フェリーでアモイ→金門
0600頃に起床して台北の安宿について調べて0830頃にユースホステルを出て520路のバスに乗車して0900頃、国際郵輪碼頭で下車する。
フェリーターミナルの乗船券売場は一昨日と違い空いており窓口の姉ちゃんにパスポートを提出するとビザとかを確認するのだがビザがいくつも貼られたパスポートなので最新のビザを見つけるのに手間取りながらも端末に入力し始める。180元(切符150元、施設利用費29元、保険1元)を支払い0930発の金門行きの乗船券を購入する。乗船券は2枚組みになっていた。
まずは乗船手続を済ませて、税関のX線検査、出国審査、安全検査のX線検査を済ませるが「X線検査は1回で 充分じゃないか?」と思いつつ船へと向かう。
因みにフェリーターミナルには両替所や銀行は見当たらなかったが代わりに交通銀行のATMが1台あったが調整中であった。VISAやPlus、Cirrusのロゴが付いていたのに・・・。早く修理しろよ!
船に乗船して席は何処かなと乗船券を確認していると乗務員に「席は自由だよ!」と言われる。
1015頃、中国に対抗した「三民主義統一中國」のスローガンが見えてきた。どうやら、小金門を通過しているようだ。1100頃、金門島の水頭碼頭に到着する。
ついに小三通で台湾入国
下船してイミグレーションへと向かうが外国人用の入国カードが見当たらない。周りを見ても免税店と両替所があるだけだ。
まあ、とりあえずそのまま入国カウンターでパスポートを提出したら係官が入国カードをくれたので初めて見る台湾の入国カードを記入して再び入国カウンターへ。この時には既に他の乗客は入国手続を終えており自分が最後になっていた。
パスポートには入国カードの控えが留められています。
そして、係官がパスポートを確認するのだが、やたらと貼られた中国ビザと出入国スタンプを見て「大陸に留学しているのか?」とか聞いてくるので「いいえ、 旅行ですよ」と答えると入国スタンプを押して入国カードの控えをホチキスでパスポートに留めてくれた。それにしても係官が中国を大陸と言っていた所が色々な意味で印象に残った。
両替して空港へ
さて、何とかアモイ→金門の小三通の経路で台湾への入国を果たしたが次は台北か高雄へ移動しなければならないのだが自分は人民元を持っているが台湾ドルは 持っていない。フェリーターミナルを探索してみると4つの銀行の両替所があったのでレートを確認すると全て1元=4.65台湾ドルになっていた。そういえ ば免税店の近くにあった両替所も同じレートだったな。どうやらレートは横並びでどこで両替しても同じようだ。
空港へ行けばATMがあるだろうから現時点で自分が必要な台湾ドルは空港までのバスの運賃、水頭碼頭-金城車站の12台湾ドルと金城車站-民航站の24台湾ドルの計36台湾ドルだ。とりあえず一番近かった臺灣銀行の両替所で小汚くなった毛沢東の絵柄の20元札を台湾ドルへ両替しようとしたら両替の最低金額は100元だったので100元を両替する。これで465台湾ドルを入手!しかも、孫文の絵柄の100台湾ドル紙幣はピン札だ。台湾何やら凄いぞ!
そして、フェリーターミナルを出てバス停へ行くがここで小金門へのフェリー乗り場を発見!とりあえず時刻表を確認するが、ここであることを思い出す。金門 -高雄の間には金門快輪というフェリーが運航されているのだ。但し、月に1本か2本の不定期運行というかなりマニアックな航路なのだが運行されているか周囲を探索してみたが乗船券売場とかは見当たらなかった。
さすがに何時運行されるか分からないフェリーを待つ事はできないので7路のバスで金城車站へ向かう事にするが、ここで重大なミスを犯してしまった。運賃は12台湾ドルなのだが手持ちの台湾ドルは100台湾ドル紙幣が4枚、50台湾ドル硬貨1枚、10台 湾ドル硬貨1枚、5台湾ドル硬貨1枚で1台湾ドル硬貨がないのだ。
バスは釣銭が出ないだろうから15台湾ドル払って後から来る乗客から釣銭回収という面倒な事になった。そうしているうちに7路のバスが到着する。とりあえず乗車すると料金箱が無い。先に乗車した地元民が運ちゃんに行き先を告げて運賃を支払っている。しかも、切符が発券されて釣銭まで出ているではないか!自分も同じように運賃を支払い切符と釣銭を受取る。何やら大陸の路線バスとはまるで違う。台湾凄いぞ!因みに切符は下車時に回収するようになっている。
1200頃、金城車站に到着して3路のバスに乗換えなのだが1310発で暫く待つしかないようだ。待ち時間を利用してバスターミナル前にあった土地銀行のATMが使えるか試してみたらVISA、Cirrus、Plusが利用可能になっており17000台湾ドルを引き出す。
飛行機で台北へ
空港には臺灣銀行のATMがあったが既に台湾ドルは調達済みなのでそのまま航空会社のカウンターへ向かう。
狙っている航空会社はHP上で運賃が一番安かった復興航空なのだが1400発、台北行きに空席があったので迷わず購入するが運賃は1989台湾ドルだった。HPだと2088台湾ドルだったのだが・・・。まあ、安くなっているのだから問題無しだ。
出発まで30分を切っているのでそのまま搭乗手続きとX線検査へ進むが搭乗手続きは大丈夫だったのだがX線検査で保安に「荷物大きすぎ。預けてきて!」とバックパックの機内持ち込みを拒否されてしまう。面倒なので中国語の分からない振りして強行突破を試みるが手に持ってい たパスポートに気づかれて日本語の分かる職員を呼ばれて万事休す。まあ、バックパックの持ち込みは駄目だろうと思っていたがやっぱり駄目だった。それにしても日本語の分かる職員がいるとは・・・。台湾は凄い!
でも、水筒とカッターナイフ、十徳ナイフ(五徳ナイフだったかも?)は機内に持ち込めた。国際線は持ち込みは絶対駄目だろうが国内線はテロなんて関係無しのようだ。
さあ、いよいよ飛行機に乗り込むが今回の旅で初めての飛行機だ。
元々は飛行機禁止だったのだが金門快輪は不定期運行でどうしようもないのだ。
4年ぶりに飛行機に乗るのだが、やっぱ列車と違って清潔で快適だ。機内サービスで新聞が無料だったので遠慮せず2紙頂く。
1400に離陸をして台北へと向かう。GPSで高度と速度を測ると高度6700m以上で800㎞/hで飛行しており1500頃に台北の松山空港に到着する。
預けたバックパックがターンテーブルから出てくるのを待ちながら空港内の様子を窺う。
松山空港→台北駅
バックパックを回収してバス停へと思ったが、空港内の施設を調査してみる。空港内には郵便局、銀行がありちゃんとATMもある。ここでもカードがあれば台湾ドルが入手できそうだ。
空港を出て1530頃、262路のバスに乗車するが松山機場-台北車站まで運賃は15台湾ドルなのだが台北の路線バスは大陸と同じ料金箱に硬貨を投入する方式で釣銭が出ないので小銭を探すが財布の中は台湾ドルと人民元が入り混じり5台湾ドル硬貨がなかなか見つからない。
すると、乗客のおばちゃんが「小銭ないの?両替しようか?」と声をかけてきたので10台湾ドルを両替して運賃を支払う。おばちゃんありがとう!台湾人は親切だ!現時点で自分の想像する台湾が目の前に広がっている。
初めて大陸(西安)へ行った時は交通ルールを守らないとかで見事に理想の中国と現実の中国の差にがっかりしたが、まだ台湾は大丈夫だ。1600頃、台北車站で下車する。
台北YH國際青年旅舍
目の前には台北駅があり駅の対面には新光三越がある。台北は大都会だ!そして、新光三越の隣のビルの13階に台北YH国際青年旅舎(台北YH國際青年旅舍)があるのでエレベーターで13階へ!エレベーターを降りてフロントへ行きドミトリーが空いているか聞くと空いていたので7泊する事にする。
ドミは8人部屋で結構広い。そして、このユースには厨房があるので自炊が出来るのだ。大陸から米とインスタントラーメンを持ち込んでいるので自分にはありがたい。 で、早速夕飯に米を炊いて食べる。
両替
臺灣銀行 100元→465台湾ドル 1元=4.65台湾ドル
JTBグローバルキャッシュ 土地銀行で引き出す 55109円→17000台湾ドル 1台湾ドル=3.24円
項目 | 金額 | 備考 |
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バス | 1元 | 路線バス |
フェリー | 180元 | アモイ→金門 |
合計 | 181元 |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
宿泊費 | 2370台湾ドル | 1泊390台湾ドル×7 |
バス | 41台湾ドル | 路線バス |
航空券 | 1989台湾ドル | 金門→台北 |
合計 | 4760台湾ドル |