内モンゴル自治区赤峰 契丹の慶州白塔

北京・内モンゴル旅行記2016

深夜特急(農民工専用)

01:30頃に目が醒めるのだが座席の下から足ではなく手が出ている。体力の限界で燃え尽きた乗客が座席下で寝ている。

隣のボックシートにも燃え尽きた乗客が。Z列車なのだが農民工専用のサバイバル列車になっている。まあ、自分も朝まで寝よう。

05:10に目が覚める。05:45頃、安陽駅を通過する。ちょうど河南省を北へと走っている。
ウンコしにトイレへ行き扉を開けるとおっさんが脱糞中・・・。なぜ鍵を掛けないのだ?どうして朝からおっさんの脱糞を見せられなきゃいけないのだ?おっさんはあわてて扉閉めているが、初めから鍵掛けろよ。こちらはおっさんの脱糞を見るようなハイレベルな趣味は持っていない。

他の車両のトイレへ行くがどこも塞がっている。並んで10分ほど待つ。ようやく空いたと思ったら、出てきた爺さんはウンコ流してねえし。爺さん捕まえてウンコ流すように言ってやるが、爺さんはウンコの流し方を知らなかった。

25Tのトイレはタンク式なので緑のボタンを押して流すんだよ!おサルさんが乗車していると朝から大変だ。何で小日本が中国人に25Tでのウンコの流し方を説明しなきゃいけないんだよ?普通は中国人が外国人に設備の使用方法を教えるのではないのか?

通路には燃え尽きて寝ているおっちゃんいるし、カオス度が高い。朝からおっさんの脱糞中の姿や爺さんの出したてのウンコ見せられたりと今日も中国は絶好調だ。ウンコして顔も洗ったし自分の車両へ戻るが、他の車両も通路に足出して寝ているおっちゃんがいたりカオス度高めだな。席へ戻るが農民工のおっちゃんは床に痰吐いているし・・・。Z列車で一応最新の客車である25Tの編成でも客層がおサルさんだと農民工列車に成り下がってしまう。

06:45頃、自分のボックスシート周辺のおっちゃんたちが車内販売でカップ麺、二鍋頭、燕京ビールを購入して、カップ麺食べながら酒盛り開始。朝からカップ麺食べながらの酒は美味しいのか?

07:30頃、石家荘駅に到着。河北省まで北上してきた。

北京西駅到着

定刻では10:10到着だが、10:07頃、北京西駅に到着。今までで一番ハイレベルなZ列車であった。北京の天気は晴れで青空が見えるほど天気がよい。一気に北京まで来て正解であったな。北京西駅からは地下鉄で西直門へ移動する。西直門が北京北駅のある場所になる。で、地下鉄に乗車するのにも手荷物のX線検査が待っており行列が酷い。

手荷物検査をようやく終えて地下鉄9号線に乗車する。西直門まで運賃は4元だ。10:33に終点の国家図書館で下車して地下鉄4号線に乗り換える。

10:43に西直門で下車して北京北駅へ移動。まずは切符売場で赤峰行きの切符を受け取る。列車は夜発車なので余った時間を利用して八達嶺まで乗り鉄だ。地下待合室の手荷物預かり所にバックパックを預ける。料金は7時間以内で15元。ちょうど11:00なので18:00までに戻ればよい。

で、S2線に乗り鉄と思ったら次の延慶行きは13:14だ。このまま待つのは時間が勿体ないのでS2線はやめて、首都博物館へ行くことにする。まずは西直門駅から地下鉄を乗り継いで木樨地駅を目指す。

11:24頃、運賃は3元で西直門駅から地下鉄2号線に乗車し復興門駅で地下鉄1号線に乗り換えて、11:35頃、木樨地駅で下車する。

首都博物館

C1出口から5分ほどで首都博物館に到着。入場料無料だがパスポートがないと入場券がもらえないので要注意だ。

展示内容は北京の歴史が中心になっている。日曜日ということもあり混雑している。

軍事博物館

13:45頃、中国人民革命軍事博物館に到着。パスポート提示して入場券をもらうが、手荷物のX線検査で十徳ナイフ持ち込み禁止ということで預ける。ここは2012年から改修工事をしているのだが、まだ工事が終わっていない。
いつ工事が終わるのだろうか?

展示物は戦車とかの屋外展示になり数は少ない。それでも、日曜日なので家族連れが多く訪れて賑わっている。

日本の自称平和団体の方々にもこの光景見せてあげたいな。

きっと「子供たちを戦場へ送るのか!」と激怒してくれることでしょう。

97式戦車の功臣号も展示されています。ただこの辺の兵器は錆で傷みが激しい感じだ。修繕せずに放置なのか?預けていた十徳ナイフを回収して、14:15頃、軍事博物館を出る。運賃1元で1路のバスに乗車して天安門西で下車する。

香菇油菜蓋飯

15:00頃、前門大街の裏の食堂で香菇油菜蓋飯(12元/約204円)を食べる。

食後は前門大街を散歩。北京の一等地なのに空きテナントが多く寂しくなってきている。家賃高騰でテナントが逃げているのか?観光用の路面電車は運行されていた。

15:50頃、運賃1元、前門東のバス停から44路のバスに乗車するが、バスには保安が乗車している。さっきのバスにも保安がいたな。これは天安門事件の6月4日が近いからか?それとも通常の警備か?16:15頃、西直門南のバス停で下車する。

北京北→赤峰

北京北駅が見えているが道路は横断できないので地下道で迂回して、16:30頃、北京北駅に戻ってきた。

北京北駅の隣にある凱徳MALLの地下スーパーで明朝までの食料に饅頭と燕京ビール600ml(2.7元/約46円)を購入しておく。北京に来たので燕京ビールは購入すべきであろう。ちゃんと北京産というのを忘れず確認だ。燕京ビールは中国全土で販売されているメジャーブランドで本物だけど北京産でないのもあるので要注意だ。17:10頃、北京北駅の待合室へ移動。預けておいた荷物を回収して改札を待つ。

で、待っている間にこんな物を見つけた。携帯の無料充電コーナー。こんな感じでスマホやモバイルバッテリーが充電中です。

一応防犯カメラはあるのだが充電中は皆充電コーナーに張り付いています。iPhoneなんて真っ先に狙われますから・・・。

さて、これから乗車する列車は、20:21発、フフホト→通遼の1457次で赤峰まで約9時間乗車、席は硬座、運賃は61元になる。

1457次は20:05着なので、19:30頃に改札口の先頭を陣取っておく。今回は途中駅からの乗車なので乗車バトルで荷物の置き場所を確実に確保しないといけない。北京北駅なので下車する乗客が多ければよいのだが・・・。

20:00頃、1457次が早く到着して改札が始まりホームへ移動。まずは行先票を撮影と思ったら客車を牽引している機関車が東風4型ではないか!今や絶滅危惧種と化している東風4型の牽引とは運がよい。

続いていつもの行先票を撮影。

1457次は蒙古王号の名称が付いている。何やら強そうな名称だ。

北京北駅では下車する乗客が多かったので車内は空いており荷物置き場の確保は問題なかった。しかし、北京北駅からは乗客が多く満席となり無座切符の乗客も通路にあふれる。

定刻通り20:21に列車が発車する。今回は客層が比較的若く平和に移動できそうだ。まさかの農民工列車だったZ4次とは全く違う。赤峰には05:33到着予定だ。赤峰からは巴林右旗の大板鎮へバスで移動だ。大板鎮へは通遼経由で鉄道でも行けるが大きく迂回するので時間と金が余計にかかる。

22:00頃、懐柔北駅に到着。ここでかなりの乗客が下車して客層が若年から中高年の普段の民工列車に変わる。饅頭を食べながら燕京ビールを飲んで寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24.3元
地下鉄 7元
バス 3元 路線バス
荷物預け 15元
合計 49.3元

夜行列車は燃え尽きる

03:00頃に目が覚める。ここでもう一度寝ると寝過ごす可能性があるので起きていることにする。燃え尽きている乗客もおりカオス度はある程度あるが酒盛りもなく車内は静かなので平和だ。03:30頃になると空が明るくなり始める。もう夜明けが近い。

04:50頃、乗客のほとんどが起きて朝のトイレ争奪戦が始まっている。あと少しで赤峰に到着だ。そして、今日も一日が始まり車内で痰吐きの音が聞こえ始める。おサルさんたちの一日も始まったようだ。

内モンゴル自治区赤峰

05:33頃、赤峰駅に到着。ここで蒙古王号ともお別れだ。

外へ出ると赤峰駅の立派な駅舎がお出迎えだ。

05:50頃、35路のバスに乗車。運賃1元、長途汽車站(长途汽车站)で下車する。

赤峰→大板

06:10頃、バスターミナルの赤峰汽車站に到着。

大板行きのチケットを購入。06:40発、運賃57元、林東(林东)行きのバスに乗車して大板で途中下車になる。

06:30に改札が始まりバスに乗車。06:40にバスが発車する。

大板鎮汽車站

09:30頃、バスターミナルの大板汽車站に到着。大板鎮は巴林右旗で一番大きな街になる。

まずはバス情報を確認しておく。去年訪れた時は時刻表がなかったのだが、今回は電光掲示板での表示がある。

白塔子行きは東回りの東線と西回りの西線の2経路がある。

友誼商務賓館

09:35頃、eLongで予約しておいたバスターミナル隣にある友誼商務賓館へ。去年、大板での宿確保に失敗したときに友誼商務賓館が外国人OK宿というのを確認しておいた。公安の気分が変わっていなければ大丈夫なはずだ。

レセプションでチェックイン手続きで登記するがパスポート提示しても追い出されずに大丈夫であった。で、老板が派出所へ行ってこないといけないということでパスポートは一時預かりとなる。PCにパスポート情報を入力していたのでオンライン登記できるようだが派出所にも行ってこないといけないという部分で、やはりこの地域は外国人にはあまり来て欲しくないようだ。

今回は1泊117元の2人部屋で、飛び込みだと料金表では168元となっていた。正直言って部屋広すぎです。テレビ、エアコン、電気ケトル、電話があるし、Wi-Fiは問題なく利用可能だ。

トイレ・シャワーもちゃんとしています。この設備でこの料金なら妥当です。まだ本格的な観光シーズンには入っていないから、この料金なのだろう。7月からは高くなるだろうな。

11:00頃、大板汽車站で白塔子行きチケットを購入。白塔子行きは2路線あり同時刻の08:30出発になる。今回は西回りの白塔子(西線)で運賃23元だ。東回りは24元になる。

荟福寺

11:20頃、運賃1元で1路のバスに乗車。白塔は明日の見物なので今日は大板の町で数少ない観光地を見物する。まずは荟福寺を目指す。街中で寺が見えたので最寄りのバス停で下車。

昼頃、荟福寺に到着するが山門は閉まっている。ロンリー・プラネット内蒙古で紹介されていたから見物できると思ったらそうではないようだ。

荟福寺はチベット仏教寺院で清の康煕帝の娘である固倫栄憲公主により康煕45年(1706)に建立された巴林右旗で数少ない清代初期の古建築である。文化大革命では激しく破壊されたが後に再建されている。

大板巴林王府

続いて荟福寺から徒歩5分ほどの所にあるのが大板巴林王府だが、ここも門が閉まっている。月曜だから閉まっているのか?

次は荟福寺の隣にある広場の向かいにある大板の中心部でおそらく一番大きなスーパーマーケットの帝客隆超市で内モンゴルのビールでもあるかと探してみたが、地ビールはなく馬乳酒があった。でも、アルコール度数40度とかは高過ぎなのでだめだ。

代わりに内モンゴルのジュースを購入。これは野山杏仁飲料235ml(3元/約54円)で赤峰が生産地になる。

沙果果汁飲料310ml(3.5元/約63円)は沙果の産地が内モンゴル東部の扎兰屯になる。生産地は赤峰の林西県になる。

酸奶麺条

13:15頃、モンゴル料理の店で酸奶麺条(10元/約170円)を食べる。直訳すればヨーグルト麺ということだが出て来たのは、スープがヨーグルトというよりバター茶のラーメンだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
宿泊費 117元 1泊117元×1
バス 2元 路線バス
バス 57元 赤峰→大板
バス 23元 白塔子→大板
合計 215.5元

ポメラ壊れて帰国準備

ポメラDM100が壊れた。10日ほど前からSDカードを認識しなくなったが、ついにUSB接続してもポメラ本体をドライブとしても認識しなくなった。おかげでQRコードで日記を回収することになるが、今後起動すらしなくなるのも時間の問題だ。これでは日記が書けないので日本へ帰るか・・・。

この時期にまさかの帰国になるとは・・・。春秋航空の上海→茨城の航空券を購入しておく。本当は大阪に戻れればよかったのだが関空行きは高く茨城になってしまった。あの土田舎の茨城か、まあ百里基地だから良しとしよう。

内モンゴルまで来たと思ったら上海へ戻らないといけない。北京→上海の切符も購入と宿の予約をしておく。

朝食

07:00頃、朝食を食べる。今回の賓館は朝食付きだ。

簡単な朝食であるが自分にとっては非常にありがたい。とりあえず2皿食べて夜までのエネルギー確保だ。

08:15頃、賓館をチェックアウトする。バックパックを夕方まで預かってもらい隣のバスターミナルの大板汽車站へ移動。

大板→白塔子

08:20頃、バスに乗車する。今回のバスは08:30発、金山電廠(金山电厂)行きで西回りの白塔子へ行く白塔子(西線)になる。運賃は23元、途中の白塔子で下車となる。

08:30頃、バスが発車する。08:40頃、大板の街中で客が一気に乗り込んで満席。定員オーバーにはさせないようで乗れない客は置き去りだ。大板は公安がちゃんと仕事しているようだ。

バスは大板を出て郷道218号を北へと走る。契丹の慶州白塔がある白塔子までは約100kmの道のりだ。途中で少しづつ客を降ろしながら走っていく。2時間で着くかな?

契丹の慶州白塔

10:30頃、慶州白塔が見えてきて白塔子に到着。運ちゃんに大板に戻るバスの時間を聞くと11:15頃にあるということで急いで慶州白塔へ向かう。

町を出ると目の前に草原と慶州白塔が見える。10:35頃、慶州白塔に到着。入場料は10元だが入場券はないということでもらえず。そのまま10元は管理人のおっちゃんの懐行きか?

慶州白塔は内モンゴル自治区巴林右旗大板鎮の北80kmほどに位置する索博日嘎鎮に位置しており、町外れに遼慶州城遺址があり慶州城の北西に慶州白塔が残っている。この慶州白塔は遼を建国した契丹族に建てられ千年の歴史を持つ石塔だ。

慶州城は遼により建設された奉陵邑になり周辺には遼の皇帝陵墓になる慶陵があり、この慶陵のために置かれたのが慶州城になる。

慶州白塔は遼の重熙16年(1047)に建設が開始され重熙18年(1049)に完成した八角七層の仏塔になる。建設には遼の第7代皇帝興宗の生母である章聖皇太后が特に尽力している。

ここは世界ふしぎ発見でも紹介されていた遺跡なので訪れてみた。2015年に一度訪問に挑戦したが大板鎮で外人OK宿の確保に失敗して断念していたが、今回ようやく目的を達成した。

白塔子→大板→赤峰

11:10頃、ちょうど大板-白塔子(東線)のバスが停車していたので乗車する。このバスも大板を08:30に出発しており、白塔子を11:20に出発して大板へ戻るそうだ。待ち時間の間にeLongで今夜の赤峰→北京北の列車の切符を予約しておく。運賃は61元だ。

11:20頃、バスが発車する。乗務員のおっちゃんが運賃回収を始め、大板までは10元で行きの半分以下の運賃であった。なぜ安いのかは不明だ。羊の放牧や牛の放牧が見られ内モンゴルの風景が広がる。

行きが西線で帰りが東線なので行きと帰りで風景が違う。といっても、山と畑と草原ばかりだ。

13:20頃、バスターミナルの大板汽車站に到着する。賓館で預けておいた荷物を回収するがチェックアウトの時間が14:00だったので、これなら朝チェックアウトしなくても大丈夫だったな。再び隣のバスターミナルへ行き赤峰行きチケットを購入する。14:00発の赤峰行きで運賃57元だ。

13:50頃、改札が始まりバスに乗車。14:00頃、バスが発車する。大板の街で客を乗せて高速道路に入る。赤峰までは何もなければ2時間半ぐらいで到着するだろう。

高速を爆走して、16:35頃、バスターミナルの赤峰汽車站に到着。赤峰→北京のバスを確認してみると、17:00発のバスがあるが運賃は150元。鉄道の2倍以上の運賃か・・・。まあ今日中に北京へ行きたい人にとっては利用価値ありだな。

赤峰駅

16:40頃、長途汽車站のバス停から運賃1元で36路のバスに乗車して赤峰駅へ移動。17:20頃、火車站で下車して赤峰駅に到着。遊牧民の壁画が特徴で内モンゴルらしさが出ているのが赤峰駅だ。まずは切符売場で切符の受け取りだが入口で公安が身分証確認を行っている。天安門事件の6月4日が近いから警備強化か?

自分は身分証持っていないので、そのまま知らん顔して切符売場に入ろうとするが、やっぱ呼び止められた。パスポート出すと公安はとりあえず中身確認して何もなかったことに・・・。何事もなかったかのように切符売場に並んで予約しておいた北京北行きの切符を受け取る。

羊雑麺

列車の発車時刻まで時間があるので駅前の食堂で羊雑麺(15元/約270円)を食べる。内モンゴルにいるので羊ということで。羊雑なので具材に羊のホルモンを使っている。このホルモンの食感がよい!

赤峰→北京北

18:00頃、赤峰駅の待合室へ。入口でいつもの身分証と切符の照合があるが駅員はパスポートの中身確認せずにそのまま返却で見なかったことに・・・。あまり関わりたくないようだ。

今回の列車は19:40発、赤峰→北京北の2622次、席は硬座、運賃は61元である。終点が北京北駅になるのである意味重要度が高い列車だ。

待合室は田舎の駅にしては広めで新しくきれいだ。田舎といっても日本の広島や静岡なんかより大都市で赤峰市全体では人口400万以上、都市部だけでも人口100万の大都市だ。案内の放送は中国語とモンゴル語で内モンゴルらしさが出ている。

改札口の先頭を陣取って時間まで待機になる。18:40頃、公安4人で身分証確認が始まる。次々と身分証を端末で読み込んでいく。やっぱり天安門事件の6月4日が近いから気合いが入っているのか? ここでパスポート出したらどうなるかな・・・。

18:44に公安が来たよ。パスポート出したら中身確認せずに見なかったことにされた。外人には用はないようだ。で、周りの乗客は「1人だけなぜスルーなんだよ?」と不思議そうにこちらを見ている。

19:00頃、待合室がかなり混雑してきた。肥料袋やバケツなどが多く見られるので、今回の乗車バトルは激しそうな雰囲気だ。荷物置き場は速やかに確保せねば。

19:20頃、改札が始まる。いつもの行先票を撮影。丹東-赤峰-北京北を結ぶ編成のようで丹東-赤峰が快速、赤峰-北京北が普快なので、丹東-赤峰がメインのようだ。車両は25Gの編成だ。

乗車して荷物置き場は無事に確保完了。

すぐに車内は満席ではないが混雑してくる。荷物棚には少し余裕があるので今回の乗車バトルは楽な方であったな。

19:40に定刻通り赤峰を発車し北京北駅へと向かう。列車内は平和で隣のボックスシートではおっさんが床に痰を吐いている。いつもの平和な中国だな。誰も痰を吐かないという緊急事態は起きそうもないな。斜め前のおっさんは足を投げ出しているし。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 61元 硬座 赤峰→北京北
バス 1元 路線バス
バス 10元 白塔子→大板
バス 57元 大板→赤峰
慶州白塔 10元
合計 154元
項目 金額 備考
航空券 16700円 上海→茨城
合計 16700円

内モンゴル赤峰・遼中京遺址大明塔

日本からポメラDM100到着

09:20頃、郵便局の配達員から電話がありEMSを取りに行く。日本で注文したポメラDM100がようやく到着だ。18Fから1Fの入口まで行くと大悦城のマンション住民が小包の受け取りに集まっている。日本だと宅配便とかは高層マンションでも玄関まで配達だが、中国の場合は配達員が入口に到着すると受取人へ電話して取りに来てもらう方式だ。

日本からの荷物自分も伝票にサインにして配達員から日本からのEMSを受け取るが箱がでかい。過剰梱包なのだが箱が結構傷めつけられているので中国へ送る場合はちょうどいいようだ。8月1日に大阪から発送して8月6日に瀋陽到着なので、まあ1週間以内でEMSが到着だ。

ポメラDM100早速開封の儀で箱を開ける。外箱は傷めつけられているが緩衝材でポメラは無傷である。動作も今のところは問題なしだがDM100はでかい。今まで使っていたDM5は折りたたみ式で持ち運びに便利だったが、キーボードのフレキシブルケーブル辺りに構造上の問題があるようでキーボードが故障。しかも、DM5は同じ故障で2台目の廃棄だ。DM100はでかいがキーボードの故障なく長期間使用できると期待している。頼むから、もう故障しないでくれ!

遼寧省から内蒙古自治区へ

日本から補給物資を受け取ったので瀋陽から次の内モンゴル自治区へ移動できる。早速移動の準備で12306.cnで今日の瀋陽北→通遼、明日の通遼→大板の切符を購入する。

続いてウォルマートで買い出しだ。今回はバックパック(179元/約3580円)を新しく購入する。2009年に北京のカルフールで購入したバックパックに穴が空いたので交換である。6年使ったが十分元はとれただろう。宿に戻り昼前に出発の準備を整えて先にチェックアウトだけしておく。列車は夕方発車なので15:00頃まで居座らせてもらう。

瀋陽北駅15:10頃、宿を出て中街から地下鉄1号線に乗車して青年大街で2号線に乗り換え、15:55頃、瀋陽北駅に到着。切符売場で15分ほど並び12306.cnで予約した通遼行きの切符を受け取る。いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ入るが、今日も駅員はパスポートの中身を確認せずにスルーだ。

吉野家とかやたらとでかい待合室で待機となるが、待合室といっても、瀋陽北駅の待合室には売店、土産物屋からマクドナルド、ケンタッキー、吉野家まである。

美国加州牛肉面大王それとアメリカには店舗がないけどおそらく中国で一番有名な牛肉麺チェーン店の美国加州牛肉面大王(California beefnoodle king U.S.A)もある。待合室といっても日本でいうエキナカに相当する。

瀋陽北→通遼

自動改札機18:00頃、乗車バトルに備え自動改札機の前に陣取る。ただし自動改札機だと乗車バトルより自動改札機の反応が遅いのと自動改札機を使ったことのない乗客により渋滞が発生する方が面倒である。

K5078次の切符これから乗車する列車は18:43発、瀋陽北→霍林郭勒のK5078次で通遼まで移動する。席は硬座で運賃は46.5元だ。このK5078次は8月中の増発列車で観光用だろうか?

瀋陽北駅18:27頃、駅員の合図で改札が始まり競馬場のゲートのように各馬一斉にスタートとはいかず、自分はスタートダッシュに成功したが隣のおばちゃんたちは自動改札に慣れておらずピーピー警告音鳴らせて渋滞だ。自分は空いているホームへ移動し乗車する。

行先票荷物置き場は問題なく確保して発車を待つ。18:43に定刻通り瀋陽北を発車する。乗車率は2割ぐらいで空いていたが、すぐ瀋陽で一気にほぼ満席となるが無座の乗客はいないので需給の均衡がとれている列車のようだ。荷物棚の方は空きスペースがあるので比較的難易度は低い方だろう。

瀋陽を出てからは停車駅ごとに乗客が少なくなり遼寧省から内モンゴル自治区へ入ると乗車率はかなり下がり3列シートを占領して寝ている乗客が出現し始める。どうやら田舎を走る夜行列車のようだ。まあ幸い今回の列車は痰吐きのおサルさんがいないのでかなり平和な方だ。

内蒙古自治区通遼へ

通陵駅16分遅れで23:36に通遼到着。出口を出たらそのまま切符売場へ行き12306.cnで予約しておいた明日の大板行きの切符を受け取る。次の目的地は大阪ではなく大板だ。この大板鎮は巴林右旗にあり、この巴林右旗の北にある白塔子鎮には遼慶州白塔と呼ばれる遼代の白塔がある。この塔が目的地だ。なぜこの塔を目指すかは後々分かります。

通陵駅切符を受け取ったので、次は宿探しではなく、そのまま待合室へ行き必殺の駅寝だ。軍資金不足なので駅寝です。この先も外国人が訪れそうもない田舎へ行くので外国人お断りの宿に遭遇する確率が高く安宿に泊まれそうもないので高い賓館に宿泊することを想定して節約です。

ちなみに通遼は交通の要衝になっており深夜でも列車の本数が多く利用客も多い。駅前にもバスターミナルの通遼汽車站があり、賓館や旅店などの宿も多く揃っている。まさに交通の要衝と言っていいだろう。でも、観光地は市内に博物館があるぐらいだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.1元
鉄道 46.5元 硬座 瀋陽北→通遼
鉄道 21.5元 通遼→大板
地下鉄 2元
日用品 211.5元
合計 312.6元

通遼で駅寝

待合室日付が変わりウォルマートで買い込んでおいた饅頭を夜食に食べて過ごす。01:30頃になると待合室は人が少なくなり静かになってくる。代わりに痰吐きの音が良く響くが・・・。

待合室そして、駅寝の達人たちが既に駅寝中だ。今日はこの辺で駅寝することにする。04:30頃、夜が明けてきた。待合室は徐々に混雑してきてカオス状態になる。

通遼→大板

6035次の切符今日乗車するのは09:30発、通遼→シリンホト(錫林浩特)の6035次だ。席は硬座、大板まで運賃は21.5元、距離は347km、4時間51分の乗り鉄だ。瀋陽→大板まで直通列車があるのだが、6035次は貴重な非空調なので乗車する。

行先票08:30頃、改札口の先頭を陣取り乗車に備える。通遼駅の利用客にはおサルさんが紛れ込んでおり他の列車の改札では割り込みが頻発している。今、08:52発、満洲里→フフホトのK276次の改札をやっているが目の前をおサルさんが一匹通過して列へ割り込んでいった。

09:15頃、改札が始まり列車に乗車。荷物置き場を確保して機関車のDF4Dの撮影へ向かうが駅員に因縁付けられて撮影禁止であった。通遼では撮影されると都合が悪いらしい。まあ、他でもいくらでも撮影できるから問題ないけど。列車に乗車して窓を開けようとしたら全開にできないように改造されている。やられたよ!これは大きな問題だ。ゴミのポイ捨て防止で少ししか開けられないようになっている。この列車はおサルさんの乗車率が高いようだ。

09:29に定刻より1分早く列車が発車する。乗車率は5割ぐらいで今のところは平和だ。列車内は中国語以外の言語も聞こえるので、おそらくモンゴル語だろう。内モンゴル自治区の徐々に出てきた感じだ。

トウモロコシ畑外の風景は主にトウモロコシ畑が続くが草原や荒れ地も出てくる。停車駅ごとに乗客の入れ替わりが多く乗車率は下がり3列シートを占領して昼寝という光景が各所で見受けられる。田舎の平和な列車だ。

大板駅14:20頃、大板に到着する。ここは内モンゴル自治区赤峰市巴林右旗大板鎮。で、何でこんなド田舎の大板で下車したのかというと契丹の慶州白塔へ行くためだ。2012年に日本で契丹の文物展があり、TBSの世界ふしぎ発見でも契丹が取り上げられており、その番組内で慶州白塔が紹介されていた。

まあテレビに影響されてやって来たというところかな。この慶州白塔は何もない草原の中にポツンと千年近くも立っている。これはかなり重要度が高い。

大板汽車站駅前の通りを街の方へ少し歩くとバスターミナルの大板汽車站に到着。昨日、eLongで汽車站賓館を予約してあり、とりあえず1泊100元で2泊する。さすがにバスターミナル併設の賓館なら外国人お断りというのはないので安心だと思ったら外国人お断りであった。バスターミナルに併設された賓館で外国人お断りは初めてである。

老板娘が派出所に外人が泊まれる賓館を聞いてくれてバスターミナル脇の友誼商務賓館と人民政府近くの巴林賓館が宿泊可能とのことだが、友誼商務賓館に乗り込んだら満室で巴林賓館はネットで確認した時点で1泊300元とかなので問題外である。進退窮まる。ちなみにバスターミナル前を1路のバスが通っており街の中心へ移動できる。

大板→赤峰行きバスチケット遼慶州白塔はあきらめて赤峰へ向かうことにする。次の目標は赤峰の南の寧城県にある大明塔(遼中京城遺址)だ。なので、そのままバスターミナルで赤峰行きのチケットを購入。16:00発で67元だ。

チケット購入時に前のおっちゃんが慶州白塔のある白塔子行きのバスを聞いていて、08:30にバスがあることが分かる。待合室へ移動して出発を待つが待合室に手荷物預かり所がある。これなら早朝に大板に到着して荷物を預けて白塔子へ行くという戦法が使えるではないか!赤峰とか他地域へ行くバスがある時間までに戻ってこれるかという問題は残るが・・・。機会があれば遼慶州白塔へは再挑戦しよう。

赤峰行きバス16:00になりバスが赤峰へ向かう。高速を飛ばして、18:35頃、バスターミナルの赤峰汽車站に到着する。

君安賓館さて、問題の宿探しだがバスターミナル周辺に賓館が多くあるので手当たり次第突撃する戦法をとるが、1軒目の君安賓館であっさり宿泊OKであった。1泊78元の部屋だが70元でいいよということで2泊する。

君安賓館部屋はトイレ・シャワー付き、それとテレビ、エアコンもある。何より窓付きなのがよい。窓からは線路が見え列車の通過音が聞こえる。WiーFiの電波も良好だが回線自体が少し遅い。

赤峰バスターミナルバスターミナルでバスの状況を確認するが北京、フフホト、天津などから各地へのバスが頻繁に出ているようだ。まあ、バス情報はbus365.comで確認すればよいだろう。

バス停それと赤峰汽車站と赤峰駅の移動は35路など路線バスで可能だ。

鶏蛋炒飯

青菜拉麺夕飯はイスラム食堂で青菜拉麺(8元/約160円)と蛋炒飯(9元/約180円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
宿泊費 140元 1泊70元×2
バス 67元 大板→赤峰
合計 224元

赤峰駅

06:00頃、赤峰汽車站で明日の正藍旗行きのチケットを購入する。バスが08:00と09:20の2本あり08:00発のバスにしておく。正藍旗までの運賃は100元だ。続いて36路のバスで赤峰駅へ向かう。

赤峰駅06:50頃、赤峰駅に到着し切符売場で天義行きの切符を購入。赤峰駅は駅舎が新しく立派だ。

赤峰駅の壁画駅舎の外壁には赤峰周辺の史跡を描いた巨大壁画がありデザインに力が入っている。待合室へはいつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査があるが、パスポートは中身を確認せずというかパスポートなのかも確認していなかった。実名制意味なし・・・。

赤峰→天義

K7384次の切符今回乗車する列車は07:32発、赤峰→山海関のK7384次だ。天義までの移動で席は硬座、運賃は8.5元、天義までの109kmを2時間13分で走る。

既に改札が始まっており改札口に並ぶが2つの改札口のうち、なぜか片方だけ切符と身分証確認をしている。で、自分は運悪く身分証確認の方に並んでしまい待つことに・・・。他の乗客たちは文句言っているけど駅員は真面目に業務を遂行しているだけだ。ただし、もう片方の改札口は身分証確認していないので意味ないような・・・。

K7384次の行先票07:20頃、ホームへ降りて行先票の撮影をして列車に乗車する。

列車内車両はエアコン無しで非空調の扇風機車両だ。窓は全開まではできないが半分開けられるようになっている。K列車なのに非空調というのは珍しい。

07:32に定刻通り発車する。乗車率は8割ぐらいで3列シート占領して寝いているおばちゃんがいる。荷物棚は2割ぐらいしか埋まっていないので利用客は地元民中心のようだ。今日の赤峰の天気は晴れだが朝はかなり涼しく扇風機は非稼働、窓もほとんど開いていない。田舎の平和な列車だ。

08:45頃、気温が上がってきて扇風機が稼働し始め窓も開き始める。そして、1元アイスの車内販売も始まる。

天義駅09:55頃、約10分遅れで天義に到着。

遼中京城遺址大明塔

3路バスロンリープラネット内蒙古によれば、駅前から3路のバスで大明塔へ行けるので、3路のバスに乗車して発車を待つ。10:25頃、バスが発車しておばちゃんが運賃回収を始める。大明塔までの運賃は4元だ。途中でバスターミナルの寧城汽車站を経由して大明塔へ。

大明塔県城を出てしばらく走ると塔が見えてきた。11:05頃、大明塔の前で下車する。この時間になると真夏の暑さでかなり暑い。湿度が低い分まだマシな方だが・・・。

大明塔大明塔は遼の最盛期に建立された塔で高さ80.22mのレンガ造りの塔であり、高さは中国第3位、体積は中国第1位を誇っている。大明塔周辺が遼中京城遺址になっており、遼の都である中京があった場所である。

大明塔中京が造営されたのは1007年で、契丹と遼の五京のひとつになる。中京は北宋の開封を参考に造営されており、都城は外城、内城、宮城の三重城になっている。

大明塔金代には北京路大定府、元代には大寧路、明代には大寧衛が設置されたが、明の永楽元年(1403)に廃止され徐々に廃墟へと変わっていった。大明塔には伝説では地下宮殿があるそうで、もし地下宮殿の存在が確認されれば経典などの宝物が発見される可能性が高い。発見されれば北京の雲居寺を上回る規模かもしれない。今後の調査に期待だ。

大明塔今では周辺はトウモロコシ畑の広がる田舎であるが、大明塔と城壁の跡が当時ここが遼の政治と経済の中心であったことを示している。

大明塔大明塔はとにかくでかい。トウモロコシ畑が広がる田舎にこのような塔があること事態驚きである。塔は外から見るだけで登ることはできないが敷地内には遼中京遺址博物館がある。でも、閉館中であった。正門が工事中なので博物館も工事中か?

城壁跡観光客は田舎にも関わらず家族連れが車で来ていた。そこそこ有名な観光地のようだ。12:30頃、3路のバスに乗車して県城へ向かう。運賃は4元で、13:10頃、天義駅に到着し切符売場で赤峰への切符を購入する。

天義へ戻る

契丹街牌坊14:59発なのでまだ時間があるので駅周辺を散歩してみる。通りの名前に契丹街や中京街の名称があり土地柄を表している。

イスラム食堂昼食をどこかで食べようと食堂を探しているとイスラム食堂を発見。

青菜拉麺イスラム食堂で青菜拉麺(7元/約140円)を食べる。

天義→赤峰

駅へ戻り待合室へ入るが、いつもの切符と身分証があると思って駅員のおばちゃんに切符とパスポートを出したら払い戻しの退票のハンコを押される。何かおかしい。天義駅では切符と身分証の確認をしていなかった。おばちゃんに退票だと思われてハンコ押されていた。切符売場は身分証必須なのに待合室は昔のままで手荷物のX線検査だけであった。こんな平和な駅は初めてである。

K7383次の切符赤峰への列車は14:59発、山海関→赤峰のK7383次だ。席は硬座で運賃は8.5元、赤峰までの109kmを2時間7分で移動する。

14:59発であったが30分ほど遅延が発生して改札が始まるが、ここで問題が発生する。天義では切符と身分証の確認をしておらず、てっきりやっていると思って切符とパスポートを駅員のおばちゃんに渡したら退票だと思われて間違えて退票のハンコを押されており、改札口で駅員のおっちゃんが通してくれない。おばちゃんに助けを求め、おばちゃんの天の声でおっちゃんを黙らせて改札口フリーパスだ。やはり、どこの国でもおばちゃんは最強である。

東風4型列車が入線してくるが乗車口のカオス度が高い。少し待って乗車して15:41に天義を発車する。

行先票車両はエアコン無しの非空調の扇風機車両だ。開いている窓からの風が心地よい。17:55頃、約50分遅れで赤峰に到着する。

交通事故現場そして、駅前の通りでは交通事故の現場検証が行われていた。乗用車とスクーターの事故だ。でも、道路に血の跡がないので大した事故ではなさそうだ。中国は交通事故が多すぎる。

18:15頃、駅前から35路のバスに乗車する。運賃は1元だ。18:35頃、赤峰汽車站に到着し宿へ戻る。

特売ビールバスターミナルの東区画の地下に中規模スーパーマーケットがあり特売のビールを購入。330mlで1元(約20円)、500mlで2元(約40円)だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.7元
鉄道 8.5元 硬座 赤峰→天義
鉄道 8.5元 硬座 天義→赤峰
バス 100元 赤峰→正藍旗
バス 10元 路線バス
ATM手数料 7.5元
合計 154.2元