2334次、硬座で西安→重慶
昼前に西安書院国際青年旅舎をチェックアウトして603路のバスで西安駅へ向かう。西安駅で15:00まで侯車室で待機するが人が多すぎる。どうやら、2334次はかなり厳しい旅路になりそうだ。「痰を吐いてはいけません」って、こんな表示がある中国って・・・。
改札が始まり久しぶりに将棋倒しになりそうなほどの大混雑で改札を突破する。こんな大混乱の中では駅員も切符に鋏を入れることはせずに切符を確認するだけにしている。
列車に乗車して荷物を置いて後は発車を待つだけという所で隣のホームにCRHが入線してくるでは ないか!いつもならすぐに撮影と行きたいところだがあいにく大混雑の硬座なので席を離れた隙に荷物が消えることもありえそうなので眺めているだけになって しまった。
15:45になり定刻どおり発車する。久しぶりに大混雑の列車での移動になった。西安発車直後でこの状況なのでこの後の停車駅でも乗客は乗ってきて中国で 埼京線並みの混雑を体験することになる。荷物の量は埼京線以上だが・・・。この酷さは紹興→寧波以来だ。でも、痰吐きやゴミのポイ捨ては無い様なのでまだ耐えられる。
しかし、夜になると状況は変わってしまった。上記画像の赤帽子のおっさんが痰を吐き、周りの乗客はヒマワリの種を食い散らかし始める。自分の両隣の乗客も痰を吐き、ゴミを床に捨て始める。この列車の乗客も民度の低い連中ばかりのようだ。
18:50過ぎ、旬陽北に到着するがここでおばちゃん2人が降り損ねるという珍事に遭遇する。ちゃんと日本人の自分でも車内放送を聞き取れたのに、どうしておばちゃん2人は降り損ねたのだろう。しかも気付いた時はまだ発車しておらず降りられるかなと思ったが無常にも列車は動き始める。その後はおばちゃんたちと乗務員の口論が聞こえてきた。恐らく「どうしてドアを 開けないんだ」とか「次の安康まで補票しろ」とか言っているのだろう。暫くすると口論も聞こえなくなり問題は解決したようだ?
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 11.1元 | |
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 12.1元 |
トイレも大変
日付も変わり重慶へひたすら走り続ける列車だが自分は大混雑の車内で荷物が無くならない様に一睡も出来ずにいた。もちろん車内を公安が巡回しており事件が起きないように寝ている乗客を片っ端から叩き起こしている。しかも、この公安はやる気満々のようで巡回の頻度が高く、眠っている乗客を叩き起こすだけでなく次の停車駅を案内したりもしている。
こうして、重慶に近づいていき05:00過ぎに小便をしにトイレへ向かうがトイレへ行く乗客が群れを成していたので自分も群れに加わる。待ち人数は10人以上だがここであることに気付いてしまった。トイレから出てくる乗客は手を洗っていないではないか!トイレの脇には洗面台があり水もちゃんと出るのだが何故か手を洗わず戻っていく。どうして手を洗わないのだろうか?これが優秀な中華民族の伝統なのだろうか?
自分はトイ レから出てたら必ず手を洗っている。洗面台の水が出ない場合は水が出る車両まで移動して手を洗っているのだが・・・。トイレの順番が近づきあと少しというところで更に珍事が発生。小学生くらいの男子が鍵をかけずに糞をしているではないか!しかも、扉が閉まらず半開きになったりするので脱糞中の光景を見た乗客たちの笑いを誘っていた。ちゃんと鍵かけろよ!
ようやく自分の番が来て昨日の昼以来だから17時間ぶりに小便をするのだが前の乗客たちの糞が残っている。トイレが壊れており水が流れないのだ。最悪のトイレを体験することになるとは・・・。
再び重慶到着
06:20頃、重慶に到着する。出口を出て872路のバスで南坪へ向かうがここで大きな間違いを犯してしまう。宿を重慶南濱国際青年旅舎にしようとしていたが降りるバス停を間違ってしまう。南坪で降りてしまったが海棠暁月で降りなければな成らなかった。
住所は分かっていたが地図をしっかり覚えていなかった ので2時間ほど彷徨った挙句に諦めて前回宿泊した重慶純真年代国際青年旅舎へ向かう。
重慶純真年代国際青年旅舎へ
陳麻花は朝からこの行列で凄い。隣の古鎮陳麻花にも行列が出来ていた。
09:30頃、磁器口に到着する。今日は土曜日だったので磁器口には観光客がそこそこおり賑わっている。磁器口を歩いていくと陳麻花は相変わらず行列が出 来ており、やはりここは本当の人気店だ。重慶純真年代国際青年旅舎に到着するとスタッフは自分のことを覚えてくれていた。
まあ、国慶節の期間中に居座って いたのだから覚えているだろう。今回は前回の国慶節の滞在から1ヶ月経っていないのだが大きく設備が改善されていた。階段には手すりが無かったので転落防 止の格子が付けられ、部屋の各ベットに照明、コンセントと小物を置く台が追加されていた。但し2階のPCが撤去されインターネットが出来なくなっていた。
理由は大体見当がつく。インターネットは1時間1元の有料だったのだが誰でも自由に使える状態だったので、ほとんどの客は勝手に使っていた。恐らく管理が 面倒なのと客が勝手に使うので片付けてしまったのだろう。でも、代わりにテレビが設置されていた。設備の改善に努力をしており徐々に快適なユースホステル に近づいているようだ。
重慶南濱国際青年旅舎の場所を確認してくる
昼過ぎに重慶港へ行きフェリーの情報を集めた後に再び重慶南濱国際青年旅舎の場所を確認しに行くが今回は地図を確認していたのであっさりと到着してしまった。朝に探したときには残り500mの地点まで来ていた事も分かり、もう少し探していれば到着していた可能性がある。明日は重慶南濱国際青年旅舎へ移動して実際にどのようなユースホステルか確認してみよう。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 16.3元 | |
宿泊費 | 20元 | |
バス | 15元 | 路線バス |
合計 | 51.3元 |
重慶南濱国際青年旅舎へ移動
昼前に重慶純真年代国際青年旅舎を出て808路のバスで重慶駅へ向かう。重慶駅で872路のバスに乗り換えて海棠暁月で下車する。徒歩5分ほどでユースホ ステルの看板が見えてきたが、ここにも872路のバスが停車しているではないか!バス停の標識は無いが海棠暁月生活館というバス停のようだ。
ここから既に 重慶南濱国際青年旅舎が見えている。徒歩2分ほどで重慶南濱国際青年旅舎に到着する。とりあえずドミトリーに3泊することにするが三峡下りの船は夜出発が 多いようなので実質2泊かもしれない。
中国で牛乳を飲んでみた
13:00頃、昼食を食べた後に近くのスーパーでビールと牛乳を買う。中国の牛乳がどんな物か試しに購入してみたが、中国だと牛乳は2種類あり今回は鮮牛乳(鲜牛奶)を購入。鮮牛乳は日本の牛乳と同じであり冷蔵で消費期限が7日前後だ。因みにもう一種類は純牛乳(纯牛奶)と呼び、こちらは常温で90日前後の保存が出来る。
中国で牛乳というと一般的には純牛乳を指すようで日本の牛乳と同じ鮮牛乳は大都市で見かけるが消費期限が短いので日本のように田舎まで流 通は出来ないので広大な国土にくまなく牛乳を流通させるには長持ちする純牛乳で無ければ不可能だろう。ここで疑問がひとつ出てくる。鮮牛乳と純牛乳は保存期間が違うというのは知っていたが、肝心の製造工程や品質がどう違うかという所は未だに分からない。
更に日本と違い商品名に牛乳とあっても砂糖や水が混ぜられていたりと日本では明らかに問題のある表示の商品が中国では平気で出回っている。例外なのはヨーグルトぐらいだ。中国語でヨーグルトは酸牛乳(酸牛奶)と表記する。
まあ、とにかく牛乳を買って飲んでみた。日本と変わらない普通の牛乳だった。因みに今回買った天友乳業の牛乳は1Lで5.5元で安い部類だ。高いのは10元以上の牛乳もあった。日本の牛乳に比べればまだ安いが、どちらにせよ中国の物価から言えば牛乳はまだ高級品の部類に入りそうだ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 14.8元 | |
バス | 4元 | 路線バス |
合計 | 18.8元 |
三峡下りの乗船券を買いに行く
08:30頃、三峡下りの乗船券を買いに出かける。重慶港には09:30頃到着する。
重慶港周辺には旅行社が多数あるので、とりあえず料金を確認するがど こも横並びの料金設定になっている。ツアーの内容をしっかり確認したい人は旅行社で申し込むのが無難なようだが、自分は入場料の高い白帝城、豊都鬼城など に船が立ち寄っても上陸するだけで入口の見物で終わるので、とりあえず三峡下りが出来ればよい。
それにインターネットで情報収集をしていたら重庆航运网という重慶市港航管理局のHPに船の運行日程が あり船名と立ち寄る観光地まで出ていたので、わざわざ旅行社に問い合わせる必要も無い。
そうすると普通に重慶港で乗船券を購入するので十分なので重慶港の 售票大厅で運行状況と料金を確認する。三峡下りの船は毎日運行されているが、旅游船と普客船の2種類がある。旅游船は名前の通り観光用で普客船は通常の定 期便に相当するようだ。宜昌までの料金も旅游船は3等上段で317元、普客船は3等上段で305元になっている。更に普客船は4等室まである。設備にも差 があり普客船はトイレが共同になっているようだ。
購入する乗船券は11/6のなので船は江山10号か汾河で立ち寄る観光地も重庆航运网を見て分かっている。まあ、どちらの船でも構わないので明日の宜昌行 き乗船券を購入するが今日の乗船券もまだ残っていた。今日は東方之珠が運行になっているのだが当日でも三峡下りの乗船券が余っているとは、既に閑散期なのかと認識する。
購入時に旅游船と普客船のどちらか聞かれたので旅游船と答える。3等上段で317元だが保険料2元が加わり実際は319元だった。船は江山10号になっていたが乗船券には何故か「旅游」ではなく「普客」と印刷されていた。江山10号は4星級の旅游船のはずなのだが・・・。まあ、4星級といっても4星級なのは特等と1等だけで3等ではほとんど関係ないだろう。
出港時間は2300と表示されていたが何時から乗船できるか表示されていなかったので窓口で聞くと19:30乗船開始と分かる。これで乗船券の購入は済んだので後は明日までのんびり過ごすだけだ。江山10号については重庆长航江山游船公司に船の情報とかが出ているので参考になるかも?
牛乳飲料を買ってみた
昨日は牛乳を買ってみたが今日は落花生と胡桃を使った牛乳飲料を買ってみた。まあ、日本で言えば加工乳という類の商品だろう。価格は1Lで3.9元。コ カ・コーラの350ml缶で1.9元ぐらいなのでまあまあ安い。味は落花生の味がする牛乳とそのまんまだった。ただ原材料に浄化水の表記がある。水で薄めているようだ。まあ、値段が安いからこんなものだろう。
両替
JTBグローバルキャッシュ(中国建設銀行で降ろす) 2500元(1元=16.1628円)
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 15.4元 | |
バス | 2元 | 路線バス |
フェリー | 319元 | 重慶→宜昌 |
合計 | 336.4元 |