河南省登封 世界遺産・少林寺 塔林掃墓法会&少林景区宿泊

河南省旅行記2015秋

登封→少林寺

08:25頃、ユースホステルをチェックアウトする。一本南の中岳大道へ徒歩で移動。08:40頃、西バスターミナル前で少林寺行きバスに乗車する。少林寺までは運賃は3.5元、発車まで少し待機だ。

今日の天気は天気予報だと朝から晴れなのだが実際は曇り。中国の天気予報は当たらない。08:50頃、バスが発車するが濃霧で見通しが悪い。これのどこが晴れなんだ?

少林景区

09:10頃、少林景区に到着するが濃霧に包まれ視界が悪い。

入場料はボッタクリ100元で泣く泣く入場券を購入。景区に入り少林寺へ向かう。

途中で武術学校の練習場があり少林拳の修行が行われている。

09:35頃、少林寺の山門に到着。朝なのでまだ観光客は少なく比較的平和だ。

ここから予約しておいた宿の登封少林寺功夫旅館へ向かうのだが少林寺向かいの十方禅院の脇道を上って少林旅游度假村へ向かう。少林旅游度假村には賓館や客桟とかの宿が数軒あり、食堂や商店もある。他にも武術学校もあり少林拳の修行も行われている。

功夫客桟

09:50頃、住所を確認しながらeLongで予約しておいた登封少林寺功夫旅館に到着するが実際の看板は功夫客桟であった。まあ、名称が幾つもあるのは中国ではよくあることのようなので特に驚くことはない。ここは少林景区内にある宿なのでゲートが閉まった後の夜やゲートが開く前の早朝に誰もいない少林寺の山門を見物したり、観光客が来る前に初祖庵や達磨洞へ向かうことが出来るのだ。で、中に入るが誰もいない。どこかへ出かけているようなので老板が戻ってくるまで待つことにする。

10分くらい待っていると老板が帰ってきたので登記を済ます。宿泊費は予約時にネットで決済しており部屋は1泊50元のドミトリーで4泊する。部屋はドミトリーといっても3人部屋で元々は1人部屋だったようでテレビとかがある。しかもテレビは今時珍しいブラウン管だ。共同のトイレ・シャワーは少し古めだが広い。でも、寒いからシャワー使わなさそう。

世界遺産 少林寺

11:00頃、少林寺へ向かうが周辺では武僧が修行をしている。これは雰囲気的に良い。11:15頃、少林寺に到着。

少林寺は北魏の孝文帝の治世である太和19年(495)に建設が始まり、孝文帝がインドより来た高僧の跋陀のために創建された。少室山の麓に生い茂る林の中に建立されたために少林寺と名付けられた。

北魏の孝昌3年(525)に達磨大師が南天竺より来訪し少林寺で9年面壁し禅宗を創り、少林寺は「禅宗祖庭」と呼ばれるようになり、達磨大師は「東土禅宗初祖」と称される。

南北朝の北周の武帝による廃仏で少林寺は被害を受けるが静帝の治世である大象2年(580)に復興し陟岵寺と改名する。

隋の文帝の頃に再び少林寺に名を戻し唐代初期に少林十三棍僧が後の唐太宗である秦王 李世民を助け「天下第一名刹」の名誉を得る。

山門の門額にある「少林寺」の三文字は清の康熙帝による御書である。

冬の閑散期に突入しているので観光客は少なめだが欧米人の団体もおりそれなりに賑わっている。少林寺には2回見物しているが繁忙期は観光客が多く混雑しており寺を見物に来たのか人の波を見に来たのかという状況になる。天気が濃霧であったが昼過ぎになるとようやく日が射すようになってくる。

世界遺産 塔林

14:30頃、少林寺を出て塔林へ向かう。西へ約300m歩き塔林に到着。

塔林は少林寺歴代高僧の墓地である。現存する仏塔は唐、五代、宋、金、元、明、清から現代まで248基あり現存するものでは中国最大規模になる。世界文化遺産にも登録されている。

言い方が悪いのだがこれらは坊さんの墓なんだよな。それを観光客が記念撮影する。自分も撮影しているけど、墓で眠る歴代の高僧たちは自分たちの墓が観光地になっている事をどう思っているのだろうか・・・。

香菇麺と鶏蛋炒米

夕飯は客桟近くの菜館で香菇麺(15元/約300円)と鶏蛋炒米(10元/約200円)を食べる。

観光地価格なのは覚悟していたが結構高い。まあ仕方ないな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
バス 3.5元 登封→少林寺
少林景区 100元
合計 128.5元

朝の少林寺

05:30頃、武僧たちの掛け声で目が覚める。夜明け前だが既に修行が始まっている。掛け声や「阿弥陀仏」の声が聞こえてくる。

07:15頃、客桟を出て少林寺へ向かう。朝の修練をしていた武僧たちは朝食のようで宿舎へ戻っていた。天気予報だと今日の天気は曇だ。天気は良くないが雨が降らなければ良しとしよう。07:30頃、少林寺山門に到着。

まだ山門は閉じられ掃除のおっちゃんだけで貸切状態で撮影かと思ったら、金持ち中国人の団体が近づいてきた。声がでかいので遠くからでも分かる。朝の静寂に包まれていた少林寺であったがカオス度急上昇である。成金に山門を占拠される前に急いで撮影しておく。ゆっくり撮影するにはもっと早く来ないといけないな。

07:45頃、塔林に到着。ここは掃除のおっちゃんと売店のおばちゃんぐらいで観光客おらず。静寂の中で撮影をして、塔林から更に奥へと進む。

三皇寨景区

08:05頃、三皇寨景区に到着。三皇寨は少室山西麓に位置しており嵩山の一部であり世界ジオパークに認定されている。

09:00頃、少林索道の降り場に到着。天気は濃霧であるが雲海が見える。

09:15頃、三皇桟道を通る。断崖絶壁に作られた桟道だがこれはかなり勇気がいる。

10:00頃、連天吊橋に到着。谷底まで100m以上の深さのようだが眺めは大変よい。

10:30頃、三皇殿に到着。名前の通り三皇が祀られている。

嵩山禅院

10:40頃、嵩山禅院に到着する。

嵩山禅院は修道場で禅の修行が行われている。11:10頃、嵩山禅院を出て来た道を引き返して少林寺へ戻る。

ゴミのポイ捨て

この時間になると観光客が増えてくるがゴミのポイ捨て、痰を吐いたり、歩きタバコをするおサルさんにも遭遇する。まあ、山の中なので山猿が生息していても不思議はないのだが歩きタバコには正直いって閉口する。世界ジオパークの嵩山で山火事なんか起きたら一大事なので三皇寨にも武警を配置して害獣駆除をした方がいいだろう。

12:50頃、少林索道まで戻ってきた。13:50頃、三皇寨景区の入口まで戻ってきた。この頃になると雨が降り始める。今日も天気予報が外れた。これほど天気予報が外れるとはチャイナクオリティはある意味すごい。

14:30頃、少林寺まで戻ってきたが雨は本降りで観光客はほとんどいない。14:45頃、客桟近くの食堂で不味い炒飯(15元/約300円)を食べる。昨日の菜館で麺食べたほうが良かったな。夜はネットで開封での宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 54元 予約:開封輝煌国際青年旅舍
合計 69元

少林寺山門

05:30頃、今日も武僧たちの掛け声で目が覚める。で、もう一度寝るが起きたのが07:00頃だ。これはいかん!急いで準備を整えて少林寺へ向かう。

07:25頃、少林寺に到着するが既に今日も静寂を破る集団が来ている。山門を撮影して早々に退散する。もっと早く来ないと静寂に包まれた少林寺は見られないようだ。成金の金持ち中国人の団体は山門前でポーズを取って記念撮影。朝の静寂とかはどうでもよいらしい。

世界遺産 初祖庵

今日は初祖庵と達磨洞を目指す。登山道を歩いて08:00頃、初祖庵に到着。

初祖庵は少林寺から北西2kmの少室山の五乳峰の麓に位置しており北宋の宣和7年(1125)に達磨大師を記念するために建立された。

初祖庵大殿は初祖殿とも呼ばれ、北宋の宣和7年(1125)に創建される。中原に現存する最古の木造建築になる。

初祖庵には尼さんと掃除のおっちゃんだけで自分が観光客で一番乗りであるが伝内の壁画にはおサルさんたちの落書きがある。中国の宝が・・・。

続いて達磨洞へ向かう。登山道を歩いていくが山の上に見える達磨像が五乳峰の山頂で、あの近辺に達磨洞があるのだろう。ひたすら階段を上っていくが途中に売店があったりして既に営業中だ。

達磨洞

08:25頃、達磨洞に到着。

達磨洞は嵩山少室山の五乳峰中腹にある洞窟で伝説によれば527年から536年まで達磨大師が、この洞窟で9年間の面壁を行った。これによりこの洞窟は「初祖九年默認玄処」「達磨洞」「達磨面壁洞」と呼ばれるようになる。一番乗りで来たのでまだ扉が閉められたままだ。とりあえず先に山頂へ向かう。

嵩山ゴミのポイ捨て

山頂周辺はゴミのポイ捨てがひどい。五岳のひとつである嵩山は中国人にとって重要な場所のはずだが。世界遺産や世界ジオパークでも中国ではゴミのポイ捨ては大したことではないようだ。

それに崇山は少林寺の縄張りだ。ある意味で少林寺の敷地と言ってもいいくらいだ。その嵩山でゴミのポイ捨てとは・・・。

世界に名を轟かせる少林寺の威光も中国人観光客には通じないようだ。少林寺を怖れない中国人観光客がある意味で一番恐ろしい。

達磨像

09:00頃、達磨像に到着するが周囲は濃霧で視界が悪い。

遠くは濃霧に包まれ近くしか見えない。

再び達磨洞

09:25頃、再び達磨洞にやってきた。

今度は扉が開いており内部を見ることができた。でも、撮影禁止でおっちゃんとおばちゃんが念仏唱えて監視中だ。

山を下りるが昨日雨が降ったので滑りやすくなっており降りる方が危険だ。途中で掃除のおっちゃんとすれ違うが登山道には菓子の袋、ちり紙、ペットボトル、空き缶とゴミだらけである。掃除のおっちゃん大変だわ。これが世界遺産の実態ということか。

10:40頃、塔林に到着。今日は特に撮影はせずに素通りだ。このまま二祖庵へ向かうが、二祖庵へは徒歩かロープウェイの嵩陽索道で行くことになる。嵩陽索道は往復で50元、かなり高いので徒歩で向かうが登山道の標識は一切出ていない。まあ、観光客から金を巻き上げるためには登山道の存在はなるべく伏せておきたいのだろう。

昨日、三皇寨へ行くときにそれっぽい山道があったので入っていく。しばらくすると石段が見えてきた。やはりここが二祖庵への登山道だ。登山道は観光客には利用されたくないようで整備はされず放置されている。登山道をひたすら歩いて、11:40頃、嵩陽索道の降り場に到着。

二祖庵

少し休憩して、11:50頃、二祖庵に到着。二祖庵は少林寺の南西にある少室山鉢盂峰の山頂に位置している。北宋後期に二祖慧可を記念して創建された。

二祖庵は工事中で新しい山門や堂が建設中だ。何かイメージとずいぶん違う。

12:15頃、鳳凰台に到着。濃霧で何も見えない。
13:00頃、嵩陽索道まで戻ってきた。ここから再び登山道を下っていく。
14:00頃、塔林まで戻ってきた。ここでしばらく休憩だ。

休憩するがおサルさんたちが塔林の前で頻繁に痰を吐いている。ここは世界遺産なのだが・・・。それ以前に少林寺の高僧たちの墓地だぞ。どうやら中国の金持ちたちにとっては世界遺産の墓地で痰を吐くのが流行であり金持ちのステータスのようだ。おサルさんたちに仏罰は下るのだろうか?いや仏罰より武警を配置して害獣駆除をした方が世界遺産を守れるな。

夕飯は近くの菜館で香菇青菜(15元/約300円)と米飯(3元/約90円)を食べる。炒め物の香菇青菜はいいとして、ご飯3元というのは高い。夜は台北(桃園)→成田の航空券を購入しておくが、帰国は来年2月なのでもう少し中国滞在だ。それと台湾へ移動だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
合計 18元
本日の出費
項目 金額 備考
航空券 2950台湾ドル 台北(桃園)→成田
合計 2950台湾ドル

寒衣節

05:00頃、今日も武僧たちの掛け声で目が覚める。武僧たちは既に修行に励んでいる。そして、遠くで爆竹の音がする。今日は少林寺に来た最大の目的である寒衣節の塔林掃墓法会がある日だ。毎年、旧暦10月1日の寒衣節に塔林で塔林掃墓法会が行われるので、それを見物するのだ。爆竹は塔林掃墓法会に関連する行事か?

07:05頃、少林寺にやってきた。山門の前に爆竹の跡があり掃除のおっちゃんが片づけている。

07:15頃、塔林の方から爆竹の音がする。これはもしかして・・・。急いで塔林へ向かう。

塔林掃墓法会

07:20頃、塔林に到着。やはり塔林掃墓法会の真っ最中であった。早朝に行われるとは予想外であった。

塔林の前に少林寺の僧侶たちが集まっている。

そして、小僧さんたちも集まっています。

この塔林掃墓法会は少林寺の年間行事のひとつであるが見物に来ている観光客が少ない。まだ少林景区の入口が開く前なので景区内に宿泊している観光客しか見物に来ないというか、早朝に行われるのと行事自体が知られていないようなので見物人は非常に少ない。観光客は自分を含め10人いるかいないかだろう。

塔林の前で焚き火をしているのだが寒衣節では紙銭や紙でつくった衣服などを燃やして先祖に送るそうだが、歴代の高僧たちにも衣服を届けるようだ。

塔林の前だけでなく中でも焚き火をしている所があり重要な仏塔なのだろうか?

07:30頃、塔林掃墓法会が終了する。

少林寺の武僧たち

少林寺での目的は達してしまったので、このまま客桟へ戻る。宿周辺では武僧たちがランニング中だ。

余裕で走っている武僧もいれば、半泣き状態で走っている小僧もいた。小僧さんたちの中には幼稚園児くらいじゃないかというのもいたりする。そういえば武僧たちは義務教育で学校へは行かないのか?

客桟の部屋からは武僧たちの修行が見えたりもする。

酸辣土豆絲

昼食は酸辣土豆絲(18元/約360円)と米飯(3元/約60円)を食べる。ご飯ボッタクリだな思いつつ食べて勘定で21元払ったら1元負けてくれた。まあボッタクリだから安くしてくれてもいいだろう。

少林寺武術ショー

14:00頃、少林寺の武術ショーを見物。

閑散期でもここは観光客が多い。欧米人も結構いたりする。

武術ショーは相変わらず凄いの一言だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 48元
合計 48元

河南省登封 五岳嵩山と世界遺産 嵩陽書院・会善寺・中岳廟・太室闕・観星台

河南省旅行記2015秋

朝から精神的打撃が大きい

05:30頃に起床し荷物をまとめて出発の準備を始める。07:00頃になると宿泊客たちが起き洗面台が混雑しているというか痰吐きの音が鳴り響く。チェックアウト前にウンコしにトイレへ行くが、洗面台で黒ブリーフ一丁の兄ちゃんが歯を磨いている。寒くないのか?ここは農民工専用の招待所か?朝から精神的打撃が大きい。設備はそこそこ良い宿なのだが客層が・・・。

南陽→登封

08:00頃、宿をチェックアウトして南陽汽車站(南陽西站)へ移動。

08:05頃、待合室でバスを待つが改札口が開きっぱなしなので乗客たちは目的地へのバスを見つけて乗車していく。なので自分も登封行きのバスを探す。

08:15頃、登封行きのバスに乗車する。今日は少林寺のある登封へ移動する。
08:40頃、バスが発車する。登封には13:00過ぎ到着予定だ。
09:10頃、南陽の北東にある大庄汽車站で客を乗せる。
09:25頃、高速の料金所手前の港湾汽車站に寄る。
09:30頃、高速道路に入るのかと思ったら料金所を通り過ぎて省道を走っていく。

10:20頃、方城汽車站に到着。
10:40頃、蘭南高速に入り爆走していく。許昌から南陽へ移動した時の高速道路だ。
11:05頃、旧県で高速を降りる。
11:30頃、叶県で再び高速に乗る。
昼頃、蘭南高速から永登高速に入る。

登封

13:25頃、バスターミナルの登封汽車客運総站に到着するがボリタクの運ちゃんしつこい。

運賃1元で3路のバスに乗車し崇高路崇福路口で下車し崇福路を北へ歩き大禹路を西へ。

登封藏経閣国際青年旅舎

15分ほど歩いて、14:00頃、予約しておいたユースホステルの登封藏経閣国際青年旅舎に到着。1泊35元(会員料金)で4泊する。yhachina.comでの予約時に予約金を支払っているので残金124元を支払うが、1泊40元(会員料金)で予約し残金144元のはずなのでレセプションの兄ちゃんに予約確認書を見せたのだが1泊35元(会員料金)で処理される。まあ、高くなるわけではないのでいいのかな?

部屋は2Fの4人ドミトリーで各ベッドにコンセントと照明あり。ロッカーも人数分ある。WiーFiは電波弱めで部屋では使い物にならない。共同のトイレ・シャワーはシャワーの方は問題ないがトイレが2Fには2つしかないのだが1つは鍵が壊れていて小の方しかできない。大は踏ん張っている最中に開けられてしまう危険性がある。

肉絲麺

少し遅めの昼食を沙県小吃で食べる。沙県小吃はイスラム食堂と同じように中国各地で見かける食堂だ。福建省沙県が発祥の地らしい。安食堂なのだが麺類は手打ちでないので正直言って味はイスラム食堂より劣る。

で、食べたのが肉絲麺(6元/約120円)だが麺がインスタントなので美味しくない。

15:30頃、西バスターミナルの汽車西站を訪れる。汽車西站からは少林寺や鄭州行きのバスがある。その他は周辺の農村へのバスもある。路線バスだと石油公司のバス停が最寄りになり1路と9路のバスが停車する。

スーパーマーケットを見つけて特売品で牛歌ビール純生325ml缶(0.9元/約18円)を購入。ちなみにコカ・コーラ500mlは2.5元だったので絶対ビールが買いだ。ビール滅茶安だ。

青菜蓋飯

夕飯は四川料理の食堂で青菜蓋飯(10元/約200円)を食べる。シンプルに青菜と唐辛子の炒め物がご飯に乗っている。夜はネットで嵩陽景区の入場券を購入しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.9元
宿泊費 124元 1泊35元(会員料金)×4
バス 1元 路線バス
嵩陽景区 65元
合計 216.9元

嵩陽景区

06:00頃、起床し準備を整える。
07:00頃、ユースホステルを出て嵩陽景区へ向かう。

嵩陽景区の入場料は嵩陽書院30元、太室山景区50元になる。合計80元だが昨晩qunar.comで入場券は購入済みでネットでの価格は65元だ。本当はctripで購入したかったのだが二代身分証がないと購入できないようになっていたので、仕方なくqunar.comで購入。

入場券売場で発券し景区内へ。まずは08:00に一番乗りで嵩陽書院へ入る。

世界遺産 嵩陽書院

嵩陽書院は江西省廬山の白鹿洞書院、湖南省長沙の岳麓書院、河南省商丘の応天府書院と共に中国四大書院のひとつに数えられる。

嵩陽書院は元は嵩陽寺と呼ばれ創建は北魏の太和8年(484)になり、隋代に嵩陽観と呼ばれ、宋の景祐2年(1035)に修復され嵩陽書院の院額を下賜される。2010年8月に世界文化遺産に登録される。

嵩陽書院一番の記念撮影スポットである大唐碑は修復工事中であった。

これは将軍柏。前漢の元封元年(紀元前110)に武帝から将軍柏に封じられ樹齢4500年以上になる。08:25頃、嵩陽書院を出て嵩岳寺塔と法王寺へ向かう。

08:50頃 、分かれ道の牌坊に到着。

世界遺産 嵩岳寺塔

09:00頃、嵩岳寺塔に到着する。

嵩岳寺塔は北魏の正光4年(523)に建立され、中国に現存する最古のレンガ塔になり「華夏第一塔」とも称される。塔の高さ36.8m、直径10.6mになり塔身は12角形になり外側には石灰で塗り固められている。2010年8月に世界文化遺産に登録される。

嵩岳寺塔の西側には嵩岳寺遺址があり、嵩岳寺は北魏の永平2年(509)に創建される。元々は北魏の宣武帝と孝明帝の離宮であったが北魏は仏教を深く信仰しており離宮を寺院へと変えた。現在は古木が残るだけとなっている。10:00頃、嵩岳寺塔を離れ法王寺へ向かう。

法王寺

10:15頃、法王寺に到着する。

法王寺は登封市北西5kmの太室山南麓の玉柱峰下に位置している。創建は後漢の明帝の永平14年(71)になり中国でも最も早い時期の仏教寺院のひとつであり、洛陽の白馬寺の創建から3年後となり、少林寺の創建より424年早い。

現存する建築物は山門、未来佛殿、天王殿、大雄宝殿、地蔵殿、西方聖人殿、臥佛殿七進院落になる。寺の裏山には隋の文帝の仁寿2年(602)に建立された十五層正方形舎利塔があり、他にも唐代のレンガ塔が3つある。

奥の方では少林拳の修行が行われていた。

よく見ると欧米人も修行に参加している。

修行に参加しているのは子供が多い。寺の僧侶ではなさそうなので近隣の武術学校の生徒か?

これが裏山にある隋の文帝の仁寿2年(602)に建立された十五層正方形舎利塔。修復されているので年数の割には綺麗である。

11:25頃、法王寺を離れ登山道の入口を目指す。

五岳嵩山

12:15頃、太室山の入口に到着。今日一番の目的である嵩山の太室山へ登る。頂上まで距離がありそうなので結構大変な登山になりそうだ。

12:30頃、老君洞の無極殿に到着。

13:00頃、峻極宮に到着。既に足がガクガクだ。

13:20頃、中岳行宮に到着。

13:45頃、休憩。昨日買っておいた焼餅を食べて体力回復である。頂上は標高1492mで現在は1115mまで登ってきた。まだ300m以上登らないと行けない。
14:00頃、再び登山開始。

14:50頃、五岳・崇山の太室山の主峰である峻極峰に到着。ここが五岳・崇山の頂上である。
石碑には標高1491.73mとある。15:05頃、山を下る。

ここから山を下るのだが来た道を戻るのではなく盧崖瀑布景区へ抜ける東山麓への登山道を進む。

15:30頃、盧崖瀑布まで6.5kmの地点まで来た。日没まで残り2時間だがたどり着けるか?

16:35頃、老母殿に到着する。ここで休憩し焼餅を食べて体力回復、16:50頃、老母殿を離れる。

一線天

盧崖瀑布景区に入るが一線天と呼ばれる高さ約100m、長さ約170mの崖の隙間に道幅約1mの階段が有る。この崖の隙間の細い階段を降りていく。

かなりの絶景とも言えるし伏兵置かれたら絶対に逃げられない地形だ。山を降りて行くが景区内でボリタク運ちゃんたちが下山してくる登山客を狙って待ち構えていた。ボリタクなんて使う気無いので無視。

盧崖瀑布に到着するが滝なのに水がほとんど流れておらず。これで入場料取るのは詐欺ではないか!17:34が今日の日没時間だ。盧崖瀑布景区を出る前に日没時間を迎えてしまった。17:55頃、景区を出るが辺りは暗くなり街灯すらない。ひたすら道なりに歩いて2路のバスが通る少林大道を目指す。

18:26頃、中岳廟の東にある林業局のバス停に到着。

2路の秋期の最終バスは18:30なので何とか間に合った。18:32頃、2路のバスに乗車するが、18:40頃、市区の入口で運転打ち切りやがった。他の乗客と一緒に降ろされる。最終バスなのに途中で運行打ち切りってどうなっているんだ?チャイナクオリティ全開である。市区まで来たので歩けば何とかなるのでとりあえず歩く。

で、昨日のスーパーマーケットで特売の牛歌ビール325ml(0.9元/約18円)と不夜城ビール325ml(1元/約20円)を5本づつ購入。缶ビール10本でも9.9元(約198円)だ。コカ・コーラは500mlが2.5元、330mlが2.2元なので、これはビールを買えということだな。20:00頃、ユースホステルに戻ってきた。ビール飲んで寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.7元
バス 1元 路線バス
合計 17.8元

永泰寺

08:10頃、西バスターミナルへやって来た。少林寺行きのバスに乗車して発車を待つ。今日は少林寺へ行くが入口だけ見物で少林景区内は明後日から見物というか滞在する。08:15頃、バスが発車する。運賃は3.5元だ。

08:30頃、永泰寺路口で下車。牌坊をくぐり寺へ向かう。2012年に一度訪れているのだがもう一度訪れてみる。

08:45頃、永泰寺に到着する。寺の規模の割に入場料60元でボッタクリなのだが歴史的にはかなり重要な千年古刹の尼寺だ。

永泰寺は元の名称は転運庵と呼び北魏の文帝の娘である転運公主が修練していた。南朝時期に梁の武帝の娘である蕭明練により拡張され明練寺と改名する。北魏の正光2年(521)、孝明帝の妹である永泰公主が出家してからは永泰寺と改名する。

永泰寺は太室山西麓の子晋峰下にあり、転運公主、明練公主、永泰公主の3人がこの寺で出家し修行しており嵩山唯一の尼寺であり中国でもっとも古い尼寺とされる。

寺の規模は小さいのだが入場料ボッタクリなので駐車場とかがある程度は整備されている。

少林寺から3-4kmほどの場所にあるのだが観光客は少なめで静かだ。09:50頃、永泰寺を離れ少林寺の停車場へ向かう。

少林寺の入口

10:20頃、少林景区の停車場に到着。まず入口の武僧像を見物。

入口の牌坊では観光客が記念撮影中。入場料は100元で相変わらず高い。少林景区は1日の入場者数が60000人に設定されており10時現在の入場者数は1086人となっていたので意外と少ない。閑散期の平日だからこの程度で済んでいるのだろう。

10:45頃、登封へのバスに乗車。運賃3元、11:00頃、会善寺路口の交差点で下車する。

世界遺産 少室闕

11:05頃、少室闕に到着。2012年に一度訪れているのだが当時は非公開で外から保護しているボロい小屋を眺めるだけであった。今回は建物が新しくなって無料で公開されていた。

少室闕は漢の延光2年(123)に建立され、中岳漢三闕のひとつである。壁画と銘文の歴史的価値は高く、2010年8月には世界文化遺産に登録されている。建物内は撮影禁止なので眺めるだけである。

団体の観光客がいたがすぐに自分一人の貸し切り状態になる。建物には管理人のおっちゃんが常駐しており落書きされないように目を光らせていた。11:25頃、少室闕を離れ会善寺へ向かう。

世界遺産 会善寺

11:55頃、会善寺に到着。入場料40元になっているが入場券売場のおっちゃんに昨日の嵩陽景区の入場券を見せて使えるか聞いたら「入っていいよ」という事で見物。本当は入場券は当日限りの有効だが2日目でもOKだった。

ちょうど団体客がいたがすぐにいなくなり会善寺も自分一人だけになり貸し切り状態。会善寺は世界遺産だが見物できるのが大雄宝殿と乾隆御碑などの石碑ぐらいしかなく入場料は高い。

会善寺は太室山南麓の積翠峰下にあり、元は北魏の孝文帝の離宮であった。隋の開皇年間に会善寺の名を賜る。少林寺、法王寺、嵩岳寺と共に嵩山四大寺院と称され、道安、普寂、浄藏らの高僧が修行をしている。唐の則天武后は会善寺を訪れ道安禅師を国師に任命している。13:00頃、会善寺を離れる。

世界遺産 啓母闕

14:20頃、啓母闕に到着する。啓母闕は中岳漢三闕のひとつであり世界文化遺産である。少室闕みたいに公開されているかなと期待していたが扉は閉まっており非公開のままだ。と、思ったら建物内から人の声が聞こえる。扉の南京錠に鍵が差してあるので掃除かなんかしているのかな。

建物を回り裏側に来たら裏口の扉が開いている。明らかに観光客とガイドのおばちゃんだ。で、おばちゃんに見物していいか聞いたら説明が終わったら閉めるからそれまでOKということで啓母闕を見物。普段は非公開なので大収穫だ。そして、他のおっちゃんたちも便乗して見物。

外へ出てしばらくすると扉は再び閉じられ非公開となる。普段非公開でも旅行会社で手配すれば見物できるのかもしれない。14:50頃、啓母闕を出てユースホステルへ戻る。

熱乾麺

夕飯は熱乾麺(6元/約120円)を食べる。具材にネギとモヤシ、胡麻ダレが掛かっており混ぜて食べる。

食べ足りないので別の店でも熱乾麺(6元/約120円)を食べる。こちらは具材がネギと漬物になっている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
バス 3.5元 登封→永泰寺路口
バス 3元 少林寺→会善寺路口
永泰寺 60元
合計 82.5元

中岳景区

07:00頃、qunar.comで中岳景区の入場券を購入。65元を支付宝で支払っておく。

07:30頃、嵩山路の党校のバス停から2路のバスに乗車。運賃1元、中岳廟で下車する。今日の天気は雨のようだがまだ雨は降っておらず青空が見える。雨が降る前に中岳廟と観星台を見物しなければ。

世界遺産 太室闕

08:00頃、中岳廟の南に位置する太室闕に到着する。

太室闕は後漢の元初5年(118)に建立され、中国で最も古い闕のひとつである。2010年8月には世界文化遺産に登録されている。太室闕は管理小屋があり管理人が住んでいるのだが番犬が3匹いて吠えられる。

肝心の太室闕は扉が閉ざされ非公開になっているが窓に穴が開いており覗けるようになっている。

窓に開けられた穴から除くと太室闕の約1900年前の壁画が見える。これで中岳漢三闕を全て見ることが出来た。

08:30頃、中岳廟にやってきたが天気悪く雨が降りそうだ。視界も悪く近くでも靄がかかった状態だ。これで中岳廟を見物するのは勿体ないので少林景区から戻ったら改めて見物しよう。入場券は年末まで有効なのでまだ発券する必要もないな。

08:45頃、中岳廟を離れ歩いて市区へ戻るが市区東の入口にある迎仙公園の山に登る。

09:15頃、頂上の迎仙閣に到着。

頂上から登封市内が一望できるはずなのだが天気が悪いのと大気汚染の影響で市内は真っ白だ。

早く雨降って汚染物質を洗い流して欲しいものだ。

熱乾麺

夕飯は今日も熱乾麺(6元/約120円)だ。胡麻ダレがいい感じで美味い。「毎日熱乾麺で飽きねーのかよ!」とツッコミが入りそうだが値段が牛肉麺や刀削麺より安いし味に関しても問題ないので熱乾麺がこれからの主食になりそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 1元 路線バス
中岳景区 65元
合計 74元

旅行家青年旅舎

昨晩から雨が降っていたが朝になっても天気が悪い。11:30頃、登封藏経閣国際青年旅舎をチェックアウトして次の宿へ徒歩で移動する。雨は止んでいたがいつ降り出すかわからない状況だ。

11:55頃、eLongで予約しておいた旅行家青年旅舎に到着するが閉まっている。このパターンだと昼食に出掛けているか買い出しだな。待っていればそのうち帰って来るだろう。ということでユースホステルの前で少し待つ。5分ほど待っていたらお姉ちゃんが帰ってきた。やはり昼食の買い出しであった。

で、登記の方は問題なし。部屋は1泊30元の10人ドミトリーに3泊します。10人ドミトリーだが部屋は広めだがベッドにはコンセントが有ったり無かったりでロッカー無しだ。Wi-Fiは問題なくつながり使える。共同のトイレ・シャワーに関してトイレは招待所レベル、シャワーはお湯の温度低いということで空いていた個室のシャワーを利用する。

熱乾麺

昼食は近くの食堂で熱乾麺(6元/約120円)を食べるが御碗にビニール袋が被せてある。農民工仕様ということか?

砂鍋雑烩

夕飯は砂鍋雑烩(8元/約160円)を食べる。砂鍋は土鍋料理で小さな土鍋で色々な料理が作られる。定番の中華料理で冬に寒い時期には欠かせないだろう。今回は雑烩なので「雑」とあるから色々入っているのだろうと予想していたが具材には昆布、キクラゲ、青菜、油揚げ、シイタケ、豆腐干絲、卵などが入っていた。タコ焼きのタコ無しみたいなのも入っていた。何やら具材が多く入っていたが結構美味い!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 90元 1泊30元×3(eLong)
合計 105元

世界遺産 中岳廟

朝から天気は曇りだが昨日の雨で汚染物質は洗い流されたようで視界は良好だ。08:30頃、中岳廟にやってきた。入場料は30元だが入場券売場で一昨日ネットで購入しておいた中岳景区セット券を発券する。

セット券は65元だが、中岳廟、観星台、盧崖瀑布が見られる。盧崖瀑布は嵩山を下山する時に通っているので特に見る必要はない。もっとも滝の水がないので見る価値が無い。

中岳廟は太室山南麓に位置しており、東周元年(770)に周の平王が鎬京(陝西省西安)から洛邑(河南省洛陽)へ遷都し嵩山を中岳に封じ太室祠を建立する。北魏は太室祠を嵩岳廟に改め道教寺院とする。

唐の玄宗皇帝の治世で中岳廟に改められ現在に至る。中岳廟は歴代帝王たちの中岳嵩山での祭祀を行う場所であり歴代王朝により大規模な修復が行われてきた。現存する建築物は明清時期の建立された物になる。

これは宋代鉄人、北宋の治平元年(1064)に鋳造され、高さ3m、重量3tになる。芸術珍品とされ中岳嵩山の鎮山之宝とも称される。

東岳殿、西岳殿、南岳殿、北岳殿がありそれぞれの神像が安置されている。大抵は東岳廟とかで独立してるので東岳殿から北岳殿まで揃っているのは珍しく中岳廟の格を物語っている。

それぞれの殿内には壁画がある。

これは境内にある瓢箪。

休日の土曜日であるにもかかわらず観光客は少なめだ。天気は曇りだが観光シーズンが過ぎているので静かに見物できる。

規模の大きい道教寺院なので神像の並ぶ回廊がある。

登封→観星台

10:00頃、中岳廟を出て2路のバスで市内へ戻り、バスターミナルの登封汽車客運総站の向かいにある登封市城郷客運総站へ移動。

次の目的地である観星台へは徐庄行きのバスに乗車する。

観星台(告成鎮)まで運賃は3.5元、10:35頃、バスが発車する。10:53頃、観星台の脇で下車する。

世界遺産 観星台

11:00頃、観星台に到着する。入場料は40元。

観星台は河南省登封市の南東7.5kmにある告成鎮に位置している。北に嵩山、南に箕山という場所にあり、古代陽城の所在地でもある。観星台は世界最古の天文台であり照壁、山門、垂花門、周公測景台、大殿、観星台、螽斯殿などからなる。

元の天文学者である郭守敬が元の至元13年(1276)に建設、当時、中国各地の北緯15度-65度の間に27の観測所が設けられ観星台は観測の中心地であった。郭守敬、王恂らの観測により至元18年(1280)、当時としては最も正確な暦である「授時暦」が使用された。現在使用されている「グレゴリオ暦」とは1太陽年が同じ365.2425日であるが授時暦の方が300年以上早く制定されている。2010年8月に世界文化遺産に登録されている。

これは周公測影台で周の文王の四男である周公が洛陽を建設した時に、この場所で太陽の影を観測し四季の変化を調べたとされる。唐の玄宗の開元11年(723年)に太史監の南宮悦がこの地に測影台を建てて今も残っている。11:10頃、観星台を離れ安食堂を探す。

土豆絲拌麺

昼食はイスラム食堂で土豆絲拌麺(12元/約240円)を食べる。麺の大盛り(加面)が無料だったので大盛りで注文。珍しく麺と具材が別々で出てきた。さらにこの後に大盛りの分の麺が追加で来た。初めから麺は一緒でいいのでは?具材はジャガイモ、ピーマン、玉葱の炒めものだ。

12:50頃、登封行きのバスに乗車。運賃は3.5元。13:07頃、登封市城郷客運総站に到着。向かいの登封汽車客運総站から1路のバスに乗車。運賃1元、双渓園(双渓园)で下車してユースホステルへ戻る。

熱乾麺

夕飯は熱乾麺(6元/約120円)を食べる。

1元ビール

近くのスーパーマーケットで特売の金小麦ビール320ml(1元/約20円)とパンを買って夜食とする。金小麦ビールは山東省平原県のビール会社が製造している。平原県と言えば劉備だな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
バス 3元 路線バス
バス 3.5元 登封→観星台
バス 3.5元 観星台→登封
合計 30元

城隍廟

11:00頃、城隍廟を訪れる。城隍廟は明代初期に創建された道教寺院である。

参拝客は殆どおらずかなり寂れているといった感じだ。

建物も結構傷んでいる。歴史はあるのだろうが特にこれといったものはない。

牛肉炒飯

昼食はイスラム食堂で牛肉炒飯(8元/約160円)を食べるが牛肉ほとんど入っていない。

メインの具材はピーマンと人参、これなら青椒炒飯とかではないか?で、炒飯を食べるのだが客に服を着たおサルさんが紛れ込んでおり牛肉麺喰いながら床に痰を吐いている。しかも、痰吐きの回数は2回3回では済まなかった。まあ、少林寺があるとはいえ中国の田舎なのでこういったおサルさんが生息していても不思議ではない。

紙くずの人民元

今日は城隍廟だけでなのでネタをひとつ紹介。これは中国の紙幣なのだがメチャ汚いしボロボロの紙くずになっても紙幣として流通しているのだ。日本ではありえへん状況だ。中国人民銀行は紙くずを回収する気はないのだろう。これがチャイナクオリティというやつだな。

でも、一番恐ろしいのはウンコしても手を洗わないおサルさんたちの手を介して流通していることだ。大腸菌とかの数は物凄いのだろう。紙幣であるがある意味で細菌兵器とも呼べるだろう。

排骨砂鍋麺

夕飯は排骨砂鍋麺(8元/約160円)を食べる。骨付き豚肉と麺の土鍋という感じかな。

1元ビール

食後は近くのスーパーマーケットで百奥ビール320ml(1元/約20円)を購入。明日から少林寺なので一応非常食も購入しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 29.8元
合計 29.8元