鉄道で雲南省から四川省綿陽へ三国志遺跡巡り

雲南省旅行記2016

昆明駅

04:14頃、昆明駅に到着。

まずは切符売場へ行くが、04:30から販売開始でまだ閉まっている。

5分ほど待つと切符売場が開く窓口は1つしか開いておらず。05:00にようやく複数の窓口が開いて客をさばき始めるが基本的に自動券売機の使い方がわからない人たちやネットで予約といった事が出来ない人たちなので、列車番号や発車時刻とかを把握しておらず窓口で行き先だけ告げて目的地への列車を探してもらうので時間がかかる。

05:25頃、ようやく切符を受け取り、切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動。これから約4時間の待機となる。

昆明→成都

まだ早朝なので待合室にはほとんど人はおらず平和だ。

今回の列車は09:52発、K1140次の昆明→成都、席は硬座で運賃は141.5元になる。四川省成都へは西周りの成昆鉄道でなく東周りの貴州省六盤水を経由していく。成都には08:29到着、所要時間22時間37分、距離は1133kmになり、東周りだと成都まで3時間ぐらい余計に時間がかかる。

朝食に売店でカップ麺を購入、駅の売店なので少し高めの5元だ。

07:00過ぎになると徐々に混雑し始めるが列車の本数が多いので待合室から溢れるようなことはない。

08:25頃、改札口の先頭を陣取る。

09:20頃、改札が始まりホームへ移動。行先票を撮影して一番乗りで乗車。

まだ誰もいない車両だが数分後には満席になる。満席なら良いが最悪は阿鼻叫喚の世界になるので要注意だ。

定刻より3分遅れの09:55に列車が発車する。一眠りして目が覚めると既に昼頃で曲靖駅に到着する。30分ぐらいの遅れになっているが中国では列車遅延は当たり前。

曲靖でかなりの乗客が下車して乗車率は7割ぐらいになる。この先の乗車率がどうなるかwww.12306.cnで確認してみると、六盤水で硬座が700枚以上残っている。これだと成都まで空席がかなり発生した状態で平和に乗り鉄出来そうだ。曲靖駅を発車して次は宣威駅の停車だ。宣威までは平地が多く景色にはあまり面白味がないので昼寝する。

13:20に宣威駅到着。30分ほどの遅れだったのが、8分の早着になっている。遅れを取り戻すのはよいのだが、チャイナクオリティでダイヤがいい加減だ。宣威を過ぎると山岳地帯に入っていくがトンネルが多い。たまに見える山岳区間ならではの風景は見応えありだ。車内は空席が目立ち3列シートを一人で占領して昼寝中の乗客もいる。

16:14に六盤水駅到着。雲南省から貴州省六盤水までやってきたが、時刻表だと16:50着なのだが36分も早着。遅れが多いのにあり得ないような早着。ダイヤ編成いい加減では?六盤水駅は四川省方面、雲南省方面、貴陽方面の三方からの路線が交差する要衝なのだがホームに売店とかはない。

17:05に定刻通り発車する。機関車を交換して進行方向が逆になり四川省へ向かう。

19:31に昭通駅到着し、再びに雲南省に入った。列車は9分早着で順調に成都へ向かっている。乗車率は5割くらいで横になって寝ている乗客が多い。昭通は標高2000mに位置しており、この先は標高が下がっていき四川省宜賓、内江を経て成都平原に行き着く。

老害が騒ぐ

20:50頃、イベント発生。ボケた爺さんが寒いから空調の温度上げろと騒ぎ始める。乗務員の兄ちゃんが温度調整をするが老害は機嫌が悪いようで乗務員の兄ちゃんに難癖を付けている。勝手な想像だが老害はこのまま寝ると寒さで漏らしてしまうのだろうか?自分はTシャツなのだが・・・。

で、こちらは撮影させてもらうが大人の事情で途中で撮影中断。最終的には列車長のおばちゃんたちまで登場して老害を静める。個人的にはドブ川にでも沈めればいいと思うのだが・・・。乗務員は老害対応もしないといけないので大変だ。

21:30頃、腹が減ったので車内販売でカップ麺を購入。6元で駅より1元高い。

23:00過ぎになると寝ている乗客や燃え尽きてしまった乗客が多くなり車内は静かになる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

成都駅到着

日付が変わり四川省へ入り宜賓を通過する。乗車率は3割ぐらいで車内は平和。

05:45頃、資陽駅に到着。あと2時間ほどで四川省成都に到着だ。乗車率は3割以下で寝ている乗客がほとんどで通路の足が出ていたりして平和だ。

08:07頃、終点の成都駅に到着。22分の早着で中国では滅多にない大幅な早着だ。

駅前では新兵の送り出しが行われている。日本で同じようなことやったら自称平和団体から自衛隊へ抗議殺到だ。

08:30頃、まずは地下鉄1号線に乗車。新南門駅まで公交ICカードで運賃は1.8元。

朝のラッシュで車内はすし詰め状態。おまけにドア付近の中国人は自分の下車する駅でない限りどかない。なので、停車駅ごとにアメフトの如く押しのけて下車するという光景が見られる。さらに乗車してくる中国人は下車する乗客がいても乗車しようとする。ようするに普段の中国である。係員の誘導には従っているようには見えないし・・・。

08:42頃、省体育館駅に到着。ここで自分も下車するために人民の波を押しのけて越えていく。ラッシュ時間の地下鉄は要注意だ。少し休んで体力を回復させて、09:02頃、省体育館駅で新しく開業した地下鉄3号線に乗り換え新南門駅へ移動。09:07頃、新南門駅に到着。

熊猫夫人青年旅舍

駅を出ると目の前がバスターミナルの新南門汽車站で、3分ほど歩いて、09:15頃、Booking.comで予約しておいた成都熊猫夫人青年旅舍(Chengdu Mrs Panda Hostel)に到着。1泊40元の6人ドミトリーでとりあえず2泊する。

で、まだドミトリーが空いていないということで待機。昨日は満室だったようだ。Lonely Planet China2015年版に紹介されているだけのことはあり繁盛している。ドミトリーが空いて寝床を確保。部屋は以前と変わらない6人ドミトリー。ベッドにコンセント、照明有りで問題無し。もちろんWi-Fiもちゃんとつながる。

土豆絲蓋飯

昼食は近くの食堂で土豆絲蓋飯(12元/約204円)を食べる。蓋飯は炒飯と並ぶ定番の御飯系料理だ。明後日の綿陽まで切符と宿を予約しておく。

魚香茄子

夕飯は近くの食堂で魚香茄子(10元/約170円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23元
宿泊費 80元 1泊40元×2
宿泊費 7.2元 予約:綿陽蒲公英国際青年旅舍
鉄道 18.5元 硬座 成都→綿陽
地下鉄 1.8元
合計 130.5元

武侯祠

朝から天気が悪い。これでは遠出はできないの籠るしかなさそうだ。14:50頃、新しく開通した地下鉄3号線で武侯祠へ行ってみる。新南門駅から高升橋駅で下車して15分ほど歩いて武侯祠に到着。

平日でも入口には観光客が溢れている。入場料は60元だが自分は年間入場券を使い入場する。

まずは劉備像を見物。

続いて奥の武侯祠へ。この辺りは団体さんで混雑している。

廟内の諸葛孔明の像を見て

最後に劉備の墓を見物してユースホステルへ戻る。

夕飯は魚香茄子(10元/約170円)、土豆絲(8元/約136円)とレバーの炒め物を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
地下鉄 3.6元
合計 21.6元

成都→綿陽

朝から雨が降っている。09:50頃、ユースホステルをチェックアウト。10:00頃、新南門駅から地下鉄3号線に乗車。運賃1.8元、省体育館駅で地下鉄1号線に乗り換え火車北站(成都駅)で下車。

10:25頃、まず成都駅の切符売場へ。相変わらず人多い。窓口のおばちゃんと農民工のおっちゃんのバトルも発生しているし・・・。自分の身分証1枚だけで仲間の切符まで購入とかダメでしょ。綿陽行きの切符を受け取り、いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今回は第一候車室で待機になる。

待合室の雰囲気からして乗車バトルにはならない感じだ。比較的平和な移動になりそうだ。

11:10頃、改札口の先頭を陣取る。

今回の列車は12:13発、成都→江油のK9544次だ。途中の綿陽までの乗車で、席は硬座、運賃18.5元、距離は115kmになる。

11:30頃、改札が始まりホームへ移動。乗客が少ないので乗車バトルはなく平和。

まずは行先票の撮影。どうやら成都-揚州がメインで成都-江油は空いた時間を利用して運行されているようだ。

列車に乗車するが、今回珍しく乗務員から身分証提示を求められる。パスポートを提示するが写真欄を確認せず返却、二代身分証だけちゃんと確認しており外人は用無しのようだ。定刻通り12:13に列車が発車し綿陽へ向かう。車内はほぼ満席だが平和だ。

綿陽

14:00に綿陽駅到着だが雨が結構降っている。

蒲公英国際青年旅舍

駅前から40路のバスに乗車。運賃2元、南山寺のバス停で下車する。バス停から10分ほど歩いてユースホステルのある126文化創意園が見えてきた。中へ入り5分ほど歩いて予約しておいた蒲公英国際青年旅舍(蒲公英国际青年旅舍/Pu Gong Ying International Youth Hostel)に到着。

昔工場だった建物をユースホステルに改装している。1泊36元(会員料金)で今回は2泊、予約時の残金を支払う。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明、コンセント有り。エアコン、人数分の中型ロッカーもある。Wi-Fiは問題なく繋がる。

共用のトイレ・シャワーはトイレに問題有りだ。3つあるトイレは2つは扉がなくてカーテン、1つは扉あるけど鍵壊されている。これだとうっかり開けたら先客がウンコ中というのに遭遇しそうだ。ある意味で上級者向けトイレだ。シャワーの方は問題なくちゃんとお湯が出る。

共用スペースは書籍が多数置かれておりのんびり出来そう。雰囲気的には良いのに、なぜトイレがあんな状態なんだ?まあ共用のトイレが嫌な場合はトイレ・シャワー付きの部屋しておけば良いだろう。

中国のマンホール

夕飯を食べに出かけるが歩いていると壊れたマンホールの蓋が・・・。

中国はマンホールの蓋が壊れていたり、無かったりというのが多い。特にセメントだかコンクリで作られた蓋は安物で耐久力が無いようで、すぐに壊れてマンホールに穴が開く。日本だったら役所の電話鳴りっぱなしだよ!中国だから放置なんだな。人が落ちようと問題ないようだ。

熊拿豆腐

夕飯は食堂で熊拿豆腐(12元/約204円)と米飯(1元/約17円)を食べる。熊拿豆腐は四川料理の一つになり豆腐を油で黄色く揚げて、豚肉やキクラゲ、白菜と炒めている。夜に国慶節の連休後の切符を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 64.8元 1泊36元(会員料金)×2
地下鉄 1.8元
バス 2元 路線バス
合計 81.6元

綿陽三国志遺跡巡り

08:20頃、三国志遺跡巡りのため出かけようとすると、レセプションのお姉ちゃんに声をかけられる。どうも、昨日のお姉ちゃんがオンラインの住宿登記のビザ情報をノービザで登録して派出所から問い合わせがきたようだ。お姉ちゃんのスマホでビザと入国スタンプの写真を撮って派出所に送る。どうやらMビザを免签证(ノービザ)の免(Mian)と勘違いしたようだ。

08:30頃、南山寺のバス停に到着。綿陽のバス停はどれぐらいでバスが来るか表示されているので親切である。綿陽は結構IT化が進んでいる。

08:43に100路のバスに乗車、運賃2元で安昌橋へ向かう。

安昌橋のバス停で下車、44路のバスに乗り換える。運賃2元、09:10頃、西山人行地道のバス停で下車。

道路沿いに標識が出ているので迷わず西山公園の入口に到着。西山公園は約9年ぶりの再訪問である。

立派な牌坊を通り、三国志遺跡の蔣恭侯祠、蔣琬墓、営盤嘴へ向かう。

蔣恭侯祠

09:25頃、まず蔣恭侯祠に到着。ここは蔣琬を祀っているのだが外には蔣琬像がある。蔣琬は諸葛亮亡き後の蜀を支えた重臣である。

蔣恭侯祠の内部は小さな資料館になっている。とくに蔣琬を祀っているという訳ではなさそうだ。

蔣琬墓

蔣恭侯祠の隣にあるのが蔣琬墓になる。

山門をくぐり奥へ進むと蔣琬墓がある。清の道光29年に建立された墓碑が残っており、「漢大司馬蔣恭侯墓」と記されている。ちゃんと立派な墓が残っており、ここは重要な三国志遺跡だ。

更に墓の裏側には清の光緒年間に建立された墓碑がある。

営盤嘴の石碑は撤去か?

西山公園に残る三国志遺跡で最後に訪れるのが姜維、蒋琬、諸葛瞻が駐屯していた営盤嘴なのだが公園の案内図には出ているのだが、そこは農園になっていた。

2007年に訪れた際は林の中を通った覚えがあるのだが、どうもかなり変わってしまったようだ。

林の中へ入り営盤嘴の石碑を探してみるが見当たらない。ここが営盤嘴というのは公園の案内図からも分かるのだが肝心の石碑がない!

これは農園を作るときに撤去されてしまった可能性があるな。どこか別の場所に移転なら良いのだが・・・。

営盤嘴まで来たが石碑は断念だ。

鶏湯米粉

11:10頃、西山人行地道から44路のバスに乗車、運賃2元、11:45頃、海棕路で下車する。
昼時なので米粉屋で昼食を食べる。

今回は鶏湯米粉(7元/約119円)を注文。鶏ガラスープに昆布やタケノコ、鶏ガラが入っている。

綿陽博物館

13:00頃、綿陽博物館を訪れる。綿陽博物館は新館に移転しており富楽山公園の富楽堂の脇にある。以前の漢平陽府君闕があった旧館は綿陽科技館に変わっている。

まずはパスポートを提示して入場券を受け取る。

新しいだけの事はあり内部はかなり広い。展示内容は羌族の展示に力が入っている感じだ。

綿陽で羌族のイメージはないのだが・・・。それと赤い展示が珍しくなかった。

三国志テーマパーク富楽山公園

13:30頃、綿陽博物館の脇にある富楽山公園にやって来た。富楽山公園も重要な三国志遺跡というか三国志テーマパークだ。まずは諸葛亮、蔣琬、費禕、董允たちの蜀漢四英像。

続いて関羽、張飛、趙雲、黄忠、馬超の五虎上将像。

こちらは涪城会館。富楽山は劉備と劉璋が対面した場所であり三国志演義の名場面である「涪城の会」の舞台となっている。

内部は「涪城の会」が再現されている。

富楽山で劉璋が劉備を歓待しているが、この後に劉璋は蜀を明け渡すハメになるのだが・・・。

続いて龐統智献三策の像だ。龐統が劉備に蜀攻略の策を献じる場面が再現されている。

どうも龐統が腹黒く見えてしまう像だ。

富楽山公園の頂上にあるのが富楽閣だが工事中で入れず。

最後に富楽山公園の正門を出て近くにあるのが桃園三結義の劉備、関羽、張飛たちの像だ。これで綿陽での三国志遺跡巡りは完了。

聖水寺

14:55頃、21路のバスに乗車、エアコン無しで運賃1元、安昌橋のバス停から33路のバスに乗り換える。エアコン無しで運賃1元、終点の聖水寺のバス停で下車。

16:00頃、聖水寺に到着。山門への階段には乞食が営業活動中。いるだろうと思っていたが本当にいるとは・・・。

綿陽市内で一番大きな寺で山門に臨済の文字があるので臨済宗の寺院のようだ。

聖水寺は唐の咸通年間(860-874)に創建され、宋代に興慈禅院と呼ばれたが寺の裏山から泉が湧き出し為に「聖水寺」と呼ばれるようになる。「中川第一禅林」とも称される千年古刹である。

参拝客が多く大量の線香や紙銭が焚かれているため境内は煙や灰が多い。

ご覧の通り大量の線香が焚かれているがゴミもかなり散らかっている。これではご利益はあるのだろうか?

聖水寺の見所は階段の塑像だろう。新しいのだがかなり力が入っている。

千年古刹なのだが各所で工事が行われ拡張中である。16:45頃、33路のバスに乗車、運賃1元で安昌橋のバス停にて下車。19路のバスに乗り換え、運賃2元で南山寺のバス停へ移動。17:30頃、ユースホステルへ戻る。夜は明日の成都行きの切符と宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.8元
宿泊費 76.19元 予約:熊猫夫人青年旅舍
鉄道 18.5元 硬座 綿陽→成都
バス 11元 路線バス
合計 123.49元

綿陽→成都

07:30頃、ユースホステルをチェックアウトしてバス停へ。南山寺のバス停から100路のバスに乗車、運賃2元で終点の火車客站へ移動。08:15頃、終点の火車客站で下車して、まずは綿陽駅の切符売場へ。

08:20頃、窓口に並んで成都行きの切符を受け取るのだが窓口2つしか開いておらず長蛇の列。

自動券売機は待ち時間0分なのだが、使い方が解らない時代に取り残された多数の人民が窓口に並んでいる。窓口のおばちゃんまで果てしなく遠い。08:50頃、ようやく切符を受け取り待合室へ。

いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室で待機だ。綿陽駅は高速鉄道対応駅になっているので待合室は広く、改札口は自動改札機になっている。でも、成都行きの乗客で混雑している。

今回の列車は10:16発、西安→成都のK879次に乗車だ。綿陽→成都の距離は115km、席は硬座、運賃18.5元になる。

09:40頃、自動改札の先頭を陣取り乗車バトルの備えは準備万端だ。

10:06に改札が始まるが列車が未到着で足止め。10:10頃、列車が到着してホームへ移動。まずは行先票を撮影。

続いて乗車。次の徳陽に停車したら終点の成都なので車内は比較的空いている。定刻通り10:16に列車が発車する。

12:03に成都駅到着。12:20頃、成都駅前西側の路線バスターミナルから34路のバスに乗車。運賃1.8元、12:35頃、一環路北四段站で下車。

Booking.comで予約しておいた成都老宋国際青年旅舍(成都老宋国际青年旅舍/Hello Chengdu International Youth Hostel )に到着。Lonely Planet China2015年版に掲載されているユースホステルだ。チェックインは問題なし。

部屋は1泊30元の8人ドミトリー、各ベッドに照明、コンセントあり。エアコン付きの部屋。部屋に付いているトイレ・シャワーは湿気が溜まっているが許容範囲内。お湯はしっかりと出る。WiーFiは問題なく繋がる。

排骨鋪蓋麺

昼食は近くの食堂で排骨鋪蓋麺(11元/約187円)を食べる。鋪蓋麺は重慶名物の麺料理だが座布団みたいな四角い麺が特徴。

特色白味骨湯炒手

夕飯は特色白味骨湯炒手(12元/約204円)を食べる。炒手は四川省でよく見かけるがワンタンの事である。豚骨スープに入っておりワンタンとスープの味が絡み合って美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.5元
宿泊費 30元
バス 3.8元 路線バス
合計 60.3元

熊猫夫人青年旅舍に戻る

10:10頃、老宋国際青年旅舍をチェックアウトして、10:15頃、地下鉄3号線の前鋒路駅から新南門駅へ移動。運賃1.8元で10:30頃に到着。駅から3分ほど歩いて熊猫夫人青年旅舍に到着。

部屋はいつもの8人ドミトリーで予約時に支払い済み。

香菇滷肉米線

昼食は香菇滷肉米線(10元/約170円)を食べる。米線は雲南省が有名だが四川省でも米線の店が結構ある。

麻婆豆腐

夕飯は四川省にいるので麻婆豆腐(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)を食べる。その辺の食堂でも麻婆豆腐は山椒が効いた辛さで美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21元
鉄道 36.5元 硬座 大理→楚雄
鉄道 52.5元 硬座 楚雄→昆明
地下鉄 1.8元 路線バス
合計 111.8元

朝から雨で籠る

朝から天気は雨で外に出られない。これでは食事に出かけるのも一苦労だ。昼食は昨日、欧米人のお姉ちゃんから貰った月餅を食べて乗り切る。

14:30頃、防空訓練のサイレンが鳴り響く。今日は満州事変の発生日なので毎年恒例の秋の反日祭りである。雨が降っているので防空訓練はやらないと思ったが天気は関係ないようだ。地下鉄駅周辺の一般市民は強制的に防空訓練参加で駅へ避難だろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

成都→昆明

12:45頃、地下鉄3号線の新南門駅から成都駅へ向かう。運賃1.8元、13:10頃、火車北站で下車。

まずは成都駅の切符売場へ。13:35頃、昆明行きの切符を受け取る。

切符と身分証の確認、手荷物検査を済ませて待合室へ。今回乗車するK165次は成昆鉄道を通り昆明へ行くはずなのだが、攀枝花-広通北が土砂崩れで不通になっており、貴州省六盤水経由に変更になっている。

13:50頃、待合室は相変わらずの混雑。

とりあえず改札口の先頭を陣取る。

乗車する列車は14:57発、西安→昆明のK165次、席は硬座で運賃は138.5元だ。今回は経路変更で距離が1100kmから1133kmになる。

14:40頃、K165次に遅れが発生して14:57発から16:00発になる。1時間近く遅れるなら、もっと早く列車遅延情報出せるだろうに・・・。列車遅延の原因も公表されず相変わらずチャイナクオリティだ。

15:45頃、改札が始まりホームへ移動。

まずは行先票を撮影。

続いて乗車。今回のK165次は成都を発車したら臨時の経路変更により停車駅無しで昆明へ向かう。ある意味でZ列車だな。車内は空いており昆明行きの乗客のみで、その他の乗客は成都で皆下車して払い戻しか列車変更になっている。1時間21分遅れの16:18に列車が発車する。次は終点の昆明だ。

20:20頃、内江駅に停車。本来の停車駅ではないので乗客の乗り降りは無しだ。

23:00過ぎになると乗客の殆どが寝ている。今回は経路変更で乗客が少ないので1人でボックス席占領とか当たり前なので横になって寝ている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 138.5元 硬座 成都→昆明
地下鉄 1.8元
合計 155.3元

列車内足臭い

深夜になりほとんどの乗客が横になり寝ているが車内に異臭が漂う。凄い足臭いのだ。自分も足臭いけど、この臭気には到底及ばない。明らかに数日洗っていない臭いが漂っている。この異臭で寝ることは不可能である。

眠れないので乗客の観察だ。ある意味で雑伎団並みの体勢で寝ていたりする。自分には到底真似できない。

04:10頃、昭通駅を通過。06:45頃、六盤水駅に到着。08:40頃、宣威駅に到着。この時間になると寝ている乗客は少なくなるが痰吐きの音が頻繁に響くようになる。日本では遭遇することの難しい乗車環境である。09:40頃、曲靖駅を通過。

11:15頃、昆明駅に到着。そのまま切符売場へ直行し、大理までの切符を購入する。

昆明→大理

大理までの列車は11:55発、昆明→麗江のK9682次、昆明→大理の距離は358km、今回の列車は座席無しの寝台列車なので硬臥上段、運賃は97.5元になるが、切符には「05車下016号上鋪」と記されている。5号車下16番上段という意味だが、これは2階建て車両か?

発車時間が30分切っているので切符と身分証確認、手荷物検査を済ませて急いで改札口へ向かう。既に改札が始まっていると思っていたら遅れが発生していた。急がなくても大丈夫であった。

でも、このK9682次を逃すと次の大理行きの列車は夜までなくバスでの移動になってしまう。硬臥で運賃97.5元で高いのだが昆明→大理のバスは運賃110元、所要時間約4時間、さらにバスだと西バスターミナルまで移動しないといけないので、昆明駅→西バスターミナルの移動時間とか考えると、所要時間に大した差はなく、まだ寝台でも列車で移動した方が楽で少しだけ安く済む。

2階建て寝台車両

12:20頃、改札が始まり先頭でホームへ移動。

まずはいつもの行先票を撮影。

で、今回初めて2階建て寝台車両に遭遇。車両はSYW25だ。

さっそく乗車するが滅茶苦茶狭い。

硬臥なのだが2階建て車両なので寝台は2段になっている。連結部近くだけ寝台は3段だ。そして、2階建て寝台車両SYW25の最大の特徴は荷物棚が無く、通路の補助席が一つだけ!さらにカートで車内販売が出来ない!なので、非常に使い勝手が悪い。何で2階建て寝台車両なんて開発したんだ?

定刻より45分遅れの12:40に発車する。12:50頃、乗務員が切符を換票証に交換しに来た。換票証に交換することで下車駅が近くなると切符と交換しにくるの強制的に起こされ寝過ごすことがないので一眠りだ。

17:40頃、乗務員が換票証を切符に交換しに来た。大理まであと少しだ。

18:05に大理駅到着だが天気は雨だ。

ここで2階建て寝台車両とはお別れだ。まずは切符売場で予約しておいた楚雄行きの切符を受け取っておく。

大理沐府国際青年酒店

18:20頃、8路のバスに乗車、運賃2元で大理古城へ向かう。19:10頃、終点の六十医院で下車。
バス停の斜め向かいにBooking.comで予約しておいた大理沐府国際青年酒店(大理沐府国际青年酒店/Dali Mufu International Youth Hotel)がある。初めて大理を訪れる人はバス停の目の前で便利だろう。客層は欧米人多めで賑わっている。レセプションでの登記は問題無しだ。

部屋は1泊19元の特価で出ていた8人ドミトリーだ。部屋は少し狭めだが窓があるのでちゃんと外気を取り込める。大型ロッカーもあり60Lぐらいのバックパック収納可能だ。各ベッドには照明、コンセント有り。Wi-Fiは問題無く使用できる。共用のトイレ・シャワーは少し狭いが別々に分かれている。夜は明日の宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
宿泊費 19元
宿泊費 112元 予約:大理金玉縁中澳国際青年旅舍
鉄道 97.5元 硬臥 昆明→大理
バス 2元 路線バス
合計 235.5元

四川省成都 黄龍溪古鎮

四川省旅行記2016春

成都→黄龍溪

08:50頃、新南門車站にやってきた。今日は成都の南にある黄龍溪古鎮を訪れるのだが新南門車站→黄龍溪の運賃は16元で高い。直通なので時間はかなり短縮されるのだろうが貧乏人には・・・。なので、路線バスで行くことにする。

南へ歩き一環南路へ向かう。09:15頃、磨子橋站のバス停に到着。09:25頃、501路のバスで華陽客運站へ移動。運賃1.8元、磨子橋が始発のバス停なので座って終点の華陽客運站へ。

10:30頃、華陽客運站で821路に乗り換える。公交ICカードは使えないが運賃は1元、10:45頃、発車して黄龍溪客運站へ向かう。

黄龍溪古鎮

12:20頃、黄龍溪客運站に到着。バスターミナルから10分ほど歩くと黄龍溪古鎮が見えてきた。成都市内から約3時間掛かり路線バスだと結構遠い。

黄龍溪古鎮は成都の南にある四川省の有名古鎮で1700年以上の歴史を持っている。

観光地化は完了しており平日でも観光客で賑わっている。店の軒先にはこんな感じ色々な食べ物がある。

結構見かけるのは豆鼓を扱った店だ。結構食品として日本でも知られている豆鼓だが中国では田舎の食べ物といった感じだ。

こちらは羊肉串の店なのだが山羊がちょうど捌かれているところだ。その場で捌いて串に挿すので新鮮だ!中国では頭のイカレタ自称動物愛護団体とかが殴り込んで来ることもない。

土産物屋からレストランまで数多くの店が軒を連ねているが隅の方は空き店舗が目立ち供給過剰のようだ。

古鎮と呼ばれているが古い建物は寺や廟などごく一部で大多数の建物は20年以内に建てられたもので古そうに見せているが実は新しい。こういった門は再建された物になる。

こちらの古龍寺は300年以上の歴史を持つ清代の建物になり黄龍溪では古い建物になる。

内部には観光客はおらず静かな雰囲気が漂う。

まあ、四川省の定番古鎮なので雰囲気はまあまあかな。

黄龍溪→成都

14:20頃、黄龍溪客運站に到着。黄龍溪旅游客運中心とも表示されている。

黄龍溪から華陽の821路のバスはなぜか運賃は2元。

行きと帰りで運賃が違う。チケットの紙代か?

14:45頃、バスが発車する。16:10頃、華陽客運站に到着。501路のバスに乗車、運賃1.8元で磨子橋站まで向かう。17:20頃、磨子橋站に到着、20分ぐらい歩いて熊猫夫人青年旅舍に戻る。

魚香茄子

夕飯は近くの食堂で魚香茄子(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)を注文。今日は朝から何も食べておらず、ようやく朝食兼昼食兼夕食となる。ご飯はおかわり自由だったので老板娘に目をつけられない程度で食べておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 6.6元 路線バス
合計 17.6元

久しぶりのウォルマート

10:30頃、交通飯店前の川の対岸にある濱江路站(滨江路站)のバス停から127路のバスに乗車。運賃1.8元、11:00頃、大安西路站で下車してウォルマートへ。久しぶりに大都会の大型スーパーマーケットでの買い物になる。安物の鉄観音茶などを購入しておく。本当はちゃんとした本物の中国茶が欲しいのだが予算の関係で・・・。

成都コンビニ戦争

帰りは126路のバスで濱江路站(滨江路站)へ戻るが、途中で珍しい光景を目にする。コンビニが3軒並んでおり真ん中に9010があり、両隣がWOWOに挟まれているのだ。9010とWOWOは両社とも四川省成都が本拠地のコンビニだが、このようにWOWOが9010の両隣に出店して潰しにかかっている。成都では仁義無きコンビニ戦争が勃発しているようだ。

風沙豆花

夕方になり夕飯を食べに行こうかと出かけようとしたらT先生が東チベットから帰ってきていた。T先生と行きつけの食堂へ夕飯を食べに行く。今回は試しに風沙豆花(12元/約204円)を注文してみる。豆腐料理というのは分かるが、それ以外は全く分からないので出て来てからのお楽しみとなる。で、実際に出て来たのは豆腐スープみたいなのだ。麻婆豆腐の肉無し、唐辛子無しと言ったところかな?辛くないので味は普通で残さず食べられます。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.8元
バス 3.6元 路線バス
日用品 42元
合計 63.4元

ラサ行きを計画するが挫折

昼頃、東チベット旅行倶楽部のT先生にラサ行きを相談するが、熊猫夫人の店長さんがMビザだと会社の就業証明がないと手配できないということで今回は諦める。無職のおっさんが観光目的でビザ申請してMビザが発給されているのでは就業証明なんて出しようがないのだが・・・。それでも色々と情報は入手出来た。6月からチベットツアーの車のチャーター料金が値上げでボッタクリ料金になるとか・・・。遠回しに外人をチベットに入れない中国政府の政策のようだ。外国人にチベットを見られるのは都合が悪いらしい。

まあ、今回のチベット行きは挫折したが10月の国慶節以降にチベットへ行く人がいたら声をかけてもらうようにT先生にはお願いしておいた。人数集まれば少し安くなるし・・・。

乾拌面

昼食はイスラム食堂で乾拌面(13元/約221円)を食べる。久しぶりの中華スパゲッティの乾拌面だ。いや、イスラム風スパゲッティかな?

天府広場

食後に天府広場へ行ってみる。成都の中心にある広場なのだが相変わらず公安と武警が多い。こんなのんびりした広場に厳重な警備しいてどうするの?何を恐れているのだ?

そして、毛沢東像がある。毛沢東より劉備や諸葛亮の方が成都には似合うと思うのだが。

ラサ行きが一旦挫折したので天府広場前のビルに入っている天府書城へ向かう。

天府書城で立ち読みして今後の計画を練る。

酸菜豆花

夕飯は酸菜豆花(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)だ。夜は都江堰での宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.8元
宿泊費 84元 予約:都江堰愛游青年旅舍
地下鉄 1.8元
合計 112.6元

1日籠もる

朝からHDDのデータ整理に励む。容量いっぱいなのでいらない画像を消去していく。そして、サーバーに新しい画像を転送するが時間がかかる。今日一日データ整理で終わりだな。明日の都江堰への鉄道の切符を12306.cnで予約して移動手段は確保した。

木耳肉片

夕飯は近くの食堂で木耳肉片(14元/約238円)と米飯(1元/約17円)を食べる。キクラゲと豚肉の炒めものになる。定番中華料理になりご飯がいくらでも食べられる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
鉄道 10元 軟座 犀浦-都江堰
合計 27元

四川省成都 三国志遺跡・武侯祠の年間チケット購入

四川省旅行記2016春

康定→成都

04:40頃に起床して出発準備を整える。同じドミのイギリス人とノルウェー人の兄ちゃんたちはまだ夢の中だ。準備を整えていると中国人の姉ちゃん1人が起きて出発準備を始める。早朝出発のようだ。05:30頃、シーツとか片付けてチェックアウトする。老板たちも夢の中なので自分で片付けて勝手に出て行く方式だ。

既にバスターミナルの康定汽車站は人でいっぱいだ。多くのバスが一斉に発車するので夜明け前からカオス度全開である。手荷物のX線検査と改札を済ませてバスへ。

セルタ(色達)行きのバスなどが待機しており乗客たちが自分のバス目指して右往左往している。

自分の火車北站行きのバスはちょうど正面にあったので問題なく乗車だ。最前列の席で眺めは最高だ。眺めは最高だが事故ったときは真っ先にあの世行きの席なので、ある意味で特等席である。

今日のバスは火車北站(成都駅)行きのバスになる。正確には成都駅の西にある城北客運中心が終点だ。運賃は137元、距離は405kmになる。

外が明るくなり始め06:00になると準備ができたバスから発車し始める。06:07頃、バスターミナルのおばちゃんが人数とシートベルトの確認にやってきた。06:30頃、バスが発車する。今回のバスは満席にはならず珍しく10人ぐらい空席がある。07:00頃、瓦斯溝の康定、成都、丹巴の分かれ道で客待ち休憩になり数人新たに乗客が乗車する。07:15頃、出発する。この先も客を拾いながら走るのだろう。

渋滞酷い

07:30頃、瀘定県で渋滞に遭う。いつものことでこの先で交通事故かな?反対車線のガソリンスタンドは給油のトラックやトレーラーの列で渋滞になっている。

しばらくすると公安が出動してきて交通整理をしている。08:20頃、ようやくバスが動き始める。道路の各所に公安が配置されている。きっとこの先で事故なのだろうと思ったら事故は発生していなかった。

どうやら渋滞の原因は給油待ちのトラックやトレーラーの列であった。給油しない車が反対車線にはみ出して道路を塞いで公安が出動する大渋滞になったと予想される。我先にといかずに交通ルール守れよ!

09:40頃、再び渋滞に遭う。反対車線の車は走っているので交通規制で片側交互通行のようだ。

10:30頃、バスが動き出す。片側交互通行なので反対車線の車がいないと見て乗用車は我先にとアクセル全開で飛ばしていく。既に交通ルールは存在しない。

そして、反対車線から来た最後のトラックとぶつかりそうになるアホがいる。

さらに前方に公安のバイクが走っている。

よく見ると2人乗りでノーヘルだ。これでは誰も交通ルールは守らないよな。

ダム湖の脇を抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返しながらバスが走るが、やがて交通規制の原因が分かる。土砂崩れだ。

大きく土砂崩れを起こしていたために交通規制となったようだ。

11:25頃、石棉県で昼休憩となる。

ちょうど昼前なので10台以上のバスが停車しており大混雑だ。標高が低くなってきたので気温が高くなり半袖でちょうどよいぐらいだ。11:55頃、再びバスが発車する。

12:40頃、高速道路に入り爆走体制になる。

途中でトラックの炎上事故現場を通過。

成都到着

16:20頃、城北客運中心に到着。康定→成都、405km、約10時間の道のりであった。

16:30頃、成都駅の西側の路線バスターミナルで公交ICカードをチャージしておく。昔のパチンコ屋の景品交換所みたいな所に並んでチャージをするのだ。

16:35頃、路線バスターミナルから27路のバスに乗車する。酷い渋滞の中をノロノロ進んで、17:25頃、高昇橋站(高升桥站)で下車する。

成都夢之旅国際青年旅舍

武侯祠大街を歩いて、17:35頃、成都夢之旅国際青年旅舍(成都梦之旅国际青年旅舍/Chengdu Dreams Travel International Youth Hostel)に到着する。今回はBooking.comで10人ドミトリーを予約しておいた。YHA Chinaの加盟店で1泊35元(会員料金)なのだが、Booking.comのシークレットセールで1泊23元だ。とりあえず3泊予約しておいたので週末はここで過ごす。

武侯祠の斜め前という好立地なので宿泊客多く賑わっている。欧米人も割と多い。肝心の部屋である10人ドミトリーは、各ベッドにコンセント有り、照明は有ったりなかったりだ。
南京錠の用意が必要だが中型ロッカーもある。そして、炊飯器が床に置かれている。
うーん、ここは民工宿か?自分の下の7番ベッドはスペイン人であった。どうも、成都は長いらしい。

共用のトイレ・シャワーは別々になっているのでいい感じだ。シャワー室が少し狭いがお湯はしっかり出ます。Wi-Fiは電波状況は良いが夜は激遅だ。

鶏雑炒飯

夕飯は近くの食堂で鶏雑炒飯(10元/約180円)を食べる。鶏雑なので鶏ホルモン炒飯と言ったところかな。食後は武侯祠周辺を散歩するが息切れしない。理塘や新都橋では少し歩くだけで息苦しかったのだが平地は楽だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.5元
宿泊費 69元 1泊23元×3
バス 1.8元 路線バス
合計 82.3元

錦里

朝から同じドミの3番ベッドの中国人の痰吐きが酷い。ユースホステルに宿泊しているはずなのだが、ここは民工宿か?痰吐きしていたのは炊飯器とか持ち込んで部屋で煮炊きする中国人であった。本来は農民工のおっちゃんたちと招待所に宿泊すべきではないのか?

10:30頃、武侯祠の隣りにある錦里を訪れる。錦里古街とも呼ばれ古い街並みを再現した商業街になる。

土産物屋やレストランが並んでおりスターバックスもあったりする。古街として売り出しているので文房四宝を扱う店もあり筆が売られている。

こちらは飴細工の店で子供が集まって龍や蝶などの飴細工を作ってもらっている。こういう光景を見ると中国の古き良き伝統と言った感じで中国に対するイメージが非常に良くなる。でも、1時間以内にこのイメージを崩壊させる光景に遭遇するのだが・・・。場合によっては1分以内に遭遇ということもある。

今日は日曜ということもあり錦里は多くの観光客で賑わっている。

錦里の雰囲気はなかなか良く観光地としてしっかり整備されている。

どうせなら武侯祠の周辺を全て錦里みたいに昔の街並みに改造してしまえば良いと思うのだが。中国ならチンピラ雇って強制立ち退きとか簡単にできるのだし・・・。

成都のチベット人街

11:00頃、康定酒店のある武侯祠横街にやって来た。武侯祠のすぐ近くにあるチベット人街だ。

チベット仏教の仏具屋が多く集まっている。

仏具屋だけでなくチベット料理店もあり、この一角だけチベットの雰囲気が漂っているのだ。で、地球の歩き方を片手にチベットの雰囲気に喜んでいる観光客で終わっていると、ただのお人好しで、たわけ、ほんじなし、ぬけさく、はんかくさい、あんぼんたんである。周辺をよく観察してみると分かるのだが・・・。

康定酒店の前には公安が待機中。

迷彩服を着た治安要員が巡回中。

こちらは電動カートで巡回中。

交差点には公安の車両。

こちらも交差点で警戒中。

椅子に座っているけど警戒中です。さて、これはどういう事かな?平和なはずのチベット人街にこれだけの警備が敷かれているという現実。中国政府はチベット人に対して何を恐れているのか?

肥腸麺

11:30頃、ユースホステル近くの食堂で肥腸麺(11元/約187円)を食べる。肥腸麺は四川料理の一つになり、具材に豚の腸、唐辛子、八角、桂皮、生姜、ニンニクなどを使用している。まあ、ホルモン系麺料理と言ったところかな。

午後はユースホステルに籠もりデータ整理だ。HDDの空き容量が限界に近く早く片付けないと・・・。データ整理を進めていると同じドミの1番ベッドの中国人がエアコンの電源を入れる。しかし、窓全開だよ・・・。どうやら地球全体を冷やすつもりらしい。さすが中国だ!小日本みたいに部屋だけを冷やすというのは愚者の行いのようだ。大中華では部屋だけでなく地球全体を冷やすようだ。でも、室外機の排熱はどうなるの?

夕飯は近くの蜀漢街にある牛王廟老麺館で成都の名物麺料理の怪味麺(11元/約187円)を食べるが、4月に別の店で食べた怪味麺の方が具材が多かったな。いちおう豚肉、貝が具材になるが今回は失敗のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
合計 22元

武侯祠の年票

06:00頃、起床する。顔洗って今日の計画を練っていると、3番ベッドの中国人がゴミ箱に痰を吐いている。部屋に響くデカイ痰吐きの音、7番ベッドのスペイン人は起きないか?朝からユースホステルなんだけど民工宿全開だ。

07:55頃、ユースホステルを出て斜め向かいの武侯祠へ。08:00開館なので、まだ扉が閉まっているが既に数人の観光客がいる。武侯祠と言っても元々は劉備の墓なので門に掲げられている額は「漢昭烈廟」になっている。これについて疑問に思う観光客はどれぐらいいるのだろうか?08:00になり門が開き、入場券売場も開く。

武侯祠の入場料は60元なのだが、ここで普通に入場券を買っているようでは諸葛孔明に対する忠誠心が足りない。今回は1年券の年票を購入する。窓口のおばちゃんからは「朝から年票かよ!めんどくせーなー!」というオーラが出ている。

年票は100元で、身分証と写真が必要だ。パスポートとパスポート・ビザ申請用の写真を出す。年票の受け取りは3日後ということで、おばちゃんが手書きの預かり証を書いてくれてパスポートと預かり証を受け取る。

で、3日後受け取りということだったが、おばちゃんのご機嫌が良いようで「明日受け取り可能だから」となる。おばちゃんの気分次第で受け取り日が変わるようだ。今日は預かり証で入場可能ということで、警備員のおっちゃんに「年票作ってもらっているから!」と預かり証見せて入場。

漢昭烈廟

まず最初は漢昭烈廟から見物。名前の通り劉備を祀る廟だ。

正面には清の康熙11年(1672)に作られた劉備の塑像がある。

劉備像右側には劉備の孫である北地王・劉諶の塑像がある。劉諶は魏の侵攻に徹底抗戦を主張した人物で家族と共に殉国した人物だ。文殊院近くの蜀漢広生宮が殉国の地とされている。塑像は清の乾隆53年(1788)に作られたものである。

武侯祠

ここが武侯祠で成都で一番の観光地だ。

正面に諸葛亮の塑像が祀られている。この塑像は清の康熙11年(1672)に作られたものである。

武侯祠右側の塑像は諸葛亮の子である諸葛瞻だ。この塑像も清の康熙11年(1672)に作られている。

武侯祠左側の塑像は諸葛亮の孫である諸葛尚だ。この塑像も清の康熙11年(1672)に作られている。

三義廟

武侯祠の裏手にあるのが三義廟になり清の康熙年間に建設された。

劉備、関羽、張飛が祀られている。

劉備の墓・恵陵

武侯祠の左手にあるのが恵陵だ。恵陵は劉備の陵墓になり、元々は恵陵の一角に武侯祠が作られたのだが時代と共に武侯祠の方が有名になっていった。

現在の墓碑は清の乾隆53年3月の物になる。

恵陵の周辺は壁と竹で静かでいい雰囲気なのだが、この雰囲気は長くは続かない。09:00過ぎになると観光客が多くなってきた。10:00過ぎになると人多すぎでやかましくて観光には向かなくなる。自撮り棒振り回す田舎者が多く危険で邪魔だ。

そして、恵陵などで痰を吐くおっちゃんが出現する。中国人にとっては劉備や諸葛亮は尊敬の対象ではなさそうだ。きっと中国では文革の名残で武侯祠は封建制度の象徴として狙われているのだろう。

錦里

10:40頃、武侯祠を出て錦里を散歩する。

こちらも人は多いが店に入っている客は少ない。昼ぐらいから多くなるのかな。

11:00頃、錦里の入口まで戻ってくる。ここは人口密度が高いので早々に退散してユースホステルへ戻る。

双椒麺

11:20頃、近くの食堂へ早目の昼食を食べに行き、双椒麺(12元/約204円)を注文。名前の通り辣椒(唐辛子)と花椒が入っており、中華料理の辣(辛味)と麻(しびれ)の2種類の辛さを同時に味わえる麺料理だ。正直言ってめちゃくちゃ辛い!汗かきながら食べます。

成都の書店

武侯祠から徒歩10分ほどの所にある成都购书中心へ行く。成都でもかなり大きい本屋なのだが、チベット行きの情報を集めるために立ち読みだ。

中国語のロンリープラネットにはチベットがないので、とりあえずチベットのガイドブックを片っ端から立ち読みしていく。ラサの情報が手に入ればよいのだが思ったようなガイドブックはなかった。まあ、ネットで調べればいいかな。

回鍋肉炒飯

夕飯は近くの食堂で回鍋肉炒飯(10元/約170円)を食べる。具材のホイコーローとニラが美味い。あと漬物も!

ユースホステルへ戻ると同じドミの1番ベッドの中国人が今日もエアコン全開にしている。窓と扉も全開なのだが・・・。どうやら部屋のエアコンで温暖化に苦しむ地球を冷やすつもりらしい。どう考えても無理だと思うのだが・・・。そして、痰吐きの酷かった3番ベッドの中国人がチェックアウトしていった。夜行列車で移動かな?炊飯器もちゃんと持って出て行った。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
武侯祠 100元 年票
合計 122元

朝から武侯祠

今日も朝からユースホステルの斜め向かいの武侯祠へ。07:55頃、武侯祠に到着。まずは開門を待つ。

08:00に開門し年票を持った地元民が入場していく。少ししてから入場券売場が開いて預かり証と年票を交換する。孔明ファンにとって重要な年票はディズニーランドの年間パスポート以上の価値がある。これで武侯祠に1年間出入り自由である。

まずは劉備を祀る漢昭烈廟へ。

観光客のいない廟で劉備像を見て。

武侯祠へ。武侯祠は警備員と掃除のおばちゃんだけで静かだ。

鳥の鳴き声だけが響く武侯祠で孔明像を見物。2時間もすれば、どこにでもあるやかましいだけの中国の観光地へ変貌するのだが・・・。

こちらは三義廟。ちょっと見て終わり。

劉備の陵墓である恵陵にやってきた。ここもまだ鳥の声だけが響く世界だ。

09:30過ぎになると混雑してくる。

成都の人気観光地なので平日でも観光客が押し寄せてくる。10:00頃にユースホステルへ戻る。11:30頃に、成都夢之旅国際青年旅舍をチェックアウトする。

熊猫夫人青年旅舍

武侯祠站のバス停から82路のバスに乗車して、11:55頃、濱江路站(滨江路站)で下車。10分ほど歩いて交通飯店の敷地内にある熊猫夫人青年旅舍に到着。

eLongで予約してあり、1泊45元で今回はとりあえず5泊する。部屋はいつもの6人ドミトリーだ。

天府書城

14:00頃、天府広場近くの天府書城にやって来た。今日もガイドブックの立ち読みだ。

ロンリープラネットの代わりになるチベットのガイドブックを探す。とりあえず代わりになりそうなのは中国鉄道出版社の西藏深度游Follow me(第2版)と人民郵電出版社の西藏自助游(第5版)ぐらいであった。この2冊があれば地図、交通手段、入場料、宿情報が揃うし、写真はカラーだ。
日本で大人しく地球の歩き方を買っていれば無難だろうが、それでは皆と同じでつまらない。

やはり少しひねくれて中国のガイドブックを活用するのも良いだろう。HSK3級程度の読解力があれば何とか理解できるだろう。こういった現地のガイドブックは地球の歩き方にはない情報が掲載されているので面白い。

夕飯は同じドミトリーの日本人と食べに行く。韮菜豆腐干(10元/約170円)と名称忘れたがもう1品とご飯で合計22元、割り勘で11元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21元
宿泊費 225元 1泊45元×5
地下鉄 3.6元
バス 1.8元 路線バス
合計 251.4元

四川省成都 成都大熊猫繁育研究基地・宝光寺

四川省旅行記2016春

成都楽浮国際青年旅舎

09:30頃、ユースホステルをチェックアウトする。近くのバス停から166路のバスに乗車、運賃1.8元、予約していたユースホステルの前をバスが通過して太升北路站で下車。

来た道を5分ほど戻り、10:10頃、成都楽浮国際青年旅舎(成都乐浮国际青年旅舍/nova traveller’s lodge)に到着する。

Qunar.comでドミトリーがセールで39元だったので予約した。予約時に宿泊費は支払い済みで貯めておいたキャッシュバックを使ったので実質0元だ。

部屋は6人ドミトリーでエアコン、電気ケトルがある。鍵はICカードだ。ベッドにコンセント、照明あり、ロッカーも付いておりそこそこ良い部屋だ。それとWi-Fiもつながるし、ちゃんと窓も付いているので換気も良好だ。

共用スペースは広めになっており感じはなかなか良い。問題の共用のトイレ・シャワーは問題ない。ちゃんとトイレの水も流れます。宿泊客は少なめで静かなので、ここは狙い目だな。

怪味麺

近くの食堂で成都の名物麺料理の怪味麺(11元/約187円)を食べる。スープは唐辛子が多いので赤っぽい。具材は椎茸、豚肉、豆なのだが、とにかくスープが辛い。汗がどんどん吹き出てくる。四川料理だから辛いのは当たり前だな。

成都大熊猫繁育研究基地

11:00頃、53路のバスで昭覚寺公交站へ移動する。11:30頃、昭覚寺公交站に到着するが、この路線バスターミナルはカオス度が少し高い。バスを降りてすぐ目の前でおっちゃんがデカい音出して痰吐いているし・・・。成都は四川省の中心都市のはずなのだが・・・。

昭覚寺公交站では87路のバスに乗り換えて熊猫基地站へ向かう。11:45に出発、運賃1.8元で12:05頃、熊猫基地站で下車する。

成都大熊猫繁育研究基地の入場料は58元、9年前の2007年は30元だったのだが・・・。

名前の通りパンダの繁殖施設でパンダたちが屋外で飼育されている。何といっても大きな特徴が屋外でパンダが見られるという事だ。上野動物園のようにガラス越しではないのだ。成都の人気観光地でもあるので平日でも観光客が多い。

こんな感じでパンダがまとまっているのだ。しかも風向きによっては何やら獣臭がする。
どうやらこれがパンダの臭いのようだ。ちかくのおっちゃんの体臭ではない。

場所によっては1頭だけでくつろいでいるパンダもいる。

こちらは木登り中のパンダ。

このパンダは観光客のためにポーズをとっている。こんな感じで観光客を魅了している。営業熱心なパンダである。

ちょうど昼時なのでお食事中のパンダもおりタケノコを食べていた。

先ほどの木登りパンダは飽きたようでちょうど降りてきた。

この時期の成都は既にかなり暑いので水浴び中のパンダもいる。ここは観光客が集中しており撮影の順番待ちが長かった。

ここのパンダは観光客にケツを向けて昼寝モードだ。いや、既に「本日の営業は終了しました。」になっているのかもしれない。

こちらのパンダは観光客の方を向いて横になっている。ある意味でまだ営業中だな。13:30頃、成都大熊猫繁育研究基地を出る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.2元
バス 7.2元 路線バス
大熊猫繁育基地 58元
合計 85.4元

成都金陵路4号国際青年旅舍

09:50頃、ユースホステルをチェックアウトする。バスで移動しようと思ったが混んでいたので地下鉄で行くことにする。太升南路駅から地下鉄4号線に乗車、10:10頃、騾馬市(骡马市)駅で1号線に乗り換え、10:20頃、省体育館駅で下車する。運賃は1.8元でバスで移動するのと同じ運賃であった。

10:30頃、成都金陵路4号国際青年旅舍(成都金陵路4号国际青年旅舍/CHENGDU No.4 JINLING INTERNATIONAL YOUTH HOSTEL)に到着する。これで成都で7軒目の宿だ。1泊35元(会員料金)の8人ドミトリーに宿泊するが、今回はQunar.comの特価で9元(約153円)、予約時に貯めておいたキャッシュバックを使い実質0元である。

部屋の8人ドミトリーは天井高くて広く感じる。エアコン付きで窓も大きく換気も良好。各ベッドにはコンセント、小物を置く台がある。照明はベッドによってあったりなかったりでちょっと惜しい。

共用のトイレ・シャワーは許容範囲内だ。屋上もあり洗濯物が干せるようにもなっており使い勝手が割と良い。

こちらは1Fの共用スペースでのんびりできそうだ。周辺には地元民用食堂が数軒あるし地下鉄の駅も近い。ここは長期滞在にかなり向いている感じだ。ただし、周辺が再開発の真っ直中でここにも再開発の魔の手が伸びて追い出されそうな雰囲気が・・・。

北門客運站→新都

11:25頃、省体育館站から99路のバスに乗車、車両は連結バスで新しいのだが爺さんの膝の上に乗った小学校低学年ぐらいのガキがおっさん並みの音を出して床に痰を吐いているが爺さん注意せず放置だ。これが成都独特の躾なのだろう。中国全土ではないと思いたいのだが・・・。無理かな・・・。

11:55頃、梁家巷站で下車、100mほど歩いて北門客運站へ向かうがボリタクのおっちゃんたちが多い。

成都の北郊外の新都区へ移動するが北門客運站から出ている650路のバスはこちらの入口から乗り場へ向かう。新都行きの650路のバスに乗車するが、成都の公交ICカードの天府通は使えない。使える公交ICカードは新都区の香城通であった。新都区だって成都市なのになぜ天府通が使えんのだ?

仕方なく現金で運賃2元になる。12:05頃、バスが出発する。途中で地下鉄3号線の工事で道が狭くなっていたりする。どうやら新都区まで地下鉄が伸びるようだ。12:55頃、鐘楼站で下車する。

桂湖公園

13:15頃、桂湖公園に到着。入場料は20元(約340円)。

桂湖は隋から唐にかけて城壁に使用する土砂採取ででき元は南亭と呼ばれ、隋唐代の園林湖池遺跡になる。湖にある城壁は隋の開皇18年に建設されている。成都に残る貴重な古典園林になる。

ここの桂湖碑林に三国志遺跡が隠されている。

碑林には征西将軍馬超墓碑が納められているが文化大革命で馬超墓は破壊されており、その残骸が墓碑になり状態はかなり悪い。

説明によれば1989年に桂湖碑林へ移設された。

こちらは復元された墓誌になる。14:40頃、博物館を出る。

宝光寺

14:50頃、宝光寺に到着。

入場料は5元で良心的な料金設定だ。

宝光寺は後漢の創建と伝えられる千年名刹で文献に登場するのは唐代(713)になってからである。明の崇禎年間に破壊され清の康熙9年に笑印密和尚により再建され、長江流域の「四大僧林」の一つに数えられる。

参拝客はそこそこおり線香が絶えることはない。

こちらの仏塔は途中で微妙に曲がっているような・・・。

天王殿や大雄宝殿などの建物は結構大きく飾られている扁額も清代の物で歴史があり大きい。

殿内では僧侶が読経していたりと雰囲気的によい。17:00頃、650路のバスに乗車、18:00頃、成都市内の北門客運站へ戻る。

鶏雑麺

夕飯はユースホステル近くの麺屋で鶏雑麺(11元/約187円)を食べる。鶏雑という名前の通り具材は鶏ホルモンになる。コリコリしており、なかなか良い味だ。スープは四川省なので唐辛子で赤っぽく辛い。あと八角の味がかなり効いていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 7.6元 路線バス
地下鉄 1.8元
桂湖公園 20元
宝光寺 5元
合計 45.4元

成都熊猫夫人青年旅舍

09:00頃、ユースホステルをチェックアウトして宿の移動を開始する。次の宿は新南門車站近くの成都熊猫夫人青年旅舍(Chengdu Mrs Panda Hostel)だ。2kmほどの距離なので歩いて向かうが途中、四川大学の前を通り、10:00頃に到着。交通飯店の入口の所に看板が出ている。

場所は非常に簡単で交通飯店の敷地内で交通飯店の正面入口から20mぐらい奥に成都熊猫夫人青年旅舍がある。今回はeLongで予約しており40元の6人ドミトリーに1泊する。部屋に案内してもらうが部屋は交通飯店の建物内にあった。通路も交通飯店のロビーにつながっているし、部屋のICカードにも交通飯店って書いてあるし、どうなっているんだ?経営者同じ?

6人ドミトリーは鍵はICカード、エアコン、電気ケトルがあり、ベッドにはコンセント、照明あり。小型ロッカーもある。Wi-Fiは問題なくつながるがSSIDが交通飯店になっているのだが・・・。共用のトイレ・シャワーは特に問題なし。

共用スペースはこんな感じだ。で、バスターミナルの新南門車站近くという立地もあり欧米人もそこそこいる。

洛帯古鎮

10:30頃、新南路站から10路のバスに乗車、10:50頃、五桂橋公交站で219路のバスに乗り換える。これから成都近郊の洛帯古鎮へ向かうが乗客の爺さんたちの痰吐きの音が響きまくる。これから有名観光地へ向かうはずなのだが、なぜ原始人の集落へ行く雰囲気なのだ?

11:50頃、終点で降りて洛帯古鎮に到着。9年ぶりに洛帯古鎮にやってきた。この洛帯古鎮の「洛帯」は元々は「落帯」と呼ばれ伝説では蜀の劉禅がこの地で玉帯を八角井に落とした事から由来する三国志遺跡である。

一応古鎮には八角古井が復元されているけど実際は井戸ではなくドブになっていました。

そして、四川省で最も保存状態の良い客家古鎮として知られ、鎮内の住民85%以上が客家の末裔で客家語を話すということだ。

観光地化されている古鎮なので土産物屋が並ぶが調味料で豆鼓とかが売られているのを見かけると足が止まってしまう。でも、買わないけど・・・。いや、買うカネがないな。

ここは湖広会館になり清の乾隆8年(1743)に湖広籍の移民たちの寄付により建設され、禹を祀っているため「禹王宮」とも呼ばれる。

広東会館は清の乾隆11年(1746)に広東籍の客家の人々の寄付により建設された。南華真人を祀っており南華宮とも呼ばれる。

老街から外れたところにあるのが燃灯寺になる。隋の開皇年間(581ー600)には祠が建てられており「信相祠」と呼ばれた。宋の大中祥符2年(1009)に真宗より「瑞応禅院」の名を賜り、その後は興廃を繰り返し清代中頃に燃灯仏を祀ったことにより寺が広く知られるようになり燃灯寺と呼ばれるようになった。

古鎮には土産物屋など色々とあるのだが3元ショップを見かける。日本で言う100均に相当するのだが看板をよく見ると数字を修正した後がある。

おそらく以前は2元だったのだろう。相変わらずインフレは進んでいるようだ。

客家の古鎮ということで土楼まで建設されているのだが観光開発のやり過ぎのような・・・。開発状況からして三国志で町おこしは考えていないようで客家で町おこしになっている。まあ、三国志でも劉禅では町おこしは苦しいか。

今日は久しぶりに晴れてかなり暑い。どれぐらい暑いかというと腹出し族が出没するほど暑いのだ。ちなみに古鎮では文明旅游を呼びかけており各所に保安が配置されているが特に注意とかなしだ。腹出し族は文明旅游なのか?

14:00頃、バスターミナルに戻り219路のバスに乗車する。運賃1.8元で15:20頃、終点の五桂橋公交站に到着、10路のバスに乗り換え新南路站で下車してユースホステルへ戻る。

清湯素麺

夕飯は近くの麺屋で清湯素麺(9元/約153円)を食べる。スープは薄塩味で具材はネギだけのシンプルなやつだ。唐辛子の効いた麺ばかりだと辛くて嫌になるので、たまにはあっさりした麺を食べるのも良いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 40元 1泊40元×1
バス 7.2元 路線バス
合計 60.2元

旅仲間ができる

朝起きると同じドミトリーに日本人がいることが判明。四姑娘山と丹巴へ自転車で行こうとしていたS先生と知り合う。で、色々と話しをしていたら東チベット旅行倶楽部の中の人のT先生が成都に帰ってくるという情報を入手する。

チベット族の居住地を目指す人には名が知られており、ある意味で業界の有名人なので一度は会っておきたい。そこでS先生に便乗させてもらいT先生に会ってみることにする。そして、S先生とセルタ(色達)のラルンガルゴンパへ向かうということになる。自転車は宿に預かってもらってバスで一気にセルタへ向かい成都への帰り道に四姑娘山と丹巴に寄るという計画だ。

昼前にS先生とバスターミナル近くで担担麺(10元/約170円)を食べる。とりあえず四川料理ということで担担麺にしておいた。宿に戻り明日また会うということで自分は次の宿へと向かう。

成都四号工廠国際青年旅舍

13:50頃、成都四号工廠国際青年旅舍(成都四号工厂国际青年旅舍/The Loft Design Hostel)に到着。名前の通り昔の工場をユースホステルに改装して営業している。成都の老舗ユースホステルになるがWEBサイトのドメインがhttp://dragontown.com.cnなので龍堂の系列店か?

今回は40元(会員料金)の6人ドミトリーに1泊する。予約時に4元支払い済みなので残金を支払う。部屋はエアコン付きで天井が高めで広めに感じる。ベッドにはコンセント、照明、小物を置く台があり使い勝手はよい。中型ロッカーもあるので荷物の収納も良好。Wi-Fiの電波状況は良好で問題なくネットにつながる。

屋上は洗濯物が干せるようになっており洗濯物が多い。長期滞在者が多いのか?1Fにはカフェだかバーが併設されている。

茶店子客運站

14:30頃、寛窄巷子(宽窄巷子)駅から地下鉄4号線に乗車、次の中医大省医院駅で2号線に乗り換える。

14:50頃、茶店子客運站に到着。セルタ(色達)行きのバスを確認して置くが明日のチケットは既に完売。明後日のはまだ残っているが人気が高いようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 36元
地下鉄 3.6元
バス 1.8元 路線バス
合計 51.4元

朝から騒がしい

06:30頃、廊下で欧米人たちが騒いでうるさくて目が覚める。どうやら酒飲んで朝帰りのようだが、うるさすぎで他の部屋の客がブチ切れて苦情を言っている。何やら朝からイベント発生だ。

09:00頃、ユースホステルの近くで床屋を見つけて髪を切る。20元で坊主にしてもらいラルンガルゴンパ行きの準備を整える。

成都の大物降臨

昼頃にユースホステルの成都四号工廠国際青年旅舍をチェックアウトするが荷物は夕方まで預かってもらう。12:40頃、昨日の成都熊猫夫人青年旅舎を再び訪れS先生と合流する。

今日は成都や東チベットへ頻繁に訪れる人には名が知られているT先生に会う。T先生はバスでこちらへ向かっているという話でしばらく待っているとT先生が現れる。東チベット旅行倶楽部の中の人でチベット文化圏を目指す旅行者にとっては業界の大物ともいえる人物である。色々と話をさせてもらい夕方に茶店子客運站へS先生と向かう。

丹巴行きチケット購入

途中、成都四号工廠国際青年旅舍で預けておいた荷物を回収して地下鉄で移動。バスターミナルの茶店子客運站で明日の丹巴行きのチケットを購入する。

窓口で並ぶのは面倒なので誰も使っていない自動券売機で購入。現金・キャッシュカード非対応で支付宝と微信にしか対応していないのでスマホを使って支付宝で支払う。

成都→丹巴の運賃は105元だ。もちろん2枚購入でS先生の分も一緒だ。バスチケットを確保したので次は宿へ移動だ。予約しておいたホテルはバスターミナルの斜め向かいにあるのだが交通量が多いので無理に渡れば確実にひき殺されます。なので、遠回りして横断歩道を渡り歩いていく。

金玉大飯店

バスターミナルから15分ぐらい歩いて、Qunar.comで予約しておいた金玉大飯店に到着。
ホテルの名前にかなりインパクトがある。

最初に正面の建物に入るとレセプションが建物左側奥にあるという事で奥へ進む。どうも、本業は結婚式場みたいな感じだ。レセプションでのチェックインは外国人があまり来ないようなのでオンライン登記に苦戦している。先に支払いだけ済ませて後でパスポート回収ということにする。

部屋は1泊135元の2人部屋だ。テレビ、エアコン、トイレ・シャワー付きになる。テレビが今時珍しいブラウン管なのにCATVの端末がつながっている。CATVになっているのならテレビも液晶に交換してもいいのではないだろうか?WiーFiも使えるがレセプションでパスワードを聞かないといけない。

トイレ・シャワーは無駄に広い。半分ぐらいの広さで十分だ。1人で宿泊だと高いが今回は2人なので割り勘ということで自分の負担は68元だ。

カルフール

S先生と共にレセプションでパスポートを回収して茶店子客運站から地下鉄で1駅移動。カルフールが駅に直結しているので外へ出る必要なしで食料を調達する。

夕飯はカルフール近くのイスラム食堂で洋葱炒肉蓋飯(12元/約204円)を食べホテルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 39.1元
宿泊費 68元 1泊135元(割り勘)
バス 3.6元 路線バス
バス 105元 成都→丹巴
理髪 20元
合計 235.7元

四川省成都 三国志遺跡・九里堤

四川省旅行記2016春

成都懶骨頭鉑泊客青年旅舍

11:00頃、老宋国際青年旅舎をチェックアウトして、Booking.comで予約しておいた成都懶骨頭鉑泊客青年旅舍文殊院店(成都懒骨头铂泊客青年旅舍文殊院店/Chengdu Lazybones Hostel Templeside Poshpacker)へ移動する。20分ほど歩いて11:20頃に到着。

2016年3月12日に開業したばかりのユースホステルで文殊院まで徒歩10分、ウォルマートまで徒歩5分ほどの好立地だ。実はここ老舗外人宿のMix Hostelの系列店になる。今回は35元の4人ドミトリーに1泊する。

部屋の設備は新しくエアコン、ドライヤー、トイレ、シャワー付きで快適だ。ベッドにはコンセントがあり、ロッカーは50Lのバックパックが収納可能な大きさだ。ベッドに照明がないのがちょっと痛いが、WiーFiは問題なく使えネットの速度も問題ない。まだ午前中なので4人ドミは自分一人だけだ。

永陵博物館

12:40頃、大安西路西站から127路のバスに乗車、運賃1.8元、永陵路口で下車する。12:55頃、永陵博物館に到着。入場料は20元(約340円)で2007年に見物した時と同じで珍しく値上げせずに頑張っている。

永陵は五代十国の前蜀の初代皇帝である王建の陵墓である。永陵は1940年に発見され1942年に発掘された。

正門から入るとまずは目の前に陵墓は続く神道があり両脇に石像が置かれている。成都市内の有名観光地なので欧米人も訪れている。

神道を進むと墓室への入口だ。

更に進むと扉があり、この奥が棺が置かれていた中室と王建像がある後室となる。

ここが棺が置かれていた中室になる。墓室は外よりかなり涼しく夏は涼むのに良さそうだ。地下の墓室は広いのだが照明が暗くよく見えない。もう少し明るくして欲しいのだが・・・。

2007年に一度見物しているのだが、かなりきれいに整備されており、続いて陵墓の裏手にある博物館を見物していく。

博物館は前蜀と後蜀に関する展示になっている。

青羊宮

14:40頃、永陵博物館を出てバスを乗り継いで15:45頃、青羊宮に到着。

入場料10元(約170円)で比較的良心的だ。

青羊宮は「川西第一道観」とも称される道教寺院である。創建は西周にまでさかのぼり、青羊肆、青羊観、玄中観とも呼ばれていた。

唐の僖宗が中和元年(881)に黄巣の乱を避け、この道観に一時避難した際に修復しており、僖宗が乱を平定し長安へ戻ると青羊宮の名を賜る。明末期の兵火により唐代に建てられた建物は失われ、現在の建物は清の康熙年間に再建された物になる。

入場料を取っているので無料により観光客であふれる文殊院とは違い静かである。

古娘娘廟を再調査

16:40頃、42路のバスで文殊院へ戻る。昨日訪れた文殊院裏手の三国志遺跡の古娘娘廟をもう一度訪れてみる。既に夕方なので廟にある茶館は営業終了で客の地元民は皆帰っており廟内は静かだ。昨日は遠慮して奥の方は見なかったが、今日はしっかり確認しておく。何か三国志関連の物でもあるか探してみる。

すると本殿の片隅に新しいけど石碑を発見する。「蜀漢北地王妃廟」の文字が刻まれている。これは大きな収穫だ!

夕飯は近くの食堂で回鍋肉炒飯(8元/約136円)と雑醤麺(8元/約136円)を食べる。回鍋肉炒飯はちゃんと回鍋肉が入っていたが油が多すぎだ。

雑醤麺は唐辛子なしで頼んでおいたので食べやすく雑醤の味付けがよい。

ユースホステルへ戻るとドミに荷物が増えている。どうやら2人新たに来たようだ。しばらくすると欧米人2人が戻ってきたがすぐに出て行ってしまった。夜遊びかな?こちらはさっさと寝よう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.3元
宿泊費 35元 1泊35元×1
バス 7.2元 路線バス
永陵博物館 20元
青羊宮 10元
合計 90.5元

ドミで公開プレイ?

07:50頃、緊急事態が発生する。
緊急事態といってもウンコしたいのにトイレが塞がっているという奴ではない。同じドミの欧米人の兄ちゃん2人組のことだ。

隣下段のBベッドがずっとギシギシと音を出して、Bの息遣いが「ハァ!ハァ!」と荒いのだ。まさか上段のAと男同志だったのかと思ったら女の声がするやん!彼女と朝から一発始めてしまったようだ。というか、深夜に帰ってきたのは知っていたが野郎ドミに彼女連れ込んで寝てたんかい!ドミトリーでやり始めてしまうのはどういう事?これは観客がいないと燃え上がらないという奴なのか?

正直言ってジジイのこちらは困ってしまう。ずっとベッドはギシギシ鳴りっぱなしで息づかいも荒いし・・・。で、ようやく静かになったので終わったようだ。

Bがゴソゴソと荷物をいじっていると「sorry」とかいっている。Bの上段のAが起きていたようだ。いや、ベッドをギシギシと揺らされたら絶対起きるよな。これで静かになったと思ったら、またギシギシ鳴り始める。2回戦目かよ・・・。荷物いじっていたのはゴムの補充だったようだ。ズッコンバッコン激しくやっていると上段のAがキレるだろうし、ドミトリーで2発目って、ちょっとやりすぎではないでしょうか。

09:00頃、ようやく終わったようで彼女は部屋へ戻っていった。そして、上段のAが「This Morning」とか言っており、おそらく会話の口調からして「朝から何やり始めてんだよ!」とか言っているのだろう。で、こちらが荷物をまとめているとBが「sorry」とか言っていたのはわかったのだが他の単語は理解できず。こちらは笑って答えるしかなかった。

Mix Hostel

10:30頃、宿をチェックアウトして5分ほど歩いて成都驢友記青年旅舍(成都驴友记青年旅舍/Chengdu Mix Hostel)に到着。成都驢友記青年旅舍よりMix Hostelの名称で外国人には知られているだろう。Mix Hostelは2004年ぐらいから営業している成都の有名老舗ホステルである。Qunar.comでの予約時に支払いは済ませてあり30元の4人ドミトリーに宿泊する。今回は前払いで27元になっていた。

部屋は少し狭めだが4人部屋なら許容範囲内の広さだ。ベッドにはコンセント、照明、小物を置く台が付いている。ロッカーは中型のがあるので荷物の収納に十分使える。WiーFiは問題なくつながりネットの速度はまあまあかな。あとエアコンがあるので夏の暑さも乗り切れるだろう。共用のトイレがボロいので不満だが料金考えれば仕方ないかな。

四川省博物院

13:05頃、大安西路西站から42路のバスに乗車、運賃1.8元、青羊宮で下車して10分ほど歩いて、13:35頃、四川省博物院に到着。今日は土曜日でどこへ行っても混雑しているだろうから博物館だけにしておく。入場料無料でパスポート提示して入場券を受け取る。

巴蜀の青銅器は展示量多いけど少し見るだけにしてチベット仏教の所へ。仏像は大きいのはあまりなく小さいのが多い。大きい仏像は紅衛兵が破壊済みということかな?

タンカとかも少し展示されていた。

漢代の石刻とかも展示されていた。

最後に少数民族の展示を見て見物完了。

16:00頃、夕飯に干雑麺(11元/約187円)を食べる。具材は大豆や挽き肉などでスープなしの麺料理だ。

食後にウォルマートに寄っていく。

店内見て回るがレジ周辺には途中でいらなくなった商品が放置されている。

中国には整理整頓や元の場所に戻すという習慣がないようで、途中でいらなくなったらその場に投棄していくようだ。

中にはこのようにわざわざ切ってもらったスイカまで置き去りにされているのだ。これは嫌がらせとしか思えない。小日本には理解できない世界です。

夜はネットで1週間先の宿まで予約しておく。とりあえず日替わりで成都のユースホステルを渡り歩きます。長期滞在に最適な宿は見つかるかな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.8元
宿泊費 4元 予約:成都四号工廠国際青年旅舍
バス 3.6元 路線バス
合計 21.4元

成都懶骨頭青年旅舍

08:00頃に起床してウンコしにトイレに行くが既にウンコが便器の中に・・・。水流せよ!10:00頃、Mix Hostelをチェックアウトする。次の宿は比較的近いので徒歩で向かう。

10:30頃、成都懶骨頭青年旅舍(成都懒骨头青年旅舍/Chengdu Lazybones Lounge Hostel)に到着。ここもMix Hostelの系列店になり地下鉄の騾馬市(骡马市)駅が近いので交通の便は非常によい。

部屋は35元の8人ドミトリーで1泊する。宿泊費はQunar.comでの予約時に支払い済みだ。今回はQunar.comで貯めておいたキャッシュバックを使ったので支払いは実質0元になる。

ベッドにはコンセント、照明、小物を置く台が付いている。ロッカーは小型のがある。Wi-Fiは部屋でも問題なくつながる。

三国志遺跡・九里堤

11:10頃、ユースホステルを出てバス停へ移動。11:20頃、羊市街站から109路のバスに乗車、運賃1.8元、11:45頃、九里堤中路北站で下車する。そのまま道なりに3分ほど歩いて三国志遺跡の九里堤遺址に到着。

九里堤は成都市北西の府河西岸に位置しており堤の全長は名称の通り約9里になる。伝説のよれば諸葛亮により築かれ、成都府志・山川には「九里堤、府城西北隅。其他窪下、水勢易超。諸葛亮築堤九里捍之」と記載されている。

唐代乾符年間に剣南西川節度使により九里堤の補修が行われ、宋初期に洪水により堤が破壊されるが成都知府の劉熙古により修復される。後に堤の上に劉公祠が建立され劉公堤とも呼ばれる。さらに劉熙古が兵部侍郎だったこともあり侍郎堤とも呼ばれた。

九里堤は諸葛堤とも呼ばれているが、それは蜀の人々が諸葛亮に対し敬仰と懐念を持っているためである。清代中頃から九里堤の名称が一般的になり、劉公祠は諸葛廟へと変わっていった。

民国以降は川の流れが変わり九里堤は堤としての役割を終え、現在は長さ約28m、幅6mが残るのみになり、2012年に九里堤の修復と諸葛廟の再建が行われ2013年に完成した。

再建された諸葛廟には黄金の孔明像が鎮座しており、壁には隆中対と収姜維の絵がある。

洗面橋

12:50頃、九里堤中路北站から再び109路のバスに乗車して来た道を戻っていく。13:30頃、電信南街站で下車し来た道を戻り、3分ほどで交差点の北西角にある洗面橋文化広場に到着。

この洗面橋の南には関羽を祀った衣冠廟があった場所があり、現在の一環路衣冠廟立交橋を中心とした場所になる。劉備が成都を出る際には毎回この洗面橋で沐浴と香を焚き衣冠廟で祭祀を執り行っていた。

衣冠廟に関しては清の嘉慶年間の四川通志・陵墓に「関帝墓在県南万里橋側。帝没于呉、昭烈以衣冠招魂、葬此。」と記載されている。衣冠廟は清の康熙46年(1707)に四川巡撫の能泰により再建され、清の道光年間に修復され抗日戦争時にも廟は尚残っていた。その後、廟は破壊され地名のみが残っている。抗日戦争時にはまだ廟があったという事は、文革で紅衛兵が破壊ということか?

現在は洗面橋文化広場が整備され顔を洗う劉備と馬(的盧?)の像が置かれている。地元民は劉備像とか全く気にしておらず完全にスルーだ。

そして劉備像の近くでガキの放尿イベント発生。毎日イベント盛りだくさんでディズニーやUSJにも負けないワンダーランドです。ある意味で期待を裏切らない中国だ。

天府広場

14:50頃、成都の中心になる天府広場にやってきたが公安が多い。自動小銃を持った武警も巡回しているし色々と大人の事情があるようだ。

で、広場の北側に毛沢東像があり見所であるが、自分にとってはやたらと多い公安と武警が見所である。

夕飯はイスラム食堂で牛肉麺(9元/約153円)と鶏蛋炒飯(9元/約153円)を食べる。久しぶりのイスラム食堂での牛肉麺だ。味はいつもと同じ味付けである。

部屋臭い

ユースホステルに戻るが部屋が臭い。原因は部屋にあるトイレ・シャワーで湿気が籠もってカビが発生している。換気扇つけっぱなしにするが既に手遅れの様子。さらに特定のベッドから体臭が漂ってくる。主は出払って不在だが臭いがきつい。どうもここは失敗の感じだ。設備古くてもMix Hostelの方がいいな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
バス 5.4元 路線バス
合計 23.4元

成都拖板鞋青年旅舍

10:30頃、騾馬市(骡马市)站から48路バスに乗車して運賃1.8元で春熙路口南站にて下車。
10分ほど歩いて10:50頃、成都拖板鞋青年旅舍(Chengdu Flipflop Lounge Hostel)に到着する。ここもMix Hostelの系列店になり、今回はBooking.comで35元の10人ドミトリーを予約しておいた。

共用スペースは結構広く欧米人も見かけた。雰囲気的にはなかなか良い感じだ。

さて、部屋の方だが扉を開けて足を踏み入れるが第一印象は口臭がすごい!10人ドミトリーで口臭の酷い奴が宿泊しているという最強の条件を満たしているので扉は開放したままでないといけない。そして、部屋にトイレ・シャワーが付いており湿気が酷い。失敗したな。

ベッドにはコンセントと照明があり、一応ロッカーもある。Wi-Fiは問題なく使えるので部屋に籠もることも可能だが口臭が酷いので共用スペースで過ごした方が良いだろう。ここは10人ドミは避けた方がよい。共用スペースはいい感じなので宿泊するなら10人ドミ以外で換気の良い部屋だな。

明蜀王陵

11:40頃、ユースホステル近くの紅星路四段站から6路のバスに乗車。游泳池站で80路のバスに乗り換え、12:30頃、成都大学で下車。

明蜀王陵へ向かうが周辺が青龍湖水庫として整備されており湿地公園になっていた。9年前の2007年に訪れた際は砂利道で地元民用の山荘があったぐらいだ。物凄い変貌ぶりだ。

12:40頃、明蜀定王次妃墓に到着。ここは妃の墓で以前内部を見物済みだ。外部だけ見物して次へ移動。

13:20頃、朱熹公祠に到着するが門が閉じられている。修復工事をやるようで閉鎖されていた。朱熹公祠は宋代の儒学者であり朱子学の創設者である朱子を祀っている。

来た道を戻り途中休みながら明蜀定王次妃墓へ歩く。墓を過ぎると明蜀王陵の石碑が見えてきた。

14:30頃、明蜀王陵に到着。入場料12元だが以前見物しているので今回は外だけの見物だ。内部の撮影禁止だし・・・。

明蜀王陵は青龍湖の北岸に僖王陵など4つの陵墓と南岸に昭王陵など6つの陵墓で構成されている。僖王陵は明朝第3代蜀王、明太祖朱元璋の曾孫である朱友壎の陵墓になる。24歳で蜀王を継ぐが26歳で逝去する。

昭王陵は第8代蜀王、朱濱瀚と妃劉氏の合葬墓になる。昭王は15歳で蜀王を継ぎ29歳で逝去する。

15:00頃、80路のバスに乗車して成都市内へ戻る。

伊勢丹とイトーヨーカドー

バスを下車してからは歩いてユースホステルへ向かうが途中で伊勢丹とイトーヨーカドーを見つける。ここは反日暴動で襲撃されていた所なのだが、普通にお客さんが入っている。

ちょっと店内を覗こうと思ったが伊勢丹のような高級店は田舎者の群馬や栃木などの県民や道民は立ち入り禁止なのでイトーヨーカドーだけ覗いておく。地下の食品売場だけ見ていくが混雑酷く人多すぎだ。繁盛しているように見えるが反日暴動を起こされれば破壊や略奪をされるのだろう。

宜賓燃麺

夕飯はユースホステル近くの食堂で素燃麺(11元/約187円)を食べる。燃麺は四川省宜賓の名物麺料理だ。スープ無しで細い平麺に唐辛子などの具材で味付けされており点火すると燃えることから燃麺の名称がついた。味は辛くて汗が吹き出します。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 35元 1泊35元×1
バス 7.2元 路線バス
合計 57.2元

鉄道で重慶から成都へ 三国志遺跡・蜀漢広生宮

四川省旅行記2016春

成田→重慶

07:00頃、京成線で空港第2ビル駅に到着。成田空港第2ターミナルから歩いて成田空港第3ターミナルへ移動する。今日は中国重慶へ移動で再び貧乏旅行の開始である。

今回利用する航空会社は以下の通りだ。
春秋航空日本
IJ1021便
クラス:ラッキースプリング

運賃内訳
航空券金額:6000円
空港施設使用料:1020円
燃油サーチャージ:1500円
受託手荷物(10kg):4500円
旅客保安サービス料:520円
合計金額:13540円
(別途カード支払手数料:430円)

使用機材:B738

東京(成田)
成田国際空港10:00出発
重慶
江北国際空港14:15到着
所要時間:5時間15分

07:10頃、第3ターミナルに到着、既に春秋航空日本の重慶行きの飛行機を待つ金持ち中国人の団体が長蛇の列を作っている。重慶行きのIJ1021便は10:00出発で搭乗手続きは出発2時間前からになるが、金持ち中国人の団体襲来で07:40頃から搭乗手続きが始まる。爆買いした大量の荷物を早くさばいて定刻通り出発させるのだろうか?

目の前にはLAOXで購入された温水便座が並んでいる。新聞とかで報道されているとおり金持ち中国人が炊飯器や温水便座を買い込んでいる。中国人の購買意欲は依然として高いようだ。

今日は中国では二十四節気の清明節になり家族で墓参りへ行く日本でいうお盆のような時期になり連休になる。連休なので旅行へ行く中国人も当然多い。東京は桜が満開なのでこの時期に訪れた中国人は一番良い時期に旅行したと言っても過言ではないだろう。

07:50頃、順番が来て搭乗手続きを済ますが座席が非常口座席になっている。緊急時に客室乗務員の補助をするということか・・・。何で非常口座席なんだ?中国人だと勝手に非常口開けるからとかいうオチか?ちなみに今日は満席ということであった。まあ、中国では下記のような事件が起きているしな。

07:55頃、セキュリティチェックに並び5分ほど並んで通過。08:06頃、イミグレーション出国手続き完了。免税店を少し見物する。

08:15頃、150Aゲートに到着するが、まだ誰もいない。金持ち中国人たちは免税店で最後の爆買いだろうか?外は天気が悪く雨が降っている。09:00頃になり徐々に混雑してた。

09:20頃に搭乗開始となるが係員のお姉ちゃんの誘導が後手後手になり列が崩壊している。ちゃんと誘導しないと百戦錬磨の中国のおばちゃんたちは並ばないぞ!

成田空港第3ターミナルはLCC専用ターミナルなのでボーディングブリッジはなくバスに乗車して飛行機まで移動する。

09:45頃、機内に入るが混雑しており座席まで5分ほどかかる。

今回は非常口座席なので通常の座席より前の座席との間隔が少し広くなっている。しばらくすると客室乗務員から緊急時の非常口使用方法について説明がある。自分の隣は中国人の兄ちゃんであったが英語で説明を受けていた。英語わかるとは凄い!

席がどんどん埋まっていくが両手に荷物を持ったおばちゃんやお姉ちゃんが多く荷物の収納が終わらない。免税店で最後の爆買いをしてきたようだ。

09:55頃に扉が閉まり、10:00ちょうどに滑走路へと向かう。長い誘導路を15分走り10:15頃に離陸、雨雲を抜けると青空が広がっており重慶まで約5時間の空の旅となる。

中国国内へ入り時刻は日本時間から1時間遅れの北京時間に変わる。

春秋航空日本なので春秋航空みたいに機内で体操とか、実演販売みたいな売る気満々の機内販売があるかと思っていたら、春秋航空日本は体操無し、機内販売はいたって普通だ。同じ企業グループでも春秋航空と春秋航空日本ではやり方が違うようだ。それに客室乗務員も日本人が多いようで機内放送は日本語が先になっている。乗客の割合からして中国語と英語だけで十分じゃないか?

重慶

14:20頃、江北国際空港に到着、国際線の第1ターミナルへ入る。重慶の天気は晴れ、気温26度で初夏の陽気だ。イミグレーションは武警が担当しており自分が並んだところは珍しく武警のおばちゃんであった。いつもは武警といったら兄ちゃんなのだがおばちゃんもいるのか。

14:40頃、入国手続き完了。税関検査を済ませて到着ロビーへ出てATMを探すが中国農業銀行とハルビン銀行しか見あたらない。重慶なのになぜハルビン銀行のATMがあるのだ?

外へ出て国内線の第2ターミナルへ歩いて向かう。第1ターミナルとの連絡バスがあるのだがバスを待つより歩いた方が早いし、ほとんどの利用客も歩いている。

実際10分ほどで第2ターミナルに到着しATMを探す。15:05頃、第2ターミナルの2Fにあった中国工商銀行のATMから現金を引き出す。ここは工商銀行、農業銀行、建設銀行がまとまってあるので便利だ。中国銀行が見あたらなかったがどこかに設置してあるのだろう。

続いて第2ターミナルにある江北機場駅へ移動。窓口で公交ICカードを購入、カードは25元、75元をチャージしておく。15:30頃、軌道交通3号線に乗車するが車内はすぐに殺人的な混雑になる。

16:30頃、両路口で1号線に乗り換えるが目的地の磁器口とは反対の小什字行きに乗車する。両路口も混雑が酷くとても座って移動はできないので3駅先の小什字が終点なので、小什字で乗り換えて座って磁器口へ向かう。

16:45頃、小什字で乗り換えて座って移動、車内は空いており無事に座れ作戦成功である。しかし、すぐに通勤ラッシュなみの混雑になる。

磁器口

17:20頃、磁器口で下車する。運賃は7元のところが公交ICカードで1割引の6.3元になる。

磁器口は磁器口古鎮があり重慶の有名観光地である。9年ほど前の2007年に訪れており再びやってきたが清明節なので観光客であふれている。今日の宿は以前宿泊したユースホステルの磁器口純真年代国際青年旅舎だ。

磁器口純真年代国際青年旅舎

人であふれて芋洗い状態の磁器口古鎮に突入してユースホステルへ向かう。17:30頃、磁器口純真年代青年旅舎に到着。ドミトリーを予約しており1泊40元で2泊する。

部屋は7人ドミトリーで広さは問題なし。各ベッドにはコンセントがあり電源の確保可能だが、照明がない。エアコン、電気ケトル、50Lぐらいのバックパックが収容可能なロッカーがある。設備は許容範囲内だが問題がひとつある。磁器口古鎮の中にあるので夜になっても賑やかで結構うるさい。うるさいのだが雰囲気はよいので一長一短だな。

鋪蓋麺

18:00頃、夕飯に古鎮の外にある食堂で鋪蓋麺(10元/約170円)を食べる。鋪蓋麺は重慶や四川省でよく見かける名物麺料理で麺が四角に伸ばされているのが特徴だ。見た目は麺料理ではないのだが、これも麺料理になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 80元 1泊40元×2
軌道交通 6.3元
公交ICカード 25元
合計 124.3元

磁器口古鎮

08:30頃から磁器口古鎮を散歩する。清明節の連休は終わったが朝から観光客が多く訪れている。

磁器口古鎮は北宋の咸平年間に作られ、明代以前は山の上に白い巨石があることから白岩鎮と呼ばれていた。その後は明の第二代皇帝の建文帝が叔父である燕王朱隷に敗れ出家した建文帝がこの地にあった宝輪寺へ逃れ隠棲したという伝説から龍隠鎮とも呼ばれる。古鎮の奥にある文昌宮の近くには建文帝の像がある。清朝の康熙年間になると磁器口周辺では陶器の生産が盛んになり港として発展し磁器口と呼ばれるようになった。

ちなみにこれも古鎮にある銅像で母親がガキを抱えて小便させるというものだ。中国の日常を紹介した銅像のようだが銅像にしなくても中国ではよく遭遇する光景だ。

そして、宝輪寺の門前では盲目の乞食のおっちゃんたちが既に営業準備中だ。弱肉強食の13億のサバイバルが始まっている。学校では社会主義は平等と習ったのだが。これはどういうこと?

それに乞食のおっちゃんたちは個人営業なのだろうか?どこぞの組織に所属して営業しているのだろうか?

ここはおそらく磁器口古鎮で一番繁盛しているお菓子屋の陳麻花だ。

看板の通りで麻花を売っており、この麻花が重慶の特産で観光客が行列を作って購入している。

混雑してきた古鎮を歩いていく。

こんな感じで兎頭(ウサギの頭)とかも売られています。離れているとよくわからないのだが近くで見るとちゃんと原型を留めているのが分かる。

龍頭寺長途汽車南站

10:30頃、磁器口から202路のバス(運賃1.8元)に乗車して龍頭寺長途汽車南站へ向かう。

11:45頃、龍頭寺長途汽車南站(龙头寺长途汽车南站)に到着。龍頭寺長途汽車南站は重慶北駅の近くにあるバスターミナルになり重慶郊外、四川省など各地へのバスが出ている。

自動券売機が30台稼働しており窓口に並ぶ必要がないと思ったら重慶は色々と大人の事情があるようで二代身分証が必要で外国人にとってはただの箱であった。外人は窓口に並ぶのか・・・。ちなみに世界遺産の大足石刻がある大足行きのバスは43元であった。重慶北駅からD列車だと46.5元で運賃の差は少ないがバスの方が大足市街地に行くからバスの方が便利だろう。

重慶北駅南広場

12:30頃、バスターミナルから徒歩5分ほどのところにある重慶北駅南広場にやってきた。

切符売場で12306.cnで予約購入しておいた明日の成都東行きの切符を受け取る。窓口のおばちゃんは投げパスポート、投げ切符の中国独自の服務で対応してくれた。ちなみ重慶北駅は北広場と南広場に分かれており、北広場にG列車、D列車と一部のZ列車、K列車の改札口があり、その他の列車は南広場の改札口からの乗車になるので注意が必要だ。

13:05頃、重慶北駅南広場の路線バスターミナルから202路のバス(運賃1.8元)に乗車して磁器口へ向かうが途中でおっちゃんが床に痰を吐きやがった。まあ、痰吐きは昨日の中国入国直後から遭遇しておりいつもの正常運転の中国なのだが、いつになったら痰吐きのない中国になるのだか・・・。重慶大学近くのウォルマートで石鹸や歯磨き粉を購入して、220路のバス(運賃0.9元)で磁器口へ戻る。

磁器口は平日にも関わらず観光客で賑わっている。そして、片足のない乞食が営業活動を行っている。

ユースホステルの近くでは盲目の乞食が営業中だ。日本で同じ事をやったら110番や役所へ通報されてしまうだろう。しかし、中国では乞食の取り締まりが少なく公安も見て見ぬ振りで、かなり自由に乞食の営業ができる。でも、社会主義国なのだから障害者年金とか出ないのか?

雑醤鋪蓋麺

昼食兼夕飯は古鎮の外にある食堂で雑醤鋪蓋麺(12元/約204円)を食べる。昨日の鋪蓋麺から少しだけ豪華になった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.4元
バス 4.5元 路線バス
日用品 22.7元
合計 41.6元

重慶→成都

06:00頃に起床するが朝から天気は小雨だ。ウンコして顔洗って部屋に戻ると物凄い口臭が漂っている。暗くて部屋の様子は分からないが口を開けて寝ている奴がいるようだ。とりあえずドア開けて空気の入れ換えをしつつ出発準備を整える。

07:15頃、ユースホステルをチェックアウトして磁器口古鎮を出る。202路のバスに乗車して終点の重慶北駅へ向かう。運賃1.8元、渋滞が酷く約2時間の道のりになる。

09:20頃、終点の重慶北駅に到着。南広場で降ろされ50mほど移動して重慶北駅北広場行きの663路のバスに乗車。運賃1.8元、客が集まり次第の発車で約15分の移動となる。重慶北駅は南広場と北広場の連絡通路が未完成のようでバスでの移動となる。ちなみに軌道交通3号線だと南広場は重慶北駅、北広場は龍頭寺で下車となる。

09:30過ぎに客が集まり発車、09:50頃、重慶北駅北広場に到着する。おなじみの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動。

高速鉄道用の駅舎なので待合室は北京南駅のように広く最新設備になっている。ただし、一部の乗客が旧式なので床に痰が吐かれている。

今日は重慶から四川省成都へ移動する。乗車する列車は11:04発、D5131次、重慶北→成都東、席は二等座、運賃96.5元になる。

10:40頃、自動改札機の先頭を陣取る。

10:49に改札が始まり先頭でホームへ移動。荷物の置き場を確保して発車までの10分ほどの時間を利用して車両の撮影開始。

今回の編成はCRH380Dの16両編成(8+8)になる。D列車なので最高速度250km/hなのだが車両は380km/hまで対応になる。かなりオーバースペックのような気がする。

定刻通り11:04に発車する。D列車なので250km/hまで速度を上げると思っていたら198km/hまでしか速度を出していない。何か速度を出せない事情があるのだろうか?

途中駅の合川を過ぎて、11:45頃、車内検札があるがD列車やG列車の乗務員は基本お姉ちゃんなので穏やかに車内検札が行われる。これがK列車や数字だけの普快だと、おばちゃんやおっちゃんたちによる高圧的な中国独自の服務による車内検札になる。

合川から先は160km/h以下での走行が続き紅皮車を追い抜いて行くので在来線と併用になっているようだ。だから速度が上がらないのか?CRH380Dなのにこの速度はもったいない感じだ。12:20頃になると速度が上がり197km/hでの走行になるが、それでも本来の性能の半分程度だ。

四川省成都

13:11頃、成都東駅に到着する。まずは公交ICカードを購入しようと思ったが地下鉄の窓口は切符の販売だけのようだ。百度で調べてみると成都駅の公交站で売っているようなので成都駅へ向かうことにする。

13:50頃、2路のバスに乗車して終点の火車北站公交站へ向かう。運賃2元、約1時間かけて、14:50頃、火車北站公交站に到着。

「公交卡加值」の看板があるパチンコ屋の景品交換所みたいな窓口で公交ICカードを購入。100元札を出して、おばちゃんに全部チャージでお願いしたらお釣り6元で返ってきた。レシート見たらデポジット20元、チャージ70元になっていた。残り4元はどうやらカードケースのようだ。続いて15:00頃、34路のバスに乗車して運賃1.8元で一環路北四段で下車する。

老宋国際青年旅舎

15:20頃、Qunar.comで予約しておいたユースホステルの老宋国際青年旅舎に到着。ここは昔の老沈青年旅舎で前経営者の奥さんが日本人でロンリープラネットに紹介されていた外国人定番の宿だ。日本人旅行者にはシムズと呼ばれていた宿だ。今回は1泊45元の8人ドミトリーに2泊するが、ドミトリーは中国人ドミ、外国人ドミ、日本人ドミに分かれているようだ。

で、割り当てられた8人ドミには欧米人と韓国人がいたので外人ドミになったようだ。部屋については各ベッドに照明、コンセントや小物置き場があり使い勝手がよい。ベッドの下はロッカーになっておりバックパックを収納できるようになっている。ただし、南京錠を持参しておかないといけない。

他にはエアコン、扇風機、電気ケトルがあり、部屋にはトイレとシャワーが別々でついているが、部屋に湿気が籠っている。Wi-Fiは部屋でもつながるのでまあまあかな。しかし、今は中国人宿でシムズほどの快適さはない。シムさん&マキさんの頃が一番だな。特に文殊院近くの頃ね。

怪味麺

夕飯は近くの食堂で怪味麺(10元/約170円)を食べる。名前からして怪しいのだが怪味麺は成都の名物麺料理になる。具材はタケノコ、椎茸、青菜、挽き肉でスープは醤油系や色々な調味料を配合しているみたいだが四川省という土地柄でスープの表面は唐辛子で真っ赤っかだよ。味は濃い口で唐辛子がきいているが、これはかなり美味い!

食後はユースホステルの近くにあるスーパーマーケットの人人楽でビールと水筒を購入しておく。

ビール500ml(2.5元/約44円)がコカコーラ500ml(3元/約51円)より安かったので自然とビールを選んでしまう。でも、中国のスーパーマーケットなので冷えていないビールです。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
宿泊費 90元 1泊45元×2
バス 7.4元 路線バス
公交ICカード 25元
日用品 19.9元
合計 158.8元

成都の古刹・文殊院

09:00頃、ユースホステルを出て文殊院へ向かう。途中で北門汽車站の様子を確認して歩いていくがボリタクの運ちゃんがしつこい。成都はボリタクでも公安を心配せず商売が自由できるようだ。公安はお茶を飲んだり世間話で忙しいのか?

09:40頃、文殊院に到着。入場料無料だが小山門の門前には大量の乞食たちが営業中でカオス度がかなり高い。

見た目健康で五体満足の乞食から手足が欠損、変形している五体不満足の乞食までいる。小山門の壁にはお椀を地べたに置いて乞食たちが臨戦態勢に入っている。文殊院は凄すぎる。

文殊院は隋の大業年間(605ー617)に創建され、創建当初は信相と呼ばれ、唐、五代、宋、元、明の歴代王朝で興廃を繰り返し清の康熙36年(1697)に慈篤海月禅師により再建された。

ある夜に夜空に光が現れ人々が光を追うと慈篤海月禅師が修行している場所で文殊菩薩が現れたことから文殊院と呼ばれるようになった。清の康熙40年(1701)には康熙帝から「空林」の額を賜り文殊院は空林堂とも呼ばれている。

文殊院は成都の有名古刹なので参拝客で溢れかえり熱心にお祈りをしている。

山門から出ると門前には大勢の観光客を狙って乞食が営業中だ。欧米人の観光客もいるのだが、この光景は中国のイメージダウンになるので見られたくないのでは?

壁沿いには乞食たちが観光客に声をかけている。カオス度が高すぎる。

三国志遺跡・蜀漢広生宮古娘娘廟

10:55頃、文殊院裏手にある蜀漢広生宮古娘娘廟を訪れる。古娘娘廟は元の名は広生宮と呼び三国時代に創建され1800年以上の歴史を持つ道教寺院であり三国志遺跡でもある。

221年に劉備が蜀へ入り蜀漢を建国し諸葛亮が宗廟を建立場所を選ぶ。諸葛亮は古代蜀の王妃墓東のこの地に宗廟を建立する。これが現在の西馬道街の古娘娘廟である。

宗廟は蜀漢皇家の祭祀を執り行っていたが263年に魏が蜀へ侵攻すると蜀が降伏。この廟が劉禅の第五子である北地王劉諶が魏への降伏を拒み妻子と共に殉国した場所で伝統戯劇「殺家告廟」の舞台である。そして、宗廟は道観へと変わり、現在は古娘娘廟として残っている。

実はこの古娘娘廟の存在自体は2007年に文殊院近くにあった日本人宿のシムズに宿泊した時に見つけて知っていたが、初心者だった自分は入口にビビって入れず約9年が経過してしまった。今回ようやく内部を見物できたが普通の古い道教寺院で茶館があり地元民がお茶を注文して世間話をしており、地元民の憩いの場のようだ。

11:30頃、文殊院に戻るが牌坊から山門、小山門へと歩きながら乞食の数を数えてみるが36人まで数えたがそれ以降は多すぎて測定不能であった。

少なくても40人以上の乞食が文殊院の門前で営業しているようだ。弱肉強食の超格差社会が文殊院に凝縮され中国の姿が目の当たりにできる。

新南門汽車站

11:50頃、万福橋站から55路のバスに乗車して新南路站で下車する。運賃1.8元、12:20頃、新南門汽車站に到着。

新南門汽車站には成都旅游集散中心があり四川省内の観光地へのバスが出ている。

とりあえずバス時刻表と運賃表を確認しておく。バスターミナル前は地下鉄の工事をしており少し歩くのに不便だが地下鉄が開通するまでの辛抱だ。しかし、地下鉄ができる割にはバスターミナルの建物がかなり老朽化しており屋根に草が生えている。

昭覚寺汽車站

12:50頃、新南路站から49路のバスに乗車、運賃1.8元で終点の昭覚寺公交站で下車する。

13:20頃、昭覚寺汽車站でバス情報を確認しておく。

昭覚寺

13:30頃、昭覚寺に到着。昭覚寺は唐の貞観年間に創建され、創建時は建元寺と呼ばれ、唐の僖宗の治世で正覚寺と改名し、宋代には「川西第一禅林」と称された。

明末期に寺は荒廃し清の康熙年間に再建されるが文化大革命で再び破壊され、1987年に再建された。

入場料無料で参拝客が多く賑わっている。境内はかなり広く成都で一番の規模かもしれない。

広い境内では線香が絶えることなく常に参拝客が線香を供えている。

奥の方にはチベット仏教の建物があったりしてチベット族の参拝客もみられる。14:50頃、昭覚寺公交站から49路のバスに乗車し、運賃1.8元、15:10頃、ユースホステルに近い府青路一環路立交橋站で下車する。

見つけた食堂で昼食兼夕食に咖喱炒飯(9元/約153円)を食べる。値段が安いので具材はほとんどなしだ。夜は今後の宿を数軒予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.2元
宿泊費 27元 予約:成都驢友記青年旅舍
バス 5.4元 路線バス
合計 44.6元

四川省旅行記~成都編之参

路線バスの車内で大小便を目撃

今日は成都の東にある洛帯古鎮を見物に0730頃に出かけたが2路のバスの車内で子供が小便をしていた。婆さんが我慢できない孫に小便をさせるという光景だ。周辺の乗客は何も気にしていない様子だが暫くすると、なんと婆さんが孫に大便をさせているではないか!
これも乗客は気にしていない様子だったが窓の開いている車内でも徐々に悪臭が充満してきてついに運ちゃんが怒り出した。でも、怒るのが遅すぎると思うが・・・。乗客たちの中にもハンカチで鼻と口を覆う者や咳き込む者も出てきた。

今まで昆明のウォルマートの食品売り場で子供が小便をするのは確認したが路線バスの車内で大小便は初めて目撃した。さすが中国!5000年の歴史を持つ国だ。外国人を驚かす行動はお手の物だ。

洛帯古鎮は古鎮とは言えず

sichuan170五桂橋汽車站に0830頃到着。ここで219路のバスで洛帯古鎮を目指す。通常、旅行客は成都旅游集散中心(新南門汽車站)からバスで洛帯古鎮へ向かうが今回は完全に地元民と一緒に洛帯古鎮へ向かう。0900頃、洛帯客運中心に到着する。バスターミナルの出入口には三輪自転車の運ちゃんが待ち構えているが無視して徒歩で洛帯古鎮へ移動する。

sichuan1715分ほどで到着するが古鎮と言っても綺麗に整備された土産物屋と飲食街になっていた。どうやら観光地化されて古鎮の風情が失われたようだ。でも、せっかくきたので見物していくことにする。

sichuan172洛帯古鎮は三国時代に蜀の劉禅が玉帯を落としたので落帯と呼ばれるようになり、いつしか洛帯と呼ばれるようになったと伝えられている。一応は三国志にも関連しそうな場所だが、劉禅が遊んでいた場所では価値は・・・。

sichuan173劉禅を抜きにすると洛帯古鎮は客家の人たちが住んでおり先祖は広東、福建などからの移民だそうだ。客家の街なので当然ながら客家語が受け継がれている。

sichuan174洛帯古鎮はそれほど大きくなく見所も少ないので約1時間もあれば古鎮は十分見物できる。

sichuan175江西会館

sichuan176五鳳楼

sichuan177洛帯古鎮

sichuan178洛帯古鎮

明蜀王陵

sichuan179洛帯古鎮の次は十陵鎮にある明蜀王陵を見物に行く。219路のバスで1030過ぎに成都大学に到着する。事前調査だと次の十陵鎮政府からボリタクで10分ほどとあったのだが成都大学の手前で明蜀王陵の看板を見つけて成都大学で下車する。看板を確認しに行くが地図や距離については表示されておらず期待した情報は入手できなかった。看板を後にして周辺を彷徨うが実は看板のある未舗装の道が入口だと後に判明する。この誤った判断で結局、明蜀王陵博物館には辿りつけなかった。

しかし、昼頃に明蜀王陵の1つである香花寺明蜀王陵は見つけることができたと言っても石碑を見つけただけでどこが遺跡かはわからなかった。情報が乏しいので1230頃に80路のバスで撤退することにする。昼食を食べた後にグーグルアースで収集したGPSデータを参考に周辺を調べると成都大学の南にそれらしい場所を見つける。これは再挑戦しなければならないだろう!

成都はご飯が安い

1週間ほど成都に滞在しているが同じドミに宿泊している日本人連れて行ってもらった食堂ではご飯がおかわり自由で食べ放題なのだ。中国各地を旅していたがご飯のおかわり自由は初めて遭遇した。さすが天府之国と呼ばれる四川省だ。でも最近は物価が上がっているようで以前はご飯が無料だった店でも1元、2元取 るようになってきている。

それでもご飯おかわり自由はありがたい。毎日ご飯は3杯くらい食べており、あまりにも食べ過ぎるので食堂のおばちゃんに目をつけられてしまったところもある。おかわり自由でも程々にしないとさすがにやばいようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.5元
バス 8元 路線バス
切手 5元
合計 22.5元

黄龍渓

sichuan1800630頃に起床して0715頃に出かける。今日は成都の南にある古鎮の黄龍渓を見物する。黄龍渓へも成都旅游集散中心からバスが出ているのだが、自分は捻くれているので路線バスで向かう。しかし、18路、819路、821路と乗って行くのだが18路から819路の乗換えのバス停が分かりづらく1時間ほど無駄に過ごしてしまい結局、黄龍渓に到着したのが1040頃だった。

sichuan181これなら、成都旅游集散中心からバスに乗ったほうが楽だった。黄龍溪は洛帯古鎮と並ぶ成都近郊の有名な古鎮である。

sichuan182洛帯古鎮が観光地化され古鎮の風情が全く無かったが黄龍溪は観光地化されているものの多少は古鎮の風情が残っており洛帯古鎮よりは楽しめる。

sichuan183古鎮の脇を河が流れており黄龍溪の名前の由来になっているのでしょうか?

sichuan184古鎮自体は1時間ほどもあれば十分見物できる。周辺には観音寺などの観光地もあるがこの辺は別に見る必要は無いと思われる。

sichuan185場所によっては古鎮の風情が十分残っています。

sichuan187こういった木造建築が古鎮見物では重要ですね!

sichuan188土産物屋があっても客は全く入っていませんでした。

sichuan189華陽→黄龍溪のバスの切符

明蜀王陵

sichuan190昼食後に昨日一時撤退した明蜀王陵に再び向かう。グーグルアースでしっかり確認したので今日はちゃんと見つけることができるだろう。1530頃、80路の バスで成都大学に到着する。昨日見つけた明蜀王陵の看板の奥へ進むが正覚山庄というレジャー施設らしき場所に辿り着くが明蜀王陵の看板が見当たらない。近くにいたお婆ちゃんに聞いてみると正覚山庄の中に明蜀王陵があることが判明する。正覚山庄の中を突き進んでいくと昭王陵と僖王陵があった。

sichuan1912つの王墓は鍵がかけられていたが近くの事務所で入場券を購入して王墓を見物する。

sichuan192昭王陵地下宮殿

sichuan193僖王陵

sichuan194僖王陵の地下宮殿は明の十三陵の定陵に匹敵する立派な地下宮殿であった。

sichuan195僖王陵地下宮殿

sichuan196僖王陵地下宮殿

sichuan197明蜀王陵の入場券(表)

sichuan198昭王陵の地下宮殿はまだ修復途中で物足りなかった。それでも、10元でこの内容ならば十分見る価値はあると思った。

sichuan199昭王陵と僖王陵を見物後は少し離れた場所にある明定王次妃墓も見物していく。

sichuan200明定王次妃墓地下宮殿

sichuan201明定王次妃墓地下宮殿

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.7元
バス 22元
明蜀王陵 10元
明蜀王定王次妃墓 2元
日用品寺 1.2元 石鹸
合計 58.9元

四川省旅行記~成都編之弐

武侯祠

sichuan1290645頃に起床する。メールなどを確認してから0740頃、観華青年旅舎を出発する。北大街から1路のバスで武侯祠へ向う。

sichuan1300810頃、武侯祠に到着する。入場券は60元で高いのだがどうしても見物しておきたいので入場券を購入する。

sichuan131武侯祠の案内

sichuan132武侯祠は諸葛孔明を祀っているのだが実は劉備の墓である恵陵もあるのだ。武侯祠の入口には漢昭烈廟の看板がかけられています。

sichuan133朝早めに来たのだが既に日本人観光客が団体で来ていたりと人気の高さが伺える。劉備が祀られた漢昭烈廟を見物して武侯祠を見物する。

sichuan134劉備像

sichuan135武侯祠の後は三義廟、劉備の陵墓である恵陵と見て行く。

sichuan136諸葛孔明像

sichuan137恵陵

sichuan138恵陵

sichuan139清の乾隆53年の墓碑

sichuan140団体客に遭遇すると五月蝿くて迷惑なのだが団体客が過ぎ去ると辺りは静かになりゆっくり撮影ができる。

sichuan141恵陵

sichuan142三国文化陳列室

sichuan1430915頃に武侯祠を後にする。

青羊宮

sichuan1440940頃、青羊宮を訪れる。

sichuan145青羊宮は成都で有名な道教寺院で唐の僖宗皇帝が中和元年に黄巣の乱で一時避難していた場所でもあります。

sichuan146境内は参拝客で賑わっており皆、線香をあげている。

sichuan147入場料が10元でまあまあ安いので気軽に参拝できるのだろう。

sichuan148玉皇閣

sichuan149唐王殿

sichuan150青羊宮の入場券(表)

sichuan151見物は20分ほどで終わり1000頃に大慈寺へ向う。

大慈寺

sichuan1521045頃、大慈寺に到着する。

sichuan153大慈寺は魏晋のころに建立され唐代に三蔵法師が受戒したことでも知られている。入場料3元で安いので非常にありがたい。

sichuan154寺自体は歴史があるのだが対外開放されたのは2004年で比較的新しい観光地だ。建物も修復されており歴史はあっても古さはあまり感じられない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.5元
バス 6元 路線バス
武侯祠 60元
青羊宮 10元
大慈寺 3元
合計 93.5元

宝光寺へ行ってみる

sichuan1550630頃に起床する。今日は成都の北にある宝光寺を見物するために0730頃に宿を出る。北門汽車站からバスで新都汽車中心站へ移動する。新都汽車中心站からは1路のバスで行けるのだが20分ほど歩いて宝光寺に到着する。

sichuan156宝光寺は後漢の頃に建立された寺で1900年以上の歴史を持つ名刹である。

sichuan157明代末期に荒廃したが清の康熙9年に笑宗印密和尚により再建された。

sichuan158観光地としても整備されており日本語の表示も多いが外国人観光客はおらず一般の参拝者のみだった。

sichuan159まあ、観光地化されて観光客が押し寄せる寺よりは整備はされているが観光客がまだ来ない寺のほうが見物するにはちょうど良い。

sichuan160寺の建物は清代に再建されたものが多いようで千年名刹と言っても建物は200年程度の歴史に留まるようだ。

sichuan161それでも境内は静かで参拝者が線香をあげており雰囲気はよい。

sichuan162これで入場料5元なら見る価値はあるだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 8.5元 路線バス
宝光寺 5元
合計 23.5元

永陵博物館

sichuan1630700頃に起床するが天気は雨だった。外に出るか迷ったが永陵博物館へ行くことにする。302路のバスに乗り永陵路口で下車する。0850頃、永陵博物館に到着する。

sichuan164永陵博物館は五代十国の前蜀の皇帝である王建の墓である。

sichuan165入場料は20元で皇帝の陵墓なら妥当な料金と思っていたが、陵墓内は撮影禁止になっており警備員の監視もあり隠し撮りも出来ない。これだと20元はちょっと高い。

sichuan166永陵博物館の入場券(表)

sichuan167永陵博物館の入場券(裏)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
バス 7元 路線バス
永陵博物館 20元
合計 30元

金沙遺址博物館は入場料高すぎ

sichuan168今日は成都市内西部にある金沙遺址博物館へ行ってみる。5路のバスで1030頃、博物館前に到着する。入場券売場へ行ってみると入場料が80元だった。30元ぐらいなら見物しようと思っていたが80元はいくらなんでも高すぎる。

sichuan169まあ、外国人観光客にとっては大した事は無いのだろうが、物価の高い上海でも月収700-800元くらいが当たり前という事を考えるとぼったくりだ。人民たちの月収の1割が入場料というのは凄い。それでも金持ち中国人観光客が訪れており自分は入口を撮影して退散することにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
バス 2元 路線バス
合計 16元

四川省旅行記~成都編之壱

桃坪→汶川→成都

sichuan0950600頃に起床して荷物をまとめて出発の準備をする。0800頃、朝食を食べるがまた料理の量が多く食べ切れなかった。0900過ぎに宿を出て桃坪羌寨を出る。集落の外には汶川行きのタクシーが停車していたのでそのまま乗車する。0915頃に出発して0940頃、汶川到着。

バスターミナルの汶川汽車站で成都行きの切符を購入しバスに乗り込む。バスは1030に出発するが汶川~都江堰までの道は所々で道路工事をしており渋滞で足止めに遭う。1530頃になりようやく成都の茶店子客運站に到着する。ここから318路のバスに乗車して人民中路付近で下車をする。

観華青年旅舎に宿泊

sichuan096バスを下車してGPSで大体の位置を確認しながら歩くとスーパーの人人楽を発見する。ここまでくればあと少しだ。10分ほど歩いて1700頃、観華青年旅舎に到着する。とりあえず1泊25元の4人ドミトリーに宿泊する。本命は1泊15元のドミなのだがあいにく埋まっていた。まあ、成都観光の拠点を確保したので明日からはどこを見て回ろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 120元 60元×2
宿泊費 25元
バス 1元 路線バス
バス 32元 汶川→成都
タクシー 5元 桃坪→汶川
合計 190元

成都駅へ行ってみる

sichuan0970630頃に起床する。相部屋の日本人が九寨溝へ行くための準備をしていた。0800頃、観華青年旅舎から徒歩で成都駅へ向う。成都駅は地元では北駅とか呼ばれているようで標識にも「北站」の文字が目立つ。0845頃、成都駅に到着する。

sichuan098さすが四川省の中心駅なだけあって混雑している。おまけに乞食も多い し唾や痰を吐く民度の低い人民で溢れている。切符売場を覗いてみると窓口が30ぐらいあるのに大混雑になっている。これだと切符を買うときは1時間待ち確定だろう。

成都駅を見物した後は周辺の路線バスのバスターミナルを確認してどこか観光地らしきところを探すと昭覚寺という地名を見つける。寺がありそうな気配がする。他にも昭覚寺汽車站というバスターミナルもあるようなので402路で昭覚寺汽車站へ向う。

昭覚寺は穴場だった

sichuan0991030頃、昭覚寺汽車站に到着する。あまり大きなバスターミナルではないが綿竹、綿陽などへのバスが発着している。

sichuan100バスターミナルのすぐ近くに昭覚寺があり意外にも立派な寺だった。

sichuan101肝心の拝観料は2元と格安で誰でも入れるような料金設定になっていた。日本語の説明もあり観光地としても整備されています。

sichuan102昭覚寺は「第一禅林」と称され唐の貞観年間(627-649)に「建元寺」の名で建立され唐の僖宗皇帝より昭覚寺の名を賜った由緒ある寺である。

sichuan103境内は参拝客で賑わっており案内標識には日本語もあり観光地としても整備されている。昭覚寺は成都動物園とも接しているので動物園でパンダを見てから寺を見物なんてこともできる。

sichuan104坊さんが電動スクーターを乗り回す時代になったようです。

sichuan105上帥塔

sichuan106朱徳と秘書の周官和が贈った額

sichuan107昭覚寺を一通り見物して帰ろうと思ったときに寺の食堂を見つける。今までの経験上だと寺の食堂は最低でも10元は必要だったのだが食券売場を見ると「午饭2元」の文字が飛び込んできた。今までにない激安の食堂だ。迷わずに食券を購入して食堂で昼食を食べる。寺の食堂なので当然ながら素食になる。腹一杯にはならないが参拝客や修行僧たちと一緒に食事をするという雰囲気を楽しめた。

寺には食堂のほかにレストランもあり麻婆豆腐4元と料金設定はかなり安くなっていた。昭覚寺は観光から食事まで格安に済ませられるお勧めの寺だ。寺を出るころには雨が降り始めたので午後は宿でおとなしくすることになりそうだ。

sichuan108昭覚寺の入場券(表)

sichuan109昭覚寺の入場券(裏)

マウスを買いに出かける

宿に戻りHP作成をしていたが7月ぐらいからノートPCのクリックボタンが壊れかけていたので近くにあった電脳城にUSBマウスを買いに出かける。電脳城といってもアキバのラジオセンターやラジオデパートを小さくした規模だがCPU、HDDなどの部品調達には十分利用できるレベルだった。購入したマウスは IBMのUSBオプティカルマウスだ。価格は20元なのだが本当にIBMかは?である。でも、ちゃんと使えているので問題なしだ。それにして、DELLのノートPCは1年足らずでクリックボタンが壊れるとは・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.4元
宿泊費 25元
バス 3元 路線バス
昭覚寺 2元
マウス 20元
合計 61.4元

文殊院周辺を散歩

sichuan110観華青年旅舎のすぐ近くには文殊院があり再開発で昔の町並みが再現されている。

sichuan111今日は文殊院周辺を散歩してみたが午後になると雨が降ってきたので文殊院は後日見物することにする。

sichuan112天気が悪くほとんど外には出られませんでした。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
宿泊費 25元
バス 3元 路線バス
合計 41.5元

成都大熊猫繁育研究基地へ

sichuan1130900頃、観華青年旅舎を出発して最寄のバス停「北大街」で902路のバスで終点の成都大熊猫繁育研究基地を目指す。1000頃、成都大熊猫繁育研究基 地に到着する。入場料は30元で微妙な料金設定だが入場券を購入する。まずは大熊猫博物館を見学するがパンダの剥製や生後まもなく死んだ赤ちゃんパンダのホルマリン漬けやパンダの内臓があったりと子供にはちょっと見せるのはどうかなという物が展示されている。

sichuan114大熊猫博物館を見学後にいよいよパンダの見物である。パンダたちは食事中のパンダもいれば寝ているパンダもいたりするが観光客は写真を撮ったり呼びかけたりしていた。

中でも人気なのは観光客の目の前で食事をしているパンダと生後間もないパンダだ。営業活動に熱心なパンダは観光客の前で食事をしてくれます。ただ、生後間もないパンダは撮影禁止になっていた。当然ながら警備員が配置されており警備は厳しい。

sichuan115観光客の目の前で寝ているパンダも人気が高いです。

sichuan116動き回っているパンダは人気はあるのですが撮影が難しい。

sichuan117木の上で寝ているパンダもいます。

sichuan118観光客も大勢集まっています。

sichuan119成都大熊猫繁育研究基地の入場券(表)

sichuan120成都大熊猫繁育研究基地の入場券(裏)

文殊院

sichuan1211200過ぎに宿に戻りフロントで宿泊延長を申請したら既に次の予約が入っており10元高いエアコン付きの35元の部屋になると言われる。さすがに35元の部屋は泊まれないので困っていたら12人ドミトリーの15元と20元のベットがあると言われる。渡りに船で20元のベットに変更してもらうように頼む。 安い上段の15元ベットもあったのだが今回は下段の20元ベットにする。部屋を移動後、1300頃、昨日雨で断念した文殊院へ向う。

sichuan122文殊院は隋の大業年間 (605-617)に創建された古刹だ。明末期に戦火で荒れ果てるが清の康熙年間に慈篤禅師により再建され文化大革命でも破壊を逃れている。入場料5元で安いのだが入場券売場には乞食が待機している。当然ながら乞食が御椀をたたいて催促するが、もちろん無視する。文殊院の境内は観光地として整備されているが参拝客も多く賑わっている。まあ、綺麗に修復されてはいるが清代の建物や仏像があり5元なら十分楽しめる。

sichuan123文殊閣

sichuan124大宝雄殿

sichuan125説法堂

sichuan126文殊院

sichuan127文殊院の入場券(表)

sichuan128文殊院の入場券(裏)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.5元
宿泊費 280元 1泊20元×14
バス 3元 路線バス
成都大熊猫繁育研究基地 30元
文殊院 5元
合計 330.5元