トルファン到着
トルファンはさすがに暑い!でも、成都のように蒸していないので気温の割には体感温度は少し低いのだろう。
トルファン駅→トルファン市内
駅から少し離れた所にある大河沿汽車客運站でトルファン市内行きのバスに乗車する。トルファン駅からトルファン市内までバスで約30分ほど掛かるのだ。
バスがトルファンへと走るが途中の道路は洪水で流されたみたいだ。1530頃、トルファンのバスターミナルに到着。そのまま、交通賓館へ行くのだが生憎ドミトリーは満室で仕方なくトルファン賓館へ向かう。
トルファン賓館
トルファン賓館では30元ドミに宿泊する。そして、登記していると去年交通賓館で遭遇した、あのボッタクリ日本語ガイドが現れた。どうやらトルファン賓館も縄張りのようだ。まあ、相手している時間は無いので無視してドミへ向かう。
ドミは半地下室になっており6人部屋となっていたが宿泊客は自分1人だ。買い物へ出かけて部屋に戻ると新たに宿泊客が来たようでベットの上には「地球の歩き方」が・・・。夜になるとドミトリーに日本人が帰ってきて早朝に敦煌へ移動するという事だった。
トルファンではトルファン地区博物館の唐代のミイラを見物してウルムチへ移動しようと思っているのだが、他の観光地は一部は去年見たし資金節約の為に省略だ。それと、トルファン市内は再開発の真っ只中で建物に取り壊しを意味する「折」がそこら中に書かれているし道路工事で埃も凄い。おまけにマンホールの蓋を開けっ放しで危ない。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 10元 | |
宿泊費 | 30元 | |
バス | 7.5元 | 大河沿→トルファン |
合計 | 47.5元 |
1045次 無座でトルファン→ウルムチ
0830頃にトルファン地区博物館へ行くが休館になっていた。8/26から新館が無料でオープンするのだが来る時期を間違ったようだ。せっかく唐代のミイラを見物しようとしたのに・・・。トルファン地区博物館が閉まっているようだとトルファンに滞在する理由が無い。ということで、トルファン賓館に戻り荷物をまとめてバスターミナルのトルファン地区客運中心へ移動!大河沿行きのバスに乗車してトルファン駅を目指す。
1100頃、トルファンに到着して切符を買おうとすると警備員が切符売場へ入れようとしない。どうやら荷物を背負ったままだと入れないようで他の人民もバックを入口において切符売場へ入っていく。
仕方ないので警備員のいうとおりに入口に荷物を置いて切符を購入する。
そして、入口の手荷物検査は今まで以上に厳しく今までお飾りだった金属探知機が稼動していた。警備員や公安も「その水筒の水を飲め」「そのポケットには何が入っている?」とかやたらと厳しい。去年トルファンに来た時はこのような事は無かったのだが・・・。
どうやら、オリンピック直前でテロを起こされると困るらしい。中国政府はそれ程まで東トルキスタン独立運動を恐れているのか?そして、公安が「身分証を登記しろ」と言ってくるが人民が押し寄せるどさくさに紛れてそのまま待合室へ向かう。
夏だとホームではハミ瓜が売られている。1230頃、ウルムチ行きの1045次に乗車するがエアコン無しの非空調なので金の無い人民で溢れており乗車口に新聞紙を敷いて陣取るがこの場所が悪かった。それは茶炉室の前に陣取ってしまったのだ。茶炉室とは簡単に言えば給湯室だ。それも、石炭でお湯を沸かすという奴だ。
おかげで暑さに耐えながら1435頃、ウルムチに到着する。
1年ぶりの白樺林国際青年旅舎
ウルムチ駅から8路と58路のバスを乗り継いで白樺林国際青年旅舎にやって来たが1年前とちょっと様子が変わっていた。入口が変わり通りに面していた部分は別のテナントが入っていた。どうやら経費節減で1階部分の規模を縮小したようだ。でも、2階、3階の部屋は変わっていなかった。そして、何故か欧米人のチャリダーが多くチャリダー基地と化していた。欧米人の間ではウイグルをチャリで旅するのが流行っているのか?
歯医者へ行く
実は隠していた事があるのだが歯が痛いのだ。2月に大理を訪れた時に冷たい水に奥歯がしみるので知覚過敏と思っていたが5月に南京でぬるい水でも奥歯がしみて何やら怪しいなと思っていたが昨日トルファンでついに常に痛みを伴うようになってきたのだ。さすがに歯医者に行かないとやばい様なので近くのそこそこ立派な口腔医院へ行く。さすがに田舎の診察台丸見えというか外と診察室の仕切りが無い歯医者はやばそうなのでやめておいた。
因みに自分は保険が無いといっても旅行保険じゃ歯の治療は駄目だったな。で、中国の病院だと始めに挂号費という治療費の払えない貧乏人を追い払う申込金というか保証金みたいなのを払わなければならないのだが、ここでは挂号費はなくそのまま診察してもらうのだが今日はX検査とかして薬を塗ってもらう。治療費は33元で薬局で薬を買って服用する事と明日もう一度来るように言われる。
そして、ここで日本の歯医者と大きく違う事が起きた。何故か使い捨ての筈の医療用手袋とか袋に入れて持たされ て「次来る時一緒に持って来るように」と言われる。これって日本だったら法律違反だと思うのだが・・・。中国ではそこそこの歯医者でこういった事が行われているとなると田舎の病院とかに行くと注射器の使い回しとかあるのかな?
まあ、とにかく虫歯を治してくれれば問題ない。でも長期戦にならなければ良いのだ が・・・。それにしても、20年以上ぶりに歯医者の世話になるとは・・・。虫歯にならない自信があっても長旅でちゃんと歯を磨かないとこういう事になるようだ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 9.6元 | |
宿泊費 | 150元 | 1泊30元×5 |
鉄道 | 12元 | 無座 トルファン→ウルムチ |
バス | 2元 | 路線バス |
バス | 7.5元 | トルファン→大河沿 |
歯治療 | 33元 | |
薬 | 11元 | |
合計 | 226.1元 |
ヨーグルトを食べる
0600頃に暑さで目が覚める。朝日が部屋に差し込んでサウナ状態になっていた。1階に避難してネットをしながら過ごすが暑さでどこにも行く気が無い。夏バテという奴だろうか?0950頃、カルフールへ行くが開店が1000になっていた。ウルムチだと開店時間が遅いようだ。開店まで人民と外で待つが暑いの で裸族も既に出現していた。どうやら裸族もカルフールで買い物のようだ。朝食兼昼食にヨーグルト2kgを購入して食べる。
今日も歯医者へ
1600頃、昨日に続き近くの口腔医院へ行く。一番暑い時間帯なのでちょうど患者が誰もおらず待ち時間無しで診察を受ける。今日もX線撮影をして薬を塗る。会計時に医者に「日本人?」と聞かれたので「そうだよ」と答えると「昨日名前を見た時に日本人じゃないか?と思ったんだよ」とか言ってくる。まあ、日本人が歯医者に来るなんて珍しいだろうな。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13.3元 | |
日用品 | 2.5元 | |
歯治療 | 10元 | |
合計 | 25.8元 |
歯が痛くて悶える
昼前から歯が痛くてベットの上で蹲って悶える。1400頃、痛みが和らいできたがやる気、集中力は大幅に低下して何もできない。
歯医者へ行く
1600頃、歯医者へ行き診察を受けるが今日はお爺ちゃんの先生が担当だ。と言っても加藤茶や志村けんのような先生ではない。でも、お爺ちゃん先生の話が訛って聞き取れないのでもう1人先生が付いて診察開始。で、モニターに表示されたレントゲン画像を指差して「虫歯で歯が駄目になっている。抜歯する必要がある。」という事になった。明日抜歯することになって診察は終了して会計を済まそうとしたら「明日まとめてでいいよ」ということになった。
自分の想像していた中国の病院というのは治療費の踏み倒しをさせない為にしっかり取っていると思っていたのだが、ここは保険証(医保卡)とか持っていない自分でもかなり 良心的に応対してくれている。
西瓜食べて歯に激痛が・・・
暑さで食欲減退の中で夕飯に西瓜を食べるがこれが災難を招く事になる。西瓜食べて糖分補給ということであったが、これは虫歯にも糖分補給ということになり食後に激痛が始まる。4時間ほど激痛に耐え日付が変わる直前にようやく眠る事ができた。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 17.8元 | |
合計 | 17.8元 |
虫歯をドリルで・・・
1030頃、歯医者へ行き診察を受ける。昨日は「抜歯する必要がある」という事だったが「虫歯をドリルで開けて治す」という事になった。抜歯という最悪の事態は回避され麻酔を打ってドリルで歯を削る。そう、あのあまり聞きたくない音が診察室に響く。
自分の歯がどうなっているかも分からない中で治療が進み詰め物をして今日の診療は終了する。次は特に激しい痛みが無ければ10日後の17日にもう一度治療するということで、次の治療は2つの選択肢があり病状が好転していれば100元ぐらいで済み、悪い場合は200-300元ぐらいかかるという事だった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 12元 | |
歯治療 | 29元 | |
合計 | 41元 |