台湾への航空券を購入する
東日本大震災で多額の義援金を送ってくれた台湾へ行ってみることにした。夏の台湾は初めてだが南国フルーツと衛兵の交代式を楽しみに台湾へ。航空券はHISやANA等を調べたがHISでエバー航空とスクートが最終候補になり、マイレージが貯まり、時間帯が良かったエバー航空に決定。
- エバー航空(航空会社コード:BR)
- エコノミークラス
- 往路: BR195 成田空港(NRT)10:30 –> 桃園国際空港(TPE)13:05
- 復路: BR190 台北松山空港(TSA)16:00 –> 羽田空港(HND)19:55
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
航空券料金 | 22000円 | |
燃油特別付加運賃 | 12600円 | |
国内空港使用料 | 2540円 | |
現地税 | 980円 | |
合計 | 38120円 |
旅の総費用
総費用の半分以上は航空券代で台湾滞在費の半分以上が宿代(3200台湾ドル)である。台湾ドルの使用金額は6600台湾ドル(2008年に両替した残金 304台湾ドル+今回の両替)で日本円換算だと約22732円である。日本円換算の総旅行費用は60852円となる。残額は13704台湾ドルである。出発時外貨所持金
304台湾ドル(1台湾ドル=2.9円 日本円換算 約882円)
両替レート
7/16 桃園国際空港・台湾銀行ATM 20000台湾ドル(1台湾ドル=3.47065円 日本円換算69623円)
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
航空券 | 38120円 | |
合計 | 38120円 |
台湾滞在費 6600台湾ドル
成田から台北へ出発
今回はエバー航空で9泊10日の台湾旅行へ向かう。台湾は5年ぶりだが、今回も節約旅行である。エバー航空の カウンターは空いており待ち時間なしでチェックインを済ませて保安検査、出国カウンターへと向かう。今回はBR195便で10:30成田出発、13:05桃園国際空港到着となっている。
09:57頃に搭乗手続きが始まり機内へと向かう。10:30頃に出発して、ちょうど昼頃に機内食のサービスが始まる。メニューは豚肉と海鮮の2種類で豚肉を選ぶ。食後は一眠りして台北到着を待つ。12:35頃、桃園国際空港に到着する。予定より20分ほど早い到着だ。
桃園国際空港から台北市内へ
空港にある台湾銀行のATMでスルガ銀行のVISAデビットを使い20000台湾ドル(69623円 1台湾ドル=3.47065円)を引き出す。
桃園国際空港から台北市内へは複数のエアポートバスの路線があるが、今回は台北駅まで一番安い大有バスの1961で台北駅へ向かう。
台北駅までは90台湾ドルになり、他の路線より運賃が安いのだが1961の路線図を 見るとわかるのだが途中のバス停が多いのだ。空港の切符売り場で台北駅までの切符を購入して空港の外にあるバス乗り場へ向かう。バス乗り場には係員が居たのでバスがいつ来るか聞いたら「すぐ来る」ということなので少し待つ。
13:20頃、バスが到着してバックパックをトランクルームに置いて乗車しようとしたら、運転手が何か言っているが聞き取れなかった。ちょっと困っていると先ほどの係員が来てバックパックにシールを貼り、自分にもシールを渡してきた。よ く見ると「行李證」と書いてある。そう、荷物の取り間違えとかを防止するBaggage Tagを貼っていなかったので運転手が騒いでいたのだ。
バスが発車して途中で高速道路を走り台北市内へ入る。14:40頃、台北駅西側にあるバスターミナ ルに到着する。
ゲストハウスあかり
終点の台北駅西側のバスターミナルで下車して台北地下街と中山地下街を通り15:00過ぎにゲストハウスあかりに到着する。バスを降りてからはほとんど地下街を歩いてきたので暑さからは少し避けることができた。
今回はゲストハウスあかりに9泊するのだが、最初の1泊は400台湾ドル、2泊目以降は350台湾ドルで合計3200台湾ドルとなる。台北ではゲストハウスあかりを拠点にして台北観光をしていく。
17:30頃、夕飯を食べに外出する。今回は5年前に訪れた食べ放題の店へ行ってみる。日本を出発する前に調べた限りだとGoogleMapには載っていたので潰れ ていないようだ。バスで移動して18:10頃、目的地の食べ放題の店である慈梅素食に到着する。
5年ぶりだが潰れずに健在であるが、食べ放題の料金が80 台湾ドルから90台湾ドルに値上げされていた。ここにも物価上昇の波が・・・。まあ、5年ぶりに食べまくろうと 店内に入いるが、店内空いている。値上げでお客さんが離れてしまったようだ。しかし、満腹するまでしっかり食べて、久しぶりの吃到飽を楽しむ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 116台湾ドル | |
宿泊費 | 3200台湾ドル | |
バス | 30台湾ドル | 路線バス |
バス | 90台湾ドル | 桃園国際空港→台北駅西 |
合計 | 3436台湾ドル |
烏来温泉
07:00頃に起床する。朝から外は暑く、今日も30℃を余裕で超すだろう。ファミリーマートで 朝食を調達してきて、09:00頃、宿を出発する。今日の温泉で有名な烏来を目指す。中山駅からMRTの新店線に乗車して終点の新店を目指す。新店までは悠遊卡で支払い24台湾ドル。MRTは悠遊卡で支払うと運賃が2割引きになるのだ。
10:50頃、新店から849のバスに乗車して、そのまま終点の烏来へ向かう。平日なので新店からの乗車でも座ることができた。休日は観光客が押し寄せるので新店からだと座るのは困難なので始発の台北駅から乗車するのが良いらしい。でも、台北市内の渋滞は避けられない。バスの運賃は15台湾ドルである。
新店からの乗車だと乗車時に支払わず、降車時の支払いになっているので注 意がいる。新店周辺はそこそこ都会の雰囲気が残っていたが、バスに乗って5分もすれば景色が一気に山道へと変貌してくる。
烏来はタイヤル族の街で烏来(ウーライ)の語源はタイヤル族の言葉で温泉を意味する。なので途中にはタイヤル族の像やレリーフが多くあり、少数民族の街と いうのを全面に出して町おこしをしているのが伺える。
30分ぐらいで温泉街の烏来に到着する。温泉街へ向かうと途中で川の合流地点で水の色が分かれているのを発見する。南勢渓と桶後渓が合流する所で濁った水と青い水が分かれているのだ。
烏来の温泉街を歩いているとファミリーマートやセブンーイレブンがあり、食料や飲み物の調達には困らないようである。
温泉街から山道をさらに歩くと烏来瀑布がある。烏来に来たからには烏来瀑布まで行かなければならないだろ う。
トロッコ列車
しかし、夏の台湾では水分補給は欠かせないので、まずはセブンーイレブンでペットボトルの阿里山烏龍茶(25台湾ドル)を購入する。支払いは、もちろん悠遊卡である。悠遊卡はMRTやバスだけでなくセブンーイレブンやファミリーマートでも使えるので電子マネーとしても大変重宝する。おかげで小銭が貯まりにくくなり助かる。
水分補給を終えたら徒歩2分ぐらいの所にあるトロッコ列車の烏来駅へ向かう。烏来には日本統治時代に作られたトロッコ列車が観光用として運営されている。営業距離は2.5kmほどで5分ぐらいで烏来瀑布の近くまで行けるのだ。徒歩だと山道を登っていくので20-30分ほど掛かるだろう。
ここはトロッコ列車を乗り鉄しないと勿体無いので50台湾ドルで乗車する。乗客は自分以外にも7人ぐらいおり、烏来瀑布へ向け出発するが、トロッコがかなり揺れて撮影には向かない。5分ほどで瀑布駅に到着する。
平日なので有名観光地の烏来といえども観光客はほとんどおらず。土産物屋やレストランは開店休業に近い状態だ。まあ、この夏の暑さでは観光客は来ないだろう。
烏来瀑布
駅から目と鼻の先にあるのが烏来の温泉と並ぶ観光名所である烏来瀑布である。
滝の落差は80mほどあり雨が少ない時期になると滝の水量が減り白糸の滝のようになる。烏来を訪れたら話のネタに烏来瀑布は見ておくべきだろう。
さて、平日・晴れ・夏・暑いとある意味好条件が揃っているので観光客がほとんどおらず三脚を使って自由に撮影ができた。
烏来瀑布から温泉街へ戻る
12:30頃、山道を歩いて降りていく。途中で烏来駅から瀑布駅へ向かうトロッコとすれ違う。
山道はちゃんと舗装されており歩きやすい。でも歩道がないので猛スピードで山を下ってくるバイクには要注意である。あのスピードでぶつかったら絶対死にます。
山道には観光客のために休憩所が数箇所整備されており休憩しながら進むことができる。
更に山道を下ると道路脇で猫が2匹でくつろいでいる。近所の飼い猫だろうか?大陸だったら自分は「猫鍋用?」とか思ってしまう。
再び山道を下るとバナナやパパイヤの木があり実が成っており南国というのを再認識させられる。
13:00頃、烏来の温泉街に戻ってきた。昼時の時間帯なので午前中よりは観光客が増えている。でも、平日なのでまだまだ観光客は少ない。休日は観光客が 押し寄せて大変なのだろう。
バス停に戻り849のバスに乗車して新店へ向かう。849は終点が台北駅なので、そのまま台北市内へ戻れるのだが、市内の渋滞に巻き込まれるので、ほとんどの乗客が新店で下車してMRTに乗り換えていた。
アップルマンゴーを食べる
新店でMRTに乗車して途中の中正記念堂で乗り換えて小南門で下車する。小南門から西へ5分ほどの所にカルフールがあり、ここで買い物をする。カルフールは品揃え文句なしである。
アップルマンゴー(愛文芒果)とビールを買って16:00頃、宿へ戻る。
暑さで完全に疲れきって戻ってきたが、アップルマンゴーを冷やしてから夕飯にアップルマンゴーを食べる。
日本ではアップルマンゴーは高級品だから食べられ ないので、こういう時にしっかり食べておく、ちなみにアップルマンゴーは1斤(600g)39台湾ドルである。買ってきたアップルマンゴーは約1.2kg で80台湾ドル(約280円)である。日本で買ったらとてつもない金額になるだろう。今日の行動はここまでになり、19:15頃、就寝する。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 362台湾ドル | |
MRT | 64台湾ドル | |
バス | 30台湾ドル | 路線バス |
トロッコ | 50台湾ドル | |
合計 | 506台湾ドル |
北投温泉
09:55頃、台北駅からMRTで新北投へ向かう。今日は北投温泉を見物するのだ。但し、天気次第で計画がどうなるか不明だ。台風が台湾に近づいており、 今日の天気は曇りで風が強い。暑いのは変わらないが、曇りで風があるだけ昨日よりは過ごしやすそうだ。でも、朝から猫空ゴンドラが運行停止になるほどの強 風なので要注意である。
10:30頃、北投で新北投行きのMRTに乗り換えるのだが、駅の構内図を見ていたら、案内のおじいちゃんにどこに行くのか声を掛 けられる。こちらが日本人だとわかると日本語で案内してくれた。台湾のお年寄りには日本語が通じるので助かる。新北投に到着して駅を出たら、案内標識を見つける。
北投温泉の源泉である地熱谷まで805mあるようだ。駅周辺にはセブン-イレブンやケンタッキー、吉野家があり温泉街の雰囲気はそれほど感じられないが北投渓(北投温泉の源泉である地熱谷から流れている)沿いに歩いていくと道沿いにホテルとかが並んでいて温泉街の雰囲気が出てくる。
川沿いに歩いていると北投温泉博物館に 辿り着いたので見学していく。入場料は無料である。
北投温泉博物館は日本統治時代に当時皇太子であった昭和天皇が訪れたことのある公共浴場を博物館にして おり館内は土足厳禁で無料貸し出しのスリッパに履きかえて見学する。
館内には畳の広間があり、スリッパを脱いで見物できるのだが広間は子供の遊び場と化していた。北投温泉博物館を出て源泉の地熱谷へと向かう。
川沿いに歩いていくと地熱谷の看板が見えてきた。源泉はもうすぐのようだ。
地熱谷に到着すると硫黄の臭いと源泉の湯気、そして熱気が立ちこめていた。
真夏に源泉の熱気はさすがに辛いが、白人さんの観光客とかが来ていた。
北投温泉の源泉を見物したので、11:30頃、温泉街を散歩しながらMRTの新北投へ向かう。途中で地熱谷から温泉街を流れる川に降りられるところがあっ たので川に手を入れてみると温かい。温泉が流れているのだ。
しかし、川にゴミが捨てられているのを発見してしまう。台湾でも有数の観光地である北投温泉で ゴミの不法投棄が・・・。誰やねん!こんな事すんのは!残念な光景を見つけてしまった。
休憩しながらのんびり温泉街を歩いていると、日勝生加賀屋が見えてきた。あの和倉温泉の加賀屋が台湾企業の日勝生活科技との合弁で作られた日本式の旅館だ。
当然のことながら日勝生加賀屋は高級旅館なので貧乏人の自分は宿泊できない。温泉街を更に歩くとあることに気付く。北投温泉は昨日行ってきた烏来とは違って温泉街には土産物屋やレストランが少ない。北投温泉にはホテルや公共浴場ばかりで、純粋に温泉を楽しみたい人向けの温泉地のようだ。
ペリカンマンゴー
13:00頃、新北投からMRTで台北市内へ戻るが宿へ戻る前にカルフールでマンゴーやカップラーメンを購入する。
宿に戻り少し遅めの昼食にカップラーメンを食べる。暑さで食欲が減退して外へ食べに行く気が起きない。カップラーメンを食べ終えたら夕飯の準備を始める。
夕飯は今日もマンゴーである。カルフールで買ってきた1個1.2kgもあるペリカンマンゴー(金煌芒果)をぶつ切りにして冷凍庫に2時間ほど入れておく。 ちなみに価格は70台湾ドル(約245円)である。
17:00頃、シャーベット状になったペリカンマンゴーを夕飯に食べる。
21:00頃、同じ部屋のA先 生が小籠包を買いに行くので自分も一緒に買い行く。小龍包は8個で60台湾ドルだ。夜食の小籠包は肉汁がちゃんと入っており美味い。日本で小籠包を食べたら一体いくら掛かることやら・・・。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 314台湾ドル | |
MRT | 76台湾ドル | |
合計 | 390台湾ドル |
陶器の町・鶯歌
08:20頃、宿を出て台北駅へ向かう。今日は台北の南にある鶯歌と三峡を訪れてみる。台北駅から08:37発の区間車(日本の普通列車に相当)に乗車するが途中の樹林止まりだったので、後から来た新竹行きの区間車に乗り換えて09:15頃、鶯歌に到着する。運賃は28台湾ドル。
改札を出た所に周辺地図があったので陶瓷老街まで道は大体分かった。あと改札口の前にはセブンイレブンがあった。駅の出入口は東西にあるが両方の駅前には周辺の観光案内の地図があるので、これも参考になる。東口からは三峡行きのバスが出ていたので、このバスは十分利用価値がある。
鶯歌駅東口から陶瓷老街までは600mほどあるのだが、通りは静かで途中に見るような物は特になかった。西口の方は商店街があり、果物や野菜を満載にした小型トラックが停まっており市場のような雰囲気が楽 しめる。
陶瓷老街
10:00過ぎに陶瓷老街に到着する。昔の鶯歌は陶磁器業で栄えており、町おこしで陶器の町として売り出し中である。陶瓷老街は、名前の通り陶器屋が並んでいる。
鶯歌で撮り鉄
陶瓷老街の外れに線路を越える歩道橋があるので1時間ほど撮り鉄をする。
清水祖師廟
12:00頃、鶯歌駅に戻る。三峡行きのバスに乗車して13:15頃、三峡に到着する。13:30頃、清水祖師廟に到着する。
清水祖師廟は福建省安渓から移住してきた人々により建立され、現在も三峡の人々の信仰の中心となっている。建物の作りは細かく十分見る価値がある。
廟内は外とは雰囲気が全く違い静かであった。14:30頃、清水祖師廟を離れて老街を見物する。
三峡老街
三峡老街は 日本統治時代の建物が残されており古い街並みが観光地になっている。観光案内板によれば元々は清朝の頃の街並みがあったのだが、日清戦争で台湾が日本に割譲され明治28年(1895)に日本軍が台湾に進駐した際に三峡で抵抗運動が起き、三峡は日本軍との戦いで焼き払われてしまう。その後、大正5年 (1916)にレンガ造りの街並みの建設が始まったそうだ。
三峡老街の入口にはレンガ造りの派出所があり三峡老街の景観にうまく溶け込んでいる。
三峡老街 は鶯歌の陶瓷老街と比べると観光客がかなり多い。土産物屋と食べ物屋がたくさん並んでおり賑わっていた。
ライチを買う
老街からバス停へ向かう途中で馬英九批判の落書きを見つける。どこかの大陸で同じような事をしたら命の危険があるだろう。台湾は自由に政権批判ができる国なのだ。
バス停への途中で果物屋が数件ありライチやドリアンとかが売られている。そして、ライチ(3斤)100台湾ドルで売られているのを見つける。3斤だと1.8kgなので、ライチ1.8kgが日本円で約340円で買えるということだ。これはお買い得に違いない!ということで、3斤ちょっとのライチを105台湾ドルで購入する。
15:50頃、三峡から702のバスで台北に向かう。乗客はあまりおらず、西門まで乗車率は50%ぐらいで空いていた。 17:00頃、西門に到着。三峡-西門のバスの運賃は45台湾ドルである。
17:30頃、宿に戻り、買ってきたライチを冷やして食べる。日本では高くて食べられないライチをひたすら食べる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 150台湾ドル | |
鉄道 | 28台湾ドル | |
バス | 78台湾ドル | 路線バス |
合計 | 246台湾ドル |
淡水老街
08:30頃、宿を出て中山駅へ向かう。今日も朝から暑い。天気は曇りだが最高気温は34度まで上がるようだ。今日は台北の郊外にある淡水へ向かう。 09:15頃、淡水に到着する。駅を出て淡水老街へ向かう。
中正路を中心とした淡水老街は古い街並みというより、商業街と言った方がよいだろう。
観光客向けの店が並んでいるが、路地に入れば地元民向けの店が並んでおり港町なので魚はもちろん、野菜、果物など色々と売られており、地元の台所と言った雰囲気である。
台湾のクロネコヤマト
淡水河に沿って歩いているとクロネコヤマトのトラックが停まっているではないか!台湾にも宅急便があるのだ。ちなみに台湾のクロネコは統一速達という台湾の統一企業のグループ会社がフランチャイズ契約を結んで運営しており、ヤマト運輸も10%出資している。
紅毛城
10:30頃、紅毛城に到着する。紅毛城は1628年にスペイン人によって建設され、その後オランダ人がスペインを駆逐し再建された城である。
当時、台湾の住民が西洋人を紅毛と呼んでいたため、紅毛城と呼ばれるようになった。紅毛城の隣には英国領事館跡が残っている。
小籠包
12:30頃、淡水駅からMRTで中山駅に戻り、近くの店で小籠包(8個60台湾ドル)を買って13:30頃、宿へ戻る。暑さで疲れて、もうやる気がない。テレビを見ながら昼食に小籠包を食べる。
総統府に街宣車
14:30頃、MRTで小南門へ行く。小南門の近くには兵士死亡事件(洪仲丘事件)で 揺れる国防部があるのだが、撮影すると面倒なことになりそうなので、そのまま通り過ぎて総統府へ行くと、総統府の横で街宣車が抗議活動をしている。
日本で言えば総理官邸の真横に右翼の街宣車が乗り込んできているのと同じである。日本なら機動隊が街宣車を包囲して排除している状況だが、台湾の場合は憲兵と警察官が数人いるだけである。街宣車は少ししたら去っていった。台湾は平和である。16:00頃、宿に戻り今日の行動は終了である。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 208台湾ドル | |
MRT | 80台湾ドル | |
合計 | 288台湾ドル |
猫空ゴンドラ
07:30頃、台北駅からMRTに乗車して忠孝復興で文湖線に乗り換える。今日の天気は曇りだが時より日が射しており昨日よりも暑い。駅のテレビを見ていると既に台北の気温は34度になっている。
07:50頃、動物園に到着。MRT動物園駅から猫空ゴンドラの動物園駅まで350m離れており徒歩で移動する。08:20頃、猫空ゴンドラの動物園駅が開く。
08:30頃、猫空ゴンドラに乗車して、08:45頃、指南宮駅で下車する。運賃は40台湾ドルである。
指南宮を見物して09:30頃、指南宮駅へ戻り猫空ゴンドラで終点の猫空へ向かう。
09:45頃、猫空に到着する。運賃は30台湾ドルである。ちなみに動物園から下車せずに終点の猫空まで行けば運賃は50台湾ドルである。駅に日本語のガイドマップがあったので貰っていく。猫空駅にはコンビニがあるので、飲み物を調達して猫空を散策する。
壺穴
猫空は観光地と茶葉の栽培地として有名であるが、猫空の名前の由来は壺穴と呼ばれる場所が台湾語で「ニャオカン」と呼ばれており、発音の近い「猫空」の文字が当てられたそうだ。なので、猫とは関係ないのだ。
猫空を散策しながら途中で遊歩道に入り山の中を歩いて行くと猫空の由来になった壺穴にたどり着いた。 少し休憩して再び遊歩道を歩く。
猫空を散策
遊歩道を歩いて行くが山の中は蝉の鳴き声が鳴り響いており、大自然の真っ直中をひたすら歩く。
途中で滝や茶畑を通りすぎるが起伏の激しい山道と暑さでいつしか疲労困憊である。
何度も休憩しながら2時間ほど歩いて12:30頃、猫空駅に戻ってきたが午前中と状況が変わっており観光客が道路に溢れて賑わってい た。13:30頃、棕15のバスで山道を下り動物園へ向かう。運賃は15台湾ドルである。
国父記念館
14:00頃、動物園駅に到着。MRTで市内へ戻る。14:40頃、国父記念館に到着する。国父記念館は中華民国の国父である孫文の銅像があり、衛兵の交代式が見られる。
衛兵の交代式は国父記念館、忠烈祠、中正記念堂の3カ所だけである。日曜日なので衛兵の交代式を見ようと観光客が押し寄せて大混雑しており訪れる日を間違えてしまった。
16:00頃、宿に戻り、17:00頃、同じ部屋のA先生と夕飯を食べに行き蛋包青菜麺(65台湾ドル)と水餃子(10個)50台湾ドルを食べる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 172台湾ドル | |
MRT | 60台湾ドル | |
バス | 15台湾ドル | 路線バス |
猫空ゴンドラ | 70台湾ドル | |
合計 | 317台湾ドル |
九份老街へ
09:28に瑞芳に到着する。今日は九份と十分へ行くのだが5年前は使えなかった悠遊卡が瑞芳駅でも使えるようになっていた。2番ホームが工事中で以前は ホームの切符売場で平渓線の周遊券が買えたのだが、現在は改札を出て駅舎の切符売場で買わなければならなかった。
09:50頃、バスに乗る。山道を登り 10:05頃、九份老街に到着する。運賃は15台湾ドル。悠遊卡が使える。バス停から少し坂を上るとセブンイレブンが見えてきた。九份老街の入口はセブン イレブンの脇にあるのを前回来た時に覚えたのでバス停からは迷わずに着いた。
九份老街にもクロネコ
九份老街でも宅急便を発見する。細い路地の九份老街でも配達できるようにスクーターとリヤカーを組み合わせている。日本では見たことがないので何か新鮮な感じだ。
九份老街
九份の由来は、この地に9世帯しかなく、いつも9世帯分の物資を運び入れていたから九份と呼ばれるようになったとも言われている。
細い路地に茶芸館や土産物屋などがたくさん並んでおり老街の雰囲気としては申し分ない」。
今日は平日の月曜日なのだが観光客で結構賑わっている。11:00頃、基隆行きのバスで瑞芳駅へ戻る。運賃は15台湾ドル。
瑞芳駅から平渓線
瑞芳駅にも悠遊卡の読取り装置が設置されているのだが、実は改札口以外にも2番ホームにも設置されている。これは悠遊卡で乗車して平渓線の1日周遊券を 持った乗客が改札口を出ずにカードを読み取らせて、そのまま平渓線に乗車するためである。
そして、平渓線からの帰りは再びホームの読取り装置でカードを読 ませて台北方面の列車に乗車できるというものである。
改札口まで行かずにカードを読ませることができるので非常に便利である。但し注意点があり進站と出站の端末があるので、平渓線の周遊券を持っていて悠遊卡で乗車して平渓線に乗り換える場合は出站の端末に読ませて改札口を出たことにしないといけない。進站の端末は平渓線から乗り換えて台北方面へ戻る場合に読み取らせて改札口から入ったことにしないといけない。端末を間違えてカードを読ませた場合はどうなるかは不明である。
平渓線
駅を出てすぐに十分老街である。街の真ん中を列車が走っていて日本では見られない珍しい光景に出会える。列車が走っていない時は住民や観光客が線路を歩いている。それと観光客がランタンを飛ばしていたりもする。
十分瀑布
十分駅から十分の街を抜けて一つ前の大華駅へ向かって歩いていく。途中で吊り橋を渡ったり線路脇の道を歩いて、12:50頃、十分瀑布に到着する。入場料は100台湾ドルである。
十分瀑布は「台湾のナイアガラ」とも称される滝だ。滝の近くは真夏のこの時期でも少し涼しくなっており、ちょうどよい休憩所である。
十分老街で撮り鉄
14:00頃、十分瀑布から十分老街へ戻る。十分老街で撮り鉄をするが列車の本数が少ないので2時間ほど時間を潰すことになる。
平渓線のタブレット交換
菁桐行きの列車に乗車するが、今では珍しいタブレット交換を見ることができた。これは鉄ちゃんにとっては非常に重要である。
16:30に菁桐を発車する。十分に到着すると平日の夕方なのに乗車率は山手線レベルになっている。観光客多すぎである。 17:23頃、瑞芳に到着する。区間車に乗り換えて台北へ戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 110台湾ドル | |
鉄道 | 174台湾ドル | |
バス | 30台湾ドル | 路線バス |
十分瀑布 | 100台湾ドル | |
合計 | 414台湾ドル |
中正記念堂
08:50頃、中正記念堂を訪れる。天気は晴れで滅茶苦茶暑い。今日の最高気温は35度のようだ。中正記念堂はちょうど衛兵が任務に就くところで観光客が撮影の真っ最中であった。
総統府
中正記念堂から総統府へ向かう途中で警官隊とマスコミが集結している所に迷い込んでしまった。
10:30頃、総統府を訪れる。ここは日本の首相官邸に当たる場所なのだが、総統府の裏側に見学用の入口があり、パスポートを提示すれば平日の午前中に見学ができるのだ。警備の憲兵に見学したい事を告げると受付でパスポートNO.を登録して、その後は手荷物検査をして、ガイドに引き連れられ見学をするのだが自分は係員に引き連れられ、先に見学していた日本人観光客のグループに合流して見学することになった。
故宮博物院
12:00頃、昼食にワンタン湯麺(65台湾ドル)を食べ、12:50頃、中山からMRTで士林へ向かう。13:20頃、故宮博物院に到着する。
執事カフェとメイドカフェ
14:10頃、304のバスで台北駅へ向かう。台北地下街を歩いていると5年前はメイドカフェが1軒あったのが2軒に増えており、更に執事カフェと執事 マッサージの店まであった。以前から台北地下街はゲーム屋とかが多くオタク街の要素があったのだが、今回見て廻った限りでは、かなりレベルアップしてい る。
中正記念堂
15:30頃、再び中正記念堂へやってきた。16:00の衛兵交代式を見るのだが、西日が入り始めて非常に暑い。規制線が張られて衛兵の交代式が始まりそ うになると観光客の場所取りが始まる。ちなみに交代の衛兵がどこからやってくるかというとエレベータから現れるのだ。
時間になり衛兵の交代式が始まると観光客はひたすらカメラで撮影をしている。16:30頃、西門のカルフールで買い物をして宿へ戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 297台湾ドル | |
MRT | 56台湾ドル | |
バス | 37台湾ドル | 路線バス |
合計 | 390台湾ドル |
龍山寺
08:30頃、宿を出て龍山寺へ向かう。台北駅からMRTに乗車して09:00頃、龍山寺に到着する。
定番の観光地である龍山寺に来てしまった。台北を代表する名刹である龍山寺は参拝客で溢れていた。
台北孔廟
10:00頃、龍山寺を出てMRTで圓山へ向かう。圓山で下車して10:30頃、台北孔廟に到着する。
大龍峒保安宮
台北孔廟のすぐ近くにあるのが保安宮である。医療の神様である保生大帝を祀っている。
ここも参拝客は少なめなのでゆっくり見物することができる。12:10頃、保安宮を出て、12:20頃、圓山からMRTで中山へ戻る。
AKB48 OFFCIAL SHOP TAIWAN
中山地下街を歩いていると昨日まで準備中だったAKB48 OFFCIAL SHOP TAIWANが開店していた。お祝いの花には秋元康の名前が・・・。台湾にまでAKB48が・・・。
慈祐宮
一度、宿へ戻ってから台北駅から莒光号に乗車して松山へ向かう。莒光号は客車輸送なのだが、車両が古いので扉を手動で開閉するのだ。これは鉄ちゃんにとっては嬉しいの一言である。
13:25頃、松山駅に到着する。松山駅から徒歩3分ぐらいの所に慈祐宮と饒河街観光夜市がある。慈祐宮は饒河街観光夜市の入口にある媽祖廟 で清の乾隆年間に建立された。訪れた時は工事中だったが内部の見物はできた。
慈祐宮のすぐ近くには饒河街観光夜市があり昼間の様子を見てみる。屋台は片付 けてあり、店もほとんどが閉まっている。昼間は人通りがほとんどなく静かである。道路には夜市の店の区画を表す線が引かれており、夜市は400軒ぐらいあ りそうだ。
行天宮
14:00頃、行天宮に到着。行天宮は三国志の関羽がまつられており参拝客で溢れている。関羽は商売繁盛の神様なので参拝客がたくさんのお供え物を持ってきたり熱心に線香を上げている。
台湾のコンビニ弁当
夕飯を買いに外を歩いていると色々な所に日本ブランドを発見する。洋服の青山やダイソーがあったり、象印の広告があったり台湾には日本企業が多く進出している。
ファミリーマートで泡菜猪肉炒飯(キムチ炒飯)59台湾ドル(約206円)を購入する。
台湾のコンビニ弁当がどんなものか買ってみたが、容器は大きめなのに中身は半分ぐらいしか入っておらず不満である。
味の方はキムチが辛くなく意外であった。台湾の味付けは激辛味を予想していたのだが・・・。でも、自分にとっては問題ない味付けである。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 109台湾ドル | |
鉄道 | 14台湾ドル | |
MRT | 92台湾ドル | |
バス | 15台湾ドル | 路線バス |
合計 | 230台湾ドル |
台北松山→羽田
10:45頃、宿を出て松山空港へ向かう。日本への飛行機は16:00出発のエバー航空BR190便なので時間がまだあるのでMRTでの移動は遠回りする事にする。台北駅からMRT板南線で終点の南港展覧館へ行き、MRT文湖線に乗り換えて松山機場へ向かう。11:30頃に松山空港に到着する。
自動チェックイン機でチェックイン手続きを終えて手荷物を預けようとしたらBR190便の手荷物預かりは13:30からという事なので、時間潰しに空港内を探検する。空港内は銀行、コンビニはもちろんだが、何とクロネコヤマトまであるではないか!台湾凄すぎである。
14:00頃、バックパックをチェックインカウンターで預けて、出国カウンターへ向かう前に空港内のファミリーマートで遅めの昼食にパンを購入する。出国手続きを終えて出発ゲートの近くで待つ。今回利用する16:00発のBR190便はハローキティジェットになっていた。
機内はキティちゃんづくしでリネン、クッション、機内安全マニュアル、エチケット袋などがキティちゃんになっていた。
そして、機内食までにキティちゃんがいる。キティちゃんづくしの中で羽田空港に到着する。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 96台湾ドル | |
MRT | 20台湾ドル | |
合計 | 116台湾ドル |