくるのを待つ。バス乗り場はバスが到着すると大混乱だ。ちゃんと並べよ!空いてきて確実に座れるようになってから乗車する。運賃は1.5元で工商銀行で下車し4路のバスに乗り換える。運賃は1元で、18:00頃、化肥廠(化肥厂)で下車する。

さらに道なりに1-2分歩いてユースホステルの張掖七彩丹霞国際青年旅舍(张掖七彩丹霞国际青年旅舍/Zhangye Qicai Danxia International Youth Hostel)に到着する。部屋は4人ドミトリーで1泊25元(会員料金)だ。

部屋には先客でスイス人がおり夕飯を一緒に食べに行こうと誘われ出かける。近くのスイス人行きつけの食堂で麻辣麺(5元/約100円)を食べるが英語の出来ない自分はスイス人との会話に苦戦する。スイス人は英語、ドイツ語、フランス語など複数の言語が話せるから凄い。スイス人は西寧や敦煌へ行ってきたようで張掖には丹霞地形を見るために来たそうだ。丹霞地形は見たほうがいいらしい。これはちょっと調べる必要があるな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.6元
宿泊費 75元 1泊×3
バス 20元 武威↔天梯山路口
バス 1元
鉄道 40.5元 武威→張掖
合計 150.1元