チベット文化圏旅行記~甘粛省 郎木寺編

夕食で腹壊しゲロを吐く

昨日の夕食に食べた炒麺で腹を壊したようで真夜中に気持ち悪くてトイレでゲロを吐く。恐らく炒麺に使っていた油が原因ではないかと思われる。おかげで朝まで数回に渡りトイレに足を運ぶことになる。

夏河→郎木寺

朝になっても調子が悪く歩くのも辛い状態だが今日は郎木寺へ行かなければならない。拉卜楞紅石国際青年旅館を出てバスターミナルまで歩くのも辛いので仕方なくぼったくりバイクタクシーで向う。本来は2元でいけるのだが足元見やがって5元要求してきた。こちらには戦う気力が無いので言い値でバスターミナルへ。

バスターミナルに到着すると既に0740発の郎木寺行きのバスは乗客で一杯だ。自分が最後の乗客だったので席に座るとすぐに出発する。本来なら郎木寺 までの道程は写真を撮ったりGPSで位置確認をするのだが調子が悪いのでひたすら眠ることにする。途中で合作を経由して1130頃、郎木寺に到着する。

郎木寺賓館

郎木寺に到着したので速やかに寝床を確保しなければならない。目の前に郎木寺賓館があったので、ここに泊まる事にする。4人ドミトリーで1泊15元、とりあえず3泊することにする。部屋に荷物を置いたらすぐに寝る。体力が回復するまでは観光はできないだろう。郎木寺は甘粛省と四川省の境界にある郷だが甘粛 省側には達倉郎木寺、四川省側には安多達倉郎木寺がある。この2ヶ所が郎木寺の観光地で明日以降の見物だ。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 45元 15元×3
バイクタクシー 5元
合計 50元

達倉郎木寺(セルティ・ゴンパ)

tibet_bunkaken169まだ調子が悪いのだが0800頃に達倉郎木寺へ行く。朝からヤクの群れに遭遇です。

tibet_bunkaken170甘粛省側にある達倉郎木寺には鳥葬台(天葬台)があるので運がよければ鳥葬が見られるかもしれないがチベット自治区では自治区政府が観光客が鳥葬を見物するのを禁止(関連記事)しているので甘粛省はどうなっているか現場へ行ってみないと分からない。

tibet_bunkaken171鳥葬は0900頃にあるらしいのだが遺体が無ければもちろん鳥葬は無い。

tibet_bunkaken172とりあえず入場券を購入して鳥葬台へ向う。

tibet_bunkaken173途中で救急車が通り過ぎたので遺体を運んでいる可能性が高い。鳥葬台へ着くとやはり救急車が停車しているので遺体を運んでいたようだ。

tibet_bunkaken174すでに鳥葬台の入口には観光客が多数集まっていたが鳥葬台へは立入禁止なので入口で皆写真撮影をしている。

tibet_bunkaken175鳥たちは食事の時間を待っています。

tibet_bunkaken176上空では鷹だか鷲が旋回して食事の時間を待っている。こちらは写真撮影をしていると夏河で知り合った台湾人と再会する。やはり鳥葬を見に来ていたようだ。

時間がたつにつれ白人の観光客が帰って行き、中国人も観光客も帰っていった。鳥葬は遺体が運ばれてから2、3時間しないと鷹だか鷲の食事の場面は見られないという情報があり、もう少し待とうと思ったが風が強く寒いし鳥葬台へは立入禁止で食事の光景は見られないので山を下りることにした。

安多達倉郎木寺(キルティ・ゴンパ)

tibet_bunkaken1771030頃、四川省側にある安多達倉郎木寺を訪れる。安多達倉郎木寺には何があるかは知らずに来てみたが白人の団体がチベット人のガイドに連れられて郎木寺峡谷の奥へ向うのが多数見られた。

tibet_bunkaken178安多達倉郎木寺

tibet_bunkaken179安多達倉郎木寺

tibet_bunkaken180靴脱ぎっぱなしです。

tibet_bunkaken181郎木寺峡谷の入口

tibet_bunkaken182どうやら白人には有名な観光地らしい。自分も郎木寺峡谷へ入っていくが疲れて途中で引き返すが白龍江源を見物して郎木寺峡谷を出る。

tibet_bunkaken183ここはチベット寺院よりも郎木寺峡谷のトレッキングのほうが人気のようだ。昼ごろに宿に戻る途中で鳥葬台に停まっていた救急車が山を下りてきたので鳥葬が終わったようだ。

tibet_bunkaken184白人の団体が奥に入っていきましたが自分は疲れて引き返しました。

tibet_bunkaken185郎木寺峡谷にもゴミが捨てられており徐々に環境破壊が進んでいるようです。

夕食時に乞食が3度襲来

午後は宿でのんびり過ごして夕方には体力が十分回復したので夕食を食べに出かけるが食堂に乞食が乱入してきて客に集っている。もちろん、自分のところにも来たが無視をする。しかし、郎木寺という小さな郷なのに乞食が3人も襲来してくる。道端での物乞いは見かけなかったが人が集まる食堂への訪問型の乞食が郎木寺では主流のようだ。

乞食が去った後はゆっくり食事をするのだが、ここでもチベット人への印象を悪くする光景を目撃してしまう。チベット人の客は床に痰を吐き、葡萄の皮と種も床に吐き捨てていた。今迄チベット人の印象を悪くする光景は多数目撃してきたが、やはりチベット人は漢族と同化しているようだ。でも、まだ痰を吐く回数は少ないが・・・。どちらにせよ多くの日本人が抱くチベット人の姿と現実のチベット人の姿がかけ離れているということだけは確実にいえるだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
達倉郎木寺 16元
安多達倉郎木寺 15元
合計 47元

達倉郎木寺へ再び

tibet_bunkaken1860615過ぎに起床する。相部屋だった日本人と香港人バックパッカーは0700ぐらいに出発する四川省方面のバスに乗るために出て行く。自分は昨日の鳥葬の跡を見ようと達倉郎木寺へ向う。日本人バックパッカーの情報によれば達倉郎木寺の坊さんは早起きで0630ぐらいに外国人達と行ったら入場券売場は閉まっていたが坊さんが「入場券買え!」と待ち構えているとのこと。

0630頃、入口に着くと入場券売場は閉まっていたが、やはり坊さんが待ち構えていた。 他の観光客も坊さんの餌食になり入場券を嫌々ながら買ったり、引き返したりしている。自分はさすがに2日連続で入場券を買う気は無いので引き返すが諦めた訳ではない。他に入場券を買わずには入れるルートに心当たりがあるのだ。昨日の鳥葬を見物した際にすぐ近くを流れる白龍江の上流にチベット人の集落があり達倉郎木寺から集落へ道があったので白龍江の上流から達倉郎木寺へ行くことも可能だろう。

ということで、まずは対岸の四川省側の安多達倉郎木寺の入口で右へ曲がりイスラム寺院の脇を通り集落を通り抜けていく。集落の終端には放牧地との境界を示す柵があったが、柵はほとんど壊れていたので放牧地に入り白龍江の上流へ向い歩いていく。

tibet_bunkaken187白龍江沿いにも柵があるのでひたすら上流へ向い対岸の達倉郎木寺側のチベット人の集落が見えてくると柵が途切れた場所があったので渡河して達倉郎木寺へ入った。

tibet_bunkaken188さすがに坂道を登りチベット人の集落を抜けるのは危険なので川沿いの道を100mほど下って道の無い山を登っていく。 GPSで鳥葬台の位置を確認しながら山を登る。途中で人の声がするので身を隠し白龍江の方を確認するとチベット人と坊さんが歩いている。見つかったら無事には帰れないだろうが何とかやり過ごす。再び山を登ると鳥葬台が見えてきて道に出られた。道に出れば昨日既に周辺は確認済みなので鳥葬台へ向う。

鳥葬台へ

tibet_bunkaken189昨日は鳥葬があったので観光客が集まっていたが今日は鳥葬が無いので誰もいなかった。とりあえず「游客止歩(観光客立入禁止)」と入口に書かれているので柵沿いに近くで鳥葬台が見られる場所を探すが歩いていると足元に頭蓋骨が転がっている。柵の外なのにそこら中に頭蓋骨が転がっているではないか!

tibet_bunkaken190そして、 斜面を登っていくと鳥葬台が一望できて昨日運ばれてきた遺体が残っているのが見えた。遠くから見る限り鳥に食べられた形跡は無いし、事前に情報収集した際には遺体は鳥が食べやすいように解体されるとあったのだが解体されずにそのまま残っている。

tibet_bunkaken191昨日の鳥葬の跡を確認したので斜面を下り鳥葬台の入口へ向うと馬に乗ってきた観光客5人組が鳥葬台へ入って行くではないか!入口にいたチベット人の婆ちゃんに聞いてみたら「入ってもいいよ。馬に10元で乗らない?」 と言われる。馬は断って鳥葬台へ入っていく。先ほどの観光客5人組は既に鳥葬台の山頂へ向っていたが、遺体があった場所へ近づいてみると昨日運ばれた遺体があった。

遺体には鳥が食べた後なのか、それとも食べやすいように解体した跡なのか分からないが背中と右太ももに大きな傷があった。近くで見ると遺体は女性の遺体であった。周辺には以前運ばれた遺体の骨が散乱していた。

tibet_bunkaken201鳥葬台から出るときに更にもう1体の女性の遺体を見つける。この遺体は上半身だけで地面に転がっていた。鳥葬は鳥たちが骨以外は跡形も無くすぐに食べるものだと思っていたがどうも違うらしい。鳥葬台を出ると新たにやって来た観光客3人組が鳥葬台へ入っ ていった。

帰り際に更に裏道を発見

tibet_bunkaken192鳥葬台を見物したので帰るだけなのだが他にも抜け道が無いか探してみる。途中でチベット人の子供に絡まれながらも達倉郎木寺の東側が怪しいのでとりあえず大経堂へ行き周囲を確認する。

tibet_bunkaken193どうも大経堂の東にある僧坊から郎木寺のバスの集結場所へ道が続いているように見えたので僧坊を抜けて道を下っていくと、やはりバスの集結場所の近くの通りに出た。

tibet_bunkaken194但し、ここはご丁寧に抜け道の入口に「游客止歩(観光客立入禁止)」と書かれていた。この抜け道は既に使えないようだ。それに僧坊を抜けて行くのは危険すぎる。坊さんに見つかったらどんな目に遭うか分からない。

郎木寺の街を散歩してみる

tibet_bunkaken195明日の朝までやることがなくなってしまったので郎木寺の街を散歩してみる。散歩といっても郎木寺自体が小さな郷なので30分もあれば十分だ。散歩をしてみると新たな情報が手に入った。郎木寺の東、つまり郎木寺の入口には実はバスターミナルがあるのだが、まだ営業はしておらず建物だけが完成した状態だった。 恐らく郎木寺が観光開発の真っ只中なので開発完了と同時に営業開始だろうか?

tibet_bunkaken196バスターミナルを後にして郎木寺の中心地に来てみたが昼間でもバスはあるようだ。但し、碌曲行きが昼頃から客を乗せ始めて集まり次第出発というのだった。旅行客はまず碌曲へは行かないだろう。完全に地元民用だ。

tibet_bunkaken197旅行者が利用するのは0700頃に出発する夏河と若尔盖行きだ。中心部から西へ行くと土産物屋が何軒かあるが正直言って売れている様子は無い。それ以前に観光客が見当たらない。

tibet_bunkaken198土産物屋の様子を確認して宿に戻るべく来た道を戻るが途中で朝に達倉郎木寺へ行く際に発見したユースホステル「旅朋青年旅館」の前を通りがかる。

tibet_bunkaken199おなじみのロゴもあるが加盟店か?

tibet_bunkaken200郎木寺の街並み

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
合計 4元

チベット文化圏旅行記~甘粛省 夏河編

同仁→夏河(サンチュ)

tibet_bunkaken1360600頃に起床する。顔を洗い、展望式ニーハオトイレで用を足し、荷物をまとめて0700過ぎに宿を出る。今日は青海省を離れ甘粛省へ向う。

tibet_bunkaken137黄南汽車站で夏河行きの切符を買いバスに乗り込み0800の発車を待つが0812になってようやく発車する。

tibet_bunkaken138途中でチベット仏教の坊主やチベット人を乗せながら夏河へ向う。外は放牧されたヤクや牛が草を食べるのんびりした光景だが車内は定員超過とタバコを吸うチベット人の奴らで不快であった。そして、ここでも予想はしていたが窓からのゴミの投げ捨てや痰を吐いたりと真のチベット人の姿にがっかりさせられる。

自分の隣に座っていた糞坊主も窓から痰を吐いていた。やはり、こういう光景を目にするとチベット仏教に対しては歴史や寺院などの建築物は凄いと思うが坊主どもは尊敬に値しない。夏河までの道路は途中工事で舗装されていない区間もあり道路状況はあまりよくなかったがいくつかの寺院の前を通り過ぎて1100過ぎに夏河汽車站に到着する。

拉卜楞紅石国際青年旅館に宿泊

tibet_bunkaken140夏河に到着してまずは宿を探さなければならない。拉卜楞寺(ラブラン寺)の方へ歩くと拉卜楞紅石国際青年旅館があるので通りを西へひたすら歩く。途中では欧米人を乗せたバスが通ったり、欧米人のバックパッカーがいたりと観光地の色合いがかなり濃くなってきた。さらに、レストランの看板にも英語が目立つようになってきたのでちょっとがっかりする光景だ。

tibet_bunkaken139拉卜楞寺の近くまでくると拉卜楞紅石国際青年旅館の看板を発見する。看板をたどっていき1130頃、拉卜楞紅石国際青年旅館に到着する。4人ドミで1泊25元で3泊することにする。

tibet_bunkaken141拉卜楞寺

tibet_bunkaken142夏河の街

tibet_bunkaken143マニ車

tibet_bunkaken144荷物を置いて昼食を食べに外へ出る。拉卜楞寺の近くを見物しながら安食堂を探すが英語の看板が目立つ。夏河は外国人向けのぼったくりレストランが多そうだ。まあ、夏河はチベット人の土地なのでチベット人の食堂で炒飯を5元で食べる。5元でちょっと高いと思ったがその分牛肉が多かった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 75元 1泊25元×3
バス 21元 同仁→夏河
合計 110元

拉卜楞寺を見物

tibet_bunkaken1450600頃に起床する。出かける準備をすぐに済ませ拉卜楞寺へ向う。まだ朝早いのだが既に寺の周りを巡礼者がマニ車を回しながら拉卜楞寺を時計回りに歩いている。

tibet_bunkaken146とりあえず、自分も一緒に寺の外を歩いてみる。一緒に歩いてみるといっても拉卜楞寺自体が大きすぎるので一周するのに1時間ぐらい歩くことになった。歩きながら写真を撮るがマニ車は回さずに素通りする。

tibet_bunkaken147低い建物はほとんどが僧坊です。これだけの僧坊があるのだから修行僧は一体何人いるのだろうか?

一般の旅行客ならチベット人に混じってマニ車を回したりするだろうが自分は無宗教だしバスの車内でチベット人や糞坊主たちが痰を吐いたりゴミを投げ捨てたりする光景を見ていたのでチベット仏教はこの程度の宗教なんだと思いマニ車を回す気にはならなかった。拉卜楞寺を一周した後は僧坊を見物しながらの散歩だ。僧坊からは煙があがっており朝食の準備でもしているのだろうか?

tibet_bunkaken148拉卜楞寺はお堂の見物は有料らしいのだが僧坊のある路地を歩いたりマニ車を回しながら一周するのは無料だ。でも、旅行客が大経堂に入って行くので一緒にまぎれて見物をするがしばらくすると修行僧に追い出される。但し、お堂によっては自由に見物でき修行僧が中国語で旅行客に説明をしていた。

tibet_bunkaken149大経堂は僧侶3000人を収容して読経をあげられるそうです。

tibet_bunkaken150有料とか言っても自由に見物できるお堂もあるじゃないかと思っていたが門には「入場券を持っていない者は立ち入り禁止」みたいな張り紙があった。いくつかのお堂を見ても同 じなのだが入場券売場があっても閉まったままだし旅行客は自由に写真撮影をしている。有料とかいっても入場券売場は閉まっており門では入場券の確認はしないと事実上無料の状態だ。唯一しっかり有料になっていたのが貢唐宝塔で入口の門で坊さんが入場券を売っていた。

tibet_bunkaken151貢唐宝塔の前ではチベット人が五体投地をしていた

tibet_bunkaken152貢唐宝塔

tibet_bunkaken153中に入れず壁も邪魔でよい写真が撮れずにいたが、すぐ近くにタンカ台があったのでタンカ台へ登り貢唐宝塔と拉卜楞寺の全景を撮影する。

tibet_bunkaken154撮影をしていると白人の集団がタンカ台を登ってくる。白人たちにはここも定番の場所になっているようだ。更に日本人のおばちゃんが集団でやってくるではないか!声をかけてみたらこれから九寨溝へ行くとのことだった。

tibet_bunkaken155タンカ台にいた小坊主

tibet_bunkaken156撮影を楽しむ白人たち

tibet_bunkaken157拉卜楞寺の路地

tibet_bunkaken158タンカ台をおりて再び僧坊を見ながらユースホステルへ戻る。戻ってみたら時間はまだ1030過ぎであった。

チベット人の乞食に襲われる

tibet_bunkaken1591400頃に遅めの昼食を食べに外へ出かける。拉卜楞寺の東側の通りにあるチベット人の食堂で昼食を食べる。食べ終わり外へ出てユースホステルに戻ろうと通りのど真ん中を歩いていると若いチベット人の乞食が「给我一块钱!(一元くれ!)」と右腕を掴んできた。

こちらは驚いて「干什么(何しやがる)」というと乞食は何か言いながら(普通話で無いので分からず)更に強く掴むので腕を振り解くと右手の甲が運悪く乞食の頬を掠めてしまう。乞食は犬のように唸りながら威嚇していたがこれ以上は襲ってこなかった。

この事態に土産物屋のおばちゃんたちの注目を集めてしまう。何とか、危機を脱したが通りは露天の土産物屋が並んでおり白人も見かける人通りの多い場所で乞食が襲ってくるとは・・・。夏河の乞食は危険だ。いや、平気で食堂の中にまで金を要求しに来る青海省、甘粛省のチベット文化圏の乞食が危険というべきだろう。まあ、とにかく怪我も泣く無事だったのでよかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
合計 13.5元

今日も朝から拉卜楞寺へ

tibet_bunkaken1600700過ぎに今日も拉卜楞寺へ向う。昨日見物して分かったのだが朝は巡礼者が多く大経堂も門が開いているので入場券を買わなくても見物できるので、まずは大経堂を見物する。

tibet_bunkaken161修行僧が大経堂の中に集まっているようで靴が散乱している。靴を揃えるという習慣は無いようだ。大経堂を見物していると昨日と同様に修行僧に追い出された。さすがに大経堂の中は見物はできないようだ。まあ、入場券持っていないから退散するしかない。

tibet_bunkaken162大経堂の次はタンカ台へ向うが途中で 日本語の落書きを見つけるが「ごうかん」なんて誰が書いたんだ?

tibet_bunkaken163昨日に続きタンカ台に登ってみる。今日は天気が良いので昨日より眺めが良い。

tibet_bunkaken164タンカ台からの風景

tibet_bunkaken165タンカ台で拉卜楞寺を眺めた後に朝食に牛肉麺を食べてユースホステルへ戻る。

台湾人にヨーグルトをおごってもらう

tibet_bunkaken166ユースホステルに戻る途中でパンを買う。ユースホステルに戻り1階の広間でパンを食べていると隣に座った台湾人と知り合う。どれぐらい旅行をしているかとか次の行き先を話しているうちに林檎を貰い、更にヨーグルトまでおごってもらう。

ヨーグルトは2元なのだが、これが美味い!「近くの牧区のヨーグルトで朝入荷した」と老板が教えてくれた。台湾人と話をしながらテレビを見て昼過ぎまで一緒に過ごす。台湾人が部屋に戻り、老板が部屋の掃除で一人でテレビを見ていると、中国人と白人の2人組が客がやって来た。2人組は自分がユースの服務員と思い声をかけてきたので老板を呼んであげる。

tibet_bunkaken1671500頃、バスターミナルで明日の郎木寺行きの切符を購入する。夏河から郎木寺は1日1本だけで朝0740発だった。

tibet_bunkaken168帰りに夏河で最も白人率が高いと思われる華僑飯店の前を通り過ぎる。やたらと英語が目立つので初日に前を通り過ぎただけで白人宿と分かった。英語と白人が大好きな人には最適の宿だろうが中国に来てまで英語は・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4.5元
バス 40.5元 夏河→郎木寺
合計 45元

チベット文化圏旅行記~青海省 同徳・同仁編

西寧→同徳(カワスムド)

tibet_bunkaken0940650頃に起床する。0900発のバスに乗車するので荷物をまとめ出発の準備をする。相部屋の中国人たちも起きて出発の準備をしている。昨日はラサから帰る途中の中国人も来たがまだ寝ている。0815頃に塔頂陽光旅友驛站をチェックアウトして40路のバスで西寧汽車站へ向う。0830頃、西寧汽車站に到着する。

tibet_bunkaken095青海省の中心となるバスターミナルなので近代的です。でも、1800ぐらいに閉まってしまうので夜発のバスは無いようです。

tibet_bunkaken096検票口で切符を提示して同徳行きのバスに乗車するが、切符を持たないおばちゃんが検票口を強行突破しようとして係員に追い出されていた。0909に少し遅れてバスは発車する。

3820mの拉鶏山越え

tibet_bunkaken097西寧を出て途中まではタール寺へ行く道を通って行く。タール寺の近くを過ぎると穴だらけの道になるがすぐにちゃんと舗装された道路になり山を登って行き峠には「拉鶏山 海抜3820m」の標識とタクシーが2台停車していた。どうやら、この峠は観光地にもなっているようだ。それにしても、こんな所までタクシーで訪れるとは・・・。

tibet_bunkaken098拉鶏山を越えて一気に山を下り1100過ぎにトイレ休憩で停車する。トイレ休憩といってもトイレは無い。まあ、要するにその辺で立小便ということだ。トイレ休憩の間にバスはブレーキ部分に水をかけて冷却をしている。更に冷却水の補給をする。中国のバスやトラックは冷却水を補充する方式が多いようで道端に「加水」と書かれた看板がありここで冷却水の補給、洗車が行われる。この間に乗客はトイレや食事休憩となる。

tibet_bunkaken0991115頃にバスは 出発し1150頃、貴徳黄河大橋を通過する。

牛やヤクの群れに遭遇しながら同徳へ

tibet_bunkaken100黄河を渡り1200頃に食事休憩で30分ほど停車する。

tibet_bunkaken101食事休憩が終わりバスは同徳へ向けて出発し山を登り始める。峠にはタルチョや仏塔があります。

tibet_bunkaken102牛やヤクが行く手を立ちはだかります。

tibet_bunkaken103動物には交通ルールは通用しないようです。もっとも、中国人にも通用しませんが・・・。

tibet_bunkaken104まあ、こんな光景が何度も続きます。

tibet_bunkaken105峠を越えて平原へ出ると放牧された羊やヤクなどが道路上に立ちはだかる。クラクションを鳴らし羊やヤクなどを追い払いながらバスは平原を走る。

tibet_bunkaken106まあ、こういうのは旅行客は楽しめるでしょうが運ちゃんにとっては迷惑でしょう。

tibet_bunkaken107この羊やヤクの群れに何度も行く手を阻まれながら徐々に同徳へ近づいていく。まあ、運ちゃんにとっては羊やヤクの群れは迷惑なのだろうが、こちらとしてはこういうのは結構楽しめる。

同徳は田舎だった

tibet_bunkaken1081600過ぎに同徳汽車站到着。

tibet_bunkaken109まずは切符売り場で明日の沢庫行きの切符を購入する。

tibet_bunkaken110切符を購入して後は宿の確保だが相場の確認のためにバスターミナルにある交通旅社で1泊いくらか聞くと60元と高い。他に賓館を何件かあたるが田舎なのに60~70元と高いのでバスターミナル近くの永紅旅社で1泊25元で泊まる事にした。宿を確保したので早速同徳の街を散歩してみる。

tibet_bunkaken111特に見たいものは無いのだが街の西に仏塔が見えるので行ってみる。

tibet_bunkaken112仏塔の近くまで来ると入口には金剛須弥宝塔とある。

tibet_bunkaken113中に入ってみるが入場券売場は見当たらないので参拝客に混じって見物する。

tibet_bunkaken114その辺の路地を歩いていると、こういうのに遭遇します。

tibet_bunkaken115ちょっと高台に上ると同徳が一望できます。

仏塔を見物したら再び散歩をしながら夕飯を食べる店を探す。イスラム食堂で牛肉麺を5元で食べるが注文して待っているとチベット仏教の修行僧が托鉢?でしつこくお布施を要求してくる。もちろん金を恵んでやる気は無い!

玉樹へ行った時に坊さんがゴミを投げ捨てたり痰を吐いたりする光景を見ているのでチベット仏教に対して厳しく見るようになっている。それにこの修行僧が本物の修行僧かも疑わしい。糞坊主を無視しながら牛肉麺を食べて宿へ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.5元
宿泊費 25元
バス 1元 路線バス
バス 23.3元 同徳→沢庫
合計 56.8元

同徳→沢庫(ツェコ)

tibet_bunkaken1160600頃に起床。水道はいまだに断水したままだ。とりあえず、ポットのお湯で顔を洗って出発の準備をする。0730に宿を出て約15秒で同徳汽車站に到着。

tibet_bunkaken117河南行きのバスが沢庫に停車するのだがバスはドアが閉まったままなのでバスターミナルとバスの写真撮影をしているとチベット人の婆さんが金をせびりに集ってきた。初めは何かと思ったがどうやらバスを撮影したときに婆さんがバスの前にいたので婆さんは自分が撮られたと思い込んで撮影代をせびっているようだ。こちらとしては婆さんはどうでも良くてバスが重要だったので無視する。それにチベット語で話しかけられても分からない。

tibet_bunkaken118運ちゃんがバスのドアを開けると婆さんや足の無いおっさんと足の変形した兄ちゃんが乗車する。それに続いて自分も乗車して発車を待つ。0810発なのだが0807に発車する。

沢庫→同仁(レゴン)

tibet_bunkaken119平原を走り山を越え、途中で遊牧民や修行僧を乗せながら1040頃に沢庫到着。バスターミナルには停車せず街の中心で降ろされる。運ちゃんにバスターミナルの場所を聞いて沢庫汽車站で同仁行きの切符を購入する。

tibet_bunkaken120街の中でもヤクが歩いています。

tibet_bunkaken121沢庫→同仁の切符。何が書いてあるかほとんど読めません。バスに乗車するとすぐに発車するが客を集めながら街の中を走り再びバスターミナルに戻る。街の様子が見られたから別に文句は言わないが、でもこれだとバスターミナルが要らないのでは?

tibet_bunkaken122馬に乗るチベット人は今ではほとんど見ることがありません。代わりバイクに乗るチベット人がそこら中にいます。

tibet_bunkaken123バスターミナルを再び出発して沢庫から再び平原を走り抜けて山を下っていきます。

tibet_bunkaken124周囲は放牧されているヤクや牛があちこちにいる。山を越えていくと平原から森林地帯へと変化していき更に徐々に乾燥地帯へと変化していく。

tibet_bunkaken1251330頃、同仁の黄南汽車站に到着する。すぐに明日の夏河行きの切符を買おうとしたが切符売り場で「今は無い。明日の朝来て。」とのこと。朝一のバスは0800発ということなので0730ぐらいにバスターミナル行けば何とかなるだろう。

tibet_bunkaken126切符は明日にして宿を探す。賓館は高そうなのでバスターミナルと隆務寺の中間ぐらいにある頭龍旅社に宿泊する。多人間が1人5元だったが老板が2人部屋を10元で提示してきたので貸し切ることにした。

やはり、多人間だと民工に荷物を根こそぎ持っていかれそうなので10元で貸切の方がまだ安全だろう。でも、シャワー無し、コンセント無し、展望式ニーハオトイレは今迄である意味最高ランクの宿だ。

tibet_bunkaken127これが展望式ニーハオトイレです。どう考えても通行人からこちらのケツが丸見えになりそうな気がするのですが・・・。

隆務寺(ロンウォ寺)

tibet_bunkaken1281400頃、近くのイスラム食堂で牛肉麺を食べるが修行僧や乞食が店に入ってきて金を要求してくる。もちろん無視する。どうも、同徳や同仁は胡散臭い修行僧や乞食が活発に活動しているようだ。1430頃、隆務寺を見物するが工事中の場所が多く見物できない建物が多かった。道路沿いにはマニ車がたくさんあり参拝客が回している。

tibet_bunkaken129御覧の通り道路沿いに大量のマニ車が・・・

tibet_bunkaken130隆務寺

tibet_bunkaken131壁画は新しいがかなり力が入っているようにみえる。

tibet_bunkaken132隆務寺

tibet_bunkaken133一番奥にある建物が恐らく本堂のようで観光客がガイドに案内されて入っていくので後から入っていくと坊さんに呼び止められる。

tibet_bunkaken134「入場券を買わないと駄目か?」と思ったら坊さんが「どこから来たんだ?」と聞くので「日本です」と答えると坊さんが「こんにちは、こんばんは」など知っている日本語で挨拶してくる。とりあえず、見物して良いか聞いたら許可してくれたので中に入る。

tibet_bunkaken135一通り見物して通りまで戻ると入場券売場を発見してしまう。やはり、事前調査の通り有料だったようだが、どこからでも入れるようになっており逃票し放題の状態だ。まあ、いずれは寺を完全に塀で囲んで逃票できないようにするのだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 10元
バス 18元 沢庫→同仁
合計 38元

チベット文化圏旅行記~青海省 玉樹編

西寧→玉樹(ジェクンド)

tibet_bunkaken047朝は円が急騰していたので中国銀行で両替をしてくる。1030頃に塔頂陽光旅友驛站をチェックアウトして西寧汽車站へ向かう。1路のバスの車内で水筒を忘れてきたことに気付く。50元ぐらいで買った自分にとっては貴重品だ。かなり使い込んでいるので減価償却はできているが勿体無い事をしてしまった。

定刻どおり1100頃に玉樹行きバスが発車するが一番安いバスだったので乗客は民度最低の人民たちであった。灰皿が無いのにタバコを吸い、床に捨てる。お約束だが痰も床に吐いています。驚いたのだチベット仏教の坊さんまでが床に痰を吐いていた。仮にダライ・ラマが同じバスに乗ったら床に痰を吐くのだろうか?自分が思い描くチベット仏教の世界が崩れ去ろうとしている。

tibet_bunkaken0481500頃、山岳地帯に入ると道が悪くなるが途中でトンネル工事をやっており数年もすれば綺麗に舗装された道路になるのだろう。4000m以上の山を登り、2030頃に瑪多(玛多)の黄河沿到着。GPSを見ると海抜4200mを超えていた。瑪多では食事休憩なのだが自分は昨日買い込んだ饅頭で食いつないでいる。

tibet_bunkaken0492130頃、瑪多を出発する。既に周辺は真っ暗で何も見えない。地図を見るとこの先さらに海 抜の高い場所を通りそうなのだが外は闇で見えないので寝るしかない。途中でいくつかの町で客を降ろしていたが玉樹はいつ到着なのだろうか?

両替
中国銀行 200000円→13074.2元 1元=約15.297円

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
振込手数料 50元
合計 51元

深夜3時過ぎに玉樹到着

0300過ぎに車内が騒がしくなったので目が覚める。どこかの町に到着したようだが周辺の様子はよく分からない。乗客と運ちゃんの話を聞いていると玉樹に到着したようだ。乗客のほとんどは降りたが降りない乗客がいたので終点まで行くことにするが玉樹汽車站にすぐ到着する。

聞いていた話だと朝7時到着だったのだが早く到着するのにも時間を考えてほしい。ゴルムドに到着したときも深夜だったし青海省の長距離バスはどうなっているんだ。とりあえず、交通賓館で 30元の3人ドミに宿泊する。交通賓館なのに登記はなく、どうやら玉樹に公安は厳しくないようだ。部屋に案内されると先客に坊さんとおっさんがおり寝ていた。0330頃、自分も寝ることにする。

玉樹にユースホステル?

0700頃に起床するが水道が断水していた。服務員に文句を言ったら30分ぐらいで断水は解消した。0830頃、玉樹(ジェクンド)の町の北にある結古寺 (ジェグ・ゴンパ)を見に行く。北の高台にそれらしい建物が見えるので徒歩で向かう。

玉樹に到着した深夜は周辺の状況が何も分からなかったが、玉樹は四方を山に囲まれており景色の良い町だった。通りの建物もチベット風になっており店の看板や道路標識にもチベット文字が表示されている。住民のほとんどもチ ベット族だ。玉樹は恐らく青海省で最もチベット文化に触れられる町なのだろう。

tibet_bunkaken050広場にはチベット人の巨大な像があるのだが特にどういった人物の像なのかなどの説明は無かった。まあ、大体どこの町でも毛沢東像が定番なのだが玉樹にはチベット人の巨大な像があり毛沢東像が見当たらなかった。これは大人の事情って奴かな?結古寺は場所は分かっていても案内標識が無く入口の道が分かりづらかった。国道沿いの結古寺賓館の近くの路地を入るのだが1度通り過ぎてしまう。でも、通り過ぎても無駄にはならなかった。

tibet_bunkaken051結古寺賓館を過ぎると何故か、あのユースホステルのロゴの看板を見つけてしまう。ユースホステルのHPを見る限り玉樹には無いのだが一体どういうことだ。

結古寺(ジェグ・ゴンパ)を見物

tibet_bunkaken052結古寺への路地を進む。しばらくすると工事中の山門が見えてきた。ここから更に坂道を登り結古寺に到着!

tibet_bunkaken053遠くから見ると立派な寺院の様にも思えるのですが・・・

tibet_bunkaken054タルチョがたくさんあるのですが電線に絡まっているのは危ないような・・・

tibet_bunkaken055ちょうど、修行僧の集団に遭遇する。修行僧たちは特によそ者を見ても反応なし。

tibet_bunkaken056僧坊とか色々あるのですが計画的に建設したほうが良いのでは?

tibet_bunkaken057こちらは、勝手に寺の奥へ入っていくが至る所が工事の途中であった。

tibet_bunkaken058僧坊かな?

tibet_bunkaken059これって文革の跡かな?

tibet_bunkaken060結古寺はサキャ派のチベット寺院なのだが文化大革命で破壊された寺でここ数年でようやく復興が始まったとか・・・。確かに崩れた古い建物や集められたチベット文字が彫られた石版の破片とか見ると「紅衛兵に破壊されたのかな?」って思ってしまう。

tibet_bunkaken061修行僧もバイクに乗る時代のようです。

tibet_bunkaken062結古寺も復興が進むといずれは観光地化されてしまうのでしょうか?

tibet_bunkaken063寺は復興途中だが寺からは玉樹が一望でき景色は良い。青空も広がり大気汚染はあまり進んでいないようだ。ゴミのポイ捨てはあちこちにあったけど・・・。

西寧行きの切符を購入

tibet_bunkaken064結古寺を見物後は賽馬場へ1路のバスで行ってみるが賽馬節は既に終わっているので特に何も無かった。

tibet_bunkaken065賽馬場周辺

tibet_bunkaken066玉樹で結古寺を見たので明日は河卡へ移動して同徳へ向おうと思い玉樹汽車站へ行くが河卡行きバスが運行されていないことが判明する。それなら四川省へ出て九寨溝へ行こうと思い四川省に一番近い歇武への切符を買おうとするが、これも運行されていなかった。結局は西寧へ戻るしかなく西寧行きの切符を購入する。

玉樹を散歩

tibet_bunkaken067玉樹を散歩してみるが回りはチベット人ばかりだ。たまに回族を見かけるぐらいで本当にチベット人の町だ。

tibet_bunkaken068坊さんがアイスを食べていたりとちょっと不思議な光景も見られるが、乞食もいる普通の町だ。中高年の女性はほとんど民族衣装で、若い男性は長髪が多い。

tibet_bunkaken069まあ、良くも悪くもチベット文化を体験できる場所 だ。ちなみに玉樹は富士山より高い海抜3600mに位置しているので8月でも夜は上着必須です。昼間は長袖一枚で大丈夫です。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.5元
宿泊費 60元 1泊30元×2
バス 2元 路線バス
バス 115.3元 玉樹→西寧
合計 188.8元

玉樹→西寧へ

tibet_bunkaken0700730過ぎに交通賓館をチェックアウトする。玉樹汽車站は、隣というか同じ敷地なのですぐに到着する。バスの荷物室にバックパックを置いて外で時間を待つ。玉樹というチベット人の自治州なので乗客にはチベット仏教の修行僧が数人いる。そして、バスターミナルといえば新聞や飲み物などを売る売り子が必ずいるのだが、玉樹では経文が印刷された紙が売られていた。

tibet_bunkaken072修行僧も携帯電話を使う時代のようです。

tibet_bunkaken0710800過ぎに運ちゃんがバスのドアを開けて乗客が乗車し始める。自分は後方の通路側の席だったが、知らない振りして窓際に座る。しばらくして、チベット人のおっさんが席の番号を聞いてくるので答えると通路側の席に座った。窓際の席を何とか確保できた。撮影に最適な窓際の席で安心していると外で運ちゃんが白人の旅行客に地図を見せられ何か聞かれている。

少しすると外国人旅行客が荷物室にバックパックを置いて乗車してきたが何か困った様子だ。外国人旅行客が自分のすぐそばに来たので声をかけてみると切符を見せてきた。座席番号を確認すると外国人旅行客の席がチベット人の夫婦に占領されていた。チベット人の夫婦に外国人旅行客の席であることをいうと、「席を交換してほしい」と言ってきた。外国人旅行客が 「窓際の席にして欲しい」と言うとチベット人の旦那が「自分は41番で窓際だからいいでしょ」とか言ってくるので交渉成立。

外国人旅行客は最後部の窓際の座席に座ったというか、この外国人旅行客は中国語が話せるようだ。「アメリカ人ですか?」と聞いてみると「フランス人です」と答えてきた。年配のフランス 人1人で玉樹を訪れるとは凄い。0830になり発車時刻なのだがようやく乗客の確認をして0845に出発する。

通天河と巴顔喀拉山口を越える

tibet_bunkaken073玉樹を離れ国道214号を走り西寧へ向かう。途中で客を乗せながらバスは山岳地帯を走る。

tibet_bunkaken074山道を走っていると通天河を渡る。瑪多から玉樹は来るときは夜で寝ていて何も分からなかったが景色は凄く良く、有名な通天河も見られて西寧までよい旅路になりそうだ。

tibet_bunkaken0751時間ほどで歇武に到着する。歇武は四川省に一番近い町のようだが四川省へ向うバスは見当たらなかった。恐らく乗り合いタクシーとかで四川省へ向うのだろうか?

tibet_bunkaken076海抜4000m以上の山道をどんどん登っていきます。

tibet_bunkaken077

tibet_bunkaken078歇武を過ぎて山道をどんどん登っていくがチベット人が放牧をしているようで山の斜面に牛などの姿が見える。4000m以上の高地でも放牧が行われておりよい撮影の機会に恵まれた。

山を登っていくと峠にはタルチョが掲げられており峠を越えるときに乗車していた修行僧たちが叫びながら経文の書かれた紙を撒いていく。と、経文の書かれた紙を撒くまでは良いのだが実は紙以外にも残念なことに後ろの座席に座っていた坊さんがペットボトルを投げ捨てていたのだ。

他の坊さんやチベット人の乗客までも窓からゴミを投げ捨て車内で痰を吐いてタバコを吸う。この光景をダライ・ラマが見たらどう思うだろうか?ある意味で中国政府 のチベット人への政策が成功している証拠だろう。こちらとしてはチベット人やチベット仏教に対してのイメージが崩壊していった。

tibet_bunkaken079チベット人の集落

tibet_bunkaken080峠を越えるたびに修行僧は経文の書かれた紙を撒いていきます。

tibet_bunkaken081経文を撒くこの光景は西寧まで峠を越えるたびに行われていた。そして、西寧から玉樹の最も海抜の高い巴顔喀拉山口を越えていく。ここは海抜4829mだが誰も高山病にはなっていない。自分も何とも無く酸素ボンベすら必要ない。それ以前に買っていないけど・・・。

黄河を越えて瑪多から花石峡へ

tibet_bunkaken082巴顔喀拉山口を越えたら一気に山を下りてバスは平原を疾走する。1400頃、瑪多の黄河沿へ到着する直前に瑪多黄河橋を渡る。瑪多黄河橋は地図で確認する限りでは黄河の最も上流に架かる国道の橋だ。黄河といっても最上流部なので川幅はそれほど無い。橋の標識を見てようやく黄河だと分かったほど普段イメージしている黄河とはかけ離れていた。おかげで気付くのが遅れて撮影も遅れてしまった。

tibet_bunkaken083黄河を渡り瑪多の黄河沿に到着して、ここで昼食となり1時間ほど停車する。どうやら西寧⇔玉樹のバスは行きも帰りも瑪多の黄河沿で休憩になるようだ。

tibet_bunkaken084昼食はイスラム食堂で牛肉麺を食べる。5元で少し高いなと思ったら牛肉がたくさん入っていた。まあ、値段相応だった。食べ終わり外へ出るとフランス人が地図を見せながら乗客たちと話をしているので近寄って話を聞いてみる。地図には印が付いていたのでどこに行くのか聞いてみると花石峡で降りて瑪沁方面から西寧へ行き、最後に西安へ向うということだった。

でも、朝に切符を見たときは 行き先は西寧だったのだが・・・。ユーロ高で金持ちのフランス人には途中で降りてしまっても痛くないのだろう。ここで、フランス人に「田舎はどこ?」と聞 かれたので「日本です」と答えると予想していなかったようで少し驚いていた。周りの乗客も「日本、日本」と言っている。まあ、こんな所で日本人に遭遇する なんて考えられないだろうな。

乗客にとっては日本人とフランス人に遭遇することの方がもっと考えられないだろうな。乗客たちは日本人とフランス人が目の前にいるので色々と質問してくる。「どこで中国語を覚えたんだ?」「日本の東京に住んでいるのか?大阪に住んでいるのか?」「フランスのどこに住んでいるん だ?」「どんな仕事をしているんだ」とか乗客はかなり興味津々のようだ。

フランス人は逆に乗客に「仕事で西寧にいくの?」「何の仕事をしているの?」とか 聞いている。乗客は「出稼ぎに行く」と話しており予想通り民工だった。フランス人はベトナムに住んでいるようでベトナム語関連の仕事をしているようだ。

tibet_bunkaken0851500頃、食事休憩が終わりバスは西寧へ向かい走り出す。

tibet_bunkaken086平原を爆走して行き1時間ほどで花石峡に到着する。ここでフランス人がバスを降りるが何も無い田舎で瑪沁方面のバスがあるとは思えない。ヒッチハイクで向うのだろうな。

チベット人の放牧地を通り西寧へ

tibet_bunkaken087徐々に放牧されている家畜が増えてきます。

tibet_bunkaken088道路わきでも牛や山羊たちが草を食べています。

tibet_bunkaken089花石峡を過ぎると徐々にヤク、山羊、羊、馬の姿が多くなってくる。チベット人の放牧地に入ったようだ。チベット人のテントも多く見えるようになり、どうやらここは放牧に最適の場所のようだ。

tibet_bunkaken090毛皮を積んだトラックにも遭遇したりします。

tibet_bunkaken091チベット人の住居が集まり遊牧民の小さな集落が形成されています。

tibet_bunkaken092たまに道路わきに停車しているトラックには牛やヤクなどが乗せられていたり、毛皮が積まれていたりするのを見かける。更にテントが集まり小さな集落のようになっている所ではテントの中にビールが積まれているのが見えたりした。どうやら、商店もあるようだ。

1800前に河卡の手前でトンネルと橋の建設現場を通り過ぎる。数年後には完成して交通の便がよくなるのだろう。しかし、この辺境の地にまで開発の波が押し寄せるということなのだろう。これがチベット人にとって良いか悪いかはまだ判断できないだろう。

2230頃、西寧汽車站に到着する。まだ路線バスはあるようなのだが本数が少ないので待っているより歩いた ほうが良いと判断して一昨日まで滞在していたユースホステルの塔頂陽光旅友驛站へ向う。

やはり塔頂陽光旅友驛站は快適

2300頃、塔頂陽光旅友驛站に到着する。階段を登ると入口はまだ開いており入ると宿のおばちゃんが覚えていたようで「帰ってきたの?こんな時間にどこに 行ってたの?」と聞いてきた。確かにこんな時間に再び来る客は珍しいだろうな。2泊することにしてパスポートと会員証を出すが「一昨日までいたから記録が あるからいいよ」と確認なしで保証金も前回より安くなっていた。

今回は前回とは別の部屋だったが服務員に案内されるときに一昨日水筒を忘れたことを言ったら一緒に部屋を確認してくれて水筒を無事発見する。ドミトリーだったから運良く残っていたが個室だったら確実に破棄されていただろう。水筒を回収して部屋に着くと先客が一人寝ていた。こちらは外で夕飯というか夜食を食べてから寝ることにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 60元 1泊30元×2
合計 70元

同徳行きの切符を購入

tibet_bunkaken0930900頃、西寧汽車站で明日の同徳行きのバスの切符を購入する。相変わらず切符売り場は混雑している同徳行きのバスの切符を購入後はユースホステルで洗濯とHP作成、情報収集で過ごす。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
バス 2元 路線バス
バス 49元 西寧→同徳
合計 68元

チベット文化圏旅行記~青海省 ゴルムド・西寧編

危険な石棉矿から青海省へ

真夜中、糞がしたくなり川口浩探検隊のようにヘッドライトをつけて外のトイレへ行く。トイレといっても柵があるだけで野糞とほとんど違いがない。用足しが終わり部屋に戻ろうとするが外の星空は今までに見たことのない星の数であった。夜は埃が舞っていないので北京や上海と違い空気は澄んでいるようだ。

tibet_bunkaken0010700頃に起床して韓国人バックパッカーと一緒に朝食を食べに出かける。食後に遠くのアスベストの採掘場を見ながら韓国人バックパッカーと「危険なところだ」「南にアルキン山脈と崑崙山脈がある」とか話をする。この山がアスベスト採掘現場です。採掘現場の奥にある山が方角からしてアルキン山脈かと思われる。

tibet_bunkaken0020845頃、相部屋だった中国人たちと花土溝(花土沟)行きのバスに乗車する。新疆ウイグル自治区から青海省の花土沟まで人民たちとバスで移動です。

tibet_bunkaken0030900過ぎに 新疆ウイグル自治区最後の町である依吞布拉克を出発、アスベスト採掘現場の石棉矿を通り国道315号を爆走していく。国道は昨日と違い舗装はされているものの状態は悪い。

tibet_bunkaken0041100前、青海省最初の町である花土沟に到着する。到着後すぐに韓国人バックパッカーと一緒にゴルムド行きの切符を購入する。花土沟汽车站は西寧、ゴルムドにはそれぞれ1日1本。敦煌へは1日2本のバスがあります。

tibet_bunkaken005発車は1515でまだ約4時間あったがすでにバスが待機しており乗客が荷物を放り込んでいたので一緒に荷物を預けて花土沟を散歩することにする。通りの名前が中国語とモンゴル文字で表記されています。

tibet_bunkaken006散歩をしていると韓国人バックパッカーがトラックからスイカを降ろしているおっちゃんに英語で声をかけていたがおっちゃんはいきなり現れた外国人に困っていたので話しに割って入る。

どうやらスイカが食べたいらしいのでおっちゃんにいくらか聞いて値段を伝える。スイカを購入しているとおっちゃんの家族が「何人だ?米ドルは持っているのかな?」とか話しているので「彼は韓国人で人民元だけ持っているよ」と教えてあげる。さらに包丁とまな板を借りて韓国人バックパッカーはその場でスイカを切って食べる。自分もスイカをもらうが今までの経験上では腹を壊す確率が高そうなのだが一切れだけ頂くことにした。

花土沟→ゴルムド

tibet_bunkaken007スイカを食べた後はバスターミナルで出発を待つ。1515頃に花土沟を出発する。予定だと明朝0700頃にゴルムド着とのこと。

tibet_bunkaken008寝台バスの車内はこんな感じ。

tibet_bunkaken009花土沟を出るとすぐに油田の脇を通過します。

tibet_bunkaken0103000mを越える高地でも砂漠があります。

tibet_bunkaken011砂漠の中ではすれ違う車も疎らです。

tibet_bunkaken012バスは砂漠と土漠を走り続けて1900過ぎに冷湖汽車站へ到着する。最短距離の道は工事中で北へ大きく迂回し敦煌に近い冷湖汽車站を経由しなければ駄目な 様だ。ここで夕食を食べて2030頃に冷湖汽車站からゴルムドへ向かう。2100を過ぎるとあたりは暗くなり寝て過ごすしかなくなる。悪路を80㎞以上でゴルムドへ向けて走り続けていく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.5元
バス 15元 石棉矿→花土沟
バス 175.5元 花土沟→ゴルムド(格尔木)
合計 200元

真夜中にゴルムド到着

0330頃に車内が騒がしいので目が覚めるとゴルムドに到着していた。0700頃の筈が何故か真夜中に到着していた。早く到着するのは良いのだが時間が悪すぎる。とりあえず、韓国人バックパッカーと一緒にバスターミナル脇の車站招待所に泊まることにする。0700過ぎに起床して韓国人バックパッカーと朝食を食べに行く。食後にバスターミナルで韓国人バックパッカーが西寧行きの切符を買うのを手伝ってあげる。

韓国人バックパッカーと分かれる

tibet_bunkaken013

tibet_bunkaken0140830頃、車站招待所を出てバスターミナル前で韓国人バックパッカーと分かれた。自分は鉄道の旅を楽しむのでゴルムドにもう一泊して明日西寧へ向かうことにする。とりあえず、近くの祥和旅社で1泊いくらか聞こうとすると老板が「1人なら40元の部屋、30元でいいよ」と意外にも向こうから値引きしてきた。とりあえず一泊することにする。

ちょうど祥和旅社には台湾人2人組が宿泊しておりゴルムド周辺の塩湖を見ると言っていた。まあ、とりあえず1人部屋なのだがシャワー・トイレ共同で汚くてあまり使う気にはなれない。まあ、1人部屋でPCの電源は確保できた。今日は滞っているHP作成に専念しよう。ゴルムドでは塩湖以外は観光地はないようだし。それにしても、どうして中国は蝿が多いのだろう?

ゴルムドは何もない田舎だ

ゴルムドはバックパッカーには知られた街なのだが実際に来てみると小さいただの田舎町だった。ラサへ行くバックパッカーがたくさんいるのかなと思っていた が白人を1人見かけただけであった。青蔵鉄路が開通してからはゴルムドは旅客駅としての価値がほとんど失われてしまったようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 45元
鉄道 64元 硬座 ゴルムド→西寧
合計 123元

N912次の硬座でゴルムド→西寧

tibet_bunkaken015午前中に食料を買い込んで昼にゴルムド駅へ向かう。まだ、発車まで約8時間あるのだが数人の人民がいる。ゴルムドは朝に西寧行きの普客が出発すると夜まで列車が無いというとんでもない駅である。おまけにラサへ行く列車とラサから来た列車は深夜、早朝に到着する。まあ、仕方ないので待合室でおとなしく待つ。

tibet_bunkaken0161800を過ぎるとそれなりに混み始めて公安も身分証確認を始める。久しぶりに駅でパスポートを提示すると公安はちゃんとビザと入国スタンプを確認して確認を終えた。1900過ぎに改札が始まり並ぶ人民と並ばない人民の小競り合いの中で改札を通過する。

tibet_bunkaken017すぐに荷物置き場の確保をして一旦列車を降り悠々と撮 影をする。今回の車両は扇風機すらない22型だった。まあ、こんな高地なら扇風機無しでも十分涼しいから問題ないだろう。

tibet_bunkaken018問題なのは人民が持ち込む荷物の多さだ。どうしてこんなに荷物を持っているのだろう。

tibet_bunkaken019定刻どおり1957に発車をして遠くの崑崙山脈を見ながらゴルムドを離れる。明日の朝には西寧に到着だ。ダイヤ通りなら・・・。遠くに見えるのは崑崙山脈です。崑崙山脈を越えるとチベットです。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
合計 9元

西寧到着、宿の選択誤る

tibet_bunkaken0200800前、西寧到着。硬座車両だったためほとんど眠れなかった。人民は床でぐっすり眠り、ゴミを散らかすというお約束の行為で民度の低さを再確認させてくれた。

tibet_bunkaken021まずは宿を探さなければならないのだが駅のすぐ近くにバスターミナルもあるので西寧汽車站の向かいにある幸福旅社に1泊することにする。チベット族の宿でパスポート見せても確認して登記していなかった。ちょっと怪しい感じだ。35元の1人部屋なのだが汚い。バスターミナル前だからって調子に乗っているようだ。ネットに接続してメール確認をしながら久しぶりにユースホステルのHPを確認してみると新しくなっていた。おまけに西寧にユースが2件あることが判明する。ユースがあるならこんなボロ宿には泊まらなかったのに・・・。明日はユースに移動だ。

タール寺へ行こうとするが

tibet_bunkaken022西寧だと観光地はタール寺(塔尔寺)しか思い浮かばないので交通手段を事前にネットで調べると西寧体育館の脇からバスが出ていると情報があったので1路のバスで最寄の西門へ行く。しかし、西寧体育館の脇からタール寺へのバスは無かった。ガセネタだった。諦めて周辺を歩くと山の上に寺が見えるので行ってみると南禅寺だった。宋代に建立された寺院なのだが工事中だった。でも、参拝客が自由に出入りしているのでちょっと覗くが特に興味を引くものは無かった。

tibet_bunkaken023南禅寺を出ると近くのバス停「南門管理站」近くにタール寺行きのバスが停車しているのを発見する。西寧駅からは3路と16路がこのバス停に停車する。運ちゃんにタール寺へ行くかと運賃を確認すると5元でタール寺へ行くとのこと。そのまま乗車してタール寺へ向かう。湟中行きが塔尔寺へ行くバスです。バスによっては塔尔寺と表示しているのもあります。

タール寺は観光地化されていた

tibet_bunkaken024途中で客を拾いながら1時間かけて1530頃バスはタール寺へ到着する。門前町は土産物屋がたくさん並び、何やら観光地化されている雰囲気が・・・。

tibet_bunkaken025入場料は80元とやたらと高い。しかし、チベット仏教ではかなり重要な寺のようなのでしっかりと観光客から金を毟り取る魂胆だろうか?人の足元見やがって!入場券売り場はガイドがたむろしてしつこいし、どうも嫌な予感がする。タール寺を見学していくが観光客が多すぎる!おまけにほとんどの場所が撮影禁止になっている。やはり80元は高すぎる。

tibet_bunkaken026さらに驚くことに乞食まで多い。撮影がほとんどできないので代わりに乞食の撮影をしてみる。でも、これでは80元の価値は・・・。中国では有名な寺には乞食はよくいるのですがタール寺は多すぎです。

tibet_bunkaken027五体投地している所を撮ったのだが、撮るなという声が聞こえたような気が・・・

tibet_bunkaken028観光客が写っていない写真を撮るのは隅っこの方でないと無理なようです。

tibet_bunkaken029周囲の観光客の行動を観察しながら撮影して良さそうな場所では撮影をするが満足できるものではなかった。仏像はすべて撮影禁止というのは痛い。何か微妙な写真しか撮れず不満だらけでタール寺を後にします。
tibet_bunkaken030さらに見学区域に入場するたびに入場券に穴を開けられていくので気付かずにいると穴だらけで説明が読めなくなってしまう。でも、やる気の無い僧侶は入口におらず入場券の確認をしていませんでした。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.1元
宿泊費 35元
バス 4元 路線バス
バス 10元 西寧⇔タール寺
タール寺 80元
合計 139.1元

宿を塔頂陽光旅友驛站へ変更

tibet_bunkaken0310800過ぎにバスターミナル前の幸福旅社を出て塔頂陽光旅友驛站へ移動する。塔頂陽光旅友驛站は西寧に2件あるユースホステルで西寧の中心部に位置して いる。宿泊費は会員で6人ドミが1泊30元だった。すぐに洗濯と久しぶりに体を洗うためシャワー室へ!お湯もちゃんと出て快適に洗濯ができた。

莫家街市場

tibet_bunkaken032明後日に王樹へ向かうので西寧中心部を散歩してみることにする。

tibet_bunkaken033ユースホステルのすぐ近くには莫家街市場があり昼間は市場なのだが夕方には屋台が出て夜市で賑わうそうだ。

tibet_bunkaken034ということで、昼頃に莫家街市場へ行ってみる。市場は果物から野菜、肉、魚など何でも揃っている。飲食店もありちょうど昼時で混雑してい た。

tibet_bunkaken035市場に来るとやはり肉屋が面白い。羊や豚が原形を残した状態で売られていたりするので、こういうのは日本だと見る機会が無い。

tibet_bunkaken036豚肉が大量です。

tibet_bunkaken037ここは豚足や内臓を売っているようです。

tibet_bunkaken038莫家街市場

tibet_bunkaken039ここはキノコ専門のようです。

tibet_bunkaken040もちろん野菜もたくさん売られていました。

夕方になると夜市が

tibet_bunkaken041方になると夕飯を食べに出かけるとユースホステルの近くに夜市が出現していた。まだ1800ぐらいで明るかったので撮影ができた。

tibet_bunkaken042夕莫家街市場も屋台が出ており昼間とだいぶ様変わりしてきている。せっかく 夜市があるのだからいろいろ食べようと考えたが結局は饅頭とか安い物ばかり食べていた。

tibet_bunkaken043鍋や串焼きとか色々あります。火鍋とか豪華な物は自然に避けてしまうようだ。

チベット料理の店とかもありました。

tibet_bunkaken044

tibet_bunkaken045そういえば今日は終戦記念日だったが西寧では何も無かったなあ。青海省人民政府の前を通ったけど戦勝記念の横断幕すら出ていなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22.4元
宿泊費 60元 1泊30元×2
日用品 1.6元 石鹸
合計 84元

日本人バックパッカーがやって来た

0900過ぎくらいに宿泊客に日本人バックパッカーが新たにやって来た。西寧に2,3日滞在した後に夏河やウルムチ、カシュガルへ足を伸ばすようだ。新疆ウイグル自治区へはバスで向かう予定だったので途中にアスベスト採掘場があるので止めておくよう進言した。

玉樹行きの切符を購入

tibet_bunkaken046昼頃に1路のバスで西寧汽車站へ向かい明日の玉樹行きの切符を購入する。玉樹は文成公主廟があるので有名らしいがチベット自治区と四川省との境界にも近く辺境のチベット文化が見られそうだ。切符を購入したので西寧での目的は達成した。午後はユースホステルに戻りHPの引越し作業をする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 1元
バス 115.3元 西寧→玉樹
合計 132.3元

シルクロード長距離バス旅行記 ~タシュクルガン・タクラマカン砂漠編

タシュクルガン行きの切符を買う

sichouzhilu2840845頃、国際汽車站に到着するが国際バスの切符売り場はまだ閉まっていた。0950に窓口が開き切符を購入する。1200発だが満員になったらすぐに出発とのことだが中国で時間前に乗客全員集まるかは疑問だ。

sichouzhilu2851045頃、チニワク賓館をチェックアウトする。1100頃、国際汽車站に到着する。パキスタンの吉尔吉特(Gilgit)行きの国際バスに乗車してタシュクルガンまで行くようだ。荷物を爺さんが車内に運んでくれて時間まで待つ。既にこの時点で乗客のほとんどが集まっていた。しばらくすると荷物を運んだ爺さんが2元を要求してくる。別に運ぶのを頼んだのではないので払わず無視する。他の客もほとんどが払わなかった。

sichouzhilu2861153に乗客全員が集まり出発する。出発して間もなく後ろから訛りのある日本語が聞こえてくる。外国人同士で日本語で会話しており、ちゃんと意思疎通が取れている。どこの国の人か気になったがそのままにして外の景色を見る。この外国人たちは途中の休憩で台湾系アメリカ人とパキスタン人と判明する。

盖孜公安検査站

sichouzhilu2871430頃、盖孜公安検査站に到着する。ここで乗客全員降車して身分証確認が行われる。

sichouzhilu288以前は身分証確認がなかったようで公告によれば今月から始まったようだ。

sichouzhilu289身分証確認の間にカナダ人やアメリカ人たちは周辺を撮影している。周辺には雪山があり撮影には確かに良い。全員の身分証確認が終わり1500頃に出発する。

カラクリ湖

sichouzhilu2901600過ぎにカラクリ湖に到着する。

sichouzhilu291ここで休憩になり旅行客とパキスタン人たちは写真撮影やカザフ族から民芸品を買っている。カラクリ湖は標高3600mに位置する世界で2番目に高い湖だそうだ。カラクリ湖には観光客が大勢訪れており賑わっている。台湾系アメリカ人は「明日カラクリ湖で宿泊する」といっていたが既に十分撮影もできたし別に宿泊しなくても良いのではと思った。

sichouzhilu292この時、日本語を話す外国人がパキスタン人だと判明する。彼はアジスと名乗っていた。カラクリ湖を出発してタシュクルガンへ入るがGPSは標高4082mを表示する。多少の誤差があるにしても4000mを越えた後は道を下っていき途中でタジキスタンへ向かう卡拉斯口岸への道を通り過ぎる。

タシュクルガン

sichouzhilu2931800頃、タシュクルガンに到着する。

sichouzhilu294バスは交通賓館に停車して乗客のほとんども交通賓館に宿泊する。自分も4人部屋のドミトリーが15元なので泊まる事にする。荷物を置いて周辺の調査に出かける。まずは石頭城を調査してみるが観光客はそこそこいるが入場料が16元と微妙な料金設定だ。

sichouzhilu295紅其拉甫路を南に歩いてみる。タシュクルガンの町外れには検問所がありこれ以上は進めないようだ。諦めて戻ると日本語を話す台湾 系アメリカ人とパキスタン人のアジスに遭遇する。どうやら色々と見て回っているようだ。交通賓館へ戻ると4人部屋に新たに3人のパキスタン人が来た。4人 部屋を1人で占領かと思ったがパキスタン人3人と日本人1人になってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 15元
バス 63元 カシュガル→タシュクルガン
合計 94元

石頭城

sichouzhilu2960800前、石頭城を訪れる。券売所は閉まったままなのでそのまま入っていくが運悪く石頭城で管理人に遭遇してしまう。仕方なく16元を払おうと思ったが嫌がらせで100元札で支払う。管理人は小銭を持っていなかったので更に嫌がらせで早くするように急かす。管理人がパキスタンルピーで釣銭を出そうとする ので文句を言って結局管理人の家まで行って釣銭を受け取る。

sichouzhilu297しかし、ここでは終わらない。管理人の家で入場券をよこすように要求する。「今は入場券がない」というのでしつこく要求すると管理人に連れられ入場券売り場へ戻るが渡されたのが入場券ではなく入場証明だった。入場券は印刷されていなかったのだ。 ここで更に「どうして入場券がないんだ。入場券買えって言ったじゃないか!」と追い討ちをかける。

管理人が切れ気味になってきたのでこのあたりで嫌がらせはやめて石頭城の見物をする。タシュクルガンで唯一の観光地といわれる石頭城だが特に見ても感動はなかった。この頃に雨が降り始めて夏なのにやたらと寒くなってきた。

カシュガルへ戻る

sichouzhilu2980900頃にバスターミナルへ行くが既に午前のバスは満席で午後のバスは北京時間5時発と言われるが切符の販売はしていなかった。仕方ないので交通賓館へ戻りHP作成をして時間を潰す。1100頃、昼飯を食べようと外へ出ると台湾系アメリカ人に遭遇。カラクリ湖へ行くはずがまだタシュクルガンにいる。バスは夕方まで無いと教えて一緒にバスターミナルへ行き切符を買おうと思ったが閉まっていた。昼休憩か?

ここで台湾系アメリカ人が「タクシーだとカシュガルまで80元だから、あと2人集めて行こう」と提案してきた。確かにここに夕方までいても確実にバスに乗れるかは分からないのでカシュガルへ行く人民か旅行客を探すことにする。バスターミナルの出入り口で台湾系アメリカ人が人民の一人に声を掛けている。カシュガルへ行く人民だった。この人民もバスでカシュガルへ戻るつもりだったがバスターミナルが閉まっているのを見て一緒に行くことになった。

人民はタクシーの集結場所を知っており一緒に行く。集結場所といっても町の中心地だった。ここで運ちゃんに2人がカシュガル、1人がカラクリ湖へ行くことを告げると乗るように言ってくる。あと1人は運ちゃんが探してきてくれて出発となった。

sichouzhilu299道中は運ちゃんと台湾系アメリカ人がネタ切れになることなく話しを続けており、話の中で台湾系アメリカ人が弁護士で年収25万ドルということが分かった。さすが弁護士高収入だと思ったが運ちゃんたちは25万ドルが人民元でいくらになるかは知らなかった。まあ、知らないほうが幸せかな?1300頃、カラクリ湖に到着して台湾系アメリカ人と分かれる。

sichouzhilu3001400頃、盖孜公安検査站に到着。身分証確認をしてカシュガルへ向かう。

sichouzhilu3011600頃、色満賓館に到着。80元を支払い運ちゃんたちと別れる。色満賓館では20元ドミトリーに1泊することにする。噂には聞いていたが共同トイレは本当に汚かった。1700頃、カシュガル客運站で明日のホータン行きの切符を購入する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.1元
宿泊費 20元
バス 92.5元 カシュガル→ホータン
バス 2元 路線バス
タクシー 80元
石頭城 16元
合計 226.6元

カシュガル→ホータン

sichouzhilu3020830頃、色満賓館をチェックアウトする。

sichouzhilu3030900前にカシュガル客運站に到着しホータン行きのバスに乗車する。切符には座席番号があったが席は自由だった。

sichouzhilu3040930過ぎに出発する。ほぼ定刻どおりだ。途中でバスターミナルに寄りながらホータンへ向かう。

sichouzhilu305土漠に出ると100㎞/h以上で飛ばして行く。

sichouzhilu306道中は土漠だけでなくある程度の規模の町に差し掛かると胡楊林の中を走り抜けます。ほとんどが土漠と町を通過するの繰り返しでしたが1300頃に状況は大きく変わる。

sichouzhilu307人民解放軍の車列とすれ違うのだが、これがとんでもなく長い大名行列になっていた。恐らく100台 以上の規模でノロノロ運転で車列の後ろを一般車両が続いていた。普段は交通ルール無視の中国人がおとなしく追い越しをせずに運転をしていた。

相当、人民解放軍が怖いらしい。そして、10分後ぐらいに自分が乗るバスも人民解放軍の車列に捕まってしまう。車列の後ろにくっついてノロノロ運転で走る。しばらくして人民解放軍の車列は別の道を行ったので再び100㎞以上で飛ばして行く。

sichouzhilu308途中通過する町ではバザールが開かれていたりするのでそれを見ながら走っていく。

sichouzhilu3091800頃にホータンに到着する。

ホータンは宿の確保が難しい

sichouzhilu310ホータンに到着して宿探しを始めるが予想以上に苦戦する。招待所、旅館、旅社ではことごとく断られ、賓館でも「外国人は止められない。外国人用の賓館に行ってくれ」と言われる。外国人が泊まりそうな賓館は高いので避けていたがとりあえず2件当たるが1泊140元と高かったり、身なりを見て「部屋がない」と追い出される始末だ。

sichouzhilu3113時間ホータン市内を彷徨って15件以上断れている。事前の調査では楽勝だと思ったが安宿は全て「公安局が・・・」と同じ答えで 断ってきた。どうやら公安が厳しく取り締まっているようだ。結局、バスターミナルである和田公路客運中心の交通賓館で1泊100元の部屋に宿泊することに なる。今回の旅で一番高い部屋だ。部屋は100元に相当する綺麗な部屋だったがトイレの流れとシャワーのお湯の出がいまいちだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.1元
宿泊費 100元
バス 1元 路線バス
合計 116.1元

ホータン河を見に行く

sichouzhilu3120800頃、交通賓館から徒歩でホータン河へ向かう。グーグルアースで調べると距離は5~6㎞なので徒歩でいけないこともない。バスもあるようなのだがどのバスがホータン河を渡るのかが分からない。途中で東郊客運站を発見して発着するバスを確認する。

sichouzhilu313ニヤ(民丰)など近場のバスが発着しているがニヤ行きは1100発の一本だけになっていた。コルラ、ウルムチ、カシュガルなどの長距離は客運中心から発着と分けているようだ。でっかいバスターミナル作ってひとつにまとめたほうが効率よさそうなのだが・・・。東郊客運站を後にして道沿いに歩く。

sichouzhilu3140900頃に玉龍大橋に到着する。ようやくホータン河を見ることが出来た。

sichouzhilu315川岸では玉探しをしている地元民が見かけられた。自分は玉探しをせずに写真撮影である。撮影後に河に手を入れてみるとホータン河の水はやはり雪解け水なので冷たかった。

sichouzhilu316帰り際にウイグル族のおっちゃんが玉を売りつけに来たが無視して10路のバスでバザールへ向かう。バザールはまだ時間が早かった為にやっておらず諦めて交通賓館へ戻る。

砂漠公路を通りホータン→コルラ

sichouzhilu317昼に交通賓館をチェックアウトしてバスターミナルの和田公路客運中心で1300発コルラ行きのバスに乗車する。バスはエアコン無しなので発車直前まで外で待機する。1300過ぎに発車するがいつもの通り途中で客を拾いながらのノロノロ運転だ。

sichouzhilu318いくつかのバスターミナルで休憩しながら2100頃ようやくニヤ (民豊)に到着する。ニヤ(民豊)からは沙漠公路に入るが石油輸送で国家の重要道路であるにもかかわらず道路状態はあまり良くない。道路状態が良くないが運ちゃんは構わずにバスを80㎞以上で飛ばして行く。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
バス 160元 ホータン→コルラ
合計 161元

塔中で休憩してコルラへ

sichouzhilu3190000過ぎ、沙漠公路の中間地点である塔中に到着する。

sichouzhilu320深夜で周囲の様子は分からないが餐厅は客が大勢見受けられる。砂漠のど真ん中で深夜にもかかわらず賑わっているとは、石油が採掘されると想像以上に潤うようだ。

sichouzhilu3210730過ぎにコルラに到着するがバスターミナルでなく、どこか分からない道路で下ろされる。乗客は皆、タクシーで駅へ向かっているが自分はバスターミナルへ行かなければならない。不本意ながらその辺のへぼタクシーでバスターミナルへ行くがすぐに到着する。気合を入れれば歩いていけない距離ではなかった。泣く泣く5元支払う。どうもタクシーがらみだといつも損している様な・・・。

コルラ→クリチャリク

sichouzhilu3220800前にチャルクリク(若羌)行きの切符を購入。昨日は食事をしていないので葡萄と桃を購入して待合室で食べる。1日ぶりの食事の後に糞をしにトイレに行くが予想通りの扉無し。順番待ちをしているとある重大なことに気が付く。何と糞をした人民のほとんどが流さずにやり逃げをしているのだ。次に糞をする 人民が流したり、流さずにそのまま脱糞してやり逃げして便器に糞がたまるという光景が見られた。やはり、中国ではトイレで水を流すをいう習慣はないらしい。で、自分は人民の糞を流してからようやく用足しである。0900頃、バスに一度乗車して1000直前まで外で待つ。

ウイグル族の老太太に財布を掏られる

sichouzhilu3231000になり定刻どおりバスは発車するが、隣に座ったウイグル族の老太太が曲者だった。ホータン(和田)→コルラ→チャルクリク(若羌)と強行軍だったためうっかり1時間ほど居眠りをしてしまう。途中でウイグル族の老太太が下車をして1600過ぎ、チャルクリク(若羌)到着時に財布がないことが発覚する。

初めは落としたと思ったが座席周辺にはない。やはり掏られた。運ちゃんに公安を呼んでもらい、一緒にパトカーに乗車して派出所へ直行する。まずは公安の質問にインチキ中国語で答え、状況説明をする。財布は掏られたがパスポートは無事であったため身分確認がすぐに出来たので椅子にしばらく座って待つ。

運ちゃんは公安に呼ばれて外でかなりの時間だが話をしている。事件が発生すると運ちゃんにも罰則でもあるのだろうか?話が終わると派出所の2階で運ちゃんと 自分の供述調書の作成である。運ちゃんの供述調書はすぐに完成したので運ちゃんは帰ることが許された。

自分は覚えている単語を駆使して状況説明をする。公安も3人ぐらいで話を聞いて理解をしてくれたので公安からの質問も分かりやすかったので意思疎通は何とかできた。本当は通訳がいたほうが良いのだろうけ ど、この田舎じゃどうしようもないし、幸いこちらがある程度中国語が分かるので時間が掛かるが供述調書作成にはそれほど問題はなかった。質問の中には日本の住所、学歴とかの他に「民族は大和族で良いのか?」とか聞かれたりしながら調書作成が行われる。

で、作成された供述調書の確認をする。まあ、閲読に関しては以前受験したHSKで閲読だけは7級だったので問題なく調書の内容は大体理解できた。1900頃、調書に署名、捺印をして被害届けは受理された。

sichouzhilu325この後は泊まる所を聞かれて、まだ決めていないのとお金がないので安い所でないと泊まれないことを伝えるとパトカー(中国のパトカーは日本と違い無線機が 搭載されていなかった)に乗せられてバスターミナルである若羌客運站にある康達賓館に送り届けられる。宿の人は公安に連れて来られた日本人にちょっと驚い ていたが公安の事情説明を聞いて理解してくれた。

宿の登記が終わると公安が帰るのでお礼を言って分かれた。恐らく明日には若羌の公安のほとんどが日本人がスリに遭った事を知っているのだろう。若羌の人民も知っているだろうな!それと、被害届けのコピー貰うの忘れてた。まあ、貰っても何にもならないけど・・・。今回は良い勉強が出来たと思っておこう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 15元
バス 74元 コルラ→チャルクリク
タクシー 5元
スリ 1000元 ウイグル族の老太太に財布を掏られる
合計 1114元

若羌→石棉矿

sichouzhilu3260800過ぎに若羌客運站で青海省方面のバスを探すが切符の価格表には記載がない。窓口で聞くと外に停まっているバスが青海省方面のバスだと教えてもらう。バスの乗客に聞くと青海省方面へ行くと言うのですぐに康達賓館に戻り荷物を持って出ようとするがフロントに誰もいない。大声で呼んでも反応無し。しょうがないのでそのまま出てバスに向かう。

sichouzhilu327バスには行き先が石棉矿となっており運ちゃんにどの辺りまで行くか地図を見せながら聞くと依吞布拉克まで行くことが判明する。運賃は100元なので、そのまま乗車する。この時、運ちゃんが乗客に韓国人が1人いると教えてくれた。韓国人バックパッカーは英語が話せるが 中国が話せなかったが意思疎通は何とかできる。道中の良い仲間になりそうだ。

sichouzhilu328さらにもう1人韓国人がおり、こちらはコルラかニヤ方面へ行くそうだが、妙に日本の地名を知っており中国語と日本語を交えて今まで日本に10回以上観光に行っていると語り始めた。0930頃に出発するが給油したり客を拾ったりして 若羌を出たのは結局1000過ぎになってしまう。途中で米蘭に立ち寄り乗客をさらに乗せ定員超過で未舗装の山道へ入っていく。

sichouzhilu329未舗装といっても国道315の表示がある。

sichouzhilu330しかし、国道といっても干上がった川底を走ったりともはや国道とは呼べない道路状況であった。この悪路を突き進み3900m以上の峠を越えていく。

sichouzhilu3311600頃になり石棉矿に到着。埃が舞う道路を進み客を降ろしながら1630過ぎに依吞布拉克に到着。

韓国人バックパッカーと夕飯

運ちゃんが韓国人バックパッカーと一緒に宿に案内してくれて明朝0900に青海省方面のバスが発車と教えてくれた。部屋に荷物を置いて韓国人バックパッ カーと地図を見ながらどこへ行くとか話をしていると、パキスタンから入国して天津から飛行機で帰るとのこと。

パキスタンではK2のトレッキングをしてきたとか言っておりかなりの兵のようだ。夕飯を一緒に食べに行くがメニューが読めないようで自分に一任され肉丝面と酸辣土豆丝を食べる。食後は依吞布拉克を散 歩するが何もない田舎だった。

石棉矿はアスベスト採掘現場だった

sichouzhilu332グーグルアースで旅の経路を作成しているときに重大なことに気がついた。石棉矿がアスベスト採掘現場だったのだ。普通なら石棉(日本語だと石綿)=アスベストで気付くはずなのだが時すでに遅し!すでにアスベストの採掘現場脇をバスで通過しており、埃と一緒にアスベストを吸い込んでしまっている。

30年後ぐらいに肺の病気を発症して死亡するのが確定しただろう。依吞布拉克の人民はアスベスト採掘現場と工場の危険性を知っているのだろうか?もし、新疆ウイグル自治区と青海省を結ぶ国道315号を通るのなら経路変更をすることを強くお勧めする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 10元
バス 100元 若羌→石棉矿
合計 117元

シルクロード鉄道旅行記~カシュガル編

7556次でウルムチ→カシュガル

sichouzhilu246昼に新疆白樺林国際青年旅舎をチェックアウトして59路と8路のバスを乗り継いでウルムチ駅へ向かう。1240頃、ウルムチ駅に到着。

sichouzhilu247ちょうど改札が始まる直前でタイミングよく待ち時間なしで改札口を通過する。

sichouzhilu248乗車して荷物を置きホームで周辺の様子を確認すると7556次は硬卧が1両しかない。これで切符の入手が難しい理由が分かった。1323に定刻どおり発車する。

sichouzhilu249トルファンを過ぎて鱼儿沟で機関車を交換して天山山脈を越える区間は重連運転で登っていく。

sichouzhilu250鱼儿沟からは機関車は重連で天山山脈を越えていきます。

sichouzhilu251標高が上がっていくと草原が現れ始めて山には残雪が見えた。標高2900mを超えたところまでは確認したがすでのこの時は2300頃、明日に備えて就寝する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 2元 路線バス
合計 10元

アトシュの手前で機関車が故障

sichouzhilu2520700頃に起床する。重連だった機関車が1両になっておりカシュガルまでは機関車1両のようだ。アクス(阿克苏)では大量に乗客の乗り降りがあります。

sichouzhilu253途中ですれ違ったウルムチ行き7558次。硬座はいかにも地獄の非空調といった様子です。

sichouzhilu254天気が曇りだったので午前中は過ごしやすかったが午後になると窓からは熱風、砂が入り込んでくる。タクラマカン砂漠の洗礼を受けながらカシュガルを目指すが、1800過ぎに駅に到着したわけでもなく列車が停車する。何か問題が発生したらしい。

臨時停車の放送以外に何の説明も無いまま時間が過ぎていく。車内にいた中国鉄3人組が機関車故障の情報を仕入れてくる。 結局、救援の機関車が到着するまで約3時間立ち往生になってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

ようやくカシュガル到着

sichouzhilu2557556次の換票証。

sichouzhilu256予定だと昨日の1949にカシュガル着だった筈が0005頃に到着。既に周囲は真っ暗で市内へのバスも無さそうだ。駅前で安宿で1泊したい所だが朝には市内に移動するのでバスが動くまで駅で野宿だろう。

とりあえず出口へ向かうとバックパッカーの女性2人組に声を掛けられる。市内までタクシーで割り勘で行かないかと聞いてくる。ちょっと疑ったが大学生のバックパッカーのようだ。バックパッカー2組は其尼瓦克宾馆(チニワク賓館)へ行くといっていたので自分は色满宾馆を考えていたが一緒に其尼瓦克宾馆に行くことにする。話しながら出口へ向かうがこちらが日本人だとは知らずにちょっと驚いていた。

駅を出るとまだ 路線バスが走っており28路に乗車する。色満路の手前で降りて色満路を進む。其尼瓦克宾馆に到着すると彼女たちの連れが待っていた。彼女たちは既に部屋を予約してありここで分かれる。豪華な建物へ歩いていくので金持ちのようだ。自分はフロントのある建物へ入りドミトリーの空きを確認する。1泊35元で空き があったので迷わず4泊することにする。何とかカシュガルでの拠点を確保した。砂だらけの体を洗って、ついでに洗濯して寝たのは0200過ぎだった。

国際バスターミナル

sichouzhilu2570900頃に起床する。1230頃、エイティガール寺院をちょっと見てから国際バスターミナルであるカシュガル国際汽車站(喀什国际汽车站)へ行ってみる。
sichouzhilu258其尼瓦克宾馆からは徒歩で15分ほどで到着する。国際バスターミナルといっても普通の長距離バスターミナルだ。

sichouzhilu259キルギスやパキスタンへの国際バスの他にも ウルムチ、コルラ、クチャなどの路線も発着していた。切符売り場は比較的空いていたが料金表や運行表が見当たらない。探してみると料金表は見つかったが運行表はなかった。

sichouzhilu260まあ料金表が見つかっただけでもここでの調査は良しとしよう。

カシュガル駅、カシュガル客運站

sichouzhilu2611430頃、真夜中に到着して周辺が全く分からなかったカシュガル駅へ到着。駅は大きかったのだが周辺は商店や宿が少なく閑散としていた。カシュガルといっても運行している列車の本数からいえば田舎の小さな駅と同等だ。

sichouzhilu2621530頃、カシュガル客運站に到着する。運行しているバスを確認してみるとホータ ン、タシュクルガンなどがあった。

天山蜂蜜を買おうと思ったが

以前NHKのハイビジョン特集「天山蜜に挑む-蜂客6000キロの旅-」という番組を見て天山蜂蜜を食べてみたいと思ったのだが、新疆ウイグル自治区まで来たのでスーパーで天山蜂蜜を探してみる。一応は天山蜂蜜があったものの本物の天山蜂蜜ではなかった。ラベルの原材料には蜂蜜以外に「葡萄糖」の文字 が・・・。天山蜂蜜に限らず蜂蜜全般に混ぜ物があり本物の蜂蜜は一部だけで値段が高い。他のスーパーでも同じ状況だ。本物の天山蜂蜜を買うには蜂客のもとを訪れて買うしかないようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 140元 1泊35元×4
バス 4.5元 路線バス
合計 164.5元

国際汽車站、老城

sichouzhilu2631030頃、国際汽車站へ行き切符売り場でキルギスのオシュ行きのバスの運行状況を確認したら今日は既に出発しており月、水、金の朝出発ということが分かった。(翌日間違った情報だったことが判明する)国際汽車站から老城へ向かう途中でアトシュ客運站(阿图什客运站)を発見する。よく見ると看板に喀什国际汽车站と表示がある。どうやら国際汽車站が運営しておりアトス方面のバスが運行されているようだ。

sichouzhilu2641130頃、老城に到着する。観光バスが停車しており 観光客で賑わっているが老城の入口には券売所がある。古い住宅街を見物するだけで30元も払う気は無いのでその場を立ち去る。老城の周囲にはいくつか入口 があるがしっかり券売所があり住民がしっかりと監視している。でも、どこかに抜け道がありそうな雰囲気だ。まあ、老城以外にも古い町並みは残っているので 無理に見学する必要は無いだろう。

香妃墓

sichouzhilu265昼前に人民広場から20路のバスで香妃墓(阿巴克霍加麻扎)へ向かう。1215頃、香妃墓に到着。ここはイスラム教の寺院なのだが乾隆帝の寵愛を受けた香妃とその一族の棺が安置されているので香妃墓と呼ばれている。入場料は30元でちょっと高いが見ることにする。

他にも香妃歌舞果園が10元ミイラが5元 となっていたが香妃墓の30元だけにした。香妃や一族の棺が安置されている陵墓内は撮影禁止になっており、珍しく中国人(漢族)の観光客が大人しくしていると思っていたが、やはり1人が撮影をしている。しかし、怖いウイグル族のおっちゃんに叱られていた。

sichouzhilu266香妃墓の隣にあるイスラム墓地

sichouzhilu267加満清真寺

バザール

sichouzhilu2681300頃、バザール(喀什中西亚国际贸易市场)に到着。

sichouzhilu269工芸品を扱う店では観光客と店員の値切り交渉が見られた。

sichouzhilu270ここがカシュガル最大のバザールらしいので見物していくことにする。工芸品、食品、漢方薬から機械まで何でもありのバザールだ。観光客も結構訪れておりナイフや楽器を見ている観光客もいた。

カシュガルにもいる乞食

sichouzhilu271夕方に中国銀行へ両替に行く途中で人口密度の高い場所を発見する。近づくと病人の乞食がいる。ウイグル族の少年のようだが窮状を訴える紙がご丁寧にラミネート加工されてウイグル語と中国語で表記されていた。この乞食は白血病のようだが顔色は良く白血病のような重病とは思えないが何故か寄付する人が多く金はかなり集まっていた。

まあ、白血病といっても夜になれば健康になって家に帰るのだろう。で、翌日は白血病にかかって昼間は寝込むのだろう。でも、その場で100元寄付するとすぐに元気になるかも?カシュガルにもいるんですね。でもこの暑さでは掛け布団はいらないでしょう。本当に病気なの?

乞食を見物後は中国銀行で両替をするのだが両替をしている最中にウイグル族のおっさんが窓口の横に来る。人の金を狙っているのか割り込むのか知らないが危険なので後ろに並ぶように言ってみるが効果なし。他の客も同じように後ろに並ばず真横に来る。危険な状態の中 で両替を終えて銀行を出る。夕飯はカシュガルまで来たので羊肉串を食べる。食費が少し予算超過になるが新疆ウイグル自治区を離れればほとんど食べることはないだろう。

両替
中国銀行 100000円→6193.8元(1元=16.145円)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21.4元
バス 3.5元 路線バス
香妃墓 30元
合計 54.9元

国際汽車站でオシュ、ジャララバード行きを確認してみる

0900頃に昨日、一昨日と続き今日も国際汽車站を訪れる。切符売り場でパキスタンのジャララバード行きの国際バスの運行状況を聞いてみると運賃は55ドルか350元、毎日北京時間1200に発車とのことだった。

ついでにキルギスのオシュ行きも聞いてみると月、木の北京時間1000に発車とのことだった。昨日聞いたら月、水、金の朝と教えられており、再度確認すると月、木の北京時間1000に発車という答えだった。実際に切符を購入しても発車するまで安心できなさそうだ。

職人街を見てみるが

sichouzhilu272まだ涼しい時間帯なので「新・個人旅行」で紹介されていた職人街を訪れてみる。
sichouzhilu273工房とかがたくさんあるのかと思ったら土産物屋があるだけだ。職人街とは名ばかりのようだ。

sichouzhilu274土産物屋街が観光用で職人街ということのようだ。

sichouzhilu275路地に入ると金物工房とかが見られます。

sichouzhilu276工房

sichouzhilu277エイティガール寺院の東側の方が工房がたくさんありこちらの方がまだ見ごたえがあった。

sichouzhilu278正式名称は知らないがパンも5角で売っている。

sichouzhilu279新疆ウイグル自治区では売り物のパンを客が素手で持っても良いようです。もちろん店の主人は怒りませんというか汚い紙幣を扱った手でパンを袋に入れてくれます。ウイグル族の衛生意識は漢族や日本人とも違うようです。

sichouzhilu280まあ、職人街以外にも見所はある。その辺を散歩すると色々と店があるので結構楽しめる。ただ、パンを素手でビニール袋に入れたりと衛生上問題のある光景を多数目撃することにもなる。どうもウイグル族の衛生意識は問題がありそうだ。

国際汽車站でタシュクルガン行きの切符

夕方に再び国際汽車站へ明日のタシュクルガン行きの切符を買いに行くが窓口で「明日の朝4番窓口で買うように」と言われる。理由はタシュクルガン行きのバスは国際バス扱いで国際バスの窓口である4番窓口でしか扱わず午前中だけ窓口が開いているというものであった。

sichouzhilu281西瓜の切り売りがありましたが腹を壊す確率が非常に高いので要注意です。

sichouzhilu282新疆ウイグル自治区で良く見かけるジュースの噴水。これをコップに入れて客が飲むのだが飲んだらあたりそうで危険だ。

sichouzhilu283明日の朝に切符が買えればタシュクルガンへ行くとして夕飯に羊肉串を食べる。カシュガルでは羊肉串は2.5元が相場のようだ。たまに5角があるが北京で見かけたほとんど肉のない羊肉串と同じだった。食後は周辺を散歩するが何故かカシュガルには歯医者が多い。しかもやたらと看板が目立つ。でも、日本で同じ看板で営業したらあまりにも個性的というか不気味で患者は来ないだろうな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.5元
合計 14.5元

シルクロード鉄道旅行記~ウルムチ・阿拉山口編

オーストラリア人がゲロを吐く

rp_sichouzhilu188.jpg真夜中に同じ部屋のオーストラリア人がゲロを吐いた。かなり苦しそうだがゲロを吐く音を聞かなかったことにして再び眠る。

0700頃に起床する。メールを確認してから朝のバザールを散歩する。

sichouzhilu189朝といっても凄く暑い。

sichouzhilu190ジュースが噴水のように噴出しているのですが、見ていると注文を受けると桶ですくって客が持参したペットボトルに入れていた。飲んだら確実にあたるだろう。

朝食に烤包子を食べて交通賓館へ戻る。寝ていたオーストラリア人が起きたが辛そうだ。話を聞くと昨日の夕食にやられたそうだ。昨日、ウルムチへ行くことを聞いていたので「今日ウルムチに行くの?」と聞くと「ウルムチに行かなければならない」と答えてきた。どうみてもウルムチへ行ける様な状態とは思えない。オーストラリア人が再び寝ている間に自分は交通賓館をチェックアウトする。

5805次 トルファン→ウルムチ

sichouzhilu193チェックアウトしてバスターミナルでバスに乗車。切符には発車時間が印刷されているが実際は満員になり次第の発車で20分ほど早く発車する。1100頃、トルファン駅に到着。

sichouzhilu191切符売り場へ行くと入口で站台票(入場券)を買って乗車してから补票(乗越精算)するように言われる。入口へ行くと列車が遅れていることが分かり、これが影響しているようだ。站台票で入って1150に約3時間遅れの5805次に乗車する。

sichouzhilu194乗車する際に1番ホームに停車していた軍の貨物列車を撮影するが周りは公安と兵士ばかりで運良く見つからずに済んだ。乗車してすぐに列车长办公席で补票しようとするが「発車してから」と言われ、荷物を運良く空いていた網棚に置く。車掌がアイスを食べているのを見ながら発車を待つ。

sichouzhilu192発車してすぐに补票をするが窓からの風で站台票が飛ばされる。トルファンの記念品を1つ失ってしまう。补票して気付いたが普通に切符を買うより2元も高くついてしまった。站台票1元、补票の手数料1元。列車が遅れていたのに何故2元も余計に取られなければならないのだろうか?金のことしか考えていない人民たちは何故か文句も言わずに补票をしている。

sichouzhilu195空いていた席に座りGPSで時間を確認していると隣の新疆人が「それどこの携帯?」と聞いてくるので「携帯じゃないよ。GPSだよ。」と答えると凄い珍しそうに見る。さらに「どこから来たの?」と聞いてくるので「日本だよ」と答えると「日本から来たのか!」と驚いている。周辺の乗客も驚いていたが対面の席に座っていた女性はやたらと驚いていた。

こちらも「北京か上海から来たの?」と聞くと「僕は新疆人だよ!」と答える。周りの乗客も皆、新疆人だった。「旅行で来たの?」とか色々話をしていると、やはりここでも「日本の1ヶ月の給料はいくら?」とか聞いてくる。「1ヶ月15~20万円だよ。でも1ヶ月の家賃は最低5万円だよ。」と答えると二重の驚きを見せている。確かに給料は中国と比べれば高いが家賃もその分高い。

新疆人は家賃の高さを気にしており「どうやって暮らすんだ?」とか周囲と話し合っている。さらに新疆人は日本のことも少し知っているようで日本の最高額紙幣が1万円札というのを知っていた。

sichouzhilu1961400過ぎ、ウルムチに到着。

新疆白樺林国際青年旅舎へ

sichouzhilu197今日の宿は新疆白樺林国際青年旅舎に決めているので8路のバスに乗る。ウルムチでは路線バスの案内は中国語とウイグル語で放送していた。中国と言ってもここは別世界だ。药材公司で59路に乗り換えて电信公司で下車する。

sichouzhilu198徒歩1分ほどで新疆白樺林国際青年旅舎に到着。1泊25元のドミトリーに宿泊することにする。10人部屋で扇風機が2つある。まあ、値段なりの部屋だろう。

sichouzhilu199近くに家乐福(カルフール)があるので買い物へ行く。 看板にはウイグル文字もある。ビールと水を購入するが水が特売で500mlで0.45元と激安だ。ウルムチでこの価格は凄すぎる。しかし、ここであることに気が付いた。家乐福など大手スーパーは価格、品揃えは確かに凄いのだが、扱っている商品が大手メーカーばかりで地元メーカーの物は少ない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.7元
宿泊費 75元 1泊25元×3
鉄道 13元 トルファン→ウルムチ
バス 2元 路線バス
バス 7.5元 吐鲁番→大河沿鎮
站台票 1元
合計 107.2元

長途汽車站へ行ってみる

sichouzhilu200暑さでやる気なしの状態で外へ出る気がしない。夕方になって長途汽車站を見に行く。発着するバスの状況を確認するためだが長途汽車站は伊寧行きのバスが主体であった。他にも库尔勒(コルラ)、若羌やカザフ国境に近い霍城、塔城へのバスがあった。今日はこの1ヶ所を調べるだけで体力を使い切った。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6.75元
バス 2元 路線バス
合計 8.75元

国際大バザールを見物

sichouzhilu2010900頃に解放南路にある国際大バザールと二道橋市場を見物しに行く。

sichouzhilu202バザールは1000ぐらいから店が開くので早く来すぎてしまった。

sichouzhilu203それでも国際大バザールは観光客が記念写真を撮っているので観光地としてはかなり有名らしい。

sichouzhilu204バザールと言うだけあって服飾品、工芸品、食品など様々な物が扱われている。

sichouzhilu205中国語が無い広告があり中国であって中国で無いという感じ。

sichouzhilu206新疆ウイグル自治区でチェーン展開しているスーパー。もちろん酒は扱っていませんでした。

新疆ウイグル自治区博物館

sichouzhilu207昼頃に新疆ウイグル自治区博物館を訪れる。ここには楼蘭美女のミイラが展示されており30元の価値はありそうだ。

sichouzhilu208楼蘭美女を見たのは良かったが予想外の収穫もあった。トルファンで出土した三国志・呉国孫権伝が展示されていたのだ。これはマニアにとっては驚きだ。

sichouzhilu209新疆ウイグル自治区博物館

ケンタッキーで捕り物劇

sichouzhilu210夕方になり夕飯を食べた後にカルフールで涼んで帰り際にケンタッキーの前で捕り物劇に遭遇する。

sichouzhilu211何の容疑か知らないが男女2人組が逮捕されていた。

sichouzhilu212捕り物劇。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
バス 5元 路線バス
新疆ウイグル自治区博物館 30元
合計 48.5元

南郊客運站、北郊客運站へ行く

sichouzhilu213今日はウルムチのバスターミナルの調査に赴く。0930頃に宿を出て104路の路線バスで水上楽園で下車。水上楽園の隣に南郊客運站はある。1010頃に 南郊客運站を調査開始する。主な路線はトルファン行きの路線で20~30分間隔で発車しているようだ。他にもコルラ、クチャ、ホータンなど南部へ向かう路線が主体になっている。ウルムチ駅からは915路、北郊客運站からは103の路線バスが行き来しているのでウルムチ市内での移動にも問題ないだろう。

sichouzhilu214103路の路線表。

sichouzhilu215ウルムチ駅から915路で南郊客運站へ行けます。ウルムチではウルムチ駅を火車南站と呼んでいるので注意が必要です。

sichouzhilu216南郊客運站を調査後は北郊客運站へ103の路線バスで向かう。1130頃、北郊客運站に到着するがあまり賑わっていない。

sichouzhilu217バスターミナル自体は新しく綺麗なのだが利用客は少ないようだ。路線を調べてみると北部へ行くバスが主に発着しているらしいが本数など詳細は分からずじまいだった。

sichouzhilu218ウルムチ駅からは906路で北郊客運站へ行けます。

阿拉山口、カシュガル行きの切符を購入

sichouzhilu219>1300頃、ウルムチ駅に到着する。阿拉山口とカシュガル行きの切符を買おうと思うのだが人が多すぎる。どうみても1時間コース確定だ。

sichouzhilu220列に並び切符の販売状況を確認する。阿拉山口行きは今日の切符でもまだ硬臥が残っているほど余裕があったがカシュガル行きは7/31でないと硬臥は残っていなかった。そうすると今晩の5801次でウルムチ発、明朝に阿拉山口に到着、日中にバスでウルムチへ帰るか、夜に列車でウルムチへ帰るのが良いだろう。

sichouzhilu221カシュガル行きは7/31の硬臥にするのが無難だろう。7556次は中国最長の普快なので硬座は危険すぎる。列に並び順番を待つがこの間に公安と割り込みを企む人民の戦いを見物することになる。窓口には列に並ばない人民が集まっており公安が追い払うがすぐにまた集まってくる。もちろん公安も黙ってはいないすぐに拡声器で威嚇しながら追い払う。しかし、牛糞に集るハエのように人民はすぐに戻ってくる。

終いには公安の1人が怒って実力行使で人民を追い払う。漢族、ウイグル族など関係なしに排除される。公安の奮闘のおかげで並んでいる人民は大助かりだが切符を購入した後も窓口周辺に居座っている人民も公安に容赦なく排除される。もちろん自分も切符購入後に釣銭を確認してたらすぐに出て行くようにいわれる。

カザフスタン行き国際列車の切符売り場

sichouzhilu2221430頃、ウルムチ駅の北隣にある湘友酒店を訪れる。

sichouzhilu223ここの1Fにはカザフスタンのアルマティ(阿拉木图)行き国際列車の切符売り場がある。

sichouzhilu224切符売り場 がどんなところか確認する為に潜入してみると切符売り場にはカザフスタン人と見られる外国人が数名いるが切符売り場は閉まっている。月、木、金、土が営業日で今日は火曜で営業はしておらず、外国人は困った表情で話をしている。

しかも、既に月曜の時点で土曜の硬臥、軟臥が売り切れているではないか!国際列車 の切符入手は難しいようだ。まあ、自分は切符を買うわけでは無く様子を見に来ただけで休みだったので人が少なく撮影が楽だった。ホテルの人の視線が冷たかったけど・・・。湘友酒店を出て建物の撮影をしていて気付いたが湘友酒店には亜欧賓館(亚欧宾馆)という看板があった。どちらが正式名称だ?

軍供客運站、長途汽車站、ウルムチ国際運輸汽車站

sichouzhilu2251445頃、ウルムチ駅から北へ徒歩5分程の所にある軍供汽車站に到着。ウルムチ駅に最も近いバスターミナルなのだが路線を調べると近郊の知らない場所へ行く路線しかない。コルラ、伊寧などの路線は無かった。どうやら、バックパッカーが利用するようなバスターミナルではなかったようだ。

sichouzhilu2261530頃、長途汽車站を再び訪れる。

sichouzhilu227一昨日来たのだが長途汽車站にはカザフスタンへの国際バスがあるとの情報があり確認の為に訪れる。

sichouzhilu228アルマティ(阿拉木图)行きの国際バスが無いか電光掲示板を見るが無い。偽情報だったと判断して外に出かえろうとすると長途汽車站の東に乌鲁木齐国际运输汽车站(ウルムチ国際運輸汽車站)の看板を発見する。

sichouzhilu229看板の側へ行くと路地の奥にバスが停車している。路地を入っていくとウルムチ国際運輸汽車站があった。入手していた情報はウルムチ国際運輸汽車站と長途汽車站が混同された間違った情報だったようだ。それにしても、こんな路地裏に国際バスターミナルがあるとは・・・。

肝心のカザフスタンへのバスはアルマティ (阿拉木图)行きが月曜から金曜まで1900発で運行されており、料金は360元もしくは45ドルとなっていた。他にも複数の国際バスが運行しているがここでは省略する。

5801次で阿拉山口へ

sichouzhilu230宿へ戻り1週間分の宿泊費を支払い2000頃にウルムチ駅へ向かう。宿に荷物を置いたままこれから阿拉山口へ行くのだ。

sichouzhilu2312100過ぎに改札が始まり列車に乗車する。今回は2階建て車両のSYZ25Bに乗車です。

sichouzhilu232今回は硬座を利用するのだが比較的空いていた。少々難点なのが冷房が効きすぎていることだ。定刻から4分遅れの2150に阿拉山口へ向けて発車する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
宿泊費 175元 1泊25元×7
鉄道 57元 硬座 ウルムチ→阿拉山口
鉄道 170元 硬臥 ウルムチ→カシュガル
バス 6元 路線バス
合計 416元

阿拉山口に到着

sichouzhilu2330845頃、阿拉山口に到着するが硬座のほとんどの乗客は途中の駅で下車しており阿拉山口まで乗っている乗客は少ない。硬臥の乗客はそれなりにいるので、それなりに阿拉山口まで来る人はいるようだ。阿拉山口に到着です。この奥がカザフスタンです。

sichouzhilu234阿拉山口だとキリル文字が併記されています。

sichouzhilu235駅を出るとタクシーが集結しており客の争奪戦が始まっている。とりあえず駅周辺を調査するが国境の駅だから賑わっていると思っていたが全く違い普通の田舎町であった。国境の町といってもトラックが通過して、貨物駅があるだけであった。

sichouzhilu236変わった点は店や通りの標識にモンゴル語が表記されていることぐらいだろう。阿拉山口は蒙古族が多いようです。

sichouzhilu237左がカザフスタンで右が中国です。

sichouzhilu238駅前周辺に商店が集まっているだけで少し歩くと何もなく地平線まで見えてしまうほどの田舎なので0930にはもうやることがなくなってしまった。

ウルムチに帰る手段を探さなければならないのだが鉄道だと2145にならないと列車が無い。さすがに阿拉山口駅で12時間待ちはする気は無いのでバスターミナルが無いか探してみると阿拉山口汽車站があった。

sichouzhilu239しかも、カザフスタンとの国境を行き来する国際バスが停車している。阿拉山口と多斯蒂克を行き来しているようです。ウルムチからしか国際バスは無いと思っていたがこれは予想外だった。これなら、カザフスタンのビザを取得してから来ればよかった。肝心の料金と発車時刻を調べようとしたがどこにも表示されていない。運転手に直接払う方式なのだろうか?まあ、今はウルムチに帰らなければならない。

sichouzhilu240阿拉山口汽車站からは博楽への路線しかないようだ。これでバスターミナルといえるのだろうか?まあ、国際バスが運行しているからバスターミナルが辛うじてあるようだ。博楽への切符を買うが、ここで切符売り場のおばちゃんに釣銭10元をごまかされてしまう。今までバ スターミナルで騙されたことが無かったので安心していたが、中国では油断は禁物であった。1020頃にカザフスタンへ行く国際バスが発車して行くのを確認する。1030頃に博楽へ出発する。

バスでウルムチへ戻る

sichouzhilu241昼頃、博楽に到着するがバスはバスターミナルには行かないようで途中で降ろされ3路のバスで行くようにいわれる。バスターミナルまでは遠く無いようなので歩いていく。1215頃、博州客運總站に到着。

sichouzhilu242ウルムチ行きのバスを確認すると1230に出るようなので切符を購入する。切符代は100元もした。しかし、バスはわりと豪華な車両だ。1230に発車してウルムチへ向かう。途中でバスターミナルに寄りながらして1930過ぎにウルムチの長途汽車站に到着す る。阿拉山口からウルムチまで帰ってくるのは大変だったが乗り鉄の目標は達成できた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
バス 1元 路線バス
バス 12.5元 阿拉山口→博楽
バス 100元 博楽→ウルムチ
騙される 10元 阿拉山口汽車站のおばちゃんに釣銭ごまかされる
合計 135.5元

カザフスタン国鉄駐ウルムチ代表處へ行ってみる

sichouzhilu243せっかくウルムチにいるのでカザフスタンビザの申請場所になるカザフスタン国鉄駐ウルムチ代表處も確認してみることにした。事前調査で駅からの最寄のバス停は小西沟で昆明路30号にあるというので ユースホステルからは南湖小区で153路のバスで小西沟へ向かう。

sichouzhilu244風が無くて国旗がちゃんと確認できないが水色と黄色でカザフスタンの国旗であることが分かる。

sichouzhilu245小西沟から東へ向かい家乐福(カルフール)を通り過ぎて最初の大きな通りが昆明路だ。昆明路を南へ歩くと人口密度の高い場所を発見。あっさりとカザフスタン国鉄駐ウルムチ代表處に到着。遠くから様子を伺うが何故か武警がいない。大使館や領事館には武警が必ずいるのでビザを発給しているここにもと思っていたがここはいないようだ。安心して近づいて撮影開始だ!ここで気付いたのだが住所が事前の情報と違っていた。昆明路216号が正しい住所だった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.9元
バス 2元 路線バス
合計 9.9元

やる気無し

何か疲れてやる気無しです。外へ出ずに大人しくしています。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
日用品 3元 石鹸
合計 7元

XPの再インストール

半年以上OSの再インストールをしていないので無線LANがタダで利用できるこの機会を逃すと何時再インストールできる機会に会うか分からないので今日やることにした。さらに使っているアプリも最新版にしようと事前にDLできるものはDLする。午後からXPを再インストールするが中国の回線速度が遅いのでパッチのDLに時間がかかり明日も再インストール作業だ。それにしても今日のウルムチの天気は珍しく雨だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

XPの再インストール完了

XPの再インストールとを完了させて、これで年末までは再インストールせずに済ませたい。

両替
JTBグローバルキャッシュ 中国建設銀行で引き出す 1500元(1元=16.5286円)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
合計 8元

明日はカシュガルへ移動

天気もよく観光に最適のウルムチだが今日もユースホステルでゴロゴロしている。明日はカシュガルへ移動するのだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
合計 8元

シルクロード鉄道旅行記~トルファン編

T216次 硬座で敦煌→トルファン

sichouzhilu135昼に宿を出て莫高窟行きのバスで敦煌駅へ向かう。途中で客を拾いながら進むので1時頃に敦煌駅到着。

sichouzhilu136これが、2007年7月時点の駅舎。プレハブ小屋です。

sichouzhilu137T216次は0816発なので、まだ7時間も時間がある。待合室で待っているのは別に良いのだが暇でしょうがない。周辺の様子を伺っていると敦煌駅の駅員は女性ばかりで男がいない。公安の3人は男なのだが駅員が女性ばかりとは珍しい。まあ、隣に建設中の駅舎が完成すれば駅員も増員されるだろうから今の体制は仮なのだろう。

sichouzhilu138いよいよ乗車します。特快なので良い座席がかなり期待できます。

sichouzhilu1391930頃になって改札が始まる。改札を通過して列車に乗り込むが硬座車両は1両だけしかない。この珍しい編成の硬座車両に一番乗りをする。かなり混雑すると予想していたが予想に反して空席が目立つ。

sichouzhilu140これが硬座かと疑うほどの豪華さです。

sichouzhilu141外に出て機関車の撮影までできる余裕があります。

sichouzhilu142この豪華な車両と旅行客の中をおなじみの尿素の袋を持って民工のおっちゃん登場です。

sichouzhilu143特快の硬座なので車内は綺麗になっている。硬座といっても利用客は旅行客が9割以上で今までの硬座とは全く違う。しかし、やはりいました。特快でも民工の人が乗車しています。でも、ウルムチ行きだから何しに行くのかな?石油施設に出稼ぎ?特快に民工が乗車すると周りは観光客ばかりで凄い不釣合いに見えてし まいます。

2015に定刻より1分早く発車する。発車してしばらくすると「列车长办公席」に硬卧に补票する乗客が集結している。一昨日には既に売り切れのはずだったのが余っているのだ。おかげで硬座の乗客の約半分が硬卧へ移っていき硬座は空席だらけになる。2110過ぎに最初の停車駅「瓜州」に到着すると大雨で線路が寸断されたと放送が入り3時間ほど停車する。おまけにエアコンが効きすぎていて少々寒い。非空調車で暑さには慣れていたがエアコンの寒さには 弱くなっていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
バス 3元 路線バス
合計 16.5元

5時間遅れでトルファン到着

sichouzhilu144砂漠だと少しの雨でも洪水になるようで日付が変わってからようやく瓜州を発車する。この頃には乗客は寝ているのだが特快の硬座車両で信じられない光景を目にすることが出来た。座席3つ占領して横になる乗客が続出しているのだ。特快の硬座車両でこんな光景は見たことありません。

sichouzhilu145やはり硬卧へ大量移動があったのが原因でしょうか?それだけ空席があるので自分は座席2つ占領させてもらって少しだけ眠った。

sichouzhilu146朝になり哈密に到着すると地元民が乗り込んできていつもの混雑に戻る。約5時間遅れの1301にトルファン到着。

トルファン駅前では用心してバスを探す

sichouzhilu147出口を通り外に出ると予想通りだがバスやタクシーの客引きが待ち構えていた。ただ、違うのはウイグル族などが多く漢族が少ないことだ。用心して周辺を注意深く見ると長距離バスはあるが路線バスは見当たらない。

周囲を見渡していると何族かは分からないがタクシーの運ちゃんが声をかけてくる。中国語と英語を巧みに使っているがこちらは無視する。タクシーの運ちゃんは「外国人でしょ!アメリカ人3人も一緒だ!」と言ってくる。タクシーには列車を降りたときに見かけた外国人3人がトランクに荷物を入れている。敦煌でタクシーは使ってならないことを再学習したので運ちゃんは信用せず無視する。アメリカ人3人組はいくら払うか知らないが鴨になったようだ。

駅周辺を歩くが招待所、旅館はあるが路線バスのバス停は無い。トルファン駅からトルファン市内までは40㎞離れておりトルファン駅は郊外の大河沿鎮にあるのだ。駅に戻りトルファン市内へ向かうタクシーを捜さなければならないかと思っていると、謎の兄ちゃんが「トルファンに行くのかい?ワゴンに乗らない?」と聞いてくるので料金を聞くと7.5元なので迷わず乗車する。

周りをゆっくり見てみると駅前にはウルムチ、コルラな どへ行くバスが停まっている。ただ、コルラ行きはバスでなくワゴンだ。「あのワゴンで本当にコルラまでいけるのか?」と心配するほどだ。少しすると中国人旅行客も乗車してきた。さらに謎の兄ちゃんが中国人旅行客にパンフレットを見せながらツアーの売込みをしている。謎の兄ちゃんは旅行会社の兄ちゃんだった。

ワゴンが出発するがすぐに停車して「ツアーの貸切になったのでバスターミナルからトルファンに行ってくれ!ごめん!」とか旅行会社の兄ちゃんが言ってきて大河沿汽車客運站で降ろされる。普通なら怒る所だが無料でバスターミナルまで乗せてくれたので特に怒らずにバスターミナルでトルファン行きの切符を買いバスに乗車する。

sichouzhilu148通路に荷物と子供は日本では問題ありだろうな。中国は問題無さそうだ。

sichouzhilu149バスは満員になり次第発車で旅行客と地元民が乗り込んでくる。1400過ぎ、満員になり出発するが通路には荷物と子供で通ることが出来ない。満員でなく定員超過という表現が合っていそうだ。

交通賓館の日本語ガイドは危険!

sichouzhilu150>1500頃にバスターミナル(吐鲁番地区客运中心)到着。宿や長距離バスの客引きを無視して目の前にある交通賓館に入ると早速おっちゃんが声をかけてきた。1泊いくらか聞くと料金表を指差してくる。ドミトリーがあるか聞くとあるとのことなので部屋を見せてもらい4人部屋を1泊25元で3泊することにする。

sichouzhilu151フロントで登記をしていると先ほどのおっちゃんが何人か聞いてくるので「日本人」と答えると日本語で話しかけてきた。このおっちゃんは日本語が出来るのだ。部屋に戻る際も付いて来て「どこ行くか決めたの?」「いつまでトルファンにいるの?」などと話しかけてくる。さらに「2Fが旅行社になっているから 今からちょっと予定決めしょう」とか言って2Fの吐鲁番假日旅游公司に寄る。このおっちゃんは交通賓館の2Fの吐鲁番假日旅游公司の日本語ガイドだったのだ。

で、この日本語ガイドの説明を聞いてみると「今日は今からなら交河故城、カレーズ、蘇公塔を見て、明日はアスターナ古墓、ベゼクリク千仏洞、高昌古城、火焔山へ行こう」と話をやたらと進めようとする。料金を聞いてみると入場券は自分で買って、車代などで390元と言ってくる。どうも胡散臭いのでその場で決断せず保留すると「ちょっと考えて4時にここに来て決めましょう」と言ってくる。

sichouzhilu1521600に再び2Fの吐鲁番假日旅游公司を訪れるとこちらの考え聞 かずに話しを始める。そこで話の途中で「高いから他の旅行会社に相談してみる」というと日本語ガイドは「そっちはいくらで考えているの言ってみて」と言ってくるがこちらは相場が分からないので「もうやめにしよう」と言って吐鲁番假日旅游公司を出る。どうも胡散臭いのでよく調べてからにしようと判断したが、後にこの吐鲁番假日旅游公司の日本語ガイドを信用しなくて良かったと確信する。

ドミトリーにイタリア人が来た

夕方は交通賓館の前にある新拓商城(バザール)を見物する。やはり新疆ウイグル自治区はイスラム文化圏だ!今までの中国の市場と全く雰囲気が違う。夕飯に烤包子(小麦粉の皮に羊肉、玉ねぎの入った春巻みたいな物)を食べる。そして、トルファンに来たのだからトルファン葡萄を食べなくてはならない。500gで3元の葡萄を1㎏購入する。

宿に戻ると4人部屋に新たに荷物が増えている。1人増えたようだ。インターネットで情報収集と明日の行動予定を考えていると2100頃に相部屋の白人さんが帰ってきた。この白人さんは中国語が話せるイタリア人だった。そのため、中国語での会話で意思疎通が出来たため非常に友好的に接することが出来た。但し、自分はインチキ中国語しか話せない。

お互い中国語で意思疎通が出来たのでイタリア人が「明日何時に起きるの?」と聞いてくるので「7時に起きるよ」と答えると、「明日の朝7時に電話しないといけないのだけど僕の携帯は目覚まし機能が無いから7時に起きたら起こしてくれない?」と言うので「いいよ!起きたら起こしてあげるよ」と返答する。もっとも自分も目覚まし時計は持っていないが7時なら起きているだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 75元 1泊25元×3
バス 7.5元 大河沿鎮→吐鲁番
合計 96.5元

新拓商城でバザール見物

sichouzhilu1530704起床。ちょっと寝坊したがイタリア人がぐっすり眠っているので起こしてあげる。どこかへ電話をしているがこちらは今日の予定を考える。0900頃にイタリア人がバックパックを担いで出て行った。自分は少ししてから新拓商城へ出かける。

sichouzhilu154ナンの店

sichouzhilu155特産の葡萄も売られています。

sichouzhilu156カキ氷の店もあります。食べたら恐らくあたります。

sichouzhilu157羊もご覧の通り。見事に解体されちゃってます。

sichouzhilu158新拓商城を散歩するが日用品から羊肉、果物まで何でも揃っている。

sichouzhilu159こんな感じで包子とか売る店もあります。

sichouzhilu160新疆での主食になりそうな烤包子。羊肉と玉ねぎが入っている。1個5角。

sichouzhilu161朝食に昨日食べた烤包子を買って食べながらバス停へ向かう。この烤包子は1個5角が相場なのだが店によっては1個1元で吹っかけてくるが「いらない」というとすぐに5角で売ってくるので極悪な商売というほどでは無さそうだ。

ただし、問題がひとつだけある。素手でビニール袋に入れるのだ。最近で汚染されて紙 幣を触っている手で袋で入れるのは問題だと思う。北京や上海と比べると衛生に関する考えには問題ありかもしれない。

カレーズ民俗園でガイドを頼む

sichouzhilu162102路のバスで終点の西門で降りてカレーズ民俗園へ向かう。1030頃、カレーズ民俗園に到着。入場料40元払って入場する。トルファンでは数少ない路線バスで行くことの出来る観光地で来てみたが前評判とかは一切調べていおらず、まずは博物館を見学する。

sichouzhilu163館内を見学していると無料でガイドが案内すると誘ってきたが聞いても完全に理解出来ないので断るがガイドもこちらがインチキ中国語を話すので「韓国人ですか?」と聞いてくるので「日本人です」と答える。すると何人かのガイドが何故か無料の案内を売り込んでくる。中国語がある程度理解できる日本人なので鴨に見えたのかもしれない。

その内の1人がカレー ズ以外の観光地も案内すると言うので「タクシー代がない」と一言言うと「路線バスと自転車で行ける所だけだから」というので色々聞いてみると套票(セット 入場券)を買ってくれれば交河故城と葡萄溝を無料で案内するとのこと。そういうことか!套票が売れれば給料になるという歩合制なのね。

sichouzhilu164本物のカレーズを使ってカレーズの掘る現場を再現したりとかなり力が入っています。

sichouzhilu165民俗博物館の下を流れるカレーズ。

sichouzhilu166地上にも作業の様子が再現されています。

sichouzhilu167干し葡萄の生産現場も見られます。路線バスと自転車だけで行ける所なら頼んでもよさそうだ。ということでガイドを頼むことにする。ガイドのカレーズの説明を聞きながら館内を見学する。しかも、珍しく話しを聞いても大体理解できた。

1100頃にカレーズ民俗園から交河故城へ向かうのだが、ここで予想外の事態が発生。自転車が一台しかない。で も交河故城まで3㎞ぐらいなので別に歩いても問題は無い。ガイドが自転車を押しながら一緒に歩いていく。歩きながら話をするがガイドは陳さんという女性で新疆師範大学の学生だそうだ。

話しながら歩いていると通り過ぎる車を呼び止めて運転手と話を始める。少しすると車に乗るように言われ乗るがガイドは自転車で後から追いかけるから交河故城まで先に行くように言われる。どうやらこの車に乗っている4人組は河南からの旅行客のようだ。車はゆっくり走るがガイドとの距離は離れていく、旅行客と話をすると新疆観光をしているそうでカシュガルまで行くらしい。さすがにガイドが自転車で追いかけるのが大変そうなので途中で引き返し、自転車をトランクに積み無理やり6人乗車して交河故城へ向かう。

交河故城

sichouzhilu1681140頃、交河故城に到着。旅行客4人組の1人は交河故城は見ないようでガイドに連れられ旅行客3人組と一緒に交河故城を見学する。ガイドと旅行客3人組の会話を聞いていると、どうやら車に乗せてもらう条件として無料の案内をするようだ。ただし、ガイドも無料で案内するだけでなく手持ちの団体客用の入場券を割引価格で販売していた。お互いにうまく利用しあっている。

sichouzhilu169交河故城は古代の城塞都市なのだが今では廃墟と化しているが観光客で賑わっている。ガイドの話を聞きながら交河故城を歩く。

sichouzhilu170旅行客3人組とガイドは同じ河南の人なので方言で話したりとこちらは何を話しているか理解できないが結構楽しく交河故城を見学できた。駐車場に戻ると待っていた1人は土産物屋で寛いでいた。再び6人乗車の窮屈な状態で市内へ向かう。途中交差点に警官がいるとガイドが隠れて 交差点を通過するという結構危ないこともしている。ちょうど昼時なので1人がナンを購入する。

昼食で嫌いな黄瓜が

市内に戻ると行き先が違うので車を降りてお礼を言う。車に乗せてもらっただけでも助かったのだがナンを1枚お土産に貰った。それにしても、今まで河南人は痰や唾ばかり吐いている人ばかりだったのに旅行客4人組とガイドは河南人でも全く違っていた。やはり車で旅行するような富裕層と大学で勉強するようなエリートは一般の河南人とは全く違う人種で礼儀正しい。自分が以前イメージしていた礼儀正しい中国人そのものだ。

次は葡萄溝へ向かうのだが昼時なので昼食を食べてから行くことにする。ガイドに「明日はトルファンのどこを見るの?」聞かれ、「高昌古城と火焔山とか」と答えると「郊外はやめたほうがいいよ。遠いし交通費も掛かる。見てもつまらないよ。」などと予想外の答えが返ってくる。普通ならここで「車を安く手配できるから明日行きましょう!」と売り込んでくる筈だ。このガイドはその辺の金儲けしか考えていないガイドとちょっと違う。
市内は路線バスで移動ということなのでバスに乗るのだが何故か自分だけバスに乗りガイドは自転車で移動という変な状況になっている。まあ、路線バス自体遅いので大して離れることは無かったが言われたバス停で降りる。結構移動距離があったので自転車で追いかけるのならバス代払ってあげて一緒に移動すべきだったと後悔する。ガイドがまだ追いつかないので目の前の超市で飲み物を購入する。

ちょうどガイドが追いついたので飲み物を差し出すと「これは嫌いなのだから換えてもらいましょう!いくらで買ったの?」と聞かれ「3元」と返答する。超市でミネラルウォーター2本に交換してもらう。やはり水が一番良いようで高い物は浪費と考えているようだ。

で、昼食なのだが近くの食堂に案内される。ここは普通の中華料理の店だ。ガイドは箸を持参しており割り箸は使わないようだ。これは環境保護で箸持参なのか、それとも割り箸にも衛生状態など危険なことがあるのだろうか?どちらにせよ感心させられた。料理はガイドにお任せしたところ黄瓜肉絲と西紅柿鶏蛋湯を注文していた。自分の嫌いな黄瓜の料理が注文されてしまった!

貰ったナンと一緒に食べながら話をするがガイドが「吃饱了」というので自分も「吃饱了」と食べ終わろうとしたら「まだ残っているから全部食べるように!」と言われてしまう。黄瓜肉絲を表情を変えずに食べるのは大変だ。自分にとっては拷問に等しい。何とか全部食べて店を出る。

近くにガイドが働 いている吐鲁番阳光旅行社あるので自転車をそこに置きに行く。この時、ガイドが旅行会社で働いているとはじめて知った。今までカレーズ民俗園で働いている と思っていた。大学生で旅行会社でバイトか社員か知らないが働いているのは凄い。しかも、导游证(ガイド許可証)も持っているのだから更に凄い!相当努力しているはずだ。吐鲁番阳光旅行社で少し休憩してから5路のバスで葡萄溝へ向かう。

葡萄溝は葡萄尽くし

sichouzhilu1711415頃、葡萄溝景区の入口に到着する。葡萄溝の地図を見ると微妙な日本語もあるがかなり広い。ガイドの話だと入口から葡萄溝まで8㎞ほどあるそうで移動手段を考えるということで入口の建物で少し待つ。しばらくすると呼び声がして外へ出ると車が1台停まっている。車に乗車するように言われガイドと一緒に乗車する。

sichouzhilu172今回も無料案内するということで乗せてもらったようだ。今回の旅行客は3人組の山東人らしい。この旅行客3人組、こちらが日本人だと知ると「この車、トヨタだよ!」と言う。確かにトヨタだ。しかもクラウンじゃないか!この旅行客3人組、かなりの金持ちのようだ。色々話をしていて中国語を学んだことを言うと、やはり南京大虐殺の事を聞かれました。すると、ガイドが「ここで話すことじゃない」などと気を使ってくれる。他の2人も「聞くこと無いでしょ」などと言う。まあ、こちらは聞かれても問題ないしむしろ聞かれることは大歓迎だ。ということで、「自由に言ってください。問題ないですよ。」と返答する。

まあ、話をしながら葡萄溝へ向かうとガイドが「あの山が火焔山ですよ!葡萄溝は火焔山の西にあるんですよ」と言う。旅行客3人組も「西遊記知っているだろ?」とか聞いてきて西遊記の話をする。葡萄溝に到着すると駐車場のあるレストランに車を停め葡萄棚の下で葡萄、干し葡萄、ハミ瓜、西瓜、羊の串焼きなどを食べながら「今の日本の首相は誰?」「靖国神社に行ったことある?」とか色々日本の事を聞かれる。

sichouzhilu173話しながら食べるのは良いが「この料理の代金は割り勘なのだろうか?」と思いながらいくらの出費になるか心配する。料理をやたらと注文するので結局食べきれず打包(持ち帰り)にしてもらうことにする。 で、いくら払うのかなと考えていると旅行客のおっちゃんの1人が店員に300元払っている。支払いが済み葡萄溝を見学する。

sichouzhilu174ウイグル族の伝統音楽もあります。

sichouzhilu175葡萄棚の下は土産物街になっています。

sichouzhilu176地図にあるとおり葡萄溝は火焔山の麓にあるのでわざわざ火焔山だけ見に行く必要はありません。

sichouzhilu177さすがトルファンといえば葡萄が特産なので葡萄棚の下に歩道がある。もちろん、土産物屋もたくさんあるが干し葡萄が一番多い土産物のようだ。値段は500gで30元ぐらいからのようだ。葡萄溝は入場料60元なのだが葡萄が収穫される夏の時期は、まさにトルファンの食を満喫するのに最高の場所だ。おまけに目の前が火焔山だ。葡萄溝にはいくつか景区があるようだがつまらない所もあるようで全部は見る必要は無いようだ。

sichouzhilu178トルファン名産の干し葡萄も産地直販です。

sichouzhilu179干し葡萄は物にもよりますが500g30元ぐらいからです。普通の葡萄が500g3元ぐらいなので干し葡萄は手間と時間がかかるだけあって値段は10倍になっています。

旅行客3人組が土産物屋で品定めをしている間にガイドが「ウルムチに行くなら今日あの人たちもウルムチに行くから一緒に乗せてもらったら?」と聞いてくる。トルファンからウルムチは車の移動が一般的で列車だと駅まで行くのでも時間が掛かり面倒だからだ。でも、自分はガイドに「鉄道が好きだから車はだめなんだ。宿代も明後日までの分を払ってあるから。」と答える。

sichouzhilu180ウイグル族のおばちゃんたちが寛いでいます。

sichouzhilu181後ろの山が火焔山です。

sichouzhilu182火焔山の麓にあるので葡萄溝と火焔山の2つが楽しめます。

仮に車で行くことを言ったら乗せてもらうように交渉するつもりだったのだろうか?再び車に乗車して葡萄溝を出て高昌北路で降ろしてもらう。金持ち旅行客3人組にお礼を言って分かれる。

1730過ぎに202路の路線バスに乗車する。ガイドは途中で降りて旅行会社に戻るので、ここで入場券代100元(交河故城、葡萄溝)をガイドに支払う。色々お世話になってガイドがバスを降りる際に何度もお礼を言う。

1800頃、交通賓館に戻る。今日は色々な意味で凄いトルファン観光になった。ガイドは旅行客の車を無料案内を条件にタクシー代わりに使い、団体入場券も売りさばく。さらに葡萄溝での食事代は金持ち旅行客3人組が支払って、こちらは一切お金を払っていない。タダで葡萄、ハミ瓜などを食べてしまったのだ。ガイドの交渉能力は凄すぎる。

自分もガイドに支払ったのは入場券代100元だけだ。あとは差し入れのミネラルウォーターだけだ。7時間近くも貧乏日本人旅行客1人を相手にして入場券代100元の売り上げだけだ。あと、交河故城で河南人の旅行客たちにも団体券売っていたな。労力とか考えるとこれで利益が出るのだろうか?

高昌古城や火焔山などに行くのを言ったら「やめた方がいい」「つまらない」と言ったりと普通なら「鴨がかかった」と大喜びで契約をとるはずなのだが・・・。今回は大当たりのガイドをめぐり合えたよう だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.5元
バス 4元 路線バス
坎尔井民俗園 40元
セット入場券 100元 套票L線(葡萄溝、交河故城)
合計 162.5元

トルファン地区博物館

sichouzhilu183昼頃にトルファン地区博物館へ行ってみる。ここにはアスターナ古墓群からの発掘品やミイラが展示されている。撮影禁止になっているのですが団体客が入るときは監視が付いているのですが自分1人だけだと展示室には誰もおらず撮影し放題だった。これはアスターナ古墓群出土の唐代の女性のミイラ。

sichouzhilu184ただし、これで入館料20元はちと高い。

蘇公塔、郡王府

sichouzhilu1851300頃に博物館から6路の路線バスで蘇公塔へ向かう。運賃は5角。蘇公塔は清の乾隆年間に建立された塔だが現在は立ち入り禁止らしい。入口まで来てみたがどうも入場料40元の価値があるとは思えない。

sichouzhilu186すぐ近くの群王府は入場料20元だったがここもどうも入ると後悔しそうな気がしたので外から写真だけとって交通賓館へ戻る。

sichouzhilu187途中バス停への道のりで白人さんの旅行客に蘇公塔への道を聞かれ教えてあげる。どうやら欧米人にも有名な観光地らしい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
バス 1元 路線バス
トルファン地区博物館 20元
合計 34.5元

シルクロード鉄道旅行記~嘉峪関・敦煌編

N853次で銀川→嘉峪関

sichouzhilu069昼に宿を出て銀川駅へ向かう。荷物検査を終えると公安に呼び止められる。いつもの通り身分証確認だ。パスポートを提出すると「日本人か?」とちょっと驚かれる。写真を見て「これお前か?」と聞かれたり、「中国語話せるのか?」など色々聞いてくる。パスポートも入国スタンプの確認までしており今まで出一番厳しい身分証確認だった。

sichouzhilu070まあ、身分証確認だから本来はこれくらいやってもらわなきゃ、せっかく菊の御紋の入ったパスポートを出すのだし。パスポートの中身も確認しないで終わりという冷たい対応よりはるかに面白い。身分証確認が終わり待合室で約5時間待つことになる。

sichouzhilu0712時間ぐらいすると北京西行きのK178 次と同じ待合室だったので小学生の団体で混雑してくる。1600過ぎにK178次の改札が始まり1640頃に改札が終わる。次はN853次なので改札口に早々に並ぶ。珍しく一番乗りで改札を待つ。

sichouzhilu0721700過ぎに改札が始まり1番ホームへ向かう。非空調の緑皮車なので「いつもの民工御用達か」と思いつつ乗車すると予想外にも車内は別世界、「これが緑皮車か?」と思うぐらい綺麗で装備も新しい。車両を見てこの時は「民工御用達か」と思っていましたが乗車すると別世界でした。

sichouzhilu073乗客まで「很干净!(とても綺麗だ)」と呟いていた。緑皮車の中がこれほどの装備になっているとは・・・。

sichouzhilu074今迄で最高の非空調の車両で定刻どおり1725に発車する。遠くの景色を眺めながら夕食に回族の店で買ったパンを食べる。

乗務員の質が高い

sichouzhilu075今迄で非空調の緑皮車では最高の装備だが乗務員もしっかりしている。

sichouzhilu076トイレは綺麗に掃除されているし、車内の掃除もこまめにしている。扇風機も壊れているのは無く全部稼動している。もちろん蛍光灯も全部点いている。これは本当に凄い。

sichouzhilu077問題は乗客の方だ。多少は民度の低い乗客が混じっており窓からゴミを投げ捨てている。さすがにビール瓶やカップ麺の容器を捨てているのは見なかったが、ペットボトルやリンゴ、桃が投げ捨てられていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.5元
合計 5.5元

嘉峪関に到着

sichouzhilu0780530頃に起床して外の景色を見ていると0600頃に换票证と切符の交換をする。酒泉と嘉峪関で下車する乗客は同時に交換している。酒泉から嘉峪関までは30分ほどしか時間が無いから早めに交換しないと間に合わないのだろう。0700過ぎに嘉峪関到着。

sichouzhilu079自分は嘉峪関で下車しましたがN853次は敦煌まで行きます。

sichouzhilu080駅の外にはタクシーの運ちゃんが待ち構えていたが無視して1路のバスに乗車する。

嘉峪関賓館のドミトリーは高すぎ

1路のバスで嘉峪関賓館の前で下車する。事前に調べた情報だと嘉峪関賓館と雄関賓館にはドミトリーがあるそうなので値段を聞くことにする。嘉峪関賓館は見るからに高そうなホテルでドミトリーがあるか疑問なのだがフロントで聞いてみるとドミトリーがあることが判明。1泊いくらか聞くと123元。ドミトリーにしてはボッタクリで、細かい料金設定だ。とりあえず部屋を見せてもらうと3人部屋でドミトリーにしては綺麗だ。部屋は文句なしだが料金は文句ありだ。貧乏人の自分はすぐに退散する。

こうなると雄関賓館も高そうだ。まあ、やはり鉄ちゃんは駅前で招待所を探すのが無難のようだ。駅前に戻り迎賓招待所で1泊60元を 55元に値切って2泊することにする。久しぶりに招待所でテレビ・トイレ・シャワー付きの部屋にした。理由は1週間近く体を洗っていないし洗濯をしていな いからだ。自分でも異臭を放っているのが分かるほどの有様だ。

自転車で嘉峪関へ

sichouzhilu081
1030頃、市の中心地にある雄関賓館の近くの自転車屋で「租自行车」の看板を見つける。店のおっちゃんに聞くと1日20元、保証金400元ということな ので借りることにする。

自転車はマウンテンバイクだがブレーキがいまいちで、サドルが硬くベルが無いのでその辺のボロ人民チャリと大して変わらない性能 だった。店のおっちゃんが「韓国人か日本人でしょ?」と聞くので「日本人ですよ」と答えると後ろにいた店のおばちゃんが「日本人なの?どこかの田舎の人だと思ってたよ」とか言ってくる。嘉峪関も十分すぎるほど田舎だと思うのだが・・・。

自転車を借りて1050頃に嘉峪関へ出発。1130頃、嘉峪関に到着するが開いている門から入ったら、何故か外に入場券売り場があり入口の中にいる。。

sichouzhilu082とりあえず、見なかったことにして中へ進むと嘉峪関の近くまで来たが目の前に2つ目の入口がある。これ以上は入場券がないと入れないようだ。買うか迷ったが次の懸壁長城へ向かうことにする

sichouzhilu083灼熱のシルクロードでも遠くの祁連山脈に雪が残っており雪解け水がオアシスを支えているのだろう。懸壁長城は場所がよく分からないので持ってきたガイドブック「新・個人旅行」を見ながら前日調べたグールアースを思い出しGPSで位置を確認しながら行くが、工業地域に突入してしまった。どうやら迷ったようだ。長城の烽火台は途中で見つけたが懸壁長城は後で全く違う場所にあることが判明する。

魏晋磚壁画博物館

sichouzhilu084懸壁長城を探してさまよっていると「嘉峪関魏晋墓」の標識を発見する。ここは予定変更で嘉峪関魏晋墓へ向かうことにする。自転車で標識の指し示す道をひたすら進むが全く到着する気配が無い。引き返すか迷っていると目の前に魏晋磚壁画博物館が現れた。しかも、この道路の終点が博物館だ。標識から7kmぐらい離れているぞ。

sichouzhilu085とにかく1500頃に到着!まずは見学しなければ!入場31元払い見学する。周辺には魏、晋の古墓がおよそ1000もあり、そのうち18ヶ所が発掘され1ヶ所が公開されている。

sichouzhilu086墓自体は小さかったが地下へ降りていくと約1800年前の壁画が残っており当時の彩色も残っていた。しかも、普通ならこういった貴重な墓はガラス越しとかで見学になるのだがそのまま見られるようになっている。というか触れる状態になっている。

もちろん触ってはいけません。監視がしっかり付いているので、ばれたら生きて帰れるか分かりませんので・・・。周辺は荒地が広がっていましたが未発掘の場所があるので保護区になっ ており開発禁止というか石や土砂の持ち出しも禁止されていました。1545頃、魏晋磚壁画博物館を離れ1800過ぎに市内に戻り自転車を返却する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.7元
宿泊費 110元 1泊55元×2
バス 4元 路線バス
魏晋磚壁画博物館 31元
レンタサイクル 20元
合計 182.7元

嘉峪関へ再び

sichouzhilu0870800頃、駅前から4路のバスで嘉峪関へ向かう。昨日気付いたのだが4路のバスは嘉峪関が終点で行き先表示は「城楼」となっており初めは気付かなかったが嘉峪関城楼を意味していた。

0840頃、嘉峪関に到着する。昨日は正面入口から少し南にある門が開いていたのでそこから入ったが今日は入場券を買って入ることにする。入場料は100元だ。はっきり言って高い。世界遺産だから調子に乗っているようだ。あいにく今日は土曜日で観光客がやたらといる。東門のそばにある2つ目の入口は団体客で大混雑だ。

sichouzhilu088昨日はここで断念したが今日は入場券を持っているので堂々と通過して嘉峪関へ入る。古い長城も少し残されている が大部分は修復されている。中には関帝廟があったので見物するが、何か土産物屋が目立っている。商売の神様だからこういうのもありなのかな?

sichouzhilu089関帝廟の前は土産物屋が・・・。やはり商売の神様だからこういうのもあり?

sichouzhilu090こちらは嘉峪関防衛の軍議の様子を再現した人形。

sichouzhilu091周辺を歩きながら0930頃に西門から外へ出る。嘉峪関の西側には荒野が広がっている。

sichouzhilu092昔はここから西域へ商隊が向かったのだろう。西門は観光客も少ないほうで写真もゆっくり撮れる。そして、ここであることに気付いた。嘉峪関の南を走る国道から長城に沿って徒歩で来ることが出来るではないか!嘉峪関の西側には特に柵も何も無い。嘉峪関の西は荒野が広がるだけです。

sichouzhilu093西門は係員がいても自由に出入りできる状態でした。

sichouzhilu094記念撮影用の駱駝たちもいました。

sichouzhilu095イベントで商隊の出発が再現されています。

西門では一応門番が門票の確認のためにいるが一切確認せずに皆自由に出入りしている。それに西門から新たな客が来ることは考えていないので入場券売り場やちゃんとした入口も無い。これなら逃票が可能ではないか!100元も取るくせに管理はいい加減だ。

西門から再び嘉峪関へ入り城壁へ上り見ていると係員が 「門票を見せて」と言ってくる。門票をリュックから出そうとすると「いいよ!いいよ!」といってどこかへ行ってしまう。内部では逃票防止の巡回をしているようだ。巡回する前に西門をちゃんとしたほうが良いと思うのだが・・・。城壁を歩いた後は東門へ抜け長城博物館を見学する。1100に昨日開いていた門を見に行くと開いていた。逃票が自由にできそうな感じだ。

万里長城第一墩

sichouzhilu096嘉峪関を見学した後は万里長城第一墩と懸壁長城へ行くことを考えていたが自転車だとさすがに昨日あれだけ移動したので体力が持ちそうに無い。バイクタクシーを使うことを考えたが嘉峪関はバイクタクシーが少ない。代わりに三輪自転車が多い。これはついに普通のタクシーを使うしか無さそうだ。

タクシーを捕まえ万里長城第一墩と懸壁長城の2ヶ所を回るといくらぐらいか聞くと90元との返答だ。万里長城第一墩と懸壁長城は嘉峪関からそれぞれ直線距離で7~8kmなので嘉峪関→万里長城第一墩→懸壁長城→嘉峪関の経路で60~70元を想定していたがちょっと高い。ここで懸壁長城は諦めて万里長城第一墩だけに決め る。運ちゃんが「往復?片道?」とか聞いてくるので「片道」と答えると運ちゃん驚いて「あそこは車来ないよ!普通は往復だよ!どうやって帰るの?」とか聞いてくるので「歩いて帰ります。」と答える。

運ちゃん驚きっぱなし。今まで片道の客なんていなかったのだろう。約9㎞の道のりを進むが初乗り運賃が6元で3㎞、1㎞ごとに1.8元が加算されていった。タクシーの運賃はやはり原油高の影響を受けているようで新・個人旅行の情報と違っていた。入口に到着して入場券売り場で入場券を買うが駐車場代2元を請求される。「タクシーは降りたらすぐに帰るから駐車場代要らないでしょ」といっても駄目だった。どうやら駐車場代というのは嘘で通行料のようだ。

入口を通過して1200に駐車場到着。運ちゃんに15元を支払う。駐車場の目の前に万里長城第一墩がある。ここで万里の長城が終わっている。

sichouzhilu097万里長城第一墩の下を北大河が流れています。

sichouzhilu098まあ、時代によって万里の長城は西端も東端も変わっているので更に西にも長城はあるけど・・・。しかし、眺めは凄い。万里長城第一墩は崖の上にありすぐ下には北大河が流れている。すぐ近くには撮影用のオープンセットがあり当時の様子が再現されている。

万里長城第一墩から徒歩で嘉峪関へ

sichouzhilu0991230頃に万里長城第一墩から嘉峪関へ長城に沿って歩いていく。まあ、はっきり言って夏のこの時期に万里長城第一墩から嘉峪関まで歩くなんて頭が狂っているとしかいえないだろう。普通はタクシーで帰るだろう。長城に沿って歩いて1300頃に柵に行く手を阻まれる。逃票防止の柵だが少し歩くとやっぱりありました。有刺鉄線が切れていた。

sichouzhilu100柵を越えて再び長城に沿って歩くと貨物列車が西へと走っていくのが見える。

sichouzhilu101道路に出て目の前には線路が長城を貫いている。

sichouzhilu102奥が万里長城第一墩で左後ろが嘉峪関の方向です。

sichouzhilu103遠くに見える嘉峪関を目指して道なき道を突き進みます。

sichouzhilu104線路を渡り再び道路をはずれて長城沿いに歩いて行くとまた線路がある。しかも柵付だ。柵付きということは重要路線の蘭新鉄路ということだ。

sichouzhilu105長城の奥に見えるのが祁連山脈です。祁連山脈の向こうは青海省です。

sichouzhilu106国道が見えてくると長城が低くなっている所があったので長城に登ってみるが見晴らしは大して変わらないのですぐ降りて国道を横断する。嘉峪関まであと少しの所まで来た。嘉峪関の観光客も見えてきた。

sichouzhilu107そして、1420頃に嘉峪関の西門に到着。国道から実際に嘉峪関の西門まで来られる事が確認できた。次は西門から内部へ入れるかの確認だ。入場券は持っているのだが西門から出ておらず国道から来ているのでどうだろうか?西門を通るが何も無く嘉峪関に入れた。やはり西門は客の出入りを把握していないようだ。これはかなりの確率で逃票が出来そうだ。再び嘉峪関の中を通り長城博物館の前を通過して北門から出る。帰りは再び4路バスに乗り市内に戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.4元
鉄道 23元 嘉峪関→敦煌
バス 2元 路線バス
タクシー 15元
嘉峪関 100元
万里長城第一墩 21元
駐車場墩 2元
合計 182.4元

7527次で嘉峪関→敦煌

sichouzhilu1080600過ぎに宿を出て嘉峪関駅へ向かう。早朝で田舎の駅なので改札はあまり混んでいない。改札を抜けてホームへ向かう。利用客が少ないようで客車は4両しか連結されていない。それでも、乗車できるのは1~3両目までで4両目は使用していなかった。

sichouzhilu109定刻から2分遅れの0632に発車する。約6時間半の旅だが車内は空席があり乗客は自由に座っている。

sichouzhilu110嘉峪関が遠くに見えて昨日柵を超えて線路を渡った場所を通り過ぎる。

sichouzhilu111途中で時刻表に載っていない河東など幾つかの駅で停車して乗客が乗り込んでくる。それでも車内には空席がある。敦煌へ近づくと砂が車内に入ってきて窓を閉める。今日の敦煌の天気は曇りと思っていたが雲ではなく砂が巻き上げられ曇っているように見えただけだった。この細かい砂はデジカメにとっては脅威だ。これから先はデジカメをあまり使えないな。

sichouzhilu1121300に敦煌駅到着。

sichouzhilu113駅舎が建設中のためにプレハブ小屋のような仮駅舎を出ると予想通りあいつらがいた。タク シーの運ちゃんたちが待ち構えていた。しかし、駅前の駐車場には路線バスが停車している。もちろんタクシーの運ちゃんは無視だ。

路線バスで約10㎞離れた市区へ移動する。真っ直ぐ南へ行けば莫高窟だ。市区までの運賃は3元だ。市区へ到着するとバスの車掌が賓館を案内してくれたが1泊300元とかで高くて泊 まれない。50~70元で無いか聞くと招待所を案内してくれた。棉花公司接待中心という招待所で1泊60元だ。シャワー無し、トイレ共同だが、ここに泊ま ることにする。

タクシー使ったけど失敗だった

1400頃、インターネットで情報収集していると部屋のドアを叩く音がする。タクシーの運ちゃんが莫高窟まで往復80元で乗らないか誘いに来た。市区から 莫高窟まで27㎞あることが分かっているので往復80元は運ちゃんを待たせることも考えれば妥当な料金だ。まだ、1400過ぎなのでタクシーで莫高窟へ行くことにする。

タクシーに乗り莫高窟へ向かうが途中で市区→敦煌駅→莫高窟への路線バスが通るのを見つける。この瞬間、「しまった!」と後悔してしまう。 路線バスがあったのだ。運ちゃんとの契約を破棄するわけにも行かないのでこのまま莫高窟へ向かう。

世界遺産 莫高窟はボッタクリ&懐中電灯必須

sichouzhilu1141450過ぎに莫高窟到着。入場券売り場を見て驚く。値上げと外国人料金があるのだ。中国人は160元だが外国人はガイド料込み180元になっている。外国人は完全に舐められています。ここは当然ガイドはいらないので、ちょうど160元出して入場券を購入する。窓口のおばちゃんには気付かれずに中国人料金で無事購入する。この時は「中国語を勉強してよかった」と思った。

これが莫高窟のボッタクリ料金表です。外国人料金があるとは・・・。世界遺産だからって調子に乗るな!

sichouzhilu115入場券売り場から入口へ向かうがカメラ持ち込み禁止になっているのだが普通にデジカメ持って入って撮影していたら警備員にカメラを預けてくるように言われる。荷物を預けて再び入場する。実際に見学してみると石窟内は一部を除き照明が無い。おかげで団体客と一緒にガイドがライトで照らす部分を見ることになる。

sichouzhilu116しかも、珍しく中国人観光客が写真撮影をしていない。今までなら少林寺の武術表演など撮影禁止でも構わず撮影していたが莫高窟では大人しくしている。これには何か裏があるに違いない。きっと見つかると無事には帰れないとかあるのだろう。 しかし、中国人が大人しくすることは無かった。携帯のカメラで隠れて撮影していた。でも、照明の無い石窟は撮影しても意味無いだろう。

sichouzhilu117団体客と一緒に行動していたが静かに見学したいので離脱する。見学者のいない石窟もあったのだが公開されている石窟が少ないのですぐに見終わってしまう。 途中で日本人観光客がガイドの説明を受けていたので「日本人ですか?」と声をかける。日本人観光客は「おひとりですか?」とか聞いてくるので「1人ですよ」と言ってその場を離れる。まあ、ガイドがいなければいけないのに日本人1人は不思議に見えたのだろうか?

入口に戻る途中で扉の開いていたいくつかの石窟に入ろうとすると追い出されてしまう。別料金で見られる石窟だった。入口に戻り外へ出て預けていた荷物を受け取り外から写真撮影をする。

sichouzhilu118莫高窟といえば、ここがお約束の場所ですね。正直言って莫高窟は写真撮影禁止なので160元出して見学する価値があるとは思えなかった。入場券を買わずに入口や周辺から撮影するだけで十分だった。

sichouzhilu119莫高窟から戻る際に路線バスの運ちゃんに市区まで幾らか聞くと8元ということが確認できた。市区から莫高窟まで8元、往復だと16元だ。タクシーは往復80元。これは、もう・・・。

敦煌市内を散歩する

sichouzhilu120タクシーで市区へ戻る途中で敦煌駅に寄り明後日のトルファン行きの切符を購入する。宿に戻り夕飯を食べるついでに散歩に出る。

sichouzhilu121市区を歩いてみると色々と新しいことが分かってきた。市区から月牙泉、鳴砂山は3路のバスで行けることが判明。莫高窟へのバスは敦煌賓館の前を通ることも分かった。

sichouzhilu122それと、敦煌汽車站と外国人がよく泊まるらしい飛天賓館の周辺には英語や日本語が表示されたレストランがあり値段も高い。値段が高いのはここだけではない。夜市が開かれ観光客が集まる沙州市場にある店も観光地料金になっていた。どうも、敦煌の物価は高い感じだ。もともと田舎だから商品の輸送 費も掛かっているのだろう。普通に敦煌を観光するなら敦煌賓館と飛天賓館が無難なようだ。敦煌賓館は周辺に旅行会社や民航があるので航空券、列車の切符や 莫高窟などのツアーの申し込みが出来る。

飛天賓館は正面に敦煌汽車站があり、旅行会社もある。それと、土産物屋とか見ていると時計が1時間遅れているとこ ろがある。調べると北京時間から1時間遅れの敦煌時間があるらしい。ウルムチ時間とか新疆時間というのは聞いたことがあるが敦煌時間は初めて聞いた。敦煌 時間なんてローカル時間が本当に存在するのか疑わしいが確かに敦煌汽車站の時計は故障の可能性もあるが1時間遅れだった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 3元
宿泊費 120元 1泊60元×2
鉄道 120元 硬座 敦煌→トルファン
バス 3元 路線バス
タクシー 80元
莫高窟 160元
合計 486元

鳴砂山・月牙泉はボッタクリ

sichouzhilu1230800頃に宿を出て鳴砂山へ徒歩で向かう。市区の南5㎞に鳴砂山がある。3路のバスに乗って行く事も出来るがのんびりと歩いて向かう。途中で敦煌では滅 多に降らない雨が降ってくるが数分で止む。0930頃、鳴砂山に到着する。

sichouzhilu124観光客で賑わってはいるが土産物屋には客がいない。まずは入場券売り場で入場料の確認をするが事前に調べたとおり120元だった。砂漠と泉だけで120元も取るとはふざけた料金設定だ。もちろん砂漠を歩くのに120元払う気は無い。

sichouzhilu125タクラマカン砂漠に行けばいやになるほど砂漠を歩けるので外から写真撮影をして引き返す。

敦煌歴史博覧園(中国敦煌性文化展覧園)

<sichouzhilu126鳴砂山を見た後は徒歩で来た道を戻る。1000頃、戻る道の途中で今日の目的地である敦煌歴史博覧園に到着。

sichouzhilu127ここは敦煌の歴史を紹介する博物館敦煌の歴史を人形で再現しているが、実は中国敦煌性文化展覧園というやたらと怪しい名前も持っている。これは実際に見て確認して見なければならないだろう。この時点で思考能力は馬鹿中学生と同程度になっている。入口で入場料30元を払い中に入ると小姐が館内を案内してくれる。ここは1人で見学でもガイド付きのようだ。

sichouzhilu128色々と展示はあるのですが説明を聞いてもほとんど分からないので説明書きを見て理解してました。

sichouzhilu129シルクロードに関する歴史を紹介しているようだ。

sichouzhilu130時代もだんだんと新しくなり終わりに近づいてきました。

sichouzhilu131人形で敦煌の歴史を再現しており説明を聞きながら写真を撮る。ここまでは普通の博物館と同じだ。一通りの見学が終わるとついにやって来ました。未成年立ち入り禁止の展示室です。撮影禁止なのだが1枚だけ撮影する。

小姐は淡々と説明しているが展示されている絵はモロに描写されていて中国の法律に触れているのではと思うぐらいだ。それにしても、仕事とはいえ小姐はよく平気で説明しているな。ある意味これってセクハラじゃないか?1040過ぎに敦煌歴史博覧園を出て3路のバスで市区へ戻る。

飛天賓館の周辺はバックパッカーの溜まり場?

sichouzhilu1321900頃に夕飯を食べるために出かける。バックパッカーの溜まり場となっている飛天賓館周辺を歩いてみるが英語、日本語、韓国語の表示がやたらと多い。 おまけに間違っているし。飛天賓館のすぐ近くにある旅人の家という店に入ってみる。インターネットで調べる限りこの店は日本人と韓国人バックパッカー御用達の店らしい。確かに日本語と韓国語が目立つ店だ。入ってメニュー表を見ていると店の老板が話しかけてきた。

すぐに日本人と分かってしまった。さすがバッ クパッカーの溜まり場の店、老板の眼力も凄い。メニュー表は中国語と日本語が表示されているが値段が高い。9割ぐらいが10元以上の料理だ。炒飯が6元だったので注文するがかなり高い。甘粛省に入ってからは炒飯など中華料理は比較的高くなっているので5元前後でも仕方ないだろう。しかし、出された炒飯はやけに少ない。「これで6元かよ!ボッタクリだ!」というのが感想である。北京では鶏蛋炒飯が3元で倍の量はあった。バックパッカーの溜まり場として有名な店だが普通の外国人料金の店であった。

老板は評判どおり日本語で話しかけてきて自分は中国語で返答していた。老板の日本語能力も比較的高そうだ。どこで 覚えたのだろうか?老板曰く「今日は韓国人が12人来て、日本人は2人だけ」だそうで最近は日本人が少ないらしい。ただ来週になれば夏休みで学生がたくさん来ると予想していた。旅人の家を出て周辺を調査するが炒飯少なくて満腹にはならない。

仕方ないので旅人の家から徒歩1分ほどの食堂で牛肉麺を食べる。値段は3元だ。炒飯と牛肉麺の違いはあるが徒歩1分の距離で値段が倍違う。やはり、日本語や英語表記のある店は入ってはいけない。金持ちのバックパッカーならよいが貧乏人には痛い出費になる。

sichouzhilu133こちらはバックパッカー御用達の飛天賓館だが敦煌の高級ホテルでもある。

sichouzhilu134飛天賓館の隣のスーパーは日本語が・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
バス 1元 路線バス
敦煌歴史博覧園 30元
合計 43元