フェリーで神戸→上海1日目
2015-01-13
神戸港ポートターミナル
09:00頃、三ノ宮駅に到着する。三ノ宮駅前が新鑑真に乗船する前にATMで現金を引き出したり、コンビニで食料を買い込んだりできるの最後の補給場所になる。
補給を済ませたらポートライナーに乗車して2駅目のポートターミナルで下車する。乗車時間は6分ぐらいで、ここが神戸ー上海を結ぶフェリー乗り場だ。駅を出てポートターミナルの2Fへ移動して乗船手続きを済ます。予約しておいた2等和室の往復運賃を現金34000円支払う。
10時頃から検温や出国手続きが始まるので40分ほど待機となる。ポートターミナルの状況だが工事中の区画が多いのだが、正直言って何もない。コンビニやATMが存在しない都会の中の田舎だ。
10:00頃に検温が始まり続いて出国手続きが始まるが出国カウンターは2つだけ開いており空港と比べるとかなり寂しい。パスポートに出国スタンプを押してもらい出国手続きを済まし、続いて税関検査でパスポートの確認だけをする。出国時で税関検査を受けるのは初めてだが特に申告するものはない。ちなみに100万円相当の現金を持ち出す場合は届け出が必要だ。
税関検査を済ました所でトラブルが発生する。日本人のおっさん一人が税関検査を無視して通り過ぎて行き税関職員に呼び止められるというか、税関職員が追いかけて連れ戻すが、おっさんは大声で税関職員に文句を言っている。
出国時に税関検査は滅多にないので税関検査を受けるのがお気に召さないようだ。おっさんが喚くので2人体制の税関業務はストップしてしまう。乗客全員が税関検査を受けているのに何で税関検査を嫌がるのだ?出国時でも税関検査があることは税関のWEBサイト にも書いてあるぞ!何か見られると都合の悪い物でも持ちだそうとしているのか?
まあ、見物していても時間の無駄なので自分は新鑑真に乗船する。部屋は2等和室なのだが乗客は自分一人で貸切状態だ。
出港は11:00なのでデッキに出て外の状況を確認していると、先ほど税関で喚いていたおっさんが船員と一緒に乗船していく。あれから結構時間が過ぎているので税関で足止めを喰らっていたようだ。おっさんの後に乗船する乗客が見当たらなかったので、最後まで税関検査を嫌がっていたようだ。
この状況からして手荷物全検査された可能性は非常に高いだろう。最初から大人しく税関検査受けていればパスポートの確認だけで済んだのだろうに・・・。11:00頃、神戸港を出港して上海へ向かう。
新鑑真は瀬戸内海を航行
神戸港を出てから明石海峡大橋、瀬戸大橋を通過して瀬戸内海を航行していく。
17:00頃になると夕焼けの海を見ることが出来るが外はかなり寒い。瀬戸内の夕日は暖かくなってからでないと見るのはしんどい。
GPSデータ
あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
神戸港(ポートターミナル)
N 34°40’49.17″
E135°12’11.53″
フェリーで神戸→上海2日目
2015-01-14
船酔いで寝込む
朝から船酔いだ。長崎の五島列島沖を通過した頃から揺れが酷くなり完全に寝込む。この日は朝食を食べただけで翌日まで飲食なしで寝ているだけだ。
鉄道で上海南→昆明
2015-01-16
列車は湖南省を西へ走る
07:30頃に起床する。GPSで確認すると列車は湖南省あたりを走っているようだ。
車内ではちょうど朝食に車内販売が始まる。米線や稀飯(おかゆ)、饅頭を売っているが値段は15元(約300円)で結構いい値段をする。
外は霧が出ており遠くが見えないので周辺の状況はよくわからない。わかっているのは田舎を走っていることぐらいだ。外の霧の景色を眺めていると車内で乗務員が清掃を始める。乗務員がこまめに清掃をするので車内は清潔に保たれている。
中国では列車の運行中に車内清掃をするのが一般的で清掃をしないと乗客の質にもよるが車内はゴミだらけになってしまう。乗客の一人一人がゴミをゴミ箱に捨てれば乗務員の負担が軽減されるのだが、乗客はその様なことを考えていないのだろう。
株洲に到着する。株洲は湖南省の地方都市だが滋賀県の地方スーパーの平和堂が出店している。しかも、スーパーではなく高級百貨店としてだ。2012年の反日暴動では襲撃に遭っているが頑張って営業しているようだ。株洲は鉄道の要衝でもあり各地からの列車が通るのだ。
09:00頃、株洲を発車して西へと向かう。10:40頃、娄底に停車、11:15頃、漣源に停車して西へ向かう。周囲の状況は徐々に丘陵地帯から山が増え始めて山間部に入り始めたようだ。
11:30頃、盒飯の車内販売が始まる。盒飯は20元(約400円)で高い。どれくらい高いかというと20元もあればイスラム食堂で牛肉麺と炒飯が食べられる金額になる。まあ、食堂車で食べるともっと高くなるけど・・・。
午後になるとトンネルが多くなり山間部に突入したようだ。ポメラとGPSの電池がなくなってきたので車内で充電をするがコンセントが数少ないのでいつも塞がっているのだが、ハノジ型のコンセントは開いているので変換アダプタを使って充電をする。
しかし、変換アダプタなんか使うので乗客の注目を集めてしまう。まあ、変換アダプタなんて普通は持っていないからなあ・・・。
昼食は盒飯
14:45頃、湖南省最後の停車駅である懐化に到着する。停車時間が15分ほどあるのでホームでは、おっちゃんやおばちゃんたちが盒飯、カップめん、飲料などを売っており乗客が降りて購入している。
自分も遅めの昼食に盒飯を購入する。盒飯でも駅で売っているから駅弁みたいな感じかな?値段は10元(約200円)で車内の盒飯の半額だ。半額といってもまだ高めなのだが、まあ駅でこの価格は妥当だろう。
それで、肝心の盒飯だが、作りたてのようでまだ暖かく量的には日本のコンビニ弁当と同じぐらいで味も悪くない。唐辛子が程良く利いている。
でも、炒め物の油が多いが、まあ中華料理だから仕方ないか。ご飯は長粒種で粘りけは少ない。総合的には味も値段も妥当だ。ただ、作りたてを販売できるのなら日本の駅弁みたいに地域の特産品を使うと面白いと思うのだが、中国で駅弁というのは無理かな?
15:00頃、懐化を発車して湖南省から次の停車駅のある貴州省玉屏へ向かう。15:30頃、公安の身分証確認が始まった。いつもなら夕方か夜になってからなのだが、今日は早めだ。
公安にパスポートを提示すると、「う~ん」と唸りながらしっかり中身を確認している。そして、公安がしっかり確認しているので周囲の乗客の視線もパスポートへ。ビザの欄を確認したら、そのままパスポート返却で終了。しっかり確認しているので質問してくるのかなと思ったが、やはり外国人には関わりたくないのかな?
16:55頃、貴州省最初の駅である玉屏に到着する。ここでは、その場で盛りつける盒飯を販売していた。でも、快餐みたいなぶっかけ飯ではなくおばちゃんが「鶏腿○○」と叫んでおり、でかい鶏のもも肉が盛りつけられた弁当であった。
これはある意味で駅弁ということか?
値段を聞き忘れたがなかなか興味深い。
日本みたいにご当地駅弁で売り出せば面白いと思うのだが、中国に駅弁文化があればなあ・・・。
17:00頃、玉屏を発車して、少数民族で有名な凱里へ向かう。17:20頃、夕飯時なので盒飯の車内販売が始まる。値段は20元(約400円)で中身はお昼のと同じなので、駅で買った方がいいかな?それに駅で買った方が駅弁の雰囲気もあるし・・・。
凱里の盒飯は外れ
18:55頃、ミャオ族などの少数民族で有名な凱里に10分ほど停車する。ホームでは盒飯の販売があり、玉屏で売られていた盒飯と似たような感じで鶏のもも肉が盛られている。値段は20元(約400円)で結構高めだが試しに買って食べてみる。
19:10頃、凱里を発車して西の貴陽、昆明へと列車は走る。車内で購入した盒飯を食べるが正直言ってあまり美味くない。懐化で買った10元の盒飯の方が美味かったぞ!
どうも駅で売られている盒飯は当たり外れがあるようだ。今日はもう寝ることにする。明日は時刻表通りなら7時前に昆明到着だ。
本日の出費
項目
金額
備考
食費
30元
合計
30元
新路線を乗り鉄・昆明→河口北
2015-01-17
昆明到着
03:45頃、雲南省の宣威に到着する。昆明には06:57到着予定なので、まだ3時間ほどある。洗面台へ顔を洗いにいくと先客の兄ちゃんが顔を洗っている。隣で自分も顔を洗うが先客の兄ちゃんが蛇口に直接口を付けて口を濯いでいる。
そして、口を濯いだらそのまま立ち去ってしまった。おいおい、蛇口洗えよ!いや、蛇口に口付けんじゃねえよ!さらに連結部でタバコを吸っているおっさんは痰を吐いているし・・・。夜が明ける前から今日も中国はアクセル全開のようだ。
04:00頃、列車は宣威を発車し、次の停車駅の曲靖へ向かう。乗務員が曲靖で降りる乗客を起こして切符と換票証を交換している。切符と換票証を交換することによって寝過ごしを防止するのだ。
05:00頃、曲靖に到着し数名の乗客が下車していく。そして、乗務員が二度寝して寝過ごす乗客がいないか車内の確認もしている。
05:10頃、曲靖を発車すると車内の照明がつき、車内放送も始まる。これで寝ていた乗客も起き始める。次は終点の昆明だ。切符と換票証を交換して昆明到着を待つ。
07:01に2泊3日かけてK79次で上海南駅から昆明駅に到着する。まずは切符売場へ行きネットで予約しておいた河口北行きの切符を受け取る。河口北行きの切符は硬座がまだ300枚以上残っていたのでネットで予約購入しなくても大丈夫そうだ。
切符を受け取ったので次に待合室へ向かう。駅前の広場には夜明け前でも武警が自動小銃を持って警備している。どうやら2014年のテロ事件以降は24時間体制で警備しているようだ。
待合室までに切符とパスポートの確認とX線検査があり、07:30頃、待合室に到着する。昆明からは、09:32発のK9832次で河口北へ向かう。
昆明-河口の鉄道は昆明北-河口のメーターゲージの営業運転が停止していたが、2014年12月10日から新たに標準軌で昆明-河口北の路線400kmが営業運転開始となっている。これでベトナム国境の河口まで鉄道でいけるのだ。
鉄道で昆明から河口へ
改札が始まるまで約1時間半の待機だ。
09:05頃、改札が始まり乗車する。
車両に付いている行先票は麗江、大理、昆明、河口北と表示されている。車両の編成が硬座2両で残りが硬臥と軟臥になっているので昆明-大理-麗江が主路線で昆明-河口北は副路線という感じのようだ。
09:32に定刻通り昆明駅を発車する。とりあえず自分のいる硬座車両は満席になっている。外の天気は雨だが、河口も雨だろうか?
そして、発車から6分でタオルの実演販売が始まった。中国の鉄道は車内販売は飲食物だけでなく、日用雑貨の実演販売がある。今まで遭遇したのが、タオル、靴下、歯ブラシ、偽札識別の紫外線ライト、記念硬貨、ベルトなどがある。この実演販売は中国の鉄道旅行での名物といってもよいだろう。
昆陽、玉渓、通海と列車は南へ走るが路線は単線で列車交換待ちが何度もあった。玉渓まで以前からあった線路のためかそれほど速度が出ていないが、玉渓から南は線路を新規に敷設した線路なので列車の速度は上がり、通海を過ぎると110kmほど出ている。
13:05頃、建水に到着する。下車する乗客が多かったが、それ以上に乗車する乗客が多く少数民族のおばちゃんやお婆ちゃんが雪崩込んでくる。駅舎も田舎の中では規模は大きい。
13:10頃、建水を発車する。車内は少数民族の色合いがかなり濃くなってきた。13:45頃、蒙自北に到着する。紅河ハニ族自治州の州都なので、比較的駅が大きく下車する乗客と乗車する乗客が多い。
14:00頃、蒙自北を発車するが駅の南側の駐車場にバスが数台停車して人が集まっているのが見えた。蒙自市内へ行くバスだろうか?駅から市内への交通手段はありそうな気配だ。まあ、ボリタクも確実にいるだろうな。
14:15頃、蒙自に到着する。下車する乗客は少ないが乗車してくる乗客が多い。蒙自には駅が2つあるが必要なのか?
14:18に発車するが駅前が工事中で市内へのバスがあるか確認できなかった。まあ、乗客が多数いるのでボリタクとか何らかの交通手段はあるのだろう。蒙自から南はトンネルの区間が長くなり山岳地帯を一気に抜けていく。8年ほど前にバスで昆明から河口へ行ったときは1日掛かりで山岳地帯を越えていたが列車はトンネルを一気に走る。
14:55頃、トンネルを抜け屏辺に到着するがホームの長さが足りず一部の乗客は前の車両から下車する。すぐ脇で新ホームを建設中で駅が完全に完成する前に旅客列車の運行が始まったようだ。14:58に屏辺を発車し再び長いトンネルの中を走り終点の河口北へ向かう。
河口北駅に到着
15:46頃、昆明から400km走り河口北駅に到着する。
駅を出ると人が多いのでボリタクの運ちゃんが「ラオカイ!サパ!」と声をかけてくる。ボリタクは無視して路線バスを探す。
駅から河口の町への移動は路線バスで行くのだが人が多過ぎて最初に待機していた4台のバスには乗車できずにバスが来るのを待つことになる。GPSで駅から河口の街までは3kmほど離れているので最悪歩いて行けばよいのだが、他の乗客と一緒にバスを待つ。
バスが来て乗車しようとするがバス停がないので誰も並ばず我先にとなる。バス停があっても意味ないか・・・。バスで河口の県城へ向かう。運賃は2元だ。
17:00に老客運站に到着するが、7年ほど前に訪れた時あった旧バスターミナルは無くなりビルが建設中であった。新バスターミナルが出来たのは知っていたのだが、河口で不動産バブルが発生しているとは思わなかった。
でも、ビルの建設現場のすぐ近くにはお姉ちゃんたちがいる土産物市場が昔と変わらずにあった。
まずは宿を探さないといけないので昔の記憶を頼りに河口の街を歩く。
そして、以前泊まったことのある湘中招待所に到着する。
1泊30元の一人部屋なのだが、小姐の連れ込みは別途20元徴収と紙がはられている。
17:00頃、宿は確保したので国境の河口口岸へ行くが、まだベトナムとの国境は開いていた。ベトナム・ドンを持っていれば今日のうちに国境を越えても良かったのだが、明日両替してからベトナムへ渡ろう。
橋の向こうのベトナムの様子を見てから、夕飯に10元食べ放題の快餐へ行く。
GPSデータ
あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
昆明駅
N 25°01’02.74″
E102°43’11.87″
河口北駅
N 22°31’56.38″
E103°58’24.39″
湘中招待所
N 22°30’36.37″
E103°57’32.62″
河口口岸
N 22°30’29.82″
E103°57’47.32″
本日の出費
項目
金額
備考
食費
10元
宿泊費
30元
鉄道
70.5元
昆明→河口北
日本でネット予約
バス
2元
路線バス
合計
112.5元