国際寝台バス 昆明→ラオス・ルアンパバーン

昆明南バスターミナルへ

07:00頃に起床してbooking.comで明後日の宿の予約をしておく。今日乗車するルアンパバーン(琅勃拉邦)行きバスは予定だと明日の夜到着なのだが、実際どうなるか怪しい。とりあえずとんでもない時間に到着することを想定して到着当日は予約せずに自力で探すことにする。

10:00頃、市場で饅頭を購入してラオスまでの食糧は確保する。12:00頃、昆明大脚氏国際青年旅舎をチェックアウトする。64路のバスに乗車して双龍商場で下車する。運賃は0.9元。12:30頃、地下鉄の環城南路駅から南部汽車站へ移動する。運賃は3.6元。

ラオス行き国際バス

13:10頃、南バスターミナルの南部汽車站に到着する。手荷物のX線検査を済ませ待合室へ移動すると国際バス用の待合いスペースがあったので、そこで待機する。国際バスはラオスのビエンチャン、ルアンパバーン、ファイサーイの3路線あり、すでに10人以上の乗客が待機しているが、ラオス行きの乗客には見えない。

昆明→ルアンパバーンのチケット乗車するルアンパバーン行きのバスは18:30発車になる。約5時間の待機となるがバスターミナルは比較的空いているのでカオス度は低い。建物が新しく大きいので待合室に十分なスペースがあるのだろう。

待機していると物売りのおばちゃんやおっちゃんが頻繁にやってくるが現在の売れ筋はスマートフォンの予備の外部バッテリーパックだ。このバッテリーパックは駅や列車内でも必ず販売されている。スマートフォンの普及により売れ行きも好調に見える。おそらく列車内で実演販売される靴下や歯ブラシなんかより遙かに需要があるだろう。

20150610-0214:30頃、南バスターミナルの無料Wi-Fiを使ってバスの情報を調べていたら今日のルアンパバーン行きのチケットが25枚も売れ残っていることがわかる。バスは39人乗りで14枚しか売れていないということになる。あまり需要がないようだが、途中のモンラーや国境のモーハンでどれぐらいの客を乗せるか気になるところだ。

待合室15:30頃になると国際バスの待合室は昼寝しているおっちゃんだらけになる。どう考えてもラオス行きの乗客には見えない。そして、待合室は禁煙なのだが1匹のおサルさんがタバコを吸っている。前方の禁煙の漢字が見えないらしい。いや、読めないのかもしれない。どちらにせよ中国では法律や規則は機能していないので日常の光景だ。

ルアンパバーン行き国際バス17:20頃、まだ発車まで1時間以上あるのだがルアンパバーン行きのバスが待機しているので、とりあえず乗車できるか行ってみたら、もう運ちゃんたち準備しており荷物をトランクルームに入れて出発を待つ。乗客はすでに3人ほどいるのでかなり早めから乗車できるようだ。

寝台バスそして、乗車してみると寝台バスなのだが今まで乗車した寝台バスとはちょっと違う。今までは3列のバスだったのだが、今回は2列なのだが1列は1人寝台で、もう1列は2人寝台だ。ようするに1つの寝台におっちゃんやおサルさんと一晩過ごすことになる。ある意味で超ハイレベルな仕様になっている。やはり中国には小日本は到底足元にも及ばない。

日本の高速バスはプライバシーが確保された座席があるが、中国はプライバシーなんて関係ないという最強仕様である。で、自分の寝台は2人で1つの寝台で隣はおばちゃんだよ!何かおばちゃんは運ちゃんに文句言っているけど文句言いたいのはこちらも同じだ!乗客の構成は小日本1匹、白人の姉ちゃん1人、残り中国人である。乗車率は6割ぐらいだ。

18:40頃、10分遅れでバスが発車して、まずはモンラー(勐腊)を目指し、続いてラオス国境のモーハン(磨憨)へと向かう。明朝、国境のモーハン到着で、明日の夜7時頃ルアンパバーン(琅勃拉邦)到着らしい。そうすると明日のモーハンでの状況次第で宿の予約変更もありだろう。天気が晴れだとよいが・・・。

サービスエリア19:30頃、高速道路のサービスエリアで夕食休憩となる。自分はウンコタイムでトイレへ直行。比較的新しいサービスエリアのようでトイレは文明的で問題なしであった。高速道路のサービスエリアのトイレは比較的文明的であるが、一般道でトイレ休憩になるとニーハオトイレに銭取りババア付きというパターンなので、モーハンやモンラーまで高速道路なのか少々気になるところだ。

鄭和のレリーフサービスエリアは昆陽の近くなので明代に7回の南海遠征で活躍した宦官の鄭和のレリーフが建物にあり地元の英雄を讃えている。19:50頃に出発し今日はもう寝るだけだ。23:00頃、サービスエリアの墨江服務区でトイレ休憩になる。トイレはちゃんとしており問題なしだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 0.9元 路線バス
地下鉄 3.6元
合計 17.5元

国境を越えラオス入国

02:30頃、ラオス国境まで直線距離で約140kmの地点で検問により停車する。武警が乗車してきて「辺防検査」と言って身分証確認を行う。パスポートを提示すると顔写真とちゃんと確認をして返却、中国人の身分証も一人一人確認している。武警は自動小銃は携帯しておらず軽装備であるが身分証確認はしっかりしている。04:30頃、モンラーに到着するがバスターミナルへは行かずおばちゃんを降ろしてモーハンへ向かう。

モーハン手前05:00頃、モーハンまで約8kmの地点の国道脇のガソリンスタンドで停車し朝まで休憩となる。夜明け前なので熱帯性気候でも外はかなり涼しい。夜が明けると天気は曇りであったが雨は降っていないので道路状況は良さそうだ。なので、今日のルアンパバーンの宿もスマートフォンで予約しておく。

07:35頃、先に昆明を発車したビエンチャン行きのバスがやってきた。どうやら別の場所で待機していたようだ。07:45頃、バスが出発する。モーハンへの道路は8年前の凸凹道とは大きく変わっており広くきれいに整備されている。道路沿いには店やホテルが見えたりするが空き家も見える。鬼城ができつつあるのか?

モーハン客運站07:50頃、モーハン客運站に到着する。すでにファイサーイ行きのバスが停車していた。バスは08:30発車ということで30分ほど朝食休憩となる。

外には両替屋のおばちゃんたちが多数待機している。とりあえず、レートを聞いてみると1人民元=1300ラオス・キープということであった。昨日のブルームバーグで確認したレートだと1人民元=1308ラオス・キープであったので1310でどうか聞いてみたらOKだったので500元両替する。500元が655000キープになる。(夜に改めてレートを確認したらブールムバーグで1元=1306キープ、ラオス外商銀行1元=1290キープであった。)でも、よくよく考えてみたらここは中国なので1350とかから交渉してもよかったかもしれない。

モーハン客運站時刻表両替を済ましてモーハン客運站のバス時刻表を確認しておく。前回と変わってはいないようだ。時間があるので、次は営業許可をちゃんと持っている両替屋へ行ってみるが、まだ準備中でお姉ちゃんが開店準備をしておりレートは確認できず。ここのレートはラオスの銀行レートよりよいので、ここのレートを基準におばちゃんたちと交渉するのがよい。

バスターミナルに戻るとビエンチャン、ルアンパバーン、ファイサーイのバスが揃っていた。モーハンは商店、食堂、宿、両替屋まで揃っているので、この朝食休憩で物資補給が可能である。物価は辺境なので高めであるが基本的にラオスで買うよりは安い。
(この後にルアンパバーンの国際バスターミナルの隣に万家隆購物広場という中華系の大型スーパーマーケットを見つける。値段の出ていないラオスの商店より安いので利用価値大。ここで購入すればモーハンでの物資補給は最小限で問題なし。)

08:30頃、新たな客を乗せてバスが出発して、3分ぐらい距離を出国の渋滞で10分かけて国境のモーハン口岸に到着。ここで全員荷物を持って下車して出国手続きをする。ここにも両替屋のおばちゃんたちが多数待機している。バスターミナルで両替しなくても良かったな。

モーハン口岸08:50頃、モーハン口岸に入り、出国手続きをするがホルゴス入国スタンプが不鮮明なので、係官のお姉ちゃんに入国地点を聞かれるが、その他は特に問題なく、09:00頃、中国を出国する。

税関を通過する国際バスバスが税関を通過してきて再び荷物の乗せるが、荷物を乗せっぱなしの客がいたが問題なかったようだ。これなら荷物持って下車する必要あったのか?

ラオス・ボーテン09:12頃、出発する。09:13(ラオス時間08:13)、ラオス側の国境ボーテンに到着し全員下車して入国手続きへ。ここでは荷物は持たなくてもOKだ。

ここからは北京時間から1時間遅れのラオス時間になる。入国カウンターへそのまま行くが係官に入国カードを渡され記入することになる。3月に通った時は入国カードなしだったが規則が徹底されるようになったようだ。項目の記入に苦戦しながら、08:30(北京時間09:30)頃、ラオス入国。

バスはすでに待機しており乗車する。この頃には天気は晴れになり、08:40頃、バスが出発する。まずは昼までにウドムサイに到着できるかだ。09:00頃、イミグレーションから少し離れた税関で全員降ろされる。徒歩で税関を越えて先にある食堂で朝食休憩とのこと。

09:20頃、バスが税関を越えてきたので乗車するが、3月にルアンナムター行きの国際バスに乗車したときはバスから下車せずに税関は素通りだったのだが・・・。この全員下車は意味あるのか?

09:50頃、バスが発車する。ようやく本格的な移動になりルアンパバーンへと向かうが、まずは交通の要衝であるウドムサイを目指す。道路は舗装されており、天気も晴れで雨期にしては道路状況はよい方だろう。

ウドムサイ

ウドムサイバスターミナル12:05頃、ウドムサイバスターミナルに到着する。ほぼ予定通りにバスは走っているようだ。ウドムサイで数人の乗客が下車し、バスは水を補給する。同じ寝台だった隣のおばちゃんも降りた。

ウドムサイバスターミナル運賃表休憩の間にウドムサイのバス運賃時刻表を確認しておく。3月の時と比べて特に変化はなさそうだ。

ウドムサイバスターミナル運賃表12:20頃、バスがウドムサイを出発するが、中国人の英語の話せるおっちゃんが老外がいないと騒いでいる。おばちゃんたちは荷物持って降りたと言っており、確かに荷物もなくなっており白人の姉ちゃんは下車していた。白人の姉ちゃんには超ハイレベルなルアンパバーン行き国際バスには耐えられなかったようだ。

渋滞12:30頃、ウドムサイ新バスターミナルには寄らずに通過していく。ウドムサイの街を出て山道を走っていくが、ここからは工事区間が多くなり道路状況が悪くなり工事の交通規制による渋滞にはまる。日本では聞かない蝉の声が響く山道の中でひたすら待つ。13:00頃になると天気が悪くなり雷雨になる。13:40頃、交通規制が解除されると再びバスが走り出す。

16:00頃、トイレ休憩で停車する。ラオスのトイレは基本有料でさらにハイレベルな仕様になっている。要するに中国の一般道にある山盛りのトイレと大差ないので極力避けたい。

16:20頃、雨が降る中でバスが出発する。ルアンパバーンまでは直線距離で約90kmだ。
ルアンパバーンに近づいてくると雨だった天気が晴れてきた。

ルアンパバーン到着

18:23頃、北バスターミナルの前を通過して、ルアンパバーン市内へ入る。18:35頃、ルアンパバーン国際バスターミナルに到着する。雲南省昆明を出発してから約24時間で到着した。雨期で雨が降る中でなら、この所要時間はかなり良い方だと思われる。

国際バスターミナルから旧市街まではトゥクトゥクで約10分、人数が集まれば10000キープなのだが旧市街へ行くのは自分一人だけ、トゥクトゥクのおっちゃん最初は50000キープとかいうので、歩いていこうとしたら20000キープになった。旧市街のトゥクトゥク降車地点から2分ほど歩いて、19:00頃、LPQバックパッカーズホステルに到着する。
booking.comで予約しておいたのでチェックインはスムーズであった。1泊42000キープ(5.2ドル)の8人ドミトリーに4泊するが、部屋は前回と同じであった。すでに夜なのでドミトリーには欧米人たちが先客でいた。

ルアンパバーンのナイトマーケット19:20頃、ナイトマーケットへ行く。雨期であるがナイトマーケットは通常通りやっており観光客が土産物を見て回っていた。

夕飯自分は10000キープ(約156円)のビュッフェ屋台で夕飯を食べる。すでに欧米人たちでとりあえず皿に盛りまくって食べるが、あと2杯ぐらい余裕でいけそうなのだが食べ放題ではないのでやめておく。

LPQバックパッカーズホステル宿に戻り2日ぶりにシャワーを使う。相当汗臭かったのでさっぱりした。部屋はエアコンと扇風機が全開なので涼しくて快適だ。

そして、何よりもインターネットが快適だ。中国ではインターネットが激遅でGoogle、youtubeなどは遮断されているので使いものにならなかったが、ラオスは規制がないので閲覧可能だ。ただし、動画はよく止まるけど、ヤフーは快適で問題なし。

両替
500元→655000キープ(1元=1310キープ)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10000キープ
宿泊費 168000キープ 1泊42000キープ×4
トゥクトゥク 20000キープ
合計 198000キープ

東南アジア旅行記2015-タイ・ラオス陸路国境越え&メコン川スローボート

タイ・ラオス陸路国境越え

チェンライ第1バスターミナル→第2バスターミナル

06:30頃、起床し出発準備をする。同じドミトリーの欧米人5人はまだ夢の中だ。07:10頃、ユースホステルをチェックアウトする。2分ほどでチェンライ第1バスターミナルに到着し、第2バスターミナル行きソンテウに乗車する。運賃は15バーツ。

待機しているとフランス人の夫婦が乗車してきた。そして、「昨日メコン川で見たよ!」と話しかけてきた。昨日、ゴールデントライアングルからチェンセーンへ戻るときに乗ったソンテウに乗車していた夫婦であった。

07:40頃、ソンテウが発車するが客は自分を含めて、フランス人2人、地元民1人の4人。客が少ないので運ちゃんが1人20バーツとか言っているが、正規運賃は15バーツだ。昨日小銭のバーツをすべて使いきってしまったので、15バーツしかない。

そのまま15バーツ払ってみたら何も文句言われずにすむ。文句言われたら歓迎されない500バーツ札とかの高額紙幣で払うところであった。他の3人は20バーツを払っていた。

07:50頃、チェンライ第2バスターミナルに到着する。昨日購入したラオス・フアイサーイ行きチケットをTHE TRANSPORTの窓口で正式なチケットに交換する。窓口のお姉ちゃんにパスポートを渡して3分ほどで手続き完了。

出発時間の10:00まで待合室で待機となる。ちなみにチケットにはBOKEOと表記されているが、これはフアイサーイ(Huay Xai)の所在地であるボーケオ県を示しており、地元民はBOKEOと呼ぶのが一般的である。

タイ→ラオス国際バス

そして、バスターミナルにいる犬たちが突然吠え始めた。さらに周辺のタイ人が全員起立している。これは8時のあれか!そう、タイでは毎朝8時に公共の場所で国王賛歌が流れるのだ。郷に入れば郷に従えで自分も起立する。

近くの欧米人の姉ちゃん2人は状況が分からず座ったまま周囲をキョロキョロしている。まあ、外国人は知らなくて当然だろう。バスターミナルの犬たちは日課になっているようで吠えている。犬たちも王様への忠誠心があるということか?

08:50頃になるとTHE TRANSPORTの窓口に欧米人旅行者が見え始めた。ラオス行きの客のようだ。ラオス行き国際バス発車時間10:00になったが、まだバスがこない。欧米人旅行者たちとそのままバスが来るのを待つ。

チケットオフィスには欧米人旅行者がラオス行きのチケットを購入しているので、余りがあれば当日出発直前でも購入可能なようだ。でも、実際は発車時間が、とっくに過ぎているのだが、バスが来ていなければ販売するようだ。10:20頃、ラオス・フアイサーイ行きの国際バスが到着し乗車する。

乗客は自分を含めて14人で、半分が欧米人で、残りはタイもしくはラオスの地元民かな?乗車率は4割ぐらいで空いておりラオス行き国際バスの人気はそれほど高くないようだ。10:40頃、40分遅れでチェンライ第2バスターミナルを出発する。

国道1号(アジアハイウェイ2号)からすぐに国道1020号、国道1152号のアジアハイウェイ3号へ入りラオスとの国境の町チェンコーンのある北東へ向かう。12:30頃、チェンコーンの町と第4友好橋の分岐点になる交差点を過ぎて、チェンコーンバスターミナルで5分ほどトイレ休憩となる。

タイ・ラオス陸路国境

12:40頃、バスターミナルを出て交差点まで戻り、国道1356号に入り、12:45頃、チェンコーンの第4友好橋に到着する。ここでバスを降りてタイ側イミグレーションで出国手続きをする。

出国カウンターの手前でパスポートと出国カードの確認があり、出国カードをスーツケースに入れたままの欧米人がバスまで出国カードを取りに戻っていた。バスがまだ入口に停まっていたからいいが、出口側に行ってしまったらどうするのだ?

出国手続きを終えてイミグレーションを出る。友好橋のシャトルバスのチケット売場のお姉ちゃんが乗ってきたバスが来るまで待つようにと指示。少ししてバスが出口に到着、バスに乗車して全員が揃うのを待つ。

13:00頃、乗客全員が揃いバスが発車してタイからラオスへ。

橋の手前で左側通行から右側通行へ変わり第4友好橋を渡り、13:07にラオス側フアイサーイのイミグレーションに到着。バスを降りて入国カードを入手して記入する。

欧米人はアライバルビザの申請窓口に並んでいるが、自分は入国カウンターへ向かうが、入国カウンター手前の売店近くにラオス開発銀行(LDB)の両替所があったので500元をラオス・キープに両替する。500元が690500キープになった。

続いて入国カウンターへ行くが窓口に誰もいない・・・。人を捜していたら係官のお姉ちゃんがやってきた。15日のノービザで入国スタンプをもらい、13:25頃、誰もいない税関の机の前を通過してイミグレーションを出る。ラオスの出入国管理体制って・・・。

イミグレーションを出たところにもラオス外商銀行(BCEL)の両替所があった。

レートを確認したら、ラオス開発銀行(LDB)よりレートがいいではないか!500元で大瓶のビア・ラオ2本分の差になる。一つ勉強になった。

ラオス・フアイサーイ

欧米人たちのビザ待ちで待機となり、13:40頃、バスが発車する。

13:50頃、フアイサーイバスターミナルに到着する。

まずはフアイサーイのバスの状況を確認する。運賃表兼時刻表を見てみると中国やベトナム行きのバスがあるが、ディエンビエンフーやハノイ行きのバスは相当きつそうな気がする。

次の目的地のルアンナムター行きのバスは運賃は60000キープだが時刻は出ていない。とりあえず、窓口でバスがあるか聞いてみると今日のバスはなく、明日の08:30にミニバンのルアンナムター行きがあるという話であった。

今日のルアンナムター行きのバスがないのでフアイサーイで1泊することになるが、バスターミナルからフアイサーイの町は直線距離で6kmぐらい離れている。トゥクトゥクはさっき欧米人たちを乗せて出払ってしまったし、14:00頃、とりあえず歩いて行くことにする。

しかし、この歩くという選択は間違いであった。炎天下の中歩くのは自殺行為であった。おまけにフアイサーイの町までいくつもの上り坂があった。途中でトゥクトゥクがクラクション鳴らしてくるが、ここまで来たら意地でも歩いてフアイサーイの町まで歩いていかなければ・・・。

FRIENDSHIP GUESTHOUSE

2時間歩いて、16:00頃、FRIENDSHIP GUESTHOUSEに到着する。やっぱトゥクトゥクに乗るべきであった。

FRIENDSHIP GUESTHOUSEに1泊するが、部屋は4人ドミトリーで1泊50000キープ(約750円)だ。夜に欧米人のおっちゃんが1人来て4人ドミトリーを2人で使用する。

スローボート船着場

ルアンナムターへ行こうと考えていたが、急遽予定変更でスローボートでルアンパバーンへ行くことにする。そこで、スローボートの船着場へ向かう。16:30頃、スローボートの船着場に到着というか、イミグレーションがある。ここから対岸のタイ・チェンコーンへ行けるのか?

イミグレーションの隣にスローボートのチケットオフィスがあったのだが窓口閉まっている。近くのおっちゃんに聞いたらハンモックで昼寝中の兄ちゃんを指さし、そして、起こしてくれた。兄ちゃんにスローボートのチケットを購入したいことを言うと今日は営業時間終了で、明日の08:00から販売ということを確認する。

ラオス料理

ラープ16:45頃、通り沿いのレストランで夕飯を食べる。ラオス語と英語メニューがあったがおばちゃんに地球の歩き方を見せながら聞いてラープ(25000キープ/約375円)とカオニャオ(5000キープ/約75円)を注文する。

カオニャオこちのご飯はカオニャオと呼びます。

17:30頃、フアイサーイ-チェンコーンの渡し船の船着場にやって来たが誰もいない。廃墟になっている。どうやら、ここの船着場は廃止され、スローボートの船着場にイミグレーションが引っ越したようだ。

メコン川の夕日を見ながらビア・ラオ640ml(10000キープ/約150円)を飲む。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

City Home Guest House
N 19°54’19.85″
E099°49’59.72″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
チェンライ第2バスターミナル
N 19°51’30.52″
E099°49’14.56″
チェンコーンバスターミナル
N 20°13’36.48″
E100°24’10.90″
タイ側チェンコーンのイミグレーション
N 20°12’58.40″
E100°26’06.14″
ラオス側ファイサーイのイミグレーション
N 20°13’01.74″
E100°27’42.04″
ファイサーイバスターミナル
N 20°15’05.26″
E100°27’10.95″
FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
両替

500元→609500キープ

本日の出費
項目 金額 備考
ソンテウ 15バーツ 第1バスターミナル→第2バスターミナル
合計 15バーツ
本日の出費
項目 金額 備考
食費 40000キープ
宿泊費 50000キープ
合計 90000キープ

メコン川のスローボート1日目

スローボートのチケット購入

07:50頃、ゲストハウスを出てルアンパバーン行きスローボートの船着き場へ向かう。途中、フアイサーイールアンパバーンと表記されたMINI VANが欧米人を乗せていたので、バスターミナル発以外のツーリストバスみたいなのが運行されているようだ。料金は割高かもしれないが、わざわざバスターミナルまで行く必要がなければ需要はあるだろう。

08:05頃、スローボートの船着き場に到着するが、すでにドイツ人の姉ちゃん2人組がルアンパバーン行きのチケットを購入していた。

そして、自分もスローボートのチケットを購入するが、まず乗船名簿に名前、パスポート番号、国籍、性別、行き先のルアンパバーンにチェックを入れて220000キープ(約3300円)を支払う。

乗船名簿は自分より前の7人全員がドイツ人女性であった。スローボートは欧米人に人気というのは聞いてはいたが、特にドイツ人女性に大人気なのか?それとチケットオフィスの隣にイミグレーションがあり地元民が出国手続きをしていた。やはり、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船はスローボートの船着き場に移動していた。

チケットを購入したのであとは出航時間の11:00まで時間があるので、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船があった旧船着き場へ行ってみる。やはり、渡し船は出ておらずここのイミグレーションは閉鎖されていた。

寺からメコン川を見る

08:30頃、続いて近くの寺院のVAT CHOME KHAOU MANIRATNへ行ってみる。

階段を上りきると眼下にメコン川が見える。

寺の本殿では地元民が読経をあげている。

この寺とラオス・タイ国境を流れるメコン川以外はフアイサーイに観光地と呼べる場所はないだろう。

フォーを食べてスローボート船着場へ

寺を見物したあとは近くのフォー屋で鶏肉のフォーを食べる。値段は15000キープ(約225円)だ。

10:20頃、ゲストハウスをチェックアウトというか鍵をカウンターに置いて勝手に出ていく。10:35頃、スローボートの船着き場に到着。

乗船する船がよく分からないのでチケットオフィスのおばちゃんに聞いてみると、「No.47」と言っているので47番の船を探すと、チケットオフィスの下に47番の船が停泊していた。

スローボートでフアイサーイ→パークベン

すでに欧米人が多数乗船している。とりあえず空いてる席を確保して近くの売店で水と食料を調達。ラオ・ビアを製造しているLBCのミネラルウォーター1.5L(8000キープ/約120円)、ツナサンド(15000キープ/約225円)だ。

出航時間の11:00になるが、遅れてくる欧米人がおり出航の気配がない。隣の欧米人の兄ちゃんと姉ちゃんはビア・ラオをがぶ飲みし始めている。まだ、出航していないぞ!そういう自分もツナサンドを食べてしまったが・・・。

11:40頃、チケットの確認が始まり、ようやく出航のようだ。55分遅れの11:55頃、船が出航する。隣の船にも欧米人が乗船しており、そちらもルアンパバーン行きのようで同時に出航し2隻でメコン川を下る。

船から対岸のタイ・チェンコーンを見ながらルアンパバーンへ向かう。

ルアンパバーンまでは1泊2日の船旅だ。まずは今日の目的地パークベンを目指す。パークベンまでの距離は直線距離で約85kmだ。実際は倍近くの距離になるであろう。船は約25km/hで南へと進んでいるので、日没までにパークベン到着だろうか?

船内の状況は乗船率9割以上のほぼ満席で乗客の9割以上が欧米人だ。皆賑やかに話しており船旅を楽しんでいるようだ。そして、欧米人の兄ちゃんが船内の売店で大瓶のビア・ラオを購入して飲み始めている。

スローボートがラオス・タイの国境線であるメコン川を下っていくがタイ側は護岸工事がされている場所が見受けられたが、ラオス側は自然の地形そのままになっている。これは両国間の国力差なのか?それとも治水に対する考え方の違いだろうか?

13:30頃、メコン川の両岸がラオスになった。タイとの国境線は陸続きになりビエンチャンの手前で再びメコン川が国境線になる。15:00頃、船の針路が南から東へと変わったので半分ぐらいの距離を進んだようだ。

この頃になると欧米人たちは疲れたようで眠ったりするようになるが、足を投げ出す輩も出てきた。

パークベン到着

17:50頃、パークベンの船着き場に到着。船着き場近くで宿を確保しておいた方が楽なので坂を登り宿を探す。

坂を登っていると目の前で地元のおっちゃんが「カーッ!ペッ!」と痰を吐いた。ここはラオスだよな?目の前にいるのは中国人?いや、中国語ではない言語を話しているからラオス人だな。パークベンで久しぶりに痰吐きに遭遇する。

Villa SALIKA Guest House

坂を登って右側にVilla SALIKA Guest Houseがあったのでここにしておく。後ろからは欧米人が続々とやって来ているので他と比べていたら宿の確保が難しくなりそうだ。で、宿のお姉ちゃんに部屋を見せてもらい料金を聞くと100000キープということなので泊まることにする。

そして、値切り交渉していないのに90000キープ(約1350円)にしてくれた。

ゲストハウスにはレストランが併設されていたので焼きうどん(20000キープ/約300円)みたいなのを食べる。

レストランからはメコン川の景色を見ることができた。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
VAT CHOME KHAOU MANIRATN
N 20°16’36.85″
E100°24’46.00″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 58000キープ
宿泊費 90000キープ
スローボート 220000キープ フアイサーイ→ルアンパバーン
合計 368000キープ

メコン川のスローボート2日目

パークベンの朝

06:30頃、鶏の鳴き声で目が覚める。パークベンの朝は涼しい。とりあえずパークベンの村を歩いてみる。すでに店も開いており散歩している欧米人もいる。

しかし、痰吐きの音が聞こえてくる。ベトナム、カンボジア、タイではほとんど聞かなかった音だが、パークベンでは頻繁に聞く。ここは中国か?フアイサーイでは聞かなかったのだが・・・。ラオスが中国化しているのか?

市場

村の通りの坂を上っていくと市場に到着。市場の前にはVISAやMASTERのマークが付いたラオス外商銀行(BCEL)とラオス開発銀行(LDB)のATMが2台あった。外国人が多く訪れるので、田舎でもクレジットカード対応のATMが設置されているようだ。

市場でバナナを2房購入する。1房(15ー17本)7000キープだ。相場の確認のために数カ所で値段を聞いたが船着き場では1房10000キープで市場では15000キープとかのところもあった。
外国人からぼったくろうとする所もあるので要注意だ。

市場からゲストハウスへ戻る途中で托鉢中の小僧3人を見かける。パークベンにも寺があるようだ。ゲストハウスに戻り気づいた。托鉢の写真を撮るのを忘れた!

パークベン船着場

07:30頃、ゲストハウスをチェックアウトして船着き場へ向かう。昨日、47番の船だったので同じ船に乗船しようとしたら、今日のルアンパバーン行きのスローボートは103番ということで船が変更になっていた。昨日の47番の船はフアイサーイへ戻るということであった。一番乗りで船に乗船して出航を待つ。

07:45頃、欧米人が少しづつ乗船してきた。07:50頃、昨日の47番の船がフアイサーイへ向けて出航していった。欧米人が数人乗船しているだけで、ほぼ貸し切り状態であった。スローボートはルアンパバーンからフアイサーイへの逆方向のルートは人気がないのだろうか?

08:05頃、メコン川の対岸に象が1頭いるのを見つける。観光用で飼っているのだろうか?08:15頃、船が09:00頃の出航ということが分かる。でも、昨日は11:00出航が昼近くなっていたから、今日も1時間ぐらい出発が遅れそうな気がする。

そして、今日のルアンパバーン行きのスローボートはこの1隻だけということであった。昨日、フアイサーイから2隻でパークベンまで来たのだが、1隻分の欧米人たちは団体だったのかどこかへ消えていた。

08:40頃、船着き場が混雑してきた。出航時間が近くなり欧米人たちが続々と乗船してくる。昨日はビア・ラオを持ち込んでいる乗客が多かったが、今日はバナナやパンを持ち込んでいる乗客が多い。

出航を待ちながらメコン川の景色を眺めてると前方の船から地元民がビニールをメコン川に捨てやがった。プラスチック系のゴミはまずいだろ!野菜クズとか自然に分解されるものは、まあ百歩譲って良いとしても、プラスチック系はさすがに・・・。自分の前の席の欧米人のおっちゃんも「Oh!Shit!」とか声を出していた。

スローボートでルアンパバーンへ

出航時間の09:00を過ぎるがまだ出航しないというか、欧米人の兄ちゃん3人組が遅れてやってきた。さらに、09:15頃、欧米人の姉ちゃん8人、兄ちゃん5人がやってきた。

09:30頃、チケットの確認と回収が行われる。チケット未購入者はその場で110000キープを支払っている。見た感じだと3割くらいの乗客が現金を支払っているのでパークベンで滞在したり途中乗船の乗客のようだ。

09:45頃、ようやく船が出航してルアンパバーンまで直線距離で約100kmの船旅だ。出航したと思ったら、欧米人のカップルが遅れてやってきて再び接岸する。カップルが乗船して、今度は本当に出航となる。やはり、出発は45分遅れた。

ようやくスローボートでのルアンパバーンまでのメコン川クルーズが始まる。今日も乗客は欧米人が9割以上だ。皆楽しそうに会話をしたり、お菓子を食べたりと賑やかにしている。そして、早々と船内の売店でラオ・ビアを購入している者もいる。

船が出発して2時間ほど過ぎ昼ぐらいになると昼寝をしたり、読書をしたり、ギターを弾いたりと各自でのんびりとメコン川クルーズを楽しんでいるのが見られる。

途中、いくつかのメコン川を上る船とすれ違ったり、川辺の村を通り過ぎる。12:30頃、ルアンパバーンまで約50kmの所まで来た。ちょうど直線距離でパークベンとルアンパバーンの中間地点になる。これだと16:00頃に到着だろうか?

13:20頃、流れの急な場所を通過した際に自分を含め左舷側の乗客がメコン川の水をかぶる。自分も水をかぶってしまった。左舷側の乗客は散々だが、右舷側の乗客は爆笑していた。

13:40頃、メコン川沿いの村に立ち寄る。

欧米人たちは村や村人が珍しいのか撮影しているが、逆に村人たちは外国人が珍しいのか、それとも「今日も来てるよ!」とか思って船の方を見ている。

ルアンパバーン到着

14:00頃、船が再びメコン川を下り始める。16:00頃、ルアンパバーンまで約10kmの地点まで来て、16:40頃、ルアンパバーンの外れにあるスローボートの船着場に到着。

荷物が船から降ろされるが自分の荷物は最後の方に降ろされて、船着場の上にあるトゥクトゥクチケット売場へ向かう。

16:55頃、チケット売場の行列に並ぶ。

市中心部まで20000キープ(約300円)だ。

待機しているトゥクトゥクの屋根にバックパックやスーツケースが載せられて出発準備が整うとチケットが回収され、17:00頃、出発する。乗客は自分以外は欧米人でルアンパバーン中心部へ向かう。発車してまもなく道路脇をバックパック背負って市中心部へ向かっている欧米人がいた。

しかも、スローボートの船内でギター弾いていたおっちゃんだよ!他にも欧米人とアジア人のコンビが徒歩で市中心部へ向かっているのが確認できた。

フアイサーイでバスターミナルから町まで歩いてしまった自分からすると、絶対にトゥクトゥクに乗ったほうがいいと思う。船着場から市中心部までは直線距離で約6kmだが実際は大きく迂回して市中心部へ行くので10km以上は確実だ。

17:25頃、市中心部のプーシーの丘の西側にある通りのChao Fa Ngum Rdに到着。ここが終点のようで後から出発したトゥクトゥクも続々と到着していた。

LPQ Backpackers Hostel

Chao Fa Ngum RdからGPSを頼りに3分ほど歩いて、Booking.comで予約しておいたLPQ Backpackers Hostelに到着する。

レセプションでスマートフォンにPDFで保存しておいた予約確認書を見せてチェックインは問題なく完了。ドミトリーで1泊5.9ドルだ。

ラオス・キープでは47200キープだが50000キープ払ってお釣りは3000キープであった。500キープ以下の紙幣は流通していないのか?部屋は8人ドミトリーで扇風機とエアコンが付いていた。

物価の高いルアンパバーン

腹が減ったので夕飯を食べに出かけるが、とりあえずメコン川の夕日を見ながらその辺を歩いてみる。

で、レストランに入って炒飯を注文するが、25000キープ(約425円)もするのだが空腹で考えずに注文してしまった。よくよく考えてみたら25000キープは100バーツではないか!タイ・チェンマイだったら79バーツの食べ放題のそうめん屋でお釣りが来る金額だぞ!

これは完全に失敗してしまった。おまけに炒飯の量がめちゃくちゃ少ない。これじゃ、お子様ランチの量じゃねえか!いきなり物価の高いルアンパバーンの洗礼を受けてしまった。食後は大瓶のビア・ラオ600ml(9000キープ/約135円)を飲むが、明日から予算計画を見直さなければ・・・。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
スローボート船着場(ルアンパバーン)
N 19°55’30.37″
E102°10’48.69″
Chao Fa Ngum Rd(旧市街トゥクトゥク到着場所)
N 19°53’20.63″
E102°08’00.02″
LPQ Backpackers Hostel
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 48000キープ
宿泊費 47000キープ
トゥクトゥク 20000キープ
合計 115000キープ