トルファン駅到着
07:52頃、37分遅れでトルファン駅に到着する。天気は快晴で涼しいが昼には気温30度以上の真夏日になるのだろう。トルファン駅からトルファン市内までは50kmほど離れており駅近くのバスターミナルの大河沿汽車客運站からバスで移動となる。駅前にはホータンやウルムチ行きのバスが停車しているが利用しないのでそのまま通過する。
まず、駅の様子を確認するため切符売場へ行くが、まず駅の入口で身分証確認があり続いて切符売場の入口で手荷物のX線検査とボディチェックがある。2008年に訪れたときは切符売場への手荷物持ち込みはできなかったが、今回は警備は厳しいが手荷物は持ち込めた。
昨日の柳園駅もそうだったが切符売場へ入るだけでボディチェックがあったのでウルムチ鉄路管理局の管轄駅だけ他の地域より警備体制が厳しい。これはやはり漢族とウイグル族の大人の事情か?
切符売場を出てバスターミナルへ向かうがボリタクの運ちゃんの客引きが酷い。相手にせず駅前の坂を上っていくと「バスターミナルはなくなった」「上からバスは出ていない」とかいってくるが信じずに坂を上り交差点を右(東)へ歩いていく。
バスでトルファン市内へ
バスターミナルあるやん!やはり、東トルキスタンでも、ここは中国のようで平気で人を騙してくる。
まずはバス情報を確認してトルファン行きのチケットを購入する。
運賃は11元、09:00発だ。新彊ウイグル自治区では長距離バスにも実名制が導入されており購入時にパスポートが必須になっておりチケットに名前とパスポート番号が印字される。これも漢族とウイグル族の大人の事情が影響しているようだ。
出発まで時間があるのでバスの前で待機していると目の前でおばちゃんがガキに小便させている。ここはトイレでなく駐車場なのだが・・・。トイレはおばちゃんの前方30mほどのところにあるぞ!ここは東トルキスタンだが、中国であった。
09:00頃、バスが出発する。途中で客を乗せながら定員オーバーでバスが走る。交通ルールはあってないようなもので、いつもの中国の日常である。
09:45頃、トルファン市入口の国道の料金所を通過するが、ここに検問所がありここで運ちゃんが乗客の身分証を回収するが、自分はパスポート回収されずそのまま素通りで外人は対象外のようだ。公安の身分証確認が終わりトルファン市内へ入る。一体何のための検問だろうか?
10:20頃、バスターミナルに到着するが、すでにトルファンは日差しが強く暑い。そして、7年前とは違いバスターミナルは移動して新しくなっていた。
まずはバスターミナルでバスの状況を確認しようとしたら時刻表や運賃表が一切なく調査できずであった。仕方がないので今日の宿へ向かう。
バスターミナルから直線距離で約2.4km離れており、ひたすら歩く。
久しぶりのトルファンの印象だがとにかくハエが多い。以前もこんなに多かったかな?
そこらじゅうでハエがブンブン飛んでいる。市内にはビルが建ったり建設ラッシュで発展中なのだが、衛生面に関してはその辺の中国の田舎と同じでハエが飛び交っている。
11:15頃、eLongで予約しておいた吐魯番達卜青年旅舍(吐鲁番达卜青年旅舍/Dap Youth Hostel)に到着する。予約しておいた部屋は1泊35元の8人ドミトリーで2泊する。
宿泊登記は問題なかったがレセプションのカウンターの後ろに武装警察が使っていそうな盾が2つあった。盾には「民兵」の文字がある・・・。日本のコンビニでもレジカウンターに木刀や竹刀の類が隠してあるけど、トルファンでも何かあるのでしょうか?
で、このユースホステルはウイグル族の民家を改装しており西域の雰囲気が出ている。
そして、8人ドミトリーには欧米人の先客がいたが、何と張掖のユースホステルで同じドミトリーだったスイス人であった。ここはBooking.comでも予約できるから欧米人がいても不思議はないな。
13:00頃、昼食に牛肉麺(7元/約7元)を食べる。昨日の午前中に牛肉麺を食べて以来の食事だ。トルファンの物価は牛肉麺7元、炒飯類10元、ミネラルウォーター500ml1元、ペプシ600ml3元、ナン2.5元といった感じだ。物価は敦煌や嘉峪関よりちょっと高い感じだが、スーパーの特売品に康師傅のミルクティー500mlが1.99元だったり頑張っている部分もある。
食後はウイグル族の店でナン(2.5元/約50円)を2枚購入する。夕方に新彊ウイグル自治区の地場系スーパーの阿尔曼超市でブルーベリージュース480ml(3元/約60元)を購入する。地場系スーパーでイスラム教とのための店なのだがビールとかも扱っているが、ウイグル文字の入った地元の商品が豊富なのが特徴だ。でも、大規模店舗が少なくコンビニ程度の店が多い。
ユースホステルに戻り天気予報を調べてみたら今日のトルファンの最高気温は33度であった。あれだけ日差しが強ければ当然の気温だな。最低気温は14度でかなり涼しく寒暖の差が激しい。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 17元 | |
宿泊費 | 70元 | (1泊35元×2) |
バス | 11元 | (大河沿→トルファン市) |
合計 | 98元 |
トルファン郡王府
08:30頃、ユースホステルを出て南東へ約2km離れた蘇公塔とトルファン群王府へ向かう。バスで近くまで行けるが歩いていける距離なので歩いていく。09:00頃、トルファン群王府に到着。入場料は20元だが建物が新しすぎるのと今までの経験上、こういった建築物はことごとくハズレを引いているので外から見るだけにしておく。
トルファン群王府はトルファン群王の額敏和卓(1694-1777)の邸宅である。額敏和卓は清朝に帰順し康煕年間から乾隆年間にかけて武勲を挙げ乾隆帝から群王に封じられている。
周辺にはブドウ畑で覆われているがまだ1ヶ月ぐらい時期が早く果実は成っていなかった。
蘇公塔
入場券売場にトルファンの観光地の料金表があったので撮影しておく。
そして、トルファンでは観光地のセット券が何種類も販売されており単体で買うより安く見物することができる。ただし、有効期限がどうなっているかは不明だ。
蘇公塔は額敏塔とも呼ばれ、清の乾隆42年(1777)に建立される。高さ37mのイスラム様式の塔で新彊ウイグル自治区で現存する最も古い塔である。蘇公塔はトルファンの主要観光地として知られているが、モスクでもあり礼拝所にもなっている。
10:20頃、蘇公塔を離れて裏手のバス乗り場へ向かう。蘇公塔の裏手が6路のバスの終点になっているのだが案内表示とかはない。代わりに道路の路面にバスが転回した跡が残っているので、ここが終点というのがわかる。10:35頃、6路のバスに乗車してトルファン市内へ戻る。運賃は1元だ。
トルファン賓館の前を通過して、10:45頃、市中心の高昌路にある大十字のバス停で下車する。
大十字からは5路のバスで葡萄溝口、202路のバスで高速鉄道のトルファン北駅へ行くこともできる。そして、この高昌路に地下街ができていた。トルファンに地下街があるというのは驚きである。田舎のはずがいつの間にか都会に変貌していた。
11:00頃、トルファン客運站に行ってみるがタクシーの客引きがしつこい。日本語で返答して撃退していったが、一人だけ日本語ペラペラのウイグル族に遭遇してしまう。ああ、あの人か!ネットで評判の悪いバスターミナル前で日本語を話すガイドだよ。自分も以前2回ほど遭遇している。まあ、あまり関わらない方がよさそうなのでバスターミナルを離れる。
昼頃、トルファン博物館に到着する。百度地図やグーグルマップでは古いトルファン博物館しか表示されておらず、この新しい博物館はまだ掲載されていなかった。トルファン博物館は入場料無料でパスポートがあれば入場券がもらえる。
内部は撮影禁止なのだが誰もそんなことにはかまわず記念撮影中だ。展示内容は恐竜の化石からシルクロードに関する展示まであるのだが一番の見所はトルファンで出土したミイラだ。以前の博物館では見学者はほとんどおらずミイラの扱いは大切にされている様子はなかったが、この新しい博物館ではちゃんと展示されており見学者も多くかなり待遇改善された様子だ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 15元 | |
バス | 1元 | 路線バス |
蘇公塔 | 45元 | |
合計 | 61元 |
白駝青年旅舎
09:20頃、ユースホステルの達卜青年旅舎をチェックアウトする。15分ほど歩いて火焔山賓館の敷地内にある白駝青年旅舎に到着する。eLongで予約してあり1泊40元の8人ドミトリーに4泊する。
部屋は広さは普通でベッドにはコンセントや照明はなし。OAタップで電源は確保できる。部屋の掃除はあまりしていない感じで空き瓶やペットボトルが大量にある。ハエはいなかったので、まあいいかな?共同のトイレ・シャワーは許容範囲内。
WiーFiの状態は良好。トルファン博物館まで徒歩10分、天馬超市は徒歩3分で立地はまずまずだ。欧米人は数人いたが客は少ない感じだ。
世界遺産 交河故城
10:30頃、市政府のバス停から101路のバスに乗車して交河故城へ向かう。運賃は1元だ。終点の交河路口から約4kmほど歩いて、昼頃、交河故城に到着する。
交河故城は世界最大、最古の版築で築かれた都市遺跡で周囲を深さ約30mの断崖で囲まれ要塞都市でもある。
紀元前2世紀頃には車師の人々が居住しており紀元前108-450年の間は車師前国の都であった。その後は高昌国や唐の支配下にあったが14世紀に戦火で放棄された。2014年にシルクロードの一部として世界文化遺産に登録されている。
都市遺跡で敷地は広いのだが木が一本も生えていないので日差しの強いトルファンでは見物も一苦労だ。5月とはいえ最高気温は平気で30度以上の真夏日である。それでも今日は涼しい方で暑いと38度とかまで上がるそうだ。水は500mlのペットボトルより1.5Lとかを用意しておいた方がよい。
1時間ほどの短時間しか見物していないが、13:00頃、交河故城から約4km離れたバス停へ向かう。遺跡を隅々までしっかり見物するには2時間ぐらい欲しいところだが、あまりの暑さで倒れそうなので切り上げた。
交河故城からひたすら歩いて、14:10頃、101路の終点に交河路口に到着する。1路や102路のバスなら交河故城からさらに近い約2.7kmのところの兴渔水产公司まで来るのだがバスの本数が少なく結局遭遇することはなかった。
カレーズ民俗園
運賃は1元でバス停から南へ歩いていき、14:25頃、カレーズ民俗園(カレーズ博物館)に到着する。入場料は40元だ。
ここは地下水路カレーズの博物館であり、カレーズの歴史や工法を知ることができ、実際に地下のカレーズを見学することができる。でも、入場料40元はボッタクリ。
15:00頃、新城西門のバス停から101路のバスに乗車して市内へ戻る。運賃は1元だ。
15:15頃、天馬超市のバス停で下車して目の前の白駝青年旅舎に戻る。そして、徒歩3分ほどのところにある天馬超市でトルファンワインのトルファン紅酒750ml(9.9元/約198円)を購入する。
夕飯はナンを食べながらトルファンワインを飲むがトルファンワインの中の安ワインを購入したので正直言って普段酒を飲まない自分にとっては不味いワインであった。ワインといっても原材料に白砂糖と表記されている時点で本物のワインではないというのはわかっていたが、高いちゃんとした奴なら美味いのかな?
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 16.9元 | |
宿泊費 | 16元 | (1泊40元×4) |
バス | 3元 | 路線バス |
交河故城 | 70元 | |
カレーズ民俗園 | 40元 | |
合計 | 145.9元 |
イスラム教聖地の吐峪溝
朝から天気は曇りで涼しい。08:30頃、トルファン客運站を訪れる。今日は吐峪溝(吐峪沟)を訪れようと思い、吐峪溝行きのチケットを買おうとしたが直通バスはないらしく吐峪溝近くを通過する魯克沁(鲁克沁)行きのチケットを購入する。運賃は15元でパスポート必須であった。
時間までバスターミナルの待合室で待機となるが、ここでトルファンのバス運賃時刻表を見つけ撮影しておくが、魯克沁(鲁克沁)行きが11:00からの運行になっている。先ほど購入したのは10:00発なのだが・・・。時刻表はあまりあてにならないかも?
09:40頃、バスに乗車して出発を待つが雨が降ってきた。年間降水量30m程度のトルファンで雨に遭遇するのはかなり珍しい。でも、雨といってもごく僅かで降水量として観測されるほどではない。
10:00頃、バスが出発するが乗客は自分と地元民6人、欧米人1人の8人だけなので途中で客を乗せながらの運行となる。途中、火焔山景区で欧米人が下車して、ベゼクリク千仏洞との分岐点、アスターナ古墓群近くの二堡を通過して、11:00頃、吐峪溝の標識が見えてきて、分岐点で下車する。
あとは約3km歩いて、11:45頃、吐峪溝に到着する。入場料は30元だ。
(吐峪溝への行き方はこちらの情報が詳しい)
吐峪溝は2000年代前半まで外国人立ち入り禁止の秘境であったが現在は自由に観光できるようになっている。そして、吐峪溝はイスラム教の聖地でありマザール(麻扎)と呼ばれる聖人の霊廟がある。
景区内には古民居やドイツ人探検家の家があるのだが、どうみてもボロ家だ。所々に人が住んでおらず崩れた廃墟もあり、これで30元取るのはボッタクリだろ!さらに霊廟のマザールは料金表には出ていない別料金20元になっていたし、吐峪溝千仏洞は立ち入り禁止になっていたし。
おまけに吐峪溝大峡谷は砂防ダムだかの大型治水工事中で大峡谷の景観が失われそうな気配が・・・。さらに峡谷には地元民が捨てたのか大量の生活ゴミが・・・。
はっきり言って吐峪溝は、ただのボッタクリ観光地で見る価値なしであった。いや、立入禁止で見られない所も多いな。13:00頃、吐峪溝を離れて来た道を戻る。
西遊記の火焔山
13:40頃、分岐点まで戻ってきた。あとはトルファン方面へ向かうバスを待つだけだが、分岐点の近くに火焔山の石碑があるではないか!目の前の山が西遊記にも出てくる火焔山であった。これでわざわざ火焔山景区へ行く必要はなくなった。
しかし、トルファン方面のバスが来ない。たまにボリタクが通るのでアスターナ古墓群近くの二堡までいくらか聞いてみると20元とかなめたことをいう。まあ、この辺は予想通りだ。二堡までは10kmあるので10元なら出してもよいが特に急いではいないので断っておく。バスが来るまでは火焔山を眺めながら待つが天気が晴れてきたので気温が上がり暑い。
まだ真夏ではなく風があるのでマシだが、トルファン郊外の観光は見物時間が短くてもツアーで回った方が絶対によいだろう。日差しの照りつける道路でバス待ちは生命の危険がある。吐峪溝は往復に手間がかかる割には見る価値がなかった。まあ、火焔山景区、アスターナ古墓群、高昌故城へのおおよその道はわかったので良しとしよう!
16:15頃、西の空が怪しい雲行きになってきた。空が茶色っぽいし強風が吹いている。どうやら砂嵐が近づいているようだ。
16:30頃、ようやくバスを捕まえ乗車する。バスが砂嵐の中を西へと走る。しかし、砂嵐といっても、これは序の口程度だ。本当の砂嵐は前が見えなくなるほどの強さだ。夜になりウルムチでの宿確保のためにユースホステルの新疆雷鳥国際青年旅舍を予約しておく。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 5元 | |
宿泊費 | 10.5元 | ネット予約:新疆雷鳥国際青年旅舍 |
バス | 30元 | トルファン↔吐峪溝分岐点 |
吐峪溝 | 30元 | |
合計 | 75.5元 |
アスターナ古墓群
朝から晴れでトルファンらしい天気だ。10:25頃、トルファン客運站へやってきた。今日はアスターナ古墓群と高昌故城へ向かう。今日も魯克沁(鲁克沁)行きのチケットを購入しバスに乗車する。
バスは10:50発で昨日と同じバスで運ちゃんは「あー!昨日の外人だよ!」というような反応を示している。10:50頃、バスが出発して火焔山景区を通過して、11:35頃、火焔山の南に位置する二堡で下車して、まずは最寄りのアスーターナ古墓群へ向かう。
西へ歩いて葡萄畑の中を歩いていくと左手(南)に観光施設っぽい建物が見えてくる。
入場料は40元で少し高めであるが唐代の古墓を見ることができる。
古墓には鍵が掛かっており見物は係員付き添いになり全部で3つの古墓を見物する。
地下の墓室内は撮影禁止となっており地上部分だけの撮影となる。
1カ所目の墓室は人物の壁画があり、2カ所目は鳥の壁画、3カ所目は夫婦のミイラが展示されている。見物自体は15分ほどで終わりあとは地上部分を見物するだけだ。
古墓自体は少々物足りないが展示室の上から周囲を見渡せるようになっており火焔山の絶景が見られる。12:40頃、アスターナ古墓群から高昌故城へ向かう。
南へ歩くが日差しが強く体力の消耗が激しい。水筒の水は残り少なく心許ない。そして、歩いていると葡萄畑の脇で灌漑用の井戸水が汲み上げられているのを見つける。井戸の脇では地元のウイグル族のおっちゃんが顔を洗って水を飲んでいる。地元民が飲んでいるので井戸水飲んでも大丈夫かな?熱中症で倒れて干物になるのもいやなので、トルファンの井戸水で水分補給する。この後、下痢ピーピーになるかもしれないが背に腹は代えられない。
高昌故城
14:00頃、三堡の東にある高昌故城までやってきたが、入口は高昌故城の南側にあるようで、現在地は高昌故城の北側におり、さらに6kmぐらい歩く必要がある。入口まで歩くと本当に熱中症になりそうなので北側の城壁跡だけ見物して二堡へ向かう。
高昌故城へは現地ツアーを申し込むか、トルファン客運站の前から三堡行きのボリタクで高昌故城まで行ってもらうしかなさそうだ。15:15頃、二堡に戻ってきた。15:25頃、トルファン行きのバスに乗車する。16:10頃、トルファン客運站に到着する。運賃は10元であった。行きは15元だったのだが、帰りは10元になっており、おそらくバスターミナルの外だと安いようだ。
トルファンワイン
夕飯はナンと饅頭だ。それとまたトルファンワインを買ってきた。今度は砂糖入りの安酒でなく、ちゃんとしたワインだ。産地もトルファンの葡萄溝で正真正銘のトルファンワインだ。
ただし、値段が30元(約600円)で一昨日買った砂糖入りの安ワインの3倍以上の価格だ。もう超贅沢しています。代わりに毎日ナンとかしか食べられないですけど・・・。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 36.2元 | |
バス | 15元 | トルファン→二堡 |
バス | 10元 | 二堡→トルファン |
アスターナ古墓群 | 40元 | |
合計 | 101.2元 |
とりあえずデータ復旧する
一時帰国の原因となっていた吹っ飛んだデータが一部救出できた。毎日少しづつデータを復元してきてようやく復元が終わった。終わったといってもHDDのMBRが吹っ飛んでいたのでセクタスキャンで滅茶苦茶時間はかかるし交通事故現場の動画データは復旧できなかった。まあ、これで少しづつWEBサイトの更新ができる。
夕方になりドミトリーに台湾人2人と中国人1人の3人組がやってきた。元々は1人で行動していたが張掖から3人で行動して新疆ウイグル自治区を廻るそうだ。台湾人の兄ちゃん2人組は観光地の入場券が高いとか中国ではどこがおすすめかとかの情報交換をする。
中国人の兄ちゃんは日本人に会うのは初めてということで色々と歴史教科書とかについて聞いてきたので、教科書に南京大虐殺が掲載されており被害者数に様々な意見があることや、日本では自由に政府批判ができ首相官邸の前で自由に抗議行動が行われているとか、愛国心についても殆どの日本人は興味が無いし、学校で教師が子どもたちに愛国を語ったら抗議殺到とか言ったら、頭を抱えていた。
台湾人の兄ちゃんは笑いながら台湾も同じようなもので自由に政府批判できるとか言っており、中国の学校教育は洗脳とかまで言い放っていた。中国人の兄ちゃんは教師が言っていたことと違うと語り、黙りこんで考え込んでしまった。中国人の兄ちゃんに何かが起こっているようだ。台湾人の兄ちゃんはその様子を楽しそうに見ていた。何か困るようなこと言ったか?
そして、台湾人の兄ちゃんがトルファンにいる中国人は何も恐れていないと言い、唯一恐れていることは銭が無くなることだと語る。中国人は銭が全てだとある意味で核心を突く。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13.2元 | |
合計 | 13.2元 |