杭州駅で中国製新幹線を目撃
0805頃に杭州呉山驛青年旅舎をチェックアウトして徒歩で杭州駅に向かう。0855頃に杭州駅前に到着。駅前の郵便局で葉書を出してから杭州駅へ行く。 駅の待合室はすでに混雑していたが何とか座って待つことができた。1000頃にN561次の改札が始まり乗客は4番ホームへ走っていく。
「急がなくても座れるのに・・・」と思いつつ一緒に階段を駆け下りる。列車に乗り込み発車時間を待つが1番ホームに見覚えのある車両が停車している。
「新幹線に良く似ているなぁ」と思ったが、「これは噂の中国製新幹線なのでは?」と瞬時に中国製新幹線が運行していることを思い出す。
1020に定刻通り に発車するがこの時に中国製新幹線の先頭車両を確認する。「やはり新幹線だった」と思いつつ紹興へ向けて列車は走る。
紹興に到着。魯迅故里へ
時刻表では1110に紹興駅到着となっていたが1118に到着する。まずは宿を確保するために駅周辺を歩くが思ったほど宿はなく駅前の東峰旅館に1泊30元で泊まることにする。共同トイレが扉なしだったがすでに慣れているので驚かなかった。とりあえず寝るだけなので住環境は気にしない。ちょうど昼時なので 近くのイスラム食堂で炒飯とラーメンを食べた後に駅前からK004路のバスに乗車して魯迅路口で下車する。魯迅中路を歩いているとやたらと繁盛している店 がある。咸享酒店だ!魯迅の小説に出てくる店に似ているとかでガイドブックにも良く載っている有名店だ。
咸享酒店をちょっと見物して再び魯迅故里を目指す。このあたりに来ると古い街並みが再現され紹興酒の店を良く見かける。
入場料が80元もするので魯迅故居、魯迅紀念館、三味書屋の入口だけ見学して紹興博物館へ向かう。
周恩来祖居などを巡る
1400頃に紹興博物館を見学して王羲之故宅、題扇橋、周恩来祖居、大善塔、秋瑾烈士紀念碑、府山公園と足早に見学して行く。
1500頃に周恩来祖居を見学したのだが珍しく共産党関連の史跡にしては入場料が18元と高額になっていた。一体どうなっているんだ?
まあ、それでも他よりは安いほうだろう。紹興は比較的小さな町なので徒歩で次の観光地へと移動できる。
1630頃には府山公園まで辿り着き越王台、越王殿を見学できた。
紹興は観光地が市内に集中してい るので本当に観光には便利である。おまけに路線バスは比較的空いており満席になることは少なく交通渋滞も他の都市に比べ少ない。しかし、紹興は日本でも知 られている観光地だが日本人観光客には遭遇しなかった。閑散期だからか?
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 19.3元 | |
宿泊費 | 30元 | |
バス | 1元 | |
紹興博物館 | 5元 | |
周恩来祖居 | 18元 | |
越国遺址 | 8元 | |
切手 | 23元 | |
合計 | 104.3元 |
今日は大禹陵から観光を始める
0600頃に起床。0800過ぎに駅前から2路のバスで大禹陵へ向かう。0830頃に大禹陵に到着するが入場料が50元もするので入口だけ眺めてすぐに引 き返す。
2路のバスで市内に引き返すが途中の塔山で下車して応天塔に向かう。0900頃に応天塔に到着。入場料2元で非常に安い。安いのは良いが危険度も かなり高かった。応天塔内部の階段は非常に急で、もはや階段ではなく梯子と言った方が良いくらいの角度で登る。踏み外せば確実に大怪我か死が待っている。
何とか登りきると紹興全体が一望できる。眺めは良いのだが今度は降りるのが大変だ。登る時よりも慎重に降りるが危険な状態だ。日本なら確実に立ち入り禁止 区域のはずだ。
安くて危険な応天塔を見学した後は秋瑾故居へ徒歩で移動する。約5分後の0930頃に秋瑾故居に到着。
入場料10元を払って見学をする。書 斎、寝室、厨房などが再現され、資料展示も充実しており10元払った甲斐はあった。
1000頃に秋瑾故居を後にして、次の目的地の青藤書屋に向けて歩く。青藤書屋は路地にある為に辿り着くのには苦労した。
こんなところに観光客が来るのか 疑問を持つくらいの場所にあるのだが1020頃に到着したときには先客が4人いた。入場料が5元で安いのだが残念ながら5元払って見学するほどの物ではな かった。敷地が狭いので展示資料も少なく10分もあれば見学し終わる。
青藤書屋の見学が終わり市内の観光に区切りが付いたので徒歩で駅前に移動し昼食後に1路のバスで東湖に向かう。
王羲之の蘭亭へ行くが・・・
東湖から市内に戻り1330頃に市政府から3路のバスで蘭亭へ向かう。運賃は3.5元。30分ほどで蘭亭に到着。
市内に戻ろうとバス停に向かうが道路脇の看板の文字に興味を引かれる。「印山越国王陵」と書かれ2km先にあるようだ。
時間もまだあるので予定を変更して 歩いて向かう。30分ほど歩くとそれらしい山が見えてきた。入場料が18元と微妙な料金設定だが、ここまで来たので見学することにする。
説明の看板を読む 限りここは越王勾践の父・允常の陵墓のようである。
展示資料を見ていくと発掘されたのも最近で2001年に一般公開が始まったそうだ。
陵墓も大きく見ごたえがある。ガイドブックにも載っていなかったので予 想外の収穫だった。1545頃に印山越国王陵を後にして1700頃に紹興駅前に到着。明日の寧波行きの切符を購入してから近くで夕飯を食べる。紹興観光は 2日で終わってしまった。お金があればちゃんと見学できるのだが・・・。まあ、ツアーで来ても1日ぐらいの滞在で魯迅故里と紹興酒で終わりなんだろうな。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 20元 | |
宿泊費 | 30元 | |
鉄道 | 17元 | 無座 紹興→寧波 |
バス | 12元 | |
応天塔 | 2元 | |
秋瑾故居 | 10元 | |
青藤書屋 | 5元 | |
印山越国王陵 | 18元 | |
合計 | 114元 |