同仁→夏河(サンチュ)
0600頃に起床する。顔を洗い、展望式ニーハオトイレで用を足し、荷物をまとめて0700過ぎに宿を出る。今日は青海省を離れ甘粛省へ向う。
黄南汽車站で夏河行きの切符を買いバスに乗り込み0800の発車を待つが0812になってようやく発車する。
途中でチベット仏教の坊主やチベット人を乗せながら夏河へ向う。外は放牧されたヤクや牛が草を食べるのんびりした光景だが車内は定員超過とタバコを吸うチベット人の奴らで不快であった。そして、ここでも予想はしていたが窓からのゴミの投げ捨てや痰を吐いたりと真のチベット人の姿にがっかりさせられる。
自分の隣に座っていた糞坊主も窓から痰を吐いていた。やはり、こういう光景を目にするとチベット仏教に対しては歴史や寺院などの建築物は凄いと思うが坊主どもは尊敬に値しない。夏河までの道路は途中工事で舗装されていない区間もあり道路状況はあまりよくなかったがいくつかの寺院の前を通り過ぎて1100過ぎに夏河汽車站に到着する。
拉卜楞紅石国際青年旅館に宿泊
夏河に到着してまずは宿を探さなければならない。拉卜楞寺(ラブラン寺)の方へ歩くと拉卜楞紅石国際青年旅館があるので通りを西へひたすら歩く。途中では欧米人を乗せたバスが通ったり、欧米人のバックパッカーがいたりと観光地の色合いがかなり濃くなってきた。さらに、レストランの看板にも英語が目立つようになってきたのでちょっとがっかりする光景だ。
拉卜楞寺の近くまでくると拉卜楞紅石国際青年旅館の看板を発見する。看板をたどっていき1130頃、拉卜楞紅石国際青年旅館に到着する。4人ドミで1泊25元で3泊することにする。
荷物を置いて昼食を食べに外へ出る。拉卜楞寺の近くを見物しながら安食堂を探すが英語の看板が目立つ。夏河は外国人向けのぼったくりレストランが多そうだ。まあ、夏河はチベット人の土地なのでチベット人の食堂で炒飯を5元で食べる。5元でちょっと高いと思ったがその分牛肉が多かった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 14元 | |
宿泊費 | 75元 | 1泊25元×3 |
バス | 21元 | 同仁→夏河 |
合計 | 110元 |
拉卜楞寺を見物
0600頃に起床する。出かける準備をすぐに済ませ拉卜楞寺へ向う。まだ朝早いのだが既に寺の周りを巡礼者がマニ車を回しながら拉卜楞寺を時計回りに歩いている。
とりあえず、自分も一緒に寺の外を歩いてみる。一緒に歩いてみるといっても拉卜楞寺自体が大きすぎるので一周するのに1時間ぐらい歩くことになった。歩きながら写真を撮るがマニ車は回さずに素通りする。
低い建物はほとんどが僧坊です。これだけの僧坊があるのだから修行僧は一体何人いるのだろうか?
一般の旅行客ならチベット人に混じってマニ車を回したりするだろうが自分は無宗教だしバスの車内でチベット人や糞坊主たちが痰を吐いたりゴミを投げ捨てたりする光景を見ていたのでチベット仏教はこの程度の宗教なんだと思いマニ車を回す気にはならなかった。拉卜楞寺を一周した後は僧坊を見物しながらの散歩だ。僧坊からは煙があがっており朝食の準備でもしているのだろうか?
拉卜楞寺はお堂の見物は有料らしいのだが僧坊のある路地を歩いたりマニ車を回しながら一周するのは無料だ。でも、旅行客が大経堂に入って行くので一緒にまぎれて見物をするがしばらくすると修行僧に追い出される。但し、お堂によっては自由に見物でき修行僧が中国語で旅行客に説明をしていた。
有料とか言っても自由に見物できるお堂もあるじゃないかと思っていたが門には「入場券を持っていない者は立ち入り禁止」みたいな張り紙があった。いくつかのお堂を見ても同 じなのだが入場券売場があっても閉まったままだし旅行客は自由に写真撮影をしている。有料とかいっても入場券売場は閉まっており門では入場券の確認はしないと事実上無料の状態だ。唯一しっかり有料になっていたのが貢唐宝塔で入口の門で坊さんが入場券を売っていた。
中に入れず壁も邪魔でよい写真が撮れずにいたが、すぐ近くにタンカ台があったのでタンカ台へ登り貢唐宝塔と拉卜楞寺の全景を撮影する。
撮影をしていると白人の集団がタンカ台を登ってくる。白人たちにはここも定番の場所になっているようだ。更に日本人のおばちゃんが集団でやってくるではないか!声をかけてみたらこれから九寨溝へ行くとのことだった。
タンカ台をおりて再び僧坊を見ながらユースホステルへ戻る。戻ってみたら時間はまだ1030過ぎであった。
チベット人の乞食に襲われる
1400頃に遅めの昼食を食べに外へ出かける。拉卜楞寺の東側の通りにあるチベット人の食堂で昼食を食べる。食べ終わり外へ出てユースホステルに戻ろうと通りのど真ん中を歩いていると若いチベット人の乞食が「给我一块钱!(一元くれ!)」と右腕を掴んできた。
こちらは驚いて「干什么(何しやがる)」というと乞食は何か言いながら(普通話で無いので分からず)更に強く掴むので腕を振り解くと右手の甲が運悪く乞食の頬を掠めてしまう。乞食は犬のように唸りながら威嚇していたがこれ以上は襲ってこなかった。
この事態に土産物屋のおばちゃんたちの注目を集めてしまう。何とか、危機を脱したが通りは露天の土産物屋が並んでおり白人も見かける人通りの多い場所で乞食が襲ってくるとは・・・。夏河の乞食は危険だ。いや、平気で食堂の中にまで金を要求しに来る青海省、甘粛省のチベット文化圏の乞食が危険というべきだろう。まあ、とにかく怪我も泣く無事だったのでよかった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13.5元 | |
合計 | 13.5元 |
今日も朝から拉卜楞寺へ
0700過ぎに今日も拉卜楞寺へ向う。昨日見物して分かったのだが朝は巡礼者が多く大経堂も門が開いているので入場券を買わなくても見物できるので、まずは大経堂を見物する。
修行僧が大経堂の中に集まっているようで靴が散乱している。靴を揃えるという習慣は無いようだ。大経堂を見物していると昨日と同様に修行僧に追い出された。さすがに大経堂の中は見物はできないようだ。まあ、入場券持っていないから退散するしかない。
大経堂の次はタンカ台へ向うが途中で 日本語の落書きを見つけるが「ごうかん」なんて誰が書いたんだ?
昨日に続きタンカ台に登ってみる。今日は天気が良いので昨日より眺めが良い。
タンカ台で拉卜楞寺を眺めた後に朝食に牛肉麺を食べてユースホステルへ戻る。
台湾人にヨーグルトをおごってもらう
ユースホステルに戻る途中でパンを買う。ユースホステルに戻り1階の広間でパンを食べていると隣に座った台湾人と知り合う。どれぐらい旅行をしているかとか次の行き先を話しているうちに林檎を貰い、更にヨーグルトまでおごってもらう。
ヨーグルトは2元なのだが、これが美味い!「近くの牧区のヨーグルトで朝入荷した」と老板が教えてくれた。台湾人と話をしながらテレビを見て昼過ぎまで一緒に過ごす。台湾人が部屋に戻り、老板が部屋の掃除で一人でテレビを見ていると、中国人と白人の2人組が客がやって来た。2人組は自分がユースの服務員と思い声をかけてきたので老板を呼んであげる。
1500頃、バスターミナルで明日の郎木寺行きの切符を購入する。夏河から郎木寺は1日1本だけで朝0740発だった。
帰りに夏河で最も白人率が高いと思われる華僑飯店の前を通り過ぎる。やたらと英語が目立つので初日に前を通り過ぎただけで白人宿と分かった。英語と白人が大好きな人には最適の宿だろうが中国に来てまで英語は・・・。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 4.5元 | |
バス | 40.5元 | 夏河→郎木寺 |
合計 | 45元 |