台湾旅行記2016
小三通 アモイ→金門
08:20頃、ユースホステルをチェックアウトする。今日はアモイから中国を脱出して台湾の金門島へフェリーで渡る。いわゆる小三通と呼ばれるルートだ。
08:40頃、アモイ駅前の火車站(湖東)のバス停に到着。ここから6路のバスで五通碼頭へ移動するのだがイベント発生。乞食のおばちゃんにたかられる。とりあえず隣のおっちゃんに振っておく。乞食のおばちゃん文句言っていたが一番迷惑なのは振られたおっちゃんだろう。おっちゃん、スマン!08:52頃、6路のバスに乗車する。


オーバーステイ扱いになる
既に乗船が始まっているので急いで出国カウンターへ行くが出国カード準備していなかった!出国カードを記入して窓口に並ぶ。自分が最後の方の乗客だったのですぐに順番が来て公安のおっちゃんがビザと入国スタンプを確認する。いつもならすんなりと出国手続きが終わるのだが何故か端末上でオーバーステイになっており公安のおっちゃんが近くのおばちゃんを呼んで相談。
まだ有効期限内の2年180日マルチビザと12月20日に深圳の福田口岸での入国スタンプがあるので問題はない。で、公安の話を総合するとどうも深圳での入国時にビザ情報入力していなかったらしい。なのでノービザで日数がカウントされてたらしい。

金門島から台湾入国

電子A卡については下記を参照
で、係官のお姉ちゃんにパスポートだけ出したら「入国カード持ってないの?」と言われ、「さっきインターネットで入力した」とスマホを見せて説明する。係官のお姉ちゃんが登録情報を確認してくれて顔写真の撮影と両手人差し指のスキャンを終えて入国手続完了。係官のお姉ちゃん曰く「オンラインの入国カードで来た外国人には初めて対応した」とのこと。こちらはオンライン入国カード初めてなんだけど・・・。というか、オンライン入国カードは入国手続の3分前に入力でもOKであった。どうやらデータベースはリアルタイムで更新されていそうだ。10:54頃、台湾入国。

11:20頃、金城行きの7Bの路線バスに乗車。水頭碼頭からのバスは金城行きなので乗り間違えることはない。運賃12台湾ドル、金門島の路線バスは台北の悠遊卡が使えるので小銭の心配がない。

12:30頃、山外車站に到着。とりあえずGoogleマップとGPS頼りに歩いていくが途中で何やらずれてきた。道一本間違えた。余計に時間がかかってしまったが戻って正しい道を進み今度は大丈夫そうだ。途中で湖前のバス停があったので3路のバスで終点の山外車站で降りるより2つ手前の湖前のバス停で降りた方が近かったな。

單飛背包客棧


金門島


14:35頃、金城車站に到着。14:55頃、7B路のバスに乗車して水頭碼頭へ向かう。運賃12台湾ドル(約48円)、15:15頃、水頭碼頭に到着。
フェリーで小金門へ


羅厝媽祖公園



台湾の牛肉麺

紅焼牛腩燴飯

両替 200元→992台湾ドル(1元→4.96台湾ドル)
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 路線バス | 1元 | 路線バス |
| フェリー | 140元 | アモイ→金門 |
| 合計 | 141元 |
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 170台湾ドル | |
| 宿泊費 | 1200台湾ドル | 1泊600台湾ドル×2 |
| 路線バス | 72台湾ドル | 路線バス |
| フェリー | 60台湾ドル | 水頭→九宮 |
| フェリー | 60台湾ドル | 九宮→水頭 |
| 合計 | 1562台湾ドル |
台湾好行で金門島観光


金門民俗文化村

獅山砲陣地

某国激怒の空砲試射


馬山観測站
続いて馬山観測站に到着。海岸沿いにある軍事施設で観光地として公開されているが現在も台湾軍が駐留して中国側を監視している。



金門民俗歴史博物館


八二三戦史館


台湾の慰安所・特約茶室



瓊林戦門坑道


陳景蘭洋楼


牛肉麺

牛肉燴飯

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 254台湾ドル | |
| バス | 160台湾ドル | 台湾好行 |
| 合計 | 414台湾ドル |
金門→高雄


続いて荷物を預けるが復興航空の国内線は10kgまでが無料なのだが確実に20kgぐらいある。超過料金150台湾ドルぐらいを想定していたのだが、係りのおっちゃんは計量器を見ながら「20公斤」と言って荷物を流していく。
そして、「OK!謝謝!」と言って超過料金無しで終了。10kgもオーバーしているのにおまけしてくれた。復興航空どうなっているんだ?チェックインが終わったので空港内のセブン-イレブンでサンドイッチを購入。朝食に食べてから保安検査場へ。ここで十徳ナイフが見つかり、チェックインカウンターへ戻り十徳ナイフを預けて再び保安検査場へ。今度は大丈夫だ。飛行機滅多に使わないので十徳ナイフの存在をすっかり忘れていた。金門空港の保安検査はしっかりしている。


高雄




12:40予約しておいたあひる家に到着。チェックインは15:00からなので荷物だけ先に預かってもらい周辺の探索へ出かける。
あひる家


咖哩燴飯

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 150台湾ドル | |
| 宿泊費 | 660台湾ドル | |
| MRT | 30台湾ドル | |
| 路線バス | 12台湾ドル | |
| 合計 | 852台湾ドル |
高雄→烏山頭ダム




烏山頭ダム

事前に調べた公式サイトだと入場料は200台湾ドルのはずなのだが割引で80台湾ドル(約320円)になった。何の割引だ?レシートとパンフレットをもらい入場する。
烏山頭ダム(烏山頭水庫)は台南に位置するダムで水利技術者の八田與一がダム建設に貢献したことが台湾では知られている。
八田與一と烏山頭ダムについては下記の動画を見ればよく分かる。

八田宅





八田與一像



新國民便當


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 158台湾ドル | |
| 鉄道 | 103台湾ドル | 高雄→林鳳営 |
| 鉄道 | 86台湾ドル | 善化→高雄 |
| 路線バス | 48台湾ドル | |
| 合計 | 395台湾ドル |
高雄市歴史博物館


高雄のカルフール


高雄の駅弁




八角排骨便當


傳統排骨便當


台湾の駅弁は正直言って美味いです!某大陸の列車内や駅で20元(約400円)ぐらいで売っている盒飯よりはるかにおいしいです。これだけ美味ければコンビニ弁当買うよりも駅弁買った方がいいです。


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 320台湾ドル | |
| 鉄道 | 705台湾ドル | 高雄→花蓮 |
| 合計 | 1025台湾ドル |
高雄→花蓮



08:30頃、自強号が入線してきた。南廻り線なので見た目は平渓線とかで走っているディーゼルの普通列車なのだが立派な自強号だ。日本で例えると特急列車だ。


花蓮

島國熊貓青年民宿



15:00頃、花蓮駅に再びやってきた。花蓮駅前は欧米人が多い。タロコ峡谷へ行くのだろう。


明日行くのは決めているので、そのまま台湾好行太魯閣線の一日券を購入します。一日券は250台湾ドル(約1000円)でバスは乗り降り自由だ。
花蓮鉄道文化園区


自助餐

香菇滷肉便當


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 190台湾ドル | |
| 宿泊費 | 720台湾ドル | 1泊360台湾ドル×2 |
| バス | 250台湾ドル | 台湾好行 |
| 合計 | 1160台湾ドル |
花蓮→天祥
07:45頃、駅前のセブン-イレブンでパンを購入。パン4つで101台湾ドル(約404円)だ。これが太魯閣峡谷(タロコ峡谷)での食料になる。


太魯閣峡谷
09:35頃、終点の天祥に到着。雨は止んでおり青空が少し見える。


白楊歩道




ところが台湾の太魯閣峡谷は掃除のおばちゃんとかが見当たらないのにゴミが落ちていない。台湾人のモラルの高さを表している光景だ。台湾凄い!





祥徳寺


昼時になると天祥にも観光客が多く訪れレストランにも客が結構入っている。ハングル話す観光客も多くレストランのおばちゃんがハングルで呼び込みをしている。海外旅行する韓国人が多いので韓国経済絶好調のようだ。

燕子口




そして、ハングル話す団体がやたらといる。たぶん韓国人だと思うのだが物凄い数だ。ウォン高で韓国人の海外旅行は絶好調のようだ。

14:00頃、燕子口のバス停に戻ってきた。時刻表だと次のバスは14:40のようだ。気長に待っていると花蓮行きの路線バスがやってきた。運ちゃんに一日券で乗車できるか聞いてみる。同じ花蓮客運の路線バスだったので乗車OKになった。厳密には一日券は台湾好行の太魯閣線だけ有効なのだがこれで少し時間が節約できる。運ちゃんに感謝です。
そして、自分の後ろにいた一日券をもった台湾人観光客たちも一緒に乗車である。14:30頃、バスが発車する。
長春祠



15:50頃、長春祠歩道のバス停に到着。16:30頃、花蓮行き太魯閣線のバスに乗車するが乗客多すぎで座れないというか、乗り切れずバス停に置き去りの乗客が発生。次のバスは1時間後の最終バスか?
今回は太魯閣峡谷を初めて見て廻ったが感想は正直言って広い。そして、訪れる価値十分ありだ!1日では足りないので400台湾ドルの2日券で見て廻るのが良いだろう。それでも入山申請の必要な場所まで入れたら数回は訪れないといけないだろう。トレッキングが好きな人にとっては太魯閣峡谷は必ず満足できるだろう。
何より太魯閣峡谷は入場料無料というのが凄い!某大陸なら九寨溝のようにボッタクリ観光地と化しているだろう。そして、歩道にゴミが落ちていないというのも凄い!某大陸のように掃除のおばちゃんとかが見当たらないので皆ゴミはちゃんと持ち帰っているようで台湾人のモラルの高さが伺える。
17:20頃、花蓮駅前の花蓮客運総站に到着。
自助餐

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 225台湾ドル | |
| 合計 | 225台湾ドル |
花蓮→瑞芳
10:50頃、ホステルをチェックアウトして花蓮駅へ向かう。11:00頃、花蓮駅に到着。駅前では欧米人を見かけるが、それより自撮り棒を持ったハングル話す団体が凄い。通路塞いで通れないほどだ。「過一下」「譲一下」と言っても通してくれません。台湾は韓国人に大人気の観光地のようだ。

花蓮の駅弁




11:34に花蓮を発車する。車内は乗車率7割ぐらいで自転車は4台だ。台湾は自転車の持ち込みOKなのでチャリダーを車内で結構見かける。静かな車内で平和だ。



15:05頃、車内検札があるが台湾の車内検札は日本と同じで乗務員一人で行われる。中国みたいな5人、6人の集団で高圧的な態度というのではない。台湾の場合はかなり物言いが丁寧なので好感が持てる。猴硐に到着すると乗車率が急上昇する。猴硐は猫村として知られており猫好き観光客が多く訪れている。
瑞芳

金色小棧青旅民宿



牛肉湯麺
夕飯は美食街近くの牛肉麺の店で牛肉湯麺(50台湾ドル/約200円)を食べる。牛肉スープに麺と雪菜が入っており牛肉無しなので値段が安い。スープは甘口でなかなか美味い!食後は駅前にあるスーパーマーケットの頂好で夜食にパンを買っておく。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 120台湾ドル | |
| 宿泊費 | 1200台湾ドル | 1泊600台湾ドル(Booking.com)×2 |
| 鉄道 | 116台湾ドル | 花蓮→蘇澳新 |
| 鉄道 | 108台湾ドル | 蘇澳新→瑞芳 |
| 合計 | 944台湾ドル |
雨の九份へ
朝から雨が降っている。これでは九份に行ってもな・・・。まあせっかく瑞芳に宿泊しているし籠もっているのも勿体ない。ホステルから徒歩10秒ほどの所にバス停があり、09:40頃、788線のバスに乗車して九份へ向かう。天気悪くてもバスは混雑しており九份の人気の高さが伺える。運賃15台湾ドル(約60円)、09:55頃、九份に到着。


九份老街

どこを歩いてもハングルが聞こえてくる。ウォン高で韓国人が大挙して押し寄せているようだ。昔は日本人観光客が多かったようだがウォン高で韓国人のお金持ちがお得意様になっているようだ。ネットでは韓国経済崩壊の記事を見るが全くその心配はない。韓国経済絶好調のようだ。これならスワップなんていらないだろ。

聖明宮


雨が強いので10:45頃、運賃15台湾ドルで788線のバスに乗車して、11:00頃、瑞芳駅前で下車する。
魯肉飯と陽春麺

陽春麺も台湾各地の食堂や夜市の屋台で定番料理だ。小エビが入っておりスープにエビの出汁が出ている。味は薄口でさっぱりしている。食後はセブン-イレブンで食パン(40台湾ドル/約160円)を購入。食パンは夕飯までのつなぎだ。

で、老板と工事業者のおっちゃんたちが2Fの部屋で工事作業中だ。自分1人だけ1Fにおり店番状態になる。そして、こういう時に限って英語圏のお客さんが来て自分はスタッフと思われる。仕方ないので老板を呼びに行く。
新國民便當


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 190台湾ドル | |
| バス | 30台湾ドル | 路線バス |
| 合計 | 220台湾ドル |









































いいなぁ 外国に行くと日本の便利さも再認識するけど、逆に殺伐としている日本社会もまた再認識する。。
家内の友人が山西省で旅行会社を経営しており、西蔵旅行の仕組みと内情を聞いたことがあります。外国人旅行者のアテンドの場合は、旅行会社であっても政府に特別な登録をした者しか随行を許されていないそうです。また、中国の党大会や国慶節等の諸外国から注目を集める時期は、制限区域への立ち入りが強化されるので漢族であっても留意するそうです。西蔵は当局の直接監視だけではなく、密告網も張り巡らされており、報奨金目当で密告されるのでアテンドしないと言っていました。もれもれさんの650~750元/日のガイド料は、特別高い料金とは思えません。欧米人等のバックパッカ-は、数人のグル-プでガイドをシェアして入境しコストを下げていました。個人で雇うなら致し方のない事かと思います。
色々と大人の事情で制限をかけているのでチベットは行きづらいですよね。
僕は小三通の翌年に松山空港から金門に渡り厦門に抜けました。金門は、素通りに近くて市場で砲弾を加工した調理器を眺めた記憶しかありません。今回の記事で興味深いのは弁当の種類の多さと盛りつけの綺麗さです。えらく進歩した感じがします。僕は台湾の牛肉麺は第一に麺が口に合わず、肉とス-プも味付けが合わないと感じています。それと台湾料理は基本甘過ぎると感じています。ただ、食品の安全基準は日本を除く東南・東アジアでは随一で価格相応だと思っています。九份は完全な観光地で往事の面影がゼロでしたがボッタクリもなく、観光地としては及第点と思います。台湾は治安の良さと社会経済が十分に発展しており、それ故に旅行先としては退屈な一面があって、過去二度訪れて以降は、旅行先としての候補に挙がった事がありません。東海岸南部や南部山岳地帯には訪れたいところがあるのですが、台湾も限界集落増え、そろそろ訪れないと観れなくなる可能性がある気がしてきました。
台湾料理は甘口の味付けで唐辛子の多い大陸とはかなり違いますね。台湾の観光地は安心安全でそれほど心配する必要が無いですからね。山岳地帯や台東など東部沿岸地域は田舎ののんびりした所というイメージがありますので、台中、高雄といった都会とは違った雰囲気が楽しめそうですね。でも過疎化は大変そうですよね。
お久しぶりです。
今年は初めて西蔵に足を踏み入れようと計画していますが、必ずガイドの同行が必要とのことでその費用の高さに参っています(650~750元/日)。
さて、昨年雲南省雨崩を訪問しましたが、徳欽から茨中、維西に行く場合、バスは飛来寺の町を通過しますでしょうか?
徳欽には泊まらずに飛来寺に宿泊しようと考えています。
よろしくお願いします。
今年はチベットですか!
大人の事情で今はガイド(監視)がいないと外国人は観光できないですからね。
ガイド料金自体は北京や上海のガイド料金とはそれほど差はなさそうですね。
まあ、問題は料金に見合った日本語ガイドなのかという部分ですね。
ガイド同行ならチベット族のガイドが一番でしょう。
漢族のガイドだと大人の事情で出入りしづらい所や話しづらい場所をスルーされそうですし。
徳欽から茨中、維西へのバスは飛来寺は通過しないので乗り換えが面倒です。
台湾の物価は、中国の田舎(上海や北京を除く)と比べてどうですか?
私は昨年5月に台湾へ行った時、総じて日本より高いと思いました。
台湾の物価は日本より高い感じですね。
台北の宿代は東京や大阪と同じか高いと言ってもいいかと思います。
食事に関しても高い印象を受けます。
中国の田舎のほうがまだ物価は安い感じです。
でも、料理の味は台湾の方が格段に美味しいと思います。