中国のスパーでは軍歌が流れる

山西省旅行記2015

新華書店で立ち読み

09:30頃、河東博物館へ行ってみる。三国志関連のネタでもあるかと思って高徳地図と百度地図を頼りに行ってみると博物館のある所に博物館がない。掃除のおっちゃんに聞いてみたら博物館は引っ越ししていることが判明。百度は間違った情報が掲載されていても驚かないが、評判の良い高徳地図の更新が遅れていたのには少し驚いた。

博物館がないのでは仕方ないので新華書店へ行き立ち読みをする。1F入口付近の某党関連のコーナーには客はおらず、経済や法律とかのコーナーに客がいる。自分は旅行関連のコーナーに用があるので探すと2Fにあった。とりあえず山西省のガイドブックを立ち読みして午前中を終えてユースホステルへ戻る。

胡萝卜素餃

胡萝卜素餃18:00頃、夕飯を食べに出かけるが雲行きが怪しい。近くの食堂で人参水餃子の胡萝卜素餃(10元/約200円)を食べるが雷鳴とともに雨が降ってきた。とりあえず人参水餃子を食べて雨が止むのを待つ。胡萝卜素餃は胡萝卜(人参)、素(素食)、餃(餃子)となり肉の入っていない人参餃子という意味だ。

油潑麵

油潑麵19:00頃、雨が止んだので店を出るが、まだ食べ足りないので別の店で油潑麵(7元/約140円)を食べる。油潑麵は陝西省の麺料理で幅広麺にスープの代わり油を掛けている。油そばみたいな感じだ。店によって具や薬味は変わるが今回はニンニクのみじん切りとレタスみたいな野菜の炒めものが入っていた。

道路冠水で宿へ戻れず

道路冠水油潑麵を食べてユースホステルへ戻ろうとしたら先ほどの雷雨の影響で道路が冠水してユースホステルへ戻れなくなっている。水が引くまで先へは進めないので立ち往生。

道路冠水中国はこういう部分でインフラが整っているかがよく分かる。運城はマンション建設が勢い良く進んでいるが下水道整備はやっていないようだ。30分以上待って20:00頃、ようやくユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
合計 103元

黄河文化博物館

黄河文化博物館10:30頃、黄河文化博物館を訪れてみる。昨日訪れた運城博物館が移転して黄河文化博物館になったようなので場所を調べて行ってみたが観光客は誰もいない。警備員の兄ちゃんに聞いてみたら博物館としてはまだ開館していないということであった。建物自体は2012年に完成しているのだが、まだ内部は未完成のようだ。これでは同しようもないので諦める。

扯麺

扯麺博物館近くの食堂で朝食兼昼食に扯麺(8元/約160円)を食べる。手で押して広げた幅広麺が特徴でネギ、香菜、ゆでたレタス、卵が入っている。

扯麺は陝西省、山西省、甘粛省で食べられる麺料理で三千年の歴史がある。扯麺の中でも陝西省宝鶏の西府扯麺が正統派の扯麺とされるが、山西省では運城市の隣に位置する永済市の永済扯麺が有名だ。

美特好超市

美特好超市11:15頃、ユースホステルへ戻る途中で美特好超市に寄って行く。山西省で展開しているスーパーマーケットだがオランダのスパーとも組んでおり看板にモミの木マークがある。

お客さんはそこそこ入っているのだが店内に流れている案内と曲が日本ではありえない内容になっていた。「抗日戦争勝利」とかの単語が聞こえてくる。どうやら抗日戦争勝利の特売をやっているようだ。

そして、店内に流れている音楽は、おそらく中国人なら誰でも知っている軍歌の「当兵的人」である。日本のスーパーマーケットで軍歌なんか流したらマスコミの餌食で、共産や社民とかの左の集団から抗議殺到です。某国は右傾化、軍国主義復活を許さないとか言っているようですが、スーパーマーケットで「当兵的人」が流れている状況からして大爆笑です。そいうえば、オランダのスパーでも軍歌流すのOKなのかな?

雪花ビールとりあえず手ぶらで外へ出るのは申し訳ないので小日本は抗日戦争勝利の特売品の雪花ビール500ml(2元/約40円)を購入。

酸菜肉絲麺(失敗例)

酸菜肉絲麺夕方になり近くの食堂で酸菜肉絲麺(7元/約140円)を食べるが店の選択を誤った。出てきた酸菜肉絲麺だが酸菜と肉絲と麺が既にごちゃ混ぜになっている。料理は間違ってはいないが見た目がアカン。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
バス 1元 路線バス
合計 21元