モンゴル旅行記 鉄道で北京・エレンホトからモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

高速鉄道で天津→北京南

09:15頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:30頃、地下鉄の営口道駅に到着。運賃2元で地下鉄3号線に乗車し天津駅に向かう。

09:45頃、天津駅に到着。天津駅は地上に出ずにそのまま高速鉄道の地下待合室へ入れるようになっている。まずは安全検査で手荷物のX線検査を受ける。

安全検査を通過すると地下切符売場があるが朝から長蛇の列で1時間コース確定だな。

切符は前もって購入済みなので続いて切符と身分証の確認だ。パスポートと切符を出すが駅員のお姉ちゃんはパスポートの中身確認せずに返却。いつもの事だが外人には用はないらしい。

09:53頃、待合室に入る。待合室は広いが少し暗い。

今回は11:05発、天津→北京南のC2028次に乗車する。座席は二等座、運賃は54.5元になる。

10:50頃、改札が始まりホームへ移動。高速鉄道なので荷物置き場は問題なく確保して発車時刻まで撮り鉄。今回の車両は最高速度350km/hのCRH3Cだ。

11:05に定刻通り天津駅を発車する。

都市の街並みが広がっていたが徐々に田舎の風景へと変わっていく。

10分も走れば外は田舎の風景に変貌。

北京南駅までの運行時間はC2028次は最短の35分に設定されているので速度は300km/hまでは出すと思っていたが実際は270km/h程度までしか出さず、やられた感が漂う。京津城際鉄路の設計速度は350km/hなのに・・・。

最短運行時間なのに、なぜ300km/h運転していないのだ?2009年に乗車した時は330km/hまで出していたのだが。後で調べたのだが2009年当時は北京南-天津を30分で結んでいたが、今回は35分だ。最速の列車で35分なので、どうも減速して300km/hでの営業運転はやっていないようだ。最高速度は270km/hに落としているのか・・・。色々と問題を抱えているのか?

定刻通り11:40に北京南駅到着。

そのまま地下鉄の改札口へ向かい地下鉄4号線に乗車して西四駅で下車。

いつもの北京青年酒店

12:15頃、定番の北京青年酒店(金榜縁賓館) (北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。
Booking.comで予約しており1泊54元だ。レセプションの兄ちゃんに「3回目でしょ!」と言われ完全に覚えられている。部屋はいつものWi-Fi激遅の10人ドミトリーだ。

寝床は確保したので昼食食べてモンゴルまでの食料確保のためにスーパーマーケットの順天府超市に買い出しに出かける。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32.86元
宿泊費 54元 1泊54元
地下鉄 2元
合計 88.86元

北京駅

今日は鉄道でエレンホトまで移動する。朝の内に明後日のモンゴル・ウランバートルの宿をホステルワールドで予約しておく。とりあえずウランバートル駅近くのLG Guesthouse & Hostelを予約。デポジットは0.84ドル。

09:00頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:15頃、西安門のバス停から103路のトロリーバスに乗車して終点の北京站西のバス停へ移動。運賃1元、09:45頃に北京站西で下車して北京駅へ。

駅前は相変わらず人多すぎる。入口の両脇ではサングラス掛けた武警が自動小銃持って警戒中だ。北京駅は自動小銃を持って警備しないといけないほど治安が悪いらしい。スリや置き引きの類が集まるだけではないようだ。

まずはいつもの切符と身分証の確認を済ます。今回は駅員のやる気があるようでパスポートの中身を確認している。続いて手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

中央のエントランスで待合室の確認をする。

電光掲示板を見てK3次を探す。待合室は一楼第一候車室になっている。まあ、国際列車なので第一候車室だろうというのは予想通りだ。

待合室は既に乗客がいるがカオス度は低い。白人さんも少数ながら見られるので国際列車の雰囲気が出ている。そして、待合室が豪華だ。2階の待合室のように13億人でサバイバル真っ最中という雰囲気は全くない。

国際列車で北京→エレンホト

今回乗車する列車は11:22発、北京→ウランバートル→モスクワのK3次だ。席はコンパートメント寝台の包廂硬臥、運賃は130元だ。

国際列車でウランバートルまで行くと高額なのでモンゴル国境の町になるエレンホト(二連浩特)まで乗車する。それとバスで国境越えもやってみたいので!

改札口の扉が開いたので一番乗りで改札口に並ぶがほとんどの乗客は並ばずのんびりしている。10:40頃、改札が始まるが乗車バトルは全くなく皆のんびりと改札口へ向かい始める。客層が全く違う!

のんびりと乗車して寝台へ。包廂硬臥なので4人用コンパートメント寝台になる。RW22の軟臥をグレードダウンした感じかな?

あとは発車時間まで撮影だ。まずは行先票の撮影だ。エレンホトまでの車両は「北京-二連」と表記されている。

そして、ウランバートル、モスクワまでの国際列車の行先票は「北京-乌兰巴托-莫斯科」となっている。

行先票の上には国章が付いているのも特徴だ。行き先がモスクワになっているのでシベリア超特急、シベ超に乗車だ!でも、旧南満洲鉄道をで瀋陽へ行かないと本物のシベリア超特急ではないな。

この行先票の特徴は列車番号がないことだ。代わりに別の場所に列車番号は表示されている。




今回のK3次の客車はRW18、RW19、YW18、食堂車がCA18になる。

客車を牽引する機関車はHXD3Cだ。

ホームでは乗客たちが記念撮影している。国際列車となると皆やることは決まっているようだ。

今回のK3次の最大の特徴は非空調ということだ。ようするにエアコン無しで扇風機で窓が開けられるということだ。そして、外の撮影に最適ともいえる。

定刻通り11:22にK3次がモスクワに向け発車する。同じコンパートメント寝台の乗客は中国人の家族で爺ちゃん、婆ちゃん、娘、孫の構成だ。爺ちゃん、婆ちゃんは発車後に昼寝し始める。とりあえず害はなさそうだ。

この同じコンパートメント寝台になる客は運に天を任せるしかないので、どんなのに当たるかはその時のお楽しみである。欧米人のお姉ちゃんかもしれないし、腹出し族や裸族のおっちゃんかも知れない。

エレンホトまでの車両にも欧米人が乗車しているので、エレンホトからバスかタクシーをチャーターしてモンゴルのザミンウードへ抜けて再び列車に乗車してウランバートルへ向かうのだろう。国際列車は高いからな。

まずは車内探検でお約束のトイレへ。何と洋式トイレではないか!しかも、トイレットペーパーが付いている。奇跡だ!しかし、お世辞にも綺麗とはいえない。

洋式トイレだけど線路へ垂れ流しの方式なので便器脇のペダルを踏むと水が流れて便器の底が開いて線路へ。エレンホト到着までには更に汚くなるのだろう。

こちらは電気給湯器でよく見る角張った奴ではなく丸い奴です。石炭の方なら丸いのはよく見るのだが電気給湯器で丸いのは初めて見ます。

列車は北京を出ると山岳地帯を走り集寧南駅へと走っていく。すれ違う列車を撮り鉄しながら風景も撮影する。

天気がよいので外は青空が広がっている。

河北省に入り、14:35頃、張家口南駅に到着。

内モンゴル自治区に入り、16:50頃、集寧南駅に到着。停車時間を利用してホームへ降りる。

駅の電光掲示板を見ると、16:56到着、17:08発車になっており、6分ほど早着のようだ。行き先がモスクワになっているのも重要な部分だな!停車時間が長いので機関車の交換をしているのだろう。集寧南を出ると単線の非電化区間に変わる。機関車をDF4Dあたりに交換しているのだろう。

19:17頃、同じコンパートメント寝台のガキがペットボトルに小便をするが、通路にはペットボトルをチンコに装着するのが遅れた跡が・・・。あと5秒ぐらい早ければ通路への汚染水漏れは防げただろう。まあ東電も汚染水漏れ起こしているしな・・・。

19:29頃、朱日和駅に到着。中国人家族が下車して自分のコンパートメント寝台は1人になった。

モンゴル国境エレンホト

定刻より13分早く21:35頃、エレンホトに到着するが雨が降っているではないか!

とりあえず駅の外へ移動。

永恒商務賓館

傘差して予約しておいた宿へ向け移動開始。バスターミナルの斜め向かいに宿があるので場所はわかりやすい。21:50頃、Qunar.comで予約しておいた永恒商務賓館に到着。追い出されず外人OKで登記完了。

部屋は建物の裏へ出て隣の入口からアパートの階段を6Fまで上がり部屋へ。部屋は1泊69元の1人部屋で結構広め。

だがエアコン無しでサウナ状態で、おまけにトイレ・シャワーの照明つかねーよ!文句言いに下まで降りるのは面倒やな・・・。まあ、部屋の照明で何とかなるから・・・。とっとと寝よう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 69元
バス 1元 路線バス
合計 70元
項目 金額 備考
宿泊費 0.84ドル 予約:LG Guesthouse & Hostel
合計 0.84ドル

エレンホト国境閉鎖中

08:00頃、バスターミナルの二連国際汽車站へ行く。窓口でモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが窓口のおばちゃんから「今日は国境閉鎖でバス無いよ」の一言。バスは明後日あるという。

バスがないなら鉄道ということで二連駅へ行く。駅前は昨晩からの雨で道路は冠水。雨の少ない地域なので排水設備は整備されていないようだ。見た目は立派な街なのだが見えない所が・・・。

08:20頃、二連駅に到着。でも、今日は北京やフフホトからの国際列車はないんだが、確率は低いが国境の駅だと駅で公示されていない列車が運行されていることもある。ようするに時刻表に載っていない列車だ。ということで開いている国内窓口でおばちゃんに聞いてみたら「今日は国際列車ないよ」と撃沈。

これで予定が狂ってしエレンホトで足止めだ。宿へ戻り予約していたウランバートルの宿へキャンセルのメールを送る。で、このまま同じ宿に宿泊してもつまらないので他の宿を予約しておく。

ナーダムで国境閉鎖

10:00頃、モンゴル国境の二連浩特口岸へ向かう。エレンホトの街から1路のバスで行けるが歩いて行く。1路のバスだと終点の公路口岸がイミグレーションの二連浩特口岸になる。エレンホトは路線バスが5路線あるようだ。

街からは1本道で遠くに見える虹を目指していく。

10:40頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートを警備していた武警の兄ちゃんに聞いてみたら「中国側は問題ないけどモンゴル側がナーダムで14日、15日は国境閉鎖」とのこと。通常は毎日国境は開いているということであった。一応政府系サイトでは国境閉鎖情報が出ているのだがナーダムの国境閉鎖は出ていなかった。

鉄蒙賓館

11:40頃、賓館をチェックアウトして次の宿へ。昼頃にQunar.comで予約しておいた駅近くの鉄蒙賓館に到着。外人OKで追い出されず1泊60元で1泊する。

部屋は一人部屋だが設備古くて招待所レベル。

テレビがブラウン管で映らないよ!おまけにエアコン付いてるけどリモコン無いので動かない。

極め付きはトイレ汚い。タンクの蓋外されているし。これで60元はボッタクリだ。

エレンホトの街並み

エレンホトの街を散歩してみるが、まずは路線バスの確認。5路線あるがモンゴル国境(公路口岸)、バスターミナル(长途汽车站)、駅(火车站)へは1路と2路を組み合わせれば問題ない。

エレンホトの街は中心部は交通量の割に道路が広い。

人の数の割にはでかい商業施設があったりする。

そして、ケンタッキーも進出している。

刀削麺

昼食は久しぶりにイスラム食堂を利用。

刀削麺(8元/約136円)を食べます。スープは薄味のあっさり系で漬物が付いています。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.7元
宿泊費 60元
合計 77.7元

遠順賓館

11:00頃、ボロ宿をチェックアウトしてバスターミナルへ移動。しかし、今日もモンゴルへの国境は閉鎖されておりエレンホトで足止めだ。明日には国境が開くのであと1日の辛抱だ。

11:30頃、バスターミナルの二連浩特国際汽車站に併設された遠順賓館(远顺宾馆)に到着。Qunar.comで予約しておいた1泊80元の部屋に宿泊。

2人部屋で広さは普通かな。

だが設備はボロくてエアコン壊れている。

トイレ・シャワーもボロい。おまけに断水中だよ。これで80元はボッタクリだ。Wi-Fiだけが繋がるのが唯一の救いだろうか。

モンゴル領事館

14:00頃、バスターミナルから徒歩5分ほどの所にあるモンゴル領事館へ行ってみる。モンゴル国旗が目印なのですぐに分かる。

だがモンゴル領事館はナーダムで7月11日から18日まで休館の貼り紙が。これでは国境が閉鎖されるのも仕方ないかな。

通常は月曜から金曜に開いているようだ。午前が09:00-12:00、午後が15:00-17:00になっている。

とりあえず宿に戻るが相変わらず断水したままだ。1泊80元もしてこれではやられたとしか言いようが無い。15:00頃、断水が復旧するが水が濁っているので水道を流したままにする。

烩揪麺

夕飯はイスラム食堂で烩揪麺(12元/約204円)を食べる。ちぎった麺なので麺片に近い感じだ。

宿に戻るが再び断水している。エレンホト糞だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 80元
合計 92元

北京・世界遺産 周口店の北京原人遺跡

北京・天津・河北省旅行記2016

北京原人の周口店へ

07:10頃、ユースホステルを出てバス停へ。07:20頃、西四路口西のバス停から3路のバスに乗車し北京西駅へ移動。運賃1元で07:45頃、北京西站のバス停で下車。08:10頃、901快のバスに乗り換える。周口店猿人遺址までは直線距離で約40kmになる。運賃3.5元で9:00頃、閻村のバス停で下車。

09:15頃、房38路のバスに乗り換えて周口店へ向かう。周口店鎮の中には新しくできた博物館があるが、そちらは有料なのでそのまま通過だ。10:00頃、猿人遺址のバス停で下車する。運賃は2元。

世界遺産 周口店の北京原人遺跡

すぐ近くの線路を渡ると世界遺産 周口店の北京原人遺跡に到着。入場料30元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取り見物。

観光客を避けて誰もいない場所から見物していく。

洞窟の中には入れる所もある。

ここは猿人洞になり1959年に北京原人の下顎が発見されている。

保護工事で封鎖されているが1929年に北京原人の頭蓋骨発見地点が見える。

言わずと知れた周口店で今日は土曜日ということもあり家族連れや欧米人の団体が多い。それでも世界遺産にしては観光客は非常に少なく穴場ともいえる。で、観光客のおっちゃんやおばちゃんが狙ったかのように目の前で痰を吐いてくれる。

なんで世界遺産におサルさんが紛れ込んでいるのだ?いや、場所的に考えれば北京原人が生きた化石で生息しているということか?というか、中国全土に多数の北京原人やおサルさんの類が生息していそうな気がするのは気のせいか?

11:45頃、周口店北京原人遺跡を出る。12:15頃、猿人遺址のバス停から房38路のバスに乗車。運賃2.5元で13:10頃、拱辰南街のバス停で下車、地下鉄の高架に向かい歩いていく。13:20頃、地下鉄房山線の良郷南関駅に到着。西四駅まで運賃7元で地下鉄を乗り継いで行く。14:40頃、地下鉄4号線の西四駅に到着

中国地質博物館

D出口を出て目の前が中国地質博物館だ。国土資源部の隣にある博物館で、日本で言えば国土交通省の隣に博物館がある感じかな。入場料30元だが年票を使い無料で見物する。

地質博物館なので鉱物の展示が多い。

土曜日なので家族連れが多い。

歴代帝王廟

15:20頃、国土資源部の斜め向かいにある歴代帝王廟を訪れる。入場料20元だが年票を使い入場券を受け取る。

歴代帝王廟は明の嘉靖9年(1530)に創建され480年以上の歴史を持ち、明、清の皇帝たちが歴代王朝の皇帝や名臣たちを祀り祭祀を執り行っていた場所である。

この歴代帝王廟には歴代の皇帝たちの位牌と共に劉備の位牌があるのが特徴だ。ちなみに三国時代は魏の皇帝たちと劉備の位牌だけで劉禅の位牌はないし、孫権たち呉の皇帝たちも祀られていない。このことから劉備の扱いが特別であることが伺える。

東配殿と西配殿には歴代王朝の名臣たちが祀られており、その中には諸葛亮と趙雲が祀られている。だが名臣たちの位牌はなくパネル展示になっている。
16:25頃、歴代帝王廟を出る。

黄燜鶏米飯

夕飯は近くの食堂で黄燜鶏米飯(18元/約306円)を食べる。黄燜鶏米飯は山東料理で鶏肉と野菜の土鍋ご飯になる。鶏肉は長時間煮こまれているので骨まで柔らかくなっている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27.05元
地下鉄 7元
バス 9元 路線バス
合計 43.55元

東直門から懐柔区

06:10頃、ユースホステルを出て西四路口北のバス停から3路のバスで東直門へ移動。運賃1元で07:05頃、終点の東直門枢紐站で下車して東直門外のバス停へ。今日は万里の長城の響水湖長城(响水湖长城)へ向かう。07:15頃、東直門外のバス停に到着。紅螺寺行き867路のバスに乗車して07:30頃、バスが発車する。

紅螺寺は世界遺産 慕田峪長城の手前にある北京の古刹でかなり有名な寺らしい。ただし入場料54元なので行かないというか、高くて行けない。運賃5.5元、867路のバスで懐柔汽車站を過ぎたところの于家園のバス停で09:10頃に下車。

于家園からはH34路のバスで響水湖長城まで行けるのだが、午前中は06:45と10:30の2本しかバスがない。他にはH23路のバスで響水湖路口(响水湖路口)まで行き約3km歩くという方法がある。ちなみにH34路とH23路はバス停の標識はないので地元民とバスの動きを観察する必要がある。

09:30頃、H23路のバスに乗車して響水湖路口のバス停で下車するはずが2つぐらい手前で降りてしまい歩くことに・・・。とりあえず運賃は2.5元。

響水湖長城

10:40頃、響水湖長城(响水湖长城)との分かれ道の響水湖路口(响水湖路口)に到着。ここで降りておけば良かったようだ。まあとにかく今は前へ進むのみ。

強い日差しの中を遠くに見える万里の長城目指して歩いていく。でも、天気予報だと北京の最高気温は36度のようだ。真夏日で明らかに外を出歩く天気ではない。

11:20頃、響水湖長城(响水湖长城)の入口に到着。入場料32元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場。長城へ向かって歩いているとH34路のバスに追い抜かれる。これだと本数少なくてもH34路で響水湖長城へ行った方が楽だな。景区入口の奥にさらに游客中心があり、ここでも入場券購入可能だ。H34路のバスで来たら入口で降りずに游客中心まで行った方が長城に近いな。

響水湖長城(响水湖长城)は世界遺産 慕田峪長城の西隣に位置する万里の長城であり、響水湖長城、磨石口関、驢鞍嶺長城、連雲嶺長城で構成されている。

まずはダム湖になっている磨石口関から長城を登る。磨石口関は明の永楽2年(1404)に建設され「双関子」とも呼ばれていた。元々は北斉が建設した万里の長城があり、その跡に磨石口関が建設された。ダムの建設に伴い磨石口関はほとんどが破壊されてしまったが湖底には当時の水門関が残されている。

磨石口関にはダムが建設されダム湖になっているのだがダムは完全に干上がり機能を失っている。北京の水不足と砂漠化を表した光景ともいえるだろう。

ダムのある磨石口関から東側の響水湖長城は観光整備されており綺麗に修復されている。日曜日なので家族連れの観光客が多いが、この猛暑の中では長居する観光客はほとんどおらず早々に帰ってしまう。

ダムの西側の驢鞍嶺長城、連雲嶺長城はほとんど修復されておらず明代の万里の長城の姿がそのまま残っている。

雰囲気はよいのだが崩壊している部分が多く足下はかなり危険だ。

歩くことが出来るのが驢鞍嶺長城で連雲嶺長城は立ち入り禁止になっている。

これは左手前が驢鞍嶺長城になり、奥が響水湖長城になる。響水湖長城の更に山の向こう側に慕田峪長城がある。

13:45頃、游客中心の駐車場に戻ってきた。懐柔へ戻るH34路のバスは15:15発なのでしばらく待機だ。暑さで動く気に離れないので駐車場の木陰で大人しくする。14:00頃、金持ちの家族連れが駐車場に車を止めていくが、おっちゃんがでかいゲップをしている。
なぜ中国はゲップをする奴が多いのだ。

懐柔から北京市内へ

15:05頃、懐柔からのH34路のバスが游客中心の前を通過する。これが15:15発のバスだな。15:25頃、懐柔へ戻るH34路のバスに乗車する。響水湖長城景区を出ると地元民が大量の乗車してきて大混雑になる。16:15頃、終点の于家園のバス停に到着、運賃は3元。

東直門外まで戻る867路のバス停は道なりに南へ歩いて交差点を渡った所にある。16:43頃、紅螺寺から東直門外まで戻る867路のバスに乗車、運賃は5.5元。幸い空いており余裕で席に座れるしエアコンが効いているので涼しく快適だ。18:35頃、東直門外のバス停に到着、東直門枢紐站へ移動するが3路のバス停までがファイナルファイトの世界でカオス過ぎる。18:55頃、運賃1.5元で3路のバスに乗車してユースホステルへと戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.5元
バス 19.5元 路線バス
合計 30元

暑さで籠る

昨日の万里の長城を猛暑の中で歩いたので遠出する気が起きない。それに今日は月曜で博物館とかは休みなので近場もダメだな。今日はエアコンの効いたドミで休息だ。Qunar.comで易県の速8酒店を予約して清西陵へ行く準備をしておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.5元
宿泊費 198元 予約:速8酒店
合計 205.5元

世界遺産 万里の長城・水関長城

07:10頃、ユースホステル近くの北京三十九中学のバス停から55路のバスに乗車。運賃1元、07:20頃、徳勝門にて下車。徳勝門から919路のバスで水関長城や八達嶺へ行ける。

919路のバスに乗り換えるが後ろに並んでいるおっさんの痰吐きの音が鳴り響く。そして、乗車後は横のおっさんがゲップを吐いている。1回でなく2回だ。今日も朝から精神的にやられっ放しだが中国はいつも通り平和で絶好調のようだ。

07:30頃、バスが発車し水関長城へ向かい、08:50頃、水関長城に到着。運賃は5.5元だ。

水関長城の入場料は40元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い無料で見物する。水関長城は八達嶺長城と居庸関の間にある万里の長城の一部で世界遺産でもある。

北京市内は暑かったのだが標高約500mの水関長城は曇りで風が吹いており涼しい。長城を登るには好条件だが曇っているので撮影には向かないな。

長城を登っていき敵楼に入ると標識に眼が止まる。

「厳禁大小便」の文字が目立つ。そう万里の長城は野糞ポイントになっているのだ。ここ世界遺産なのだが・・・。原因は不明であるが中国では立ち小便や野糞がやたらと多い。草むらとかでは犬の糞より人糞に遭遇する確率のほうが高いだろう。万里の長城では周囲から見えにくい所では野糞の跡があったりする。

そんな野糞禁止の水関長城であるが遠くへ続く城壁の迫力はすごい。

世界遺産で北京でも知られた観光地の水関長城だが八達嶺ほど混雑はしておらず空いている。ただ長城はかなり急な階段になっているので年寄りにはきついだろう。

長城をひたらすら登って行くと徐々に観光客が少なくなってくる。階段が急なので登らずに引き返してしまう観光客が多いのだろう。

09:30頃、標高約630mの水関長城の北の端までやってきた。入口からの高低差は約130mになる。この先を進むと八達嶺につながっているが通行禁止で保安が警備している。

雨が降ってきたので戻ることにする。09:39頃、おっちゃんがタバコ吸いながら世界遺産 万里の長城を上っている。

世界遺産で吸うタバコは格別の味なのだろう。

でも、この水関長城は禁煙なのだが・・・。文明旅游!

で、更に水関長城は落書き禁止でもあるのだが、外国人でも遠慮せずに落書きするようです。10:30頃、入口に戻ってきた。

近くに詹天佑旧居があるので見物していく。

中国鉄道の父として知られる詹天佑が八達嶺のスイッチバック建設時に住んでいた場所のようだ。

10:50頃、運賃1.5元で919路のバスに乗車して八達嶺で下車する。水関長城からは北京市内へ戻るバスがないので八達嶺まで抜ける必要がある。11:00頃、八達嶺のバス停から八達嶺駅へ向かう。

八達嶺駅からS2線で北京北駅へ行こうと思ったが次の列車が13:40発だったので、そのまま八達嶺長城を通り抜ける。今日は天気が悪いので八達嶺長城は霧に隠れてほとんど見えないし観光客は少なく空いている。雨が降ったり止んだりしており観光には向かない天気だ。

11:45頃、八達嶺長城のバス停に到着。12:00頃、徳勝門行き877路のバスに乗車する。運賃6元、13:20頃、徳勝門に到着。55路のバスに乗り換えて后庫のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 15元 路線バス
合計 25元

東岳廟

西安門のバス停から109路のバスに乗車、運賃1元で神路街のバス停で下車。08:45頃、東岳廟に到着。入場料10元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い見物。

東岳廟は元の延祐6年(1319)に創建され泰山神東岳大帝を祀っており、歴代王朝の庇護により華北地区最大の道観(道教寺院)である。現在残っている建築物は清代の物が多く門には康熙帝御筆の扁額があり清朝から手厚い庇護を受けていたことが伺える。

境内の左右には御碑亭があり、左側が乾隆御碑。

右側が康熙御碑になる。

正面には東岳大帝を祀る岱嶽殿があるが内部は撮影禁止。

岱嶽殿の扁額も康熙御筆だ。

境内には道教の神々が祀られており多くの神像が安置されている。

ただし手入れが余りされていないようで埃をかぶり色あせている。

神像が多いだけでなく石碑も多く碑林のようになっていたりもする。

華北最大の道観であるが観光客は少なく空いている。これなら北京市内の穴場の観光地ともいえるだろう。

11:40頃、麗澤長途汽車站にやってきた。ここから清西陵のある易県行きのバスが出ているので確認しに訪れたが空いているので特に問題なさそうだ。

12:15頃、地下鉄の西局駅から10号線に乗車して大回りして西四駅へ向かう。

刀削麺

昼食は久しぶりにイスラム食堂で刀削麺(10元/約170円)を食べる。
北京のイスラム食堂はどこも高いのだが、ここの店は珍しく牛肉麺と刀削麺が10元に価格設定されている。ウナギの寝床のように間口が狭いという悪条件なので安くして客を引き込む作戦だろうか?他の麺や蓋飯とかは値段高いけど。おまけにイスラム食堂なのに燕京ビールが提供されている。自分たちで飲むわけではないから問題ないようだ。

肝心の刀削麺は珍しくスープが濃い口の醤油系になっている。北京は濃い口でないと客が集まらないのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22.65元
地下鉄 4元
バス 3.5元 路線バス
合計 30.15元

北京の千年古刹・大覚寺

07:30頃、ユースホステルを出てバス停へ、今日は海淀区の大覚寺へ向かう。07:55頃、西四路口南のバス停から332路のバスに乗車する。運賃1元で08:30頃、中国農業科学院にて下車。08:40頃、651路のバスに乗り換える。運賃2元、09:25頃、楊家庄のバス停で下車。09:55頃、633路のバスに乗り換え、運賃1元で10:15頃、大覚寺のバス停にて下車。

10:25頃、北京市内から約2時間半かけて大覚寺に到着。入場料20元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い無料で見物する。

大覚寺は遼代に創建された千年古刹になる。遼、金の頃は清水院と呼ばれ、金の章宗皇帝の頃には西山八大水院之一とされ、霊泉寺とも呼ばれた。明の宣徳3年(1428)には明朝により修復と拡張が行われ「大覚寺」の名を下賜される。その後、明の正統11年、成化14年及び清の康熙年間、乾隆年間に修復と拡張が行われ現在の規模になる。

2007年に一度訪れているのだが綺麗に整備され観光客もそこそこいる。建築物は明代と清代の物が残っている。

大雄宝殿には西太后によって書かれた扁額が飾られているが殿内入口の真上に飾られているので説明を読んでいないと気づかない可能性が高い。

殿内は撮影禁止であるが安置されている仏像はかなり古く一見の価値有りだ。外からこっそり望遠で撮影。

境内にある遼碑は1068年の物になり大覚寺で最も古い文物になる。大覚寺の正確な創建時期は不明だが、この遼碑により1068年には寺があったことがわかる。

他にも遼代の石獅子も残っていたりする。

寺なのだが奥の方は庭園みたいになっており11:45頃、大覚寺を離れ、11:50頃、大覚寺のバス停に到着。12:00頃、運賃1元で633路のバスに乗車、12:20頃、楊家庄のバス停で651路のバスに乗り換える。運賃2元で13:00頃、中国農業科学院のバス停にて下車。運賃1元で332路のバスに乗り換え西四路口南のバス停で下車しユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.25元
バス 8元 路線バス
合計 36.25元

醇親王墓

06:20頃、ユースホステルを出て88路のバスで大鐘寺のバス停へ移動。運賃1元、06:50頃、大鐘寺のバス停で下車。584路のバスに乗り換え、運賃1元で07:30頃、国防大学のバス停で下車する。346路のバスに乗り換え、運賃2元で08:20頃、西埠頭のバス停で下車する。

今日は清の光緒帝の父である醇親王奕譞の陵墓を訪れる。昨日、大覚寺を訪れた際に周辺案内図に醇親王墓があったので行くことにした。

来た道を少し戻り七王坟路へ入る。

七王坟路を西へ歩き山の方へ向かう。まだ朝なのだが既に日差しが強く汗が噴き出る。北京は蒸し暑い。

七王坟路をひたすら歩いて線路を越えていく。

七王坟村の入口に醇親王墓の説明がある。醇親王が道光帝の第七子だったため村の名が七王坟になったとある。

09:10頃、醇親王墓に到着。醇親王奕譞は清の道光帝の第七子で光緒帝の父である。そして、ラストエンペラー傅儀の祖父でもある。

入口周辺で地元民が井戸端会議していたが階段を上ると静かで蝉の声が響いている。階段は所々崩壊している。墓は西山の麓にあるが放置された状態で誰もいない。

階段を上ると碑亭がある。おサルさんたちに落書きされないのように柵で囲まれ保護されている。

橋を渡り奥へと進む。

奥に進むと門がある。

門が閉じられており内部には入れないのかと思ったら脇に小さな入口がある。

崩れかかった階段を上ると醇親王墓が見えてきた。10:00頃、醇親王墓を離れる。

孚郡王墓

この近辺に九王坟という地名があるのでおそらく墓があると思い高徳地図で調べてみるとやはり墓がある。孚郡王墓は道光帝の第九子である奕譓の墓だ。ちょっと行ってみることにする。

11:00頃、孚郡王墓に到着するが門閉まっている。おまけに門に携帯の番号が貼られている。管理人に連絡して開けてもらう方式か・・・。そうすると入場料を勝手に徴収というパターンだな。

11:10頃、九王坟のバス停に到着。バスを乗り継いで13:30頃、ユースホステルへ戻る。

順天府超市

14:00頃、近くの順天府超市でビールを買い込む。

冷えた青島ビール600ml(4.3元/約73円)と特売だけど温い青島ビール氷醇600ml(1.98元/約31円)、藍帯ビール銀装550ml(2元/約34円)、饅頭(2.8元/約48元)の合計11.08元だ。支払いは公交ICカードを使い釣り銭の心配なしだ。

携帯の国際ローミングが

17:00頃、チャイナユニコム(中国联通)の営業庁へ行ってくる。ドコモショップみたいな所で契約変更とかの処理が全てできる店舗だ。実は日本へ帰っている時にネットで国際ローミングの契約を解除して、すぐにまた契約をするというのを試してみたのだが解除はできたけど何故か国際ローミングの再契約ができなかった。

なので、チャイナユニコム(中国联通)営業庁で国際ローミングを設定してもらおうとしたら・・・。
小日本「国際ローミング使えるようにしてちょ!」
窓口の兄ちゃん「電話番号教えて」
小日本「番号これ」(携帯見せる)
兄ちゃんが端末を操作するが・・・。
窓口の兄ちゃん「これどこの番号?」
小日本「西安!」
窓口の兄ちゃん「西安の番号はここじゃ処理できない。北京の番号しかできない。」

日本ではありえないのですが、中国の携帯は全国共通サービスでなく地域ごとでサービスが違うのです。一応は全国共通の料金プランとかがあるのだが地域独自の料金プランもあったりする。ということで、北京では北京のSIMカードしか処理ができないのです。

同じチャイナユニコムのSIMカードでも省を跨げば別会社扱いになってしまう。要するに「西安で契約変更してきな!一昨日来やがれ小日本!」ということである。今回わかったことは省を跨ぐと別会社扱いで処理できないという事、むやみに国際ローミングを解除するなという事である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 29.08元
バス 7.5元 路線バス
合計 36.58元

羊雑刀削麺

今日は朝から籠っているが、ここ数日同じドミにいるドイツ人たちがいつも早朝に出掛けて空になっているベッドに野郎がいたので驚いていた。明日は北京を一旦離れるので今日は情報収集で過ごす。

夕飯は近くの麺屋へ行く。正宗山陝面館と看板を掲げているので山西省と陝西省の麺料理がメインだと分かる。

とりあえずメニュー表をみて羊雑刀削麺(15元/約255円)を注文。

色々と料理があるが北京は物価が高いので15元ぐらいないと苦しいかな。

今回は羊雑刀削麺なので具材は羊ホルモンで、スープは透明で透き通っており薄口で若干の塩味がする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.7元
合計 20.7元

北京・世界遺産 明十三陵 昭陵・長陵

北京・天津・河北省旅行記2016

羽田空港

22:00頃、羽田空港国際線ターミナルにやってきた。01:30発、羽田→上海、春秋航空9C8516便で上海へ移動する。羽田は24時間空港なので深夜便が運行されている。早く着いてしまったので、まだ搭乗手続きは始まっていない。暇つぶしに3Fと4Fのレストラン街を見物するが貧乏旅行者の自分には縁のない場所だったので下のチェックインカウンターを眺める。

22:30頃、チェックインカウンターに並ぶ。前に並んでいる金持ちの中国人観光客の荷物は温水便座、炊飯器の箱が目立つ。爆買いはまだ沈静化していない様子だ。

今回も春秋航空を利用なのだが運賃とかは以下の通りになる。
春秋航空9C8516便
羽田01:30発→上海03:40着
13770円

本当は関空発で移動したかったのだが関空発の航空券は高く羽田発が安かったので羽田→上海となった。搭乗手続きが始まりしばらくすると順番が来て搭乗手続きが11:00頃に完了。

11:10頃、保安検査の列に並ぶが深夜便が多いので長蛇の列だ。夜だからといって利用客が少ないわけではなく混雑している。11:25頃、出国手続き完了。

搭乗開始は00:45なので約1時間ほど時間があるが搭乗口で待機しておく。搭乗口にはほとんど人はいないが程なくして上海行きの乗客で混雑してくる。

羽田→上海

日付が変わりまもなく搭乗開始だ。

足を椅子に投げ出しているおっちゃんももうじき靴を履くだろう。家に帰れば好きなだけ足を投げ出せるな。

00:45頃、搭乗開始になりバスに乗車して、00:50頃、バスが発車するが天気は雨だ。LCCなので外でタラップを上るのだが雨だよ。まあ、LCCなので仕方ないなと思っていたがバスの運ちゃんが上手くタラップの横につけてくれてほとんど濡れずに済む。

01:25頃、扉が閉まり出発。離陸したらそのまま一眠り。

上海浦東国際空港

03:40頃、上海浦東国際空港に到着するが天気は雨だ。タラップを下りるがバスはタラップに横付けしてくれず乗客は傘を差すか、ずぶ濡れになってバスに乗車。

04:05頃、イミグレーションに並ぶ。04:15頃、入国完了、あとは預けた荷物が出てくるのを待つ。04:45頃、荷物を回収して次は税関だが誰もいないのでそのまま出口へ。この時間は税関に誰もいないので密輸し放題である。上海浦東国際空港は夜明け前の到着でも入国、荷物回収、税関を通過して出口を出るまで約1時間のようだ。

とりあえずまだ動いていない地下鉄へ向かう。04:55頃、地下鉄2号線の駅まできたが06:00からの運行でシャッター下りたままなので待機になる。

浦東国際空港→上海駅

05:45頃、駅のシャッターが開いてホームへ。人が多いので初電は見送り1本遅らせて06:05発の列車で移動。上海駅までの運賃は7元になる。地下鉄2号線は広蘭路駅で乗り換えが必要になる。浦東国際空港-広蘭路は4両編成になり、広蘭路駅から市内へは8両編成で運行されているからだ。

世紀大道駅から地下鉄4号線に乗り換えて、07:25頃、上海駅で下車するが中国では降りる人が先ではなく我先になので乗車する乗客が目の前に立ちはだかる。なので、ラグビーやアメフトのように突撃しなければならない。

上海→北京

まずは切符売場で10分ほど並んで北京行きの切符を受け取り、いつもの身分証と切符の照合、手荷物のX線検査を済ませて待合室へだが、身分証と切符の照合ではパスポートの中身は確認されず。外人は用無しのようだ。

上海駅のエキナカを通り待合室へ向かうが朝から人多い。07:45頃、待合室へ入るとちょうど改札が始まったところで小規模の民族大移動が起きている。

今回は12:18発、上海→北京の1462次に乗車する。席は硬座、運賃は156.5元だ。このまま4時間ほど待機となる。

11:20頃、自動改札機の先頭を陣取る。

11:48に改札が始まりホームへ移動。

まずは行先票を撮影。

車内は空いているがすぐにカオス度急上昇で出稼ぎ列車になる。12:18に定刻通り発車する。眠いのですぐ寝る。

14:45頃、公安に起こされる。身分証確認だったのでパスポート提示すると珍しく中身を確認している。今日の公安は真面目だ。通常は中身確認せずに見なかったことにされるのだが、ちゃんと確認しているということはやる気のある公安のようだ。問題なかったので再び寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 7元
合計 7元

北京駅到着

10:49頃、北京駅に到着する。さすがに深夜便で羽田から上海へ移動して、そのまま上海駅から鉄道で北京駅まで約1400kmの乗り鉄は疲れる。東京から鹿児島まで座席での移動に近いかな。

まずは北京駅から地下鉄と思ったが地下鉄の入口が人民の海と化しているのでバスを乗り継いでいくことにする。駅の東から北京南駅行き20路のバスに乗車して前門へ向かう。始発のバス停なので座って移動になり公交ICカードで運賃は1元。前門のバス停で22路のバスに乗り換えるがバス停が離れているので5分ほど歩く。

北京青年酒店(金榜縁賓館)

22路のバスは前門が始発なので座って移動になる。運賃1元だが商業街の西単を通るので渋滞がひどく時間がかかる。西四路口北のバス停で下車して10分ほど歩いて北京青年酒店(金榜縁賓館)(北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。

今回は長期の滞在で1泊40元×10と1泊48元×2の合計496元になる。で、宿の兄ちゃんが以前宿泊していたのを覚えていてくれたが、おそらく「あー!また来たよ!」とでも思っているのだろう。

部屋は以前と同じ10人ドミトリーだ。ネットは激遅なのだが宿代が安いのと近くに地下鉄の駅やスーパーマーケットの順天府超市があるので便利な点だ。

さて、寝床は確保したので淘宝で錦綉江山全国旅游年票一卡通(98元)を注文しておく。錦綉江山全国旅游年票一卡通は毎年買っていた陝西年票の仲間になる。今回は北京版になるので陝西年票とは少し内容が違っている。

今年最初のライチ

近くのスーパーマーケットの順天府超市ライチ500gで7.5元(約120円)だったので約1kgを購入。他にも饅頭とかの夜食も購入。

土豆絲拌麺

夕飯は近くの山西料理の食堂で土豆絲拌麺(10元/約170円)を食べる。やはり麺料理は中国で食べるのが一番だな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.79元
宿泊費 496元 1泊40元×10
1泊48元×2
バス 2元 路線バス
錦綉江山全国旅游年票一卡通 98元
合計 630.79元

西紅柿鶏蛋蓋飯

11:30頃、昼食を食べにその辺の胡同を歩いて見つけた食堂で西紅柿鶏蛋蓋飯(13元/約221円)を食べる。ちょうど昼時なので地元民でほぼ満席だ。

錦綉江山全国旅游年票一卡通が届く

食後にユースホステルへ戻る途中に携帯が鳴っているの出ると宅配の兄ちゃんから「荷物持ってきたで~!」の連絡であった。タイミングよくユースホステルに戻り荷物を受け取る。

届いた荷物は昨日、淘宝で注文しておいた錦綉江山全国旅游年票一卡通だ。

二連(エレンホト)行き切符購入

12306.comで7月13日、北京→二連(エレンホト)のK3次の切符を購入しておく。包厢硬臥(寝台コンパートメント)で運賃は130元。何で随分先の切符を購入するんだと思われるかもしれないが、実はこの列車はモンゴル・ウランバートル経由のモスクワ行き国際列車なのだ。そのモスクワ行き国際列車を二連(エレンホト)まで乗り鉄するのだ。

今日もライチ

夕飯食べて順天府超市で夜食を買おうと思ったら昨日買ったライチが処分価格で1kg5元(約85円)になっていた。昨日買った時は500g7.5元だったのに一気に3分の1まで値下げされている。残り少ないのでもちろん購入だ。

で、値札が何故か「木瓜」になっている。パパイヤでなくライチなのだが、処分品だから在庫管理もいい加減なのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 30元
鉄道 130元 包厢硬臥 北京→二連(エレンホト)
合計 160元

中国鉄道博物館東郊館

11:15頃、地下鉄の西四駅近くから3路のバスに乗車するが渋滞がひどい。運賃1元、12:00頃、塔園村のバス停で下車。運賃1元で403路のバスに乗り換え、12:30頃、終点の環行鉄道で下車。

15分ほど歩いて、12:45頃、中国鉄道博物館東郊館に到着。まずは屋外展示の車両から見物していく。

こちらは今では見る機会の減った詔山3型。

そして、定番の東風4型。

解放型蒸気機関車の展示されている。屋外展示の車両は無料で見物できるのだが、屋内展示の車両は入場券が必要だ。入場料は20元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場する。

9年ぶりに訪れたのだが、以前は入場券売場におばちゃんがいるだけだったのが館内に保安に兄ちゃんが3人もいるではないか!おまけに土産物屋まであるぞ。物凄い待遇改善だ。

まずはお約束の毛沢東号と朱徳号から見物。

この2両の蒸気機関車の為に中国鉄道博物館東郊館が存在していると言っても良いくらいに毛沢東号と朱徳号の扱いは違う。

毛沢東号は蝋人形が配置され臨場感が出されており他とは扱いが完全に別格だ。

そして、2013年から展示されているのが中華之星。和諧号の陰に埋もれ存在をほとんど知られずに引退してしまった車両だ。

和諧号が登場しなければ高速鉄道は中華之星で開発されていた可能性が高く、試験走行では321.5km/hを記録し、270km/hでの営業運転を目指していたようだが故障の頻発により実際は160km/hでの営業運転にとどまっていた。知る人ぞ知る本物の中国独自開発の高速鉄道車両とも言えるだろう。14:10頃、中国鉄道博物館東郊館を出る。

北京駅で切符を受け取る

14:30頃、環行鉄道のバス停から403路のバスに乗車。運賃1.5元で終点の北京站東まで移動。16:10頃、北京駅に到着。

切符売場で12306.cnで購入しておいた二連(エレンホト)行きの切符を受け取るために15分ほど並ぶが後ろのおっちゃんがおサルさんで床に唾を吐いている。ここ北京は首都のはずだが・・・。いつからサルの惑星になったのだ?

16:25頃、切符を受け取る。16:30頃、北京站東のバス停から20路のバスに乗車。運賃1元で前門東のバス停にて下車。

中国鉄道博物館正陽門館を見物しようと思ったら、16:00で入館終了になっていた。仕方ないので前門のバス停から22路のバスに乗車。運賃1元で西四路口北のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.78元
バス 5.5元 路線バス
合計 22.28元

地下鉄で昌平区へ

07:25頃、ユースホステルを出て地下鉄駅へ向かう。今日は昌平区にある明十三陵の長陵と昭陵を見物する。昌平区までは地下鉄で行けるので、07:35頃、地下鉄4号線の西四駅から西直門駅へ移動。昌平東関駅までは運賃7元だ。

07:40頃、西直門駅から地下鉄13号線に乗り換える。13号線は地下鉄と言っても地上を走っている。08:05頃、西二旗駅で下車する。

昌平線に乗り換えるが昌平から到着する列車はすし詰めで殺人的な混雑だ。昌平線が開通するまでは昌平区から徳勝門まで345快のバスで渋滞の中を移動だったが、昌平線で渋滞知らずになったが埼京線並みの混雑は解消されずだ。これは北京の埼京線といっても良いほどで市内へ向かう人の波で駅は大混雑だ。

逆に昌平へ行く列車は空いておりタイミングさえ合えば座れる。08:15に西二旗駅を発車する。この先は昌平東関駅でバスに乗り換え長陵と昭陵へ向かう。昌平線は十三陵景区駅があるのだが、長陵、定陵、昭陵へ行く場合は昌平東関からバスで移動した方が便利である。明十三陵の入口になる神道へ行く場合は十三陵景区駅から徒歩でも行ける。08:45頃、昌平東関駅に到着。

東関からは路線バスになるが、まずバス停でバス情報の確認だ。314路が定陵、長陵行きになる。

昌67路が定陵、昭陵行きのバスだ。08:55頃、昌67路のバスに乗車。運賃2元、09:30頃、終点の昭陵で下車する。

世界遺産 明十三陵・昭陵

停車場から昭陵村の奥へ5分ほど歩いて、世界遺産 明十三陵・昭陵に到着する。まずは入場料の確認だ。昭陵30元、長陵45元、定陵60元、神路30元になっている。4箇所のセット券は130元だ。

入場料30元であるが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

昭陵は大峪山東麓に位置しており明朝第13代皇帝である隆慶帝 朱載垕と3人の皇后の合葬陵である。

今日の北京は天気が非常に良く青空が見えている。こういう天気の時に北京の世界遺産を見物できるのは運がよい。

2007年に一度訪れているのだが綺麗に整備されているような気がする。昭陵村は農村のままで変わっていないけど・・・。観光客は少ないので静かに見物が可能だ。今回は欧米人の団体さんを随分と見かけたが海外でも昭陵は有名なのか?

ここは昭陵の明楼になり、この奥の山が隆慶帝の墓になる。

墓は城壁で囲まれており歩いて一周できる。城壁からが隣の定陵や天気が良ければ長陵が見える。10:35頃、昭陵を出て徒歩で長陵へ向かう。

世界遺産 明十三陵・長陵

11:30頃、世界遺産 明十三陵・長陵に到着する。入場料45元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

長陵は明朝第3代皇帝である永楽帝 朱棣の陵墓である。

長陵は北京市内の徳勝門からバスが出ているので平日でも観光客多いかと思ったら意外にも空いていた。

青空が広がり撮影には良さそうな天気だがツバメが営巣しており撮影しても青空に飛んでいるツバメが黒い点として写り込んでしまう。ツバメのいる時期は撮影には向かないようだ。

ここは長陵の明楼になり、この奥の山が永楽帝の墓になる。

明楼には「成祖文皇帝之陵」と銘された石碑がある。

世界遺産 明十三陵・神道

12:30頃、長陵を離れ定陵へ歩いていく。13:00頃、定陵のバス停から314路のバスに乗車、運賃1元で13:20頃、南新村のバス停で下車。世界遺産 明十三陵・神道があるのだが外から見るだけにしておく。目的はタダで見物できる大紅門だ。

14:00頃、大紅門を離れ地下鉄昌平線の十三陵景区駅へ向かう。15分ほど歩いて田舎の村を通っていくと十三陵景区駅に到着するが農村にある地下鉄駅なので入口がいきなりこれです。壁に小さい穴があいており、ここから駅の敷地に入るのだ。

壁の内側に地下鉄駅があり壁の外側が農村になっている。これが都市と農村の壁になっているようだ。

駅構内は普通の新しい地下鉄駅で、とても農村にあるとは思えない。農村に現れた地下鉄駅なので数年以内に不動産開発で周辺住民は業者に雇われたチンピラによって追い出され高級マンションが建つのだろう。

14:25頃、十三陵景区駅を発車して西二旗駅で13号線に乗り換え、西直門駅で2号線に乗り換え前門駅で下車する。前門まで運賃は7元。

中国鉄道博物館正陽門館

15:50頃、前門近くの中国鉄道博物館正陽門館にやってきた。

昨日は来るのが遅かったので閉館していたが今日は間に合った。入場料は20元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

昨日の東郊館が車両の実物展示が中心になり、今日の正陽門館は資料展示が中心となっている。高速鉄道の模型の展示とかもある。

こちらは高速鉄道の運転シミュレータだ。有料で10元なのだがどの程度の完成度かは見ていないので不明。

ここは高速鉄道の資料展示。

地下には青海チベット鉄道の路線図のジオラマがある。天安門広場近くにある博物館なので金をかけた展示物が多い。16:40頃、中国鉄道博物館正陽門館を出て前門のバス停から22路のバスで西四北路口のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.8元
地下鉄 14元
バス 4元 路線バス
合計 34.8元

北京 6月4日の天安門広場

北京・内モンゴル旅行記2016

北京北駅

02:30頃、目が覚める。途中駅で乗客が降りているようで空席が目立つというか横になって寝ている乗客が目立つ。車内は静かだが通路に足が放り出されていたりと、いつものサバイバル列車だ。

03:45頃、懐柔北駅に到着。これで北京市に入り、あと1時間半ほどで北京北駅だ。04:30頃になると乗客たちが目を覚まし朝のトイレ争奪戦とカップ麺のお湯待ちの列が目に付く。

05:26頃、北京北駅に到着。

今回、客車を牽引していたのはDF4Dで、ちょうど切り離し作業が終わったところだ。

地下鉄の西直門から乗り換えだが、ちょうど地下鉄が動き始めたところに北京北駅に到着した利用客が押し寄せて手荷物検査の列が長い。10分ほど並んでようやくホームへ。

地下鉄4号線で西直門駅から西四駅へ移動。運賃は3元、06:05頃、西四駅に到着。予約しておいた宿へ向かうのだが、この時間ではまだドミトリー空いていないだろう。とりあえず周辺を調査しながら歩く。周辺には麺屋や24時間営業のコンビニが結構あるので食事には困らないだろう。

06:35頃、eLongで予約しておいた北京青年酒店(金榜縁賓館)(北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。駅からは徒歩10分ほどの所にあった。予想通りまだ朝早いのでドミトリーは空いていないということでバックパックを預かってもらい出かける。チェックインは昼以降に可能ということなので夕方に戻ればよいだろう。

06:40頃、再び北京北駅へ向かう。06:47頃、西四駅に戻ってきた。運賃3元で地下鉄4号線に乗車し西直門駅まで移動。

鉄道で八達嶺へ

07:00頃、西直門駅に到着し北京北駅へ。S2線で八達嶺駅へ乗り鉄だが、次は08:34発なので待合室で待機だ。

この待ち時間を利用して無料の充電コーナーでスマホの充電だ。

朝の時間帯なので空いており1人で占領。

08:00頃、改札口に並び始める。S2線は全席自由席なので早い物勝ちの乗車バトルになる。おそらく自分の知る限り毎日乗車バトルが繰り広げられているのがS2線だ。今回並ぶのが遅かったので百番手ぐらいに位置している感じだ。

08:20頃、乗車バトル開始!走ってホームへ移動するが年寄りにはつらい。一番近い車両に乗客が集中するが、ここは必ず前の1号車を狙う。(編成によっては逆向きかもしれない)

1号車、2号車は一等座の車両なので2列+2列の座席で少し広い。だが一等座といっても座席から肘掛けなどが取り外されグレードダウンされている。

定刻より2分早い08:32に列車が発車する。八達嶺まで運賃6元。途中左手に居庸関を見て、青龍橋でスイッチバックして八達嶺へ。

八達嶺駅から青龍橋駅へ

09:47に八達嶺駅に到着する。下車する乗客は万里の長城八達嶺へ向かう観光客ばかりだ。

駅を出て八達嶺へと向かう。まだ午前中だがかなり暑い。北京はもう夏か?

今回は八達嶺を見物するわけではないので、そのまま通過する。

八達嶺は平日でも観光客で賑わっており人が多い。

明十三陵への879路や北京市内へ戻る徳勝門行きの877路のバス停も通過して、墓地の八達嶺陵園へ入っていく。金持ち用の墓地のようで入口に保安がいるが特に何もいわれず。

そのまま歩いて、10:50頃、青龍橋駅の入口が見えてきた。墓地への分かれ道にもなっており、ここにも保安がいるが墓地へは行かずに駅へ向かう。

青龍橋駅・詹天佑墓

10:55頃、青龍橋駅に到着。ちょうど和諧長城号が入線してきた。

この機会を逃さずに撮り鉄だ。

スイッチバックで折り返して列車が北京北駅へと発車していく。

青龍橋駅は清朝から中華民国の頃に鉄道建設で活躍した詹天佑により建設された。詹天佑は中国鉄道の父とも称されるほどの人物である。

京張鉄路のスイッチバックや青龍橋駅は詹天佑の指揮により1905年に建設された。駅舎は百年前の面影を残し、駅舎脇には詹天佑像と墓地がある。

これが詹天佑像。

詹天佑像の後ろにあるのが墓になる。

駅舎、銅像、墓地を見物して次の列車を待つ。次の列車は八達嶺を13:33発なので約2時間待ちとなる。この青龍橋駅は乗客の乗り降りはされておらず事実上信号場としての機能だけを持っている。乗降客のいない駅だが観光地として開放されているので駅のホームを歩くことができる。駅のホームからは万里の長城が見える。

13:44頃、和諧長城号が青龍橋駅に入線してきた。

観光客は自分一人だけなので独占して和諧長城号を撮り鉄だ。

スイッチバックで折り返していく和諧長城号を見送り撮り鉄が完了して今日の目的は完了。

バスで八達嶺→北京

13:50頃、バス乗り場へ向かう。青龍橋駅は八達嶺駅からは離れており、バス乗り場の方が近い。バス乗り場で念のため明十三陵へ行く八達嶺→長陵の879路のバスを確認しておく。

14:10頃、徳勝門行き877路のバス乗り場にやってきた。

14:20頃、877路のバスに乗車し、14:30頃、バスが発車する。運賃6元で877路は徳勝門まで途中停車なしの直通だ。現金だと12元だが。15:40頃、徳勝門に到着。16:10頃、運賃1元で55路のバスに乗車して后庫のバス停で下車。

北京青年酒店(金榜縁賓館)

5分ほど歩いて北京青年酒店(金榜縁賓館)(北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に戻ってきた。

eLongで予約しており1泊50元の10人ドミトリーに2泊する。ベッドには照明とコンセントあり。部屋にはエアコンと人数分のロッカーあり。小さな窓があるので空気の入れ換えも可能だ。Wi-Fiは激遅で使いものにならない。

男性用の共用のトイレ・シャワーは1Fにありシャワー室は広め。トイレは水の流れが悪く1回でウンコ流れない。部屋が2Fにあるので緊急事態時には早めに行かないと漏らします。

刀削麺と土豆絲蓋飯

夕飯は近くの山西料理の食堂へ行く。看板に「晋」の文字があったので山西料理の食堂だとわかった。

刀削麺(10元/約170円)と土豆絲蓋飯(10元/約170円)を食べる。

刀削麺は久しぶりに食べる。食後はコンビニで燕京ビール600ml(3.5元/約63円)を購入。少し高いがキンキンに冷えた奴なので冷蔵庫代ということで・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.5元
宿泊費 100元 1泊50元×2
鉄道 6元 北京北→八達嶺
地下鉄 6元
バス 1元 路線バス
バス 6元 八達嶺→徳勝門
合計 145.5元

籠る

今日も北京の天気はよく青空が出て暑い。大気汚染の北京は日本ではニュースになるが青空の北京はニュースにならない。ポメラが壊れているので遠出せずに籠もる。

近くのスーパーマーケットの順天府超市で食料調達。支払いは公交ICカードだ。北京の公交ICカードは北京市内のコンビニやスーパーマーケットでも支払いに使えるし、ケンタッキーでも使用可能な店舗があるのだ。

で、饅頭と紅茶を購入。これで夕方まで過ごす。

夕飯はイスラム食堂で油潑麺(14元/約238円)を食べる。油そばの中華版といったところでスープ無しで麺に油が掛けてある。北京だとイスラム食堂でも値段が高い。牛肉麺でも最低10元からだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.3元
合計 20.3元

北京粮倉国際青年旅舍

11:30頃、ユースホステルをチェックアウトして22路のバスで前門へ移動。前門近くの商業街になる大柵欄を通り胡同へ入っていく。12:25頃、Booking.comで予約しておいた北京粮倉国際青年旅舍(北京粮仓国际青年旅舍/Beijing Granary International Hostel)に到着。6人ドミトリーを予約しておいたのだが満室で4人ドミトリーへ変更となる。

料金はそのままで1泊54元だ。明日は上海へ移動なので1泊にする。4人ドミトリーは各ベッドに照明とコンセントあり。人数分の小型ロッカーあり。

部屋にトイレ・シャワーが付いているが窓なし部屋なのでエアコンを稼働させないと湿気が酷い。

前日の天安門広場

13:30頃、明日の天安門広場の国旗掲揚式を見物するために事前調査へ向かう。警備は相変わらず厳重で広場へ入る前に身分証確認と手荷物検査が待っている。

今日は風が吹いているので天安門は霞んでおらずちゃんと見える。大気汚染はそれほどではなさそうだ。

天安門の前では白人さん達が記念撮影中だ。すぐ脇には武警がいる。そして、明日は6月4日なのだが白人さんたちはそれを知って前日に来ているのかな?

北京駅

続いてバスで北京駅へ移動。北京の顔ともいえる北京駅だが相変わらずカオス度の高い駅だ。公安や武警などの治安要員が多数警備しているが、駅前には農民工のおっちゃんたちが座り込んでいる。

この時期に駅前に座り込んでいたら、因縁つけられてどこぞへ連れて行かれてしまうのではないだろうか?

切符売場にやって来た。

ここは窓口が多数あるのだが人がとにかく多い。出発当日に切符受け取りは自殺行為だな。前日に受け取りに来て正解だ。並んでひたすら順番が来るのを待って、明日の上海行きの切符を受け取る。

北京のケンタッキー

前門大街にやって来た。今日の北京は天気は曇りだが夏のように暑い。

今日はまだ何も食べていないのだが、試しにケンタッキー(肯德基)を利用してみる。中国でケンタッキーを利用するのは初めてだ。いや、日本でも利用したことがないぞ!

日本では普通のファストフード店だが、中国では高級店になり農民工のおっちゃんたちは簡単には入れない。貧乏旅行者の自分も普段は外から眺めるだけである。

店内に足を踏み入れると空気が違う。明らかに客のオーラが違う。で、メニュー見てもよくわからないので36元(約612円)のセットメニューを頼んでみる。支払いに公交ICカード使えるか聞いてみたら、この店舗は対応しておらず、支付宝と微信ならOKということであった。

出て来たのが香辣鸡腿堡、葡式蛋挞、新奥尔良烤翅、百事可乐であった。味は薄味で特に美味くも不味くもなくだ。誰でも食べられる味付けといったところだろうか。

これで36元って高いだろ!正直言ってこれならその辺の食堂で麺と蓋飯を食べたほうがいいな。ケンタッキーというブランド名だから値段が高いのだな。まあ、これで一つ勉強になった。やはりケンタッキーは中国では高級店であるということだ。

香菇麺

夕飯は大柵欄にある食堂で香菇麺(10元/約170円)を食べる。やはり自分にはこういった地元民用の食堂が丁度よい。ケンタッキーのような高級店では金がなくなるだけだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 46元
宿泊費 54元 1泊54元×4
バス 3元 路線バス
合計 103元

天安門事件27周年の天安門広場

02:50頃に起床して天安門広場へ向かう。03:20頃、手荷物検査の列に並ぶが既に大勢が並んでいる。何でこんなに押し寄せているんだよ!

今日は1989年6月4日の天安門事件から27年目になり、中国では六四事件とか呼ばれており、海外から突っ込まれたくない事案である。中国政府にとって一番天安門広場に来て欲しくない日なので「天安門広場に来るな」という通達が出ていると思ったがこの人の多さからして何もないようだ。せっかく空いていると思ったが残念だ。

今日の日の出は04:47になるので1時間ほど並んでいれば天安門広場に入れるだろう。
04:10頃、手荷物検査が始まり天安門広場へ入れるようになる。

1989年6月4日の天安門事件から27年目の天安門広場である。手荷物検査を終えて場所取りで天安門広場を走ります。昼間走ると公安に呼び止められそうですが日の出前はOKなようだ。何とか場所を確保して国旗掲揚式が始まるのを待つ。武警が等間隔で配置され警備している。今日は何やら警備が厳重だ。消火器も置かれているが、これは通常の警備体制である。

そして、周辺は見物客で大混雑だ。今日は家で大人しくして欲しかったのだが。


日の出の04:47近くになると天安門から国旗を持った武警が出てきた。国旗掲揚式が始まり中国国歌が天安門広場に鳴り響く。そして、何事もなく国旗掲揚式が終わる。

武警により規制線が解かれると国旗掲揚台の前へ観光客が記念撮影のために移動し始める。いつもの天安門広場のようで海外のマスコミとかは一切見あたらない。いや一切立ち入らせないのかもしれないな。まあ、とにかく6月4日の天安門広場での国旗掲揚式の撮影はできた。北京での目的は達成できたので、あとは上海へ移動するだけだ。

07:20頃、一昨日見つけた順天府超市へ行く。前門や大柵蘭周辺にはコンビニはあるがスーパーマーケットと呼べるような店は見あたらない。超市とか看板掲げていても、ただの商店ばかりである。コンビニで買うより、バス代かけても順天府超市へ行く方が安くすむ。

08:05頃、順天府超市にやってきた。開店は08:00からなのだが既に地元民が押し寄せて店内は賑わっている。饅頭などの食料を購入して、これで上海までの準備は整った。支払いは公交ICカードを使い小銭の心配いらずだ。

09:00頃、ユースホステルへ戻り出発準備を整えて、09:45頃、ユースホステルをチェックアウトする。10:00頃、大柵蘭のバス停から20路のバスに乗車。20路のバスは北京駅、前門、北京南駅を結ぶ重要路線だ。運賃1元、10:15頃、終点の北京站東で下車して北京駅へ。

警備厳しそうな北京駅だが

カオス度が高い北京駅だが天安門事件のあった6月4日でも普段と様子は変わらず。駅前は農民工のおっちゃんたちが屯していたりする。まあ、元から武警、公安など治安要員が各所に配備されているので影響はないのだろう。

こんな感じで出発時間まで駅前で屯していたりする。

北京の表玄関なのだがカオス度が高い。

まずはいつもの入口で身分証と切符の照合、手荷物のX線検査で入口に並ぶが前方で乞食がお椀持って営業中だ。自動小銃持った武警が警備しているけど北京駅は乞食の営業はOKみたいだ。

待合室へ入るが人多すぎだ。北京駅の待合室は比較的狭いので既に極限状態に近づきつつある。

10:30頃、改札口に並ぶがどう見ても並んでいるというより群れを成しているという表現が的確だ。おまけにエアコン無しなのでサウナ状態だ。

北京→上海

今回の乗車する列車は11:54発、北京→上海の1461次で、席は硬座、運賃は156.5元だ。この北京-上海を結ぶ1461次と1462次は典型的な農民工列車になる。今回の1461次は北京から済南などの大都市へ移動したり帰郷する農民工を乗せる。途中駅で農民工を降ろし、新たに上海方面へ向かう農民工を乗せていく。

11:14頃、改札が始まり乗車バトル開始だ。先ほどのK1613次、北京→連雲港東のような柵越えのような展開はなく比較的まともな感じだ。改札を通りホームへ向かう。

車両は25Gを使用した編成だ。思ったほど酷い展開にはならず無事に荷物置き場を確保する。徐々に席が埋まっていくが荷物棚は半分ぐらいが空いている状態だ。

11:54に定刻通り発車する。天津西駅に到着するとカオス度急上昇で通路にまで無座切符の乗客であふれる。折りたたみ椅子を使うサバイバル術に長けた乗客もいる。

で、農民工列車なので床にヒマワリの種などのゴミが散乱していたり、おっさんが床に痰を吐いたりとお約束の展開となる。天安門事件の6月4日でも平常通りの平和な中国だ。

河北省、山東省へと列車が走り、18:38頃、山東省の省都になる済南に到着。ここで多くの乗客が下車して空席が見られるようになる。当然だが足を投げ出す乗客も現れたが、すぐに済南駅からの乗客がなだれ込んで通路に無座切符の客があふれる。

18:49頃、済南駅を発車して南へと列車が走る。19:43頃、泰山駅に到着して少し空いてくるが乗車する乗客が多く混雑緩和されず。

そういえば、北京を発車してから乗務員が車内清掃をしていない。だから床にヒマワリの種が散乱したりゴミ箱からゴミがあふれているのか。まあ、この客層だし、この列車に配属の時点で島流しみたいなものだから乗務員のやる気がないのだろう。もう寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22.7元
バス 3元 路線バス
合計 25.7元

上海駅

南京、鎮江、常州、無錫、蘇州と停車して、06:20頃、昆山に到着。 次は終点の上海だ。蘇州あたりで車内清掃があったがすぐにゴミが散乱する。 乗車率は半分ぐらいになったが客層がダメなので旅客列車というより輸送列車だ。 痰吐き酷いし、洗面台にはスープの入ったカップ麺の容器が放置されたり、まあ平常通り光景だな。

08:00頃、上海駅に到着。

まずは外へ出て駅舎の撮影。

地下鉄を乗り継いで地下鉄2号線の北新涇駅へ移動。

上海藍山虹橋国際青年旅舍

Qunar.comで予約しておいた上海藍山虹橋国際青年旅舍に到着。ここは以前宿泊したことのあるユースホステルだ。

10人ドミトリーで1泊54元で予約時に既に支払い済みだ。各ベッドにはコンセント、照明、小物を置く台があり、人数分の大型ロッカーありだ。共用のトイレ・シャワーは許容範囲内。Wi-Fiは部屋でも利用可能だ。

招商銀行の口座解約

10:45頃、外灘の招商銀行へ行く。中国は土曜、日曜でも銀行は営業している店舗があるので便利だ。今回は招商銀行で10年ほど前に作った口座を解約してきた。他行間での送金の練習に使ったぐらいで残額は200元ぐらいであった。解約手続きは15分ほどで完了。

そのまま近くの中国銀行へ行き溜まっていた小銭を預金しておく。分を無くしたかったのだが、分だけだと嫌がられそうなので、他の小銭と300元も預金しておく。

で、外灘は日曜ということもあり、お上りさんたちで大混雑なので早々に退散する。

白菜牛肉蓋麺

夕飯はユースホステルから数軒隣りのイスラム食堂へ。

メニュー表を見ると上海の物価は結構高い。牛肉麺は何とか安いけど。

蓋麺や蓋飯は軒並み高くなっている。

今回は白菜牛肉蓋麺(14元/約238円)を食べる。イスラム食堂定番の麺料理、白菜と牛肉の炒め物が麺の上に載っている中華式スパゲッティだ。

近くのスーパーマーケットの世紀聯華で饅頭とか買って明日の食料を確保しておく。ここでも物価の高さを実感する。コカ・コーラやペプシコーラの500mlや600mlが2.8元や3元になっている。10年近く前は2.5元が相場だったのだが物価は目に見えて上昇している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32元
地下鉄 12元
合計 44元

地下鉄で上海浦東国際空港へ

05:10頃、ユースホステルをチェックアウトする。ちょうど夜遊びに出かけていた白人さんたちが酔っぱらって帰ってきていた。

6月になると既にこの時間は夜が明けて外は明るい。05:20頃、地下鉄2号線の北新涇駅に到着。早朝なので保安がまだおらず手荷物検査は無しであった。

ホームで1番列車の到着を待つ。今日は日本へ帰国なので、地下鉄で上海浦東国際空港へ移動だ。05:45頃に1番列車が到着、既に混雑している。06:30頃、広欄路駅で空港行きに乗り換える。

上海→茨城

07:03頃、浦東国際空港に到着。07:10頃、第2ターミナルの春秋航空のカウンターに並ぶが長蛇の列だ。春秋航空の08:20発、上海→茨城の9C8987便を利用するのだが、カウンターのオペレーションがダメだな。出発時刻の迫っている茨城行きは団体のカウンターで処理していたのだが、案内が少なく中国語だけなので難易度が高い。

大人しく個人客を意味する「散客」の案内の出ている列に並んでいたが意味がなかった。係員に聞いたら団体のカウンターを案内される。聞かなければ、そのまま個人客の列に並んでチェックインに間に合わないだろう。始発の地下鉄で来てこの状況なので日本語しかできない場合は危険だろう。LCCだから案内も最小限ということか?

07:27頃、チェックインを終えて、07:30頃、出国カウンターに並ぶ。搭乗手続きは07:45開始、08:00終了になるので時間的余裕は少ない。

07:53に出国手続き、手荷物検査を終えて搭乗口へ。07:56にバスに乗車し、08:00に飛行機へ移動。

08:04頃、飛行機に到着し搭乗する。

機内は混雑しており満席のようだ。定刻通り08:20に出発し茨城空港へ向かう。今回の春秋航空、9C8987便は上海→茨城で運賃16700円だ。

茨城空港

12:00頃、茨城空港に到着。

何とか帰国だ。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 8元
合計 8元

内モンゴル自治区赤峰 契丹の慶州白塔

北京・内モンゴル旅行記2016

深夜特急(農民工専用)

01:30頃に目が醒めるのだが座席の下から足ではなく手が出ている。体力の限界で燃え尽きた乗客が座席下で寝ている。

隣のボックシートにも燃え尽きた乗客が。Z列車なのだが農民工専用のサバイバル列車になっている。まあ、自分も朝まで寝よう。

05:10に目が覚める。05:45頃、安陽駅を通過する。ちょうど河南省を北へと走っている。
ウンコしにトイレへ行き扉を開けるとおっさんが脱糞中・・・。なぜ鍵を掛けないのだ?どうして朝からおっさんの脱糞を見せられなきゃいけないのだ?おっさんはあわてて扉閉めているが、初めから鍵掛けろよ。こちらはおっさんの脱糞を見るようなハイレベルな趣味は持っていない。

他の車両のトイレへ行くがどこも塞がっている。並んで10分ほど待つ。ようやく空いたと思ったら、出てきた爺さんはウンコ流してねえし。爺さん捕まえてウンコ流すように言ってやるが、爺さんはウンコの流し方を知らなかった。

25Tのトイレはタンク式なので緑のボタンを押して流すんだよ!おサルさんが乗車していると朝から大変だ。何で小日本が中国人に25Tでのウンコの流し方を説明しなきゃいけないんだよ?普通は中国人が外国人に設備の使用方法を教えるのではないのか?

通路には燃え尽きて寝ているおっちゃんいるし、カオス度が高い。朝からおっさんの脱糞中の姿や爺さんの出したてのウンコ見せられたりと今日も中国は絶好調だ。ウンコして顔も洗ったし自分の車両へ戻るが、他の車両も通路に足出して寝ているおっちゃんがいたりカオス度高めだな。席へ戻るが農民工のおっちゃんは床に痰吐いているし・・・。Z列車で一応最新の客車である25Tの編成でも客層がおサルさんだと農民工列車に成り下がってしまう。

06:45頃、自分のボックスシート周辺のおっちゃんたちが車内販売でカップ麺、二鍋頭、燕京ビールを購入して、カップ麺食べながら酒盛り開始。朝からカップ麺食べながらの酒は美味しいのか?

07:30頃、石家荘駅に到着。河北省まで北上してきた。

北京西駅到着

定刻では10:10到着だが、10:07頃、北京西駅に到着。今までで一番ハイレベルなZ列車であった。北京の天気は晴れで青空が見えるほど天気がよい。一気に北京まで来て正解であったな。北京西駅からは地下鉄で西直門へ移動する。西直門が北京北駅のある場所になる。で、地下鉄に乗車するのにも手荷物のX線検査が待っており行列が酷い。

手荷物検査をようやく終えて地下鉄9号線に乗車する。西直門まで運賃は4元だ。10:33に終点の国家図書館で下車して地下鉄4号線に乗り換える。

10:43に西直門で下車して北京北駅へ移動。まずは切符売場で赤峰行きの切符を受け取る。列車は夜発車なので余った時間を利用して八達嶺まで乗り鉄だ。地下待合室の手荷物預かり所にバックパックを預ける。料金は7時間以内で15元。ちょうど11:00なので18:00までに戻ればよい。

で、S2線に乗り鉄と思ったら次の延慶行きは13:14だ。このまま待つのは時間が勿体ないのでS2線はやめて、首都博物館へ行くことにする。まずは西直門駅から地下鉄を乗り継いで木樨地駅を目指す。

11:24頃、運賃は3元で西直門駅から地下鉄2号線に乗車し復興門駅で地下鉄1号線に乗り換えて、11:35頃、木樨地駅で下車する。

首都博物館

C1出口から5分ほどで首都博物館に到着。入場料無料だがパスポートがないと入場券がもらえないので要注意だ。

展示内容は北京の歴史が中心になっている。日曜日ということもあり混雑している。

軍事博物館

13:45頃、中国人民革命軍事博物館に到着。パスポート提示して入場券をもらうが、手荷物のX線検査で十徳ナイフ持ち込み禁止ということで預ける。ここは2012年から改修工事をしているのだが、まだ工事が終わっていない。
いつ工事が終わるのだろうか?

展示物は戦車とかの屋外展示になり数は少ない。それでも、日曜日なので家族連れが多く訪れて賑わっている。

日本の自称平和団体の方々にもこの光景見せてあげたいな。

きっと「子供たちを戦場へ送るのか!」と激怒してくれることでしょう。

97式戦車の功臣号も展示されています。ただこの辺の兵器は錆で傷みが激しい感じだ。修繕せずに放置なのか?預けていた十徳ナイフを回収して、14:15頃、軍事博物館を出る。運賃1元で1路のバスに乗車して天安門西で下車する。

香菇油菜蓋飯

15:00頃、前門大街の裏の食堂で香菇油菜蓋飯(12元/約204円)を食べる。

食後は前門大街を散歩。北京の一等地なのに空きテナントが多く寂しくなってきている。家賃高騰でテナントが逃げているのか?観光用の路面電車は運行されていた。

15:50頃、運賃1元、前門東のバス停から44路のバスに乗車するが、バスには保安が乗車している。さっきのバスにも保安がいたな。これは天安門事件の6月4日が近いからか?それとも通常の警備か?16:15頃、西直門南のバス停で下車する。

北京北→赤峰

北京北駅が見えているが道路は横断できないので地下道で迂回して、16:30頃、北京北駅に戻ってきた。

北京北駅の隣にある凱徳MALLの地下スーパーで明朝までの食料に饅頭と燕京ビール600ml(2.7元/約46円)を購入しておく。北京に来たので燕京ビールは購入すべきであろう。ちゃんと北京産というのを忘れず確認だ。燕京ビールは中国全土で販売されているメジャーブランドで本物だけど北京産でないのもあるので要注意だ。17:10頃、北京北駅の待合室へ移動。預けておいた荷物を回収して改札を待つ。

で、待っている間にこんな物を見つけた。携帯の無料充電コーナー。こんな感じでスマホやモバイルバッテリーが充電中です。

一応防犯カメラはあるのだが充電中は皆充電コーナーに張り付いています。iPhoneなんて真っ先に狙われますから・・・。

さて、これから乗車する列車は、20:21発、フフホト→通遼の1457次で赤峰まで約9時間乗車、席は硬座、運賃は61元になる。

1457次は20:05着なので、19:30頃に改札口の先頭を陣取っておく。今回は途中駅からの乗車なので乗車バトルで荷物の置き場所を確実に確保しないといけない。北京北駅なので下車する乗客が多ければよいのだが・・・。

20:00頃、1457次が早く到着して改札が始まりホームへ移動。まずは行先票を撮影と思ったら客車を牽引している機関車が東風4型ではないか!今や絶滅危惧種と化している東風4型の牽引とは運がよい。

続いていつもの行先票を撮影。

1457次は蒙古王号の名称が付いている。何やら強そうな名称だ。

北京北駅では下車する乗客が多かったので車内は空いており荷物置き場の確保は問題なかった。しかし、北京北駅からは乗客が多く満席となり無座切符の乗客も通路にあふれる。

定刻通り20:21に列車が発車する。今回は客層が比較的若く平和に移動できそうだ。まさかの農民工列車だったZ4次とは全く違う。赤峰には05:33到着予定だ。赤峰からは巴林右旗の大板鎮へバスで移動だ。大板鎮へは通遼経由で鉄道でも行けるが大きく迂回するので時間と金が余計にかかる。

22:00頃、懐柔北駅に到着。ここでかなりの乗客が下車して客層が若年から中高年の普段の民工列車に変わる。饅頭を食べながら燕京ビールを飲んで寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24.3元
地下鉄 7元
バス 3元 路線バス
荷物預け 15元
合計 49.3元

夜行列車は燃え尽きる

03:00頃に目が覚める。ここでもう一度寝ると寝過ごす可能性があるので起きていることにする。燃え尽きている乗客もおりカオス度はある程度あるが酒盛りもなく車内は静かなので平和だ。03:30頃になると空が明るくなり始める。もう夜明けが近い。

04:50頃、乗客のほとんどが起きて朝のトイレ争奪戦が始まっている。あと少しで赤峰に到着だ。そして、今日も一日が始まり車内で痰吐きの音が聞こえ始める。おサルさんたちの一日も始まったようだ。

内モンゴル自治区赤峰

05:33頃、赤峰駅に到着。ここで蒙古王号ともお別れだ。

外へ出ると赤峰駅の立派な駅舎がお出迎えだ。

05:50頃、35路のバスに乗車。運賃1元、長途汽車站(长途汽车站)で下車する。

赤峰→大板

06:10頃、バスターミナルの赤峰汽車站に到着。

大板行きのチケットを購入。06:40発、運賃57元、林東(林东)行きのバスに乗車して大板で途中下車になる。

06:30に改札が始まりバスに乗車。06:40にバスが発車する。

大板鎮汽車站

09:30頃、バスターミナルの大板汽車站に到着。大板鎮は巴林右旗で一番大きな街になる。

まずはバス情報を確認しておく。去年訪れた時は時刻表がなかったのだが、今回は電光掲示板での表示がある。

白塔子行きは東回りの東線と西回りの西線の2経路がある。

友誼商務賓館

09:35頃、eLongで予約しておいたバスターミナル隣にある友誼商務賓館へ。去年、大板での宿確保に失敗したときに友誼商務賓館が外国人OK宿というのを確認しておいた。公安の気分が変わっていなければ大丈夫なはずだ。

レセプションでチェックイン手続きで登記するがパスポート提示しても追い出されずに大丈夫であった。で、老板が派出所へ行ってこないといけないということでパスポートは一時預かりとなる。PCにパスポート情報を入力していたのでオンライン登記できるようだが派出所にも行ってこないといけないという部分で、やはりこの地域は外国人にはあまり来て欲しくないようだ。

今回は1泊117元の2人部屋で、飛び込みだと料金表では168元となっていた。正直言って部屋広すぎです。テレビ、エアコン、電気ケトル、電話があるし、Wi-Fiは問題なく利用可能だ。

トイレ・シャワーもちゃんとしています。この設備でこの料金なら妥当です。まだ本格的な観光シーズンには入っていないから、この料金なのだろう。7月からは高くなるだろうな。

11:00頃、大板汽車站で白塔子行きチケットを購入。白塔子行きは2路線あり同時刻の08:30出発になる。今回は西回りの白塔子(西線)で運賃23元だ。東回りは24元になる。

荟福寺

11:20頃、運賃1元で1路のバスに乗車。白塔は明日の見物なので今日は大板の町で数少ない観光地を見物する。まずは荟福寺を目指す。街中で寺が見えたので最寄りのバス停で下車。

昼頃、荟福寺に到着するが山門は閉まっている。ロンリー・プラネット内蒙古で紹介されていたから見物できると思ったらそうではないようだ。

荟福寺はチベット仏教寺院で清の康煕帝の娘である固倫栄憲公主により康煕45年(1706)に建立された巴林右旗で数少ない清代初期の古建築である。文化大革命では激しく破壊されたが後に再建されている。

大板巴林王府

続いて荟福寺から徒歩5分ほどの所にあるのが大板巴林王府だが、ここも門が閉まっている。月曜だから閉まっているのか?

次は荟福寺の隣にある広場の向かいにある大板の中心部でおそらく一番大きなスーパーマーケットの帝客隆超市で内モンゴルのビールでもあるかと探してみたが、地ビールはなく馬乳酒があった。でも、アルコール度数40度とかは高過ぎなのでだめだ。

代わりに内モンゴルのジュースを購入。これは野山杏仁飲料235ml(3元/約54円)で赤峰が生産地になる。

沙果果汁飲料310ml(3.5元/約63円)は沙果の産地が内モンゴル東部の扎兰屯になる。生産地は赤峰の林西県になる。

酸奶麺条

13:15頃、モンゴル料理の店で酸奶麺条(10元/約170円)を食べる。直訳すればヨーグルト麺ということだが出て来たのは、スープがヨーグルトというよりバター茶のラーメンだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
宿泊費 117元 1泊117元×1
バス 2元 路線バス
バス 57元 赤峰→大板
バス 23元 白塔子→大板
合計 215.5元

ポメラ壊れて帰国準備

ポメラDM100が壊れた。10日ほど前からSDカードを認識しなくなったが、ついにUSB接続してもポメラ本体をドライブとしても認識しなくなった。おかげでQRコードで日記を回収することになるが、今後起動すらしなくなるのも時間の問題だ。これでは日記が書けないので日本へ帰るか・・・。

この時期にまさかの帰国になるとは・・・。春秋航空の上海→茨城の航空券を購入しておく。本当は大阪に戻れればよかったのだが関空行きは高く茨城になってしまった。あの土田舎の茨城か、まあ百里基地だから良しとしよう。

内モンゴルまで来たと思ったら上海へ戻らないといけない。北京→上海の切符も購入と宿の予約をしておく。

朝食

07:00頃、朝食を食べる。今回の賓館は朝食付きだ。

簡単な朝食であるが自分にとっては非常にありがたい。とりあえず2皿食べて夜までのエネルギー確保だ。

08:15頃、賓館をチェックアウトする。バックパックを夕方まで預かってもらい隣のバスターミナルの大板汽車站へ移動。

大板→白塔子

08:20頃、バスに乗車する。今回のバスは08:30発、金山電廠(金山电厂)行きで西回りの白塔子へ行く白塔子(西線)になる。運賃は23元、途中の白塔子で下車となる。

08:30頃、バスが発車する。08:40頃、大板の街中で客が一気に乗り込んで満席。定員オーバーにはさせないようで乗れない客は置き去りだ。大板は公安がちゃんと仕事しているようだ。

バスは大板を出て郷道218号を北へと走る。契丹の慶州白塔がある白塔子までは約100kmの道のりだ。途中で少しづつ客を降ろしながら走っていく。2時間で着くかな?

契丹の慶州白塔

10:30頃、慶州白塔が見えてきて白塔子に到着。運ちゃんに大板に戻るバスの時間を聞くと11:15頃にあるということで急いで慶州白塔へ向かう。

町を出ると目の前に草原と慶州白塔が見える。10:35頃、慶州白塔に到着。入場料は10元だが入場券はないということでもらえず。そのまま10元は管理人のおっちゃんの懐行きか?

慶州白塔は内モンゴル自治区巴林右旗大板鎮の北80kmほどに位置する索博日嘎鎮に位置しており、町外れに遼慶州城遺址があり慶州城の北西に慶州白塔が残っている。この慶州白塔は遼を建国した契丹族に建てられ千年の歴史を持つ石塔だ。

慶州城は遼により建設された奉陵邑になり周辺には遼の皇帝陵墓になる慶陵があり、この慶陵のために置かれたのが慶州城になる。

慶州白塔は遼の重熙16年(1047)に建設が開始され重熙18年(1049)に完成した八角七層の仏塔になる。建設には遼の第7代皇帝興宗の生母である章聖皇太后が特に尽力している。

ここは世界ふしぎ発見でも紹介されていた遺跡なので訪れてみた。2015年に一度訪問に挑戦したが大板鎮で外人OK宿の確保に失敗して断念していたが、今回ようやく目的を達成した。

白塔子→大板→赤峰

11:10頃、ちょうど大板-白塔子(東線)のバスが停車していたので乗車する。このバスも大板を08:30に出発しており、白塔子を11:20に出発して大板へ戻るそうだ。待ち時間の間にeLongで今夜の赤峰→北京北の列車の切符を予約しておく。運賃は61元だ。

11:20頃、バスが発車する。乗務員のおっちゃんが運賃回収を始め、大板までは10元で行きの半分以下の運賃であった。なぜ安いのかは不明だ。羊の放牧や牛の放牧が見られ内モンゴルの風景が広がる。

行きが西線で帰りが東線なので行きと帰りで風景が違う。といっても、山と畑と草原ばかりだ。

13:20頃、バスターミナルの大板汽車站に到着する。賓館で預けておいた荷物を回収するがチェックアウトの時間が14:00だったので、これなら朝チェックアウトしなくても大丈夫だったな。再び隣のバスターミナルへ行き赤峰行きチケットを購入する。14:00発の赤峰行きで運賃57元だ。

13:50頃、改札が始まりバスに乗車。14:00頃、バスが発車する。大板の街で客を乗せて高速道路に入る。赤峰までは何もなければ2時間半ぐらいで到着するだろう。

高速を爆走して、16:35頃、バスターミナルの赤峰汽車站に到着。赤峰→北京のバスを確認してみると、17:00発のバスがあるが運賃は150元。鉄道の2倍以上の運賃か・・・。まあ今日中に北京へ行きたい人にとっては利用価値ありだな。

赤峰駅

16:40頃、長途汽車站のバス停から運賃1元で36路のバスに乗車して赤峰駅へ移動。17:20頃、火車站で下車して赤峰駅に到着。遊牧民の壁画が特徴で内モンゴルらしさが出ているのが赤峰駅だ。まずは切符売場で切符の受け取りだが入口で公安が身分証確認を行っている。天安門事件の6月4日が近いから警備強化か?

自分は身分証持っていないので、そのまま知らん顔して切符売場に入ろうとするが、やっぱ呼び止められた。パスポート出すと公安はとりあえず中身確認して何もなかったことに・・・。何事もなかったかのように切符売場に並んで予約しておいた北京北行きの切符を受け取る。

羊雑麺

列車の発車時刻まで時間があるので駅前の食堂で羊雑麺(15元/約270円)を食べる。内モンゴルにいるので羊ということで。羊雑なので具材に羊のホルモンを使っている。このホルモンの食感がよい!

赤峰→北京北

18:00頃、赤峰駅の待合室へ。入口でいつもの身分証と切符の照合があるが駅員はパスポートの中身確認せずにそのまま返却で見なかったことに・・・。あまり関わりたくないようだ。

今回の列車は19:40発、赤峰→北京北の2622次、席は硬座、運賃は61元である。終点が北京北駅になるのである意味重要度が高い列車だ。

待合室は田舎の駅にしては広めで新しくきれいだ。田舎といっても日本の広島や静岡なんかより大都市で赤峰市全体では人口400万以上、都市部だけでも人口100万の大都市だ。案内の放送は中国語とモンゴル語で内モンゴルらしさが出ている。

改札口の先頭を陣取って時間まで待機になる。18:40頃、公安4人で身分証確認が始まる。次々と身分証を端末で読み込んでいく。やっぱり天安門事件の6月4日が近いから気合いが入っているのか? ここでパスポート出したらどうなるかな・・・。

18:44に公安が来たよ。パスポート出したら中身確認せずに見なかったことにされた。外人には用はないようだ。で、周りの乗客は「1人だけなぜスルーなんだよ?」と不思議そうにこちらを見ている。

19:00頃、待合室がかなり混雑してきた。肥料袋やバケツなどが多く見られるので、今回の乗車バトルは激しそうな雰囲気だ。荷物置き場は速やかに確保せねば。

19:20頃、改札が始まる。いつもの行先票を撮影。丹東-赤峰-北京北を結ぶ編成のようで丹東-赤峰が快速、赤峰-北京北が普快なので、丹東-赤峰がメインのようだ。車両は25Gの編成だ。

乗車して荷物置き場は無事に確保完了。

すぐに車内は満席ではないが混雑してくる。荷物棚には少し余裕があるので今回の乗車バトルは楽な方であったな。

19:40に定刻通り赤峰を発車し北京北駅へと向かう。列車内は平和で隣のボックスシートではおっさんが床に痰を吐いている。いつもの平和な中国だな。誰も痰を吐かないという緊急事態は起きそうもないな。斜め前のおっさんは足を投げ出しているし。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
鉄道 61元 硬座 赤峰→北京北
バス 1元 路線バス
バス 10元 白塔子→大板
バス 57元 大板→赤峰
慶州白塔 10元
合計 154元
項目 金額 備考
航空券 16700円 上海→茨城
合計 16700円

北京 鉄道で八達嶺へ&孔廟・国子監、地壇公園

北京旅行記2015

北京北→八達嶺

07:05頃、ユースホステルを出て雍和宮駅から地下鉄2号線で西直門駅へ移動。運賃は3元、07:30頃、西直門に到着、北京北駅へ移動するが今日は土曜日なので人が多い。

今日はS2線で八達嶺へ向かう。まずは列に並んで改札が始まるのを待つ。S2線は公交ICカードが使えるので乗車方法がちょっと違う。待合室へ入る際に身分証確認はなく、先に改札があり公交ICカードを通す。

08:00頃、改札が始まりカードを通して手荷物検査があり待合室へ。八達嶺までの運賃は6元だ。乗車するのは09:02発のS207次、待合室で30分ほど待機だろう。

行列というか群れの状態からして乗車バトルは厳しい展開が予想される。08:40頃、ホームへの扉が開き乗車バトルが始まり乗客たちが一斉にホームを走る。列車はNDJ3型の和諧長城号なのでPB方式で先頭と最後尾車両が機関車になっている。座席は自由席なのだがS2線になる前のY列車の頃の名残で一等座と二等座の席はそのままなので狙うなら一等座の席だ。とりあえず狙うのは一等座の1両目と2両目の客車だ。

全力で走るがもう年寄りなのですぐに息切れしてしまうが何とか1両目の一等座を確保する。席を確保したらホームで撮影だ。まずは行先票。

続いて先頭の機関車部分を撮影。

そして、隣のホームで停車している承徳行きの4471次を撮影するが大気汚染が酷いので霞んでいる。近くの列車もか霞むほどPM2.5の威力は物凄い。実際はPM2.5以外にも大気中を色々と浮遊しているのだろうが。

09:02に定刻通りS207次が発車する。車内は満席だがとりあえず平和だ。

南口を過ぎて山が多くなり居庸関に差し掛かるがPM2.5で居庸関が霞んでいる。10:06頃、青龍橋西駅に到着、ここはスイッチバック区間なので方向を変えて再び発車する。

10:15頃、八達嶺駅に到着、駅を出て左(東)へ歩く。

詹天佑紀念館

10:30頃、詹天佑紀念館を訪れる。入場料は20元であるが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

詹天佑は中国鉄道の父とも呼ばれる清朝から中華民国の鉄道技術者である。八達嶺のスイッチバックを実現させたのも詹天佑の功績である。

世界遺産の万里の長城 八達嶺のすぐ隣にあるが観光客は2人しかおらず貸し切り状態だ。外は観光客であふれているのだが紀念館だけ人がいない状態だ。

八達嶺近くの滾天溝停車場(滚天沟停车场)の奥にあるロープウェイの近くにバス乗り場があり、ここから無料のシャトルバスが出ていたのでどこへ行くのか乗車してみた。

10分ほどで919路などのバス停に到着する。長城天地とかいう観光施設の前だ。919路は北京市内の徳勝門、879路は居庸関長城、明十三陵の定陵、長陵へ行く。

再びシャトルバスに乗車して滾天溝停車場へ戻り、12:15頃、八達嶺長城の入口に到着。入場料は40元、もちろん見物はしない。人が多すぎで大混雑だ。

長城には大勢の観光客であふれており長城を見るというより人の波を見に行くと行った感じだ。それに今日も大気汚染が酷く北京市内から離れた八達嶺も霞んでいる。これでは40元払うのが勿体ない。

八達嶺→北京北

12:30頃、八達嶺駅に到着、次の北京北行きの列車は13:40発になる。既に待合室は混雑していたが改札口は誰もいなかったので先頭を確保する。自分が先頭を陣取るのを見たのか他の乗客が後方に並び始める。

13:10頃、改札が始まり、13:25頃、ホームへ移動し乗車バトルに備える。13:33に列車が到着し乗車バトルに突入するが列車は空いており余裕で席を確保。もちろん一等座を確保だ。13:40に八達嶺を定刻通り発車する。

15:00に北京北駅到着だがホームがPM2.5で霞んでいる。遠くが霞むのは分かるが駅のホームまで霞むのは尋常ではない。

北京の大気汚染は深刻だ。太陽ですらスモッグに覆われているで空は真っ白というか灰色だ。AQI指数は360以上で最悪レベルの厳重汚染になっている。

地下鉄2号線でユースホステルのある雍和宮まで戻るのだが列車到着時にイベント発生!
乗車するハゲのおっさんと下車する家族連れおっさんが口論になる。

原因はハゲのおっさんが下車する乗客を待たずに乗車しようとしたからだ。まあ中国で下車する乗客を待たないのは日常の光景ですね。どちらに否があるかは・・・。

搾菜肉絲麺

夕飯はユースホステル近くの食堂で搾菜肉絲麺(11元/約220円)を食べる。ザーサイは重慶の特産品で歯ごたえが良い。桃屋のザーサイと違い本場のザーサイは唐辛子の辛味が効いている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
鉄道 6元 北京北→八達嶺
鉄道 6元 八達嶺→北京北
地下鉄 6元
合計 34元

北京富山国際青年旅舎

08:40頃、ユースホステルをチェックアウトして北京孔廟前の国子監街を通り抜けて、09:00頃、qunar.comで予約しておいた北京富山国際青年旅舎(北京富山国际青年旅舍/Beijing Home Youth Hostel)に到着する。登記は問題なく1泊50元で予約時に支払いはしてある。

部屋は8人ドミトリーで各ベッドにコンセント有り、照明は無しだ。人数分の小型ロッカーがあるが鍵は各自で用意だ。Wi-Fiの電波は良好で部屋でもネット可能だ。共同のトイレ・シャワーはまあ許容範囲内かな。

孔廟・国子監

09:55頃、孔廟・国子監を訪れる。先日はPM2.5で霞んでいたので引き上げたが、今日の天気は晴れで朝の時点ではAQI指数が50以下だったので大気汚染はそれほど酷くはなく遠くも見える。入場料は30元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

北京孔廟は「先師廟」「宣聖廟」とも称され、孔子を祀る廟で元、明、清の歴代王朝により祭祀が行われてきた。創建は元の大徳6年(1302)、大徳10年(1306)に完成し、明、清代では増築、修復が行われ現在に至る。建築物は先師門、大成門、大成殿、崇聖祠などがある。

日曜日なので観光客が非常に多く大成殿などの建物は人が途切れる事はない。観光客が多い場所はやかましいが隅にある元、明、清の三王朝の科挙及第者である進士の名が刻まれた石碑にはほとんど観光客はいないので狙い目だ。

で、大成殿では地元の小学生が孔子様にお祈りしておりました。ここにいる子供たちが未来の中国を支えるのですが、孔子様のように礼儀のある大人になってほしいものです。間違っても痰吐き、手鼻、腹出し、割り込みとかするような大人にはならないで欲しい。これは本当に切実な願いです。日本製品ボイコットとかは個人の自由だから構わないけど、痰吐き、手鼻とかは本当に勘弁してくれ!

周辺では観光客と保護者が撮影真っ最中です。

続いて孔廟の隣にある国子監を見物します。瑠璃牌坊を潜り奥へ進みます。

国子監は太学、国学とも呼ばれ、元、明、清の三王朝が設立した最高学府、教育行政管理機構である。元の至元24年(1287)に建設され、明代に大規模な改修と拡張が行われ、清の乾隆48年(1783)に辟雍が増築され現在に至る。

ここも観光客が多く賑わっている。団体さんが多いので静かな所だけ見て回る。昼頃、孔廟・国子監を出る。

地壇公園

12:20頃、雍和宮のすぐ北にある地壇公園に到着する。入場料は2元で良心的。

地壇公園は方澤壇とも称され、明の嘉靖9年(1530)に建設され480年以上の歴史を持つ。明、清の両王朝の皇帝により祭祀が行われていた場所である。

天壇公園が世界遺産として有名であるが地壇公園は名前は知られていても観光地としてはマイナーであり地元民の憩いの場という感じである。それでも外国人観光客もおり知っている人は知っているという場所のようだ。

公園の入場料は2元であるが方澤壇と皇地祇は別料金で入場料5元になる。観光客が少ないので北京市内の穴場といえる。

公園の部分だけでも古い建物の外観だけは見物できるので2元なら十分元は取れるだろう。

麻婆豆腐飯

遅めの昼食で麻婆豆腐飯(12元/約220円)を食べる。ご飯の上に麻婆豆腐が乗っているので麻婆豆腐蓋飯と同じです。

土豆絲拌麺

夕飯は土豆絲拌麺(10元/約200円)にする。久しぶりに拌麺を食べるといっても蓋麺とさほど差はない。でも、麺の上に乗っているジャガイモの千切り炒めが美味い。今回はジャガイモがやたらと多くて麺が隠れていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
地壇公園 2元
地壇公園(方澤壇・皇地祇) 5元
合計 33元

北京青年酒店・徳楽聚賓館

10:20頃、北京富山国際青年旅舎をチェックアウトして、10:50頃、北京青年酒店・徳楽聚賓館(北京青年酒店・德乐聚宾馆/Beijng Sunrise Hostel)に到着する。eLongで予約しており既に宿泊費は予約時に支払い済みだ。

1泊36元の8人ドミトリーを予約しておいたが、何故か6人ドミトリーになる。8人ドミが満杯で6人に変更か?で、6人ドミトリーだが先客に欧米人がおりネット中だ。各ベッドにはコンセント、小物置く台有り、照明無し。バックパックが入るロッカーもある。

部屋にトイレ・シャワーがあるが別々に分かれている。これならシャワー使われても緊急事態時は安心だ。Wi-Fiは電波良好で回線の速度も速めだ。宿泊費が安くこの設備なら十分満足だ。ここは当たりだ。

宋慶齢故居

11:50頃、什刹海(后海)北側の宋慶齢故居に到着。入場料は20元だ。入口では武警が警備しており一般の観光地とは少し雰囲気が違う。奥に観光客が入れない区画があるので武警の宿舎でもあるのだろうか?

宋慶齢故居は元々は清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀の父である醇親王・愛新覚羅載灃の王府花園である。庭院の東側が醇王府である。宋慶齢は孫文の妻であり1963年から北京で生活を始め1981年5月29日に亡くなっている。

元々が庭園なので清朝の古典園林の雰囲気が漂っている。有料なので観光客は少な目で団体がいなければ静かに見物できる。無料だとどうなるかは想像しやすい。

故居は宋慶齢が亡くなった寝室を見ることができるが部屋はガラスで覆われ保護されている。保護しないとどうなるかは・・・。

什刹海(后海)周辺の胡同

13:15頃、宋慶齢故居を出て什刹海(后海)周辺の胡同を散歩する。

胡同の古い街並みが残る什刹海周辺だが路上駐車がかなり酷い。中国には車庫法に相当する法律がないので道路を車庫代わりにしており景観をかなり損ねている。景観だけでなく渋滞の原因にもなっているのだが。

路上駐車がなくなれば胡同の景観が守られて観光振興に繋がると思うのだが。

蛋炒飯

遅めの昼食に蛋炒飯(8元/約160円)を食べる。北京では安い方だなと思っていたら量がやたらと少ない。皿がデカイのではなく完全に量が少ないのだ。安いには理由があった。やはり北京の物価は上がっている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.8元
宋慶齢故居 20元
合計 34.8元

北京雍和国際青年旅舎

ネットで今週は北京の天気を調べるが良くないようだ。大気汚染もひどいしボチボチ許昌を目指して移動かな。12306.cnで明日の石家荘行きの切符を購入して、eLongで宿の予約をしておく。

10:30頃、北京青年酒店・徳楽聚賓館をチェックアウトして、積水潭駅から地下鉄2号線に乗車、雍和宮で5号線に乗り換え北新橋で下車、運賃は3元。駅から3分ほど歩いて、11:00頃、北京雍和国際青年旅舎(北京雍和国际青年旅舍/Beijing Lama Temple Youth Hostel)に到着。北京でも老舗に入るユースホステルで欧米人が多い。YHA Chinaで6人ドミトリーを予約しておいたのだが、延泊で居座っている奴がいるようで同じ料金の4人ドミトリーに変更になる。1泊53元(会員料金)で残金の47.7元を支払う。

部屋の4人ドミトリーは狭い!小型のロッカーがあるが鍵壊れているので小物置き場としての利用だ。ベッドにはコンセントなどは一切無しでかなりレベルが低い。部屋の外からコード引いてOAタップはあるが使い勝手が悪い。Wi-Fiは電波が弱く部屋では全くつながらなくレセプション周辺の共有スペースでないとつながらない。

共同のトイレ・シャワーは修繕が行われていないので故障が目立つというかウンコ流れない。トイレはウンコ流れないのでやり逃げに遭遇する確率が非常に高い。シャワーは3つある中でまともに使えるのは1つだけ。欧米人に人気の宿なのだが、これだと客が離れていく可能性がある。

昼頃、北新橋の近くの北新橋路口西のバス停から635路のバスに乗車、運賃1元で春秀路にて418路のバスに乗り換える。運賃1.5元、南皋西で下車、5分ほど歩いて中国鉄道博物館に到着するがエアコン修理で臨時休館になってるよ。まあ、休館では仕方がない。

13:20頃、再び418路のバスに乗車、東直門枢紐站へ戻る。運賃は1.5元、14:20頃、東直門枢紐站に到着、3路のバスに乗り換えて北京西駅へ向かうが渋滞がひどい。北京西駅までの運賃は2元だ。やはり北京市内は高くても地下鉄で移動するのが一番のようだ。

北京西駅

16:05頃、北京西駅に到着するが1時間半以上もかかっている。やっぱりバスはダメだ。

切符売場でネットで購入しておいた明日の石家荘行きの切符を受け取る。混雑はしていたが15分ほど並ぶだけで済んだ。

16:30頃、北京西駅から地下鉄7号線に乗車し、磁器口で地下鉄5号線に乗り換えて、17:05頃、北新橋で下車する。運賃は5元で高いが地下鉄は速い!30分ほどで北新橋まで戻ってきた。

まあ、地下鉄で5元かかっている時点で、その辺の切符の代理販売所で購入するなり受け取るなりした方が時間とお金の節約になる。切符の発券手数料は5元だし、わざわざ北京西駅へ行く必要がない。でも北京西駅が初めてで場所の確認のためとかなら行くべきだろう。自分は鉄ちゃんなのでわざわざ北京西駅まで行ってしまう。

洋葱鶏蛋蓋麺

夕飯は洋葱鶏蛋蓋麺(13元/約260円)を食べる。玉葱と卵焼きをご飯の上に乗せているのだが親子丼の鶏肉無しと言った感じだ。

蓋麺だけでは物足りないのでイスラム食堂で牛肉麺(10元/約200円)を食べる。久しぶりのイスラム食堂であるが北京では値段が高い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23元
宿泊費 47.7元 1泊53元(会員料金)
鉄道 43.5元 硬座 北京西→石家荘
バス 6元 路線バス
地下鉄 5元
合計 125.2元

三国志遺跡 涿州&万里の長城 雲蒙山長城

北京旅行記2015

天安門広場・国旗掲揚式

安全検査04:20頃、天安門広場にやってきた。昨日に引き続き国旗掲揚式を見物だ。この時間でも既に安全検査には行列ができている。05:30頃に広場が開放されるのでそれまで待機となる。天気は晴れで気温は9度のようだ。空を見れば北京の星空が見える。隣ではおっちゃんがカップ麺を食べている。お湯はどこから調達したのだ?

05:05頃、爺さん2人が割り込みしようとするが、後ろに並ぶよう日本語で注意してあげる。「中国人が中国で割り込みしようと勝手だろ!」「小日本のくせに生意気だぞ!」と逆ギレされる恐れがあったが自分の前に並んでいたおっさんたちが参戦してきて「こいつの言葉はわからんが何いっちょるかは分かるぞ!」「わいらは3時半から並んどるんじゃ!」と爺さんたちを追い払う。

朝からというか日の出前からおサルさんたちとの割り込みバトルが発生するとは。天安門広場で文明旅游ができないってどういうこと?

05:20頃、検査場が開くが自分の左隣の列は実は入口ではなく保安に後ろへ並ぶように言われ観光客たちが騒ぎ始める。一方自分の右側は誰も並んでおらず入口ではないと思っていたのだが実は入口で保安が一声かけると遅れて並んでいた後ろの観光客たちが雪崩れ込む。遅れて来たのに得をして、早くから並んで大損する。夜明け前から興味深い光景だ。

天安門広場05:30頃、安全検査が始まり天安門広場へ。昨日よりは良い場所を確保できたがあと1mか2m移動したいところだ。明日もう一度かな。

国旗掲揚式06:18頃、天安門から国旗を持った衛兵が出てきた。

国旗掲揚式日の出の時刻である06:22に義勇軍進行曲が流れ国旗掲揚が始まるが一斉に中国国歌の大合唱にはならなかった。周囲では誰も歌っておらず撮影に大忙しだ。そして、厳重な警備をよく見ると警備の兄ちゃんの足元に消火器がある。これはテロというよりもチベット仏教の僧侶たちによる焼身自殺を警戒しているのだろうか?

三国志聖地 涿州遠征

838路のバス停06:45頃、前門のバス停から59路のバスに乗車。運賃1元、友誼医院で下車、3分ほど歩いて、06:55頃、天橋汽車站のバス停に到着。838路のバスで河北省涿州へ向かう。8年ぶりに涿州を訪れるが路線バスも変わり涿州行きは917路から838路に変わっていた。07:03頃、838路のバスに乗車して涿州へ向かう。運賃は通常は15元だが、もちろん838路も公交ICカードが使えるので割引で7.8元だ。

涿州駅08:50頃、涿州に到着。涿州駅近くの東方物理公司で下車して、まずは涿州駅へ。ここが路線バスの起点になっている。

范陽盧氏宗祠(盧植墓)

09:00頃、涿州駅から4路のバスに乗車。運賃3元、盧家場村(卢家场村)にて下車。2007年以来になるが范陽盧氏宗祠の裏に片側4車線の道路が通っており物凄い変貌ぶりだ。

范陽盧氏宗祠(盧植墓)09:40頃、范陽盧氏宗祠(盧植墓)に到着。ここは范陽盧氏の故郷になるが、劉備や公孫瓚の師匠である盧植先生の故郷でもあり盧植墓でもある。2007年訪問時は扉が閉まっていたが今回はちょうど地元民がトウモロコシを天日干ししており扉が開いていた。

范陽盧氏宗祠(盧植墓)中に入ると爺ちゃんたちが井戸端会議や卓球をしていた。どうも廟というより集会所になっている感じだ。少し荒れ気味の范陽盧氏宗祠の奥へ進むと盧植墓がある。どうも手入れはされていない感じだ。

范陽盧氏宗祠(盧植墓)それでも貴重な三国志遺跡である。8年前は中へ入れなかったが今回は扉が空いており盧植墓を見物でき満足である。

涿州の路線バス10:00頃、離れ再び4路のバスに乗車して涿州駅へ戻る。運賃は3元だ。10:30頃、涿州駅に到着、駅前には劉備故里がある大樹楼桑村への3路と張飛廟と三義宮への7路のバスが停車している。
3路のバスに乗車する。大樹楼桑村までの運賃は4元だ。

劉備の故郷・楼桑村

玄徳路11:15頃、大樹楼桑村で下車する。降りた通りが玄徳路でまさに三国志聖地にふさわしい名称だ。

漢昭烈皇帝劉備故里碑以前記録しておいたGPSデータを頼りに漢昭烈皇帝劉備故里碑へ向かうが石碑がない。どうも誤差が発生していたようで周辺を探すが見当たらず地元民のおばちゃんに道を聞いて、11:45頃、漢昭烈皇帝劉備故里碑に到着。村の東西へ貫く玄徳路の北側に石碑はあった。

漢昭烈皇帝劉備故里碑以前のデータは600mも誤差が発生していたが今回は正確な座標を記録しておいたので次回以降は迷わないだろう。昼頃、大樹楼桑村を離れる。

「桃園の誓い」の舞台・三義宮

次の三義宮は直線距離で3.6kmの場所になるが3路のバスで涿州駅へ戻って7路のバスで行くか、徒歩で三義宮へ向かうか迷うが歩きながらバスを待っていたが3路のバスは来ずにそのまま徒歩で三義宮へ。

三義宮13:00頃、三義宮に到着する。入場料は20元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

三義宮ここが三国志聖地の三義宮で、「桃園の誓い」の舞台になった場所だ。現在は道教寺院になっており劉備、関羽、張飛が祀られている。

三義宮他にも諸葛孔明たちの像もあり蜀の武将勢揃いと言った感じだ。

結義亭三義宮の片隅には桃園三結義の石碑があるのだが2007年に訪れた際は石碑だけだったのが今回は結義亭と命名された亭が出来ている。

張飛廟

張飛廟13:40頃、三義宮を出て張飛廟へ向かう。国道107号に出て、途中で線路を潜り、14:10頃、張飛廟に到着する。入場料は20元。

張飛廟ここは張飛の故郷とされており張飛廟があるのだが、更にここも「桃園の誓い」の場所とされている。まずは張飛廟を見物。

張飛墓廟には道士がいるので撮影できず。というか、長時間滞在しているとお布施を巻き上げられそうなので、裏の張飛墓へ移動。

張飛像殿内には張飛像が安置されている。

桃園三結義故里続いて張飛廟の向かい側が「桃園の誓い」が行われたとされる桃園三結義故里。

漢昭烈皇帝結盟故里入口には清の咸豊6年に建立された漢昭烈皇帝結盟故里の石碑がある。
「桃園の誓い」は三義宮と桃園三結義故里のどちらが本物だ?

結義亭で、ここには「桃園の誓い」を再現した劉備、関羽、張飛の像があるのだが、2007年当時は野ざらしだったのだが、今回は結義亭と名された亭が出来ていた。

張飛古井こちらは張飛が肉を隠していたとされる張飛古井。14:40頃、張飛廟を出て、14:55頃、国道に戻ってきた。15:00頃、7路のバスに乗車。運賃3元で涿州の市区へ戻る。

涿州にもカルフール

カルフール15:20頃、カルフールで食料の調達をする。何と涿州にもカルフールがあるのだ。田舎だと思っていた涿州だがかなり都会になっている。

鉄道で涿州→北京

15:45頃、涿州駅で北京西への切符を購入するため切符売場に並ぶが2人前のおっさんが何故か欧米人のパスポート2冊もって北京南ー上海虹橋のG列車の切符を往復で購入している。

旅行会社のパシリのようだが窓口まで来ておいて最終的な列車が決まっておらず電話で確認したりして後ろに行列が・・・。この場合ネットで予約して窓口で受け取ればよいのに・・・。予約の仕方知らないのか?というか、なぜ北京でなく涿州で欧米人の切符を購入するんだ?

K472次の切符16:10頃、ようやく切符を購入、手荷物検査でカルフールで購入したペプシを一口飲んで待合室へ。今回の列車は16:31発、昆明→北京西のK472次だ。席は硬座、運賃は12.5元だ。

涿州16:15頃、改札が始まりホームへ移動し列車の到着を待つ。

HXD3D16:27に列車が到着。客車を牽引する機関車はHXD3Dだ。

K472次の行先票16:31に定刻通り列車が発車する。

北京西駅17:26に北京西駅到着。階段が混雑しているので空いてくるまでホームに居座る。地下鉄7号線に乗車して虎坊橋下車し宿へ戻る。運賃は3元。

茄子肉丁麺

茄子肉丁麺夕飯は宿の近くで茄子肉丁麺(10元/約200円)を食べる。刀削麺に四角に切られた茄子と豚肉に炒め物と醤がかけられている。醤がスープ代わりで味は赤味噌に近い感じだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.69元
鉄道 12.5元 硬座 涿州→北京西
バス 17.8元 路線バス
地下鉄 3元
張飛廟 20元
合計 72.99元

朝4時に天安門広場

03:30に起床するが同じドミの中国人の姉ちゃんたちも起きて準備している。姉ちゃんたちに一緒に行こうと誘われるが断って部屋を出る。一緒に行くの面倒だし。

天安門広場の検査場04:00頃、今日も天安門広場にやってきた。既に国旗掲揚式見物の行列ができているが、左の列は通れないので昨日同様、保安に並び直すように言われトラブルになるだろう。

誰も並んでいないで、自分は誰も並んでいない右側の場所を陣取る。ここがこの安全検査場の2カ所ある入口の1カ所である。もう1カ所は昨日並んでいた真ん中の場所で既に行列だ。

このまま約1時間半待機となるが物売りのおっちゃんが国旗の小旗を売っていたりと夜明け前から商売熱心だ。それと行列の中ではおっちゃんが痰吐いたりといつもの光景が・・・。文明旅游はどうなった?

誰も並んでおらずで、行列がかなり長くなったが自分の後ろには誰もいない。こちらも入口なのだが特に教える必要もないだろう。「小日本の言うことなんか信じられるか!ボケ!」と言われるのがオチだし。

誰も並んでおらず05:10頃、行列の最後尾がどの辺りかは確認できないが50m以上はあるだろう。でも、自分の後ろには誰もいない。

誰も並んでおらず05:20過ぎても後ろには誰もいない。代わりに行列に並んでいる観光客の視線が。どうやら一人で突っ立っているので不審に思われているようだ。

行列で、入口でない左側には4列ぐらいで行列が続いている。このあと絶対にトラブルになるよ。何で保安は事前に誘導しないのだろうか?それに先頭狙うなら前日の夕方とかに確認しておけば並ぶ場所間違わないだろうに。

後ろに行列ができた05:25頃、安全検査場が開いて自分の後ろに行列ができる。予想通りの展開。

そして、予想通り保安と左端に並んでいた観光客たちのトラブルが発生。大きな国旗持って来たりと気合いが入っているのに保安に後ろへ並ぶように言われている。もちろん大人しく言うことを聞く人たちではありませんから騒ぎます。

何で「ここ通れません」みたいな看板置かないのだろうか?ここの警備は雑踏警備の一種だろうから、ちゃんと導線確保しないとダメだと思うが。勤務時間外の事はどうでもいいという事かな。

公安が出てきて隣の入口に交互に通るということで騒ぎを収めていたが交互に順番守るかは怪しい。2日連続で同じトラブルが発生しているので毎日発生していそう。
案内看板立てた方がいいと思うのだが。

天安門広場05:30頃、安全検査が始まり天安門広場へ。天安門広場を走って場所取りへ向かうが、05:38頃、今日は何とか良い場所を確保できた。この夜明け前の時間帯しか天安門広場を走ることはできないだろう。昼間走ったら公安や武警に捕まるだろう。警備についている武警の側には消火器が置かれている。やはりテロかラマ僧の焼身自殺を警戒か?

今日の日の出は06:23だ。このまま待機になるが何やら天安門が霞んで見える。上を見上げると明けの明星とか星空見えず空が曇っている。これは撮影条件が悪い、やる気半減だ。まあ、今更帰るわけにもいかないし見物はしていく。待機していると最前列の見物客だけ公安の身分証確認が始まりパスポート提示。ビザ欄だけ確認して何事もなかったかのように返却。小日本には用はなかったようだ。

国旗掲揚式06:20頃、天安門から衛兵が出てきた。

国旗掲揚式06:23に中国国歌の義勇軍進行曲が流れ国旗が掲揚される。昨日同様で周囲に国歌を歌っている観光客はおらず。撮影している観光客は多数いる。

天安門広場国旗掲揚式が終わり引き上げるが天安門広場は既に観光客で大混雑だ。

地下鉄2号線09:50頃、上林国際青年旅舎をチェックアウトして前門から地下鉄2号線で鼓楼大街へ移動する。

北京爬梯国際青年旅舍

北京爬梯国際青年旅舍運賃は4元、10:35頃、鼓楼大街から20分ほど歩いて、10:55頃、北京爬梯国際青年旅舍(北京爬梯国际青年旅舍/Beijing Party Youth Hostel)に到着する。
Booking.comで予約しておいたので予約確認書みせて登記は問題なし。1泊49.6元で2泊する。

北京爬梯国際青年旅舍部屋は10人ドミトリーでトイレ・シャワー付きだ。トイレ・シャワーは共同でいいから別々の方が使い勝手がよいのだが。Wi-Fiは電波良好でネットの速度は問題なさそうだ。

一見すると普通のユースホステルかと思ったのだがこの後重大な事実に驚く。トイレ・シャワーのドアノブ壊れていたのだ。鍵かからずドアノブ回さず少し押すだけで扉全開です。これではウンコ中に誰か入ってくるというか、もうヤバイです。落ち着いて踏ん張れません。おまけにトイレ壊れておりタンクの蓋外されています。これではユースホステルというか農民工用の招待所じゃないか。はっきり言って失敗だ。

刀削麺

刀削麺昼食は近くの食堂で刀削麺(9元/約180円)を食べる。北京では炸醤麺を扱っている店が多いが刀削麺も多い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
宿泊費 99.6元 1泊49.8元×2
地下鉄 4元
合計 117.1元

密雲県へ

04:30頃、起床して地下鉄の鼓楼大街駅へ向かう。空を見ると星が見えるので天気は晴れのようだ。外は少し肌寒いが天気予報だと昼間は気温が25度の夏日だ。この時期の北京は寒暖の差が激しい。

今日は北京の北西に位置する密雲県の雲蒙山長城公園を目指す。雲蒙山長城は万里の長城の一部で北京周辺の長城の中ではマイナーな部類に入るだろう。一般的には八達嶺長城、水関長城、居庸関、司馬台長城、金山嶺長城あたりが外国人が訪れる所であろう。

鼓楼大街駅05:30頃、地下鉄2号線に乗車、運賃は3元、東直門駅で下車する。東直門は路線バスターミナルの東直門枢紐站もありかなり重要な駅である。

980路快

980路東直門から密雲県まで移動だが980路と980路快のバスで行ける。

北京のおサルさんで、980路快は停車するバス停が少なく速いのだが、ご覧の通りバスには並べないおサルさんが群がってカオス度MAXだ。ここは中国の首都北京だよね?これどういうこと?永楽帝、乾隆帝ら明清の歴代皇帝たちはこの光景を見れば悲しむだろうな。おサルさんの群れに入る勇気はないので空いている980路のバスに乗車して密雲県へ向かう。運賃は公交ICカードで7元だ。

05:50頃、バスが発車する。いくつかのバス停に停車すると満席、通路に乗客が溢れるが、隣のおっさんがタバコ臭い。さらに後方では痰吐きと手鼻の音がする。北京の路線バスはここまでカオス度は高くなかったのだが北京は一体どうなってしまったんだ?

密51路08:00頃、密雲鼓楼で下車する。密雲鼓楼のバス停からは司馬台長城へ行く密51路のバスを確認する。この情報は後日役立つな。

バス停車場50-100mほど道を戻り交差点近くの停車場で西口外行きの密68路のバスに乗車、密雲県でも北京の公交ICカードが使えるようになっており支払いが楽だ。雲蒙山長城へのバスは本数が少なく他には密60、密65でも行ける。

09:00にバスが発車する。09:35頃、雲蒙山長城ちかくの栗林山庄で下車する。運賃は公交ICカードで2.5元だ。

万里の長城・雲蒙山長城

雲蒙山長城バス停からというか、バス停はなく降りたところから100mほど戻り雲蒙山長城公園(雲蒙山長城風景区)に到着する。入場料は25元だが陝西旅游年票を使い無料で見物なのだが入場券売場に誰もいない。冬季休業は11月からのはずだが?まあ、誰もいないのでは仕方ないのでそのまま奥へ行く。そのうち公園のおばちゃんとかに遭遇するだろう。

雲蒙山長城雲蒙山長城風景区は密雲水庫(ダム湖)の西、雲蒙山森林公園の東に位置しており、現存する万里の長城は北斉の天保2年(552)、天保6年(555)に建設され、明の朱元璋により修復、永楽帝も訪れている。

雲蒙山長城雲蒙山長城を登っていくが勾配がきつくかなり険しい。手摺りとかはないので落ちたら崖下へ直行というような感じだ。長城の上を歩けるが幅が狭いので注意して歩く。

雲蒙山長城11:05頃、四方楼に到着。

密雲水庫四方楼を登ると遠くに密雲水庫が見える。

雲蒙山長城四方楼には誰もいないので貸し切り状態で見物だ。ここから更に長城を登ると烽火台があるのだが、長城が険しくなっているので引き返すことにする。11:50頃、長城を降り始める。

12:40頃、密雲県へ戻る省道へ戻ってきた。北京の東直門までは直線距離で約73kmだ。ここで県城へ戻るバスを待つ。13:00頃、密60路のバスに乗車、終点の大劇院まで2.5元だ。

13:35頃、終点の大劇院で下車するというか、密雲鼓楼のバス停と同じ場所なので、すぐに東直門へ戻る980路快が来るが混んでるよ。乗車せずに次のバスを待つが1分もしないうちに980路が来た。停車するバス停が多いので乗客は少なく空いている。時間はかかるが空いているので乗車する。運賃7元で15:50頃、東直門枢紐站に到着。

回鍋肉蓋飯

回鍋肉蓋飯東直門からは地下鉄2号線で鼓楼大街移動しユースホステルへ戻る。夕飯は近くの食堂で回鍋肉蓋飯(14元/約280円)を食べる。日本では回鍋肉炒飯を食べたことがあるのだが、ここの回鍋肉は唐辛子が多く使われており激辛風味になっていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
バス 19元 路線バス
地下鉄 6元
合計 39元

北京炮局工廠青年旅舍

北京炮局工廠青年旅舍10:30頃、北京爬梯国際青年旅舍をチェックアウトして鼓楼大街駅から地下鉄2号線で雍和宮駅へ移動。運賃は3元。雍和宮駅B出口から10分ほど歩いて、11:00頃、予約しておいた北京炮局工廠青年旅舍(北京炮局工厂青年旅舍/Beijing P.LOFT Youth Hostel)に到着する。2012年に宿泊しており3年ぶりになる。部屋は6人ドミトリー、1泊60元(会員料金)で2泊する。予約時に予約金を支払っているので残金108元支払う。

北京炮局工廠青年旅舍6人ドミトリーは少し狭めだ。各ベッドにはコンセントはあるが照明は無し、人数分の小型ロッカーがあるが鍵は掛けられないので歯ブラシや髭剃りの置き場所として利用かな。

北京炮局工廠青年旅舍で、床には洗面器や洗剤などが置いてあるので長期宿泊者・・・。いや、宿泊者ではなく住民が住んでいるいるようだ。Wi-Fiに関しては電波弱くて部屋では使えない。レセプション周辺の共有スペースでネットは使える。

西紅柿鶏蛋蓋飯

西紅柿鶏蛋蓋飯12:30頃、近くの食堂で西紅柿鶏蛋蓋飯(10元/約200円)を食べる。トマトと卵焼きがご飯に乗っている中国の家庭料理だ。

北京の交通マナー

横断歩道に駐車するカムリ食後に徒歩10-15分ぐらいの所にある北京孔廟と国子監へ向かうが、国子監街の入口の交差点で中国ならでは光景に遭遇する。交差点内でトヨタのカムリが路駐しているのだ。交差点内で更に横断歩道の上だ。首都の北京でも交通ルールは意味が無いようだ。いや、そもそも中国の法律では交差点や横断歩道上での路駐はOKなのかもしれない。日本では完全に取り締まり対象だ。

タクシーは客待ちで路駐しかし、よく見るとカムリの向こう側ではタクシーが路駐してトランク開けて運ちゃんが車磨いて客待ち中。交差点内に2台も路駐とは。タクシーの運ちゃんも何で交差点内で車磨くんだよ?渋滞になろうが関係ないということのようだ。

大気汚染酷い

北京孔廟13:45頃、北京孔廟に到着。入場料30元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

北京孔廟北京孔廟は「先師廟」「宣聖廟」とも称され、孔子を祀る廟で元、明、清の歴代王朝により祭祀が行われてきた。創建は元の大徳6年(1302)、大徳10年(1306)に完成する。明、清では増築、修復が行われ現在に至る。

このまま孔廟と国子監を見物と思ったが何やら建物が霞んでいる。今日は大気汚染がひどくAQI指数は280を超えて重度汚染になっている。大人しくユースホステルへ引き上げる。

猫耳炒め

炒猫耳朵夕飯は炒猫耳朵(15元/約300円)を食べる。耳朵は耳を意味しており直訳すると猫耳炒めとなるが、残念ながら本物の猫耳ではない。猫耳朵は漢民族の伝統麺料理の一種で麺の形が猫耳のようになっているので猫耳朵と呼ばれている。店によって具材は変わるが今回は猫耳朵、青菜、トマトの炒め物だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
宿泊費 108元 1泊60元(会員料金)×2
合計 125元

北京 天安門広場・国旗掲揚式

北京旅行記2015

鄭州駅

鄭州駅08:45頃、ユースホステルをチェックアウトする。カルフール前にある農業路関虎屯のバス停から2路のバスに乗車する。運賃は1元だが、鄭州駅の手前で運ちゃんが運転をやめてどこかへ。緊急のウンコタイムに突入したのでしばらく待たないといけないようだ。GPSだと鄭州駅まで800mぐらいなのでバスを降りて徒歩で駅へ向かう。10:00頃、鄭州駅に到着。

鄭州駅切符売場まずは切符売場へ行きネットで予約しておいた北京西行きの切符を受け取らなければならない。窓口に並び30分待ちを予想していたが、鄭州駅にはネット予約の受取窓口があったため奇跡的に待ち時間なしで切符を受け取る。

鄭州→北京

鄭州駅待合室いつもの切符と身分証確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。待合室はカオス度が高く改札口には先客がいる。今回は先頭は陣取れなかったが3番手を確保、まあ乗車バトルは大丈夫そうだ。

T290次の切符今回乗車するのは11:00発、T290次、南寧→北京西で終点の北京西へ移動だ。席は硬座、運賃は93元、距離は689km、所要時間6時間53分で17:53到着予定だ。

列車遅れる

列車遅延10:46に晩点(列車遅延)の放送が流れる。1時間38分の遅延なのだが列車到着6分前に晩点の放送とは。これだと1時間以上前には遅延することを予想できたと思うが分かっていても放置していたのだろう。列車遅延の原因についての説明はなく今日もいつものチャイナクオリティだ。

列車遅延ただ1時間半の遅れはまだマシな方だ。Z36次、Z98次は3時間以上の遅れになっており、Z列車で3時間以上の遅れは相当深刻だ。どこかで事故でも起こしたか?

鄭州駅改札口12:40過ぎになるが相変わらず列車は遅れたままだ。3番手で陣取っていた改札口は自分が先頭になり乗車バトルの準備は万端だ。

鄭州駅ホーム12:55頃、放送がありT290次の改札がもうじき始まりそうだ。駅員のおばちゃんたちが配置について改札が始まりホームへ移動。

北京西-南寧 T290次の行先票いつもの行先票を撮影して乗車する。

T290次の車内13:00頃、乗車して荷物棚を無事確保。これでクソガキが通路で小便しても大丈夫だ。荷物が汚染水にやられる危険性がなくなった。いや通路で小便すること事態がダメだな。

13:08に2時間8分遅れで列車が鄭州駅を発車する。車両が25Kで最高速度140km/hだから北京西駅到着までに遅れをどこまで取り戻せる?列車内は満席で連結部だけでなく通路にも無座の乗客が溢れており少しカオス度高めだ。河南省から河北省に入り石家荘を通過していくが遅れが2時間20分まで拡大して保定到着時には既に日は暮れて夜になる。

18:45頃、小便しにトイレへ行くが無座の乗客が通路に溢れているのでトイレへ行くだけでも一苦労。おまけにトイレの前には農民工のおっちゃんの肥料袋が積まれていて邪魔だし。で、トイレは地獄絵図であった。水切れで流れないし手も洗えないので最悪だ。さすがチャイナクオリティ!

北京西駅到着

北京西駅19:45、1時間52分遅れで北京西駅に到着する。ここから予約しておいた宿へ向かわなければいけない。

北京地下鉄1号線地下鉄で移動なのだが公交ICカードの有効期限が切れていたので窓口で10元チャージして復活させる。地下鉄9号線に乗車し軍事博物館で1号線に乗り換えて天安門東で下車する。運賃は4元だ。

非凡国際青年酒店

非凡国際青年酒店15分ほど歩いて、20:55頃、故宮東側にある非凡国際青年酒店(非凡国际青年酒店/Feelinn Hostel)に到着。Booking.comで予約しておいたので登記は問題なし。1泊50元で2泊する。部屋は6人ドミトリーで少し狭い。一応窓があるから外の空気が入るが今回は失敗か?先