概要
厦門の対岸には台湾の金門島があり厦門は中国で最も台湾に近い都市で厦門-金門を結ぶフェリーが運航されています。以前は台湾人と中国人のみの往来に制限 されていましたが2008年に国民党の馬英九が台湾の総統に就任してからは外国人の通行が出来る様になりました。ここでは厦門-金門のフェリーについて紹介していきます。
Google Earth
台湾
関連旅行記
台湾 金門島・高雄・太魯閣峡谷・九份
~調査
五通碼頭のアモイ(廈門)-金門のフェリー
まずは廈門-金門のフェリーについて簡単に説明します。廈門-金門のフェリーは廈門の五通碼頭(五通码头)-金門の水頭碼頭を結ぶ航路があります。五通碼頭は五通客運碼頭(五通客运码头)とも呼ばれています。フェリーの運航時間は朝8時から夕方5時半まで約30分間隔で運航されています。ただし、大人の事情で急遽欠航とかもあるのでその都度要確認です。
東渡碼頭は台中・基隆のフェリー
ちなみに東渡碼頭の廈門国際郵輪中心(厦门国际邮轮中心)から運航されていたフェリーは2014年に五通碼頭に集約され、廈門国際郵輪中心はコロンス島行きの観光フェリーターミナルへと変貌しております。
しかし、腐っても国際フェリーターミナルなので廈門閩台輪渡の中遠之星により毎週火曜19:00に台中行き、毎週木曜18:00に基隆行きが運航されています。
フェリーと飛行機のセット券
フェリーで厦門から金門へ渡り、そのまま台北や高雄などの都市へ移動したい人には復興航空・立榮航空・華信航空から廈門-金門の乗船券と航空券のセットが復興航空は金廈快線、立榮航空は一條龍、華信航空は两岸快易通の名称で販売されており旅行会社の窓口で購入する事ができます。
これらの一條龍などだと例えば廈門-金門のフェリー、金門-台北などの飛行機の便を前もって予約しておけるのです。そして、金門の水頭碼頭-金門空港を各社の送迎バスで移動できるので時間の節約にもなります。予約せずにその場で乗船券や航空券を買うような急がない人には必要なさそうですが急ぎの人には価値のあるセット券でしょう。
五通碼頭からの交通手段
五通碼頭からは路線バスが6路と82路の2路線運行されている。
6路はアモイ駅行きなので便利なのだが30分に1本ぐらいの割合で運行本数は少ない。
水頭碼頭
フェリーターミナル内には臺灣銀行や土地銀行の両替所があり人民元と台湾ドルの両替が出来る。日本円などの外貨と台湾ドルの両替はここでは出来ない。
水頭碼頭からは隣の小金門へのフェリーや泉州へのフェリーも運航されている。
泉州行きのフェリーは外国人利用不可、小金門へのフェリーは少し乗り場が離れており運賃は60台湾ドル。
水頭碼頭から金門空港へ行くには、まず金門の中心地の金城へ行く必要があり水頭碼頭から7路のバスに乗車して終点の金城車站で下車する。運賃は12台湾ドル、所要時間約15分、悠游卡の使用可である。路線バスの情報は金門縣公車動態資訊系統で確認できる。
フェリー・航空券セットの一條龍などを持っている場合は水頭碼頭-金門空港への送迎バスが利用できる。
金城
金門島の中心が金城であり金城車站から金門島各地へのバスが運行されている。
金城車站の近くには土地銀行がありATMはVISA、Cirrus、Plusが 利用可能なのでカードを持っている場合はここで現金補充が出来る。金門空港へは3路のバスに乗車して民航站で下車する。運賃は12台湾ドル、所要時間約25分である。因みに金城にはユースホステルがある。
金門空港
金門空港から台北、高雄などへの便が運航されており、台北-金門は復興航空・立榮航空・華信航空の3社が運航している。
2008年には金門から台北へ復興航空で移動したが、2016年には復興航空で高雄へ移動した。高雄まではネットでプロモーション運賃のチケットを購入。
1058台湾ドル(3900円)になる。