雲南旅行記 ベトナム・ラオス国境編2007

無事に朝を向かえ出発

何事も無く無事に朝を向かえ早々にチェックアウトする。0830頃に昆明駅に到着。昆明客運站に向かい建水行きのバスを探すが0830発のバスがまだ出発 していなかった。この展開はいつものパターンだ。自分が乗る0900発のバスは予想通り0900になっても出発しない。客が一杯になった0930頃によう やく出発。昆明を離れる。

建水に到着

jianshui01高速道路をかなりの速度で進むが、途中でなぜか道路上にみかんの類の柑橘類を売るおばちゃんたちがいた。どうやら中国では高速道路で農産物の直売をやって よいらしい?日本なら確実に110番通報されるな!1130頃に通海県で10分間の休憩をして再び高速を爆走する。1300過ぎに建水汽車客運站に到着する。

とりあえず、バスターミナルにあった交通賓館で一泊いくらか聞いてみたら「88元」と高い。すぐに他を探してみて入口の狭い典型的な安宿っぽいところ を見つけて聞いてみたら一泊40元なので、ちょっと微妙な料金だがバスターミナルに近いので泊まることにする。後で気づいたが宿の名前は「臨渓賓館(临溪 宾馆)」で賓館だった。旅社だと思っていたのだが・・・。

追加情報:帰国後に知ったのだが建水の何処かには核ミサイル基地があり中距離弾道ミサイルの東風3(射程 約3100km)と東風21(射程約2150km)が配備されているらしい。因みに雲南省にはもう1ヶ所核ミサイル基地がある。昆明と大理の間にある楚雄の何処かには東風21が配備された核ミサイル基地があるらしい。

朝陽門を見学

jianshui02事前調査がほとんど出来ていないために観光名所がどこにあるかわからないままバスに乗って建水を偵察する。すぐに朝陽門に到着する。どうやら朝陽門は建水 の東門になっているようだ。

jianshui04朝陽門には大勢の地元民の憩いの場になっているようだ。

jianshui03ただ、靴磨きの人が多いような気もするが・・・。

jianshui05朝陽門に登り周辺を撮影するが楼閣内も有料ながら見学が出来るようになっており、10元払って見学する。楼閣内には骨董品が多数展示されているが撮影禁止 だった。

jianshui06朝陽門を見学したら西門へ向かって歩く。東門の朝陽門から西門までは古い町並みが再現されており古鎮と呼ばれることだけはある。

jianshui07観光用の馬車もあ り観光地として賑わっているようだ。

jianshui08西門への途中で孔子を祭る文廟があったが入場料が60元とかなり高い。しかも、新しく綺麗である。この場合は60元払っても大した内容でないことが予想さ れるので無視して西門へ向かう。西門に到着したが西門は建設中であった。まだ建水は観光開発の途中のようである。

建水の餐庁

夕方になり夕食を食べようと朝陽門周辺の店を回ってみるが意外な事実が判明!建水の食堂、レストランでは値段表をほとんど出していないのだ。ボッタクリの 気配がやたらとする中、1件のレストランへ。値段表もなければ、メニューもない。食材を選んで料理してもらう方式で安そうな食材を選んで炒め物で3品出し てもらった。お腹一杯に食べて料金は12元だった。まあ、妥当な価格設定だろう。おそらく、この先も値段表のない店ばかりになるのだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.5元
宿泊費 40元
バス 3元 路線バス
バス 51元 建水~河口(保険料込)
朝陽門 10元
合計 118.5元

河口に向けて出発

臨渓賓館を0730過ぎにチェックアウトし建水バスターミナルで河口行きのバスに乗り込む。珍しく定刻どおり0816に建水を出発する。河口に向けバスは 順調に進むが、自分は腹がゴロゴロ鳴り始める。緊急事態の発生だ!高速道路上で停車してもらい、そこらの草むらに駆け込む可能性が出てきた。しかし、高速 道路が終わり山道に入ると状況は一変する。崖から落ちたら100m以上の谷底が確実の危険地帯を運転手は血迷ったのかノロノロ運転の車を追い越しながら爆走していく。腹の調子よりも危険な運転のほうが心配でいつの間にか腹の具合は収まった。

1130頃に屏辺(屏边)のバスターミナルで昼休憩で停車。トイレ の場所を聞いて緊急事態は解決した。ただし、トイレで3角を徴収される。この緊急事態の原因は恐らく2日前に昆明駅前で食べたパイナップルだろう。これ以外に食べたのはすべて炒め物だから原因とは考えにくい。1220頃に屏辺を出発。さらに濃霧の危険な山道の突入する。山道を下り始めると霧もなくなり落ち たら命がない状況を認識させられる。山を下りるにしたがってバナナ畑が出現する。河口に近づいていることを認識する。

辺防検査站でパスポート提示

いよいよ河口県に入ったが河口の手前18kmの地点で辺防検査站があり停車する。武装警察がバスに乗り込んで検査が始まり全員の身分証提示を求められる。 ついに菊の御紋のパスポートを提示すると、「登記するから、ちょっと待っているように!」と指示してパスポートを持って武警の人がバスを降りてどこぞへ行く。バスが停車している間、自分は乗客の視線を浴びる。3分ほどで登記が終わりパスポートが返却されバスは出発する。さすが、武装警察はよそ者をすぐに見 分けられる眼力を持っている。もっとも、自分は眼鏡をかけていたのですぐに分かったのだろう!この地域で眼鏡をかけている人はいないに等しいから・・・。

河口に到着、ベトナムへ

kakou01バスが河口に向かい走っているといつの間にか線路が見える。今は走っていないが昆明から河口、ベトナムへと続く鉄道だ。工事をしているのが見えるので、そのうちに再び列車が走るのだろう。1530頃に河口客運站に到着。すぐに宿を探すが、安宿がたくさんあり料金を調べながら周辺を調査。どうやら一人部屋で 15~20元ぐらいが相場のようだ。相場が分かったのでバスターミナルから5分ほどの湘中招待所に1泊20元で泊まることにする。荷物を置いたらすぐに口岸を探しに出るが、すぐに見つかる。

kakou02

kakou03

kakou04歩いているとベトナム人のおばちゃんたちの自転車の行列があったので列をたどっていくと河口口岸に到着。すぐに出国手続きをする。

kakou05河口ではパスポートチェックはあまり厳しくないようで、東興、憑祥と違いあっさり出国する。

kakou06ベトナムの入国手続きでは今までの2ヶ所と違う入国カードを渡され考えながら記入。

kakou07中越国境で一番賑わっているので入国カードが違うのだろうか?

kakou08まあ、何とか入国できてラオカイの街を写真撮影!

kakou0910分ほどベトナムに滞在して出国する。出国時にラオカイでは入国と出国が同じカウンターで手続きをして いることが判明。

kakou10橋をわたり中国に戻るがベトナムから中国に入国する大型トラックは中国側でタイヤを洗浄していた。鳥インフルエンザとかの検疫関連だろう か?中国の入国審査では係官に「どこで中国語を学んだの?」「中国は何度目?」など簡単な質問を受けて入国スタンプを押してもらう。河口は東興、憑祥と違 い出入国審査が簡単に済んだ。まあ、人の往来が多いから細かく審査していないのだろう!

夕食を食べて、バスの切符を買う

kakou111700を過ぎていたので夕食を済ませ、周辺を散歩しながら市場でバナナを1kg1.5元で購入する。日本ではバナナは食べていなかったが、せっかくバナ ナの産地になっているのだから食べておかないと。河口での目的は達成したので次は中国・ラオス国境を目指してみたいのだが、どのようなルートがあるのか分からない。とりあえず景洪を目指すのだが、あいにく河口からは景洪行きのバスがない。河口と景洪の中間にある緑春に移動することを考えるがバスターミナル で聞いてみると売り切れだった。

そうすると、建水に戻ることも考えたが建水から景洪へのバスがなかったので、ここは無難に昆明に戻ることに決める。翌日の 朝に出発するバスの切符を122元(保険料3元込)で購入。はっきり言って高い。夜のバスで翌朝に昆明着もあるようだが、夜にあの山岳地帯を通過するのは 危険すぎるので朝に出発、夜に到着のバスになった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 20元
バス 122元 河口~昆明(保険料込)
トイレ 0.3元
合計 149.3元

再び昆明に

kakou_bus010600に起床。0820頃に湘中招待所をチェックアウトしてバスターミナルに向かう。

kakou_bus02バスに乗り込み定刻の3分遅れの0848に出発する。昆明に向け約10時間の道のりだ。

再び辺防検査站でパスポート提示

河口を出て辺防検査站があり停車する。武装警察がバスに乗り込んで検査が始まるが全員の身分証提示を求められる。パスポートを提示すると登記のために少し待つ。パスポートが返却され昆明に向け出発する。

夜に昆明到着!景洪へ出発!

huizu011400頃に回族のレストランで昼食を食べる。青椒肉絲と米飯で8元。ちょっと高いが田舎の国道にあるので仕方ないか。トイレ休憩と昼食の計3度の休憩で 1930頃に昆明客運站に到着。景洪行きのバスを確認しようとしたら切符売り場に人が多すぎで、しかも時刻表の電光掲示板が消えてる。仕方なく、昆明汽車站へ移動。景洪行きの時刻表に載っていない切符がすぐ買えた。

寝台バスに乗り込むが自分の席におばちゃんが寝ている。運転手がおばちゃんに文句を言い始める。原因はおばちゃんと子供の2人で1人分の切符しかないことが判明。おばちゃんの子供がいた席が自分に割り当てられた。真ん中の列の上段の席である。 ちょっと不満だが下段よりは良いだろう。2000に定刻どおり景洪に向けて出発。すぐに眠りにつく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 157元 昆明~景洪(保険料2元込)
合計 168元

景洪到着!勐腊へ出発

mengla010530頃に景洪客運南站に到着する。0600頃に切符売り場が開く。勐腊行きのバスは1時間ごとに出ているようだが12人乗りの小型バスのために直前の バスは切符が取りにくいようで切符を購入するが0815発であった。白人3人組が6時台のバスで勐腊へ出発していった。0815にバスは出発するが 1000頃に勐仑に到着。5分ほど休憩してすぐに出発する。

1300頃に勐腊に到着。勐腊には昆明からのバスも到着しておりラオスを目指す場合は景洪行き より勐腊行きのバスを選んだほうがよさそうだ。ここから先の道のりは磨憨が国境に一番近いということしか分からないためバスターミナルの時刻表を確認する。ラオスの南塔に行くバスがあるのだが0900出発の1日1本しかないことが分かった。

怪しげな客引きが磨憨行きのバスが出ているバスターミナルに7元 で案内すると誘ってきたので付いて行く。リキシャ(三轮车)に乗りバスターミナルから大通りを南に1.2kmの所にもうひとつのバスターミナルが あった。ここで、磨憨行きの切符を15元で購入。怪しげな客引きに約束どおり7元を支払うが怪しげな客引きはさらに調子に乗ってラオスの紙幣との両替と情報料3元を要求してくるので丁重に無視してあげる!

磨憨からビザなしでラオスへ入国

mohan01磨憨行きのバスは時刻表が内容で客が集まり次第の出発のようである。1330頃に出発するが新しい道路を建設中で未舗装区間が多く、土煙で咳き込む。約50Kmの道のりを2時間かけて進み1530に磨憨に到着。以外にも中国側の入国と出国の事務所が非常に質素で河口、東興、憑祥の豪華な事務所と比べて驚 くばかりである。

mohan02出国手続きをしてラオスに向かうがラオスの事務所まで徒歩で約30分ほど山道を歩く。

mohan03途中で国境線を示す石碑はあったが人の行き来はあまりない。トラックの行き来のほうが多かった。

laos01ラオスの事務所に到着して入国カードを記入してパスポートと一緒に提出する。2007年1月1日から日本国籍を持つものはビザなしでラオスに入国できると聞いているが実際に出来るか運命の瞬間である。

laos02ラオスの係官に英語で質問されるが英語が出来なくて中国語が少し出来るというと 中国語で質問してきた。「どこから来た?」「いつここにきた?」「目的は?」などかなり質問された。


laos03分からない質問もあり全てに返答することは出来ずに途中で「大使館の電話番号は知っているか?」聞かれ「知らない」と返事すると、係官3人が相談を始め待 たされる。何か大変な状況になっているのだろうかと心拍数急上昇の中でパスポートにスタンプを押され返却されて、係官に付いて来るように言われる。事務所の脇で「どこへ行くの?」「いつラオスを出るの?」など聞かれ「この辺散歩してすぐに中国に戻ります。

laos04今日、中国に戻ってもいいですか?」と返答すると、 「ここに来るだけで帰るのか?なんて無駄遣いだ。」のようなことを言われと係官に叱られる。係官の質問も終わり1600頃にラオス入国。30分ほど散歩す るがタクシーの客引きがしつこい。

laos05

laos07中国語で「すぐに中国に戻る」と言うと客引きはすぐにあきらめる。

laos081630頃にラオスの事務所で出国手続きをする。

laos10予想通り係官に「さっき来たばかりで しょ!」と言われながら出国カードを渡され記入する。列に並んでいると周りの中国人が日本のパスポートを見て「日本鬼子」「東洋鬼子」と言ってくる。

laos09「なに見ているの?」「小日本だよ」と言いながらパスポートを見せると珍しそうに見ている。特に悪意は無いようで日本人と日本のパスポートが珍しいだけの ようである。係官に出国カードとパスポートを一緒に提出して出国スタンプを押され無事出国。出国手続きはすぐに終わった。

中国に入国!勐腊に戻る

1700頃に中国側の入国事務所に到着。入国カードを探すが見当たらない。係官が「何人ですか?」と聞いてきたので「小日本です。」と返答すると「日本人か!」とちょっと珍しそうに入国カードを渡してくれる。入国カードを記入してパスポートと一緒に提出する。係官に英語で質問されるが中国語で「英語は話せません」と返答し中国語での質問になる。「今日、ラオスに行ったのにどうして戻ってきたの?」と聞かれ、「一度ラオスが見たかったので見てすぐ戻ってきました。」と返答すると、「入国の目的は?」と聞かれ、いつもは「中国語の勉強です」と返答するのだが今回はちょっと返事を変えてみた。「観光です」と返事すると、係官は「どうして観光で訪問ビザを取得しているんだ?」と質問され、「香港に行ったときに・・・」と返答に詰まるが、係官が別の係官に相談した結 果入国スタンプが押される。

今度は自分が係官に質問してみた「何か問題ありましたか?」と、返答は「問題ないよ!行っていいよ!」とのことで、ちょっと時 間がかかったが中国に入国。すぐに勐腊行きのバスに乗り酷い未舗装道路を2時間かけて1900頃に勐腊到着。この時間は既に景洪行きの最終バスは出ている ために今日は勐腊で宿を取ることになった。とりあえず、バスターミナルに1番近い宿に泊まる。1泊16元でパスポートの確認も登記もなかった。おまけに宿 の名前も分からない。明日は景洪に戻ろう!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
宿泊費 16元
バス 33元 景洪~勐腊
バス 15元 勐腊~磨憨(保険料1元込)
バス 14元 磨憨~勐腊
リキシャ 7元
合計 94元

景洪に戻る

jinghong010530に起床。0600にバスターミナルに切符の販売が始まっているか確認に向かう。既に販売が始まっており大混雑!すぐに荷物をまとめて再びバスター ミナルへ。誰も並んで切符を買っていないので大声で「买一张去景洪」と叫んで周囲の視線を浴びながら強引に購入する。みんな並んでいればこんな事しないの に・・・。0620発のバスに乗り込み0625に景洪に向けて出発。16人乗りの小型バスは険しい山道と悪路でゲロを吐く乗客が続出する。

しかも、ここは 西双版納自然保護区なのにゲロを吐いた袋を車外にポイ捨てする。乗客は自分たちがしていることを理解していないようだ。政府や共産党が自然保護を訴えて も、ここに乗車している人民たちは無視しているのか理解できないのか知らないが明らかに政府や共産党の言う文明人ではなく非文明人である。1130頃に版納客運站に到着する。

安宿に泊まるが・・・

jinghong02バスターミナルから徒歩3分ほどの四海招待所に1泊10元で宿泊することにするが、ちょっと胡散臭い。宿の人が勝手に部屋に入ってくるのでバックパックにはしっかりパックセーフを使い盗まれないようにする。

大理行きを決定!

jinghong031300過ぎに昼食と周辺調査を兼ねて外出する。景洪は西双版納自然保護区にある観光地は入場料が高く、他にこれといった観光地も無く、ラオスへ行くバッ クパッカー以外には特に縁の無い都市だった。周辺調査の結果で版納客運站は勐腊などのラオス国境方面のバスが主に出発するバスターミナルだと判明する。それに対して景洪汽車客運站と景洪客運南站は昆明や思茅などの都市へのバスが主体であることが判明する。近くの新華書店で立ち読みをしながら次の目的地を探す。普洱茶で有名な普洱へ行こうと思ったが、どうも観光地と呼べるような名所が無いようでガイドブックには特に取り上げられていなかった。

そこで、麗江か 大理へ候補地を絞る。景洪汽車客運站で時刻表を確認すると麗江行きは午前中だけのようで明日になってしまう。しかし、大理行きが夕方と夜にあることが判明 し、すぐに切符があるか確認すると1620と1900の両方が残っていたので1900発の切符を購入する。料金は167元だが珍しく保険なしだった。 1800に四海招待所をチェックアウトして景洪汽車客運站でバスに乗り待機。1900に出発する。その後は寝て過ごす。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 10元
バス 33元 勐腊~景洪
バス 167元 景洪~大理
合計 220元

中国・ベトナム国境旅行記2007

南寧に到着

toukou010230頃に南寧(南宁)に到着していたが、当初は到着に気づかなかった。寝ている乗客もいたり食事している家族連れもいたので、どこぞのサービスエリア だと思いそのまま寝る。0530頃に運転手に起こされる。この時点で南寧に到着していたことを告げられる。他の乗客も下車していく。自分のバックパックは 降ろされ外に放置されていた。恐らく3時間だ。よく無事だったと驚く。

どうやら、南寧に到着してからバスターミナルの切符売り場(售票处)が開くまでバス が乗客の宿泊所代わりになっていたらしい。だから、南寧に到着しても起こされなかったわけだ。とりあえず、バックパックを担ぎ周辺を調査と行きたいがまだ 周辺は真っ暗。下手に動かないほうがよい。バスターミナルが江南客運站(江南客运站)ということだけ確認して、今後の行動を計画する。

中国とベトナムの国境地帯を目指すのだが東興(东兴)と憑祥(凭祥)のどちらにするかだ。鉄道なら憑祥なのだが駅までの交通手段が分からないので下手に暗闇を進んでも無駄に苦労するだけなので、このまま東興にバスで向かうことにする。東興から憑祥へのバスがあれば憑祥から鉄道で南寧に戻れる。まずは切符売り場で東興への直通 (快班直达)の切符を購入する。保険料込みで51元である。0720発なので待合室(候车室)で待つことにする。

国境の町「東興」へ

toukou020710頃に改札が始まりバックパックをトランクルームに入れる。0720に定刻どおり江南客運站を出発する。車掌からミネラルウォーターと新聞を貰う。 新聞を読んでいると南京で下着泥棒が捕まった記事があった。日本だけだと思っていたが中国にも変態がいることを知る。

0850頃に防城汽車站(防城汽车 站)で客の一部を降ろすのとトイレ休憩、0900に東興へ向けて出発。途中に公安の検問所があるものの人が居らず素通り。1030頃にバスターミナルの東興汽車總站(东兴汽车总站)に到着。すぐに憑祥へのバスを確認するが無かった。諦めて国境を目指すことにする。バイクタクシーの客引きを無視してバス停で 国境行きのバスを確認すると東興口岸(东兴口)の文字を発見!

toukou13バス停にいる間はバイクタクシーが数台停まり、「ベトナムに行くの?乗って行きなよ!」「2 元で国境まで乗っていきなよ!」と声をかけてくる。どうやら、東興汽車總站から東興口岸までのバイクタクシーの相場は2元らしい。では、バスは1元だろうと バスを待っているとバス停の標識には無い1路のバスが停車する。東興口岸行きのバスだったので乗車する。運賃は1元。しばらくして、東興口岸に無事到着!

toukou14そして、話には聞いていたが通行料の10元を支払い出国手続きの建物へ。出国カードを記入して出国審査の列に並び順番を待つ。いよいよ自分の番が来たのだ が日本人が東興からベトナムのモンカイへ行くなんて珍しいようで係官にパスポートの写真と比べられたり、パスポートを細かく調べられる。特にICチップが 入ったパスポートなのでICチップの部分を細かく検査している。

でも、東興にはICチップの読み取り機がない。まあ、ICチップなんてアメリカのテロ対策 で導入されているから中国はまだなのだろう。もしかしたら、係官はICチップ入りのパスポートを見たことがないのかもしれない。他の人たちは次々と出国していく中で、この出国審査で自分は5分ほど足止め。まあ、別室で尋問されないだけ良かったと考えよう!

ベトナム入国、モンカイを散歩

toukou03何とか出国できて、国境の橋を渡る。観光客は記念写真を撮ったりと平和な雰囲気だ。

toukou04自分ものんびりと国境の橋で撮影を楽しむ。

toukou05そして、ベトナムへの入国手続きである。

toukou06入国カードを記入するが、記入の仕方が良く分からないので分かるところだけ記入して係官に提出したら見事に突き返 される。

toukou07どうやら、滞在先を記入しないといけないようだ。係官に中国語で「まだ決まっていない」と言うと「記入してないとだめだ」と言い返される。

toukou09ベトナムの係官も中国語で応酬してくるとはさすがである。しばらく困っていると、中国人観光客が「Are you Japanese?」と聞いてきたので、「是小日本」と答えるが特に変わった反応無く、中国人観光客が入国カードに「ハロン湾」と記入してくれた。これで、再度提出するとあっさり入国スタンプが押された。
toukou08中国人観光客にお礼を言って外に出るが、お約束のバイクタクシーの客引きが待っていた。

toukou10英語で話しかけられたり、日本語で「ハロン湾、ハロン湾」と話しか ける客引きもいたが無視してモンカイを散歩してみる。散歩といってもバックパックを背負ったままなのでバックパッカーというのが一目で分かるので客引きの 誘いがしばらく続いた。

toukou11ベトナムはバイクが多いのは知っていたが、実際にそこらじゅうバイクだらけだった。何度も引かれそうになり、一時間足らずで来た道 を戻り、今度はベトナム側の通行料を支払い出国手続きに入る。通行料は人民元でも支払い可で10元を支払う。

toukou12ベトナムでの出国手続きはすんなり済んで国境の橋を渡り今度は中国への入国手続きだ!入国カードを記入して係官に提出。ここでは女性係官だったがパスポートの写真と比べられたり、またここでICチップの部分を調べられたり、すぐにベトナムから戻ってきたこともあり不審と判断され3分ほど足止め。数人の係官 がパスポートを検査したり、こちらを見たりするので笑顔で答えるがどうも挙動不審と判断されたようだ。

まあ、足止めされたが入国スタンプを押してもらい中 国に再入国。ベトナムを見物して帰ってきたら、東興に滞在する理由は無い。まあ、東興の街並みを楽しむために歩いて東興汽車總站へ戻る。

武警の検問に遭遇

南寧に戻るバスに乗るのだが行きは直通バスに乗ってきたので予算節約のために南寧行きの普通バス(普通班车)で戻ることにする。料金は41元(運賃40 元、保険料1元)で直通バスより10元安い。バスは予想通り直通バスと違いオンボロ中型バス(中巴)だ。1335にバスターミナルを出発。乗客は自分を含めて2名。

途中で客を拾いながら、まずは防城汽車站を目指し走るが東興を出たところで検問所で停車させられる。行きは検問所には誰もいなかったのに帰りは 武警の検問とは・・・。武警が乗り込んできて乗客の一人が荷物検査を受けるがバックの中を見るだけで数秒で終了するが、次は自分の番だった。武警の一人に 「里面!里面!(中!中!)」とバックパックを開けるように言われる。開けて中を見せると検査終了!そのまま再び出発。検問を受けるとは思っていなかったが、国境地帯なので麻薬の密輸とかがあるのだろう。

予想外の出来事は検問だけで済み、1440頃にバスターミナルの防城汽車站に到着する。乗客の一部が下 車して1500頃に南寧に向け出発。高速道路に乗り一気に南寧に向かう。途中で八寨溝なる観光地の標識を発見!中国には九寨溝の他にも八寨溝もあるのかと ちょっとしたトリビアだ!「へぇ~」ボタン連打ではないが・・・。1630過ぎに南寧のバスターミナル江南客運站に到着する。

宿を確保して憑祥行きの切符を買う

nanning01南寧に戻り、宿と憑祥行きの切符を買わなければならない。江南客運站の周辺に宿はたくさんあるが、鉄道で憑祥へ行くので、まずは南寧駅(南宁火车站)に行きバスを探して駅の近くで宿を探そう。幸い江南客運站から41路のバスが南寧駅に行くことが分かり乗車。運賃は2元。火车站で下車して宿を探す数件調べたところトイレ・シャワー付きの一人部屋だと50元ぐらいからあるようだ。

駅前の朝陽路(朝阳路)に招待所や旅社が数多くあったが金辰招待所に泊まることにする。一人部屋でトイレ・シャワー付で50元である。料金表には60元とあったが50元で泊まれた。宿に荷物を置いて駅に向かう。憑祥行きの切符を購入して本日の目的は達成する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
宿泊費 50元
鉄道 17元 硬座 南寧(南宁)→憑祥(凭祥)
バス 93元
国境通行料 20元
合計 185元

憑祥へ出発

nanning020740頃に金辰招待所をチェックアウトする。

nanning03南寧駅(南宁火车站)に到着したときには憑祥(凭祥)行きの改札は始まっておりそのままホームに向かい乗車する。定刻どおり発車し憑祥を目指す。

pingxiang01列車内は満席で憑祥の手前の寧明(宁明)でほとんどの乗客が下車していった。

pingxiang02憑祥に着いたときに同じ車両に白人バックパッカーが2人乗車していたことを知る。

国境の「友誼関」を目指す

youyiguan01憑祥の駅前は3輪バイクタクシー(摩的)が集結しており、ここでも客引きを振り切って宿を探す。駅の正面に国営の招待所があり、1人1泊20元の2人部 屋・トイレ共同(シャワーあったが使えなさそう)に決める。

この招待所にまで3輪バイクタクシーの客引きに遭遇!憑祥駅から友誼関までは20kmほどあることを知っていたので値段交渉をする。片道20元で交渉が始まるが、往復30元で取引が成立。荷物を部屋に置いて3輪バイクタクシーで友誼関へ向かう。途中で友誼関の2kmぐらい手前の浦寨までバスが来ていることを知るが、道を知らない人は3輪バイクタクシーを利用するのが懸命のようだ。

youyiguan02友誼関に到着して運転手を待たせて友誼関に行く。

youyiguan05入口で入場料10元を支払う。

youyiguan06すぐに正面に友誼関が見えてきた。

youyiguan04ここは国境であり観光地でもあり観光客が多数来ている。

youyiguan03このままベトナムに入国する観光客もいれば友誼関だけを見学する観光客もいる。

youyiguan07城壁や砲台を見てから出国手続きの建物に向かう。途中でパスポートチェックを受け建物内へ。

友誼関で中国出国、ベトナム入国

youyiguan08出国カードに必要事項を記入しなければならないのだが何故か出国カードが用意されていてもボールペンは無い。「おいおいどうやって記入するんだよ!」と思 いながら、係官にボールペンを借りて出国カードに記入。ちょうど中国人団体観光客が出国審査を受けていたが1人が別室に連れて行かれ全員足止めになってい た。

youyiguan09団体観光客の横でパスポート・出国カードを提出するが、昨日と同じく足止め。係官4人でパスポートを検査、特にまたICチップの部分をやたらと調べ る。ここもICチップの読み取り機は無いのだがやたらと調べる。5分ぐらいして出国スタンプを押されるが、後ろには行列が・・・。並んでた人はきっと「あいつ怪しいんだ!」とか思ってたに違いないだろう。何とか出国できたが、建物を出てベトナム側に入る手前で中国側のまたパスポートチェックを受ける。

youyiguan11出国スタンプを確認すると「行っていいよ!」とようやくベトナム側に入る。

youyiguan18入国審査のためにベトナム側の建物に入る手前に検問所がありパスポートチェックと通行料2元を支払う。

youyiguan12ようやくベトナム側の建物に入り入国手続きに入る。

youyiguan13入国カードを受け取り、さらにここでもボールペンを借りて記入。

youyiguan15パスポートと入国カードを提出して入国スタンプを押してもらい入国。

youyiguan16手続きが終わり建物を出るとバイクタクシーの客引きが・・・。いなかった。代わりに団体客用の観光バ スが止まっている。モンカイと違い山の中の田舎だった。一番近くの町はドンダン(DongDang)だが行く気は起きなかった。

離れてこっそり撮影しました周辺を10分ほど散歩して出国手続きを済ませベトナムを出国しようとするがベトナム側の検問所で係官に何か言われる。身体検査かと思い上着を脱ごうとするが違うようだ。中国語で「听不懂(わからない)」と言っているところにベトナムから帰国する中国人観光客が「你的衣服 真漂亮(あなたの服きれい)」と言っている教えてくれた。米軍の上着と仏軍のズボンが係官の目に留まっただけだったようだ。

youyiguan17検問所で通行料3元(何故かベトナムからは高くなっている)を払い中国側へ。

youyiguan20中国側でもパスポートチェックを受け入国審査の建物に入る。

youyiguan21また係官にボールペンを借りて入国カードを記入する。係官に「你刚刚出去・・・?(さっき出て 行ったのでは?)」と聞かれ「对!对!我马上回来了。(そうです!そうです!すぐに戻ってきました。)」と答える。ここで日本人が出国するなんて珍しいか ら覚えていたようだ。入国カードに必要事項を記入してパスポートと一緒に提出すると、入国審査でも同じ質問をされ答える。さら出国と同じようにパスポート を検査され3分ほど足止め。

youyiguan22入国スタンプを押されて建物を出て、最後にもう一度パスポートチェックを受けるが、またまた同じ質問が・・・。ここでは日本人はかなり珍しいようだ。係官はしっかり覚えている。

南寧に日帰りできた

5518_01何とか中国に戻り友誼関の入口に戻ると3輪バイクタクシーの運転手が待っていてくれた。

5518_02すぐに憑祥駅前に戻るため出発。駅前に着き30元を支払い明日の南寧行きの切符を買おうと駅に向かおうとすると運転手が「今なら今日の列車に間に合う、明日だと10時まで列車は無いよ」と教えてくれて、そのまま招待所から荷物を引き上げて招待所の隣の快餐で弁当を購入して切符を買って列車に乗り込み南寧に戻る。

5518_043輪バイクタクシーの運転手は良心的な人だったようだ。

5518_03料金は別として・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 45元
鉄道 65元 硬座 南寧(南宁)→桂林北
鉄道 17元 硬座 憑祥~南寧
3輪バイクタクシー 30元
友誼関 10元
国境通行料 5元
合計 183元