鉄道で洛陽・関林から中国最東端駅・ロシア国境の撫遠へ

ハルビン行き準備

ビールと包子今日は洛陽から鉄道でハルビンへ向かう。09:00頃、スーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)で食料と缶ビールを購入。近くの包子屋で1個0.5元の包子を10個購入して朝食兼昼食に食べる。で、包子を食べながら缶のコカコーラより安い公爵ビール330ml(1.4元/約28円)を飲む。朝から冷えたビールなんか飲んでダメ人間全開である。

関林駅

昼前にユースホステルをチェックアウトして青年宮のバス停から53路のバスに乗車し、龍門大道太康路口で下車して100-200mほど離れた太康路龍門大道口東のバス停から96路のバスに乗車して終点の関林駅へ向かう。運賃はそれぞれ1元の合計2元だ。

関林駅12:50頃、関林駅に到着。切符を受け取ろうと切符売場へ行くが窓口が閉まっており午後は14:30からの販売開始になっている。関林駅は列車の本数が少なく利用客が少ないので切符の販売時間が短く午前は07:20ー10:30、午後は14:30ー16:30で、その他の時間は発車30分前からの販売になっている。まあ、基本は洛陽駅を利用するから存在自体があまり知られていない関林駅はこのような状況なのだろう。

外人使用不可発券機でも、発券機は稼働しているのでネットで予約していれば受け取りは可能だ。ただし、二代身分証がないと使えないので外人には意味がない。英語での表示があるのにパスポート読み取り機能がなく外人が使えないというのはどういうことだ?ある意味でチャイナクオリティを代表している。

関林→ハルビン

14:30になり窓口が開くが最初は混んでいるので少し待ってから並ぶ。そして、今日のハルビン行きの切符を買おうとしたおっちゃんは窓口のおばちゃんの「只有站票(立ち席しかない)」の言葉を聞くと買わずに立ち去った。さすがに中国人のおっちゃんでも約30時間、2277kmを立ち席で移動というのはできないらしい。

関林→ハルビンの切符15:00頃、ようやく切符を受け取る。利用客のほとんどいない駅だが手荷物検査はしっかりやっているが、切符と身分証の確認はやっていなかった。実名制の意味なし・・・。

K1064次の行先票これから乗車する列車は、重慶北→ハルビンのK1064次で、関林16:03発、ハルビン翌日22:28着、関林→ハルビンの2277kmを30時間25分で移動、運賃は硬座で251元だ。上野-札幌1214kmの北斗星より長距離で、ある意味で難易度は高い。15:55頃、改札が始まり列車が入線してきた。乗客が少ないので乗車バトルは発生せずにホームへ移動し乗車する。

ハルビンまでカオス度高し

列車内16:03に定刻通り列車が発車する。列車内は連結部に無座の客が溢れておりカオス度が高いのと荷物棚の状況からして農民工が多い。これではハルビンまで無座というのは自殺行為だろう。関林駅でおっちゃんがハルビンまでの無座切符を購入しなかったのも納得だ。

カオス度が高いのでハルビンまで色々とイベントが発生しそうであるが遅延せずに無事到着してほしいが、このカオス度の高さですでにイベント発生ともいえるけど・・・。斜め向かいの席には肥料袋が置かれているし、持ち主のおばちゃんはこちらの席に足投げ出していたし・・・。

16:10頃、お茶のお湯を補給に給湯機へ向かうが、その道のりが遠い。同じ車両なのに通路に農民工のおっちゃんが寝ていたり、豚のおばちゃんが通路を塞いでいたり、あとはお約束の通路に足を投げ出すとかで車内の移動が大変だ。GoProとかで撮影するとかなりカオス度が伝わるのだがあいにくそのような高級な装備は持ち合わせていない。おそらく某政府はこういった光景は外国人には見られたくないのだろうが、日本では味わえないカオス度を楽しみたいという場合は最高の観光資源だろう。

おばちゃんの足が邪魔

足おばちゃんの足が邪魔や!何でこちらの席にわざわざ足を投げ出すんだ?足投げ出さないでよ。今日も中国は平常運転だが、残念なことに孔子の教えは消えていた。

ハルビンまでサバイバル列車

19:00頃、車内検札で乗務員たちが横柄な態度で乗客の切符を確認していく。日本で同じ態度で車内検札したら苦情殺到であろう。

自分の座っている席は3列席の真ん中で一番居心地の悪い席なのだが、なぜ一番居心地が悪いのかというと両脇をおサルさんが座った場合うっとうしいのとやかましいからだ。さらにこの3列席は混雑時に通路側の席におサルさんが2匹座って更に狭くなるからだ。今回は正に通路側の席におサルさん夫婦が座っており非常に狭いのと暑苦しい。通路側の席を2人で座るのは別に構わないのだが、こちらの席にはみ出て座るのは勘弁してほしい。

それとはみ出て密着するのはやめてくれ!暑苦しいのとおっさんに密着されるという精神的打撃が大きい。すでに対面のババアの足が投げ出されてこちらの席は狭くなっているのに、さらに密着されるのは拷問だ。今回の列車は距離、所要時間、車内環境の三拍子揃ったサバイバル列車だ。無事にハルビンに到着することは不可能だが、倒れずに到着できるか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.2元
バス 2元 路線バス
合計 19.2元

天津

早朝の列車内04:30頃に目が覚める。すでに夜が明けて外は明るいが列車内はマナーなど存在しないカオス度全開の世界で乗客の多くが疲れて燃え尽きている。通路はゴミ溜めで環境は劣悪だ。でも、朝から元気な乗客もいます。

06:00頃、天津駅に到着する。乗客の多くが下車してカオス度が低下する。でも、農民工のおっちゃんたちが乗車してきてカオス度が再上昇。天津出発後は朝食の時間帯になり給湯機前にはカップ麺を持ったおっちゃんたちが集まっている。列車内の各所ではカップ麺をすする音が鳴り響く。そして、通路では乗務員がホウキで床にポイ捨てされた空き缶やペットボトルなどを片づけている。

07:00頃、乗務員たちが横柄な態度で車内検札を始める。台湾、タイ、ベトナムと比較すると乗務員の勤務態度は劣悪だ。隣の窓際の席に座っているおサルさんが朝食のカップ麺を食べているのだが、食後にタバコを吸い始めた。デッキ以外は禁煙なのだがおサルさんには関係ないらしい。なかなかレベルの高い列車だ。

11:00頃、ウンコがしたくなったのでトイレへ行くが扉を開けると爺さんが脱糞中であった。爺さん慌てて扉を閉めるが鍵を掛けるという事は知らないようだ。恐ろしい光景を見せられてしまった。

13:00頃になると昼食にカップ麺を食べたおっちゃんたちがトランプを始めるがやかましい。というか、中国人なら麻雀だろ!農民工のおっちゃんたち金を賭けているわけでもないのに盛り上がっている。近くではガキが寝ているので少しは静かにして欲しいものだ。ガキが目を覚ますとおっちゃんたちよりやかましくなるし・・・。

瀋陽北駅

瀋陽北駅15:10頃、瀋陽北駅に到着する。ようやく東北三省の遼寧省までやってきた。農民工のおっちゃんたちがトランプでうるさかったがここでタバコを吸いに外へ行き一時静かになる。ここで乗客がかなり降りて乗車率は5割ぐらいになる。ハルビンまであと7時間の道のりだ。

夕飯は盒飯

盒飯(弁当)18:00頃に盒飯(弁当)の車内販売があり夕飯に購入。値段は10元(約200円)でコンビニ弁当をショボくした感じだ。

長春

長春駅18:50頃、長春駅に到着する。これで吉林省まで到達。黒龍江省ハルビンまでは約3時間半だ。

快速の長春-昆明の行先票停車中に隣に停車していた快速の長春-昆明の行先票を撮影。

ハルビン

ハルビン駅22:28頃、ハルビンに到着する。2277kmと約30時間半の乗り鉄が終わり河南省から黒龍江省までやって来た。久しぶりの長距離であったが倒れずに何とか到着した。

ハルビン駅前しかし、これはまだ移動の途中である。出口を出てほとんど照明のない駅前を歩いて切符売場へ。緯度が大阪と同じくらいの洛陽から北海道稚内より北のハルビンは予想外に暑い。駅前には野宿のおっちゃんとかがいてカオス度高めだ。

切符売場切符売場でそのまま20分ほど並んでネットで予約した撫遠行きの切符を受け取る。そう、このまま中国最東端の駅である撫遠へ向かう。切符を受け取り駅前のボッタクリ食堂で10元の麺を食べて待合室へ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
合計 19.2元

ハルビン→撫遠

ハルビン→撫遠の切符日付が変わり、K1227次、00:27発、運賃は124元で硬座だ。
距離970km、所要時間15時間16分の乗り鉄になる。昨日の関林→ハルビンの約30時間半を入れると45時間を越えてしまう。

乗車バトル

00:15頃、改札が始まり乗車バトルが開始される。今回は改札口の先頭を陣取ることができなかったので乗車バトルに参戦することになる。周囲には割り込みのおサルさんの他にも腹出しのタヌキもいたりと手強そうな相手ばかりだ。数匹のおサルさんに割り込みされながら何とか改札を通過してホームへ向かう。

列車内続いては荷物置き場が確保できるかである。列車に乗車して自分の席を確認するとオスブタが寝ていたので起こしてどかす。そして、バックパックを荷物棚に置くが、またオスブタが寝ていたいたので起こしてどかす。

00:27に定刻通り列車が発車する。乗車率は8割ぐらいで横になって寝ている乗客が見受けられる。外はいつの間にか雨が降っていた。撫遠の天気は大丈夫か?まあ、隣に抱き枕が似合いそうなオスブタがいるが一眠りすることにする。

日の出が3時半

夜が明けると外の景色がいつもの中国とは少し違っていた。トウモロコシ畑に山には森が広がっており、防風林もある。樹木とかを見ると北海道に近い感じだ。でも、畑の中の建物が結構ボロイので中国と分かる。日の出の時間が早朝03:35ぐらいで早く、かなり東に来ているのが実感できる。03:00ぐらいで明るくなり始めるので朝が早いとしかいいようがない。

列車内は途中駅からの乗客でほぼ満席でカオス度が高い。でも、ゴミのポイ捨てが少ないので、まだかなりマナーはマシな方だ。でも、床に痰を吐くおサルさんがいるから大して変わらないかな?

07:50頃、ジャムス(佳木斯)に到着する。ジャムスは黒龍江省東部最大の都市で交通の要衝である。ここで半分以上の乗客が下車する。

13:00頃、前進鎮の近くまでやってきた。すでに北海道より北にいるのだが、この辺りでは稲作が行われており夏の気候は稲作ができるほど温暖なようだ。

13:20頃、前進鎮に到着する。前進鎮は以前の終点で2011年まで中国最東端駅だった。2008年に訪れたときと比べ駅前は発展していたが終着駅から途中駅になってしまったので価値は大幅に低下している。前進鎮を発車すると乗車している車両の乗客は自分を含め4人だけになった。撫遠までの利用客はほとんどいないようだ。

中国稲作最北限?

水田撫遠までは水田が広がっており大穀倉地帯となって中国の重要な食糧供給源として機能しているようだ。日本稲作最北限の北海道遠別より北の北緯48度で稲作が行われているのには驚きだ。

中国最東端駅・撫遠

撫遠15:41頃、ハルビンから約15時間掛けて中国最東端の撫遠に到着する。

瀋陽-撫遠の行先票ようやく乗り鉄が終わった。

撫遠駅-バスターミナルのバスロンリープラネット東北によれば駅から県城までは9kmぐらい離れており路線バスはなく、県城のバスターミナルと駅をバスが1日2本運行されているので、それに乗らないとボリタクになってしまう。駅を出るとバスターミナル行きのバスが停車しているというか路線バスで使われている奴じゃないか!路線バス無いと書いてあっても見た目が路線バスじゃないか!

県城まで5元でっかく5元と表示されており、そのまま乗車する。乗車するとバスは1日2本ではなく3本になっており、撫遠駅行きは08:30、12:30、15:00の3本だ。

時刻表とツアー案内そして、大ウスリー島へのツアーも1人50元でバスターミナル発で毎日やっていた。

撫遠バスターミナル客が集まってバスで撫遠の県城まで移動する。運賃は5元で所要時間約20分、16:10頃、バスターミナルに到着する。バスターミナルでツアーの受付をやっていたので明日の大ウスリー島へのツアーを申し込んでおく。1人50元で08:20に集合ということである。

撫遠はロシアとの国境の町で見所は撫遠の東約40kmの所にある大ウスリー島だ。黒龍江(アムール川)にある島で長年領土問題があったが2008年に国境線が確定して島の中に国境線がある。

撫遠時刻表あとはバスの運賃時刻表を確認しておく。

撫遠運賃表

撫遠運賃表国境の辺境地帯なのでバスの本数は少ない。

撫遠一路向東青年旅舍16:15頃、バスターミナルからeLongで予約しておいたユースホステルの撫遠一路向東青年旅舍(抚远一路向东青年旅舍)へ向かう。

撫遠一路向東青年旅舍16:30頃に到着し外人お断りかの心配があったが、外国人OKの宿であったので1泊35元の4人ドミトリーに2泊する。

辺境でも地上げ屋

地上げ屋と戦闘中夕飯を食べに外へ出かけるが撫遠の街は国境の町なので建物が新しく開発が進んでいるように見えるが通り沿いには、このような古い建物もあったりする。

地上げ屋と戦闘中数年前まではかなりの田舎であったことを伺わせるが、ここも再開発で不動産業者がチンピラ雇って追い出しをしているようだ。こういった立退き問題は中国各地で発生していると言っても過言ではない。ここは少なくても3年以上追い出しの嫌がらせを受けているようだ。

兵役逃れ防止横断幕あと、この横断幕は兵役逃れするなと言っている。このような横断幕があるということは兵役逃れが深刻なのかもしれない。

冷麺

冷麺夕飯は東北名物の冷麺(10元/約200円)を食べる。

黒龍江(アムール川)食後はイミグレーションの撫遠口岸へ行き黒龍江(アムール川)と対岸のロシアを見物。

犬肉湯熱麺

犬肉湯熱麺冷麺だけだと物足りなかったので別の店で犬肉湯熱麺(狗肉汤热面)(10元/約200円)を食べる。犬のだしがしっかりとれたスープで旨い。でも、冷麺の方が美味かったな。

公安の宿訪問

19:00頃、老板娘が登記するからパスポート貸してときたので登記に行く。しかし、オンラインでパスポートの登記をあまりしたことが無いようで老板を呼んで登記しようとするが老板もあまりやったことがないようで派出所に電話して公安に来てもらう事になる。

しばらくすると公安が2人到着。1人は撮影係でビデオカメラを回してパスポートやこちらとの質問のやりとりを撮影。「ハメ撮りの監督かよ?」と思ったがツッコミはやめておく。もう一人は職務質問担当でどこから来た、何しに来た、次はどこへ行く、いつ帰る等色々質問してくる。

というか、ここまで旅行以外に何しに来るんだよ?ビザの有効期限ギリギリまでいるとか答えると面倒なことになるのでロンリープラネット東北を見せながら当り障りのない答えをしながら説明をする。ガチガチの定番観光地を答えると却って怪しまれるので調兵山の蒸汽機車博覧園とか微妙なところを答えると老板が公安にどんな観光地かの追加の説明をしてくれ何とか理解してくれた。

公安の撮影タイムが終わり引き上げるが、老板たちにはオンライン登記の説明はしていない。説明しなきゃ来た意味ないだろ!今度は老板娘がオンライン登記と格闘する。20:00頃、一緒に項目を埋めて何とか登記完了となる。

20:30頃、派出所から電話が掛かってきて老板が色々と質問に答えるというか、パスポート番号とかオンラインで登記した内容を電話で再度確認しておりオンライン登記の意味があるのか?というか、アンタたちさっき来てパスポート確認していただろうが!何のためにビデオカメラまで回しているんだよ?

で、老板も面倒なようで明後日の朝にはバスで黒河へ移動するとか答えている。本当は鉄道で移動なのだが・・・。こうして公安の面倒な問い合わせに老板は答えていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
宿泊費 70元 1泊35元×2
バス 5元 撫遠駅→バスターミナル
大ウスリー島ツアー 50元
合計 143元

古都・洛陽 天子駕六博物館と隋唐洛陽城遺址

ラマダン中のイスラム食堂

昼間は部屋に籠ってWEBサイトのWordPress化作業をひたすらやる。レスポンシブデザイン対応にするため試行錯誤の連続だ。夕方になり昨日の行きつけのイスラム食堂へ行くとシャッターが閉まっている。土曜は休みか?いや、ラマダン期間中で昼間は休業なのだ。でも、シャッターは完全には閉まっておらず中で仕込みはやっていそうだ。

番茄炒蛋盖飯まあラマダンでは仕方ないので他の店を探したら別のイスラム食堂は営業していたので番茄炒蛋盖飯(7元/約140円)を食べる。

丹尼斯(Dennis)

丹尼斯(Dennis)洛陽にはカルフールなどのスーパーマーケットがあるのだが、河南省では丹尼斯(Dennis)が一番のおすすめだ。丹尼斯(Dennis)は台湾資本のスーパーマーケットで品揃え豊富で値段が安い。

ライチ今日はライチと処分品のパンを購入しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21元
合計 21元

アマゾンからロンプラ届く

今日も引き籠もっています。一昨日の日付が変わる前にアマゾン中国で注文したロンリープラネットが今日到着予定だ。配送状況を確認すると商品は山東省済南から昨晩発送され、すでに洛陽に到着している。アマゾンの配送センターは済南にもあるようだ。

WEBサイトのWordPressへの移行作業をやりながら待っていると、09:00頃に電話が掛かってきた。もう来たのかと思い電話に出ると自動音声が流れてくる。「快递」と「即将」の単語は聞き取れたが他はわからず。だが、もうじき配達に行くから受け取りの準備をしておけよという電話というのは理解できた。いつでも受け取りに出られるようにして部屋で待つ。

12:50頃、再び電話が掛かってきた。配達のおっちゃんが持ってきたから取りに来てという電話であった。外へ出るとおっちゃんがいたので声をかけると名前を確認して荷物を受け取るが伝票にサインとかはなかった。けっこういい加減だ。いや、日本で例えるとメール便扱いかな?

アマゾン中国そして、開封の儀であるがアマゾン中国では書籍の梱包はかなり簡易的になっている。日本だと1冊でも箱で来たりするが、アマゾン中国は書籍4冊でもビニール袋になっている。コスト削減や環境保護の観点からいえば妥当だろう。でも、袋が破れているよ!輸送中の扱いが十分想像できるというか、よく街中で宅配の荷物が放り投げられていたり、地面を転がっていたりするのをよく見かけるし・・・。

ロンリープラネットで、ロンリープラネット山西、東北三省、内蒙古、蒙古の4冊ちゃんと揃っている。誤送で毛沢東語録なんか届いたら気分最・・・。これで東北三省への準備は整った。

青椒土豆絲蓋飯

青椒土豆絲蓋飯17:30頃、行きつけのイスラム食堂へ行く。ラマダン中だから夜にならないと営業しないかなと思っていたが、ちょうど開店したところで青椒土豆絲蓋飯(8元/約160円)を食べる。

特売品ビール

特売品ビールスーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)でパンとビールを購入する。ドイツブランドだけど北京で生産された特売品のビール330ml缶(1.4元/約28円)だ。同じ容量の缶のコカ・コーラでさえ2元ぐらいなのだから、これは絶対にビールが買いだ!やっぱり丹尼斯(Dennis)は河南省最強のスーパーマーケットだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.8元
合計 17.8元

天子駕六博物館

朝起きてネットで切符の予約をしておく。ハルビン、撫遠へと一気に中国最東端駅への準備を整える。今日も引き籠もってドミトリー警備員をしていても意味がないので久しぶりに外へ出かけることにする。曇って日差しは弱いが夏の暑さの中、11:30頃、9路のバスに乗車して王城広場で下車する。運賃は1元だ。

天子駕六博物館11:50頃、広場にある天子駕六博物館を見物していく。入場料は30元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

天子駕六博物館天子駕六博物館は洛陽中心部の周王城広場建設時に発見された周代の車馬陪葬坑であり発掘当時の状態で保存され2003年10月に博物館として開館した。

天子駕六博物館博物館の名前にもあるように目玉は墓に6頭立て馬車があることである。通常はこういった古代墓から兵士の2頭立てや諸侯の4頭立て馬車が発見されることがあるが天子の6頭立て馬車が発掘されるのは考古学上の重大発見である。

天子駕六博物館誰の墓なのかは不明のようだが王の墓であることは間違いなさそうだ。

麻辣豆腐蓋飯

麻辣豆腐蓋飯14:00頃、遅めの昼食に麻辣豆腐蓋飯(7元/約140円)を食べるが唐辛子が多く汗が一気に噴き出る。

サントリーのビール

食料Dennis(丹尼斯)で特売品のペプシコーラ2.5L(5.4元/約108円)、サントリーのビール500ml(2.9元/約58円)、食パン550g(4.9元/約98円)を購入。
ビールが安くてありがたい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.2元
バス 2元 路線バス
鉄道 251元 硬座 関林→ハルビン
鉄道 124元 硬座 ハルビン→撫遠
合計 397.2元

隋唐洛陽城国家遺址公園

隋唐洛陽城国家遺址公園09:00頃、ユースホステルから西へ10分ほどの隋唐洛陽城国家遺址公園に到着。ここは隋、唐、五代、北宋までの政治、経済、文化の中心地であり、その遺跡の上に唐代の明堂、天堂が復元されている。入場料は120元でボッタクリだ。

隋唐洛陽城国家遺址公園銭がないので外から見るだけであるが、内部では則天武后や宦官、文官たちによる表演が行われている。金持ちは間近で見物であるが、120元を払えない自分や地元民は外から見物である。

洛陽周公廟

洛陽周公廟09:35頃、隋唐洛陽城国家遺址公園の南にある洛陽周公廟を訪れる。

洛陽周公廟周公廟は隋末唐初に建立され、現在残っている建物は明代、清代に建てられたもので全国三大周公廟の一つに数えられており入場料無料である。

洛陽周公廟周公廟は周の武王を補佐した周公旦を祀っている。廟には観光客はほとんどおらず、いるのは地元民ばかりで、完全に地元民の憩いの場になっている。

牛肉烩麺

牛肉烩麺10:30頃、周公廟を離れ老城を歩きユースホステルへ戻る途中でイスラム食堂で牛肉烩麺(7元/約140円)を食べる。17:30頃、夕飯に酸辣白菜蓋飯(7元/約140円)を食べて隋唐洛陽城国家遺址公園へ向かう。

再び隋唐洛陽城国家遺址公園

隋唐洛陽城国家遺址公園18:00頃、隋唐洛陽城国家遺址公園に到着。ちょうど無料開放の時間になり公園内が少し賑わっている。

隋唐洛陽城国家遺址公園昼間は入場料120元のボッタクリだが、18:00-22:00の夜間は建物には入れないが公園が無料開放されていたので見物していく。

隋唐洛陽城国家遺址公園唐代は洛陽の中心地であった場所で天堂と明堂が復元されているが、全て新しく建てられた物ばかりで国家遺址公園といっても、ちょっと微妙だ。ユースホステルへ戻る途中で包子屋に寄って0.5元の包子を10個購入して食べながら老城を歩く。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
合計 19元

阮籍故居

阮籍故居10:00頃、ユースホステルから徒歩5分ほどの所にある阮籍故居へ行ってみる。おそらく洛陽市内唯一の三国志遺跡だ。阮籍は魏に仕え竹林の七賢の一人に数えられ白眼青眼の四字熟語の元になった人物である。阮籍故居は旧市街の老城にあるのだが扉が閉まり閉鎖されていた。修理でしばらく休みらしいが、周辺は再開発で取り壊し中の建物や無人の家屋が多い。

どうも、周辺の雰囲気からして修理でなく建物自体を建て直しても不思議のない雰囲気だ。阮籍故居自体は三国時代の物でなく古くても清代の建物だろうから直接三国志には関係はない。ただこの辺りに阮籍が住んでいたという話なのだろう。

香菇韭菜包と麻婆豆腐包

香菇韭菜包と麻婆豆腐包老城の包子屋で1個0.5元の香菇韭菜包と麻婆豆腐包を朝食兼昼食に5個づつ購入。

麻婆豆腐包麻婆豆腐も包子になっているのは中国らしいし、日本では見たことがないので新鮮だ。

ワンタン

ワンタン夕飯は土豆絲蓋飯(7元/約140円)を食べるが、まだ食べ足りないのでユースホステルの1Fにあるワンタン屋でワンタン(7元/約140円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
合計 19元

広西チワン族自治区巴馬・長寿村 鉄道で洛陽へ

巴馬汽車総站

巴馬得哥国際青年旅舍朝から猛烈な暑さで目が覚める。これだと昼間は扇風機を使ってもほとんど意味がない。09:00頃、ユースホステルを出てバスターミナルの巴馬汽車総站へ向かう。今日は巴馬郊外にある長寿村(平安村巴盤屯)へ向かう。

巴馬汽車総站09:25頃、巴馬汽車総站に到着する。

巴馬汽車総站運賃表まずはバスの運賃時刻表を確認する。

巴馬汽車総站運賃時刻表長距離は南寧や金城江へのバスは多いが、その他は少ないので移動は少し不便かもしれない。

巴馬汽車総站時刻表ただし、ロンリープラネット広西の情報を参考にすると、河池市の金城江へ移動すると、桂林や柳州へのバスが多いので金城江へ一度抜けるのも有りかもしれない。

巴馬汽車総站時刻表巴馬は南寧の空港へのバスが開通していた。このバスで巴馬と空港を直通で移動できる。

巴馬・長寿村へ

長寿村行きバス続いて窓口で長寿村までのチケットを買おうとするが、乗車後に運賃を支払う方式だったので、そのままバスに乗車する。10:00頃、バスが発車して長寿村までの運賃は5元だ。

長寿村省道208号を走り、11:00頃、長寿村近くに到着。バスを降りると目の前を白人の姉ちゃんがジョギングしている。この暑さでジョギングなんかしてたら熱中症になってしまうだろうに・・・。長寿村として世界的に有名とのことだが、欧米人がいるということは本当に有名なのだろう。

長寿村道路脇の盤陽河は上流で雨が降ったようで増水している。盤陽河の畔で暑さをしのぎ休憩する。盤陽河に架かる橋を渡り、11:30頃、長寿村(平安村巴盤屯)に到着する。長寿村と呼ばれているので古鎮みたいに古い建物と少数民族のヤオ族が暮らしているというイメージであったが、第一印象は寂れた温泉街である。

土産物屋川沿いに賓館や土産物屋が並んでおり、工事中の建物も多く観光開発の真っ最中で村の奥では開発業者によるリゾート開発も行われていた。地元民はヤオ族なのだろうが民族衣装は着ておらず・・・。

長寿村周辺は山に囲まれ自然環境は素晴らしいのだが、ちょっと期待外れであった。

長寿村巴馬周辺には他にも水晶宮などの観光地があるのだが、いづれも有料で150元や70元など悪意の感じる高額の入場料になっている。12:50頃、巴馬行きのバスに乗車する。運賃は5元だ。

麦肯基と美味基

麦肯基13:40頃、巴馬に戻り麦肯基の前で下車する。そう、巴馬には、あのケンタッキーフライドチキン(肯德基)とマクドナルド(麦当劳)を合体させたパクリとして一部の人達に有名な麦肯基があるのだ。

美味基そして、その隣には本家本元のKFCが営業しているのだ!いや、KFCではなくDFCだった。看板には美味基の文字とカーネルおじさんに似たマスコットのおっちゃんが描かれている。これは麦肯基よりも商標上の問題が出てきそうな気がする。というか、色々とケンタッキーと訴訟になりそうなファストフード店が並んで営業しているというのは、ある意味で中国らしい。

快餐昼食に8元の快餐を食べてユースホステルへ戻る。もう暑くてやる気なし。夕飯は近くの包子屋で1個0.5元の包子を8個購入。何種類かあったの肉包以外はよくわからないので老板娘に適当に選んでもらう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
バス 10元 路線バス
合計 29.5元

巴馬の街

今日も暑さで目が覚める。エアコンなしの扇風機部屋はつらい。08:30頃、ユースホステルの向かいにある公園の山へ登る。おそらく頂上の亭からは巴馬の街が一望できるはずだ。まずは近くの包子屋で1個0.5元の肉包を4個購入しておく。肉包を食べながら階段を上り頂上を目指す。

巴馬の街09:00頃、頂上の亭に到着する。

巴馬の街頂上からは巴馬の街が一望できるが暑い。

長寿博物館

長寿博物館10:00頃、山を下りて川沿いにバスターミナルを通り過ぎて、10:20頃、長寿博物館に到着。入場料無料で登記して見物するが、台帳を見る限り見学者は少ないようだ。宣伝が足りなく博物館自体が観光客には知られていないようで、どうも典型的な箱物の気配が・・・。管理人のお姉ちゃんも一人で暇そうだし。展示内容はパネル展示で巴馬の長寿村が中心だ。見物は15分もあれば十分だ。

10:40頃、長寿博物館を出てユースホステルへ戻るが部屋はエアコン無しの扇風機で暑くて何も出来ない。夕方になり12306.cnで明日の柳州→襄陽の切符を購入しておく。硬座で運賃は148.5元だ。明日は久しぶりに鉄道での移動だ。

切符は確保したので、続いて巴馬汽車総站で明日の巴馬→柳州のバスチケットを購入。運賃は130元だが、身分証の確認がありパスポートを提示する。チケットは実名制ではないので、とりあえずの確認か?

ご飯特盛り快餐夕飯は昨日と同じ8元の快餐を食べるが、おかずを1品少なくしてご飯大盛りでお願いしたら、おばちゃんが自分でご飯よそってということで遠慮無く大盛り、いや特盛りにしておく。

美味基と麦肯基

美味基と麦肯基食後はケンタッキーもどきの美味基と麦肯基を見に行ってみる。

20150630-06今まで麦肯基が商標上大丈夫なのかと思っていたが、美味基をおじさんを見てしまうと麦肯基は問題ないように見えてしまう。美味基と麦肯基の近くのスーパーマーケットで康師傅のミネラルウォーター1.5L(2.5元/約50円)を購入。ついでに他の商品も調べると、ペプシコーラ600ml(3元)、コカコーラ2L(6.8元)であった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.5元
バス 130元 巴馬→柳州
鉄道 148.5元 柳州→襄陽
合計 289元

巴馬→柳州

今日から7月だが巴馬の天気は曇りでも朝から蒸し暑い。08:00頃、ユースホステル近くの包子屋で1個0.5元の肉包と豆沙包を10個購入。これが今日の朝食兼昼食だ。今日はバスで柳州へ移動して鉄道で広西チワン族自治区を出て湖南省を越えて湖北省襄陽へ向かう。

巴馬→柳州のチケット09:40頃、ユースホステルをチェックアウトしてバスターミナルの巴馬汽車総站へ移動。

アヒル09:55頃、バスターミナルに到着しバスを待つが、待合室でアヒルの声がする。乗客がアヒルを持ち込んでいた。家禽類など家畜の持ち込みは禁止のような気がしたが・・。しばらくすると待合室に動物臭がしてくる。そして、アヒルの鳴き声が止んだ。バスターミナルのおばちゃんにアヒルは外へ追いやられていた。中国の田舎ならではの光景だろうか。

柳州行きバス10:25頃、改札が始まりバスへの乗車が始まる。乗客にはミネラルウォーターが1本配られるが、1人で2本持っていこうとする兄ちゃんが複数おりバスターミナルのおばちゃんに説教を受け返却させられる。ある意味で中国らしいイベントだ。

10:40に定刻通りバスが発車する。柳州までは約6時間、418kmの道のりだ。乗車率は9割ぐらいでほぼ満席だ。車内はエアコンが効いていて涼しく柳州まで快適に移動できそうだ。到着するバスターミナルは柳州駅近くの柳州汽車南站だ。乗客には観光客は自分だけで残りは地元民で会話が方言なので何言っているのか分からない。この車内の状況からして夏の巴馬は観光オフシーズンのようだ。

水牛バスは山道を北東へと走るが、途中で水牛に道を塞がれる。11:20頃、隣のおっちゃんが車酔いでゲロを吐く。何で中国人は頻繁に車酔いでゲロを吐くんだ?日本だと車酔いでゲロ吐くのは子供ぐらいだぞ!バスは順調に山道を快適に走り、隣のおっちゃんはゲロを吐きまくっている。

昼頃、東蘭に到着しガソリンスタンドでトイレ休憩になる。14:00頃、河池市金城江区に入り、14:15頃、バスターミナルの金城江城西汽車站に到着し、ここでトイレ休憩になる。巴馬と柳州の中間地点の金城江は河池の中心街になり巴馬よりはるかに都会でバスターミナルは新しく規模も大きく南寧、桂林などの主要都市から周辺地区へのバスも多い。でも南寧と比較すれば山に囲まれた田舎ともいえる。

柳州

柳州到着14:25頃、金城江を出発して高速道路に入り柳州へ向かう。17:10頃、柳州汽車南站に到着する。

柳州汽車南站時刻表バスの情報を確認するが柳州はそこそこ大きな都市なので運賃時刻表を見ると各地へのバスの本数も多い。バスターミナル前の通りを西へ10ー15分歩くと柳州駅に到着だ。

柳州駅切符売場昨日、12306.cnで購入しておいた襄陽行きの切符を受け取るために切符売場へ。17:30頃、切符売場の列に並ぶが予想通り混雑している。これだと1時間コースを覚悟して気長に待つ。

18:00頃、ようやく順番が来たと思ったら軍人優先窓口だったので横から来た軍人が先に切符を購入となるが、軍人は家族の分を含めて広州南行きを3枚購入しようとしたが、直前までネットで購入しようとしており、購入途中のままでネット上では切符を押さえたままだったので、ダフ屋防止とかのためで窓口では購入できなくなっていた。軍人対応で10分ほど待ち、ようやく切符を受け取る。日本で軍人優先窓口とかあったら共産党や社民党、それと秘書給与を搾取していた議員とかが大騒ぎするだろうな。

18:10頃、切符を受け取ったので待合室へ移動。駅入口で切符と身分証の確認があったが駅員はパスポートの中身を確認せずにスルー状態。外人には用はないようだ。続いて手荷物のX線検査を済まして待合室に入る。

K1474次の切符これから乗車する列車は21:42発、湛江→襄陽のK1474次、席は硬座、運賃は148.5元、距離1204km、所要時間20時間4分だ。上野-札幌の1214kmを走る北斗星とほぼ同じ距離だ。襄陽には明日の17:46到着予定だ。

柳州駅待合室約3時間の待機になるが乗車バトルに備えて改札口の先頭を陣取っておくが、待合室は蒸し暑く裸族のおっちゃんが複数出現している。なかなかハイレベルな環境だ。

列車遅延

電光掲示板20:30頃、電光掲示板に列車遅延を示す「晩点」の文字が・・・。約2時間半遅れになり、21:42発から明日の00:15発になっている。やばいよ・・・。サバイバルコース確定だ。

でも、2時間半遅れはマシな方だ。成都東からのK652次は7時間28分遅れの放送があったし・・・。成都や重慶からの列車は軒並み大遅延が発生しており事故か何かが発生しているのは間違いないのだが、遅延理由については一切説明がない。まあ、遅延理由が知られると都合が悪いのだろう。チャイナクオリティだな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

柳州→襄陽

電光掲示板日付が変わりK1474次はさらに遅れて01:15発に変更される。01:07頃、改札が始まるが、発車時刻は01:20に変更、01:13頃、乗車する。

行先票列車内は乗客が入れ替えのようで、ほとんど人がおらずゴミが残っているだけであった。

列車内空いていた座席はすぐに満席となり発車を待つだけになるが、さらに遅延が発生して01:30に発車する。さて、襄陽到着までに遅れを取り戻せるのだろうか?ようやく眠れる。

07:00頃、目が覚めるが眠い、疲れた。外は曇りで畑と水田、それとトン族の民家が見える。湖南省会同に約3時間半遅れで到着し、次は湖南省懐化だ。そして、車内販売が始まり朝食の販売もあるが、ゆで卵と饅頭4個、粥で15元は超ボッタクリだ。

中国版駅弁の盒飯

盒飯09:25頃、懐化に到着。ホームで盒飯(弁当)を10元(約200円)で売っていたので購入する。昨日の朝に食べた包子以来の食事だ。盒飯の内容はご飯と目玉焼き、野菜炒めでコンビニ弁当をしょぼくした感じだが、車内販売の饅頭と粥(15元)に比べれば豪華な内容だ。野菜中心の盒飯は10元なら妥当で肉の多い奴は20元になる。

それと車内販売の盒飯は20元とかが多いのだが販売時間が終了間際になると値段を半額まで下げてくるので、そこを狙うのもいいだろう。車内販売の果物も同様で、1パック10元だったのが5元や3パック10元という具合になる。

懐化を出ると遅れが4時間半に拡大しており、もはや遅れを取り戻す気はないようだ。
今日中に襄陽に到着するのか?13:30頃、張家界に到着し、ようやく湖南省の北までやってきた。

13:50頃、張家界を発車して湖南省から湖北省へと向かうが、遅延に関する車内放送はなくなっていた。もう遅延はどうでもよいと開き直ったようだ。

18:00頃、宜昌東に到着する。湖北省に入って最初の大きな駅で宜昌は長江三峡下りの終点でもあり交通の要衝だ。宜昌東で方向転換の為に機関車の着け換えをして、18:25に発車する。

襄陽到着

襄陽駅21:23頃、約3時間半遅れで襄陽に到着する。

米拉奇花園酒店駅を出て宿を探さなければならないが、一昨日eLongで駅近くの宿を予約しており向かう。21:40頃、米拉奇花園酒店に到着するが、問題は外人OKなのか不明なので追い出されるかもしれない。まずはレセプションで予約していたことを伝えスマートフォンに保存してある予約確認書を見せる。レセプションのお姉ちゃんはパスポートの写真をスマホで撮って登記は完了。何とか外人OKだったので宿は確保できた。

米拉奇花園酒店部屋は標準間で予約だと1泊88元、飛び込みは178元のところをスマホでの期間限定特価で44元だ。44元は今までeLongの貯めておいたキャッシュバックから支払うので今回の宿泊費は事実上0元である。

米拉奇花園酒店部屋は2人部屋でIPテレビが付いているしトイレとシャワーが別々に分かれている。

米拉奇花園酒店掃除はちゃんとしてあるしエアコンも効いている。これ44元はお得だ。88元でも十分価値はあるだろう。

素拉麺と蛋炒飯腹が減っているので駅前の食堂で素拉麺(6元/約120円)と蛋炒飯(7元/約140円)を食べるが、いつもなら楽勝の量なのだが炒飯の油が多くて苦戦する。もう歳なので脂っ濃いものはもうダメなのだろうか?これからは炒飯より蓋飯にしておいたほうがいいかな?帰りにコンビニで康師傅の茉莉花茶(3元/約60円)を購入。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
合計 26元

襄陽汽車客運中心站

襄陽汽車客運中心站朝から曇りで天気が悪い。暑さはそれほど酷くはないが雨が振りそうな気配がする。07:30頃、駅前通りにあるバスターミナルの襄陽汽車客運中心站へ行く。

襄陽汽車客運中心站時刻表襄陽にはいくつかのバスターミナルがあるが襄陽汽車客運中心站が短距離から長距離までのバスの本数が多く使い勝手が良い。

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表とりあえず、いつも通りにバスの運賃時刻表を撮影しておく。

襄陽駅続いて08:00頃、襄陽駅を訪れる。襄陽駅は大きな駅なのだが駅前には武警は一人もおらず、公安もほとんどいない。武警や公安がやたらといるウルムチ、西寧、伊寧、蘭州などと比べると治安は相当よいのだろう。この様子から中国政府を脅かすテロの危険は少ないと見える。

襄陽駅前それに駅前でも白タクがおらず交通渋滞が発生していない。襄陽は他の都市と比べると法律がかなり機能しており中国でも法治が表面上は行き届いている様子だ。

K590次の切符襄陽駅では洛陽の関林行きの切符を購入する。予定では南陽へ行くつもりであったが天気が悪いので高い入場料払って雨の中で南陽武侯祠の見物は勘弁なので一気に洛陽へ向かう。午前中の列車で移動を考えたが無座しかなかったので昼の列車での移動となる。12:37発、重慶北→北京西のK590次、席は硬座、運賃は53.5元、距離370km、所要時間5時間19分だ。

素拉麺10:30頃、昨日のイスラム食堂で素拉麺(6元/約120円)を食べる。襄陽は牛肉麺や蛋炒飯が安いと7元くらいからあるが駅前は10元が相場のようだ。

米拉奇花園酒店12:00頃、ホテルをチェックアウトする。今回のホテルは久しぶりによい意味で大当たりであった。Wi-Fiにパスワード掛けていない点を除けば設備、服務員のお姉ちゃんとも文句なしだ。飛び込みだと178元の部屋であったがeLongのスマホでの期間限定特価44元は本当にお得であった。

襄陽→関林

襄陽駅待合室駅まで徒歩5分であるが曇りだった天気が雨に変わっていた。やはり、この天気だと南陽を飛ばして正解であったようだ。12:05頃、襄陽駅に到着し、いつもの切符とパスポート確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。パスポートの確認では駅員は中身を確認していないので襄陽でも外人には用はないのだろう。

K590次の行先票発車時間まで30分ほどであるにもかかわらず改札口は空いており先頭を陣取る。12:15頃、改札が始まるがK590次の乗客は少なく乗車バトルは発生せず。12:20頃、重慶北→北京西のK590次に乗車して発車を待つ。

列車内12:39に列車が発車する。乗車率は7割ぐらいで荷物棚は3割ぐらいしか埋まっていない。長距離でなく短距離の乗客が多いようだ。洛陽の関林には17:56到着予定だ。昼時なので10元で盒飯(弁当)の車内販売をやっており、盒飯やカップ麺を食べている乗客が多い。

外の景色は平地にトウモロコシ畑と水田が広がっており、山の中の広西チワン族自治区、湖南省とは大きく異なる。そして、水田が徐々に少なくなり畑だけの風景に変わる。襄陽の北が稲作と畑作の境界になっているようだ。

イベント盛り沢山

13:25頃、イベントが発生する。斜め前の母ザルが床にプラスチック容器を置き子ザルを抱えて「ニャオニャオ!」言っている。これは猫の鳴き声を真似しているのではない。「尿尿!」と言っているのだ。小便イベント発生だよ!座席の床で子ザルに小便をさせているのだ。ちなみに車両のトイレは空いています。

ここは道徳発祥の中国なので道徳上はここでトイレへ行くように注意しなければならないのですが、自分には母ザルを諭す中国語力はないし、外野の乗客に「小日本のくせに生意気だぞ!」「ここは中国だから中国人が何しようと自由だろ!ボケ!」と言われて袋叩きにされてしまいます。黙って静観するしかありません。

大人の事情で画像処理で、子ザルが床に小便するのかと思っていたら、床に置かれた容器に大きなコーヒー豆が・・・。小便でなくウンコでした。床に小便の光景は何度も経験しているが、床にウンコは初めてであった。母ザルは何事もなかったように子ザルの尻を拭いているが日本でやったら非難されるだろうし、アメリカなら児童虐待で刑事事件になってしまう。

母ザルはウンコ容器を紙で覆い何事もなかったかのように座席下へ追いやる。乗務員が定期的に車内清掃をするが乗務員も大変だ。ただでさえ床にゴミをポイ捨てされるのに、さらにウンコ地雷を仕掛けられるのだから・・・。地雷を踏んだら大変だ。いや、この場合は手袋越しで地雷を持つのかもしれない。

14:05頃、乗務員がホウキとチリトリを持って清掃を始めウンコ地雷を回収する。もちろん、ウンコ地雷とは知らずに回収していった。中身を知ったら激怒だろうな・・・。まあ、ウンコは回収されなくなった。今日も正常運転の中国だが孔子や孟子は泣いているだろうな。こちらもこんな中国を見せられて泣きたくなるわ!道徳の国「中国」はどこへいった?

16:15頃、平頂山西に到着してウンコの母ザルたちが下車する。これで平和になったかと思ったが、その考えは甘かった。新たに乗車してきた隣のガキが曲者であった。ガキが床に唾を吐くのだ。小学生ぐらいのガキなのに行動が完全に農民工のおっちゃんと同じだ。河南省が農民工供給地と知られているとはいえ、これはいくら何でもひどすぎる。子供の頃から床に唾を平気で吐くようになるとは・・・。

大人の事情で画像処理龍門石窟を過ぎて関林到着直前になり下車の準備をしていると近くのガキが通路にゲロを吐いた。周囲にゲロの臭いが立ち込めてきたのでデッキへ移動する。もちろんゲロは乗務員が掃除をします。ガキの親はゲロ掃除なんてしません!若手の乗務員が先輩乗務員の指示でゲロ掃除です。駅到着の忙しい時にゲロを吐かれるなんて気の毒としか言いようがありません。

関林(洛陽)到着

関林17:56頃、関林に到着。駅前にはボリタクが多数待機しており獲物を狙っている。

96路

53路ボリタクは無視して、ここから96路のバスに乗車して太康路龍門大道口東で下車して、100mほど歩いて龍門大道太康路口から53路のバスに乗り換えて、18:45頃、老集で下車して5分ほど歩く。

洛陽易家国際青年旅舎今回の宿は洛陽での定番ユースホステルの洛陽易家国際青年旅舎だ。駅近くの招待所とかの安宿にも突撃しろよと思っている人もいるかもしれないが、このユースホステルは立地条件、設備がそこそこよいの他を開拓する気が起きないのだ。何といってもネットが速いのが魅力だ。1泊35元(会員料金)の6人ドミトリーに6泊する。ユースホステルの会員カードが期限切れになっていたので50元で新しく作り直す。

ここで東北三省、北朝鮮国境への準備を整えるのだが、パスポートのオンライン登記で問題が発生する。何やら前回宿泊した時の情報が消えておらず登記ができないという。要するにチェックアウトの情報を入れ忘れて去年からずっと宿泊していることになっていたらしい。で、前回の宿泊情報を消して登記し直す。というか、半年以上も日本人が宿泊していて公安から問い合わせの連絡が来ないのか?

洛陽夜市19:30頃、夕飯食べに洛陽での行きつけのイスラム食堂へ行くが潰れて米粉屋に変わっていた。仕方がないので夜市を見物しながら別のイスラム食堂へ。

洛陽夜市夜市も色々とあるのだが、どうもボラれそうな気がするので利用したことがない。

牛肉烩麺もう1軒のイスラム食堂で牛肉烩麺(7元/約140円)を食べる。烩麺は河南省の麺料理で幅広麺になる。

ビールとか食後はスーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)でサントリーのビール500ml(2.9元/約58円)と処分品のパン(3.5元/約70円)を購入する。ユースホステルへ戻りアマゾン中国でロンリープラネット山西、東北三省、内蒙古、蒙古の4冊を注文しておく。アマゾンだと新華書店で定価購入するより60元ぐらい安く買えた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.4元
宿泊費 210元 1泊35元(会員料金)×6
ユースホステル会員カード 50元
鉄道 53.5元 硬座 襄陽→関林
バス 2元 路線バス
ガイドブック 171元
合計 505.9元

河南省旅行記

1152次で西安から洛陽へ

henan00611時頃に西安駅到着。

henan001待合室はすでに満杯状態であり改札待ちの列に並んで待つ。11:20頃、改札が始まるが改札口を通過して5番ホームにたどり着いた のが11:30頃だった。

henan002こうなると車内はかなり混んでいる可能性が高く、荷物の置き場所が確保できるかが心配だ。何とか乗車すると案の定混んでいたが網棚の空きにはまだ余裕があった。

henan003すかさずバックパックを置いて自分の席にいた姉ちゃんに「这里是我的座位」と言って切符を見せて追い払う。1152次は 11:52発なのだが7分遅れで出発する。

henan0045時間ほどかけて約10分遅れで洛陽に到着する。出口へ向かうと白人2人組のバックパッカーがいた。洛陽は外国人にも有名らしいというか世界文化遺産の龍門石窟があるから当然か!

henan005洛陽駅から南に500mほど歩いたところに洛陽明苑青年旅舎があるので目指していくがユースホステルの看板が見当たらず。メモし ていた住所にあった明苑賓館に入るとフロントにユースホステルのロゴがあるではないか!どうやら、ここは賓館とユースホステルの2枚看板で営業しているようだ。ドミトリーは会員価格が45元で以前より5元値上げされていた。とりあえず5泊することにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
宿泊費 225元
鉄道 10元 無座 洛陽→鄭州
合計 244元

世界文化遺産 龍門石窟

henan00708:00に洛陽駅前から81路のバスで龍門石窟を目指す。1時間ほどして終点の龍門石窟に到着。ここからさらに南に5分ほど歩くと入り口に到着する。

henan008入 場料が80元と高いのだが世界文化遺産だから調子に乗っているので仕方なく80元払い入場する。観光客は多いのだが外国人観光客は少ない。富裕層の中国人が主体だ。

henan009龍門石窟を見て回るのだが、龍門石窟には石窟以外にも見所がある。

henan010それは白居易墓がある白園だ。

henan011白園は龍門石窟の入場料に含まれているのでもちろん見学する。

henan012白園

関林

henan01311:30頃に龍門石窟から60路のバスで龍門大道関林大道口で下車する。関林の牌坊を見て関林へ向かう。

henan014本当は81路のバスで関林へ行こうと思ったが 60路が運賃が1元だったので1.5元の81路には乗らなかった。

henan015関林は関羽の首が埋められた場所なのだが実際に見てみると首塚は大きい。首塚というより陵墓だ。

周王城天子駕六博物館

henan016関林を見学後、81路に乗車して王城広場で下車する。

henan017王城広場は周の車馬陪葬坑の遺跡があり博物館として保存されている。

henan018入場料は30元と高めだが建設費に金をかけていそうなので、この入場料は仕方ないだろう。

体臭の凄いイギリス人

今日はドミトリーには自分以外に白人2人が宿泊しているのだが1人はデンマーク人、1人はイギリス人なのだが、このイギリス人の体臭がもの凄い。外から帰ってきたらすぐにパンツ一丁で寝ているのだが、こちらはこのイギリス人のもの凄い体臭で寝ることはできない。デンマーク人は隣で平気な顔をして寝てい る。幸い6人部屋なので空いている離れたベットで寝ることにしてイギリス人の体臭から逃れることに成功した。パンツ一丁で寝るのは構わないが、せめて体洗ってから寝てくれ。この件で自分の想像するイギリス人像が崩れ去った。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4.5元
バス 4元 路線バス
龍門石窟 80元
関林 30元
周王城天子駕六博物館 30元
合計 148.5元

白馬寺

henan01907:00頃に洛陽駅へ向かう。今日は漢魏故城を見に行くついでに白馬寺も見ることにする。07:30に洛陽駅から56路のバスで白馬寺へ出発する。1時間ほどで白馬寺に到着。入場料は35元と高めだった。

henan020後漢に建立され1900年以上の歴史がある寺だが、石碑とかを見ながら三国時代に関連するものがないか探してみるも特にめぼしいものはなかった。

henan021白馬寺の東隣の斉雲塔も見てみるが金代の石碑は確認できたがほかは何もなしだった。

henan022ちょっとした収穫は唐代の宰相狄仁杰の墓があったことだ。

henan023狄仁杰墓

henan024狄仁杰は則天武后の頃の宰相で調べた限りだと名宰相のようだ。

漢魏故城

henan025白馬寺から国道を東へ1kmほど進むと道路の左側に草に埋もれそうな石碑を発見する。近寄ってみると漢魏故城の石碑だった。どうやらこの畑のあぜ道が漢魏故城の土塁のようだ。

henan026土塁は北へ伸びており、南にも伸びていた。前日にグーグルアースで確認すると白馬寺の南東が漢魏故城になっていたので南へ進む。畑のあぜ道と化した土塁を進むと線路にぶつかる。土塁は線路を越えさらに南に伸びていた。

henan027ここまで確認できれば十分なので暑さにやられる前に退散することにす る。漢魏故城は他にも周辺に残っているようでかなりの広さになりそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 3元 路線バス
白馬寺 35元
合計 49元

少林寺へ向かうが何故か玄奘故居に

henan028洛陽駅の西にあるバスターミナルの錦運汽車站から少林寺へ向かうことにする。バスターミナル周辺には客引きがやたらといるのだが、無視をして切符売り場へ 行き切符を購入する。少林寺までの運賃は保険料込みで16元だった。07:50出発のバスに乗り込み待つのだが、車掌が帰りの切符を購入しないか聞いてくるが迂闊に信用するととんでもない目に遭うので断る。定刻から少し遅れて出発するが何故か洛陽駅前で停車する。

henan029しばらくすると客が乗り込んできて出発する。白人も1人いた。出発したのはよいが何故かツアーバスに変わっておりガイドのおばちゃんが案内を始める。

henan03009:30頃にバスは玄奘故居に到着する。ツアー客たちは降りて入場券を購入している。まあ、予定外だが自分も玄奘故居を見物することにする。

玄奘霊苑

henan031玄奘故居を見物後、10:20頃に玄奘霊苑到着。

henan032玄奘の墓を見物して10:35頃に少林寺へ向かう。

henan033人形も展示されています。

嵩陽書院

henan034少林寺へ向かう途中でガイドのおばちゃんがツアー費用140元を徴収し始めるが、バスターミナルから乗車した客もいつの間にかツアーに参加しているが自分は用心して支払い拒否をする。しばらくして少林寺風景区の駐車場が見えてきたが何故か通り過ぎて11:10頃に少林寺の東にある嵩陽書院に到着する。

henan035ここでガイドのおばちゃんに本当に少林寺に行くのか確認して、ツアーに参加することにする。

henan036嵩陽書院を見学後の12:00頃に少林寺武術学院到着。レストランでツアー客たちと15元(めちゃくちゃ高い)の昼食を食べる。15元もする昼食なのでひたすら食べるのだが中国人たちは残していた。勿体無い。

少林寺

henan03713:30頃、少林寺風景区に到着。まずは少林寺武術館へ行く。14:00から武術表演があるのだが館内はすでに客がおり混雑していた。外国人観光客は正面最前列に陣取っており早めに来て待っているようだ。武術表演は撮影禁止なのだが誰もそんなことを気にする人はいないようで僧侶も特に注意をすることもな く事実上撮影可の状態であった。

henan038武術表演を見物し少林寺を見物。

henan039最期に塔林を見学して16:15にバスに戻り帰りのバス代15元を支払う。18:00頃、洛陽に戻り明苑賓館の前で降ろしてもらう。ツアーは無事に終了した。最初はガイドのおばちゃんを疑っていたが結果としては大丈夫だった。ただ、少林寺行きのバスが少林寺観光ツアーのバスに変わっていたのは何でもありの中国でも初めは驚いた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.5元
宿泊費
バス 31元 洛陽-少林寺(往復)
玄奘故里 30元
少林寺ツアー 140元 嵩陽書院30元、少林寺100元、ガイド料10元
電動カート 5元
合計 223.5元

洛陽でカルフールを見つける

昨日、相部屋になった日本人とスーパーを探しに出かけるとカルフールを発見する。上着やズボンのポケットに穴が開いており、ボタンも外れそうになっているので裁縫道具を買って補修作業をする。長旅だと衣服も傷んでくるので裁縫道具があってもよいだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.5元
日用品 3.8元 裁縫道具
合計 16.3元

1086次で鄭州へ

henan042今日は鄭州に移動するのだが重大な失敗を犯してしまう。インターネットで情報収集をしていると洛陽と鄭州の間の巩義に北宋皇陵があることが判明。しかも、 包拯、寇準、楊延昭といった文官武将の墓まであることが判明。鄭州から日帰りで巩義へ行けなくもないが、今回は巩義を諦め無理せずに鄭州へ行くことにする。

昼に洛陽明苑青年旅舎をチェックアウトして洛陽駅へ向かう。安全検査を終えると身分証の確認が待っていた。人民と一緒に並んでパスポートを提出すると 警官はちょっと驚いた様子だったがすぐにニヤニヤしながら隣の警官とパスポートを確認している。パスポートの写真と実物の差が大きく笑っているのか、それとも「日本人だよー、どうすっか?」という感じで笑っているのだろうか?どちらにせよすぐにパスポートは返却され確認終了。待合室で改札を待つ。

henan04012:30頃に改札が始まり3番ホームへ向かうが、予想通り列車は遅れて到着する。10分遅れの12:58に発車する。

henan04114:30に鄭州到着。今日の寝床確保のために安宿を探し始める。

鄭州は安宿の確保が難しい

henan043鄭州駅前から安宿を探し始め、まずは相場の確認のために駅のすぐ近くの宿を数件当たるが単人間で40~50元が多かった。ちょっと高い感じなので駅から少し離れたところは探していると「単人間20元」の看板を見つける。看板をたどって解放路を歩いていくと龍騰賓館に到着。部屋が空いているか聞くと20元は 満室だったか28元があったので見せてもらうと、いかにも民工が泊まりそうな部屋だったので泊まることにした。

部屋は2~3畳の広さでベットにはゴザが敷 いてあるという日本では経験できないような部屋だ。民工が利用する部屋なのだろうが、ある意味においてバックパッカーにも最適の部屋である。で、トイレには扉がありませんでした。

鄭州商代遺址

henan04415:30頃、宿に荷物を置いて駅前へ行く。地図を買って商代の城壁址へ行くバスを確認する。80路が城壁近くを通るので駅前で乗車する。商代の城壁跡といっても、今では公園です。

henan045>商城路城東路で下車して徒歩3分ほどで城壁というか土塁に到着。城壁の目の前にもバス停があり確認すると駅前から2路と33路が城壁の前の商城路城東路に停車していた。

henan046城壁址は公園になっており少し散歩をして2路で鄭州駅へ戻ることにするが、途中の市体育場に到着すると目の前の公園に巨大な青銅器があるので下車して見物していく。ちょうど、公園の対面にあった百盛购物广场のスーパーで飲み物でも買おうと立ち寄るが普通のスーパーではなかった。

何故か日本製のコカコーラが販売されており、しかもほとんど見かけない160ml缶が10元と激高で販売されている。中国製の350ml缶は1.9元。他にも輸入物が多数扱われており、どうやら金持ちのためのスーパーに迷い込んでしまったようだ。とりあえず、2.5元で中国製の飲み物を買って外へ出る。鄭州に輸入品を扱うスーパーが あるということは購入する富裕層が多数いるようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.8元
宿泊費 28元
地図 2元
合計 42.8元

官渡古戦場へ行く

henan047鄭州駅

henan048>07:00頃、鄭州駅前に行くと少林寺と書かれたバスが数台停車している。ついでなので鄭州から少林寺までの運賃を確認するために駅前のバスターミナル鄭州長途汽車中心站で運賃表を見ると少林寺まで27元だった。洛陽からは15元なので鄭州からの少林寺観光はやめたほうがよいかもしれない。

henan049henan05010:00頃、ロータリーに曹操像があるのを発見する。ロータリーの北には官渡古戦場の看板があった。官渡橋村には北へ行くのだが道が2本ある。グーグル アースには無かった新しい道ができており、右の古い道を進むと壁画が見えてくる。さらに奥には潰れた三国志のテーマパークが見える。

henan051方向は間違っていない ようだ。で、潰れたテーマパークまで来たがトラックが出入りしている。中では何かが行われているようだ。

henan052帰りには曹操栓馬槐という石碑を見つける。他にも 何か無いか探すが暑さでやる気が無くなりバスターミナルに戻る。

河南博物院

henan053昼過ぎに中牟のバスターミナルで鄭州行きのバスに乗車して鄭汴路長途客運站で下車する。14:00頃に鄭州駅前に戻り39路のバスで河南博物院へ向かう。 14:30頃、河南博物院に到着。20元で見学する。

henan054ここは久々に料金と内容が割に合っている。いや、料金以上の充実した内容だ。

henan055鄭州が商代の都だったので展示品は青銅器が中心になっているが収蔵品が多いため全部見て回るのに2時間半かかってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.3元
宿泊費 28元
バス 5元 路線バス
バス 8元 鄭州⇔中牟
河南博物院 20元
合計 72.3元

虎牢関へ行ってみる

henan05607:20頃、鄭州駅前から34路のバスで西バスターミナルの鄭州長途汽車西站を目指し乗車する。08:10頃、長途客運西站で下車する。切符売り場で料 金表を確認すると汜水行きがあるので窓口で汜水行きの切符を購入しようとすると「無い」と言われ上街行きの切符を購入する。

henan057上街行きのバスは客が集まり次第出発なので08:20頃に出発して09:20頃、上街のバスターミナルに到着する。

henan058そのままバスターミナルで汜水行きのバスに乗車して09:45頃、汜水に到着する。そのまま、通りを西へ向かって歩いていき橋を渡ると虎牢関村の標識が見えてきた。方向は間違っていないようだ。

henan059そのままさらに進むと10:00頃、村に到着。道路の右側に虎牢関の石碑を発見する。清の雍正年間に建立された虎牢関の石碑の奥には廟らしき建物と地元の老人たちが寛いでいる。他にも月曜なのに何故か子供たちも遊んでいる。

henan060すぐそばにある放置された石碑を見ると三義廟であることが分かり、 廟の歴史も清の道光18年に修復されたと記述があるのでそれ以前にあったことも分かった。閉まっている廟を見ると関羽の像があるではないか!三義廟といっても劉備と張飛はいない。事実上、関帝廟と化している。

henan061他に虎牢関村の周辺に何か無いか探してみるが刈り取り後の小麦畑 だけで他にめぼしい遺跡を発見することはできなかった。10:45過ぎに汜水からバスで上街に戻り鄭州行きのバスに乗車する。

黄河遊覧区

henan06213:00頃、鄭州駅前に戻り昼食を食べてから13:30に16路のバスで黄河遊覧区へ向かう。14:30過ぎ、黄河遊覧区に到着するが入場券が30元もするので周辺の写真を撮影して帰ることにする。

henan063入場券の必要ない黄河第一鉄路橋遺址を見物。

henan064石碑を見物。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 28元
バス 12元 路線バス
バス 12元 鄭州⇔上街
バス 4元 新街⇔汜水
合計 68元

1304次で鄭州から開封へ

henan06506:00に宿を出て鄭州駅へ向かう。今日はある調査しながら開封へ行くことにする。それは開封で宿を決めるまでに何回の「かーーーっ!ぺっ!」と痰を吐く音を聞くかだ。まあ、宿を出て50m歩く前に1回目の痰を吐く音を聞いてしまったが果たして何回になることやら。天気はあいにくの雨で開封に到着してか らも観光地巡りはできないだろう。まずは鄭州駅で開封行きの切符を購入して待合室へ行く。

henan066待合室には燃え尽きた人民が・・・。ちょうど改札が始まり列車に乗車する。1304次は北京西行きの 列車だが車内は空席が目立っていた。07:00に鄭州を発車して0751開封着なのだが途中で何故か中牟に停車する。時刻表には中牟は通過になっているのだが一体どうなっているのだろうか?まあ、中国なので何でもありなのだろう。

henan067開封には3分遅れで到着する。開封での拠点を構えるべく宿を探す。1件目は駅 前の招待所で20元だったので泊まることにするが、日本人と知った途端に25元だと言って来るので他を探すことにする。2件目の都市賓館は外見はそこそこきれいなので一番安い部屋の料金を聞くと20元だったので泊まることにする。設備も今までの20元で泊まった宿の中では整っているほうだった。

さて、06:00に鄭州を出発して開封で宿を決めたのが08:30頃と2時間半の間に人民の痰を吐く音を数えた結果、19回も聞いていた。まあ、正直驚いた!2 時間半で人民の痰を吐く音を19回も聞いていたとは・・・。1日数えたら一体何回になるのだろう?日本では痰を吐く音なんか滅多に聞かないかなのに、さすが世界一の人口を抱える大国、アジアの盟主だ。小日本なんか足元にも及ばない。きっとアメリカやイギリスも足元にも及ばないだろう。

鉄塔公園

henan068天気が悪いのだが開封の街並みを確認するために13:00頃、駅前から1路のバスで鉄塔公園へ向かう。さすが七大古都と呼ばれるだけあって城壁は残ってい る。ただ車は少なく渋滞もそれほど無い。開封の中心部に来ても路線バスも満員にならない。どうも開封は想像していたよりも田舎のようだ。約30分ほどで鉄塔公園に到着するが入場料が20元なので入口だけ見て帰ることにする。バスに乗るとちょうど雨が強くなってきた。駅に戻る途中も天波楊府や開封府の位置を確認して明日以降の行動に備える。

夕飯を食べた後に駅前の商店で緑茶を買おうとしたが店の姉ちゃんが「请给我纸币」とか言って硬貨の受け取りを拒否されてしまった。海南省海口以来の硬貨受け取り拒否だ。ちょっと機嫌が悪くなったので1元札は使わず20元札で出すとまた受け取り拒否だ。「紙幣で払え」と言っておきながら受け取り拒否ではさすがに買うのをやめて黙って店を出る。商品を元の場所に戻さず出たので店の親父が何か叫んでいたが聞き取れず。まあ、「元の場所に戻せ」とか言っているのだろうが、貨幣と紙幣が使えない店には用は無いのである。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.5元
宿泊費 20元
鉄道 5.5元 鄭州→開封
合計 35元

天波楊府

henan069今日も天気が悪い。曇りなのだが雨が降りそうでもある。少し様子を見て10:30頃、1路のバスで天波楊府へ向かう。11:00頃、天波楊府に到着する。

henan070天波楊府は北宋の忠臣である楊一族の屋敷だ。入場料は20元。平日でも客はそこそこいる。これは楊五郎が遼の蕭天佐を討ち取る場面です。

henan071中は楊家将演義の場面を再現した人形が展示されていたりして楊家将演義を知っている人は楽しめそうだが建物などそれ以外は特別な物も無くちょっと残念であった。こちらは楊業と佘賽花の像です。

henan072昼頃に天波楊府の隣にある中国翰園を外から眺めた後に清明上河園に到着する。

henan073ここは開封で最も入場料の高い観光地のようで80元だった。いくら北宋の清明上河図を再現したテーマパークでも高すぎる。

延慶観

henan07412:30頃に延慶観を訪れる。ここは道教寺院で全真教の王重陽を記念して元代に丘処機らによって立てられたらしい。

henan075全真教が関わっているとなるとやはり射雕英雄伝や神雕侠侶でのイメージがあるので見なくては気が済まない。

henan076ということで、見物したのだが普通の道教寺院で射雕英雄伝や神雕侠侶のような武侠小説の世界はありませんでした。延慶観の後は徒歩5分ほどのところにある開封府へ行くが包公断案などの催し物までの時間があり明日出直して午前中に催し物を見ながら見物することにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
宿泊費 20元
天波楊府 20元
延慶観 15元
切手 3元
合計 64元

宋都御街、龍亭、山陝甘会館

henan077今日は出かける前に雨が降って来てしまった。開封府へ行こうとしたが断念する。雨が止んで10:30頃、1路のバスで宋都御街へ向かう。宋都御街の牌坊は明の周王府の午門址に建てられたようです。

henan078宋の街並みを再現した宋都御街を見物して龍亭を外から見る。

henan079宋都御街

henan080龍亭

henan081龍亭

henan082龍亭の入場料は35元と高い。特に興味を引きそうなものは無さそうなので山陝甘会館へ向かう。山陝甘会館はどういう所か知らないが観光地だ。入場料も20元で、もちろん外から見て終わりである。

包公祠

henan083包公祠へ向かう前に大相国寺を外から見物。

henan084昼頃に包公祠に到着。ここは入場料20元だが見たいので払う。包公祠は北宋の名判官である包拯を祀っている。やは り開封に来たからには包拯に関連する場所を訪れなければ意味がない。入口には乞食がいたが当然ながら無視をする。

henan085包公祠には包拯に関連する資料や人形の展示があり包拯のほか公孫策たちの蝋人形があり、まあそれなりの内容なのだが満足とまでは言えなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 20元
バス 1元 路線バス
包公祠 20元
合計 48元

開封府を見物

henan086今日も朝から雨だったが07:00頃には曇りに変わり、これなら外に出られそうだ。08:40頃に徒歩で開封府へ向かう。少し出発が遅くなってしまい開封府へ着いたときには入口で既に表演が行われていた。

henan087観光客も大勢訪れておりなかなかの人気だ。入口での表演は全部見られなかったが開封府は見る価値が十分あると判断して35元で入場券を購入する。09:30から大堂から包公断案の表演があるので周辺を少し見て場所取りをする。

henan088表演が始まる頃には大堂は観光客で溢れていた。そして、ここでも割り込みをする奴がおり、先に場所取りをしていた観光客たちと口論になるが何故か割り込みをした奴は追い出されずにそのまま居座ってしまった。さらに隣のおっさんはタバコを吸い始めて煙が撮影の邪魔になるし、おまけに痰まで吐いている。

ほとんどの人民は節度を持って行動しているが民度の低い人民が混じっているので気分を害される。しかし、包公断案の表演が始まれば別だ。包拯が名裁きで悪人を裁くおなじみの展開だ。

henan089表演が終わると観光客たちが包拯を撮影している。ちょっとした撮影会が始まる。自分も撮影をして開封府内を見学する。

henan090お約束の処刑道具も揃っています。

henan091ここは開封府の牢獄です。

henan092こういった雑技とかもあります。

henan093内部は建物も色々あり宋代の雰囲気を演出しています。

henan094開封府内では民間雑芸などの催し物が行われ観光客が飽きないように努力をしている。こういった歴史テーマパークはいくつか見てきたが、ここは珍しく客入りも内容も良かった。開封を訪れたらここは必ず訪れるべきだろう。

切符を買いに行く

henan095開封府の後は切符を買わなければならない。開封駅へ行くと長蛇の列が出来ている。昨日、一昨日は空いていたのに一体どうなっているのだ?駅前はいかにも 「自分は民工です」という人で溢れている。一旦出直して夕方にもう一度買いに行くことにする。夕方に再び訪れると昼とは違い空いており10分ほどで切符が 購入できた。明日は1304次で商丘へ移動だ。もちろん無座である。

両替
JTBグローバルキャッシュ 1500元(中国銀行で引き出す) 1元=17.0774円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
宿泊費 20元
開封府 35元 路線バス
鉄道 11元 硬座 開封→商丘
合計 79.5元

1304次で開封から商丘へ

henan09607:20頃に開封駅までやって来たが待合室は学生の団体で溢れている。修学旅行だろうか?学生たちの改札が先に始まり、その後に一般客の改札が始まる。 これだけの団体がいると少なくても2両の硬座車両が既に抑えられていると考えたほうが良いだろう。いつもより席の確保が難しくなるだろう。

henan097列車は1分遅れ の07:52到着、人民は相変わらず並ばずに一斉に我先にと乗車しようとするので大混乱に陥る。しかも、不思議なことに硬座車両でも乗務員が乗客を追い払い乗車させない車両があり余計に混乱していく。人民は慌てているが自分は今更慌てても仕方ないので混雑状況を撮影して高みの見物だ。撮影を終えてこの混乱 の中に飛び込むことにする。バックパックをわざと左右に振って後ろの乗客を牽制しながら前の客のリュックを破壊する。

何とか乗車した後は別の車両へ移動する。乗車拒否をしていた車両に辿り着くと車内は空いており席を確保する。列車は9分遅れの08:02に発車する。これで安心と思ったら発車後に乗務員が何 人かの乗客を別の車両に追い出し始めた。どうやら、開封から乗車した客たちのようだ。自分も追い出されるのかと思っていたら乗務員は自分を無視して素通りしていく。一体どういう基準で客を追い出しているんだ?

henan098自分は結局空いている車両で商丘に到着する。だけど30分遅れだ。列車を降りる際にもホームにいる 乗客が「谢谢您!打开一下!」とか窓を開けるように言ってくる。どうやら、この乗客は窓を開けさせ窓から乗車するつもりだ。恐らくこの乗客は早く乗車する 目的だけでなく乗務員に見せる切符を持っていない可能性がある。もちろん、心優しい自分は無視してあげた。駅の出口でも切符を持たない人民が駅員に捕まっていた。10:00頃、商丘駅を出て宿を探し始める。

商丘古城

henan099さっさと宿を決めるべく駅近くの招待所に決めた。1泊20元の田舎の招待所だ。宿の女将さんに「田舎はどこ?」と聞かれたので「日本です」と答えると驚いていた。日本人の客がいることを知った宿の子供は「日本の美味しい物とか面白い物ないの?」と聞いてきて何も持っていない自分は少々困った。

宿が決まり次 は切符の購入だ。駅で15分ほど並び明日の合肥行き2039次の切符を購入する。今回は商丘発なので無座ではなく硬座だ。商丘での目的は達成したので駅前 で1路のバスに乗り商丘古城を見物しに行く。商丘古城は明の正徳6年(1511)に築城され現在も城壁の保存状態が良好だ。

henan100まだ大理古城のように綺麗に整 備はされておらず、どちらかというと開発途上の平遥古城に近い。

henan101古城内も明代の街並みを再現したり観光用の電動カートが走っているが、まだまだ観光開発の途上だ。逆に綺麗に整備されていないので普段の人民の生活環境を見るのに良いかもしれない。

深夜3時半に糞女将が売春の斡旋

深夜3時半にドアを叩く音がする。無視をすると糞女将が勝手にドアの鍵を開けて入ってくる。何かと思えば「要不要小姑娘?」と売春の斡旋だ。断っても「看一下吧」とかしつこく勧めてくる。商丘では売春の相場はいくらなのか気にはなるが値段を聞くとややこしくなりそうなので糞女将を追い出す。

どうせ偽公安が踏み込んで金を巻き上げる台本だろうし、本物の公安が踏み込んだら逮捕されてもっと金を巻き上げられそうだ。それに中国の売春婦の3分の1以上は何らかの 病気を持っているとか以前新聞で読んだことがある。関わらないのが一番だ。商丘は危険な所だ!ちゃんとした賓館に宿泊するのが安全なようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.7元
宿泊費 20元
鉄道 28元 硬座 商丘→合肥
合計 58.7元