福建省泉州 通淮関岳廟・承天寺・洛陽橋

福建省旅行記2015

CPUファン届く

昼頃にタオバオで注文しておいたCPUファンが届いた。中国の場合だと宅配業者のおっちゃんから「外に取りに来てくれー」と電話が来るのだが、今回は電話無しでユースホステルへ届けてくれておりレセプションの兄ちゃんが「快递!快递!」と知らせてくれた。

で、開封して中身を確認。ちゃんと注文通りのCPUファンで早速ノートPC分解して交換する。1時間ほどで交換が終わり無事に動作して修理完了。日本で業者に頼むと平気で2万、3万飛んでいくが、今回の費用はCPUファン(20元/約400円)と送料(10元/約200円)だけで済んだ。自分で部品を手配すれば激安で済む。

泉州府文廟

13:45頃、泉州府文廟を訪れる。入場料は3元。泉州府文廟は唐代に創建され、魯司冦廟と呼ばれ五代に宣聖廟と改称され、北宋の太平興国年間に現在の地に移され南宋の紹興7年(1137)に再建される。大成殿は宋代の建築様式になる。

廟内は工事中の部分があるが大成殿は見物可能だが撮影禁止になっている。大成殿以外は特に見るべき物は無し。入場料3元の価値があるかというと微妙だ。14:20頃、泉州府文廟を離れる。

清浄寺

14:30頃、イスラム教モスクの清浄寺を訪れる。入場料3元。

清浄寺は宋の大中祥符2年(1009)に創建、現存する門楼、礼拝堂はアラブ建築様式を持ち、現存する最も古いイスラム教建築になり泉州の海洋貿易が盛んであったことを示す。入場料は3元で安いのだが正直言って外から見るだけで十分であった。

通淮関岳廟

15:00頃、清浄寺から100mほどの所にある通淮関岳廟を訪れる。元々は三国志の関羽を祀る関帝廟であったが、民国3年(1914)に南宋の将軍・岳飛も祀るようになったために関岳廟となった。

各地で見られる関帝廟と岳飛廟が一緒になっているということになる。

廟内は参拝客であふれており、おそらく泉州で一番賑わっている廟であろう。15:30頃、通淮関岳廟を離れる。

承天寺

泉州承天寺に到着する。承天寺は後周の顕徳年間(954-960)に建立され、創建当時は南禅寺と呼ばれ、北宋の景徳4年(1007)に承天寺の名を下賜される。

泉州市内では開元寺と並ぶ規模の大きな寺になる。

僧侶たちが列を組んでお経を唱えながら歩いている。

僧侶たちに続いて在家の信徒たちもお経を唱えながら歩いている。

今日は仏教の行事がある日のようだ。道理で昼間から道ばたで紙燃やしているのをよく見かけたわけだ。16:45頃、承天寺を離れる。

羊肉砂鍋

夕飯はイスラム食堂で羊肉砂鍋(12元/約240円)を食べる。具材は羊肉、ブロッコリー、春雨、キノコ、湯葉、昆布、キクラゲになる。

茄子炒肉蓋飯

砂鍋を食べたがまだ食べたりないので別の店で茄子炒肉蓋飯(10元/約200円)を食べる。ナスと牛肉の炒め物がご飯の上に乗っており具材の味付けが良い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32元
泉州府文廟 3元
清浄寺 3元
合計 38元

ウォルマート

11:30頃、14路のバスに乗車し終点の嘉信茂広場で下車。目の前にはウォルマートがある。夕飯に饅頭を購入しておく。

烤肉炒飯

昼食はウォルマート近くのイスラム食堂で烤肉炒飯(10元/約200円)を食べる。烤肉というから牛肉の角切りでも入っているかと思ったら申し訳なさそうに少量の牛肉が入っているだけ。牛肉炒飯とさほど変わらなかった。

開元寺

13:30頃、泉州開元寺を訪れる。開元寺は唐代に創建され玄宗皇帝の年号である開元を寺の名称にしている。

境内には宋代二塔とも呼ばれる2つの石塔がある。

本殿の前に置かれている。

宋代二塔の他にも大きな仏塔がある。西にあるのが仁寿塔、西塔とも呼ばれている。五代後梁の貞明2年(916)に建てられたが火災により2度焼失しており、木塔から石塔へと作り替えられた。

東にあるのが鎮国塔、東塔とも呼ばれている。仁寿塔と同じように木塔から石塔へと作り替えられた。

雪津ビール

夕方に近くのスーパーマーケットで地ビールの雪津ビール330mlの6缶セット(12元/約240円)を購入。

アルコール度数3.1%で苦味が少なく飲みやすい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.6元
バス 1元 路線バス
合計 32.6元

南少林寺

08:50頃、新門街頭のバス停から19路のバスに乗車。運賃1元、09:10頃、僑郷体育館で下車する。北へ1kmほど歩き、09:30頃、南少林寺に到着.

南少林寺は泉州少林寺とも呼ばれており泉州を代表する禅寺である。大雄宝殿では僧侶や門徒が集まり経文を唱えており宗教活動は行われているようだ。武僧たちもおり演武場近くでちょうど修練をしていた。

で、何で泉州に少林寺があるかというと唐代にまで話はさかのぼる。嵩山少林寺の十三棍僧の一人である智空が福建に入り泉州の清源山麓に鎮国東禅少林寺を創建し千人の僧が修行をしていた。これが南少林寺の始まりである。清代までに3度の興廃を経て1992年に現在の南少林寺が再建された。建物は新しく再建されており古刹の雰囲気はない。観光開発中で各所で工事が行われている。10:15頃、南少林寺を離れる。

元妙観

10:35頃、泉州体育中心から41路のバスに乗車。運賃1元、10:55頃、玉屏巷口で下車する。

11:00頃、元妙観に到着する。

元妙観は西晋の太康年間(280ー289)に創建され、当初は白雲廟と呼ばれ閩南地区で最も古い時期に建立された道教寺院である。名称が元妙観となっているが他地域にある玄妙観と同じ道教観になる。

市街地のある道教寺院の中では比較的規模は大きい方になり参拝客がお参りしている。建物は新しく再建されておりかなり立派である。あと参拝客が多い他の道教観と同じで乞食が営業中。

柱にある彫刻は細かく作られており見応えありだ。

雑醤麺

昼頃、開元寺近くの重慶料理の食堂で雑醤麺(8元/約160円)を食べる。

天后宮

13:00頃、天后宮に到着。海の女神である媽祖を祀っており媽祖廟とも呼ばれる。創建は宋の慶元2年(1196)になる。

市街地にあるが規模の割に参拝客は少ない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 2元 路線バス
合計 10元

洛陽橋

朝食に包子屋で豆沙包1個と韮菜包2個を購入。1個1元で合計3元だ。08:40頃、新門街頭のバス停から19路のバスに乗車。運賃2元、09:10頃、終点の橋南で下車する。

09:30頃、洛陽橋に到着。洛陽江の河口に架かり洛陽橋は元々は万安橋と呼ばれており、北宋の泉州太守であった蔡襄により皇祐5年(1053)に建設が始まり嘉祐4年(1059)に完成する。

泉州を代表する石橋であり北京の盧溝橋などとともに中国四大名橋とも称される。

橋の近くには蔡襄像がある。

洛陽橋の橋脚は片方が流線型になっており水の抵抗を軽減する仕様になっている。

蔡襄祠

10:35頃、洛陽橋近くの蔡襄祠を訪れる。

蔡襄祠は洛陽橋を建設した蔡襄を祀っている。10:50頃、19路のバスに乗車する。運賃2元、新門街頭で下車してユースホステルへ戻る。

木耳炒肉蓋麺

昼食は近くのイスラム食堂で木耳炒肉蓋麺(12元/約240円)を食べる。キクラゲと牛肉の炒め物が麺の上に乗っている。今回はキクラゲが多めだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.7元
バス 4元 路線バス
合計 22.7元

泉州博物館

10:00頃、西湖公園近くの泉州博物館を訪れる。海のシルクロードによる海洋貿易や福建省南部の閩南地区の文化を中心とした展示内容になっている。

出土品の展示は少なめでパネルによる説明が多い感じだ。重要な出土品は福州で展示なのだろう。

展示物の中で気になったのは状元、榜眼、探花の額だ。科挙及第者上位三名に贈られる称号だが3つの額が揃っているのは興味深い。11:10頃、西湖公園のバス停から27路のバスで泉州汽車站へ向かう。運賃1元、昼前に泉州汽車站到着。

台湾金門島行きフェリーが出ている泉金碼頭へのK207路のバスを待つ。今日は時間が遅いので台湾へは行かないがバスの発車時刻の確認をする。

ネットで調べた限りだと1日6往復バスがあるようだが発車時刻に関して情報がないので張り込んで運ちゃんに直接聞く戦法で確認するが、バスが来る気配がない。50分ほど待ってようやくK207路のバスが到着する。運ちゃんに発車時刻について聞いたら「そこの時刻表見て!」と一言。バスに時刻表が貼ってありバス運行情報が手に入った。でも、泉州-金門島の航路は外国人お断りなんだな。

蒜苔炒肉蓋飯

少し遅めの昼食はイスラム食堂で蒜苔炒肉蓋飯(12元/約240円)を食べる。ニンニクの芽、ピーマンと牛肉の炒め物がご飯に乗っている。

ウォッカ入りカクテル

夕方にウォルマートで饅頭と処分品のウォッカをブレンドしたカクテルを購入する。

この酒2本で9.9元なのでビールよりかなり高い。でも、日本円で換算すると約198円なので・・・。中国の酒が安いのか?それとも日本が高過ぎるのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 37.2元
バス 5元 路線バス
合計 42.2元

泉州→泉金客運碼頭

08:05頃、新門街頭のバス停から4路のバスに乗車。泉州汽車站までは運賃1元だ。今日は台湾の金門島へのフェリーが出ている石井鎮の泉金客運碼頭へ向かう。ただし、泉州-金門島のフェリーは外人お断りになっている。

08:15頃、泉州汽車站で下車。バスターミナルの西側に路線バス乗り場がある。

K207路のバスが停車しており乗車する。

運賃が区間制なので運ちゃんに泉金客運碼頭までいくらか聞いたら8元ということで1回2元引き落とされる端末に4回公交ICカードを通そうとするが、ここで運ちゃんと公交ICカードで問答が発生。

運ちゃん「どこのカード?」
小日本「昆明」
運ちゃん「昆明のカード使えないよ!」
小日本「使えるよ。ほら!」
運ちゃん「何でだ?」
小日本「城市一卡通に入っているから泉州のカードも昆明、上海、瀋陽、鄭州とかでも使えるよ。」

運ちゃんが携帯でどこかへ問い合わせて、どうして昆明のカードが使えるか聞いている。どうやら公交ICカードの相互利用については運ちゃんたちに知らされていないようだ。08:45頃、バスが発車、終点の泉金客運碼頭まで運賃8元だ。

泉金客運碼頭

10:10頃、泉金客運碼頭に到着。フェリーターミナルで運賃を確認すると金門島まで130元だ。で、ここは外人お断りなのだが窓口で購入を試みる。窓口のお姉ちゃんにパスポート渡すが、やっぱりダメだった。あと、ターミナルには人民元と台湾ドルの両替所があります。外国人通行可になるのはいつのことやら・・・。

鄭成功紀念館

このまま泉州へ戻るのは勿体ないので500mほど離れたところにある鄭成功紀念館へ向かう。

10:45頃、まずは延平王祠に到着。

鄭成功が祀られている祠だ。

本殿には鄭成功、父親の鄭芝龍、母親の田川松の像が祀られている。

延平王祠の脇道を登っていき、10:50頃、鄭成功紀念館に到着。資料展示を一通り見ていく。

紀念館の隣には鄭成功廟がある。ここも鄭成功が祀られている。

11:45頃、鄭成功紀念館を離れる。

牛肉水餃

イスラム食堂で昼食に牛肉水餃(10元/約200円)を食べる。水餃子もイスラム食堂での定番料理になり、牛肉と羊肉の2種類がある。値段は10元で泉州市内のイスラム食堂より2元ほど安い。郊外になると微妙に安かったりするようだ。

12:15頃、泉金客運碼頭に戻ってきた。ちょうどK207路のバスが到着して金門島から客待ちになる。発車は13:05で乗車して待機となる。運ちゃんはそれまで昼寝になる。13:05になりバスが発車するが乗客は5人だけ。途中で乗客を乗せるが赤字路線だな。14:30頃、泉州汽車站に到着。

夕飯はイスラム食堂で番茄鶏蛋蓋飯(10元/約200円)を食べる。トマトと卵の炒め物でトマトがいい具合に美味しい。

夜は明日の宿に土楼沐浴陽光国際青年旅舍を予約しておく。明日は元旦なのだが泉州から南靖へ移動する。本来年末年始は観光地に訪れる民族大移動を避けるために避難生活をするのが一番なのだが、もう泉州から移動してもいいかなと・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 14元 予約:土楼沐浴陽光国際青年旅舍
バス 17元 路線バス
合計 51元

福建省泉州 中国茶都・安渓鉄観音発祥の地

福建省旅行記2015

深圳北駅へ

06:05頃、ユースホステルをチェックアウトする。まだ夜は明けておらず周囲は街灯の明かりのみで足下に注意しながら歩いていく。中国だとマンホールの蓋が外されたままとか日本では考えられない罠が多数仕掛けられているので要注意だ。あとウンコ地雷もあったりする。犬の糞ではないよ!

06:20頃、地下鉄の僑城東駅に到着。深圳の地下鉄は運行開始時間が遅いので、06:32頃、地下鉄1号線の初電に乗車。運賃5元、06:50頃、会展中心で4号線に乗り換え、07:05頃、深圳北駅で下車する。

今日は広東省を離れて福建省泉州へ移動する。まずは駅の切符売場へ行きネットで購入しておいた泉州行きの切符を受け取るのだが行列が・・・。列に並んで気長に待つが1時間コースだと間に合わないがちょうど隣の窓口が開いてそちらへ移動。前には4人並んでいるのでこれなら間に合うな。

こういった混雑している切符売場で発生するイベントが時間ギリギリでやってくる乗客の割り込みだ。今回はネットで予約したおっちゃんが割り込んできたが窓口の兄ちゃんに券売機で発券するようにと案内されて逆ギレする。券売機は空いているのですぐに発券できるのに何故逆ギレするのだ。窓口の兄ちゃんは親切にすぐ簡単に切符を受け取る方法を教えただけなのに・・・。

07:25頃、切符を受け取り待合室の入口へ移動。切符と身分証確認、手荷物のX線検査を受けて待合室へ。

07:35頃、切符にB13検票口と印字されていたので改札口の先頭を陣取り並ぶ。深圳北駅は高速鉄道駅なので北京南駅のように改札は自動改札機になる。で、いつもの光景だが自動改札機の使い方を研究している乗客たちがいる。そして、3つある自動改札機だが自分の後ろには列ができているが左隣には誰も並んでいない。普段は我先にと並ばない中国人だが、なぜ空いている自動改札機には並ばない?やはり自動改札機の使い方を知らないので先頭を陣取らないのか?まあ誰かが並べば一斉に我先にとなだれ込むだろう。

深圳北→泉州

今回乗車する列車は08:14発、深圳北→泉州のD2344次だ。席は二等座、運賃は171.5元、所要時間4時間34分、泉州には12:48到着予定だ。

深圳北駅の改札は発車15分前からなので、07:59になると同時に改札を1番乗りで通過。他の乗客は駅員が案内しないので5秒くらい遅れて駅員の案内で改札を通り始める。この5秒の差は結構大きく、まだ誰もいないホームを撮影。

列車に乗車して荷物置き場を確保。G列車やD列車の場合は客層がK列車などとは違うので荷物置き場の争奪戦は起こりにくいのでそれほど心配する必要はないのだが念のため。

荷物を置いたら車両の撮影だ。今回の車両はCRH1Eだ。

CRH1Eには寝台車両があり昼間は座席扱いにしている。この編成は上海鉄路局所属になる。

隣にはCRH2Eが停車中だ。08:14に扉が閉まり定刻通り発車と思ったら1分間停車したままで08:15に走り出す。まあ、扉が閉まった時点で発車と定義できるから定刻通りなのだろうが事実上1分遅れだな。

車内に中国語と英語の案内が流れ、電光掲示板には温度や速度が表示されているが途中から電光掲示板は時刻だけの表示になり、自動の中国語と英語の車内放送はなくなり、乗務員による車内放送に変わった。設備に問題が発生したようだ。

電光掲示板に速度が表示されないのでGPSで速度を確認すると速度は200km/hぐらいに留まっている。廈深線は高速鉄道の路線なので250km/hは出せるはずなのだが。

泉州

12:14頃、廈門北駅に到着。12:48頃、定刻通り泉州駅に到着。

泉州駅にはバスターミナルの高鉄汽車站があり泉州近郊へバスで移動できる。

一応バスの時刻表を確認しておく。安渓、南安、惠安、崇武、泉港、永春などの近郊へのバスが出ている。

あと台湾の金門島へのフェリーの時刻表もあったので撮影しておく。泉州の石井鎮からフェリーが出ている。でも、この航路は外人不可なんだよな・・・。

13:10頃、K1路のバスに乗車、泉州の路線バスは全国城市一卡通に加入しているので昆明の公交ICカードが使える。運賃2元、花巷口まで乗車だが泉州の路線バスは下車するバス停の手前でボタンを押さないと停車してくれないので要注意だ。それと乗車するときはバス停で手を上げていないとスルーされる。13:30頃、花巷口で下車する。

泉州巷里国際青年旅舎

バス停から道なりに南に歩き最初の信号を右(西)へ進むと鲤城区人民政府が見えてきた。区政府と左隣のスーパーマーケットの間の路地を進む。

スーパーマーケットには目印のユースホステルのロゴがある。

路地を進んで行く。

13:35頃、予約しておいたユースホステルの泉州巷里国際青年旅舎(泉州巷里国际青年旅舍/U-shore International Youth Hostel)に到着。部屋はドミトリーで1泊30元(会員料金)、予約の残金27元を支払う。

部屋は12人ドミトリーで各ベッドにコンセントと照明、小物を置く台があり使い勝手が良い。部屋は広く人数分のロッカーもある。Wi-Fiは問題なく接続できネットの速度も問題ない。

共同のトイレ・シャワーは少々狭いのと照明が暗い。屋上では洗濯ができ干せるようになっている。

青菜炒飯

夕飯はイスラム食堂で青菜炒飯(8元/約160円)を食べる。

量は少ないだろうと期待していなかったのだが予想外に量が多かった。

鶏蛋炒飯

周辺を散歩しているうちに再び腹が減ってきたので、別のイスラム食堂で鶏蛋炒飯(7元/約140円)を食べる。こちらは皿が小さく量が少なかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
宿泊費 27元 1泊30元(会員料金)
地下鉄 5元
バス 2元 路線バス
合計 52元

泉州衆山小国際青年旅舎

10:50頃、泉州巷里国際青年旅舎をチェックアウトして泉州衆山小国際青年旅舎へ向かう。15分ほど歩いて源和1916創意産業園(源和1916创意产业园)に到着。源和1916創意産業園の中へ入り11:10頃、泉州衆山小国際青年旅舎(泉州众山小国际青年旅舍/Over The Mountain International Youth Hostel of Quanzhou)に到着する。ネットで予約しており残金31.5元を支払い登記は問題なし。

部屋は6人ドミトリーでトイレ・シャワー付きだ。Wi-Fiは電波良好、速度も問題なし。

トイレとシャワーは別々になっている。

こちらはシャワー。宿泊客は少なく空いており静かだ。

泉州客運中心汽車站

12:45頃、バスターミナルの泉州客運中心汽車站を訪れる。泉州市内の主要バスターミナルになり福建省各地や省外へのバスが多数運行されている。

とりあえず時刻表を確認しておく。

省外へのバスは北京、上海などがあるが遼寧省瀋陽、雲南省昆明など走行距離1500km超えのとんでもない所へのバスもある。

ここでのバスの状況を抑えておけば泉州からの移動は問題無いだろう。

泉州汽車站

13:20頃、泉州汽車站を訪れる。

こちらは古い方のバスターミナルになり路線は少ないが福州、アモイ、広州、深圳、拱北などへのバスが運行されている。

バスターミナルの外にある路線バスの停車場からは台湾金門島へのフェリーターミナルになる南安石井泉金客運碼頭(南安石井泉金客运码头)行きのK207路のバスが運行されている。でも、泉州-金門のフェリーは外人お断りなんだよな。

羊肉刀削麺

昼食はイスラム食堂で羊肉刀削麺(9元/約180円)を食べる。

福建省の地ビール

食後は近くのスーパーマーケットで惠泉ビール595ml(3.2元/約64円)を購入。

福建省の地ビールになり泉州と寧徳で生産されアルコール度数2.9%で低めだ。味は苦味少なく薄い感じ。夕飯は鶏蛋炒飯(7元/約140円)を食べる。日が暮れると泉州の街中はかなり危険だ。交通マナーは広州や深圳よりはるかに劣悪で電動スクーターが車道、歩道関係なく走っている。逆走も普通にしているし無灯火で走っているというかライトが装備されていないのが多数だ。夜は出歩かないほうが良い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.2元
宿泊費 31.5元 1泊35元(会員料金)
バス 3元 路線バス
合計 53.7元

泉州→安渓

08:45頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:05頃、4路のバスに乗車、運賃1元、泉州汽車站で下車する。

09:20頃、安渓行きのバスチケットを購入して乗車。安渓までの運賃は25元だ。ちなみに2015年に安渓駅停車の列車は廃止されたのだが2007年に列車で移動した時は時間は掛かるが8元であった。バス高い!

泉州から安渓は日帰り観光可能だが、バス代が高いので宿次第では安渓に1泊か2泊した方が安く済むし時間の節約になる。09:30にバスが発車、乗車率は5割ぐらいで空いている。高速を走り10:30頃、安渓汽車総站に到着。

安渓にはバスターミナルが2つあり安渓汽車総站(光徳車站)と茶都客運站がある。安渓汽車総站は新しいバスターミナルで福州、泉州、アモイなど福建省内と省外の各地へのバスが運行されている。茶都客運站は茶葉市場の中国茶都にあるバスターミナルで少し古めだが福州、泉州、アモイなどのバスが運行されている。

まずは予約した賓館へ向かうので路線バスの確認をする。10:50頃、安渓汽車総站から2路のバスに乗車、運賃1元、五交化公司のバス停で下車するはずであったが県政府周辺の再開発で路線変更されていた。とりあえず人民銀行で下車するが県政府で下車しておけばよかった。

鳳城悦客賓館

11:40頃、Qunar.comで予約しておいた鳳城悦客賓館(凤城悦客宾馆)に到着する。1泊108元で2泊する。外国人OK宿になっていたので登記は問題なし。元が全国チェーンの7天酒店だったので設備は7天酒店のままだ。フランチャイズから抜けたのか、別の経営者が居抜きで始めたのかは不明。

部屋は1人部屋でテレビがIPTVになっているのでチャンネルが多い。Wi-Fiも快適でLANコンセントもある。

トイレ・シャワーなど他の設備も7店酒店のままなので問題なし。今まで宿泊した賓館ではかなり設備が良い。

鳳山風景旅游区

12:30頃、安渓の街へ出る。安渓の街中を歩くがバイクタクシーの運ちゃんたちがしつこい。バス停とか人の集まるところには必ずおり客引きをしている。

13:00頃、県城の北にある鳳山風景旅游区に到着。入場料は5元(約100円)で良心的。景区内には城隍廟、東岳寺、茶葉大観園がある。

東岳寺

東岳寺は南宋の紹興32年(1162)に創建される。東岳大帝を祀っており東岳廟になる。

建物は南方特有に建築様式になっており北京などの北方の建築様式とは大きく異なる。屋根には龍などの装飾が施されているのが特徴だ。

神像などは新しいようなので寺自体は新しく再建された感じだ。

安渓城隍廟

東岳寺の隣りにあるのが安渓城隍廟になる。安渓城隍廟は五代十国の後周の顕徳3年(956)に創建。現在の建築物は1990年代に再建された物になる。

多数の神像が安置されており観光客はそこそこおり線香やお供え物を供えている。

全体的には静かなのだが爆竹を鳴らす観光客がおり爆音が響くことがある。

茶葉大観園

東岳寺と安渓城隍廟の裏手にあるのが茶葉大観園になり鉄観音など安渓で栽培されている茶樹が植えられた茶園だ。牌坊を潜ると茶聖・陸羽像がお出迎えだ。

山の斜面に茶樹が植えられ茶園になっている。

中国茶目当ての観光客はここで様々な種類の茶樹が見られるので一見の価値有りだろう。

12月でも茶樹には新芽があったりするので冬茶ができそうだ。14:50頃、鳳山風景旅游区を出る。

中国茶都

15:00頃、婦幼保険院のバス停から3路のバスに乗車。運賃1元、中国茶都へ移動するが間違えて逆方向のバスに乗車してしまい途中で乗り換える。

15:55頃、中国茶都に到着。おそらく中国で最も有名な茶葉市場が安渓の中国茶都であろう。

年末が近づいているので閑散としているかと思ったが予想外に市場には茶葉が並んでいる。

並んでいると言っても小売用でなく大きな袋に入っており卸用といったところか?

安渓の茶農家から市場へ茶葉が持ち込まれているようだ。で、見物していると茶農家のおばちゃんたちに茶葉を売り込まれるが値段出ていないので百戦錬磨のおばちゃんたちにボラれそうなので退散する。

インスタント米線とか

夕飯は県政府近くのスーパーマーケットでインスタント米線とかを買い込んでおく。

地ビールの一麦ビール

あと地ビールの一麦ビール500ml(4元/約80円)も購入。生産地は泉州と寧徳、アルコール度数は3.6%だ。

地酒の汀江紅酒娘

こちらは地酒の汀江紅酒娘250ml(5.2元/約104円)。生産地は龍岩、アルコール度数は10%。客家特産だそうだ。白酒とかとは違いアルコール度数が低いので辛くはない。夜に泉州巷里国際青年旅舎を再び予約しておく。

タオバオでCPUファン注文

それとノートPCのCPUファンが壊れているのでタオバオでCPUファン(20元/約400円)を購入。送料は10元だ。香港滞在中にHPのサポートにチャットで問い合わせたら下記のパーツということだった。
パーツ番号:720235-001
金額:12,500円

HP純正は値段がやたらと高いのでタオバオで探して購入した。中古品だけどね。実際に商品が届くかは後日分かる。届いた商品の中身が違うというのは勘弁してほしいな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.5元
宿泊費 216元 1泊108元(Qunar.com)×2
宿泊費 26元 予約金:泉州巷里国際青年旅舎
バス 5元 路線バス
バス 25元 泉州→安渓
鳳山風景旅游区 5元
CPU FAN 30元
合計 333.5元

安渓→西坪

08:30頃、賓館を出て目の前の鳳城鉄索橋を渡り、08:50頃、龍湖山庄のバス停から2路のバスに乗車、運賃1元、09:00頃、終点の安渓汽車総站で下車する。今日は中国茶の中でも割と有名な鉄観音発祥の地と知られる西坪へ向かう。

西坪行きのチケットを購入してバスに乗車する。運賃は9元だ。
バスは久しぶりの田舎仕様のオンボロバスだ。09:10頃、バスが発車する。

西坪

10:00頃、西坪汽車站に到着。バイクタクシーの運ちゃんたちが待ちかまえているが、そのまま素通りして西坪の街中を歩く。街中では各所で製茶が行われており茶葉の香りが漂っている。2007年に鉄観音発源地を訪れているのでおおよその場所は分かっているが道順が思い出せないので道を間違えたりする。

途中で王士認鉄観音生態茶園という標識があり、ようやく鉄観音発源地への道に入る。

茶畑を見ながら上り坂を登って西坪の南東へ向かう。

11:00頃、牌坊が見えてきた。

鉄観音発祥の地

牌坊を通り南岩鉄観音発源地に到着。

鉄観音発祥の地は王説(乾隆賜名)と魏説(観音托夢)の2カ所あり、王説(乾隆賜名)がこの南岩山になる。伝説によれば書生の王士讓がこの地で鉄観音の母樹を発見し、乾隆帝がこの茶を飲み気に入り鉄観音の名を賜ったとされる。もう1カ所は7kmほど離れた松岩村にあり、伝説では茶農家の魏蔭が観音を信仰しており、夢の中で鉄観音の母樹を発見し、実際に夢で見た場所で鉄観音の母樹を発見したという。

松岩村まで道は分かっているのだが、そこまでは歩く気はない。さすがに往復14km歩くのは・・・。今回も南岩鉄観音発源地だけにしておく。

鉄観音発祥の地というだけあって周囲には茶畑が広がっている。

収穫の時期ではないので茶畑には誰も居ない。

見た限りだと収穫は終わっているようで茶葉が刈り取られた跡が目立つ。

一部に新芽が出ており来年の収穫になるのだろう。13:00頃、南岩鉄観音発源地を離れ西坪の街へと向かう。

西坪の街は四方を山に囲まれているというか四方を茶畑に囲まれている。14:00頃、西坪汽車站で安渓行きのバスに乗車する。運賃11元、なぜか安渓行きになると2元高い。途中で客を乗せながら走り満席になる。

15:05頃、茶都客運站に到着。茶都客運站行きだったから2元高かったのか?運賃1元で6路のバスに乗り換えて文廟で下車するが文廟閉まっていた。

市西境関帝廟

代わりに県政府の南西にある関帝廟を訪れてみる。市西境関帝廟は元々は県城の下西街にあり宋代に創建された。県城の再開発により現在の場所に移転された。

建築様式は福建省や台湾で見かける様式で中原で見る関帝廟とは雰囲気が異なる。

福建省の地ビール・雪津ビール

近くのスーパーマーケットで地ビール2本購入する。こちらは雪津ビール330ml(2.5元/約50円)、アルコール度数3.6%、生産地は莆田と漳州になる。

これは惠泉ビール330ml(2.5元/約50円)、アルコール度数3.1%、生産地は泉州だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 2元 路線バス
バス 9元 安渓→西坪
バス 11元 西坪→安渓
合計 30元

安渓→泉州

09:40頃、鳳城悦客賓館をチェックアウトする。今回の宿は設備に文句なく当たりであった。鳳城鉄索橋を渡り、09:50頃、龍湖山庄のバス停から8路のバスに乗車。運賃1元、終点の安渓汽車総站(光徳車站)へ移動。

10:05頃、自動券売機で泉州行きのチケットを購入。今回は一般道を走る安い方のバスを選択、運賃17元だ。泉州行きは泉州汽車站行きの高速、一般道と泉州駅(高鉄站)行きの3種類がある。

10:30頃、バスに乗車するが一般道での泉州行きはお約束のオンボロ田舎バスだ。10:40頃、バスが発車、乗客は自分を含め5人だけだ。当然だが一般道を走るので途中で客を乗せながらの運行になる。10:55頃、茶都客運站に到着、ここで乗客を乗せて11:05頃に再び出発。12:25頃、泉州汽車站に到着、4路のバスに乗り換えて新門菜市で下車する。

再び泉州巷里国際青年旅舎

13:00頃、泉州巷里国際青年旅舎に到着するというか帰ってきた。今回は年末年始の避難なので1泊30元(会員料金)で7泊する。予約時に21元を支付宝で支払っており、残金189元を支払う。老板はこちらを覚えており「部屋は前回と同じだよ~」ということで同じ12人ドミトリーだ。

蛋炒飯

昼食は府文廟近くの食堂で蛋炒飯(8元/約160円)を食べる。

牛肉砂鍋

夕飯はイスラム食堂で牛肉砂鍋(10元/約200円)を食べる。具材に牛肉、キノコ、青菜、ブロッコリー、湯葉、春雨、キクラゲ、昆布が入った土鍋料理だ。具材が多いので結構美味い!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23元
宿泊費 189元 1泊30元(会員料金)×7
バス 2元 路線バス
バス 17元 安渓→泉州
合計 231元