夜まで白樺林で過ごす
今日はいよいよウルムチを離れ西安へ向かう日である。1000前にチェックアウトして荷物を預けて、そのままテレビを見ながら過ごす。今日のウルムチは珍 しく雨が降っていた。昼食と夕食はB先生と一緒にラグメンの店へ行く。完全にウルムチではラグメンが主食になっている。というかラグメンは美味しい!夕食の後に4個1元の饅頭を買って西安までの食料にする。2100過ぎ、白樺林国際青年旅舎を出て537路のバスでウルムチ駅へ移動する。
1044次 硬座でウルムチ→西安
初めは17日に西安へ移動の予定だったが歯医者が臨時休業で変更する羽目に・・・。
2200頃、ウルムチ駅に到着するがウルムチ駅は厳戒態勢で白酒ですら持ち込み禁止になっている。空港と同じ警備体制でテロを相当警戒しているようだ。これがウルムチ駅なのだが、実は2200頃に撮影でウルムチはまだ夕方なのだ。
手荷物検査で予想通り水筒の水を飲まされるが、ここで悲劇が・・・。金属探知機を持った公安の姉ちゃんが首からぶら下げたパスポートと財布に金属探知機をかざすと反応が出たので因縁つけられる前に「財布です」と答えるが公安の姉ちゃんは何も言わずにいきなりTシャツをめくり自分は公衆の面前で上半身裸状態にされる。
日本の警察ではありえない事が堂々と行われる中国だが手荷物検査を通過して待合室で改札を待つ。そして、人民が「これは5806次の列か?」とか聞いてきたりするのだが面倒なので無視する。というか、さっきアクス行きの5806次の放送してしていただろっ!どうして、中国語を理解できていない小日本が放送を聞き取れて人民が聞き取れないんだ?人民は小日本に質問しないでくれ!面倒だ!
2330頃、改札が始まりホームへ降り乗車する。1044次は2358発で翌々日の1129に西安到着だ。一応は2泊3日の乗り鉄だが1日目は2分で終了だから、これだと2泊2日というのが良いのかな?どちらにせよ35時間31分、2810㎞の長旅だ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 11元 | |
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 12元 |
車内でも荷物検査
2358に列車が発車してすぐに日付が変わる。寝ていると乗務員と乗警が人民たちの荷物を金属探知機で検査したり中身を調べている。こちらは眠いのでそのまま寝ていると乗務員と乗警が起こされる。どうやら自分のバックパックが怪しいらしく「開けろ」とか言っている。面倒だがご希望通り中身を見せるが生憎だが爆弾は所持していない。
乗警が身分証提示を求めるのでパスポートを提示するが中身をよく確認せずにすぐに返却して来た。荷物検査と身分証確認が終わるが、この時点で人民たちに日本人だと知られてしまう。このまま、荷物が無くならずに西安に辿り着けるだろうか?
姉ちゃんやおばちゃんに食料を貰う
朝になり朝食に饅頭を食べていると同じ4人BOX席の姉ちゃんやおばちゃんが「日本人なんでしょ?」「新疆はどこに行ったの?」とか質問してきた。「トルファンとウルムチに行ったよ」とか答えていると、ハミ瓜や葡萄などをくれた。饅頭だけで西安まで食いつなぐ筈だったか姉ちゃんやおばちゃんがくれる食料で 飢えずに西安へ行けそうだ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 0元 | |
合計 | 元 |
西安に到着するが・・・
朝から姉ちゃんやおばちゃんに梨やハミ瓜を貰い朝食代わりに食べる。1130頃、西安に到着するが西安の天気は雨だった。雨の中を603路のバスで南門へ 向かう。西安では西安書院国際青年旅舎を狙っていたが満室であった。すぐ近くの湘子門国際青年旅舎を紹介されたがどうもドミは全滅のようなので西安七賢国際青年旅舎へ行ってみるがここも満室であった。
この時点で西安は駄目だと判断してビザ延長が出来て宿の確保が楽そうな都市を考えるが、すぐに成都が思い浮 かんだ。地震の影響でまだ観光客が戻ってきていないから宿は空いているはずだ。まずは西安駅で切符を買わなくては!
2128次 硬臥で西安→成都
切符売場で並び成都行きの切符があるか確認すると1720発の2128次の切符が残っていた。でも、硬臥だ・・・。去年10月以来、硬臥は全く利用していなかったが今回はビザの有効期限が残り3日なので切符を購入する。久しぶりの硬臥で贅沢な旅になってしまった。
とりあえず4時間ほど時間があるので西安で通っていたイスラム食堂で昼食兼夕食を食べる。1400頃、西安駅に戻り待合室へ向かう。今回は硬臥での移動なので久しぶりにデジカメで動画撮影をするが西安駅の待合室では人民たちが期待以上の動画素材を提供してくれた。待合室は既に民工(出稼ぎ労働者)たちで埋め尽くされている。まだ改札まで3時間もあるのに改札口には民工が陣取っている。
この光景を見た時点で硬座は凄い事になること間違いなしだと確信した。この時点で改札口を先頭で通過する事が不可能なので、どうやって早くホームへ移動するか考える。そこでひとつの方法を思いついた。2128次の改札口の隣が1710発の西寧行きのL39次になっている。そう、隙を狙ってL39次の改札でホームへ移動するのだ。1630頃、L39次の改札が始まった。予想通りの大混雑で人民の群れに紛れ込んで改札を突破する。
そして、一足先にホームへ移動するがまだ列車の扉が閉まったままで準備が出来ていないようだ。でも、同じようにうまく改札を突破した民工や茶座(サロン) から先にホーム来た金持ちの人民の姿があった。こうして余裕で先に乗車して発車を待つ。
1720に定刻通り発車して成都へと走り出す。外の景色を見ていても漢中までは既に通った事のある区間だし夕方なので早々に寝る事になりそうだ。今回は深夜にまだ通った事の無い漢中-陽平関を通るのだが寝ている間に通過だろう。それに、真っ暗で外は何も見えないだろう。
今回は半年以上ぶりに硬臥を利用するのだが乗客の民度は硬座にいる民工と大差はないというか硬臥に民工がいるので民度は相当低い。窓からゴミを投げ捨てるし痰吐く、手鼻噛むとやりたい放題だ。共産党には一人っ子政策をやるより、こういう民度の低い人民どもを処分して人口を減らした方が手っ取り早いだろう。たとえ「人民を虐殺している」「人権侵害だ」と世界中が批判しても民度の低い人民どもの処分なら自分は共産党を支持してやる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 10元 | |
鉄道 | 130元 | 硬臥 西安→成都 |
バス | 2元 | 路線バス |
合計 | 142元 |
成都到着
0600頃に目が覚める。既に四川省に入っており広元に到着する。外は明るくなっているので途中でテントが所々で見えてくる。大地震の被災者はまだテント生活をしているのだ。そして、1130頃に成都へ到着する。
成都はやはり老沈青年旅舎
412路のバスに乗車して一環路北四段で下車する。宿はやっぱり定番のシムズなので老沈青年旅舎だ。とりあえず、1泊する事にしてすぐに成都市公安局出入境管理處へ向かう。
成都市公安局出入境接待大庁でビザ延長
1300頃、成都市公安局出入境接待大庁に到着。窓口は空いており早速窓口でビザ延長をしたい事を伝えてパスポート、宿泊証明書を提出すると、「観華に泊 まっているの?」とか聞いてくる。公安でもシムズはしっかり知られているようだ。でも、文殊院の近くの頃の名前で・・・。
で、他に必要な書類とか、滞在費 は1日100米ドル相当で計算、30日延長は3000米ドル相当必要とか確認して申請書を貰って一旦出直す。近くのコピー屋でパスポートの顔写真のペー ジ、ビザ、最終入国のスタンプ、宿泊証明書のコピーをして、次に中国建設銀行で4000元を降ろす。
そして、再び成都市公安局出入境接待大庁で申請書に必要事項を記入して顔写真を貼って窓口へ。今回は有り金全部持って来ているのだが30日延長に必要な3000米ドル相当は無いので、とりあえず22日延長で申請してみる。係官に人民元、香港ドル、日本円を見せるが特に数えるとかせずに口頭で「日本円は人民元でどれくらい?」とか聞かれただけだったので所持金が不足していても普通に30日延長できそうだった。
まあ、人民元、香港ドル、日本円をわざわざ計算するのも面倒なんだろうな。書類に問題も無くUSBカメラかなんかで撮影して、「どこで中国語を勉強したの?」「中国には何度も来ているようだけど何処に行った事あるの?」と雑談しながら書類が作成され5営業日 後の29日の1430-1630受取りだと説明を受ける。ビザ申請費はビザ受取り時に支払うという事で今日の手続きは終了する。
両替
JTBグローバルキャッシュ(中国建設銀行で引き出す) 4000元=65782円
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 8.5元 | |
宿泊費 | 30元 | |
バス | 2元 | 路線バス |
理髪 | 15元 | |
コピー | 1.5元 | |
合計 | 57元 |
成都は西瓜が高い
今日もやる気が無くなる蒸し暑さの中を過ごす。何処にも行く気が無く昼食、夕食で外へ出かけるだけになった。夕飯を食べて帰る途中に果物類の相場を確認す るが西瓜が高い。500g1.5元-2元ぐらいなのだがウルムチのカルフールでは特売で1kg0.49元で他でも500g0.5元だ。成都では西瓜が高く てとても買う気にはならない。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 10元 | |
宿泊費 | 180元 | 1泊30元×6 |
合計 | 190元 |
蒸し暑い
昼過ぎに雷雨があり少し涼しくなったが1時間ほどで太陽が出て蒸し暑くなる。もう、やる気無しだ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13.2元 | |
合計 | 13.2元 |
眼鏡のレンズを交換
最近、眼鏡のレンズに傷が付いて見えにくくなったので切符を買うついでに成都駅前の眼鏡屋へ行く。数件の店を見て周るがフレームが高くて気に入ったデザインが無かったのでレンズだけ交換する事にする。で、数件の眼鏡屋の中から1件の店でレンズを交換してもらう事にする。まずは検眼して次にレンズを選ぶ。今回は158元の上海製のレンズにしておく。
まあ、あまりレンズは薄くならないだろうから日本へ帰ったら眼鏡を新しく買う事になるだろう。店員は500元の 韓国製レンズを勧めていたが高いのでやめておいた。というか、レンズで500元払うのなら日本に帰って眼鏡を新しく買った方がいいだろう。
因みに眼鏡業界は中国ではかなりの暴利を貪る業界のようだ。レンズを選んだらその場で機械で研磨開始。20分ほど待つと研磨が終わりレンズ交換終了。レンズは予想どおり分厚いが中国にいる間はこれで十分 だ。レンズ代はちょっと値引きしてくれて150元だ。新しくなったレンズで切符売場の電光掲示板もよく見える。7/30の昆明行きのK113次の切符を購入してシムズへ戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 2.2元 | |
鉄道 | 230元 | 硬座 成都→昆明 |
バス | 元 | 路線バス |
眼鏡 | 150元 | |
合計 | 276.2元 |
暑い、やる気無し
今日も蒸し暑い。やる気無しだ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 10元 | |
合計 | 10元 |
もう駄目
暑い・・・。ドミは24時間サウナ状態だ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 10元 | |
合計 | 10元 |
2回目のビザ延長完了
1400頃、成都市公安局出入境接待大庁へ徒歩で向かう。1430頃、到着して2階の窓口で預り証(回执单)を提出すると四川省政府非税収入一般繳款書 (四川省政府非税収入一般缴款书)という振込用紙を貰い、預り証(回执单)は返却される。これを持って外へ出て右へ100m程歩くと中国工商銀行があるのでここでビザ申請費の160元を支払って振込用紙の控え2枚を受取るが人民が多すぎて30分ほど待つ。
再び成都市公安局出入境接待大庁へ戻り窓口で預り証 (回执单)と2枚の振込用紙の控えを提出すると、ビザが延長されたパスポートと振込用紙の控え1枚を受取りビザ延長手続き完了である。
以前のビザは「CANCELLED注销」と取消処理されていた。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 6.8元 | |
ビザ | 160元 | |
合計 | 166.8元 |