雲南省楚雄 彝人古鎮

雲南省旅行記2016

大理→楚雄

08:20頃、宿をチェックアウトして人民路口のバス停から崇聖寺三塔専線のバスに乗車。2階建てバスなので運賃は3元。09:20頃、終点の火車站で下車、大理駅に到着。いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今日は大理から楚雄へ移動する。乗車する列車は10:04発、麗江→昆明のK9608次、席は硬臥代硬座、運賃は36.5元、距離175kmになる。硬臥代硬座なので寝台の硬臥の下段に4人座って座席扱いになる。

09:50頃、改札が始まりホームへ。

まずは行先票の撮影。

今回は改札の先頭を確保できず乗車口に並ぶが割り込みが発生して列は崩壊、実際は群れに飛び込む状態。

楚雄

定刻通り10:04に列車が発車。13:30頃、21分遅れで楚雄駅に到着。楚雄は楚雄彝族自治州の州都になり、そこそこの規模の都市だ。それでも大理に比べれば田舎だ。

まずは切符売場へ向かう。田舎の駅なので窓口は全部で3つだけだ。窓口全部開いていたが自動券売機の使い方が分からない利用客が列を作っており15分ほど並び明日の昆明行きの切符を受け取る。

駅前のバス停から運賃1元の1加路のバスに乗車。

駅前からは1加路、6路、13路のバスが出ている。14:20頃、兆順第一城のバス停で下車し歩いていく。

Qunar.comの罠が・・・

14:35頃、Qunar.comで予約していた雅典娜酒店に到着。酒店を名乗っているからそこそこの設備かと思ったら前台ではオバチャンが昼寝中・・・。これは招待所や旅社の前台と同じじゃねえか!とにかく登記をするが壁にある営業許可証に表記されている名称は酒店でなく旅社になっている。オバチャンが寝ている時点で怪しいと思ったがやはり旅社であったか。

部屋は1泊45元の2人部屋でトイレ・シャワー付きだ。

部屋にあるテレビは今時珍しいブラウン管テレビ。設備は古い。

楚雄彝族自治州博物館

15:00頃、楚雄彝族自治州博物館に到着。入場料無料、身分証不要で地元民が自由に見物している。

建物がいかにも彝族の博物館という力の入れようで、何となく展示内容が予想できてしまう。

展示内容は雲南省定番の茶馬古道だ。

馬幇たちが使っていた道具が収集され展示されている。

メインの展示はもちろん彝族である。彝族の民族衣装を中心に展示され力が入っている。

15:20頃、楚雄彝族自治州博物館を出る。バス停でバスを確認して次の彝人古鎮を目指す。

15:25頃、州博物館のバス停から5路のバスで彝人古鎮へ向かう。運賃は1元、16:00頃、彝人古鎮のバス停で下車。

とりあえずバス停でバス情報を確認。

彝人古鎮

彝人古鎮は楚雄で一番の観光地になる。古鎮を謳っているが実際は新しく作られた土産物屋、レストラン、宿泊施設が集まった観光商業街で外観が古鎮を模している。

彝人古鎮の内部には彝人部落という観光地があるのだが、ここは有料になっている。入場料は確認するのを忘れた。

彝人部落は名前の通り彝族の集落を再現しており内部に土産物屋やレストランがある。

あと酒の量り売りもやっていたりする。奥の方は入場券がないと入れないので何があるかは不明。

彝人古鎮を散歩するが、まあ何というか・・・。ここって本当に彝族の街を再現しているのか?どうも漢族の古鎮のような・・・。

土産物屋はミャンマーの翡翠が売られていたりして雲南らしいのだが、新しい建物ばかりで古鎮の名称を使うのはどうかと・・・。

臭豆腐砂鍋米線

彝人古鎮の米線屋で臭豆腐砂鍋米線(10元/約170円)を食べる。土鍋の米線に臭豆腐が入っており、なかなか美味く唐辛子入りスープで汗が吹き出る。

楚雄客運北站

17:15頃、彝人古鎮のバス停から5路のバスに乗車。運賃1元、北客運站のバス停で下車。17:30頃、楚雄駅近くにある北バスターミナルの楚雄客運北站に到着。

バス情報を確認する。昆明、禄豊、南華行きのバスが多い。利用価値が高いのは昆明へのバスだ。

昆明行きのバスさえ抑えておけば心配ないだろう。

宿追い出される

19:00頃、宿に戻ると店番のおっちゃんが「外人泊められない」と言って返金処理して追い出しにかかる。この時間になって追い出されるのは困るのだが、19:10頃、宿を追い出された。この時間では既に昆明行きの列車は無いし、最終バスは19:15で間に合わない。

仕方がないのでQunar.comで近くの外人OK宿を予約していく。慢悦酒店で今度はちゃんとした酒店だ。で、登記の段階でお姉ちゃんに「外人泊められない」と・・・。以前は外人OKだったけど公安局が厳しくて外人お断りになっているという事であった。Qunar.comに連チャンで騙された。

お姉ちゃんが派出所に1泊だけ出来るか確認の電話をしてくれたが、楚雄州賓館でないと外国人は泊められないということであった。保山も厳しかったが楚雄も厳しいな。雲南省は宿の確保は楽な感じだったのだが、外国人規制が雲南省でも厳しくなっているようだ。

楚雄駅前で野宿

6路のバスで20:40頃、楚雄駅に戻ってきた。今日は日本の駅前留学に対抗して、このまま駅前野宿になる。

楚雄駅は24時間駅ではないので待合室で寝るという駅寝が出来ず駅前野宿しか出来ない。06:10に切符売場と待合室が開くので約9時間の辛抱だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
バス 8元 路線バス
合計 27元

楚雄→昆明

とりあえず02:00頃の楚雄駅前。賓館の看板は照明が消えている。

06:10頃、切符売場と待合室が開く。駅前野宿終了で、まずは切符売場で11:20発のZ8604次の切符を07:10発、Z8614次に変更(改签)する。この変更は1度しかできないので要注意だ。続いて切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

今回の列車は07:10発、楚雄→昆明のZ8614次、席は軟座、運賃52.5元、距離183kmになる。席が久しぶりの軟座になるのだが、軟座の車両だけの編成という贅沢な仕様だ。言い方を変えればボッタクリ編成だが・・・。

06:50頃、改札が始まりホームへ。まだ外は薄暗く日の出前で撮影には向かない。

車両はRZ25Tで最高速度は160km/hだ。

乗車すると軟座なので2列+2列になっている。

座席は硬座の直角とは違うし肘掛け付きの豪華仕様だ。

ゆったりとした座席で硬座とは比べ物にならない。

さらに足下には電源コンセントがある。

150Wまで供給できるのでノートPCも取りあえず使えるな。硬座とは世界が違う。

定刻通り07:10に楚雄駅を発車。25Tなので160km/h運転かと期待するがスピードは全く出ずにノロノロ運転だ。やはりカーブが多いので速度は出せないようだ。せっかくの25Tが宝の持ち腐れになっている。

08:45に昆明駅に到着。

ここで行先票を撮影しておく。

ついでに隣に停車していた南京-昆明の行先票も撮影。

昆明大脚氏国際青年旅舍

09:05頃、64路のバスに乗車、運賃0.9元、雲南日報社のバス停で下車する。昆明大脚氏国際青年旅舍(昆明大脚氏国际青年旅舍/Kunming Cloudland International Youth Hostel)に到着。国慶節の民族大移動の避難先としてBooking.comで予約しておいた。

1泊35元の8人ドミトリーに9泊する。寝床は確保したので民族大移動の嵐が過ぎるのを待とう。

ウォルマートで食料調達

昼過ぎにウォルマートへ買い出しへ行く。

インスタントラーメン買い込んで外へ出なくても大丈夫な状態にしておく。

素炒白菜蓋飯

夕飯は久しぶりにイスラム食堂で食べる。今回は素炒白菜蓋飯(11元/約187円)で白菜とピーマンの炒め物がご飯の上に載っている。白菜とピーマンの炒め具合がちょうどよく美味い!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 50.4元
宿泊費 315元 1泊35元×9
バス 0.9元 路線バス
合計 366.3元

昆明北駅

13:10頃、潘家湾のバス停から61路のバスに乗車。運賃1.8元、火車北站で下車。13:35頃、昆明北駅にやってきた。

7年ぶりぐらいに訪れたのだが、博物館だった駅舎が建て替えられフランスが建設した当時の駅舎のイメージで新しい博物館兼駅舎に建て替えられていた。雲南鉄路博物館は展示内容拡充で閉館中であった。

昆明北駅から運行されていたメーターゲージの鉄道は運行中であった。

これがメーターゲージの時刻表。

帰りに今日も買い出しでウォルマートへ。

ペプシ2.5L(4.9元/約83円)で激安だったので購入しておく。ちなみにペプシ600mlが2.5元なので2本買うなら絶対2.5Lがお得だ。

夕方は近くの市場で河口産バナナ2kg(9元/約153円)を購入。雲南省にいるからにはフィリピン産とかの輸入品のバナナより河口産のバナナを買うべきであろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.2元
バス 2.8元 路線バス
合計 34元

雲南省大理 洱海一周&世界ジオパーク 蒼山トレッキング

雲南省旅行記2016

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

雨降って天気悪いが昼前に大理沐府国際青年酒店をチェックアウトして大理古城の中を歩いて行く。

Qunar.comで予約しておいた大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)へ移動。Booking.comでも予約できるがQunar.comの特価で1泊16元だ。今回は7泊で宿泊費は予約時に支払い済み。Lonely Planet China2015年版にも掲載されており欧米人御用達宿である。

6人ドミトリー(共用トイレ・シャワー)を予約しておいたが、今回も8人ドミトリー(トイレ・シャワー有り)になる。ここはトイレ・シャワーの湿気が酷いとか文句言いたい放題なのだが、何故か長期宿泊してしまう。なんだかんだ文句を言っても、宿代安くて静かなのでちょうどいいという事だな。

昼食はいつもの快餐屋へ。おかず3品とご飯で5元(約85円)だ。

大理古城にスターバックス

食後に工事中だったスターバックスを見に行ったら営業していた。ついに大理古城にもマクドナルドに続いてスターバックスが進出した。ケンタッキーはいつ進出だ?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

崇聖寺三塔

09:20頃、崇聖寺三塔にやってきた。ここは大理の定番ボッタクリ観光地になり入場料は121元で貧乏人お断りになっている。なので、自分は入れないので外から見物だ。朝から金持ちの土豪観光客で賑わっており開発業者はボロ儲けのようだ。

とりあえず広場から三塔は見えるので中に入らなくても記念撮影は可能だ。昨日まで雨が降っていたので空気はきれいで遠くの建物もはっきり写っている。蒼山は雲に覆われてダメだけど。

三塔は富士山の写真を撮るのと似た感じで間近で撮るより遠くで撮った方がいいかもしれない。

南詔徳化碑

10:10頃、4路のバスに乗車、運賃2元、太和のバス停で下車。10:40頃、南詔徳化碑に到着。百度だと20元取られるみたいな情報があったが、入口には誰もおらず出入り自由。料金表とかもないので無料のようだ。

南詔徳化碑は名前の通り南詔国関連の遺跡になり太和城遺址の一部になる。太和城遺址は南詔国(737-779)の都城になり、南詔徳化碑は太和城にあり、石碑の高さ3.97m、幅2.46m、厚さ0.6mになり元々は約八千字の文字が刻まれていたが年月とともに風化し現在残っているのは776字になる。唐の大暦元年(776)に建立され南詔国の歴史が刻まれていた。

この太和城から滇藏茶馬古道が北へ伸びており麗江、シャングリラ、徳欽を経てチベットへ入る。石碑がなければ気付かないだろう。

残っている滇藏茶馬古道を北へ歩いていけば風陽邑(凤阳邑)の滇藏茶馬古道へとつながる。

こちらが南詔徳化碑になる。

碑亭が建てられ石碑が保護されているが文字はわずかに残るだけだ。

11:40頃、太和のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、紅龍井のバス停で下車して宿へ戻る。昼食は大理古城の快餐屋で野菜のおかず3品とご飯だ。これで5元、ご飯はお代わり自由。

将軍洞

12:55頃、人民路口のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、陽洱小区のバス停で下車。徒歩1分ほどの所にある外貿大楼のバス停で12路のバスに乗り換える。昆明の公交ICカードで運賃0.9元。

14:00頃、将軍洞に到着。入場料は良心的な2元だが地元民は無料のようで顔パスだ。観光客は遠回りすれば別の道から入ってタダで見物できるようだが・・・。

蒼山の麓にある将軍洞は将軍廟とも呼ばれ清代に建立される。明末清初に大理の人々が唐の将軍である李宓を記念して本主廟として建立した。李宓は唐朝の雲南都督兼侍御史であり、唐の天宝13年(754)に玄宗が李宓を総帥として南詔国征討に10万の兵を送る。天宝戦争と呼ばれる唐朝と南詔国の戦いが始まるが唐軍は惨敗し李宓も戦死してしまう。

参拝客が多く賑わっているのだが、将軍洞は参拝客だけでなく蒼山からの湧き水を汲みに地元民が多く訪れている。

本殿には多くの参拝客がお供え物を持ち込んでいる。

こちらでは蝋燭に火を灯している。

本殿には唐の将軍である李宓が祀られている。


そして、本殿前には爆竹を鳴らす場所が設けられており爆竹の持ち込みOKである。当然ながら将軍洞に爆竹の爆音が鳴り響きます。

将軍洞の裏手には崖に「龍泉」と刻まれた滝がある。

ネズミ大量発生

将軍洞に戻ってくるが将軍洞の前に鶏を絞める小屋があるのだが・・・。


小屋を見ると鼠が大量に発生している。絞めた後にきちんと片づけていないので鼠の餌が豊富で衛生状態が劣悪になっている。このような光景は今まで見たことがない。これが中国の衛生環境なのか?

そして、極めつけがこの鼠小屋の水道で地元民のおばちゃんが水を汲んでいる。いくら蒼山の湧き水といっても鼠小屋で汲むのは不衛生だろう。色々と病原菌のおまけが付いてくると思うぞ。

15:30頃、12路のバスに乗車、昆明の公交ICカードで運賃0.9元。15:45頃、市医院で下車してウォルマートへ。

非常食の飴と大理ビールV6 470ml(3元/約51円)を購入するが、レジ前で並んでいると後ろのおっちゃんが床に痰を吐く。ウォルマートにも痰吐きのおサルさんが来店するのか・・・。中国のウォルマートは色々な意味で凄い。日本では西友で買い物してもレジ前で痰吐きするおサルさんには遭遇したことがないぞ!

久しぶりに大理ビールV6を飲むが大理も秋に突入して涼しくなってきたので夏のように格別に美味いとは思わなくなってしまった。

ちなみにV6はアルコール度数2.5%だ。16:30頃、8路のバスで大理古城へ戻る。運賃は2元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.2元
バス 9.8元 路線バス
将軍洞 2元
合計 28元

洱海一周:大理古城→喜洲

08:10頃、宿を出て大理古城の西門へ向かう。西門の北側に洱源行きのバス停車場があり、喜洲古鎮へ向かうことが出来る。今日は天気がよいので洱海を一周してみる。まずは喜洲を目指し洱源行きのバスに乗車する。08:20頃、バスが発車、喜洲まで運賃は6元だ。国道214号を北へとバスが走る

喜洲古鎮

08:50頃、喜洲への分かれ道で下車して東へ歩く。下車地点にはボリタクのおっちゃんが待機中であったが素通り。09:00頃、省道221号を越えて喜洲古鎮に到着。入口では馬車が待機中で観光地の雰囲気が漂う。

入口には大理古城や下関へ戻るバスが待機中。帰りの交通手段は問題なし。

ここは喜洲古鎮の牌坊なのだが有料観光地の喜韵居への入口で古鎮の入口という訳ではない。

喜韵居の入場料はボッタクリの60元で貧乏人お断り。金持ちの土豪観光客が入場して見物していくが外から見る限り60元の価値があるかは疑わしい。

09:20頃、厳家大院博物館に到着。入場料は30元なので外から見物するだけ。厳家大院は百年以上の歴史があり清末期から民国初期にかけて完成した「三房一照壁」「四合五天井」「六合同春」と呼ばれる風格を持つぺー族伝統民居である。

厳家大院周辺が四方街と呼ばれる喜洲古鎮の中心街になり、四方街の中心にある牌坊が題名坊。この題名坊が喜洲古鎮の中心地といった所かな。

四方街に色々と店があるのだが雰囲気は悪くない。

建物は新しいのもあるが景観に溶け込んではいるので問題なさそうだな。

四方街周辺を散歩してみるが古い街並みが少し残っている。

通りから路地へ入っていく。路地は人がおらず静かで奥へと進む。

奥へ歩いていくと古民居の趙府に到着。個人宅だが入場料払えば見物できる。

他を歩いてみると古民居が結構残っている。古民居は政府の保護対象になっており勝手に取り壊し建て替えは出来ないようだ。

ここは喜洲古鎮の東にある東安門。古鎮の東の入口のようだ。

東安門周辺は外壁が剥がれた古い建物がいくつか残っておりなかなか雰囲気が良い。

迷路のようになった路地を歩いて整備されていない建物を見物していく。

再び観光用に整備された通りに戻ってきた。

喜洲粑粑

喜洲古鎮名物の喜洲粑粑(10元/約170円)を食べてみる。観光地価格で高く妥当な価格は5元ぐらいか?具材に肉が少し入っている。味は油餅より少し美味いぐらいで、話のネタに1度食べれば十分。

古鎮の入口へ戻るために土産物街を歩いて行く。

紫雲山寺

土産物街を過ぎると紫雲山寺の山門が見えてきたので見物していく。紫雲山寺は創建は明代になり斗母閣と呼ばれていた。斗母は道教の女神で龍漢年間の周御王の妃で「紫光夫人」とも呼ばれていた事から斗母閣は紫雲山とも呼ばれた。

現存する建築物は清代に建てられたものになり、道教、仏教、儒教が融合した建築物になる。

荒れ寺に近い状態なのだが、見物していると扉に蜀魏呉の文字を発見!

これは何かあると思い入ってみると関羽、関平、周倉の三像があり外からは分からず隠された関帝廟になっていた。

寺の奥にあるのが斗母閣になり、ここが紫雲山寺の本殿になる。

11:00頃、喜洲古鎮の西にある正義門にやって来た。ここが古鎮の西門になるようで目の前に省道221号が通っている。

喜洲→双廊

11:05頃、双廊行きのバスに乗車、双廊までの運賃は18元。省道221号を北へと走り蒼山と稲刈り中の田圃を眺めながら双廊へ向かう。

11:20頃、洱海の北にある江尾の手前でバス乗り換えになる。この先の道路工事でバスが通れないので待機していた白タクで双廊まで移動になる。

ここでバスとお別れだ。

乗客全員が白タクに乗り換え双廊へ移動。

双廊古鎮

11:50頃、双廊の北側の入口に到着。双廊古鎮と言うが実際は土産物屋、レストラン、宿が並ぶ観光街で古鎮という雰囲気は感じられない。ちょうど双廊古鎮は下水道工事の真っ最中で通りは穴だらけだ。

一応は古鎮を名乗っているので古戯台がある。だが、古戯台と言っても老人たちの集会所と化している。

双廊の北から南へ歩いていくが新しい建物ばかりで古鎮というより、ただの観光街になっており観光客で賑わっている。

12:15頃、双廊魁星閣にやってきた。双廊魁星閣は清の光緒3年(1877)に建立され、民国24年(1935)に修復される。
双廊で数少ない古建築だろう。

双廊の全景で洱海に面した街でそこそこの規模だ。

こちらは双廊最大の観光地になる南詔風情島。洱海にある小さな島で双廊から船で渡る。入場料は50元。

双廊→挖色

13:00頃、双廊の南側の入口に到着。双廊から挖色はバスが走っていない。正確には双廊から大理駅へのバスが1本走っているようだが実用的ではない。他にも洱海を一周する観光バスが走っているのだが、道路工事の影響なのか走っておらず。で、白タクの運ちゃんに聞いてみると「挖色へは行かない」とか乗車拒否、下関までの長距離でないとやる気なしなのか?まあ、双廊から約12km環海公路を歩いて挖色へ向かう。

14:50頃、双廊と挖色の境界まで来たようだ。

洱海沿いに環海公路をひたすら歩いて行く。

15:10頃、鹿鵝山遺址に到着。鹿鵝山遺址は新石器時代の遺跡になるが近くには観音閣があり観光客もそこそこいる。

こちらが観音閣から見る洱海。

挖色→下関(大理)

15:45頃、挖色に到着。

挖色は古鎮ではなく洱海の景色を楽しむ所のようだ。

洱海沿いに環海公路を南へ歩いていくと大理(下関)行きのバスが停車しているのを見つける。15:50頃、下関(大理)行きのバスに乗車、運賃は11元。バスがすぐに発車して洱海沿いに南へ走る。

途中で洱海に浮かぶ小普陀と呼ばれる小さな島の近くを通過。小普陀は挖色の一番の見所になる。

挖色→下関(大理)の景色はなかなか良く見応えありだ。

17:00頃、大理駅近くの大理汽車客運站に到着。17:20頃、支2路のバスに乗車。昆明の公交ICカードを使い運賃は0.9元、市医院のバス停で下車してウォルマートへ。ワイン買ってから8路のバスで大理古城へ戻り洱海一周が完了。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 47.3元
バス 6元 大理古城→喜洲
バス 18元 喜洲→双廊
バス 11元 挖色→大理(下関)
バス 2.9元 路線バス
合計 85.2元

大理古城散策

今日は昨日に続き天気が良い。土曜日で各地から金持ち土豪観光客が押し寄せているのかと思ったら意外にも空いている。

夏休みが終わり9月になると観光客が減ってくるようだ。土産物屋街は空いており前に進むのが楽だ。夏休み中は人多すぎで歩くのも大変であったが、かなり平和になってきたようだ。

この辺も青空がよく見えて平和だ。

大理古城の南門までやって来た。夏休み中は団体の観光客で溢れていたが、土曜日の昼時でもこの状態。信じられないくらい平和な光景だ。

南門の楼閣から見る大理の街と蒼山は天気が良いと見応えあり。天気が悪いと蒼山が雲に覆われてダメだけど。

こちらは角度を変えて、城壁、一塔寺、蒼山が見える。天気が良くても蒼山の山頂部分は雲がかかっている。山の天気は変わりやすいようだ。

これは大理古城内部になる。天気が良いので遠くに三塔が見える。

大理の地酒

快餐屋で昼食食べて宿へ戻り昨日購入しておいた雕梅酒158ml(4.5元/約76円)を飲んでみる。雕梅酒は大理ペー族自治州洱源県特産の梅酒になり大理の地酒といったところかな。アルコール度数は26%で中国酒の中では低めになる。味の方はあまり辛くはないが少量でも結構酔う。

こちらは青梅酒158ml(5元/約85円)で同じメーカーの梅酒だ。アルコール度数は22%になる。この2種類の地酒は日本で言えばワンカップの日本酒に相当する感じかな?地酒飲んで酔ったのでそのまま寝込む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

蒼山トレッキング

08:00頃、宿を出て崇聖寺三塔へ向かう。今日は蒼山をトレッキングするので崇聖寺三塔近くから登山を始める。崇聖寺三塔に沿って蒼山へ向かう。途中で饅頭屋のおっちゃんが電動スクーターで移動販売していたので豆沙包3個(3元/約51円)を購入して朝食に食べる。

崇聖寺三塔を過ぎると集落がなくなり山道の盤山公路になる。

09:00頃、山道を歩いていると前方で御犬様たちが行く手を阻んでいる。御犬様たちとしばらく対峙していると、御犬様たちが徐々に後退していく。そして、入場券売場に到着。

御犬様たちは番犬だったようでおっちゃんが出てきて一喝され大人しくなる。入場券を買おうとしたが、入場券売場の鍵を持ったのがまだ来ていないということで足止め。

09:10頃、鍵持ったおっちゃんが出勤してきて入場券購入。入場料は40元。蒼山は世界ジオパークに認定されている。

再び蒼山の山道を進んでいく。

10:45頃、標高2600mの白雀寺に到着。

寺の詳細は不明だが本堂の仏像は立派だ。

寺の裏手にある牌坊が雲游坊で、ここが分かれ道になる。牌坊の奥が玉帯雲游路になり進めば梅溪、桃溪、中和寺へと抜ける。牌坊を通らずそのまま山道の盤山公路を登っていくとテレビの中継局がある小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ行き着く。ここではそのまま山道の盤山公路を登っていく。

天気が良いので蒼山がよく見える。山頂部分は雲が出ているがそれでも山頂部分が隠れていないのでかなり天気は良い。

誰もいない山道をひたすら登っていく。

13:20頃、標高3200mまで登ってきた。麓は標高2000mになるので高低差1200mを登ったことになる。ここまで登ってくると洱海がよく見える。

崇聖寺三塔も遠くに一望できる。三塔の隣に大きな空き地があるので何やら新たな大規模開発の気配が漂う。高級住宅地か観光施設でも建設されるのだろう。

山道を更に登っていくが誰も居ないのにゴミのポイ捨てが酷い。

日本の富士山も似たような状況であるが、蒼山にも人の姿をしたおサルさんが生息しているようだ。蒼山は世界ジオパークなのだが・・・。やはり武警がおサルさんを害獣駆除するしかないだろうな。

13:50頃、山道の盤山公路と遊歩道の分かれ道までやって来た。ここで盤山公路は終わりになり車はこれ以上進めない。車をチャーターした観光客はここから遊歩道を歩いて小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ向かうことになるので、ここで運ちゃんたちは客が戻ってくるまで待機となる。

ここからまだ標高差が約900mもあるので今からだと日没前に戻ってくる自信がない。玉局峰(4097m)の洗馬潭まで行けばロープウェイで麓まで降りられるが、それなら初めからロープウェイで登った方が楽だしな・・・。大人しく引き返して雲游坊から中和寺を目指そう。

洱海を眺めながら山道を下っていく。

玉帯雲游路

15:35頃、雲游坊まで戻ってきた。ここから遊歩道の玉帯雲游路を通り桃溪、中和寺へと向かう。

遊歩道と言っても道は細く薄暗い。途中では草が道が覆われ獣道に近い区間もある。道を踏み外せば谷底だ。

15:50頃、梅溪に到着。前方から白人さんたちがやって来る。中和寺まで道は通っているようだな。

溪谷に掛かる橋を渡り梅溪を越えていく。

桃溪

16:20頃、桃溪に入る。対岸の桟道を見る限りだと、かなり深い溪谷で奥まで進まないと溪谷を越えられないようだ。

溪谷の奥へと進むが崖に沿って作られた柵のない桟道を進んでいく。谷底はかなり深く怖くて下は確認できない。

足元に注意しながら桟道を進み溪谷の奥へと向かう。

16:30頃、ようやく桃溪の奥に到着。ここからはちゃんと整備された道になっており比較的安全になる。

桟道の道幅は広く、転落防止の柵もあり一気に溪谷を下る。

でも、所々で落石注意の看板が出ているので注意は必要だ。

桃溪を通過すると洱海周辺が一望できる。ここからの眺めはなかなか良い。

崇聖寺三塔も遠くに確認できる。

中和寺

17:05頃、前方から人の声が聞こえてきた。中和寺にようやく到着。中和寺は南詔国(738-902)の頃に創建され、明の嘉靖年間(1522-1566)に再建される。現在の残る建築物は清の光緒年間に建てられた物になる。

中和寺の隣には中和索道がありリフトで麓まで降りられる。金持ちはリフトで昇り降りしていく。

貧乏人の自分は登山道を歩いて降りていく。

18:05頃、登山道を抜けて中和村に到着。舗装された道を下っていくと、ちょうど元世祖平雲南碑の近くに出る。とりあえずトレッキング完了で無事に帰ってきた。蒼山のトレッキングはかなり疲れるのでロープウェイで一気に上へ登って歩いて降りてくるのが良いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.9元
蒼山 40元
合計 50.9元

粑肉餌絲

今日も天気が良いのだが昨日の蒼山トレッキングで足痛くて思うように動けず。昼頃、昼食食べにようやく外へ出る。巍山料理の食堂で巍山名物の粑肉餌絲(8元/約136円)を食べる。餅に似た食感の餌絲は結構癖になる。

古城を歩いていると小包配達中の電動三輪を見かける。荷物満載で屋根にまで載せているが、もし日本で同じことしたらパトカーや白バイに呼び止められてしまうだろう。交通ルールがあってないような中国だから出来ることだな。

洋人街までやって来たが、乞食が営業中だ。

でも、この乞食は初顔だな。普段は別の場所にいるのか?そういえば、9月になってから乞食が少なくなっている。夏休み中にいつも同じ場所で見かけた乞食たちの姿が消えている。これは城管に大理古城から追い出されたのか?それとも観光客が押し寄せる夏休み中に外地の乞食たちが出稼ぎで遠征に来ていたのか?

当西蒙阿依伦白葡萄酒

ウォルマートで購入したワインを飲んで一眠り。今回のワインはウォルマートのプライベートブランドで当西蒙阿依伦白葡萄酒750ml(19.8元/約336円)になる。

スペインからの輸入品でカスティーリャ・ラ・マンチャ州産になり白ブドウ品種のアイレン(阿依伦)を使用している。
アルコール度数は11.5%でちゃんとしたワインだ。同じ価格帯の中国産になると水、砂糖、アルコールといった混ぜ物がされているのがあるので輸入品でちゃんとしたワインは凄い。スペインのワインは製造コストが安いのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
合計 13元

崇聖寺三塔

07:55頃、崇聖寺三塔を訪れる。今日は早めに出てきたので雲のない蒼山を背景に三塔を見物する。

ちなみに崇聖寺三塔の入場料は121元でボッタクリ、ネットだと入場料は88元でほんの少し安くなっているのだが・・・。三塔の他にあるのは新しく建設された巨大寺院の崇聖寺だ。でも、入口で様子を窺う限り僧侶のいる気配はなく観光用の寺院になっているようだ。

餌絲屋の選び方

朝食は餌絲屋で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。看板に巍山粑肉餌絲とあるので本場の味であろう。

餌絲を食べる時は看板に巍山や大理白族風味とかある地元民の店は経験上ハズレが少ない。逆に北方面食の看板のある店やイスラム食堂はハズレが多い。北方面食の看板のある店は北方人の麺屋なので刀削麺とかは美味いが雲南の餌絲は微妙で、イスラム食堂だとスープが牛肉麺と同じだったりするので餌絲を食べているはずだが牛肉麺の感覚が・・・。
もちろん粑肉は豚肉だから扱っていない。なので、地元民の餌絲屋が一番良いだろう。

09:30頃、宿に戻るが雲のなかった蒼山が雲に覆われている。1時間ほどで雲に覆われてしまうとは・・・。蒼山の天気は変わりやすい。

一根麺

昼食は巍山名物の一根麺(12元/約204円)を食べる。長い一本の麺だけで作られた麺料理だ。

一見すると普通の太麺なのだが切れておらず一本の麺だけになっている。巍山名物なので粑肉も入っている。

風花雪月ビール

食後は超市で風花雪月ビール470ml(4.8元/約82円)を購入。

以前購入したことがあるが、今回のはラベルが新しくなっている。

アルコール度数は2.5%で変わっていないのでラベルだけ変えたのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.8元
合計 34.8元

雲南省大理 茶馬古道の巍山古城・諾鄧古鎮

雲南省旅行記2016

大理→巍山

09:40頃、ユースホステルをチェックアウトする。人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元で荷花村のバス停で下車、2路のバスに乗り換える。昆明の公交ICカードを使い運賃0.9元。10:40頃、客運南站のバス停で下車。

今日は南バスターミナルの大理興盛客運站から巍山へ移動する。

窓口は相変わらずの混雑だ。

自動券売機は誰もいないので巍山行きのバスチケットを購入しようとするが巍山は表示されているが購入できず。近くの係員のおっちゃんが短距離は非対応だと一言。非対応なのに巍山が表示されているのはどういうこと?チャイナクオリティだな。

仕方ないので窓口で巍山行きバスチケットを購入。大理(下関)→巍山の運賃は15元、客が集まり次第の出発だ。

チケットに印字されたナンバーのバスを見つけて乗車して待つ。

11:05頃、バスが発車する。山道を走り峠を越えて巍山へと爆走していく。

巍山イ族回族自治県

12:30頃、バスターミナルの巍山汽車客運站に到着。

まずはバス情報を確認するが大理行き以外は昆明と南澗県へのバスが少しある。

残りは近郊の農村へのバスだけだ。

運賃表を見るとほとんどが近郊へのバスだけとわかる。

巍山古城を歩いて予約してあるユースホステルへ向かう。

高徳地図を確認しながら古城を南へ20分ほど歩いていく。

雲上的日子青年旅舍

13:00頃、予約しておいたユースホステルの雲上的日子青年旅舍(云上的日子青年旅舍/Beyond The clouds Youth Hostel)に到着。ここはYHA Chinaの加盟店だ。老板が外出中だったので先に部屋に案内されチェックインは老板が帰ってきてからということになる。

部屋は8人ドミトリーできれいに片づいている。各ベッドにコンセントは無くOAタップが代わりにあり電源は何とか確保できる。照明は有ったり無かったりだ。中型ロッカーがあるが5個しかないので早い者勝ちだ。Wi-Fiは問題なし。

共用のトイレ・シャワーは一体型の奴だが許容範囲内。シャワーのお湯の出は良好。

共用スペースには書籍が多数ある。もちろん中国語である。

周辺の様子はこんな感じ。

巍山古城1日目

14:40頃、巍山古城を散歩してみる。大理古城よりは静かであるが巍山イ族回族自治県の県城にあるので古鎮にしては車や電動スクーターが多い。

巍山古城の中に巍山イ族回族自治県人民政府がある。

巍山古城を歩いているとこんな貼り紙を見つける。巍山から兵隊へ行く人員の名簿が公開されている。わざわざこんなもの貼りだすなんて・・・。日本ではあり得ない光景だ。

中国の自称平和団体の人たちから「若者を戦場へ送るのか!」と抗議殺到じゃないか?
いや、中国に日本みたいにそのような平和団体が存在するのか?某国が日本の軍国主義復活とか騒いでいるが、こんな名簿公表している国と比べると日本なんて平和ボケだよ。

巍山古城の北の牌坊までやって来た。

牌坊の近くには「茶馬古道重鎮蒙化」の記念碑がある。巍山も茶馬古道の一部だったようだ。腹減っているので説明は明日読もう。

餌絲

16:00頃、イスラム食堂で餌絲(8元/約136円)を食べる。牛肉がそこそこ載っており牛肉麺より肉が多そうだ。

17:00頃、ユースホステルに戻るが老板はまだ外出したまま。いつ帰ってくるんだ?

18:30頃、老板が帰ってきてようやく登記する。予約時に10元支払い済みなので1泊25元(会員料金)×4の残金90元を支払う。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 90元 残金:1泊25元×4
バス 2.9元 路線バス
バス 15元 大理(下関)→巍山
合計 122.9元

巍山古城2日目

08:30頃、巍山古城を歩くが朝から痰吐きの音が鳴り響いている。爺さんだけでなく婆さんまで痰吐きをしている。おっさんの歩きタバコも酷いし、巍山のマナーはかなり悪いようだ。

08:45頃、巍山古城南の楼閣になる星拱楼に到着。

星拱楼は文筆楼とも呼ばれ、明の洪武23年(1390)に建設され、清の康熙50年(1711)に再建され、咸豊7年(1857)に崩壊するが咸豊10年(1860)に杜文秀パンゼーの乱での左参軍の馬国忠により再建される。

文廟

09:15頃、文廟にやってきたが山門でオバハンが痰を吐いている。文廟は孔子を祀る中国人にとって非常に重要な場所のはずなのだが・・・。現代中国では孔子は無用の長物と化してしまったようだ。孔子を祀る文廟の山門で痰吐きとは孔子もびっくりだろう。

巍山文廟は明の洪武年間(1368ー1398)に建立され、万暦40年(1619)に再建される。清の咸豊、同治年間(1851ー1874)に杜文秀のパンゼーの乱で蒙化を守る反乱軍の将軍である李芳園、馬国忠たちにより修復と拡張が行われる。

建物は新しく再建されたようで古さは感じられない。

廟内にある古木が文廟の歴史を物語っている。

文廟は立派に整備され雰囲気は良好だ。

大成殿には孔子像が祀られているが参拝客はおらず、外で管理人のおばちゃんが廟内を掃除しているぐらいだ。

粑肉餌絲

10:20頃、遅めの朝食で文廟近くの食堂で粑肉餌絲(7元/約119円)を食べる。粑肉は扒肉とも表記したりするが、粑は本来は米偏なのだが大理や魏山では火偏になっている。
だが火偏での漢字は存在しない。
西安のBianBian麺と同じで誰かが勝手に作った非公式の漢字なのだろう。

南詔博物館

10:35頃、南詔博物館を訪れる。2015年10月1日に開館した新館で新しい。

南詔国の展示が中心になっているが重要な出土品は昆明へ持って行かれているようで展示品は少ない。

南詔国以外では少数民族の展示がありイ族が中心になっている。

あとは粑肉餌絲や一根麺といった魏山の食べ物が紹介されている。南詔博物館は珍しく赤い展示がなく普通の博物館になっている。

拱辰楼

昼頃、魏山古城の中心部にある拱辰楼にやってきた。拱辰楼は2015年1月3日に火災で焼失しており、再建工事の真最中であった。外観の工事はほぼ完了しており内装工事が残っているようだ。

茶馬古道重鎮蒙化

12:15頃、魏山古城北の牌坊へやってきた。

昨日の「茶馬古道重鎮蒙化」の石碑を再度確認。魏山は古くは蒙化と呼ばれ南詔国発祥の地になる。蒙化はミャンマーやインドへの通商の要道になり「茶馬古道重鎮」となっていた。清代の「普洱府志」によれば、唐代にできた茶馬互市により交易が盛んになり、茶馬古道の滇藏古道、滇川古道、滇緬古道は全て蒙化を通っていた。

この3本の交易路は「三進三出」と呼ばれ、「三進」の第一は勐海、思茅、普洱、鎮沅、景東を通り蒙化へ入る経路。第二は耿馬、双江、臨滄、雲県、公郎を通り蒙化へ入る経路。
第三は風慶、犀牛渡、茶房寺、鼠街を通り蒙化へ入る経路。

「三出」の第一は隆慶関、雲南驛、南華、昆明、成都、西安を経て北京へ至る経路。第二は瓦房哨、下関、剣川、麗江、中甸(シャングリラ)、ラサ、ネパール、インドへの経路。
第三は三鶴、江橋、漾濞、永平、保山、騰沖、芒市(潞西)、畹町、ミャンマーへの経路。唐代から1960年代まで茶馬古道は交易路として利用されていた。

大理ビールV8

超市で冷えた大理ビールV8 575ml(4元/約68円)を購入。標高1700mの魏山は昼でもまだ暑いので冷えたビールは貴重だ。

アルコール度数は2.5%で少し低めだ。14:20頃、疲れてユースホステルへ戻り寝込む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21.5元
合計 21.5元

燜肉餌絲

09:25頃、朝食に燜肉餌絲(7元/約119円)を食べる。昨日は粑肉の方を食べたのだが、燜肉より巍山名物の粑肉の方が美味いな。

南薫橋

今日は巍山古城から3kmほど離れた所にある圓覚寺へ向かう。09:50頃、古城の南側で南薫橋を見つける。1999年に修復されているようだが巍山に古くからある吊り橋のようだ。

さすがに吊り橋を渡るのは危険な気がするので見るだけにしておく。

玄龍寺

山道を登って行き、10:45頃、玄龍寺に到着。

玄龍寺は玄珠観とも呼び、創建は南詔国の頃になり、明の永暦10年(1656)に再建され、清の同治年間に戦乱により破壊され、光緒年間に再建される。

小さな寺で修復はされているが古そうな感じだ。

僧侶はおらず地元民の婆ちゃん2人が管理人をやっているようだ。

龍華寺

続いて隣の龍華寺を見物。こちらも小さな寺で明朝の文官だか将軍が祀られている。

参拝客はおらず地元民がいるぐらいだ。

僧侶はおらず境内に茶館があるようで地元民が集まり麻雀をやっていた。

寺というより地元民の憩いの場のようだ。

11:15頃、龍化寺を離れ山道を歩いていく。

圓覚寺

11:30頃、圓覚寺に到着。

寺には「维护祖国统一 维护民族团结 维护社会稳定」のスローガンが掲げられている。「祖国統一、民族団結、社会の安定を守る」という意味になるが、はっきり言ってこんなアホなスローガンは寺には関係ないだろう。

日本の寺にこんな横断幕掲げていたら「住職キチガイ?」とか思われるだろうな。中国は寺にもこんなスローガンを掲げないといけないほど必死になっているようだが、それだけヤバイ状態なんだな。

圓覚寺は明の成化年間(1465-1487)に蒙化府土知府の左氏により建立され、万暦年間に修復されるが破壊され、天啓2年(1622)に再建、清の康熙年間に修復される。

寺には僧侶はおらず管理人のおっちゃんとおばちゃんがいるだけだ。

参拝客はおらず境内は静かで雰囲気は良く騒がしい観光地の寺とは全く違う。12:10頃、圓覚寺を離れ山を降りる。

武宣王府

12:30頃、武宣王府に到着。

詳細は不明。

楽堡ビール

13:00頃、巍山古城に戻ってきた。超市で楽堡ビール500ml(4元/約68円)を購入。

アルコール度数3.1%でデンマークのTuborgブランドのビールだが大理ビールが生産している。味はすっきりしており昨日飲んだ大理ビールV8と同じような・・・。

回鍋肉蓋飯

夕飯は回鍋肉蓋飯(10元/約170円)を食べる。ホイコーローの豚肉とニラがしっかり炒めてあり美味い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
合計 25元

巍山古城4日目

朝のうちに明日の諾鄧古鎮での宿を予約しておく。09:00頃、巍山古城を散歩。

巍山古城は雰囲気はまずまずなのだが電動スクーターが古城内を縦横無尽に走ったりしているので危険である。一応進入禁止の柵があるのだが役立たずである。

一根麺

朝食は巍山名物の一根麺(8元/約136円)を食べる。一根麺は1本の麺で作られた麺料理になる。巍山名物だが西安とかでも一根麺は食べられる。

食後は古城を北へと歩いて行く。

建物の屋根に草が生えているのは本当の古建築のようで、この辺は古鎮のいい雰囲気が出ている。

北壇寺

10:10頃、巍山古城の北にある北壇寺を訪れる。北壇寺は明の崇禎15年(1642)に建立された古刹である。

寺の規模は小さいが地元民が常駐して井戸端会議中。

本殿に描かれた壁画はなぜか三国志の名場面が多数描かれている。

「桃園の誓い」「三顧の礼」「空城の計」などお馴染みの場面が描かれている。

督郵が鞭で打たれる場面まで描かれている。なぜ三国志が描かれているのかは不明だ。10:35頃、北壇寺を離れ巍山古城へ戻る。

汆湯餌絲

11:30頃、餌絲屋へ行くが粑肉が売り切れだったので汆湯餌絲(8元/約136円)を注文。

汆湯は「さっと茹でる」というような意味があり挽き肉とネギが具材の餌絲だ。巍山古城の餌絲屋は昼過ぎぐらいには閉店の所が多く営業時間が短い。

16:00頃、再び巍山古城を散歩。

夕方になっても、まだ結構暑い。

古城内の土産物屋には竹細工が結構あるが売れている様子はない。

古城の中心にある拱辰楼にやって来た。再建工事は今年中には終わるのだろうか?

燕京鮮啤

夕飯に饅頭食べて、食後に冷えた燕京鮮啤595ml(4元/約68円)を飲む。

アルコール度数3.6%の生ビールになる。燕京ビールなのだが生産地は雲南省昆明で、ちょっと微妙だな。燕京ビールなら北京でないとな・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
宿泊費 3元 予約:大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍
合計 28元

巍山→大理

07:40頃、ユースホステルをチェックアウト、朝の巍山古城を通り抜けてバスターミナルへ向かう。

08:00頃、バスターミナルの巍山汽車客運站に到着。大理(下関)までのバスチケットを購入するが窓口のおばちゃんは世間話に忙しく接客対応最悪で、投げ銭、投げチケットだよ。

巍山→大理(下関)の運賃は15元、客が集まり次第の発車だ。

バスに乗車して出発を待つ。利用客は地元民ばかりで観光客は小日本1匹だけである。

08:08頃、バスが発車する。

09:25頃、大理興盛汽車客運站に到着。

09:35頃、客運南站のバス停から21路のバスで華端市場へ移動。昆明の公交ICカードは使用できるが割引無しの1元。

大理→雲龍

09:40頃、華瑞市場のバス停で下車して大理快速汽車客運站に到着。自動券売機で大理(下関)→雲龍のバスチケットを購入。

支払いは支付宝にのみ対応なのでスマホでQRコードを読み取って決済。

バスは10:50発、大理(下関)→雲龍の運賃は39元。ハエがやたらと多い待合室でしばらく待機となる。

待ち時間を利用してバスの運賃時刻表を確認しておく。

10:35頃、ボロバスに乗車して発車を待つ。10:45頃、運ちゃんのチケット確認が始まるが、後ろのおサルさんが窓から豪快に痰を吐いている。今日も野生の王国は絶好調、さすが中国だ。

10:50頃、雲龍に向けてバスが発車する。乗客は地元民ばかりだ。

西へと高速道路を走り永平県から山道へ入っていく。12:05頃、トイレ休憩で10分ほど停車。

再び山道を走っていく。

14:00頃、雲龍県の県城へ入りバスターミナルの雲龍客運站に到着。

まずはバスの確認。昆明行きのバスが午前中に2本あるが、基本は一番本数が多い大理(下関)行きだ。大理行きを抑えておけば何とかなるな。

バスターミナル前からは4路のバスが諾鄧古鎮へ行くようだ。バスターミナルが「客运站」で諾鄧古鎮が「千年白族诺邓」になる。ただし、バスが来る気配が全く無い。県城では1路のバスを1台しか見かけていない。

とりあえずバスだと諾鄧古鎮まで3元になる。バイクタクシーの運ちゃんは20元とか舐めたこと言っているので無視。事前に調べた情報だと面包車(ワゴン)だと人数集まれば1人5元だ。

今回は諾鄧古鎮まで徒歩で向かうことにする。バスターミナルから諾鄧古鎮までは5-6kmの道のりになる。14:15頃、バスターミナルを出発して、高徳地図を確認しながら歩いて行く。

まずは川沿いに北へと歩いて行く。沘江に沿って歩いて行き、途中で山道へと進路を変える。

15:20頃、諾鄧古鎮の入口に到着。奥に集落が見える。

駐車場が整備されており観光開発が始まっているようだ。

駐車場から諾鄧古鎮へ入るが、この先は車や自転車は通れない。階段になっており徒歩か馬でしか古鎮の中は廻れない。

諾鄧古鎮の中に予約しておいたユースホステルがあるので路地の階段を登って行くが、迷路のようになっており疲れる。

路地には案内の看板が出ているので何とか迷わずに進める。

大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍

15:40頃、予約しておいた大理諾鄧驢窩驛国際青年旅舍(大理诺邓驴窝驿国际青年旅舍/DALI NUODENG LV WO INTERNATIONAL HOSTEL)に到着。

部屋は1泊30元(会員料金)の8人ドミトリーを予約しておいたのだが、4人ドミトリーにしてくれた。各ベッドにはコンセント有り、照明無し。人数分のロッカー有りだ。Wi-Fiは繋がるけど少し遅いなと思っていたら、Twitterとかが使えるのでVPN経由になっている。共用のトイレ・シャワーは別々になっているので使いやすい。

ペー族の建築物なので雰囲気はかなり良い。

諾鄧古鎮1日目

16:00頃、諾鄧古鎮の散策に出かける。まずは諾鄧玉皇閣から見物で入口には古建築の木牌坊がある。

木牌坊をくぐると放牧から戻る途中の黒ヤギたちが突撃してくる。黒ヤギたちが去るのを待って参道を登っていく。

諾鄧玉皇閣は明の嘉靖年間(1522-1566)に創建され、崇禎10年(1639)に拡張、清の道光7年(1827)、11年(1831)に修復、咸豊7年(1857)に兵火で焼失、光緒年間(1875-1908)に修復され民国年間に関聖廟が再建された。現存建築は玉皇閣を主体に文廟、武廟、静室、木牌坊で構成されている。

ここは文廟になり孔子が祀られてる。

廟内には立派な孔子像が中央に鎮座している。

続いては三国志の関羽を祀る武廟。

壁画には「桃園の誓い」が描かれている。

廟内には関羽、関平、周倉のお馴染みの像が鎮座している。メインとなる玉皇閣は工事で閉鎖中。

玉皇閣の次は新寺山塩馬古道を見物。新寺山塩馬古道は茶馬古道の一部になり諾鄧で産出される塩が交易品としてチベットへと運ばれたため塩馬古道とも呼ばれている。

この新寺山塩馬古道を進めば沙溪古鎮、麗江、シャングリラ、徳欽を経てチベットへ入る。古道の一部が復元されているが行き交うのはキャラバン隊ではなく放牧から戻る黒ヤギと牛たちである。

諾鄧古鎮を歩くとペー族の四合院が残されているのを見かける。

こちらは提拳司衙門。1383年に明朝が全国7箇所に「塩課提拳司」が設置され、雲南には4つ置かれた。諾鄧はそのうちの一つになり「五井塩課提拳司」の跡地になる。後に提拳司衙門は外部へ移転し諾鄧黄氏一族の邸宅の一部となり、科挙功名の題名坊となる。

古鎮内には土壁の古い建物が残っている。

山の斜面にペー族の住居が密集している。

こちらは諾鄧古鎮に残る塩井の一つになる。

現在でも塩井から塩水が組み上げられて観光用の土産として塩が作られているが、茶馬古道の時代はチベットへの交易品として塩が作られていた。

火腿炒素菜

夕飯はユースホステル近くの食堂で火腿炒素菜(30元/約510円)と米飯(2元/約34円)を食べる。食堂というか民家の2Fなのだが・・・。

火腿炒素菜は名物の諾鄧火腿の野菜炒めだ。ハムの脂身が美味くご飯がすぐに無くなる。米飯は食べ放題なのでおかわりしながら食べていく。諾鄧古鎮の名物はハムの諾鄧火腿と塩井から作られた塩になる。夜は明日の大理→昆明の切符と明後日の昆明→成都の切符を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32元
宿泊費 27元 残金:1泊30元(会員料金)
鉄道 64元 硬座 大理→昆明
鉄道 141.5元 硬座 昆明→成都
バス 15元 巍山→大理(下関)
バス 39元 大理(下関)→雲龍
バス 1元 路線バス
合計 319.5元

諾鄧古鎮2日目

朝から雨が降っている。これでは古鎮の散策ができそうもない。今日は大理へ戻らないといけない。

10:30頃、雨が止んだので諾鄧古鎮を散策する。

観光客がほとんどおらず地元民も少なく、古鎮で聞く音はブタの鳴き声ぐらいだ。

静かな諾鄧古鎮を歩いていると欧米人が意外にも多い。少なくとも10人以上はいる。

でも、やかましい例の観光客たちとは違い上品なので静かな古鎮は保たれている。

諾鄧古鎮→雲龍県城

11:30頃、ユースホステルをチェックアウトする。諾鄧古鎮は静かで商業化が進んでいないのでのんびりするのにはいいだろう。ただし、村の中に売店が数件あるが非常食とかは持参しておいた方がよい。階段を下りて諾鄧古鎮の駐車場へ向かう。路線バスは停車していなかったので歩いて雲龍県の県城へ向かう。今日は大理へ戻り、鉄道で大理→昆明→成都まで移動する。順調にいけば明後日の朝には四川省成都に到着だ。

雲龍へ戻る道は下り坂になるので昨日よりは楽だ。

途中、土砂崩れの現場を通過。

12:07頃、4路のバスとすれ違う。運行されているのは確認できたが本数が少なさそうなので役立たずの状態だ。県城まで戻ってきたが4路のバスは見かけず。運行本数は1時間に1本より少ない様子だ。

雲龍→大理

12:55頃、雲龍客運站に到着。大理(下関)行きのバスチケットを購入。

13:10発、雲龍→大理(下関)は運賃39元になる。

バスターミナルには4路のバスが停車しているが需要が少ないようで運行している様子は無し。

13:18頃、8分遅れでバスが発車する。

山道と高速を走り大理へ向かう。

大理駅

16:15頃、大理快速汽車客運站に到着する。バスターミナルから100ー200m離れた華瑞市場のバス停から21路のバスに乗車。

昆明の公交ICカードを使い運賃1元、16:35頃、火車站で下車して大理駅に到着。

まずは切符売場で昆明行きの切符を受け取る。ちょうど空いている時間帯だったようで待ち時間無しで切符を受け取る。

粑肉餌絲

16:50頃、大理駅近くの餌絲屋で、朝食兼昼食兼夕食い粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。

粑肉以外の具材はお好みで自由に追加だ。

大理→昆明

17:10頃、再び大理駅へ。切符と身分証確認、荷物のX線検査を済ませて待合室へ。3時間半ほどの待機になるが、おっさんたちがゴミ箱へデカイ音を立てて痰吐きをしている。これは床に痰を吐いていないだけ進化しているということか?おサルさんからチンパンジーぐらいに進化か?いや、外見は人だがやっぱりおサルさんだな。

で、大理駅ではいつも通り2Fの待合室で待っていたが電光掲示板を見ると、今回の列車は3Fの待合室であった。荷物まとめて3Fへ移動し待機となる。

今回乗車する列車は、20:50発、K9644次の大理→昆明、席は硬座、運賃64元になる。

19:00過ぎになると待合室が徐々に混雑してくる。19:30頃、改札口の先頭を陣取り乗車バトルに備えておく。発車20分前に改札が始まるだろうから1時間ほど改札口で待機だな。

大体経験上、自分が改札の先頭を陣取ると急に並び出したり、荷物を置いて場所取りしたりする。並んで列が出来るのはいいのだが、群れが出来ると乗車バトル確定だ。

20:15頃、改札が始まりホームへ一番乗り。

まずは行先票の撮影。

乗車バトルに巻き込まれず無事乗車。誰もいないがすぐに満席になる。車両は珍しくYZ25Kだ。硬座はこの1両のみで残りは寝台の硬臥だ。

20:45に扉が閉まり発車かと思ったら、しばらくそのまま。定刻より1分早い20:49に発車する。途中の停車駅はなく、そのまま昆明へ向かう。一眠りして起きれば昆明到着、昆明経由四川省成都までの乗り鉄の始まりだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 39元 雲龍→大理(下関)
バス 1元 路線バス
合計 50元

雲南省大理古城と三国志遺跡・漢諸葛武侯擒孟獲處

雲南省旅行記2016

昆明南部客運站

11:00頃、雨が降っており天気が悪いが南バスターミナルの昆明南部客運站へ向かう。

213路のバスと地下鉄1号線を乗り継いでいく。地下鉄と言っても地上区間が多く駅舎も地上駅だ。

地下鉄へ乗車。

12:30頃、南部客運站で下車して南バスターミナルの昆明南部客運站に到着。

昆明南部客運站は雲南省南部へのバスやラオスへの国際バスが発着するバスターミナルだ。



ラオスへのバスはルアンパバーン(琅勃拉邦)行き18:30発、運賃398元、ビエンチャン(万象)行き18:00、19:00の2便、運賃587元、フアイサーイ(会晒)行き19:00発、運賃380元になっている。


この辺は2015年に調査した時と変化はなさそうだ。

そして、今回新たに入手出来たバス情報はラオスのパークセー(巴色)行き、19:10発、運賃710元が運行が始まっていたことだ。昆明からラオス南部まで国際バスが運行されているのは驚きだ。定期運行なのでラオス国内の道路状況が改善されているのだろうか。

今日もマンゴー

14:45頃、ユースホステル近くの市場へ行く。

地元民用の市場で果物から包子まで揃っており、いつも活気があるので重宝する。

今日は休みの店の前で露天が開かれマンゴーが1kg7元で売られている。完熟ではないのだが品定めしてマンゴー2.4kg(16.5元/約280円)を購入。

この時期は葡萄も多く出回っている。

今回購入したマンゴー2.4kgが遅めの今日の昼食となる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22.8元
地下鉄 3.6元
バス 3.6元 路線バス
日用品 12.5元
合計 42.5元

昆明駅へ

07:45頃、ユースホステルをチェックアウトする。08:05頃、雲南日報社のバス停から64路のバスに乗車して昆明駅へ移動。運賃は0.9元、昆明は朝から公安や交通協管が交差点に立って交通整理をしており比較的渋滞が少ない方だ。昆明の公安は結構頑張っている感じだ。他の都市でやる気のない公安は突っ立っているだけで交通整理しないからな。差が激しいな。

交通整理は頑張っているが一般市民のおっちゃんたちの痰吐きは朝から全開だ。この辺も反則金徴収とかでしっかり取り締まった方がいいと思うのだが。昆明は欧米人多いのだから。

08:35頃、昆明駅に到着。まずは駅敷地へ入るために手荷物検査だ。昆明駅は2014年に起きたテロ事件の影響で公安、武警による警備が厳しい。一度テロを起こされているので、二度目は何としても阻止する姿勢が伺える。

手荷物検査を終えて昆明駅の牛の前に。奥には自動小銃を持った武警が警備中だ。

続いて切符と身分証の確認だが駅員ではなく実習生が担当している。昆明駅ではちゃんとパスポートを確認しており実名制が機能している。

駅2Fに上がり最後に2回目の手荷物検査だ。

手荷物検査を済ませてエキナカというか土産物屋街を通り待合室へ。

今回の待合室は第4候車室だ。

待合室は既に人で一杯だがカオス度は高くない。

昆明→大理

08:45頃、改札口の先頭を陣取る。

今回乗車する列車は昆明→麗江のK9612次で大理まで移動だ。座席は硬臥代硬座、運賃64元、334kmの距離を5時間59分かけて走る。

09:15頃、改札が始まりホームへ移動。

いつもの行先票を撮影。

今回は寝台の硬臥を座席扱いにする硬臥代硬座だ。下段の寝台に4人座って硬座ということになるのだ。この硬臥代硬座は結構珍しい座席の種類になるのだが昆明-麗江では一般的になっている。

定刻の09:40より2分遅れで列車が発車する。標高1900mの昆明から列車が西へ走り大理到着は15:39の予定だ。

大理駅

30分遅れの16:09に大理駅到着。

駅前のバス停は大混雑で誰も並ばないので急がずに空くのを待つ。まあ夏の観光シーズンだから大混雑というのは予想していたが相変わらず人気の観光地のようだ。

16:30頃、5本後のバスに乗車。運賃2元で8路のバスで大理古城へ向かう。大理古城の東門になる風花雪月酒店のバス停で下車。今回は大理の安宿を渡り歩いて居心地の良い所を探す。

松果瓦舍長租旅舍

東門の牌坊から150mほど北に歩いて、17:25頃、Booking.comで予約しておいた大理松果瓦舍長租旅舍(大理松果瓦舍长租旅舍/Dali Travelling With Hostel)に到着。

ペー族の建築様式のホステルになり1泊31元の6人ドミトリーに1泊する。

6人ドミトリーは広さは問題ないが窓無し部屋。各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fiは問題無し。共用のトイレ・シャワーは一体型の奴で換気扇なしの招待所レベル。

洋芋絲火腿腸炒飯

夕飯は大理古城で結構見かける巍山料理の食堂で洋芋絲火腿腸炒飯(8元/約126円)を食べる。洋芋絲がジャガイモ、火腿腸がソーセージになるのでジャガイモとソーセージの炒飯ということになる。

燜肉餌絲

炒飯だけでは物足りなかったので別の巍山料理の食堂で燜肉餌絲(10元/約170円)を食べる。燜肉は豚肉を長時間煮込んだ肉で非常に柔らかい。餌絲は雲南省特産の麺料理になり、うるち米から作られる同じ雲南省特産の米線とは食感が違い餌絲は少しばかり餅のような食感がする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.9元
宿泊費 31元
バス 2.9元 路線バス
合計 53.8元

清亭国際青年旅舍

10:00頃、ホステルをチェックアウトして次の宿へ移動。大理古城を歩いて行く。標高2000mに位置しているとはいえ日差しが強く結構暑い。腹出し族のおっちゃんも出没しているので相当な暑さだ。

20分ほど歩いて、10:20頃、清亭国際青年旅舍(清亭国际青年旅舍/The Dragonfly Guesthouse)に到着。通常は6人ドミトリーが1泊35元だがQunar.comの先払いの特価で1泊32元だ。Booking.comにも掲載されており欧米人結構いる。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセント有り。人数分のロッカーもある。Wi-Fiは問題なく使える。共用のトイレ・シャワーは許容範囲内。

屋上は洗濯物が干せるし、くつろげるスペースもある。夏は日差しが強いから誰も居ないけど。

蒼山も見えて眺めはよい。

それと猫が飼われており寝ていた。

全体的に設備は新しく掃除もしっかりしている。大理長期滞在の宿としても十分候補に入る。ここは良い。

粑肉餌絲

14:30頃、昨日の巍山料理の食堂で遅めの昼食で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。粑肉餌絲は雲南省巍山名物料理で、うるち米の麺で餅の食感を兼ね備えており美味い。粑肉は長時間トロトロになるまで煮込んだ豚肉で非常に柔らかい。

大理古城を散歩

大理古城を散歩するが開発で結構新しい店が増えている。

古城内にマクドナルドが出店している時点で開発の度合いがかなり進んでいることを示している。

そして、乞食が結構多い。9年ぐらい前にはこれほど乞食がいた記憶はないのだが・・・。新たに余所者が乞食として遠征しているのか?この乞食は足無し乞食である。

大理古城を散歩しながら2014年に見つけた5元で素食が食べられる一然堂素食館へ行ってみるが潰れていた。

店の残骸が一部残っていたがほとんどは客桟として改装されていた。行列のできる素食屋であったが採算が取れなかったようだ。まあ、5元は安すぎるよな・・・。ちなみに近くにあった同業の20元の素食屋は営業していた。20元が採算ラインか?

そして、大理古城にスターバックスが進出してくる。工事の真っ最中で店の規模は大きいようだ。マクドナルド、スターバックスと出店してくるので、ケンタッキーの進出も時間の問題か?

夏休み中の大理古城は観光客で賑わっており人多すぎだ。これは観光シーズンが終わってからのんびりするほうが良さそうだな。

老奶洋芋炒飯

夕飯は老奶洋芋炒飯(10元/約170円)を食べる。老奶洋芋は雲南省の料理でジャガイモを煮てペースト状にして油で炒めており非常に柔らかい。「老奶奶吃的洋芋」(曾祖母が食べるジャガイモ)ということで老奶洋芋ということになる。柔らかいジャガイモ炒飯といったところかな?

風花雪月ビール

食後は超市で風花雪月ビール345ml(2.9元/約50円)を購入。大理ビールが生産するちょっと高いビール。

生産地はもちろん大理で正真正銘の地ビールでアルコール度数は2.5%で低めだ。でも、缶ビールの方は昆明の別のビール会社が生産している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 29.2元
合計 29.2元

大理古城路辺青年旅舍

10:20頃、ゲストハウスをチェックアウトして次の宿へ移動。10:45頃、洱海門近く大理古城路辺青年旅舍に到着。Qunar.comで予約しており先払いの特価で1泊21元だ。レセプションのお姉ちゃんの対応は感じ良く問題なしであったが・・・。

部屋は野郎8人ドミトリーでカオス度が高い。農民工宿かと思うほど部屋は散らかっているし、蒸し暑く汗臭い。各ベッドに照明とコンセント有り、人数分のロッカーもあり、とりあえず寝るだけの環境だ。客層は若いようなので農民工というより蟻族かな・・・。

共用のトイレ・シャワーは鍵壊れており話にならん。天井、壁、扉が付いているだけマシということか・・・。とてもじゃないがシャワーを使う気にはなれない。ここはアカン。

洱海門

宿から徒歩1分ほどで洱海門に到着。夏の観光シーズンで稼ぎ時なので土産物屋が多い。

快餐屋

ちょうど昼時なので古城内で食堂を探す。

洋人街の牌坊近くに米飯食べ放題の快餐屋があったはずのなので行ってみると3軒営業している。

とりあえず見て比べてみるがメニューはどこも同じといった感じだ。

今回は野菜だけのおかず4品とご飯で6元(約102円)になる。自分は米さえ食べられれば十分なので、この内容で文句無しだ。

食後は古城内を散歩。

大理古城は人多すぎだ。自撮り棒を振り回している奴から腹出し族、痰吐きのおっさんまで幅広く出現している。

これだけ観光客がいれば土産物屋は繁盛いているのかと思えば店内にはそれほど客はいない。財布の紐は硬いようだ。

12:30頃、とりあえず南門まで歩いて来た。

大理古城旅游汽車客運站

南門近くにあるバスターミナルの大理古城旅游汽車客運站を訪れてみる。

時刻表を確認してみると昆明と麗江へのバスが運行されている。その他の路線は新市街の下関(下关)にある4つのバスターミナルからの発車になる。

最近流行りの太鼓屋

再び大理古城に戻り散歩。大理古城の土産物屋には太鼓屋が多い。太鼓といっても中国の太鼓ではなくアフリカ太鼓(ジャンベ)だ。こんな感じの店だ。

古城内の土産物屋を見ていると結構見かける。

大体店先で音楽流して、それに合わせてアフリカ太鼓(ジャンベ)を叩いている。

この太鼓屋は大理古城だけでなく中国各地の観光地に出現している。麗江や平遙などの有名な古鎮にはアフリカ太鼓(ジャンベ)の土産物屋が必ずある。

ここ5年ぐらいで太鼓屋が急増しているので誰かがブームになるように仕掛けたのだろう。太鼓製造や輸入の業者かな?この手の太鼓は必ずしもアフリカから輸入とは限らないし、中国の観光地にも全く関係ないよな。そういえば一昔前の日本の観光地でも何故かヨン様Tシャツとか売っていたな・・・。名古屋城で・・・。

参考:アフリカ太鼓が名物に!? 変わりゆく世界遺産の観光地「麗江」

夕飯も快餐屋

17:00頃、夕飯食べに快餐屋へ。3軒あるので昼とは違う快餐屋でおかず3品とご飯で5元(約85円)だ。ごはんを3杯食べて満腹になる。米さえ食べ放題なら安く済ませられるので助かる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.9元
合計 13.9元

大理古城驢窩社区国際青年旅舍

09:20頃、カオス度高い宿をチェックアウト。さっさと次の宿へ移動するが今日は天気悪く雨が降り始めている。まあ、とにかくまずは南門近くにある城隍廟を目指す。

09:45頃、eLongで予約しておいた大理古城驢窩社区国際青年旅舍(大理古城驴窝舍区国际青年旅舍/Dali Lv Wo International Youth Hostel)に到着。Booking.comにも掲載されているユースホステルでYHA Chinaの加盟店。南門近くの城隍廟対面にあるので場所はわかりやすいが大理古城の外にあるユースホステルになる。6人ドミトリーで1泊30元になる。

早い時間に乗り込んでしまったので部屋がまだ掃除していないという事でネットで情報収集しながら待つ。外は雨が本降りになってきたので今日は大理古城の散歩はダメかな。待っている間は共用スペースでネットをしているのだが雰囲気はまあ良さそうだ。

11:30頃、部屋の掃除が終わってようやく部屋へ。部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fi昼間は問題なく使用可能。

部屋にトイレ・シャワーが付いているが湿気が酷い。トイレ・シャワーがちょっとダメかな。

昼頃、昼食を食べに外へ出かける。雨は止んでおり古城内は観光客が多い。

今日も快餐でご飯を食べまくる。これで8元(約136円)になり、ご飯2杯食べて満腹である。

城隍廟

12:50頃、ユースホステルの向かいにある城隍廟を訪れる。

廟内で爆竹を鳴らしたり、お供え物の食事が次々と運び込まれたりと今日は何かの行事のようで参拝客が多い。

今日は余所者が見物出来る環境ではなさそうなので10分ほどで引き上げる。

文献楼

13:15頃、大理古城の南にある文献楼を訪れる。文献楼は清の康熙年間に創建され、伝説ではこの地は前漢の頃、張叔、盛覧の2人の文人が住み大理に中原の文化を広めたという。現在の文献楼は1998-1999年に再建された新しい建物になる。

観音塘

文献楼から南へ2kmほどの所にある観音塘へ向かうが、13:45頃、雨が降ってき雨宿りだ。14:40頃、雨の降る中で観音塘に到着。

観音塘は元々は大石庵と呼ばれ大理地区の重要な仏教建築のひとつになり、明代に創建され清代に再建されている。初期の頃は観音菩薩を主に信仰していたが、発展するにつれ徐々に大理地区の仏教聖地へと変わっていく。

入場料無料で観光客は少ない。天気が悪いから少ないのか?

ここは静かなので雰囲気は良好だ。

大理古城へ戻る途中で交通事故現場に遭遇。

中国は交通事故多いな・・・。教習所で何習ってんだ?

夕飯は快餐へ。おかず3品とご飯で5元(約85円)だ。ご飯は3杯まで食べたが、これ以上食べて追加料金取られると困るので抑えておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 30元
合計 43元

闌若寺青年旅舍

朝から痰吐きの音が酷い。外で地元民のおっちゃんたちが痰吐きしているというのは、いつものことだ。問題は同じドミトリーの宿泊客たちだ。夏休み中の学生たちのようだがゴミ箱にデカイ音立てて痰吐いたりと農民工のおっちゃんたちと似たような行動をしている。早く出て行く準備をしよう。

09:15頃、ユースホステルをチェックアウトする。次の宿は大理古城南東の角付近にある次の宿へ向かう。09:30頃、Qunar.comで予約しておいた闌若寺青年旅舍(阑若寺青年旅舍/Lanruo Temple Youth Hostel)に到着。1泊20元の8人ドミトリーで予約時に支払い済み。

部屋は8人ドミトリーで各ベッドにコンセント有り。WiーFiはちゃんとつながる。でも、床にゴミが散乱してカオス度高い。共用のトイレ・シャワーは招待所レベル。

共有スペースは結構広い。

屋上にはバーが併設されている。部屋の掃除がちゃんとされておらずベッドの下にペットボトルが転がっており掃除されている様子がないので、ここはアカン。

幼稚園児のコスプレ?

昼頃に快餐食べに出かけるが洱海門近くで彼女と手を繋いで歩いているリア充を見かけるが何かがおかしい。

彼女の格好がどう見ても幼稚園児のコスプレに見えてしまうのは気のせいか?

やはり大きな幼稚園児に見えてしまう。日本だと色々と問題になりそうだが中国では彼女に幼稚園児のコスプレをさせて外出はOKのようだ。それともお姉ちゃんがコスプレデートしてくれる新商売か?色々な意味で中国は予測不能だ。

昼食はいつもの快餐(8元/約136円)を食べる。

元世祖平雲南碑

食後は西門の外にある三月街を登った所にある元世祖平雲南碑を訪れてみる。元世祖平雲南碑は元の大徳8年(1304)に建立された石碑で、1253-1254年に起こったモンゴル帝国の雲南・大理遠征について書かれており、モンゴル帝国が大理国を滅ばした正当性でも書かれているのだろう。それに、モンゴル軍の司令官はクビライだし都合の悪いことは書かれていないだろう。

三月街を下り大理古城西門へ戻る。

大理古城内を歩いていると、いつもの仏教音楽が聞こえてきた。あれが前方に見えてきた・・・。

下半身奇形の乞食が営業活動中であった。大理古城は乞食が増えたな・・・。観光客が集まるから外地から流入しているのだろうか?夏休み限定の遠征だろうか?それに個人での営業だと縄張りとかの問題がありそうだから、やはり組織化された乞食だろうか?まあ、日本の旅行番組では取り上げられない大理の闇である。

国慶節の避難先確保

夕方にBooking.comやQunar.comで10月の国慶節の大型連休あたりの宿を調べてみたら、既に予約で埋まっていたりボッタクリ料金が設定されていたりしたのでBooking.comで昆明大脚氏国際青年旅舍を予約しておく。ベトナムやラオスへの避難も考えたが、サパやルアンパバーンも値上げされており民族大移動で遠征してくるようだ。

昆明大脚氏国際青年旅舍はWi-Fiが速くなったので設備は問題無しだし、料金も年間通して同じなので避難先にはちょうどいい。近くにウォルマートや市場もあるし。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.9元
合計 18.9元

大理梦馬青年旅舍

10:00頃、宿をチェックアウトして次の宿へ。10:05頃、Qunar.comで予約しておいた大理梦馬青年旅舍(大理梦马青年旅舍/The Moment Youth Hostel)に到着。Qunar.comの特価で宿泊費は1泊15元、予約時に支払い済み。

部屋は10人ドミトリーで各ベッドには一応コンセント有り、照明は無し。値段が安いので客層が例の如くなのでカオス度高め。

掃除はあまりしていない感じだ。いや、掃除してもすぐに散らかってしまうのだろう。ママがいないと片付けられない客層か?Wi-Fiは問題なし。

共用のトイレ・シャワーは掃除してあるが、シャワーの湯量は少ない。共用スペースは少々散らかっている。まあ、料金と比較すれば十分お得かな。上のランクの6人ドミトリーはもう少し良さそうだな。

昼食はいつもの快餐(8元/約136円)で満腹に。食後は古城内を散歩するが、どうも大理古城は宿泊施設が供給過剰の気配がする。夏休みで観光客が溢れているにもかかわらず通り沿いの宿は「今日有房」の看板が掲げられ空室が目立つ。路地裏にある宿は開店休業状態だろう。この数日渡り歩いてきた宿も欧米人宿1軒の除けば稼働率5割以下の雰囲気だ。

城壁に人多い

大理古城の城壁に上るが観光客が多い。城壁にこれほど観光客がいるのを見たのは初めてである。

古城内は相変わらず観光客が多いが、夕方と比べればまだ少ない方かな。

南門の前にも観光客が溢れている。

武廟

古城内にある武廟を訪れてみる。武廟は明の洪武17年に建立された関帝廟で600年以上の歴史を持ち、現在の武廟は新たに再建された物になる。大理の武廟の特徴はぺー族の本主信仰が融合しており、世界で唯一関羽像とぺー族の本主神像63尊が一緒に祀られている。

600年以上の歴史があると言われているが建物は新しく歴史の古さは全く感じられない。唯一残っている遺跡が清代の照壁ぐらいなのだが観光客に存在を気付かれていない様子だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
合計 16.5元

五行客桟

朝から天気は曇りで涼しい。09:15頃、宿をチェックアウトして次の宿へ移動。次の宿は大理古城の西、国道214号を渡った所にある。09:45頃、Booking.comで予約しておいた大理五行客桟(大理五行客栈/Dali Five Elements Hostel)に到着。Lonely Planet China 2015年版に掲載されている宿だ。

部屋は1泊30元の6人ドミトリーだ。各ベッドにコンセント有り、照明は有ったり無かったりだ。Wi-Fiは問題なくつながり速度問題無し。共用のトイレ・シャワーはいつもの一体型の奴だが広めで掃除してあるので許容範囲内。シャワーは熱いお湯がしっかり出ます。

共用スペースは結構広め。Lonely Planet Chinaに掲載されているせいか欧米人少しいる。

酒吧の雰囲気も良好。ボチボチ出かけようと思ったら雨が降ってきた。結構強い雨なのでこのまま外へ出られないかと思ったら急に雨が止む。夏の大理は天気が変わりやすい。

三国志遺跡 漢諸葛武侯擒孟獲處

10:50頃、人民路口のバス停から崇圣寺三塔专线のバスに乗車。運賃は2元、崇圣寺三塔专线のバスは2階建てバスは3元になっているので要注意。

ちなみに洱海へ行くにはC2路のバスで終点の才村埠頭(才村码头)下車だ。埠頭から洱海のクルーズ船に乗船できる。

11:35頃、漾濞路口のバス停で下車。天気は太陽が出て晴れているし日差しが強く急に暑くなってくる。1分ほど歩いたところにある別の漾濞路口のバス停から1路のバスに乗車。運賃は昆明の公交ICカードが使えたので0.9元。

大理は2015年に城市一卡通に加盟したので、昆明や上海などの公交ICカードの相互利用ができるようになった。でも、チャイナクオリティなので未対応端末のバスがあり、やっと昆明の公交ICカードが使えた。

12:10頃、終点の二号橋のバス停で下車。高徳地図で確認しながら歩いていき、12:25頃、江風寺に到着。湧き水で有名なようで多くの地元民が水汲み中だ。

大理の水質の良さが分かる光景で、こういった場所は中国では貴重だ。ここでは皆お行儀良く順番守って水汲みをしている。なぜバス停や駅では我先なんだ?

牌坊をくぐり本殿へ向かう。

寺は高速道路建設により敷地の一部が収用されており歩道橋を渡る。

寺の敷地を収用して作られた高速道路がこれで、結構な山の中に建設されている。

江風寺は大理の三国志遺跡である漢諸葛武侯擒孟獲處の石碑がある。

寺の説明では三国志演義 第八十八回 渡瀘水再縛番王 識詐降三擒孟獲の舞台になり孟獲が4度目に捕らわれる場所である。大理での戦いでは諸葛亮と共に従軍していたのは呂凱、王平、張嶷、張翼、関索、蔣琬、馬岱、馬謖、馬忠、趙雲、魏延になる。孟獲は馬岱に捕縛され、孟優は趙雲に捕縛される。

石碑の年代は状態が悪く不明であるが「趙州牧武昌」とあるので州牧が建立したというところまでは分かる。13:10頃、江風寺を離れる。

13:20頃、二号橋のバス停から1路のバスに乗車。運賃0.9元、13:50頃、火車站のバス停で下車。大理駅から8路のバスに乗車して大理古城へ戻る。運賃2元、8路のバスは昆明の公交ICカードには、まだ未対応。14:35頃、大理古城内の終点の六十医院で下車。標高2000mの大理でも日差しが強いと汗が吹き出るほど暑い。

快餐で腹ごしらえ

16:30頃、いつもの快餐へいく。今日はまだ何も食べていないので腹減って餓えている状態です。肉類は1品4元、安い野菜類は1品1-1.5元なので野菜中心で食べます。ご飯は2元で食べ放題、今日は野菜3品で5元(約85円)だ。しっかりご飯をお代わりして食べさせて頂きます。もちろん、おばちゃんに追加料金徴収されない程度で。

大理の闇

大理古城で賑わっている場所の一つで洋人街がある。観光客が記念撮影している中で乞食が歌を歌っている。

この乞食はほぼ毎日洋人街周辺で見かける。どうやらここが縄張りのようだ。大理古城には他にも足無し、足奇形の乞食などがいるのだが大体いつも同じ場所で見かける。これは組織化されているということなのだろうか?

そして、この乞食は城管?のおばちゃんに追い払われている。でも、毎日見かけるから特に取り締まりはしていないようだ。欧米人が多い大理で乞食放置は中国のイメージダウンでまずいのではないだろうか?もう、バレているから開き直っているのか?


それと、親子で歌を歌っている乞食もいる。いや、親子という設定かも知れない。社会主義国なんだから政府が子供を保護しないといけないのでは?

大理の学生は迷彩服で勉強?

大理古城には幾つか学校があるのだが、学生が迷彩服を着て歩いている。授業に軍事教練が入っているのか?日本で学生が迷彩服着て登下校したら自称平和団体やマスコミから「安倍は戦争する気か?」と抗議殺到、校長や教育長は吊し上げだよな。福島みずほセンセイや志位和夫センセイも発狂するだろう!

大理では学生が迷彩服着ているが福島センセイや志位センセイの意見を聞いてみたいな。「習近平は戦争をする気か?」と抗議してくれるのかな?まさかスルーで「日中友好」とか言うのかな?

夏風邪か?

夜になる何やら調子悪くなってきた。夏風邪か?この数日渡り歩いてきたドミで移されたのだろう。早く寝て治そう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.5元
宿泊費 30元
バス 5.8元 路線バス
合計 44.3元

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

夜が明けてもまだ調子悪く、とりあえず寝る。昼前にチェックアウトだけしてネットしながら時間をつぶす。13:50頃、次の宿へ移動。徒歩30秒ほどで大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)に到着。Booking.comで予約しており6人ドミトリーで1泊25元、今回は4泊する。ここはLonely Planet Chinaに掲載実績があるユースホステルで大理での大本命とも言える宿だな。当然ながら欧米人宿である。

で、部屋はトイレ・シャワー付きの8人ドミトリーになる。この大理金玉縁中澳国際青年旅舍は1号院から4号院ぐらいまで建物があり、スタッフのお姉ちゃんに連れられてレセプションのある1号院から徒歩10秒ほどの4号院へ移動。4号院に8人ドミトリーがある。各ベッドに照明とコンセント有り。Wi-Fiは問題なくつながりGoogle、Twitter、Facebookそのまま閲覧可能。

部屋にあるトイレ・シャワーはいつもの一体型の奴だが広めでが換気扇無しなので湿気が酷く洗面台には黒カビが発生していた。シャワーは熱いお湯がしっかり出ます。

共用スペースは結構広め。

今日も迷彩服の中学生

夕飯食べに大理古城へ行くと今日も迷彩服の中学生がやたらといる。大理は夏休み終わりなのか?

中国には日本みたいに自称平和団体のお花畑の人たちが大騒ぎしないのか?日本なら確実に学校は袋叩きに遭うぞ。いや、中国にはお花畑の人たちが存在するのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
宿泊費 100元 1泊25元×4
合計 113.5元

観音塘

10:30頃、人民路口のバス停から崇聖寺専線のバスに乗車。運賃は2元、昆明の公交ICカードにはまだ未対応。10:45頃、観音塘のバス停で下車。

先日訪れた時は雨だったので観音塘をもう一度見物。

天気が晴れでも観光客は少なめで静かだ。明代創建の古刹だが新しい建築物がかなり多い。

山門の前には乞食が一人営業活動中。観音塘を縄張りにしている乞食は一人だけのようだ。

観音塘と呼ばれているので境内には観音像が祀られている池がある。

大雄宝殿は静かで雰囲気良好。11:20頃、観音塘から感通寺へ向かう。

感通索道

11:55頃、蒼山国家地質公園の入口に到着。駐車場にはバスなど多数駐車しており混雑している。牌坊の脇に入場券売場があるが無視、奥にあるロープウェイの感通索道は有料だが、感通寺は無料である。

5分ほど階段を上っていくとロープウェイの感通索道に到着。

ここにも入場券売場があり入場料を確認する。蒼山の入山料は40元、ロープウェイは往復80元、片道50元になっている。

感通寺

12:20頃、感通寺に到着。感通寺は蒼山の聖応峰南麓に位置しており、創建は145年、漢の明帝の頃になり西竺国の高僧である摩騰竺法蘭により建立され、創建時は「蕩山寺」と呼ばれ、唐代になると李成眉により再建され「感通寺」と呼ばれるようになった。

現存する建築物は明清建築の風格を持っているが文化大革命で破壊されているので古建築ではなく現代建築のようだ。境内は観光客が少なく線香の匂いが漂い静かで雰囲気はよい。

感通寺の山門近くの遊歩道からさらに奥へと進む。

寂照庵

13:35頃、寂照庵に到着。寂照庵は感通寺の一部になる。

13:55頃、寂照庵から再び遊歩道を歩き清碧溪へ向かう。

14:35頃、看板が見えてきた。この先2kmに入場券売場があるようだ。タダでは山登りはできないようだ。雷も鳴っているので引き返すことにしよう。

15:30頃、感通寺まで戻ってきた。16:30頃、観音塘のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、昆明の公交ICカードはまだ非対応。

粑肉餌絲

夕飯は古城内の食堂で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。具材は粑肉、もやし、大根の漬物など。

大理ビールV8

夜は地ビールの大理ビールV8 470ml(3.5元/約59円)を飲んでおく。

アルコール度数2.5%で低め。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
バス 4元 路線バス
合計 17.5元

大理の茶馬古道

08:45頃、人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、09:00頃、風陽邑(凤阳邑)のバス停で下車。今日は大理に唯一残る茶馬古道を見物しに大理古城と下関の中間辺りにある風陽邑にやって来た。

茶馬古道がどの辺りに残っているか情報がないので、まずは村の中を歩いて見る。国道沿いから蒼山方向への路地へ入って行くと、観光用の標識が見えてきた。道も古い石畳なので、どうやら茶馬古道に到着のようだ。

ここは茶馬古道大理風陽邑段、滇藏茶馬古道、風陽邑茶馬古道などと呼ばれている。茶馬古道は古代中国西南部の交易路になり雲南、四川から茶葉、砂糖、塩などを馬幣たちが馬によってチベットへ運び、チベットからは馬、牛、羊や毛皮を運んでいた。「茶馬古道」の名は主に茶と馬を交易したことに由来する。茶馬古道大理風陽邑段は大理に現存する唯一の茶馬古道である。

09:20頃、茶馬古道を歩き、まずは双子井から見物。

茶馬古道の脇に2つの泉がある。

09:25頃、観音古井に到着。地元民の婆ちゃんたちが集まって竹細工を編んでいる。

この婆ちゃんたちのいる場所の下に泉があるのだが今でも沸かせば飲めるのか?

泉には観音様の石刻が祀られている。だから観音古井のようだ。

再び茶馬古道の石畳を歩いて行く。道の両脇は古い建物が残っており茶馬古道としての保存状態は良好だ。ただし、電柱が景観を損ない残念な・・・。

まあ、電柱抜きで考えれば雰囲気は良好だ。

そして、前方から馬に乗った観光客たちが近づいてくる。1950年代までは馬幇たちが馬に茶葉などの交易品を積んでいたが、現代では観光客を乗せている。

馬に乗っている観光客を結構見かけたのだがホーストレッキングが流行っているのか?

茶馬古道のホーストレッキングはほんの少しだけキャラバン隊の雰囲気が出ているのでいいかもしれない。本当は茶葉を積んだキャラバン隊を見たいのだが・・・。

広場みたいな所には昔の茶馬古道の様子が再現されている。

09:45頃、茶馬古道の入口に到着。自分は脇道から茶馬古道へ入ったので戻る形になってしまった。

再び茶馬古道を歩いて行く。残っている古い建物は土壁が剥がれてかなり傷んでいるが古さを感じられるので中国では結構重要だ。

風陽邑本主廟

10:30頃、風陽邑本主廟に到着。ペー族の村なので本主信仰がしっかりと残っている。

主神は女性だがどういった人物かは不明だ。

法真寺

10:35頃、隣の法真寺に到着。

寺の歴史は不明というか寺の犬に吠えられ逃げる。

山道を登って行くがホーストレッキングの観光客が山を降りてくる。11:00頃、雷が鳴り始めたので引き返して山を降りる。

11:25頃、洱海が見える所まで戻ってきたが、雨が降っているようで洱海は殆ど見えない。

11:35頃、地元民の集団に追いつく。地元民も山を降りているということは確実に雨が降るな。11:45頃、雨降ってくる。11:50頃、バス停に到着。4路のバスで大理古城へ戻る。

餌絲

昼食はユースホステルから徒歩10秒の食堂で餌絲(8元/約136円)を食べる。

具材は漬物、ネギ、ニンニクなどをお好みで載せる。

雲南省のワイン ローズハニー

食後は四方街超市でワイン2本、市場でパイナップルを購入。

パイナップル1kg7元で今回は1個で1.5kg(10.5元/約178円)の奴を購入。

ワインは雲南省特産のローズハニーを使った同じメーカーだけど値段の違う2本を購入。さて、何が違うか。

まず一本目は安い方の雲南柔紅葡萄露酒750ml(18.5元/約315円)から。

アルコール度数5%で低めだ。そして、葡萄酒でなく葡萄露酒と表記されている。これは何かがある。

裏のラベルを見ると原汁含量50%で半分。原材料は葡萄酒、水、クエン酸などだ。保存期間は3年だ。葡萄露酒は水で薄めており、これは正確にはワインではない

2本目は雲南紅全汁紅葡萄酒750ml(32.8元/約558円)だ。

アルコール度数12%で全汁紅葡萄酒と表記されている。

裏のラベルを見ると原汁含量100%。原材料は葡萄、食品添加剤にソルビン酸カリウムと二酸化炭素が入っている。保存期間は10年で本物のワインの方が保存期間が長い。

夜は水で薄めた葡萄露酒を飲んでみるが十徳ナイフの栓抜きを壊して開けるのに苦労する。味は水で薄めているので辛くなく飲みやすい。でも、水で薄めているからワインではないな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 74.8元
バス 4元 路線バス
合計 78.8元

大理快速汽車客運站

人民路口のバス停から4路のバスに乗車。運賃2元、新市街の下関へ向かう。陽洱小区のバス停で下車、徒歩1分ほどの所にある外貿大楼のバス停で12路のバスに乗り換える。12路のバスは昆明の公交ICカードが使えて割引運賃0.9元。どうやら、大理は下関の1元バスが昆明や上海の公交ICカードが使えるようだ。

09:45頃、貨運站のバス停で下車してバスターミナルの大理快速汽車客運站に到着。ここは大理古城-下関の直通バス発着点になる。時刻表を確認してバス情報を確認するが、時刻表が窓口の奥に掲示されており窓口のおばちゃんたちが怖くて撮影できず。

バスターミナルには1台だけ自動券売機があり支付宝対応で身分証無しでも購入できるので外国人でも利用可能だ。明日の六庫行きのバスチケットを購入しようとするが、スマホの支付宝を立ち上げて支払いのバーコード読み取ろうとするがアプリが固まる。スマホを再起動させて支付宝を立ち上げようとしたら「SD卡受損」とか表示され「格式化」とか表示されたので、そのまま「是」を押すが格式化ってフォーマットの意味だった事を思い出すがSDカード全部消してしもうた。支付宝のアプリも消えてしもうた。明日当日購入だな。とりあえず今日はスマホの再セットアップかな。

10:25頃、貨運站のバス停から再び12路のバスに乗車。運賃0.9元、市医院のバス停で下車。3分ほど歩いて10:45頃、ウォルマートに到着。

昨日十徳ナイフのワインの栓抜きを壊したので栓抜き(9.9元/約169円)と台湾ビール330ml(2.3元/約39円)を購入。雲南省でも台湾ビールが購入できるというのは驚きだ。

台湾ビールの生産地は台中になっている。よくパッケージを見ると簡体字で表記されており中国向けパッケージになっている。だから安いのか?でも、台湾が蔡英文総統に変わったから嫌がらせで台湾製品が高くなったりして流通量が減るのだろうな。

11:30頃、市医院のバス停から8路のバスに乗車して大理古城へ戻る。運賃2元、昼頃、大理古城内にある終点の六十医院で下車する。快餐で昼食食べて食後に早速栓抜き使ってワインを飲む。水や砂糖が入っていない本物のワインでアルコール度数12%。少し辛目かな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.3元
バス 5.8元 路線バス
雑貨 9.9元 栓抜き
合計 28元

四川省成都 黄龍溪古鎮

四川省旅行記2016春

成都→黄龍溪

08:50頃、新南門車站にやってきた。今日は成都の南にある黄龍溪古鎮を訪れるのだが新南門車站→黄龍溪の運賃は16元で高い。直通なので時間はかなり短縮されるのだろうが貧乏人には・・・。なので、路線バスで行くことにする。

南へ歩き一環南路へ向かう。09:15頃、磨子橋站のバス停に到着。09:25頃、501路のバスで華陽客運站へ移動。運賃1.8元、磨子橋が始発のバス停なので座って終点の華陽客運站へ。

10:30頃、華陽客運站で821路に乗り換える。公交ICカードは使えないが運賃は1元、10:45頃、発車して黄龍溪客運站へ向かう。

黄龍溪古鎮

12:20頃、黄龍溪客運站に到着。バスターミナルから10分ほど歩くと黄龍溪古鎮が見えてきた。成都市内から約3時間掛かり路線バスだと結構遠い。

黄龍溪古鎮は成都の南にある四川省の有名古鎮で1700年以上の歴史を持っている。

観光地化は完了しており平日でも観光客で賑わっている。店の軒先にはこんな感じ色々な食べ物がある。

結構見かけるのは豆鼓を扱った店だ。結構食品として日本でも知られている豆鼓だが中国では田舎の食べ物といった感じだ。

こちらは羊肉串の店なのだが山羊がちょうど捌かれているところだ。その場で捌いて串に挿すので新鮮だ!中国では頭のイカレタ自称動物愛護団体とかが殴り込んで来ることもない。

土産物屋からレストランまで数多くの店が軒を連ねているが隅の方は空き店舗が目立ち供給過剰のようだ。

古鎮と呼ばれているが古い建物は寺や廟などごく一部で大多数の建物は20年以内に建てられたもので古そうに見せているが実は新しい。こういった門は再建された物になる。

こちらの古龍寺は300年以上の歴史を持つ清代の建物になり黄龍溪では古い建物になる。

内部には観光客はおらず静かな雰囲気が漂う。

まあ、四川省の定番古鎮なので雰囲気はまあまあかな。

黄龍溪→成都

14:20頃、黄龍溪客運站に到着。黄龍溪旅游客運中心とも表示されている。

黄龍溪から華陽の821路のバスはなぜか運賃は2元。

行きと帰りで運賃が違う。チケットの紙代か?

14:45頃、バスが発車する。16:10頃、華陽客運站に到着。501路のバスに乗車、運賃1.8元で磨子橋站まで向かう。17:20頃、磨子橋站に到着、20分ぐらい歩いて熊猫夫人青年旅舍に戻る。

魚香茄子

夕飯は近くの食堂で魚香茄子(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)を注文。今日は朝から何も食べておらず、ようやく朝食兼昼食兼夕食となる。ご飯はおかわり自由だったので老板娘に目をつけられない程度で食べておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 6.6元 路線バス
合計 17.6元

久しぶりのウォルマート

10:30頃、交通飯店前の川の対岸にある濱江路站(滨江路站)のバス停から127路のバスに乗車。運賃1.8元、11:00頃、大安西路站で下車してウォルマートへ。久しぶりに大都会の大型スーパーマーケットでの買い物になる。安物の鉄観音茶などを購入しておく。本当はちゃんとした本物の中国茶が欲しいのだが予算の関係で・・・。

成都コンビニ戦争

帰りは126路のバスで濱江路站(滨江路站)へ戻るが、途中で珍しい光景を目にする。コンビニが3軒並んでおり真ん中に9010があり、両隣がWOWOに挟まれているのだ。9010とWOWOは両社とも四川省成都が本拠地のコンビニだが、このようにWOWOが9010の両隣に出店して潰しにかかっている。成都では仁義無きコンビニ戦争が勃発しているようだ。

風沙豆花

夕方になり夕飯を食べに行こうかと出かけようとしたらT先生が東チベットから帰ってきていた。T先生と行きつけの食堂へ夕飯を食べに行く。今回は試しに風沙豆花(12元/約204円)を注文してみる。豆腐料理というのは分かるが、それ以外は全く分からないので出て来てからのお楽しみとなる。で、実際に出て来たのは豆腐スープみたいなのだ。麻婆豆腐の肉無し、唐辛子無しと言ったところかな?辛くないので味は普通で残さず食べられます。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.8元
バス 3.6元 路線バス
日用品 42元
合計 63.4元

ラサ行きを計画するが挫折

昼頃、東チベット旅行倶楽部のT先生にラサ行きを相談するが、熊猫夫人の店長さんがMビザだと会社の就業証明がないと手配できないということで今回は諦める。無職のおっさんが観光目的でビザ申請してMビザが発給されているのでは就業証明なんて出しようがないのだが・・・。それでも色々と情報は入手出来た。6月からチベットツアーの車のチャーター料金が値上げでボッタクリ料金になるとか・・・。遠回しに外人をチベットに入れない中国政府の政策のようだ。外国人にチベットを見られるのは都合が悪いらしい。

まあ、今回のチベット行きは挫折したが10月の国慶節以降にチベットへ行く人がいたら声をかけてもらうようにT先生にはお願いしておいた。人数集まれば少し安くなるし・・・。

乾拌面

昼食はイスラム食堂で乾拌面(13元/約221円)を食べる。久しぶりの中華スパゲッティの乾拌面だ。いや、イスラム風スパゲッティかな?

天府広場

食後に天府広場へ行ってみる。成都の中心にある広場なのだが相変わらず公安と武警が多い。こんなのんびりした広場に厳重な警備しいてどうするの?何を恐れているのだ?

そして、毛沢東像がある。毛沢東より劉備や諸葛亮の方が成都には似合うと思うのだが。

ラサ行きが一旦挫折したので天府広場前のビルに入っている天府書城へ向かう。

天府書城で立ち読みして今後の計画を練る。

酸菜豆花

夕飯は酸菜豆花(10元/約170円)と米飯(1元/約17円)だ。夜は都江堰での宿を予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.8元
宿泊費 84元 予約:都江堰愛游青年旅舍
地下鉄 1.8元
合計 112.6元

1日籠もる

朝からHDDのデータ整理に励む。容量いっぱいなのでいらない画像を消去していく。そして、サーバーに新しい画像を転送するが時間がかかる。今日一日データ整理で終わりだな。明日の都江堰への鉄道の切符を12306.cnで予約して移動手段は確保した。

木耳肉片

夕飯は近くの食堂で木耳肉片(14元/約238円)と米飯(1元/約17円)を食べる。キクラゲと豚肉の炒めものになる。定番中華料理になりご飯がいくらでも食べられる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
鉄道 10元 軟座 犀浦-都江堰
合計 27元

四川省閬中 三国志遺跡・張飛廟と閬中古城

四川省旅行記2016春

成都→閬中

09:20頃、ユースホステルをチェックアウトする。S先生が閬中へ行きたいようなので一緒に向かう。同じドミのM先生も閬中まで一緒に行動となる。新南門汽車站から28路のバスに乗車して一環路北四段站で下車。公交ICカードは残高不足だったので運賃は現金2元だ。

10:00頃、北門客運站に到着。相変わらずカオス度高い。

閬中までの運賃は93元。次のバスは11:20発なので1時間ほど待機となる。S先生とM先生は周辺の散歩へ行くということ外へ出て行き、11:00頃に戻ってくる。

11:20頃、乗車が始まる。11:30頃、約10分遅れでの発車となる。高速道路に入り東へとバスが走る。

13:30頃、高速道路の服務区でトイレ休憩になる。

閬中