カルフールでカレーを買いだめ
夕方にカルフールへ行き特売のカゴメのカレー(125g×3箱 99台湾ドル)を4セット買い込む。これは大陸へ戻った際の食料である。大陸でもカレーは売っているのだが相場は90gで9-12元(42-56台湾ド ル)なのでここで買いだめしなければカレーを食べる機会がなくなってしまう。そして、今日もオーストラリア産牛筋を19台湾ドルで購入。夕食は貧乏人にとっては超高級の牛筋カレー(野菜なし)だ。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 550台湾ドル | |
合計 | 550台湾ドル |
貧乏旅行者は吃到飽へ
朝起きてテレビを見ていると東森電視台のニュースで10台湾ドルの吃到飽(食べ放題)の店が紹介されていた。10台湾ドルで吃到飽なんてありえない料金だ。人民元に換算すれば2-3元、日本円で30-40円だ。こんな店を大陸でやったら民工たちが押し寄せて1日で潰れてしまう。自分もこの店に行こうと思ったが途中からこのニュースを見ていたので場所の紹介を見逃してしまった。
因みに台北には吃到飽(食べ放題)の店が多い。焼肉、しゃぶしゃぶ、日本料 理、素食など数多くの店がある。しかし、300台湾ドルぐらいの店が多く貧乏旅行者にはちょっと手が出せない。
でも、ネットで調べてみると100台湾ドル以下で吃到飽の店もあることが判明!これは食べに行かなくては・・・。そこで、50台湾ドルで吃到飽の慈梅素食を狙いに定めて1020頃、場所の確認に出発する。慈梅素食の住所は台北市松山區民生東路四段55巷30號なのでMRT中山國中からも近い。でも、交通費が勿体無いので徒歩で向かう。1100頃、 民生東路四段まで来たのだが慈梅素食があるはずの住所には別の店が・・・。近くで焼肉の吃到飽の店は見つけたのだが・・・。慈梅素食は潰れてしまったようだ。
がっかりしながら宿へ戻るが途中で65台湾ドルで吃到飽の店を見つける。場所は松江路97巷で波羅蜜素菜館という素食の店だ。今日の晩飯はここに決まりだ。
台北でも探せば100台湾ドル以下の吃到飽の店がたくさんありそうだ。宿に戻り吃到飽に関する情報を集めていると潰れたと思った慈梅素食はどうも移転していたらしい事が判明する。
波羅蜜素菜館で食べ放題
1800頃、波羅蜜素菜館へ向かうが既に夜なので見事に道を間違えて1900頃にようやく波羅蜜素菜館に到着する。店内は客が2,3人しかおらず繁盛していない雰囲気が・・・。まあ、とにかく食べ放題なので店内へ入りトレーに料理を山盛りにするが空の皿が多い。そして、店のお婆ちゃんに65台湾ドルを支払い後は席についてハイエナのように料理に喰い付くのみだ。全て喰い終わりお代わりをする。大陸の快餐と違い味は格段に上なのでとにかく喰い付くのみだ。
で、いつの間にか客は自分ひとりになっておばちゃんたちが後片付けを始めている。どうやら閉店時間のようだ。食べ終わってトレーをゴミ袋へ捨てるがゴミ袋 は満杯になっている。どうやら店は繁盛しているようで弊店間際だったので客が少なかっただけであった。だから皿が空になっていたのか。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 65台湾ドル | |
宿泊費 | 1800台湾ドル | 300台湾ドル×7-300台湾ドル |
合計 | 1865台湾ドル |
今日も波羅蜜素菜館で吃到飽
昼前に波羅蜜素菜館へ向かう。土曜は昼が食べ放題になっているので夕飯の分もしっかり食べるぞ!昨日は弊店間際だったので空の皿が多かったのだが今日はしっかり食べられるように昼前に出発だ。1215頃、波羅蜜素菜館に到着するが、何やら今日も空の皿が多い。どうやら既に弊店間際のようだ。1130ぐら いに訪れないと駄目だった様だ。とりあえずトレーに料理を盛るが空の皿には美味い料理があったに違いない。しかし、残っている料理も美味いのでひたすら喰い付くのみだ。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 65台湾ドル | |
合計 | 65台湾ドル |
故宮博物院は日本人多い
0900頃、宿を出てMRT台北駅からMRT士林駅へ移動して紅30のバスに乗車して故宮博物院に 0940頃到着する。今日は台北に来ていたのにすっかり忘れていた故宮博物院の見物だ。本当は今日は総統府の年に数回休日に行われる特別参観の日で見物す るはずだが中止になっていた。なので忘れていた故宮博物院を見物する事にしたのだ。入場は160台湾ドルで台北でも高い方になるのだろうが大陸のようにぼったくりではないだろう。
入場券を買って入口を通るが日本人の団体がいたのでその一員と間違われたようで入場券の確認をされずに入場してしまった。これなら買わなくてもよかったかな?どちらにせよ未使用の入場券が手元に残っているのでもう1回見物できるな。
で、館内は撮影禁止なので文明人として撮影する事はしない。大陸なら人民に紛れて遠慮せず隠し撮りなのだが、ここは台湾で文明国家だ。さすがに人民の様な事は出来ない。文明人らしく見物を開始するが人がやたら多い。故宮博物院はかなり大きな建物だがそれでも人口密度が高い。おまけにそこらじゅうで日本語が・・・。日本人多すぎる!展示内容は凄いのだと思うのだが大陸での生活が長く脳みそが民工程度まで低下している自分にはさっぱり理解できず。というか、その日の飯の事しか考えられなくなっている。
項目 | 金額 | 備考 |
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MRT | 28台湾ドル | |
バス | 22台湾ドル | 路線バス |
故宮博物院 | 160台湾ドル | |
合計 | 210台湾ドル |
乗り鉄で台湾一周
0530頃、宿を出て台北駅へ向かう。まだ夜が明けておらず真っ暗だったが台北駅に到着すると空が少し明るくなり始めていた。
今日は乗り鉄で台湾一周をするのだが予定だと2042に高鉄で台北に戻ってくる。約14時間の旅になるが果たして予定通りうまくいくかな?
区間車で台北→蘇澳→新蘇澳
まずは切符売場で台北→蘇澳の切符を購入して、続いて高鉄の切符売場へ向かう。
高鉄の切符売場は6時ちょうどに開き待っていた乗客が切符を購入する為に少し混雑している。自動券売機で1906左営発台北行きの切符を購入する。何故1906発の列車を選んだかというと割引で安くなっているからだ。11/1か ら新割引制度が始まり時間帯によっては指定席券が45%引きで買えるのだ。そして、当然この列車も指定席券が45%引きだ。
高鉄の切符を購入したので後は蘇澳行きの列車に乗車するだけだ。0625発の蘇澳行きに乗車していつの間にか寝ていた。久しぶりに早起きなんかしたので睡眠不足なのだろうか。0911頃、定刻通りに蘇澳に到着する。
蘇澳からは一駅前の蘇澳新に戻り花蓮行きの自強号に乗車するのだが蘇澳新行きの列車は0930発でまだ時間がある。花蓮までの切符を購入して駅周辺をちょっと散歩してみる事にする。駅から2分ほど歩くと晋安宮に到着する。
どういう神様が祀られているかは知らないが清の光緒年間と同治年間の石碑があるのでそこそこ歴史はありそうだ。
駅に戻り他の乗客たちと改札が始まるのを待つが何やらこの雰囲気は凄い懐かしい感じがする。改札が始まるのを待つのは日本でも自動改札機が導入される前、そう国鉄時代の駅の雰囲気に凄い似ている。改札が始まり切符に鋏が入れられるのも国鉄時代の雰囲気そのものだ。おまけに切符は裏が真っ白で磁気切符でない。これで切符が硬券だったら雰囲気最高なのだが・・・。
自強号で蘇澳新→花蓮
自強号は0942発で乗り継ぎは7分だ。隣のホームへ急いで移動してホームの端へ向かう撮り鉄の体制をとる。どの車種の自強号が到着するかは分からないが PP式(推拉式)なら文句無しだ。オンボロのディーゼルの自強号だったら撮り鉄の価値があるかは微妙だ。
0939頃、自強号が蘇澳新に到着する。期待していたPP式(推拉式)であった。ちょっと満足しながら乗車して空いている席に座る。因みに自分の切符は無座だ。でも、空席が多いので余裕で座れた。
0942に定刻通り発車して花蓮へ向かう。PP式なので動力は先頭と最後尾車両だけなので車内は静かで快適だ。1035頃、花蓮に到着する。
自強号で花蓮→台東
花蓮に到着してここからは毎日台湾一周をしている観光用の自強号に乗車して一気に高雄までと考えていたのだが切符売場へ行くと既に満席であった。
これだと高雄に何時に到着できるか分からなくなってきた。時刻表を確認すると1229発の自強号に乗車して台東で高雄行きの莒光号に乗り換えれば何とか1906左営発の高鉄に間に合いそうだ。
台東までの自強号の切符を購入して後は発車時間を待つのだが、まだ1時間半ほど時間がある。ここは暇つぶしに駅周辺の散歩へと向かう。が、花蓮は自強号の停車駅と言っても田舎町で宿はホテルとかあるのだが観光地は郊外にあるようだ。1215頃、花蓮駅に戻ってきた。台東への自強号に乗車するがオンボロの ディーゼルだ。どうやら、この先は非電化区間のようだ。
莒光号で台東→高雄
1443頃、台東に到着する。降りたホームには高雄行きの莒光号が既に停車しており急いで出口を出て切符売場へ。といっても、ちゃんと切符には乗車証明の ハンコを押しておく。台鉄では出口で乗車証明のハンコを押すと切符は持ち帰る事が出来るのだ。旅行者にとっては切符は記念品になるのでハンコを押すのは重要だ。
まあ、莒光号の車内で精算も考えたがどうせなら指定席と考えて12分の乗り継ぎ時間で切符購入だ。切符売場に到着して高雄行きの切符を購入するが窓口の駅員が「1枚?」と日本語で話しかけてきた。インチキ中国語・・・。いや、台湾だからインチキ國語しか話せないので既に日本人と見破られていた。台東駅の駅員は侮れん!
そして、再び同じホームへ戻り莒光号に乗車する。台北から高雄までの東回りの経路は時間がかかるのだが自然が豊富で景色はなかなかのものだ。蘇澳新を出てからはずっと外の景色を見ていたがここに来て天気が急に悪くなってきた。途中の駅では激しい雨で新たに乗車してくる乗客はずぶ濡れだ。 そして、日は沈み1802に高雄に到着する。
区間車で高雄→新左営
高雄からは区間車で高鉄の接続駅である新左営へ移動する。新左営は高鉄の営業開始後に新たに設置された駅だ。
台湾高鉄(台湾新幹線)で左営→台北
1835頃、新左営駅に到着。出口を出てそのまま高鉄の左営駅へ。しかし、フランス製の自動改札機が切符を裏向きに入れなければいけないという欠陥品で知らずに表向きに何度も挿し込もうとして立ち往生する。日本の自動改札機なら表裏関係ないのだが・・・。ホームへ降りるとまだ掃除中で乗客が並んで待ってい る。掃除が終わりいよいよ列車に乗車する。車両が日本の700系の改良型なので車内は新幹線と変わらない。
1906に左営を発車すると速度をどんどん上げていく。GPSで速度を測ると300km/hに達する事もある。乗り心地は快適で2042に台北に到着する。
項目 | 金額 | 備考 |
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鉄道 | 176台湾ドル | 台北→蘇澳 |
鉄道 | 965台湾ドル | 左営→台北 |
鉄道 | 355台湾ドル | 花蓮→台東 |
鉄道 | 280台湾ドル | 台東→高雄 |
鉄道 | 189台湾ドル | 蘇澳→花蓮 |
鉄道 | 15台湾ドル | 高雄→新左営 |
合計 | 1980台湾ドル |
萬年商業大樓
昼頃、西寧南路にある萬年商業大樓にやって来た。ここは台湾のオタクビルという話を聞いてやって来たのだが確かに4Fにはそれらしい店が何軒かあるのだが期待していたほどの内容の店はなかった。これは、台湾のオタクの店が大した事が無いという事か?それとも、一般人から見て凄い内容だが自分がオタクなので大した事が無いと思っているだけか?
台湾の高速バスは価格競争が熾烈
今日は萬年商業大樓が期待はずれでネタにならなかったので代わりに台湾の高速バスを取り上げてみる事にする。台湾の高速バスは・・・。はっきり言って競争 が熾烈を極めています。原油価格が1バレル60ドル台にまで下落したとはいえ、この原油高のご時世でこの競争は凄いです。どう凄いかというとバス会社によって多少違いがあるが台北-高雄で平日380-450台湾ドルという運賃設定です。
昨日乗車した台湾高鉄は割引運賃だが台北-左営が965台湾ドルで、台鉄の自強号だと台北-高雄は845台湾ドルです。台湾高鉄は速さが売りですからバスとは競合にならないのですが、台鉄とバスは速さで思いっきり競合しています。
バスと台鉄の自強号はいづれも台北-高雄を約5時間で結んでいます。こうなるとバスと鉄道の競争になり、更にバス会社間の競争は熾烈を極め激安のバスが運行されているのです。まあ、鉄でなければ格安の高速バスを使って台湾一周をしてみるのも面白いかもしれないだろう。
バス会社 國光客運 統聯客運 阿羅哈客運
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 65台湾ドル | |
合計 | 65台湾ドル |
1日2往復の林口線を乗り鉄
0510頃、宿を出て台北駅へ向かう。今日は乗り鉄の難易度が高いと思われる林口線を乗り鉄する。桃園までの切符を購入して区間車に乗車する。
駅を出ると桃林鐵路の標識を見つける。標識に従い林口線の乗り場へ向かう。
駐車場を抜けた所に林口線のホームがあった。既にホームには利用客が数人おり一緒に列車を待つ。列車が入線してきて乗車して発車を待つが高校生がやたらと多い。
発車時には乗車率100%を超えるが乗客の90%以上は桃園高中の学生だ。なので次の桃園高中で乗車率は一気に10%以下に低下して、そのまま終点 の長興に到着する。長興から桃園へ戻る時も乗車率は20%ぐらいだった。どうやら林口線は桃園高中の学生の為に運行されていると言ってよいだろう。
八堵で太魯閣号の撮り鉄
0820頃、区間車で八堵へ移動する。次の目的は八堵で太魯閣号の撮り鉄である。
八堵駅はちょうどカーブになっており撮り鉄にはちょうど良い立地なのだ。 0955頃、八堵に到着。出口を出て台北行きの切符を購入して再びホームへ。
時刻表を調べた限りだと太魯閣号は1000頃に八堵を通過するはずだ。1番 ホームで太魯閣号を待っていると予想通り太魯閣号が通過する。撮り鉄を終えて1005発の区間車で台北へ戻る。
盗難事件発生
1100頃、宿に戻りご飯炊いて昼ご飯を食べているといつの間にか目の前に警察官がいる。何か起こったようだ。そのままご飯を食べていると警察官と宿泊客の華人の会話が聞こえてくる。どうやら何かを盗まれたらしい。
そして、周囲の会話も総合するとノートPCを盗まれたようだ。警察官と宿泊客の華人が外へ出て行った。恐らく派出所とかで事情聴取なのだろう。そういえば、さっきまでいた老板娘もいなくなっている。1300過ぎに警察官と宿泊客の華人が戻ってくる。今度は鑑識も連れてきており容疑者の可能性のある今日出て行った宿泊客の宿泊カードを確認している。でも、容疑者は既に桃園国際空港から高飛びしていそうだが・・・。
宿泊カードを確認すると再び警察官と宿泊客の華人は外へ消えていった。台湾は安全と言っても用心すべきだな。まあ、これは日本でも当たり前の事だな!あ、そういえば自分は玉葱を盗まれていたな・・・。
波羅蜜素菜館のお婆ちゃんは日本語が分かる
今日も夕飯は食べ放題の波羅蜜素菜館へ行く。いつも通りトレーに山盛りにしてカウンターでお金を払うとおばちゃんたちは自分が日本人だというのを知っており声をかけてくる。そして、お婆ちゃんが「いらっしゃい!ありがとう。」と日本語で話しかけてきた。しかも訛っていない!ここのお婆ちゃんも日本語が分かるようだ。凄い!
台湾は日本語が話せるお年寄りが本当に多い。話に聞いていた以上に多い。これだと日本語分からないだろうと思って台湾の悪口を言ったら即ばれて袋叩きだな。でも、台湾の悪口を言う日本人なんてほとんどいないだろう。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 65台湾ドル | |
鉄道 | 43台湾ドル | 台北→桃園 |
鉄道 | 79台湾ドル | 桃園→八堵 |
鉄道 | 37台湾ドル | 八堵→台北 |
合計 | 224台湾ドル |