広西チワン族自治区巴馬・長寿村 鉄道で洛陽へ

巴馬汽車総站

巴馬得哥国際青年旅舍朝から猛烈な暑さで目が覚める。これだと昼間は扇風機を使ってもほとんど意味がない。09:00頃、ユースホステルを出てバスターミナルの巴馬汽車総站へ向かう。今日は巴馬郊外にある長寿村(平安村巴盤屯)へ向かう。

巴馬汽車総站09:25頃、巴馬汽車総站に到着する。

巴馬汽車総站運賃表まずはバスの運賃時刻表を確認する。

巴馬汽車総站運賃時刻表長距離は南寧や金城江へのバスは多いが、その他は少ないので移動は少し不便かもしれない。

巴馬汽車総站時刻表ただし、ロンリープラネット広西の情報を参考にすると、河池市の金城江へ移動すると、桂林や柳州へのバスが多いので金城江へ一度抜けるのも有りかもしれない。

巴馬汽車総站時刻表巴馬は南寧の空港へのバスが開通していた。このバスで巴馬と空港を直通で移動できる。

巴馬・長寿村へ

長寿村行きバス続いて窓口で長寿村までのチケットを買おうとするが、乗車後に運賃を支払う方式だったので、そのままバスに乗車する。10:00頃、バスが発車して長寿村までの運賃は5元だ。

長寿村省道208号を走り、11:00頃、長寿村近くに到着。バスを降りると目の前を白人の姉ちゃんがジョギングしている。この暑さでジョギングなんかしてたら熱中症になってしまうだろうに・・・。長寿村として世界的に有名とのことだが、欧米人がいるということは本当に有名なのだろう。

長寿村道路脇の盤陽河は上流で雨が降ったようで増水している。盤陽河の畔で暑さをしのぎ休憩する。盤陽河に架かる橋を渡り、11:30頃、長寿村(平安村巴盤屯)に到着する。長寿村と呼ばれているので古鎮みたいに古い建物と少数民族のヤオ族が暮らしているというイメージであったが、第一印象は寂れた温泉街である。

土産物屋川沿いに賓館や土産物屋が並んでおり、工事中の建物も多く観光開発の真っ最中で村の奥では開発業者によるリゾート開発も行われていた。地元民はヤオ族なのだろうが民族衣装は着ておらず・・・。

長寿村周辺は山に囲まれ自然環境は素晴らしいのだが、ちょっと期待外れであった。

長寿村巴馬周辺には他にも水晶宮などの観光地があるのだが、いづれも有料で150元や70元など悪意の感じる高額の入場料になっている。12:50頃、巴馬行きのバスに乗車する。運賃は5元だ。

麦肯基と美味基

麦肯基13:40頃、巴馬に戻り麦肯基の前で下車する。そう、巴馬には、あのケンタッキーフライドチキン(肯德基)とマクドナルド(麦当劳)を合体させたパクリとして一部の人達に有名な麦肯基があるのだ。

美味基そして、その隣には本家本元のKFCが営業しているのだ!いや、KFCではなくDFCだった。看板には美味基の文字とカーネルおじさんに似たマスコットのおっちゃんが描かれている。これは麦肯基よりも商標上の問題が出てきそうな気がする。というか、色々とケンタッキーと訴訟になりそうなファストフード店が並んで営業しているというのは、ある意味で中国らしい。

快餐昼食に8元の快餐を食べてユースホステルへ戻る。もう暑くてやる気なし。夕飯は近くの包子屋で1個0.5元の包子を8個購入。何種類かあったの肉包以外はよくわからないので老板娘に適当に選んでもらう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
バス 10元 路線バス
合計 29.5元

巴馬の街

今日も暑さで目が覚める。エアコンなしの扇風機部屋はつらい。08:30頃、ユースホステルの向かいにある公園の山へ登る。おそらく頂上の亭からは巴馬の街が一望できるはずだ。まずは近くの包子屋で1個0.5元の肉包を4個購入しておく。肉包を食べながら階段を上り頂上を目指す。

巴馬の街09:00頃、頂上の亭に到着する。

巴馬の街頂上からは巴馬の街が一望できるが暑い。

長寿博物館

長寿博物館10:00頃、山を下りて川沿いにバスターミナルを通り過ぎて、10:20頃、長寿博物館に到着。入場料無料で登記して見物するが、台帳を見る限り見学者は少ないようだ。宣伝が足りなく博物館自体が観光客には知られていないようで、どうも典型的な箱物の気配が・・・。管理人のお姉ちゃんも一人で暇そうだし。展示内容はパネル展示で巴馬の長寿村が中心だ。見物は15分もあれば十分だ。

10:40頃、長寿博物館を出てユースホステルへ戻るが部屋はエアコン無しの扇風機で暑くて何も出来ない。夕方になり12306.cnで明日の柳州→襄陽の切符を購入しておく。硬座で運賃は148.5元だ。明日は久しぶりに鉄道での移動だ。

切符は確保したので、続いて巴馬汽車総站で明日の巴馬→柳州のバスチケットを購入。運賃は130元だが、身分証の確認がありパスポートを提示する。チケットは実名制ではないので、とりあえずの確認か?

ご飯特盛り快餐夕飯は昨日と同じ8元の快餐を食べるが、おかずを1品少なくしてご飯大盛りでお願いしたら、おばちゃんが自分でご飯よそってということで遠慮無く大盛り、いや特盛りにしておく。

美味基と麦肯基

美味基と麦肯基食後はケンタッキーもどきの美味基と麦肯基を見に行ってみる。

20150630-06今まで麦肯基が商標上大丈夫なのかと思っていたが、美味基をおじさんを見てしまうと麦肯基は問題ないように見えてしまう。美味基と麦肯基の近くのスーパーマーケットで康師傅のミネラルウォーター1.5L(2.5元/約50円)を購入。ついでに他の商品も調べると、ペプシコーラ600ml(3元)、コカコーラ2L(6.8元)であった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.5元
バス 130元 巴馬→柳州
鉄道 148.5元 柳州→襄陽
合計 289元

巴馬→柳州

今日から7月だが巴馬の天気は曇りでも朝から蒸し暑い。08:00頃、ユースホステル近くの包子屋で1個0.5元の肉包と豆沙包を10個購入。これが今日の朝食兼昼食だ。今日はバスで柳州へ移動して鉄道で広西チワン族自治区を出て湖南省を越えて湖北省襄陽へ向かう。

巴馬→柳州のチケット09:40頃、ユースホステルをチェックアウトしてバスターミナルの巴馬汽車総站へ移動。

アヒル09:55頃、バスターミナルに到着しバスを待つが、待合室でアヒルの声がする。乗客がアヒルを持ち込んでいた。家禽類など家畜の持ち込みは禁止のような気がしたが・・。しばらくすると待合室に動物臭がしてくる。そして、アヒルの鳴き声が止んだ。バスターミナルのおばちゃんにアヒルは外へ追いやられていた。中国の田舎ならではの光景だろうか。

柳州行きバス10:25頃、改札が始まりバスへの乗車が始まる。乗客にはミネラルウォーターが1本配られるが、1人で2本持っていこうとする兄ちゃんが複数おりバスターミナルのおばちゃんに説教を受け返却させられる。ある意味で中国らしいイベントだ。

10:40に定刻通りバスが発車する。柳州までは約6時間、418kmの道のりだ。乗車率は9割ぐらいでほぼ満席だ。車内はエアコンが効いていて涼しく柳州まで快適に移動できそうだ。到着するバスターミナルは柳州駅近くの柳州汽車南站だ。乗客には観光客は自分だけで残りは地元民で会話が方言なので何言っているのか分からない。この車内の状況からして夏の巴馬は観光オフシーズンのようだ。

水牛バスは山道を北東へと走るが、途中で水牛に道を塞がれる。11:20頃、隣のおっちゃんが車酔いでゲロを吐く。何で中国人は頻繁に車酔いでゲロを吐くんだ?日本だと車酔いでゲロ吐くのは子供ぐらいだぞ!バスは順調に山道を快適に走り、隣のおっちゃんはゲロを吐きまくっている。

昼頃、東蘭に到着しガソリンスタンドでトイレ休憩になる。14:00頃、河池市金城江区に入り、14:15頃、バスターミナルの金城江城西汽車站に到着し、ここでトイレ休憩になる。巴馬と柳州の中間地点の金城江は河池の中心街になり巴馬よりはるかに都会でバスターミナルは新しく規模も大きく南寧、桂林などの主要都市から周辺地区へのバスも多い。でも南寧と比較すれば山に囲まれた田舎ともいえる。

柳州

柳州到着14:25頃、金城江を出発して高速道路に入り柳州へ向かう。17:10頃、柳州汽車南站に到着する。

柳州汽車南站時刻表バスの情報を確認するが柳州はそこそこ大きな都市なので運賃時刻表を見ると各地へのバスの本数も多い。バスターミナル前の通りを西へ10ー15分歩くと柳州駅に到着だ。

柳州駅切符売場昨日、12306.cnで購入しておいた襄陽行きの切符を受け取るために切符売場へ。17:30頃、切符売場の列に並ぶが予想通り混雑している。これだと1時間コースを覚悟して気長に待つ。

18:00頃、ようやく順番が来たと思ったら軍人優先窓口だったので横から来た軍人が先に切符を購入となるが、軍人は家族の分を含めて広州南行きを3枚購入しようとしたが、直前までネットで購入しようとしており、購入途中のままでネット上では切符を押さえたままだったので、ダフ屋防止とかのためで窓口では購入できなくなっていた。軍人対応で10分ほど待ち、ようやく切符を受け取る。日本で軍人優先窓口とかあったら共産党や社民党、それと秘書給与を搾取していた議員とかが大騒ぎするだろうな。

18:10頃、切符を受け取ったので待合室へ移動。駅入口で切符と身分証の確認があったが駅員はパスポートの中身を確認せずにスルー状態。外人には用はないようだ。続いて手荷物のX線検査を済まして待合室に入る。

K1474次の切符これから乗車する列車は21:42発、湛江→襄陽のK1474次、席は硬座、運賃は148.5元、距離1204km、所要時間20時間4分だ。上野-札幌の1214kmを走る北斗星とほぼ同じ距離だ。襄陽には明日の17:46到着予定だ。

柳州駅待合室約3時間の待機になるが乗車バトルに備えて改札口の先頭を陣取っておくが、待合室は蒸し暑く裸族のおっちゃんが複数出現している。なかなかハイレベルな環境だ。

列車遅延

電光掲示板20:30頃、電光掲示板に列車遅延を示す「晩点」の文字が・・・。約2時間半遅れになり、21:42発から明日の00:15発になっている。やばいよ・・・。サバイバルコース確定だ。

でも、2時間半遅れはマシな方だ。成都東からのK652次は7時間28分遅れの放送があったし・・・。成都や重慶からの列車は軒並み大遅延が発生しており事故か何かが発生しているのは間違いないのだが、遅延理由については一切説明がない。まあ、遅延理由が知られると都合が悪いのだろう。チャイナクオリティだな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

柳州→襄陽

電光掲示板日付が変わりK1474次はさらに遅れて01:15発に変更される。01:07頃、改札が始まるが、発車時刻は01:20に変更、01:13頃、乗車する。

行先票列車内は乗客が入れ替えのようで、ほとんど人がおらずゴミが残っているだけであった。

列車内空いていた座席はすぐに満席となり発車を待つだけになるが、さらに遅延が発生して01:30に発車する。さて、襄陽到着までに遅れを取り戻せるのだろうか?ようやく眠れる。

07:00頃、目が覚めるが眠い、疲れた。外は曇りで畑と水田、それとトン族の民家が見える。湖南省会同に約3時間半遅れで到着し、次は湖南省懐化だ。そして、車内販売が始まり朝食の販売もあるが、ゆで卵と饅頭4個、粥で15元は超ボッタクリだ。

中国版駅弁の盒飯

盒飯09:25頃、懐化に到着。ホームで盒飯(弁当)を10元(約200円)で売っていたので購入する。昨日の朝に食べた包子以来の食事だ。盒飯の内容はご飯と目玉焼き、野菜炒めでコンビニ弁当をしょぼくした感じだが、車内販売の饅頭と粥(15元)に比べれば豪華な内容だ。野菜中心の盒飯は10元なら妥当で肉の多い奴は20元になる。

それと車内販売の盒飯は20元とかが多いのだが販売時間が終了間際になると値段を半額まで下げてくるので、そこを狙うのもいいだろう。車内販売の果物も同様で、1パック10元だったのが5元や3パック10元という具合になる。

懐化を出ると遅れが4時間半に拡大しており、もはや遅れを取り戻す気はないようだ。
今日中に襄陽に到着するのか?13:30頃、張家界に到着し、ようやく湖南省の北までやってきた。

13:50頃、張家界を発車して湖南省から湖北省へと向かうが、遅延に関する車内放送はなくなっていた。もう遅延はどうでもよいと開き直ったようだ。

18:00頃、宜昌東に到着する。湖北省に入って最初の大きな駅で宜昌は長江三峡下りの終点でもあり交通の要衝だ。宜昌東で方向転換の為に機関車の着け換えをして、18:25に発車する。

襄陽到着

襄陽駅21:23頃、約3時間半遅れで襄陽に到着する。

米拉奇花園酒店駅を出て宿を探さなければならないが、一昨日eLongで駅近くの宿を予約しており向かう。21:40頃、米拉奇花園酒店に到着するが、問題は外人OKなのか不明なので追い出されるかもしれない。まずはレセプションで予約していたことを伝えスマートフォンに保存してある予約確認書を見せる。レセプションのお姉ちゃんはパスポートの写真をスマホで撮って登記は完了。何とか外人OKだったので宿は確保できた。

米拉奇花園酒店部屋は標準間で予約だと1泊88元、飛び込みは178元のところをスマホでの期間限定特価で44元だ。44元は今までeLongの貯めておいたキャッシュバックから支払うので今回の宿泊費は事実上0元である。

米拉奇花園酒店部屋は2人部屋でIPテレビが付いているしトイレとシャワーが別々に分かれている。

米拉奇花園酒店掃除はちゃんとしてあるしエアコンも効いている。これ44元はお得だ。88元でも十分価値はあるだろう。

素拉麺と蛋炒飯腹が減っているので駅前の食堂で素拉麺(6元/約120円)と蛋炒飯(7元/約140円)を食べるが、いつもなら楽勝の量なのだが炒飯の油が多くて苦戦する。もう歳なので脂っ濃いものはもうダメなのだろうか?これからは炒飯より蓋飯にしておいたほうがいいかな?帰りにコンビニで康師傅の茉莉花茶(3元/約60円)を購入。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
合計 26元

襄陽汽車客運中心站

襄陽汽車客運中心站朝から曇りで天気が悪い。暑さはそれほど酷くはないが雨が振りそうな気配がする。07:30頃、駅前通りにあるバスターミナルの襄陽汽車客運中心站へ行く。

襄陽汽車客運中心站時刻表襄陽にはいくつかのバスターミナルがあるが襄陽汽車客運中心站が短距離から長距離までのバスの本数が多く使い勝手が良い。

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表

襄陽汽車客運中心站時刻表とりあえず、いつも通りにバスの運賃時刻表を撮影しておく。

襄陽駅続いて08:00頃、襄陽駅を訪れる。襄陽駅は大きな駅なのだが駅前には武警は一人もおらず、公安もほとんどいない。武警や公安がやたらといるウルムチ、西寧、伊寧、蘭州などと比べると治安は相当よいのだろう。この様子から中国政府を脅かすテロの危険は少ないと見える。

襄陽駅前それに駅前でも白タクがおらず交通渋滞が発生していない。襄陽は他の都市と比べると法律がかなり機能しており中国でも法治が表面上は行き届いている様子だ。

K590次の切符襄陽駅では洛陽の関林行きの切符を購入する。予定では南陽へ行くつもりであったが天気が悪いので高い入場料払って雨の中で南陽武侯祠の見物は勘弁なので一気に洛陽へ向かう。午前中の列車で移動を考えたが無座しかなかったので昼の列車での移動となる。12:37発、重慶北→北京西のK590次、席は硬座、運賃は53.5元、距離370km、所要時間5時間19分だ。

素拉麺10:30頃、昨日のイスラム食堂で素拉麺(6元/約120円)を食べる。襄陽は牛肉麺や蛋炒飯が安いと7元くらいからあるが駅前は10元が相場のようだ。

米拉奇花園酒店12:00頃、ホテルをチェックアウトする。今回のホテルは久しぶりによい意味で大当たりであった。Wi-Fiにパスワード掛けていない点を除けば設備、服務員のお姉ちゃんとも文句なしだ。飛び込みだと178元の部屋であったがeLongのスマホでの期間限定特価44元は本当にお得であった。

襄陽→関林

襄陽駅待合室駅まで徒歩5分であるが曇りだった天気が雨に変わっていた。やはり、この天気だと南陽を飛ばして正解であったようだ。12:05頃、襄陽駅に到着し、いつもの切符とパスポート確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。パスポートの確認では駅員は中身を確認していないので襄陽でも外人には用はないのだろう。

K590次の行先票発車時間まで30分ほどであるにもかかわらず改札口は空いており先頭を陣取る。12:15頃、改札が始まるがK590次の乗客は少なく乗車バトルは発生せず。12:20頃、重慶北→北京西のK590次に乗車して発車を待つ。

列車内12:39に列車が発車する。乗車率は7割ぐらいで荷物棚は3割ぐらいしか埋まっていない。長距離でなく短距離の乗客が多いようだ。洛陽の関林には17:56到着予定だ。昼時なので10元で盒飯(弁当)の車内販売をやっており、盒飯やカップ麺を食べている乗客が多い。

外の景色は平地にトウモロコシ畑と水田が広がっており、山の中の広西チワン族自治区、湖南省とは大きく異なる。そして、水田が徐々に少なくなり畑だけの風景に変わる。襄陽の北が稲作と畑作の境界になっているようだ。

イベント盛り沢山

13:25頃、イベントが発生する。斜め前の母ザルが床にプラスチック容器を置き子ザルを抱えて「ニャオニャオ!」言っている。これは猫の鳴き声を真似しているのではない。「尿尿!」と言っているのだ。小便イベント発生だよ!座席の床で子ザルに小便をさせているのだ。ちなみに車両のトイレは空いています。

ここは道徳発祥の中国なので道徳上はここでトイレへ行くように注意しなければならないのですが、自分には母ザルを諭す中国語力はないし、外野の乗客に「小日本のくせに生意気だぞ!」「ここは中国だから中国人が何しようと自由だろ!ボケ!」と言われて袋叩きにされてしまいます。黙って静観するしかありません。

大人の事情で画像処理で、子ザルが床に小便するのかと思っていたら、床に置かれた容器に大きなコーヒー豆が・・・。小便でなくウンコでした。床に小便の光景は何度も経験しているが、床にウンコは初めてであった。母ザルは何事もなかったように子ザルの尻を拭いているが日本でやったら非難されるだろうし、アメリカなら児童虐待で刑事事件になってしまう。

母ザルはウンコ容器を紙で覆い何事もなかったかのように座席下へ追いやる。乗務員が定期的に車内清掃をするが乗務員も大変だ。ただでさえ床にゴミをポイ捨てされるのに、さらにウンコ地雷を仕掛けられるのだから・・・。地雷を踏んだら大変だ。いや、この場合は手袋越しで地雷を持つのかもしれない。

14:05頃、乗務員がホウキとチリトリを持って清掃を始めウンコ地雷を回収する。もちろん、ウンコ地雷とは知らずに回収していった。中身を知ったら激怒だろうな・・・。まあ、ウンコは回収されなくなった。今日も正常運転の中国だが孔子や孟子は泣いているだろうな。こちらもこんな中国を見せられて泣きたくなるわ!道徳の国「中国」はどこへいった?

16:15頃、平頂山西に到着してウンコの母ザルたちが下車する。これで平和になったかと思ったが、その考えは甘かった。新たに乗車してきた隣のガキが曲者であった。ガキが床に唾を吐くのだ。小学生ぐらいのガキなのに行動が完全に農民工のおっちゃんと同じだ。河南省が農民工供給地と知られているとはいえ、これはいくら何でもひどすぎる。子供の頃から床に唾を平気で吐くようになるとは・・・。

大人の事情で画像処理龍門石窟を過ぎて関林到着直前になり下車の準備をしていると近くのガキが通路にゲロを吐いた。周囲にゲロの臭いが立ち込めてきたのでデッキへ移動する。もちろんゲロは乗務員が掃除をします。ガキの親はゲロ掃除なんてしません!若手の乗務員が先輩乗務員の指示でゲロ掃除です。駅到着の忙しい時にゲロを吐かれるなんて気の毒としか言いようがありません。

関林(洛陽)到着

関林17:56頃、関林に到着。駅前にはボリタクが多数待機しており獲物を狙っている。

96路

53路ボリタクは無視して、ここから96路のバスに乗車して太康路龍門大道口東で下車して、100mほど歩いて龍門大道太康路口から53路のバスに乗り換えて、18:45頃、老集で下車して5分ほど歩く。

洛陽易家国際青年旅舎今回の宿は洛陽での定番ユースホステルの洛陽易家国際青年旅舎だ。駅近くの招待所とかの安宿にも突撃しろよと思っている人もいるかもしれないが、このユースホステルは立地条件、設備がそこそこよいの他を開拓する気が起きないのだ。何といってもネットが速いのが魅力だ。1泊35元(会員料金)の6人ドミトリーに6泊する。ユースホステルの会員カードが期限切れになっていたので50元で新しく作り直す。

ここで東北三省、北朝鮮国境への準備を整えるのだが、パスポートのオンライン登記で問題が発生する。何やら前回宿泊した時の情報が消えておらず登記ができないという。要するにチェックアウトの情報を入れ忘れて去年からずっと宿泊していることになっていたらしい。で、前回の宿泊情報を消して登記し直す。というか、半年以上も日本人が宿泊していて公安から問い合わせの連絡が来ないのか?

洛陽夜市19:30頃、夕飯食べに洛陽での行きつけのイスラム食堂へ行くが潰れて米粉屋に変わっていた。仕方がないので夜市を見物しながら別のイスラム食堂へ。

洛陽夜市夜市も色々とあるのだが、どうもボラれそうな気がするので利用したことがない。

牛肉烩麺もう1軒のイスラム食堂で牛肉烩麺(7元/約140円)を食べる。烩麺は河南省の麺料理で幅広麺になる。

ビールとか食後はスーパーマーケットの丹尼斯(Dennis)でサントリーのビール500ml(2.9元/約58円)と処分品のパン(3.5元/約70円)を購入する。ユースホステルへ戻りアマゾン中国でロンリープラネット山西、東北三省、内蒙古、蒙古の4冊を注文しておく。アマゾンだと新華書店で定価購入するより60元ぐらい安く買えた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.4元
宿泊費 210元 1泊35元(会員料金)×6
ユースホステル会員カード 50元
鉄道 53.5元 硬座 襄陽→関林
バス 2元 路線バス
ガイドブック 171元
合計 505.9元

ベトナム・中国陸路国境越え(モンカイ・東興)

ザーラムバスターミナル

07:15頃、ホステルをチェックアウトする。1泊5ドル×8泊で合計40ドルになるがドン払いかなと思っていたらドル払いOKであったのでドルで支払っておく。

今日はベトナム・ハノイから沿海部の国境モンカイから中国の東興へ陸路国境越えをする。通常ハノイから陸路で中国へ行く場合は旅行代理店で友誼関経由南寧行きのバスチケットを手配するのだが、今回は時間、手間、お金のかかるモンカイを目指す。07:45頃、1番バスに乗車してザーラムバスターミナルへ向かう。

ザーラムバスターミナル08:10頃、ザーラムバスターミナルに到着しモンカイ行きのチケットを購入するが、Lonely Planet Vietnam,Cambodia, Laos &Northern Thailandによればモンカイまでの運賃は260000ドンで所要時間は8時間だ。とりあえず窓口のおばちゃんに聞いてみるとモンカイ直通はなくハロン湾のあるバイチャイ(Bai Chay)で乗り継ぐようだ。まあ、とにかくモンカイ行きのチケットを購入する事にする。

500000ドン札を渡し釣り290000ドンであったので運賃は210000ドンである。なぜロンプラの情報より50000ドン安い?毎年インフレで物価上昇のベトナムなら運賃値上げのはずだが?

ハノイ→モンカイ

バス車内窓口にはすでに途中のハロン湾のバイチャイ(Bai Chay)行きのバスの運ちゃんが待機しており、運ちゃんに連れられボロバスに乗車。そして、チケット回収。半券もらえると思ったがもらえなかった。写真撮っておくの忘れた。てっきりヒュンダイあたりの大型バスかと思ったら中国の田舎を走っている中型バスと同じであった。

バス満員08:15頃、ハノイのザーラムバスターミナルを出発。客はあまり乗車しておらず渋滞の中をノロノロ運転で客を乗せながら走り満員になる。バスはボロバスでエアコンほとんど効かずに車内はサウナ状態で乗り心地は悪い。これだと8時間でモンカイに到着するだろうか?国境が閉まる前に到着してくれないと。

ハロン湾11:15頃、とうとうサウナ状態のボロバスのエアコンが機能しなくなり窓全開にする。入ってくるのは生暖かい風だがかなりマシになった。この頃、モンカイまで直線距離で約150kmの地点までやってきたが、運ちゃんの運転がかなり荒い。70km/hぐらいで爆走してトレーラーやトラックを次々と追い越すが対向車線のトラックと何度もぶつかりそうになる。そして、ハロン湾が見えてきた。

バイチャイバスターミナル12:15頃、ハロン湾のバイチャイ(Bai Chay)のバスターミナルに到着。ここで全員降りているので運ちゃんに聞いてみたら、運ちゃんは「MONG CAI OK!」と一言。そして、自分だけ車掌のおっちゃんに連れられてバスターミナル前の国道で通りすがりのHAI PHONG-MONG CAIと表示されたモンカイ行きのバスに乗せられる。

車掌のおっちゃんがモンカイ行きの車掌のおっちゃんに50000ドン渡していたので、これがハロン湾→モンカイの運賃のようだ。しかし、Lonely Planet Vietnam,Cambodia, Laos &Northern Thailandだとハロン湾からモンカイは90000ドンとあるのだが・・・。
なぜこれほど料金が違うのだ?謎だ!

モンカイ行きバスモンカイ行きのバスはちゃんとエアコンが効いており涼しい。モンカイまでは直線距離で約115kmだ。今日中に中国入国できるか?15:00頃、モンカイまで約60kmの地点で休憩となる。約3時間でハロン湾から50kmほど進んで、モンカイとの中間地点になるが進むペースが遅い。頻繁に乗客の乗り降りがあるのでスピードが出ないのだ。

モンカイ到着

モンカイバスターミナル16:50頃、ようやくモンカイに到着する。

モンカイ運賃時刻表バスの情報を確認するとハノイ行きは160000ドンとある。う~ん、ぼられたのか?でも、ディエンビエンフーとラオカイのバスは行きと帰りで運賃が違っていたという例もあるしな・・・。

モンカイ運賃時刻表まあ、とにかくバス情報を確認するが運賃時刻表が紙で貼りだされていたりするのでインフレで運賃変更が多く発生しているのかもしれない。

モンカイ運賃時刻表バスターミナルを出るとボリタクの運ちゃんたちが待ち構えているが通りに出てGPSを頼りに東へと歩く。モンカイの街は結構賑やかな感じであったが、イミグレーション周辺は空きテナントが多くゴーストタウン化している。

ベトナム・モンカイ出国

モンカイのイミグレーション17:20頃、ベトナム側モンカイのイミグレーションに到着。

モンカイ通行料5000ドン建物脇で通行料5000ドンを支払い出国手続きの列へ並ぶ。17:28頃、イミグレーションを出て中越友好橋を渡る。

中国・東興入国

東興口岸橋の中間線が国境で中国側へ入り時間も1時間早くなり北京時間になる。中国側イミグレーションの東興口岸へ入り入国カードを記入して入国カウンターに並ぶ。18:50頃、中国へ入国する。

東興のユースホステル

多米踏沙国際青年旅舍出口を出るとボリタクの運ちゃんたちが多数待機していたが、そのまま素通りして5分ほど歩いて、19:05頃、入口が分かり難いユースホステルの多米踏沙国際青年旅舍(多米踏沙国际青年旅舍/Dormi International Youth Hostel)に到着する。

多米踏沙国際青年旅舍とりあえず1泊で部屋は1泊34元(会員料金)の4人ドミトリーだが自分一人で貸切状態。しかし、部屋にはエアコンがなく扇風機しかない!冬は問題ないだろうが夏はヤバイ。おまけにネットにつながらなかった。Wi-Fiにはつながったがルーターから先につながらずネットが使えなかった。どうも失敗した感じがする。

肉絲伴麺19:30頃、夕飯を食べに出かける。肉絲伴麺(6元/約120円)を食べて、露天でライチ1.5kg(10元/約200円)を購入してユースホステルへ戻る。明日は南寧へ移動かな?

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 40ドル 1泊5ドル×8
合計 40ドル
項目 金額 備考
バス 7000ドン 路線バス
バス 210000ドン ハノイ(ザーラム)→モンカイ
合計 217000ドン
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 34元 会員料金
合計 50元

東興口岸

今日も朝から晴天で汗が吹き出るほど暑い。08:15頃、国境の東興口岸へ行く。すでに国境は開いておりベトナムへ出国する人たちで混雑している。入口では両替屋のおばちゃんたちも営業中だ。

東興口岸国境の開いている時間は北京時間08:00ー20:00なので結構長い時間開いているようだ。

清代の国境石碑口岸近くにある清代の国境の石碑と友好橋を見物して、08:50頃、東興関帝廟を見物する。

東興関帝廟

東興関帝廟鐘が2011年鋳造だったので新しく建てられた関帝廟のようだ。東興関帝廟の歴史は不明だが城隍もまつられているので城隍廟も兼ねているようだ。おそらく元々あった古い関帝廟を建て直したのだろう。

東興関帝廟規模は小さいが関羽、関平、周倉の像がある。

関羽像関羽像は春秋を読んでいるやつだ。

桃園の誓い壁画廟内の壁画には桃園結義とかがある。

両替屋ユースホステルへ戻る途中で東興口岸前の交差点にある両替屋に寄ってみる。おそらく東興口岸近くで正式な両替屋はここだけであとは無許可の両替屋のおばちゃんたちだろう。窓口の兄ちゃんは昼寝中だったがレートを聞いてみる。レートは100元→340000ドンということで、河口の両替屋とほぼ同じだ。ここのレートを基準におばちゃんたちと交渉というのもありだろう。

ユースホステルへ戻るが部屋の鍵が壊れて10分ぐらい格闘するが鍵が壊れており老板は鍵を壊して扉を開ける。今回は本当に失敗した感がある。

1路バス10:25頃、ユースホステルをチェックアウトして東興口岸前の交差点から1路のバスに乗車してバスターミナルの東興汽車客運站へ向かう。運賃は1.5元。東興の市街地は8年前と違い、マンションやビルが並んでおり、もの凄い発展ぶりだ。

東興→南寧

東興汽車客運站10:45頃、東興汽車客運站に到着する。

東興汽車客運站時刻表まずは東興から各地へのバス情報を確認する。

南寧行きチケット続いて、南寧行きのバスチケットを購入。発車時間は11:20、運賃は68元、南寧までは182km、南寧の江南客運站まで直通だ。南寧行きのバスは直通以外にも防城を経由するバスもあり、南寧の江南客運站以外のバスターミナル行きのバスもある。

南寧行きバス出発まで待合室で待機するが、発車時刻の11:20になってもバスが来ない。バスが遅れており11:40頃にバスが到着し乗車する。11:50頃、30分遅れでようやく発車する。

南寧到着

江南客運站15:50頃、南寧の江南客運站に到着する。ここから先はどこへ行くかはまだ決めていない。東興のユースホステルでネットが使えなかったので、何も決められていないのだ。

41路バスとりあえず路線バスの確認をすると41路のバスが南寧駅へ行くのが確認できた。

江南客運站時刻表続いて長距離バスの状況を確認する。

江南客運站時刻表

長寿の郷・巴馬へ

巴馬行きチケット16:30の巴馬行きのバスがまだあるので巴馬行きのチケットを購入する。
運賃は115元だ。巴馬は長寿の郷として有名で観光地として人気らしい。時間まで待合室で待つが発車時刻の16:30になってもバスがこない。

ワゴンそして、改札口でおっちゃんが巴馬行きの乗客を呼び始めた。ようやく出発のようだ。巴馬行きの乗客が集められるが、集まったのは自分を含め6人だけでワゴンに乗せられて安吉客運站へ移動する。巴馬行きは江南客運站からでなく安吉客運站から出るようだ。

安吉客運站時刻表17:10頃、安吉客運站に到着する。運ちゃん曰く18:00の巴馬行きのバスに乗車とのこと。ここで状況が理解できた。

安吉客運站時刻表16:30の巴馬行きの客が少ないので安吉客運站の巴馬行きに振り替えたということか。時間があるので安吉客運站のバス運賃時刻表を確認しておく。

巴馬行きのバス17:55頃、改札が始まり、18:05に巴馬行きのバスが発車する。今回のバスは中国のバスにしては設備が良くかなりランクが高い。しかも、珍しくミネラルウォーターが配られた。でも、乗車率は5割ぐらいで予想外に空いている。人気観光地でも夏は暑すぎてオフシーズンか?高速道路の広昆高速を北西へと爆走して、19:40頃にサービスエリアでトイレ休憩。雲南省のサービスエリアと違いトイレなどの設備はかなり劣る。百色から高速を降りて山道を走り、22:10頃、巴馬に到着する。

夜の巴馬に到着

巴馬チケット売り場は閉まっているがバスターミナルの巴馬汽車総站で下車。この時間でも他地域からのバスが到着しており、暗闇の中でボリタクの運ちゃんたちが獲物を狙って多数待機中。ボリタクを無視してバスターミナルを出て左(西)へと通りを歩く。高そうなホテルのネオンが多く、巴馬は意外と観光開発が進んでいる気配がする。

巴馬得哥国際青年旅舍

巴馬得哥国際青年旅舍GPSを頼りに歩いて、22:40頃、川沿いにあるユースホステルの巴馬得哥国際青年旅舍(巴马得哥国际青年旅舍/Bama Dege International Youth Hostel)に到着する。予約なしでもドミトリーは空いており1泊30元(会員料金)で3泊する。

巴馬得哥国際青年旅舍部屋は8人ドミトリーだと思っていたら2人部屋であった。宿泊客が少ないから、とりあえず2人部屋に入れておくということかな?設備はトイレ・シャワー付きだがエアコンの代わりに扇風機だよ。冬は問題ないだろうが夏はキツイな。夜も遅いので外へ出ずに寝ることにする。今日食べたのは飴だけだよ。明日はちゃんとご飯を食べよう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 90元 1泊30元(会員料金)×3
バス 1.5元 路線バス
バス 68元 東興→南寧
バス 115元 南寧→巴馬
合計 274.5元

桂林・陽朔旅行記~陽朔編

桂林到着、陽朔へ

yangshuo_0210735頃、桂林駅に到着する。

yangshuo_022時刻表だと0715着だったので、どうやら遅れて到着したようだ。桂林駅ではホームで日本の駅弁のように名物の米粉が販売されており停車している間に乗客が米粉を購入していた。

yangshuo_023桂林駅

yangshuo_024出口を出て桂林駅前で呼び込みをしていた陽朔行きのバスに乗車する。陽朔までの運賃は15元だ。

yangshuo_0250800頃に出発して途中で客を拾ったり降ろしたりしながら0930頃に陽朔に到着する。

陽朔花満楼国際青年旅舎

yangshuo_026陽朔のバスターミナルでバスを降りて桂林方向に3分ほど歩くと陽朔花満楼国際青年旅舎の看板を発見する。路地に入り陽朔花満楼国際青年旅舎に到着!6人ド ミトリーが空いており会員は1泊15元なので7泊することにする。

yangshuo_027そして、1階でネットをしていると日本人に遭遇する。最近このHPを見てメールをくれたSNUFKIN先生であった。桂林でノービザからビザ申請をして明日受け取ってそのまま鳳凰へ向かうそうだ。

夕方になると更にもう1人日本人バックパッ カーのN先生とも知り合う。N先生は世界一周の途中なのだが最近のビザ発給停止の煽りを喰らい香港でビザを取得できずにノービザで中国に滞在中であった。でも、香港でビザの個人申請が出来ることについてはどうも知らずに陽朔にまで来てしまったようだ。夕飯はSNUFKIN先生とN先生と共に食べに出かけた。

四川省で地震が起きたようだ

今日はネットをしている時に四川省で地震発生のニュースを知る。昨日、南昌で重慶行きの切符を購入していたら恐らく地震の影響を受けていただろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 105元 1泊15元×7
バス 15元 桂林→陽朔
合計 133元

陽朔は白人天国

yangshuo_0280700過ぎに起床してネットをしようと1階へ降りるとSNUFKIN先生が既に出発の準備を整えてネットをしていた。暫く話をするとSNUFKIN先生は桂林へ向けて出発していった。桂林でビザを受け取った後に桂林→懐化→鳳凰へと移動するようだ。昼頃に陽朔の街を散歩してみるが暑い・・・。5月でも既 に真夏の暑さだ。

yangshuo_029陽朔で白人が最も多い西街を見物してみるとあちこちで白人の旅行客がいる。噂には聞いていたが中国で数少ない白人天国になっていた。

漓江を眺める

yangshuo_030あまりの暑さで漓江の川辺で暫く休憩しながら漓江下りの船を見物する。

yangshuo_031漓江

yangshuo_032漓江下りの船が到着です。

夜の西街

夕方になりN先生と夕飯を食べに出かける。鶏蛋炒飯と小龍包を食べてN先生の土産物購入の為に西街へ向かう。中国の土産物屋はぼったくりなので、まずは候補の物を挙げながら一通り店を回る事にする。

最終的にはミサンガのような物を選び店の姉ちゃんに値段を聞くと45元との事で値切り交渉開始だ。始めは43元とか舐めた金額の下げ方だったのでこちらは希望金額を強気の10元で設定する。最終的には15元で購入することが出来てN先生も満足のようだ。でも、ここは中国だ。15元で売るという事はまだ利益があるという事だから原価は一体いくらだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.5元
合計 5.5元

揚堤へ行ってみる

yangshuo_0330630頃に起床してネットをしているとN先生が起きて出発の準備を始める。そして、昨日新たにやって来た白人さん2人も起きた。N先生は英語が話せるので白人さん2人と話をしている。自分は英語が全く分からないので特に会話の中に入ることもなく時が過ぎ、N先生が桂林へ向けて旅立っていった。今後はベトナムを目指すようだ。

1100頃、ユースホステルを出て陽朔汽車総站で揚堤行きのバスに乗車する。せっかく陽朔まで来たので周辺を見物してみる事にする。今日は揚堤、明日は興坪を見るつもりだが、この2ヶ所に何があるかは知らない。

yangshuo_034揚堤行きのバスは30分間隔で運行されており所要時間は約1時間半だ。途中で山水画に出てきそうな風景を眺めながら1240頃、揚堤に到着する。

yangshuo_035バスを降りると一目でよそ者と分かるので客引きのおばちゃんが声をかけてくるが無視して漓江の渡し場へ向かう。

yangshuo_036渡し場には欧米人旅行客が数人おり渡し舟で対岸へ渡っていく。対岸には遊歩道があり漓江に沿って徒歩と渡し舟で興坪まで行けるようだ。でも、入場料が16元もする。わざわざ10㎞以上歩くだけで船で漓江下りをする訳ではないのに何故金を取られるんだ?どうせ入場料は地元政府か役人の懐に入るのだし・・・。

yangshuo_037まあ、揚堤をちょっと見物して1310頃、 陽朔行きのバスに乗車して帰る。

中国の歯医者って

yangshuo_038バスで陽朔へ戻る途中で歯医者の様子に目が留まった。外から診察台が見えるというかもうほとんど青空歯医者だ。あれでは通行人から治療の様子が丸見えである。それに衛生上の問題はないのだろうか?恐るべし中国!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
バス 16元 陽朔⇔揚堤
合計 23元

興坪

yangshuo_0391000頃、ユースホステルを出て陽朔汽車総站で興坪行きのバスに乗車する。興坪行きのバスは15分間隔の運行なのであまり待たずに出発する。

yangshuo_0401100過ぎに興坪に到着する。バスを降りるとまずは客引きのおばちゃんたちが待ち構えているので無視して通りを歩いていく。興坪は田舎だが欧米人も訪れているので土産物屋がそこそこあり英語の看板もある。

yangshuo_041埠頭の興坪渡口に到着すると目の前の漓江を漓江下りの船が次々と通過していく。

yangshuo_042漓江下りの船が次々と通過していきます。

yangshuo_043金持ちは船から桂林の絶景を十分楽しんでいることだろう。貧乏人の自分は埠頭から景色を楽しむので十分である。

yangshuo_0441140頃、埠頭を離れ近くの山に登り始める。山の上に友好亭という展望台があるようだ。

yangshuo_045山水画の世界が広がっています。

yangshuo_0461230頃、友好亭に到着する。ここからの眺めもなかなかの物だが体力の消耗が激しすぎて暫く休むことにする。

yangshuo_0471300頃、埠頭に戻り興坪の古い街並みを見ながらバス乗り場へ戻る。

yangshuo_048興坪

yangshuo_049興坪

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 11元 陽朔⇔興坪
合計 22元

今日は天気が悪い

今日は朝から曇りで時々雨が降っている。曇りと言っても陽朔は南国なので蒸し暑くて汗が吹き出る。陽朔では特に見て周るところは既にないのでのんびり過ごすことにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
合計 9元

陽朔から移動すべきか?

そろそろ陽朔に飽きてきたのだがビザの期限や次にどこへ行くかなどを考えると桂林や陽朔は非常に中途半端な位置にある。当初の計画通り今から重慶方面へ乗り鉄しに行っても四川大地震から日数も経っていないので行かない方が良さそうだ。それに桂林からは重慶方面への非空調列車が無いので安い切符が無いし、重慶は成都方面への救援物資を積んだ貨物列車や軍の列車が増発されている筈なのでダイヤに遅れが出ている可能性が高い。

かといって、また中越国境の東興へ行ってベトナムを散歩してもつまらないし・・・。動くに動けない状況に陥っている。幸い宿代が安いから何とかなっているが代わりに陽朔は物価が高い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
合計 9元

今日は雨

朝から雨が降っており、これでは外に出られない。部屋に籠るしかなさそうだ。幸い部屋には自分1人だけしかおらず昨日のうちに欧米人たちは出て行って貸し切り状態になっている。午後になり欧米人の姉ちゃん3人が新たにやって来た。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
合計 7元

PCの再セットアップ

今日は雨が止んで曇りの天気だが外には出ずにPCの再セットアップに取り掛かる。今回はOSの再インストールだけではなくパーテーションも変更をするので南昌で購入したDVD-RWにデータをバックアップしなければならないのだが作業を開始してすぐに問題が発生した。DVD-RWに書き込めないのだ。

それも1枚でなく10枚全てだ。やはりSONY製のメディアといっても偽物だったのか?色々試してみたところ4倍速だと書き込めず、2倍速だと書き込めることが分かった。こうして1日がかりでデータをバックアップして夜を迎えた。作業は1日では終わらなかった。

中国人は電力の無駄遣いが得意

今日は新たに中国人の男Aがやって来たのだがこいつがまた曲者で昼間は曇りでそれほど暑くなかったのに夜になり暑いとかほざいてエアコンを稼動させたのだが何故か窓は開けっ放しだ。今まで何度も似たような状況に遭遇しているが、どうして中国人は電力の浪費をするのだろうか?まあ、はっきりいってAにはでんこちゃんに鉄拳制裁を加えてもらいたいぐらいだ。

もちろん、このままAによる電力の浪費を放置する訳には行かない。電力節約、資源節約、二酸化炭素削減の為、Aに対してエアコンを止めることを要求してやった。Aは嫌がっていたがとどめに網戸を開けて「窓が開いているぞ!どうしてエアコンを動かすんだ?」と強めの口調で言ってやったらようやくエアコンを止めた。こうして地球温暖化防止に貢献することができた。それにしても中国は削減義務は無いが京都議定書に批准しているのだから人民もしっかりと地球温暖化防止を考えてほしいものだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 60元
合計 70元

PCの再セットアップで思わぬミス

2日目になったPC再セットアップだがバックアップを終えてパーテーションを変更してOSを再インストール、バックアップデータをHDDに戻したのだが、ここで重大なミスが発覚する。今まで集めていた使えそうなソフト、ドライバをバックアップするのを忘れていたのだ。おかげで新たにソフトをDLする必要が発生してしまう。結局夜になっても作業は終わらなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
合計 4元

とりあえずPCのセットアップ完了

yangshuo_050一昨日からのPCのセットアップがようやく完了して今日はのんびり過ごす。夕方にバナナを1kg2元で購入する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
合計 6元

今後の予定を練ってみた

陽朔に2週間近く滞在しているので明日は桂林へ移動して香港へ向かう準備をするのだが、実は陽朔汽車站から陽朔→広州の寝台バスが毎日1本運行されており桂林へ出て鉄道で広州へ向かうより距離も短く運賃も安い。でも自分は鉄なので鉄道で移動だ。で、陽朔にはあと一週間いるつもりだったが暇なので予定を前倒 しして行動することにした。来月は東北三省を乗り鉄で巡るのだが今日は時刻表を検索しながら経路をしっかりと調べた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
合計 7元

桂林に移動する

yangshuo_0510930頃、ユースホステルをチェックアウトして陽朔汽車站から桂林行きのバスに乗車する。とりあえず今日は桂林への移動に留めておく。

yangshuo_052そのまま広州や深圳行きの 切符を買って今日のうちに移動しても良いのだが、桂林駅前にある桂林花満楼国際青年旅舎に試しに宿泊しておく。せっかく桂林にもユースホステルがあるのだからどんな物か調査しておこうという訳だ。

バスには白人さんが3人乗車しておりカキ氷を食べている。中国で氷は危ないような気がするのだが・・・。特にA型肝炎が・・・。1100頃、桂林汽車客運站に到着する。速やかに駅前に移動して桂林花満楼国際青年旅舎を探す。

桂林花満楼国際青年旅舎

yangshuo_053駅前に桂林花満楼国際青年旅舎があるという話だったのだが看板がちょっと分かり難かったがすぐに到着する。桂林駅の正面で徒歩3分圏内という好立地条件な のだが実は人民たちのアパートの中にあった。

yangshuo_054人民の生活観が漂う中にあるユースホステルなのだが白人率は高めのようだ。4人ドミトリーはかなり狭いが元がアパートだから仕方ないだろう。部屋に荷物を置いて桂林駅へ切符を買いに行く。

yangshuo_055桂林駅はそこそこ混雑しており30分ほど並んであと少しで自分の番が来るという所で窓口のおばちゃんが昼休憩に入り窓口が閉まってしまう。並んでいた人民たちが文句を言っていたが仕方が無いので別の窓口へ並ぶ。

更に20分ほど並んでいるとお約束の割り込みをする人民Aとその仲間たちが登場する。しかし、窓口のおばちゃんはかなりの猛者のようで人民Aたちに並ぶように注意するだけでなく、かなりの挑発的な態度で人民Aたちをとっちめている。

そして、人民Aたちが自分が並んでいる窓口にやってきたがここでは窓口の兄ちゃんが注意する前に並んでいた人民たちがぶち切れた。爺さんが斬込隊長になって注意というか怒り始めたら周りの人民が加勢して人民Aたちを追い出そうとしている。人民Aたちも反撃するが結局は爺さんたちに追い出されて割り込みはできなかった。こうして、ちゃんと並んでいた文明人の人民たちは切符を買い自分も切符を購入することができた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 35元
鉄道 116元 硬座 桂林→広州
バス 15元 陽朔→桂林
合計 173元

広西チワン族自治区旅行記~東興

N720次、硬座で北海→欽州

guangxi05006:40過ぎに起床するが外は雨が降っており寒い。いつもなら雨の日は大人しくしているのだが1日でも早く当面の目的地であるミャンマー国境まで行くために今日も強行軍での移動だ。久しぶりにテレビでニュースを見ながら出発準備を整える。08:45頃、宿を出て2路のバスで北海駅へ向かう。

guangxi051北海駅に到着して入口の手荷物検査を受けるのだが北海駅にはX線検査の機械が導入されておらず係員に見せてから待合室へ入る。

guangxi052既に改札が始まっており列に並び順番を待つが前方に白人2人を発見する。こんな所にまで白人がいるとはちょっと驚きだ。改札を通り列車に乗車するが車両が珍しく25DTだった。

guangxi053荷物を車内に置いて発車までの間ホームに降りて撮影を開始する。車両は貴重な25DTの編成。

guangxi054撮影をしていると何と「青年文明号」のプレートが付いているのを発見する。「青年文明号」ということは設備、乗務員の勤務態度が優秀ということらしいのでちょっと楽しみだ。

guangxi055乗客も唾を吐かずに文明人のようだ。

guangxi05609:32になり定刻どおり発車して10:50に欽州到着。時刻表どおりの運行で欽州に到着した。

guangxi057さて、欽州に到着したのは良いのだが今日の目的地は防城港なので15:54発の7321次で防城港まで行ってもよいのだが駅で約5時間待つことになる。

バスで欽州→防城港

guangxi0585時間駅で待っていようと思ったら11:00~14:30まで待合室が閉鎖になっていたのでバスターミナルを探してみることにする。もしバスターミナルに辿り着けたらバスで防城港へ行き南寧へ行く際に鉄道に乗ることにする。とりあえず駅前の通りを歩いていくと路線バスが走っているのを見つける。

guangxi059バス停を探して確認していくと2ヶ所目のバス停でバスターミナル行きの路線バスを発見する。38路のバスに乗車して11:20頃、汽車総站に到着する。

guangxi060初めて訪れた町なのに意外にも簡単に欽州汽車総站に辿り着いてしまった。

guangxi061バスの運行状況を確認して防城港行きの切符を購入してバスに乗車する。

guangxi062バスはこれ!

guangxi063バスは12:10発なのでまだ時間があるのでちょっとバスターミナルを見物する。

guangxi06412:15頃、ちょっと遅れてバスが発車する。高速を走り1315頃、防城港の港口汽車站に到着する。

中国聯通で掌中寛帯を申し込む

guangxi0651路のバスで防城港駅へ行くが予想通り宿が一軒も無く駅から徒歩15分ほどの所にある港珠旅館に1泊することにする。明日はベトナムとの国境の町である東興を再調査するので今のうちに中国聯通の掌中寛帯を申し込みに行くことにする。

中国聯通防城港分公司にやってきたが人気が感じられない。携帯の店といったら結構賑わっている筈なのだが田舎なのか静まり返っている。ちょっとここはやめておいて港口汽車站の周辺が坊城港で一番賑わっていそうなのでそこの中国聯通の店に入る。

掌中寛帯に加入したいことを店員の姉ちゃんに伝えるが自分のインチキ中国語ではうまく伝わらなかったが店員の姉ちゃんが目の前に外人がいることに気付いて英語で話しかけてきたが「听不懂英语(英語分かりません)」と答えると何人か聞いてくるので「日本人」と答えると店員の姉ちゃんたちはやたらと驚いていた。まあ、観光地でもない所に日本人が現れたら驚くのも無理はないだろう。

しかし、客になる確率が高そうな日本人がいるのですぐにパンフレッ トをもって来てくれた。こちらの欲しいプランを伝えると生憎売り切れで他のプランを勧めてくるが他のは条件に合わないことを伝えるとどこかに確認の電話をしている。しばらくすると「身分証は持ってる?」と聞いてくるので「持ってる」と伝えると中国聯通の防城港分公司で手続きが出来るので住所を書いてもらったメモを持ってそちらへ向かうがここは先ほど通り過ぎた所だ。

静まり返っていると言ってもやはり分公司では色々と融通が利くようだ。中国聯通防城港分公司に到着して入ると係の兄ちゃんが待っていてくれた。すぐに手続き開始で料金の支払いとパスポートのコピーをとり15分ぐらい待つとSIMカードが出来上がった。

今回のプランは1年契約で中国全土で900時間までデータ通信ができるという奴だ。今回の契約で販売店よりも直接分公司へ赴いた方が色々融通が利くということを学んだ。でも、パスポートのコピーをとられたのは初めてだ。前回、上海で契約した時は本人確認は一切無かった。やはり犯罪に利用されるので本人確認をするようになったのだろうか?

そして、南京で突然使えなくなっていた通信カードは壊れておらず、上海で契約した年間プランが期限を約20日ほど残して何故か使えなくなっていたことが判明!中国は契約期間も差不多(大した違いは無い)ということか?

防城港駅へ行くと

guangxi066防城港駅

guangxi06716:30頃、防城港駅を訪れる。明後日の防城港→南寧と南寧→昆明の切符を買おうとしたが係員に「南寧行きは停運(運行中止)になったよ」と言われる。 そんな通知は知らないというか目の前でちょうど通知を貼っているところだった。やられた!明日から停運になるのなら欽州から防城港まで乗っておくべきだっ た。何時再会になるかも分からないし・・・。鉄としての大きな過ちを犯してしまった。

こうなると明日は東興を調査してそのまま南寧へ行き、昆明行きの 2637次に乗車するのが良さそうだ。気を取り直して明日の昆明行きの切符を購入するが何故か切符は既に発券済みになっていた。しかも、1枚ではなく10 枚以上のまとまった枚数だが一体どういうことなのだろうか?まあ、春節期間中に翌日の切符を購入できたのでどうでもいいか。でも、せっかく防城港駅まで来たのに・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 25元
鉄道 99元 硬座 南寧→昆明
バス 3元 路線バス
バス 17元 欽州→防城港
発券手数料 5元
SIMカード 1200元 データ通信1年契約
合計 1374元

防城港→東興、東興口岸へ

guangxi06806:30過ぎに起床して出発準備を整え07:20頃に宿を出る。強風で寒さが一段と増す中で港口汽車站で東興行きの切符を買い08:00発のバスを待つ。08:00前にバスに乗車して東興へ向け出発するが乗車率は4割ぐらいと少ない。途中で乗客を乗せることも無く08:45頃、東興汽車站に到着する。

guangxi069バスを降りるとイミグレの東興口岸まで行くミニバスのおばちゃんが声をかけてきたのでいくらか聞くと5元とか舐めた事を言うので無視して徒歩で東興口岸へ向かう。恐らく外国人バックパッカーを狙ってぼったくろうとしているのだろう。因みにぼったくりミニバスを利用しない場合は1路のバスで東興口岸へ行ける。運賃は1元だ。

guangxi070自分は1度訪れているのでバスターミナルを出て西へ歩いて行く。まあ、初めての人でも道路標識があるので見落とさなければ徒歩でも十分国境のイミグレーションまで行ける。西へ歩き途中で南へ向かい09:15頃、東興口岸に到着する。

東興口岸でベトナムへ渡るか迷う

guangxi071東興口岸に到着したが去年訪れた時とちょっと変わっているような気がする。出境ゲートが移転しており周辺が綺麗に整備されている。

guangxi072そして、東興口岸の前には清の光緒16年に建立された石碑がある。そう、この場所が清と越南の国境であることを示す石碑だ。清代から現在まで国境が変わらずあるので何か歴史を感じさせられる。

guangxi073そして、目の前を流れる川が国境線となっており対岸がベトナムだ。ほんの数十m先がベトナムでそれほど緊張感も無く目の前の船で対岸へ渡れそうな雰囲気だ。

guangxi074新しくなった出境ゲートへ行くと入口に武警がおりさすがに撮影は出来ないような雰囲気だ。

guangxi075さて、ここでこのままベトナムへ渡るか非常に迷う。ベトナムに入国するだけなら何ら問題はないのだが中国へ入国する場合が問題だ。

guangxi076何故なら自分が持っているビザはLビザの3ヶ月ダブルだからだ。雲南省の河口→ベトナム・ラオカイや磨憨→ラオス・ボーテンへももう一度行きたいが東興でLビザを使ってこの後ベトナムやラオスへ行くとノービザになってしまい15日以内の滞在で4月まで滞在できないのだ。

このビザの問題で出境ゲート前でうろうろしながら考える。こんな行動をするので武警の視線は完全にこちらに集中している。 さすがにやばいと思い今回は諦めて東興汽車站へ戻ることにする。

やっぱりベトナムへ行く

guangxi077東興口岸は0800-2000まで通行可能です。

東興汽車站へ戻る途中であることに気付いた。ベトナムへ入国して中国へ再入国する際にLビザを使わずにノービザで入国すれば雲南省からベトナム、ラオスへ行き最後に再入国する際にLビザを使えば4月上旬まで滞在できるのではないかと思った。しかし、「今回はノービザで!」ということは出来るのだろうか?うーん、試す価値はありそうだ。

guangxi07809:50頃、再び東興口岸を訪れ出境ゲートへと進む。入口には通関時間が表示されており、すぐ近くに武警がいるが撮影をする。幸い時間表示の撮影だけは何も言われずに済み中へ入ると入場券売場とゲートがある。まだしっかり入場料10元を徴収しているようだ。

guangxi079国境を越えるの に通行料を搾り取ろうとする魂胆にちょっと腹が立った。ここも撮影をするのだが係員に滅茶苦茶怒られてしまう。出入国審査をする場所でなくても建物内は撮影厳禁のようだった。まあ、カメラ没収とかは無かったので助かった。

guangxi08009:57頃、中国を出国して0958に国境線を越えベトナムへ渡る。これが国境線!右が中国、左がベトナムです。

guangxi08110:00にベトナムのイミグレに入り書類に必要事項を記入するがベトナム語と英語が分からないので電子辞書を引きながら記入していく。10:15頃、何とかベトナムに入国する。さてベトナムに入国したがちょっと周辺の様子を見てすぐに中国へ戻ることにする。

guangxi082この旅行記を読んでいる方の中には「せっかくベトナムに来たのだから1泊ぐらいしろっ!」という方もいるかもしれないが生憎自分はベトナム語と英語が出来ないので散歩程度終わってしまう。

しかも、今回はイミグレ近くの入場券売場(通行料徴収場所)を越えずにイミグレに入ったのでイミグレの姉ちゃんに「入場券買ったか?」と聞かれたので「買ってない」「さっき中国から来てもう戻る」「外には出ていない」とか言ったら通してくれた。ベトナム出国はあっさり手続き完了で中国へ戻る。今回のベトナム滞在は約5分だった。

係官に説明したらノービザで入国できた

さて、ここからが問題の中国再入国だ。入国カードに必要事項を記入して、ビザ欄は空白のままで窓口の列に並ぶ。

自分の番がきて係官にビザを見せて 「自分はビザを持っているのですが明後日に友誼関からベトナムへ行くので今回はビザを使わない事は出来ますか?」と聞いたら係官は「ビザがある場合は駄目ですよ」と言うので粘って「日本人は15日以内はノービザで入国可能な筈ですが?」と聞いたら、係官が「じゃあ、課長に聞いてみるからちょっと待って!」 となり電話で課長と相談してくれて結果は「許可が下りたから今回はノービザでの入国になります。

もし、滞在が15日を超える場合は公安局でビザの切り替え手続きをしてください」と説明を受けてLビザを使わずにノービザでの入国が出来た。これで河口→ベトナム・ラオカイや磨憨→ラオス・ボーテンの国境越えも出来そうだ。但し、現場責任者の気分しだいで今回のようなことが出来るかは?だ。

そして、税関を通過する際に荷物のX線検査を受けたのだが係官にノートPCが目に留まったようで起動するように言われる。起動して何をするかと思ったらちょっといじった後はJPGファイルだけを検索している。

どうやら、 P2Pソフトで落としたあ~んな同人誌やこ~んな同人誌の画像があった場合は無事では済まないようだ。もちろん、エロゲーをインストールしたまま入国するのも危険かもしれない。まあ、幸いノートPCには係官の目に留まるものは無かったので無罪放免となった。

guangxi083東興口岸。中国に戻ってきました。

guangxi084東興口岸の入場券

guangxi086東興口岸の入場券

東興→防城

guangxi08711:10頃、東興汽車站に戻り防城行きのバスに乗車する。東興を出て11:44に東興横江公安検査站で武警の検問を受けるが特に何も無く無事通過する。

guangxi088東興→防城のバスの切符

guangxi08912:30頃、防城車站に到着する。

guangxi090防城車站のバスの運行状況を確認して南寧行きのバスに乗車し13:00頃、防城車站を出発する。

guangxi091高速を走り14:40頃、埌東汽車站に到着する。

guangxi092埌東汽車站のバスの状況を確認して15:05頃、213路のバスで南寧駅へ向かう。

2637次、硬座で南寧→昆明

guangxi0932637次は16:20発なのだが発車14分前の16:06に南寧駅へ到着する。

guangxi094幸い改札はまだ閉まっておらず何とか乗車するが通路が荷物で塞がれており行く手を阻んでいる。

guangxi095この時に春節の混雑に遭遇したことに気付いた。

guangxi096荷物を踏み越え乗客を掻き分けて自分の座席に辿り着くがおっさんが座っていたので切符を見せて追い出すが周囲の無座の乗客にはこの光景が受けたらしく笑いを誘う。恐らく笑っていた無座の乗客は「無座なのにお前だけ座ってんじゃねえ!」とかいう心理状態だったのだろうか?席には座れたが荷物は床に置く事になってしまった。

guangxi09716:20に定刻どおり発車するがこの混雑状況から昨日、防城港駅で硬座の切符が買えたのは奇跡に近い。

車内で夫婦喧嘩発生!乗警が出動!

guangxi09820:00頃、車両後方でから女性の怒鳴り声が聞こえてくる。乗客たちが一斉に見物をし始めるので何かと思えば喧嘩のようだ。乗客のほとんどが野次馬と化して煽ったりして何やら面白い状況になっている。暫くすると乗務員と乗警がやって来て喧嘩の仲裁に入ったが収まる気配が無い。

guangxi099そして、周りから「夫妻」と いう言葉が聞こえてきたのでこの喧嘩が夫婦喧嘩ということが分かった。車内であれだけ凄い夫婦喧嘩に遭遇することは滅多に無いだろう。だけど奥さんの怒鳴り声しか聞こえなかったので旦那の方がどうなっているかはよく分からない。乗警の仲裁が続くがここでの説得が無理と判断したようで夫婦を別の車両へ連行していった。野次馬が煽ったりするのでこれ以上こじれないようにするための措置なのだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
バス 2元 路線バス
バス 9元 防城港→東興
バス 10元 東興→防城
バス 30元 防城→南寧
東興口岸 10元
合計 76元

広西チワン族自治区旅行記~北海

海口巴納納青年旅舎を離れる

朝起きたら香港人のおっちゃんが「海口ではどこも行かないのか?」とか聞いてくるので「そうだ」といい加減に答えておく。「撮り鉄に行ってきた」と答えても理解してくれないだろうし・・・。この香港人のおっちゃんはほとんど英語で話しかけてくるので分かる単語(GoodMorningぐらい)があっても分からないふりをして無視をしている。但し、中国語(普通話)で話しかけてきた時は答えてあげている。

ここのドミには4泊したが最初に2泊は白人さんしかいなかったが後の2泊は香港人1名、中国人3名、そして、珍しいことにアゼルバイジャン人1名が宿泊しており、中国人1名はチャリダーで上海から三亜への旅の途中だった。昼頃に海口巴納納青年旅舎をチェックアウトして新港へ向かう。

北海行きフェリーが移転していた

guangxi001新港に到着して北海行きの乗船券を買おうとしたら窓口が閉鎖されていた。

guangxi002閉鎖された窓口には「北海への航路は秀英港(海口港)に移転しました」と案内がある。3日前にはこんな案内は無かったのだが移転してしまったのでは仕方が無いので秀英港へ向かう。

フェリーで海口→北海

guangxi00313:40頃、秀英港に到着するとバスの客引きたちのしつこく寄ってくる。久しぶりに腹が立つほどしつこい客引きだったのでひたすら無視して乗船券売場へ向かう。

guangxi0041番安い90元の散席の乗船券を購入して待合室で時間を待つ。フェリーは18:00出港なので4時間ほど待つことになるが、16:45頃に北海行 きの乗客をバスに案内する放送が流れたのでバスに乗り込みフェリーまで移動して専用の待合室で改札を待つ。

guangxi005待合室は団体客が多い

guangxi006改札が始まりまずは北部湾1号の乗客から乗船する。

guangxi007北海行きのフェリーは1日2便運行されており同時刻に出港している。実際には30分くらいの時間差で出港していたが・・・。

guangxi008乗船して席はどこか乗務員に聞いてみると、何と甲板にある椅子が座席だった。船内ではなく外の甲板が席だった・・・。一応は屋根があるのだが外にいるのと同じ状況なのだ。

しかも、今日の天気は霧雨というか小雨で肌寒い。夏なら問題ないがこの天気で約11時間も外にいろというのは酷すぎる。金の無い乗客を人間扱いしていない。こんな状況なので散席の乗客は次々と4等船室に変更して船内へ非難していく。自分はこんな扱いを受けて更に金を払おうとは思わず、気合で乗り切ることを決心する。

18:00を過ぎるのだが船はまだ出港しない。19:20頃に海口を出港する。すでに寒くて震えているのだが、甲板の座席では乗客たちがカップラーメンを食べたりトランプをしていたりするが夜も遅くなってくると皆船室へ戻って、甲板には自分と乗客がもう1人いるだけになった。寒くて眠れん!

両替
JTBグローバルキャッシュ(中国建設銀行で引き出す) 2000元=30959円 1元=15.4795円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 2元 路線バス
フェリー 90元 海口→北海
合計 105元

北海到着

guangxi009寒さで震えながら一睡も出来ずに06:40頃、北海国際客運港に到着するが北海も小雨が降り寒い。

guangxi010北海からは潿洲島へフェリーで移動なのだが乗船券売場はまだ閉まっている。というよりも、まだ夜も明けていない。

guangxi011このまま、07:30まで乗船券売場が開くのを待つことになる。

フェリーで北海→潿洲島

guangxi01208:00頃、フェリーの改札が始まり乗船する。

guangxi013乗船券を購入した時は窓口にほとんど人はいなかったのだが次々と乗客が乗船してくる。潿洲島は中国人の間では有名なリゾート地らしいということは知っていたが、これだと本当にリゾート地なのかもしれない。

guangxi01408:30に北海を出港して潿洲島へ向かう。船内ではやることも無いので一眠りして10:50頃、潿洲島に到着する。

guangxi015船を降りていよいよ潿洲島に上陸するのだが、事前に入手したリゾート地という情報とは大分雰囲気が違い田舎の漁港が目の前に存在している。でも、団体の観光客もいるので観光地ということは確かなようだ。

guangxi016これが乗船した船の飛跃168。

潿洲島は島自体が国家地質公園だった

guangxi017桟橋を出ると目の前に售票处の文字が見える。潿洲島は島に入るだけで金を巻き上げるようだ。

guangxi018まあ、ここまで来たので50元の入場券、いや入島券を購入するが售票处の姉ちゃんに「高いよ!」と一言言って嫌な観光客になってみる。

guangxi019で、入島券は当日限りの有効なのだが数日滞在の観光客は別で有効期限を記入された証明書を渡されるので一緒に持ち歩いていれば問題ない。で、入島券をよく見ると潿洲島国家地質公園と表示されている。他にも中国最大で最も新しい火山 島、中国最美的十大海島之一とかある。どうやら島全体が国家地質公園になっているので上陸してすぐに金を巻き上げられたのだ。

猪仔吧を拠点にする

さて、潿洲島での拠点は猪仔吧なのだが田舎なので設備はそれなりだ。しかも、ドミトリーはプレハブだったりする。照明暗いし、コンセント1箇所しかないし・・・。国際青年旅舎に加盟申請しているようだがこの設備では駄目だろ!

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 140元 1泊20元×7
フェリー 80元 北海→潿洲島
潿洲島 50元
合計 270元

鰐魚火山公園

guangxi02011:00頃、島の南西にある鰐魚火山公園へ行く。潿洲島は火山島なので海岸には溶岩が流れた跡が残っている。清の嘉慶年間の大砲も残っていた。

guangxi021鰐魚火山公園

guangxi022鰐魚火山公園

guangxi023鰐魚火山公園は観光客がそこそこおり土産物屋があるが売れているようには見えない。ここで試しにバナナの値段を聞いてみると一房で2元だったが見栄えの悪いのは1元だったので昼食に購入する。

guangxi024公園内では地元民が果物を売っていたりする。

guangxi025バナナはこの島の特産品

石螺口海灘

guangxi026昼頃に鰐魚火山公園近くの石螺口海灘へ行く。石螺口海灘は簡単に言えば砂浜だが、さすがに三亜ほど暖かくないので今の時期は泳ぐことは出来ない。砂浜には 漁船が停泊しており海水浴客が訪れる場所というより田舎の漁村の風景が広がっていた。土産物屋も数件あるが閑古鳥が鳴いていた。

guangxi027漁船

guangxi028漁船がかなり停泊している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
合計 7元

天主堂

guangxi02910:30頃、天主堂を訪れる。天主堂は1853年に潿洲島へフランス人宣教師が布教に訪れ1863年に完成した教会だ。現在島に残る数少ない西洋建築に建物である。

guangxi030天主堂

guangxi031天主堂

guangxi032天主堂

guangxi033マリア像

guangxi0341938年に旧日本軍が潿洲島を占領した際は天主堂が避難場所となっている。天主堂は潿洲島の主要観光地であり訪れた際は団体客がバスで訪れておりかなり賑わっていた。

guangxi035天主堂の前には土産物屋があり地元民にとって貴重な現金収入の場となっているようだ。ここでバナナが1房1元だったので4元分購入する。潿洲島のバナナは少し小さめだがちゃんと熟した奴は甘くて日本で食べるバナナより美味い。

guangxi036土産物も貝などを使ったアクセサリーから海産物、農産物まで色々とある。

guangxi037中にはこの島とは関係ない品まで売られている。扇とか・・・。

観光地だが信号、ATMが無い潿洲島

潿洲島に来て3日目だがある程度はこの島の事が分かってきた。潿洲島は人口12000人ほどで農業、漁業、観光で成り立っている。特産品はバナナなどの農産物、平均年収は約2000元、島にある金融機関は中国農村信用社のみでATMは無い。ついでに信号機の無い島である。平均年収が約2000元という点からかなりの田舎ということが伺える。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
合計 4元

潿洲島に飽きてきた

1週間滞在する潿洲島に飽きてきてしまった。ここで春節を迎えるつもりだったが見たい所も無くなってしまい他にこのド田舎で何も無い。25日までは滞在するがその後は広西チワン族自治区と雲南省の温かい地方を旅してみよう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

バナナ以外は物価が高い

やはりというか当然というか潿洲島は観光地で離島なので物価が高い。特産のバナナは安くて美味しいのだがさすがに毎日バナナでは飽きてくる。かと言って魚は高いようだしこれからどうするか悩みどころだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費
宿泊費 7元
合計 7元

やる気無し

やる気無くて沈没。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
合計 12元

目的地をミャンマー国境に定める

潿洲島を明日去るのだが今後の計画を練ってみた。1月中はベトナムとの国境の町である東興などを調査して雲南省昆明へ移動、その後は雲南省南部のベトナム 国境の河口、ラオス国境の勐腊、景洪などを調査してミャンマー国境の瑞麗へ移動するのだが春節の期間中の移動なので無事に移動できるかが分からない。まあ、やるしかないだろう!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
合計 12元

フェリーの切符を買いに行く

guangxi038今日は潿洲島を離れるので08:00頃、埠頭の切符売場へ行ってみるとまだ閉まっていたが運航情報が出ており11:00と18:30に出港のようだ。

guangxi039今日は2便の運航のようだ。

guangxi04009:30に再び訪れると切符売場が開いているので購入しようと窓口へ行くと誰も並んでいない・・・。とりあえず人民達の後ろで待つが端末は1台でなかなか順番は回ってこない。あまりに遅いので係員と人民が口論になったりしているが並んでいない人民が因縁つけるのも筋が通るのかも疑問だ。並ばずに猿のように群がる人民達。文明人はいないようだ。

途中からは乗船券の発券が出来なくなり番号の書かれた予約券を発行して乗船してから精算する形式に変わってしまった。30分ほど待ってようやく予約券を受け取る。

フェリーで潿洲島→北海

guangxi04110:40頃、猪仔吧を出るが精算時に保証金60元が返ってくるはずが更に10元請求されて文句を言うことになる。老板娘曰く「泊まったのは1泊30元の ドミ」ということだが「1泊20元だろ」と言ったらあっさり保証金の60元が戻ってきた。埠頭へ歩いて向かうが乗船する船は北部湾2号で海口→北海で乗船した北部湾1号と同型船なので見ればどの船かすぐ分かるが見当たらない。

guangxi042切符売場で聞くと東の海軍碼頭へ行くように言われ海軍碼頭へ行くと船はまだ未到着で客で溢れていた。どうやら船が遅れているようで出港時間も当然遅れることになる。

guangxi04311:20頃、船が到着してようやく乗船するが船内には既に精算しようとする人民が我先にと並ばずに係員を取り囲んでいる。公安が並ぶことを知らない人民たちを並ばせようやく秩序が保たれるようになる。昼頃に出港するが清算をする人民の列はまだ続いている。列が少なくなってきた頃、自分も並んで精算を済ませ船室で北海到着まで休息をとる。

guangxi04414:50頃、北海国際客運港に到着するが雨が降っており亜熱帯気候に属する地域とは思えないほどの寒さだ。どうやら寒さと雨の中での移動になりそうだ。

北海和信客運中心、北海汽車総站

guangxi045北海国際客運港から3路のバスで客運中心まで移動するのだがバスがオンボロなので雨漏りをしてる。こんなバスでも運賃が2元もする。さすが中国!客を客と 思わず家畜扱いだ。

guangxi046客運中心で下車して他の路線バスを確認すると7路と8路が客運中心と汽車総站を結び、2路が客運中心と北海駅を結んでいる。

guangxi0472路の経路。

guangxi048路線バスを確認したので次は客運中心の長距離バスの確認だ。客運中心は北海和信客運中心というのが正式名称のようだが客運中心の名称で通っているようだ。

guangxi048バスの運行状況は南寧行きは勿論、ベトナム国境の東興行きもある。15:40頃、客運中心での調査を済ませ北海汽車総站へ徒歩で向かう。16:00前、北海汽車総站に到着する。バスの運行状況を確認すると北海汽車総站は客運中心よりも本数や路線が豊富だ。

北海駅で欽州行き切符を購入

北海汽車総站で調査を終えて客運中心から2路のバスに乗車して北海駅へ向かう。北海駅前で安宿を探して明日の移動に備えようと思ったが北海駅に到着すると宿は鉄道賓館しかなかった。高そうな気がするので明日の欽州行きの切符だけ買って17:00頃、客運中心へ引き返す。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
宿泊費 30元
鉄道 18元 硬座 北海→欽州
バス 4元 路線バス
フェリー 80元 潿洲島→北海
合計 161元

昆明~海口~広州 鉄道・バス・フェリー旅行記

市場で包子を買うが・・・

10:00過ぎに近くの市場に朝食を食べに行くが、市場で客と店の主人が喧嘩しているのに遭遇する。客は携帯で110番通報していて周りの野次馬も騒いで いる。警察が到着するのに時間がかかるだろうから先に朝食を食べに行く。朝食を食べたあと市場で包子を買うが、店の人に「中国人ですか?」と聞かれたので 「違いますよ。」と答える。すると店の人が「日本人でしょ。」と聞いてきたので「そうですよ」と答える。

店の人は「どうして中国語が話せるの?」などと聞いてきたりして雑談を少しする。店の人は日本人が珍しいのか、それとも日本人だと当てたのが嬉しかったのか、周囲に「この人、日本人ですよ」と言い始める。こちらとしては周囲に大きな声で教えないで欲しいのだが、店の人は非常に気分が良いようで包子を4個おまけしてくれた。

今までは日本人と分かると「日本鬼子、東洋鬼子」と言われてきたが、今日は中国で初めて日本人で得をした。宿へ戻る途中で先ほどの喧嘩の現場を通りがかったら警察が事情聴取をしていた。ちょっと見物して宿へ戻り南寧への出発準備をする。

2056次で南寧へ

2056_0111:45過ぎに昆明大脚氏国際青年旅舎をチェックアウトして昆明駅へ64路のバスで向かう。

2056_0212:30頃に昆明駅に到着して待合室で3時間ほど待つ。

2056_0315:30頃に2056次の改札が始まり乗客が一斉に2番ホームへ走り出す。発車時間は15:53なのだが荷物の置き場所とかの確保で必死だ。

2056_04春節と重なったせいか後方の車両には「加1」「加2」と増結車両がある。どうやら、相当の混雑らしい。

2056_05列車に乗り込むと予想に反して綺麗な硬臥の車両である。KやTの列車ではないのでオンボロ車両と思っていたが今までで一番綺麗である。

2056_08

2056_09

2056_10荷物の置き場所を確保して発車時間を待つ。

2056_0615:53に定刻どおり発車して南寧を目指す。18:00頃に石林駅に到着する。

2056_07石林駅は駅周辺も岩だらけで石林の名の通りの風景が広がる。石林を発車して19:30頃には日没になる。外は真っ暗で何も見えないので寝ることにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 1元 路線バス
合計 11元

南寧に到着

2056_1105:01に南寧駅に到着する。南寧は既に暖かく雲南とは気候が違っており南寧の冬はもう終わったようである。駅周辺は早朝なのに人で溢れているが、これ は春節だからだろうか?自分も他の客と一緒に切符売場へ向かい海口方面の列車を探すが湛江行きの列車が海口の一番近くに行く列車のようだが発車時間が昼過 ぎと遅いので諦めバスで海口か海安を目指すことにして、江南客運站へ移動する。

05:30過ぎに江南客運站に到着するが、すでに切符売場には行列 が・・・。時刻表を確認すると海安行きのバスが一番早く出るようなので切符を購入し待合室で時間を潰す。それにしても朝早くからこんなに人がいると は・・・。

海安、海口へ

bus01海安行きのバスは08:00発なのだが時間が近づいても改札が始まらない。

bus02他のバスも同じような状況で待合室に人が溢れ、改札を待ちきれない乗客が窓から 乗り場へ出て行くほどだ。

bus03発車時間になって海安行きの改札が始まり08:15にようやく海安行きのバスが発車する。

bus04約8時間かけて16:30頃に海安港にバスが到着。すぐに海口行きのフェリーの切符を購入するが出港が18:00で1時間半も時間がある。待合室で仕方な く時間を潰す。17:50頃に改札が始まるが割り込みの客に並ぶように行ったら逆ギレされてしまうが割り込み阻止に成功する。18:00定刻どおり出港。

fune01 海口に近くなる頃には日没を向かえる。19:40に海口新港に入港。海南島に到着である。それにしても、海口は暑い。2月なのに半袖の人がいる。

初めて宿泊拒否に会う

海口に到着したが宿を探さなければならない。とりあえず見つけた旅館で聞くと部屋は空いていたが、日本人だと伝えると「日本人は賓館じゃないと泊まれない よ!」と初めて宿泊拒否に遭遇。次に招待所に行き部屋と料金が決まり、パスポートを見せると宿の管理人のおっちゃんが困った顔で「外国人を泊めてよいか確 認を取らなければならない」と言い、こちらが「日本人はダメなのですか?」と聞くと「日本人だけでなく、アメリカ人でも同じなんだよ!」との返答、さらに 「公安局に届けを出さなければならない」「無届けは罰金がある」などいろいろ説明をしてくれて、老板に確認の電話を入れて泊まれる事になった。今日の宿は 青島人旅館であり1泊30元でトイレ付、但し水は桶で流すやつです。今回の宿泊拒否で海南島での安宿確保は公安局が厳しくて難しいと分かった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 30元
バス 2元 路線バス
バス 142元 南寧→海安(保険料込)
フェリー 38元 海安→海口(保険料込)
合計 222元

五公祠へ行ってみる

haikou0108:30頃に海口新港で船の確認をしてみると秀英港から広州行きの船が出ていることがわかる。秀英港の場所を確認するついでに五公祠へ行ってみることに した。09:00前に海口新港から14路のバスに乗車。09:30頃に五公祠で下車する。入場料が20元するので入口だけ見学して秀英港を探すことにする。

バス停で路線を確認していると1路のバスのバスの車掌さんが「秀英港!秀英港!」と叫んでいる。1路のバスは秀英港まで行くようなので乗車する。30 分ほどすると終点に到着したようで降ろされる。とりあえず周辺を歩いてみるが港の位置がわからない。まあ、宿に戻ったら地図で確認すれば解決するので再び 1路のバスに乗車する。途中で海口新港からの22路バスに乗換えができる区間があったので22路に乗換えて開港新港に戻る。

haikou02まだ昼前だったので近くの食堂で米線と紅焼狗肉を食べる。この旅で3度目の犬肉料理である。ここの食堂の犬肉はちょっと硬めだった。昼食を済ませ宿に戻る と宿のおばちゃんに「今日出て行くの?まだ泊まるの?」と聞かれ、「すぐ出て行きますよ」と返答する。すぐに荷物をまとめて出発準備をする。12:45頃 に宿のおばちゃんに「チェックアウトしたいのですが」と言おうとしたら、ちょうど家族そろって昼食中だった。

おばちゃんと老板が「チェックアウト?行って いいよ!」と一言。どうやら部屋の確認とかはしないようだ。さらにおばちゃんが「どこに行くの?」と聞くので「広州に行きます」と言うと、「三亜に行った の?」と聞くので「三亜は行ってません」と雑談が始まる。少し雑談をして青島人旅館を離れる。

海口からフェリーで広州へ

haikou0313:00頃に海口新港から22路のバスと1路のバスを乗り継いで秀英港の近くまで行く。地図を確認しながら徒歩で15分ほど歩いて14:00頃に秀英港 に到着。秀英港ではバスの客引きが待ち構えており「どこまで行くの?広州?南寧?」と聞いてくるがバスが高いことは海口新港で確認しているので無視をす る。広州行きの4等乗船券を100元で購入する。春節で混雑しているから売り切れかもしれないと予想していたが意外にも出港2時間前でもあっさり購入でき た。

haikou04フェリーは料金が安いのが魅力でバスだと倍近くの料金だから非常に安い。まあ、欠点は時間がかかることぐらいだ。まだ、2時間ほど時間があるので近くの店で椰子の実を購入する。その場で穴を開けてもらうが穴を開ける鉈は洗ってなさそうなので、また腹を壊すかもしれない。価格は2元で硬貨で払おうとしたら受け取り拒否をしてきた。「硬貨は路線バスで使えないからダメ」というのが理由だった。ちょっと腹が立ったので1元札を持っていても出さずに20元札で 支払いをする。

haikou0615:30頃に改札に人が並び始めたので列に並ぶが、そのまま出港時間の1600を過ぎる。乗客が座り込んだりして待っているが一向に改札は始まらない。 17:00になってようやく改札が始まる。

haikou07乗船して船室に荷物を置く。4等船室はバックパッカーにぴったりの船室であった。寝床にはゴザが敷いてあり、枕 と掛け布団があるだけだ。この旅で初めでゴザで寝ることになった。

haikou08すぐに出港するかと思っているとなかなか出港しない。時間だけが過ぎていき18:00になる。船内を探検してみると日本語の船内地図を発見する。どうやらこの船は日本の中古船のようだ。おお腹も減ってきたので夕食はちょっと奮発して船のレストランで食べることにする。

haikou09しかし、実際はレストランではなく快餐 であった。値段も「これで15元かよ!」と突っ込みを入れたくなる量であった。まあ、日本でもスキー場とかでは異常に物価が高いが中国はその程度では無かった。夕食を済ませるがまだ出港していない。船内放送で公安局の許可が出ていないとか言っているのが聞き取れたので何か問題がることだけはわかった。 19:00頃に船から車が1台降ろされていくのが確認できた。どうやらこの車が原因のようだ。19:30になって、ようやく椰香公主号は秀英港を出港する。3時間半遅れの出港だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28元
バス 7元
フェリー 100元 海口→広州
合計 135元

広州に到着

guangzhou0114:00頃に広州の南沙港に到着する。南沙港は広州の外れにあるため市内まで無料送迎バスがあり他の乗客と一緒に市内に向かう。15:00頃に市内に着き送迎バスを降りて路線バスで広州東駅へ向かう。15:30過ぎに広州東駅に到着する。

guangzhou02広州東駅は綺麗に整備され東京駅や新宿駅に肩を並べていると言って良いほど近代的である。しかし、駅周辺には安宿が見当たらず高そうなホテルが目立つ。少し歩いてみたが安宿がありそうな路地すらない。広州東駅での宿探しを諦め地下鉄で広州駅へ移動する。約30分ほどで広州駅に到着するが春節のため大混雑している。

昨日、椰香公主号でニュースを見ていた時に流れていた光景がそのまま目の前に現れた。正直この時「しまった!」と思った。よりによって一番混雑する時期で、しかも切符から宿代まで一番高い時期に広州に来てしまっ たのだ。宿探しのために駅周辺を探すがどこも満室や高額で泊まれない。このままでは農民工と一緒に駅前で野宿になるかもしれない。さすがに疲れているのに 野宿は避けたい。治安も公安、武装警察が厳戒態勢で警備しているが大丈夫か不安である。

宿の老板は小学生!?

guangzhou032時間ほど駅周辺を彷徨い客引きを無視し続けたが、日も暮れて夜になりそろそろ何とかしなければならない時に客引きに安い宿があるか聞くと一番安くて1泊 50元ということで部屋を見せてもらうが、一般の高層アパートの一室を数部屋にしている宿であった。怪しさ満点なのだが贅沢は言ってられず泊まることにする。しかも、宿の老板が不在で代わりに小学生の息子が管理人をしていた。一応は公安の許可は取っている宿のようで宿帳の記入があり小学生の小老板にパスポートを見せる。小老板はちょっと驚いていたが宿帳に記入をしていく。

もっと驚いていたのは客引きと宿泊客のほうだった。客引きはまさか外国人、しかも日本人を連れて来たとは思っていなかったようだ。宿泊客は「日本人ならお金があるでしょう」と言ってくる。小老板に宿代と保証金の計100元を払い部屋に荷物を置いて19:30過ぎに広州駅へ向かう。

広州駅で明日のアモイ、福州、杭州行きのいずれかの切符を確保したいのだがこの大混雑では残っているかもわか らない。窓口に並び聞いてみるがアモイは売り切れだが、杭州東駅までの切符が奇跡的に購入できた。何とか、明日の夜には広州から脱出できそうだ。一安心し て駅の混雑状況を見物する。

guangzhou04公安が巡回する横でこの混雑を写真に撮る。さすがにこの大混雑の状況は簡単に体験できないだろう。むしろ後先考えずに広州に来た自分も分かっていたら避け るだろうな。

guangzhou05駅周辺を見物して2030頃にやっと食事を取るが値段が高い。広州は食事代も余計にかかるようだ。早く脱出するのは正解のようだ。食事を済ま せ小老板の宿へ戻り明日の準備取り掛かる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
宿泊費 50元
鉄道 301元 硬臥 広州→杭州東
地下鉄 4元
バス 1元
合計 373元

桂林~南寧~昆明鉄道旅行記2007

桂林から南寧に移動

n801_040630頃に桂林駅近くの金府飯店をチェックアウトする。まだ夜も明けない中、100路のバスで北極広場で1路のバスに乗換え終点の始発火車站で下車す る。

n801_03始発火車站とは桂林北駅のことであり始めは良く分からなかったが桂林からの始発列車は全て桂林北駅からなので始発火車站と言うらしい。0700頃に N801次の始発駅の桂林北駅に到着。この頃には夜も明けていた。

n801_01N801次は桂林駅にも停車するのだが荷物置き場の確保と桂林北駅を利用したかったのでわざわざ早起きしてバスで移動したのだ。待合室で30分ほど待機してN801次に乗車。

n801_02バックパックの置き場を無事確保できた。0804に定刻どおり発車。約5時間かけて1300過ぎに南寧に到着。次は1810発の K393次に乗換えの為に改札口で待機である。

南寧駅で待機する次々と衝撃の光景が

k393_01改札口で待機するが春節と重なり駅は大混雑。とりあえず壁際に場所を確保しておとなしく待つ。電光掲示板を確認してどれぐらいで待合室に入れるか予想すると1530過ぎになりそうだ。約2時間半ほど改札口で待機する。その間に色々と見たくない光景を目にする。ゴミをポイ捨てする人民たち。ちゃんとゴミ箱が近くにあるのに何故かゴミ箱に捨てない。もちろん、ちゃんとゴミ箱にゴミを捨てる良識ある人民もいるのだがほとんどがポイ捨てをしている。中国政府が北京 オリンピックや上海万博に向けてキャンペーンをしているのだがほとんどの人民は政府の指導を聞かないようだ。ある意味でほとんどの人民は反革命分子だろう。一番酷いのが食べ終わって空になったカップ麺の容器を掃除のおばちゃんに投げつける女達。掃除のおばちゃんは怒っていたが、これには自分も腹が立った。

大人がこれだと子供も同じである。ホットドックを食べ終わった子供が棒をポイ捨て。親は注意しない。こんな子供では立派な共産党員になれないだろう。ゴミのポイ捨てがあるなら、所かまわずに痰を吐く人民もいる。あれだけ痰を吐くなと看板、ポスター、テレビで見るの何故か所かまわず痰を吐く人民たち。さらには乞食も現れて南寧駅で不快指数上昇の中で1530過ぎにようやく待合室に入る。

待合室では約2時間待てば乗車できるだろうと予想する。発車時間が近くなってくると待合室も混んでくるが、公安が身分証の確認をしているのは見つける。トイレに入って行く男まで追いかけてトイレの中で身分証を確認してい る。観察していくと男ばかり身分証の確認をしている。それも、一人一人確認している。だんだん自分の近くまで来て、いよいよ菊の御紋が入ったパスポートを出すときかなと思っていると何故か自分と周辺の男は身分証の確認がなかった。なんか無視された感じでがっかりしてしまった。いったいどんな基準で身分証確 認をしているのか気になる。1730過ぎにK393次の改札が始まりそうな気配なので並んで待つ。

いよいよK393次で昆明へ

k393_071740頃に電光掲示板に「開始検票」の文字が表示され改札口は大混雑。

k393_06改札が始まり改札口を通過すると皆一斉に走り始める。まだ、20分以上時間があるのに・・・。2番ホームに下りて8号車を目指す。

k393_08車掌さんに切符を渡して換票証を受取って車内へ。

k393_02荷物を寝台に置いてホームで饅頭とゆで卵を5元で購入。後は車内で発車を待つだけである。

k393_031810にK393次は南寧を定刻どおり発車。すぐに夜になり外 は暗闇。車内は30分も経たないうちに綺麗だった床にゴミが散乱している。なんといっても子供が向日葵の種とみかんを食い散らかすので酷い状況になる。親 は全く注意しない。親も一緒に食い散らかしている。

乗務員が後で掃除するからといっても酷い状況だ。どこかの都知事に因縁つけられたら何と言い返すのだろうか?これだと車掌さんたちは苦労するだろうな。饅 頭とゆで卵を食べて1930過ぎに就寝。2300過ぎに目が覚めるが車内は真っ暗。消灯のようだ。これだと泥棒が現れても不思議ではない。0600頃に起 床する。車内はまだ真っ暗。0700頃にやっと明かりがつく。

k393_040730にK393次は昆明に到着する。

k393_05列車を降りて出口へ向かう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
バス 3元
合計 8元

桂林旅行記2007

桂林へ出発

n802_107:15頃に高昌旅社をチェックアウトする。南寧駅(南宁火车站)の待合室(候车室)で時間を待つ。

n802_4桂林行きN802次の改札が始まって1番ホームを小走りで3号車に向かい乗車する。

n802_2バックパックの置き場所を確保してまずは一安心。席は硬座なのだがかなりいい席で列車内には液晶テレビが付いていた。硬座でも快適に桂林に向かえそうだ。 列車が発車してしばらくすると車内販売が始まる。ミネラルウォーターとかは分かるのだが、靴下、磁気ネックレスまで売るとは商魂たくましい。

n802_313:00過 ぎに桂林に到着。下車してバスターミナルへ向かうが1月の桂林はまだ寒かった。どこかのガイドブックには桂林は冬でも東京より暖かいようなことを書いてあったが騙されました。この先寒さとの戦いが待ち受けていた。

桂林から龍勝へ

ryushou01駅前でも陽朔などへ向かうバスが有ったのだが手持ちの人民元が少ないので中国銀行を探しながらバスターミナルへ向かうことにした。ATMで人民元を引き出し、バスターミナルで龍勝行きのバス(普通班车)に乗車。もちろん豪華じゃないバス(中巴)で料金は保険料2元込みで20元。

ryushou0213:50に出発。途中で客 を乗せながら龍勝に向かう。1時間ほどもすれば山の中を走っていた。

ryushou03「とんでもないところに来たな」と思っていたら急に温泉街のような町並みが出現!龍勝 のようだ。2時間半ほどで龍勝のバスターミナルに到着。

ryushou04龍勝は棚田が有名らしいが温泉もあるようだ。とりあえず、宿を決めなければならないので、すぐに移動する。旺旺招待所で2人部屋、トイレ・シャワー付で 60元だが1人分の30元で泊まることにする。料金を支払い鍵を受け取るが間違えて別の部屋に鍵を差し込んだところ鍵が壊れる。強度のない金属でカギが作 られていたようだ。まあ、間違えた自分が悪いので後でカギ代1元を支払うことで合意。

銀水侗寨を見学

ryushou05龍勝では棚田と銀水侗寨が有名らしいので17:00頃に3輪バイクタクシー(摩的)で向かうことにする。バスターミナル前で運転手と料金交渉をする。料金 10元を提示してきたので6元で頼んでみる。相場だと初乗りで1元なので下げられることは分かりきっている。まあ、行き先がバスターミナルから10分ほど の銀水侗寨なので観光客価格なのだろう。交渉を続け運転手は8元を提示してきたので、ここで往復で13元の交渉を持ちかける。運転手が15元を提示したの で手をうち交渉成立。ちょっと、不満だが1人だけなので仕方ないかな。3人ぐらいいればかなり節約できるのだが・・・。

ryushou07銀水侗寨に向けて出発!途中の客を無視して貸しきり状態だが5分もすれば山道になり10分ほどで銀水侗寨に到着。

ryushou08ガイドブックによれば入村料10元かかる らしいが夕方だったので誰も居らず勝手に見学してバスターミナルに戻る。

ryushou09途中で地元の人が5人乗車して貸切から乗り合いに・・・。支払いは料金15元で済 み、値段変更もなく済んだ。銀水侗寨を見学したし、棚田は時期はずれなので龍勝にはもういる理由がないので明日は移動だ。
両替
JTBグローバルキャッシュ 2000元 為替レート1元=16.267円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.5元
宿泊費 30元
バス 20元 桂林→龍勝
3輪バイクタクシー 15元
カギ 1元
合計 71.5元

龍勝から三江へ

3jiang0109:00頃に旺旺招待所をチェックアウトする。バスターミナルで三江行きの售票处で切符を購入しようとするが車内で直接支払うように言われる。時刻表に は次の発車が09:20発になっていたのでバスに乗り込み待つが時間になっても運転手が朝食をとっており発車する気配がない。どうやら、ある程度客を乗せ てからの発車のようだ。

3jiang0210:00頃にようやくバスターミナルを出発するが途中で客を乗せながらのゆっくりとしたペースで進む。道もかなり危険な状態でほ とんどが工事区間になっており舗装されていない。ところどころ落石の跡もあり桂林~龍勝の道路とはまったく別物であった。道を外れれば谷底転落は確実であ り、三江を訪れる場合は道路整備が終わりそうな1年後くらいからがよさそうだ。しかし、バスに乗ってしまったので引き返すこともできないので進むしかなく 3時間以上の道のりで13:30頃に三江に到着する。

程陽風雨橋を見学

3jiang06三江は山の中の小さな町だが宿はかなりある。バスターミナル周辺でいくつか宿を物色すると1人部屋、トイレ付で1泊20元ぐらいからが相場のようだ。宿は 祥和旅社で1人部屋、トイレ・シャワー付の1泊25元である。元々は30元なのだが値切って泊まることにした。

荷物を部屋に置き目的地を程陽風雨橋と馬胖 鼓楼に決定して出発。三江の西にある三江汽車站から程陽行きのバスが出ているのでバスターミナルを探す。三江は東と西にバスターミナルがあり、主に外地からのバスは東、三江区域内のバスは西のバスターミナルから出ているらしい。まあ、三江自体が小さな町なので三江を南北に流れる川があるので橋を渡り西に行 けばすぐに三江汽車站に着いた。程陽行きの切符を買ってバスに乗り込む。
chengyang01定刻どおり14:35発なのだがバスターミナル前で客を乗せ始めて少し遅れてようやく出発。1510頃に程陽に到着。

chengyang05

chengyang0630元の入村料を払って見学する。

chengyang02ここは、トン族の集落で独特の木造建築の橋が目玉である。

chengyang03他にも奥に行けば集落がいくつかあり楽しめる。風雨橋周辺には宿が何件もあり観光シーズンには外国人もそこそこ訪れて賑わうらしい。この時期は観光客もまばらでかなり静かだった。

chengyang04それでも風雨橋では民芸品を売るトン族のおばちゃんがしっかり売り込んで きた。帰りは夕方でバスも来ないという状況だったのでワゴンタクシーを1人5元で中国人3人と一緒に乗り三江に戻る。でも、途中で客を乗せ定員オーバーで走行。何とか無事に三江に戻る。馬胖鼓楼は近くまで行くバスもなく、ワゴンタクシーやバイクタクシーは足元見て100元を提示してくるのでやめにした。

夕食は犬鍋

夕食をどこで食べるか考えたがちょうど「狗肉」の文字を発見!おばちゃんに「犬肉あるの?」と聞くと「あるよ」との返事。迷わず「狗肉火鍋」を注文!つい に犬肉を食べるときが来ました。犬肉の味は牛肉に似たような感じで日本で黙って出しても犬肉とは気づかれないだろう!もっとも犬肉を食べたことのある日本人がどれだけいるか・・・。犬鍋を食べ終わり会計なのだが、32元でちょっと予算超過になってしまった。でも、食べる機会は少ないから良いだろう。次は猫肉を扱う店を探さなければ!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32元
宿泊費 25元
バス 20元 龍勝→三江
バス 4.5元 三江→程陽
程陽風雨橋 30元
お布施 2元
タクシー 5元
合計 118.5元

三江から桂林へ戻る

3jiang0608:00頃に祥和旅社をチェックアウトする。バスターミナルで桂林行きの切符を購入してバスに乗り込む。

3jiang04普通班车なのだがバスはそこそこ新しいようだ。

3jiang05今まではオンボロバスが定番だったが今回初めて綺麗なバスだった。ただし、空調なしなので車内は冷蔵庫状態だった。08:35に定刻どおり出発するが、爆 竹を鳴らして見送られる。天気は雨で危険な山道を進む。途中でがけ崩れで道半分が塞がり目の前を石が転げ落ちていくのが見えた。バスはゆっくり現場を通過 する。1145頃に龍勝に到着。ここからは道が整備されているので快調に山を下っていく。途中で10分のトイレ休憩と泥だらけのバスを洗車して14:30 頃に桂林汽車客運總站に到着。

昆明行きの切符を購入

今日の宿を決めるべく、数件の宿を比べて金府飯店で1人部屋、エアコン・トイレ・シャワー付を1泊40元だったので泊まることにする。うっかり、寒い時期 に桂林に来てしまったのでエアコン付で40元はありがたい。しかも、泊まった205号室は何故か無線LANでインターネットに接続できた。どこかのアクセスポイントをタダ乗りできるようだ。荷物を部屋に置き51路と1路のバスを乗り継いで桂林北駅で明日の昆明行きの切符を購入しようとするがすべて売り切 れ、しかし、南寧から昆明への切符が残っているので桂林北から南寧の切符を購入する。南寧で5時間ほど足止めになるが昆明への移動手段を確保できた。これで桂林から離れられる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.8元
宿泊費 40元
鉄道 65元 桂林北→南寧
鉄道 175元 南寧→昆明
バス 30元 三江→桂林
バス 4.2元
発券手数料 5元 异地售票手续费
合計 330元

中国・ベトナム国境旅行記2007

南寧に到着

toukou010230頃に南寧(南宁)に到着していたが、当初は到着に気づかなかった。寝ている乗客もいたり食事している家族連れもいたので、どこぞのサービスエリア だと思いそのまま寝る。0530頃に運転手に起こされる。この時点で南寧に到着していたことを告げられる。他の乗客も下車していく。自分のバックパックは 降ろされ外に放置されていた。恐らく3時間だ。よく無事だったと驚く。

どうやら、南寧に到着してからバスターミナルの切符売り場(售票处)が開くまでバス が乗客の宿泊所代わりになっていたらしい。だから、南寧に到着しても起こされなかったわけだ。とりあえず、バックパックを担ぎ周辺を調査と行きたいがまだ 周辺は真っ暗。下手に動かないほうがよい。バスターミナルが江南客運站(江南客运站)ということだけ確認して、今後の行動を計画する。

中国とベトナムの国境地帯を目指すのだが東興(东兴)と憑祥(凭祥)のどちらにするかだ。鉄道なら憑祥なのだが駅までの交通手段が分からないので下手に暗闇を進んでも無駄に苦労するだけなので、このまま東興にバスで向かうことにする。東興から憑祥へのバスがあれば憑祥から鉄道で南寧に戻れる。まずは切符売り場で東興への直通 (快班直达)の切符を購入する。保険料込みで51元である。0720発なので待合室(候车室)で待つことにする。

国境の町「東興」へ

toukou020710頃に改札が始まりバックパックをトランクルームに入れる。0720に定刻どおり江南客運站を出発する。車掌からミネラルウォーターと新聞を貰う。 新聞を読んでいると南京で下着泥棒が捕まった記事があった。日本だけだと思っていたが中国にも変態がいることを知る。

0850頃に防城汽車站(防城汽车 站)で客の一部を降ろすのとトイレ休憩、0900に東興へ向けて出発。途中に公安の検問所があるものの人が居らず素通り。1030頃にバスターミナルの東興汽車總站(东兴汽车总站)に到着。すぐに憑祥へのバスを確認するが無かった。諦めて国境を目指すことにする。バイクタクシーの客引きを無視してバス停で 国境行きのバスを確認すると東興口岸(东兴口)の文字を発見!

toukou13バス停にいる間はバイクタクシーが数台停まり、「ベトナムに行くの?乗って行きなよ!」「2 元で国境まで乗っていきなよ!」と声をかけてくる。どうやら、東興汽車總站から東興口岸までのバイクタクシーの相場は2元らしい。では、バスは1元だろうと バスを待っているとバス停の標識には無い1路のバスが停車する。東興口岸行きのバスだったので乗車する。運賃は1元。しばらくして、東興口岸に無事到着!

toukou14そして、話には聞いていたが通行料の10元を支払い出国手続きの建物へ。出国カードを記入して出国審査の列に並び順番を待つ。いよいよ自分の番が来たのだ が日本人が東興からベトナムのモンカイへ行くなんて珍しいようで係官にパスポートの写真と比べられたり、パスポートを細かく調べられる。特にICチップが 入ったパスポートなのでICチップの部分を細かく検査している。

でも、東興にはICチップの読み取り機がない。まあ、ICチップなんてアメリカのテロ対策 で導入されているから中国はまだなのだろう。もしかしたら、係官はICチップ入りのパスポートを見たことがないのかもしれない。他の人たちは次々と出国していく中で、この出国審査で自分は5分ほど足止め。まあ、別室で尋問されないだけ良かったと考えよう!

ベトナム入国、モンカイを散歩

toukou03何とか出国できて、国境の橋を渡る。観光客は記念写真を撮ったりと平和な雰囲気だ。

toukou04自分ものんびりと国境の橋で撮影を楽しむ。

toukou05そして、ベトナムへの入国手続きである。

toukou06入国カードを記入するが、記入の仕方が良く分からないので分かるところだけ記入して係官に提出したら見事に突き返 される。

toukou07どうやら、滞在先を記入しないといけないようだ。係官に中国語で「まだ決まっていない」と言うと「記入してないとだめだ」と言い返される。

toukou09ベトナムの係官も中国語で応酬してくるとはさすがである。しばらく困っていると、中国人観光客が「Are you Japanese?」と聞いてきたので、「是小日本」と答えるが特に変わった反応無く、中国人観光客が入国カードに「ハロン湾」と記入してくれた。これで、再度提出するとあっさり入国スタンプが押された。
toukou08中国人観光客にお礼を言って外に出るが、お約束のバイクタクシーの客引きが待っていた。

toukou10英語で話しかけられたり、日本語で「ハロン湾、ハロン湾」と話しか ける客引きもいたが無視してモンカイを散歩してみる。散歩といってもバックパックを背負ったままなのでバックパッカーというのが一目で分かるので客引きの 誘いがしばらく続いた。

toukou11ベトナムはバイクが多いのは知っていたが、実際にそこらじゅうバイクだらけだった。何度も引かれそうになり、一時間足らずで来た道 を戻り、今度はベトナム側の通行料を支払い出国手続きに入る。通行料は人民元でも支払い可で10元を支払う。

toukou12ベトナムでの出国手続きはすんなり済んで国境の橋を渡り今度は中国への入国手続きだ!入国カードを記入して係官に提出。ここでは女性係官だったがパスポートの写真と比べられたり、またここでICチップの部分を調べられたり、すぐにベトナムから戻ってきたこともあり不審と判断され3分ほど足止め。数人の係官 がパスポートを検査したり、こちらを見たりするので笑顔で答えるがどうも挙動不審と判断されたようだ。

まあ、足止めされたが入国スタンプを押してもらい中 国に再入国。ベトナムを見物して帰ってきたら、東興に滞在する理由は無い。まあ、東興の街並みを楽しむために歩いて東興汽車總站へ戻る。

武警の検問に遭遇

南寧に戻るバスに乗るのだが行きは直通バスに乗ってきたので予算節約のために南寧行きの普通バス(普通班车)で戻ることにする。料金は41元(運賃40 元、保険料1元)で直通バスより10元安い。バスは予想通り直通バスと違いオンボロ中型バス(中巴)だ。1335にバスターミナルを出発。乗客は自分を含めて2名。

途中で客を拾いながら、まずは防城汽車站を目指し走るが東興を出たところで検問所で停車させられる。行きは検問所には誰もいなかったのに帰りは 武警の検問とは・・・。武警が乗り込んできて乗客の一人が荷物検査を受けるがバックの中を見るだけで数秒で終了するが、次は自分の番だった。武警の一人に 「里面!里面!(中!中!)」とバックパックを開けるように言われる。開けて中を見せると検査終了!そのまま再び出発。検問を受けるとは思っていなかったが、国境地帯なので麻薬の密輸とかがあるのだろう。

予想外の出来事は検問だけで済み、1440頃にバスターミナルの防城汽車站に到着する。乗客の一部が下 車して1500頃に南寧に向け出発。高速道路に乗り一気に南寧に向かう。途中で八寨溝なる観光地の標識を発見!中国には九寨溝の他にも八寨溝もあるのかと ちょっとしたトリビアだ!「へぇ~」ボタン連打ではないが・・・。1630過ぎに南寧のバスターミナル江南客運站に到着する。

宿を確保して憑祥行きの切符を買う

nanning01南寧に戻り、宿と憑祥行きの切符を買わなければならない。江南客運站の周辺に宿はたくさんあるが、鉄道で憑祥へ行くので、まずは南寧駅(南宁火车站)に行きバスを探して駅の近くで宿を探そう。幸い江南客運站から41路のバスが南寧駅に行くことが分かり乗車。運賃は2元。火车站で下車して宿を探す数件調べたところトイレ・シャワー付きの一人部屋だと50元ぐらいからあるようだ。

駅前の朝陽路(朝阳路)に招待所や旅社が数多くあったが金辰招待所に泊まることにする。一人部屋でトイレ・シャワー付で50元である。料金表には60元とあったが50元で泊まれた。宿に荷物を置いて駅に向かう。憑祥行きの切符を購入して本日の目的は達成する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
宿泊費 50元
鉄道 17元 硬座 南寧(南宁)→憑祥(凭祥)
バス 93元
国境通行料 20元
合計 185元

憑祥へ出発

nanning020740頃に金辰招待所をチェックアウトする。

nanning03南寧駅(南宁火车站)に到着したときには憑祥(凭祥)行きの改札は始まっておりそのままホームに向かい乗車する。定刻どおり発車し憑祥を目指す。

pingxiang01列車内は満席で憑祥の手前の寧明(宁明)でほとんどの乗客が下車していった。

pingxiang02憑祥に着いたときに同じ車両に白人バックパッカーが2人乗車していたことを知る。

国境の「友誼関」を目指す

youyiguan01憑祥の駅前は3輪バイクタクシー(摩的)が集結しており、ここでも客引きを振り切って宿を探す。駅の正面に国営の招待所があり、1人1泊20元の2人部 屋・トイレ共同(シャワーあったが使えなさそう)に決める。

この招待所にまで3輪バイクタクシーの客引きに遭遇!憑祥駅から友誼関までは20kmほどあることを知っていたので値段交渉をする。片道20元で交渉が始まるが、往復30元で取引が成立。荷物を部屋に置いて3輪バイクタクシーで友誼関へ向かう。途中で友誼関の2kmぐらい手前の浦寨までバスが来ていることを知るが、道を知らない人は3輪バイクタクシーを利用するのが懸命のようだ。

youyiguan02友誼関に到着して運転手を待たせて友誼関に行く。

youyiguan05入口で入場料10元を支払う。

youyiguan06すぐに正面に友誼関が見えてきた。

youyiguan04ここは国境であり観光地でもあり観光客が多数来ている。

youyiguan03このままベトナムに入国する観光客もいれば友誼関だけを見学する観光客もいる。

youyiguan07城壁や砲台を見てから出国手続きの建物に向かう。途中でパスポートチェックを受け建物内へ。

友誼関で中国出国、ベトナム入国

youyiguan08出国カードに必要事項を記入しなければならないのだが何故か出国カードが用意されていてもボールペンは無い。「おいおいどうやって記入するんだよ!」と思 いながら、係官にボールペンを借りて出国カードに記入。ちょうど中国人団体観光客が出国審査を受けていたが1人が別室に連れて行かれ全員足止めになってい た。

youyiguan09団体観光客の横でパスポート・出国カードを提出するが、昨日と同じく足止め。係官4人でパスポートを検査、特にまたICチップの部分をやたらと調べ る。ここもICチップの読み取り機は無いのだがやたらと調べる。5分ぐらいして出国スタンプを押されるが、後ろには行列が・・・。並んでた人はきっと「あいつ怪しいんだ!」とか思ってたに違いないだろう。何とか出国できたが、建物を出てベトナム側に入る手前で中国側のまたパスポートチェックを受ける。

youyiguan11出国スタンプを確認すると「行っていいよ!」とようやくベトナム側に入る。

youyiguan18入国審査のためにベトナム側の建物に入る手前に検問所がありパスポートチェックと通行料2元を支払う。

youyiguan12ようやくベトナム側の建物に入り入国手続きに入る。

youyiguan13入国カードを受け取り、さらにここでもボールペンを借りて記入。

youyiguan15パスポートと入国カードを提出して入国スタンプを押してもらい入国。

youyiguan16手続きが終わり建物を出るとバイクタクシーの客引きが・・・。いなかった。代わりに団体客用の観光バ スが止まっている。モンカイと違い山の中の田舎だった。一番近くの町はドンダン(DongDang)だが行く気は起きなかった。

離れてこっそり撮影しました周辺を10分ほど散歩して出国手続きを済ませベトナムを出国しようとするがベトナム側の検問所で係官に何か言われる。身体検査かと思い上着を脱ごうとするが違うようだ。中国語で「听不懂(わからない)」と言っているところにベトナムから帰国する中国人観光客が「你的衣服 真漂亮(あなたの服きれい)」と言っている教えてくれた。米軍の上着と仏軍のズボンが係官の目に留まっただけだったようだ。

youyiguan17検問所で通行料3元(何故かベトナムからは高くなっている)を払い中国側へ。

youyiguan20中国側でもパスポートチェックを受け入国審査の建物に入る。

youyiguan21また係官にボールペンを借りて入国カードを記入する。係官に「你刚刚出去・・・?(さっき出て 行ったのでは?)」と聞かれ「对!对!我马上回来了。(そうです!そうです!すぐに戻ってきました。)」と答える。ここで日本人が出国するなんて珍しいか ら覚えていたようだ。入国カードに必要事項を記入してパスポートと一緒に提出すると、入国審査でも同じ質問をされ答える。さら出国と同じようにパスポート を検査され3分ほど足止め。

youyiguan22入国スタンプを押されて建物を出て、最後にもう一度パスポートチェックを受けるが、またまた同じ質問が・・・。ここでは日本人はかなり珍しいようだ。係官はしっかり覚えている。

南寧に日帰りできた

5518_01何とか中国に戻り友誼関の入口に戻ると3輪バイクタクシーの運転手が待っていてくれた。

5518_02すぐに憑祥駅前に戻るため出発。駅前に着き30元を支払い明日の南寧行きの切符を買おうと駅に向かおうとすると運転手が「今なら今日の列車に間に合う、明日だと10時まで列車は無いよ」と教えてくれて、そのまま招待所から荷物を引き上げて招待所の隣の快餐で弁当を購入して切符を買って列車に乗り込み南寧に戻る。

5518_043輪バイクタクシーの運転手は良心的な人だったようだ。

5518_03料金は別として・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 45元
鉄道 65元 硬座 南寧(南宁)→桂林北
鉄道 17元 硬座 憑祥~南寧
3輪バイクタクシー 30元
友誼関 10元
国境通行料 5元
合計 183元