中国から東南アジア方面を目指すバックパッカーのために中国・ベトナム・ラオス・カンボジアの国境を紹介しておきます。
概要
ルートは以下の6ヶ所です。
- 中国・東興~ベトナム・モンカイ
- 中国・憑祥(ピンシャン)~ベトナム・ドンダン
- 中国・河口~ベトナム・ラオカイ
- 中国・磨憨(モーハン)~ラオス・ボーテン
- ベトナム・モックバイ(MOC BAI)~カンボジア・バベット(Bavet)
- タイ・メーサイ~ミャンマー・タチレク
覚えておきたい単語 | |||
---|---|---|---|
日本語 | 中国語 (簡体字) |
英語 | 説明 |
口岸 | 口岸 | Immigration | 入国管理所、イミグレを意味します |
東興 | 东兴 | Dongxing | 広西チワン族自治区にある中越国境の町。ベトナムのモンカイと接している。中越国境で唯一沿岸部にある。 |
憑祥 (ピンシャン) |
凭祥 | Pingxiang | 広西チワン族自治区にある中越国境の町。ベトナムのドンダンと接している。山奥にあり鉄道で行ける。北京、南寧から国際列車を利用すれば鉄道で国境越えも可能。 |
友誼関 | 友谊关 | Youyiguan | 憑祥(ピンシャン)とドンダンの出入国管理所がある場所。観光地にもなっている。憑祥駅からバイクタクシーで約1時間、運賃は20~30元。友誼関の入場料は10元。 *2007年の情報 |
河口 | 河口 | Hekou | 雲南省にある中越国境の町。ベトナムのラオカイと接している。山奥で辿り着くのが大変だが中越国境で一番賑わっている町。お姉ちゃんが集まっている市場があるので辺境地域でも日本人に遭遇する確率は高め。 |
モンラー | 勐腊 | Mengla | 雲南省にある中老国境の町。雲南省西版双納泰族自治州勐腊県の中心都市。ここから出入国管理所のある磨憨(モーハン)へのバスが出ている。ラオスのルアンナムター(南塔)への国際バスもここから出ている。 |
磨憨 (モーハン) |
磨憨 | Mohan | 雲南省にある中老国境の町。ラオスのボーテンと接している。両国の出入国管理所は離れており山道を徒歩で約30分歩く。急ぎの旅の人は勐腊からラオスのルアンナムター(南塔)への国際バスを利用することをお勧めします。 |
ベトナム | 越南 | VIETNAM | ベトナムです。日本でも漢字では越南と表記します。 |
モンカイ | 芒街 | Mong Cai | ベトナムの中越国境の町。中国の東興と接している。中越国境で唯一沿岸部にある。 |
ラオカイ | 老街 | Lao Cai | ベトナムの中越国境の町。中国の河口と接している。中越国境で一番賑わっている町。 |
ドンダン | 同登 | Dong Dang | ベトナムの中越国境の町。広西チワン族自治区の憑祥(ピンシャン)と接している。 |
ラオス | 老挝 | LAOS | ラオスです。日本の漢字では老撾。 |
ルアンナムター | 南塔 | Luang Namtha | ラオス北部の観光地域。中国雲南省にある国境の町、勐腊からルアンナムター(南塔)への国際バスが出ている。 |
ボーテン | 磨丁 | Boten | 中老国境のラオス側の出入国管理所がある場所。田舎で宿泊するようなところは無い。タクシーの客引きはいるが中国の勐腊とラオスのルアンナムターを結ぶ国際バスを利用して通ったほうが安全である。 |
中国・ベトナム国境
東興~モンカイ
調査日:2007/1/14
大まかな経路:広西チワン族自治区南寧市→広西チワン族自治区東興→ベトナム・モンカイ(芒街)
関連旅行記:中国・ベトナム国境旅行記
南寧→東興
南寧のバスターミナルのひとつ江南客運站(江南客运站)から東興のバスターミナル東興汽車站(东兴汽车站)へバスで移動。途中の防 城車站(防城车站)で客の一部を降ろしたりトイレ休憩がある。トイレに行く場合は置いていかれないように注意する。東興の入口付近には検問所があるが誰も 居らず、そのまま通過して東興に入る。
東興→東興口岸(中国側国境まで)
東 興汽車站に到着後に大通りを右に進むとバス停の站西路口がある。バス停の表示に東興口岸(东兴口)の文字を見つけたらそれが国境行きのバスである。バス停 に表示のないバスも停車するので東興口岸(东兴口岸)行きなら運転手に確認してから乗車すること。自分は表示されていない1路のバスで東興口岸まで移動し た。5路と8路はバス停に表示がある東興口岸へ行くバスである。
- 運賃:1元(バイクタクシーは2元)
- 所要時間:約10分(待ち時間含まず)
- 経路:東興汽車站→站西路口→東興口岸
東興口岸
東興口岸でバスを降りたら目の前が出入国管理所である。まずは、なぜか通行料10元払って事務所に入る。出国カードに必要事項を記 入して出国審査の列に並ぶ。日本人が来るのは珍しいのか出国審査は細かくされる。特にICチップ入りのパスポートは珍しいようで入念に調べられる。中国人 が次々と出国する中で自分は5分ほど足止めに会う。国境越えをする人は決して挙動不審な行動はしないように!別室へ連れて行かれるともっと大変なことにな りそうですので・・・。
- 通行料:10元
- 所要時間:15分ぐらい?
東興口岸→ベトナム側出入国管理所
出国審査が終わると手荷物がある場合は税関で検査を受ける。検査後は事務所を出て中越国境の橋を渡る。橋の中間には国境を示す線が引かれている。橋では観 光客が写真撮影をしているので撮影に関しては特に制限はないようだが中国、ベトナム両方の出入国管理所周辺には警備が配置されているので注意すること。
ベトナム入国審査→モンカイ
橋を渡りベトナムの出入国管理所に入ったら入国審査が待っている。まずはパスポート窓口に提出すると入国カードを渡されるので記入する。ベトナムでの滞在 先住所は「hanoi(ハノイ)」「mongcai(モンカイ)」とか記入しておけば問題ない。自分は「滞在先は決まっていない」と係官に中国語で言った ら「記入しないとだめだ!」みたいな事を言われ困っていたところ中国人観光客が代わりに記入してくれて助けてもらった。入国カードを記入したら窓口にパス ポートと一緒に提出するのだが誰もきちんと並ばないので一苦労である。問題なければパスポートと入国カードに入国スタンプを押され渡される。入国カードは 出国時に回収されるので厳重に保管すること。次に出口付近に税関か検疫の検査でパスポートと入国カードの検査があり問題なければ入国手続き終了である。事 務所を出るとバイクタクシーや両替商が待ち構えているので利用するか無視するかは個々の判断に任せる。日本語で「ハロン湾!ハロン湾!」と話しかける客引 きもいた。自分は無視してモンカイの町を散歩して1時間足らずで出国する。
補足:ベトナム入国に関しては第三国への航空券が必要と表向きはなっているが、入国の際は特に確認も無く入国できた。
モンカイ→ベトナム出国審査
ベトナムを出国する際は出入国管理所の手前で中国同様に通行料を支払う人民元での支払いもでき10元を支払う。ベトナムの出国審査は窓口にパスポートと入国 時にスタンプの押された入国カードを提出する。問題なければカードは回収されパスポートに出国スタンプが押され事務所を出て橋を渡る。
東興口岸(中国入国審査)→東興汽車站
橋 を渡り中国側の出入国管理所に入ったら入国カードに必要事項を記入して入国審査の列に並ぶ。パスポートと入国カードを提出して問題なければ入国スタンプを 押される。自分はすぐにベトナムから戻ってきたので数人の係官にパスポートを入念に検査されたりしたので3分ほど足止めに会う。入国審査が完了すると税関 で荷物検査を受けて事務所を出る。これで中国再入国完了である。南寧に戻る場合はバスで東興汽車站に移動する。
東興→南寧
東 興汽車站に戻ったら南寧行きの切符を購入する。南寧行きのバスは直通バス(快班车)と普通バス(普通班车)の2種類ある。運賃は直通バスは51元(保険料 込)で普通バスは41元(保険料込)である。自分は予算節約で普通バスを利用する。東興を出ると行きは誰もいなかった検問所でバスが停車して武装警察の荷 物検査を受ける。防城汽車站を経由して江南客運站に到着するが直通バスとあまり時間の違いは無い。違いは普通バスはオンボロで途中で客を乗せながら走る路 線バスで直通バスは綺麗でバスターミナル以外では客を乗せないというところだ。
- 運賃:41元(保険料込)
- 所要時間:約3時間
- 経路:東興汽車站(1335発)→検問所→防城汽車站(1440着:1500発)→江南客運站(1630着)
追加情報
- 調査日:2008/1/27
- 関連旅行記:広西チワン族自治区旅行記
1年ぶりに東興を訪れ国境を越えてベトナムへ行ってみました。いくつか変わっていた所があるので紹介しておきます。
イミグレの開いている時間は北京時間0800-2000だと判明。出境ゲートの場所が変更になっており以前より立派になっていた。入場券売場は健在で入口で写真を撮ったら係員に滅茶苦茶怒られた。
パスポートにスタンプを押してもらうだけの目的ならベトナム入国後はイミグレの前にある規制線を越えなければ通行料を払わずに出国できる。イミグレの入口 にいる係員に「入場券買ったか?」と聞かれるので「さっき中国から来てすぐに帰る」「外に出ていない」とか言えば通してくれる。
憑祥~ベトナム・ドンダン
- 調査日:2007/1/15
- 大まかな経路:広西チワン族自治区南寧→広西チワン族自治区憑祥→ベトナム
- 関連旅行記:中国・ベトナム国境旅行記
南寧→憑祥
- 運賃:17元
- 所要時間:約3時間
- 経路:南寧駅(08:00発)→憑祥駅(11:00着)
憑祥駅→友誼関
- 三輪バイクタクシー:往復30元
- 所要時間:約1時間
友誼関→友誼関口岸→ベトナム・ドンダン
友誼関は観光地になっているので入場料10元が必要。友誼関を見物する観光客やベトナムへ向かう観光客が多い。時間があれば友誼関を見学しても良いが急いでいる場合は友誼関口岸(友谊关口岸)へ向かう。
友誼関口岸に入る前にパスポート検査があるので注意すること。友誼関口岸で出国カードに必要事項を記入して出国審査の列に並ぶ。
問題が無ければパスポートに出国スタンプを押される。自分は東興と同じく5分ほど足止めに会う。係官4人が入念にパスポート検査を行う。特にICチップの 部分はやたらと調べられた。友誼関口岸を出て中国側のパスポート検査があり出国スタンプの確認をする。
続いてベトナムの出入国管理所に入る前にベトナム側の検問所でパスポート検査と通行料2元が徴収され問題なければ出入国管理所に入り入国手続きをする。ま ずはパスポートを窓口に提出すると入国カードを渡されるので必要事項を記入して再びパスポートと一緒に提出する。
問題なければパスポートと入国カードに入国スタンプを押され渡される。入国カードは出国時に回収されるので保管しておくこと。次に税関か検疫の検査があり 窓口にパスポートと入国カードを提出。問題なければ返却され入国手続き完了。事務所を出ればそこはベトナムですが山奥の辺境のため何もありません。
- 友誼関:10元
- 通行料:2元
- パスポート検査回数:中国3回、ベトナム2回
ベトナム→友誼関口岸→友誼関
ベトナムを出国手続きは簡単で窓口にパスポートと入国時にスタンプの押された入国カードを提出するだけ。問題なければパスポートに出国スタンプを押され返 却され入国カードは回収される。出入国管理所を出ると検問所でパスポート検査と通行料3元を徴収される。
なぜかベトナムを出国する時は通行料が高くなっている。続いて中国側のパスポート検査を受けて友誼関口岸に入る。
入国カードに必要事項を記入してパスポートと一緒に提出する。問題なければ入国スタンプを押される。自分は係官に「さっき出て行ったのでは?」と質問さ れ、さらにパスポートを入念に検査され3分ほど足止め。友誼関口岸を出ると最後のパスポート検査があり問題なければ入国完了。
- 通行料:3元
- パスポート検査:中国3回、ベトナム2回
友誼関→憑祥駅
友誼関に戻ったら三輪バイクタクシーでまっすぐ憑祥駅に戻りましょう。うまくいけば南寧行きの最終列車に間に合います。憑祥駅に戻ったら切符を購入して乗車して待ちましょう。
- 所要時間:約1時間
憑祥→南寧
憑祥駅から5518次の列車で南寧駅へ移動します。憑祥からの乗客は少ないので席は自由に座れます。
河口~ラオカイ
昆明→河口
雲南省昆明からベトナム国境の河口までの移動手段はバスのみでしたが、 から雲南省昆明からベトナム国境の河口を結ぶ鉄道の営業運転が始まりました。
昆明-河口北を結ぶ標準軌の路線で、以前運行されていた昆明北-ハノイのメーターゲージの国際列車とは別の路線になります。
昆明発の列車は下記の表の通りになります。
運賃は一番安い硬座が70.5元です。
鉄道を利用することによりバスより安全に移動することが出来るようになりました。
列車番号 | 始発駅 終点 |
発車時刻 到着時刻 |
---|---|---|
K9832 | 昆明 河口北 |
09:32 15:51 |
K9836 | 昆明 河口北 |
17:38 23:44 |
河口→ラオカイ
河口北駅は河口の町から離れた場所にあるのでバスかボリタクでの移動になります。
ちなみにバス停とかはないので誰も並ばない無法地帯です。
バス停があっても誰も並ばないけど・・・。
バスの運賃は2元で乗車時に車掌に支払います。
とりあえず終点まで乗車すると、旧バスターミナル前で降ろされます。
ようするにお姉ちゃんたちのいる土産物市場の近くです。
税関で手荷物のX線検査を終えると出国窓口です。
順番が着 たらパスポートと出国カードを提出します。
問題なければパスポートに出国スタンプを押され返却されます。
この時、ノービザでのベトナム入国の場合にベトナ ム出国後30日はノービザでのベトナム入国ができないことを説明されることがあります。
写真撮影は出来ますがトラックなどの車両に注意が必要です。
まずは、窓口右側のカウンターで検疫手続きをします。
といっても、パスポートの情報を端末に入力するだけです。
続いて入国 窓口にパスポートを提出します。
問題なければパスポートにスタンプを押され渡されます。
本来は入国カードの記入が必要なはずなのですが、ラオカイでは入国カードなしで入国手続ができました。
最後に税関検査で手荷物のX線検査を受けて建物を出ればベトナム・ラオカイに到着です。
外にはバイクタクシーが多数待ち構えているので利用するかは個々の判断で・・・。
ちなみに、河口・ラオカイでは通行料は取られずタダで国境を行き来できます。
- 細かい経路:河口客運站→河口口岸→ベトナム・ラオカイ
河口の両替屋
イミグレーションの近くに両替屋が1軒あり、ここで人民元→ベトナム・ドンへの両替ができます。両替方法は簡単でパスポートさえあればできます。まずは窓 口でレートを確認して問題なければ両替するだけです。特に書類とかは書きません。3分ぐらい待つだけです。両替をしたら、その場で金額を確認すること。取 り扱い通貨は米ドル、ユーロ、人民元、ベトナム・ドン、香港ドル、英ポンドの6通貨。日本円は不可。ベトナム・ラオカイではイミグレーションに両替屋が複 数いるがレートが悪いので利用価値なし。
両替レート
- 河口
- 100元→343000ドン
- ラオカイ
- 100元→300000ドン
ラオカイ→河口
- 調査日:
ベトナムの出国手続きは簡単で入国と出国の窓口が同じ一つの窓口なので、そのままパスポートと入国時に渡されたスタンプの押された入国カードを提出しま す。問題なければ入国カードは回収されパスポートにはスタンプが押され渡されます。あとは事務所を出て橋を渡り国境を越えて中国へ。
河口口岸に入ったら入国カードと検疫カードを記入して、検疫窓口に検疫カードを提出して入国審査の列に並びます。順番が着たらパスポートと入国カードを提 出します。問題が無ければ入国スタンプを押されパスポートが返却されます。自分は係官に「どこで中国語を学んだの?」「中国は何度目?」など簡単な質問を 受けて入国スタンプを押してもらいました。あとは税関で検査を受けて建物を出て無事に河口に到着です。
- 細かい経路:ベトナム・ラオカイ→河口口岸
河口→昆明
河口に戻ったら安宿で1泊して昆明に戻りましょう。バスターミナルであらかじめ切符を購入するのを忘れずに!河口から昆明の道程は長く約11時間の旅路です。途中で昼食、トイレ休憩がありますが退屈です。
- 運賃:122元
- 所要時間:約11時間
- 細かい経路:河口客運站(0848発)→昆明客運站(1930頃着)
追加情報
- 調査日:2008/2/10
- 関連旅行記:雲南省旅行記
春節(旧正月)を河口で過ごしてビザが切れるので国境を越えてベトナムへ行ってみました。今回はラオカイ駅まで行き列車の状況を確認してきました。
ベトナムに入国したら線路沿いにラオカイ駅へ向かいます。距離で直線距離で約2㎞です。
ラオカイ駅では時刻表と運賃表を確認したのですがベトナム語が分からない自分には何が書いてあるのかはさっぱり理解できず。
中国・ラオス国境
磨憨(モーハン)~ラオス・ボーテン
- 調査日:2007/1/26~27
- 大まかな経路:雲南省景洪→勐腊→磨憨→ラオス
- 関連旅行記:雲南旅行記
景洪→勐腊(モンラー)
昆明から0530頃に景洪客運南站に到着する。0600頃に切符売り場が開くが勐腊行きのバスは1時間ごとに出ており12人乗りの小型バスのために直前の バスは切符が取りにくい。勐腊行きのバスは版納客運站が一番本数が多く20分間隔で出発しているので状況によっては版納客運站を利用することも選択肢に入 れる。もし昆明から勐腊を目指す場合は直通バスが出ているので昆明に複数あるバスターミナルを調べて直接勐腊へ向かうのが一番楽である。
- 細かい経路:景洪客運南站(0815発)→勐仑(1000頃着:1005頃発)→勐腊(1300頃着)
勐腊→磨憨
勐腊に到着したらバスターミナルを出て大通りを南(左)に向かう。1.2kmほど歩くと勐腊周辺へ向かう近距離バスターミナル(勐 腊县客运服务站)があり磨憨行きのバスに乗る。磨憨までの道は工事で未舗装の区間が多く道路状況は最悪で土煙が酷い。道路工事が終われば景洪から磨憨口岸 まで高速道路か国道が開通するようなので将来は景洪からラオスを日帰りで観光できそうである。約50Kmの道程を2時間ほど走りバスは磨憨口岸に到着す る。
- 運賃:15元(保険料込)
- 所要時間:約2時間
- 細かい経路:勐腊(1330頃発)→磨憨口岸前(1530着)
補足:勐腊のバスターミナルには自転車タクシー兼両替屋がいるが無視すること。磨憨行きのバスがある近距離バスターミナル(勐腊县 客运服务站)まで5元で乗せてくれるが南に1.2kmほどしか離れていないので徒歩か路線バスで十分である。両替は磨憨口岸の周辺に両替屋のおばちゃんが 何人かいるのでこちらを利用した方が良いらしい。両替レートも悪くないらしい。
磨憨口岸→ラオス・ボーテン
バスを降りると目の前に「中国辺防」の文字が見えるので道路の右の建物が出国管理所、左が入国管理所である。出国管理所で出国カードを記入して窓口にパス ポートと出国カードを提出する。問題なければ出国スタンプを押されパスポートを返却される。自分の場合は出国審査はすぐに終わった。事務所を出たら検問所 で係官のパスポート検査を受けて問題なければラオスへ向かう。自分は出国管理所が分からず初めに検問所を通ろうとしてしまい係官に「出国手続きしてから来 て」みたいな事を言われ出国管理所を教えてもらいました。
検問所を通過したらバイクタクシーの運転手が徒歩で30分ほど山道を歩くとラオスの出入国管理所に到着します。2007/1/1から日本人はノービザに なったという情報がありますが事実です。窓口でパスポートを提出すると入国カードを渡され記入します。記入したらパスポートと一緒に提出して問題なければ 入国スタンプが押されパスポートが返却されます。
自分の場合は係官の質問に中国語で答えて、係官に「大使館の電話番号は知っているか?」など聞かれ係官数人が相談をしている間は待たされ知らないうちに大事になっていたようです。しかし、何とかラオスに入国できました。
- 所要時間:徒歩約30分
- 重要事項:ノービザでラオス入国可能
ラオス・ボーテン→磨憨口岸
- 所要時間:徒歩約30分
磨憨(モーハン)→勐腊(モンラー)
磨憨から勐腊には約2時間かけて悪路を走ります。勐腊には1900の到着になってしまい昆明行きの最終バスは1800には出発して しまいます。新しい道路が完成すれば景洪からラオスへ日帰り観光も可能になりそうですが、現状は勐腊に1泊しなければなりません。まあ、バスターミナル周 辺で10元ぐらいの部屋に泊まって節約するのが一番です。
- 運賃:14元
- 所要時間:約2時間
- 細かい経路:磨憨口岸前(17:00頃発)→勐腊(19:00頃着)
勐腊(モンラー)→景洪
朝早く起きることが鉄則です。0600にはバスターミナルが開きますので、すぐに切符を買って恵洪行きのバスに乗りましょう。昆明 行きのバスを利用するのも良いでしょう。6時ぐらいのバスなら1300から1400ぐらいに景洪に到着します。山道を走りますのでゲロを吐く乗客が続出し ますので要注意です。景洪に到着すれば中老国境の旅は終了です。
追加情報
- 調査日:2008/2/17
- 関連旅行記:雲南省旅行記
1年ぶりに磨憨からラオス・ボーテンへ行くが相変わらずの田舎であった。
しかし、ちゃんと新たな収穫はあるのだ。イミグレで貰った入国カードを記入する前に撮影しておいたのだ。ラオスのイミグレは平和なので係官や窓口内にカメ ラを向けなければ怒られないようだ。陸路でラオスへ行く人はこれを参考にしておけば何を記入するのか把握できるので入国手続きの不安が多少解消されるだろ う。そして、イミグレには外国人観光客にラオスでの注意事項が英語と中国語で解説されているのでラオスを旅行する場合は覚えておいた方がよいだろう。↓の 日本語訳はかなりいい加減です。
ベトナム・カンボジア国境
ベトナム・モックバイ(MOC BAI)~カンボジア・バベット(Bavet)
- 調査日:
- 大まかな経路:ベトナム・ホーチミン→モックバイ(MOC BAI)→カンボジア・バベット(Bavet)→プノンペン
- 関連旅行記:東南アジア旅行記2015-カンボジア編
ホーチミン→モックバイ
ホーチミンのバックパッカー街デタム通り近くのファングーラオ通り(Phạm Ngũ Lão)からツーリストバスが出ているので、出発前日までにファングーラオ通りのバス会社や旅行代理店でカンボジア・プノンペンやシェムリアップ行きのバ スチケットを購入します。
プノンペンまでの運賃は大体190000ドン(約1140円)ぐらいからで、バスは朝6時台からあります。
出発当日は時間までに 指定場所に集合します。一般的に集合場所はチケット購入場所です。
自分はLacHongToursでチケットを購入して、06:30に集合であったが、実際は旅行会社の姉ちゃんは、06:35に出勤してきた。
レシートを姉ちゃんに渡して、4軒隣のバス会社LONG PHUONG CAMBODIAの アオザイのお姉ちゃんがバスに案内してくれた。
この時、カンボジアビザを 持っている場合はビザをちゃんと見せてビザ取得済みということを知らせておきます。
国境でアライバルビザを取得する場合はビザ代+手数料を支払います。
料金は乗務員の気分次第というところかな?
約2時間で国境のモックバイに到着。
ベトナム出国モックバイ
案内とかしてくれません。
そして、大きい荷物とかはバスに載せたままにして建物に入ります。
バスは先にイミグレーションの出口付近へ移動して待機しています。
イミグレーションへ入ったら税関検査で手荷物のX線検査をして、あとは出国カウンターの前で名前を呼ばれるのを待つだけです。
バスの乗務員が係官にパスポートを渡しているので気長に待つだけです。
同じバスの乗客が呼ばれ始めたら自分の番も近くなるので聞き逃さないようにします。
この時、パスポートはバス会社の乗務員から渡され、係官は本人確認とか一切していない。
出入国管理はかなりずさんだ。
カンボジア入国バベット
ここで再びバスを降りますが、降車時にカンボジアの係官がパスポートを回収します。
そして、案内表示に従いイミグレーションの建物を通っていきますが入国カウンターは無しで検疫の検温だけ受けて外へ出ます。
外にはバスが停車 しているので自分のバスを見つけて乗車します。
全員が集まるとバスが近くのレストランへ移動してパスポートが戻ってくるまで待機となります。(この辺はバス会社によって違うかもしれない。)
全員のパスポートが戻って来たらバスが発車します。
これでカンボジア入国完了です。
シェムリアップでカンボジア入国時に指紋採取されたという人に出会ったが自分の場合は入国時の指紋採取はなし。
バベット→プノンペン
バスを降りるとトゥクトゥクのおっちゃんたちが待ち構えていますので利用するかは各自の判断で!
カンボジア・タイ国境
カンボジア・ポイペト~タイ・アランヤプラテート
- 調査日: ~
- 大まかな経路:カンボジア・シェムリアップ→ポイペト→タイ・アランヤプラテート→バンコク
- 関連旅行記:東南アジア旅行記2015
シェムリアップ→ポイペト
金がある場合は1日2便運行されているNATTAKAN CAMBODIAのシェムリアップ→バンコクの直通バスを利用する。
直通バスだと国境でのバス乗り換えなしでバンコクへ行くことが出来る。ただし、運賃が 28ドルで高い。
金がない場合は、宿泊しているゲストハウスやその辺の旅行代理店でバンコク行きのバスチケットを手配する。
ゲストハウスでバスチケットを 手配してもらえば当日トゥクトゥクでピックアップしてもらえる。
旅行代理店でチケット購入でもトゥクトゥクでピックアップしてもらえるが、ゲストハウスの場所が説明できないとチケット購入場所集合となる。今回はポイペトまでバスで移動し、アランヤプラテートで一泊し鉄道でバンコクへ向かうルートを取った。
ポイペトまでの運賃は5ドル。
おまけに車はバスではなくタクシーであった。
ポイペトのイミグレーション前のロータリーには、11:15頃に到着。
- 所要時間:約3時間(実際の移動時間は約2時間)
- 運賃:5ドル(ポイペトまで)
ポイペト→アランヤプラテート
このシールで、どこのバス会社の客か判別しており、タイ側のバス会社のおっちゃんが、このシールを見て客をバスに誘導していく。
ポイペトまでのチケットしか買っていない自 分にはシールは関係ないので、そのまま出国窓口へ行く。
窓口でパスポートと出国カードを提出する。
この時に両手の指紋をスキャナーで読み取る。
まず右手の 人差指から小指までの4本、次に親指、そして、左手の人差指から小指までの4本、最後に親指を読み取る。読取りが完了するとパスポートが返却されカンボジアの出国手続きが完了。
イミグレーションを出てタイ側アランヤプラテートのイミグレーションへ徒歩で向かいますが、カンボジアとタイのイミグレーションの間のカンボジア側にはカジノがあります。
ここで一泊してタイへ入国する旅行者もいるのですが、ここはカンボジアとタイのどちらにも入国していない状態の緩衝地帯なので、乞食がいたりと物凄くやばい雰囲気が漂っています。
恐らく大阪のあいりん地区を上回る危険度なので、速やかにタイ側のイミグレーションへ向かいます。
イミグレーションの手前で椅子に座った係官がいるので入国カードをもらって2Fの外国人用入国窓口へ行きます。
ここで 大体1時間待ちです。
後は税関検査ですが特に検査とか無く素通りでした。
アランヤプラテート→バンコク
タイ入国後は税関の辺りにバス会社のおっちゃんがおり、バスに案内され満員になり次第出発となる。
バンコクの到着場所はカオサン通りになる。
ATM手数料で180バーツ徴収された。
タイ・ミャンマー国境
タイ・メーサイ~ミャンマー・タチレク
- 調査日: ~
- 大まかな経路:タイ・チェンマイ→メーサイ→ミャンマー・タチレク
- 関連旅行記:東南アジア旅行記2015-タイ・ミャンマー・ラオス国境地帯
チェンマイ→メーサイ
3日前に朝一番のバスチケットを購入しておく。
朝一のバスは運賃が安く175バーツ、出発は06:00になる。
10分遅れの06:10頃、発車してメーサイへ向かう。
途中、08:45頃、チェンライ第2バスターミナルで休憩し、チェンライ第1バスターミナルによりメーサイへ向かう。
チェンライとメーサイの中間にあるメーチャン手前で検問のため停車。
警察のパスポート確認有り。
メーサイバスターミナル→国境
バスターミナルにはミャンマー国境へ向かうソンテウが待機しており、国境までは15バーツ。
国境の前には運賃が表示された看板があり、ここがバスターミナル行きのソンテウ乗り場となる。
タイ出国
ミャンマーは右側通行になりタイ時間(UTC+7)からミャンマー時間(UTC+6.30)に変わる。
ミャンマー時間はタイ時間より30分遅れになる。
ミャンマー入国
ミャンマー・タチレクのイミグレーションに入る。
「PASSPORT」とか看板の出ている部屋にはいると写真撮影の行列ができており、パーミット申請者が大勢滞留している。
係官にパスポートを渡すと「Today・・・」と聞いてきたので日帰りかの確認のようだ。
「日帰り」と答えるとその場で入国と出国のスタンプを押してノートに記帳して「500バーツ!」とパーミット費用を請求してくるので500バーツを支払う。
米ドル払いは不可であった。
日帰りの場合はパーミットは発行されず入国時に出国スタンプも押されている。
出国スタンプがパーミットを兼ねているようだ。
*2015年9月にタチレクへ行った人のブログだと米ドル払いOKで安くなっているようだ。
タイ出国からミャンマー入国までの所要時間は約15分であった。
ミャンマー・タチレク→タイ・メーサイ
外に係官がおり地元民が身分証を見せているのでパスポートの出入国スタンプを見せる。
係官はスタンプを確認するとタイ側を指差しているので、そのままタイ側へ移動。
ミャンマー入国時に出国スタンプも押されていたので出国手続きはなく、出国スタンプの確認だけになる。
ミャンマーからタイへの出入国手続きは15分程度で完了。