河南省旅行記2015秋
開封→商丘
11:40頃、ユースホステルをチェックアウトする。3泊したけど10人ドミトリーを1人で占領してしまった。供水総公司のバス停から4路のバスに乗車。開封駅まで1元だ。
12:15頃、開封駅に到着。入口で切符と身分証の確認あるが駅員はパスポートの中身確認せず。外人相手にするのは面倒なのか見なかった事になっているようだ。続いて手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。
今日は13:53発、洛陽→商丘の4714次で商丘へ移動する。席は硬座、運賃は18.5元、約2時間の乗り鉄だ。午前中にも商丘への列車があるのだが、特快や快速でなく数字4桁の普快は外せないだろう。しかも、洛陽→商丘という微妙な運行区間では地元民しか乗車しないだろうから尚更乗車しておかなくては!
1時間半ほど待機になるが隣のガキは又割れズボンでチンコとケツ丸出し。ウンコや放尿イベントの可能性があるので要警戒だ。
13:12頃、イベント発生。ガキが目の前で放尿しやがった!五千年の歴史を誇る中国のイメージが崩壊していく。孔子や孟子たちが築いた中国は何時からこんな国になってしまったのだ。
これでは欧米人たちがサル扱いするわけだ。まあ、日本もタバコのマナーが悪いからサル扱いされるけど、さすがに駅でガキの放尿はないわな。週末に酔っぱらいがゲロ吐くのはあるけど。
13:45頃、改札が始まりホームへ移動。列車が入線してきて乗車バトルに突入だ!
乗車バトルに参戦する気はないので行先票を撮影しておく。行先票を見るとウルムチ南と表示されている。どうやらウルムチ南が本来の運行路線で洛陽-商丘は時間調整の運行という感じかな。
で、乗降口は相変わらずのカオス状態。一列に並べよ!乗車すると通路に無座の乗客が溢れ、荷物棚には肥料袋で農民工列車であった。カオス度の高い車内で自分の座席へ行くにも一苦労だ。幸い荷物棚は空いており荷物置き場は確保。13:53に定刻通りに列車が発車する。
商丘
15:45頃、終点の商丘駅に到着。商丘駅は東西南北から隴海線と京九線が交差する交通の要衝なのだが高速鉄道の鄭徐旅客専用線が建設中で駅舎が大改造中だ。
現在の駅舎はかなり傷んでいるので高速鉄道開業となれば新駅舎が出来るだろうから便利になるだろう。
駅前で路線バスの確認をしておく。16:00頃、駅の南西にあるeLongで予約しておいた宿へ向かう。
商丘凱旋大酒店
16:20頃、バスターミナルの商丘汽車総站の斜め向かいの商丘凱旋大酒店に到着する。レセプションで予約確認書を見せて、まずは登記するがレセプションのお姉ちゃんとおばちゃんは外国のパスポート見たこと無いようで3カ所に電話して確認している。派出所に登記しに行く必要があるからパスポートのコピー取るため一時預かりという事になる。まあ、Qunar.comでは外人OKになっていたし。
部屋は1泊106元の標準間に2泊する。正直言って高いし、部屋広くて設備過剰だ。
駅前で農民工用の招待所とかで節約というのも手ではあるが最近は公安が厳しいので突撃するのも面倒だ。
部屋の設備はテレビ、電気ケトル、電話、トイレ・シャワーだ。部屋は無駄に広く半分以下の広さでもまだ広い。
16:45頃、おばちゃんが部屋までパスポート返却しに来てくれた。登記は無事完了である。
番茄鶏蛋蓋麺
夕飯はイスラム食堂で番茄鶏蛋蓋麺(10元/約200円)を食べる。麺の上にトマトと卵焼きが乗っている。トマトが多めだ。
ウォルマート
商丘にもウォルマートがあり立ち寄ってみるが客が少ない。どうも儲かっているようには見えない。
で、売上貢献のためにウォルマートのPB品のビールを購入。ライチビール330ml(1.5元/約30円)だがライチ果汁は入っていない。
これもパイナップルビール330ml(1.5元/約30円)だが、こちらは2007年に旅した時に既に見かけたデザイン。いづれのビールもアルコール度数が0.6-2.5%で低い。ちなみにペプシコーラ330ml缶は1.9元で売られていた。コーラよりビールが安い。
魚香茄子蓋麺
食べ足りないので魚香茄子蓋麺(12元/約240円)を食べる。魚香茄子のナスが美味い!
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 28元 | |
宿泊費 | 212元 | 1泊106元×2(eLong) |
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 241元 |
商丘汽車総站
07:30頃、餐庁で朝食を食べる。珍しく朝食付きだったので有り難い
08:20頃、ホテルの斜め向かいの商丘汽車総站を訪れる。バスの時刻表を確認しておく。駅前の中心汽車站と汽車総站の時刻表があり、毫州行きのバスが出ているの中心汽車站になる。汽車総站は長距離もあるが近距離がメインのようだ。
商丘古城
08:30頃、ウォルマート前から1路のバスに乗車して商丘古城の北門へ向かう。運賃1元、08:55頃、終点の北門口で下車する。
商丘古城は帰徳府城とも呼ばれ明の正徳6年(1511)に建設が始まり、城郭、城河、内城が保存され500年の歴史を持つ。現在ある南城壁は唐代の北城壁になり千年以上の歴史を持つ。
古城を通り南門を通り抜けて、09:30頃、南湖にある游客服務中心に到着。ここで古城内や周辺観光地のセット券を購入するのだが陝西旅游年票を使い100元の通票(セット券)を無料で受け取る。
八関斎
09:40頃、八関斎に到着。入口に誰もおらず勝手に見物。
この石碑が八関斎で正式名称は宋州八関斋会報德記。唐代の石碑のようだ。
応天書院
10:00頃、応天書院に到着。入場料は20元。
応天書院は嵩陽書院、岳麓書院、白鹿洞書院と共に中国四大書院に数えられる。北宋の大中祥符2年(1009)に真宗皇帝より応天府書院の院額を賜り応天書院と呼ばれるようになる。
慶暦3年(1043)に応天書院は国子監に昇格する。四大書院の中で国子監に昇格したのは応天書院のみなので四大書院の筆頭と称されるようになる。
で、実際見物してみたが正直期待はずれであった。現在の応天書院は新しく再建されたもので古い建築物は一切残っていない。
本殿の崇聖殿は孔子とその弟子たちの像が安置されており孔子廟といった感じだ。他には講堂があるが閉まっており見物できるのは崇聖殿のみだ。これで中国四大書院の筆頭で入場料20元というのは・・・。10:40頃、応天書院を離れる。古城の南西にある商祖祠へ向かう。
商祖祠
11:25頃、商祖祠に到着。入場料は45元。華商始祖である王亥を記念して建てられた。王亥は夏朝諸侯国のひとつである商国第七代諸侯王であり、商(殷)王朝の祖先である。
王亥を祀っているが建物は新しく観光用に建設された物ばかりである。
閼伯台
商祖祠の奥には閼伯台があり、四千年以上前の天文台跡になる。閼伯台は火神台、火星台とも呼ばれ閼伯が祀られている。
燧皇陵
燧皇陵は木から火を起こした「火祖」燧人氏の陵墓である。12:50頃、燧皇陵を離れる。古城へ戻るが途中で雨が降り始める。天気予報だと夜から雨になっていたのだが・・・。
張巡祠
張巡は唐代の武将で安禄山の乱で活躍した人物である。睢陽城(商丘)を守っていたが睢陽は陥落する。商丘古城の南に張巡を祀る祠と墓がある。14:05頃、張巡祠を離れる。
城門に登ってみるが観光用の大砲が置いてあるだけであった。14:25頃、南城門を離れる。
15:20頃、北城門に戻ってきた。入場料は10元。城門に登って周囲を眺めるだけで他には何もない。
街並み見て終わりである。他にもいくつか観光地が残っているが期待できないので商丘古城の見物は終了。15:40頃、1路のバスに乗車して終点の商丘駅へ移動。運賃はエアコン付きなので2元。
商丘汽車中心站
16:10頃、商丘駅に到着。駅前の商丘汽車中心站で長距離バスの確認をする。
デニス
16:50頃、ホテルから10分ほどの所にあるデニスにやってきた。自分の知る限りでは河南省で品揃え、値段が一番のスーパーマーケットだ。
刀削麺
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 18.3元 | |
バス | 3元 | 路線バス |
合計 | 21.3元 |