24時間で河口からシャングリラへ
河口から鉄道で大理到着
06:15頃、目が覚める。まだ外は夜が明けていない。昆明で機関車を交換して進行方向が変わっている。大理到着は、07:22であと約1時間ほどだ。昨日、寝るまでの車内は空いていたが、予想通り乗客で混雑している。自分の寝台の区画は欧米人が5人寝ていた。やはり大理行きの列車は欧米人にも人気があるということかな?06:20頃になり、乗務員が切符と換票証の交換を始まり乗客が起きる。
大理駅到着前に車内放送で大理到着後に8号車で麗江行きの切符を販売すると放送している。このK9690次は大理到着後に麗江行きの列車になるので、そのまま車内精算という形で麗江行きの切符を販売して切符売り場の混雑緩和ということかな?


鉄道で大理→麗江







麗江客運站


バスで麗江→シャングリラ


15:50頃、シャングリラの30km手前で検問がある。乗客全員が下車して身分証登記を行う。自分はパスポートを警官に提示するが登記はなしで顔写真との照合とビザを確認しただけで終了。全人代の関連の警備強化かと思ったが、ここはチベットだ。2008年3月14日のラサ暴動から7年になるが、やはり3月14日が近づくと外国人が多数訪れるシャングリラでも大人の事情で警備が厳しくなるようだ。
16:25頃、シャングリラの入口で再び検問。自動小銃を持った公安が乗車してきて身分証確認。自分はパスポートを提示するとパスポートの情報を台帳に記入して返却。特に問題はなし。


一体何を恐れているのだろうか?シャングリラでテロでも起きるのか?4つ目の信号機のある交差点手前の二中路口のバス停で下車してユースホステルの香格里拉国際青年旅舎へ向かう。
香格里拉国際青年旅舎




外国人の自分からするとシャングリラでの武警の警備状況からして中国の若者は何も違和感を覚えないのだろうか?なぜシャングリラにこれほどの武警が配置されているか考えないようにしているのだろうか?全人代の会期中というだけの理由でないことは薄々気付いているとは思うのだが・・・。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 20元 | |
| 宿泊費 | 75元 | 25元×3泊 |
| バス | 67元 | 麗江→香格里拉 |
| バス | 2元 | 路線バス |
| 合計 | 164元 |
古城近くの百鶏寺
07:30頃、起床するが3000m以上の高地にあるシャングリラの朝は冷え込む。シャングリラには表向きは高地順応のための滞在だが、裏の目的は、3月14日のシャングリラの様子を確認だ。
09:45頃、ユースホステルから徒歩で独克宗古城へ向かう。朝の散歩をかねて30分ほどかけていくが武警の巡回に遭遇する。何かのテロを警戒しているのか?シャングリラではアルカイダやイスラム国のテロ警戒ではなさそうだが・・・。





| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 23.8元 | |
| 合計 | 23.8元 |
警備の厳しいシャングリラ


で、シャングリラの街を歩いてみると公安や武警が大きな交差点では警備についている。本当は写真を撮りたいのだが観光客がいないので、すぐバレて熱烈な指導を受けてしまいそうなので撮影は出来ない。

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 21元 | |
| 合計 | 21元 |
シャングリラ→徳欽→飛来寺
バスで徳欽へ
06:30頃、起床して出発の準備を整える。今日は徳欽の飛来寺まで移動する。07:50頃、ユースホステルをチェックアウトしてバス停へ向かうが今日のシャングリラの天気は曇りでかなり冷え込む。
昨日、一昨日は春の陽気であったが今日は冬の天気だ。7路のバスでバスターミナルのシャングリラ汽車客運站へ移動する。運賃は1元だ。昨日まで大きな交差点では朝から武警や公安が警備していたのだが、今日は誰もいなくなっており、どうやら3月14日を過ぎれば警備は解除のようだ。






世界自然遺産 三江併流・白馬雪山




飛来寺覚色滇郷青年旅舍



| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 20元 | |
| バス | 67元 | シャングリラ→徳欽 |
| バス | 5元 | 徳欽→飛来寺 |
| 合計 | 92元 |
梅里雪山
飛来寺明珠拉卡景観台
07:30頃、起床して梅里雪山の見物へ向かう。外はかなり冷え込んでいるが天気は晴れですでに飛来寺景区(飛来寺明珠拉卡景観台)には観光客が多く訪れている。




でも、11月-3月が晴天の確率が一番高く梅里雪山を見るのには最適な季節だが、かなり冷え込む季節というのが難点であるが・・・。
昼前にユースホステルをチェックアウトして国道沿いで徳欽の県城へ向かうバスが通過するのを待つ。昼ぐらいに西当温泉から徳欽へ戻るバスが発車しているはずなので、13:00前後に飛来寺を通過するので、それを狙って待つのだが老板が徳欽の県城へ行く用事があるようでタクシーで一緒に徳欽の県城へ向かう。タクシー代は10元だ。
徳新楼


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 14.6元 | |
| 宿泊費 | 40元 | |
| タクシー | 10元 | 飛来寺→徳欽 |
| 合計 | 64.6元 |
フランス人宣教師が建てた茨中教堂
徳欽→茨中橋
06:40頃、起床するがすでに巡礼者と思われるチベット人たちは起きて出発の準備をしている。こちらも出発の準備を整えるがウンコしにトイレへ行くと茶色い大きなバナナが山盛りだ。ウンコぐらい流せよ!どうやら、中国人のチベット人はダライ・ラマたちのチベット人とは全く違うのかもしれない。



標高3200mの徳欽から峡谷を下っていくが途中で雨が降り始める。標高2600mぐらいまで下がってくると瀾滄江沿いに樹木が見え始める。徐々に高山帯の気候から変わっているようだ。
茨中橋から徒歩で茨中へ






茨中教堂




残しては悪いと思い遠慮なくどんどん食べていくが、おかずがなくなりかけると老板娘がおかずを補充してきた。ナシ族でも食べきれないほどの食事を出すという中国伝統の悪習があるのか?残してはもったいないと思いどんどん食べたが、やはり食べきれなかった。
残ったおかずがもったいないのだが、この客桟には豚が飼われており、豚の餌になるのだろう。しっかり、リサイクルシステムが確立されてはいるのだが、老板娘がせっかく作った料理が豚の餌になってしまうのは少々納得がいかない。






教会のその後は文化大革命で小学校として使用されていたため他の教会や寺院などのような壊滅的な破壊は免れた。現在はチベット仏教が信仰される地域に残る教会、そして、フランス人宣教師が建てた教会とローズハニーで作られたワインという歴史的背景により、茨中教堂は広く知られている。



夕食後は教会とブドウ畑以外は何もない村なのであとは寝るだけとなる。老板娘たちは中国のドラマで最大の娯楽ともいえる抗日ドラマを見ており、時折変な日本語が聞こえてくる。ドラマの中で無理に日本語を使おうとしてデタラメな日本語になるのだろう。視聴者は正しい日本語がわからないのでデタラメな発音や文法でも問題ないようだ。抗日ドラマで手っ取り早く視聴率を稼ぐが視聴者の無知につけ込んでいい加減な日本語でも問題なしということか?
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 60元 | |
| 宿泊費 | 40元 | |
| バス | 26元 | 徳欽→茨中橋 |
| 合計 | 126元 |
徒歩で茨中→茨中橋
05:00頃、ウンコしたくなったので外のニーハオトイレへ行く。もちろん、灯りはないのでヘッドライトをつけてでないと真っ暗でなにも見えず板を踏み外してウジの湧いたウンコへ落ちてしまう。かなり上級者向けのトイレだ。



茨中橋→維西



ウンコしたいので1元の有料ニーハオトイレへ駆け込む。ニーハオトイレはウンコまみれの地獄絵図を覚悟していたが、運良くウンコが流れていく側溝は水が流れておりウンコなしで、シャングリラバスターミナルのウンコ山盛り有料トイレと比べれば100万倍以上良好であった。ちゃんと掃除してあれば有料のニーハオトイレでも料金は払ってもいいだろう。ウンコしたら掃除のおばちゃんに1元払ってバスへ戻る。

維西客運服務站


興隆賓館


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 18.5元 | |
| 宿泊費 | 40元 | |
| バス | 60元 | 茨中橋→維西 |
| バス | 69元 | 維西→麗江 |
| トイレ | 2元 | |
| 合計 | 189.5元 |












