雲南省大理 洱海一周&世界ジオパーク 蒼山トレッキング

雲南省旅行記2016

大理金玉縁中澳国際青年旅舍

雨降って天気悪いが昼前に大理沐府国際青年酒店をチェックアウトして大理古城の中を歩いて行く。

Qunar.comで予約しておいた大理金玉縁中澳国際青年旅舍(大理金玉缘中澳国际青年旅舍/The Jade Emu International Guesthouse)へ移動。Booking.comでも予約できるがQunar.comの特価で1泊16元だ。今回は7泊で宿泊費は予約時に支払い済み。Lonely Planet China2015年版にも掲載されており欧米人御用達宿である。

6人ドミトリー(共用トイレ・シャワー)を予約しておいたが、今回も8人ドミトリー(トイレ・シャワー有り)になる。ここはトイレ・シャワーの湿気が酷いとか文句言いたい放題なのだが、何故か長期宿泊してしまう。なんだかんだ文句を言っても、宿代安くて静かなのでちょうどいいという事だな。

昼食はいつもの快餐屋へ。おかず3品とご飯で5元(約85円)だ。

大理古城にスターバックス

食後に工事中だったスターバックスを見に行ったら営業していた。ついに大理古城にもマクドナルドに続いてスターバックスが進出した。ケンタッキーはいつ進出だ?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

崇聖寺三塔

09:20頃、崇聖寺三塔にやってきた。ここは大理の定番ボッタクリ観光地になり入場料は121元で貧乏人お断りになっている。なので、自分は入れないので外から見物だ。朝から金持ちの土豪観光客で賑わっており開発業者はボロ儲けのようだ。

とりあえず広場から三塔は見えるので中に入らなくても記念撮影は可能だ。昨日まで雨が降っていたので空気はきれいで遠くの建物もはっきり写っている。蒼山は雲に覆われてダメだけど。

三塔は富士山の写真を撮るのと似た感じで間近で撮るより遠くで撮った方がいいかもしれない。

南詔徳化碑

10:10頃、4路のバスに乗車、運賃2元、太和のバス停で下車。10:40頃、南詔徳化碑に到着。百度だと20元取られるみたいな情報があったが、入口には誰もおらず出入り自由。料金表とかもないので無料のようだ。

南詔徳化碑は名前の通り南詔国関連の遺跡になり太和城遺址の一部になる。太和城遺址は南詔国(737-779)の都城になり、南詔徳化碑は太和城にあり、石碑の高さ3.97m、幅2.46m、厚さ0.6mになり元々は約八千字の文字が刻まれていたが年月とともに風化し現在残っているのは776字になる。唐の大暦元年(776)に建立され南詔国の歴史が刻まれていた。

この太和城から滇藏茶馬古道が北へ伸びており麗江、シャングリラ、徳欽を経てチベットへ入る。石碑がなければ気付かないだろう。

残っている滇藏茶馬古道を北へ歩いていけば風陽邑(凤阳邑)の滇藏茶馬古道へとつながる。

こちらが南詔徳化碑になる。

碑亭が建てられ石碑が保護されているが文字はわずかに残るだけだ。

11:40頃、太和のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、紅龍井のバス停で下車して宿へ戻る。昼食は大理古城の快餐屋で野菜のおかず3品とご飯だ。これで5元、ご飯はお代わり自由。

将軍洞

12:55頃、人民路口のバス停から4路のバスに乗車、運賃2元、陽洱小区のバス停で下車。徒歩1分ほどの所にある外貿大楼のバス停で12路のバスに乗り換える。昆明の公交ICカードで運賃0.9元。

14:00頃、将軍洞に到着。入場料は良心的な2元だが地元民は無料のようで顔パスだ。観光客は遠回りすれば別の道から入ってタダで見物できるようだが・・・。

蒼山の麓にある将軍洞は将軍廟とも呼ばれ清代に建立される。明末清初に大理の人々が唐の将軍である李宓を記念して本主廟として建立した。李宓は唐朝の雲南都督兼侍御史であり、唐の天宝13年(754)に玄宗が李宓を総帥として南詔国征討に10万の兵を送る。天宝戦争と呼ばれる唐朝と南詔国の戦いが始まるが唐軍は惨敗し李宓も戦死してしまう。

参拝客が多く賑わっているのだが、将軍洞は参拝客だけでなく蒼山からの湧き水を汲みに地元民が多く訪れている。

本殿には多くの参拝客がお供え物を持ち込んでいる。

こちらでは蝋燭に火を灯している。

本殿には唐の将軍である李宓が祀られている。


そして、本殿前には爆竹を鳴らす場所が設けられており爆竹の持ち込みOKである。当然ながら将軍洞に爆竹の爆音が鳴り響きます。

将軍洞の裏手には崖に「龍泉」と刻まれた滝がある。

ネズミ大量発生

将軍洞に戻ってくるが将軍洞の前に鶏を絞める小屋があるのだが・・・。


小屋を見ると鼠が大量に発生している。絞めた後にきちんと片づけていないので鼠の餌が豊富で衛生状態が劣悪になっている。このような光景は今まで見たことがない。これが中国の衛生環境なのか?

そして、極めつけがこの鼠小屋の水道で地元民のおばちゃんが水を汲んでいる。いくら蒼山の湧き水といっても鼠小屋で汲むのは不衛生だろう。色々と病原菌のおまけが付いてくると思うぞ。

15:30頃、12路のバスに乗車、昆明の公交ICカードで運賃0.9元。15:45頃、市医院で下車してウォルマートへ。

非常食の飴と大理ビールV6 470ml(3元/約51円)を購入するが、レジ前で並んでいると後ろのおっちゃんが床に痰を吐く。ウォルマートにも痰吐きのおサルさんが来店するのか・・・。中国のウォルマートは色々な意味で凄い。日本では西友で買い物してもレジ前で痰吐きするおサルさんには遭遇したことがないぞ!

久しぶりに大理ビールV6を飲むが大理も秋に突入して涼しくなってきたので夏のように格別に美味いとは思わなくなってしまった。

ちなみにV6はアルコール度数2.5%だ。16:30頃、8路のバスで大理古城へ戻る。運賃は2元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.2元
バス 9.8元 路線バス
将軍洞 2元
合計 28元

洱海一周:大理古城→喜洲

08:10頃、宿を出て大理古城の西門へ向かう。西門の北側に洱源行きのバス停車場があり、喜洲古鎮へ向かうことが出来る。今日は天気がよいので洱海を一周してみる。まずは喜洲を目指し洱源行きのバスに乗車する。08:20頃、バスが発車、喜洲まで運賃は6元だ。国道214号を北へとバスが走る

喜洲古鎮

08:50頃、喜洲への分かれ道で下車して東へ歩く。下車地点にはボリタクのおっちゃんが待機中であったが素通り。09:00頃、省道221号を越えて喜洲古鎮に到着。入口では馬車が待機中で観光地の雰囲気が漂う。

入口には大理古城や下関へ戻るバスが待機中。帰りの交通手段は問題なし。

ここは喜洲古鎮の牌坊なのだが有料観光地の喜韵居への入口で古鎮の入口という訳ではない。

喜韵居の入場料はボッタクリの60元で貧乏人お断り。金持ちの土豪観光客が入場して見物していくが外から見る限り60元の価値があるかは疑わしい。

09:20頃、厳家大院博物館に到着。入場料は30元なので外から見物するだけ。厳家大院は百年以上の歴史があり清末期から民国初期にかけて完成した「三房一照壁」「四合五天井」「六合同春」と呼ばれる風格を持つぺー族伝統民居である。

厳家大院周辺が四方街と呼ばれる喜洲古鎮の中心街になり、四方街の中心にある牌坊が題名坊。この題名坊が喜洲古鎮の中心地といった所かな。

四方街に色々と店があるのだが雰囲気は悪くない。

建物は新しいのもあるが景観に溶け込んではいるので問題なさそうだな。

四方街周辺を散歩してみるが古い街並みが少し残っている。

通りから路地へ入っていく。路地は人がおらず静かで奥へと進む。

奥へ歩いていくと古民居の趙府に到着。個人宅だが入場料払えば見物できる。

他を歩いてみると古民居が結構残っている。古民居は政府の保護対象になっており勝手に取り壊し建て替えは出来ないようだ。

ここは喜洲古鎮の東にある東安門。古鎮の東の入口のようだ。

東安門周辺は外壁が剥がれた古い建物がいくつか残っておりなかなか雰囲気が良い。

迷路のようになった路地を歩いて整備されていない建物を見物していく。

再び観光用に整備された通りに戻ってきた。

喜洲粑粑

喜洲古鎮名物の喜洲粑粑(10元/約170円)を食べてみる。観光地価格で高く妥当な価格は5元ぐらいか?具材に肉が少し入っている。味は油餅より少し美味いぐらいで、話のネタに1度食べれば十分。

古鎮の入口へ戻るために土産物街を歩いて行く。

紫雲山寺

土産物街を過ぎると紫雲山寺の山門が見えてきたので見物していく。紫雲山寺は創建は明代になり斗母閣と呼ばれていた。斗母は道教の女神で龍漢年間の周御王の妃で「紫光夫人」とも呼ばれていた事から斗母閣は紫雲山とも呼ばれた。

現存する建築物は清代に建てられたものになり、道教、仏教、儒教が融合した建築物になる。

荒れ寺に近い状態なのだが、見物していると扉に蜀魏呉の文字を発見!

これは何かあると思い入ってみると関羽、関平、周倉の三像があり外からは分からず隠された関帝廟になっていた。

寺の奥にあるのが斗母閣になり、ここが紫雲山寺の本殿になる。

11:00頃、喜洲古鎮の西にある正義門にやって来た。ここが古鎮の西門になるようで目の前に省道221号が通っている。

喜洲→双廊

11:05頃、双廊行きのバスに乗車、双廊までの運賃は18元。省道221号を北へと走り蒼山と稲刈り中の田圃を眺めながら双廊へ向かう。

11:20頃、洱海の北にある江尾の手前でバス乗り換えになる。この先の道路工事でバスが通れないので待機していた白タクで双廊まで移動になる。

ここでバスとお別れだ。

乗客全員が白タクに乗り換え双廊へ移動。

双廊古鎮

11:50頃、双廊の北側の入口に到着。双廊古鎮と言うが実際は土産物屋、レストラン、宿が並ぶ観光街で古鎮という雰囲気は感じられない。ちょうど双廊古鎮は下水道工事の真っ最中で通りは穴だらけだ。

一応は古鎮を名乗っているので古戯台がある。だが、古戯台と言っても老人たちの集会所と化している。

双廊の北から南へ歩いていくが新しい建物ばかりで古鎮というより、ただの観光街になっており観光客で賑わっている。

12:15頃、双廊魁星閣にやってきた。双廊魁星閣は清の光緒3年(1877)に建立され、民国24年(1935)に修復される。
双廊で数少ない古建築だろう。

双廊の全景で洱海に面した街でそこそこの規模だ。

こちらは双廊最大の観光地になる南詔風情島。洱海にある小さな島で双廊から船で渡る。入場料は50元。

双廊→挖色

13:00頃、双廊の南側の入口に到着。双廊から挖色はバスが走っていない。正確には双廊から大理駅へのバスが1本走っているようだが実用的ではない。他にも洱海を一周する観光バスが走っているのだが、道路工事の影響なのか走っておらず。で、白タクの運ちゃんに聞いてみると「挖色へは行かない」とか乗車拒否、下関までの長距離でないとやる気なしなのか?まあ、双廊から約12km環海公路を歩いて挖色へ向かう。

14:50頃、双廊と挖色の境界まで来たようだ。

洱海沿いに環海公路をひたすら歩いて行く。

15:10頃、鹿鵝山遺址に到着。鹿鵝山遺址は新石器時代の遺跡になるが近くには観音閣があり観光客もそこそこいる。

こちらが観音閣から見る洱海。

挖色→下関(大理)

15:45頃、挖色に到着。

挖色は古鎮ではなく洱海の景色を楽しむ所のようだ。

洱海沿いに環海公路を南へ歩いていくと大理(下関)行きのバスが停車しているのを見つける。15:50頃、下関(大理)行きのバスに乗車、運賃は11元。バスがすぐに発車して洱海沿いに南へ走る。

途中で洱海に浮かぶ小普陀と呼ばれる小さな島の近くを通過。小普陀は挖色の一番の見所になる。

挖色→下関(大理)の景色はなかなか良く見応えありだ。

17:00頃、大理駅近くの大理汽車客運站に到着。17:20頃、支2路のバスに乗車。昆明の公交ICカードを使い運賃は0.9元、市医院のバス停で下車してウォルマートへ。ワイン買ってから8路のバスで大理古城へ戻り洱海一周が完了。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 47.3元
バス 6元 大理古城→喜洲
バス 18元 喜洲→双廊
バス 11元 挖色→大理(下関)
バス 2.9元 路線バス
合計 85.2元

大理古城散策

今日は昨日に続き天気が良い。土曜日で各地から金持ち土豪観光客が押し寄せているのかと思ったら意外にも空いている。

夏休みが終わり9月になると観光客が減ってくるようだ。土産物屋街は空いており前に進むのが楽だ。夏休み中は人多すぎで歩くのも大変であったが、かなり平和になってきたようだ。

この辺も青空がよく見えて平和だ。

大理古城の南門までやって来た。夏休み中は団体の観光客で溢れていたが、土曜日の昼時でもこの状態。信じられないくらい平和な光景だ。

南門の楼閣から見る大理の街と蒼山は天気が良いと見応えあり。天気が悪いと蒼山が雲に覆われてダメだけど。

こちらは角度を変えて、城壁、一塔寺、蒼山が見える。天気が良くても蒼山の山頂部分は雲がかかっている。山の天気は変わりやすいようだ。

これは大理古城内部になる。天気が良いので遠くに三塔が見える。

大理の地酒

快餐屋で昼食食べて宿へ戻り昨日購入しておいた雕梅酒158ml(4.5元/約76円)を飲んでみる。雕梅酒は大理ペー族自治州洱源県特産の梅酒になり大理の地酒といったところかな。アルコール度数は26%で中国酒の中では低めになる。味の方はあまり辛くはないが少量でも結構酔う。

こちらは青梅酒158ml(5元/約85円)で同じメーカーの梅酒だ。アルコール度数は22%になる。この2種類の地酒は日本で言えばワンカップの日本酒に相当する感じかな?地酒飲んで酔ったのでそのまま寝込む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

蒼山トレッキング

08:00頃、宿を出て崇聖寺三塔へ向かう。今日は蒼山をトレッキングするので崇聖寺三塔近くから登山を始める。崇聖寺三塔に沿って蒼山へ向かう。途中で饅頭屋のおっちゃんが電動スクーターで移動販売していたので豆沙包3個(3元/約51円)を購入して朝食に食べる。

崇聖寺三塔を過ぎると集落がなくなり山道の盤山公路になる。

09:00頃、山道を歩いていると前方で御犬様たちが行く手を阻んでいる。御犬様たちとしばらく対峙していると、御犬様たちが徐々に後退していく。そして、入場券売場に到着。

御犬様たちは番犬だったようでおっちゃんが出てきて一喝され大人しくなる。入場券を買おうとしたが、入場券売場の鍵を持ったのがまだ来ていないということで足止め。

09:10頃、鍵持ったおっちゃんが出勤してきて入場券購入。入場料は40元。蒼山は世界ジオパークに認定されている。

再び蒼山の山道を進んでいく。

10:45頃、標高2600mの白雀寺に到着。

寺の詳細は不明だが本堂の仏像は立派だ。

寺の裏手にある牌坊が雲游坊で、ここが分かれ道になる。牌坊の奥が玉帯雲游路になり進めば梅溪、桃溪、中和寺へと抜ける。牌坊を通らずそのまま山道の盤山公路を登っていくとテレビの中継局がある小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ行き着く。ここではそのまま山道の盤山公路を登っていく。

天気が良いので蒼山がよく見える。山頂部分は雲が出ているがそれでも山頂部分が隠れていないのでかなり天気は良い。

誰もいない山道をひたすら登っていく。

13:20頃、標高3200mまで登ってきた。麓は標高2000mになるので高低差1200mを登ったことになる。ここまで登ってくると洱海がよく見える。

崇聖寺三塔も遠くに一望できる。三塔の隣に大きな空き地があるので何やら新たな大規模開発の気配が漂う。高級住宅地か観光施設でも建設されるのだろう。

山道を更に登っていくが誰も居ないのにゴミのポイ捨てが酷い。

日本の富士山も似たような状況であるが、蒼山にも人の姿をしたおサルさんが生息しているようだ。蒼山は世界ジオパークなのだが・・・。やはり武警がおサルさんを害獣駆除するしかないだろうな。

13:50頃、山道の盤山公路と遊歩道の分かれ道までやって来た。ここで盤山公路は終わりになり車はこれ以上進めない。車をチャーターした観光客はここから遊歩道を歩いて小岑峰(4092m)、玉局峰(4097m)の洗馬潭へ向かうことになるので、ここで運ちゃんたちは客が戻ってくるまで待機となる。

ここからまだ標高差が約900mもあるので今からだと日没前に戻ってくる自信がない。玉局峰(4097m)の洗馬潭まで行けばロープウェイで麓まで降りられるが、それなら初めからロープウェイで登った方が楽だしな・・・。大人しく引き返して雲游坊から中和寺を目指そう。

洱海を眺めながら山道を下っていく。

玉帯雲游路

15:35頃、雲游坊まで戻ってきた。ここから遊歩道の玉帯雲游路を通り桃溪、中和寺へと向かう。

遊歩道と言っても道は細く薄暗い。途中では草が道が覆われ獣道に近い区間もある。道を踏み外せば谷底だ。

15:50頃、梅溪に到着。前方から白人さんたちがやって来る。中和寺まで道は通っているようだな。

溪谷に掛かる橋を渡り梅溪を越えていく。

桃溪

16:20頃、桃溪に入る。対岸の桟道を見る限りだと、かなり深い溪谷で奥まで進まないと溪谷を越えられないようだ。

溪谷の奥へと進むが崖に沿って作られた柵のない桟道を進んでいく。谷底はかなり深く怖くて下は確認できない。

足元に注意しながら桟道を進み溪谷の奥へと向かう。

16:30頃、ようやく桃溪の奥に到着。ここからはちゃんと整備された道になっており比較的安全になる。

桟道の道幅は広く、転落防止の柵もあり一気に溪谷を下る。

でも、所々で落石注意の看板が出ているので注意は必要だ。

桃溪を通過すると洱海周辺が一望できる。ここからの眺めはなかなか良い。

崇聖寺三塔も遠くに確認できる。

中和寺

17:05頃、前方から人の声が聞こえてきた。中和寺にようやく到着。中和寺は南詔国(738-902)の頃に創建され、明の嘉靖年間(1522-1566)に再建される。現在の残る建築物は清の光緒年間に建てられた物になる。

中和寺の隣には中和索道がありリフトで麓まで降りられる。金持ちはリフトで昇り降りしていく。

貧乏人の自分は登山道を歩いて降りていく。

18:05頃、登山道を抜けて中和村に到着。舗装された道を下っていくと、ちょうど元世祖平雲南碑の近くに出る。とりあえずトレッキング完了で無事に帰ってきた。蒼山のトレッキングはかなり疲れるのでロープウェイで一気に上へ登って歩いて降りてくるのが良いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.9元
蒼山 40元
合計 50.9元

粑肉餌絲

今日も天気が良いのだが昨日の蒼山トレッキングで足痛くて思うように動けず。昼頃、昼食食べにようやく外へ出る。巍山料理の食堂で巍山名物の粑肉餌絲(8元/約136円)を食べる。餅に似た食感の餌絲は結構癖になる。

古城を歩いていると小包配達中の電動三輪を見かける。荷物満載で屋根にまで載せているが、もし日本で同じことしたらパトカーや白バイに呼び止められてしまうだろう。交通ルールがあってないような中国だから出来ることだな。

洋人街までやって来たが、乞食が営業中だ。

でも、この乞食は初顔だな。普段は別の場所にいるのか?そういえば、9月になってから乞食が少なくなっている。夏休み中にいつも同じ場所で見かけた乞食たちの姿が消えている。これは城管に大理古城から追い出されたのか?それとも観光客が押し寄せる夏休み中に外地の乞食たちが出稼ぎで遠征に来ていたのか?

当西蒙阿依伦白葡萄酒

ウォルマートで購入したワインを飲んで一眠り。今回のワインはウォルマートのプライベートブランドで当西蒙阿依伦白葡萄酒750ml(19.8元/約336円)になる。

スペインからの輸入品でカスティーリャ・ラ・マンチャ州産になり白ブドウ品種のアイレン(阿依伦)を使用している。
アルコール度数は11.5%でちゃんとしたワインだ。同じ価格帯の中国産になると水、砂糖、アルコールといった混ぜ物がされているのがあるので輸入品でちゃんとしたワインは凄い。スペインのワインは製造コストが安いのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
合計 13元

崇聖寺三塔

07:55頃、崇聖寺三塔を訪れる。今日は早めに出てきたので雲のない蒼山を背景に三塔を見物する。

ちなみに崇聖寺三塔の入場料は121元でボッタクリ、ネットだと入場料は88元でほんの少し安くなっているのだが・・・。三塔の他にあるのは新しく建設された巨大寺院の崇聖寺だ。でも、入口で様子を窺う限り僧侶のいる気配はなく観光用の寺院になっているようだ。

餌絲屋の選び方

朝食は餌絲屋で粑肉餌絲(10元/約170円)を食べる。看板に巍山粑肉餌絲とあるので本場の味であろう。

餌絲を食べる時は看板に巍山や大理白族風味とかある地元民の店は経験上ハズレが少ない。逆に北方面食の看板のある店やイスラム食堂はハズレが多い。北方面食の看板のある店は北方人の麺屋なので刀削麺とかは美味いが雲南の餌絲は微妙で、イスラム食堂だとスープが牛肉麺と同じだったりするので餌絲を食べているはずだが牛肉麺の感覚が・・・。
もちろん粑肉は豚肉だから扱っていない。なので、地元民の餌絲屋が一番良いだろう。

09:30頃、宿に戻るが雲のなかった蒼山が雲に覆われている。1時間ほどで雲に覆われてしまうとは・・・。蒼山の天気は変わりやすい。

一根麺

昼食は巍山名物の一根麺(12元/約204円)を食べる。長い一本の麺だけで作られた麺料理だ。

一見すると普通の太麺なのだが切れておらず一本の麺だけになっている。巍山名物なので粑肉も入っている。

風花雪月ビール

食後は超市で風花雪月ビール470ml(4.8元/約82円)を購入。

以前購入したことがあるが、今回のはラベルが新しくなっている。

アルコール度数は2.5%で変わっていないのでラベルだけ変えたのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.8元
合計 34.8元