モンゴル旅行記 国際列車でモンゴルから中国へ

モンゴル旅行記2016

ウランバートル駅

07:00頃、ゲストハウスのDanista Nomadsをチェックアウトしてウランバートル駅へ向かう。07:25頃、ウランバートル駅に到着。

ホームに列車が停車していたが、これは回送列車。

行先票見ても文盲なので解らず。

ホームにはベンチがあり待合室の代わりにもなっている。

こちらは駅舎。

駅舎内部を見物してみるが待合室にシャンデリアがあり豪華だ。待合室の奥には両替所があり既に営業中。切符売場だけでなく、駅舎の方にも両替所がある。レートは銀行より良い。

再びホームへ移動すると回送列車が出て行くところであった。

国際列車でモンゴル→中国

今回は08:30発、ウランバートル(Улаанбаатар)→北京(Пекин)の24列車で集寧南(Жинин)駅まで乗車する。4人コンパートメント寝台(КУПЕ)の9号車29番、運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)になる。

切符には「Jining」と印字されているが実際の停車駅は集寧南駅になる。

07:45頃、ウランバートル→北京の24列車が入線してきた。

食堂車はモンゴルの車両だが・・・。

その後ろに連結されているのは中国側の車両だよ。25Gで窓開けられん!最悪だ!風景の撮影不適だ。(後で気づいたが時刻表や切符にあるKJDが中国、RJDがロシア、MTZがモンゴルの車両を意味していた。)

昨日がモンゴル側の車両だったのだろう。おそらく窓開けられただろうな。高額の切符買ってこれか・・・。やってもうた!国境越えと台車交換しか楽しめん!

とりあえず行先票の撮影。

列車に乗車するが乗車口にはモンゴル側の駅員がおり切符を提示して乗車。車内に中国側乗務員がおり切符を渡す。中国国内とは違い換票証はもらえず。

乗車する車両はYW25Gなのだが普通の硬臥ではない。4人コンパートメント寝台で軟臥に近い仕様だ。同じコンパートメントはカナダ人2人と同室だが、英語ペラペラだが見た目はアジア人だ。

YW25Gだが定員36人というのは珍しいだろう。定員36人はかなり少ない。

コンパートメントにはAC220Vのコンセントが2つある。これで携帯などの充電が可能だ。

発車時間までに車内の設備を確認しておく。洗面台。

給湯器。

トイレは洋式でタンクに溜める方式で停車中も使用可能。

緑のボタンを押せば水が流れます。

あと時刻表もあるがモンゴル時間はサマータイムではない。設備は新しく良いとは思うが窓開けられないのは最大の欠点だな。中国国内仕様でゴミのポイ捨てをさせないためなのだろう。

08:30に定刻通り列車が発車する。08:45頃、寝台のシーツなどが配られる。中国国内のようにシーツなどはセットされておらず、自分で準備をする。

曇りだった天気が雨に変わり窓越しの風景撮影もダメになりつつある。急カーブが連続して最高の撮り鉄になりそうなのだがダメだな。

草原には放牧中の牛や馬たちもいるが、この天気では・・・。天気悪いし一眠りする。13:00頃、目が覚める。雨が止んで青空が見える。地平線まで草原か山だ。

13:00頃、モンゴルの食堂車へ行ってみる。途中で超金持ち専用の定員12名のRW25Gを通過。

メニュー表を一通り見てみるがボーズやホーショールといった定番モンゴル料理がない。で、牛肉の料理(15800トゥグリク)を注文。

実際に出てきたのがこれで牛肉を焼いたやつ。

あとはご飯と野菜。美味しいとは思うのだが値段が高い。ホーショールセット3人分注文できるな。食堂車は利用しなくて良さそうだな。

自分の車両へ戻る途中に軟臥の車両を通るのだが軟臥のコンパートメントは売れ残りがあるようで乗務員たちの世間話に利用されていた。他の硬臥でも乗務員がコンパートメントを利用している。自分の硬臥の方も4人用なのに3人だし国際列車は夏の観光シーズンでも人気はないのか?15:00頃になると青空と草原が地平線まで広がる。

ただ草原が広がるだけだ。

何もせずに外を見ているのではつまらない。コンパートメント寝台にはコンセントがあるのでノートパソコンを起動させて旅行記を作成する。同じコンパートメントのカナダ人2人はノートパソコンで映画見ながら爆笑中!コメディ映画か?

18:30頃、乗務員がモンゴルの出国カードと中国の入国カードと税関申告書を配りにきた。ザミンウードまであと少しのようだ。

ザミンウード駅モンゴル出国

19:45頃、国境のザミンウード駅に到着。ここでモンゴルの機関車と食堂車を切り離しになる。車両脇を迷彩服を来たモンゴルの軍人さんたちが歩いている。

19:55頃、2人の係官がやってきた。こちらは迷彩服ではない。プレートに「IMMIGRATION」とあるので入管職員だ。パスポートを回収していくが、そのうち職員が増えて6人の職員が1両の客車でお仕事中。パスポートを回収して次の車両へ移動していった。

外は軍人さんが巡回中。女性の軍人さんも警備に当たっている。もちろん、いかにも強そうな野郎も警備中。

20:10頃、「CUSTOM」と表記されたプレートをつけた税関職員が出国カードを回収。荷物を確認して中身は見ずに終了。
20:15頃、今度は肩に階級章を付けた兄ちゃんがやってきた。警察かな?
こちらも荷物を確認するが中身は見ずに終了。
20:40頃、車両が少し動いたので機関車の交換が完了したのだろう。

20:50頃、出国スタンプの押されたパスポートが返ってきた。あとは中国エレンホトへ移動だがなかなか発車しない。携帯の電源入れてみるとチャイナユニコムのGSMがアンテナ1本だが使える状態になっている。ウランバートルへ移動したときは列車内では圏外であったが、今回は使える状態だ。
21:33頃、列車が発車する。

モンゴル旅行終了

今回は初モンゴルでウランバートルだけであったが総括するとモンゴル旅行はおすすめだ。
良い点、悪い点に分けるとこんな感じだ

嬉しいモンゴル

  • 全体的にマナー良好で精神衛生上安心
  • モンゴル料理美味い!
  • ビール美味い!安い!
  • 野郎は朝青龍に見えてしまう
  • ゴミのポイ捨て少ない
  • ウランバートル市内でもゲルの住居がある
  • 首都でも青空と草原がある

残念モンゴル

  • 一部で唾吐きがあったが西成よりはマシ
  • マンホールの蓋がなかったりする
  • 雨降るとそこら中が水たまり
  • 英語表記少ない
  • 路線バス難易度高い
  • 歩行者の赤信号無視がちらほら
  • 西成でもよく見かけるが飲兵衛のおっさんが道端で寝ている

何といっても精神衛生上安心して旅行できる点が大きいだろう。

エレンホトから中国入国

ここからはモンゴル時間(サマータイム)から1時間遅れの中国時間へ切り替える。
東京、ウランバートルが12:00の時、北京が11:00ということになる。

20:52(モンゴル時間21:52)にエレンホト駅に到着。外は武警でいっぱいだよ。
20:57頃、まず検疫で体温測定から始まり、立て続けに税関職員の税関申告書回収、検疫官の質問、21:00に武警がパスポート回収。武警に行き先を聞かれるだけで荷物検査はなし。この時カナダ人2人組が中国語が少し話せることが判明。中国系カナダ人かなと思っていたがやっぱりそうだった。でも、中国でよく感じるオーラが全く無かったので、かなり前の世代に移住のようだ。

21:28に武警が多数乗車してきて担当車両へ移動。パスポート返却のようだ。
21:30頃、パスポート返却、エレンホトの入国スタンプが押され中国入国。入国審査は厳しくなく荷物検査すら無く行き先を聞かれただけであった。モンゴル出国の方が検査は厳しいな。

無事中国入国で一安心。カナダ人2人組も少し中国語が話せるということで中国語で会話。去年は日本へ行ったそうで、パスポートのスタンプ見せてもらったら大阪から入って福岡から出ていた。

21:33に台車交換で移動。モンゴルと中国は線路の幅が違うのでエレンホトで台車交換が必要になり乗客はそのまま缶詰だ。車庫を何度も行ったり来たりして車両を切り離していく。そして、ジャッキアップされた客車が見えてくる。

客車の下を台車が移動していく。乗客は缶詰で乗車したままだ。

22:00頃、イベント発生。欧米人の兄ちゃんたちが乗務員にトイレ使わせるように言っている。1人緊急事態のようだ。タンク式トイレの25Gは台車交換中は照明のみの電源になりトイレが使えない。これは便乗して外へ出る絶好の機会と思ったら、乗務員のおっちゃんが黒のゴミ袋を欧米人の兄ちゃんに渡してトイレへ連れて行く。何てこった!そうきたか!仲間の欧米人たちは苦笑いだ。外に出られると思ったが完全に缶詰にして一歩も外へ出さないようだ。

23:00頃、ジャッキアップの音が聞こえなくなり乗客のイビキぐらいしか聞こえなくなった。台車交換が終わり連結する準備に入ったのだろう。
23:30頃、連結作業が始まる。
23:53に客車が連結される。
23:58に連結作業が終わり車庫を出る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15800トゥグリク
合計 15800トゥグリク

エレンホト駅

00:07に再びエレンホト駅に戻ってきた。発車時間は01:20になる。ほとんどの乗客は寝ているが欧米人の一部がホームに降りて撮影中だ。駅の売店も営業しているのでビールを買いに行く乗客もいる。この停車時間中に各客車のケーブルを接続して電源を回復させる。
01:20に定刻通りエレンホトを発車する。集寧南駅まで一眠りだ。集寧南駅で下車なのだが中国の寝台の場合は下車駅が近くなると乗務員が換票証を回収しに来て乗客を叩き起こして換票証を切符に交換して下車できる。寝過ごさないためのシステムがあるのだが、国際列車の場合はそれがない。エレンホトの2つ先が集寧南駅だが、エレンホトを発車してすぐに乗務員が切符を返しに来てシーツなどを回収していった。国際列車は寝過ごす危険性が意外と高そうだ。

集寧南駅

05:00頃に起床する。外は明るくなり始めている。集寧南まであと1時間ほどだ。定刻より8分早く06:00に集寧南駅到着。下車したのは自分を含めて4人で全員外人だ。

ウランバートルからの国際列車とはここでお別れだ。最後に行先票を撮影。

外へ出ると早朝でもボリタクや宿の客引きが待ちかまえている。自分は切符売場へ直行するが集寧南駅は切符売場へ入るのにも身分証が必要になっている。

そして、切符売場の外や窓口には列車運休のお知らせが。洪水で運休のようだ。窓口に10分ほど並びフフホト東までの切符を受け取る。

集寧南→フフホト東

続いて切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動だ。待合室は早朝なので空いている。

早朝なので就寝中というのもある。

今回は10:35発、大同→包頭の6055次で集寧南→フフホト東を乗車する。エアコンなしの非空調列車、席は無座、運賃9.5元になる。もっと早い時間帯にフフホト東やフフホト行きの列車があるのだが、6055次は貴重なエアコンなしの非空調列車で窓が開けられる。おまけに運賃も安い!

集寧南駅では約4時間の待機となるが後ろでおサルさんがでかい音を立ててゴミ箱へ痰を吐いている。今日も中国アクセル全開だ!

10:10頃、改札口に並ぶというか群れになっているので群れの後ろにつく。10:20頃、改札が始まりホームへ移動。

ちょうどHXD3Cに牽引された列車が入線してきた。車両の状態からいかにも旧式車両というのがわかる。型式の確認は乗車バトルのため後で確認だ。

そして、多数の乗客が下車するが乗車バトルの主戦場となった乗降口には誰も並ばず群れができている。乗務員が「先下、后上」と叫ぶが馬の耳に念仏。アクセル全開だ!乗務員がブチ切れて怒鳴り声になりようやくおサルさんたちが言うことを聞くようになる。乗務員の近くにいた自分は後から群れに飛び込んだのに運良く早く乗車できた。

ようやく乗車するが車内は空いていた。席を確保して荷物置き場も確保する。全員座れるほどで乗車バトルの必要性はなかった。全員座れるのになぜ乗客同士で罵りあいをして乗車するのだ?

エアコンなしの非空調列車なので扇風機が現役。もちろん窓も開けられる。定刻通り10:35に発車する。乗客は地元民で車内に平和な時間が流れる。床はゴミだらけだけどね。ついでに開いている窓から器用に痰を吐いている猛者もいる。なかなかの上級者向けの列車だ。11:50頃、車内検札が行われ途中駅から乗車してきた地元民たちが車内精算をしている。文句言いながら嫌々払っているのだが。

13:18頃、フフホト東駅に到着。6055次の行先票。

車両はYZ25Bであった。なかなかお目にかかれない車両だ。

フフホト東駅

フフホト東駅から乗り換えになるので切符売場へ。窓口は空いており10分ほどで切符を受け取る。

13:30頃、切符を受け取り待合室へ。切符と身分証確認、手荷物検査は駅の規模の割に空いており待ち時間なし。待合室が大きいので駅舎の中を鳩が飛んでいる。

フフホト東駅にはマクドナルドが入っている。最近の中国では愛国心とかいう訳の分からない物のためにケンタッキーフライドチキンで営業妨害するのが流行っているらしい。米国への嫌がらせのひとつのようだがフフホト東駅ではマクドナルドが通常通り営業中で金持ちたちがお食事中だ。なぜデモが起きないのだ?駅には不特定多数が大勢集まってくるのでデモや抗議活動の効果覿面だろうに。

フフホト東→蘭州西

これから乗車する列車は15:45発、フフホト東→蘭州西の2635次だ。席は硬座、運賃130.5元になる。この列車は普快なのだが終点が蘭州駅ではなく、蘭州西駅というのが重要になってくる。蘭州西駅は新しくできた高速鉄道駅になるのだが普快の2635次の終点になっている。これは蘭州西駅で高速鉄道への乗り継ぎのために終点となっているのか?

15:05頃、改札口の先頭を陣取る。先頭を陣取ると後ろに荷物が置かれ乗車バトルの準備が始まる。既にホームには2635次が入線しており改札が始まるのを待つだけだ。

15:25頃、改札が始まり一番乗りでホームへ。

まずは行先票の撮影。

客車はYZ25Gで普通だな。

車内はまだ誰もいないがすぐに大混雑かな?定刻通り15:45に列車が発車する。蘭州西駅まで約17時間の乗り鉄になる。乗車率は4割ぐらいだがフフホト駅で満席になるのだろう。

そして、予想通りフフホト駅では人民の大軍が待ち受けていた。しかも並んでいないし。

カオス度急上昇!

金持ちから農民工まであらゆる客層が乗車してくる。銀川を経由して蘭州へ抜ける列車なので短距離から長距離まで幅広く需要があるのだろう。

フフホト駅で満席になり通路に無座の乗客があふれる。

8209次 包頭東→包頭東

17:55頃、包頭東駅に到着。向かい側のホームに時刻表には載っていない通勤列車の8209次、包頭東→包頭東が停車している。おまけにDF4Dが客車を牽引だ。

わずかな停車時間を利用して8209次の行先票を撮影。包頭東から包頭を一周して包頭東へ戻る列車だ。

通勤列車なので一般客は利用不可らしいが交渉次第では乗れるかも?

晩点約590分

思わぬ収穫があり列車に戻る。そして、更に収穫が・・・。広州→包頭のK597次が590分遅れの表示だ。あと10分で10時間遅れか・・・。恐ろしい遅れだ!乱闘騒ぎが起きても不思議がない遅れである。

包頭東、包頭と過ぎていくと下車する乗客が増えて乗車率が下がると思ったが間違えであった。到着する駅ごとに車内の状態が悪くなっていく。ホームには肥料袋とか持った集団がいたりと出稼ぎ列車確定である。

人多すぎである。

車内は無座切符の乗客であふれる。

夕飯時になると車内販売で盒飯が売られているが前の親子が15元の盒飯を購入していたが、ガキの方がこんな感じで残している。中国ではガキの頃から残すことを学習するのでおっさんになってからはもっと豪快に残すようになる。

21:30頃、自分も盒飯(15元/約255円)を食べるが猫の餌ですね。味を楽しむとかでなく、ただ食べるだけである。

食後は一眠りの前にトイレへ行くが既にウンコ山盛り。さすが中国!モンゴルの鉄道とは大違いで上級者向けだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

モンゴル旅行記 鉄道で中国からモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

朝になっても断水

昨日からの断水がまだ続いている。中国は停電、断水が多すぎるよ。エレホト糞、中国糞。

06:50頃、バスターミナルでモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが、窓口のおばちゃんが「担当がまだ来ていないから10:00から販売開始だよ!」と・・・。出直しか。

トゥグリクの両替をしている中国銀行

08:40頃、バスターミナルから徒歩15分ほどの所にある中国銀行二連浩特市分行にやって来た。エレンホトの中国銀行では人民元からモンゴルの通貨トゥグリクへの両替業務を行っている。

トゥグリクは中国語では「图格里克」「蒙图」と表記される。

土日も営業しているようだ。で、両替しようと並ぶが窓口は2つ開いているだけ、おまけに番号札の発行はないので並ぶしかない。しかし、並んでも割り込まれるので並ぶ意味がほとんどない。

気長に待つのだが窓口ではほとんどの客が札束の預け入れなのだが、引き出しの客には「没有现金」とか言って追い返している。さっき行員の後ろにあるトランクに札束仕舞っていたのに「現金無い」とかどういうことだ?ATMで降ろせということか?それに「没有现金」なんて言ったら取り付け騒ぎを引き起こしそうな気もするが・・・。中国銀行だから大丈夫なのだろう。

ようやく順番が回ってきたが窓口の兄ちゃんは凄い嫌そうに応対。両替したくないらしいようだ。こちらも無理に両替しなくても良いと思い、とりあえず両替レートだけ確認しておく。人民元とトゥグリクの両替レートは100元→28000トゥグリクであった。ネットでは100元で29000-30000トゥグリクとなっていたので、予想より少し低めだな。まあ、このレートを基準に考えよう。09:00頃、中国銀行を出てバスターミナルへ向かう。

国際バスでエレンホト→ザミンウード

09:15頃、バスターミナルに戻ってきた。

とりあえず、窓口を覗いてみると朝閉まっていた5番窓口におばちゃんがいたのでザミンウード(扎门乌德)行きチケットを聞いてみたら購入できた。13:30発車で運賃は50元。

座席の番号が21番だったので09:00頃には窓口が開いていたようだ。10:00から販売開始と言われていたが、5番窓口のおばちゃんが出勤次第販売開始のようだ。ちなみバスターミナル周辺のボリタクだと1人80元だったり、100元だったりバラバラ。

あとは昼まで宿で待機なのだが、まだ断水している。糞だな!11:45頃、ボロ宿をチェックアウトする。5秒でエレンホトのバスターミナルに到着というか同じ建物なので。

待合室はおそらくモンゴル人だけで、モンゴル語しか聞こえない。外には中国ナンバーの国際バスが10台ぐらい待機中。

ザミンウード行きのモンゴルナンバーのバスが6台待機中。モンゴルナンバーのバスは10時台バスターミナルへ入るのを見たので午後に戻るということのようだ。

国際バスの発車時間は13:30なのでしばらく待機になるのだが、断水の影響でバスターミナルで意外なイベントが発生中であった。トイレが閉鎖されて多数の利用客が緊急事態に陥っていた。バスターミナルから数百mの所に公衆トイレがあるのだが、そこまでたどり着けるか?まあ、断水していない隣の区画へ行けば何とかなるだろう。


12:30頃、二連浩特の長距離バス情報を確認しておく。フフホト、集寧、北京へのバスが多いようだ。



国際バスは表示はされていないがザミンウード行きが13:30に運行だが、電光掲示板にはウランバートル(乌兰巴托)行きが表示されている。ウランバートル行きは10:00発、13:00発の2本あり運賃210元だ。今日はウランバートル行きがなかったので毎日ではなさそうだ。

13:20頃、乗車開始で大量の荷物が積み込まれていく。特にモンゴルでは穫れないバナナや果物が箱で積まれていくのが目立つ。ザミンウード行きのバスはモンゴルナンバーでなく中国ナンバーの2台になるが乗車するバスは自由。乗客はほとんどがモンゴル人のようで車内の標準言語はモンゴル語だ。13:34頃、自分が乗ったバスが先に発車する。ようやくエレンホトからザミンウードへ移動である。

13:42頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートでバスが停車して武警が乗車してパスポートを確認するが所持しているかの確認だけなので中身の確認は誰も無し。すぐに中国を出国かと思ったらゲートで足止め。隣を国境越えのジープが通過していく。

14:03頃、ようやくバスが動きだしイミグレーションに到着。

荷物を一度全て降ろして全員荷物を持って建物内へ。イミグレーション内は団体客がおり混雑している。列に並び順番を待つが3人前の中国人のおっちゃんが武警に連れられて別室へ。パスポートに問題があったようだ。

自分の番が来て武警にパスポートと出国カードを提出。いつもならすぐにスタンプを押されて出国完了なのだが、今日は写真を何度も見て確認している。とりあえず問題なかったようでスタンプ押されて出国手続き完了。この後はそのまま外に出るか、右へ行って中国側最後のトイレへ行くか、左の免税店かだ。まあ、しばらくトイレへ行かなくても漏らさなくて済みそうなのでそのまま外へ出る。

14:20頃、中国側エレンホトのイミグレーションである二連浩特口岸から出国。外には既に国際バスが待機しており荷物を載せて出発を待つ。

バス以外にもジープ軍団も待機中だ。待機している間にモンゴルナンバーの国際バスが通過していく。バスターミナル以外からもバスが出ている雰囲気が漂う。空車で回送か?中国製品満載か?

14:30頃、バスが発車し中国からモンゴルへ移動。ゲートで武警がバスに乗車してきて全員のパスポートの出国スタンプの確認をする。問題なく確認が終わりバスがモンゴルへと向かう。

モンゴル陸路入国

ここからはモンゴル時間で表記する。中国とモンゴルの時差はモンゴルがサマータイム中なので1時間早い。要するに東京、ウランバートルが12:00の時に北京は11:00ということだ。このサマータイムは2015年から復活している。

2ー3分でモンゴル側ザミンウードのイミグレーションのゲートに到着。モンゴル時間15:37(中国時間14:37)頃、モンゴル到着だがゲートで順番待ち。15:40頃、ゲートを通過してイミグレーションへ。

再び全員荷物を持って建物内へ入るが団体客が先に来ており混雑している。で、まずは入国カードを記入しないといけないのだが入国カードは用意されておらず係官から直接もらい記入する。

列に並び自分の番が来て係官にパスポートと入国カードを提出。入国は問題なしだが係官が斜め前方の部屋を指さしているので部屋へ行くと先客がパスポートを提出して金を払っている。入国税か?で、自分もパスポートを提出すると係官はパスポート確認して、何もなしでそのまま返却。日本人は関係なかったようだ。

続いて税関で荷物のX線検査で係官に呼び止められて、バックパックを開けるがパスポート確認したら荷物確認せずに「行っていいよ!」になる。全検査かと思ったら日本のパスポートだとそのままOKのようだ。

イミグレーションを出ると外ではバスが待機している。そして、出口には両替のおばちゃんがおりレートを確認すると100元→30600トゥグリクということだ。中国銀行よりレートがよいので、とりあえず切符代の確保で200元両替する。
200元→61200トゥグリク

両替を終えてバスへ行くとバスが動き始めたので走って追いつき何とか乗車。危うく置き去りになるところであった。16:05頃、ザミンウードのイミグレーションを出発。

モンゴル・ザミンウード駅

16:15頃、ザミンウード駅に到着。ホームを歩いて駅舎へ向かう。

人の流れを観察しながら歩いていくと人がどんどん入っていく建物がある。切符売場があるのだろうと思い入ると携帯のSIMカードの販売店が入っている。

ロンリープラネット蒙古によれば2Fに切符売場があるという事で2Fへ。人口密度の高い場所があり切符売場に到着。列に並び窓口のおばちゃんにキリル文字と英語でウランバートルと書いたメモを見せると、おばちゃんが電卓たたいて35550トゥグリクと。あと、パスポートとのことで、現金とパスポートを出して16:26頃、ウランバートル行きの切符を何とか購入。

列車番号275、18:15発、ザミンウード→ウランバートル、距離は709km、コンパートメント寝台だ。

発車時間まで1時間半ほどあるので周辺を歩いてみる。まず2Fの切符売場から地下へ行くとATMが3台ある。

続いて駅前周辺を探検。切符売場は正面の駅舎の左隣の黒い建物になる。駅前周辺にはホテル、銀行、スーパーマーケットが入っている。

ホームへ行き列車の行先票を撮影。

先頭の機関車も撮影だが線路内には入れないので横から撮影だ。

17:30頃、駅前のハーン銀行のATMで100000トゥグリク引き出しておく。ATMに銀聯マークが付いていたので中国工商銀行のキャッシュカードで試してみた。中国語表示はなくモンゴル語と英語のみ。ラオスのATMは中国語表示があったな。手数料かかるとかの表示はなかったが後で確認だな。

*翌日確認して以下の内訳になった。
両替金額 333.26元
手数料 12元
345.26元→100000トゥグリク
レートは100元→28963元になる。

ザミンウード→ウランバートル

17:40頃、ザミンウード駅に戻ると乗車が始まっていた。どうやら17:30頃から乗車が始まったようだ。切符には4-35と印字されている4号車35番という意味だろう。

4号車へ行き乗車口で乗務員のおばちゃんに切符を提示、すると切符はここで回収して、35を指さして教えてくれる。やはり4号車35番で合っていた。中国みたいに換票証とかはなく、そのまま乗車して寝台へ。

4人コンパートメント寝台には先客がおり全員モンゴル人だ。モンゴルだから当たり前だな。このまま発車時間まで待機となるがエアコン無いので車内はサウナ状態。発車するまでの辛抱だ。

携帯はザミンウード駅のホームでもチャイナユニコムのGSMならつながっているが列車内では圏外になってしまう。ちょうど電波の届く限界の場所のようだ。これだとホームでも雨が降ったら圏外とかになりそうな気配だ。

定刻通り18:15に発車する。19:00頃、乗務員がお湯とインスタントコーヒーを配っていく。ウェルカムドリンクらしい。

外は地平線まで大草原が広がりイメージ通りのモンゴルだ。

たまに遊牧民のゲルが見えたりする。もちろん放牧中の羊や馬たちが遠くにも見える。

両替
モンゴル側イミグレーション出口のおばちゃん
200元→61200トゥグリク
ATM
345.26元→100000トゥグリク

レートはおばちゃんが100元→30600トゥグリク、ATMが100元→28963元なのでおばちゃんに両替してもらうのが良い。ただし、バスに置き去りにされないよう注意。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 35550トゥグリク 4人用コンパートメント寝台
ザミンウード→ウランバートル
合計 35550トゥグリク

ウランバートル駅到着

06:30頃、起床する。ウランバートル駅まで約80kmの場所までやってきた。とりあえず、まずはトイレへ。モンゴルの列車のトイレは男女別になっているので確認してから入らないといけない。

で、肝心のトイレだが便器は洋式で紙は基本的にないようだ。だが中国よりは状態は良くウンコやり逃げなどせずにマナー良く使用しているようだ。流すときは便器の根本にあるペダルを踏むと便器の底が開いて水が流れ線路へ投下される。

手を洗う洗面台の水は蛇口をひねるのでなく、こんな感じで下から押すと水が出る。この方式の蛇口は初めて遭遇したので最初使い方が分からず2分ぐらい考え込んでしまった。

07:30頃、乗務員のおばちゃんが切符を返却にやってきた。ウランバートルの近くまで来たようだ。続いて07:45頃、枕カバー、シーツなどの回収が始まる。

ウランバートル手前のホンホル(Хонхор)付近は急カーブが連続する撮影ポイントだ。カーブで最後尾車両が見えたりとかなりの急カーブだ。

そして、草原には移動式住居のゲルや放牧中の羊、牛、馬たちが見られる。

モンゴルの鉄道は絶景が見られて凄い。

ウランバートル駅に近づくと草原からビルが見える都市の風景へと変わっていく。

08:55頃、ウランバートル駅に到着。

ホームには蒸気機関車が展示されている。

駅を出てホステルワールドで予約しておいたLG Guesthouseへ向かう。

LG Guesthouse

09:15頃、LG Guesthouseに到着する。

だが表通りに面した入口はレストランの入口も兼ねており朝なのでまだ閉まっている。
「裏に回ってちょ!」と案内が出ていたので。

裏へ回ると外にちょうどゲストハウスのおっちゃんがいたのですんなりと中へ。宿泊客はほとんど欧米人のようだ。

1泊7ドルの6人ドミトリーを予約しておいたのだが4人ドミトリーになる。どうも6人ドミトリーと10人ドミトリーは別の場所にあるようで予約確認書にあった住所に来たのだが間違っていたようだ。

予約確認書には↓の住所。
Bayangol district, Teeverchdiin Street, Ulaanbaatar, Mongolia

そして、E-mailの方には↓の一文が。
Thank you very much for your reservation. We have confirmed your booking at LG which is in front of the State Department Store Building-44, entrance-3, door-24. Please see the map at our website.

LG GuesthouseはState Department Storeの近くにもう一軒あるようだ。まあ、寝床は確保できたので良しとしよう。共用スペースにはテレビもあるので大相撲中継が見られる。

ウランバートル駅

ウランバートル駅の国内列車の切符売場を訪れる。駅舎の隣の建物が切符売場になる。

続いて国際列車の切符売場を訪れるが閉まっていた。昼食か?日曜で休みか?*国際列車の切符売場は駅舎の隣の国内列車の切符売場の建物に統合されていた。1Fが国内、2Fが国際となっていた。

ウランバートル市内散歩

鉄道の後はバスターミナルへ行きバスの調査をしようとするが路線バスの運賃は500トゥグリクや1000トゥグリクで西バスターミナルへ行く37番バスは500トゥグリクなのだが、あいにく小銭がない。買い物して小銭を確保しないといけないな。バスは明日にしてウランバートル市内を散歩してみる。ウランバートルは多くはないがビルがそこそこある。

ハーン銀行にやってきたがATMは使えるが日曜なので窓口は閉まっている。

State Department Storeの前にやってきた。

ゲストハウス近くのGRAND PLAZAにやってきた。ビルには色々な店が入っておりショッピングモールみたいになっている。もちろんスーパーマーケットがある。

モンゴルでの物価調査だがコカ・コーラ500ml 1000トゥグリク、2L 2400トゥグリクになっている。1元=300トゥグリクなので中国よりコカ・コーラが高い。中国だと500ml 2.7~3元、2Lなら6元くらいかな。それでも日本よりは安いかな。とりあえずコカ・コーラ2L(2400トゥグリク/約127円)を購入。モンゴルのコカ・コーラの味は、やはりコカ・コーラの味であった。

ホーショールとツォイワン

夕飯は駅前の食堂へ行く。モンゴル語が読めないのでどの店が食堂かよくわからない。「Restaurant」と表記しているところはレストランだとわかるが高そうな気がするので入れない。その中で見た目で食堂だとわかる所があったので入る。表に料理の写真が出ていると助かる。

で、中国のプラスチック製イスの上級者向け駅前食堂を想像していたのだが、内部は普通の食堂でメニューもあるがモンゴル語や・・・。読めないよ!

とりあえず覚えたばかりの餃子のボーズ(Бууз)を頼むが売り切れで、おばちゃんが勧める奴を注文する。

メニューを見る限り料理は多そうだ。

まず1品目がホーショール(хуушуур)(1000トゥグリク/約52円)で安かったので2個注文。ホーショールは平べったいジャンボ揚げ餃子で中身は羊の肉。ラム肉多いですというか具材はラム肉のみ!中国では一度にこれほどのまとまった肉は食べたことがないぞ!さすがモンゴル!羊は基本ですね!

2品目のツォイワン(цуйван)(3800トゥグリク/約200円)は麺の炒め物だが麺よりうどんに近い。具材は人参とラム肉で、ちゃんと肉が入っている。ここでも羊は基本だ。モンゴル料理凄いぞ!勘定は5800トゥグリク(約303円)で約19.5元になる。中国のモンゴル料理の店だと倍以上の40元、50元はするだろうな。

ゲストハウスに戻るが21:00ぐらいまで外は明るい。ウランバートルの昼間は長い。そして今日一日大苦戦した。モンゴルではモンゴル語が読めないと大苦戦だ。キリル文字全く読めず文盲なので大変だ。

しかし、苦戦はしたがモンゴルでは痰吐きの音を聞かずに一日が終わった。マンホールの蓋がない所はあったけど。モンゴルは凄く期待できそうだ。モンゴル人には「あれと比較するな!」と苦情が来そうだが。それぐらい「あれ」の痰吐きは凄いのだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8200トゥグリク
合計 8200トゥグリク

Gana’s Guest Houseへ移動

06:30頃に起床。ウランバートルの天気は快晴。08:30頃、同じドミの白人さんがチェックアウトしていった。09:00頃、LG Guesthouseをチェックアウト。まだ宿代払っていなかったので久しぶりにチェックアウト時の支払いになる。残金6.16ドルで13600トゥグリク。

次の宿の場所はわかっているので通りを歩いて行く。横断歩道で信号待ちしていると赤信号無視する歩行者が・・・。ちょっと残念な光景だな。

通りを歩いてガンダン寺近くを過ぎる。しばらくすると高台に移動式住居のゲルが見えてきた。

通りから未舗装の坂を登っていく。この先にゲストハウスがあるとは考えにくいけど・・・。

09:35頃、Booking.comで予約しておいたGana’s Guest Houseに到着。一応看板出ているけど、もう少し予算かけた方がいいと思うが・・・。第一印象が肝心ですよ!チェックインは問題なく1泊7ドルで3泊、トゥグリクに換算して1泊14000トゥグリクで合計42000トゥグリク支払う。

あれ?さっきチェックアウトしたLG Guesthouseの為替レート悪いぞ!ボッてるやん!まあ、6人ドミを4人ドミにしてもらっているので文句言えないけど。

さて、部屋の方だが屋上にある遊牧民の移動式住居ゲルになる。めっちゃモンゴルらしい!

ゲルの5人ドミトリーで設備は最低限で照明、共用コンセント2個だ。冬はストーブ使用可になる。エアコン、扇風機なんて物はないがゲルの中は意外にも涼しい。Wi-Fiはゲルの中でも使用可能だ。客層は欧米人がメインのようだ。

共用のトイレ・シャワーはトイレがちょっとショボいが許容範囲内かな。あとウランバートルの水道水はかなり冷たい。長時間手を洗っていると手がかなり冷えてくる。

ハーン銀行で両替

10:00頃、ハーン銀行へ向かう。10:20頃、ハーン銀行に到着。番号札の発券機を見つけるが文盲の自分にはモンゴル語はさっぱり・・・。行員の兄ちゃんに聞いて番号札をもらうが窓口8個全部開いていて40人待ちだよ。ハーン銀行大繁盛だ。気長に待とう。

待っている間にレート表を見つけて確認すると両替レートは100元→30000トゥグリクのようだ。ちなみに日本円は1円→18.91トゥグリクになっていた。ハーン銀行のWEBサイトでも為替レートは確認可能だ。

ようやく自分の順番が回ってきて600元を両替しておく。600元→180000トゥグリク特にパスポートは必要なく書類にローマ字表記の名前と日付と署名を記入して手続自体は3分ほどだ。10:53頃、両替完了

中国行き切符購入

グーグルマップやロンリープラネット蒙古に出ているウランバートル駅の国際列車の切符売場にやって来たが門が閉まっており入れない。まだ昼休みではないはずだが・・・。まさか国内切符売場に引越か?

11:20頃、駅舎の隣にある切符売場へ行ってみるが1Fは時刻表や運賃表を見る限り国内切符だけの取扱のようだ。そして、2Fへ行く客を見かける。怪しいので2Fへ行ってみると、階段登って右側の部屋が切符売り場になっている。

ちょっと覗いてみると国際列車の時刻表がある。2Fが国際列車の切符売場になっていた。どうやら国際列車の切符売場が国内列車の切符売場の2Fに引っ越したようだ。

で、周囲の人の動きを観察すると発券機で番号札を取って順番を待っている。自分も番号札を取り順番を待つ。順番が来て窓口のおばちゃんに、列車番号とモンゴル語、英語、中国語で「ウランバートル→集寧南」と書いた紙を渡して購入を試みる。

モンゴル国鉄のWEBサイトにある時刻表だと24列車は木曜日(Бямба)運行ということだが、おばちゃんがカレンダー指差して金曜(Баасан)にもあることを教えてくれた。おまけに金曜日の午前は北京(Пекин)行きの24列車、午後はフフホト(Хухэхаут)行きの34列車が集寧に停車だよと教えてくれる。

24列車は木曜日が定期運行で金曜日は時刻表にはSummer Time Train。金曜日は夏の臨時列車だな。そうすると臨時列車に乗車しなくては!

ということで2016/07/22の08:30発、ウランバートル(Улаанбаатар)→北京(Пекин)の24列車の切符を中国・集寧南(Жинин)まで購入。距離は1074km、4人コンパートメント寝台(КУПЕ)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)になる。ちなみに木曜日の24列車は運賃220000トゥグリクくらいで少し高い。車両が違うのか?

切符は5枚綴りになっており、これは2枚目。

これは3枚目。

これは4枚目で5枚目は注意書きみたいな奴。

国際列車なのでウランバートル(Улаанбаатар)→集寧(Жинин)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)は凄く高い!国内列車、国境越えだけ国際列車で乗り継げばかなり安くなるし国境越えだけをバスにすればもう少し安くなる。

列車だけの場合(参考金額で乗り継ぎなどダイヤは考慮していません)
ウランバートル(Улаанбаатар)→ザミンウード(Замын-Үүд) 35550トゥグリク(約1880円/118.5元)
ザミンウード(扎门乌德)→エレンホト(二连浩特) 66元?
エレンホト(二连浩特)→集寧(集宁) 69.5元
合計254元で国際列車の24列車は3倍近く高い!

人民元で考えると722元もあればどの辺りまで行けるかというと。似たようなグレードの4人コンパートメント寝台の軟臥だと
K41次 北京西→敦煌 734.5元
Z307次 北京西→アモイ 640元

グレード落として6人寝台の硬臥だと
T204次 上海→伊寧 728.5元
Z21次 北京西→ラサ 720元

平気で2泊3日の乗り鉄が楽しめます。T204次なんて4000km以上を52時間37分の乗り鉄で上海からカザフスタン国境近くまで行ってしまいます。

チンギスハーン広場

12:10頃、市中心部を循環する37番バスに乗車、運賃500トゥグリク(約26円)だが渋滞にハマる。乗客たちがバス停でない所で次々と途中下車。車内は空になる。12:45頃、チンギスハーン広場に到着。歩いたほうが早かったかも。

チンギスハーン広場はウランバートル中心部にある定番の観光地だ。元々はスフバートル広場と呼ばれていたがチンギスハーン広場に改名された。ウランバートルの空は青空で観光には絶好の機会だ。

ここにチンギス・ハーン像が鎮座している。

モンゴルの英雄チンギス・ハーンですが像の作りも力が入っており立派で威厳を感じさせます。台湾の中正記念堂や忠烈祠みたいに衛兵の交代とかがあれば観光客ウケすると思うのですが。まあ、人が集まり過ぎるより静かな方がいいのかな。

騎兵の像もかっこいいです!

広場の中央にあるのはスフバートル像ですがチンギス・ハーンに比べると小さめだ。

チンギスハーン広場から徒歩でウランバートル駅へ向かう。途中でガソリンスタンドを見かける。

ガソリン1Lでオクタン価95号が1730トゥグリク(約91円)、92号が1530トゥグリク(約81円)となっている。95号がハイオク、92号がレギュラーかな?日本よりガソリンは安いようだ。

ウランバートル駅で両替

14:10頃、再びウランバートル駅にやって来た。

切符売場の1Fにある両替所で人民元を両替する。
両替レートは100元→30400トゥグリク。
300元→91200トゥグリク
銀行より少しだけレートが良く、何と言っても待ち時間なし。銀行で両替するんじゃなかった!

マハとボーズ

両替を終えたので昨日の食堂で遅めの昼食。何かのマハ(Нарийн мах)(4800トゥグリク/約253円)とボーズ(бууз)(600トゥグリク/約31円)を注文。マハ(мах)は肉、ボーズは肉まんの意味を意味する。出てきたのがこれで羊肉の炒め物と人参、キュウリ、ご飯、別注文のボーズが載っかっている。モンゴル版定食?

モンゴルのビール

ゲストハウスから5-10分ほどの所にあるのがMAX MALL。ちょうどGRAND PLAZAの斜め向かいにある。MAX MALLはショッピングモールになっておりキャンプ用品やスポーツ用品の店もある。そして、地下にスーパーマーケットがある。

で、モンゴルに来たからにはビールを購入。ゴールデンゴビ(Алтан Говь)500ml(1820トゥグリク/約96円)はアルコール度数5%。

ニースレル(Нийслэл)500ml(1540トゥグリク/約81円)はアルコール度数5%。

ビール飲んでゲルのドミトリーで寝る。

両替
ハーン銀行
600元→180000トゥグリク
レートは100元→30000トゥグリク

ウランバートル駅切符売場の両替所
300元→91200トゥグリク
レートは100元→30400トゥグリク

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8760トゥグリク
宿泊費 13600トゥグリク LG Guesthouse 1泊7ドルの残金6.16ドル
宿泊費 42000トゥグリク Gana’s Guest House
1泊7ドル×3(14000トゥグリク×3)
鉄道 216650トゥグリク コンパートメント寝台
ウランバートル→集寧
バス 500トゥグリク 路線バス
合計 281510トゥグリク

ウランバートルの朝

今日もウランバートルは朝から青空だ。

Gana’s Guest Houseの隣家はゲルになっている。ウランバートル市内でもゲルで暮らしている住民がそこそこいる。家建てるとなるとお金もかかるし、ゲルなら引っ越しがすぐできたりと便利なのだろう。ゲストハウスは朝食付きで欧米人の宿泊客たちがパン食べている。自分はビスケットだけ食べて、08:45頃に外へ出かける。

ドラゴンバスターミナル

09:00頃、MAX MALL近くのバス停からトロリーバスのT2に乗車する。運賃は300トゥグリクで西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)へ向かう。

で、乗車したら隣の乗客が地球の歩き方を見ている。日本人旅行者であった。偶然知り合ったM先生はバスターミナルからハラホリン(カラコルム)へ行くそうだ。とりあえずGPSで距離を確認しながら進んでいく。

09:35頃、乗務員のおばちゃんが教えてくれてバスを下車。バスが駐車場に複数停車しているのでバスターミナル近くというのは何となく分かるのだが、英語での案内標識が出ていないので少し手間取る。09:40頃、DRAGON CENTERの隣りにあるソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)に到着。建物の屋上に「DRAGON BUS TERMINAL」と看板出ているので何とかわかった。できれば、バス停に英語の標識が出ていると助かるな。

バスターミナル内はこんな感じで結構綺麗です。


バスの運賃・時刻表はA4用紙に印刷されて掲示されていた。



ただし、モンゴル語なので読めないよ!АВТОТЭЭВРИЙН ҮНДЭСНИЙ ТӨВでもバス情報は確認できるというかネットで予約できるようだ。それでもバスの情報は手に入ったのでモンゴル西部へのルートは開けただろう。

モンゴル西部の布尔干(Bulgan)から中国新疆ウイグル自治区の塔克什肯口岸を通りウルムチへ抜けるにはホブド(科布多/Khovd)経由になる。ホブド行きのバスは13:00発、運賃68000トゥグリク、距離は1556kmになる。

M先生はハラホリン行きのチケットを無事購入!ハラホリン(カラコルム)行きは11:00発になる。で、M先生はハラホリンでのゲストハウスの勧誘を受けていた。ドラゴンバスターミナルは旅行客が多いようでゲストハウスの勧誘が多いのだろうか?自分はバスの情報が手に入ったので、ここでM先生とお別れで東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルへ向かう。

バヤンズルフバスターミナル

10:15頃、ドラゴンセンター近くのバス停からT2のトロリーバスに乗車。運賃300トゥグリク、とりあえず終点まで行ってみる。トロリーバスはひたすら東へと進みGRAND PLAZAとMAX MALLを通過して、更にチンギスハーン広場も通過して11:25頃、トロリーバスの終点に到着。ここはウランバートル駅から出ているT4のトロリーバスの終点にもなっていた。

どうもバスターミナルは通りすぎてしまったようで来た道を歩いて戻っていく。800mほど戻るとавтовокзалと表記された看板の出ている建物を発見。東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルに到着。

西バスターミナルのドラゴンバスターミナルと比べるとかなりボロい。おまけにバスターミナルの入口は建物の隅っこにある扉だ。どう考えても外国人はほとんど利用していないというのが予想できる。

一応時刻表と運賃表らしきものは掲示されていた。これが運賃表。

こちらは時刻表。

12:05頃、バスターミナルから西へ200mほど行った所にあるバス停からT4のトロリーバスに乗車。運賃は300トゥグリク、チンギスハーン広場、MAX MALLとGRAND PLAZAを通過して終点のウランバートルで下車。

これでウランバートル市内の移動手段は何となくわかった。大体こんな感じだ。

トロリーバスのT2
西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

トロリーバスのT4
ウランバートル駅-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

このトロリーバスの2路線を抑えておけば駅、バスターミナルとチンギスハーン広場の移動は大丈夫だろう。

モンゴルの定食?

昼食は駅前の食堂へ。今日は昨日の食堂の隣りを試してみる。ボーズやホーショールは売り切れだったのでおばちゃんが勧めるГульяш4200トゥグリクにしてみる。あとミネラルウォーター500ml(600トゥグリク/約31円)も頼む。

これがメニュー表。

相変わらず文盲なので読めません。

ульяш(4200トゥグリク/約222円)は煮込んだ羊肉か牛肉に野菜炒めとご飯が付いています。煮込んだ肉はめっちゃ柔らかくて美味い!モンゴルの定食と言ったところか?

モンゴルビール三昧

食後はMAX MALLの地下にあるスーパーマーケットでビールを購入。СЭРҮҮН500ml(1530トゥグリク/約80円)でアルコール度数は4.8%。アルコール度数4.8%はモンゴルのビールの中ではアルコール度数は低い。ゲストハウスへ戻りビールを飲んで一眠り。

眠りから覚めて再びMAX MALLへ行きビール購入。JALAM KHAR GOLD500ml(1480トゥグリク/約78円)はアルコール度数5.2%。

Боргио500ml(1470トゥグリク/約77円)はアルコール度数5.5%。昼間から完全に呑んだくれて西成警察署周辺に住んでいるおっちゃんたちといい勝負かも?ウランバートルにも昼間から呑んだくれて道端で寝ているおっちゃんを見かけるが怖くて近づけていない。中国なら平気なのだが。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9280トゥグリク
バス 900トゥグリク 路線バス
合計 10180トゥグリク

ザイサン・トルゴイ

08:00頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

08:30頃、チンギスハーン広場へ移動。途中のバス停で昨日乗車したトロリーバスのT2とT4の路線図を撮影。

T4の「ВОЗАЛ」が駅という以外はわからず。

09:00頃、チンギスハーン広場に到着。ザイサン・トルゴイへは7番バスで近くまで行けるようだがバス停が見つからない。チンギスハーン広場のすぐ南のバス停に7番バスが停車するが、これは逆方向の北行きなので違う。

広場から通りを南へ歩きケンタッキーを過ぎた所のバス停は南へ向かう7番バスに乗車できる。09:30頃、7番バスに乗車。運賃500トゥグリク、バスに乗ったが最寄りのバス停は次のバス停であったがを通り過ぎる。

ボグド・ハーン宮殿博物館(Богд хааны ордон музей)とキャラバン隊の像が見える交差点で西へとバスが進路を変える。とりあえず、どこまで行くかそのまま乗車するが西へバスは走り、草原が広がる風景へと変わる。

10:00頃、バスを下車して引き返す。再び7番バスに乗車、運賃500トゥグリク。10:30頃、ボグド・ハーン宮殿博物館とキャラバン隊の像が見えたところで下車。

ボグド・ハーン宮殿博物館は有料のようだ。

入場料8000トゥグリクになっている。

博物館は宮殿というより寺院の雰囲気が強い。

通りを南へ歩いていくと丘の上にザイサン・トルゴイのモニュメントが見えてきた。

丘の下にあるBuddha Gardenの前を通る。この大きな仏像もザイサン・トルゴイへの目印になる。

Buddha Gardenを通り過ぎるとT-34のモニュメントに到着。ここから階段を上っていく。

11:00頃、ザイサン・トルゴイに到着。第二次世界大戦の戦勝記念碑とソ連とモンゴルのつながりを表すモニュメントだ。

壁画のデザインがいかにも社会主義といった感じだ。

これが踏まれた旭日旗で第二次世界大戦の戦勝記念を表している。

こちらはナチス。ただ旭日旗やナチス旗は自分にとっては重要ではない。

ザイサン・トルゴイの壁画で一番重要なのは「CCCP」と表記されている部分だ!「CCCP」とはソビエト社会主義共和国連邦(Союз Советских Социалистических Республик)の略称だ。ザイサン・トルゴイにはソ連が生きているのだ!ただし、壁画の痛みが激しいようでタイルが剥がれ落ちている。

ザイサン・トルゴイからはウランバートルが一望できる。大都会が広がっているのだが。

見る方向を変えると草原と山が広がっている。

ザイサン・トルゴイの周辺には山の斜面にチンギス・ハーンの顔が描かれていたりする。

ザイサン・トルゴイからバス停へ戻って行くと8、36、42、45、55のバスがザイサン・トルゴイ最寄りのバス停に停車していた。この中で8番バスが市中心部のチンギスハーン広場とState Department Store(ノミンデパート)の間の通りを通っている。13:15頃、8番のバスに乗車。運賃500トゥグリク、市中心部で下車する。

モンゴルのファストフード店

昼過ぎになり腹が減ってきたので食堂を探す。ウランバートル中心部なので高そうなレストランはすぐに見つかるが、いかにも安食堂というのは見つからず。14:00頃、食堂ではなさそうだが食い物屋を発見!店の中へ入る。

店内の様子からしてファストフード店のようだ。お姉ちゃんにメニュー表を見せてもらいホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を注文。この一番高いセットはホーショール4枚のようだ。

これがホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)になり、平べったいジャンボ揚げ餃子みたいなホーショールが4枚、豚汁の羊肉版、香辛料が付いたキャベツの漬物?、お茶という内容だ。

味の方は美味い!マクドナルドのハンバーガーより格段に美味い!ホーショールは平べったいがしっかりと羊肉が入っています。脂分が多いので見た目よりボリュームがある。年寄りには胃がもたれるかも。

豚汁の羊肉版も煮込んであるので肉が柔らかい!九州じゃんがららあめんの角肉に匹敵する柔らかさだ。モンゴルのファストフード店は凄い!

モンゴルの馬乳酒

食後はGRAND PLAZAのスーパーマーケットでビールとヨーグルトを調達。

LEGEND500ml(1850トゥグリク/約97円)アルコール度数は5.2%。

ヨーグルトと思って購入したのがズーヒー(Зөөхий)350g(2800トゥグリク/約148円)という乳製品であった。味はヨーグルトよりかなり濃い。

夕方になりMAX MALLでミネラルウォーターと馬乳酒を購入。ミネラルウォーター1.5L(940トゥグリク/約50円)で中国の1.5倍くらいの価格だ。中国なら1.5Lが2.2元(約37円)くらいだ。

アイラグ(айраг)1L(5700トゥグリク/約301円)になる。このアイラグが馬乳酒になるのだが結構高い。味の方なのだがチーズの味がして、発酵しているので炭酸も入っている。この味は自分には合わなかった。馬乳酒は街中で遊牧民が量り売りしているので、そちらの方が良いのかもしれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13790トゥグリク
バス 1500トゥグリク 路線バス
合計 15290トゥグリク

Danista Nomads

06:30頃に欧米人の兄ちゃんが1人出ていった。バスか鉄道で移動か?今日の天気は曇りで涼しい。ウランバートルは標高1200mくらいの高原にあるのだが晴れていると日差しが強く結構暑い。07:30頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

10:25頃、Gana’s Guest Houseをチェックアウトして次の宿へ移動。15分ほど歩くと通りから建物と看板が見えるので路地へ入る。

10:40頃、Booking.comで予約しておいたDanista Nomadsに到着。レセプションは人が不在だったので、そのまま待っていると10分くらいでオーナーが帰ってきた。で、部屋を準備するからということで20分ほど待機。その間にパンとコーヒーを頂く。

今回の部屋は1泊8ドル(16000トゥグリク)の6人ドミトリーだ。ドミトリーは隣の建物の2Fになる。野郎6人ドミを予約したのだが実際は12人混合ドミであった。部屋にトイレ・シャワーが付いておりかなりきれいだ。ベッドに照明とコンセントがないのは痛いがWi-Fiの電波は良好でネットは問題なし。宿泊客は欧米人が多いが中国、韓国もいる。

このゲストハウスはドミトリーの建物の1Fが自動車修理工場になっている。自動車修理工場も経営するゲストハウスか?その逆かな?

ガンダン寺

10:40頃、宿から5分ほどの所にあるガンダン寺を訪れる。入場料は4000トゥグリクなのだが入口の入場券売場には誰もいない。というか、地元民はそのまま素通りだ。

誰もいないのかと周囲を見回すと兄ちゃんが気付いて走ってきた。世間話中だったようだ。入場券を購入して境内へ。

本殿へ行く前にお経の聞こえる建物へ。内部は撮影禁止だが僧侶たちがお経を唱えており雰囲気は最高と言っても良い。僧侶たちだけでなく地元民も一緒にお経を唱えているというのも重要だな。モンゴルでチベット仏教がどれだけ重要かがよく分かる。

外にはお馴染みのマニ車があり地元民がコルラしている。

ここが本殿になる。清の第5代皇帝である雍正帝により創建されたチベット仏教ゲルク派の寺院だ。ここにも入場券売場があるが僧侶たちは入場券の確認しておらず、地元民だけでなく観光客も出入り自由。本殿内部の撮影は7000トゥグリクの別料金だ。

本殿の周りにはチョルテンがいくつかあるのだが、珍しく白色でないチョルテンもある。オレンジチョルテンがあったり。

ブルーチョルテンがあったりする。何か特別な意味があるのか?

ホーショール

夕飯は昨日のホーショールのファストフード店へ。またホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を食べる。やはりホーショール美味い!

食後はMAX MALLでヨーグルト(тараг)500ml(1410トゥグリク)とパンを購入。ヨーグルトは固形でなく飲むヨーグルトである。パンは明日の国際列車での食料だ。

夜は明後日の中国での切符をネット予約しておく。明日の国際列車の切符が物凄く高かったので集寧南→フフホト東→蘭州西の切符は無座と硬座になる。切符代は国際列車の2割以下になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9600トゥグリク
宿泊費 16000トゥグリク
ガンタン寺 4000トゥグリク
合計 29600トゥグリク
項目 金額 備考
鉄道 9.5元 無座 集寧南→フフホト東
鉄道 130.5元 硬座 フフホト東→蘭州西
合計 140元

モンゴル旅行記 鉄道で北京・エレンホトからモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

高速鉄道で天津→北京南

09:15頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:30頃、地下鉄の営口道駅に到着。運賃2元で地下鉄3号線に乗車し天津駅に向かう。

09:45頃、天津駅に到着。天津駅は地上に出ずにそのまま高速鉄道の地下待合室へ入れるようになっている。まずは安全検査で手荷物のX線検査を受ける。

安全検査を通過すると地下切符売場があるが朝から長蛇の列で1時間コース確定だな。

切符は前もって購入済みなので続いて切符と身分証の確認だ。パスポートと切符を出すが駅員のお姉ちゃんはパスポートの中身確認せずに返却。いつもの事だが外人には用はないらしい。

09:53頃、待合室に入る。待合室は広いが少し暗い。

今回は11:05発、天津→北京南のC2028次に乗車する。座席は二等座、運賃は54.5元になる。

10:50頃、改札が始まりホームへ移動。高速鉄道なので荷物置き場は問題なく確保して発車時刻まで撮り鉄。今回の車両は最高速度350km/hのCRH3Cだ。

11:05に定刻通り天津駅を発車する。

都市の街並みが広がっていたが徐々に田舎の風景へと変わっていく。

10分も走れば外は田舎の風景に変貌。

北京南駅までの運行時間はC2028次は最短の35分に設定されているので速度は300km/hまでは出すと思っていたが実際は270km/h程度までしか出さず、やられた感が漂う。京津城際鉄路の設計速度は350km/hなのに・・・。

最短運行時間なのに、なぜ300km/h運転していないのだ?2009年に乗車した時は330km/hまで出していたのだが。後で調べたのだが2009年当時は北京南-天津を30分で結んでいたが、今回は35分だ。最速の列車で35分なので、どうも減速して300km/hでの営業運転はやっていないようだ。最高速度は270km/hに落としているのか・・・。色々と問題を抱えているのか?

定刻通り11:40に北京南駅到着。

そのまま地下鉄の改札口へ向かい地下鉄4号線に乗車して西四駅で下車。

いつもの北京青年酒店

12:15頃、定番の北京青年酒店(金榜縁賓館) (北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。
Booking.comで予約しており1泊54元だ。レセプションの兄ちゃんに「3回目でしょ!」と言われ完全に覚えられている。部屋はいつものWi-Fi激遅の10人ドミトリーだ。

寝床は確保したので昼食食べてモンゴルまでの食料確保のためにスーパーマーケットの順天府超市に買い出しに出かける。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32.86元
宿泊費 54元 1泊54元
地下鉄 2元
合計 88.86元

北京駅

今日は鉄道でエレンホトまで移動する。朝の内に明後日のモンゴル・ウランバートルの宿をホステルワールドで予約しておく。とりあえずウランバートル駅近くのLG Guesthouse & Hostelを予約。デポジットは0.84ドル。

09:00頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:15頃、西安門のバス停から103路のトロリーバスに乗車して終点の北京站西のバス停へ移動。運賃1元、09:45頃に北京站西で下車して北京駅へ。

駅前は相変わらず人多すぎる。入口の両脇ではサングラス掛けた武警が自動小銃持って警戒中だ。北京駅は自動小銃を持って警備しないといけないほど治安が悪いらしい。スリや置き引きの類が集まるだけではないようだ。

まずはいつもの切符と身分証の確認を済ます。今回は駅員のやる気があるようでパスポートの中身を確認している。続いて手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

中央のエントランスで待合室の確認をする。

電光掲示板を見てK3次を探す。待合室は一楼第一候車室になっている。まあ、国際列車なので第一候車室だろうというのは予想通りだ。

待合室は既に乗客がいるがカオス度は低い。白人さんも少数ながら見られるので国際列車の雰囲気が出ている。そして、待合室が豪華だ。2階の待合室のように13億人でサバイバル真っ最中という雰囲気は全くない。

国際列車で北京→エレンホト

今回乗車する列車は11:22発、北京→ウランバートル→モスクワのK3次だ。席はコンパートメント寝台の包廂硬臥、運賃は130元だ。

国際列車でウランバートルまで行くと高額なのでモンゴル国境の町になるエレンホト(二連浩特)まで乗車する。それとバスで国境越えもやってみたいので!

改札口の扉が開いたので一番乗りで改札口に並ぶがほとんどの乗客は並ばずのんびりしている。10:40頃、改札が始まるが乗車バトルは全くなく皆のんびりと改札口へ向かい始める。客層が全く違う!

のんびりと乗車して寝台へ。包廂硬臥なので4人用コンパートメント寝台になる。RW22の軟臥をグレードダウンした感じかな?

あとは発車時間まで撮影だ。まずは行先票の撮影だ。エレンホトまでの車両は「北京-二連」と表記されている。

そして、ウランバートル、モスクワまでの国際列車の行先票は「北京-乌兰巴托-莫斯科」となっている。

行先票の上には国章が付いているのも特徴だ。行き先がモスクワになっているのでシベリア超特急、シベ超に乗車だ!でも、旧南満洲鉄道をで瀋陽へ行かないと本物のシベリア超特急ではないな。

この行先票の特徴は列車番号がないことだ。代わりに別の場所に列車番号は表示されている。




今回のK3次の客車はRW18、RW19、YW18、食堂車がCA18になる。

客車を牽引する機関車はHXD3Cだ。

ホームでは乗客たちが記念撮影している。国際列車となると皆やることは決まっているようだ。

今回のK3次の最大の特徴は非空調ということだ。ようするにエアコン無しで扇風機で窓が開けられるということだ。そして、外の撮影に最適ともいえる。

定刻通り11:22にK3次がモスクワに向け発車する。同じコンパートメント寝台の乗客は中国人の家族で爺ちゃん、婆ちゃん、娘、孫の構成だ。爺ちゃん、婆ちゃんは発車後に昼寝し始める。とりあえず害はなさそうだ。

この同じコンパートメント寝台になる客は運に天を任せるしかないので、どんなのに当たるかはその時のお楽しみである。欧米人のお姉ちゃんかもしれないし、腹出し族や裸族のおっちゃんかも知れない。

エレンホトまでの車両にも欧米人が乗車しているので、エレンホトからバスかタクシーをチャーターしてモンゴルのザミンウードへ抜けて再び列車に乗車してウランバートルへ向かうのだろう。国際列車は高いからな。

まずは車内探検でお約束のトイレへ。何と洋式トイレではないか!しかも、トイレットペーパーが付いている。奇跡だ!しかし、お世辞にも綺麗とはいえない。

洋式トイレだけど線路へ垂れ流しの方式なので便器脇のペダルを踏むと水が流れて便器の底が開いて線路へ。エレンホト到着までには更に汚くなるのだろう。

こちらは電気給湯器でよく見る角張った奴ではなく丸い奴です。石炭の方なら丸いのはよく見るのだが電気給湯器で丸いのは初めて見ます。

列車は北京を出ると山岳地帯を走り集寧南駅へと走っていく。すれ違う列車を撮り鉄しながら風景も撮影する。

天気がよいので外は青空が広がっている。

河北省に入り、14:35頃、張家口南駅に到着。

内モンゴル自治区に入り、16:50頃、集寧南駅に到着。停車時間を利用してホームへ降りる。

駅の電光掲示板を見ると、16:56到着、17:08発車になっており、6分ほど早着のようだ。行き先がモスクワになっているのも重要な部分だな!停車時間が長いので機関車の交換をしているのだろう。集寧南を出ると単線の非電化区間に変わる。機関車をDF4Dあたりに交換しているのだろう。

19:17頃、同じコンパートメント寝台のガキがペットボトルに小便をするが、通路にはペットボトルをチンコに装着するのが遅れた跡が・・・。あと5秒ぐらい早ければ通路への汚染水漏れは防げただろう。まあ東電も汚染水漏れ起こしているしな・・・。

19:29頃、朱日和駅に到着。中国人家族が下車して自分のコンパートメント寝台は1人になった。

モンゴル国境エレンホト

定刻より13分早く21:35頃、エレンホトに到着するが雨が降っているではないか!

とりあえず駅の外へ移動。

永恒商務賓館

傘差して予約しておいた宿へ向け移動開始。バスターミナルの斜め向かいに宿があるので場所はわかりやすい。21:50頃、Qunar.comで予約しておいた永恒商務賓館に到着。追い出されず外人OKで登記完了。

部屋は建物の裏へ出て隣の入口からアパートの階段を6Fまで上がり部屋へ。部屋は1泊69元の1人部屋で結構広め。

だがエアコン無しでサウナ状態で、おまけにトイレ・シャワーの照明つかねーよ!文句言いに下まで降りるのは面倒やな・・・。まあ、部屋の照明で何とかなるから・・・。とっとと寝よう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 69元
バス 1元 路線バス
合計 70元
項目 金額 備考
宿泊費 0.84ドル 予約:LG Guesthouse & Hostel
合計 0.84ドル

エレンホト国境閉鎖中

08:00頃、バスターミナルの二連国際汽車站へ行く。窓口でモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが窓口のおばちゃんから「今日は国境閉鎖でバス無いよ」の一言。バスは明後日あるという。

バスがないなら鉄道ということで二連駅へ行く。駅前は昨晩からの雨で道路は冠水。雨の少ない地域なので排水設備は整備されていないようだ。見た目は立派な街なのだが見えない所が・・・。

08:20頃、二連駅に到着。でも、今日は北京やフフホトからの国際列車はないんだが、確率は低いが国境の駅だと駅で公示されていない列車が運行されていることもある。ようするに時刻表に載っていない列車だ。ということで開いている国内窓口でおばちゃんに聞いてみたら「今日は国際列車ないよ」と撃沈。

これで予定が狂ってしエレンホトで足止めだ。宿へ戻り予約していたウランバートルの宿へキャンセルのメールを送る。で、このまま同じ宿に宿泊してもつまらないので他の宿を予約しておく。

ナーダムで国境閉鎖

10:00頃、モンゴル国境の二連浩特口岸へ向かう。エレンホトの街から1路のバスで行けるが歩いて行く。1路のバスだと終点の公路口岸がイミグレーションの二連浩特口岸になる。エレンホトは路線バスが5路線あるようだ。

街からは1本道で遠くに見える虹を目指していく。

10:40頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートを警備していた武警の兄ちゃんに聞いてみたら「中国側は問題ないけどモンゴル側がナーダムで14日、15日は国境閉鎖」とのこと。通常は毎日国境は開いているということであった。一応政府系サイトでは国境閉鎖情報が出ているのだがナーダムの国境閉鎖は出ていなかった。

鉄蒙賓館

11:40頃、賓館をチェックアウトして次の宿へ。昼頃にQunar.comで予約しておいた駅近くの鉄蒙賓館に到着。外人OKで追い出されず1泊60元で1泊する。

部屋は一人部屋だが設備古くて招待所レベル。

テレビがブラウン管で映らないよ!おまけにエアコン付いてるけどリモコン無いので動かない。

極め付きはトイレ汚い。タンクの蓋外されているし。これで60元はボッタクリだ。

エレンホトの街並み

エレンホトの街を散歩してみるが、まずは路線バスの確認。5路線あるがモンゴル国境(公路口岸)、バスターミナル(长途汽车站)、駅(火车站)へは1路と2路を組み合わせれば問題ない。

エレンホトの街は中心部は交通量の割に道路が広い。

人の数の割にはでかい商業施設があったりする。

そして、ケンタッキーも進出している。

刀削麺

昼食は久しぶりにイスラム食堂を利用。

刀削麺(8元/約136円)を食べます。スープは薄味のあっさり系で漬物が付いています。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.7元
宿泊費 60元
合計 77.7元

遠順賓館

11:00頃、ボロ宿をチェックアウトしてバスターミナルへ移動。しかし、今日もモンゴルへの国境は閉鎖されておりエレンホトで足止めだ。明日には国境が開くのであと1日の辛抱だ。

11:30頃、バスターミナルの二連浩特国際汽車站に併設された遠順賓館(远顺宾馆)に到着。Qunar.comで予約しておいた1泊80元の部屋に宿泊。

2人部屋で広さは普通かな。

だが設備はボロくてエアコン壊れている。

トイレ・シャワーもボロい。おまけに断水中だよ。これで80元はボッタクリだ。Wi-Fiだけが繋がるのが唯一の救いだろうか。

モンゴル領事館

14:00頃、バスターミナルから徒歩5分ほどの所にあるモンゴル領事館へ行ってみる。モンゴル国旗が目印なのですぐに分かる。

だがモンゴル領事館はナーダムで7月11日から18日まで休館の貼り紙が。これでは国境が閉鎖されるのも仕方ないかな。

通常は月曜から金曜に開いているようだ。午前が09:00-12:00、午後が15:00-17:00になっている。

とりあえず宿に戻るが相変わらず断水したままだ。1泊80元もしてこれではやられたとしか言いようが無い。15:00頃、断水が復旧するが水が濁っているので水道を流したままにする。

烩揪麺

夕飯はイスラム食堂で烩揪麺(12元/約204円)を食べる。ちぎった麺なので麺片に近い感じだ。

宿に戻るが再び断水している。エレンホト糞だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 80元
合計 92元

台湾旅行記 金門島・高雄・太魯閣峡谷・九份

台湾旅行記2016

小三通 アモイ→金門

08:20頃、ユースホステルをチェックアウトする。今日はアモイから中国を脱出して台湾の金門島へフェリーで渡る。いわゆる小三通と呼ばれるルートだ。

08:40頃、アモイ駅前の火車站(湖東)のバス停に到着。ここから6路のバスで五通碼頭へ移動するのだがイベント発生。乞食のおばちゃんにたかられる。とりあえず隣のおっちゃんに振っておく。乞食のおばちゃん文句言っていたが一番迷惑なのは振られたおっちゃんだろう。おっちゃん、スマン!08:52頃、6路のバスに乗車する。

運賃1元、09:35頃、五通碼頭に到着。

とりあえず窓口で10:00発の乗船券を購入。運賃110元、施設利用料29元、保険1元の合計140元。電光掲示板だと運賃130元になっているのだが割引になっていた。

2008年に東渡碼頭の厦門国際郵輪中心から金門島へ渡った時は180元だったのだが安くなっている。中国だと値上げの嵐なのに珍しく値下げされている。

オーバーステイ扱いになる

既に乗船が始まっているので急いで出国カウンターへ行くが出国カード準備していなかった!出国カードを記入して窓口に並ぶ。自分が最後の方の乗客だったのですぐに順番が来て公安のおっちゃんがビザと入国スタンプを確認する。いつもならすんなりと出国手続きが終わるのだが何故か端末上でオーバーステイになっており公安のおっちゃんが近くのおばちゃんを呼んで相談。

まだ有効期限内の2年180日マルチビザと12月20日に深圳の福田口岸での入国スタンプがあるので問題はない。で、公安の話を総合するとどうも深圳での入国時にビザ情報入力していなかったらしい。なのでノービザで日数がカウントされてたらしい。

結局問題なしで出国スタンプ押してもらって「行っていいよ!」となりフェリーに乗船する。定刻通り10:00に五通碼頭を出港する。

金門島から台湾入国

10:40頃、金門島のフェリーターミナルの水頭碼頭に到着。

無料のWi-Fiがあったのでネットで入国カード(電子A卡)の情報を入力して、そのままイミグレーションに並ぶ。

で、係官のお姉ちゃんにパスポートだけ出したら「入国カード持ってないの?」と言われ、「さっきインターネットで入力した」とスマホを見せて説明する。係官のお姉ちゃんが登録情報を確認してくれて顔写真の撮影と両手人差し指のスキャンを終えて入国手続完了。係官のお姉ちゃん曰く「オンラインの入国カードで来た外国人には初めて対応した」とのこと。こちらはオンライン入国カード初めてなんだけど・・・。というか、オンライン入国カードは入国手続の3分前に入力でもOKであった。どうやらデータベースはリアルタイムで更新されていそうだ。10:54頃、台湾入国。

到着ロビーから出発ロビーへ移動して運賃時刻表を確認。台湾銀行の両替所で両替する。両替レートは1元→4.96台湾ドルで200元が992台湾ドルに変わる。

11:20頃、金城行きの7Bの路線バスに乗車。水頭碼頭からのバスは金城行きなので乗り間違えることはない。運賃12台湾ドル、金門島の路線バスは台北の悠遊卡が使えるので小銭の心配がない。

11:35頃、金城車站に到着する。

11:45頃、3路のバスに乗車。運賃24台湾ドル、運賃は区間制になっており終点の山外まで乗車の場合は乗車時にカードを通して下車時にもう一度カードを通す。途中の金門空港(金門航空站)までなら12台湾ドルなので乗車時にカードを通すだけでOK。

12:30頃、山外車站に到着。とりあえずGoogleマップとGPS頼りに歩いていくが途中で何やらずれてきた。道一本間違えた。余計に時間がかかってしまったが戻って正しい道を進み今度は大丈夫そうだ。途中で湖前のバス停があったので3路のバスで終点の山外車站で降りるより2つ手前の湖前のバス停で降りた方が近かったな。

道路沿いには看板出ていたので湖前のバス停からの方が楽だったな。

看板を頼りに住宅街へ入っていく。

單飛背包客棧

13:05頃、Booking.comで予約しておいた單飛背包客棧(Solo Flight)に到着。で、老板不在で誰もいない。とりあえず中で待たせてもらうと5分ほどで老板が帰ってきたが、宿を仕切っているのは老板娘なので携帯で連絡してもらう。老板娘が帰ってきてようやく登記。1泊600台湾ドル(約2400円)で2泊する。

部屋は3人ドミトリーで窓あるし広さも問題なし。

しかも、ドミトリーなのにテレビがある。Wi-Fiもアクセスポイントが6カ所あるのでどこでもつながりネット快適、VPN無しでGoogle使える。共同のトイレ・シャワーは許容範囲内だ。

金門島

13:50頃、金門島観光開始。13:58頃、湖前のバス停に到着。バス停近くの交差点にはセブン-イレブンがあるので物資補給は問題なしだ。

14:00頃、3路のバスに乗車。運賃は金城車站まで24台湾ドル(約96円)。金門島の路線バスは乗車バトルが発生しないので平和だ。乗降口が前の1カ所だけなのだが、ちゃんと降りる乗客が先というのが守られ乗車する乗客は降車が終わるまで待っている。どこぞの野生の王国でのバスでは見られない光景だ。まさに文明社会だ。

14:35頃、金城車站に到着。14:55頃、7B路のバスに乗車して水頭碼頭へ向かう。運賃12台湾ドル(約48円)、15:15頃、水頭碼頭に到着。

フェリーで小金門へ

水頭碼頭から15:30発のフェリーで小金門へ渡る。運賃60台湾ドル(約240円)、この小金門へのフェリーでも悠遊卡が使える。15:40に小金門の九宮碼頭に到着。

来た時間が遅いので近くを散歩するだけにしておく。九宮碼頭から坂道を上がっていくと「中華民国万歳」の石碑がある。某国からの一部の観光客は発狂してしまうのではないだろうか?

羅厝媽祖公園

羅厝媽祖公園には媽祖像があるが近くには高射砲だか野砲が置かれている。

そして、トーチカもあり現在は公園だが昔は海上防衛の防御陣地だったようだ。

16:15頃、九宮碼頭から金門島の水頭碼頭へ戻るフェリーに乗船。運賃60台湾ドル(約240円)、悠遊卡が使えるので楽だ。16:30出港、10分ほどで水頭碼頭に到着。16:45頃、運賃12台湾ドル(約48円)で7路のバスに乗車して金城車站へ向かう。17:00頃、金城車站に到着。ちょうど藍1の山外行きバスが停車していたので乗り換える。運賃24台湾ドル、17:05に発車する。17:25頃、山外車站に到着する。

台湾の牛肉麺

近くの食堂で牛肉麺(90台湾ドル/約360円)を食べる。中国で食べる牛肉麺とは違い麺はうどんに近い感じだ。そして、最大の違いは牛肉がデカイ!中国は牛肉の切れ端しか入っていなかったが台湾は角肉で入っていた。

紅焼牛腩燴飯

食後はセブン-イレブンで夜食に紅焼牛腩燴飯(70台湾ドル/約280円)を購入。ビーフシチューをご飯にかけて食べる感じだ。この時に悠遊卡に500台湾ドルチャージしておく。悠遊卡は台湾全土のセブン-イレブンでチャージができるので悠遊卡があれば小銭いらずで旅行可能だ。

両替 200元→992台湾ドル(1元→4.96台湾ドル)

本日の出費
項目 金額 備考
路線バス 1元 路線バス
フェリー 140元 アモイ→金門
合計 141元
項目 金額 備考
食費 170台湾ドル
宿泊費 1200台湾ドル 1泊600台湾ドル×2
路線バス 72台湾ドル 路線バス
フェリー 60台湾ドル 水頭→九宮
フェリー 60台湾ドル 九宮→水頭
合計 1562台湾ドル

台湾好行で金門島観光

08:00頃、宿を出て山外車站へ向かう。08:20頃、山外車站に到着。旅遊服務中心で台湾好行の一日券を購入する。台湾好行とは台湾各地で運行されている観光客向けの路線バスのことである。金門島は金城車站からA線、B線と山外車站からC線、D線のバスが出ている。通常は200台湾ドルだが割引で160台湾ドル(約640円)。

08:25頃、C線のバスに乗車する。08:30にバスが発車する。

金門民俗文化村

08:45頃、金門民俗文化村(山后民俗文化村)に到着。清の光緒2年(1876)に創建された王氏一族の村になり、住居、王氏宗祠、海珠堂などがある。

説明を聞きながら見ていくのだが、自分は説明理解できず。

建築物と説明の展示だけ見ていく。

獅山砲陣地

09:35頃、続いて獅山砲陣地を見物。ここは1958年に発生した中国との金門砲戦(八二三砲戦)での最前線で獅山砲陣地から中国大陸へ反撃の砲撃が行われていた。

山の中に坑道が掘られ強固な陣地が築かれている。

陣地には榴弾砲が配備されている。

もちろん榴弾砲が向いている先は中国大陸です。

某国激怒の空砲試射

ここでは1日6回、本物の榴弾砲で中国大陸へ向けて空砲の試射が行われる。

10:00になり観光客の前で砲弾が装填される。

空砲の試射が行われるが火薬量が少ないので音が小さく期待はずれであった。まあ、実戦と同じ火薬量では騒音問題もあるし、榴弾砲も傷むから抑えているのだろう。中国側も勘違いする可能性もあるし・・・。でも、空砲はかなり音が小さく中国の違法爆竹の方が音は大きいな。

馬山観測站

続いて馬山観測站に到着。海岸沿いにある軍事施設で観光地として公開されているが現在も台湾軍が駐留して中国側を監視している。

海岸沿いには上陸を阻む障害物が置かれているが砲撃戦が行われていた当時は海岸に地雷が埋設されていたそうだ。

観測站には中国への宣伝戦のためのラジオ局もあり放送されていた。「瓦解匪軍士気」のスローガンに反応してしまうのは自分だけだろうか?逆に某国の一部観光客は激怒しそうだが・・・。

馬山観測站からは金門島の北にある中国領の島が見える。金門島との距離は約2kmのわずかな距離だ。

金門民俗歴史博物館

続いて金門民俗歴史博物館にやってきた。博物館のガイドさんの説明を聞きながら見学していく。自分は説明聞いても理解できていないが・・・。

12:15頃、山外汽車站に到着、午前の観光はこれで終了。午後のD線は13:20からなのでバスターミナルの隣にあるセブン-イレブンでサンドイッチとおにぎりを昼食に購入。

八二三戦史館

13:25頃、D線の観光バスに乗車し、13:30にバスが発車する。まずは八二三戦史館から見学になる。

金門砲戦(八二三砲戦)の資料館になり某国の一部観光客はブチ切れる可能性あり。

台湾の慰安所・特約茶室

続いて特約茶室展示館にやって来た。茶室とかいうので金門島で茶葉なんて採れるのかと思ったら国民党軍の慰安所のことでした。

妓院、妓楼、娼館とは呼ばずに特約茶室や軍中楽園と呼ばれて李登輝政権で廃止された。

娼婦、軍妓は侍應生と呼ばれ自主志願で台湾全土で募集された。「自主志願って本当かよっ!」というのは自粛しておくとして当時の部屋が再現されている。

瓊林戦門坑道

次は瓊林を訪れます。瓊林は蔡氏一族により築かれ800年以上の歴史がある集落になる。瓊林には瓊林戦門坑道と呼ばれる村中の家屋と繋がる坑道があり金門島防衛の重要な戦略拠点になっていた。曹操運兵道の現代版といったところであろう。

集落の地下を坑道が通っており観光客に公開されている。

集落には蔡氏家廟があり蔡氏の祖先が祀られている。

廟内の天井には進士の額が掲げられており、明清代に進士を6名輩出している。

陳景蘭洋楼

最後に陳景蘭洋楼を見物する。1921年に陳景蘭によって建てられた金門最大の洋楼である。

洋楼からは太平洋が見える。17:20頃、山外車站に戻りD線のツアーは終了となる。

牛肉麺

夕飯は山外車站近くの牛肉麺の店で牛肉麺(90台湾ドル/約360円)と牛肉燴飯(90台湾ドル/約360円)を食べる。牛肉麺はうどんに近い麺と角肉のような大きな牛肉が入っている。牛肉はじっくり煮込んでいるようで軟らかくスープの味が染み込んでいる。スープは醤油系のようだが甘い味付けになっている。

牛肉燴飯

牛肉燴飯はあんかけのような感じになっており、こちらも角肉のような大きな牛肉が入っている。味付けは甘めで具材はレタスみたいな葉物、人参、大根だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 254台湾ドル
バス 160台湾ドル 台湾好行
合計 414台湾ドル

金門→高雄

09:25頃、宿をチェックアウトしてバス停へ。セブン-イレブンの前を通り、09:45頃、陶瓷廠のバス停から3路のバスに乗車する。運賃12台湾ドル(約48円)、10:00頃、航空站で下車する。

今日は復興航空で高雄へ移動する。まずは復興航空のチェックインカウンターでチェックイン手続きをする。お姉ちゃんに席が窓側と通路側どちらがするか聞かれるが特に気にしていないので「随便!随便!」とお任せする。

続いて荷物を預けるが復興航空の国内線は10kgまでが無料なのだが確実に20kgぐらいある。超過料金150台湾ドルぐらいを想定していたのだが、係りのおっちゃんは計量器を見ながら「20公斤」と言って荷物を流していく。

そして、「OK!謝謝!」と言って超過料金無しで終了。10kgもオーバーしているのにおまけしてくれた。復興航空どうなっているんだ?チェックインが終わったので空港内のセブン-イレブンでサンドイッチを購入。朝食に食べてから保安検査場へ。ここで十徳ナイフが見つかり、チェックインカウンターへ戻り十徳ナイフを預けて再び保安検査場へ。今度は大丈夫だ。飛行機滅多に使わないので十徳ナイフの存在をすっかり忘れていた。金門空港の保安検査はしっかりしている。

10:20頃、搭乗口の前で時間まで待機。

10:54頃にGE206便に搭乗開始。金門→高雄の運賃はWEBサイトでのプロモーション運賃で1058台湾ドルだ。機体はプロペラ機のATR72型なのだが復興航空は2015年2月4日に同じATR72型を墜落させている。

搭乗券と身分証を確認して機内へ。乗客は自分を含め11人だけだったので、予定より早く10:56に出発。8割ぐらい空席なので大赤字ではないだろうか?

高雄

11:57に扉が開き高雄国際空港に無事到着。定刻より3分早くの到着だ。

手荷物を受け取り、12:05頃、空港を出てMRTの駅へ移動。

MRT高雄国際機場から美麗島へ移動する。

運賃30台湾ドル(約120円)、高雄のMRTでは悠遊卡は使えないので券売機で切符を購入。切符と言ってもICチップ内蔵のトークンだ。

12:15頃、MRTに乗車するが車内のポスターが萌え仕様なのは気のせいか?12:30頃、美麗島に到着する。ここからあひる家へ向かわなければ!10番出口から出て、まずは最初の交差点を右折して目印のセブン-イレブンへ向かう。セブン-イレブンが見えてきて、ビルの5Fへ。
12:40予約しておいたあひる家に到着。チェックインは15:00からなので荷物だけ先に預かってもらい周辺の探索へ出かける。

中央公園の近くにある鼓壽宮を訪れる。

建物は新しく詳しい歴史背景は不明。

続いて中央公園にやってきた。
市街地にある大きな公園だ。

公園の一角に鄭成功像がある。

あひる家

15:20頃、セブン-イレブンまで戻ってきた。

エレベーターで5Fのあひる家へ。1泊660台湾ドル(約2640円)で3泊する。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセントがあり籠もるのに問題なしだ。Wi-Fiも電波良好で速度快適。共同のトイレ・シャワーも問題なし。高雄での拠点に最適だ。

咖哩燴飯

夕飯は素食の店で咖哩燴飯(60台湾ドル/約240円)を食べる。燴飯とあったが実際はほとんどカレーと変わらない。素食の店なので肉は入っていないが海藻とかが代わりに入っておりなかなか美味しい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 150台湾ドル
宿泊費 660台湾ドル
MRT 30台湾ドル
路線バス 12台湾ドル
合計 852台湾ドル

高雄→烏山頭ダム

06:20頃、高雄駅にやってきた。今日は台南の烏山頭ダムを訪れる。悠遊卡で改札を通りホームへ。

普通列車の区間車に乗車して林鳳営へ向かう。運賃は悠遊卡なので割引の103台湾ドル(約412円)。既に通勤ラッシュで混雑していたが車内は静かで平和だ。混雑していたのは太湖までで、それ以降は空席も見られて座ることもできる。

08:06頃、林鳳営駅で下車。ここで08:48発の黄1のバスを待つ。

40分ほど時間があるが駅前は何もないというか雨が降っている。まあ大人しく駅前通りの林鳳営火車站のバス停でバスが来るのを待とう。08:50頃、黄1のバスが来て乗車する。運賃34台湾ドル(約136円)、台南のバスでも悠遊卡が使えるので小銭いらずで便利だ。

烏山頭ダム

09:15頃、烏山頭ダムに到着。入場券の売り場のお姉ちゃんにまだ何も言っていないのに一発で日本人と見破られる。日本人が多く訪れているという事か?

事前に調べた公式サイトだと入場料は200台湾ドルのはずなのだが割引で80台湾ドル(約320円)になった。何の割引だ?レシートとパンフレットをもらい入場する。

烏山頭ダム(烏山頭水庫)は台南に位置するダムで水利技術者の八田與一がダム建設に貢献したことが台湾では知られている。

八田與一と烏山頭ダムについては下記の動画を見ればよく分かる。

ダム周辺は公園としても整備されており八田の功績を記念して記念公園があり八田の宿舎などの日本家屋が修復や再建されており、台湾にいるのに昭和臭がする。

八田宅

これが八田が住んでいた場所に再建された八田宅。台湾にいるのに昭和の日本になっています。

宿舎内部は公開されており畳で完全に日本家屋です。1月なんだけど雛人形が飾られています。

と思ったら鎧兜まで飾られており外国人のイメージする日本ということかな?

八田の書斎は床張りで洋室になっています。

続いてダムの方へ向かいます。こちらは資材輸送で烏山頭ダム建設に活躍していた蒸気機関車。

続いて烏山頭ダムにやって来たが天気が悪いので遠くがよく見えない。でも、かなり大きいダムというのは何となく分かる。

八田與一像

こちらが八田與一像になり花が添えられている。像の後方にあるのが八田夫妻の墓になる。

像はダム湖の方を向いている。10:30頃、ダム入口のバス停に戻ってきた。10:35頃、10:40発の橘4が到着して乗車。運賃14台湾ドル(約56円)、帰りは烏山頭ダム発の橘4で終点の善化火車站まで移動する。烏山頭ダムへ行くのは橘4線が一番楽なのだが運行本数が少ないのが欠点だ。といっても、烏山頭ダムへ行くバスはどれも本数が少ないので事前に時刻表を確認して計画を立てるしかない。それか台湾好行の観光路線バスによるツアーに参加するという方法もある。

11:00頃、善化駅に到着。

高雄までの運賃は86台湾ドル(約344円)。ホームで列車を待つ。高雄に戻るが雨が本降りだ。今日は大人しくしているしかなさそうだ。昼飯はセブン-イレブンでおにぎり2個購入。

新國民便當

夕飯はあひる家に下にあるセブン-イレブンで肉絲蛋炒飯(60台湾ドル/約240円)と新國民便當-油雞(55台湾ドル/約220円)の弁当2つ買っておく。

肉絲蛋炒飯は普通のチャーハンだったが、セブン-イレブンではかなり挑戦的なデザインの新國民便當-油雞がオススメ。春雨と鶏肉がいい感じです。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 158台湾ドル
鉄道 103台湾ドル 高雄→林鳳営
鉄道 86台湾ドル 善化→高雄
路線バス 48台湾ドル
合計 395台湾ドル

高雄市歴史博物館

10:10頃、高雄市歴史博物館を訪れる。元々は日本統治時代の高雄市役所で1998年に博物館として開館した。

高雄での二二八事件の展示があり市庁舎のジオラマで高雄での二二八事件が再現されている。この博物館が当時の現場になり国民党軍による武力弾圧が行われた。

高雄のカルフール

11:00頃、フランス系スーパーマーケットのカルフールにやって来た。高雄にもカルフールがあるのだ。

で、20台湾ドル(約80円)で飲み物を購入。今日の高雄は晴れで半袖でちょうどいいぐらいの暑さだ。1月なのに南国は暑い。

高雄の駅弁

11:50頃、高雄駅に到着。自動券売機で明日の自強号の切符を購入しておく。某大陸とは違い身分証不要なので購入は簡単です。切符を購入したら駅の1階にある台鉄夢工場(臺鐵夢工場)で駅弁を購入する。台湾でも駅弁は人気のようでお客さん多くて少し待つ。

とりあえず在庫のあった萬巒豬腳便當(100台湾ドル/約400円)、八角排骨便當(80元/約320円)、傳統排骨便當(60台湾ドル/約240円)の3種類を購入。おばちゃんに「阿里山便當ないの?」と聞いてみたが売り切れであった。

宿へ戻り早速駅弁を食べます。まずは萬巒豬腳便當(100台湾ドル/約400円)。この駅弁は発売されたばかりの新駅弁で1日100個限定のようだ。名前の通り脚の部分の豚肉を使っており柔らかい。特製のソースをかけて食べます。

人参、キャベツの炒め物は油分が少なめで食べやすい。豚肉の下に甘いたくあんのような漬け物がある。煮玉子の滷蛋も美味い。ご飯は短粒種で日本の米と同様にうまい。値段は1番高いが素材にこだわっているので高いのも仕方ないかな。

八角排骨便當

続いて八角排骨便當(80元/約320円)。でかい排骨(骨付き豚肉)がこの弁当の特徴だ。排骨の骨は少なめで肉多い。

タケノコとキャベツの炒め物は油少なめで美味い。排骨の下に隠れている豆干もよい。甘いたくあんのような漬け物もよい。こちらの煮玉子の滷蛋もいい感じだ。

傳統排骨便當

傳統排骨便當(60台湾ドル/約240円)。一番値段が安いのだが鉄っちゃんの購買欲を一番掻き立てるパッケージだ。

基本的に豚肉は八角排骨便當と同じようでおかずの種類を少なくした感じだ。おかずは青菜の漬物と煮玉子の滷蛋、豆干の3種類だ。一番安いと言っても豚肉はでかいし美味い!

台湾の駅弁は正直言って美味いです!某大陸の列車内や駅で20元(約400円)ぐらいで売っている盒飯よりはるかにおいしいです。これだけ美味ければコンビニ弁当買うよりも駅弁買った方がいいです。

夕方になり再び高雄駅にやってきた。

夕飯はまた駅弁です。傳統排骨便當(60台湾ドル/約240円)を購入。

排骨は相変わらずデカイのだが、おかずが昼のとは違っていた。おかずの数は3種類で同じなのだがナスの漬物とキャベツの炒め物、それと煮玉子の滷蛋になっていた。箱に「季節蔬菜及食材」と表記されているので季節の野菜を日替わりみたいな感じで入れているようだ。コンビニ弁当みたいにいつも同じというのではないのでいいかもしれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 320台湾ドル
鉄道 705台湾ドル 高雄→花蓮
合計 1025台湾ドル

高雄→花蓮

今日は朝から雨が強い。07:30頃、あひる家をチェックアウトして高雄駅へ向かう。15分ほど歩いて、07:45頃に高雄駅到着。

今日は高雄から花蓮まで鉄道で移動だ。08:40発、左営-花蓮、303次の自強号に乗車する。運賃は705台湾ドル(約2820円)、南廻り線で台湾の東海岸を北上していく。

ホームへ移動して待機となるが売店に台鉄弁当の文字が・・・。弁当買おうかと思ったが、まだ朝だったので入荷していなかった。

08:30頃、自強号が入線してきた。南廻り線なので見た目は平渓線とかで走っているディーゼルの普通列車なのだが立派な自強号だ。日本で例えると特急列車だ。

で、車内はこんな感じだがロングシートにすると完全に平渓線とかの普通列車だ。新型車両を導入して南廻り線の自強号もタロコ号やプユマ号みたいな豪華車両になるのはいつのことか・・・。気動車なのでエンジン音はなかなか良い。やっぱ加速時のエンジン音は特によい。

台東を過ぎる頃になると雨は止んで徐々に青空が見えてきた。椰子の木やバナナ畑が見られ南国の雰囲気が出ている。1月なのに水田では既に田植えが行われており日本ではあり得ない光景だ。

花蓮

13:40頃、花蓮駅に到着する。

ここで自強号とお別れだ。花蓮は太魯閣峡谷(タロコ峡谷)への観光拠点になっており駅前から台湾好行の太魯閣線バスが出ている。

島國熊貓青年民宿

駅から10分ほど歩いて、14:00頃、Booking.comで予約しておいた島國熊貓青年民宿(Taiwan Panda Hostel)に到着する。1泊360台湾ドル(約1440円)で2泊する。で、スタッフの兄ちゃんはパスポート確認するまで日本人だと気づかず目の前にいるのは大陸の田舎者だと思っていたようだ。台湾だと何も話さなくても日本人だと見抜かれるのだが、どうも農民工のオーラでも出ていたようだ。

部屋は10人ドミトリーで広めだ。各ベッドに照明とコンセント、小物を置く台がある。部屋にトイレ・シャワーがあり一体型だが2つあるので緊急事態でも大丈夫だ。WiーFiの電波は良好で部屋でも問題なくつながる。

共有スペースも広めで冷蔵庫がある。で、老板は夜は自宅へ帰り不在になるが入口はオートロックになっており暗証番号を教えてもらい24時間出入り自由だ。早朝に出ていく場合とかはソファーにシーツとか置いておけばOKということであった。

15:00頃、花蓮駅に再びやってきた。花蓮駅前は欧米人が多い。タロコ峡谷へ行くのだろう。

駅前にあるバスターミナルの花蓮客運総站で台湾好行の太魯閣峡谷行きのバスを確認する。朝一番のバスは07:00発のようだ。

で、バスを確認しているとチケット売場のおっちゃんが「どこ行くの?」と声をかけてきたので明日の太魯閣峡谷行きのバスを確認しに来たことを伝えると英語と日本語のパンフレットを出してきた。もう、一目で日本人だと見抜かれています。

明日行くのは決めているので、そのまま台湾好行太魯閣線の一日券を購入します。一日券は250台湾ドル(約1000円)でバスは乗り降り自由だ。

花蓮鉄道文化園区

16:30頃、花蓮鉄道文化園区を訪れる。ここは花蓮の旧駅舎になる。

周辺には関連施設が保存されておりナローゲージの蒸気機関車も保存されている。

自助餐

17:30頃、近くの自助餐廳で夕飯を食べる。自助餐廳はビュッフェ式の食堂で量り売りになります。食べたいだけの量をトレーに盛って量っておばちゃんに料金を支払います。これだけの量で110台湾ドル(約440円)になります。相場がわからないので高いのか安いのかは不明。まあ、これを今後の基準に考えていきます。

香菇滷肉便當

夕飯を食べたのだが、どうも食べ足りないので駅前の弁当屋で香菇滷肉便當(80台湾ドル/約320円)を購入。

台湾の野菜炒めは油少なめなので食べやすい。豚肉の滷肉も当然うまい!ご飯も日本の米と同様に美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 190台湾ドル
宿泊費 720台湾ドル 1泊360台湾ドル×2
バス 250台湾ドル 台湾好行
合計 1160台湾ドル

花蓮→天祥

07:45頃、駅前のセブン-イレブンでパンを購入。パン4つで101台湾ドル(約404円)だ。これが太魯閣峡谷(タロコ峡谷)での食料になる。

07:55頃、駅前の花蓮客運総站で台湾好行の太魯閣線バスに乗車する。台湾好行のラッピングはされていないがプレートが掲げてある。このバスで太魯閣峡谷の天祥まで行く。今日の天気は雨なのだが太魯閣峡谷への乗客は多くバスは賑やかだ。

ちなみに台湾好行のバス停はこんなデザインで統一されているのでわかりやすい。08:00発のはずなのだが10分遅れの08:10に発車する。08:45頃、新城駅に到着。08:53頃、太魯閣遊客中心に到着。ここが太魯閣峡谷の入口になり下車する乗客がそこそこいる。自分と数人の乗客はそのまま天祥へ向かう。

太魯閣峡谷

09:35頃、終点の天祥に到着。雨は止んでおり青空が少し見える。

バス停の近くでセブン-イレブンの看板を発見。どうやら新しく出店するようだ。天祥にセブン-イレブンができれば花蓮で食料買わずに太魯閣峡谷の天祥へ行ける。

天祥から少し奥へ歩いて行く。道路の脇は峡谷で大自然が広がっています。

白楊歩道

10:00頃、天祥から少し奥へ行った白楊歩道の入口に到着。道路脇に照明のない真っ暗なトンネルが続いている。

奥に出口が見えるが、ここは懐中電灯、ヘッドライト必須だ。

トンネルを抜けると瓦黒爾渓の水の音が聞こえてくる。白楊歩道を歩いて瓦黒爾渓が合流する塔次基里渓を上流へと向かう。

そして、幾つかのトンネルを通るが照明は一切無しで懐中電灯、ヘッドライト必須だ。この白楊歩道は太魯閣峡谷で最もトンネルの多い歩道で8箇所のトンネルがある。

観光客の多い観光歩道なのだが落石や崖崩れの発生箇所があり注意の看板が何箇所もある。危険箇所が多いというのは分かったのだが、それより歩道にゴミが落ちていないというのに驚いた。中国に長期間いたのでゴミのない観光地に衝撃を受けてしまった。中国は有名観光地(嵩山、恒山など)でもゴミだらけで、おまけに掃除のおばちゃん達がいるにもかかわらず処理が追いつかないのだ。

ところが台湾の太魯閣峡谷は掃除のおばちゃんとかが見当たらないのにゴミが落ちていない。台湾人のモラルの高さを表している光景だ。台湾凄い!

更にトンネルを通り奥へと進む。

トンネルを抜けると目の前に白楊瀑布が見える。手前には展望台があるのだが整備中で閉鎖されている。

展望台が閉鎖されているのでは仕方ないので更にトンネルを進み、10:50頃、水濂洞に到着する。ここは洞窟なのだが皆靴を脱いで洞窟へ入っていく。洞窟は水路のようになっており水が塔次基里渓へ流れ落ちていく。

靴を脱いで洞窟へ入っていくが天井から水が滝のように流れ落ちてくる。水濂洞という名称の意味が分かった。

ここはヘッドライト必須だが合羽もないと正直言ってずぶ濡れになる。

水濂洞を抜けると目の前に塔次基里渓が現れる。この先は道が整備されておらず引き返すしか無い。11:45頃、白楊歩道を出て天祥へ戻る。この頃になると天気がかなり良くなってくる。

祥徳寺

昼頃、天祥の隣にある祥徳寺に吊橋を渡り到着。祥徳寺は蒋介石の息子である蒋経国の指示により建立された臨済宗の寺になる。

吊橋を渡り階段を登って行き本殿の大雄宝殿へ。蒋経国の声が掛かっていると本殿も立派だ。

こちらは十面普賢菩薩。

こちらは地蔵菩薩になる。

昼時になると天祥にも観光客が多く訪れレストランにも客が結構入っている。ハングル話す観光客も多くレストランのおばちゃんがハングルで呼び込みをしている。海外旅行する韓国人が多いので韓国経済絶好調のようだ。

13:00頃、花蓮へ戻る台湾好行のバスが到着して並んで待つ。大陸なら我先にの乗車バトルだが台湾は文明社会なので皆並んでいる。13:10頃、バスが発車する。

燕子口

13:30頃、燕子口に到着。中橫公路の旧道をあるいて峡谷を見ることが出来る。

燕子口は大理石の岩盤が浸食されできた壷穴があり、ツバメの巣のようなので燕子口の名が付いたが実際にはツバメの巣はない。

ここの峡谷はヘルメット着用なのだがつけていない観光客も多い。当然自分もヘルメットは持っていないのでそのまま突撃。落石に当たったらあの世行きです。

団体観光客はヘルメット着用で燕子口を歩いている。燕子口は深い峡谷と迫力ある水の流れに圧倒される。

そして、ハングル話す団体がやたらといる。たぶん韓国人だと思うのだが物凄い数だ。ウォン高で韓国人の海外旅行は絶好調のようだ。

この燕子口から錐麓古道へ続く錐麓吊橋が見えるが錐麓古道は入山申請が必要だ。ネットでも臺灣國家公園入園入山線上申請服務網から入山申請はできるのだが緊急連絡先が台湾人でなければならないので殆どの外国人は旅行会社経由ということになる。まあ、旅行会社のガイドと一緒に行ってくれということで一人で突撃して迷惑かけるなということだな。

14:00頃、燕子口のバス停に戻ってきた。時刻表だと次のバスは14:40のようだ。気長に待っていると花蓮行きの路線バスがやってきた。運ちゃんに一日券で乗車できるか聞いてみる。同じ花蓮客運の路線バスだったので乗車OKになった。厳密には一日券は台湾好行の太魯閣線だけ有効なのだがこれで少し時間が節約できる。運ちゃんに感謝です。

そして、自分の後ろにいた一日券をもった台湾人観光客たちも一緒に乗車である。14:30頃、バスが発車する。

長春祠

14:50頃、長春橋で下車する。峡谷の対岸には長春祠が見える。長春祠は中橫公路建設で殉職した212人が祀られている。

長春祠へ続く断崖に掘られたトンネルを進んで行く。トンネルの中は団体客が通るとハングルが響いている。

15:05頃、長春祠に到着。

長春祠の祭壇にはハングルの団体が供えていった1000ウォン札が置かれていた。ウォンなんか置かれてもねぇ・・・。銀行や空港なら両替できるけど、ここでは紙くず同然だ。台湾ドル供えないとな・・・。

15:50頃、長春祠歩道のバス停に到着。16:30頃、花蓮行き太魯閣線のバスに乗車するが乗客多すぎで座れないというか、乗り切れずバス停に置き去りの乗客が発生。次のバスは1時間後の最終バスか?

今回は太魯閣峡谷を初めて見て廻ったが感想は正直言って広い。そして、訪れる価値十分ありだ!1日では足りないので400台湾ドルの2日券で見て廻るのが良いだろう。それでも入山申請の必要な場所まで入れたら数回は訪れないといけないだろう。トレッキングが好きな人にとっては太魯閣峡谷は必ず満足できるだろう。

何より太魯閣峡谷は入場料無料というのが凄い!某大陸なら九寨溝のようにボッタクリ観光地と化しているだろう。そして、歩道にゴミが落ちていないというのも凄い!某大陸のように掃除のおばちゃんとかが見当たらないので皆ゴミはちゃんと持ち帰っているようで台湾人のモラルの高さが伺える。

17:20頃、花蓮駅前の花蓮客運総站に到着。

自助餐

夕飯は昨日の食堂で量り売りの自助餐です。今日もトレーに大量に盛って125台湾ドル(約500円)だ。野菜炒め中心になるが油少なめで食べやすく年寄りの胃袋に優しい。もちろん味もおいしいです!あと無料の冬瓜茶もおいしい!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 225台湾ドル
合計 225台湾ドル

花蓮→瑞芳

10:50頃、ホステルをチェックアウトして花蓮駅へ向かう。11:00頃、花蓮駅に到着。駅前では欧米人を見かけるが、それより自撮り棒を持ったハングル話す団体が凄い。通路塞いで通れないほどだ。「過一下」「譲一下」と言っても通してくれません。台湾は韓国人に大人気の観光地のようだ。

券売機で蘇澳新行きの切符を購入。

運賃は普通列車の区間車なので116台湾ドル(約464円)。今日は九份のある瑞芳へ移動する。窓口で瑞芳行きの切符を購入すればいいのだが蘇澳新で下車して、蘇澳新-瑞芳は割引になる悠遊卡で乗車する。乗車するのは11:34発の区間車だ。

花蓮の駅弁

で、改札口の前にはタロコ号がいます。ネットで知ってはいたのだが、このタロコ号が駅弁売場の目印になる。

ちょうど駅弁の販売が行われており購入します。花東特蔬便當が3種類売られており値段はどれも100台湾ドル(約400円)。一種類が肉無しの素食、残り2種類が肉入りになり、今回はおすすめの奴を購入する。列車の中で食べるのが駅弁の王道なのだが空腹には勝てずにホームで食べます。

花東特蔬便當の具材は鬼頭刀魚排、原住民風味鹹豬肉、紫芋、黄金蜆丸、滷豆乾、野菜炒め、漬け物などとなります。花蓮は海沿いの街なので東シナ海で獲れた鬼頭刀魚(シイラ)の切り身(鬼頭刀魚排)と原住民風味で味付けされた豚肉(原住民風味鹹豬肉)の2種類がメインの具材だ。原住民風味ということはタロコ族の味付けということだろうか?具材の味付けは濃くも薄くもなくちょうどよい。

駅弁を食べている間に列車が入線してくる。花蓮始発なので食べ終えてから乗車する。

11:34に花蓮を発車する。車内は乗車率7割ぐらいで自転車は4台だ。台湾は自転車の持ち込みOKなのでチャリダーを車内で結構見かける。静かな車内で平和だ。

13:01に蘇澳新駅に到着。

切符にハンコ押して改札を出る。台湾は改札口で切符を回収するのだが、切符に改札口にある證明章のハンコを押しておけば記念に持ち帰れるのだ。

とりあえず外に出るが雨が降っているので再び駅へ。今度は割引になる悠遊卡で乗車となる。蘇澳新から北は悠遊卡が使用できる。瑞芳までは108台湾ドル(約432円)だ。

次は13:41発の区間車だ。

列車が到着して乗車する。隣の蘇澳発の列車なので乗客はほとんどいない。台北に近づいてくると混雑してくるのだろう。

15:05頃、車内検札があるが台湾の車内検札は日本と同じで乗務員一人で行われる。中国みたいな5人、6人の集団で高圧的な態度というのではない。台湾の場合はかなり物言いが丁寧なので好感が持てる。猴硐に到着すると乗車率が急上昇する。猴硐は猫村として知られており猫好き観光客が多く訪れている。

瑞芳

15:37に瑞芳到着。駅を出るが雨が降っており天気は悪い。夜に九份へ乗り込もうと思ったが、この天気では行く気が無くなる。

金色小棧青旅民宿

とりあえず予約しておいた宿へと向かう。駅前通りの明燈路を左(東)へと歩く。3分ほど歩くと警察署に到着。警察署の隣にある広場前にBooking.comで予約しておいた金色小棧青旅民宿(Golden House)があり楽勝で到着。駅から徒歩3分ほどで広場の前にはバス停があり九份行きのバスに乗車できる。何と言っても警察署のすぐ近くなので非常にわかりやすい。

1泊600台湾ドル(約2400円)で2泊する。部屋は8人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセントがある。あとUSBコネクタがあるのでスマホの充電も可能だ。Wi-Fiはちょっと電波弱めだが部屋でもネットにつながる。共同のトイレ・シャワーは男女別になっており広さは許容範囲内だ。

17:00頃、夕飯食べに外へ出かける。とりあえず駅前を真っすぐ行った所にある美食街を覗いてみる。ここは夜市を小さく屋内にまとめた感じになっている。

牛肉湯麺

夕飯は美食街近くの牛肉麺の店で牛肉湯麺(50台湾ドル/約200円)を食べる。牛肉スープに麺と雪菜が入っており牛肉無しなので値段が安い。スープは甘口でなかなか美味い!食後は駅前にあるスーパーマーケットの頂好で夜食にパンを買っておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 120台湾ドル
宿泊費 1200台湾ドル 1泊600台湾ドル(Booking.com)×2
鉄道 116台湾ドル 花蓮→蘇澳新
鉄道 108台湾ドル 蘇澳新→瑞芳
合計 944台湾ドル

雨の九份へ

朝から雨が降っている。これでは九份に行ってもな・・・。まあせっかく瑞芳に宿泊しているし籠もっているのも勿体ない。ホステルから徒歩10秒ほどの所にバス停があり、09:40頃、788線のバスに乗車して九份へ向かう。天気悪くてもバスは混雑しており九份の人気の高さが伺える。運賃15台湾ドル(約60円)、09:55頃、九份に到着。

九份に到着するものの雨が強い。バス停から九份老街の基山街へ向かうが途中にファミリーマートがある。2013年に訪れたときはあったかな?

九份のコンビニと言えば九份老街の入口にあるセブン-イレブンなのだが、ファミマも進出してきたようだ。

九份老街

基山街を歩いてみるが天気が悪いので比較的空いている。

土産物屋を見物しながら奥へと歩いていく。

で、この九份にもハングルを話す団体がやたらと多い。
どこを歩いてもハングルが聞こえてくる。ウォン高で韓国人が大挙して押し寄せているようだ。昔は日本人観光客が多かったようだがウォン高で韓国人のお金持ちがお得意様になっているようだ。ネットでは韓国経済崩壊の記事を見るが全くその心配はない。韓国経済絶好調のようだ。これならスワップなんていらないだろ。

土産物屋はお菓子から茶葉まで色々とある。

並んでいる土産物を見て廻るのはけっこう面白い。どういった特産品があるかとかがわかってくる。

ライチとかの南国フルーツ関連のお菓子が多い感じかな。

聖明宮

聖明宮にやってきた。聖明宮は関羽を祀る関帝廟だ。廟は比較的新しく立派だ。

かつて金鉱での金採掘が盛んだった頃は土地神を祀る福山宮への信仰が厚かったが金鉱の衰退とともに商売の神である関羽を祀る聖明宮への信仰が集まってきた。元々は日本統治時代に林さんが住んでいた民家に設けられた祠だが終戦後に勸忠堂へ作り変えられ1976年に聖明宮へ改名された。

関羽像は大陸でみる関羽像とは雰囲気が違う。

雨が強いので10:45頃、運賃15台湾ドルで788線のバスに乗車して、11:00頃、瑞芳駅前で下車する。

魯肉飯と陽春麺

昼食は駅前の食堂で魯肉飯(25台湾ドル/約100円)と陽春麺(30台湾ドル/約120円)を食べる。魯肉飯は台湾の定番料理で食堂や夜市の屋台でよく見かける。魯肉はしっかり醤油で煮込んであり柔らかく甘い味付けになっている。台湾に来たら一度は食べておかないといけない料理だろう。

陽春麺も台湾各地の食堂や夜市の屋台で定番料理だ。小エビが入っておりスープにエビの出汁が出ている。味は薄口でさっぱりしている。食後はセブン-イレブンで食パン(40台湾ドル/約160円)を購入。食パンは夕飯までのつなぎだ。

午後になっても雨が降っておりホステルで大人しくする。瑞芳に宿泊しているのにほとんど外へ出られずだ。この天気の悪い中でもホステルにはお客さんが結構来ている。

で、老板と工事業者のおっちゃんたちが2Fの部屋で工事作業中だ。自分1人だけ1Fにおり店番状態になる。そして、こういう時に限って英語圏のお客さんが来て自分はスタッフと思われる。仕方ないので老板を呼びに行く。

新國民便當

夕飯はセブン-イレブンで弁当と食パンを購入。弁当はパッケージデザインがセブン-イレブンにしてはかなり挑戦的な新國民便當-排骨(55台湾ドル/約220円)だ。新國民便當は数種類あってどれも55台湾ドルで良心的な価格設定だ。

今回は排骨を購入。でかい排骨に野菜炒めが付いています。排骨の味付けは甘めになっておりご飯はすぐに食べきってしまいます。セブン-イレブンのコンビニ弁当の中では一押しですね。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 190台湾ドル
バス 30台湾ドル 路線バス
合計 220台湾ドル

世界遺産 高句麗遺跡群&丹東・鴨緑江断橋

通化→集安

05:15頃、駅寝から眼が覚める。通化は04:23が日の出の時刻で、既に外は明るいが雨が降っている。天気が悪いと集安での行動に支障を来すので雨だけでもやんでくれればよいのだが。

4347次の切符07:20頃、改札が始まり乗車バトル開始となる。乗車口には列はなく群れが出来て我先にとなる。

列車内07:35発、通化→集安の4347次に乗車する。エアコンなしの列車なので運賃は安く8.5元だ。この頃には天気が晴れに回復する。

窓窓を開けて外の景色を見ながら集安へと向かう。今回は幸い窓からペットボトルやカップ麺の容器のポイ捨てには遭遇せずに済む。

集安

集安駅10:30頃、集安に到着する。駅前はボリタクの運ちゃんたちが待ちかまえていたが、駅前を通る6路のバスで集安市内へ移動しようと考えたが人が一杯なので乗車するのは諦めて徒歩で集安市内へ向かう。

集安客運総站

集安客運総站30分ほど西へ歩いてバスターミナルの集安客運総站に到着する。

集安客運総站運賃時刻表まずバスの時刻表を確認しておく。

集安客運総站運賃時刻表

集安客運総站運賃時刻表

鴻源旅館

続いて問題の宿探しだ。世界遺産の高句麗遺跡群を見物後は集安からバスで遼寧省丹東へと移動するので何とかバスターミナル近くで宿を確保しておかないといけない。とりあえず、バスターミナル隣の賓館からあたっていくが、外国人お断り以前に1泊200元とか高すぎで泊まれない。

鴻源旅館そして、4軒目の鴻源旅館は老板たちが麻雀中であったが部屋を見せてもらう。

鴻源旅館エアコン、トイレ、シャワーがあるので問題ない。バスターミナルからは徒歩2分ぐらいなので立地も良い。

鴻源旅館
1泊いくらか聞いてみると100元で高めなのだがおそらく他をあたると彷徨う気がするのでここに決める。
外国人OKだったので追い出される心配はなさそうだ。

犬肉ビビンバ

犬肉ビビンバ11:30頃、宿を確保したので世界遺産見物へと出かけるが、まずは食事である。旅館の3件隣に狗肉冷麺館があったので犬肉ビビンバ(狗肉拌饭)を注文する。値段は12元(約240円)だ。

犬肉ビビンバご飯と犬肉をしっかりとかき混ぜて食べ、犬肉パワーで高句麗遺跡を廻ります。

世界遺産 高句麗遺跡群 好太王碑

高句麗遺跡入場券昼頃、6路のバスに乗車して終点の太王碑で下車する。まずは好太王碑と太王陵を見物するが高句麗遺跡は4箇所が観光地として開放されており入場料はそれぞれ30元だが、4箇所セット券だと100元になる。全部見るつもりだったのでセット券を購入するが当日限りの有効になっていたの今日中に全て見物しなければならない。

好太王碑12:10頃、少々急ぎでの世界遺産観光で、まずは好太王碑から見物する。

太王陵

太王陵続いて太王陵だ。12:40頃、1.5kmほど離れた長寿王陵へ向かう。

長寿王陵

長寿王陵13:00頃、長寿王陵に到着する。

長寿王陵将軍墳とも呼ばれている。13:20頃、長寿王陵を離れ禹山貴族墓地へ向かう。

禹山貴族墓地

禹山貴族墓地13:40頃、禹山貴族墓地に到着する。ここは高句麗の古墓群になり古墓の1つが公開されており内部の壁画を見ることができる。夏のこの時期は古墓の石室は涼しく、ちょっとした休憩場所である。14:15頃、禹山貴族墓地を離れ集安市内へ戻る。

15:00頃、バスターミナルの集安客運総站で明日の丹東行きのチケットを購入する。丹東までは80元だ。丹東までのチケットが購入できたので、最後の丸都山城・山城下貴族墓地へ向かうが市内から路線バスで行けるのだがバスの発着場所が分からないので、とりあえず徒歩で向かう。市内を出て北へと歩いていると丸都山城行きのバスが通り過ぎる。

丸都山城・山城下貴族墓地

山城下貴族墓地15:50頃、丸都山城・山城下貴族墓地に到着する。

丸都山城修復工事と遊歩道の整備が行われていたが修復工事の現場は撮影禁止になっていた。これでは来た意味があまりないな。

丸都山城とりあえず丸都山城は見物できる所だけ見ておく。

山城下貴族墓地

山城下貴族墓地丸都山城に続いて山城下貴族墓地を見物して回る。17:00頃、丸都山城・山城下貴族墓地を離れ市内へと向かう。

冷麺

狗肉冷面城18:00頃、市内に戻り夕飯は昼の犬肉ビビンバの店の狗肉冷面城へ。

冷麺冷麺(10元/約200円)を食べる。やはり、専門店だと冷麺は美味い。犬鍋も食べたいが一人だと値段や量が・・・。

夜に明日の丹東での宿をeLongで予約しておく。とりあえず、1泊99元のそこそこの賓館にしておく。先払いなのでネットで決済まで済ましておく。おそらく外人お断りで追い出されることはないと思うのだが・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31元
宿泊費 100元
宿泊費 99元 eLongで丹東の宿予約
バス 1元 路線バス
バス 80元 集安→丹東
高句麗遺跡セット券 100元
合計 411元

集安→丹東

集安→丹東のチケット07:00頃に旅館をチェックアウトしてバスターミナルへ移動。2-3分ほどで到着して待機となる。

集安→丹東のバス07:20頃にバスに乗車して発車を待つ。07:30にバスが発車して鴨緑江沿いに走る。

鴨緑江対岸の北朝鮮が見えるが天気は雨で丹東到着後の行動がどうなるか心配だ。

道路にフェンス途中、鴨緑江から離れ走って行く。遼寧省へ入り再び鴨緑江沿いを走るが道路脇には有刺鉄線の付いたフェンスが・・・。色々と大人の事情があるようだ。

丹東

12:40頃、丹東客運站近くで路地で全員が降ろされる。ここが終点のようだ。GPSがあるので大体の場所が分かっているので予約しておいた宿へ向かう。

嘉苑商務賓館13:00頃、予約していた嘉苑商務賓館に到着するが、改装工事中でeLongに出ていた画像とずいぶん違う。まあ、とりあえずレセプションのお姉ちゃんに予約しておいたことを伝えてチェックイン手続きをする。外国人OKの賓館だったのでパスポートのコピーをとって登記完了。

嘉苑商務賓館1泊99元の特価で出ていた部屋だが、部屋は広いしトイレ・シャワーもちゃんとしているしテレビとPCまである。

嘉苑商務賓館自分には豪華すぎる部屋なのだがキャッシュバックがあり実質安く宿泊できるので選んだ。宿は確保できたのでネットで明日の瀋陽行きの切符を予約しておく。

泡菜炒飯

泡菜炒飯14:30頃、遅めの昼食に泡菜炒飯(8元/約160円)を食べる。泡菜はキムチを意味してキムチ炒飯ということだ。せっかく北朝鮮との国境地帯を移動しているので冷麺や犬肉麺とかを食べておくのが良いだろう。

丹東駅14:50頃、丹東駅を訪れ切符売場で明日の瀋陽行きの切符を受け取るが、窓口の列におサルさんが割り込んでくる。もういつものことなので慣れてしまったし、並ぶように言っても理解してくれないので、おサルさんには関わらないようにしている。おサルさんたちの飼育係をしている某党の宣伝すら理解できないのだから、もう関わらないのが一番である。

毛沢東像丹東駅の駅前広場には毛沢東像がある。いつ、レーニン像みたいな目に遭うのか気になるのは自分だけか?

武警そして、近くには武警の車両が待機している。国境の町だから警備しているのか?

丹東客運站

虎山長城行きバス15:05頃、駅の斜め向かいにあるバスターミナルの丹東客運站を訪れる。虎山長城行きのバスが停車していたので撮影しておく。

虎山長城バス時刻表時刻表も有り1日8往復運行されているのが確認できた。気が向いたら行ってもいいかな・・・。でも入場料が60元もするからな・・・。

丹東客運站時刻表バスの運行状況を確認する瀋陽と大連を始めとして各地へのバスが出ている。

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

丹東客運站

中朝友誼橋

中朝友誼橋15:30頃、中朝友誼橋を訪れる。ここは北朝鮮との国境貿易で一番重要なルートになっており貿易が最も活発であるが中朝友誼橋をトラックがたまに通るだけで活発とはいえない。そして、国境地帯の観光は長白や臨江と比べても最も賑わっており観光客が多い。

鴨緑江断橋

鴨緑江断橋入場券中朝友誼橋の隣には朝鮮戦争時にアメリカ軍の爆撃により破壊された鴨緑江断橋がある。入場料は30元で少々高めだが見物することにする。

鴨緑江断橋の像朝鮮戦争時には丹東、集安、臨江から中国軍が鴨緑江を渡っていったので、こんな像がある。

鴨緑江断橋

鴨緑江断橋

鴨緑江断橋橋は中国側だけ残っているので途中までしか行けない。北朝鮮側は基礎だけ残し撤去されている。

中朝友誼橋中朝友誼橋の方は武警に先導されて徒歩で北朝鮮側へ向かう観光客がいる。徒歩で渡れるのか?それとも特別料金で中朝友誼橋の観光か?

ウォルマート

ウォルマート17:00頃、ウォルマートで物資調達をするが、丹東のウォルマートは客が少なく潰れるのは時間の問題という状態であった。ウォルマートで売り場が閑散としている光景を見るのは初めてで正直驚いた。

酒で、今回は破れたバックパックのカバーを補修するためにテープを購入。それと、ブドウ味のカクテル330ml(6.5元/約130円)を購入して飲むが全く酔わない。ブランデーが入っているらしいが、本当にアルコールが入っているのだろうか?

冷麺