湖南省長沙 毛沢東の故郷・詔山へ

湖南省長沙

06:32頃、長沙駅に到着。定刻だと06:22到着だが10分遅れの到着になる。成都東駅から長沙駅まで2014kmの乗り鉄が完了した。湖南省長沙までやってきたが天気はあいにくの小雨で冷え込んでいる。晩秋の気候になっているようだ。

まずは切符売場の場所だけ確認しておく。長沙駅からは135路のバスで高速鉄道の長沙南駅へ行けるようだ。

これが135路の路線図だが終点まで乗っていれば高速鉄道の長沙南駅へ行けるということだな。

切符売場は早朝だと混雑はひどくなく空いている。自動券売機を見てみると・・・。

なんとパスポート読み取り機が付いているではないか!しかも、珠海、広州などでみる読取機とは違う。どうやら最新機器のようだ。で、パスポートで切符が購入できるのかと思ったら二代身分証しか使えなかった。ハードウェアではパスポートに対応しているのだが、ソフトウェアの方でパスポートが選択できないのだ。何のためにパスポート読み取り機を付けてんだよ!早くソフトウェアアップデートしろよ!

長沙書院国際青年旅舍

07:30頃、長沙駅前から1路のバスに乗車。運賃2元、08:00頃、杏花園のバス停で下車する。目の前に予約しておいたユースホステルが書院路の向かいに見えるが朝の通勤時間帯なので交通量が多く道路横断は危険が伴う。

長沙で宿泊するのは長沙書院国際青年旅舍(长沙书院国际青年旅舍/Changsha Academy International Youth Hostel)になり、Qunar.comの先払いの特価1泊25元で4泊する。

部屋は10人ドミトリーだが結構広めで窓もちゃんとある。Wi-Fiは速度が少し遅いがちゃんと繋がる。共用のトイレ・シャワーに関してはトイレは許容範囲内だがちょっと微妙。シャワーの方はお湯がしっかり出るので文句なし。

紅焼牛肉麺

朝食は近くの食堂で紅焼牛肉麺(8元/約136円)を食べる。

馬王堆漢墓

杏花園のバス停から122路のバスで馬王堆医院へ移動。

運賃2元、10:00頃にバスを降りて湖南省人民医院の門を通り50mほど中へ。病院の敷地内に馬王堆漢墓がある。

表示が出ているので階段を登り奥へ進んでいくと管理所というか入場券売場がある。

10:15頃、馬王堆漢墓に到着。馬王堆漢墓は前漢初期の長沙国丞相の利蒼と妻子の墓になる。1972ー1974に1号、2号、3号墓が発掘され女性のミイラと三千以上の文物が出土した。3号墓が公開されており入場料は2元。

3号墓は長沙国丞相の利蒼の息子の墓になる。

マイナー観光地だと思っていたのだが意外にも入場料2元でも見物客が多い。規模は小さいので滞留する観光客は少なく回転率は高い。しょぼいボッタクリテーマパークより客が多いかもしれない。

ここは1号墓になり利蒼の妻・辛追の墓になる。ここからは女性のミイラが発掘され湖南省博物館で展示されている。ミイラは利蒼の妻・辛追の遺体である。

こちらが2号墓で利蒼の墓になる。

墓と言っても内部には入れず山になっている墓の上を歩くだけである。11:00頃、馬王堆漢墓を離れて再び122路のバスに乗車して来た道を戻る。長沙市内は渋滞がひどくバスがなかなか進まない。代わりにクラクションが頻繁に鳴っている。

長沙簡牘博物館

昼頃、長沙簡牘博物館に到着。入場料は無料でパスポートを提示して入場券を受け取る。

長沙は三国時代に呉の領土であったため、長沙からは当時の竹簡、木簡が多数出土している。

呉の紀年簡、職官簡、軍事地理簡、賦税簡、戸籍簡が展示されている。

思いがけない所で呉の出土物に遭遇。

玉泉寺

13:00頃、122路のバスに乗車。
13:10頃、玉泉寺のバス停で下車。
13:15頃、玉泉寺に到着。

古い寺かと思って来てみたが建物がやたらと新しく大きい。大雄宝殿には地蔵菩薩が鎮座しており非常に立派だ。

大雄宝殿の2階にも大きな仏像があり、かなり力が入った様子だ。

紅焼牛雑

昼食に米粉屋で紅焼牛雑粉(8元/約136円)を食べる。米粉に牛のホルモンが具材に載っているのだが米粉は満腹にならないので昼食というよりおやつだな。

白沙古井

14:30頃、白沙古井を訪れる。白沙古井は明代に掘られた井戸になり廻龍山の西麓に位置し、長年枯れることなく泉が湧きだしており多くの詩に白沙古井が詠われている。明、清の頃に亭や牌坊が作られたが兵火で失われた。

現在でも泉は絶えることなく湧きだしており地元民が水汲みに訪れている。

牛肉干拌麺

夕飯はイスラム食堂で牛肉干拌麺(12元/約204円)を食べる。麺の量も多いし、やはり米粉より麺の方が食べた気になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 35.1元
バス 8元 路線バス
馬王堆漢墓 2元
合計 45.1元

靖港古鎮

朝から霧雨で天気が悪い。07:35頃、杏花園のバス停から804路のバスに乗車。運賃2元、司門口のバス停で下車。08:00頃、運賃2元で18路のバスに乗り換え玉蘭路のバス停で下車。

08:25頃、運賃2元で918路のバスに乗り換え終点の望城汽車站まで乗車。

09:25頃、運賃2元で望城汽車站にてW104路のバスに乗り換え靖港古鎮へ移動。

10:00頃、靖港古鎮に到着、入場料は78元でボッタクリ。

外から見る限りだと建物は新しく古さは感じられない。どうも見物すると後悔しそうな気配がする。これは帰った方がいいな。10:30頃、W104路、918路のバスを乗り継いで長沙市内へ向かう。

橘子洲

昼頃、918路のバスの終点になる長沙汽車西站で下車して、隣の地下鉄2号線の望城坡駅から橘子洲へ向かう。運賃2元で12:15頃、橘子洲駅に到着。橘子洲は長沙市内を南北に流れる湘江の中洲になり観光地になっている。とりあえず橘子洲にある江神廟を訪れてみる。

由来は不明だが名前からして湘江に関連した神を祀る廟であると思われる。

建物は新しく観光客が結構訪れている。

橘子洲大橋を渡り長沙市内へと向かう。

湘江はかなり大きな川で行き交う船も割と大きい。

太平老街

13:00頃、太平老街にやって来た。太平老街は長沙市内に残る古い街並みになる。

観光街になっており小吃の店が並び観光客で賑わっている。

建物は新しく古さは感じられない。古い街並みが残るというより再現したと言ったほうが正しいかもしれない。

大都市の観光街である。

賈誼故居

観光街の太平老街の一角に賈誼故居がある。賈誼は前漢の政治家で文才に秀でていた人物である。長沙王の太傅として長沙に3年間赴任している。

太平老街の一角が賈誼の邸宅があったとされる場所になり、長年に渡り賈誼を祀る祠となっていた。

現在は祠というより記念館のような位置づけのようである。入場料は無料だ。

蛋炒飯

昼食はイスラム食堂で蛋炒飯(8元/約136円)を食べる。蛋炒飯は貧乏旅行の基本といってもいいだろう。

蘑菇炒牛肉蓋麺

夕飯は近くのイスラム食堂で蘑菇炒牛肉蓋麺(13元/約221円)を食べる。麺の上に薄切りのキノコと牛肉の炒め物が載った中華スパゲッティになる。キノコはエリンギのように歯応えがある。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24元
地下鉄 2元
バス 12元 路線バス
合計 38元

長沙→詔山

05:30頃、1路のバスで終点の長沙火車站へ向かう。運賃は2元、朝一番のバスで乗客は少ない。今日の長沙の天気は午前中にわか雨で午後は曇りのようだ。だが精度の低い天気予報なのであてにならないが。05:55頃、長沙駅に到着。

まずは切符売場で詔山行きの切符を購入。今日は毛沢東の故郷である詔山へ向かう。

06:10頃、切符と身分証の確認、手荷物検査を済ませて待合室に到着。

改札はまだ始まっておらず待合室で待機になる。

今回乗車する列車は06:30発、長沙→詔山の5365次で席は硬座、運賃9.5元、距離は128kmになる。切符の印字がかすれているので少々不満だ。

06:15頃、改札が始まりホームへ移動。

いつもの行先票を撮影。

車両は25Bで年季が入っている。

エアコン無しの非空調車両になり窓は開けられるが扇風機は付いていない。

この列車の最大の特徴は毛沢東の故郷である詔山へ乗り入れているので車内の装飾が赤の特別仕様ということだ。天井は赤に星。

荷物棚には詔山の名所の写真が掲げられている。完全に毛沢東の故郷へ向かう為の聖地巡礼特別仕様である。13分遅れの06:43に列車が発車する。早朝の列車なので乗車率は2割ぐらいで空いている。一般的には詔山への聖地巡礼は高速鉄道の詔山南駅やバスを利用するようで普快の5365次での聖地巡礼者は少ないようだ。

毛沢東の故郷・韶山

09:43頃、詔山駅に到着。

ホームが低いのでDF4Dがしっかり撮影できる。中国を代表するディーゼル機関車の東風4型が間近で撮影できる貴重な時間だ。

観光客はホームで記念撮影。

駅舎には毛沢東の肖像画が掲げられており、韶山駅は田舎の駅とはいえ他の駅とは扱いが違う。毛沢東の故郷は特別であることがわかる。駅前では列車の到着に合わせて毛沢東故居へのバスが待機していた。もちろんボリタクも待機中だ。

韶山汽車站

10:00頃、韶山駅から徒歩5分ほどの所にあるバスターミナルの韶山汽車站にやって来た。

時刻表を確認すると長沙と株洲行きのバスが主要路線のようだ。

10:20頃、駅前のバス停で路線バスを確認。毛沢東故居へのバスがあるかと思ったが見当たらない。韶峰というのがあるので毛沢東故居近くの山へ行くのだと思い2路のバスに乗車。運賃2元、韶峰へ向かうが間違いであった。韶峰風景区でなく韶峰村であった。

そのまま終点まで行ってみることにする。11:10頃、終点の棠佳閣に到着。とりあえず1路のバスが来るまで周辺を散歩すると、毛主席外婆故里の看板を見つける。どうやら棠佳閣は毛沢東の母方の祖母が住んでいたようだ。

田舎の道を歩いていくと案内表示が見えてきた。

どうやら観光開発して村おこしか?

かなりの資金を投資して開発する計画のようだ。

で、肝心の毛主席外婆故里を見物しようと探してみるが見つからず。村人の爺ちゃんに聞いてみるが会話が成立せず断念。

11:30頃、1路のバスに乗車。運賃2元で韶山へ向かう。

11:55頃、韶山に戻ってきて徒歩で毛沢東故居へ向かう。以前、毛沢東故居を訪れた時にGPSで座標を記録してあるので場所は分かる。山道を歩いていくが景区には地元民の車と観光バスしか入れず、観光客が自家用車で乗り入れできないようになっていた。12:40頃、案内標識が見えてきた。近くまで来ているようだ。

毛沢東広場

13:00頃、毛沢東広場に到着。

小雨が降る中でも観光客で賑わっており毛沢東像には多くの献花がある。観光客たちは記念撮影に励んでおり共産党の聖地であるが一大観光地でもある。

こちらは毛氏宗祠。毛一族が祀られている廟である。

毛沢東同志紀念館

毛沢東同志紀念館は、そのまま記念館ですね。

毛沢東の活動が紹介されており館内はかなり予算をかけて整備されている。

ショボい博物館とは扱いが全く違い特別だというのが感じられる。

他の赤い博物館と同じように日本軍との戦いの展示が多いかと思っていたのだが、意外にも少なく国共内戦の方が多い。日本の事をかまっているほど暇ではないということか?で、大躍進運動や文化大革命に関して展示内容は無く完全無視、無かった事になっていた。

毛沢東同志故居

13:40頃、紀念館近くの毛沢東同志故居へ向かう。標識がありトンネルを通っていくようだ。

これがトンネル。

トンネルを抜けると農村の風景が広がっていた。

毛沢東の生家である毛沢東同志故居にやってきた。物凄い人の多さだ。

手荷物は持ち込み不可で無料のロッカーに預けて列に並ぶが割り込みがひどい。ある意味で衝撃の光景だ。天安門広場の毛主席紀念堂では観光客が行儀よく並んでいるのに毛沢東同志故居では割り込み当たり前。

前のハゲザル割り込みするなよ!この割り込みしている観光客たちは共産党員ではないのであろう。共産党員は模範的な行動をするらしいからな。割り込みしているのはおサルさんだな。おまけに痰まで吐いている。共産党の聖地でこれはあり得ない。

ようやく毛沢東同志故居の入口まで到達。あと少しで内部に入れる。内部は撮影禁止なのが観光客は頑張って撮影中。自分は人混みが嫌と言うか、おっさんたちに密着されるのが嫌でさっさと外へ出る。外から撮影するだけで十分であった。

毛沢東父母墓

毛沢東同志故居の近くには毛沢東の両親の墓があり見物していくことにする。墓のある山の入口には立派な牌坊があり階段が山の上へと続いている。

階段を登っていくと地元民のおばちゃんたちが献花用の花や土産物を売っている。毛沢東父母墓は毛沢東の父・毛貽昌、母・文素勤の墓になる。墓には多くの花が供えられているが時間が経つと地元民のおばちゃんたちが回収して再販売するのだろう。毛沢東父母墓も毛沢東関連史跡として地元経済に大きく貢献しているようだ。

毛沢東父母墓から毛沢東同志故居に戻るが相変わらずすごい混雑ぶりだ。

14:30頃、毛沢東同志故居から韶山市内へ向かうが、農村の中にホテルやレストラン、土産物屋が立ち並んでおり毛沢東の故郷というだけで一大観光地となっている。地元民は農民だろうが家族が何らかの形で観光業に関連した仕事をしているのは確実だろう。毛沢東の地元経済への貢献度は絶大だ。

牛肉干拌麺

韶山市内へ戻り15:30頃、遅めの昼食にバスターミナル近くのイスラム食堂で牛肉干拌麺(9元/約153円)を食べる。牛肉はかけらが載っているだけの細麺の干拌麺だ。麺は多めなので文句はないが、これなら素干拌麺で出した方がいいのでは?

詔山→長沙南

16:00頃、バスターミナルの詔山汽車站で長沙南行きのチケットを購入。

16:20発車で運賃は31元。18:00頃、長沙南バスターミナルの長沙汽車南站に到着。
17路、134路のバスを乗り継いでユースホステルへ戻る。

葱爆牛肉蓋麺

晩御飯はイスラム食堂で葱爆牛肉蓋麺(15元/約255円)を食べる。
ネギ、牛肉、唐辛子の炒め物を載せた中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24元
鉄道 9.5元 硬座 長沙→詔山
バス 31元 詔山→長沙南
バス 10元 路線バス
合計 74.5元

毛沢東像

09:25頃、杏花園のバス停から225路のバスに乗車。運賃2元、09:40頃、岳麓南路口のバス停で下車。岳麓書院へ向かう途中、10:00頃、湖南大学近くの広場で毛沢東像を背景に観光客が記念撮影しているのを見つける。この毛沢東像は長沙の定番観光地のようだ。

岳麓書院

10:10頃、岳麓書院に到着、入場料は50元。

団体の観光客で混雑しているので岳麓書院の空いているところから見物していくことにする。まずは文廟から見物で入口には孔子像がある。

文廟は孔子を祀っているのだが、岳麓書院の初期の頃に文廟は創建されており、初めは礼殿として講堂の前に建てられ、礼殿内には先師十哲の塑像、七十二賢の画があった。明の正徳2年(1507)に現在の場所に移され、天啓4年(1624)に修復され文廟に改称している。

大成殿には孔子の画が飾られているが少々寂しい。孔子や弟子たちの立派な塑像が並んでいるのかと思ったが意外にも質素であった。

続いて観光客で賑わう岳麓書院へ。

岳麓書院は中国四大書院のひとつになり、宋の開宝9年(976)に潭洲太守の朱洞により創建される。元、明代を経て清の光緒29年(1903)に湖南高等学堂に改められ、1926年に湖南大学となる。宋の祥符8年(1015)に真宗皇帝より「岳麓書院」の扁額を下賜される。張栻、朱熹、王陽明などの思想家が岳麓書院で講義を行っている。

観光客で賑わっている岳麓書院だが元々は学問を学ぶ場所であり、現在の湖南大学の前身になる学問所である。

場所によっては静かな所もあり書院と呼ばれるに相応しい雰囲気が漂っている。

中国四大書院に数えられるだけのことはあり建物は立派だ。

庭園になっている部分もある。11:45頃、岳麓書院を出て裏の岳麓山へ。

麓山寺

12:00頃、岳麓山の麓山寺に到着。麓山寺は古麓山寺、岳麓寺、慧光寺、鹿苑、万寿寺とも呼ばれる。創建は西晋の武帝の頃、泰始4年(268)になり湖南へ初めて仏教を伝えた竺法崇により建立され1700年以上の歴史を持ち湖南省最初の仏教寺院である。

現在の麓山寺の本殿は1980年代に再建された建物になる。

比較的新しい建物であるが千年古刹に相応しい雰囲気だ。

辛亥革命の英雄・黄興墓

12:45頃、黄興墓に到着。黄興は孫文と並ぶ辛亥革命の重要人物である。1905年に孫文と共に東京で中国同盟会に参加、1907年から欽州、広州、防城などで武装蜂起を起こす。1911年に武昌起義で辛亥革命が勃発すると軍の総司令として活躍する。2011年公開の映画「1911」ではジャッキー・チェンが黄興を演じている。

黄興墓には花と横断幕があり扱いは特別だ。岳麓山には黄興以外にも偉人の墓が複数あるのだが、これほど手厚い待遇を受けている墓は見当たらない。13:10頃、黄興墓を離れる。

牛肉蓋飯

14:20頃、イスラム食堂で牛肉蓋飯(12元/約204円)を食べる。牛肉、玉ねぎ、ピーマンなどを炒めてご飯に載せている。

中国にナチスが浸透中

食後に路地を歩いていると色々と問題になりそうな車を見かける。ハーケンクロイツの車が停まっている。

でも、鉤十字の向きが逆で卍だな。

と思ったら、ドアの方は完全に鍵十字だよ!取り締まりを受けていないということは中国ではナチスはOKのようだ。

三国志遺跡・韓玄墓は非公開

14:45頃、韓玄墓のある長郡中学にやって来た。長沙にある貴重な三国志遺跡の韓玄墓だが中学の敷地内にあるので非公開だ。警備員のおっちゃんの気分次第というのもあるが今日は平日で学校がやっているので無理だ。賄賂を渡せば休日なら見せてくれるかな?

韓玄墓周辺は商業街があったりしてかなり発展している。徒歩3分ほどの所には地下鉄の南門口駅があったりして都会である。

青椒土豆絲蓋麺

夕飯はイスラム食堂で青椒土豆絲蓋麺(13元/約221円)を食べる。
ピーマンとジャガイモの炒め物を麺の上に載せた定番の中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.5元
バス 4元 路線バス
岳麓書院 50元
合計 85.5元

鉄道で長沙→広州

05:20頃、ユースホステルをチェックアウトする。05:30頃、朝一番の1路のバスで長沙火車站へ移動。05:55頃、長沙駅に到着し切符売場へ。

広州行きの切符を購入し、そのまま切符と身分証確認、手荷物検査を済ませて待合室へ移動。
今回の列車は08:19発、済南→広州のT179次だ。席は硬座、運賃は98元、距離707kmになる。当初の予定だと岳陽へ行こうと思っていたのだが天気がどうも悪く、このまま岳陽へ行っても天気の悪い中で後悔しそうなので予定を早めて広州へ向かう。

待合室は禁煙、乞食禁止なのだが足無しの乞食が営業中。駅員に追い出されないので顔なじみで長沙駅を独占的な縄張りにしているようだ。

列車が遅れて08:55頃、改札が始まりホームへ移動。

途中駅からの乗車なので荷物置き場の確保が最重要課題になり、いつもの行先票の撮影は終点の広州駅到着後にする。ホームを走り乗車する車両へ向かう。

列車に乗車するが予想通りの混雑だ。荷物棚の空きを探し何とか置き場所を確保。中国の鉄道では乗客が床に痰を吐いたり、ガキが通路で放尿したりして床が汚染されているので床に荷物をおくのは避けておきたい。

09:06に43分遅れで長沙駅を発車する。
17:48頃、1時間34分遅れで広州駅に到着。

ここでようやく行先票を撮影する。

夕暮れの広州駅前を歩いて地下鉄駅へ向かう。

広州IM青年驛站

地下鉄2号線に乗車して昌崗駅で下車。

19:00頃、Qunar.comで予約しておいた広州IM青年驛站(广州IM青年驿站/IM Youth Hostel)に到着。Booking.comにも掲載されている宿だ。1泊53元の先払いの特価で部屋は8人ドミトリーを予約しておいたのだが実際は6人ドミトリーに変更。部屋は少し狭めだが大きめのロッカーが人数分ある。Wi-Fiは問題なくつながりネットの速度は速めだ。共用のトイレ・シャワーはシャワーは特に文句ないが、トイレの方が少々汚い。

梅菜肉餅飯

晩御飯は近くの食堂で食べる。広東省だと広東料理になるのでメニューに表記されている料理がかなり変わってくる。

今回は梅菜肉餅飯(11元/約187円)を食べる。いつもの炒飯や蓋飯みたいなのを予想していたら定食みたいなので出てきた。ご飯に梅菜肉餅、青菜、鶏肉のスープが付いた定食だ。どうやら蒸籠飯と呼ばれるセイロで蒸した料理で広東省でよく見られる調理方法のようだ。梅菜肉餅は広東料理で客家の人たちの伝統料理になり梅菜と豚肉で作った肉餅をセイロで蒸して調理する。この定食はかなり美味い!広東料理は凄い!

魯肉飯

定食だけでは物足りないので別の店で魯肉飯(15元/約255円)を食べる。煮込んだ豚肉の魯肉と豆腐だか油揚げみたいな具材がご飯に載っており豚肉の脂身が美味い。台湾で食べた魯肉飯は濃い目の味付けであったが、この店は薄味であった。広州は薄味なのか?

珠江ビール

食後は珠江ビール330ml(2.8元/約48円)を飲む。広東省の地ビールといえば珠江ビールだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.8元
宿泊費 53元
鉄道 98元 硬座 長沙→広州
地下鉄 3元
バス 2元 路線バス
合計 184.8元

猪油捞麺

10:00頃、昨日の食堂へ朝食を食べに行く。定食でも食べようかと思ったらご飯がまだ炊けていないということで猪油捞麺(8元/約156円)を食べる。猪油捞麺は広東省の麺料理のひとつになり豚油と醤油が絡めてあり拌麺に近い感じかな。一緒に付いていたスープは魚系の味であっさりしている。

10:45頃、宿をチェックアウトして地下鉄の昌崗駅近くにある礼崗のバス停から551路のバスに乗車して梅花村のバス停で下車する。5分ほど歩いて11:30頃、広州東山梓園青年旅舍に到着するが、ここは中国のユースホステルにしては珍しくチェックインは14:00からということで待つことになる。

梅菜肉餅飯

ユースホステルのチェックインは14:00からということなので昼食を食べに出かける。近くに地元民用の食堂があったので、ここで昼食を食べる。今回も昨日に引き続き梅菜肉餅飯(13元/約221円)を食べる。
ご飯に梅菜肉餅、白菜が付いた定食だ。ここの食堂はご飯が多めで、ちょうど昼時なのでご飯が炊きたてで美味い。

広州東山梓園青年旅舍

食後は広州東山梓園青年旅舍(广州东山梓园青年旅舍/Guangzhou Catalpa Garden Youth Hostel)に戻りネットをしながら時間を潰す。ネットが速いので海外サイトの閲覧が快適だ。14:00になりチェックイン手続きをする。1泊70元(会員料金)の6人ドミトリーに2泊、YHA Chinaに加盟しているユースホステルなので会員割引だ。予約時に宿泊費は支払い済みでチェックインは問題なし。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセントあり。人数分のロッカーもある。窓もあるので外の空気が入り換気は良さそうだ。

部屋にはトイレ・シャワーがあるのだがとりあえず別々になっておりトイレはこんな感じで許容範囲内。

シャワーの方は扉はなくカーテンで仕切る方式だ。あかんわー。

香菇瘦肉飯

夕飯は近くの食堂で香菇瘦肉飯(12元/約204円)を食べる。セイロで料理を加熱する蒸籠飯なので蒸したてで温かい豚肉、シイタケ、白菜、ニンジンが食欲を掻き立てます。シイタケと豚肉が美味く炒飯よりはるかに味は上だ。

冬菇肉餅飯

広州の食堂はめちゃくちゃ美味いのでもう一軒寄っていく。次は冬菇肉餅飯(13元/約221円)を食べる。こちらも蒸籠飯だが定食みたいになっており、冬菇肉餅、ご飯、レタスといった内容だ。

冬菇肉餅は冬菇と豚肉で作られており、冬菇はキノコでシイタケらしいが詳細はわからず。蒸籠で冬菇肉餅を蒸しており器の中に肉汁が溜まっている。冬菇肉餅も美味いが肉汁も忘れてはいけない。

広州には何度か訪れているが今頃になって広東料理の食堂が美味いという事に気がついた。物価の高い広州なので値段も高いが美味い。いつも食べている炒飯とかは猫の餌と同等である。広東料理は凄すぎだ!

夜は明日の広州南-珠海の切符を往復で予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 49.5元
鉄道 70元 二等座 広州南→珠海
鉄道 70元 二等座 珠海→広州南
バス 2元 路線バス
合計 191.5元

鉄道で広州南→珠海

05:45頃、ユースホステルを出て地下鉄楊箕駅へ移動。今日は珠海まで乗り鉄をしてマカオへ向かう。3分ほど歩くと駅のF出口で、まだ列車の運行前で警備員はおらず出入り自由だ。06:05頃、楊箕駅から地下鉄1号線に乗車、公園前駅で地下鉄2号線に乗り換え広州南駅まで運賃は6元だ。

06:45頃、広州南駅に到着し、まずは自動券売機へ。広州南駅なら自動券売機がパスポート対応のはずなので試さないと勿体ない。

予想通りパスポートの読み取りに対応した最新型だ。そして、ちゃんとネット予約の切符も発券可能になっている。ということは、ラサ行きの切符も発券可能だ。

パスポートを読み込ませて予約番号を入力して切符を発券するが、1時間以上待ち時間があるので窓口で前の列車に変更することにする。

切符売場へ移動して窓口へ。まだ早朝なので窓口は空いており待ち時間無しで切符を変更。
無座だが一番早い列車にしてもらう。今回の列車は07:25発、広州南→珠海のC7065次、席は無座、運賃は70元になる。C列車なので城際高速鉄路になるが250km/h運転はやっていないだろうな。

切符とパスポートの確認、手荷物検査を済ませて待合室へ移動。高速鉄道の専用駅なので待合室は空港のように巨大だ。改札口へ移動するとちょうど改札が始まるところであった。

車両はCRH1Aで8両編成。

07:25に定刻通り広州南駅を発車し珠海まで1時間ほどの乗車になる。速度は195km/hまで出るのだが結構横に揺れている。線路の問題?車両の問題?この揺れはC列車ではダメであろう。08:40頃、珠海駅に到着。

珠海から出国

08:57頃、イミグレーションの出国の列に並ぶ。09:07に中国出国。中国・マカオの通路にある両替屋のレートは悪い。09:10にマカオ入国の列に並ぶ。イミグレーションの係官の兄ちゃん雑談しながら端末操作。

マカオへ

09:15頃、マカオ入国。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 6元
合計 6元

三国志遺跡・成都武侯祠

天気悪い

朝から雨が降っており天気が悪い。これでは外へ出られない。今日は籠るしかないようだ。とりあえず朝のうちに成都までの切符を予約しておく。

包子と焼麦

夕飯は隣のスーパーマーケットにある包子屋で包子と焼麦を購入。

包子と焼麦を食べて寝るが雨が激しくてなかなか眠れん。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.9元
鉄道 224元 硬座 広州→成都
鉄道 24.5元 硬座 深圳→広州
合計 267.4元

福田口岸から香港へ

08:00頃、ユースホステルを出て地下鉄1号線の僑城東駅から会展中心へ移動し地下鉄4号線に乗り換え終点の福田口岸駅で下車。運賃は3元。08:40頃、福田口岸のイミグレーションに並び香港へ出国。イミグレーションでは因縁付けられずに済む。

08:50頃、香港側の落馬洲から香港へ入国。税関を通過しイミグレーションを出た所にセブン-イレブン、watsons、両替所、トイレなどがあり準備を整えてバス乗り場、鉄道のMTRの切符売場へ行ける。

バス・タクシー乗り場はイミグレーションを出て左へ、鉄道の落馬洲駅はエスカレータで上の階へ行く。

バス・タクシー乗り場にやってきた。雨が降っているが2階建てバスとマイクロバスが停車している。

落馬洲からは2階建てバスのB1、マイクロバスの75番の2路線が運行されており、両方とも元朗行きになる。元朗のライトレールを乗り鉄しに行くにはちょうど良さそうなバスだ。

中国再入国

09:40頃、落馬洲のイミグレーションから香港を出国。混雑はなく3分ほど待つだけで済む。

09:45頃、福田口岸のイミグレーションから待ち時間無しで中国へ入国。係官は出入国スタンプを確認しておらず、特に因縁も付けられず無事に中国再入国だ。検査していないザルの税関を通過してイミグレーションを出る。

イミグレーションを出た所に両替所、チャイナユニコムのSIMカード売場、中国銀行のATMがある。両替所は香港の交通ICカードのオクトパス(八達通)の払い戻しだか買い取り、深圳の公交ICカードの販売もやっている。

深圳西駅

10:25頃、福田口岸から100mほど離れた国花路口のバス停からM453路のバスに乗車。

運賃2.5元、市六医院で南山微循環1号線(南山微循环1号线)のバスに乗り換える。運賃1元、終点の南頭火車西站のバス停が深圳西駅になる。

11:45頃、深圳西駅に到着。切符売場で明日の広州行きの切符を受け取る。

駅前のバス乗り場から、運賃2元で234路のバスに乗車し康佳集団のバス停で下車。
ユースホステルへ戻る。天気が悪いのでどこかへ行くというのは無理だな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
地下鉄 3元
5.5元 路線バス
合計 23.5元

深圳西→広州

07:30頃、隣のスーパーマーケットへ食料買い出しへ行く。今日は鉄道で深圳西→広州→成都へと乗り鉄で移動なので饅頭や包子を購入しておく。開店直後の時間帯だが朝市やっているようで店内大混雑。食料調達して荷物をまとめてユースホステルをチェックアウトする。

08:00頃、康佳集団のバス停から234路のバスに乗車して、運賃2元で終点の南頭火車西站へ移動。09:05頃、南頭火車西站に到着、バスを降りると目の前が深圳西駅になる。

いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ入る。深圳西駅は深圳駅や深圳北駅とは雰囲気が違い、かなりボロい。外にはむき出しの鉄骨やプレハブ小屋の売店があり、C、D、G列車といった高速鉄道は無く、K列車とかで列車本数は少なく農民工の出稼ぎ列車専用駅といった位置付けのようだ。

今回乗車する列車は、10:10発、深圳西→重慶北のK836次だ。広州までの乗車で席は硬座、運賃24.5元、距離は344kmになる。

待合室は朝の時間帯で列車が少なく比較的空いている。

まずは改札口の先頭を陣取って乗車バトルに備える。

09:45頃、改札が始まるが深圳西駅からの乗客は少ないようで乗車バトルはなく平和だ。

まずは行先票を撮影。深圳西-重慶北がメインの運行で、重慶北-達州-広安-巴中を空いた時間に運行ということかな?

車両は25Gで年季が入っており傷みがある。どうやらお古の車両が割り当てられているようだ。座席はこんな感じだ。10:10に定刻通り発車して重慶北へと向かう。

12:40頃、広州駅に到着。

広州→成都

まずは外へ出て切符売場へ向かう。

切符売場で成都行きの切符を発券しなければならないのだが外にまで行列が出ている。

切符売場は御覧の通りの混雑だ。

幸いネット予約の発券用窓口があり空いていたので10分ほど並ぶだけで済んだ。だが、10分ほどの待ち時間の間に周辺の窓口では身分証無しで切符を買おうとしたり、自分の身分証だけで仲間の切符を買おうとするおっちゃんたちが続出する。この10分間で何度も「身份证拿过来」(身分証持ってきて)を聞くことになる。

切符売場の隅にはメンテナンス中の自動券売機が・・・。

おまけにパスポート読取り機能有りで外国人利用可能だ。この読み取り機能が全国の主要駅の券売機にあれば非常に便利なのだが。

成都行きの切符を受け取ったので、そのまま切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動。

13:20頃、待合室に到着。待合室は一応平和だが荷物大量の農民工のおっちゃんたちがいるので乗車バトルが展開されそうな気配がする。

今回の乗り鉄は15:08発、広州→成都のK192次だ。席は硬座で運賃は224元になり、広東省、湖南省、貴州省、重慶、四川省と2014kmの距離を29時間13分で走っていく。久しぶりの2000km超の鉄道での移動である。

13:50頃、K192次の乗客向けにホームへの優先入場券の販売が始まる。1人20元で並ばずに商務候車室から先にホームへ移動して乗車できるいうやつだ。乗車バトルが嫌な金持ちたちが主に利用しているようだ。ここでも金持ちと貧乏人の格差が・・・。

14:20頃、改札口の先頭を陣取ると周辺のおばちゃんたちが「並んでいるの?」と聞いてくる。そして、改札口が混雑し始めるが列でなく群れが形成されていく。なぜ1列に並べないのだ?乗車バトル確定だ。

14:45頃、改札が始まるが改札口変更の罠が発動して先頭だったのが大幅に出遅れる。

遅れを取り戻し、まずは行先票の撮影。続いてホームを走り乗車。

既に乗客がいるが荷物置き場は無事に確保。出稼ぎ列車のようなので天秤棒担いだおっちゃんやスコップやバケツを持ったおっちゃんまでいる。そして、列車内がワキガ臭い。ワキガだけの臭いではないと思うが、とにかく臭い。成都まで苦行の乗り鉄になりそうだ。

2分遅れの15:10に列車が発車する。成都まで約29時間の乗り鉄になる。無座客は見当たらないので何とか平和かな。広東省から湖南省へ入り、夜になり衝陽駅を通過し四川省へ向けて列車が走る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
2元 路線バス
合計 18.5元

湖南省→貴州省→重慶→四川省

列車は湖南省を西へと走り日付が変わり深夜になると車内は静かになる。乗車率も徐々に下がり横になって寝ている乗客も見られるようになる。寝ているというより燃え尽きているという表現の方が適切かもしれない。中国の鉄道で2000km超の移動となると、それだけ過酷とも言える。

昨日のうちに広東省、湖南省を通過して、06:45頃、貴州省の銅仁駅まで到達。外の天気は雨だ。30分ほど遅延が発生しており、この先どのように遅れを取り戻すのだろうか?車内の乗車率は5割ぐらいまで落ちており夜のうちに人知れず乗客が下車していく。

13:00頃、重慶の涪陵駅に到着。昼時なので車内販売の盒飯(10元/約170円)を購入。ご飯とニンニクの芽などの炒め物で味は悪くないのだが見た目が猫の餌である。まあ、ぶっかけ飯ですね。

15:05頃、重慶北駅に到着。ここで約50分の停車となり、タバコを吸う乗客やビールなど買い物をする乗客がホームへ降りる。

このホームでの買い出しが鉄道旅行の醍醐味とも言えるかもしれない。

日が暮れて定刻より3分早い20:18に成都駅到着。

成都駅前は相変わらずの大混雑。地下鉄1号線と3号線を乗り継いで新南門駅で下車。

成都熊猫夫人青年旅舍

予約しておいた成都熊猫夫人青年旅舍に到着。1泊40元で2泊する。

部屋はいつもの6人ドミトリーだ。

魚香茄子

晩御飯は近くの食堂で魚香茄子(10元/約170円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
宿泊費 80元 1泊40元×2
1.8元 地下鉄
合計 103.8元

地下鉄駅に三国志名場面

地下鉄3号線で武侯祠へ向かう。高升橋駅で下車して改札を出ようとするが、目の前の壁に三国志の名場面が描かれているのを発見する。

武侯祠最寄りの駅なので諸葛孔明の名場面が多数描かれている。絵も気合いが入っており孔明ファン大喜び確実である。

お約束の草船借箭。

こちらは木流牛馬。

もちろん三顧の礼もあります。

こちらは出師表。

三国志遺跡 武侯祠

08:30頃、武侯祠に到着。四川省成都まで来たら孔明ファンは訪れなければならない三国志聖地が武侯祠だ。入場料60元だが年間入場券を持っているのでそのまま中へ。

まずは劉備像を見物。

続いて蜀の武将や文官たちの塑像を見物していく。

こちらは姜維像。

右が趙雲像なのだが、なぜか文官の姿になっている。

こちらが武侯祠になるが大きな声が聞こえ騒がしい。

既に観光客で混雑している。良くいえば賑やか、悪くいえばやかましい。

諸葛孔明像を見物しながら三国志聖地を満喫。

孔明像の前では団体観光客の記念撮影会が始まる。

うるさくなってきたので裏の三義廟へ移動する。

劉備、関羽、張飛の像が鎮座しており、武侯祠とはまた違った雰囲気が漂う。

最後に劉備の墓になる恵陵へ行く。

ここも団体の観光客で賑わっている。
観光シーズン過ぎても武侯祠は朝から観光客で大賑わいだ。

錦里

09:30頃、武侯祠の隣りにある錦里を見物。錦里は古い街並みを再現した観光街になる。

朝から観光客で賑わっており成都の定番観光地になっている。

武侯祠の隣りにあるというのもあり三国志関連の土産物も見かけられる。こちらは諸葛孔明の置物のようだ。

こちらも色々と人形がある。

排骨刀削麺

昼食は近くの食堂で排骨刀削麺(10元/約170円)を食べるが辛い。大阪ではわさびテロが流行っていたようだが成都では唐辛子テロが流行っている。

スープが真っ赤っ赤で額から汗が吹き出るだけでなく辛さで涙と咳も出ます。四川人にとっては大した辛さではないのだろうが、小日本にとっては激辛です。残すのはもったいないのでスープも全部頂きますが汗が額から流れ落ちます。

ホイコーロー

晩御飯は回鍋肉(15元/約255円)を食べる。豚の脂身とニラの組み合わせで絶妙な旨さでご飯が何杯でもいけます。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27元
宿泊費 100元 予約:長沙書院国際青年旅舍
鉄道 163.5元 硬座 成都東→長沙
3.6元 地下鉄
合計 193.6元

鉄道で成都東→長沙

09:30頃、成都熊猫夫人青年旅舍をチェックアウト。新南門駅から地下鉄3号線、2号線を乗り継いで成都東客站へ移動。成都東客站が成都東駅になる。

10:00頃、成都東駅に到着。最新の駅舎であるが三星堆遺跡や金沙遺跡の古代巴蜀文化をイメージした駅舎になっており四川省らしさが出ている。

まずは切符売場でネットで予約した長沙行きの切符を受け取らないといけない。開いている窓口が少ないので長蛇の列になっている。

列に並んで順番が来るのを待つ。

そして、隣には外国人使用不可の空いている自動券売機がずらりと並んでいる。なぜ混雑している窓口で切符を購入しようとするのだ?窓口が混雑していると当然割り込みが発生するが珍しく公安が割り込み客を追い払っている。

しかし、大人しく追い払われることはなく言い争いが発生。どう考えても割り込みする方が問題なのだが・・・。

切符と身分証確認が自動化

10:40頃、ようやく順番が来て30秒ほどで切符が発券され切符を受け取り待合室へ向かう。

いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませるが、最新の成都東駅には切符と二代身分証の照合機が導入され自動化されていた。人海戦術の中国でも省力化が進められているようだ。パスポートの自分はいつも通り窓口で照合になる。

手荷物のX線検査はご覧の通り。


金属探知機を通りボディチェックがあるのだが、重慶北駅など一部の駅だとX線による自動チェック機が導入されている。

成都東駅は最新の駅舎なので待合室は巨大だ。

待合室でしばらく待機となるが、バアサンがガキを抱えてトイレ脇のゴミ箱で放尿させている。目の前がトイレなのになぜゴミ箱へ?最新設備でも利用客の方はおサルさんのようだ。成都は蜀の都なのに・・・。劉備や諸葛孔明が草葉の陰で泣いているぞ。

11:00頃、改札口の先頭を陣取る。10分ほどすると自分の後ろに列ができるが、なぜか隣の誰もいない自動改札機には誰も並ばない。おそらく自動改札機を使ったことがないので先頭に並ばないのだろう。中国はこういった部分でも格差が激しい。11:20頃になると本格的に列ができ乗車バトルに備え臨戦態勢になる。

今回乗車するのは12:00発、成都→長沙のK504次。席は硬座、運賃163.5元、2014kmの距離を走り約18時間半の乗車になる。

11:35頃、改札が始まりホームへ移動。先頭で自動改札機を通過しているのでホームは空いており平和だ。数分後には各車両の乗車口を中心に秩序無き混雑が発生するのだろうが。

まずは行先票を撮影。車両は25Gで乗車して発車を待つ。

定刻通り12:00に発車して重慶北駅、湖北省宜昌の宜昌東駅を経由して湖南省長沙へと向かう。車内は満席で出稼ぎ労働者の農民工から一般の乗客まで客層は幅広い。

重慶北駅

15:35頃、重慶北駅に到着し、ここで半分ほどの乗客が降りていく。発車は16:12になり約40分の停車になる。

車内は一時的に空くがほどなくして重慶北駅からの乗客で再び満席となる。17:25頃、豊都駅を通過する。豊都駅は高速鉄道のD列車やG列車の停車駅だ。どうやら線路は高速鉄道と在来線の共用なので宜昌東駅まで高速鉄道のダイヤの隙間を利用して走るようだ。

宜昌東駅

22:30頃、6分早着で宜昌東駅に到着、湖北省宜昌まで来た。ちょうど半分の道のりを越えたぐらいになるが、まだ湖南省長沙まで約8時間走る。

停車時間が長いのでホームで乗客がタバコを吸ったり買い物をしたりと様々だ。22:56に宜昌東駅を発車する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
地下鉄 2.7元
合計 6.7元

雲南省昆明 西山龍門石窟・昆陽鄭和故里

国慶節なので避難生活

今日から1週間は国慶節の大型連休だ。今年の民族大移動は6億人規模になるようだ。なので、中国各地の観光地は人民で溢れかえり観光どころではなくなる。宿代も値上がりするので経験上、この時期は大人しく避難生活をするのが無難だ。

今日は昆明の天気は悪く雨が降ったりやんだりだ。ユースホステルに籠もり買いだめしておいたインスタントラーメンなどで過ごすが、ユースホステルにも国慶節の影響で普段見かけない中国人の家族連れが宿泊してガキが騒いでいる。とにかく嵐だかイナゴの大群だかが過ぎ去るまでの辛抱だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

動かざること山の如し

今日もユースホステルに籠もり過ごす。観光地へ行っても人民の海見るだけでつまらないしね。本当は靴洗って身動きがとれないだけなのだが。

で、国慶節の大型連休で宿の確保が難しいはずなのだが、なぜかドミトリーに空きがある。大脚氏の人気が落ちてきたのか?最近は競合店がタケノコのように昆明市内にも出来ているからな。一昔前なら競合店がほとんど無く大脚氏、Hump Hostel、茶花賓館とか定番宿が決まっていたからな。

今日も部屋に籠もっているけど大型連休中でも民族大移動でチェックアウトしていく中国人宿泊客がいる。しかし、なぜか床に掛け布団を放置してチェックアウトしていくおサルさんがいる。小皇帝だと片付けるとかが出来ないようだ。こういう風に片付けずに出ていくので掃除のおばちゃんが大変である。中国の家庭の躾や学校教育はどうなっているのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

昆明メーターゲージ乗り鉄

06:40頃、潘家湾のバス停から61路のバスに乗車、運賃1.8元で火車北站で下車。06:55頃、昆明北駅に到着。

念のため乗車指南と時刻表を確認。

今日は昼過ぎまで乗り鉄になる。

駅に切符売場の看板があるが演出用の看板で切符売場は無い。実際は乗車して車内精算になる。

07:10頃、待合室が開いてホームへ移動。待合室と言っても手荷物検査のX線検査機があるだけで検査をしてそのままホームへ。

乗車バトルはないのでホームはとても平和だ。

7年ぶりのメーターゲージに乗り鉄である。まずは機関車の東方紅21を撮影。

こちらは東方紅21と雲南鉄路博物館。駅舎と博物館、現役の列車が揃っている鉄ちゃんのための昆河線だ。

発車までまだ時間があるがホームで記念撮影している乗客はいない。ぼちぼち乗車しておこう。

乗車する列車は昆明北→王家営の8861次、客車はYZM1になる。

列車に乗車。
乗客は少なく空席が目立つ。地元民も利用しているようだが、国慶節の大型連休中なので乗客のほとんどは家族連れ。車両は非空調で扇風機無しで窓が開けられる。非空調で扇風機無しというのが重要ポイントだ。

07:31に定刻通り発車する。車内精算で王家営までの切符を購入。運賃は2元。

08:35頃、王家営駅に到着。定刻より4分の早着だ。乗客は皆外へ出ていき引き続き乗り鉄するのは自分ひとりだけ。

王家営駅は一応駅舎はあるが客運用ではなく貨物用の事務所のようだ。

王家営から先にも線路は伸びているが、この先は貨物列車のみの運行だ。

折り返し運転になるので機関車の付け替えが行われる。連結作業を撮影。

連結作業が終わり地元民たちは扉が開くのを待っている。09:10頃、王家営→石咀の8862次に乗車。昆明北で8863次に変わる。09:20に定刻通り列車が発車。

石咀まで運賃2元。
運賃めっちゃ良心的で安い!乗客は地元民で空席が目立つ。

列車は昆明市内を走り中国では珍しい踏切を幾つか過ぎていく。

定刻より5分早着の10:25頃、昆明北駅に到着。駅舎と雲南鉄路博物館が一体化している時点で、この路線が博物館の一部として運用されているというのが感じられる。

ここで予想外の事態に遭遇する。連休の影響で昆明北駅から人民の大群が乗り込んできて満席になる。家族連れが多くやかましい。

10:35に定刻通り昆明北駅を発車。昆明市内を走っていくが車内はやかましく、地元民たちが窓から痰を吐いて旅情感は無しだ。

11:15頃、12分早着で終点の石咀駅に到着するが連休で観光客が多い影響で下車すると帰りは立ち席になってしまうので、そのまま乗車して発車を待つ。おかげで連結作業は見物できず。

11:50に定刻通り石咀を発車し昆明北駅へ向かう。車内精算で石咀→昆明北、8866次の運賃は1元。

で、本当は買う必要はないのだが記念品で昆明北→石咀、8863次の切符も発券してもらう。運賃は1元。

12:30頃、12分早着で終点の昆明北駅に到着。

ホームは家族連れの記念撮影の場となるが駅員のおばちゃんの追い出しに遭って撮影会終了である。

昆明北駅に戻ってきてメーターゲージ乗り鉄終了!

喧嘩だよ


遠くから罵りあいの声がする。声のする方を見ると駅前の通りで言い争いをしている。結構離れているのに言い争いの声が聞こえるのだが何を言っているのかは不明。野次馬も少し集まり遠くから見物だ。一体喧嘩の原因は何だ?

牛肉蒜苔炒飯

昼食は昆明北駅近くにイスラム食堂があったので食べていく。メニュー表を見ると炒飯、蓋飯は10元ぐらいになる。昆明でも最低10元必要になりそうだな。

今回は牛肉蒜苔炒飯(10元/約170円)を食べる。牛肉とニンニクの芽が具材となった炒飯だ。13:30頃、61路のバスに乗車、運賃1.8元、小西門のバス停で下車する。14:00頃、ユースホステルに戻ってきた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 6元
バス 3.6元 路線バス
合計 24.6元

老干媽洋芋絲炒飯

今日も部屋に籠もって大人しく避難生活だ。朝食、昼食は買いだめしておいた河口バナナで耐える。夕飯はイスラム食堂で老干媽洋芋絲炒飯(9元/約153円)を食べる。中国の定番調味料の一つにもなる老干媽とジャガイモを使った炒飯だ。炒飯だけでは足りないので近くの市場で包子を夜食に買っておく。

寝る前に歯を磨くのだが洗面台では先客の兄ちゃんが歯を磨いているがコップを持っておらず蛇口に直接口をつけて口を濯いでいる。おまけに歯を磨き終わった後は蛇口を洗わず逃走。これが四千年、いや五千年の歴史が培った衛生概念か・・・。

で、兄ちゃんが直接口をつけていた蛇口とは知らずに他の客が洗面台を使っている。本当は教えてあげたいけど英語話せないので・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

昆明駅

08:45頃、昆明駅にやって来た。民族大移動は後半戦に突入して混雑を心配していたが駅前は通常の混雑で表面上は普段と変わりない。石林とかの観光地は罵声の飛び交う阿鼻叫喚の世界なのだろうが・・・。

駅前は普段と変わらず武警や特警で警備は厳重。

駅前での記念撮影も普段通り。

今日はネットで予約しておいた建水行きの切符を発券しに来た。まずは切符売場の様子を確認。こちらは自動券売機で列はできているが比較的空いている。勝手な偏見だが自動券売機の利用客は上手くIT化の波に乗っている部類に入るだろう。支付宝や微信で支払いが出来たりするレベルの人達だな。

奥の方は誰もいない自動券売機もあり混雑なしと言っても良いかも。でも、パスポート読取り機能がないので外国人利用不可だ。しかし、英語で「Automatic Ticket Area」とか案内がある。外人利用不可なのに英語表記があるってクソだわ!まあ、チャイナクオリティということか。

こちらはネット予約の利用客のための発券機。当然だがパスポート読取り機能は無しで外人利用不可なのだが英語表示が選択可能。アホじゃね。

だが学生証の読み取り機能があり学割切符の発券が可能。ほんの少しだけ進化している。

こちらは通常の窓口で相変わらずの混雑。勝手な偏見だが窓口に並んでいるのは自動券売機の使い方がわからない時代に取り残された利用客がほとんど。二代身分証を持っているのにわざわざ時間の掛かる窓口に並んでいる。まあ、日本で例えると自動券売機で乗車券は買えるが指定席券とかの購入の仕方が解らずみどりの窓口へ並ぶ人たちだな。

ハルビンビール小麦王

昆明駅から15分ほど歩いてカルフールへ寄る。

カルフールではハルビンビール小麦王330ml缶×6(9.9元/約169円)を購入。

ハルビンビールなのだが生産地は湖北省武漢でアルコール度数は3.6%。雪花や青島などと同様で中国各地で販売されている定番ビールだ。

土鶏米線

夕方になり雲県土鶏米線の店で土鶏米線(10元/約170円)を食べる。土鶏米線は雲南省の特産で、その中でも雲県土鶏米線が有名。鶏肉のぶつ切りとお好みの具材が載っており、鶏ガラスープがいい味を出している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 41.5元
バス 1.8元 路線バス
合計 43.3元

牛肉炒飯

昼頃にイスラム食堂で牛肉炒飯(9元/約153円)を食べる。イスラム食堂ならどこでも扱っている定番料理になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

麻辣豆腐蓋飯

昼頃にイスラム食堂で麻辣豆腐蓋飯(11元/約153円)を食べる。イスラム食堂ならどこでも扱っている定番料理になる。

市場で饅頭を買い込んで籠る。宿を2泊延長しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 80元
合計 91元

牛肉蘑菇蓋麺

夕方にイスラム食堂で牛肉蘑菇蓋麺(14元/約238円)を食べる。麺の上に牛肉とキノコ、ピーマンの炒め物が載った麺料理だ。炒飯より中華スパゲッティの蓋麺の方が美味いな。食後に市場で饅頭を買い込んで籠る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

翠湖公園

昼頃に翠湖公園へ行ってみる。翠湖公園は昆明の定番観光地だ。

ここは公園内にある蓮華禅院。

寺ということで内部を見物してみるが実際は寺ではなくフードコートになっていた。昔、ここに禅寺があったという事のようだ。

公園内を散歩して行くが公園というより庭園になっている。

明永暦帝殉国処碑

翠湖公園の東側の華山西路にあるのが明永暦帝殉国処碑だ。

清に降った明の将軍 呉三桂により永暦帝親子がこの地で殺害され明朝は完全に滅んでしまう。

民国元年(1912)に建立された石碑が明朝の最期を伝えている。

葱爆牛肉蓋麺

夕飯は近くのイスラム食堂で葱爆牛肉蓋麺(14元/約238円)を食べる。ネギ、牛肉、ピーマン、唐辛子が具材に載った中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
合計 16元

洋芋絲牛肉蓋麺

夕飯はイスラム食堂で洋芋絲牛肉蓋麺(14元/約238円)を食べる。食堂の親父に覚えられているようで注文するとすぐに麺打ちが始まる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 240元 40元×6
航空券 875元 昆明→ハノイ
合計 1119元

大観楼

22路のバスで大観楼へ向かう。運賃は1.8元、09:00頃、大観楼に到着。

まずは入場券売場へ。入場料は26元だがQunar.comでネット割引の23元の入場券を購入したので携帯に送られてきた予約番号などのショートメッセージを窓口で提示するとお姉ちゃんが端末叩いて処理、入場券を受け取り入園。

大観楼は昆明の南にある湖、滇池の湖畔にあり、明初期に沐英が西園を建設したのが始まりになる。清の康熙29年(1690)に大観楼が建設され、その後も亭や楼閣が建設されていった。

平日で空いていると思ったのだが意外と混雑して賑わっている。おまけに遠足で小学生たちが押し寄せている。混雑したところは避けて空いているところへいく。

空いている所は大観楼から離れており特に見所はなさそうだ。

大観楼周辺は庭園になっており楼閣、亭、廊下がある。

滇池の湖畔までやってきたが湖面には水草がかなり多い。

水草を回収している船があり、これは大量発生しているという事か?

遠くから大観楼を見物。
小学生の集団がいなくなっているので大丈夫なようだ。

大観楼までやってきたが観光客が多くて騒がしい。

観光客が写っていないと静かな雰囲気が出てくるのだが、実際は記念撮影に忙しい観光客たちで騒がしい。11:00頃、22路のバスで宿へ戻る。

牛肉麺

夕飯はイスラム食堂で牛肉麺(9元/約153円)を食べる。イスラム食堂の定番料理として不動の地位を持つ牛肉麺。どこで食べてもほぼ同じという安定した味なのでハズレは滅多にない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 3.6元 路線バス
大観楼 23元
合計 39.6元

昆明→昆陽

小西門バスターミナルから14路のバスに乗車して昆陽へ向かう。昆明近郊への短距離バスであるが公交ICカードが利用可能で運賃は16.2元。08:30頃、バスが発車

09:45頃、昆陽の晋寧客運站に到着。今日は鄭和公園が目的地であるがバスターミナルから約3kmの道のりだ。

GPSで現在位置を確認するとバスターミナルは昆陽の町の東はずれに位置している。バスターミナルからは路線バスで昆陽の中心街まで移動可能だが、歩いていくことにする。

大航海家・鄭和の故郷

東風路を西へしばらく歩いていくと正面に小さい山が見えてきた。あれが鄭和公園だ。公園が見えているので、あとは入口を探すだけだ。10:45頃、鄭和公園に到着。

階段を上ると鄭和像が滇池を見下ろしている。鄭和は昆陽出身の明の宦官で大航海家でもあり、永楽帝の命により7回も大船団を率いて東南アジア、インド、アフリカまで到達している昆陽の英雄である。

鄭和公園には鄭和故居、馬哈只墓の2つの史跡が残っている。まずは馬哈只墓から見物。馬哈只は鄭和の父親になり、昆陽には馬哈只墓が残っている。

墓はイスラム風の墓で立派だ。

墓碑は重要な遺跡のようなのでガラスで保護されている。

こちらは鄭和故居になり、ここが鄭和の故郷になる。当時の建物とかはないので、この故郷とされる場所に記念館が建てられている。

鄭和故居には石碑が残っており、この石碑が鄭和の生まれ故郷だというのを語っている。

碑亭にある石碑には「明三保太監鄭和故里」とある。

12:00頃、晋寧客運站に戻ってきた。昆明行きの14路のバスに乗車、運賃は16.2元ですぐに発車する。13:30頃、昆明の小西門バスターミナルに到着。

新疆牛肉拌麺

夕飯はいつものイスラム食堂で新疆牛肉拌麺(16元/約274円)を食べる。牛肉、ピーマン、玉ねぎ、キクラゲ、ニンニクの麺の上に載った中華スパゲッティだ。しかも、値段も少し高めなので高級品だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
バス 32.4元 路線バス
合計 48.4元

燜肉餌絲

今日は昆明の定番観光地の円通寺へ向かう。まずは寺へ向かう途中で朝食に燜肉餌絲(8元/約136円)を食べる。

円通寺

08:45頃、円通寺に到着。入場料は6元(約104円)だ。

円通寺は円通山南麓に位置しており、元の名称は補陀羅寺。創建は南詔国の頃になり1200年以上の歴史があり、元の延祐年間(1314ー1320)に拡張され円通寺に名称を改め清の康熙年間に再建された。円通寺は雲南の著名な禅宗古刹になる。

朝の時間帯なので観光客は少なく境内は静かだ。

奥の銅仏殿では信徒たちが読経しており独特の空間が広がる。欧米人観光客たちが訪れ、この読経に聞き入っている。
この銅仏殿だけ建物がタイ風になっている。南の方だと建築様式も変わってくるようだ。

牛肉麺

夕飯はいつもと違う場所のイスラム食堂で牛肉麺(10元/約170円)を食べる。今回は麺専門のイスラム食堂だ。牛肉麺もいつも食べるのと違い太麺でスープは牛骨と醤油のブレンドらしい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
円通寺 6元
合計 24元

やる気なし

市場で包子買って、ウォルマートでも食料買って籠る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.4元
合計 23.4元

西山風景区龍門

西バスターミナルの西部客運站へ移動して、6路のバスに乗り換え終点まで乗車。游客中心を過ぎたところが終点の高峣になり、観光客のほとんどは西山風景区へと歩いていく。一部は引き返して游客中心からバスで山を登っていく。

10:10頃、とりあえず自分も歩いて西山風景区へ向かう。西山風景区の入口にも入場券売場があったので入場料とかを確認。

ここは一気に山を登って時間短縮かな。ここで聂耳墓までのバスチケットを購入。12.5元で結構高いがバスはちゃんとした観光バス、10:40頃、バスにようやく乗車。

聂耳墓

11:00頃、聂耳墓に到着。聂耳は中国国歌の作曲者で昆明近郊の玉溪出身で中国では誰もが知っている音楽家らしい。1935年に日本滞在中に神奈川県藤沢市で海水浴中に水死する。

義勇軍行進曲の作曲者なので墓はかなり立派だ。聂耳像の後方に墓碑があり観光地の中では墓周辺は少し雰囲気が違う。

龍門石窟

聂耳墓の隣に龍門石窟の入場券売場があり入場料は40元。龍門石窟といえば河南省洛陽にある世界遺産の龍門石窟が有名だが、昆明にも龍門石窟がある。昆明の龍門石窟は滇池の西にそびえる西山に清の乾隆46年(1781)に造営され咸豊3年(1853)に竣工する。

崖に沿って石窟や楼閣があり昆明を代表する観光地となっている。

崖には書が彫られている。

崖の桟道を歩いていくと龍門が見えてくる。

龍門は混雑しているので先に奥へと進んでいく。

奥の方は空いているところもあり崖に彫られた書を見ながら桟道を進んでいく。

桟道からは滇池が一望できるが曇っており霞んでいる。

一通り見物して龍門へ戻る。相変わらず混雑しているが、これが龍門だ。ここが龍門石窟の一番の見所のようだ。

崖の桟道を歩いて入口へと戻っていく。

昼頃、龍門石窟の入口に戻ってきた。行きはバスで山を登ったが帰りは歩いて麓へ向かう。13:30頃、6路のバスに乗車。
14:00頃、西部客運站から148路のバスに乗車して宿へ戻る。

新疆拌麺

15:00頃、遅めの昼食でイスラム食堂で新疆拌麺(17元/約289円)を食べる。この新疆拌麺は中華スパゲッティの拌麺の中では最高峰に位置する。値段も高いが具材に牛肉、トマト、キクラゲ、玉ねぎ、ズッキーニが炒められて麺に載っている。

菊の御紋のドラ焼きが

食後にウォルマートで非常食調達でドリアンの飴とかを買ったのだが、中国で大丈夫かと思うドラ焼きがあったので一緒に購入しておいた。

中国で菊の御紋が入ったドラ焼きが売られたいたのだ。あんこ入りが2.6元(約42円)、カスタード入りが2.7元(約43円)だ。生産地は四川省成都なのだが菊の御紋の入ったドラ焼きを生産していて大丈夫なのか?菊の御紋は日本の皇室の・・・。反日暴動が起きたら真っ先に襲撃目標になりそうだな。まあ、消費者が菊の御紋を分かっているのかという問題もあるが。

ただ、菊の御紋が入ったドラ焼きが中国市場に出回っているということは、中国では菊の御紋について教えられていないということか?日の丸と旭日旗は誰でも知っているが菊の御紋は知らない。これは色々な意味で興味深い。

拌麺

夕飯はイスラム食堂で拌麺(10元/約170円)を食べる。
今回は味噌ダレがついているのが特徴だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 45.1元
バス 6.4元 路線バス
バス 12.5元 高峣→聂耳墓
龍門石窟 40元
日用品 29.9元
合計 133.9元

昆明→ハノイ

12:15頃、昆明長水国際空港に到着、チェックインカウンターへ向かう。
チェックイン手続きをするが預けた受託手荷物のバックパックが検査になり受託手荷物のシールを持って手荷物検査場へ。

係員の兄ちゃんが「PC入ってる?」と聞いてきた。ノートPCが検査対象のようだが中身は確認せず口頭でのやりとりで終了。リチウムイオンバッテリーがらみの検査だったようだ。受託手荷物のシールにハンコを押してもらいチェックインカウンターに戻り搭乗手続き完了。

保安検査場で列に並んで保安検査を済ます。手荷物や財布、携帯などをX線検査に通して、自分は金属探知機を通りブザー鳴らして保安のお姉ちゃんが携帯スキャナーで検査。で、お姉ちゃんにケツ触られたりする。仕事とは言え、ある意味セクハラじゃねえか?日本の一部地域に生息する特殊な趣味を持つブタはお姉ちゃんにケツ触られてブヒブヒ大喜びなのだろう。12:55頃、保安検査終了、搭乗口へ向かう。

空港内には色々とブランド品や雲南省の特産品を扱った土産物屋が並んでいる。搭乗口は65番まであり地方空港といえども規模は大きい。やはり中国は大きい!

搭乗口まで歩いていくが広いのでちょっとした運動になる。メタボ防止にはちょうどいい広さかな。昆明は田舎とか言われるけど空港は相当な広さだ。

かなり歩いて搭乗口に到着。当然まだ開いていないので待機となる。

ベトナム・ハノイへと向かう。直行便なのだがノンストップ便ではなく南寧経由になる。
2016/10/16 昆明14:45->15:50南寧16:50->16:40ハノイ
運賃はエコノミークラスで875元(約14875円)、2時間55分の移動予定だ。

ちょうどハノイ行きの飛行機が到着して、これから荷物を積み込むようだ。

14:15頃、搭乗開始となり機内へ移動、座席はこんな感じ。14:45頃、扉が閉まり定刻通り出発するが誘導路で止まったままで時間が過ぎていく。

15:11にようやく離陸。離陸後に水が配られる。

16:13に南寧呉圩国際空港へ着陸。約20分の遅れが発生しているようだ。

トランジットで国際線乗り換えなので乗り換え口で航空会社のお姉ちゃんがハノイ行きの乗客にトランジットカードを配っているので受け取り案内に従って歩いて行く。乗り換えと言っても同じ便なので直行便扱いになる。

そのまま乗り換え口を進むと3Fの出発ロビーに出る。あれ?そのまま出国カウンターではないのか?

出発ロビーから検疫、税関、イミグレーションへと進む。出国では特に因縁つけられずに出国手続き完了。そして、保安検査があり、機内で配られた水が没収される。同じように水を没収される乗客が多数発生している。一応国際線の直行便なのだがトランジットで出発ロビーに出て、再度保安検査とは予想外だ。

16:40頃、搭乗口に到着し待機となる。予定だと16:50出発だが大丈夫か?

16:48搭乗開始、16:55頃に着席。17:05頃、出発し南寧呉圩国際空港を離陸。機内サービスで水とサンドウィッチが配られる。サンドウィッチがショボイぞ・・・。

ハノイ・ノイバイ国際空港

ここからはハノイ時間で表記する。北京との時差は-1時間で東京時間19:00、北京時間18:00、ハノイ時間17:00という関係になる。

17:03にノイバイ国際空港に着陸。約20分遅れでベトナム・ハノイに到着である。17:14頃、扉が開き降機する。

まずはベトナム入国のためにイミグレーションへ向かう。ターミナルの端の方だったようでかなり歩いてイミグレーションの入国審査の列に並ぶ。5分ほどで順番が来て入国審査では入国カードとかは無く、そのままパスポートと乗ってきた飛行機の航空券を出すだけで入国スタンプが押される。15日のノービザ入国だが帰りの航空券とかは何も言われず。

続いてターンテーブルで受託手荷物のバックパックを回収。税関申告するものはないので、そのまま税関通過して到着ロビーに出る。17:35頃、無事ベトナム入国完了。到着ロビーは1Fになり、両替所、ファストフード店、SIMカード屋、ATMまで揃っている。あと、タクシーの運ちゃんが客引きしていた。

ハノイ市内へは、国際線の第2ターミナルから無料の連絡バスで国内線の第1ターミナルへ移動して、7番と17番バスで移動できる。あとちょっと高いがリムジンバスも運行されている。

今回はハノイ市内へは行かずノイバイ国際空港で1泊する。明日ハノイから香港へ移動するからだ。

とりあえず1Fは一通り見たので2Fへ移動。まずは2Fのトイレへ。さすが新しいターミナルだけのことはありきれいだ。ウンコやり逃げとかもなくちゃんと流されている。さすがベトナム!衛生的だ!

2Fのトイレ近くにはカプセルホテルっぽい宿泊施設がある。料金は空港なので高いだろうが仮眠することが出来る。宿泊施設の向かいには手荷物預かり所があるのだが係員暇そうにしている。他にも2Fにはレストランがあり食事可能だ。

続いて3Fへ移動。
ここは出発ロビーになりファストフード店が数件営業していた。

最後に4Fへ行く。
4Fはフードコートになっている。

4Fはファストフードではなくレストランでアオザイ着たお姉ちゃんがいたりして高そうな雰囲気だ。おそらく日本でブヒブヒ唸っているブタはお姉ちゃんに惑わされて引っかかってしまうかもしれない。

フードコートは金持ちの世界になっており自分には縁がないな。

こちらは4Fからみた3Fの出発ロビー。出発ロビーは結構広いのだが利用客はまだ少ないようで空いている。新しいターミナルなので、まだまだ処理能力には余裕があるようだ。

ノイバイ国際空港で1泊

17:55頃、出発ロビーでの寝床を確保。トイレ近くのベンチで横になれるようになっている。これで明日の朝まで約12時間半の待機だ。いや、ノイバイ国際空港で空港寝かな。

明日はジェットスターでハノイから香港へと移動する。20:00頃になると夜便の乗客で混雑してくる。22:00頃まで混雑して徐々に混雑が解消へ向かう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

ハノイで空港寝

00:00になり日付が変わる。バーガーキングが営業終了している。隣のstar cafeは営業しているな。他の店も閉まっていたり営業していたりする。自分は空港のベンチで寝る。ほとんど人がいないので寝床のベンチは自由に選べる。

05:00に起きる。
バーガーキングが営業しており早朝便の利用客に会わせて開店するようだな。06:00頃になると4Fのフードコートも明かりがついている店が多くなる。この時間になると食べるのには困らないようだ。

ハノイ→香港

07:25頃、チェックインカウンターに並ぶ。07:35からチェックイン手続きが始まる予定だが既に始まっており5分ほど並んでチェックイン完了。

07:35頃、イミグレーションに並ぶ。出国手続きは問題なく次の保安検査へ。保安検査では手荷物や財布などX線検査に通すが、自分は金属探知機を連チャンで鳴らして靴とベルトをX線検査に通して、ようやく金属探知機鳴り止む。

で、財布の中身確認があったがベトナム・ドンや米ドルは少ないので問題なし。もちろん抜き取りとかもないので大丈夫。ドンや外貨の大量持ち出しに警戒しているのか?07:50頃、無事出国手続き完了。

空路で出入国だとパスポートのスタンプに飛行機のマークが入っており陸路だと車のマークになる。ベトナムの出入国スタンプは一目見ただけで交通手段が分かる。

免税店見物しながら搭乗口へ移動。07:55頃、搭乗口に到着。

今回はジェットスターのBL678便でハノイ→香港へと移動する。
2016/10/17 ハノイ09:35->12:25香港
運賃はエコノミークラスで2083945ドン、約2時間の移動になる。

09:40頃、搭乗開始。既に出発時刻は過ぎて遅れが発生している。機内はLCCなので座席の間隔は狭くデブは座れないな。まあ運賃安いし移動するだけなら文句なしだ。09:50頃、扉が閉まり出発だが、機体が動き出したのは09:55になる。

ノイバイ国際空港は軍民共用空港なので戦闘機の格納庫が見える。

10:07に離陸して香港へ向かう。

機内は意外にも空席が目立ち、数えてみると20席以上空席が確認できる。LCCでこの空席は問題ではないか?自分の席の列は自分一人だけで残りは空席だ。

香港

この先は時差を+1時間にして北京時間で表記する。

12:40に香港国際空港へ着陸、12:45頃、降機。約20分遅れか。
12:55頃、空港内の新交通システムのホームに到着。新交通システムでイミグレーションまでターミナル内を移動。

13:05頃、イミグレーションに到着。出入国カードを記入するが隣の中国人のおばちゃんに出入国カードの代筆を頼まれ記入。老眼でパスポートの字が小さくて読めないらしい。おばちゃんは中国人に頼んでいるつもりのようだが、こちらは小日本なんだけど・・・。

13:10頃、イミグレーションの列に並ぶ。順番が来てパスポート、出入国カード、乗ってきた航空券を窓口に提出する。入国審査は問題なく、パスポートと出入国カードの2枚目が返却される。返却された出入国カードの2枚目が出国カードとなる。

そして、香港は入国スタンプが廃止されているのでスタンプ代わりに入国シート(入境標籤)も受け取る。この入国シート(入境標籤)は香港滞在中に持っていないといけない。一応持っていないといけない決まりのようだが実際はゴミ箱行きになっていることが多い。

13:20頃、イミグレーション通過、13:25頃、受託手荷物回収、税関通過し香港入国完了。13:35頃、エアポートエクスプレス(機場快線)に乗車して香港市区へ移動。130Km/hで走行していくが車内は快適で走行音が少なく静かだ。青衣、九龍、香港と停車していく。香港駅までの運賃は100香港ドルになる。自分は次の青衣までなので運賃は60香港ドル。

13:50頃、青衣で下車して東涌線に乗り換え、南昌駅で西鉄線に乗り換え、14:20頃、紅磡駅に到着。

東鉄線の羅湖行きに乗り換える。15:10頃、羅湖駅に到着。青衣→羅湖の運賃は40.5香港ドルなのだがエアポートエクスプレス(機場快線)からの乗り継ぎだと無料になっていた。

中国入国・深圳

改札を出てイミグレーションに並び香港出国。そのまま中国本土へ移動する。中国側イミグレーションでは入国拒否や別室案内とか因縁つけられずにいつも通り入国スタンプが押された。15:30頃、中国入国。そのまま深圳駅前から101路バスに乗車して運賃2元で康佳集団へ移動。

深圳僑城旅友国際青年旅舎

16:50頃、深圳僑城旅友国際青年旅舎(深圳侨城旅友国际青年旅舍/Shenzhen LOFT Youth Hostel)に到着。3人ドミトリーで1泊75元(会員料金)だが去年は70元だったので5元値上げしている。深圳は物価上昇が激しい。期限切れの会員カード(50元)を新しくしてもらい、今回は3泊する。

寝床は確保したので明日、明後日は深圳でどう過ごすかだな。また香港へ行ってこようかな。

今日はまだ何も食べていなかったので近くのスーパーマーケットで食料買って夕飯にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.9元
宿泊費 225元 1泊75元(会員料金)×3
バス 2元 路線バス
会員カード 50元 YHA CHINA会員カード
合計 296.9元
項目 金額 備考
鉄道 60香港ドル MTR
合計 60香港ドル

雲南省楚雄 彝人古鎮

雲南省旅行記2016

大理→楚雄

08:20頃、宿をチェックアウトして人民路口のバス停から崇聖寺三塔専線のバスに乗車。2階建てバスなので運賃は3元。09:20頃、終点の火車站で下車、大理駅に到着。いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今日は大理から楚雄へ移動する。乗車する列車は10:04発、麗江→昆明のK9608次、席は硬臥代硬座、運賃は36.5元、距離175kmになる。硬臥代硬座なので寝台の硬臥の下段に4人座って座席扱いになる。

09:50頃、改札が始まりホームへ。

まずは行先票の撮影。

今回は改札の先頭を確保できず乗車口に並ぶが割り込みが発生して列は崩壊、実際は群れに飛び込む状態。

楚雄

定刻通り10:04に列車が発車。13:30頃、21分遅れで楚雄駅に到着。楚雄は楚雄彝族自治州の州都になり、そこそこの規模の都市だ。それでも大理に比べれば田舎だ。

まずは切符売場へ向かう。田舎の駅なので窓口は全部で3つだけだ。窓口全部開いていたが自動券売機の使い方が分からない利用客が列を作っており15分ほど並び明日の昆明行きの切符を受け取る。

駅前のバス停から運賃1元の1加路のバスに乗車。

駅前からは1加路、6路、13路のバスが出ている。14:20頃、兆順第一城のバス停で下車し歩いていく。

Qunar.comの罠が・・・

14:35頃、Qunar.comで予約していた雅典娜酒店に到着。酒店を名乗っているからそこそこの設備かと思ったら前台ではオバチャンが昼寝中・・・。これは招待所や旅社の前台と同じじゃねえか!とにかく登記をするが壁にある営業許可証に表記されている名称は酒店でなく旅社になっている。オバチャンが寝ている時点で怪しいと思ったがやはり旅社であったか。

部屋は1泊45元の2人部屋でトイレ・シャワー付きだ。

部屋にあるテレビは今時珍しいブラウン管テレビ。設備は古い。

楚雄彝族自治州博物館

15:00頃、楚雄彝族自治州博物館に到着。入場料無料、身分証不要で地元民が自由に見物している。

建物がいかにも彝族の博物館という力の入れようで、何となく展示内容が予想できてしまう。

展示内容は雲南省定番の茶馬古道だ。

馬幇たちが使っていた道具が収集され展示されている。

メインの展示はもちろん彝族である。彝族の民族衣装を中心に展示され力が入っている。

15:20頃、楚雄彝族自治州博物館を出る。バス停でバスを確認して次の彝人古鎮を目指す。

15:25頃、州博物館のバス停から5路のバスで彝人古鎮へ向かう。運賃は1元、16:00頃、彝人古鎮のバス停で下車。

とりあえずバス停でバス情報を確認。

彝人古鎮

彝人古鎮は楚雄で一番の観光地になる。古鎮を謳っているが実際は新しく作られた土産物屋、レストラン、宿泊施設が集まった観光商業街で外観が古鎮を模している。

彝人古鎮の内部には彝人部落という観光地があるのだが、ここは有料になっている。入場料は確認するのを忘れた。

彝人部落は名前の通り彝族の集落を再現しており内部に土産物屋やレストランがある。

あと酒の量り売りもやっていたりする。奥の方は入場券がないと入れないので何があるかは不明。

彝人古鎮を散歩するが、まあ何というか・・・。ここって本当に彝族の街を再現しているのか?どうも漢族の古鎮のような・・・。

土産物屋はミャンマーの翡翠が売られていたりして雲南らしいのだが、新しい建物ばかりで古鎮の名称を使うのはどうかと・・・。

臭豆腐砂鍋米線

彝人古鎮の米線屋で臭豆腐砂鍋米線(10元/約170円)を食べる。土鍋の米線に臭豆腐が入っており、なかなか美味く唐辛子入りスープで汗が吹き出る。

楚雄客運北站

17:15頃、彝人古鎮のバス停から5路のバスに乗車。運賃1元、北客運站のバス停で下車。17:30頃、楚雄駅近くにある北バスターミナルの楚雄客運北站に到着。

バス情報を確認する。昆明、禄豊、南華行きのバスが多い。利用価値が高いのは昆明へのバスだ。

昆明行きのバスさえ抑えておけば心配ないだろう。

宿追い出される

19:00頃、宿に戻ると店番のおっちゃんが「外人泊められない」と言って返金処理して追い出しにかかる。この時間になって追い出されるのは困るのだが、19:10頃、宿を追い出された。この時間では既に昆明行きの列車は無いし、最終バスは19:15で間に合わない。

仕方がないのでQunar.comで近くの外人OK宿を予約していく。慢悦酒店で今度はちゃんとした酒店だ。で、登記の段階でお姉ちゃんに「外人泊められない」と・・・。以前は外人OKだったけど公安局が厳しくて外人お断りになっているという事であった。Qunar.comに連チャンで騙された。

お姉ちゃんが派出所に1泊だけ出来るか確認の電話をしてくれたが、楚雄州賓館でないと外国人は泊められないということであった。保山も厳しかったが楚雄も厳しいな。雲南省は宿の確保は楽な感じだったのだが、外国人規制が雲南省でも厳しくなっているようだ。

楚雄駅前で野宿

6路のバスで20:40頃、楚雄駅に戻ってきた。今日は日本の駅前留学に対抗して、このまま駅前野宿になる。

楚雄駅は24時間駅ではないので待合室で寝るという駅寝が出来ず駅前野宿しか出来ない。06:10に切符売場と待合室が開くので約9時間の辛抱だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
バス 8元 路線バス
合計 27元

楚雄→昆明

とりあえず02:00頃の楚雄駅前。賓館の看板は照明が消えている。

06:10頃、切符売場と待合室が開く。駅前野宿終了で、まずは切符売場で11:20発のZ8604次の切符を07:10発、Z8614次に変更(改签)する。この変更は1度しかできないので要注意だ。続いて切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今回の列車は07:10発、楚雄→昆明のZ8614次、席は軟座、運賃52.5元、距離183kmになる。席が久しぶりの軟座になるのだが、軟座の車両だけの編成という贅沢な仕様だ。言い方を変えればボッタクリ編成だが・・・。

06:50頃、改札が始まりホームへ。まだ外は薄暗く日の出前で撮影には向かない。

車両はRZ25Tで最高速度は160km/hだ。

乗車すると軟座なので2列+2列になっている。

座席は硬座の直角とは違うし肘掛け付きの豪華仕様だ。

ゆったりとした座席で硬座とは比べ物にならない。

さらに足下には電源コンセントがある。

150Wまで供給できるのでノートPCも取りあえず使えるな。硬座とは世界が違う。

定刻通り07:10に楚雄駅を発車。25Tなので160km/h運転かと期待するがスピードは全く出ずにノロノロ運転だ。やはりカーブが多いので速度は出せないようだ。せっかくの25Tが宝の持ち腐れになっている。

08:45に昆明駅に到着。

ここで行先票を撮影しておく。

ついでに隣に停車していた南京-昆明の行先票も撮影。

昆明大脚氏国際青年旅舍

09:05頃、64路のバスに乗車、運賃0.9元、雲南日報社のバス停で下車する。昆明大脚氏国際青年旅舍(昆明大脚氏国际青年旅舍/Kunming Cloudland International Youth Hostel)に到着。国慶節の民族大移動の避難先としてBooking.comで予約しておいた。

1泊35元の8人ドミトリーに9泊する。寝床は確保したので民族大移動の嵐が過ぎるのを待とう。

ウォルマートで食料調達

昼過ぎにウォルマートへ買い出しへ行く。

インスタントラーメン買い込んで外へ出なくても大丈夫な状態にしておく。

素炒白菜蓋飯

夕飯は久しぶりにイスラム食堂で食べる。今回は素炒白菜蓋飯(11元/約187円)で白菜とピーマンの炒め物がご飯の上に載っている。白菜とピーマンの炒め具合がちょうどよく美味い!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 50.4元
宿泊費 315元 1泊35元×9
バス 0.9元 路線バス
合計 366.3元

昆明北駅

13:10頃、潘家湾のバス停から61路のバスに乗車。運賃1.8元、火車北站で下車。13:35頃、昆明北駅にやってきた。

7年ぶりぐらいに訪れたのだが、博物館だった駅舎が建て替えられフランスが建設した当時の駅舎のイメージで新しい博物館兼駅舎に建て替えられていた。雲南鉄路博物館は展示内容拡充で閉館中であった。

昆明北駅から運行されていたメーターゲージの鉄道は運行中であった。

これがメーターゲージの時刻表。

帰りに今日も買い出しでウォルマートへ。

ペプシ2.5L(4.9元/約83円)で激安だったので購入しておく。ちなみにペプシ600mlが2.5元なので2本買うなら絶対2.5Lがお得だ。

夕方は近くの市場で河口産バナナ2kg(9元/約153円)を購入。雲南省にいるからにはフィリピン産とかの輸入品のバナナより河口産のバナナを買うべきであろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.2元
バス 2.8元 路線バス
合計 34元

雲南省大理 洱海一周&世界ジオパーク 蒼山トレッキング

雲南省旅行記2016

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

雨降って天気悪いが昼前に大理沐府国際青年酒店をチェックアウトして大理古城の中を歩いて行く。

Qunar.comで予約しておいた大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)へ移動。Booking.comでも予約できるがQunar.comの特価で1泊16元だ。今回は7泊で宿泊費は予約時に支払い済み。Lonely Planet China2015年版にも掲載されており欧米人御用達宿である。

6人ドミトリー(共用トイレ・シャワー)を予約しておいたが、今回も8人ドミトリー(トイレ・シャワー有り)になる。ここはトイレ・シャワーの湿気が酷いとか文句言いたい放題なのだが、何故か長期宿泊してしまう。なんだかんだ文句を言っても、宿代安くて静かなのでちょうどいいという事だな。

昼食はいつもの快餐屋へ。おかず3品とご飯で5元(約85円)だ。

大理古城にスターバックス

食後に工事中だったスターバックスを見に行ったら営業していた。ついに大理古城にもマクドナルドに続いてスターバックスが進出した。ケンタッキーはいつ進出だ?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

崇聖寺三塔

09:20頃、崇聖寺三塔にやってきた。ここは大理の定番ボッタクリ観光地になり入場料は121元で貧乏人お断りになっている。なので、自分は入れないので外から見物だ。朝から金持ちの土豪観光客で賑わっており開発業者はボロ儲けのようだ。

とりあえず広場から三塔は見えるので中に入らなくても記念撮影は可能だ。昨日まで雨が降っていたので空気はきれいで遠くの建物もはっきり写っている。蒼山は雲に覆われてダメだけど。

三塔は富士山の写真を撮るのと似た感じで間近で撮るより遠くで撮った方がいいかもしれない。

南詔徳化碑

10:10頃、4路のバスに乗車、運賃2元、太和のバス停で下車。10:40頃、南詔徳化碑に到着。百度だと20元取られるみたいな情報があったが、入口には誰もおらず出入り自由。料金表とかもないので無料のようだ。

南詔徳化碑は名前の通り南詔国関連の遺跡になり太和城遺址の一部になる。太和城遺址は南詔国(737-779)の都城になり、南詔徳化碑は太和城にあり、石碑の高さ3.97m、幅2.46m、厚さ0.6mになり元々は約八千字の文字が刻まれていたが年月とともに風化し現在残っているのは776字になる。唐の大暦元年(776)に建立され南詔国の歴史が刻まれていた。

この太和城から滇藏茶馬古道が北へ伸びており麗江、シャングリラ、徳欽を経てチベットへ入る。石碑がなければ気付かないだろう。

残っている滇藏茶馬古道を北へ歩いていけば風陽邑(凤阳邑)の滇藏茶馬古道へとつながる。

こちらが南詔徳化碑になる。

碑亭が建てられ石碑が保護されているが文字はわずかに残るだけだ。

11:40頃、太和のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、紅龍井のバス停で下車して宿へ戻る。昼食は大理古城の快餐屋で野菜のおかず3品とご飯だ。これで5元、ご飯はお代わり自由。

将軍洞

12:55頃、人民路口のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、陽洱小区のバス停で下車。徒歩1分ほどの所にある外貿大楼のバス停で12路のバスに乗り換える。昆明の公交ICカードで運賃0.9元。

14:00頃、将軍洞に到着。入場料は良心的な2元だが地元民は無料のようで顔パスだ。観光客は遠回りすれば別の道から入ってタダで見物できるようだが・・・。

蒼山の麓にある将軍洞は将軍廟とも呼ばれ清代に建立される。明末清初に大理の人々が唐の将軍である李宓を記念して本主廟として建立した。李宓は唐朝の雲南都督兼侍御史であり、唐の天宝13年(754)に玄宗が李宓を総帥として南詔国征討に10万の兵を送る。天宝戦争と呼ばれる唐朝と南詔国の戦いが始まるが唐軍は惨敗し李宓も戦死してしまう。

参拝客が多く賑わっているのだが、将軍洞は参拝客だけでなく蒼山からの湧き水を汲みに地元民が多く訪れている。

本殿には多くの参拝客がお供え物を持ち込んでいる。

こちらでは蝋燭に火を灯している。

本殿には唐の将軍である李宓が祀られている。


そして、本殿前には爆竹を鳴らす場所が設けられており爆竹の持ち込みOKである。当然ながら将軍洞に爆竹の爆音が鳴り響きます。

将軍洞の裏手には崖に「龍泉」と刻まれた滝がある。

ネズミ大量発生

将軍洞に戻ってくるが将軍洞の前に鶏を絞める小屋があるのだが・・・。


小屋を見ると鼠が大量に発生している。絞めた後にきちんと片づけていないので鼠の餌が豊富で衛生状態が劣悪になっている。このような光景は今まで見たことがない。これが中国の衛生環境なのか?

そして、極めつけがこの鼠小屋の水道で地元民のおばちゃんが水を汲んでいる。いくら蒼山の湧き水といっても鼠小屋で汲むのは不衛生だろう。色々と病原菌のおまけが付いてくると思うぞ。

15:30頃、12路のバスに乗車、昆明の公交ICカードで運賃0.9元。15:45頃、市医院で下車してウォルマートへ。

非常食の飴と大理ビールV6 470ml(3元/約51円)を購入するが、レジ前で並んでいると後ろのおっちゃんが床に痰を吐く。ウォルマートにも痰吐きのおサルさんが来店するのか・・・。中国のウォルマートは色々な意味で凄い。日本では西友で買い物してもレジ前で痰吐きするおサルさんには遭遇したことがないぞ!

久しぶりに大理ビールV6を飲むが大理も秋に突入して涼しくなってきたので夏のように格別に美味いとは思わなくなってしまった。

ちなみにV6はアルコール度数2.5%だ。16:30頃、8路のバスで大理古城へ戻る。運賃は2元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.2元
バス 9.8元 路線バス
将軍洞 2元
合計 28元

洱海一周:大理古城→喜洲

08:10頃、宿を出て大理古城の西門へ向かう。西門の北側に洱源行きのバス停車場があり、喜洲古鎮へ向かうことが出来る。今日は天気がよいので洱海を一周してみる。まずは喜洲を目指し洱源行きのバスに乗車する。08:20頃、バスが発車、喜洲まで運賃は6元だ。国道214号を北へとバスが走る

喜洲古鎮

08:50頃、喜洲への分かれ道で下車して東へ歩く。下車地点にはボリタクのおっちゃんが待機中であったが素通り。09:00頃、省道221号を越えて喜洲古鎮に到着。入口では馬車が待機中で観光地の雰囲気が漂う。

入口には大理古城や下関へ戻るバスが待機中。帰りの交通手段は問題なし。

ここは喜洲古鎮の牌坊なのだが有料観光地の喜韵居への入口で古鎮の入口という訳ではない。

喜韵居の入場料はボッタクリの60元で貧乏人お断り。金持ちの土豪観光客が入場して見物していくが外から見る限り60元の価値があるかは疑わしい。

09:20頃、厳家大院博物館に到着。入場料は30元なので外から見物するだけ。厳家大院は百年以上の歴史があり清末期から民国初期にかけて完成した「三房一照壁」「四合五天井」「六合同春」と呼ばれる風格を持つぺー族伝統民居である。

厳家大院周辺が四方街と呼ばれる喜洲古鎮の中心街になり、四方街の中心にある牌坊が題名坊。この題名坊が喜洲古鎮の中心地といった所かな。

四方街に色々と店があるのだが雰囲気は悪くない。

建物は新しいのもあるが景観に溶け込んではいるので問題なさそうだな。

四方街周辺を散歩してみるが古い街並みが少し残っている。

通りから路地へ入っていく。路地は人がおらず静かで奥へと進む。

奥へ歩いていくと古民居の趙府に到着。個人宅だが入場料払えば見物できる。

他を歩いてみると古民居が結構残っている。古民居は政府の保護対象になっており勝手に取り壊し建て替えは出来ないようだ。

ここは喜洲古鎮の東にある東安門。古鎮の東の入口のようだ。

東安門周辺は外壁が剥がれた古い建物がいくつか残っておりなかなか雰囲気が良い。

迷路のようになった路地を歩いて整備されていない建物を見物していく。

再び観光用に整備された通りに戻ってきた。

喜洲粑粑

喜洲古鎮名物の喜洲粑粑(10元/約170円)を食べてみる。観光地価格で高く妥当な価格は5元ぐらいか?具材に肉が少し入っている。味は油餅より少し美味いぐらいで、話のネタに1度食べれば十分。

古鎮の入口へ戻るために土産物街を歩いて行く。

紫雲山寺

土産物街を過ぎると紫雲山寺の山門が見えてきたので見物していく。紫雲山寺は創建は明代になり斗母閣と呼ばれていた。斗母は道教の女神で龍漢年間の周御王の妃で「紫光夫人」とも呼ばれていた事から斗母閣は紫雲山とも呼ばれた。

現存する建築物は清代に建てられたものになり、道教、仏教、儒教が融合した建築物になる。

荒れ寺に近い状態なのだが、見物していると扉に蜀魏呉の文字を発見!

これは何かあると思い入ってみると関羽、関平、周倉の三像があり外からは分からず隠された関帝廟になっていた。

寺の奥にあるのが斗母閣になり、ここが紫雲山寺の本殿になる。

11:00頃、喜洲古鎮の西にある正義門にやって来た。ここが古鎮の西門になるようで目の前に省道221号が通っている。

喜洲→双廊

11:05頃、双廊行きのバスに乗車、双廊までの運賃は18元。省道221号を北へと走り蒼山と稲刈り中の田圃を眺めながら双廊へ向かう。

11:20頃、洱海の北にある江尾の手前でバス乗り換えになる。この先の道路工事でバスが通れないので待機していた白タクで双廊まで移動になる。

ここでバスとお別れだ。

乗客全員が白タクに乗り換え双廊へ移動。

双廊古鎮

11:50頃、双廊の北側の入口に到着。双廊古鎮と言うが実際は土産物屋、レストラン、宿が並ぶ観光街で古鎮という雰囲気は感じられない。ちょうど双廊古鎮は下水道工事の真っ最中で通りは穴だらけだ。

一応は古鎮を名乗っているので古戯台がある。だが、古戯台と言っても老人たちの集会所と化している。

双廊の北から南へ歩いていくが新しい建物ばかりで古鎮というより、ただの観光街になっており観光客で賑わっている。

12:15頃、双廊魁星閣にやってきた。双廊魁星閣は清の光緒3年(1877)に建立され、民国24年(1935)に修復される。
双廊で数少ない古建築だろう。

双廊の全景で洱海に面した街でそこそこの規模だ。

こちらは双廊最大の観光地になる南詔風情島。洱海にある小さな島で双廊から船で渡る。入場料は50元。

双廊→挖色

13:00頃、双廊の南側の入口に到着。双廊から挖色はバスが走っていない。正確には双廊から大理駅へのバスが1本走っているようだが実用的ではない。他にも洱海を一周する観光バスが走っているのだが、道路工事の影響なのか走っておらず。で、白タクの運ちゃんに聞いてみると「挖色へは行かない」とか乗車拒否、下関までの長距離でないとやる気なしなのか?まあ、双廊から約12km環海公路を歩いて挖色へ向かう。

14:50頃、双廊と挖色の境界まで来たようだ。

洱海沿いに環海公路をひたすら歩いて行く。

15:10頃、鹿鵝山遺址に到着。鹿鵝山遺址は新石器時代の遺跡になるが近くには観音閣があり観光客もそこそこいる。

こちらが観音閣から見る洱海。

挖色→下関(大理)

15:45頃、挖色に到着。

挖色は古鎮ではなく洱海の景色を楽しむ所のようだ。

洱海沿いに環海公路を南へ歩いていくと大理(下関)行きのバスが停車しているのを見つける。15:50頃、下関(大理)行きのバスに乗車、運賃は11元。バスがすぐに発車して洱海沿いに南へ走る。

途中で洱海に浮かぶ小普陀と呼ばれる小さな島の近くを通過。小普陀は挖色の一番の見所になる。

挖色→下関(大理)の景色はなかなか良く見応えありだ。

17:00頃、大理駅近くの大理汽車客運站に到着。17:20頃、支2路のバスに乗車。昆明の公交ICカードを使い運賃は0.9元、市医院のバス停で下車してウォルマートへ。ワイン買ってから8路のバスで大理古城へ戻り洱海一周が完了。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 47.3元
バス 6元 大理古城→喜洲
バス 18元 喜洲→双廊
バス 11元 挖色→大理(下関)
バス 2.9元 路線バス
合計 85.2元

大理古城散策

今日は昨日に続き天気が良い。土曜日で各地から金持ち土豪観光客が押し寄せているのかと思ったら意外にも空いている。

夏休みが終わり9月になると観光客が減ってくるようだ。土産物屋街は空いており前に進むのが楽だ。夏休み中は人多すぎで歩くのも大変であったが、かなり平和になってきたようだ。

この辺も青空がよく見えて平和だ。

大理古城の南門までやって来た。夏休み中は団体の観光客で溢れていたが、土曜日の昼時でもこの状態。信じられないくらい平和な光景だ。

南門の楼閣から見る大理の街と蒼山は天気が良いと見応えあり。天気が悪いと蒼山が雲に覆われてダメだけど。

こちらは角度を変えて、城壁、一塔寺、蒼山が見える。天気が良くても蒼山の山頂部分は雲がかかっている。山の天気は変わりやすいようだ。

これは大理古城内部になる。天気が良いので遠くに三塔が見える。

大理の地酒

快餐屋で昼食食べて宿へ戻り昨日購入しておいた雕梅酒158ml(4.5元/約76円)を飲んでみる。雕梅酒は大理ペー族自治州洱源県特産の梅酒になり大理の地酒といったところかな。アルコール度数は26%で中国酒の中では低めになる。味の方はあまり辛くはないが少量でも結構酔う。

こちらは青梅酒158ml(5元/約85円)で同じメーカーの梅酒だ。アルコール度数は22%になる。この2種類の地酒は日本で言えばワンカップの日本酒に相当する感じかな?地酒飲んで酔ったのでそのまま寝込む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

蒼山トレッキング

08:00頃、宿を出て崇聖寺三塔へ向かう。今日は蒼山をトレッキングするので崇聖寺三塔近くから登山を始める。崇聖寺三塔に沿って蒼山へ向かう。途中で饅頭屋のおっちゃんが電動スクーターで移動販売していたので豆沙包3個(3元/約51円)を購入して朝食に食べる。

崇聖寺三塔を過ぎると集落がなくなり山道の盤山公路になる。

09:00頃、山道を歩いていると前方で御犬様たちが行く手を阻んでいる。御犬様たちとしばらく対峙していると、御犬様たちが徐々に後退していく。そして、入場券売場に到着。

御犬様たちは番犬だったようでおっちゃんが出てきて一喝され大人しくなる。入場券を買おうとしたが、入場券売場の鍵を持ったのがまだ来ていないということで足止め。

09:10頃、鍵持ったおっちゃんが出勤してきて入場券購入。入場料は40元。蒼山は世界ジオパークに認定されている。

再び蒼山の山道を進んでいく。

10:45頃、標高2600mの白雀寺に到着。

寺の詳細は不明だが本堂の仏像は立派だ。

寺の裏手にある牌坊が雲游坊で、ここが分かれ道になる。牌坊の奥が玉帯雲游路になり進めば梅溪、桃溪、中和寺へと抜ける。牌坊を通らずそのまま山道の盤山公路を登っていくとテレビの中継局がある小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ行き着く。ここではそのまま山道の盤山公路を登っていく。

天気が良いので蒼山がよく見える。山頂部分は雲が出ているがそれでも山頂部分が隠れていないのでかなり天気は良い。

誰もいない山道をひたすら登っていく。

13:20頃、標高3200mまで登ってきた。麓は標高2000mになるので高低差1200mを登ったことになる。ここまで登ってくると洱海がよく見える。

崇聖寺三塔も遠くに一望できる。三塔の隣に大きな空き地があるので何やら新たな大規模開発の気配が漂う。高級住宅地か観光施設でも建設されるのだろう。

山道を更に登っていくが誰も居ないのにゴミのポイ捨てが酷い。

日本の富士山も似たような状況であるが、蒼山にも人の姿をしたおサルさんが生息しているようだ。蒼山は世界ジオパークなのだが・・・。やはり武警がおサルさんを害獣駆除するしかないだろうな。

13:50頃、山道の盤山公路と遊歩道の分かれ道までやって来た。ここで盤山公路は終わりになり車はこれ以上進めない。車をチャーターした観光客はここから遊歩道を歩いて小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ向かうことになるので、ここで運ちゃんたちは客が戻ってくるまで待機となる。

ここからまだ標高差が約900mもあるので今からだと日没前に戻ってくる自信がない。玉局峰(4097m)の洗馬潭まで行けばロープウェイで麓まで降りられるが、それなら初めからロープウェイで登った方が楽だしな・・・。大人しく引き返して雲游坊から中和寺を目指そう。

洱海を眺めながら山道を下っていく。

玉帯雲游路

15:35頃、雲游坊まで戻ってきた。ここから遊歩道の玉帯雲游路を通り桃溪、中和寺へと向かう。

遊歩道と言っても道は細く薄暗い。途中では草が道が覆われ獣道に近い区間もある。道を踏み外せば谷底だ。

15:50頃、梅溪に到着。前方から白人さんたちがやって来る。中和寺まで道は通っているようだな。

溪谷に掛かる橋を渡り梅溪を越えていく。

桃溪

16:20頃、桃溪に入る。対岸の桟道を見る限りだと、かなり深い溪谷で奥まで進まないと溪谷を越えられないようだ。

溪谷の奥へと進むが崖に沿って作られた柵のない桟道を進んでいく。谷底はかなり深く怖くて下は確認できない。

足元に注意しながら桟道を進み溪谷の奥へと向かう。

16:30頃、ようやく桃溪の奥に到着。ここからはちゃんと整備された道になっており比較的安全になる。

桟道の道幅は広く、転落防止の柵もあり一気に溪谷を下る。

でも、所々で落石注意の看板が出ているので注意は必要だ。

桃溪を通過すると洱海周辺が一望できる。ここからの眺めはなかなか良い。

崇聖寺三塔も遠くに確認できる。

中和寺

17:05頃、前方から人の声が聞こえてきた。中和寺にようやく到着。中和寺は南詔国(738-902)の頃に創建され、明の嘉靖年間(1522-1566)に再建される。現在の残る建築物は清の光緒年間に建てられた物になる。

中和寺の隣には中和索道がありリフトで麓まで降りられる。金持ちはリフトで昇り降りしていく。

貧乏人の自分は登山道を歩いて降りていく。

18:05頃、登山道を抜けて中和村に到着。舗装された道を下っていくと、ちょうど元世祖平雲南碑の近くに出る。とりあえずトレッキング完了で無事に帰ってきた。蒼山のトレッキングはかなり疲れるのでロープウェイで一気に上へ登って歩いて降りてくるのが良いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.9元
蒼山 40元
合計 50.9元

粑肉餌絲

今日も天気が良いのだが昨日の蒼山トレッキングで足痛くて思うように動けず。昼頃、昼食食べにようやく外へ出る。巍山料理の食堂で巍山名物の粑肉餌絲(8元/約136円)を食べる。餅に似た食感の餌絲は結構癖になる。

古城を歩いていると小包配達中の電動三輪を見かける。荷物満載で屋根にまで載せているが、もし日本で同じことしたらパトカーや白バイに呼び止められてしまうだろう。交通ルールがあってないような中国だから出来ることだな。

洋人街までやって来たが、乞食が営業中だ。

でも、この乞食は初顔だな。普段は別の場所にいるのか?そういえば、9月になってから乞食が少なくなっている。夏休み中にいつも同じ場所で見かけた乞食たちの姿が消えている。これは城管に大理古城から追い出されたのか?それとも観光客が押し寄せる夏休み中に外地の乞食たちが出稼ぎで遠征に来ていたのか?

当西蒙阿依伦白葡萄酒

ウォルマートで購入したワインを飲んで一眠り。今回のワインはウォルマートのプライベートブランドで当西蒙阿依伦白葡萄酒750ml(19.8元/約336円)になる。

スペインからの輸入品でカスティーリャ・ラ・マンチャ州産になり白ブドウ品種のアイレン(阿依伦)を使用している。
アルコール度数は11.5%でちゃんとしたワインだ。同じ価格帯の中国産になると水、砂糖、アルコールといった混ぜ物がされているのがあるので輸入品でちゃんとしたワインは凄い。スペインのワインは製造コストが安いのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
合計 13元

崇聖寺三塔

07:55頃、崇聖寺三塔を訪れる。今日は早めに出てきたので雲のない蒼山を背景に三塔を見物する。

ちなみに崇聖寺三塔の入場料は121元でボッタクリ、ネットだと入場料は88元でほんの少し安くなっているのだが・・・。三塔の他にあるのは新しく建設された巨大寺院の崇聖寺だ。でも、入口で様子を窺う限り僧侶のいる気配はなく観光用の寺院になっているようだ。

餌絲屋の選び方

朝食は餌絲屋で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。看板に巍山粑肉餌絲とあるので本場の味であろう。

餌絲を食べる時は看板に巍山や大理白族風味とかある地元民の店は経験上ハズレが少ない。逆に北方面食の看板のある店やイスラム食堂はハズレが多い。北方面食の看板のある店は北方人の麺屋なので刀削麺とかは美味いが雲南の餌絲は微妙で、イスラム食堂だとスープが牛肉麺と同じだったりするので餌絲を食べているはずだが牛肉麺の感覚が・・・。
もちろん粑肉は豚肉だから扱っていない。なので、地元民の餌絲屋が一番良いだろう。

09:30頃、宿に戻るが雲のなかった蒼山が雲に覆われている。1時間ほどで雲に覆われてしまうとは・・・。蒼山の天気は変わりやすい。

一根麺

昼食は巍山名物の一根麺(12元/約204円)を食べる。長い一本の麺だけで作られた麺料理だ。

一見すると普通の太麺なのだが切れておらず一本の麺だけになっている。巍山名物なので粑肉も入っている。

風花雪月ビール

食後は超市で風花雪月ビール470ml(4.8元/約82円)を購入。

以前購入したことがあるが、今回のはラベルが新しくなっている。

アルコール度数は2.5%で変わっていないのでラベルだけ変えたのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.8元
合計 34.8元

鉄道で雲南省から四川省綿陽へ三国志遺跡巡り

雲南省旅行記2016

昆明駅

04:14頃、昆明駅に到着。

まずは切符売場へ行くが、04:30から販売開始でまだ閉まっている。

5分ほど待つと切符売場が開く窓口は1つしか開いておらず。05:00にようやく複数の窓口が開いて客をさばき始めるが基本的に自動券売機の使い方がわからない人たちやネットで予約といった事が出来ない人たちなので、列車番号や発車時刻とかを把握しておらず窓口で行き先だけ告げて目的地への列車を探してもらうので時間がかかる。

05:25頃、ようやく切符を受け取り、切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動。これから約4時間の待機となる。

昆明→成都

まだ早朝なので待合室にはほとんど人はおらず平和だ。

今回の列車は09:52発、K1140次の昆明→成都、席は硬座で運賃は141.5元になる。四川省成都へは西周りの成昆鉄道でなく東周りの貴州省六盤水を経由していく。成都には08:29到着、所要時間22時間37分、距離は1133kmになり、東周りだと成都まで3時間ぐらい余計に時間がかかる。

朝食に売店でカップ麺を購入、駅の売店なので少し高めの5元だ。

07:00過ぎになると徐々に混雑し始めるが列車の本数が多いので待合室から溢れるようなことはない。

08:25頃、改札口の先頭を陣取る。

09:20頃、改札が始まりホームへ移動。行先票を撮影して一番乗りで乗車。

まだ誰もいない車両だが数分後には満席になる。満席なら良いが最悪は阿鼻叫喚の世界になるので要注意だ。

定刻より3分遅れの09:55に列車が発車する。一眠りして目が覚めると既に昼頃で曲靖駅に到着する。30分ぐらいの遅れになっているが中国では列車遅延は当たり前。

曲靖でかなりの乗客が下車して乗車率は7割ぐらいになる。この先の乗車率がどうなるかwww.12306.cnで確認してみると、六盤水で硬座が700枚以上残っている。これだと成都まで空席がかなり発生した状態で平和に乗り鉄出来そうだ。曲靖駅を発車して次は宣威駅の停車だ。宣威までは平地が多く景色にはあまり面白味がないので昼寝する。

13:20に宣威駅到着。30分ほどの遅れだったのが、8分の早着になっている。遅れを取り戻すのはよいのだが、チャイナクオリティでダイヤがいい加減だ。宣威を過ぎると山岳地帯に入っていくがトンネルが多い。たまに見える山岳区間ならではの風景は見応えありだ。車内は空席が目立ち3列シートを一人で占領して昼寝中の乗客もいる。

16:14に六盤水駅到着。雲南省から貴州省六盤水までやってきたが、時刻表だと16:50着なのだが36分も早着。遅れが多いのにあり得ないような早着。ダイヤ編成いい加減では?六盤水駅は四川省方面、雲南省方面、貴陽方面の三方からの路線が交差する要衝なのだがホームに売店とかはない。

17:05に定刻通り発車する。機関車を交換して進行方向が逆になり四川省へ向かう。

19:31に昭通駅到着し、再びに雲南省に入った。列車は9分早着で順調に成都へ向かっている。乗車率は5割くらいで横になって寝ている乗客が多い。昭通は標高2000mに位置しており、この先は標高が下がっていき四川省宜賓、内江を経て成都平原に行き着く。

老害が騒ぐ

20:50頃、イベント発生。ボケた爺さんが寒いから空調の温度上げろと騒ぎ始める。乗務員の兄ちゃんが温度調整をするが老害は機嫌が悪いようで乗務員の兄ちゃんに難癖を付けている。勝手な想像だが老害はこのまま寝ると寒さで漏らしてしまうのだろうか?自分はTシャツなのだが・・・。

で、こちらは撮影させてもらうが大人の事情で途中で撮影中断。最終的には列車長のおばちゃんたちまで登場して老害を静める。個人的にはドブ川にでも沈めればいいと思うのだが・・・。乗務員は老害対応もしないといけないので大変だ。

21:30頃、腹が減ったので車内販売でカップ麺を購入。6元で駅より1元高い。

23:00過ぎになると寝ている乗客や燃え尽きてしまった乗客が多くなり車内は静かになる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

成都駅到着

日付が変わり四川省へ入り宜賓を通過する。乗車率は3割ぐらいで車内は平和。

05:45頃、資陽駅に到着。あと2時間ほどで四川省成都に到着だ。乗車率は3割以下で寝ている乗客がほとんどで通路の足が出ていたりして平和だ。

08:07頃、終点の成都駅に到着。22分の早着で中国では滅多にない大幅な早着だ。

駅前では新兵の送り出しが行われている。日本で同じようなことやったら自称平和団体から自衛隊へ抗議殺到だ。

08:30頃、まずは地下鉄1号線に乗車。新南門駅まで公交ICカードで運賃は1.8元。

朝のラッシュで車内はすし詰め状態。おまけにドア付近の中国人は自分の下車する駅でない限りどかない。なので、停車駅ごとにアメフトの如く押しのけて下車するという光景が見られる。さらに乗車してくる中国人は下車する乗客がいても乗車しようとする。ようするに普段の中国である。係員の誘導には従っているようには見えないし・・・。

08:42頃、省体育館駅に到着。ここで自分も下車するために人民の波を押しのけて越えていく。ラッシュ時間の地下鉄は要注意だ。少し休んで体力を回復させて、09:02頃、省体育館駅で新しく開業した地下鉄3号線に乗り換え新南門駅へ移動。09:07頃、新南門駅に到着。

熊猫夫人青年旅舍

駅を出ると目の前がバスターミナルの新南門汽車站で、3分ほど歩いて、09:15頃、Booking.comで予約しておいた成都熊猫夫人青年旅舍(Chengdu Mrs Panda Hostel)に到着。1泊40元の6人ドミトリーでとりあえず2泊する。

で、まだドミトリーが空いていないということで待機。昨日は満室だったようだ。Lonely Planet China2015年版に紹介されているだけのことはあり繁盛している。ドミトリーが空いて寝床を確保。部屋は以前と変わらない6人ドミトリー。ベッドにコンセント、照明有りで問題無し。もちろんWi-Fiもちゃんとつながる。

土豆絲蓋飯

昼食は近くの食堂で土豆絲蓋飯(12元/約204円)を食べる。蓋飯は炒飯と並ぶ定番の御飯系料理だ。明後日の綿陽まで切符と宿を予約しておく。

魚香茄子

夕飯は近くの食堂で魚香茄子(10元/約170円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23元
宿泊費 80元 1泊40元×2
宿泊費 7.2元 予約:綿陽蒲公英国際青年旅舍
鉄道 18.5元 硬座 成都→綿陽
地下鉄 1.8元
合計 130.5元

武侯祠

朝から天気が悪い。これでは遠出はできないの籠るしかなさそうだ。14:50頃、新しく開通した地下鉄3号線で武侯祠へ行ってみる。新南門駅から高升橋駅で下車して15分ほど歩いて武侯祠に到着。

平日でも入口には観光客が溢れている。入場料は60元だが自分は年間入場券を使い入場する。

まずは劉備像を見物。

続いて奥の武侯祠へ。この辺りは団体さんで混雑している。

廟内の諸葛孔明の像を見て

最後に劉備の墓を見物してユースホステルへ戻る。

夕飯は魚香茄子(10元/約170円)、土豆絲(8元/約136円)とレバーの炒め物を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
地下鉄 3.6元
合計 21.6元

成都→綿陽

朝から雨が降っている。09:50頃、ユースホステルをチェックアウト。10:00頃、新南門駅から地下鉄3号線に乗車。運賃1.8元、省体育館駅で地下鉄1号線に乗り換え火車北站(成都駅)で下車。

10:25頃、まず成都駅の切符売場へ。相変わらず人多い。窓口のおばちゃんと農民工のおっちゃんのバトルも発生しているし・・・。自分の身分証1枚だけで仲間の切符まで購入とかダメでしょ。綿陽行きの切符を受け取り、いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今回は第一候車室で待機になる。

待合室の雰囲気からして乗車バトルにはならない感じだ。比較的平和な移動になりそうだ。

11:10頃、改札口の先頭を陣取る。

今回の列車は12:13発、成都→江油のK9544次だ。途中の綿陽までの乗車で、席は硬座、運賃18.5元、距離は115kmになる。

11:30頃、改札が始まりホームへ移動。乗客が少ないので乗車バトルはなく平和。

まずは行先票の撮影。どうやら成都-揚州がメインで成都-江油は空いた時間を利用して運行されているようだ。

列車に乗車するが、今回珍しく乗務員から身分証提示を求められる。パスポートを提示するが写真欄を確認せず返却、二代身分証だけちゃんと確認しており外人は用無しのようだ。定刻通り12:13に列車が発車し綿陽へ向かう。車内はほぼ満席だが平和だ。

綿陽

14:00に綿陽駅到着だが雨が結構降っている。

蒲公英国際青年旅舍

駅前から40路のバスに乗車。運賃2元、南山寺のバス停で下車する。バス停から10分ほど歩いてユースホステルのある126文化創意園が見えてきた。中へ入り5分ほど歩いて予約しておいた蒲公英国際青年旅舍(蒲公英国际青年旅舍/Pu Gong Ying International Youth Hostel)に到着。

昔工場だった建物をユースホステルに改装している。1泊36元(会員料金)で今回は2泊、予約時の残金を支払う。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明、コンセント有り。エアコン、人数分の中型ロッカーもある。Wi-Fiは問題なく繋がる。

共用のトイレ・シャワーはトイレに問題有りだ。3つあるトイレは2つは扉がなくてカーテン、1つは扉あるけど鍵壊されている。これだとうっかり開けたら先客がウンコ中というのに遭遇しそうだ。ある意味で上級者向けトイレだ。シャワーの方は問題なくちゃんとお湯が出る。

共用スペースは書籍が多数置かれておりのんびり出来そう。雰囲気的には良いのに、なぜトイレがあんな状態なんだ?まあ共用のトイレが嫌な場合はトイレ・シャワー付きの部屋しておけば良いだろう。

中国のマンホール

夕飯を食べに出かけるが歩いていると壊れたマンホールの蓋が・・・。

中国はマンホールの蓋が壊れていたり、無かったりというのが多い。特にセメントだかコンクリで作られた蓋は安物で耐久力が無いようで、すぐに壊れてマンホールに穴が開く。日本だったら役所の電話鳴りっぱなしだよ!中国だから放置なんだな。人が落ちようと問題ないようだ。

熊拿豆腐

夕飯は食堂で熊拿豆腐(12元/約204円)と米飯(1元/約17円)を食べる。熊拿豆腐は四川料理の一つになり豆腐を油で黄色く揚げて、豚肉やキクラゲ、白菜と炒めている。夜に国慶節の連休後の切符を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 64.8元 1泊36元(会員料金)×2
地下鉄 1.8元
バス 2元 路線バス
合計 81.6元

綿陽三国志遺跡巡り

08:20頃、三国志遺跡巡りのため出かけようとすると、レセプションのお姉ちゃんに声をかけられる。どうも、昨日のお姉ちゃんがオンラインの住宿登記のビザ情報をノービザで登録して派出所から問い合わせがきたようだ。お姉ちゃんのスマホでビザと入国スタンプの写真を撮って派出所に送る。どうやらMビザを免签证(ノービザ)の免(Mian)と勘違いしたようだ。

08:30頃、南山寺のバス停に到着。綿陽のバス停はどれぐらいでバスが来るか表示されているので親切である。綿陽は結構IT化が進んでいる。

08:43に100路のバスに乗車、運賃2元で安昌橋へ向かう。

安昌橋のバス停で下車、44路のバスに乗り換える。運賃2元、09:10頃、西山人行地道のバス停で下車。

道路沿いに標識が出ているので迷わず西山公園の入口に到着。西山公園は約9年ぶりの再訪問である。

立派な牌坊を通り、三国志遺跡の蔣恭侯祠、蔣琬墓、営盤嘴へ向かう。

蔣恭侯祠

09:25頃、まず蔣恭侯祠に到着。ここは蔣琬を祀っているのだが外には蔣琬像がある。蔣琬は諸葛亮亡き後の蜀を支えた重臣である。

蔣恭侯祠の内部は小さな資料館になっている。とくに蔣琬を祀っているという訳ではなさそうだ。

蔣琬墓

蔣恭侯祠の隣にあるのが蔣琬墓になる。

山門をくぐり奥へ進むと蔣琬墓がある。清の道光29年に建立された墓碑が残っており、「漢大司馬蔣恭侯墓」と記されている。ちゃんと立派な墓が残っており、ここは重要な三国志遺跡だ。

更に墓の裏側には清の光緒年間に建立された墓碑がある。

営盤嘴の石碑は撤去か?

西山公園に残る三国志遺跡で最後に訪れるのが姜維、蒋琬、諸葛瞻が駐屯していた営盤嘴なのだが公園の案内図には出ているのだが、そこは農園になっていた。

2007年に訪れた際は林の中を通った覚えがあるのだが、どうもかなり変わってしまったようだ。

林の中へ入り営盤嘴の石碑を探してみるが見当たらない。ここが営盤嘴というのは公園の案内図からも分かるのだが肝心の石碑がない!

これは農園を作るときに撤去されてしまった可能性があるな。どこか別の場所に移転なら良いのだが・・・。

営盤嘴まで来たが石碑は断念だ。

鶏湯米粉

11:10頃、西山人行地道から44路のバスに乗車、運賃2元、11:45頃、海棕路で下車する。
昼時なので米粉屋で昼食を食べる。

今回は鶏湯米粉(7元/約119円)を注文。鶏ガラスープに昆布やタケノコ、鶏ガラが入っている。

綿陽博物館

13:00頃、綿陽博物館を訪れる。綿陽博物館は新館に移転しており富楽山公園の富楽堂の脇にある。以前の漢平陽府君闕があった旧館は綿陽科技館に変わっている。

まずはパスポートを提示して入場券を受け取る。

新しいだけの事はあり内部はかなり広い。展示内容は羌族の展示に力が入っている感じだ。

綿陽で羌族のイメージはないのだが・・・。それと赤い展示が珍しくなかった。

三国志テーマパーク富楽山公園

13:30頃、綿陽博物館の脇にある富楽山公園にやって来た。富楽山公園も重要な三国志遺跡というか三国志テーマパークだ。まずは諸葛亮、蔣琬、費禕、董允たちの蜀漢四英像。

続いて関羽、張飛、趙雲、黄忠、馬超の五虎上将像。

こちらは涪城会館。富楽山は劉備と劉璋が対面した場所であり三国志演義の名場面である「涪城の会」の舞台となっている。

内部は「涪城の会」が再現されている。

富楽山で劉璋が劉備を歓待しているが、この後に劉璋は蜀を明け渡すハメになるのだが・・・。

続いて龐統智献三策の像だ。龐統が劉備に蜀攻略の策を献じる場面が再現されている。

どうも龐統が腹黒く見えてしまう像だ。

富楽山公園の頂上にあるのが富楽閣だが工事中で入れず。

最後に富楽山公園の正門を出て近くにあるのが桃園三結義の劉備、関羽、張飛たちの像だ。これで綿陽での三国志遺跡巡りは完了。

聖水寺

14:55頃、21路のバスに乗車、エアコン無しで運賃1元、安昌橋のバス停から33路のバスに乗り換える。エアコン無しで運賃1元、終点の聖水寺のバス停で下車。

16:00頃、聖水寺に到着。山門への階段には乞食が営業活動中。いるだろうと思っていたが本当にいるとは・・・。

綿陽市内で一番大きな寺で山門に臨済の文字があるので臨済宗の寺院のようだ。

聖水寺は唐の咸通年間(860-874)に創建され、宋代に興慈禅院と呼ばれたが寺の裏山から泉が湧き出し為に「聖水寺」と呼ばれるようになる。「中川第一禅林」とも称される千年古刹である。

参拝客が多く大量の線香や紙銭が焚かれているため境内は煙や灰が多い。

ご覧の通り大量の線香が焚かれているがゴミもかなり散らかっている。これではご利益はあるのだろうか?

聖水寺の見所は階段の塑像だろう。新しいのだがかなり力が入っている。

千年古刹なのだが各所で工事が行われ拡張中である。16:45頃、33路のバスに乗車、運賃1元で安昌橋のバス停にて下車。19路のバスに乗り換え、運賃2元で南山寺のバス停へ移動。17:30頃、ユースホステルへ戻る。夜は明日の成都行きの切符と宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.8元
宿泊費 76.19元 予約:熊猫夫人青年旅舍
鉄道 18.5元 硬座 綿陽→成都
バス 11元 路線バス
合計 123.49元

綿陽→成都

07:30頃、ユースホステルをチェックアウトしてバス停へ。南山寺のバス停から100路のバスに乗車、運賃2元で終点の火車客站へ移動。08:15頃、終点の火車客站で下車して、まずは綿陽駅の切符売場へ。

08:20頃、窓口に並んで成都行きの切符を受け取るのだが窓口2つしか開いておらず長蛇の列。

自動券売機は待ち時間0分なのだが、使い方が解らない時代に取り残された多数の人民が窓口に並んでいる。窓口のおばちゃんまで果てしなく遠い。08:50頃、ようやく切符を受け取り待合室へ。

いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室で待機だ。綿陽駅は高速鉄道対応駅になっているので待合室は広く、改札口は自動改札機になっている。でも、成都行きの乗客で混雑している。

今回の列車は10:16発、西安→成都のK879次に乗車だ。綿陽→成都の距離は115km、席は硬座、運賃18.5元になる。

09:40頃、自動改札の先頭を陣取り乗車バトルの備えは準備万端だ。

10:06に改札が始まるが列車が未到着で足止め。10:10頃、列車が到着してホームへ移動。まずは行先票を撮影。

続いて乗車。次の徳陽に停車したら終点の成都なので車内は比較的空いている。定刻通り10:16に列車が発車する。

12:03に成都駅到着。12:20頃、成都駅前西側の路線バスターミナルから34路のバスに乗車。運賃1.8元、12:35頃、一環路北四段站で下車。

Booking.comで予約しておいた成都老宋国際青年旅舍(成都老宋国际青年旅舍/Hello Chengdu International Youth Hostel )に到着。Lonely Planet China2015年版に掲載されているユースホステルだ。チェックインは問題なし。

部屋は1泊30元の8人ドミトリー、各ベッドに照明、コンセントあり。エアコン付きの部屋。部屋に付いているトイレ・シャワーは湿気が溜まっているが許容範囲内。お湯はしっかりと出る。WiーFiは問題なく繋がる。

排骨鋪蓋麺

昼食は近くの食堂で排骨鋪蓋麺(11元/約187円)を食べる。鋪蓋麺は重慶名物の麺料理だが座布団みたいな四角い麺が特徴。

特色白味骨湯炒手

夕飯は特色白味骨湯炒手(12元/約204円)を食べる。炒手は四川省でよく見かけるがワンタンの事である。豚骨スープに入っておりワンタンとスープの味が絡み合って美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.5元
宿泊費 30元
バス 3.8元 路線バス
合計 60.3元

熊猫夫人青年旅舍に戻る

10:10頃、老宋国際青年旅舍をチェックアウトして、10:15頃、地下鉄3号線の前鋒路駅から新南門駅へ移動。運賃1.8元で10:30頃に到着。駅から3分ほど歩いて熊猫夫人青年旅舍に到着。

部屋はいつもの8人ドミトリーで予約時に支払い済み。

香菇滷肉米線

昼食は香菇滷肉米線(10元/約170円)を食べる。米線は雲南省が有名だが四川省でも米線の店が結構ある。

麻婆豆腐

夕飯は四川省にいるので麻婆豆腐(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)を食べる。その辺の食堂でも麻婆豆腐は山椒が効いた辛さで美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21元
鉄道 36.5元 硬座 大理→楚雄
鉄道 52.5元 硬座 楚雄→昆明
地下鉄 1.8元 路線バス
合計 111.8元

朝から雨で籠る

朝から天気は雨で外に出られない。これでは食事に出かけるのも一苦労だ。昼食は昨日、欧米人のお姉ちゃんから貰った月餅を食べて乗り切る。

14:30頃、防空訓練のサイレンが鳴り響く。今日は満州事変の発生日なので毎年恒例の秋の反日祭りである。雨が降っているので防空訓練はやらないと思ったが天気は関係ないようだ。地下鉄駅周辺の一般市民は強制的に防空訓練参加で駅へ避難だろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

成都→昆明

12:45頃、地下鉄3号線の新南門駅から成都駅へ向かう。運賃1.8元、13:10頃、火車北站で下車。

まずは成都駅の切符売場へ。13:35頃、昆明行きの切符を受け取る。

切符と身分証の確認、手荷物検査を済ませて待合室へ。今回乗車するK165次は成昆鉄道を通り昆明へ行くはずなのだが、攀枝花-広通北が土砂崩れで不通になっており、貴州省六盤水経由に変更になっている。

13:50頃、待合室は相変わらずの混雑。

とりあえず改札口の先頭を陣取る。

乗車する列車は14:57発、西安→昆明のK165次、席は硬座で運賃は138.5元だ。今回は経路変更で距離が1100kmから1133kmになる。

14:40頃、K165次に遅れが発生して14:57発から16:00発になる。1時間近く遅れるなら、もっと早く列車遅延情報出せるだろうに・・・。列車遅延の原因も公表されず相変わらずチャイナクオリティだ。

15:45頃、改札が始まりホームへ移動。

まずは行先票を撮影。

続いて乗車。今回のK165次は成都を発車したら臨時の経路変更により停車駅無しで昆明へ向かう。ある意味でZ列車だな。車内は空いており昆明行きの乗客のみで、その他の乗客は成都で皆下車して払い戻しか列車変更になっている。1時間21分遅れの16:18に列車が発車する。次は終点の昆明だ。

20:20頃、内江駅に停車。本来の停車駅ではないので乗客の乗り降りは無しだ。

23:00過ぎになると乗客の殆どが寝ている。今回は経路変更で乗客が少ないので1人でボックス席占領とか当たり前なので横になって寝ている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 138.5元 硬座 成都→昆明
地下鉄 1.8元
合計 155.3元

列車内足臭い

深夜になりほとんどの乗客が横になり寝ているが車内に異臭が漂う。凄い足臭いのだ。自分も足臭いけど、この臭気には到底及ばない。明らかに数日洗っていない臭いが漂っている。この異臭で寝ることは不可能である。

眠れないので乗客の観察だ。ある意味で雑伎団並みの体勢で寝ていたりする。自分には到底真似できない。

04:10頃、昭通駅を通過。06:45頃、六盤水駅に到着。08:40頃、宣威駅に到着。この時間になると寝ている乗客は少なくなるが痰吐きの音が頻繁に響くようになる。日本では遭遇することの難しい乗車環境である。09:40頃、曲靖駅を通過。

11:15頃、昆明駅に到着。そのまま切符売場へ直行し、大理までの切符を購入する。

昆明→大理

大理までの列車は11:55発、昆明→麗江のK9682次、昆明→大理の距離は358km、今回の列車は座席無しの寝台列車なので硬臥上段、運賃は97.5元になるが、切符には「05車下016号上鋪」と記されている。5号車下16番上段という意味だが、これは2階建て車両か?

発車時間が30分切っているので切符と身分証確認、手荷物検査を済ませて急いで改札口へ向かう。既に改札が始まっていると思っていたら遅れが発生していた。急がなくても大丈夫であった。

でも、このK9682次を逃すと次の大理行きの列車は夜までなくバスでの移動になってしまう。硬臥で運賃97.5元で高いのだが昆明→大理のバスは運賃110元、所要時間約4時間、さらにバスだと西バスターミナルまで移動しないといけないので、昆明駅→西バスターミナルの移動時間とか考えると、所要時間に大した差はなく、まだ寝台でも列車で移動した方が楽で少しだけ安く済む。

2階建て寝台車両

12:20頃、改札が始まり先頭でホームへ移動。

まずはいつもの行先票を撮影。

で、今回初めて2階建て寝台車両に遭遇。車両はSYW25だ。

さっそく乗車するが滅茶苦茶狭い。

硬臥なのだが2階建て車両なので寝台は2段になっている。連結部近くだけ寝台は3段だ。そして、2階建て寝台車両SYW25の最大の特徴は荷物棚が無く、通路の補助席が一つだけ!さらにカートで車内販売が出来ない!なので、非常に使い勝手が悪い。何で2階建て寝台車両なんて開発したんだ?

定刻より45分遅れの12:40に発車する。12:50頃、乗務員が切符を換票証に交換しに来た。換票証に交換することで下車駅が近くなると切符と交換しにくるの強制的に起こされ寝過ごすことがないので一眠りだ。

17:40頃、乗務員が換票証を切符に交換しに来た。大理まであと少しだ。

18:05に大理駅到着だが天気は雨だ。

ここで2階建て寝台車両とはお別れだ。まずは切符売場で予約しておいた楚雄行きの切符を受け取っておく。

大理沐府国際青年酒店

18:20頃、8路のバスに乗車、運賃2元で大理古城へ向かう。19:10頃、終点の六十医院で下車。
バス停の斜め向かいにBooking.comで予約しておいた大理沐府国際青年酒店(大理沐府国际青年酒店/Dali Mufu International Youth Hotel)がある。初めて大理を訪れる人はバス停の目の前で便利だろう。客層は欧米人多めで賑わっている。レセプションでの登記は問題無しだ。

部屋は1泊19元の特価で出ていた8人ドミトリーだ。部屋は少し狭めだが窓があるのでちゃんと外気を取り込める。大型ロッカーもあり60Lぐらいのバックパック収納可能だ。各ベッドには照明、コンセント有り。Wi-Fiは問題無く使用できる。共用のトイレ・シャワーは少し狭いが別々に分かれている。夜は明日の宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
宿泊費 19元
宿泊費 112元 予約:大理金玉縁中澳国際青年旅舍
鉄道 97.5元 硬臥 昆明→大理
バス 2元 路線バス
合計 235.5元

雲南省大理 茶馬古道の巍山古城・諾鄧古鎮

雲南省旅行記2016

大理→巍山

09:40頃、ユースホステルをチェックアウトする。人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元で荷花村のバス停で下車、2路のバスに乗り換える。昆明の公交ICカードを使い運賃0.9元。10:40頃、客運南站のバス停で下車。

今日は南バスターミナルの大理興盛客運站から巍山へ移動する。

窓口は相変わらずの混雑だ。

自動券売機は誰もいないので巍山行きのバスチケットを購入しようとするが巍山は表示されているが購入できず。近くの係員のおっちゃんが短距離は非対応だと一言。非対応なのに巍山が表示されているのはどういうこと?チャイナクオリティだな。

仕方ないので窓口で巍山行きバスチケットを購入。大理(下関)→巍山の運賃は15元、客が集まり次第の出発だ。

チケットに印字されたナンバーのバスを見つけて乗車して待つ。

11:05頃、バスが発車する。山道を走り峠を越えて巍山へと爆走していく。

巍山イ族回族自治県

12:30頃、バスターミナルの巍山汽車客運站に到着。

まずはバス情報を確認するが大理行き以外は昆明と南澗県へのバスが少しある。

残りは近郊の農村へのバスだけだ。

運賃表を見るとほとんどが近郊へのバスだけとわかる。

巍山古城を歩いて予約してあるユースホステルへ向かう。

高徳地図を確認しながら古城を南へ20分ほど歩いていく。

雲上的日子青年旅舍

13:00頃、予約しておいたユースホステルの雲上的日子青年旅舍(云上的日子青年旅舍/Beyond The clouds Youth Hostel)に到着。ここはYHA Chinaの加盟店だ。老板が外出中だったので先に部屋に案内されチェックインは老板が帰ってきてからということになる。

部屋は8人ドミトリーできれいに片づいている。各ベッドにコンセントは無くOAタップが代わりにあり電源は何とか確保できる。照明は有ったり無かったりだ。中型ロッカーがあるが5個しかないので早い者勝ちだ。Wi-Fiは問題なし。

共用のトイレ・シャワーは一体型の奴だが許容範囲内。シャワーのお湯の出は良好。

共用スペースには書籍が多数ある。もちろん中国語である。

周辺の様子はこんな感じ。

巍山古城1日目

14:40頃、巍山古城を散歩してみる。大理古城よりは静かであるが巍山イ族回族自治県の県城にあるので古鎮にしては車や電動スクーターが多い。

巍山古城の中に巍山イ族回族自治県人民政府がある。

巍山古城を歩いているとこんな貼り紙を見つける。巍山から兵隊へ行く人員の名簿が公開されている。わざわざこんなもの貼りだすなんて・・・。日本ではあり得ない光景だ。

中国の自称平和団体の人たちから「若者を戦場へ送るのか!」と抗議殺到じゃないか?
いや、中国に日本みたいにそのような平和団体が存在するのか?某国が日本の軍国主義復活とか騒いでいるが、こんな名簿公表している国と比べると日本なんて平和ボケだよ。

巍山古城の北の牌坊までやって来た。

牌坊の近くには「茶馬古道重鎮蒙化」の記念碑がある。巍山も茶馬古道の一部だったようだ。腹減っているので説明は明日読もう。

餌絲

16:00頃、イスラム食堂で餌絲(8元/約136円)を食べる。牛肉がそこそこ載っており牛肉麺より肉が多そうだ。

17:00頃、ユースホステルに戻るが老板はまだ外出したまま。いつ帰ってくるんだ?

18:30頃、老板が帰ってきてようやく登記する。予約時に10元支払い済みなので1泊25元(会員料金)×4の残金90元を支払う。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 90元 残金:1泊25元×4
バス 2.9元 路線バス
バス 15元 大理(下関)→巍山
合計 122.9元

巍山古城2日目

08:30頃、巍山古城を歩くが朝から痰吐きの音が鳴り響いている。爺さんだけでなく婆さんまで痰吐きをしている。おっさんの歩きタバコも酷いし、巍山のマナーはかなり悪いようだ。

08:45頃、巍山古城南の楼閣になる星拱楼に到着。

星拱楼は文筆楼とも呼ばれ、明の洪武23年(1390)に建設され、清の康熙50年(1711)に再建され、咸豊7年(1857)に崩壊するが咸豊10年(1860)に杜文秀パンゼーの乱での左参軍の馬国忠により再建される。

文廟

09:15頃、文廟にやってきたが山門でオバハンが痰を吐いている。文廟は孔子を祀る中国人にとって非常に重要な場所のはずなのだが・・・。現代中国では孔子は無用の長物と化してしまったようだ。孔子を祀る文廟の山門で痰吐きとは孔子もびっくりだろう。

巍山文廟は明の洪武年間(1368ー1398)に建立され、万暦40年(1619)に再建される。清の咸豊、同治年間(1851ー1874)に杜文秀のパンゼーの乱で蒙化を守る反乱軍の将軍である李芳園、馬国忠たちにより修復と拡張が行われる。

建物は新しく再建されたようで古さは感じられない。

廟内にある古木が文廟の歴史を物語っている。

文廟は立派に整備され雰囲気は良好だ。

大成殿には孔子像が祀られているが参拝客はおらず、外で管理人のおばちゃんが廟内を掃除しているぐらいだ。

粑肉餌絲

10:20頃、遅めの朝食で文廟近くの食堂で粑肉餌絲(7元/約119円)を食べる。粑肉は扒肉とも表記したりするが、粑は本来は米偏なのだが大理や魏山では火偏になっている。
だが火偏での漢字は存在しない。
西安のBianBian麺と同じで誰かが勝手に作った非公式の漢字なのだろう。

南詔博物館

10:35頃、南詔博物館を訪れる。2015年10月1日に開館した新館で新しい。

南詔国の展示が中心になっているが重要な出土品は昆明へ持って行かれているようで展示品は少ない。

南詔国以外では少数民族の展示がありイ族が中心になっている。

あとは粑肉餌絲や一根麺といった魏山の食べ物が紹介されている。南詔博物館は珍しく赤い展示がなく普通の博物館になっている。

拱辰楼

昼頃、魏山古城の中心部にある拱辰楼にやってきた。拱辰楼は2015年1月3日に火災で焼失しており、再建工事の真最中であった。外観の工事はほぼ完了しており内装工事が残っているようだ。

茶馬古道重鎮蒙化

12:15頃、魏山古城北の牌坊へやってきた。

昨日の「茶馬古道重鎮蒙化」の石碑を再度確認。魏山は古くは蒙化と呼ばれ南詔国発祥の地になる。蒙化はミャンマーやインドへの通商の要道になり「茶馬古道重鎮」となっていた。清代の「普洱府志」によれば、唐代にできた茶馬互市により交易が盛んになり、茶馬古道の滇藏古道、滇川古道、滇緬古道は全て蒙化を通っていた。

この3本の交易路は「三進三出」と呼ばれ、「三進」の第一は勐海、思茅、普洱、鎮沅、景東を通り蒙化へ入る経路。第二は耿馬、双江、臨滄、雲県、公郎を通り蒙化へ入る経路。
第三は風慶、犀牛渡、茶房寺、鼠街を通り蒙化へ入る経路。

「三出」の第一は隆慶関、雲南驛、南華、昆明、成都、西安を経て北京へ至る経路。第二は瓦房哨、下関、剣川、麗江、中甸(シャングリラ)、ラサ、ネパール、インドへの経路。
第三は三鶴、江橋、漾濞、永平、保山、騰沖、芒市(潞西)、畹町、ミャンマーへの経路。唐代から1960年代まで茶馬古道は交易路として利用されていた。

大理ビールV8

超市で冷えた大理ビールV8 575ml(4元/約68円)を購入。標高1700mの魏山は昼でもまだ暑いので冷えたビールは貴重だ。

アルコール度数は2.5%で少し低めだ。14:20頃、疲れてユースホステルへ戻り寝込む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21.5元
合計 21.5元

燜肉餌絲

09:25頃、朝食に燜肉餌絲(7元/約119円)を食べる。昨日は粑肉の方を食べたのだが、燜肉より巍山名物の粑肉の方が美味いな。

南薫橋

今日は巍山古城から3kmほど離れた所にある圓覚寺へ向かう。09:50頃、古城の南側で南薫橋を見つける。1999年に修復されているようだが巍山に古くからある吊り橋のようだ。

さすがに吊り橋を渡るのは危険な気がするので見るだけにしておく。

玄龍寺

山道を登って行き、10:45頃、玄龍寺に到着。

玄龍寺は玄珠観とも呼び、創建は南詔国の頃になり、明の永暦10年(1656)に再建され、清の同治年間に戦乱により破壊され、光緒年間に再建される。

小さな寺で修復はされているが古そうな感じだ。

僧侶はおらず地元民の婆ちゃん2人が管理人をやっているようだ。

龍華寺

続いて隣の龍華寺を見物。こちらも小さな寺で明朝の文官だか将軍が祀られている。

参拝客はおらず地元民がいるぐらいだ。

僧侶はおらず境内に茶館があるようで地元民が集まり麻雀をやっていた。

寺というより地元民の憩いの場のようだ。

11:15頃、龍化寺を離れ山道を歩いていく。

圓覚寺

11:30頃、圓覚寺に到着。

寺には「维护祖国统一 维护民族团结 维护社会稳定」のスローガンが掲げられている。「祖国統一、民族団結、社会の安定を守る」という意味になるが、はっきり言ってこんなアホなスローガンは寺には関係ないだろう。

日本の寺にこんな横断幕掲げていたら「住職キチガイ?」とか思われるだろうな。中国は寺にもこんなスローガンを掲げないといけないほど必死になっているようだが、それだけヤバイ状態なんだな。

圓覚寺は明の成化年間(1465-1487)に蒙化府土知府の左氏により建立され、万暦年間に修復されるが破壊され、天啓2年(1622)に再建、清の康熙年間に修復される。

寺には僧侶はおらず管理人のおっちゃんとおばちゃんがいるだけだ。

参拝客はおらず境内は静かで雰囲気は良く騒がしい観光地の寺とは全く違う。12:10頃、圓覚寺を離れ山を降りる。

武宣王府

12:30頃、武宣王府に到着。

詳細は不明。

楽堡ビール

13:00頃、巍山古城に戻ってきた。超市で楽堡ビール500ml(4元/約68円)を購入。

アルコール度数3.1%でデンマークのTuborgブランドのビールだが大理ビールが生産している。味はすっきりしており昨日飲んだ大理ビールV8と同じような・・・。

回鍋肉蓋飯

夕飯は回鍋肉蓋飯(10元/約170円)を食べる。ホイコーローの豚肉とニラがしっかり炒めてあり美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
合計 25元

巍山古城4日目

朝のうちに明日の諾鄧古鎮での宿を予約しておく。09:00頃、巍山古城を散歩。

巍山古城は雰囲気はまずまずなのだが電動スクーターが古城内を縦横無尽に走ったりしているので危険である。一応進入禁止の柵があるのだが役立たずである。

一根麺

朝食は巍山名物の一根麺(8元/約136円)を食べる。一根麺は1本の麺で作られた麺料理になる。巍山名物だが西安とかでも一根麺は食べられる。

食後は古城を北へと歩いて行く。

建物の屋根に草が生えているのは本当の古建築のようで、この辺は古鎮のいい雰囲気が出ている。

北壇寺

10:10頃、巍山古城の北にある北壇寺を訪れる。北壇寺は明の崇禎15年(1642)に建立された古刹である。

寺の規模は小さいが地元民が常駐して井戸端会議中。

本殿に描かれた壁画はなぜか三国志の名場面が多数描かれている。

「桃園の誓い」「三顧の礼」「空城の計」などお馴染みの場面が描かれている。

督郵が鞭で打たれる場面まで描かれている。なぜ三国志が描かれているのかは不明だ。10:35頃、北壇寺を離れ巍山古城へ戻る。

汆湯餌絲

11:30頃、餌絲屋へ行くが粑肉が売り切れだったので汆湯餌絲(8元/約136円)を注文。

汆湯は「さっと茹でる」というような意味があり挽き肉とネギが具材の餌絲だ。巍山古城の餌絲屋は昼過ぎぐらいには閉店の所が多く営業時間が短い。

16:00頃、再び巍山古城を散歩。

夕方になっても、まだ結構暑い。

古城内の土産物屋には竹細工が結構あるが売れている様子はない。

古城の中心にある拱辰楼にやって来た。再建工事は今年中には終わるのだろうか?

燕京鮮啤

夕飯に饅頭食べて、食後に冷えた燕京鮮啤595ml(4元/約68円)を飲む。

アルコール度数3.6%の生ビールになる。燕京ビールなのだが生産地は雲南省昆明で、ちょっと微妙だな。燕京ビールなら北京でないとな・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
宿泊費 3元 予約:大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍
合計 28元

巍山→大理

07:40頃、ユースホステルをチェックアウト、朝の巍山古城を通り抜けてバスターミナルへ向かう。

08:00頃、バスターミナルの巍山汽車客運站に到着。大理(下関)までのバスチケットを購入するが窓口のおばちゃんは世間話に忙しく接客対応最悪で、投げ銭、投げチケットだよ。

巍山→大理(下関)の運賃は15元、客が集まり次第の発車だ。

バスに乗車して出発を待つ。利用客は地元民ばかりで観光客は小日本1匹だけである。

08:08頃、バスが発車する。

09:25頃、大理興盛汽車客運站に到着。

09:35頃、客運南站のバス停から21路のバスで華端市場へ移動。昆明の公交ICカードは使用できるが割引無しの1元。

大理→雲龍

09:40頃、華瑞市場のバス停で下車して大理快速汽車客運站に到着。自動券売機で大理(下関)→雲龍のバスチケットを購入。

支払いは支付宝にのみ対応なのでスマホでQRコードを読み取って決済。

バスは10:50発、大理(下関)→雲龍の運賃は39元。ハエがやたらと多い待合室でしばらく待機となる。

待ち時間を利用してバスの運賃時刻表を確認しておく。

10:35頃、ボロバスに乗車して発車を待つ。10:45頃、運ちゃんのチケット確認が始まるが、後ろのおサルさんが窓から豪快に痰を吐いている。今日も野生の王国は絶好調、さすが中国だ。

10:50頃、雲龍に向けてバスが発車する。乗客は地元民ばかりだ。

西へと高速道路を走り永平県から山道へ入っていく。12:05頃、トイレ休憩で10分ほど停車。

再び山道を走っていく。

14:00頃、雲龍県の県城へ入りバスターミナルの雲龍客運站に到着。

まずはバスの確認。昆明行きのバスが午前中に2本あるが、基本は一番本数が多い大理(下関)行きだ。大理行きを抑えておけば何とかなるな。

バスターミナル前からは4路のバスが諾鄧古鎮へ行くようだ。バスターミナルが「客运站」で諾鄧古鎮が「千年白族诺邓」になる。ただし、バスが来る気配が全く無い。県城では1路のバスを1台しか見かけていない。

とりあえずバスだと諾鄧古鎮まで3元になる。バイクタクシーの運ちゃんは20元とか舐めたこと言っているので無視。事前に調べた情報だと面包車(ワゴン)だと人数集まれば1人5元だ。

今回は諾鄧古鎮まで徒歩で向かうことにする。バスターミナルから諾鄧古鎮までは5-6kmの道のりになる。14:15頃、バスターミナルを出発して、高徳地図を確認しながら歩いて行く。

まずは川沿いに北へと歩いて行く。沘江に沿って歩いて行き、途中で山道へと進路を変える。

15:20頃、諾鄧古鎮の入口に到着。奥に集落が見える。

駐車場が整備されており観光開発が始まっているようだ。

駐車場から諾鄧古鎮へ入るが、この先は車や自転車は通れない。階段になっており徒歩か馬でしか古鎮の中は廻れない。

諾鄧古鎮の中に予約しておいたユースホステルがあるので路地の階段を登って行くが、迷路のようになっており疲れる。

路地には案内の看板が出ているので何とか迷わずに進める。

大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍

15:40頃、予約しておいた大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍(大理诺邓驴窝驿国际青年旅舍/DALI NUODENG LV WO INTERNATIONAL HOSTEL)に到着。

部屋は1泊30元(会員料金)の8人ドミトリーを予約しておいたのだが、4人ドミトリーにしてくれた。各ベッドにはコンセント有り、照明無し。人数分のロッカー有りだ。Wi-Fiは繋がるけど少し遅いなと思っていたら、Twitterとかが使えるのでVPN経由になっている。共用のトイレ・シャワーは別々になっているので使いやすい。

ペー族の建築物なので雰囲気はかなり良い。

諾鄧古鎮1日目

16:00頃、諾鄧古鎮の散策に出かける。まずは諾鄧玉皇閣から見物で入口には古建築の木牌坊がある。

木牌坊をくぐると放牧から戻る途中の黒ヤギたちが突撃してくる。黒ヤギたちが去るのを待って参道を登っていく。

諾鄧玉皇閣は明の嘉靖年間(1522-1566)に創建され、崇禎10年(1639)に拡張、清の道光7年(1827)、11年(1831)に修復、咸豊7年(1857)に兵火で焼失、光緒年間(1875-1908)に修復され民国年間に関聖廟が再建された。現存建築は玉皇閣を主体に文廟、武廟、静室、木牌坊で構成されている。

ここは文廟になり孔子が祀られてる。

廟内には立派な孔子像が中央に鎮座している。

続いては三国志の関羽を祀る武廟。

壁画には「桃園の誓い」が描かれている。

廟内には関羽、関平、周倉のお馴染みの像が鎮座している。メインとなる玉皇閣は工事で閉鎖中。

玉皇閣の次は新寺山塩馬古道を見物。新寺山塩馬古道は茶馬古道の一部になり諾鄧で産出される塩が交易品としてチベットへと運ばれたため塩馬古道とも呼ばれている。

この新寺山塩馬古道を進めば沙溪古鎮、麗江、シャングリラ、徳欽を経てチベットへ入る。古道の一部が復元されているが行き交うのはキャラバン隊ではなく放牧から戻る黒ヤギと牛たちである。

諾鄧古鎮を歩くとペー族の四合院が残されているのを見かける。

こちらは提拳司衙門。1383年に明朝が全国7箇所に「塩課提拳司」が設置され、雲南には4つ置かれた。諾鄧はそのうちの一つになり「五井塩課提拳司」の跡地になる。後に提拳司衙門は外部へ移転し諾鄧黄氏一族の邸宅の一部となり、科挙功名の題名坊となる。

古鎮内には土壁の古い建物が残っている。

山の斜面にペー族の住居が密集している。

こちらは諾鄧古鎮に残る塩井の一つになる。

現在でも塩井から塩水が組み上げられて観光用の土産として塩が作られているが、茶馬古道の時代はチベットへの交易品として塩が作られていた。

火腿炒素菜

夕飯はユースホステル近くの食堂で火腿炒素菜(30元/約510円)と米飯(2元/約34円)を食べる。食堂というか民家の2Fなのだが・・・。

火腿炒素菜は名物の諾鄧火腿の野菜炒めだ。ハムの脂身が美味くご飯がすぐに無くなる。米飯は食べ放題なのでおかわりしながら食べていく。諾鄧古鎮の名物はハムの諾鄧火腿と塩井から作られた塩になる。夜は明日の大理→昆明の切符と明後日の昆明→成都の切符を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32元
宿泊費 27元 残金:1泊30元(会員料金)
鉄道 64元 硬座 大理→昆明
鉄道 141.5元 硬座 昆明→成都
バス 15元 巍山→大理(下関)
バス 39元 大理(下関)→雲龍
バス 1元 路線バス
合計 319.5元

諾鄧古鎮2日目

朝から雨が降っている。これでは古鎮の散策ができそうもない。今日は大理へ戻らないといけない。

10:30頃、雨が止んだので諾鄧古鎮を散策する。

観光客がほとんどおらず地元民も少なく、古鎮で聞く音はブタの鳴き声ぐらいだ。

静かな諾鄧古鎮を歩いていると欧米人が意外にも多い。少なくとも10人以上はいる。

でも、やかましい例の観光客たちとは違い上品なので静かな古鎮は保たれている。

諾鄧古鎮→雲龍県城

11:30頃、ユースホステルをチェックアウトする。諾鄧古鎮は静かで商業化が進んでいないのでのんびりするのにはいいだろう。ただし、村の中に売店が数件あるが非常食とかは持参しておいた方がよい。階段を下りて諾鄧古鎮の駐車場へ向かう。路線バスは停車していなかったので歩いて雲龍県の県城へ向かう。今日は大理へ戻り、鉄道で大理→昆明→成都まで移動する。順調にいけば明後日の朝には四川省成都に到着だ。

雲龍へ戻る道は下り坂になるので昨日よりは楽だ。

途中、土砂崩れの現場を通過。

12:07頃、4路のバスとすれ違う。運行されているのは確認できたが本数が少なさそうなので役立たずの状態だ。県城まで戻ってきたが4路のバスは見かけず。運行本数は1時間に1本より少ない様子だ。

雲龍→大理

12:55頃、雲龍客運站に到着。大理(下関)行きのバスチケットを購入。

13:10発、雲龍→大理(下関)は運賃39元になる。

バスターミナルには4路のバスが停車しているが需要が少ないようで運行している様子は無し。

13:18頃、8分遅れでバスが発車する。

山道と高速を走り大理へ向かう。

大理駅

16:15頃、大理快速汽車客運站に到着する。バスターミナルから100ー200m離れた華瑞市場のバス停から21路のバスに乗車。

昆明の公交ICカードを使い運賃1元、16:35頃、火車站で下車して大理駅に到着。

まずは切符売場で昆明行きの切符を受け取る。ちょうど空いている時間帯だったようで待ち時間無しで切符を受け取る。

粑肉餌絲

16:50頃、大理駅近くの餌絲屋で、朝食兼昼食兼夕食い粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。

粑肉以外の具材はお好みで自由に追加だ。

大理→昆明

17:10頃、再び大理駅へ。切符と身分証確認、荷物のX線検査を済ませて待合室へ。3時間半ほどの待機になるが、おっさんたちがゴミ箱へデカイ音を立てて痰吐きをしている。これは床に痰を吐いていないだけ進化しているということか?おサルさんからチンパンジーぐらいに進化か?いや、外見は人だがやっぱりおサルさんだな。

で、大理駅ではいつも通り2Fの待合室で待っていたが電光掲示板を見ると、今回の列車は3Fの待合室であった。荷物まとめて3Fへ移動し待機となる。

今回乗車する列車は、20:50発、K9644次の大理→昆明、席は硬座、運賃64元になる。

19:00過ぎになると待合室が徐々に混雑してくる。19:30頃、改札口の先頭を陣取り乗車バトルに備えておく。発車20分前に改札が始まるだろうから1時間ほど改札口で待機だな。

大体経験上、自分が改札の先頭を陣取ると急に並び出したり、荷物を置いて場所取りしたりする。並んで列が出来るのはいいのだが、群れが出来ると乗車バトル確定だ。

20:15頃、改札が始まりホームへ一番乗り。

まずは行先票の撮影。

乗車バトルに巻き込まれず無事乗車。誰もいないがすぐに満席になる。車両は珍しくYZ25Kだ。硬座はこの1両のみで残りは寝台の硬臥だ。

20:45に扉が閉まり発車かと思ったら、しばらくそのまま。定刻より1分早い20:49に発車する。途中の停車駅はなく、そのまま昆明へ向かう。一眠りして起きれば昆明到着、昆明経由四川省成都までの乗り鉄の始まりだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 39元 雲龍→大理(下関)
バス 1元 路線バス
合計 50元

雲南省 世界遺産 丙中洛の三江併流&三国志遺跡 太保山武侯祠

雲南省旅行記2016

大理快速汽車客運站

07:30頃、ユースホステルをチェックアウト。人民路口のバス停から4路のバスに乗車。まずは新市街の下関へ向かう。運賃2元、陽洱小区のバス停で下車して外貿大楼のバス停から12路のバスに乗車。運賃は昆明の公交ICカードで0.9元。08:20頃、貨運站のバス停で下車してバスターミナルの大理快速汽車客運站に到着。

昨日スマホをセットアップし直したので誰も並んでいない自動券売機で六庫行きチケットを購入。

支払いは支付宝のオンライン決済だ。窓口は行列で相変わらず混雑している。

すぐに発券され購入完了。

大理→六庫

今回のバスは09:20発、大理→六庫で運賃は88元になる。六庫は怒江自治州にあり、ちょうど世界遺産の三江併流の保護区域になり六庫経由で怒江上流の丙中洛を目指す。

08:50頃、バスへの乗車が始まる。

09:20頃、バスが発車して大理から高速道路に入る。孟獲が捕らえられた三国志遺跡の江風寺の脇を通過して西へ走る。ちょうど蜀軍の進路と同じかな?

11:20頃、メコン川上流の瀾滄江に架かる瀾滄江大橋を越えて高速道路を降りる。

11:40頃、瓦窯客運站(瓦窑客运站)で数人の客を降ろして、近くの売店で15分ほどトイレ休憩。

瀾滄江沿いに上流へ走り、その後は西へ向かう山越えの道。

13:05頃、怒江を越えて、怒江大峡谷沿いに上流へと走る。

13:08に料金所かと思ったら辺防検査站に到着。自動小銃を持った武警が警備している。少し待っていると武警の身分証確認があり、外人は全員下車して登記といっても外人は自分とアメリカ人の2人だけ。

怒江での滞在予定日数、目的、怒江の次の行き先、職業、日本の住居など聞かれ全て問題なく答えるが、最後に武警の兄ちゃんがカンボジアビザを見て「これどこの国?」と聞いてきて答えるが発音下手だったのでうまく通じず。武警の兄ちゃん「CAMBODIA」とメモして「バスに戻っていいよ」となる。最後のカンボジアは職務に関係ない個人的興味だな。

13:22にバスが再出発。怒江沿いに上流へと向かう。

六庫客運站

13:50頃、怒江リス族自治州瀘水市のバスターミナルになる六庫客運站に到着。ここは標高800mになる。


六庫から丙中洛まで移動したいのだが、まずはバス情報を確認する。時刻表はなく運賃表しかない。

窓口のおばちゃんにバスを確認すると、丙中洛行きは08:00発の1日1本、貢山行きは13:00が最終になっている。途中の福貢なら16:00発があるということで福貢行きバスチケットを購入。

六庫→福貢

16:00発、六庫→福貢、運賃35元になる。

待合室で2時間ほどバスターミナルで待機となる。

16:00になり18人乗りで乗客6人で発車する。福貢まで約4時間の道のりだ。

途中で客を乗せて満席となる。

怒江大峡谷に沿ってひたすら上流へと走っていく。

福貢

日が暮れて夜になり、20:25頃、標高1200mの福貢のバスターミナルに到着。とりあえず高徳地図で場所を確認、Qunar.comで大丈夫そうな宿を予約して向かう。10分ほど歩いて雅客賓館(雅客宾馆)に到着。外国人OKなようでパスポートでも追い出されずに済む。

部屋は1泊88元の2人部屋。

IPTV、電気ケトル、扇風機が付いており、まあ標準的な設備だろう。Wi-Fiは問題なく使用可。

部屋にあるトイレ・シャワーはいつもの一体型で換気扇がないので開けっ放しでないと湿気が籠る。

土豆絲炒飯

21:00頃、晩ごはんに土豆絲炒飯(12元/約204円)を食べる。辺境の田舎でもまだやっている食堂があった。田舎なので昆明や大理と比べ値段は高め。

食後は近くの超市がまだ営業していたので大理ビールV8の470ml(3元/約51円)と昆明生産の缶ビール330ml(1元/約17円)を購入。辺境の田舎でもなぜかビールの価格は低めに抑えられて頑張っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 88元
バス 2.9元 路線バス
バス 88元 大理→六庫
バス 35元 六庫→福貢
合計 229.9元

福貢→貢山

08:00頃、福貢のバスターミナルへ行ってみるが福貢発の貢山へのバスはなく六庫からのバスを拾うかタクシーを拾うしかない。福貢客運站発のバスは六庫、昆明、大理の下関だけのようだ。

朝食に1個1元の花巻と豆沙包を2個づつ購入。久しぶりに朝食を購入した。昨日は夜到着だったので街の様子がよく分からなかったが辺境の街にしては人や建物が意外にも多い。

賓館の近くには市場まであるし、怒江大峡谷の中にあるので街の東西は山に囲まれている。08:30頃、賓館をチェックアウトしバスターミナルへ。バスターミナル周辺には各地へのタクシーが集結しているので貢山行きのタクシーを探す。

で、バックパックなんか背負っているので運ちゃんがすぐに声をかけてきて貢山行きタクシーに乗車。貢山までは1人40元、Lonely Planet China2015年版の情報通り。タクシーはこれなのだが、まあ自家用車、白タクですね。地元民の重要な交通手段でもあり、副業の手段でもある。

すぐ後ろには田舎でよく見かける「農村客運」と表示された、ちゃんとしたタクシーもある。これでは営業許可の有無は関係ないのでは?

10:20頃、ようやく客が集まり出発する。

怒江大峡谷に沿って車が北へと走る。

途中、小さな街を通過したりしていく。

田舎でも生活物資は溢れている印象だ。

12:35頃、貢山トールン族ヌー族自治県に入り公安検査站で停車。で、何故か隣のおっちゃんと自分だけ身分証提示を求められる。余所者だけ検査対象か?パスポート提示したら中身見て黙って返してきた。隣のおっちゃんには色々と言っていたが、小日本には関わってはいけないと判断したようだ。公安の検問は無事に通過して怒江上流へと車が走る。

貢山トールン族ヌー族自治県

13:25頃、標高1500mの貢山トールン族ヌー族自治県の県城に到着。中心部の茨開北路(茨开北路)にバスターミナルがあり、白タクが集結している。貢山民族体育場(贡山民族体育场)の前に丙中洛行きのバスが停車していたので、運ちゃんに発車時刻を聞いたら13:40ということで乗車。

近くには独龍江(独龙江)行きのミニバスも待機している。

13:40頃、丙中洛行きのバスが発車。貢山県の県城を出て怒江上流部へと向かう。

道路状況は一部土砂崩れが発生していたりするが景色は非常に良い。

14:30頃、飛来寺のある徳欽への分岐点となる橋を通過する。

貢山から徳欽まで徳貢公路が開通しており道路標識には徳欽県の文字もあるのだが、土砂崩れが多いようで道が険しくバスはおろか、ボリタクすら通っていない。ランクルあたりでないと峠を越えられないようだ。

丙中洛の入口まで来ると世界遺産の石碑が見えてきた。そして、入場券売場らしき建物が見える。金取られるのかと思ったらそのまま通過。まだ有料化はしていないようだ。15:10頃、怒江第一湾を通過。15:25頃、丙中洛に到着。標高は1700mになる。

阿洛国際青年旅舍

バス到着地点から阿洛国際青年旅舍(阿洛国际青年旅舍/Aluo International Youth Hostel)が見えていたので迷わず到着。ここはYHA Chinaの加盟店になり部屋は1泊30元(会員料金)で4泊する。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドにコンセント有り、照明は無し。広めに部屋でよけいな物もなく片づいている感じだ。窓大きく風通しはよいが冬は極寒かも。共用のトイレ・シャワーは別々に独立しており掃除はしてあるのだが、なぜかトイレの水は桶の水を汲んで流す方式。でも、トイレ・シャワーは広め。

丙中洛の物価は高い

夕飯は食堂で炒白菜(10元/約170円)、炒空芯菜(12元/約204円)、米飯(3元/約51円)を食べる。辺境の土田舎なので物価が高い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 29元
宿泊費 120元 1泊30元(会員料金)×4
バス 15元 貢山→丙中洛
乗り合いタクシー 40元 福貢→貢山
合計 204元

普化寺

08:25頃、ユースホステルを出て丙中洛の西にある普化寺へ向かう。ちょうど谷の向こう側にあるチベット仏教の寺院だ。道沿いに谷を迂回して寺へ向かう。谷底に架かる橋を渡り近道することもできるのだが高低差と夜明け前に降っていた雨の影響を考えると避けた方が良さそうだ。

09:25頃、三叉路に到着し、傷んだ標識を確認して普化寺へ向かう。

09:35頃、普化寺に到着。古い建物もあるが新しい本殿が建設中のようだ。寺の歴史については説明がないので不明だ

ここも観光地として開発が始まりそうな気配が・・・。

今のうちに見物するのがいいのだろうな。

10:00頃、普化寺から東の怒江沿いの重丁へ向かおうとする。村からの出口には御犬様たちがおり通してくれそうもない。10:15頃、御犬様たちのいない道を通り、ようやく水田に出る。

ここからは水路に沿って歩き道を探す。

11:00頃、水路の水が農道に溢れており先に進めない。引き返して谷底に架かる橋への道を進む。

谷底への道は思ったほど道は悪くない。でも、油断するとあの世行きなのでゆっくりと慎重に進む。

11:23頃、谷底の橋に到着。

透明な川の水がこの先の茶色く濁った怒江へ流れ込む。12:00頃、丙中洛への道に出る。
ようやく元の道に戻った。

定期市

丙中洛に戻ると通りが市場と化していた。

朝から準備をしているのは見かけたが通り全体に店が出ている。

日用雑貨の店が多い感じで、次に食料品の店だな。

米や飼料が積まれていたりする。

米線

昼食は米線(8元/約136円)を食べる。米線は雲南が本場で丙中洛でも食べておかなくては!米線や麺類は比較的安い。

ユースホステルに戻り午後の計画を練っていると、老板が「マーケット見てきた?」「毎週火曜の定期市だよ」と教えてくれる。通りでやっていたのは定期市であった。

重丁天主教堂

13:00頃、丙中洛の北にある重丁村へ向かう。山に囲まれた農村の風景が広がる。

途中、道路脇にチベット仏教のチョルテンがあったりする。

13:45頃、重丁天主教堂に到着するが門は閉じられている。重丁天主教堂はフランス人宣教師によって1935年に建設されるが文化大革命で破壊され、1996年、跡地に再建された。

新しく再建された礼拝堂であるが外から一部が見える。

丙中洛の南側の山道を登っていく。15:50頃、遠くに午前中に行ってきた普化寺が見える。

16:20頃、丙中洛の中心部が見える。

もちろん、怒江も遠くに見えます。

16:25頃、チョルテンがある所までやって来た。

小さな展望台みたいなのがあり丙中洛が一望できるようになっている。

更に山道を登って行くが17:00頃に引き返す。車が通っていたので、どこかの集落につながっているのだろうが暗くなる前に丙中洛へ戻ろう。18:00頃、丙中洛に戻り夕飯は炒飯(12元/約204円)だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
合計 20元

世界遺産 三江併流

朝から雨が降っており、これでは遠出ができない。丙中洛さらに奥の秋那桶まで足を伸ばしたいのだが・・・。とりあえずタクシーの運ちゃんに秋那桶まで行くか聞いてみると、秋那桶や霧里へは行けないということであった。

08:30頃、食堂で米線(8元)を食べながら計画を練り直す。遠出は無理なので近場だと怒江第一湾が無難かな。高低差もそれほどなさそうだし距離もそれほどではないし。

09:20頃、怒江第一湾へ向けて出発。貢山行きのバスに乗車すれば5分ほどで到着するのだが怒江を見ながら歩いて向かう。

09:40頃、雨の降る中で丙中洛の入口にある展望台の丙中洛観景台に到着。ここから眼下に怒江が見え怒江が大きく湾曲しているが、ここは怒江第一湾ではなく桃花島である。桃花島と聞くと浙江省の桃花島を思い浮かべるのだが、この怒江が湾曲して半島状になっている部分も桃花島と呼ばれている。

春になると半島部分の村で桃の花が咲くので桃花島と呼ばれるようになったそうだ。

怒江第一湾

10:30頃、怒江第一湾に到着。雨が降っており雨が止むのを待つ。15分ほど待つと雨が止み日が差してくる。

この峡谷で怒江が大きく湾曲して流れている。

この怒江第一湾にも半島部分に村があり畑と住居が見える。11:30頃、来た道を戻り丙中洛へ向かう。

丙中洛の田園風景

11:50頃、展望台の丙中洛観景台に戻ってきた。

丙中洛観景台からは怒江だけでなく丙中洛の街や田園風景も見ることが出来る。

結構な急斜面に住居、畑、水田が点在しており、のどかな風景が広がっている。

丙中洛の中心部は斜面の中腹辺りで建物が密集している部分だ。

米線

昼食は米線(8元/約136円)を食べておく。米線は腹持ちが良くないので、自分にとっては主食というより軽食やおやつに近い。

滇藏公路は通行止め

ユースホステルに戻り老板に秋那桶や霧里へ行く車がないか聞いてみたが、滇藏公路が土砂崩れの復旧工事や新道建設による車両通行止めで秋那桶や霧里へは車では行けないということであった。当然だが滇藏公路でチベットのザユル県(察隅县)へ抜けることは出来ない。でも、徒歩での通行は可能ということであった。

午前中に撮影しておいた工事現場に貼られた交通規制のお知らせや公告を読み直してみると何となく状況がわかってきた。昨日行った重丁天主教堂の先に検問所があったが、あそこで工事車両と地元民の車両だけ通していたのだな。土日は車両通行可のようだが道路状況は劣悪だろうな。滇藏公路の工事は2017年12月24日までのようで、まだ1年以上も工事が続くのか。

それと老板に貢山から徳欽に抜ける徳貢公路についても聞いてみたが、車両は通れず徒歩での通行は可能ということであった。徒歩は通行可能でも峠を越える自信はないのでダメだな。車で徳欽へ抜けられないとなると六庫まで戻らないといけないということか・・・。

炒豆芽

夕飯は炒豆芽(10元/約170円)と米飯(2元/約34円)を食べる。炒豆芽はモヤシの炒め物になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
合計 16元

怒江大峡谷の奥へ

今日も朝から雨が降っている。雲で怒江が流れる峡谷が霞んでいる。07:45頃、六庫行きバスの発車場所を確認しておく。通りにバスが停車しているのですぐに見つかる。明日は六庫へ戻るのでバスの発車場所と発車時間が分かれば大丈夫だろう。朝食に米線(8元/約136円)を食べてユースホステルへ戻る。六庫行きバスがいなくなっていたので、事前の情報通り08:00発であった。

09:30頃、ユースホステルを出て丙中洛から霧里村を目指す。今日は怒江沿いに滇藏公路を歩き丙中洛の奥へ行ってみる。まだ雨が降っているが強行軍だ。

10:00頃、重丁天主教堂を通過。

10:05頃、重丁村の出口にある検問所を通過。

10:20頃、怒江沿いに峡谷を歩いて行く。

重丁村から先は未舗装の工事区間が延々と続く。雨が降っているので埃はないが足元は泥濘みになっている。

石門関

10:35頃、石門関が見えてきた。石門関は怒江大峡谷が狭くなっている場所だ。峡谷の両岸が絶壁になっており、まさに天然の要害だ。

10:40頃、石門関を通過。

怒江が大きな音を立てて流れていく。名前通りの大河と言ってもいいだろう。世界遺産 三江併流の保護区域になるが、あまりに奥地にあるので観光客がいない。観光客は怒江第一湾とか定番観光地へ行くのだろうか?

霧里村

11:30頃、霧里村に到着。この頃になると雨が止んで少し天気が良くなる。トウモロコシ畑の中に民家が点在しており、のどかな風景が広がっている。

この霧里村は怒江の対岸にあるので橋を渡らなければならない。

少し下流に吊橋が架かっているので渡る。

見た目は大丈夫そうなので落ちたりはしないだろう。

吊橋から見る怒江だが峡谷と言っても川幅は結構ある。

続いて怒江沿いの桟道を歩いて行くが、道幅は人一人がやっと通れる幅だ。

途中、こんな感じで木が組まれていたりと危険な場所もある。落ちたらそのまま怒江で泳ぐはめになります。泳ぐ前に魚の餌確定だが・・・。

12:15頃、ようやく霧里村の中に入る。

だが、道はトウモロコシ畑の中へ続いており、このまま奥へ行っても畑の中を歩くだけのような気がするので引き返す。まあ、そのまま進んで村を抜けられると思うが山道を登ったりするのは勘弁だな。

戻る途中の桟道から見える怒江大峡谷。世界遺産の保護区域だが観光客がいない。こんな奥地まで来る物好きは少ないようだ。

霧里村から滇藏公路を20kmほど歩くとチベット自治区ザユル県(察隅县)に入るが、さすがにそこまで行けるような道路状況ではない。12:30頃、霧里村を離れて来た道を戻る。13:55頃、重丁村の手前まで戻ってきた。14:50頃、ユースホステルまで戻ってきて、何とか無事帰還。

炒土豆絲

夕飯は炒土豆絲(10元/約170円)と米飯(2元/約34円)だ。ジャガイモの炒め物とご飯の簡単なものであるがご飯食べ放題なので3杯食べて満腹です。

夜になり明日早く出て行くのでチェックアウトの手続きだけしておく。これで寝坊さえしなければ明日は六庫行きのバスに乗車するだけだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
合計 20元

丙中洛→六庫

朝から雨が本降りだ。チェックアウトの手続きは昨晩の内に済ませてあるのでシーツを洗濯機の所へ置いて出発準備を整えユースホステルを出る。バスは佳源賓館の前から出発なので3分ほど歩く。

07:45頃、六庫行きのバスに乗車と思ったら、まだ運ちゃん来ておらず。08:05頃、乗客9人で丙中洛を出発。標高1700mの丙中洛から怒江大峡谷を下っていく。

08:40頃、徳欽への徳貢公路との分岐点で武警の辺防検査がある。10人ぐらいの武警がおり自動小銃を携帯している。身分証確認がありパスポートを出すと武警の兄ちゃんが偉い人の所へパスポートを持って行き隊長の登場だ。丙中洛での目的、次の行き先を聞かれただけで特に問題なし。

08:45頃、バスが再び発車する。丙中洛へ行くときは何もなかったのだが、何かあったのか?

貢山

09:25頃、標高1500mの貢山を通過する。天気は相変わらず悪く雨が降っている。省道228号を怒江大峡谷に沿って南下していく。六庫まで約220kmの距離になる。道路状況は舗装はされているがカーブが多く道幅が狭いので危険だ。道から外れれば怒江に突っ込むことになる。

10:20頃、公安検査站に到着。正式名称は貢山県森林公安局茨開林区派出所のようだ。ここでも公安の身分証確認かと思ったら、今日は武警が警備していた。パスポートを提示すると、隊長の所へパスポートが行き隊長直々の質問だ。まあ、目的聞かれただけなので「旅游」と返答して終了。

10:25頃、バスが発車する。今日は警備が厳しいようだが何かあったのか?

11:30頃、石月亮郷の手前で工事渋滞にはまる。この時間を利用して運賃徴収が行われる。丙中洛→六庫の運賃は80元で六庫→丙中洛の81元より1元だけ安い。11:40頃、石月亮郷を通過する。

福貢

13:10頃、標高1200mの福貢客運站に到着。天気は雨から曇りへ変わり、ここで昼休憩になり30分ほど停車する。福貢客運站からは昆明行きの寝台バスが待機しているので、昆明行きの乗客は福貢で乗り換えになる。六庫まで行っても夕方到着ではバスがないので福貢で乗り換えだが、運行本数や発車時間は不明だが昆明行きの寝台バスは4台確認できた。

後でQunar.comでバスを確認したら昆明→福貢が18:30、19:00にあるので1日2本運行されているようだ。夕方発、翌朝着なので時間的には問題無いだろう。反対の福貢→昆明も同じような時刻表だろう。

それとバスターミナルには交通事故現場の写真が掲示されている。日本ではあり得ないことだが中国はショック療法で事故現場の写真が掲示されており、いい具合に顔面崩壊したり死体が転がっている写真が掲示されている。

13:50頃、バスが福貢を出発する。15:10頃、匹河客運站に到着。15:20頃、怒江に架かる橋を渡る。この頃になると青空が見えてきた。

六庫

18:25頃、バスターミナルの六庫客運站に到着。標高800mになり丙中洛→六庫は所要時間約10時間半の道のりであった。さて、ここから宿探しなのだがバスターミナル周辺には招待所などの宿はない。バスターミナルは新城区にあり周辺は工事中の建物かテナントの入っていないビルが目立つ。完成しているのは政府機関の建物ばかり。新城区には期待できないので老城区で宿探しだ。

風花雪月酒店

2kmほど歩いて老城区にやって来ると賓館の看板が見え始める。とりあえず通りにあった風花雪月酒店で部屋を聞いてみると1泊80元であるということで、ここに決定。問題の外人OKかどうかだがパスポート提示しても追い出されず大丈夫であった。

部屋は1人部屋でテレビ、エアコン、電気ケトル、電話、PC付きだ。Wi-Fiも使える。

トイレ・シャワー付きで広めで許容範囲内だ。

夕飯は雑醤米線(7元/約119円)と回鍋肉蓋飯(12元/約204円)を食べる。

食後は瀾滄江ビール620ml(3元/約51円)を購入。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
宿泊費 80元
バス 80元 丙中洛→六庫
合計 182元

六庫→保山

09:00頃、酒店をチェックアウトする。約2km歩いて09:25頃、六庫客運站に到着。保山行きのバスチケットを購入してすぐに乗車。タイミング良くバスがちょうど発車間近であった。

今回のバスは09:30発、六庫→保山、運賃50元だ。09:33に発車してまずは怒江沿いに南へと走る。

順調に保山へ向かうと思ったらガソリンスタンドで軽油を給油。日本ではあり得ないのだが中国では出発直後に客を乗せたまま給油というのが当たり前になっている。事前に給油するということは想定されていない。ちなみに軽油1Lの価格は5.92元(約101円)になっていた。09:55頃、給油が完了して再び走り出す。

10:15頃、六庫の入口にある辺防検査站に到着。ここは先週登記した所で武警が自動小銃を持って警備している。出ていくのはノーチェックかなと思ったら、武警の兄ちゃん2人が乗車してきて身分証確認だ。で、自分は後ろの席に座っていたので最後の方でパスポートを提示すると、先週登記した所でもう一度登記となる。

他に外人はおらず自分一人だけでバスを降りて窓口で登記。他の乗客は何事だという感じで見ている。窓口では職業、目的、どこへ行ってきたか、次の目的地を聞かれる。先週受けた質問とほぼ同じだ。

今回はパスポートの撮影があるが公安みたいに個人のスマホで撮影とかではない。ちゃんとした銀行とかでも見かける撮影用の機械で撮影。武警はちゃんと機材購入の予算があるようだ。公安も機材購入の予算はあると思うのだが宴会費用になっているのか?登記は問題なく終了して10:30頃、出発する。

11:50頃、田舎の売店で約10分のトイレ休憩になり車外に出るが痰吐いてる兄ちゃんがいる。どうやら、おサルさんが乗車していたようだ。まあ、中国ではおサルさんがバスに乗車しているのはよくある光景だ。

保山は外人お断り多い

12:50頃、バスターミナルの保山客運站に到着。この辺りは標高1600mになる。とりあえずQunar.comで予約しておいた賓館へ行ってみるが、老板が派出所に問い合わせて外人お断りで追い出される。

しかし、バスターミナル周辺には宿が多くあるので楽勝だと思い次の宿へ行くが5軒連続で追い出される。保山は公安が厳しいらしく高いホテルばかり案内される。330元コースの蘭都飯店や530元コースの官房大酒店とか・・・。舐めんとんのかサル!

これは保山には外人に見られては困るものが隠されていると考えるべきか?こうなると最終手段の野宿ではなくバスターミナルに荷物を預けて観光、保山脱出というパターンだな。バスターミナルの保山客運站に戻り、13:30頃、大理の下関行きバスチケットを購入。
16:40発、運賃72元だ。手荷物預かり所でバックパックを預けて行動開始だ。荷物の預かり料は3元で良心的。

保山での目的は三国志遺跡の太保山武侯祠だ。まずは路線バスの情報を確認するが高徳地図と全く違う。どうやら運行路線が新しくなっているようだ。諸葛営站とか気になるバス停があるが太保山武侯祠を最優先で行動だ。

13:45頃、とりあえず客運站(公交中站とも呼んでいる)のバス停から7路のバスに乗車。
運賃2元で保山市内へ移動。GPSで現在位置を確認しながら太保山の近くで下車して玉泉路を西へ歩いていく。

永昌府城

14:10頃、玉線路を西へ歩いていると脇道に文物保護単位の石碑が見える。確認しに行くと永昌府城仁寿門とある。永昌府城は唐の天宝2年(743)に南詔王の皮羅閤により土壁の城として築かれ、明の洪武年間に煉瓦の城壁に改築され太保山も永昌府城の城壁の内側になる。

城門を通り城壁の内側にも文物保護単位の石碑がある。

これが城門の通路。車は通れず歩行者と電動バイクが行き交っている。

太保公園

太保山を登る遊歩道へ入り進む。14:30頃、太保公園の保山歴史名人堂に到着。保山の歴史上の人物を紹介しているの三国志関連で何かあるかなと思い見物していく。

するとやはりありました。

蜀漢名臣として呂凱が紹介されている。

そして、永昌太守の王伉も紹介されている。

三国志遺跡 太保山武侯祠

14:40頃、太保山武侯祠に到着する。

太保山武侯祠は明の嘉靖14年(1535)に金騰兵備副使の任惟賢が諸葛亮を祀るために建立。康煕26年(1687)に修復され、光緒5年(1897)に拡張され、前殿、過庁、正殿で構成されている。

やっと三国志遺跡の太保山武侯祠まで来たが山門が閉まっている。

山門に貼られた貼り紙を読むと修復工事をするから閉鎖とある。せっかく来たのに閉鎖とは残念であるが仕方がない。

でも、ちょうど作業員のおっちゃんが中へ入ろうとしていたので山門から内部を1枚だけ撮影させてもらう。

太保山に残る永昌府城の安定門を通り太保山を降りて市内へ戻る。

下山する途中では保山の街並みが見ることが出来る。

バス停でバスを待っている間に大理での宿を予約しておく。それとバスの路線一覧表があったので撮影しておく。

これで保山の路線バスの情報が手に入った。

今頃、保山の路線バス一覧表が手に入ってもあまり意味ないけどね。15:40頃、9路のバスに乗車してバスターミナルへ向かう。運賃1元、終点の公交中站で下車する。

16:00頃、バスターミナルの保山客運站に戻ってきた。遅めの昼食でバスターミナル横の食堂で餌絲(9元/約153円)を食べるが激マズだ。典型的な駅やバスターミナル前の食堂だ。

保山→下関(大理)

餌食べてエネルギー補充をしたのでバスターミナルでバスを待つ。

今回乗車するバスは16:40発、保山→下関、運賃72元。大理の新市街になる下関行きのバスだ。

16:25頃、バスに乗車。16:45にバスが発車し乗車率は6割ぐらいだ。

高速を東へ走り大理へ向かうが「AH14」の標識を何度も見る。どうやらアジアハイウェイ14号線を走っているようだ。18:10頃、サービスエリアの永平服務区で10分のトイレ休憩。

大理

19:35頃、大理南バスターミナルの大理興盛汽車客運站(大理兴盛汽车客运站)に到着。ボリタクの運ちゃんたちが待ちかまえていたが、そのままバス停へ移動。

19:40頃、南客運站のバス停から2路のバスに乗車。昆明の公交ICカードが使え運賃は0.9元、20:00頃、大理公交4路車站のバス停で下車。大理古城へ行く4路のバスの出発地点になっているので、待機している4路のバスに乗り換える。4路のバスは昆明の公交ICカードが使えないので運賃は2元。20:10頃、バスが発車し人民路口のバス停で下車。

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

20:45頃、大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)に到着。今回はeLongの特価で1泊18元になっており2泊する。

部屋は6人ドミトリー(トイレ・シャワー共用)を予約しておいたが、先月の宿泊時と同様で8人ドミトリー(トイレ・シャワー付)になる。で、前回と同じ部屋に戻ってきた。

腹減ったので大理古城へ行くと洋人街近くの快餐屋が1軒やっていたので夜食を食べる。素菜3品とご飯で5元(約85円)だ。ユースホステルへ戻り巍山での宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 36元 18元×2
宿泊費 10元 予約:巍山古城雲上的日子国際青年旅舍
バス 5.9元 路線バス
バス 50元 六庫→保山
バス 72元 保山→大理
荷物預け 3元
合計 190.9元

物資補充

昼過ぎに快餐屋で昼食。素菜3品とご飯で5元(約85円)だ。

食後は大理古城を散歩しながら、三月街へ向かう。

三月街の近くにあるクビライ・ハーンの元世祖平雲南碑を見物。

16:00頃、下関にあるウォルマートで日用品を購入して大理古城へ戻る。

大理の乞食

夕飯食べてユースホステルへ戻る途中で乞食を見かける。

洋人街の牌坊前で観光客が多いが皆スルーだ。大理は世界的に有名な観光地だが闇の部分もある。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.2元
バス 4元 路線バス
日用品 29.8元
合計 45元

雲南省大理古城と三国志遺跡・漢諸葛武侯擒孟獲處

雲南省旅行記2016

昆明南部客運站

11:00頃、雨が降っており天気が悪いが南バスターミナルの昆明南部客運站へ向かう。

213路のバスと地下鉄1号線を乗り継いでいく。地下鉄と言っても地上区間が多く駅舎も地上駅だ。

地下鉄へ乗車。

12:30頃、南部客運站で下車して南バスターミナルの昆明南部客運站に到着。

昆明南部客運站は雲南省南部へのバスやラオスへの国際バスが発着するバスターミナルだ。



ラオスへのバスはルアンパバーン(琅勃拉邦)行き18:30発、運賃398元、ビエンチャン(万象)行き18:00、19:00の2便、運賃587元、フアイサーイ(会晒)行き19:00発、運賃380元になっている。


この辺は2015年に調査した時と変化はなさそうだ。

そして、今回新たに入手出来たバス情報はラオスのパークセー(巴色)行き、19:10発、運賃710元が運行が始まっていたことだ。昆明からラオス南部まで国際バスが運行されているのは驚きだ。定期運行なのでラオス国内の道路状況が改善されているのだろうか。

今日もマンゴー

14:45頃、ユースホステル近くの市場へ行く。

地元民用の市場で果物から包子まで揃っており、いつも活気があるので重宝する。

今日は休みの店の前で露天が開かれマンゴーが1kg7元で売られている。完熟ではないのだが品定めしてマンゴー2.4kg(16.5元/約280円)を購入。

この時期は葡萄も多く出回っている。

今回購入したマンゴー2.4kgが遅めの今日の昼食となる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22.8元
地下鉄 3.6元
バス 3.6元 路線バス
日用品 12.5元
合計 42.5元

昆明駅へ

07:45頃、ユースホステルをチェックアウトする。08:05頃、雲南日報社のバス停から64路のバスに乗車して昆明駅へ移動。運賃は0.9元、昆明は朝から公安や交通協管が交差点に立って交通整理をしており比較的渋滞が少ない方だ。昆明の公安は結構頑張っている感じだ。他の都市でやる気のない公安は突っ立っているだけで交通整理しないからな。差が激しいな。

交通整理は頑張っているが一般市民のおっちゃんたちの痰吐きは朝から全開だ。この辺も反則金徴収とかでしっかり取り締まった方がいいと思うのだが。昆明は欧米人多いのだから。

08:35頃、昆明駅に到着。まずは駅敷地へ入るために手荷物検査だ。昆明駅は2014年に起きたテロ事件の影響で公安、武警による警備が厳しい。一度テロを起こされているので、二度目は何としても阻止する姿勢が伺える。

手荷物検査を終えて昆明駅の牛の前に。奥には自動小銃を持った武警が警備中だ。

続いて切符と身分証の確認だが駅員ではなく実習生が担当している。昆明駅ではちゃんとパスポートを確認しており実名制が機能している。

駅2Fに上がり最後に2回目の手荷物検査だ。

手荷物検査を済ませてエキナカというか土産物屋街を通り待合室へ。

今回の待合室は第4候車室だ。

待合室は既に人で一杯だがカオス度は高くない。

昆明→大理

08:45頃、改札口の先頭を陣取る。

今回乗車する列車は昆明→麗江のK9612次で大理まで移動だ。座席は硬臥代硬座、運賃64元、334kmの距離を5時間59分かけて走る。

09:15頃、改札が始まりホームへ移動。

いつもの行先票を撮影。

今回は寝台の硬臥を座席扱いにする硬臥代硬座だ。下段の寝台に4人座って硬座ということになるのだ。この硬臥代硬座は結構珍しい座席の種類になるのだが昆明-麗江では一般的になっている。

定刻の09:40より2分遅れで列車が発車する。標高1900mの昆明から列車が西へ走り大理到着は15:39の予定だ。

大理駅

30分遅れの16:09に大理駅到着。

駅前のバス停は大混雑で誰も並ばないので急がずに空くのを待つ。まあ夏の観光シーズンだから大混雑というのは予想していたが相変わらず人気の観光地のようだ。

16:30頃、5本後のバスに乗車。運賃2元で8路のバスで大理古城へ向かう。大理古城の東門になる風花雪月酒店のバス停で下車。今回は大理の安宿を渡り歩いて居心地の良い所を探す。

松果瓦舍長租旅舍

東門の牌坊から150mほど北に歩いて、17:25頃、Booking.comで予約しておいた大理松果瓦舍長租旅舍(大理松果瓦舍长租旅舍/Dali Travelling With Hostel)に到着。

ペー族の建築様式のホステルになり1泊31元の6人ドミトリーに1泊する。

6人ドミトリーは広さは問題ないが窓無し部屋。各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fiは問題無し。共用のトイレ・シャワーは一体型の奴で換気扇なしの招待所レベル。

洋芋絲火腿腸炒飯

夕飯は大理古城で結構見かける巍山料理の食堂で洋芋絲火腿腸炒飯(8元/約126円)を食べる。洋芋絲がジャガイモ、火腿腸がソーセージになるのでジャガイモとソーセージの炒飯ということになる。

燜肉餌絲

炒飯だけでは物足りなかったので別の巍山料理の食堂で燜肉餌絲(10元/約170円)を食べる。燜肉は豚肉を長時間煮込んだ肉で非常に柔らかい。餌絲は雲南省特産の麺料理になり、うるち米から作られる同じ雲南省特産の米線とは食感が違い餌絲は少しばかり餅のような食感がする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.9元
宿泊費 31元
バス 2.9元 路線バス
合計 53.8元

清亭国際青年旅舍

10:00頃、ホステルをチェックアウトして次の宿へ移動。大理古城を歩いて行く。標高2000mに位置しているとはいえ日差しが強く結構暑い。腹出し族のおっちゃんも出没しているので相当な暑さだ。

20分ほど歩いて、10:20頃、清亭国際青年旅舍(清亭国际青年旅舍/The Dragonfly Guesthouse)に到着。通常は6人ドミトリーが1泊35元だがQunar.comの先払いの特価で1泊32元だ。Booking.comにも掲載されており欧米人結構いる。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセント有り。人数分のロッカーもある。Wi-Fiは問題なく使える。共用のトイレ・シャワーは許容範囲内。

屋上は洗濯物が干せるし、くつろげるスペースもある。夏は日差しが強いから誰も居ないけど。

蒼山も見えて眺めはよい。

それと猫が飼われており寝ていた。

全体的に設備は新しく掃除もしっかりしている。大理長期滞在の宿としても十分候補に入る。ここは良い。

粑肉餌絲

14:30頃、昨日の巍山料理の食堂で遅めの昼食で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。粑肉餌絲は雲南省巍山名物料理で、うるち米の麺で餅の食感を兼ね備えており美味い。粑肉は長時間トロトロになるまで煮込んだ豚肉で非常に柔らかい。

大理古城を散歩

大理古城を散歩するが開発で結構新しい店が増えている。

古城内にマクドナルドが出店している時点で開発の度合いがかなり進んでいることを示している。

そして、乞食が結構多い。9年ぐらい前にはこれほど乞食がいた記憶はないのだが・・・。新たに余所者が乞食として遠征しているのか?この乞食は足無し乞食である。

大理古城を散歩しながら2014年に見つけた5元で素食が食べられる一然堂素食館へ行ってみるが潰れていた。

店の残骸が一部残っていたがほとんどは客桟として改装されていた。行列のできる素食屋であったが採算が取れなかったようだ。まあ、5元は安すぎるよな・・・。ちなみに近くにあった同業の20元の素食屋は営業していた。20元が採算ラインか?

そして、大理古城にスターバックスが進出してくる。工事の真っ最中で店の規模は大きいようだ。マクドナルド、スターバックスと出店してくるので、ケンタッキーの進出も時間の問題か?

夏休み中の大理古城は観光客で賑わっており人多すぎだ。これは観光シーズンが終わってからのんびりするほうが良さそうだな。

老奶洋芋炒飯

夕飯は老奶洋芋炒飯(10元/約170円)を食べる。老奶洋芋は雲南省の料理でジャガイモを煮てペースト状にして油で炒めており非常に柔らかい。「老奶奶吃的洋芋」(曾祖母が食べるジャガイモ)ということで老奶洋芋ということになる。柔らかいジャガイモ炒飯といったところかな?

風花雪月ビール

食後は超市で風花雪月ビール345ml(2.9元/約50円)を購入。大理ビールが生産するちょっと高いビール。

生産地はもちろん大理で正真正銘の地ビールでアルコール度数は2.5%で低めだ。でも、缶ビールの方は昆明の別のビール会社が生産している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 29.2元
合計 29.2元

大理古城路辺青年旅舍

10:20頃、ゲストハウスをチェックアウトして次の宿へ移動。10:45頃、洱海門近く大理古城路辺青年旅舍に到着。Qunar.comで予約しており先払いの特価で1泊21元だ。レセプションのお姉ちゃんの対応は感じ良く問題なしであったが・・・。

部屋は野郎8人ドミトリーでカオス度が高い。農民工宿かと思うほど部屋は散らかっているし、蒸し暑く汗臭い。各ベッドに照明とコンセント有り、人数分のロッカーもあり、とりあえず寝るだけの環境だ。客層は若いようなので農民工というより蟻族かな・・・。

共用のトイレ・シャワーは鍵壊れており話にならん。天井、壁、扉が付いているだけマシということか・・・。とてもじゃないがシャワーを使う気にはなれない。ここはアカン。

洱海門

宿から徒歩1分ほどで洱海門に到着。夏の観光シーズンで稼ぎ時なので土産物屋が多い。

快餐屋

ちょうど昼時なので古城内で食堂を探す。

洋人街の牌坊近くに米飯食べ放題の快餐屋があったはずのなので行ってみると3軒営業している。

とりあえず見て比べてみるがメニューはどこも同じといった感じだ。

今回は野菜だけのおかず4品とご飯で6元(約102円)になる。自分は米さえ食べられれば十分なので、この内容で文句無しだ。

食後は古城内を散歩。

大理古城は人多すぎだ。自撮り棒を振り回している奴から腹出し族、痰吐きのおっさんまで幅広く出現している。

これだけ観光客がいれば土産物屋は繁盛いているのかと思えば店内にはそれほど客はいない。財布の紐は硬いようだ。

12:30頃、とりあえず南門まで歩いて来た。

大理古城旅游汽車客運站

南門近くにあるバスターミナルの大理古城旅游汽車客運站を訪れてみる。

時刻表を確認してみると昆明と麗江へのバスが運行されている。その他の路線は新市街の下関(下关)にある4つのバスターミナルからの発車になる。

最近流行りの太鼓屋

再び大理古城に戻り散歩。大理古城の土産物屋には太鼓屋が多い。太鼓といっても中国の太鼓ではなくアフリカ太鼓(ジャンベ)だ。こんな感じの店だ。

古城内の土産物屋を見ていると結構見かける。

大体店先で音楽流して、それに合わせてアフリカ太鼓(ジャンベ)を叩いている。

この太鼓屋は大理古城だけでなく中国各地の観光地に出現している。麗江や平遙などの有名な古鎮にはアフリカ太鼓(ジャンベ)の土産物屋が必ずある。

ここ5年ぐらいで太鼓屋が急増しているので誰かがブームになるように仕掛けたのだろう。太鼓製造や輸入の業者かな?この手の太鼓は必ずしもアフリカから輸入とは限らないし、中国の観光地にも全く関係ないよな。そういえば一昔前の日本の観光地でも何故かヨン様Tシャツとか売っていたな・・・。名古屋城で・・・。

参考:アフリカ太鼓が名物に!? 変わりゆく世界遺産の観光地「麗江」

夕飯も快餐屋

17:00頃、夕飯食べに快餐屋へ。3軒あるので昼とは違う快餐屋でおかず3品とご飯で5元(約85円)だ。ごはんを3杯食べて満腹になる。米さえ食べ放題なら安く済ませられるので助かる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.9元
合計 13.9元

大理古城驢窩社区国際青年旅舍

09:20頃、カオス度高い宿をチェックアウト。さっさと次の宿へ移動するが今日は天気悪く雨が降り始めている。まあ、とにかくまずは南門近くにある城隍廟を目指す。

09:45頃、eLongで予約しておいた大理古城驢窩社区国際青年旅舍(大理古城驴窝舍区国际青年旅舍/Dali Lv Wo International Youth Hostel)に到着。Booking.comにも掲載されているユースホステルでYHA Chinaの加盟店。南門近くの城隍廟対面にあるので場所はわかりやすいが大理古城の外にあるユースホステルになる。6人ドミトリーで1泊30元になる。

早い時間に乗り込んでしまったので部屋がまだ掃除していないという事でネットで情報収集しながら待つ。外は雨が本降りになってきたので今日は大理古城の散歩はダメかな。待っている間は共用スペースでネットをしているのだが雰囲気はまあ良さそうだ。

11:30頃、部屋の掃除が終わってようやく部屋へ。部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fi昼間は問題なく使用可能。

部屋にトイレ・シャワーが付いているが湿気が酷い。トイレ・シャワーがちょっとダメかな。

昼頃、昼食を食べに外へ出かける。雨は止んでおり古城内は観光客が多い。

今日も快餐でご飯を食べまくる。これで8元(約136円)になり、ご飯2杯食べて満腹である。

城隍廟

12:50頃、ユースホステルの向かいにある城隍廟を訪れる。

廟内で爆竹を鳴らしたり、お供え物の食事が次々と運び込まれたりと今日は何かの行事のようで参拝客が多い。

今日は余所者が見物出来る環境ではなさそうなので10分ほどで引き上げる。

文献楼

13:15頃、大理古城の南にある文献楼を訪れる。文献楼は清の康熙年間に創建され、伝説ではこの地は前漢の頃、張叔、盛覧の2人の文人が住み大理に中原の文化を広めたという。現在の文献楼は1998-1999年に再建された新しい建物になる。

観音塘

文献楼から南へ2kmほどの所にある観音塘へ向かうが、13:45頃、雨が降ってき雨宿りだ。14:40頃、雨の降る中で観音塘に到着。

観音塘は元々は大石庵と呼ばれ大理地区の重要な仏教建築のひとつになり、明代に創建され清代に再建されている。初期の頃は観音菩薩を主に信仰していたが、発展するにつれ徐々に大理地区の仏教聖地へと変わっていく。

入場料無料で観光客は少ない。天気が悪いから少ないのか?

ここは静かなので雰囲気は良好だ。

大理古城へ戻る途中で交通事故現場に遭遇。

中国は交通事故多いな・・・。教習所で何習ってんだ?

夕飯は快餐へ。おかず3品とご飯で5元(約85円)だ。ご飯は3杯まで食べたが、これ以上食べて追加料金取られると困るので抑えておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 30元
合計 43元

闌若寺青年旅舍

朝から痰吐きの音が酷い。外で地元民のおっちゃんたちが痰吐きしているというのは、いつものことだ。問題は同じドミトリーの宿泊客たちだ。夏休み中の学生たちのようだがゴミ箱にデカイ音立てて痰吐いたりと農民工のおっちゃんたちと似たような行動をしている。早く出て行く準備をしよう。

09:15頃、ユースホステルをチェックアウトする。次の宿は大理古城南東の角付近にある次の宿へ向かう。09:30頃、Qunar.comで予約しておいた闌若寺青年旅舍(阑若寺青年旅舍/Lanruo Temple Youth Hostel)に到着。1泊20元の8人ドミトリーで予約時に支払い済み。

部屋は8人ドミトリーで各ベッドにコンセント有り。WiーFiはちゃんとつながる。でも、床にゴミが散乱してカオス度高い。共用のトイレ・シャワーは招待所レベル。

共有スペースは結構広い。

屋上にはバーが併設されている。部屋の掃除がちゃんとされておらずベッドの下にペットボトルが転がっており掃除されている様子がないので、ここはアカン。

幼稚園児のコスプレ?

昼頃に快餐食べに出かけるが洱海門近くで彼女と手を繋いで歩いているリア充を見かけるが何かがおかしい。

彼女の格好がどう見ても幼稚園児のコスプレに見えてしまうのは気のせいか?

やはり大きな幼稚園児に見えてしまう。日本だと色々と問題になりそうだが中国では彼女に幼稚園児のコスプレをさせて外出はOKのようだ。それともお姉ちゃんがコスプレデートしてくれる新商売か?色々な意味で中国は予測不能だ。

昼食はいつもの快餐(8元/約136円)を食べる。

元世祖平雲南碑

食後は西門の外にある三月街を登った所にある元世祖平雲南碑を訪れてみる。元世祖平雲南碑は元の大徳8年(1304)に建立された石碑で、1253-1254年に起こったモンゴル帝国の雲南・大理遠征について書かれており、モンゴル帝国が大理国を滅ばした正当性でも書かれているのだろう。それに、モンゴル軍の司令官はクビライだし都合の悪いことは書かれていないだろう。

三月街を下り大理古城西門へ戻る。

大理古城内を歩いていると、いつもの仏教音楽が聞こえてきた。あれが前方に見えてきた・・・。

下半身奇形の乞食が営業活動中であった。大理古城は乞食が増えたな・・・。観光客が集まるから外地から流入しているのだろうか?夏休み限定の遠征だろうか?それに個人での営業だと縄張りとかの問題がありそうだから、やはり組織化された乞食だろうか?まあ、日本の旅行番組では取り上げられない大理の闇である。

国慶節の避難先確保

夕方にBooking.comやQunar.comで10月の国慶節の大型連休あたりの宿を調べてみたら、既に予約で埋まっていたりボッタクリ料金が設定されていたりしたのでBooking.comで昆明大脚氏国際青年旅舍を予約しておく。ベトナムやラオスへの避難も考えたが、サパやルアンパバーンも値上げされており民族大移動で遠征してくるようだ。

昆明大脚氏国際青年旅舍はWi-Fiが速くなったので設備は問題無しだし、料金も年間通して同じなので避難先にはちょうどいい。近くにウォルマートや市場もあるし。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.9元
合計 18.9元

大理梦馬青年旅舍

10:00頃、宿をチェックアウトして次の宿へ。10:05頃、Qunar.comで予約しておいた大理梦馬青年旅舍(大理梦马青年旅舍/The Moment Youth Hostel)に到着。Qunar.comの特価で宿泊費は1泊15元、予約時に支払い済み。

部屋は10人ドミトリーで各ベッドには一応コンセント有り、照明は無し。値段が安いので客層が例の如くなのでカオス度高め。

掃除はあまりしていない感じだ。いや、掃除してもすぐに散らかってしまうのだろう。ママがいないと片付けられない客層か?Wi-Fiは問題なし。

共用のトイレ・シャワーは掃除してあるが、シャワーの湯量は少ない。共用スペースは少々散らかっている。まあ、料金と比較すれば十分お得かな。上のランクの6人ドミトリーはもう少し良さそうだな。

昼食はいつもの快餐(8元/約136円)で満腹に。食後は古城内を散歩するが、どうも大理古城は宿泊施設が供給過剰の気配がする。夏休みで観光客が溢れているにもかかわらず通り沿いの宿は「今日有房」の看板が掲げられ空室が目立つ。路地裏にある宿は開店休業状態だろう。この数日渡り歩いてきた宿も欧米人宿1軒の除けば稼働率5割以下の雰囲気だ。

城壁に人多い

大理古城の城壁に上るが観光客が多い。城壁にこれほど観光客がいるのを見たのは初めてである。

古城内は相変わらず観光客が多いが、夕方と比べればまだ少ない方かな。

南門の前にも観光客が溢れている。

武廟

古城内にある武廟を訪れてみる。武廟は明の洪武17年に建立された関帝廟で600年以上の歴史を持ち、現在の武廟は新たに再建された物になる。大理の武廟の特徴はぺー族の本主信仰が融合しており、世界で唯一関羽像とぺー族の本主神像63尊が一緒に祀られている。

600年以上の歴史があると言われているが建物は新しく歴史の古さは全く感じられない。唯一残っている遺跡が清代の照壁ぐらいなのだが観光客に存在を気付かれていない様子だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
合計 16.5元

五行客桟

朝から天気は曇りで涼しい。09:15頃、宿をチェックアウトして次の宿へ移動。次の宿は大理古城の西、国道214号を渡った所にある。09:45頃、Booking.comで予約しておいた大理五行客桟(大理五行客栈/Dali Five Elements Hostel)に到着。Lonely Planet China 2015年版に掲載されている宿だ。

部屋は1泊30元の6人ドミトリーだ。各ベッドにコンセント有り、照明は有ったり無かったりだ。Wi-Fiは問題なくつながり速度問題無し。共用のトイレ・シャワーはいつもの一体型の奴だが広めで掃除してあるので許容範囲内。シャワーは熱いお湯がしっかり出ます。

共用スペースは結構広め。Lonely Planet Chinaに掲載されているせいか欧米人少しいる。

酒吧の雰囲気も良好。ボチボチ出かけようと思ったら雨が降ってきた。結構強い雨なのでこのまま外へ出られないかと思ったら急に雨が止む。夏の大理は天気が変わりやすい。

三国志遺跡 漢諸葛武侯擒孟獲處

10:50頃、人民路口のバス停から崇圣寺三塔专线のバスに乗車。運賃は2元、崇圣寺三塔专线のバスは2階建てバスは3元になっているので要注意。

ちなみに洱海へ行くにはC2路のバスで終点の才村埠頭(才村码头)下車だ。埠頭から洱海のクルーズ船に乗船できる。

11:35頃、漾濞路口のバス停で下車。天気は太陽が出て晴れているし日差しが強く急に暑くなってくる。1分ほど歩いたところにある別の漾濞路口のバス停から1路のバスに乗車。運賃は昆明の公交ICカードが使えたので0.9元。

大理は2015年に城市一卡通に加盟したので、昆明や上海などの公交ICカードの相互利用ができるようになった。でも、チャイナクオリティなので未対応端末のバスがあり、やっと昆明の公交ICカードが使えた。

12:10頃、終点の二号橋のバス停で下車。高徳地図で確認しながら歩いていき、12:25頃、江風寺に到着。湧き水で有名なようで多くの地元民が水汲み中だ。

大理の水質の良さが分かる光景で、こういった場所は中国では貴重だ。ここでは皆お行儀良く順番守って水汲みをしている。なぜバス停や駅では我先なんだ?

牌坊をくぐり本殿へ向かう。

寺は高速道路建設により敷地の一部が収用されており歩道橋を渡る。

寺の敷地を収用して作られた高速道路がこれで、結構な山の中に建設されている。

江風寺は大理の三国志遺跡である漢諸葛武侯擒孟獲處の石碑がある。

寺の説明では三国志演義 第八十八回 渡瀘水再縛番王 識詐降三擒孟獲の舞台になり孟獲が4度目に捕らわれる場所である。大理での戦いでは諸葛亮と共に従軍していたのは呂凱、王平、張嶷、張翼、関索、蔣琬、馬岱、馬謖、馬忠、趙雲、魏延になる。孟獲は馬岱に捕縛され、孟優は趙雲に捕縛される。

石碑の年代は状態が悪く不明であるが「趙州牧武昌」とあるので州牧が建立したというところまでは分かる。13:10頃、江風寺を離れる。

13:20頃、二号橋のバス停から1路のバスに乗車。運賃0.9元、13:50頃、火車站のバス停で下車。大理駅から8路のバスに乗車して大理古城へ戻る。運賃2元、8路のバスは昆明の公交ICカードには、まだ未対応。14:35頃、大理古城内の終点の六十医院で下車。標高2000mの大理でも日差しが強いと汗が吹き出るほど暑い。

快餐で腹ごしらえ

16:30頃、いつもの快餐へいく。今日はまだ何も食べていないので腹減って餓えている状態です。肉類は1品4元、安い野菜類は1品1-1.5元なので野菜中心で食べます。ご飯は2元で食べ放題、今日は野菜3品で5元(約85円)だ。しっかりご飯をお代わりして食べさせて頂きます。もちろん、おばちゃんに追加料金徴収されない程度で。

大理の闇

大理古城で賑わっている場所の一つで洋人街がある。観光客が記念撮影している中で乞食が歌を歌っている。

この乞食はほぼ毎日洋人街周辺で見かける。どうやらここが縄張りのようだ。大理古城には他にも足無し、足奇形の乞食などがいるのだが大体いつも同じ場所で見かける。これは組織化されているということなのだろうか?

そして、この乞食は城管?のおばちゃんに追い払われている。でも、毎日見かけるから特に取り締まりはしていないようだ。欧米人が多い大理で乞食放置は中国のイメージダウンでまずいのではないだろうか?もう、バレているから開き直っているのか?


それと、親子で歌を歌っている乞食もいる。いや、親子という設定かも知れない。社会主義国なんだから政府が子供を保護しないといけないのでは?

大理の学生は迷彩服で勉強?

大理古城には幾つか学校があるのだが、学生が迷彩服を着て歩いている。授業に軍事教練が入っているのか?日本で学生が迷彩服着て登下校したら自称平和団体やマスコミから「安倍は戦争する気か?」と抗議殺到、校長や教育長は吊し上げだよな。福島みずほセンセイや志位和夫センセイも発狂するだろう!

大理では学生が迷彩服着ているが福島センセイや志位センセイの意見を聞いてみたいな。「習近平は戦争をする気か?」と抗議してくれるのかな?まさかスルーで「日中友好」とか言うのかな?

夏風邪か?

夜になる何やら調子悪くなってきた。夏風邪か?この数日渡り歩いてきたドミで移されたのだろう。早く寝て治そう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.5元
宿泊費 30元
バス 5.8元 路線バス
合計 44.3元

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

夜が明けてもまだ調子悪く、とりあえず寝る。昼前にチェックアウトだけしてネットしながら時間をつぶす。13:50頃、次の宿へ移動。徒歩30秒ほどで大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)に到着。Booking.comで予約しており6人ドミトリーで1泊25元、今回は4泊する。ここはLonely Planet Chinaに掲載実績があるユースホステルで大理での大本命とも言える宿だな。当然ながら欧米人宿である。

で、部屋はトイレ・シャワー付きの8人ドミトリーになる。この大理金玉縁中澳国際青年旅舍は1号院から4号院ぐらいまで建物があり、スタッフのお姉ちゃんに連れられてレセプションのある1号院から徒歩10秒ほどの4号院へ移動。4号院に8人ドミトリーがある。各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fiは問題なくつながりGoogle、Twitter、Facebookそのまま閲覧可能。

部屋にあるトイレ・シャワーはいつもの一体型の奴だが広めでが換気扇無しなので湿気が酷く洗面台には黒カビが発生していた。シャワーは熱いお湯がしっかり出ます。

共用スペースは結構広め。

今日も迷彩服の中学生

夕飯食べに大理古城へ行くと今日も迷彩服の中学生がやたらといる。大理は夏休み終わりなのか?

中国には日本みたいに自称平和団体のお花畑の人たちが大騒ぎしないのか?日本なら確実に学校は袋叩きに遭うぞ。いや、中国にはお花畑の人たちが存在するのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
宿泊費 100元 1泊25元×4
合計 113.5元

観音塘

10:30頃、人民路口のバス停から崇聖寺専線のバスに乗車。運賃は2元、昆明の公交ICカードにはまだ未対応。10:45頃、観音塘のバス停で下車。

先日訪れた時は雨だったので観音塘をもう一度見物。

天気が晴れでも観光客は少なめで静かだ。明代創建の古刹だが新しい建築物がかなり多い。

山門の前には乞食が一人営業活動中。観音塘を縄張りにしている乞食は一人だけのようだ。

観音塘と呼ばれているので境内には観音像が祀られている池がある。

大雄宝殿は静かで雰囲気良好。11:20頃、観音塘から感通寺へ向かう。

感通索道

11:55頃、蒼山国家地質公園の入口に到着。駐車場にはバスなど多数駐車しており混雑している。牌坊の脇に入場券売場があるが無視、奥にあるロープウェイの感通索道は有料だが、感通寺は無料である。

5分ほど階段を上っていくとロープウェイの感通索道に到着。

ここにも入場券売場があり入場料を確認する。蒼山の入山料は40元、ロープウェイは往復80元、片道50元になっている。

感通寺

12:20頃、感通寺に到着。感通寺は蒼山の聖応峰南麓に位置しており、創建は145年、漢の明帝の頃になり西竺国の高僧である摩騰竺法蘭により建立され、創建時は「蕩山寺」と呼ばれ、唐代になると李成眉により再建され「感通寺」と呼ばれるようになった。

現存する建築物は明清建築の風格を持っているが文化大革命で破壊されているので古建築ではなく現代建築のようだ。境内は観光客が少なく線香の匂いが漂い静かで雰囲気はよい。

感通寺の山門近くの遊歩道からさらに奥へと進む。

寂照庵

13:35頃、寂照庵に到着。寂照庵は感通寺の一部になる。

13:55頃、寂照庵から再び遊歩道を歩き清碧溪へ向かう。

14:35頃、看板が見えてきた。この先2kmに入場券売場があるようだ。タダでは山登りはできないようだ。雷も鳴っているので引き返すことにしよう。

15:30頃、感通寺まで戻ってきた。16:30頃、観音塘のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、昆明の公交ICカードはまだ非対応。

粑肉餌絲

夕飯は古城内の食堂で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。具材は粑肉、もやし、大根の漬物など。

大理ビールV8

夜は地ビールの大理ビールV8 470ml(3.5元/約59円)を飲んでおく。

アルコール度数2.5%で低め。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
バス 4元 路線バス
合計 17.5元

大理の茶馬古道

08:45頃、人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、09:00頃、風陽邑(凤阳邑)のバス停で下車。今日は大理に唯一残る茶馬古道を見物しに大理古城と下関の中間辺りにある風陽邑にやって来た。

茶馬古道がどの辺りに残っているか情報がないので、まずは村の中を歩いて見る。国道沿いから蒼山方向への路地へ入って行くと、観光用の標識が見えてきた。道も古い石畳なので、どうやら茶馬古道に到着のようだ。

ここは茶馬古道大理風陽邑段、滇藏茶馬古道、風陽邑茶馬古道などと呼ばれている。茶馬古道は古代中国西南部の交易路になり雲南、四川から茶葉、砂糖、塩などを馬幣たちが馬によってチベットへ運び、チベットからは馬、牛、羊や毛皮を運んでいた。「茶馬古道」の名は主に茶と馬を交易したことに由来する。茶馬古道大理風陽邑段は大理に現存する唯一の茶馬古道である。

09:20頃、茶馬古道を歩き、まずは双子井から見物。

茶馬古道の脇に2つの泉がある。

09:25頃、観音古井に到着。地元民の婆ちゃんたちが集まって竹細工を編んでいる。

この婆ちゃんたちのいる場所の下に泉があるのだが今でも沸かせば飲めるのか?

泉には観音様の石刻が祀られている。だから観音古井のようだ。

再び茶馬古道の石畳を歩いて行く。道の両脇は古い建物が残っており茶馬古道としての保存状態は良好だ。ただし、電柱が景観を損ない残念な・・・。

まあ、電柱抜きで考えれば雰囲気は良好だ。

そして、前方から馬に乗った観光客たちが近づいてくる。1950年代までは馬幇たちが馬に茶葉などの交易品を積んでいたが、現代では観光客を乗せている。

馬に乗っている観光客を結構見かけたのだがホーストレッキングが流行っているのか?

茶馬古道のホーストレッキングはほんの少しだけキャラバン隊の雰囲気が出ているのでいいかもしれない。本当は茶葉を積んだキャラバン隊を見たいのだが・・・。

広場みたいな所には昔の茶馬古道の様子が再現されている。

09:45頃、茶馬古道の入口に到着。自分は脇道から茶馬古道へ入ったので戻る形になってしまった。

再び茶馬古道を歩いて行く。残っている古い建物は土壁が剥がれてかなり傷んでいるが古さを感じられるので中国では結構重要だ。

風陽邑本主廟

10:30頃、風陽邑本主廟に到着。ペー族の村なので本主信仰がしっかりと残っている。

主神は女性だがどういった人物かは不明だ。

法真寺

10:35頃、隣の法真寺に到着。

寺の歴史は不明というか寺の犬に吠えられ逃げる。

山道を登って行くがホーストレッキングの観光客が山を降りてくる。11:00頃、雷が鳴り始めたので引き返して山を降りる。

11:25頃、洱海が見える所まで戻ってきたが、雨が降っているようで洱海は殆ど見えない。

11:35頃、地元民の集団に追いつく。地元民も山を降りているということは確実に雨が降るな。11:45頃、雨降ってくる。11:50頃、バス停に到着。4路のバスで大理古城へ戻る。

餌絲

昼食はユースホステルから徒歩10秒の食堂で餌絲(8元/約136円)を食べる。

具材は漬物、ネギ、ニンニクなどをお好みで載せる。

雲南省のワイン ローズハニー

食後は四方街超市でワイン2本、市場でパイナップルを購入。

パイナップル1kg7元で今回は1個で1.5kg(10.5元/約178円)の奴を購入。

ワインは雲南省特産のローズハニーを使った同じメーカーだけど値段の違う2本を購入。さて、何が違うか。

まず一本目は安い方の雲南柔紅葡萄露酒750ml(18.5元/約315円)から。

アルコール度数5%で低めだ。そして、葡萄酒でなく葡萄露酒と表記されている。これは何かがある。

裏のラベルを見ると原汁含量50%で半分。原材料は葡萄酒、水、クエン酸などだ。保存期間は3年だ。葡萄露酒は水で薄めており、これは正確にはワインではない

2本目は雲南紅全汁紅葡萄酒750ml(32.8元/約558円)だ。

アルコール度数12%で全汁紅葡萄酒と表記されている。

裏のラベルを見ると原汁含量100%。原材料は葡萄、食品添加剤にソルビン酸カリウムと二酸化炭素が入っている。保存期間は10年で本物のワインの方が保存期間が長い。

夜は水で薄めた葡萄露酒を飲んでみるが十徳ナイフの栓抜きを壊して開けるのに苦労する。味は水で薄めているので辛くなく飲みやすい。でも、水で薄めているからワインではないな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 74.8元
バス 4元 路線バス
合計 78.8元

大理快速汽車客運站

人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、新市街の下関へ向かう。陽洱小区のバス停で下車、徒歩1分ほどの所にある外貿大楼のバス停で12路のバスに乗り換える。12路のバスは昆明の公交ICカードが使えて割引運賃0.9元。どうやら、大理は下関の1元バスが昆明や上海の公交ICカードが使えるようだ。

09:45頃、貨運站のバス停で下車してバスターミナルの大理快速汽車客運站に到着。ここは大理古城-下関の直通バス発着点になる。時刻表を確認してバス情報を確認するが、時刻表が窓口の奥に掲示されており窓口のおばちゃんたちが怖くて撮影できず。

バスターミナルには1台だけ自動券売機があり支付宝対応で身分証無しでも購入できるので外国人でも利用可能だ。明日の六庫行きのバスチケットを購入しようとするが、スマホの支付宝を立ち上げて支払いのバーコード読み取ろうとするがアプリが固まる。スマホを再起動させて支付宝を立ち上げようとしたら「SD卡受損」とか表示され「格式化」とか表示されたので、そのまま「是」を押すが格式化ってフォーマットの意味だった事を思い出すがSDカード全部消してしもうた。支付宝のアプリも消えてしもうた。明日当日購入だな。とりあえず今日はスマホの再セットアップかな。

10:25頃、貨運站のバス停から再び12路のバスに乗車。運賃0.9元、市医院のバス停で下車。3分ほど歩いて10:45頃、ウォルマートに到着。

昨日十徳ナイフのワインの栓抜きを壊したので栓抜き(9.9元/約169円)と台湾ビール330ml(2.3元/約39円)を購入。雲南省でも台湾ビールが購入できるというのは驚きだ。

台湾ビールの生産地は台中になっている。よくパッケージを見ると簡体字で表記されており中国向けパッケージになっている。だから安いのか?でも、台湾が蔡英文総統に変わったから嫌がらせで台湾製品が高くなったりして流通量が減るのだろうな。

11:30頃、市医院のバス停から8路のバスに乗車して大理古城へ戻る。運賃2元、昼頃、大理古城内にある終点の六十医院で下車する。快餐で昼食食べて食後に早速栓抜き使ってワインを飲む。水や砂糖が入っていない本物のワインでアルコール度数12%。少し辛目かな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.3元
バス 5.8元 路線バス
雑貨 9.9元 栓抜き
合計 28元

甘粛省から四川省ゾルゲ・松潘古城へ

チベット文化圏旅行記2016

二度寝してもうた

06:00頃、起床して出発準備を整えるが二度寝してしまった。急いでバスの出発地点へ向かうが、07:00発のゾルゲ(若尔盖)行きバスを逃してしまった。こうなると選択肢は2つになり、郎木寺でもう1泊するか国道まで出て四川省へのバスを拾うかだ。

07:30頃、国道213号の合流地点になる郎木寺橋頭(郎木寺桥头)へ向けて歩き始める。郎木寺鎮を出ると山と草原だけになる。

そして、国道213号が見えてきた。

08:15頃、国道213号との合流地点になる郎木寺橋頭に到着。国道を南へ行けば四川省になる。まずは国道沿いでバスを待つ。郎木寺橋頭には合作や迭部などへ行く地元民たちもバスやタクシーを待っている。08:40頃、ゾルゲ→合作のバスが通過する。これだと、おそらく合作→ゾルゲのバスも出発しているだろう。

乗り合いタクシーで郎木寺→ゾルゲ

08:55頃、郎木寺鎮から出てきた乗り合いタクシーの運ちゃんが声をかけてきてゾルゲまで1人30元ということで乗車。バスと同じ運賃だ。乗客は尼さん2人、おっちゃん1人、ガキ1人だ。

まずは隣の紅星郷へ向かう。09:05頃、紅星郷に到着し、ここで乗客全員下車していく。1人残った自分はゾルゲ行きの仲間の運ちゃんが来るまで待機となる。

09:20頃、仲間の運ちゃんの車に乗り換え。最初の運ちゃんに郎木寺→紅星の5元支払う。仲間の運ちゃんには紅星→ゾルゲ(若尔盖)の25元で合計30元。

ゾルゲの大草原を爆走して南へ向かう。途中で羊の大群に国道を塞がれたりする。ここでは車より家畜優先になる。

大草原の中を1時間ほど爆走して行く。

四川省ゾルゲ

10:30頃、標高3400mの四川省ゾルゲ(若尔盖)の県城が見えてきた。街の中心で降ろされ3分ほど歩いく。

10:40頃、バスターミナルの若爾蓋汽車客運中心に到着。

まずは時刻表を確認して松潘行きのバスチケットを購入、14:30発のバスで運賃46元。

達扎寺

4時間弱の待ち時間があるので、ゾルゲの外れにあるチベット仏教寺院へ行ってみることにする。1kmほど歩いて11:20頃、達扎寺に到着。

達扎寺の正式名称は「達扎具徳吉祥善法寺」になり、チベット仏教ゲルク派の寺院になる。350年以上の歴史を持ち、寺には2名の活仏と136名のラマ僧が在籍する。本殿と思われる建物にはラマ僧が集まりお経を唱えている。ラマ僧だけでなく地元民も集まっており、重要な法会でもやっているのか?ラマ僧たちが本殿へ入っていく。

そして、本殿の入口には地元民が集結している。これは滅多に見られない凄い光景だ。こうした厳粛な雰囲気が漂う中で遅れてくるラマ僧も数人でなく10人以上見受けられる。結構いい加減な破戒僧予備軍もいるようだ。

本殿では活仏かは不明であるが一人だけ法衣が違うラマ僧がいる。高僧なのは確かだろう。

しばらくすると入口にはかなりの地元民が集まって、この行事を見守っている。郎木寺で二度寝せずにバスに乗っていたら、そのまま松潘へ行っていただろうな。乗り合いタクシーでゾルゲまで移動して達扎寺でラマ僧たちが見られたのは怪我の功名と言っても良いかもしれないな。

本殿以外にも幾つか建物があるので見物していく。

何故か鹿が放し飼いになっている建物もある。

ゾルゲ→松潘

12:30頃、若爾蓋汽車客運中心に戻りバスの時間まで待機。14:10頃、松潘行きバスに乗車する。同じ14:30発の郎木寺行きのバスには10人ぐらいのフランス人の団体が押し寄せている。

松潘行きのバスは14:30発で運賃46元になる。1人検票していない客がおり5分遅れの14:35にバスが発車して国道213号をゾルゲから松潘へと南へ向かう。乗車率は9割ぐらいで若干空席があるが途中で客を拾うから満席になるだろ。

草原を南下していくが標高3000m以上の高原でも蜂客がおり養蜂が行われている。高山植物の花から採れる蜂蜜は格別なのだろう。

ゾルゲから松潘までの草原は多くのヤクや羊が放牧されており絶景である。17:10頃、川主寺に到着。九寨溝への乗客はここで降りて、待機中のボリタクの運ちゃんと料金交渉へ突入。バスの運ちゃんの話だと1人30元で九寨溝へ行けるらしい。

17:35頃、松潘のバスターミナルになる松州客運站に到着。ゾルゲから約3時間の道のりであった。

松潘まで来ると建物がチベット様式から中国様式に近づいてきた。それでも中国様式というより四川様式と言った方がいいかな?それと街もかなり大きくなってきた。

小欧洲青年旅舍

まずは松潘での宿探しだが狙っている所は決まっているが満室だとヤバイ。バスターミナルから徒歩5分ほどの路地にある欧米人宿の小欧洲青年旅舍(Emma’s Guesthouse)へ行ってみる。

ここはバスターミナル近くの外国人OK宿で知られているので第一候補だ。レセプションみたいのなのはなく、そのまんまチベット人のおっちゃんとおばちゃんに聞いてみたら部屋を見せてくれた。そして、英語ペラペラの老板娘が来て登記をする。おっちゃんとおばちゃんは老板娘の両親のようだ。

1泊50元の4人ドミトリーに2泊する。部屋は狭めだが各ベッドにコンセント有り、照明は無しだが寝るには問題無し。

トイレ・シャワーは部屋に付いており掃除してあり許容範囲内。Wi-Fiもちゃんとつながり問題無し。

ちなみに表の国道沿いには老板娘が経営するレストランの小欧洲西餐咖啡厅もある。通常は宿泊客は最初にレストランへ行き老板娘にゲストハウスへ案内されるようだが、自分は直接ゲストハウスへ行き着いてしまった。

青菜拉麺

夕飯はイスラム食堂で青菜拉麺(10元/約170円)を食べる。松潘はチベタン食堂が多いと思ったのだが目に付くのはイスラム食堂と四川料理の店だ。まあ、手っ取り早く食べるのにはイスラム食堂が調度良い。

青稞酒

食後はとりあえず松州古城を歩いて超市で青稞酒320ml(5元/約85円)を3本購入。ビールばかりではつまらないので松潘で造られた青稞酒を購入。松潘が産地なので地酒といったところかな。

ユースホステルへ戻るとドミトリーに欧米人の兄ちゃんがが1人増えていた。国籍は聞かなかったけど旅行中のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27.5元
宿泊費 100元 1泊50元×2
バス 46元 ゾルゲ→松潘
乗り合いタクシー 30元 郎木寺→ゾルゲ
合計 203.5元

松州古城

07:20頃、バスターミナルの松州客運站で明日の成都行きチケットを購入。朝から天気は曇りで雨が降らなければよいが。07:30頃、松州古城の北門にやってきた。北門にあるのがソンツェン・ガンポと文成公主の像。

松潘は古くは松州と呼ばれ元々は羌族の街であり、紀元前316年に松州の街が作られた。松州の名は周辺に松の木が多く生えていたことに由来する。古来より川西北区の茶馬古道の重要な街でありチベット人、羌族、回族、漢族たちの茶馬交易地として栄えてきた。

唐の武徳元年(618)に松州が置かれ、貞観2年(628)に松州都督府が置かれる。吐蕃のソンツェン・ガンポが唐に公主の降嫁を願い出るが拒否され、貞観12年(638)に20万の大軍を率いて松州へ侵攻、唐の松州都督の韓威は敗れ松州は陥落、唐の太宗の命により吏部尚書が兵を率い松州へ進軍、川主寺での戦いで唐軍が大勝し吐蕃軍は撤退する。この後に唐の文成公主が吐蕃へ降嫁する。

天宝12年(753)に松州都督府が4県を領し、太和3年(829)に剣南西川節度使の李徳裕により城が築かれる。明の洪武12年(1379)に御史太夫の平羌将軍が松州を攻略。洪武13年(1380)に松州城が再建され工事に携わったのはイスラム教徒の回族で、この工事をきっかけに松潘に回族が定住することになる。洪武16年(1383)に耿忠の指揮により城壁を煉瓦づくりにする。嘉慶5年(1526)に城の改修が行われ松州城が完成。清朝になると松州庁が置かれる。

北門の城壁は登れるようになっているが入場料60元でボッタクリ。古城内を歩くがまだ朝なのでほとんどの店は閉まっており人は少ない。

松州古城内には長江の支流になる岷江が流れており、岷江に架かる古松橋を渡る。

古松橋は地元民が野菜やキノコを売っており市場のような感じだ。

08:05頃、松州古城の南門までやってきた。

08:15頃、南城門の城壁へ登ってみる。こちらは整備途中のようで入場料は無料。

南門には一部に土塁だけの古い城壁が残っており、ここから当時の松州城の規模が想像できる。煉瓦づくりの城壁は修復か建て直されたようで新しい雰囲気が漂う。お得意の観光用の城壁だろうか?

城壁から古城内を見ることが出来るが、まだ開発途中のようで古い街並みは中途半端だ。

松州古城西門

09:00頃、松州古城の西に架かる映月橋を渡り、西山遊歩道から西門頂へ向かう。松州古城が標高2800mぐらいになるが山頂にある城門は標高3000m越えるだろうな。

まずは観音閣を通過。観音閣は剣南西川節度使の李徳裕により創建されたが工事中で見物できず。

再び西山遊歩道を登っていく。

09:35頃、標高2970mの城隍廟に到着。これで半分登ったようだ。

城隍廟自体は古くからあるようだが建物は新しく再建されたようだ。

10:00頃、再び西山遊歩道を登っていく。天気は曇り空だったが遠くに青空が見え始める。雨は降らずに済みそうだ。

10:30頃、標高3180mの威遠門(西門)に到着。天気は晴れになり青空が広がっている。

威遠門からは松潘の街や松州古城が一望できる。観光客は少なく静かで雰囲気がよい。日差しは強いが標高3180mの山頂なので風が涼しい。

この威遠門(西門)は観光用に築かれた城門で煉瓦を積んでいるように見えるが実際はよく出来たハリボテの城門。

松州古城は東西を険しい山に囲まれており西側から吐蕃が攻めてくる可能性は低かったようで唐代には城門はなかったようだが、明の正統年間(1436-1449)に松潘で反乱が発生して西山の山頂が占拠され、山頂からは松州城内の布陣が丸見えであった。以後は山頂を占拠されないように麓から山頂まで城壁が築かれたという。ただし、山頂には城壁の遺構が残っておらず本当に城壁が築かれていたかは疑わしい。

威遠門(西門)の更に西へ続く道があり数軒の民家があるようだ。おそらく車の通れる道があるのだと思うが山の上に住んでいるのは凄い。

11:10頃、山を下り始める。12:40頃、松州古城に戻ってきた。

古城の東門からは山巴、川主寺行きのバスが発着している。

古城からは山頂の威遠門(西門)が見えるが登るのはしんどかった。

鮮牛雑

13:15頃、チベタン食堂で鮮牛雑(15元/約255円)を食べる。ヤク(牦牛)のホルモンになり味は薄味であっさりしており食感を楽しむ感じだ。食後は宿に戻り明日の成都での宿を予約しておく。

青菜拉麺

夕飯はイスラム食堂で青菜拉麺(10元/約170円)を食べる。松潘は物価が高めで牛肉麺や青菜拉麺が最低10元になっている。

夜は成都→昆明 硬座138.5元と昆明→大理 硬座64元の列車の切符をeLongで予約しておく。支払いはeLongで貯めておいたキャッシュバックを使い切符代は実質0元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
宿泊費 32元 予約:成都金陵路4号国際青年旅舍
合計 58元

松潘客運站

06:25頃、ゲストハウスを出てバスターミナルへ。昨晩チェックアウト手続きをしておいたので勝手に出て行くだけだ。隣のドミトリーの欧米人も出発のようだと思ったら郎木寺のユースホステルで同じドミトリーだった白人さんだった。

06:30頃、松潘のバスターミナルになる松州客運站に到着。

とりあえずバスの時刻表だけ、もう一度確認しておく。成都行きは、06:00、06:20、07:00、12:30の4本だ。

今回のバスは07:00発、松潘→成都で運賃は110元だ。

バスに乗車して発車を待つ。ゲストハウスの白人さんたちも同じ成都行きのバスに乗車だ。郎木寺からだと松潘、成都へ行くのが定番ルートなのか?

松潘→成都

5分遅れの07:05にバスは発車し成都の茶店子客運站へ向かう。茶店子客運站まで直線距離で南へ約220kmだ。実際は332kmになり山岳地帯を走っていくので1.5倍くらいの距離になる。

08:20頃、トイレ休憩で15分ほど停車。

標高2800mの松潘から標高2300mまで下りてきた。まだ朝なので国道は混雑しておらず車は少ない。

10:10頃、標高1500mの茂県を通過。かなり標高が下がってきた。

10:55頃、標高1300mまで下りてきてトイレと洗車で25分ほど休憩。

ここまで標高が下がってくると気温が高くなってくる。11:30頃、汶川を通過して、これで成都までの道のりは残り半分となる。汶川からは高速道迂路を走り、12:30頃、都江堰を通過する。12:55頃、郫県で一度高速を下りて乗客を降ろし再び高速道路で成都へ爆走する。

成都茶店子客運站に到着

13:35頃、バスターミナルの茶店子客運站に到着。約6時間半で松潘から成都に到着した。
そのまま地下鉄2号線に乗車。

公交ICカードで運賃3.6元、14:10頃、天府広場駅で地下鉄1号線に乗り換え省体育館駅で下車。

成都金陵路4号国際青年旅舍

駅から10分ほど歩いて、14:20頃、Qunar.comで予約しておいたユースホステルの成都金陵路4号国際青年旅舍(成都金陵路4号国际青年旅舍/CHENGDU No.4 JINLING INTERNATIONAL YOUTH HOSTEL)に到着。YHA China加盟店で8人ドミトリー35元(会員料金)だがQunar.comで先払いの特価で1泊32元になる。なので、宿泊費は既に支払い済み。

部屋は以前と同じ8人ドミトリーと思ったら6人ドミトリーになっていた。どうやら8人ドミトリーに居座っているのがいるようだ。各ベッドにコンセント有り、照明は有ったり無かったり。共用のトイレ・シャワーは許容範囲内。WiーFiもちゃんとつながる。

ユースホステルの隣というか同じ建物の1Fにはコンビニがあるので物資調達に便利だ。

紅焼排骨麺

15:00頃、近くの食堂で遅めの昼食に紅焼排骨麺(9元/約153円)を食べる。紅焼だけど唐辛子少なめにしてもらい辛さ控えめです。

虫目撃情報

ユースホステルへ戻りシャワーと洗濯して部屋へ戻るとスタッフと同じドミの兄ちゃんが何か話している。問題が発生したらしい。よく話を聞くと虫目撃情報でトコジラミのようだ。要するに南京虫が出たらしい。自分のベッドには虫はいないようなので現時点では問題無し。

麻婆豆腐と糖醋蓮白

夕方になり新規開拓で違う食堂へ行ってみる。麻婆豆腐(8元/約136円)、糖醋蓮白(8元/約136円)、米飯(1元/約17円)を注文。ご飯が桶で出てきて思ったより多い。

まずは定番の四川料理の麻婆豆腐(8元/約136円)から食べます。辛さと山椒のしびれが効いており美味い!

糖醋蓮白(8元/約136円)はキャベツの甘酢炒めで定番の家庭料理になる。

部屋交換

ユースホステルに戻ると虫目撃情報の影響で部屋交換ということになった。で、6人ドミトリーから4人ドミトリーへ引っ越し。8人ドミで予約していたのがグレードが上がっていく。でも、4人ドミは狭い。グレードダウンのような気がする。

虫の出た6人ドミはバルサンでも焚くのだろうか?でも、トコジラミの生命力は凄いらしいからバルサン効くのか?いや、中国だから日本で禁止されているような強力な薬品があるのだろうな。人体にも強力に効くような奴とか。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.5元
地下鉄 3.6元
合計 32.1元

青椒土豆絲

10:40頃、昨日見つけた食堂で青椒土豆絲(8元/約136円)と米飯(1元/約17円)を食べてエネルギー補充。

成都駅

11:45頃、ユースホステルをチェックアウトして、省体育館駅から地下鉄1号線で成都駅へ移動。ちなみに省体育館駅から開業したばかりの地下鉄3号線に乗り換えが出来る。これで地下鉄で新南門まで移動可能だ。火車北站駅まで運賃は2.7元、12:10頃、成都駅に到着。

まずは切符売場で昆明行きの切符を受け取るために窓口に並ぶ。真夏の暑さなので腹出し族が切符売場の各所で出没している。成都は四川省の省都で大都市のはずなのだが、なぜ腹出し族が出没しているのだ?12:35頃、切符を受け取り待合室へ。

駅舎の入口でいつもの切符と身分証の確認だが見習いの実習員窓口があったので敢えてそちらへ並ぶ。さてどういう反応があるかな・・・。切符とパスポートを出すとちゃんと中身を確認しているが、処理が分からないようで駅員に聞いているが結局問題なし。

続いて手荷物検査だがX線検査はいつも通りだが、今回は金属探知機と保安によるボディチェックではなく、新型の自動検査機を利用。

この機械に乗るとベルトコンベアで移動して乗客は自動で検査される。

成昆鉄道で成都→昆明

12:50頃、改札口の先頭を陣取る。

待合室は既にカオス状態だ。始発駅とはいえ確実に乗車バトルだな。腹出し族や肥料袋を持った農民工のおっちゃんたちが大量にいる。上級者向けの出稼ぎ列車確定だな。

今回乗車する列車は14:28発、成昆鉄道を通る成都→昆明のK145次だ。座席は硬座、運賃は138.5元だ。

13:30頃になると待合室は野生の王国と化す。改札口には列でなく群れが出来て、おサルさんたちのポイ捨て、痰吐きが各所で見られるようになり、日本では滅多に見られない光景の連続だ。裸族も出没している。ある意味でサファリパークを越えている。

13:50頃、電光掲示板に「開始検票」が表示されカオス度は最高潮に達する。群れが一気に乗車バトルの戦闘態勢へと突入。

14:05頃、改札が始まる。改札口の先頭を陣取っていたのでホームへ問題なく移動。後方は列でなく群れなので我先にの戦闘状態だが、どうなろうとこちらには関係ない。ホームへ降りると鄭州行きのK870次と昆明行きのK145次が停車しており手早く鄭州行きを撮影。

こちらは14:38発、成都→鄭州、K870次の行先票。

続いて14:28発、成都→昆明、K145次の行先票。

行先票の撮影が終わりK145次に乗車する。

車内はとりあえず空いているがすぐに満席になるのだろう。

定刻より1分早く14:27に列車が発車する。車内は満席で連結部分には無座切符の乗客が溢れている。

17:00過ぎになると成昆鉄道の山岳区間に入ったようでトンネルが多くなってくる。

峡谷に沿って列車は南へと走っていく。

車内バトル発生

21:00頃、越西駅に到着するがイベント発生!越西駅で乗車してきた乗客のおばちゃんたちと乗務員、乗警のバトルが始まる。どうやら切符なしで乗車して車内精算でもめているようだ。

で、身分証がないと切符が買えないので車内精算でも同様なのだが身分証を巡ってバトルが発生している。おばちゃんたち身分証は持っているようだが問題がありバトル中。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
地下鉄 2.7元
合計 11.7元

四川省を出る

00:11頃、西昌駅に到着する。昆明まで西昌と撃枝花の2駅が主要駅なので、ここでかなりの乗客が入れ替わる。

03:37頃、撃枝花駅に到着。主要駅はこれで終わりになり四川省を出て雲南省へ入るだけだ。

雲南省に入る

夜が明けると外の景色が変わり赤土の雲南独特の風景になり川の水は赤土の色に濁っている。

昆明駅

定刻より10分遅れの09:52頃、昆明駅に到着。

農民工のおっちゃんたちの後ろを歩いて出口へ。

まずは第一售票区で切符売場で予約しておいた明後日の大理行きの切符を受け取ろうと思ったのだが・・・・。

大混雑や・・・。夏休み中なので人多すぎだし、割り込みにブチ切れたお姉ちゃんがおっちゃんに怒鳴っているし。もう一箇所の切符売場のほうがいいかな・・・。

ということで、10:15頃、第二售票区へ。

大して変わらない混雑だ。ここで並ぶが4人前のおっさんがクセモノであった。昆明→ハルビンの切符を買おうとしているが直通の列車はない。瀋陽か北京で乗り換えが必要なのだが安い運賃と乗り換え方法などを聞き始めて教えて君状態に・・・。窓口のお姉ちゃんはwww.12306.cnで細かく調べられるよと優しく撃退。おばちゃんだったらブチ切れて追い出されているだろう。

10:40頃、明後日の大理行きの切符を受け取る。窓口は大混雑であったが自動券売機は空いている。何故わざわざ混雑している窓口に並ぶのだ?並ぶの嫌で割り込んでいるし・・・。やっぱ自動券売機の使い方が解らないのか?

永平路の昆明公交IC卡售卡充值点で公交ICカードを100元チャージしておく。10:55頃、駅前の永平路のバス停から64路のバスに乗車。公交ICカードで運賃1割引の0.9元、11:20頃、雲南日報社(云南日报社)のバス停で下車。

大脚氏国際青年旅舍

5-10分歩いて宿は昆明の定番ユースホステルになる大脚氏国際青年旅舍だ。今回はBooking.comで予約しており1泊35元の8人ドミトリーに2泊する。

8人ドミトリーは珍しく欧米人部屋であった。過去2回は中国人部屋だったのだが・・・。部屋の設備は問題無しで各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fiが去年宿泊した時より速くなっている。ネットの回線変えたのか?

マンゴー

近くの市場でマンゴー900g(11元/約187円)を購入。今年最初のマンゴーを食べる。値段が下がってくるまで買うの我慢していたが、やはりマンゴーは美味い。夜は大理での宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 70元 1泊35元×2
宿泊費 32元 予約:大理清亭国際青年旅舍
宿泊費 21元 予約:大理古城路边青年旅舍
宿泊費 20元 予約:大理古城阑若寺青年旅舍
宿泊費 15元 予約:大理梦馬青年旅舍
バス 0.9元 路線バス
合計 178.9元