天津爆発事故現場

北京・天津・河北省旅行記2016

遵化→天津

07:00頃、無料の朝食を食べるがカメラ忘れた。まあ、撮るほどの朝食ではなかったが・・・。とりあえずチャーハン食べてエネルギー確保だ。

07:30頃、ホテルの向かいにある遵化汽車站で09:00発の天津行きのチケットを購入。運賃は56.5元、宿へ戻り時間まで待機だ。

08:30頃、速8酒店をチェックアウトしようとするが、お釣りが8元のはずが200元返ってくる。お釣り多すぎるぞ!お姉ちゃんに「網上支付でなく到店付款だから8元でないの?」と聞いてみると伝票上はお釣り200元になっている。お姉ちゃんがどこかに電話確認して8元のお釣りで解決。チェックインの時に入力内容間違えたのだろう。

そのまま向かいのバスターミナルの遵化汽車站へ移動。天津行きのバスに乗車し09:00に発車。乗客は10人ぐらいで乗車率は3割ぐらいだ。路上で客を乗せながら天津へと向かう。高速道路は通らずに一般道を走っていくので地元民用のバスのようだ。

天津到着

13:50頃、バスターミナルの通莎客運站に到着。

バスターミナルの隣は天津駅だ。

天津駅から地下鉄3号線に乗車。運賃2元で営口道駅にて下車。

天津戈薩国際青年旅舍

20分ほど歩いて14:40頃、ユースホステルの天津戈薩国際青年旅舍(天津戈萨国际青年旅舍/Tianjin Three Brothers Youth Hostel)に到着。1泊55元(会員料金)で5泊する。

部屋は8人ドミトリーなのだが部屋に入った瞬間に臭ってきた。一応小さい窓があるが換気が悪い。ベッドには照明とコンセント有りで仕切りのカーテンも付いている。部屋にはエアコンと小型ロッカーもある。Wi-Fiは部屋でも繋がる。

ただし、あまり掃除はしていない様子でエアコンには埃がかなり溜まっている。1年以上確実に掃除していないな。どうも失敗した感がある。これなら北京のユースホステルへ戻ったほうが良かったかな?

臊子乾拌麺

夕飯は10分ぐらい歩いた所にある陝西料理に食堂で臊子乾拌麺(10元/約170円)を食べる。臊子は豚の挽肉、ネギ、唐辛子などの香辛料が入った醤だ。スープ無しの麺に臊子が載っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 275元 1泊55元×5
地下鉄 2元
バス 56.5元 遵化→天津
合計 346.5元

張学良旧宅

10:00頃、少帥府(張学良旧宅)に到着。入場料35元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い無料で見物。

張学良旧宅はフランス租界32号路(現在の赤峰道78号)に位置している。1924年に張学良が張寿懿(張作霖の第5夫人)の名義でフランス領事館から購入。張学良と二番目の妻である趙一萩が1924ー1931年に7年間居住していた。

既に100年近い歴史を持つ洋館であるが修復され当時の姿が復元されている。

展示されている調度品が当時の物かは不明だが租界時代の雰囲気は十分に再現されている。

このように張学良の書斎も当時の姿が復元されている。

こちらは張学良と趙一萩の寝室。10:30頃、少帥府を離れる。

天津爆発事故現場

10:50頃、地下鉄和平路駅から3号線に乗車、天津駅で9号線に乗り換え市民広場駅へ向かう。市民広場駅まで運賃9元。本当は東海路駅まで行きたいが2015年の天津爆発事故で東海路駅が破損し再建中で未だに市民広場までしか行かない。

12:00頃、市民広場駅に到着。12:10頃、513路のバスに乗車、運賃2元で12:30頃、七号路海関のバス停で下車し来た道を歩いて戻っていく。周辺は天津港の保税区なのでトレーラーが多数走っている。

道の向かい側には壊れた建物が残されている。

柱が同じ方向に曲がっているので爆風で曲がったと予想される。

天津港の保税区になっているので周辺にはコンテナが積み上げられている。

工事現場になっているところまでやってきた。壁が延々と続いている。この壁の内側が天津爆発事故の現場になる。

車両の出入口から内部を覗いてみると空き地になっているというか奥に土砂が積まれた山が見える。で、コンテナや車を積載したトレーラーが行き交う場所を彷徨いているので保安の兄ちゃんが来たよ。「爆発現場は何もないからつまらないだろ」と言ってきた。どうやら見物に来る奴が多いようだ。

それと、「昼休み中なんだよ!」とボヤいていた。休憩中に邪魔してしまったようだ。長居する必要はないので引き上げることにする。大人の事情で事故現場周辺をうろつかれたくないようだ。

天津爆発事故現場の入口には工事説明の看板が立てられていた。確かにここが天津爆発事故の現場だ。まだ瓦礫や除染作業をしているようでトラックの出入りもある。

13:00頃、七号路海関のバス停に戻り、運賃2元で513路のバスに乗車。バスの車内からも事故現場を見るが緑のシートが被せられた山の下が劇物や危険物が保管されていた場所のようだ。土壌汚染はどうなっているのだろうか?

他にも瓦礫の山もある。更地にするまでまだまだ時間がかかりそうだ。まあ、福島の除染作業に比べれば大したことないだろう。

天津駅

13:30頃、市民広場駅から9号線に乗車、運賃9元、天津駅で下車。

14:30頃、天津駅に到着。

12日の北京南駅までの切符を購入しておくが物凄い行列だ。1時間コース確定で行列に並ぶ。並んだのは良いが後ろの農民工のおっちゃんが密着してきて鼻息が荒い。中国で切符売り場に並ぶとやたらと密着されるので困る。何で密着して鼻息かけてくるんだよ!少しは間隔開けろよ!でも、間隔開けると割り込みされるんだよね。

前方ではボケた爺さんが切符を買おうとしているが窓口のお姉ちゃんと会話が成立していない様子だ。お姉ちゃん頑張っているようだけど経験の少ない新人のようだな。ボケた爺さんは結局切符を買えずだ。まあ、お姉ちゃんは半年もすれば周りの窓口にいる百戦錬磨のおばちゃんたちのように没有攻撃でボケた爺さんを瞬殺できるようになるだろう。

1時間並んでようやく切符を購入。天津→北京南 二等座で運賃54.5元だ。

解放橋の乞食

切符を買ったので駅周辺でネタ探しをしていると解放橋にやって来た。解放橋は天津駅近くの観光地でもあり橋からは天津駅が見える。

橋の上には手無しの乞食が営業活動中です。おそらく本当の乞食だとは思うのだが社会主義国には乞食はいないはずなのだが?障害者年金とかが支給されて障害者でも自立できるのが社会主義国の特徴のはずだ。中国は社会主義国だよな?一体どういうことだ?偽物の乞食か?

伊勢丹前の乞食

伊勢丹の前にやって来ました。

で、伊勢丹の前にも乞食が営業活動中です。「南无阿弥陀佛~」と音楽流しております。中国では乞食が仏教音楽を流して活動をするのが基本中の基本となります。ただ、こちらの乞食は手足があるので営業終了後は自宅へ帰る職業乞食のような・・・。

木耳肉絲粉

夕飯は桂林米粉の店で木耳肉絲粉(11元/約187円)を食べる。キクラゲと豚肉、レタスが具材に入って、スープは唐辛子無しのあっさり系で意外に美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.8元
鉄道 54.5元 二等座 天津→北京南
地下鉄 18元
バス 4元 路線バス
合計 92.3元

特色鶏块麺

昼過ぎに麺屋で特色鶏块麺(13元/約221円)を食べる。醤油系スープに太麺が入っており鶏肉、生姜が載っている。

食後は伊勢丹周辺を散歩してみる。天津は大都会なのだが渋滞が相変わらず酷い。

伊勢丹周辺は大型ビルがありかなり発展している。でも、裏通りは昔ながらの建物が残っているが再開発が始まれば住民は業者に追い出されてビルが建つのだろう。今日も天津は暑いので早々にユースホステルに戻り籠る。天津観光は少帥府と天津爆発事故現場でもう十分という感じだ。

タオバオでGPSケーブル注文

デジカメにつないでいるGPSのケーブルが断線したのでタオバオで注文しておく。ニコンのGP1-CA10Aが欲しかったのだが見当たらず旧製品のGP1-CA10を362元(送料込)で注文。

榨菜肉絲粉

夕飯は昨日の桂林米粉の店で榨菜肉絲粉(11元/約187円)を食べる。米粉にザーサイ、ひき肉、レタスが載っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24元
GPSケーブル 362元
合計 386元

GPSケーブル届く

昼過ぎにタオバオで注文しておいたデジカメとGPSユニットの接続ケーブルが届く。ニコンのGP1-CA10Aが欲しかったのだが見当たらず注文したのは旧製品のGP1-CA10を362元(送料込)。

日本では4000円位でGP1-CA10Aが購入できるので旧製品でも日本より2割位割高かな。もっとも使用しているデジカメのGPSユニットはGP-1で断線したケーブルもGP1-CA10なので特に不都合はないな。ただケーブルがボッタクリ価格だな。ケーブルの原価は200-300円だろう。それほど販売量が見込めないからボッタクリ価格に設定されているのだろう。

ちなみにニコンの中国語WEBサイトではGPS関連の製品は商品ラインナップに入っていない。色々と規制があって販売されていないようだ。GPSユニットは並行輸入品でしか入手できないようだ。正式に輸出や輸入の通関手続きをして流通しているかは不明だが・・・。

五大道

昼過ぎにユースホステル周辺の五大道を散歩する。五大道は天津条約によってできた英租界があった場所で英国式の街並みが残る観光地である。

こんな感じで中国らしからぬ街並みが残っている。租界時代の古い建物が多く保存されており新しい建物も景観に合わせて英国風の建物が並ぶ。

新しい建物も洋風建築で周囲の景観に合わせている。ただ建物が大きすぎて新しいというのがバレバレである。

こんな感じで金持ちのための観光地ができているのだが、何かアキバで見かけるお人形さんがあるような・・・。

あれは初音ミクのフィギュアを撮影中なのか?見なかったことにしよう!

五大道を歩いていると馬車をよく見かける。金持ちの観光客たちは観光馬車で五大道を廻るのが定番らしい。

五大道の南側の区域にはTESCOがあるので、ここで物資補給だ。昼食に饅頭を買っておく。

西紅柿鶏蛋打滷麺

夕飯は西紅柿鶏蛋打滷麺(10元/約170円)を食べる。あんかけ麺にトマトと卵焼きが載っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
合計 16.5元

西開教堂

10:40頃、伊勢丹の近くにある西開教堂を訪れる。

西開教堂は正式名称を天主教天津教区西開総堂と呼び、聖堂は天津市中心部に位置しており、天津教区の中心となる聖堂であり、天津最大規模のカトリック教会になる。教会は1917年にフランス人宣教師により建設され文化大革命では破壊されるが1979年に修復された。

西開教堂は開放されているので観光客でも自由に見物できる。内部には絵画や像が並んでおり教会には静かな時が流れる。

礼拝堂で涼んている観光客もいればお祈りしている観光客もいる。皆、帽子を取って静かにお行儀よくしている。教会でこんなにもお行儀良く出来るのに、なぜ寺や世界遺産などの有名観光地では騒いだり痰吐いたり腹出したりするのだ?

韭菜鶏蛋小籠包

昼食は杭州小籠包の店で韭菜鶏蛋小籠包(6元/約102円)を食べる。蒸籠で蒸した小籠包を黒酢に漬けて食べます。

榨菜肉絲煲仔飯

夕飯は榨菜肉絲煲仔飯(14元/約238円)を食べる。煲仔飯は土鍋飯のことである。土鍋飯にザーサイとひき肉が載っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
合計 20元

北京旅行記2009~燕京号帰国

ドミの人民がパンツ一丁でうろつく

06:00頃に起床する。08:00頃から出発の準備をする。トイレへ行き糞をして部屋に戻るとエアコンが稼動している。暑いのでエアコンを停止しておく。暫くすると部屋の外からパンツ一丁の人民が1匹戻ってきてエアコンの電源を入れた。

パンツ一丁の人民に声をかけるのは武装警察に声をかける以上に勇気がいるが、勇気を振り絞り頑張って「寒いんかいボケェ?」と訊いたら「寒いんじゃいボケェ!」との返答が・・・。寒いなら何故パンツ一丁で部屋の外をうろつくんだ・・・。

電力節約の為にエアコンを停止したいがここでエアコン切ったらパンツ一丁の人民怒りそうなので、リモコンをいじって30分後に切れるようにしておく。北京でもパンツ一丁でうろつく人民に遭遇するとは・・・。

C2273次 二等座で北京南→塘沽の筈が・・・

beijing2009_14908:20頃、北京藍亭国際青年旅舎をチェックアウトして104路のトロリーバスで北京駅へ移動する。09:20頃、北京駅に到着。

北京駅で20路のバスに乗換えて北京南駅へ行くのだが最後の北京駅なので何か変わった所は無いかと見ていたら切符の販売状況を知らせる電光掲示板でありえない表示を見つけた。 Z21次の無座切符が27枚あるではないか!Z列車は金持ち専用列車で軟臥と軟座が基本で無座切符の販売は無い筈だ。それなのに無座切符があるのだ!電光掲示板を撮影してバス停へ行くが20路のバスが来ない。

beijing2009_15009:55頃、ようやくバスが来るが10:45発のC2273次に乗り遅れ確定のような・・・。北京南駅に到着して更にここから北京南駅の入口の北京南駅南広場までバスで移動する。

10:48、北京南駅南広場に到着。・・・。乗り遅れた!やらかしてしまった。まあ、仕方ないので切符売場へ行き窓口で次の塘沽行きに変更(改签)出来るか試してみるとあっさりと12:35発のC2275次に変更出来た。

beijing2009_151切符の変更が出来たので発車時刻までのんびり待つだけだ。12:20頃に改札が始まり乗車する。12:35に北京南駅を発車し30分ほどで天津駅に到着する。

beijing2009_152天津駅を発車して塘沽駅までは在来線の区間を走るので最高速度は130km/hに留まるが在来線の区間をCRH3が走行しているというのは何か不思議な感じである。そして、13:30頃、塘沽駅に到着する。

塘沽駅前で宿確保

beijing2009_153まずは塘沽駅を出て宿探しであるが駅前には宿が数軒あるので相場を確認する為に数軒訊いてみると、大体個室トイレ共同だと50元ぐらいが相場のようである。高い!沿海部の都市だと宿代が高いのは分かっているのだが50元もあれば田舎ならトイレ・シャワー付きの部屋に泊まれるぞ。まあ、相場が分かったので 1泊40元の碧海旅館に宿泊する事にする。

beijing2009_154トイレ・シャワー共同の個室だが窓が付いているので許容範囲内かな。

塘沽で物資調達

beijing2009_155明日は中国を離れるので今日中に汚い人民元を使い切っておかなければならないのでスーパーで買出しへ行く。その前にイスラム食堂で昼食に炒飯を食べておく。

beijing2009_156昼食を終えて塘沽外灘へ向かうと乞食がいた。これが中国での乞食の見納めであろう。腕無しの乞食が盲目の爺さんを引っ張っている。何処かで親分が監視しているのだろう。いや、手下が監視しているのかな?

塘沽外灘近くにあるスーパーへ行き米などの食料品を購入する。支払いは北京で作った中国工商銀行のキャッシュカードを使ってみる。端末に暗証番号を入力して明細に署名して手続き終了である。

食料調達を終えたが汚い紙幣が残っている。そこで、床屋へ行って髪を切っておく。もちろん、ちゃんとした床屋なのでお姉ちゃんによるチンコにマッサージとかは無い。夜になってイスラム食堂で中国最後の食事に新疆拌面を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 81.8元
宿泊費 40元
バス 1.2元 路線バス
日用品 19.9元
理髪 15元
合計 167.5元

燕京号 二等B 天津→神戸

beijing2009_15707:15頃、宿を出て102路のバスで新港へ向かう。バスは通勤時間帯なので大混雑していたが30kg近くの荷物があるにもかかわらず人の迷惑顧みずで乗車する。07:50頃、新港に到着。

beijing2009_158

beijing2009_159既にフェリーターミナルには乗客が屯している。白人バックパッカーの兄ちゃん2人組もおり燕京号もバックパッカー御用達のフェリーというのが分かる。

beijing2009_16008:20過ぎに乗船手続きが早めに始まる。まずここで乗船手続きをして燃料付加費150元を払うが乗客名簿は120人ぐらいになっていた。続いてフェリーターミナル使用料30元を払わなければならないのだが、こちらの支払い窓口はまだ開かない。暫く待って窓口が開き30元を支払い、待合室へ移動。

beijing2009_161今日の燕京号は予想外に乗客が多い。団体のお姉ちゃんたちがいるのだが荷物のスーツケースに「山東国際合作聯合有限公司」とシールが貼られており、更に日本の企業名が記されているので技能実習に行くようだ。

と言っても、実習という名目で実質的な出稼ぎなのだが日本の悪徳老板に遭遇しなければよいのだが・・・。 09:40頃、出国手続きが開始、今までラサなどで中国政府の都合の悪い映像を撮影してニコニコ動画にうpして来たがHPの存在も気づかれていないようで拘束される事も無く出国手続き完了。

beijing2009_16210:00頃、燕京号に乗船するが乗務員にバックパックを服務台に預けろとか言われるの預けようと思ったら料金200円かかることが判明。スーツケースを船室に持ち込んでいる客がいたので、自分はバックパックを預けるのをやめてそのまま船室へ。

二等Bの船室は和室の大部屋の筈なのだが、畳なんて無くて普通の洋室の大部屋であった。21人部屋なのだが自分を入れて、この船室の乗客は9人で自分以外は中国人だ。おっちゃんとおばちゃんの3人は旅行か親族訪問らしい、兄ちゃんたち5人は技能実習生らしい。いや、技能実習名目の出稼ぎか?

出港までまだ時間があるので中国電信のモバイル接続を利用して中国最後のメール確認をするのだが、実はこのモバイル接続は今年の1月までの契約で本来は使えない筈なのだが何故か使えるのだ。まあ、何でもありの中国なので問題無しかな?

beijing2009_16311:30頃、天津港を出港して神戸へと向かう。2日かかるが船室にはコンセントがありノートPCの電源供給に問題が無いので神戸到着までに遅れているHP作成を済ませようとするが、船酔いで寝込む。やはり揺れる船内でPCを使うのは少々無理があったようだ。

beijing2009_16419:00頃、シャワー室と浴場を確認しに行くが誰も使っていない。浴場には湯船もあるのだがロッカーの鍵が全部壊れており安心して風呂に入れる状態ではないのでシャワー室を使う事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1.5元 路線バス
フェリーターミナル使用料 30元
燃油サーチャージ 150元
合計 181.5元

燕京号

beijing2009_16506:00頃、起床する。08:00頃、2階の餐庁に朝食を食べに行く。燕京号は朝食だけは無料なので遠慮なく頂く。でも、量が少ない。10:30頃、早めの昼食にインスタントラーメンを食べるが日本へ帰国するというのに未だに人民と同じ様にお湯を入れに給湯器へ行く自分。社会復帰できるのか?
beijing2009_166ラーメン食べてからのんびりしていると船内放送があり服務台で税関の申告書を受け取る様にとの事で服務台へ行くと税関の申告書と検疫の番号札を受け取る。検疫の番号札は意味あるのか?

酷い船酔いになる

beijing2009_16716:00頃、韓国の済州島付近を通過するが、20:00頃に波が高くなっているようで船がかなり揺れて酷い船酔いになる。中国人も寝込んでおり船内はエンジン音ぐらいしか聞こえない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

日本の領海に入る

beijing2009_16806:00頃(ここから日本時間)、起床する。

beijing2009_169外を見ると島が見えるので日本の領海に入っているようだ。

beijing2009_170瀬戸大橋が見えてきた。

beijing2009_171昼頃、瀬戸大橋を通過する。中国人実習生たちは記念撮影しており楽しそうだ。神戸まであと4時間ぐらいで到着なのでのんびりと待つというか何もする事が無い。暇だ!

15:00頃、船内では掃除が始まり船室を追い出されてロビーに荷物を置いて神戸到着を待つ。やはり、中国のフェリーなので客が下船してから掃除ではなく客を追い出して掃除であった。

日本帰国

16:00頃、神戸港に到着するがまずは税関だか入管の職員が乗り込んでくる。そして、検疫所の職員も乗り込んでくる。まずは乗客の荷物が降ろされたり米とかの食糧が運び込まれてすぐには下船できずに30分ぐらい待たされる。

16:30頃、船内で検疫所の職員が設置したサーモグラフィーの前を通過して検疫が行われる。鳥インフルエンザを警戒しているのだろうか?この時に昨日貰った検疫の番号札を提出する。どうやら、検疫を受けない奴が出ないように番号札を配っていたようだ。検疫が終わるとようやく下船して入国審査だ。中国人たちは念入りにパスポートを確認されているが自分はすぐにスタンプを押されて無事帰国!

続いて税関検査だが米を持ち込んでいることを伝えたら沖縄の時と同じ様に検疫所で届出を出す事になり荷物は一旦税関に置いたままにして米だけ持って検疫所のカウンターで輸入届の書類に必要事項に記入する。輸入手続を終えて税関へ戻りバックパッカーお約束の荷物全検査の始まりである。

バックパックから荷物を一つ一つ取り出しては「これ服です」「これはお茶です」「これはカレー粉です」「これインスタントラーメンです」と税関の係官に説明していく。

係官に説明していると麻薬探知犬がやってきて荷物の臭いを嗅いでいる。そして、自分も麻薬探知犬に臭いを嗅がれるのだが股間の臭いまで嗅がれる。・・・。自分は燕京号ではちゃんとシャワーを使って体を洗ったぞ!もちろん、何処かの俳優みたいにパンツの中に大麻を隠していたりはしない。何も無いので麻薬探知犬に吠えられる事無く荷物の説明を続ける。

荷物の説明を終えてバックパックに荷物を詰めていくのだがこれが大変である。ちゃんと順番通りに詰めていかないとバッ クパックに全部入らないのだ。荷物を詰め終えて出口へ向かうが税関では他の乗客の荷物全検査が続いていた。どうも見た感じだと日本人、中国人関係なく全員荷物全検査のようだ。

beijing2009_17217:30頃、出口を出てポートターミナル駅からポートライナーで三ノ宮駅へ移動する。とうとう日本に帰ってきてしまった。 2006/12/22に出発して2年4ヶ月におよぶ旅が終了したのだ。さて、これから仕事を探さないと!と言っても世界は金融危機で日本は不況の真っ只中だ。このままアキバのガード下にダンボールハウスを建ててホームレスか?

beijing2009_173まずは三宮へ移動だ。

beijing2009_174三ノ宮駅。ここで約2年の旅は終了になる。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 200円
合計 200円

山西省旅行記~雲岡石窟・五台山・平遥古城編

まずは秦皇島から天津へ

shanxi001今日は天津へ移動してから大同への切符を確保しようと思う。0930頃に秦皇島駅の待合室で改札が始まるのを待つ。今日乗車するのは1016発のT584 次だ。

shanxi002しかも、軟座だ。0950頃に改札が始まり列車に乗車する。軟座なので空席もあり荷物は余裕で網棚に載せられた。1016に定刻どおり発車するが唐 山に到着する頃には15分遅れになっていた。T列車の遅れに遭遇するとは思っていなかった。

shanxi003天津北駅には1410頃に到着する。まずは大同行きの切符を確保するために切符売り場へ向かう。窓口で大同行きがあるか聞いてみたら硬座なら今夜の2602次があるとのことで、ちょっと迷ったが購入する。夜まで時間があるので駅前の荷物預かり所に荷物を預けて天津市内を見物することにする。

天津を見物

shanxi0047時間ほど時間があるのだが特に見物するところは決めていないのでバスで天津の街並みでも見ることにした。天津のバスは1.5元になっており北京より高く設定されている。でも、北京ほど渋滞が酷く無いのでまあ運賃に関しては許容範囲内だろう。これで、北京と同じ渋滞の酷さなら不満続出だろうな。

shanxi005バスで天津市内を見て途中で天津駅へ徒歩で向かう。この頃には何処を歩いているのか分からなくなっており天津駅への標識を頼りに歩く。

shanxi0061800頃に天津駅前に到着するが工事の真っ最中だった。北京オリンピックの頃には綺麗に駅前は整備されているのだろう。天津駅から天津北駅まで徒歩で戻るが途中夜市の準備を見たりしながら2030頃に天津北駅に到着。

大同まで夜間の硬座を体験

shanxi007預けていた荷物を引き取って駅の待合室で待つが2602次が約10分の遅れが発生していた。改札はそれほど混乱も無く通過して2200頃に2602次に乗車するが車内は空いており荷物は網棚に載せて余裕で座れて天津を発車しても少し座席に余裕があった。どうやら、北京駅で一気の乗り込んでくるのだろう。

座席に余裕があるにもかかわらずデッキで寝ている乗客がいた。無座の切符でも席が空いているのだから座れるはずなのだが何故かデッキで寝ていた。何か理由が あるのだろうか?そして、夜間の硬座車両は治安が悪化するといわれており公安が財布と見回りに来たときに「財布と携帯電話に注意するよう に」と言っていた。どうやら本当に危ないようだ。しかし、浅い眠りで車内をすごしていく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.65元
バス 3元 路線バス
鉄道 36元 硬座 天津北→大同
荷物預け 10元
合計 54.65元

大同駅では戦車の輸送に遭遇

shanxi0080330過ぎに張家口南で半分の乗客が降りて硬座なのに快適な環境になり朝を迎える。0700過ぎに終点の大同に到着。時刻表を見るとさらに先まで行くは ずなのだが、ダイヤ改正したばかりで何故か大同が終点になっていた。これも中国だから問題無しだろうか?大道駅では隣の線路に軍用車両を積んだ貨物が停 まっており戦車まで積まれていた。

shanxi009戦車の輸送は中国だからシートで隠していると思ったがシート無しの剥き出しでの輸送だ。もちろん周りの客に構わず遠慮なく撮影する。恐らく公安に見つかると逮捕される行動だろうな。

shanxi010撮影後は何事も無かった様に駅の外へ出る。

宿を決めて雲岡石窟へ

shanxi011駅を出るといきなりCTISの客引きに遭遇する。大手旅行会社の客引きに遭遇するのは初めてだ。さすが世界遺産のある都市だ。

shanxi012しかし、軽く無視して駅周辺で宿を探す。最安は6元というのがあったがあいにく満室だったので他を当たる。興達賓館でシャワートイレ付き50元の部屋に1泊することにして0850頃に駅前のバス停へ行く。

shanxi013大同駅前からは3-2路が雲岡石窟まで出ており乗車する。運賃は2.5元である。バスは市外に出ると爆走し始め速度は80kmで高速並みの運転だ。0930頃に雲岡石窟に到着する。

世界文化遺産 雲岡石窟を見物

shanxi014世界文化遺産にも登録されている雲岡石窟だが観光客は平日にもかかわらず訪れているのだが外国人観光客は少ない印象を受けた。まあ、田舎だからここまで来 る外国人はよほど中国が好きなのだろう。さて、雲岡石窟は中国三大石窟の一つで敦煌の莫高窟、洛陽の龍門石窟と並び世界文化遺産に登録されている。

shanxi015雲岡石窟の歴史は約1600年前の北魏の時代に石窟が掘られたものである。細かいことはよく分からないので、とにかく見ていくことにする。

shanxi016入場料も60元で少し高いが世界遺産だからい仕方無いだろう。約1時間ほど見て回るが工事中の場所もあり全てを見ることはできなかった。

九龍壁を見る

shanxi017雲岡石窟を見物して大同市内に戻り、昼頃に市中心部にある九龍壁を見物する。入場料は10元である。大同の九龍壁は三大九龍壁の一つで他に故宮の九龍壁、北海公園の九龍壁があるが大同の九龍壁が最大のものである。

shanxi018大同の九龍壁が建てられたのは明の洪武25年(1392)で洪武帝の第十三皇子の朱桂の邸宅前に建てられた。

shanxi019中に入ってみるが見学者は自分ひとりであった。貸しきり状態で写真撮影をして後にする。昼食をその辺の店で済ませるが牛肉麺が2.5元と今までで一番安かった。大同は物価が安いのだろうか?いや、そうでもなかった。スーパーで売られているミネラルウォーターが2角ぐらい高い。1400頃に駅近くのバスターミナル大同北站で明日の五台山行きの切符を購入、これで明日の準備は整った。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.5元
宿泊費 50元
バス 4.5元 路線バス
バス 62元 大同→五台山
雲岡石窟 60元
九龍壁 10元
合計 199元

大同から五台山へ

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