関西国際空港から中国へ
西成から関空へ



大阪→上海のフェリーだと運賃20000円に燃油サーチャージが追加されるので、これだと明らかに飛行機で蘭州まで行った方が時間もお金も節約できる。別に自分は春秋航空の回し者ではないし、フェリーだってのんびり船旅が楽しめるし、荷物も飛行機より多く持ち込める。それにフェリーは十徳ナイフの持ち込みできるのでリンゴとか皮剥いて食べられる。

春秋航空で大阪→上海→蘭州






この自動化ゲートで指紋登録しておくと出入国カウンターに並ばず自動化ゲートを通り出入国手続きができる。そして、出入国スタンプは押されないのでパスポートのスペース節約にもなる。もちろん、入国管理局の職員にお願いすればスタンプも押してくれる。
08:03頃、ちょっと遅れて自動化ゲートの登録が始まる。機械で両手人差し指の指紋を2回読みとり、パスポートに自動化ゲート登録のスタンプが押され登録自体は5分ほどで完了した。





10:15頃、北京時間10:30頃に上海到着予定というアナウンスがあるのだが、そのまま機内販売のアナウンスになり商品説明が始まる。一般的な機内販売はタバコとかの免税品販売をイメージするのだが、春秋航空は違っていた。
販売する商品はひげ剃りやブロックのおもちゃとかで何かが違う。いや、違うというより歯ブラシ、靴下、偽札識別用紫外線ライトなどを販売する鉄道の車内販売に近い感じだ。まあ、タバコとかの一般的な免税品は空港で購入しているだろうから変わった物を販売していく方がよいのだろうか?
売れ行きは客室乗務員のセールストークが上手いのと乗客の購買意欲が高いようで売れ行き好調だ。自分の周辺ではおばちゃん3人が商品を物色して購入していた。

上海浦東国際空港

まあ、慌てても意味がないので気長に待つことにする。しばらくすると中国人用の入国カウンターでも外国人の入国手続きが始まり入国審査を済ます。集合場所へ向かうと日本語の話せる中国人の乗客が一人だけおり、係員が団体客を先に案内して戻ってくるということで、自分が蘭州行きの最後の乗客で大阪→ 蘭州の唯一の日本人乗客らしく日本語の話せる中国人の乗客一人が係員の代わりに待っていてくれたようだ。




蘭州中川空港

15:40頃、バスを降りるとイミグレーションであったが、すでに上海で入国手続きをしておりイミグレーションには係官はおらず素通りする。将来は蘭州でも入国手続きをするのだろうか?
イミグレーションを過ぎたところにターンテーブルがあり荷物が出てくるのを待つ。大阪と上海の乗客を分けたのは荷物が出てくるターンテーブルの場所が別々だからのようだ。荷物が出てくる気配がないのでトイレへ行っておく。
15:45頃、預けていた荷物が出てきた。荷物を受け取りそのまま出口へと思ったら税関検査だけやっており荷物をX線検査へ。特に問題はないのでX線検査を終えて出口へ。

空港バスで蘭州市内へ




鉄道で蘭州→嘉峪関



これから乗車する列車は、21:55発、蘭州→嘉峪関のT6601次だ。運賃は102元で硬座だ。
嘉峪関には明日の06:20頃に到着予定だ。発車までは3時間ほどあるので2Fの臨時待合室で気長に待つことにする。




| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| バス | 30元 | 蘭州中川空港→東方大酒店 |
| 合計 | 30元 |
嘉峪関到着


鉄道で嘉峪関→敦煌

駅の出口を出て、そのまま切符売場へ行き、08:09発、7527次、嘉峪関→敦煌の硬座切符を購入する。運賃は22.5元だが窓口のおばちゃんはパスポートの中身を確認せず発券するので切符には名前やパスポート番号は印字されず。実名制の意味ないじゃん!






敦煌沙州驛国際青年旅舎




敦煌汽車站


夜になりインターネットで莫高窟の入場券を予約する。莫高窟の入場券は予約制に変わっており、莫高窟にあった入場券売場は廃止されている。
入場券はインターネットで予約して敦煌市内の入場券売場で入場券を受け取るか、敦煌駅近くの莫高窟数字展示中心で受け取らなければならない。ネット予約できない観光客は市内の入場券売場や莫高窟数字展示中心で3日以内の予約ができるそうだ。おまけに莫高窟(閑散期80元、繁忙期160元)と莫高窟数字展示中心(60元)の入場券はセットでしか購入できない。莫高窟だけというのはできないのだ。
おかげで2015年5月8日から別々だった入場券が1つに統合される。さらに外国人は通訳が付くので20元追加となる。あと、入場券受け取りにはパスポート必須となっている。で、外国語での案内は午前と午後の合計2回だけだったので、午後で予約する。支払いは中国の銀行口座からの引き落としでVISAとかは使えない。ついでに明日が閑散期料金で入れる最終日になる。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 15.8元 | |
| 宿泊費 | 50元 | |
| バス | 3元 | 路線バス |
| 鉄道 | 98元 | 柳園→トルファン |
| 莫高窟 | 80元 | |
| 通訳ガイド | 20元 | |
| 莫高窟数字展示中心 | 60元 | |
| 合計 | 326.8元 |
世界遺産 莫高窟

昨晩、ネットで予約したのは莫高窟数字展示中心(60元/約1200円)、莫高窟(閑散期料金80元/約1600円)、日本語解説(20元/約400円)の合計160元(約3200円)だ。
11:45頃、入場券売場に到着するが市中心を東西に横切る陽関中路の南北に莫高窟の入場券売場が何故か2つある。とりあえず、北側の入場券売場へ入ってみたら、こちら問い合わせの窓口だったようで入場券売場は通りの向かい側の建物であった。













| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 12.2元 | |
| 食費 | 6元 | |
| 合計 | 18.8元 |
バスで敦煌→柳園

今日から労働節の3連休で中国は民族大移動の時期になる。おそらく莫高窟にも中国各地から金持ちが押し掛けて大混雑になるのだろう。途中で莫高窟数字展示中心と敦煌駅へのバス乗り場を通り過ぎるが予想外に空いている。空いているというか、昨日や一昨日と同じで普段と変わりない状態だ。民族大移動はどこへ行ったのだ?
30分ほど歩いて、12:25頃バスターミナルの敦煌汽車単に到着する。ここも民族大移動は起きておらず空いており、柳園行きのチケットを余裕で購入する。運賃は26元で13:20発だ。



鉄道で柳園→トルファン

この田舎にテロの脅威が迫っているのか?柳園駅はウルムチ鉄路局の管轄内になるので警備体制も新彊ウイグル自治区と同じということか?切符を受け取り、続いて待合室へ。
ここでは切符とパスポートの確認、手荷物のX線検査が行われる。荷物検査は危険物を持ち込むおサルさんがいるからわからなくもないが、切符とパスポートの確認は外国人にはほとんど意味がない。

運賃は98元で硬座だ。待合室は空いており静かだ。このまま約6時間の待機となる。
17:00過ぎになると徐々に待合室に乗客が集まってくる。混雑はしていないが、おサルさんが多い。特に右斜め前方のおっちゃんの手鼻が特に酷い。それと流行の服装をバッチリきめた兄ちゃんは床に唾吐いているし・・・。最先端のファッションで身を包んでいても中身がおサルさんでは意味無しでは・・・。


21:27に定刻より7分遅れで列車が発車する。トルファンまで約9時間半の道のりで07:15到着予定だ。まあ、ダイヤ通りの運行は期待できないが・・・。車内の乗車率は9割ぐらいだが農民工が多いので通路に足を投げ出していたりと乗車マナーは悪い。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 6元 | |
| バス | 26元 | 敦煌→柳園 |
| 合計 | 35元 |




