巴馬汽車総站




巴馬・長寿村へ






麦肯基と美味基



| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 19.5元 | |
| バス | 10元 | 路線バス |
| 合計 | 29.5元 |
巴馬の街
今日も暑さで目が覚める。エアコンなしの扇風機部屋はつらい。08:30頃、ユースホステルの向かいにある公園の山へ登る。おそらく頂上の亭からは巴馬の街が一望できるはずだ。まずは近くの包子屋で1個0.5元の肉包を4個購入しておく。肉包を食べながら階段を上り頂上を目指す。

長寿博物館

10:40頃、長寿博物館を出てユースホステルへ戻るが部屋はエアコン無しの扇風機で暑くて何も出来ない。夕方になり12306.cnで明日の柳州→襄陽の切符を購入しておく。硬座で運賃は148.5元だ。明日は久しぶりに鉄道での移動だ。
切符は確保したので、続いて巴馬汽車総站で明日の巴馬→柳州のバスチケットを購入。運賃は130元だが、身分証の確認がありパスポートを提示する。チケットは実名制ではないので、とりあえずの確認か?

美味基と麦肯基

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 10.5元 | |
| バス | 130元 | 巴馬→柳州 |
| 鉄道 | 148.5元 | 柳州→襄陽 |
| 合計 | 289元 |
巴馬→柳州
今日から7月だが巴馬の天気は曇りでも朝から蒸し暑い。08:00頃、ユースホステル近くの包子屋で1個0.5元の肉包と豆沙包を10個購入。これが今日の朝食兼昼食だ。今日はバスで柳州へ移動して鉄道で広西チワン族自治区を出て湖南省を越えて湖北省襄陽へ向かう。



10:40に定刻通りバスが発車する。柳州までは約6時間、418kmの道のりだ。乗車率は9割ぐらいでほぼ満席だ。車内はエアコンが効いていて涼しく柳州まで快適に移動できそうだ。到着するバスターミナルは柳州駅近くの柳州汽車南站だ。乗客には観光客は自分だけで残りは地元民で会話が方言なので何言っているのか分からない。この車内の状況からして夏の巴馬は観光オフシーズンのようだ。

昼頃、東蘭に到着しガソリンスタンドでトイレ休憩になる。14:00頃、河池市金城江区に入り、14:15頃、バスターミナルの金城江城西汽車站に到着し、ここでトイレ休憩になる。巴馬と柳州の中間地点の金城江は河池の中心街になり巴馬よりはるかに都会でバスターミナルは新しく規模も大きく南寧、桂林などの主要都市から周辺地区へのバスも多い。でも南寧と比較すれば山に囲まれた田舎ともいえる。
柳州



18:00頃、ようやく順番が来たと思ったら軍人優先窓口だったので横から来た軍人が先に切符を購入となるが、軍人は家族の分を含めて広州南行きを3枚購入しようとしたが、直前までネットで購入しようとしており、購入途中のままでネット上では切符を押さえたままだったので、ダフ屋防止とかのためで窓口では購入できなくなっていた。軍人対応で10分ほど待ち、ようやく切符を受け取る。日本で軍人優先窓口とかあったら共産党や社民党、それと秘書給与を搾取していた議員とかが大騒ぎするだろうな。
18:10頃、切符を受け取ったので待合室へ移動。駅入口で切符と身分証の確認があったが駅員はパスポートの中身を確認せずにスルー状態。外人には用はないようだ。続いて手荷物のX線検査を済まして待合室に入る。


列車遅延

でも、2時間半遅れはマシな方だ。成都東からのK652次は7時間28分遅れの放送があったし・・・。成都や重慶からの列車は軒並み大遅延が発生しており事故か何かが発生しているのは間違いないのだが、遅延理由については一切説明がない。まあ、遅延理由が知られると都合が悪いのだろう。チャイナクオリティだな。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 5元 | |
| 合計 | 5元 |
柳州→襄陽



07:00頃、目が覚めるが眠い、疲れた。外は曇りで畑と水田、それとトン族の民家が見える。湖南省会同に約3時間半遅れで到着し、次は湖南省懐化だ。そして、車内販売が始まり朝食の販売もあるが、ゆで卵と饅頭4個、粥で15元は超ボッタクリだ。
中国版駅弁の盒飯

それと車内販売の盒飯は20元とかが多いのだが販売時間が終了間際になると値段を半額まで下げてくるので、そこを狙うのもいいだろう。車内販売の果物も同様で、1パック10元だったのが5元や3パック10元という具合になる。
懐化を出ると遅れが4時間半に拡大しており、もはや遅れを取り戻す気はないようだ。
今日中に襄陽に到着するのか?13:30頃、張家界に到着し、ようやく湖南省の北までやってきた。
13:50頃、張家界を発車して湖南省から湖北省へと向かうが、遅延に関する車内放送はなくなっていた。もう遅延はどうでもよいと開き直ったようだ。
18:00頃、宜昌東に到着する。湖北省に入って最初の大きな駅で宜昌は長江三峡下りの終点でもあり交通の要衝だ。宜昌東で方向転換の為に機関車の着け換えをして、18:25に発車する。
襄陽到着





| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 26元 | |
| 合計 | 26元 |
襄陽汽車客運中心站







襄陽→関林



外の景色は平地にトウモロコシ畑と水田が広がっており、山の中の広西チワン族自治区、湖南省とは大きく異なる。そして、水田が徐々に少なくなり畑だけの風景に変わる。襄陽の北が稲作と畑作の境界になっているようだ。
イベント盛り沢山
13:25頃、イベントが発生する。斜め前の母ザルが床にプラスチック容器を置き子ザルを抱えて「ニャオニャオ!」言っている。これは猫の鳴き声を真似しているのではない。「尿尿!」と言っているのだ。小便イベント発生だよ!座席の床で子ザルに小便をさせているのだ。ちなみに車両のトイレは空いています。
ここは道徳発祥の中国なので道徳上はここでトイレへ行くように注意しなければならないのですが、自分には母ザルを諭す中国語力はないし、外野の乗客に「小日本のくせに生意気だぞ!」「ここは中国だから中国人が何しようと自由だろ!ボケ!」と言われて袋叩きにされてしまいます。黙って静観するしかありません。

母ザルはウンコ容器を紙で覆い何事もなかったかのように座席下へ追いやる。乗務員が定期的に車内清掃をするが乗務員も大変だ。ただでさえ床にゴミをポイ捨てされるのに、さらにウンコ地雷を仕掛けられるのだから・・・。地雷を踏んだら大変だ。いや、この場合は手袋越しで地雷を持つのかもしれない。
14:05頃、乗務員がホウキとチリトリを持って清掃を始めウンコ地雷を回収する。もちろん、ウンコ地雷とは知らずに回収していった。中身を知ったら激怒だろうな・・・。まあ、ウンコは回収されなくなった。今日も正常運転の中国だが孔子や孟子は泣いているだろうな。こちらもこんな中国を見せられて泣きたくなるわ!道徳の国「中国」はどこへいった?
16:15頃、平頂山西に到着してウンコの母ザルたちが下車する。これで平和になったかと思ったが、その考えは甘かった。新たに乗車してきた隣のガキが曲者であった。ガキが床に唾を吐くのだ。小学生ぐらいのガキなのに行動が完全に農民工のおっちゃんと同じだ。河南省が農民工供給地と知られているとはいえ、これはいくら何でもひどすぎる。子供の頃から床に唾を平気で吐くようになるとは・・・。

関林(洛陽)到着



ここで東北三省、北朝鮮国境への準備を整えるのだが、パスポートのオンライン登記で問題が発生する。何やら前回宿泊した時の情報が消えておらず登記ができないという。要するにチェックアウトの情報を入れ忘れて去年からずっと宿泊していることになっていたらしい。で、前回の宿泊情報を消して登記し直す。というか、半年以上も日本人が宿泊していて公安から問い合わせの連絡が来ないのか?




| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 19.4元 | |
| 宿泊費 | 210元 | 1泊35元(会員料金)×6 |
| ユースホステル会員カード | 50元 | |
| 鉄道 | 53.5元 | 硬座 襄陽→関林 |
| バス | 2元 | 路線バス |
| ガイドブック | 171元 | |
| 合計 | 505.9元 |



























国境の開いている時間は北京時間08:00ー20:00なので結構長い時間開いているようだ。





















