通化→集安
05:15頃、駅寝から眼が覚める。通化は04:23が日の出の時刻で、既に外は明るいが雨が降っている。天気が悪いと集安での行動に支障を来すので雨だけでもやんでくれればよいのだが。
07:20頃、改札が始まり乗車バトル開始となる。乗車口には列はなく群れが出来て我先にとなる。
07:35発、通化→集安の4347次に乗車する。エアコンなしの列車なので運賃は安く8.5元だ。この頃には天気が晴れに回復する。
窓を開けて外の景色を見ながら集安へと向かう。今回は幸い窓からペットボトルやカップ麺の容器のポイ捨てには遭遇せずに済む。
集安
10:30頃、集安に到着する。駅前はボリタクの運ちゃんたちが待ちかまえていたが、駅前を通る6路のバスで集安市内へ移動しようと考えたが人が一杯なので乗車するのは諦めて徒歩で集安市内へ向かう。
集安客運総站
30分ほど西へ歩いてバスターミナルの集安客運総站に到着する。
鴻源旅館
続いて問題の宿探しだ。世界遺産の高句麗遺跡群を見物後は集安からバスで遼寧省丹東へと移動するので何とかバスターミナル近くで宿を確保しておかないといけない。とりあえず、バスターミナル隣の賓館からあたっていくが、外国人お断り以前に1泊200元とか高すぎで泊まれない。
そして、4軒目の鴻源旅館は老板たちが麻雀中であったが部屋を見せてもらう。
エアコン、トイレ、シャワーがあるので問題ない。バスターミナルからは徒歩2分ぐらいなので立地も良い。
1泊いくらか聞いてみると100元で高めなのだがおそらく他をあたると彷徨う気がするのでここに決める。
外国人OKだったので追い出される心配はなさそうだ。
犬肉ビビンバ
11:30頃、宿を確保したので世界遺産見物へと出かけるが、まずは食事である。旅館の3件隣に狗肉冷麺館があったので犬肉ビビンバ(狗肉拌饭)を注文する。値段は12元(約240円)だ。
ご飯と犬肉をしっかりとかき混ぜて食べ、犬肉パワーで高句麗遺跡を廻ります。
世界遺産 高句麗遺跡群 好太王碑
昼頃、6路のバスに乗車して終点の太王碑で下車する。まずは好太王碑と太王陵を見物するが高句麗遺跡は4箇所が観光地として開放されており入場料はそれぞれ30元だが、4箇所セット券だと100元になる。全部見るつもりだったのでセット券を購入するが当日限りの有効になっていたの今日中に全て見物しなければならない。
12:10頃、少々急ぎでの世界遺産観光で、まずは好太王碑から見物する。
続いて太王陵だ。12:40頃、1.5kmほど離れた長寿王陵へ向かう。
長寿王陵
将軍墳とも呼ばれている。13:20頃、長寿王陵を離れ禹山貴族墓地へ向かう。
禹山貴族墓地
13:40頃、禹山貴族墓地に到着する。ここは高句麗の古墓群になり古墓の1つが公開されており内部の壁画を見ることができる。夏のこの時期は古墓の石室は涼しく、ちょっとした休憩場所である。14:15頃、禹山貴族墓地を離れ集安市内へ戻る。
15:00頃、バスターミナルの集安客運総站で明日の丹東行きのチケットを購入する。丹東までは80元だ。丹東までのチケットが購入できたので、最後の丸都山城・山城下貴族墓地へ向かうが市内から路線バスで行けるのだがバスの発着場所が分からないので、とりあえず徒歩で向かう。市内を出て北へと歩いていると丸都山城行きのバスが通り過ぎる。
丸都山城・山城下貴族墓地
修復工事と遊歩道の整備が行われていたが修復工事の現場は撮影禁止になっていた。これでは来た意味があまりないな。
丸都山城に続いて山城下貴族墓地を見物して回る。17:00頃、丸都山城・山城下貴族墓地を離れ市内へと向かう。
冷麺
18:00頃、市内に戻り夕飯は昼の犬肉ビビンバの店の狗肉冷面城へ。
冷麺(10元/約200円)を食べる。やはり、専門店だと冷麺は美味い。犬鍋も食べたいが一人だと値段や量が・・・。
夜に明日の丹東での宿をeLongで予約しておく。とりあえず、1泊99元のそこそこの賓館にしておく。先払いなのでネットで決済まで済ましておく。おそらく外人お断りで追い出されることはないと思うのだが・・・。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 31元 | |
宿泊費 | 100元 | |
宿泊費 | 99元 | eLongで丹東の宿予約 |
バス | 1元 | 路線バス |
バス | 80元 | 集安→丹東 |
高句麗遺跡セット券 | 100元 | |
合計 | 411元 |
集安→丹東
07:00頃に旅館をチェックアウトしてバスターミナルへ移動。2-3分ほどで到着して待機となる。
07:20頃にバスに乗車して発車を待つ。07:30にバスが発車して鴨緑江沿いに走る。
対岸の北朝鮮が見えるが天気は雨で丹東到着後の行動がどうなるか心配だ。
途中、鴨緑江から離れ走って行く。遼寧省へ入り再び鴨緑江沿いを走るが道路脇には有刺鉄線の付いたフェンスが・・・。色々と大人の事情があるようだ。
丹東
12:40頃、丹東客運站近くで路地で全員が降ろされる。ここが終点のようだ。GPSがあるので大体の場所が分かっているので予約しておいた宿へ向かう。
13:00頃、予約していた嘉苑商務賓館に到着するが、改装工事中でeLongに出ていた画像とずいぶん違う。まあ、とりあえずレセプションのお姉ちゃんに予約しておいたことを伝えてチェックイン手続きをする。外国人OKの賓館だったのでパスポートのコピーをとって登記完了。
1泊99元の特価で出ていた部屋だが、部屋は広いしトイレ・シャワーもちゃんとしているしテレビとPCまである。
自分には豪華すぎる部屋なのだがキャッシュバックがあり実質安く宿泊できるので選んだ。宿は確保できたのでネットで明日の瀋陽行きの切符を予約しておく。
泡菜炒飯
14:30頃、遅めの昼食に泡菜炒飯(8元/約160円)を食べる。泡菜はキムチを意味してキムチ炒飯ということだ。せっかく北朝鮮との国境地帯を移動しているので冷麺や犬肉麺とかを食べておくのが良いだろう。
14:50頃、丹東駅を訪れ切符売場で明日の瀋陽行きの切符を受け取るが、窓口の列におサルさんが割り込んでくる。もういつものことなので慣れてしまったし、並ぶように言っても理解してくれないので、おサルさんには関わらないようにしている。おサルさんたちの飼育係をしている某党の宣伝すら理解できないのだから、もう関わらないのが一番である。
丹東駅の駅前広場には毛沢東像がある。いつ、レーニン像みたいな目に遭うのか気になるのは自分だけか?
そして、近くには武警の車両が待機している。国境の町だから警備しているのか?
丹東客運站
15:05頃、駅の斜め向かいにあるバスターミナルの丹東客運站を訪れる。虎山長城行きのバスが停車していたので撮影しておく。
時刻表も有り1日8往復運行されているのが確認できた。気が向いたら行ってもいいかな・・・。でも入場料が60元もするからな・・・。
バスの運行状況を確認する瀋陽と大連を始めとして各地へのバスが出ている。
中朝友誼橋
15:30頃、中朝友誼橋を訪れる。ここは北朝鮮との国境貿易で一番重要なルートになっており貿易が最も活発であるが中朝友誼橋をトラックがたまに通るだけで活発とはいえない。そして、国境地帯の観光は長白や臨江と比べても最も賑わっており観光客が多い。
鴨緑江断橋
中朝友誼橋の隣には朝鮮戦争時にアメリカ軍の爆撃により破壊された鴨緑江断橋がある。入場料は30元で少々高めだが見物することにする。
朝鮮戦争時には丹東、集安、臨江から中国軍が鴨緑江を渡っていったので、こんな像がある。
橋は中国側だけ残っているので途中までしか行けない。北朝鮮側は基礎だけ残し撤去されている。
中朝友誼橋の方は武警に先導されて徒歩で北朝鮮側へ向かう観光客がいる。徒歩で渡れるのか?それとも特別料金で中朝友誼橋の観光か?
ウォルマート
17:00頃、ウォルマートで物資調達をするが、丹東のウォルマートは客が少なく潰れるのは時間の問題という状態であった。ウォルマートで売り場が閑散としている光景を見るのは初めてで正直驚いた。
で、今回は破れたバックパックのカバーを補修するためにテープを購入。それと、ブドウ味のカクテル330ml(6.5元/約130円)を購入して飲むが全く酔わない。ブランデーが入っているらしいが、本当にアルコールが入っているのだろうか?
冷麺
夕飯は賓館の近くにある食堂で冷麺(8元/約160円)を食べる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 22.5元 | |
宿泊費 | 343元 | eLongで瀋陽の宿:予約1泊49元×7 |
鉄道 | 41.5元 | 硬座 丹東→瀋陽 |
日用品 | 2.9元 | |
合計 | 409.9元 |