雲南省昆明 西山龍門石窟・昆陽鄭和故里

国慶節なので避難生活

今日から1週間は国慶節の大型連休だ。今年の民族大移動は6億人規模になるようだ。なので、中国各地の観光地は人民で溢れかえり観光どころではなくなる。宿代も値上がりするので経験上、この時期は大人しく避難生活をするのが無難だ。

今日は昆明の天気は悪く雨が降ったりやんだりだ。ユースホステルに籠もり買いだめしておいたインスタントラーメンなどで過ごすが、ユースホステルにも国慶節の影響で普段見かけない中国人の家族連れが宿泊してガキが騒いでいる。とにかく嵐だかイナゴの大群だかが過ぎ去るまでの辛抱だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

動かざること山の如し

今日もユースホステルに籠もり過ごす。観光地へ行っても人民の海見るだけでつまらないしね。本当は靴洗って身動きがとれないだけなのだが。

で、国慶節の大型連休で宿の確保が難しいはずなのだが、なぜかドミトリーに空きがある。大脚氏の人気が落ちてきたのか?最近は競合店がタケノコのように昆明市内にも出来ているからな。一昔前なら競合店がほとんど無く大脚氏、Hump Hostel、茶花賓館とか定番宿が決まっていたからな。

今日も部屋に籠もっているけど大型連休中でも民族大移動でチェックアウトしていく中国人宿泊客がいる。しかし、なぜか床に掛け布団を放置してチェックアウトしていくおサルさんがいる。小皇帝だと片付けるとかが出来ないようだ。こういう風に片付けずに出ていくので掃除のおばちゃんが大変である。中国の家庭の躾や学校教育はどうなっているのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

昆明メーターゲージ乗り鉄

06:40頃、潘家湾のバス停から61路のバスに乗車、運賃1.8元で火車北站で下車。06:55頃、昆明北駅に到着。

念のため乗車指南と時刻表を確認。

今日は昼過ぎまで乗り鉄になる。

駅に切符売場の看板があるが演出用の看板で切符売場は無い。実際は乗車して車内精算になる。

07:10頃、待合室が開いてホームへ移動。待合室と言っても手荷物検査のX線検査機があるだけで検査をしてそのままホームへ。

乗車バトルはないのでホームはとても平和だ。

7年ぶりのメーターゲージに乗り鉄である。まずは機関車の東方紅21を撮影。

こちらは東方紅21と雲南鉄路博物館。駅舎と博物館、現役の列車が揃っている鉄ちゃんのための昆河線だ。

発車までまだ時間があるがホームで記念撮影している乗客はいない。ぼちぼち乗車しておこう。

乗車する列車は昆明北→王家営の8861次、客車はYZM1になる。

列車に乗車。
乗客は少なく空席が目立つ。地元民も利用しているようだが、国慶節の大型連休中なので乗客のほとんどは家族連れ。車両は非空調で扇風機無しで窓が開けられる。非空調で扇風機無しというのが重要ポイントだ。

07:31に定刻通り発車する。車内精算で王家営までの切符を購入。運賃は2元。

08:35頃、王家営駅に到着。定刻より4分の早着だ。乗客は皆外へ出ていき引き続き乗り鉄するのは自分ひとりだけ。

王家営駅は一応駅舎はあるが客運用ではなく貨物用の事務所のようだ。

王家営から先にも線路は伸びているが、この先は貨物列車のみの運行だ。

折り返し運転になるので機関車の付け替えが行われる。連結作業を撮影。

連結作業が終わり地元民たちは扉が開くのを待っている。09:10頃、王家営→石咀の8862次に乗車。昆明北で8863次に変わる。09:20に定刻通り列車が発車。

石咀まで運賃2元。
運賃めっちゃ良心的で安い!乗客は地元民で空席が目立つ。

列車は昆明市内を走り中国では珍しい踏切を幾つか過ぎていく。

定刻より5分早着の10:25頃、昆明北駅に到着。駅舎と雲南鉄路博物館が一体化している時点で、この路線が博物館の一部として運用されているというのが感じられる。

ここで予想外の事態に遭遇する。連休の影響で昆明北駅から人民の大群が乗り込んできて満席になる。家族連れが多くやかましい。

10:35に定刻通り昆明北駅を発車。昆明市内を走っていくが車内はやかましく、地元民たちが窓から痰を吐いて旅情感は無しだ。

11:15頃、12分早着で終点の石咀駅に到着するが連休で観光客が多い影響で下車すると帰りは立ち席になってしまうので、そのまま乗車して発車を待つ。おかげで連結作業は見物できず。

11:50に定刻通り石咀を発車し昆明北駅へ向かう。車内精算で石咀→昆明北、8866次の運賃は1元。

で、本当は買う必要はないのだが記念品で昆明北→石咀、8863次の切符も発券してもらう。運賃は1元。

12:30頃、12分早着で終点の昆明北駅に到着。

ホームは家族連れの記念撮影の場となるが駅員のおばちゃんの追い出しに遭って撮影会終了である。

昆明北駅に戻ってきてメーターゲージ乗り鉄終了!

喧嘩だよ


遠くから罵りあいの声がする。声のする方を見ると駅前の通りで言い争いをしている。結構離れているのに言い争いの声が聞こえるのだが何を言っているのかは不明。野次馬も少し集まり遠くから見物だ。一体喧嘩の原因は何だ?

牛肉蒜苔炒飯

昼食は昆明北駅近くにイスラム食堂があったので食べていく。メニュー表を見ると炒飯、蓋飯は10元ぐらいになる。昆明でも最低10元必要になりそうだな。

今回は牛肉蒜苔炒飯(10元/約170円)を食べる。牛肉とニンニクの芽が具材となった炒飯だ。13:30頃、61路のバスに乗車、運賃1.8元、小西門のバス停で下車する。14:00頃、ユースホステルに戻ってきた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 6元
バス 3.6元 路線バス
合計 24.6元

老干媽洋芋絲炒飯

今日も部屋に籠もって大人しく避難生活だ。朝食、昼食は買いだめしておいた河口バナナで耐える。夕飯はイスラム食堂で老干媽洋芋絲炒飯(9元/約153円)を食べる。中国の定番調味料の一つにもなる老干媽とジャガイモを使った炒飯だ。炒飯だけでは足りないので近くの市場で包子を夜食に買っておく。

寝る前に歯を磨くのだが洗面台では先客の兄ちゃんが歯を磨いているがコップを持っておらず蛇口に直接口をつけて口を濯いでいる。おまけに歯を磨き終わった後は蛇口を洗わず逃走。これが四千年、いや五千年の歴史が培った衛生概念か・・・。

で、兄ちゃんが直接口をつけていた蛇口とは知らずに他の客が洗面台を使っている。本当は教えてあげたいけど英語話せないので・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

昆明駅

08:45頃、昆明駅にやって来た。民族大移動は後半戦に突入して混雑を心配していたが駅前は通常の混雑で表面上は普段と変わりない。石林とかの観光地は罵声の飛び交う阿鼻叫喚の世界なのだろうが・・・。

駅前は普段と変わらず武警や特警で警備は厳重。

駅前での記念撮影も普段通り。

今日はネットで予約しておいた建水行きの切符を発券しに来た。まずは切符売場の様子を確認。こちらは自動券売機で列はできているが比較的空いている。勝手な偏見だが自動券売機の利用客は上手くIT化の波に乗っている部類に入るだろう。支付宝や微信で支払いが出来たりするレベルの人達だな。

奥の方は誰もいない自動券売機もあり混雑なしと言っても良いかも。でも、パスポート読取り機能がないので外国人利用不可だ。しかし、英語で「Automatic Ticket Area」とか案内がある。外人利用不可なのに英語表記があるってクソだわ!まあ、チャイナクオリティということか。

こちらはネット予約の利用客のための発券機。当然だがパスポート読取り機能は無しで外人利用不可なのだが英語表示が選択可能。アホじゃね。

だが学生証の読み取り機能があり学割切符の発券が可能。ほんの少しだけ進化している。

こちらは通常の窓口で相変わらずの混雑。勝手な偏見だが窓口に並んでいるのは自動券売機の使い方がわからない時代に取り残された利用客がほとんど。二代身分証を持っているのにわざわざ時間の掛かる窓口に並んでいる。まあ、日本で例えると自動券売機で乗車券は買えるが指定席券とかの購入の仕方が解らずみどりの窓口へ並ぶ人たちだな。

ハルビンビール小麦王

昆明駅から15分ほど歩いてカルフールへ寄る。

カルフールではハルビンビール小麦王330ml缶×6(9.9元/約169円)を購入。

ハルビンビールなのだが生産地は湖北省武漢でアルコール度数は3.6%。雪花や青島などと同様で中国各地で販売されている定番ビールだ。

土鶏米線

夕方になり雲県土鶏米線の店で土鶏米線(10元/約170円)を食べる。土鶏米線は雲南省の特産で、その中でも雲県土鶏米線が有名。鶏肉のぶつ切りとお好みの具材が載っており、鶏ガラスープがいい味を出している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 41.5元
バス 1.8元 路線バス
合計 43.3元

牛肉炒飯

昼頃にイスラム食堂で牛肉炒飯(9元/約153円)を食べる。イスラム食堂ならどこでも扱っている定番料理になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

麻辣豆腐蓋飯

昼頃にイスラム食堂で麻辣豆腐蓋飯(11元/約153円)を食べる。イスラム食堂ならどこでも扱っている定番料理になる。

市場で饅頭を買い込んで籠る。宿を2泊延長しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 80元
合計 91元

牛肉蘑菇蓋麺

夕方にイスラム食堂で牛肉蘑菇蓋麺(14元/約238円)を食べる。麺の上に牛肉とキノコ、ピーマンの炒め物が載った麺料理だ。炒飯より中華スパゲッティの蓋麺の方が美味いな。食後に市場で饅頭を買い込んで籠る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

翠湖公園

昼頃に翠湖公園へ行ってみる。翠湖公園は昆明の定番観光地だ。

ここは公園内にある蓮華禅院。

寺ということで内部を見物してみるが実際は寺ではなくフードコートになっていた。昔、ここに禅寺があったという事のようだ。

公園内を散歩して行くが公園というより庭園になっている。

明永暦帝殉国処碑

翠湖公園の東側の華山西路にあるのが明永暦帝殉国処碑だ。

清に降った明の将軍 呉三桂により永暦帝親子がこの地で殺害され明朝は完全に滅んでしまう。

民国元年(1912)に建立された石碑が明朝の最期を伝えている。

葱爆牛肉蓋麺

夕飯は近くのイスラム食堂で葱爆牛肉蓋麺(14元/約238円)を食べる。ネギ、牛肉、ピーマン、唐辛子が具材に載った中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
合計 16元

洋芋絲牛肉蓋麺

夕飯はイスラム食堂で洋芋絲牛肉蓋麺(14元/約238円)を食べる。食堂の親父に覚えられているようで注文するとすぐに麺打ちが始まる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 240元 40元×6
航空券 875元 昆明→ハノイ
合計 1119元

大観楼

22路のバスで大観楼へ向かう。運賃は1.8元、09:00頃、大観楼に到着。

まずは入場券売場へ。入場料は26元だがQunar.comでネット割引の23元の入場券を購入したので携帯に送られてきた予約番号などのショートメッセージを窓口で提示するとお姉ちゃんが端末叩いて処理、入場券を受け取り入園。

大観楼は昆明の南にある湖、滇池の湖畔にあり、明初期に沐英が西園を建設したのが始まりになる。清の康熙29年(1690)に大観楼が建設され、その後も亭や楼閣が建設されていった。

平日で空いていると思ったのだが意外と混雑して賑わっている。おまけに遠足で小学生たちが押し寄せている。混雑したところは避けて空いているところへいく。

空いている所は大観楼から離れており特に見所はなさそうだ。

大観楼周辺は庭園になっており楼閣、亭、廊下がある。

滇池の湖畔までやってきたが湖面には水草がかなり多い。

水草を回収している船があり、これは大量発生しているという事か?

遠くから大観楼を見物。
小学生の集団がいなくなっているので大丈夫なようだ。

大観楼までやってきたが観光客が多くて騒がしい。

観光客が写っていないと静かな雰囲気が出てくるのだが、実際は記念撮影に忙しい観光客たちで騒がしい。11:00頃、22路のバスで宿へ戻る。

牛肉麺

夕飯はイスラム食堂で牛肉麺(9元/約153円)を食べる。イスラム食堂の定番料理として不動の地位を持つ牛肉麺。どこで食べてもほぼ同じという安定した味なのでハズレは滅多にない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 3.6元 路線バス
大観楼 23元
合計 39.6元

昆明→昆陽

小西門バスターミナルから14路のバスに乗車して昆陽へ向かう。昆明近郊への短距離バスであるが公交ICカードが利用可能で運賃は16.2元。08:30頃、バスが発車

09:45頃、昆陽の晋寧客運站に到着。今日は鄭和公園が目的地であるがバスターミナルから約3kmの道のりだ。

GPSで現在位置を確認するとバスターミナルは昆陽の町の東はずれに位置している。バスターミナルからは路線バスで昆陽の中心街まで移動可能だが、歩いていくことにする。

大航海家・鄭和の故郷

東風路を西へしばらく歩いていくと正面に小さい山が見えてきた。あれが鄭和公園だ。公園が見えているので、あとは入口を探すだけだ。10:45頃、鄭和公園に到着。

階段を上ると鄭和像が滇池を見下ろしている。鄭和は昆陽出身の明の宦官で大航海家でもあり、永楽帝の命により7回も大船団を率いて東南アジア、インド、アフリカまで到達している昆陽の英雄である。

鄭和公園には鄭和故居、馬哈只墓の2つの史跡が残っている。まずは馬哈只墓から見物。馬哈只は鄭和の父親になり、昆陽には馬哈只墓が残っている。

墓はイスラム風の墓で立派だ。

墓碑は重要な遺跡のようなのでガラスで保護されている。

こちらは鄭和故居になり、ここが鄭和の故郷になる。当時の建物とかはないので、この故郷とされる場所に記念館が建てられている。

鄭和故居には石碑が残っており、この石碑が鄭和の生まれ故郷だというのを語っている。

碑亭にある石碑には「明三保太監鄭和故里」とある。

12:00頃、晋寧客運站に戻ってきた。昆明行きの14路のバスに乗車、運賃は16.2元ですぐに発車する。13:30頃、昆明の小西門バスターミナルに到着。

新疆牛肉拌麺

夕飯はいつものイスラム食堂で新疆牛肉拌麺(16元/約274円)を食べる。牛肉、ピーマン、玉ねぎ、キクラゲ、ニンニクの麺の上に載った中華スパゲッティだ。しかも、値段も少し高めなので高級品だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
バス 32.4元 路線バス
合計 48.4元

燜肉餌絲

今日は昆明の定番観光地の円通寺へ向かう。まずは寺へ向かう途中で朝食に燜肉餌絲(8元/約136円)を食べる。

円通寺

08:45頃、円通寺に到着。入場料は6元(約104円)だ。

円通寺は円通山南麓に位置しており、元の名称は補陀羅寺。創建は南詔国の頃になり1200年以上の歴史があり、元の延祐年間(1314ー1320)に拡張され円通寺に名称を改め清の康熙年間に再建された。円通寺は雲南の著名な禅宗古刹になる。

朝の時間帯なので観光客は少なく境内は静かだ。

奥の銅仏殿では信徒たちが読経しており独特の空間が広がる。欧米人観光客たちが訪れ、この読経に聞き入っている。
この銅仏殿だけ建物がタイ風になっている。南の方だと建築様式も変わってくるようだ。

牛肉麺

夕飯はいつもと違う場所のイスラム食堂で牛肉麺(10元/約170円)を食べる。今回は麺専門のイスラム食堂だ。牛肉麺もいつも食べるのと違い太麺でスープは牛骨と醤油のブレンドらしい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
円通寺 6元
合計 24元

やる気なし

市場で包子買って、ウォルマートでも食料買って籠る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.4元
合計 23.4元

西山風景区龍門

西バスターミナルの西部客運站へ移動して、6路のバスに乗り換え終点まで乗車。游客中心を過ぎたところが終点の高峣になり、観光客のほとんどは西山風景区へと歩いていく。一部は引き返して游客中心からバスで山を登っていく。

10:10頃、とりあえず自分も歩いて西山風景区へ向かう。西山風景区の入口にも入場券売場があったので入場料とかを確認。

ここは一気に山を登って時間短縮かな。ここで聂耳墓までのバスチケットを購入。12.5元で結構高いがバスはちゃんとした観光バス、10:40頃、バスにようやく乗車。

聂耳墓

11:00頃、聂耳墓に到着。聂耳は中国国歌の作曲者で昆明近郊の玉溪出身で中国では誰もが知っている音楽家らしい。1935年に日本滞在中に神奈川県藤沢市で海水浴中に水死する。

義勇軍行進曲の作曲者なので墓はかなり立派だ。聂耳像の後方に墓碑があり観光地の中では墓周辺は少し雰囲気が違う。

龍門石窟

聂耳墓の隣に龍門石窟の入場券売場があり入場料は40元。龍門石窟といえば河南省洛陽にある世界遺産の龍門石窟が有名だが、昆明にも龍門石窟がある。昆明の龍門石窟は滇池の西にそびえる西山に清の乾隆46年(1781)に造営され咸豊3年(1853)に竣工する。

崖に沿って石窟や楼閣があり昆明を代表する観光地となっている。

崖には書が彫られている。

崖の桟道を歩いていくと龍門が見えてくる。

龍門は混雑しているので先に奥へと進んでいく。

奥の方は空いているところもあり崖に彫られた書を見ながら桟道を進んでいく。

桟道からは滇池が一望できるが曇っており霞んでいる。

一通り見物して龍門へ戻る。相変わらず混雑しているが、これが龍門だ。ここが龍門石窟の一番の見所のようだ。

崖の桟道を歩いて入口へと戻っていく。

昼頃、龍門石窟の入口に戻ってきた。行きはバスで山を登ったが帰りは歩いて麓へ向かう。13:30頃、6路のバスに乗車。
14:00頃、西部客運站から148路のバスに乗車して宿へ戻る。

新疆拌麺

15:00頃、遅めの昼食でイスラム食堂で新疆拌麺(17元/約289円)を食べる。この新疆拌麺は中華スパゲッティの拌麺の中では最高峰に位置する。値段も高いが具材に牛肉、トマト、キクラゲ、玉ねぎ、ズッキーニが炒められて麺に載っている。

菊の御紋のドラ焼きが

食後にウォルマートで非常食調達でドリアンの飴とかを買ったのだが、中国で大丈夫かと思うドラ焼きがあったので一緒に購入しておいた。

中国で菊の御紋が入ったドラ焼きが売られたいたのだ。あんこ入りが2.6元(約42円)、カスタード入りが2.7元(約43円)だ。生産地は四川省成都なのだが菊の御紋の入ったドラ焼きを生産していて大丈夫なのか?菊の御紋は日本の皇室の・・・。反日暴動が起きたら真っ先に襲撃目標になりそうだな。まあ、消費者が菊の御紋を分かっているのかという問題もあるが。

ただ、菊の御紋が入ったドラ焼きが中国市場に出回っているということは、中国では菊の御紋について教えられていないということか?日の丸と旭日旗は誰でも知っているが菊の御紋は知らない。これは色々な意味で興味深い。

拌麺

夕飯はイスラム食堂で拌麺(10元/約170円)を食べる。
今回は味噌ダレがついているのが特徴だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 45.1元
バス 6.4元 路線バス
バス 12.5元 高峣→聂耳墓
龍門石窟 40元
日用品 29.9元
合計 133.9元

昆明→ハノイ

12:15頃、昆明長水国際空港に到着、チェックインカウンターへ向かう。
チェックイン手続きをするが預けた受託手荷物のバックパックが検査になり受託手荷物のシールを持って手荷物検査場へ。

係員の兄ちゃんが「PC入ってる?」と聞いてきた。ノートPCが検査対象のようだが中身は確認せず口頭でのやりとりで終了。リチウムイオンバッテリーがらみの検査だったようだ。受託手荷物のシールにハンコを押してもらいチェックインカウンターに戻り搭乗手続き完了。

保安検査場で列に並んで保安検査を済ます。手荷物や財布、携帯などをX線検査に通して、自分は金属探知機を通りブザー鳴らして保安のお姉ちゃんが携帯スキャナーで検査。で、お姉ちゃんにケツ触られたりする。仕事とは言え、ある意味セクハラじゃねえか?日本の一部地域に生息する特殊な趣味を持つブタはお姉ちゃんにケツ触られてブヒブヒ大喜びなのだろう。12:55頃、保安検査終了、搭乗口へ向かう。

空港内には色々とブランド品や雲南省の特産品を扱った土産物屋が並んでいる。搭乗口は65番まであり地方空港といえども規模は大きい。やはり中国は大きい!

搭乗口まで歩いていくが広いのでちょっとした運動になる。メタボ防止にはちょうどいい広さかな。昆明は田舎とか言われるけど空港は相当な広さだ。

かなり歩いて搭乗口に到着。当然まだ開いていないので待機となる。

ベトナム・ハノイへと向かう。直行便なのだがノンストップ便ではなく南寧経由になる。
2016/10/16 昆明14:45->15:50南寧16:50->16:40ハノイ
運賃はエコノミークラスで875元(約14875円)、2時間55分の移動予定だ。

ちょうどハノイ行きの飛行機が到着して、これから荷物を積み込むようだ。

14:15頃、搭乗開始となり機内へ移動、座席はこんな感じ。14:45頃、扉が閉まり定刻通り出発するが誘導路で止まったままで時間が過ぎていく。

15:11にようやく離陸。離陸後に水が配られる。

16:13に南寧呉圩国際空港へ着陸。約20分の遅れが発生しているようだ。

トランジットで国際線乗り換えなので乗り換え口で航空会社のお姉ちゃんがハノイ行きの乗客にトランジットカードを配っているので受け取り案内に従って歩いて行く。乗り換えと言っても同じ便なので直行便扱いになる。

そのまま乗り換え口を進むと3Fの出発ロビーに出る。あれ?そのまま出国カウンターではないのか?

出発ロビーから検疫、税関、イミグレーションへと進む。出国では特に因縁つけられずに出国手続き完了。そして、保安検査があり、機内で配られた水が没収される。同じように水を没収される乗客が多数発生している。一応国際線の直行便なのだがトランジットで出発ロビーに出て、再度保安検査とは予想外だ。

16:40頃、搭乗口に到着し待機となる。予定だと16:50出発だが大丈夫か?

16:48搭乗開始、16:55頃に着席。17:05頃、出発し南寧呉圩国際空港を離陸。機内サービスで水とサンドウィッチが配られる。サンドウィッチがショボイぞ・・・。

ハノイ・ノイバイ国際空港

ここからはハノイ時間で表記する。北京との時差は-1時間で東京時間19:00、北京時間18:00、ハノイ時間17:00という関係になる。

17:03にノイバイ国際空港に着陸。約20分遅れでベトナム・ハノイに到着である。17:14頃、扉が開き降機する。

まずはベトナム入国のためにイミグレーションへ向かう。ターミナルの端の方だったようでかなり歩いてイミグレーションの入国審査の列に並ぶ。5分ほどで順番が来て入国審査では入国カードとかは無く、そのままパスポートと乗ってきた飛行機の航空券を出すだけで入国スタンプが押される。15日のノービザ入国だが帰りの航空券とかは何も言われず。

続いてターンテーブルで受託手荷物のバックパックを回収。税関申告するものはないので、そのまま税関通過して到着ロビーに出る。17:35頃、無事ベトナム入国完了。到着ロビーは1Fになり、両替所、ファストフード店、SIMカード屋、ATMまで揃っている。あと、タクシーの運ちゃんが客引きしていた。

ハノイ市内へは、国際線の第2ターミナルから無料の連絡バスで国内線の第1ターミナルへ移動して、7番と17番バスで移動できる。あとちょっと高いがリムジンバスも運行されている。

今回はハノイ市内へは行かずノイバイ国際空港で1泊する。明日ハノイから香港へ移動するからだ。

とりあえず1Fは一通り見たので2Fへ移動。まずは2Fのトイレへ。さすが新しいターミナルだけのことはありきれいだ。ウンコやり逃げとかもなくちゃんと流されている。さすがベトナム!衛生的だ!

2Fのトイレ近くにはカプセルホテルっぽい宿泊施設がある。料金は空港なので高いだろうが仮眠することが出来る。宿泊施設の向かいには手荷物預かり所があるのだが係員暇そうにしている。他にも2Fにはレストランがあり食事可能だ。

続いて3Fへ移動。
ここは出発ロビーになりファストフード店が数件営業していた。

最後に4Fへ行く。
4Fはフードコートになっている。

4Fはファストフードではなくレストランでアオザイ着たお姉ちゃんがいたりして高そうな雰囲気だ。おそらく日本でブヒブヒ唸っているブタはお姉ちゃんに惑わされて引っかかってしまうかもしれない。

フードコートは金持ちの世界になっており自分には縁がないな。

こちらは4Fからみた3Fの出発ロビー。出発ロビーは結構広いのだが利用客はまだ少ないようで空いている。新しいターミナルなので、まだまだ処理能力には余裕があるようだ。

ノイバイ国際空港で1泊

17:55頃、出発ロビーでの寝床を確保。トイレ近くのベンチで横になれるようになっている。これで明日の朝まで約12時間半の待機だ。いや、ノイバイ国際空港で空港寝かな。

明日はジェットスターでハノイから香港へと移動する。20:00頃になると夜便の乗客で混雑してくる。22:00頃まで混雑して徐々に混雑が解消へ向かう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

ハノイで空港寝

00:00になり日付が変わる。バーガーキングが営業終了している。隣のstar cafeは営業しているな。他の店も閉まっていたり営業していたりする。自分は空港のベンチで寝る。ほとんど人がいないので寝床のベンチは自由に選べる。

05:00に起きる。
バーガーキングが営業しており早朝便の利用客に会わせて開店するようだな。06:00頃になると4Fのフードコートも明かりがついている店が多くなる。この時間になると食べるのには困らないようだ。

ハノイ→香港

07:25頃、チェックインカウンターに並ぶ。07:35からチェックイン手続きが始まる予定だが既に始まっており5分ほど並んでチェックイン完了。

07:35頃、イミグレーションに並ぶ。出国手続きは問題なく次の保安検査へ。保安検査では手荷物や財布などX線検査に通すが、自分は金属探知機を連チャンで鳴らして靴とベルトをX線検査に通して、ようやく金属探知機鳴り止む。

で、財布の中身確認があったがベトナム・ドンや米ドルは少ないので問題なし。もちろん抜き取りとかもないので大丈夫。ドンや外貨の大量持ち出しに警戒しているのか?07:50頃、無事出国手続き完了。

空路で出入国だとパスポートのスタンプに飛行機のマークが入っており陸路だと車のマークになる。ベトナムの出入国スタンプは一目見ただけで交通手段が分かる。

免税店見物しながら搭乗口へ移動。07:55頃、搭乗口に到着。

今回はジェットスターのBL678便でハノイ→香港へと移動する。
2016/10/17 ハノイ09:35->12:25香港
運賃はエコノミークラスで2083945ドン、約2時間の移動になる。

09:40頃、搭乗開始。既に出発時刻は過ぎて遅れが発生している。機内はLCCなので座席の間隔は狭くデブは座れないな。まあ運賃安いし移動するだけなら文句なしだ。09:50頃、扉が閉まり出発だが、機体が動き出したのは09:55になる。

ノイバイ国際空港は軍民共用空港なので戦闘機の格納庫が見える。

10:07に離陸して香港へ向かう。

機内は意外にも空席が目立ち、数えてみると20席以上空席が確認できる。LCCでこの空席は問題ではないか?自分の席の列は自分一人だけで残りは空席だ。

香港

この先は時差を+1時間にして北京時間で表記する。

12:40に香港国際空港へ着陸、12:45頃、降機。約20分遅れか。
12:55頃、空港内の新交通システムのホームに到着。新交通システムでイミグレーションまでターミナル内を移動。

13:05頃、イミグレーションに到着。出入国カードを記入するが隣の中国人のおばちゃんに出入国カードの代筆を頼まれ記入。老眼でパスポートの字が小さくて読めないらしい。おばちゃんは中国人に頼んでいるつもりのようだが、こちらは小日本なんだけど・・・。

13:10頃、イミグレーションの列に並ぶ。順番が来てパスポート、出入国カード、乗ってきた航空券を窓口に提出する。入国審査は問題なく、パスポートと出入国カードの2枚目が返却される。返却された出入国カードの2枚目が出国カードとなる。

そして、香港は入国スタンプが廃止されているのでスタンプ代わりに入国シート(入境標籤)も受け取る。この入国シート(入境標籤)は香港滞在中に持っていないといけない。一応持っていないといけない決まりのようだが実際はゴミ箱行きになっていることが多い。

13:20頃、イミグレーション通過、13:25頃、受託手荷物回収、税関通過し香港入国完了。13:35頃、エアポートエクスプレス(機場快線)に乗車して香港市区へ移動。130Km/hで走行していくが車内は快適で走行音が少なく静かだ。青衣、九龍、香港と停車していく。香港駅までの運賃は100香港ドルになる。自分は次の青衣までなので運賃は60香港ドル。

13:50頃、青衣で下車して東涌線に乗り換え、南昌駅で西鉄線に乗り換え、14:20頃、紅磡駅に到着。

東鉄線の羅湖行きに乗り換える。15:10頃、羅湖駅に到着。青衣→羅湖の運賃は40.5香港ドルなのだがエアポートエクスプレス(機場快線)からの乗り継ぎだと無料になっていた。

中国入国・深圳

改札を出てイミグレーションに並び香港出国。そのまま中国本土へ移動する。中国側イミグレーションでは入国拒否や別室案内とか因縁つけられずにいつも通り入国スタンプが押された。15:30頃、中国入国。そのまま深圳駅前から101路バスに乗車して運賃2元で康佳集団へ移動。

深圳僑城旅友国際青年旅舎

16:50頃、深圳僑城旅友国際青年旅舎(深圳侨城旅友国际青年旅舍/Shenzhen LOFT Youth Hostel)に到着。3人ドミトリーで1泊75元(会員料金)だが去年は70元だったので5元値上げしている。深圳は物価上昇が激しい。期限切れの会員カード(50元)を新しくしてもらい、今回は3泊する。

寝床は確保したので明日、明後日は深圳でどう過ごすかだな。また香港へ行ってこようかな。

今日はまだ何も食べていなかったので近くのスーパーマーケットで食料買って夕飯にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.9元
宿泊費 225元 1泊75元(会員料金)×3
バス 2元 路線バス
会員カード 50元 YHA CHINA会員カード
合計 296.9元
項目 金額 備考
鉄道 60香港ドル MTR
合計 60香港ドル

「雲南省昆明 西山龍門石窟・昆陽鄭和故里」への5件のフィードバック

  1. 少し話は変わりますが青海省の記事で非開放地区か非開放地域の記事がありましたが、以前と違って軍管区を除くと余り、その様な場所にあたることがなく、制限区域(小さな街)で宿を取ろうとして老板に「この街は外国人は泊まれない」と言われ移動したことがあった程度です。非開放地域は中国政府が公表していなこともあって外国人の身で知る事は困難で実際は現地でなければ知る事ができないのが現状かと思います。しかしながら、少し知恵を絞れば事前に知る方法もあろうかと思いますが。それらの情報を知り得るソ-スをご存じであればお教え願えないでしようか…

      1. ありがとうございます。これは逆説的に言えば、こりリスト以外は非解放区の可能性があるということなんですね。タイ以外の大使館情報も集めて図化してみます(^^)

  2. イスラムって回族料理のことかなぁ? 最近は気にしなくなったけど老婆と結婚する以前は衛生的な面でハラルに基づく回族料理は安全と言われ意識してお店を選んでいました。けど、食中りはしたなぁ~ 結婚してから老婆の実家が湖南なんで必然的に湘菜系のお店となります。家族は澳菜は不味いと言って入りません。食は広東に在りって日本人なら思っているげと湖南人は差に非ずなのかなぁ。湖南は麻椒も余り好まないようで長沙で火鍋を食べると辛椒鍋でした。湘菜の辛さは相当で辛さに耐性のある僕でも唇が腫れ、お腹が痛みました(>_<) 今まで食べて口に合わなかったの蔵族料理が駄目でした。ウイグル料理は羊臭に耐える力があれば行けますが、マトンのあの臭いははも羊を子供の頃から食べている道産子の僕でも「うっ!」とくる強烈さがありました。中国では高級レストランでも食事をしますが、屋台や小さな食堂も平気で入るのですが、昨年、貴州の凱理の街で女学生しかいない、おでん鍋のようなものがある食堂でふらっと入って食事をしました。ご飯を一膳もらって食べた串のの数で精算するのですが10元程度でした。女の子達は僕に興味津々で最初はチラチラ見ているので話しかけると皆、口々に色々と食べ方を教えてくれて楽しかった想い出があります。石畳の古い坂道の小路の両脇に1坪半程度の小さなお店が並ぶ一角でメインストリ-トにはない、古き中国の匂いがする場所でした。今では随分と無くなったしまった景色で観光地では絶対に味わえぬ雰囲気がありました。

    中国一人旅さん記事を読んでいると中国を目的もなく彷徨していた頃を思い出します。言葉が絶対的に不自由で、それ故に怖い物知らずの旅ができました。今となっては、その言葉のせいで聞かなくてもいいことや見なくてもよいものまで見ることになって中国自体に辟易しています。けど、思えば未だに感ずる思いが旅の途中であっても何かが全てを帳消ししています。記事の節々にある僕が見逃している何かを未だ意識、無意識に関わらず見つけ旅をしている姿に感銘すら憶えます。来年は老婆との帰省の際に少し視点を変えての旅も又良しかなぁと考えています(^^) 拌麺は確かに旨そうです♪

     

    1. 湖南省は辛い料理のイメージですよね。唐辛子は四川省より湖南省へ先に伝わったそうですし。中国は広いので場所も変われば料理も大きく変わるといった感じですね。

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