香港 重慶マンション・大美督・元朗のライトレール

広東省・香港・マカオ旅行記2015

国際列車で広州東→香港

07:35頃、広州江畔国際青年旅舎をチェックアウトする。今日は香港へ鉄道で移動する。07:50頃、芳村から地下鉄1号線に乗車。運賃5元、広州東駅へ向かうのだが朝の通勤時間帯で混雑しているので、逆方向の西朗行きに乗車、3駅先の終点の西朗から広州東行きに乗り換える。

08:00頃、西朗に到着、列車が折り返しの広州東行きだったので、そのまま乗車して08:02頃、西朗を発車する。これで座って広州東駅まで移動できる。08:20頃、公園前に到着。1号線で最も混雑する駅のようで両側のドアが開く。混雑が半端ではないので乗客たちがアメフトの様に乗り込んでくる。乗り切れない乗客も多数おり次の列車を待つことになる。

08:40頃、広州東駅に到着。まずは入口で手荷物のX線検査を受けるが混雑がひどい。検査が厳しいようでX線検査で十徳ナイフが見つかる。ウルムチ南駅で見つかって以来で、没収かと思ったが登記するだけで持ち込みOKであった。広州東駅は登記すれば持ち込みOKなのか?そうれとも外国人だけOKなのか?

手荷物検査の次は香港行きの切符売場へ移動。5分ほど並んで九龍(紅磡)行きの切符を購入するがパスポートの中身は確認せず。香港行きの切符はパスポート不要なのか?窓口には香港ドル専用の窓口もある。切符には九龍と印字されるが紅磡駅の事である。

広州東駅では乗り換え無しの直通で運行される九龍(紅磡)行きの列車(広九直通車)がある。通常は深圳駅から香港の羅湖駅まで徒歩で境界越えと出入国手続き(正確には香港も中国なので出入国ではないが)をして紅磡へ移動する。直通列車だと広州東駅のイミグレーションで出国手続きをして乗り換え無しで九龍(紅磡)へ移動して入国手続きをする。直通列車は移動が楽なのだが一等席なので運賃が172元(210香港ドル)で高い。

09:55発、Z813次の切符がまだ販売されていたが、10:37発、Z823次の切符にしておく。席は一番安い一等席で172元だ。このZ823次は1日3往復あるKTTのロゴが入った香港の2階建て車両なので鉄っちゃんなら乗車しておかなければ!ちなみに他の列車は25Tの編成になる。

待合室へ移動して改札が始まるのを待つ。

10:00頃、改札が始まりイミグレーションへ移動。10:10頃、出国手続きを済ませる。

税関で手荷物のX線検査を済ませて、免税店付きの待合室へ。

10:25頃、乗車が始まりホームへ移動し乗車する

今回は車両に行先票が無いのでKTTのロゴを撮影。

10:35頃、2分早く列車が発車し香港・九龍へと向かう。発車後すぐに入国カードの配布が始まり、カードをもらい記入しておく。乗車100%だが無座切符は販売されていないので乗客全員が座れ肥料袋や天秤棒も見当たらず車内は平和だ。中国を走る列車とは思えん。ちょうど12:00に深圳と香港の境界を越える。

香港到着

12:45頃、紅磡駅に到着、乗り換え無しなので楽である。

12:50頃、イミグレーションの列に並ぶ。12:58頃、香港へ入境するがパスポートにはスタンプ押されず、代わりに入境標籤が発行される。香港では2013年にパスポートへの押印から入境標籤の発行に変更されている。この入境標籤には氏名、パスポート番号、入国日、滞在期限が印字されており出国時まで所持していないといけない。

無事に香港到着だが、ここから予約した宿がある重慶マンション(重慶大厦)へ徒歩で向かう。香港は中国と違い道路の混雑状況が違う。中国なら秩序なく割り込みやクラクションが鳴りカオス状態なのだが、香港は渋滞でも整然としている。

バックパッカーの聖地・重慶マンション

13:40頃、重慶マンション(重慶大厦)に到着。ここはチョンキンマンションとも呼ばれ香港を代表する大型雑居ビルでG階~2階が商業施設になっており、特にG階は両替商、土産物屋からインド料理屋までカオス度が非常に高い。そして、3階以上はゲストハウスが多数ありバックパッカーの聖地として知られ世界中から旅行者が集まってくる。

で、予約しておいたゲストハウスへ向かうのだが、まだ香港ドルを持っていないので両替だ!2007年に滞在した際に利用した堅成找換のレートを基準に数件確認して、堅成找換で300元を両替をする。

レートは1元→1.195香港ドル、300元が358.5香港ドルに両替される。

香港背包客栈

13:50頃、続いてA座のエレベーターでBooking.comで予約しておいたA座3階の香港背包客栈(HK Downtown Backpackers)へ移動。エレベーターを降りて右へ進むと宿の名前は出ていないがレセプションがある。ここは台湾酒店を筆頭にしたHOSTELHK Groupの宿が8軒入っており、ここが総合窓口になる。

で、ここでチェックインなのだが中国人宿泊客2人と宿が戦闘中だ。料金トラブルのようだ。とりあえずバトルが終わるのを待っているとレセプションのお姉ちゃんが気付いてくれてチェックイン手続きをする。

109香港ドルで1泊する。10人ドミトリーの予約であったが部屋は8人ドミトリーでベッドの幅は激狭、照明は無し。コンセントは有ったり無かったりだ。

部屋にあるトイレ・シャワーはレベルが高い。トイレの便座がないのだ。これでは洋式トイレにする意味ないだろ!WiーFiは電波良好、100Mの光回線なので速度は中国本土と比べて激速だ。

14:30頃、尖沙咀駅の客服中心でICカードのオクトパス(八達通)に100香港ドルをチャージしておく。2008年に使用して以来なので窓口のおばちゃんは履歴を見て驚いていた。

15:00頃、再び重慶マンションへ。中国のカオス度と違い色々な人種がいるので別の意味でカオス度が高い。

スターフェリー

15:20頃、天星碼頭からスターフェリーと香港島を見物。

天気が曇りなので香港島が霞んでいる。

15:40頃、重慶マンションで当座の資金に1000元を香港ドルへ両替する。また同じ堅成找換ではつまらないので両替屋を見ていくと隣のREAL FOREX&REMITTANCESの方が微妙にレートが良かったので両替する。レートは1元→1.198香港ドルで1000元が1198香港ドルに両替された。

16:40頃、東尖駅のP3出口の脇にあるスーパーマーケットの恵康にやってきた。

処分品のフィリピン産バナナ1kg(5香港ドル/約80円)と食パン(9.6香港ドル/約153円)を購入。支払いはICカードのオクトパスで小銭のやりとり無しで楽だ。近くの広場で食べるが、これが今日唯一の食事だ。朝から非常食の氷砂糖だけで乗り切ってきたが香港の物価は高い。

広州の市場で海南島産バナナ500g(1.3元/約26円)と安かったので、中国の方が物価が遥かに安い。コカ・コーラ500ml(7.2香港ドル/約115円)も中国の2倍くらいの価格だ。

両替
300元→358.5香港ドル
1000元→1198香港ドル

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 172元 広州東→九龍(紅磡)
地下鉄 5元
合計 177元
項目 金額 備考
食費 14.6香港ドル
宿泊費 109香港ドル
合計 123.6香港ドル

香港島のトラム

08:00頃、天星碼頭からスターフェリーで中環へ向かう。
運賃2香港ドル、10分ほどで中環に到着。中環を散歩しながら香港名物の道路にはみ出て看板を見物。

09:05頃、トラムに乗車、運賃は2.3香港ドル。

09:40頃、跑馬地行きトラムを乗り換える。

09:55頃、終点の跑馬地で堅尼地城行きに乗り換える。

スターフェリー

10:30頃、中環碼頭に戻ってきた。ここでスターフェリーに乗船して尖沙咀へ戻る。運賃2香港ドル、10分ほどで尖沙咀に到着。

尖沙咀→大美督

重慶マンションのゲストハウスへ戻る。11:20頃、ゲストハウスをチェックアウトして、11:30頃、尖東からMTR西鉄線に乗車して紅磡で東鉄線に乗り換える。運賃11.8香港ドル、12:05頃、大埔墟(タイポーマーケット)で下車する。

駅を出てバス乗り場へ向かう。途中に大きな看板が出ているので分かりやすい。

予約してあるユースホステルがあるのは大美督なのでバスは進智公交20C線もしくは九龍巴士75K線で行ける。
(中国本土だとバスの番号は「○○路」というように「路」をつけているのだが、香港では「路」ではなく「線」で呼んでいる。これも香港と中国本土の違いのようだ。)

12:10頃、バス乗り場にやってきた。12:20頃、75K線の2階建てバスに乗車して終点の大美督へ向かう。75K線の方は少し運賃が安いのだが、20C線の方は高い代わりにミニバスで途中のバス停が少ないので速い。運賃5.8香港ドル、12:55頃、大美督に到着する。

バス停にユースホステルの標識が出ていたので歩いて行く。

白普理賽馬會青年旅舍

10分ほどで白普理賽馬會青年旅舍(白普理赛马会青年旅舍/Bradbury Jockey Club Youth Hostel)に到着。まあ、看板出てなくても南へ歩けばすぐに見つかるので迷うことはないな。

レセプションのお姉ちゃんに予約確認書を見せてチェックイン手続きをする。1泊110香港ドル(会員料金)で3泊する。ネットでの予約時に33元支払っているので残金297香港ドルを支払うが更に2泊できるか聞いてみる。で、ドミトリーに空きがあるので延泊可能ということであったが、金曜日と土曜日は繁忙期の料金で1泊130香港ドル(会員料金)になる。まあ、この繁忙期料金は知っていたので260香港ドル支払って2泊延泊する。

部屋は8人ドミトリーで結構広い。部屋の鍵はないので出入りは自由だ。既に先客が1人いるようだが他のベッドは空いており宿泊客は少ない感じだ。各ベッドにコンセントや照明は無しだが電源はOAタップがあるので電源確保は大丈夫だ。人数分のロッカーがある。(鍵は自分で用意)エアコンと扇風機が部屋にあるのだが天井に扇風機が4台も付いている。香港の夏は相当厳しいようだ。Wi-Fiの電波は良好でネットの速度は快適。共同のトイレ・シャワーは掃除してあるので大丈夫そうだ。

ここの特徴は厨房があり自分で料理を作れるのでありがたい。しかも厨房が広く冷蔵庫4台もある。これなら宿泊客多くても大丈夫だ。一応門限が23:00になっているが、それ以降は入口で暗証番号入力して門を開ける方式なので事実上門限なしかな。バスも深夜まで運行されているので郊外でもそれほど交通の便は悪くない。

ユースホステルの屋上からは海が見えます。香港の新界地区に位置しており香港の中では田舎になり目の前にはのどかな漁村が広がっています。ユースホステルのある大美督は客家の村でもある。

大埔墟

14:25頃、75K線のバスで大埔墟駅へ向かう。運賃5.8香港ドル、15:00頃、大埔墟駅に到着。

ショッピングモールの新達広場にあるスーパーマーケットの百佳超級市場でベトナム米5kg(35.9香港ドル/約575円)を購入する。15:25頃、大埔墟駅のバス乗り場から75K線のバスに乗車。運賃5.8香港ドルで、16:00頃、大美督に到着。ユースホステルに戻り夕飯を作る。

で、買ってきた米を開封しようとしたのだが、近くにあった「免費食物」と書かれた所に米袋がある。以前の宿泊客が放棄していった食品が無料提供されていた。これならまだ米買わなくても良かったな。先に無料の米から消費していくことにする。

17:00頃、ご飯が炊きあがり、これが今日の夕飯だ。おかずは広州で購入しておいた老干媽と泡菜だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 35.9香港ドル
宿泊費 557香港ドル 1泊110香港ドル(会員料金)×3
1泊130香港ドル(会員料金)×2
鉄道 11.8香港ドル
バス 17.4香港ドル 路線バス
フェリー 4香港ドル
トラム 6.9香港ドル
合計 633香港ドル

香港島へ

06:45頃に起床する。
8人ドミトリーは自分を含め3人だけだ。他の客は見当たらないので予約無しで乗り込んでも余裕だったかな?ネットで予約するときは満室表示が多かったのだが・・・。

朝はまず4合くらいご飯を炊く。朝食をしっかり食べてから出かける。でも、4合は炊き過ぎだったが完食。これで夕方まで何も食べなければ物価の高い香港で何とか節約できる。

08:40頃、75K線のバスで大埔墟(タイポーマーケット)へ向かう。2階建てバスなので2階の最前列を陣取る。眺めは良く山や海が見える。

ちなみに前を走る緑のミニバスが同じ大埔墟へ行く20C線のバスだ。75K線と20C線は競合路線なので見た限りでは同じバス停では乗りたいバスが来たら手を挙げて止めないとスルーされるようだ。朝の時間帯なので結構乗客が多く混雑してきた。でも、中国の路線バスとは違い平和だ。乗客のオーラが全く違う。バス停で乗車バトルなんて全く発生していないし、でかい話し声もない。

09:20頃、大埔墟駅に到着しMTRの東鉄線に乗車する。09:50頃、紅磡駅で西鉄線に乗り換え尖東駅へ向かう。運賃11.8香港ドル、09:55頃、尖東駅に到着。

10:10頃、フェリー乗り場の天星碼頭からスターフェリーに乗船。運賃2香港ドル、10分ほどで中環碼頭に到着。

孫中山紀念館

10:50頃、孫中山紀念館に到着。この時間になるとかなり暑くなってくる。入場料は10香港ドルだが、毎週水曜日は無料開放で今日はちょうど水曜日だ。孫中山紀念館は1914年に建てられた洋館を修復して孫文に関する資料館になっている。

紀念館の前には香港で暮らしていた頃の孫文の銅像がある。教科書とかに載っている孫文の写真とは随分違い若い。

一番の特徴は辮髪姿の孫文像である点だ。中国各地で見かける孫文像は背広姿なので辮髪姿の孫文はかなり新鮮だ。11:30頃、孫中山紀念館を離れる。

12:05頃、フェリー乗り場の中環碼頭に戻ってきた。運賃2香港ドルでスターフェリーに乗船。海風が心地よい。12:15頃、天星碼頭に到着。

埠頭では共産党寄りの団体が反法輪功の宣伝をしていた。これは香港で初めて見た。今までは法輪功が反共産党の宣伝をしていたのだが、香港の共産化が進んでいるのか?12:30頃、尖沙咀から西鉄線に乗車。運賃4.4香港ドル、12:35頃、油麻地で下車する。

天后廟

駅を出て5分ほどで天后廟に到着。油麻地の天后廟は1800年頃に建立され、1864年に拡張されたが1876年に現在の場所に移された。

天后廟自体は小さいが隣には城隍廟と観音廟がある。廟内は線香が焚かれ周辺をビルに囲まれていても雰囲気が違う。12月でも暑くて半袖でも汗が噴き出る。13:20頃、天后廟を離れる。

大美督

13:50頃、油麻地から乗車。運賃11.2香港ドル、14:25頃、九龍塘で東鉄線に乗り換え大埔墟で下車する。

14:40頃、運賃5.8香港ドルで75K線のバスに乗車して大美督で下車する。目の前は海なのだが埠頭では釣り客が数人いる。魚釣れるのかな?

ユースホステルへ戻るには時間が早いので裏山の遊歩道を散歩する。大美督は世界ジオパークへの近くなるので、香港でもこんな山道になる。

遊歩道を歩いて行くと展望ポイントがいくつかある。ここは海と人工の淡水湖が一望できる。中央の堤防から右が海で、左が船湾淡水湖になる。堤防はサイクリングロードになっており大美督周辺から大埔墟(タイポーマーケット)までサイクリングロードが繋がっている。なので、大美督はチャリダーやレンタルサイクル屋がかなり多い。

湾内に停泊する船も見えます。1時間ほど散歩して16:00頃、ユースホステルへ戻る。部屋へ戻ると宿泊客が2人に増えている。でも、2人とも香港人のお爺ちゃんだよ。しかし、お爺ちゃんと言っても広東語、中国語、英語が話せるので日本のお爺ちゃんとは格が違う。香港人は3種類の言語が使えるので凄い!ただこのドミトリーの客層は中高年だけでユースがいない!

本日の出費
項目 金額 備考
バス 11.6香港ドル 路線バス
鉄道 27.4香港ドル
フェリー 2香港ドル
合計 41香港ドル

元朗

06:30頃に起床し朝食の準備を始める。3合くらい米を炊いて老干媽をおかずに食べる。同じドミトリーの香港人のお爺ちゃんに大埔墟(タイポーマーケット)で野菜買って食べるように言われてしまう。

08:55頃、75K線のバスに乗車して大埔墟駅へ移動。運賃5.8香港ドル、大美督が始発なので終点まで座ったままの移動で乗り過ごしが無く楽だ。今日の天気は曇りだが雨が降るようだ。夕方まで降らなければよいが・・・。09:30頃、大埔墟駅に到着。

大埔墟駅から64K線のバスに乗り換えて元朗(西)へ向かう。運賃8.4香港ドル、10:40頃、終点の元朗(西)に到着。バスターミナルの場所は朗屏駅から約200mの所であった。

ライトレールに乗り鉄&撮り鉄

この元朗にはライトレール(軽鉄)が走っている。香港島のトラムは路線が車と共用になっているが、元朗のライトレールは専用軌道になっている。しかも、路線網が複雑なので乗り鉄するのがかなり面白い。

まずは撮影を少ししておく。ライトレールは1両通過したと思ったらすぐ後ろに次のが走っていたりして「ATSは?」「閉塞は?」といった光景が見られたりして、ある意味で見応えがある。

このライトレールの乗車方法だが駅は基本無人駅でICカードのオクトパス(八達通)だと備え付けの読取機にタッチする。

乗車時はホームにあるオレンジの読取機にカードをタッチする。これで改札の時刻が記録される。

下車時にホームにある緑の読取機にタッチして精算となる。

現金の場合は券売機で切符を購入する。

11:25頃、康楽路駅から610線の屯門碼頭行きに乗車。運賃5.4香港ドル、11:45頃、大興(南)駅で下車する。

周辺で撮り鉄を行う。12:40頃、銀圍駅で再び610線の屯門碼頭行きに乗車。運賃4.7香港ドル、13:10頃、屯門碼頭駅に到着。

ここでも駅周辺で撮り鉄。13:30頃、614線の元朗行きに乗車。運賃6.8香港ドル、14:15頃、元朗駅に到着。

元朗駅近くで撮り鉄するが雲が厚くすでにこの時間でもう暗い。ISO感度上げないとだめだ。

14:50頃、元朗(西)から64K線のバスに乗車する。運賃8.4香港ドル、16:00頃、大埔墟駅に到着。75K線のバスに乗り換え大美督へ戻る。運賃5.8香港ドル、この時間になると雨が降り出す。16:45頃、大美督に到着、ユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 28.4香港ドル 路線バス
ライトレール 16.9香港ドル
トラム 6.9香港ドル
合計 23.5香港ドル

文武廟

今日も朝食を自炊してから出かける。昨日雨が降ったので湾の対岸がよく見える。

08:35頃、75K線のバスで大埔墟駅へ移動する。運賃5.8香港ドル、09:10頃、大埔墟駅に到着する。

09:35頃、文武廟に到着する。文武廟は1891年に大埔富善街に太和市(現在のタイポマーケット)の中心地として創建される。廟内には文昌帝と関聖帝君(関羽)が祀られている。

廟内の天井には螺旋状の巨大線香が所狭しと焚かれている。

蚊取り線香の親戚か?

殿内には神像がいくつもあるが関羽像が見当たらない。一応中央に本尊らしい神像はあるが関羽ではない。関羽像は奥にあるのか?

代わりに関聖帝君宝座と彫られた椅子がある。ここに関羽が降臨するのか?地元民の参拝者が線香や果物を供えており、周辺の市場とは雰囲気は全く違っていた。

香港鉄路博物館

10:25頃、文武廟を離れ、10:30頃、香港鉄路博物館に到着。香港鉄路博物館は九広鉄路の旧大埔墟駅を博物館として開放している。駅舎は改装中で見物できなかったが敷地内には機関車や客車が屋外展示されている。

これは1955年から97年まで運用されていた51号ディーゼル機関車のSir Alexander。

こちらは1924年から1928年まで使用されていた軌道が狭軌の0-4-4T型蒸気機関車。退役後はフィリピンのサトウキビ畑で1990年代まで使用され、1995年に香港へ戻り修復され展示されている。

続いてこちらは客車。

1974年の普通客車の座席だ。

1964年の一等車は座席がかなり豪華だ。

1911年の三等車は座席が木製だ。11:20頃、香港鉄路博物館を離れる。

大埔墟(タイポマーケット)

大埔墟(タイポマーケット)周辺の店を見ながら少し散歩。

乾物系の店が結構ある。

こういった乾物類は高級食材なのかな?

船湾三宮廟

11:45頃、近くのバス停から75K線のバスに乗車。運賃5.8香港ドル、12:05頃、船灣で下車するが次の䃟頭角で下車しても良かった。

12:20頃、船湾三宮廟に到着。協天宮に関羽、孔聖宮に孔子、天后宮に天后が祀られている。廟自体は新しいようだがいつ頃に創建されたかは不明だ。

協天宮には関羽が祀られており関帝廟のようだ。

こちらはちゃんと関羽像があるが、関平と周倉がいない。

ヘリコプター

13:00頃、䃟頭角のバス停から乗車し13:10頃、大美督に到着。船湾淡水湖へ行ってみるが警察により道が塞がれている。どうやらヘリコプターが来るらしい。交通規制により観光客足止めで滞留する。

しばらくするとヘリコプター近づいてきた。

そして、人を乗せているが訓練かな?

13:30頃、ヘリコプターが飛び去り交通規制が解除される。海と船湾淡水湖を隔てる堤防を観光客がチャリで通ったりしている。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 17.4香港ドル 路線バス
合計 633香港ドル

八仙嶺へトレッキング

09:00頃、ユースホステルを出発。海辺から山へと向かう。

今日は八仙嶺へ登山だ。海から見えるあの山が目的地だ。八仙嶺は名前の通り8の峰があり道教の八仙の名が付けられている。
何仙姑(仙姑峰511m)、韓湘子(湘子峰513m)、藍采和(采和峰489m)、曹國舅(曹舅峰508m)、鐵拐李(拐李峰522m)、張果老(果老峰543m)、漢鍾離(鍾離峰529m)、呂洞賓(純陽峰590m)

ただ、この八仙嶺では1996年に山火事で5人が焼死する事故が起きている。

09:20頃、八仙嶺の入口にやってきた。

10:00頃、八仙嶺と新娘潭の分かれ道に到着。

ここから一気に階段を上っていく。

10:20頃、標高511mの仙姑峰に到着。

峰からは海が見えるが、あいにく天気は悪く視界は悪い。

10:50頃、4つ目の峰になる曹舅峰に到着。

まだまだ登山道は続く。

11:20頃、八仙嶺の最高峰になる純陽峰に到着。

標高は590mになる。で、頂上は雲の中で周辺は何も見えず。天気が良ければ絶景が見られるのだろうが・・・。さて、ここから登山道を下っていく。

八仙嶺から下山

昼頃、八仙嶺の西にある黄嶺に到着。標識を確認して鶴藪方面へ向かう。12:30頃になると雨が降り始める。まだ霧雨だから大したことはないが山を下りきる前に本降りになると危険だ。少し急がなくては。

この天気の悪い中でも登山客が結構多くかなりの人数とすれ違っている。大美督以外にもいくつか登山口があるようなのだがどこからが定番コースなのだろうか?

13:00頃、鶴藪と平山仔の分岐点に到着。ここから南東の平山仔へ向かい南の通りを目指す。。

何とか下山

13:30頃、民家のある所まで下りてきた。どうやら沙螺洞村に出たようだ。これでひとまず安心であろう。ここからは登山道から道路になり南の鳳園村へ向かう。

村の道路には何やら横断幕が掲げられている。

村でトラブルが起きているようだ。

13:45頃、山道からマンションとかが見えてきた。あの辺りが鳳園村だと思うので、もう少しでバス停のある道路まで出られるだろう。この頃には雨が本降りになる。登山道から出る前に本降りになっていたら危なかった。途中ですれ違った登山客は八仙嶺で本降りだろう。大丈夫かな?

14:10頃、75K線のバスが通る汀角路に出てきた。ちょうど日清食品がある工業団地のすぐ近くだ。14:20頃、大埔大發街のバス停から75Kのバスに乗車。運賃5.8香港ドル、並行する自転車道ではチャリダーが雨の中を走っている。バス停で雨宿りしているチャリダーもいるが雨止むのか?

14:45頃、大美督に到着、ユースホステルへ戻る。夕飯はベトナム米を炊いて食べるが同じドミトリーのお爺ちゃんに野菜も食べるように言われる。で、いつチェックアウトするか聞かれ明日と返答するとちゃんと御飯食べるようにと100香港ドル紙幣2枚渡される。2回断ったけど結局もらってしまった。どうやら相当な栄養不良に見えたようだ。この200香港ドルで野菜を調達できる。感謝である。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 5.8香港ドル 路線バス
合計 5.8香港ドル

広東省広州 越秀公園・佛山祖廟・黄飛鴻紀念館

広東省・香港・マカオ旅行記2015

広東省に入る

06:15頃に目が覚める。外は夜が明け始めている。

車内はご覧通り通路に足が出てほとんどの乗客は寝ている。自分のいる車両は乗客が15人ぐらいしかおらず乗車率は2割以下だ。

08:30頃、東莞の常平を過ぎたところで「シーシー」という、例の掛け声が聞こえてきた。通路でガキの放尿かと覚悟したが、トイレで父親がガキを抱えて放尿させていた。今回は汚染水の心配はなかったがトイレの扉全開のまま放尿だ。扉ぐらい閉めて欲しい。

広州

09:16頃、広州東駅に到着する。

深圳東-南寧の快速が停車していたので行先票を撮影。

パスポート対応自動券売機

そのまま地下鉄へ移動といきたいところだが自動券売機を確認する。

やはり広州東駅の広深線の自動券売機はパスポート読み取り対応になっていた。実際にパスポートが読み取れるか試してみたが反応は悪いが3回ほど通してみたら読み取れて支払い画面までいけた。ただし、この自動券売機は広深線専用なので深圳までのC列車の切符しか購入できない。北京や上海などの切符は窓口で購入になる。

09:50頃、地下鉄の広州東駅に到着。北京や上海などの地下鉄だと手荷物のX線検査があるのだが広州では保安はいるがX線検査はなかった。広州はテロの脅威はないのか?

まず券売機で切符を購入。切符といっても広州ではIC乗車券(トークン)になっている。

地下鉄1号線に乗車し芳村へ移動。運賃は5元、10:20頃、芳村に到着。

広州江畔国際青年旅舎

10分ほど歩いて予約しておいたユースホステルの広州江畔国際青年旅舎(广州江畔国际青年旅舍/Guangzhou RiverSide Youth Hostel)に到着。1泊55元(会員料金)の6人ドミトリーに4泊する。予約時の残金の198元を支払う。

6人ドミトリーは各ベッドにコンセント、照明、小物を置く台あり。部屋にトイレ・シャワーがあり広め。WiーFiの電波状況は良好だが回線速度激遅でただつながるだけだ。

広州駅

12:25頃、芳村から地下鉄1号線に乗車、公園前で2号線に乗り換える。運賃は4元、12:45頃、広州駅に到着。

まずは切符売場へ。切符売場は大混雑で外にまで列がはみ出している。

自動券売機も行列ができていたが広深線専用の券売機のみ空いていた。

この広深線専用の券売機4台のみパスポート読み取り対応になっている。北京、上海などの切符は行列に並ばなければならない。でも、広州駅が初めてでなければ地下鉄やバスは高いから近くの販売所で1枚につき手数料5元払って購入した方が楽だろう。

広州の職業乞食

続いて広州駅から西漢南越王博物館へ向かうが途中の歩道橋に何かいます。

乞食が営業中でした。ここの乞食はどうやら病人という設定のようです。

本物の病人ではないので夜になると帰宅します。広州は稼げるようなので職業乞食をよく見かけます。しかも、駅周辺は短時間で・・・。

西漢南越王博物館

14:00頃、西漢南越王博物館に到着。入場料12元だが、中山紀念堂、鎮海楼とのセット券が25元だったので購入。

前漢の南越国第2代王である文王 趙眜の墓が博物館となっている。

出土文物は金、玉、水晶、青銅器、象牙などがあり絲褛玉衣が一番の目玉である。14:30頃、西漢南越王博物館を離れる。

三元宮

14:40頃、三元宮に到着。入場料は1元で格安。

東晋の南海太守鮑静によって創建され広州の著名な道教観である。

道教寺院だが雰囲気が中国各地の道教寺院とは異なる。香港の道教寺院の雰囲気に非常に似ている。

参拝者が多く非常に賑わっている。ただし入口では乞食が多数営業中だ。

中山紀念堂

15:15頃、中山紀念堂に到着。中山紀念堂は名前の通り孫中山(孫文)を記念して建てられた堂である。終戦時には広東省に展開していた日本軍の降伏文書の調印式が行われた場所でもある。

紀念堂の前には孫文の銅像があり撮影スポットになっている。

入場料は10元だがセット券で見物。紀念堂の外だけなら無料なのだが内部を見物の場合は有料だ。

越秀公園

15:45頃、中山紀念堂の北隣の越秀公園を訪れる。16:00頃、公園内の広州博物館鎮海楼を見物。入場料は10元だがセット券で見物。

続いて越秀公園で一番の撮影スポットである五羊石像を見物。観光客で賑わっている。16:40頃、地下鉄2号線の越秀公園駅から乗車。運賃3元、公園前で1号線に乗り換え芳村で下車しユースホステルへ戻る。

咖哩炒飯

夕飯はユースホステルの近くでイスラム食堂を見つけたのでカレー炒飯(10元/約200円)を食べる。

広州は物価が高いので牛肉麺が10元とかになっている。蓋飯や蓋麺は12元くらいからで他の地域より2元くらい高い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 198元 1泊55元(会員料金)×4
地下鉄 12元
セット券 25元 西漢南越王博物館・中山紀念堂・広州博物館
三元宮 1元
合計 246元

ロンプラ注文

06:45頃に起床してアマゾン中国でロンリープラネット広東、福建、香港・マカオの3冊を注文しておく。新華書店とかだと定価販売なので合計180元になるがアマゾンだと126.8元で明日到着予定だ。ボコボコになって到着する可能性もあるけど・・・。

地下鉄で仏山へ

08:45頃、芳村から地下鉄1号線で終点の西朗へ向かう。運賃2元、09:00頃、西朗に到着。地下鉄広仏線に乗り換えて仏山市へ向かうのだが、切符を西朗までしか買っていなかった。改札を一度出て祖廟までの切符を購入。広州市から隣の仏山市へは地下鉄でつながっており広州から仏山への観光が便利になった。運賃5元で祖廟で下車する。

09:30頃、祖廟で下車して祖廟路のバス停へ移動。
10:15頃、旅游城巴1線のバスに乗車。運ちゃんに「黄飛鴻武術館までいくら?」と聞いたら6元ということで運賃箱に6元投入。12:00頃、黄飛鴻武術館で下車する。

黄飛鴻獅芸武術館

黄飛鴻獅芸武術館の入場料は35元なのだが次の表演が14:30ということであった。まだ2時間半もあるのだが他に行く所もないし、とりあえず中で時間をつぶすことにする。

これなら先に祖廟と黄飛鴻紀念館へ行けば時間的にちょうど良かったかもしれない。表演は09:30、10:30、14:30、15:30にあるので、これに合わせて訪れないと足止めを食らうことになる。

黄飛鴻獅芸武術館は清末期から民国初期に活躍した武術家である黄飛鴻の故郷 仏山市南海区西樵鎮に位置している。

まず館内入口には黄飛鴻の銅像と獅子がある。

やはり地元の英雄なので銅像の作りにも気合が入っているようだ。

ここが表演の舞台で武術館は黄氏宗祠になっており舞台奥には黄氏の位牌がある。

これが黄氏の位牌。

ギネスワールドレコードに登録されている世界一大きい獅子もある。14:00頃になると団体の観光客が押し寄せてきた。聞こえてくるのは広東語で香港人なのか中国人なのか判別不能だ。ここでの標準語は広東語だ。つい30分前までは客は数人だけだったのが確実に100人以上になっている。もの凄い混雑ぶりというか変貌ぶりだ。

14:30に表演が始まる。

で、おなじみの獅子舞が演じられます。日本の獅子舞とは違い中国の獅子舞はレベルが違います。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナシリーズの獅子舞が見られます。でも、刀で戦ったり火を噴いたりはしません。

高い所も軽々と飛んでいきます。

獅子舞は凄いのですが正直資料館がイマイチ・・・。高徳地図に黄氏宗祠が表示されていたので黄飛鴻の位牌とかがあるのかと期待していたのだが全然違った。故郷だからファンが喜ぶような展示物があるかと思ったら獅子舞の獅子ぐらいしかなかった。

武術表演がメインだったので資料とかはあまり力を入れていないようだった。武術ショー目当ての人は楽しめると思うが史跡とか目当ての人はがっかりするだろう。15:05頃、旅游城巴1線のバスに乗車。16:30頃、運賃6元、祖廟で下車する。

黒木耳肉絲木桶飯

広州へ戻る前に湖南料理の食堂で黒木耳肉絲木桶飯(10元/約200円)を食べる。具材に黒キクラゲ、セロリ、豚肉の炒め物が乗っている。

メニュー表の写真を撮っておいたので仏山の安食堂がどのくらいの相場が参考になるだろう。

10元でも食べられるようになってはいるが量は少ない。17:10頃、広仏線の祖廟駅から乗車。運賃6元、17:35頃、西朗で1号線に乗り換える。17:50頃、芳村に到着。

牛肉炒刀削

夕飯はイスラム食堂で牛肉炒刀削(11元/約220円)を食べる。刀削麺を炒めた麺料理で焼きそばの親戚かな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21元
地下鉄 13元
バス 12元 路線バス
黄飛鴻獅芸武術館 35元
ロンリープラネット 126.8元 広東、福建、香港・マカオ
合計 207.8元

アマゾンからロンプラ届く

10:00頃、昨日アマゾン中国で注文しておいたロンリープラネット3冊が届いた。いつもの通り配送業者のおっちゃんから「取りに来てー!」と電話があったのでレセプションへ行くと兄ちゃんから「荷物預かってるよー」とロンプラを渡される。

早速開封して中身を確認。ちゃんと福建、広東、香港・マカオの3冊だ。毛沢東語録とかでなくひとまず安心。

10:45頃、芳村駅から地下鉄1号線に乗車、西朗で広仏線に乗り換る。運賃6元、11:30頃、祖廟駅で下車する。

韮菜鶏蛋木桶飯

昼食は昨日の湖南料理の食堂で韮菜鶏蛋木桶飯(9元/約180円)を食べる。具材はニラと玉子の炒め物だ。

仏山祖廟

12:15頃、祖廟に到着。入場料は20元だが11月30日まで優待料金で18元になっていた。

祖廟は仏山祖廟とも呼ばれ、正式名称は仏山市祖廟博物館になる。

祖廟、孔廟、黄飛鴻紀念館などで構成されており、祖廟は北宋の元豊年間に創建され道教の北方真武玄天上帝を祀っている。

参拝者が多く賑わっているのだが屋根の当たりを見ると細かい装飾が施されている。

本殿では参拝者がお祈りしております。

祖廟には古い武器も展示されている。

仏山祖廟のハーケンクロイツ

でも、よく見るとナチスのハーケンクロイツによく似たデザインがある。日本なら叩かれるだろうが中国だから問題ないのだろう。

黄飛鴻紀念館

黄飛鴻紀念館は仏山出身の武術家である黄飛鴻の記念館である。

黄飛鴻ファンの巡礼地といっても良いだろう。

紀念館の入口には黄飛鴻の銅像があり撮影ポイントになっている。紀念館の展示内容は映画中心の内容だ。

戯曲

13:30から万福台で戯曲が行われるので行ってみる。
運良く最前列の席を確保。

戯曲を見物するが広東語で演じられている。まあ普通話で演じられても分からないので自分には関係ない。

日曜日なので観客多数で席は埋まっており周辺でも地元民が鑑賞中だ。

獅子舞

14:15から黄飛鴻紀念館の前で獅子舞があるので行ってみると既に観客でいっぱいで席はない。とりあえず邪魔にならない場所から見物だ。

太鼓が鳴り獅子舞の表演が始まる。

まずは獅子が客席を回りお捻りと記念品を交換する。記念品は1個20元です。金持ちが多いようで獅子はお捻り回収に回ります。

このお捻り回収時間が結構長い。景気減速、株価暴落なんて全く影響がないようです。まだまだ中国はバブリーです。獅子舞は昨日の黄飛鴻獅芸武術館より正直言って面白い。でも、映画のように火を噴いたり戦ったりはしません。

派手に飛んだりはします。

最後のお捻りタイムは100元になっており記念品も豪華です。魔除けや縁起物としてもらうのでしょうか?

武術表演

15:15頃、今度は紀念館の中で武術表演が始まります。

こちらも観客多いです。

武術ショーは色々と型を披露してくれます。観客も結構拍手してくれます。

再び獅子舞

武術表演が終わるとすぐに紀念館の前で獅子舞が始まります。なので、急いで移動です。

内容は先ほどとほぼ同じです。

孔廟

獅子舞を見終わって、最後に孔廟を見物していく。

孔廟は清の宣統3年(1911)に創建された。朝から祖廟にいたら獅子舞とか見るために一日中張り付いていただろうし、昨日、祖廟へ行っていたら黄飛鴻獅芸武術館は今日行くことになっていたな。仏山では黄飛鴻獅芸武術館は省略しても問題なしで祖廟で獅子舞とかが十分に見物できる。

16:25頃、祖廟駅から広仏線に乗車して広州へ戻る。運賃6元、芳村で下車してユースホステルへ戻る。

猪血豆腐肉絲木桶飯

夕飯は近くの湖南料理の食堂で猪血豆腐肉絲木桶飯(10元/約200円)を食べる。

具材は豆腐みたいに固めた豚の血と豆腐、ニラの炒め物だ。

珠江ビール

食後に珠江ビール330ml(2.9元/約58円)を購入。600ml瓶だと3.8元だったのだが飲み過ぎは良くないので今回は缶で抑えておく。広州で生産されたビールで銘柄からしても広東省の地ビールと言ってもよいだろう。アルコール度数は4.3%でやや高めだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21.9元
地下鉄 12元
祖廟 18元
合計 51.9元

陳家祠

08:05頃、芳村から地下鉄1号線で陳家祠駅へ移動。運賃2元、08:15頃、陳家祠駅に到着。駅を出ると目の前が陳家祠だ。入場料は10元。

陳家祠は陳氏書院、陳家祠堂とも呼び広東72県の陳姓の合族祠、書院である。清の光緒16年(1890)に創建された広東省の著名な宗祠建築である。

特徴は屋根に施された装飾だ。

こういった彫刻、壁画の類が数多く施されている。

これは三国志の桃園結義。

こちらは竹林七賢。09:25頃、陳家祠を出る。

仁威祖廟

09:40頃、仁威祖廟に到着。

仁威祖廟は北宋の皇祐4年(1052)に創建され900年以上の歴史を持つ道教寺院である。

柱の彫刻が特徴で人物が細かく彫られている。10:10頃、仁威祖廟を離れる。

華林寺

10:40頃、華林寺に到着。寺の入口では乞食が営業中。乞食と言っても職業乞食で酒代を稼いでいるのだろう。視点を変えれば参拝者の功徳を積ませるために乞食をしている。

華林寺は元々は西来庵と呼ばれ南梁の普通年間(521-526)に達磨大師がこの地に上陸し北上し禅宗を開いた。後の人々はこの地を「西来初地」と呼び、大通元年(527)に西来庵が建てられた。清の順治12年(1655)に華林禅寺の名を下賜される。

達磨大師を祀り1400年の歴史を持つ広州を代表する名刹である。

一番の見所は五百羅漢堂だ。五百羅漢堂は清の道光29年(1849)に住職の祇園大師が杭州の浄慈寺で五百羅漢像を書き写し、それを元に塑像の制作が始まり、咸豊元年(1851)に完成する。

華林寺の五百羅漢の特徴はマルコ・ポーロ像があることであり広州の海洋宗教文化の特色を表している。しかし、文化大革命により五百羅漢は破壊され、1990年代に新たに作り直された。

五百羅漢堂でマルコ・ポーロ像を探してみたが見あたらない。というか、羅漢像に名称がない。他の寺だと羅漢像に名称が出ていて分かるようになっているのだが、ここはどの羅漢像が何という名称かが分からない。作り直された羅漢像にはマルコ・ポーロは入っていないのか?11:30頃、華林寺を離れる。

石室天主堂

12:05頃、石室天主堂に到着。門前では自撮り棒の売人、撮影業者のおっちゃんたちがいるが乞食たちも営業中だ。

石室天主堂は1863年に建設が始まり1888年に完成。教会内部は見物できるのだが撮影禁止で更に入口にお布施の箱が置いてある。御布施しない奴お断りみたいだ。12:20頃、石室天主堂を離れる。

大元帥府

12:50頃、大元帥府に到着。孫文が大元帥府を置いていた場所で記念館として公開されている。

ここの孫文像は軍服姿になっている。

ここは会議室で孫文たちが集まって議論をしていた場所。

孫文の執務室が再現されている。

広州のフェリー

13:30頃、大元帥府を離れ大元帥府埠頭からフェリーで芳村へ戻る。

広州は黄沙周辺でフェリーが運行されており観光用、地元民の足として利用されている。

運賃は2元、13:40頃、フェリーに乗船する。

天宇、西堤、黄沙を経由して、14:15頃、芳村埠頭に到着する。約35分の船旅であった。

埠頭にはファミリーマートが併設されており利便性は高い。そして、徒歩30秒で斜め向かいにあるユースホステルに到着。

蘭州炒飯

少し遅めの昼食にイスラム食堂で蘭州炒飯(11元/約220円)を食べる。揚州炒飯は日本でも知られているが蘭州炒飯も存在する。具材は牛肉、人参、卵だ。

近くの小型スーパーマーケットで調味料を購入する。
老干媽肉絲豆鼓辣椒210g(8.5元/170円)
吉香居風味豆鼓(9.9元/約198円)

牛肉刀削麺

夕飯は牛肉刀削麺(9元/約180円)を食べる。

牛肉少ないけど、これでもまだある方だ。夜は香港のユースホステルを予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 41.9元
宿泊費 33元 予約金:白普理賽馬會青年旅舍
地下鉄 2元
フェリー 2元
陳家祠 10元
合計 88.9元
本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 28.8香港ドル 予約金:賽馬會摩星嶺青年旅舍
宿泊費 16香港ドル 予約金:美荷樓青年旅舍
宿泊費 28香港ドル 予約金:昂坪戴維斯青年旅舍
合計 72.8香港ドル

広州~杭州春節鉄道旅行記2007

荷物を預けて広州観光

guangzhou0109:00頃に謎の宿を出発して広州駅前の国営の寄存处に荷物を預けて夜まで広州観光をすることを計画する。まずは、昨日に続き春節の広州駅前の状況を見物する。

guangzhou02各地に帰る帰省客で溢れているが公安などの警備の人数も半端ではない。駅前の混雑を見物しているが夜には自分がこの混雑の中に飛び込むことになる。

guangzhou0310:00頃に越秀公園に徒歩で向かう。途中で雨が降り始めるが傘は持っておらず強行軍で10:30頃に越秀公園に到着する。

guangzhou04入場料は5元と安く済み懐もあまり痛まずに済んだ。まあ、越秀公園は定番の観光地になっているようで観光バスも停まっていた。自分は目当ての中山紀念碑と孫中山先生読書治事処を見学 して12:00頃に越秀公園を後にする。

guangzhou05越秀公園の次は西漢南越王博物館を見学する。

guangzhou06越秀公園の西隣なのですぐに到着する。

guangzhou07入館料12元を払って見学をする。

guangzhou081時間ほど見学をして三元宮へ向かう。

guangzhou0913:30頃に三元宮を見学する。三元宮は道教寺院であり参拝客で賑わっていた。

guangzhou10三元宮はあまり広くないのですぐに見学し終わり道を挟んで位置する中山紀念堂に向かう。

guangzhou11中山紀念堂は名前の通り孫中山(孫文)を記念して建てられた堂である。

guangzhou12終戦時には広東省に展開していた日本軍の降伏文書の調印式が行われた場所でもある。見学と休憩をして15:30過ぎに光孝寺へ向かう。

guangzhou1316:00頃に光孝寺に到着する。

guangzhou14大きな寺院のようで周辺には線香など供え物を売る店を多く見かける。ついでに乞食も多かった。

guangzhou15外国人観光客も訪れており有名観光地のようだ。

guangzhou16光孝寺を見学して続いて1640頃に六榕寺を見学する。ここも外国人観光客が多かった。

guangzhou17券売所(售票处)で白人の団体客が窓口のおばちゃんに英語が通じずにがもたついていたので「快点儿!快点儿!」と急かして追い払い、先に入場券を購入。

guangzhou18時間も遅くなってきたので足早に見学して近くの広東料理の店で夕食を食べる。

guangzhou19食後は市場で果物を購入して広州駅へ戻る。

広州駅で春節の大混雑を体験

1312_01
18:30頃に広州駅に戻り預けていた荷物を回収して、いよいよ春節の混雑を体験する時が来た。駅前広場の臨時待合所は相変わらず混雑しているが自分が乗 車する1312次の乗客は駅の待合室で待つので普通に荷物検査を受けて2階の第六候車室に入るが予想以上の大混雑であった。

1312_02床に座り込んで待つ乗客が至る所におり自分も床に座り込んで待つことにする。19:30過ぎに座り込んでいた乗客が立ち始め改札が始まるようだ。

1312_03並んで待つが一向に改札が始まらないが突然並んでいたはずの乗客が第六候車室を出て行く。係員が改札は1階で行うアナウンスをしている。

1312_04状況が一変して乗客は大混乱に陥る。我先にと1階を目指すので危険な状態が続く。予想通り荷物に足を取られる乗客もいる。何とか改札を通り4番ホームから 1312次に乗車する。列車は4分遅れの20:09に発車する。乗車するだけでも一苦労だったが何とか乗車でき一安心。肝心の杭州東に1312次が何時に 到着するかはまだこの時は知らない。南京西行きというのも待合室に入るとき知ったほどの状態だ。後で到着時間を調べることにして市場で購入した果物を食べ る。南方の果物はこれでしばらくお別れになりそうだ。果物を食べて21:00過ぎに明日に備えて寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24.5元
地下鉄 2元
越秀公園 5元
西漢南越王博物館 12元
中山紀念堂 10元
三元宮 1元
光孝寺 5元
六榕寺 5元
六榕寺塔 10元
荷物保管 15元
合計 89.5元

杭州東への到着時刻を知る

1312_0607:00頃に車内放送で目が覚める。KやTの列車ではないから昼過ぎ杭州東に到着と思っていたが昼を過ぎてもまだ到着しない。車内の時刻表を確認してみると1312次は杭州東に20:56着になっている。南京西に早朝に到着するので予想以上に遅い運行になっているようだ。

1312_05こうなっては仕方が無いので寝て 待つしかない。お腹が減って快餐を買うか食堂車で食事をすることも考えたがボッタクリ料金なので途中の停車駅でカップめんを1個5元で購入する。それでも スーパーの2倍近くの価格だ。読みが甘かったことを反省したが1日をほとんど寝てすごし19:00過ぎに義烏を過ぎて車掌さんが換票証を切符に変えに来た。次が杭州東駅だ。長い道程だった。21:00頃にようやく杭州東駅に到着する。春節で西湖は花火大会が行われ、あちこちで爆竹が鳴らされていた。バス 停に向かうがほとんどの路線は最終バスが出てしまっており今日はここで足止めのようだ。

杭州でも宿泊拒否に遭う

宿を確保するため駅周辺の招待所や旅館を訪ねるが料金交渉まで終わって身分証の確認で日本人と分かると「賓館じゃないと泊まれないよ」と宿泊拒否で追い出 されてしまう。しばらく駅周辺を彷徨うが興意旅館(兴意旅馆)で1泊25元の部屋に泊まることができた。初めは宿泊拒否されたのだが登記しないで内緒で泊めてくれる事にしてくれて今日の寝床は確保できた。21:30頃に駅前の食堂で食事を済ませ宿に戻るが春節で花火と爆竹が01:00を過ぎても鳴り響いている。これではさすがに寝むれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 25元
合計 45元