昆明到着
0605定刻どおり昆明に到着する。乗客が降りて行き床にはゴミが散らかっている。でも、この程度ならまだ良い方だろう。
とりあえず、售票厅で春節の切符の販売状況の確認で時間を潰すことにする。
售票厅へ入ると既に中は大混雑だ。朝から、いや、まだ夜明け前なのに既にこの混雑は凄すぎる。これが春節の凄さという奴なのだろう。
昆明大脚氏国際青年旅舎で3時間待ち
0730頃、まだ夜明け前なのだが64路のバスに乗車して雲南日報社で下車し昆明大脚氏国際青年旅舎に到着するが何と満室・・・。ドミが空くまで待つことにしてインターネットをしながら時間を潰すがニュースを見るとここ数日の寒気の凄さを再認識させられる。1100頃になりようやくドミが空いて寝床を確保する。
今回は6人ドミに宿泊なのだがドミには先客に白人2人、中国人1人、台湾人1人、日本人1人がいた。日本人のY先生はシャングリラから闇バスでチベットへ行った事のある猛者で昆明で中国語を勉強するそうだ。
ウォルマートでジーパンを買う
昼頃、ウォルマートでジーパンを購入して翠湖公園周辺を散歩してみると翠湖公園には渡り鳥が飛来していた。
翠湖公園の隣では物産展が開かれており各地の名産品が売られており色々と買い込む人たちがいる。これはヤクや牛の干し肉のようです。
各地の名産が売られてはいるが値段は高いので当然自分は見るだけである。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 11元 | |
宿泊費 | 50元 | 1泊25元×2 |
バス | 1元 | 路線バス |
衣服 | 42.3元 | ジーパン |
ユースホステル会員証 | 50元 | |
合計 | 154.3元 |
雲南鉄路博物館
64路のバスに乗り1040頃、昆明北駅に到着する。以前は昆明北駅からベトナムのハノイまで国際列車が出ていたのだが現在は旅客列車の運行自体が無く なってしまい。昆明北駅は細々と切符売場が営業しており、駅舎自体は雲南鉄路博物館となっている。
雲南鉄路博物館は昆明北からベトナムとの国境の町である河口まで結んでいる昆河線の歴史を専門に扱った博物館だ。
この昆河線は中国では珍しい軌道がメーターゲージとなっておりベトナムのハノイまで台車交換無しで直接乗り入れることが出来た珍しい路線なのだ。そういった背景もあり旅客列車が無くなっても駅舎が雲南鉄道博物館として残っているようだ。
そして、入場料10元を払い見学するのだが入口のおばちゃんに日本人だと見抜かれてしまった。どうしてばれてしまったのだろうか?で、館内は空いておりというか見学者は自分ひとりだけだった。
駅舎を博物館として利用しているので館内は広いし資料も豊富で10元でこの内容なら文句なしだ。見学を終えて外に出るが実は少し離れた場所に車両館があるのでそちらへ向かう。
途中に踏切がありちょっと様子を伺うと機関車が走っている。貨物輸送はまだ続いているようだ。
車両館を見学するがやはりここでも見学者は自分ひとりだけだった。
中北客運站、昆明汽車客運站、昆明站長途汽車客運站
1300頃、昆明駅前にやって来た。駅前にある3ヶ所の長距離バスターミナルである中北客運站、昆明汽車客運站、昆明站長途汽車客運站のバスの運行状況を確認する。因みに靴磨きが多いのが中北客運站、屋台が多いのが昆明汽車客運站である。
春節期間中の昆明駅
バスターミナルの次は昆明駅を見物だ。しかも、春節期間中の昆明駅なので人が本当に多い!駅前広場は臨時の切符売場が設けられており、そこらじゅうで天秤棒を担いだり、肥料袋を担いだ農民工が歩いている。
帰省するのにも半端な荷物量ではないので1人ではなく複数人での帰省するといった光景が見られる。
春節期間中は切符を買うのも必死だ。武警が警備する中で列を作り座り込んで人民たちが大人しく待っているではないか!普段は我先にと秩序無く行動する人民たちでも武警の前では大人しくしている。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 5元 | |
バス | 3元 | 路線バス |
雲南鉄路博物館 | 10元 | |
合計 | 18元 |
昆明汽車客運西站、昆明黄土坡汽車客運站
1030頃、昆明汽車客運西站を訪れるが窓口の電光掲示板が停止したままで運行路線などが調査できなかった。しかし、予想外の収穫もあった。それは、ラオ スのビエンチャンへの国際バスが運行されていることが分かった。続いて1115頃、昆明黄土坡汽車客運站を調査するが時刻表を撮っていると警備員に「撮っちゃ駄目!」と言われるが既に撮影は完了していたので素早く退散するが今回初めてバスターミナルで撮影禁止と言われてしまった。
そして、今日は交通事故の現場を目撃する。横断歩道の無い場所でミキサー車に歩行者がはねられていた。まあ、これは歩行者が悪いのであって運ちゃんは悪くない。どうして、中国はこんなに交通事故が多いのだろうか?
昆明は子供の乞食が多い
夕方に元陽へ一緒に行くことになったY先生と昆明汽車客運站に元陽行きのバスを確認しに行くが明後日の昼間発の切符がないようなので建水か個旧で乗り継いでいくことにする。夜発の切符はあったのだが危険なような気がするのでやめた。バスの確認を終えて駅前の北京路を歩いていると子供の乞食が通行人にたかっ ている。これが社会主義国の中国の姿なのだろうか?
北京路を進んでいくとY先生がベトナム総領事館の場所を教えてくれた。今まで全く気付かなかったがこんな所にあるとは。
更に路地を歩くと屋台のおっちゃんやおばちゃんたちが公安の取締りから避難する場面に遭遇する。一斉に走って逃げるので周囲の通行人も足を止めて見物している。
公安がいなくなると戻ってきて営業再開だ。このように公安から逃げる日の繰り返しなのだろうか?
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 18.5元 | |
宿泊費 | 25元 | |
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 44.5元 |
昆明市汽車客運南站
1030頃、昆明駅の南にある昆明市汽車客運南站を訪れる。比較的新しい長距離バスターミナルのようで規模も大きく綺麗だ。早速時刻表の撮影を試みるが窓口の後ろに時刻表があるので撮影が非常に困難だ。時刻表全て撮影したかったのだが一部は撮影できなかった。
それと、バスターミナルのすぐ近くで麦徳堡というファストフード店を発見する。名前からしてどこかのパクリのような気もするのだが・・・。マクドナルド(麦当労)+ケンタッキー(肯徳基)+ハンバー ガー(漢堡包)=麦徳堡という式が思い浮かんだ。
1100頃、昆明駅近くの食堂で人だかりが出来ているので近寄ってみる。「人民の集結する所に事件有り」と予想していたが予想通り料金トラブルだ。内容は米線の値段が10元で客が支払いを拒否して騒いでいるのだ。米線が10元というのははっきり言ってぼったくりだ。普通なら4元か5元ぐらいだ。
しかし、店内にはしっかり値段表も掲げられておりぼったくり食堂には落ち度は無い。客が値段を確認せずに注文して食べたのが悪いのである。そして、客が呼んだ公安が到着して仲裁に入るが客は全く納得せずに騒いでいる。騒げば騒ぐほど野次馬も集結して面白くなってくる。 結局30分ほど騒いで客は10元支払ったが不満なようでぼったくり食堂を出てからもどこかへ電話していた。
昆明駅前の子供の乞食
昨日見かけた子供の乞食を再度撮影する為に北京路を歩くが子供の乞食以外にも色々な乞食がいる。片足の無い障害者の乞食から歩道にチョークで「電話をするから1.8元くれ」「バス代10元くれ」など書いている乞食まで中国での定番の乞食が集まっている。
そして、今日の目標である子供の乞食は今日も必死に通行人から金をせびっていた。子供の乞食を撮っていると姉ちゃんが全力で目の前を通り過ぎて、その後を子供の乞食が追いかけていった。凄い光景を目撃してしまったというか撮っとけば良かった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 17.5元 | |
宿泊費 | 25元 | |
バス | 2元 | 路線バス |
切手 | 12元 | |
合計 | 56.5元 |