ユースホステルで休息
飛来寺のユースホステルで体力回復


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 22元 | |
| 合計 | 22元 |
飛来寺
賽銭持っていても入れてくれない飛来寺

15:00頃、飛来寺へ向かう。主目的は西当温泉行きのバスが運行されているか飛来寺景区の入口で確認するためだ。西当温泉行きのバスは徳欽を15:00出発なので飛来寺へ向かう途中ですれ違うはずだ。
15:30頃、飛来寺の手前で西当温泉行きのバスとすれ違うが満席の状態だった。これだと西当温泉行きのバスは午後のには乗れないだろう。朝のバスで西当温泉へ向かうのが確実だろう。バスの状況が分かったので、次は飛来寺を訪れる。すると飛来寺の標識が新しくなっていた。4日前は、古い標識だったが新しい標識には、ちゃんと飛来寺と表記されていた。

飛来寺のユースホステルに大麻


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 20元 | |
| 食費 | 18元 | |
| 合計 | 38元 |
梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング
飛来寺→雨崩上村

06:35頃、レセプションが開いて宿泊客が一斉にチェックアウトする。チェックアウト時に5日後くらいに帰ってくると告げてバックパックを預ける。預かり料は5元だ。






ここで説明しておくが、雨崩村は細かく分けると2つに別れる。村を横切る谷を境界に北の標高の高い方を雨崩上村、南の標高の低い方を雨崩下村と呼ぶ。ガイドブックとかによっては上雨崩、下雨崩とも呼ばれている。この先は細かく上雨崩村、下雨崩村と表記していく。

雨崩村への道を進むうちにあることに気がついた。電線をたどっていけば迷わない。車で行けない雨崩村だが電気は通っているので山の中に雨崩村へ向かう電柱が立っている。なので、電柱を見失わなければ問題ない。それと、道沿いにゴミ箱も設置されているし、馬の足跡もあるので、これらもたどっていけば問題ない。
それと、雨崩上村までの道のりには休憩地点が3箇所あるので、途中で物資補給が可能だ。値段は飛来寺よりも高くなる。出発から約1時間後の10:35頃、第1の休憩地点である軽松茶館に到着する。

でも、たまにバイクが通っている。バイクが通ったりするとテレビで見た雨崩村のイメージが崩れてがっかりする。それと、馬とすれ違う時は人は山側を歩くようにしないといけない。馬と接触して谷に落ちる危険性があるからだ。人とすれ違う時は右側通行だ。







雨崩村到着

14:00頃、雨崩上村の入口にあるチェックポイントに到着する。ここで入場券の確認と雨崩客桟管理費と称して5元徴収される。管理費とか言っても、どうせ村のおっちゃんたちの酒代になるのだろうから余計に腹が立つ。それに入場券に5元を含めていない所からして胡散臭い。

ちなみに雨崩村の入場券には世界遺産のロゴが入っている。三江併流の一部なので雨崩村も世界遺産になっているようだ。




明永氷河から飛来寺へ戻る時に一緒になったチベット人だ。こんな所で会うなんてなんという偶然だ。チベット人の兄ちゃんは巡礼で神の滝(神瀑)へ行くために雨崩村に来たそうだ。チベット人の兄ちゃんは、こんな所で日本人に再会したことに感激したようで、飯をおごるとか言い出してきた。仏のご加護でもなく偶然なのに大騒ぎしている。
こちらとしても、飯をおごるとか言うのは非常に胡散臭い。ここは丁重にお断りする。すると面子とか中国人のようなことを言い始める。仕方ないので最大限の警戒をしながら、一緒に食事へ行く。
適当に炒飯とかでいいかなと思ったら、面子がどうのとか言って高い料理を頼んでいる。その中に松茸料理があった。
食事代は全部で150元、しかもチベット人の兄ちゃんは、昼間からアルコール42度の青稞酒を飲んで酔っ払っている。それで、結局タダで食事をおごってもらった。チベット人の兄ちゃん、疑って悪かった。




| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 20元 | |
| 食費 | 10元 | |
| バス | 20元 | 飛来寺→西当温泉 |
| 雨崩村 | 80元 | |
| 入村料 | 5元 | |
| 荷物預かり料 | 5元 | |
| 合計 | 140元 |
梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング1
雨崩村→氷湖までトレッキング



ウンコ禁止の看板


日中合同登山隊のベースキャンプ跡地 笑農大本営


笑農大本営の名称の由来は、この場所が笑農高山牧場(笑农高山牧场)と呼ばれていて、日中合同登山隊のベースキャンプ(大本营)が置かれたので、後に笑農大本営と呼ばれるようになったそうだ。
笑農大本営を過ぎて氷湖へ向かうが、再び急な上り坂になり前へなかなか進まない。ゆっくり坂を上っていると、上から誰かが下りてくる。自分が一番乗りだと思っていたが、既に2人先客がいた。しかも、昨日、西当温泉からの道で知り合った2人じゃないか!氷湖までは、あと30分かかるという、嬉しくない情報を入手して前へ進む。
チベット仏教の聖地だがゴミだらけ


このチベット仏教の聖地にゴミを捨てるのはチベット人か?それとも中国人か?はたまた外国人であろうか?
氷湖




15:00頃、雨崩村のチョルテンまで戻ってきた。今日の宿は明日の目的地である神瀑に近い下雨崩村で探すので上雨崩村から谷を越えて下雨崩村へ向かう。
下雨崩村のユースホステル


そして、下雨崩村は上雨崩村と同様にハエが大量発生していた。これほどハエが大量発生しているのに一切対策を行っていないようだ。日本で同じようにハエが大量発生したら保健所がマスコミに叩かれます。中国はハエが大量発生しても問題ないという衛生概念なのだろう。
夜になり明日に備えて早めに寝るが隣の部屋のチベット人のおっちゃんが吐く痰の音が酷い。よくあんなに床に吐けるものだ。床じゅう痰だらけじゃないのか?それとトイレに行くのが面倒だからといって2階の通路から裏のトウモロコシ畑へ立ち小便するのはやめてほしい。明らかに立ち小便の音なので困る。
なかなかハードな環境の糞ユースホステルで過ごすことになるとは。いや、ユースホステルというより、チベット人の巡礼者のための宿坊といったところかな。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 20元 | |
| 食費 | 27元 | |
| 合計 | 47元 |
梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング2
雨崩村→神の滝

外のニーハオトイレへウンコをしに行くがお約束の展開で既にウンコ山盛りの地獄絵図だ。仕方なくポリタンクに溜めてある水でチベット人のウンコを流してからウンコをする。もちろん自分はウンコした後は水で流します。チベット人のように水を流さずウンコのやり逃げはしません。
それと、体中がかゆい。足に赤い斑点ができていたりする。これは虫にやられたような気がする。ベッドに虫が住んでいたようだ。
これだと飛来寺のユースホステルに戻ったら体洗って、着ている衣服をしっかり洗濯しないと、いつまでも虫の脅威に晒される。06:50頃、糞ユースホステルを出て神瀑へ出発する。天気は雨でトレッキングの条件としては悪い。
チベット人の巡礼者たちが巡礼路を進んでいくので自分も後を付いていく。巡礼路が観光客のトレッキングコースになっているので、巡礼者と観光客が混在して森の中を進んでいく。森の中は比較的平坦であったが急に上り坂へと変わる。


そして、タルチョが多くなってくる。徐々に神瀑へ近づいているようだ。もはや、トレッキングコースとは呼べない巡礼路を進んでいく。タルチョがいたる所にあり、巡礼者が神の滝(神瀑)へと向かっている。

チベット人と中国人関係なくゴミのポイ捨てをしていやがる!そして、ゴミ箱があってもゴミが溢れている。偉大なる共産党の50年以上にわたる統治の結果、チベット人と中国人のモラルが大躍進を遂げた成果を目の当たりにすることができた。
チベット仏教の聖地は、このままゴミ山になるのだろうか?愚民化政策を進める共産党には期待できないのでダライ・ラマに何とかしてもらいたいものです。
チベット仏教の聖地 神の滝(神瀑)




下雨崩村→上雨崩村


松茸炒め30元もあったのだが、我慢して節約する。8月は雲南省では松茸の時期になるので、乾燥じゃない、生の松茸が出回っている。
夕飯を食べ終わった頃にドミトリーに新たな宿泊客がやってきた。もちろん中国人だが、早朝に西当温泉を出発して、そのまま氷湖まで行ってきたという健脚だ。西当温泉は一泊する価値があると言っていた。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 20元 | |
| 食費 | 20元 | |
| 合計 | 40元 |
雨崩村最終日
雨崩村 巡礼路トレッキング 雨崩上村→西当温泉→飛来寺


10:30頃、第一の休憩所である軽松茶館に到着する。軽松茶館のあたりから中国人観光客とすれ違い始める。飛来寺を07:30に出発したバスに乗車した観光客たちだろう。約4時間半かけて、11:10頃、西当温泉に到着する。
駐車場に飛来寺、徳欽へ戻るバスが停車しており乗車して出発を待つ。13:00出発のはずなのだが、12:55にバスが出発する。運ちゃんの気分で出発時間が変わるのは中国では当たり前なので特に驚きはない。乗客は10人ほどで、まだ空席がある。
西当温泉から飛来寺までは直線距離だと6-7kmなのだが、瀾滄江(澜沧江、メコン川の上流)が流れる谷があり大きく迂回して50-60kmの道のりを約1時間15分かけて、14:10頃、飛来寺に到着する。運賃は20元だ。
飛来寺のユースホステルへ戻る
そして、ユースホステルのDeqin Feilai Temple youth hostel(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)へ向かう。預けていたバックパックを回収して10人ドミトリー、1泊20元(会員料金)に2泊する。
ドミトリーには留学生のイタリア人の姉ちゃん2人組と広東省の学生3人組、浙江省のバックパッカーがいたのだが、夜になり隣のドミトリーの学生どもがうるさくイタリア人の姉ちゃん2人が眠れずキレ気味になる。
こちらのドミトリーの学生たちは、明日、雨崩村へ行くということで早めに寝て静かなのだが、隣のドミトリーの小皇帝や小公主は日付が変わっても騒いでいるのでイタリア人の姉ちゃん2人組は壁を叩いて警告しているが効果なし。さすがに怒鳴りこむことはなかったが殺気が漂っていた。
雨崩村のまとめ
- 徳欽(德钦)→西当温泉のバスが1日2本、徳欽バスターミナルを07:00、15:00に出発するが発車時刻は運ちゃんの気分次第。
飛来寺景区を毎朝07:30に発車するので07:00頃にバスを待っていないと座れない可能性有り。
午後は15:30頃に通過するが満席の可能性が高い。
飛来寺→西当温泉の運賃は20元。 - バスは飛来寺景区前を07:30に出発して、09:30頃、西当温泉に到着する。
- 飛来寺→西当温泉の乗り合いタクシーは1人25元だが人数集まらないと出発しない。
チャーターは片道250元、往復350元。 - カワカブ大橋(卡瓦格博大桥)の手前にチケット売り場がある。
飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾の150元のセット券か飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾、明永氷河の228元のセット券を持っている場合は雨崩村の単独券80元を購入する。
セット券を持っていない場合は、飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾、雨崩村の230元のセット券を購入する。 - 雨崩村の入場券には世界遺産のロゴがあるので三江併流の一部として世界遺産になっているようだ。
- 雨崩村は谷を挟んで雨崩上村と雨崩下村に分かれている。
- 西当温泉(標高2612m)から雨崩上村(標高3226m)までは馬で行くことが出来る。
西当温泉→雨崩上村は305元、西当温泉→南宗拉垭口(途中の峠)は235元。 - 西当温泉(標高2612m)→雨崩上村(標高3226m)には休憩所が3箇所ある。
軽松茶館(標高3118m)は第1休憩所 。
八一茶館(標高3532m)は第2休憩所で昼食にカップ麺を食べる客が多い。
那宗拉垭口茶館(標高3757m)は峠の茶屋でこれ以降は休憩所はない。 - 西当温泉→雨崩上村は1本道と言われているが、実際はショートカットする道が複数有りややこしい。
- 西当温泉→雨崩上村は電線が通っているので電柱をたどっていけば道に迷わない。
- 徒歩と馬でしか雨崩村へ行けないような情報があるが、実際はバイクが通っている。
- 雨崩上村の入口に関所があり入場券の確認と雨崩客桟管理費と称して5元徴収される
- 雨崩上村は宿が多く、雨崩下村は少なめだがチベット人の巡礼者が多い。
- 雨崩上村(標高3226m)→氷湖(標高3855m)は約4時間の道のり。
- 雨崩上村→氷湖には休憩所は1箇所のみ。
休憩所の笑農大本営(笑农大本营)(標高3637m)は元々はカワカブ登頂を目指して1991年に雪崩による遭難で17人の死者を出した日中合同登山隊のベースキャンプ - 雨崩上村→雨崩下村は約1時間
- 下雨崩村(標高3095m)→神の滝(神瀑)(標高3643m)までは約3時間。
- 下雨崩村→神の滝(神瀑)には休憩所は2箇所ある。
- 休憩所過ぎると崖にチベット仏教の寺院がある。
- 神の滝(神瀑)周辺からは氷河が見える。
- 西当温泉→徳欽のバスは13:00出発だが運ちゃんの気分で変わる。
西当温泉→飛来寺は20元、所要時間は約1時間15分。
雨崩村のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 西当温泉
- N 28°25’32.19″
- E098°48’44.19″
- 軽松茶館
- N 28°25’04.74″
- E098°49’34.22″
- 八一茶館
- N 28°24’07.77″
- E098°49’21.90″
- 那宗拉垭口茶館
- N 28°23’40.05″
- E098°49’07.17″
- 那宗拉垭口(雨崩村への峠)
- N 28°23’41.57″
- E098°49’08.61″
- 雨崩上村の宿
MeDo International Youth Hostel
(迪庆雨崩梅朵国际青年旅舍) - N 28°24’02.98″
- E098°47’31.62″
- 雨崩上村の宿
氷湖之家国際青年旅舎 - N 28°24’00.92″
- E098°47’33.12″
- 雨崩上村→氷湖の休憩所
笑農大本営(笑农大本营) - N 28°24’12.50″
- E098°45’32.52″
- 氷湖
- N 28°24’31.42″
- E098°44’46.61″
- 雨崩下村の宿
Snow Scene Romance International Youth Hostel
(雪域浪漫国際青年旅舎) - N 28°23’31.92″
- E098°47’34.92″
- 雨崩下村→神の滝(神瀑)の休憩所1
- N 28°22’22.01″
- E098°46’08.79″
- 雨崩下村→神の滝(神瀑)の休憩所2
- N 28°22’17.98″
- E098°45’57.88″
- 神の滝(神瀑)
- N 28°22’00.45″
- E098°45’16.85″
- 飛来寺景区
- N 28°26’30.35″
- E098°52’35.04″
- 飛来寺の宿
飛来寺覚色滇郷青年旅舍
(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)
(Deqin Feilai Temple youth hostel) - N 28°26’42.38″
- E099°52’24.41″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 40元 | 1泊20元×2 |
| 食費 | 18元 | |
| バス | 20元 | 西当温泉→飛来寺 |
| 合計 | 78元 |
飛来寺のユースホステルで休息
ユースホステル

夕飯はユースホステルのレストランで香菇油菜(15元)を食べる。ご飯は桶半分で注文した。飛来寺で体力を回復させたので明日はチベット行きに挑戦だ!
飛来寺のまとめ
- 徳欽(德钦)→飛来寺(飞来寺)のバスは西当温泉行きバスで飛来寺下車。
西当温泉行きバスは07:00と15:00の1日2本だが運ちゃんの気分で出発時刻が変わる。
飛来寺までは運賃5元。 - 飛来寺景区の入場料は60元(約1020円)だが、セット券(套票)しか販売していないので、最低150元(約2550円)の飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾のセット券を購入しなければならない。
- 飛来寺景区は入口に世界遺産のロゴがあるので三江併流の一部で世界遺産。
- 飛来寺は賽銭持っていても中に入れてくれない。
扉閉められて追い出されます。 - 夏は天気悪くて梅里雪山は滅多に見えない。
- 宿、レストラン、売店は多い。
レストラン併設の宿多し。 - 飛来寺景区から飛来寺は1km弱離れている。
飛来寺のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 徳欽汽車站
- N 28°29’15.02″
- E099°54’52.65″
- 飛来寺景区
- N 28°26’30.35″
- E098°52’35.04″
- 飛来寺
- N 28°26’52.46″
- E098°52’53.27″
- 飛来寺の宿
守望6740 - N 28°26’34.35″
- E098°52’29.47″
- 飛来寺の宿
飛来寺覚色滇郷青年旅舍
(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)
(Deqin Feilai Temple youth hostel) - N 28°26’42.38″
- E099°52’24.41″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 26元 | |
| 合計 | 26元 |







いつもブログを楽しく拝見させていただいております。
昨年末に徳欽へと旅行に行ってきました。 その時の記録をブログで書いたのですが飛来寺よりもさらに先を紹介したかったので貴殿のブログへのリンクを貼らせていただきました。
もしよろしければご参考くださいませ。
http://ushirogata.com/travel/china/post-1551/
徳欽は梅里雪山の写真が撮れないと行った気がしないというか絶対に写真撮らないといけないですよね。
冬の梅里雪山が一番ですね。
寒いですけど。