東南アジア旅行記2015-タイ・ラオス陸路国境越え&メコン川スローボート

タイ・ラオス陸路国境越え

チェンライ第1バスターミナル→第2バスターミナル

06:30頃、起床し出発準備をする。同じドミトリーの欧米人5人はまだ夢の中だ。07:10頃、ユースホステルをチェックアウトする。2分ほどでチェンライ第1バスターミナルに到着し、第2バスターミナル行きソンテウに乗車する。運賃は15バーツ。

待機しているとフランス人の夫婦が乗車してきた。そして、「昨日メコン川で見たよ!」と話しかけてきた。昨日、ゴールデントライアングルからチェンセーンへ戻るときに乗ったソンテウに乗車していた夫婦であった。

07:40頃、ソンテウが発車するが客は自分を含めて、フランス人2人、地元民1人の4人。客が少ないので運ちゃんが1人20バーツとか言っているが、正規運賃は15バーツだ。昨日小銭のバーツをすべて使いきってしまったので、15バーツしかない。

そのまま15バーツ払ってみたら何も文句言われずにすむ。文句言われたら歓迎されない500バーツ札とかの高額紙幣で払うところであった。他の3人は20バーツを払っていた。

07:50頃、チェンライ第2バスターミナルに到着する。昨日購入したラオス・フアイサーイ行きチケットをTHE TRANSPORTの窓口で正式なチケットに交換する。窓口のお姉ちゃんにパスポートを渡して3分ほどで手続き完了。

出発時間の10:00まで待合室で待機となる。ちなみにチケットにはBOKEOと表記されているが、これはフアイサーイ(Huay Xai)の所在地であるボーケオ県を示しており、地元民はBOKEOと呼ぶのが一般的である。

タイ→ラオス国際バス

そして、バスターミナルにいる犬たちが突然吠え始めた。さらに周辺のタイ人が全員起立している。これは8時のあれか!そう、タイでは毎朝8時に公共の場所で国王賛歌が流れるのだ。郷に入れば郷に従えで自分も起立する。

近くの欧米人の姉ちゃん2人は状況が分からず座ったまま周囲をキョロキョロしている。まあ、外国人は知らなくて当然だろう。バスターミナルの犬たちは日課になっているようで吠えている。犬たちも王様への忠誠心があるということか?

08:50頃になるとTHE TRANSPORTの窓口に欧米人旅行者が見え始めた。ラオス行きの客のようだ。ラオス行き国際バス発車時間10:00になったが、まだバスがこない。欧米人旅行者たちとそのままバスが来るのを待つ。

チケットオフィスには欧米人旅行者がラオス行きのチケットを購入しているので、余りがあれば当日出発直前でも購入可能なようだ。でも、実際は発車時間が、とっくに過ぎているのだが、バスが来ていなければ販売するようだ。10:20頃、ラオス・フアイサーイ行きの国際バスが到着し乗車する。

乗客は自分を含めて14人で、半分が欧米人で、残りはタイもしくはラオスの地元民かな?乗車率は4割ぐらいで空いておりラオス行き国際バスの人気はそれほど高くないようだ。10:40頃、40分遅れでチェンライ第2バスターミナルを出発する。

国道1号(アジアハイウェイ2号)からすぐに国道1020号、国道1152号のアジアハイウェイ3号へ入りラオスとの国境の町チェンコーンのある北東へ向かう。12:30頃、チェンコーンの町と第4友好橋の分岐点になる交差点を過ぎて、チェンコーンバスターミナルで5分ほどトイレ休憩となる。

タイ・ラオス陸路国境

12:40頃、バスターミナルを出て交差点まで戻り、国道1356号に入り、12:45頃、チェンコーンの第4友好橋に到着する。ここでバスを降りてタイ側イミグレーションで出国手続きをする。

出国カウンターの手前でパスポートと出国カードの確認があり、出国カードをスーツケースに入れたままの欧米人がバスまで出国カードを取りに戻っていた。バスがまだ入口に停まっていたからいいが、出口側に行ってしまったらどうするのだ?

出国手続きを終えてイミグレーションを出る。友好橋のシャトルバスのチケット売場のお姉ちゃんが乗ってきたバスが来るまで待つようにと指示。少ししてバスが出口に到着、バスに乗車して全員が揃うのを待つ。

13:00頃、乗客全員が揃いバスが発車してタイからラオスへ。

橋の手前で左側通行から右側通行へ変わり第4友好橋を渡り、13:07にラオス側フアイサーイのイミグレーションに到着。バスを降りて入国カードを入手して記入する。

欧米人はアライバルビザの申請窓口に並んでいるが、自分は入国カウンターへ向かうが、入国カウンター手前の売店近くにラオス開発銀行(LDB)の両替所があったので500元をラオス・キープに両替する。500元が690500キープになった。

続いて入国カウンターへ行くが窓口に誰もいない・・・。人を捜していたら係官のお姉ちゃんがやってきた。15日のノービザで入国スタンプをもらい、13:25頃、誰もいない税関の机の前を通過してイミグレーションを出る。ラオスの出入国管理体制って・・・。

イミグレーションを出たところにもラオス外商銀行(BCEL)の両替所があった。

レートを確認したら、ラオス開発銀行(LDB)よりレートがいいではないか!500元で大瓶のビア・ラオ2本分の差になる。一つ勉強になった。

ラオス・フアイサーイ

欧米人たちのビザ待ちで待機となり、13:40頃、バスが発車する。

13:50頃、フアイサーイバスターミナルに到着する。

まずはフアイサーイのバスの状況を確認する。運賃表兼時刻表を見てみると中国やベトナム行きのバスがあるが、ディエンビエンフーやハノイ行きのバスは相当きつそうな気がする。

次の目的地のルアンナムター行きのバスは運賃は60000キープだが時刻は出ていない。とりあえず、窓口でバスがあるか聞いてみると今日のバスはなく、明日の08:30にミニバンのルアンナムター行きがあるという話であった。

今日のルアンナムター行きのバスがないのでフアイサーイで1泊することになるが、バスターミナルからフアイサーイの町は直線距離で6kmぐらい離れている。トゥクトゥクはさっき欧米人たちを乗せて出払ってしまったし、14:00頃、とりあえず歩いて行くことにする。

しかし、この歩くという選択は間違いであった。炎天下の中歩くのは自殺行為であった。おまけにフアイサーイの町までいくつもの上り坂があった。途中でトゥクトゥクがクラクション鳴らしてくるが、ここまで来たら意地でも歩いてフアイサーイの町まで歩いていかなければ・・・。

FRIENDSHIP GUESTHOUSE

2時間歩いて、16:00頃、FRIENDSHIP GUESTHOUSEに到着する。やっぱトゥクトゥクに乗るべきであった。

FRIENDSHIP GUESTHOUSEに1泊するが、部屋は4人ドミトリーで1泊50000キープ(約750円)だ。夜に欧米人のおっちゃんが1人来て4人ドミトリーを2人で使用する。

スローボート船着場

ルアンナムターへ行こうと考えていたが、急遽予定変更でスローボートでルアンパバーンへ行くことにする。そこで、スローボートの船着場へ向かう。16:30頃、スローボートの船着場に到着というか、イミグレーションがある。ここから対岸のタイ・チェンコーンへ行けるのか?

イミグレーションの隣にスローボートのチケットオフィスがあったのだが窓口閉まっている。近くのおっちゃんに聞いたらハンモックで昼寝中の兄ちゃんを指さし、そして、起こしてくれた。兄ちゃんにスローボートのチケットを購入したいことを言うと今日は営業時間終了で、明日の08:00から販売ということを確認する。

ラオス料理

ラープ16:45頃、通り沿いのレストランで夕飯を食べる。ラオス語と英語メニューがあったがおばちゃんに地球の歩き方を見せながら聞いてラープ(25000キープ/約375円)とカオニャオ(5000キープ/約75円)を注文する。

カオニャオこちのご飯はカオニャオと呼びます。

17:30頃、フアイサーイ-チェンコーンの渡し船の船着場にやって来たが誰もいない。廃墟になっている。どうやら、ここの船着場は廃止され、スローボートの船着場にイミグレーションが引っ越したようだ。

メコン川の夕日を見ながらビア・ラオ640ml(10000キープ/約150円)を飲む。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

City Home Guest House
N 19°54’19.85″
E099°49’59.72″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
チェンライ第2バスターミナル
N 19°51’30.52″
E099°49’14.56″
チェンコーンバスターミナル
N 20°13’36.48″
E100°24’10.90″
タイ側チェンコーンのイミグレーション
N 20°12’58.40″
E100°26’06.14″
ラオス側ファイサーイのイミグレーション
N 20°13’01.74″
E100°27’42.04″
ファイサーイバスターミナル
N 20°15’05.26″
E100°27’10.95″
FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
両替

500元→609500キープ

本日の出費
項目 金額 備考
ソンテウ 15バーツ 第1バスターミナル→第2バスターミナル
合計 15バーツ
本日の出費
項目 金額 備考
食費 40000キープ
宿泊費 50000キープ
合計 90000キープ

メコン川のスローボート1日目

スローボートのチケット購入

07:50頃、ゲストハウスを出てルアンパバーン行きスローボートの船着き場へ向かう。途中、フアイサーイールアンパバーンと表記されたMINI VANが欧米人を乗せていたので、バスターミナル発以外のツーリストバスみたいなのが運行されているようだ。料金は割高かもしれないが、わざわざバスターミナルまで行く必要がなければ需要はあるだろう。

08:05頃、スローボートの船着き場に到着するが、すでにドイツ人の姉ちゃん2人組がルアンパバーン行きのチケットを購入していた。

そして、自分もスローボートのチケットを購入するが、まず乗船名簿に名前、パスポート番号、国籍、性別、行き先のルアンパバーンにチェックを入れて220000キープ(約3300円)を支払う。

乗船名簿は自分より前の7人全員がドイツ人女性であった。スローボートは欧米人に人気というのは聞いてはいたが、特にドイツ人女性に大人気なのか?それとチケットオフィスの隣にイミグレーションがあり地元民が出国手続きをしていた。やはり、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船はスローボートの船着き場に移動していた。

チケットを購入したのであとは出航時間の11:00まで時間があるので、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船があった旧船着き場へ行ってみる。やはり、渡し船は出ておらずここのイミグレーションは閉鎖されていた。

寺からメコン川を見る

08:30頃、続いて近くの寺院のVAT CHOME KHAOU MANIRATNへ行ってみる。

階段を上りきると眼下にメコン川が見える。

寺の本殿では地元民が読経をあげている。

この寺とラオス・タイ国境を流れるメコン川以外はフアイサーイに観光地と呼べる場所はないだろう。

フォーを食べてスローボート船着場へ

寺を見物したあとは近くのフォー屋で鶏肉のフォーを食べる。値段は15000キープ(約225円)だ。

10:20頃、ゲストハウスをチェックアウトというか鍵をカウンターに置いて勝手に出ていく。10:35頃、スローボートの船着き場に到着。

乗船する船がよく分からないのでチケットオフィスのおばちゃんに聞いてみると、「No.47」と言っているので47番の船を探すと、チケットオフィスの下に47番の船が停泊していた。

スローボートでフアイサーイ→パークベン

すでに欧米人が多数乗船している。とりあえず空いてる席を確保して近くの売店で水と食料を調達。ラオ・ビアを製造しているLBCのミネラルウォーター1.5L(8000キープ/約120円)、ツナサンド(15000キープ/約225円)だ。

出航時間の11:00になるが、遅れてくる欧米人がおり出航の気配がない。隣の欧米人の兄ちゃんと姉ちゃんはビア・ラオをがぶ飲みし始めている。まだ、出航していないぞ!そういう自分もツナサンドを食べてしまったが・・・。

11:40頃、チケットの確認が始まり、ようやく出航のようだ。55分遅れの11:55頃、船が出航する。隣の船にも欧米人が乗船しており、そちらもルアンパバーン行きのようで同時に出航し2隻でメコン川を下る。

船から対岸のタイ・チェンコーンを見ながらルアンパバーンへ向かう。

ルアンパバーンまでは1泊2日の船旅だ。まずは今日の目的地パークベンを目指す。パークベンまでの距離は直線距離で約85kmだ。実際は倍近くの距離になるであろう。船は約25km/hで南へと進んでいるので、日没までにパークベン到着だろうか?

船内の状況は乗船率9割以上のほぼ満席で乗客の9割以上が欧米人だ。皆賑やかに話しており船旅を楽しんでいるようだ。そして、欧米人の兄ちゃんが船内の売店で大瓶のビア・ラオを購入して飲み始めている。

スローボートがラオス・タイの国境線であるメコン川を下っていくがタイ側は護岸工事がされている場所が見受けられたが、ラオス側は自然の地形そのままになっている。これは両国間の国力差なのか?それとも治水に対する考え方の違いだろうか?

13:30頃、メコン川の両岸がラオスになった。タイとの国境線は陸続きになりビエンチャンの手前で再びメコン川が国境線になる。15:00頃、船の針路が南から東へと変わったので半分ぐらいの距離を進んだようだ。

この頃になると欧米人たちは疲れたようで眠ったりするようになるが、足を投げ出す輩も出てきた。

パークベン到着

17:50頃、パークベンの船着き場に到着。船着き場近くで宿を確保しておいた方が楽なので坂を登り宿を探す。

坂を登っていると目の前で地元のおっちゃんが「カーッ!ペッ!」と痰を吐いた。ここはラオスだよな?目の前にいるのは中国人?いや、中国語ではない言語を話しているからラオス人だな。パークベンで久しぶりに痰吐きに遭遇する。

Villa SALIKA Guest House

坂を登って右側にVilla SALIKA Guest Houseがあったのでここにしておく。後ろからは欧米人が続々とやって来ているので他と比べていたら宿の確保が難しくなりそうだ。で、宿のお姉ちゃんに部屋を見せてもらい料金を聞くと100000キープということなので泊まることにする。

そして、値切り交渉していないのに90000キープ(約1350円)にしてくれた。

ゲストハウスにはレストランが併設されていたので焼きうどん(20000キープ/約300円)みたいなのを食べる。

レストランからはメコン川の景色を見ることができた。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
VAT CHOME KHAOU MANIRATN
N 20°16’36.85″
E100°24’46.00″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 58000キープ
宿泊費 90000キープ
スローボート 220000キープ フアイサーイ→ルアンパバーン
合計 368000キープ

メコン川のスローボート2日目

パークベンの朝

06:30頃、鶏の鳴き声で目が覚める。パークベンの朝は涼しい。とりあえずパークベンの村を歩いてみる。すでに店も開いており散歩している欧米人もいる。

しかし、痰吐きの音が聞こえてくる。ベトナム、カンボジア、タイではほとんど聞かなかった音だが、パークベンでは頻繁に聞く。ここは中国か?フアイサーイでは聞かなかったのだが・・・。ラオスが中国化しているのか?

市場

村の通りの坂を上っていくと市場に到着。市場の前にはVISAやMASTERのマークが付いたラオス外商銀行(BCEL)とラオス開発銀行(LDB)のATMが2台あった。外国人が多く訪れるので、田舎でもクレジットカード対応のATMが設置されているようだ。

市場でバナナを2房購入する。1房(15ー17本)7000キープだ。相場の確認のために数カ所で値段を聞いたが船着き場では1房10000キープで市場では15000キープとかのところもあった。
外国人からぼったくろうとする所もあるので要注意だ。

市場からゲストハウスへ戻る途中で托鉢中の小僧3人を見かける。パークベンにも寺があるようだ。ゲストハウスに戻り気づいた。托鉢の写真を撮るのを忘れた!

パークベン船着場

07:30頃、ゲストハウスをチェックアウトして船着き場へ向かう。昨日、47番の船だったので同じ船に乗船しようとしたら、今日のルアンパバーン行きのスローボートは103番ということで船が変更になっていた。昨日の47番の船はフアイサーイへ戻るということであった。一番乗りで船に乗船して出航を待つ。

07:45頃、欧米人が少しづつ乗船してきた。07:50頃、昨日の47番の船がフアイサーイへ向けて出航していった。欧米人が数人乗船しているだけで、ほぼ貸し切り状態であった。スローボートはルアンパバーンからフアイサーイへの逆方向のルートは人気がないのだろうか?

08:05頃、メコン川の対岸に象が1頭いるのを見つける。観光用で飼っているのだろうか?08:15頃、船が09:00頃の出航ということが分かる。でも、昨日は11:00出航が昼近くなっていたから、今日も1時間ぐらい出発が遅れそうな気がする。

そして、今日のルアンパバーン行きのスローボートはこの1隻だけということであった。昨日、フアイサーイから2隻でパークベンまで来たのだが、1隻分の欧米人たちは団体だったのかどこかへ消えていた。

08:40頃、船着き場が混雑してきた。出航時間が近くなり欧米人たちが続々と乗船してくる。昨日はビア・ラオを持ち込んでいる乗客が多かったが、今日はバナナやパンを持ち込んでいる乗客が多い。

出航を待ちながらメコン川の景色を眺めてると前方の船から地元民がビニールをメコン川に捨てやがった。プラスチック系のゴミはまずいだろ!野菜クズとか自然に分解されるものは、まあ百歩譲って良いとしても、プラスチック系はさすがに・・・。自分の前の席の欧米人のおっちゃんも「Oh!Shit!」とか声を出していた。

スローボートでルアンパバーンへ

出航時間の09:00を過ぎるがまだ出航しないというか、欧米人の兄ちゃん3人組が遅れてやってきた。さらに、09:15頃、欧米人の姉ちゃん8人、兄ちゃん5人がやってきた。

09:30頃、チケットの確認と回収が行われる。チケット未購入者はその場で110000キープを支払っている。見た感じだと3割くらいの乗客が現金を支払っているのでパークベンで滞在したり途中乗船の乗客のようだ。

09:45頃、ようやく船が出航してルアンパバーンまで直線距離で約100kmの船旅だ。出航したと思ったら、欧米人のカップルが遅れてやってきて再び接岸する。カップルが乗船して、今度は本当に出航となる。やはり、出発は45分遅れた。

ようやくスローボートでのルアンパバーンまでのメコン川クルーズが始まる。今日も乗客は欧米人が9割以上だ。皆楽しそうに会話をしたり、お菓子を食べたりと賑やかにしている。そして、早々と船内の売店でラオ・ビアを購入している者もいる。

船が出発して2時間ほど過ぎ昼ぐらいになると昼寝をしたり、読書をしたり、ギターを弾いたりと各自でのんびりとメコン川クルーズを楽しんでいるのが見られる。

途中、いくつかのメコン川を上る船とすれ違ったり、川辺の村を通り過ぎる。12:30頃、ルアンパバーンまで約50kmの所まで来た。ちょうど直線距離でパークベンとルアンパバーンの中間地点になる。これだと16:00頃に到着だろうか?

13:20頃、流れの急な場所を通過した際に自分を含め左舷側の乗客がメコン川の水をかぶる。自分も水をかぶってしまった。左舷側の乗客は散々だが、右舷側の乗客は爆笑していた。

13:40頃、メコン川沿いの村に立ち寄る。

欧米人たちは村や村人が珍しいのか撮影しているが、逆に村人たちは外国人が珍しいのか、それとも「今日も来てるよ!」とか思って船の方を見ている。

ルアンパバーン到着

14:00頃、船が再びメコン川を下り始める。16:00頃、ルアンパバーンまで約10kmの地点まで来て、16:40頃、ルアンパバーンの外れにあるスローボートの船着場に到着。

荷物が船から降ろされるが自分の荷物は最後の方に降ろされて、船着場の上にあるトゥクトゥクチケット売場へ向かう。

16:55頃、チケット売場の行列に並ぶ。

市中心部まで20000キープ(約300円)だ。

待機しているトゥクトゥクの屋根にバックパックやスーツケースが載せられて出発準備が整うとチケットが回収され、17:00頃、出発する。乗客は自分以外は欧米人でルアンパバーン中心部へ向かう。発車してまもなく道路脇をバックパック背負って市中心部へ向かっている欧米人がいた。

しかも、スローボートの船内でギター弾いていたおっちゃんだよ!他にも欧米人とアジア人のコンビが徒歩で市中心部へ向かっているのが確認できた。

フアイサーイでバスターミナルから町まで歩いてしまった自分からすると、絶対にトゥクトゥクに乗ったほうがいいと思う。船着場から市中心部までは直線距離で約6kmだが実際は大きく迂回して市中心部へ行くので10km以上は確実だ。

17:25頃、市中心部のプーシーの丘の西側にある通りのChao Fa Ngum Rdに到着。ここが終点のようで後から出発したトゥクトゥクも続々と到着していた。

LPQ Backpackers Hostel

Chao Fa Ngum RdからGPSを頼りに3分ほど歩いて、Booking.comで予約しておいたLPQ Backpackers Hostelに到着する。

レセプションでスマートフォンにPDFで保存しておいた予約確認書を見せてチェックインは問題なく完了。ドミトリーで1泊5.9ドルだ。

ラオス・キープでは47200キープだが50000キープ払ってお釣りは3000キープであった。500キープ以下の紙幣は流通していないのか?部屋は8人ドミトリーで扇風機とエアコンが付いていた。

物価の高いルアンパバーン

腹が減ったので夕飯を食べに出かけるが、とりあえずメコン川の夕日を見ながらその辺を歩いてみる。

で、レストランに入って炒飯を注文するが、25000キープ(約425円)もするのだが空腹で考えずに注文してしまった。よくよく考えてみたら25000キープは100バーツではないか!タイ・チェンマイだったら79バーツの食べ放題のそうめん屋でお釣りが来る金額だぞ!

これは完全に失敗してしまった。おまけに炒飯の量がめちゃくちゃ少ない。これじゃ、お子様ランチの量じゃねえか!いきなり物価の高いルアンパバーンの洗礼を受けてしまった。食後は大瓶のビア・ラオ600ml(9000キープ/約135円)を飲むが、明日から予算計画を見直さなければ・・・。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
スローボート船着場(ルアンパバーン)
N 19°55’30.37″
E102°10’48.69″
Chao Fa Ngum Rd(旧市街トゥクトゥク到着場所)
N 19°53’20.63″
E102°08’00.02″
LPQ Backpackers Hostel
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 48000キープ
宿泊費 47000キープ
トゥクトゥク 20000キープ
合計 115000キープ

東南アジア旅行記2015-タイ・ミャンマー・ラオス国境地帯ゴールデン・トライアングルへ

国境の町メーサイへ

チェンマイバスターミナル3

03:30頃に起床して、04:00頃、ゲストハウスを出る。前日、早朝に出ていくことは伝えてあり、勝手に出ていくといった感じだ。

旧市街のお堀沿いを歩いているとソンテウがクラクションを鳴らしてくる。どうやら乗らないか聞いているようだが、この時間なら歩いていっても、バスに間に合うのでソンテウは利用せずに歩く。この時間のソンテウだとチャーターになるからチェンマイバスターミナル3までだと100バーツぐらいだろうか?

05:35頃、チェンマイバスターミナル3に到着する。すでにバスターミナルにはバンコクなどの各地へ行く乗客が集まっている。バス会社のチケットオフィスも営業している。05:50頃、メーサイ(MaeSai)行きのバスが到着。

これはチェンマイ→メーサイのバスのチケット。

まずは荷物を預ける。係員がチケットを確認して荷物を預かり札をつけていく。チケットには引換券が付けられて返される。

06:10頃、10分遅れで出発する。山間部を走り抜けてチェンライ、メーサイへと向かう。

チェンライ第2バスターミナル

08:45頃、チェンライ第2バスターミナルに到着、ここで15分ほど休憩となる。

チェンライ第2バスターミナルからはラオス・ファイサーイ行きのバスがあるようだ。09:05頃、チェンライ第2バスターミナルを出発し、09:15頃、チェンライ第1バスターミナルに到着する。ここで数人の乗客が降りていく。09:20頃、バスが発車してメーサイへ向かう。

09:55頃、チェンライとメーサイの中間にあるメーチャン手前で検問のため停車。警察の身分証確認があり15分ほど停車する。警官にパスポートを見せるが外国人には用がないようですぐに返却となるが、ここで乗客4人が降ろされて警官に連れていかれる。理由は不明だ。身分証に不備でもあったのか?4人が戻ってくるまで待機となる。

10:10頃、バスが発車し、10:40頃、再び検問で5分ほど停車する。ここでも警察の身分証確認があったが、自分はパスポートを見せただけで中身の確認はなかった。

ミャンマー国境メーサイ到着

10:50頃、メーサイバスターミナルに到着する。バスターミナルにはミャンマー国境へ向かうソンテウが待機している。国境までは15バーツだ。

11:00頃、満員になりソンテウが出発する。荷台部分の乗客は17人だ。定員オーバーのような気がするが、メーサイでは問題にはならないようだ。ソンテウはバスターミナル近くのテスコ・ロータスで6人ほど降ろして、あとは国境まで客を拾ったり降ろしたりを繰り返して、11:20頃、国境のイミグレーション前に到着する。

ソンテウの発着場所はちょうどセブンイレブンの前あたりになっており、運賃の看板が出ている。

イミグレーションの脇の通りを進み国境の橋の下を通って行く。

Mae Sai Complex Hotel

11:30頃、予約しておいたMae Sai Complex Hotelに到着。紫色の建物が目印なのですぐに分かった。PDFでスマートフォンに保存しておいた予約確認書を見せてチェックインは問題なくできた。

部屋は1泊350バーツでトイレ・シャワー付きだが設備は古めだ。これだとちょっと料金が高いような・・・。

タイ・ミャンマー国境

荷物をおいてイミグレーションへ向かう。イミグレーションまでは徒歩3分弱といったところだ。国境の橋は多くの人や車が行き交っている。

橋の脇にはタイ最北端のアーチがあるが、ここが本当にタイ最北端の地なのだろうか?

タイ・メーサイから出国

11:45頃、メーサイのイミグレーションに到着。

タイは左側通行なので出国手続きはゲートの左側だ。出国カウンターは列ができているので列に並ぶ。

待っている間にタイでのノービザが適用される国のリストを見つける。リストを見ると日本などのG7は30日のノービザが適用されている。リストを少し見ているうちに順番が回ってきて、それほど待つことなく、11:55頃、出国手続きは完了する。

国境の橋を渡るが中間地点で左側通行から右側通行へと変わるので右側の方へ移る。ミャンマーの入国窓口も右側にある。

橋の中間地点から国境の川を撮影してみた。右がミャンマー、左がタイだ。中間地点を過ぎてミャンマー側に入り右側の歩道を歩いてイミグレーションへ向かう。

ここからタイ時間(UTC+7)からミャンマー時間(UTC+6.30)で表記する。ミャンマー時間はタイ時間より30分遅れになる。

ミャンマー・タチレクから入国

11:27頃、ミャンマー・タチレクのイミグレーションに入る。「PASSPORT」とか看板の出ている部屋にはいると写真撮影の行列ができており、パーミット申請者が大勢滞留している。

部屋に入ると右側の机に座っていた係官が声を掛けてきた。係官にパスポートを渡すと「Today・・・」と聞いてきたので日帰りかの確認のようだ。「日帰り」と答えるとその場で入国と出国のスタンプを押してノートに記帳して「500バーツ!」とパーミット費用を請求してきた。

地球の歩き方だと10ドルとあったので米ドル払いを試したが米ドルは不可であった。500バーツ支払うとパスポートを返され「OK!」と一言。日帰りはパーミット無しで入国時に出国スタンプも押してタチレクを観光できるようだ。

11:30頃、イミグレーションを出た。パーミット申請者は長時間待たされるようだが、日帰りだとパーミット無しで500バーツだけで手続完了だ。ミャンマーに3分かからずに入国できた。

イミグレーションを出でるとすぐに「トゥクトゥク」「置屋!置屋!」「バイアグラ!バイアグラ!」と声をかけられてきた。もう、日本人というのがバレバレのようです。とりあえず、おっちゃんたちは相手にせず正面の通りを右へ向かう。

タチレク日帰り観光

11:35頃、タチレクの通り沿いにあるバインナウン像にやってきた。

説明によればバインナウンは16世紀のビルマ王だ。

12:00頃、路地に入ったところに寺があったので見物していく。寺の名前はミャンマー文字で書いてあるようだが読めずに不明だ。大きな寺であるが賑やかな通りとは違い静かだ。建物の様式もタイとは雰囲気が違っている。

本殿の隣にある建物では僧侶たちが授業を受けており学校の役割もあるようだ。

本殿を覗いてみるとテレビで見るミャンマーの寺と同じで仏像に電飾が付いている。

川1本隔てただけで寺の建築様式から仏像までタイとは大きく違う。

12:20頃、丘の上にある黄金の仏塔TACHILEIK SHWEDAGON PAGODAに到着。

工事中であったが地元民の憩いの場となっている。仏塔のある丘からはタチレクの街が見られる。

14:40頃、イミグレーション近くの露天でミャンマービール330mlを買う。45バーツ(約180円)で高い。Heinekenより高いぞ!20バーツぐらいの気もするがぼったくり外国人料金なのだろう。

まあ、話の種に飲んでおく。味は苦みが少し強い感じだ。ビールを飲んでからはイミグレーション周辺の市場を見物する。中国とタイの商品が多いように見受けられるが模倣品も多い。それとタバコを売り歩いているおっちゃんが「置屋!置屋!」と声をかけてくる。

ミャンマー・タチレクから出国

14:30頃、タイ・メーサイへ戻るためイミグレーションへ戻って来た。

出国カウンターへ向かうが、建物内にそれらしい窓口が見当たらない。

建物内を進んでいくと、そのままイミグレーションを出てしまった。

外に係官がおり地元民が身分証を見せているので自分もパスポートの出入国スタンプを見せる。係官はスタンプを確認するとタイ側を指差しているので通っても大丈夫なようだ。

14:31頃、ミャンマー・タチレクから国境の橋を渡りタイ・メーサイへ戻る。橋の中間地点で右側通行から左側通行へ戻る。

そして、時間もミャンマー時間(UTC+6.30)から30分早めてタイ時間(UTC+7)へ戻す。15:04頃、タイ・メーサイのイミグレーションに到着。

タイ・メーサイへ戻りビザラン完了

入国カードをもらい必要事項を記入して入国カウンターへ向かう。手続きは簡単に終わり入国スタンプを確認するとノービザで30日滞在となった。

税関は検査なしの素通りで、15:15頃、メーサイに戻った。すぐ近くのセブンイレブンの前にはバスターミナル行きの赤のソンテオが客を集めていた。

Wat Doi Wao

15:30頃、メーサイの西にあるWat Doi Waoを訪れる。山の頂上へ続く階段があり頂上には仏塔があるそうだ。

頂上には立派な仏塔がある。

山の頂上からはメーサイとタチレクの町が一望できる。思ったより短時間でタチレクとメーサイの見物ができた。

これならメーサイで1泊よりチェンライで1泊の方が良かったかもしれない。いや、朝一のバスならチェンマイからでも帰りのバスさえ確保できれば十分日帰り可能だな。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

SlowHouse
N 18°47’51.14″
E098°58’23.02″
チェンマイバスターミナル3
N 18°48’00.12″
E099°01’03.91″
チェンライ第2バスターミナル
N 19°51’30.52″
E099°49’14.56″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
メーチャン検問所
N 20°07’05.83″
E099°52’12.09″
メーサイ検問所
N 20°19’20.95″
E099°52’57.15″
メーサイバスターミナル
N 20°24’17.86″
E099°52’55.46″
Mae Sai Complex Hotel
N 20°26’40.22″
E099°52’52.84″
タイ・メーサイのイミグレーション
N 20°26’36.66″
E099°52’51.28″
ミャンマー・タチレクのイミグレーション
N 20°26’44.42″
E099°52’47.55″
バインナウン像
N 20°26’51.89″
E099°52’46.59″
TACHILEIK SHWEDAGON PAGODA
N 20°27’18.16″
E099°53’03.15″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 116バーツ
宿泊費 350バーツ
ソンテウ 15バーツ
パーミット 500バーツ
合計 981バーツ

国民党の残党が暮らす村メーサロン

メーサイ→バンパサーン

07:30頃、ホテルをチェックアウトしてソンテウ乗り場へ向かう。国境の橋の横を通り、07:40頃、国境のセブン-イレブン近くから赤ソンテウでメーサイバスターミナルへ移動。

運賃は15バーツ。国道1号(アジアハイウェイ2号線)を南下して、07:50頃、メーサイバスターミナルに到着。

バスターミナルのツーリストマップを確認するとメーサロン行きのバスがありそうなのでグリーンバスのチケットオフィスで聞いてみたら5番乗り場のバスに乗ってメーチャンで乗り換えということであった。やはり直通バスはなかった。地球の歩き方の情報と大体同じだ。

で、バスの運ちゃんにも聞いてみたらメーチャンで乗り換えとの事。5番乗り場から08:00頃、チェンライ行きバスでメーチャンへ。

08:15頃、メーサイを出た所の検問で停車。パスポート確認とボディチェックが行われる。検問の様子から麻薬取り締まりが目的のようだ。ついでに運ちゃんがここで料金徴収を開始する。メーチャンまでは20バーツだ。検問は特に問題なくバスが再び走り出す。

バンパサーン→メーサロン

08:50頃、国道1号(アジアハイウェイ2号線)とメーサロンへの国道1130号との分岐点のT字路に到着。運ちゃんに「メーサロン!」と西へ向かう道を指差され、ここでバスを降ろされる。

自分はここがメーチャンだと思っていたが後にバンパサーン(Ban Pa Sang)という、もう一つのメーサロン行きソンテウ乗り場であった。メーサロンへの道路脇に青色のソンテウで停められている。運ちゃんが見あたらないが、この青色ソンテウがメーサロン行きだろう。

ソンテウの前で少し待っているとすぐ近くのレストランから運ちゃんが「メーサロン?」と声をかけてきた。やはり、この青色ソンテウがメーサロン行きであった。ソンテウに荷物を載せて客が集まるのを待つ。客が集まるまではレストランで待機っぽい。この時点で集まっている客は自分を含めて2人だけだ。とりあえず、これでメーサロンまでの交通手段は確保できた。

09:40頃、チェンライ→メーサイのバスから日本人の客が1人来た。これで3人だが、まだまだ、人数が少ないが、メーサロンまでチャーターだと500バーツということなので、3人で170バーツづつ出してすぐに出発してもらう。人数が集まった場合の運賃は1人70バーツぐらいということであった。

10:00頃、3人で出発してソンテウが国道1130号の急な山道を登っていく。徐々に茶畑が見られるようになってきてメーサロンに近づいているようだ。

途中で国道1234号に変わりさらに山奥へ走って行く。

メーサロン

11:00頃、メーサロンのソンテウ発着場所のセブン-イレブンが見えてきたが、セブン-イレブンを通過して泊まろうと考えていた美斯樂新生旅館に到着する。美斯樂新生旅館が終点で、運賃170バーツ支払う。ソンテウには、そのまま美斯樂新生旅館に宿泊していた欧米人2人が乗り込みバンパサーンへと出発していった。

自分は美斯樂新生旅館に一泊するつもりなので、老板に100バーツと150バーツの部屋を見せてもらい、100バーツの部屋に宿泊することにする。

メーサロンは国民党軍の残党の村なので、もちろん老板は中国語OKだ。で、宿代払おうとしたら老板にチェックアウト時の後払いでいいと言われる。中国だったらありえないぞ!

11:45頃、メーサロンを歩いてみる。かなり山奥の村なのだが、すでに欧米人を数人見かけている。観光地として結構有名なようだ。

だから山奥の辺境でもセブン-イレブンがあるのだろう。銀行も1軒ありVISAやMASTERなどが使えるATMもある。外国人は不自由なく観光できそうだ。

Phra Boromathat Chedi

11:50頃、新生旅館の裏山を行く。延々と続く階段を上りきると大きな仏塔のPhra Boromathat Chediに到着する。

仏塔からは村が一望できるがかなり疲れる。それと2月でも暑い!標高1000mぐらいの場所なのだが半袖でも汗が吹き出る。

泰北義民文史館

12:30頃、仏塔から山道を下り、13:30頃、泰北義民文史館に到着する。

入場料は20バーツで入口近くの土産物屋が入場券売場になっている。もちろん土産物屋のおばちゃんは中国語OKだ。

泰北義民文史館は国民党軍の英霊が奉られているが、国民党軍がメーサロンまで行き着いた経緯や郷土史の資料館となっている。

段将軍陵園

15:00頃、段将軍陵園を訪れる。段将軍陵園には国共内戦で雲南省からミャンマーへ逃れタイ北部のメーサロンまで移動してきた国民党軍を率いていた段希文将軍の墓がある。

山の中に立派な墓があるのだが、墓では軍服を着て国民党の青天白日旗のマークの入ったヘルメットを被った男が掃除をしていた。武装解除をして平和に暮らしているとはいえ、ここが国民党軍の村であることを実感した瞬間だ。そして、男は掃除を終えるとバイクでどこかへ去っていった。

タイの山奥に中華様式の立派な墓が建てられている。

段希文将軍の墓からメーサロンが見渡せるようになっている。墓は立派で墓前には供物が供えられている。将軍がメーサロンの人たちからどのように思われているのかを表している。

宿へ戻り併設されているレストランで夕飯を食べることにするがレストランには欧米人が10人ぐらいもいる。ミャンマーとの国境まで直線距離で約8kmの辺境地域にこれほどの欧米人が集まっているというのには驚かされる。

炒麺(30バーツ/約120円)と炒飯(40バーツ/約160円)を頼んで食べる。そして、会計はチェックアウト時にまとめてで良いということでツケになる。中国ではありえない商売方法だ!絶対踏み倒されるぞ!メーサロンでは信用による商売が行われていた。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Mae Sai Complex Hotel
N 20°26’40.22″
E099°52’52.84″
タイ・メーサイのイミグレーション
N 20°26’36.66″
E099°52’51.28″
メーサイバスターミナル
N 20°24’17.86″
E099°52’55.46″
メーサイ検問所
N 20°19’20.95″
E099°52’57.15″
バンパサーン(Ban Pa Sang)ソンテウ乗り場
N 20°10’21.29″
E099°51’08.50″
メーサロンのセブン-イレブン
N 20°09’54.96″
E099°37’38.45″
美斯樂新生旅館
N 20°09’56.66″
E099°37’32.08″
Phra Boromathat Chedi
N 20°09’56.66″
E099°37’32.08″
泰北義民文史館
N 20°09’08.97″
E099°37’18.34″
段将軍陵園
N 20°09’49.65″
E099°37’15.58″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 25バーツ
ソンテウ 15バーツ 国境→メーサイバスターミナル
バス 20バーツ メーサイバスターミナル→
バンパサーン(Ban Pa Sang)
ソンテウ 170バーツ バンパサーン(Ban Pa Sang)→メーサロン
泰北義民文史館 20バーツ
合計 250バーツ

烏龍茶の産地メーサロン

メーサロンの茶畑

05:00頃、目が覚める。まだ夜明け前だが近くの市場が朝市が始まっているようで外は車やバイクが行き交っている。06:00頃、メーサロンの東約5kmの所にある茶畑の101 TEA PLANTATIONへ向かう。市場の前を通り過ぎるが結構人が集まっている。近くのセブンイレブンは閉まっており、さすがに田舎だと24時間営業とはいかないようだ。

真っ暗な国道を歩いていく。山の中なので早朝は涼しく過ごしやすい。夜が明けて、07:00頃、101 TEA PLANTATIONに到着する。

101 TEA PLANTATIONはメーサロン周辺でもかなり規模の大きな茶園だ。メーサロンの茶農家は栽培から製茶技術まで台湾の援助を受けているので台湾茶のような茶葉が入手できる。

茶栽培が主要な産業なのでメーサロンにはお茶屋が多い。観光客も特産の茶葉をもちろん土産として購入している。

08:30頃、101 TEA PLANTATIONから来た道を戻りながら、途中で別の茶畑も見物していく。

この頃になると気温がかなり上がってきて暑い。標高1000m以上の場所でも汗が吹き出てくる。

山の斜面に広大な茶畑が広がっている。

昔は芥子畑だったのかな?

メーサロン→チェンライ

途中セブンイレブン前にメーサロン-Tha Tonの黄色ソンテウが停車しているのを見かける。10:15頃、美斯樂新生旅館に戻り、10:40頃、チェックアウトする。宿泊費100バーツと夕飯70バーツの合計170バーツを支払う。

宿泊費とか後払いの宿は初めてだ。同じ中国語を話しても人口13億の国なら確実に宿代踏み倒しとか続発するだろうに・・・。メーサロンはすごい!恐らく本当の中国がメーサロンで存続しているのだろう。

今日はチェンライへ移動するのだが、まずはメーチャンに戻り、チェンライ行きのバスに乗り換える。メーチャン行きのソンテウは11:00出発ということなのでそのまま待機となる。

11:00頃、緑色ソンテウがやってきた。メーチャン行きのソンテウに乗車して、11:10頃、ソンテウが発車する。乗客は自分と地元の少数民族のオバちゃん1人だけだ。まずソンテウは西へ走り土産物屋やお茶屋の並ぶ通りで5分間の客待ちをする。ここで少数民族のオバちゃんが1人追加となり再び西へ走る。

国道1089号を走りメーサロンを出た所で欧米人とアジア人2人組が乗車してきた。どうやらリス族の村へ行きたいらしい。そして、リス族の村に到着するオバちゃんたちも降りた。どうやらオバちゃんたちはリス族だったようだ。

それと、20バーツ払っていたのでメーサロン→リス族の村までは20バーツのようだ。
欧米人とアジア人の2人組は途中から乗ったから10バーツにしてもらうように値切り交渉していたが・・・。

12:00頃、Tha Tonとの分岐点にある検問所に到着するが、特に検査はなくそのまま近くの駐車場で5分間の休憩となる。山奥の駐車場だが売店があり品揃えも豊富だ。観光客が頻繁に通るのだろうか?再びソンテウが走りだし、今度は進路を東に変えて山道を下っていく。そして、漢字表記の看板が見えなくなった。

チェンライ到着

13:00頃、メーチャンに到着し警察署近くのロータリーで降りる。メーサロンからメーチャンまで運賃は60バーツだ。

そして、1分も経たないうちに目の前をチェンライ行きのバスが通りかかり運ちゃんが「チェンライ?」と声をかけてきて、そのまま乗車する。運賃は20バーツだ。

13:50頃、チェンライ第1バスターミナルに到着する。

City Home Guest House

今日の宿は予約していないのだが、バスターミナル近くにユースホステルがあるので向かう。13:55頃、バスターミナルから200mぐらいのCity Home Guest Houseに到着。ドミトリーが空いていたが飛び込みは1泊180バーツだ。ネット予約なら140バーツだったのだが・・・。

まあ、2泊することにする。会員証があるので1割引きが適用され2泊で324バーツだ。部屋はエアコンなしで扇風機だ。寝床は確保したので再びバスターミナルへ向かう。

バスターミナルでバスの運行状況を確認する。時刻表があったのでこれでチェンライ第1バスターミナルの状況は分かった。

ゴールデントライアングル行きのバスもあるようなので、明日はゴールデントライアングル、チェンセーンを廻ってみよう。

不味い酒Siamsato

17:20頃、近くのセブン-イレブンでパンと酒を購入する。

17:00-24:00まで酒の販売時間なのでタイミングがちょうどよかったが、大瓶の安いビールだと思って買った酒だが、Siamsato(32バーツ)と呼ばれるタイの安酒であった。はっきり言って不味い!コーラとか他のもの買っておけば良かった。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

美斯樂新生旅館
N 20°09’56.66″
E099°37’32.08″
101 TEA PLANTATION
N 20°09’38.44″
E099°39’38.50″
メーチャン検問所
N 20°07’05.83″
E099°52’12.09″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
City Home Guest House
N 19°54’19.85″
E099°49’59.72″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 192バーツ
宿泊費 100バーツ
宿泊費 324バーツ 1泊162バーツ(会員料金)×2
ソンテウ 60バーツ メーサロン→メーチャン
バス 20バーツ メーチャン→チェンライ
合計 696バーツ

ゴールデントライアングル

チェンライ→チェンセーン

06:00頃、起床してチェンライ第1バスターミナルへ向かう。ユースホステルを出て2分ほどでバスターミナルに到着。6番乗り場のバスがチェンセーン、ゴールデントライアングル行きのバスだ。

念のため近くのおばちゃんにチェンセーン、ゴールデントライアングルに行くか聞いてみるとバスを指さして乗るよう促すので、このバスであっているようだ。とりあえず、バスに乗車して待っていると、さっきのおばちゃんが「チェンセーン!チェンセーン!」と呼び込みをしている。バスの車掌だったようだ。

時刻表だとバスは20分おきの発車なのだが、実際は違っており40分ほど待って、07:10頃、バスが発車する。運賃は時刻表に記載されていた38バーツのはずなのだが、実際はなぜか37バーツであった。

バスはメーチャンを経由してチェンセーンに到着する。時刻表だとゴールデントライアングルまで行くことになっていたが、実際はチェンセーンまでの運行であった。チェンセーンからはソンテウでゴールデントライアングルへ向かう。08:40頃、チェンセーンに到着。

チェンセーン→ゴールデントライアングル

メコン河を少し見て、すぐ近くのゴールデントライアングル、メーサイ行きの青ソンテウの乗り場で発車を待つ。運賃は20バーツだ。

英語の運賃表はないが中国語表記があるので漢字が読めればだいたい分かる。「清盛」がチェンセーン、「金三角」がゴールデントライアングル、「美塞」がメーサイだ。最初は「清盛」と表記してあるので平清盛を思い浮かべてしまった。09:20頃、ソンテウが発車する。

タイ・ラオス国境

15分ほどでゴールデントライアングルに到着なのだが、土産物屋とかが見え初めて途中停車したところで「金三角过境码头」という看板を見つける。そして、観光客の姉ちゃんがスーツケースを持って降りている。どうも国境の気配がするので試しに降りる。

看板をよく見るとラオスへのイミグレーションであった。ここから船で対岸のラオスへ渡るようだ。しかし、ここは外国人には開放されていない国境なので通ることはできないのでゴールデントライアングルへ向けて歩く。

オピウム博物館

09:45頃、店が多くなって賑やかになってくると左手にオピウム博物館が見えてきた。オピウムとはアヘンのことで、つまりアヘン博物館ということである。入場料は50バーツで良心的な料金だ。その代わり土産物屋が併設されている。

館内はこの地が芥子の栽培地帯であったことから阿片などの麻薬について吸引器とかが展示されている。博物館の規模はそれほど大きくはないが、欧米人と中国人で賑わっていた。

10:00頃、オピウム博物館を出るとすぐ近くにセブンイレブンがある。ゴールデントライアングルにもセブンイレブンが進出していた。

このセブンイレブンがこのあたりの中心地になっているようで、駐車場や大きな金色の大仏、ゴールデントライアングルのモニュメントなどが徒歩圏内になっている。

ゴールデントライアングル

10:05頃、ゴールデントライアングルのモニュメントにやってきた。ここからタイ、ラオス、ミャンマーが見渡せるようになっている。

現在は観光地として開発されているが20年ぐらい前までは、この3カ国の国境地帯が麻薬の一大生産地となっておりゴールデントライアングルと呼ばれるようになった。

タイ・ミャンマー国境

ゴールデントライアングルのモニュメントから1分か2分の所にミャンマーへのイミグレーションがある。

外国人は利用不可だが、ここからミャンマーへの渡し船が出ている。

ここがタイ側の船着場で奥に見えるのがメコン川とラオス。

ミャンマー側船着場こちらがミャンマー側の船着場で手前の陸地がタイ。泳いで渡れる距離です。

ミャンマー側船着場

Wat Phra That Phukhao

10:50頃、セブン-イレブン前にあるWat Phra That Phukhaoを訪れる。

階段を登り山の上へ向かいます。

山の上からはゴールデントライアングルが一望できます。

そして、ここには第二次世界大戦での戦没者慰霊碑がある。

11:30頃、セブン-イレブン前でチェンセーン行きのソンテウが通るのを待つ。11:45頃、ソンテウが来たので両手を振って停める。ソンテウには欧米人が2人乗っておりメーサイからチェンセーンへ向かうようだ。チェンセーンまでの運賃は20バーツだ。

12:00頃、チェンセーンに到着するが、ちょうどチェンセーンのイミグレーション前だ。
と言っても、外国人利用不可のイミグレーションだ。ここからメコン川を挟んだラオスへの渡し船が出ている。

チェンセーン→チェンライ

メコン川には中国からの船も停泊している。

13:00頃、チェンライ行きのバスに乗車して発車を待つ。13:20頃、バスがチェンライへ向けて発車する。15:20頃、チェンライ第1バスターミナルに到着。

そのまま、チェンライ第2バスターミナル行きのソンテウに乗車する。運賃は15バーツ。

時刻表だと10分間隔で運行のようだが客が多いとすぐに発車となる。ただし、客が少ないと・・・。

チェンライ第2バスターミナル

15:25頃、ソンテウが出発して途中のBig Cで客を降ろしていたので、買い物客もバスターミナルからソンテウを利用するようだ。15:40頃、チェンライ第2バスターミナルに到着する。

これから明日のラオス行きのバスチケットを購入するのだが、ラオス行きのバスはグリーンバスともう1社の2社で運行してしており、グリーンバスはルアンナムター、ルアンパバーン、昆明までのバスを運行している。

でも、時刻表をよく見ると出発地点がBOKEOになっている。そして、時刻表の一番下にチェンイ-BOKEOの表示が・・・。どうやら、前日の夕方にチェンライ→BOKEOまで移動して、翌日に昆明などへ移動のようだ。

まあ、今回はBOKEOまでの移動にしておく。グリーンバスはラオス行きが夕方の1本だけなので、もう1社のTHE TRANSPORTの方にしておく。こちらは午前と午後の1本づつある。でも、窓口の時刻表には紙で隠されている部分がある。元々は午前と午後に2本づつあったようだ。

ラオス・フアイサーイ行きは220バーツ。チケットにはフアイサーイの所在地であるボーケオ県を示すBOKEOとある。発車時間は10:00だが、09:00に窓口でチケットの引き換えをするようにとのことである。

ラオス行きのチケットは確保した。

16:00頃、青色ソンテウに乗車して出発を待つ。運賃は15バーツ。16:20頃、満員ではないが発車する。これならBig cで買い物した後でもソンテウに乗って第1バスターミナルへ戻れるな。16:40頃、チェンライ第1バスターミナルに到着する。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

City Home Guest House
N 19°54’19.85″
E099°49’59.72″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
チェンライ第2バスターミナル
N 19°51’30.52″
E099°49’14.56″
メーチャン検問所
N 20°07’05.83″
E099°52’12.09″
チェンセーン検問所
N 20°21’13.32″
E100°04’55.16″
バス乗り場(チェンセーン→チェンライ)
N 20°16’26.94″
E100°05’14.28″
ソンテウ乗り場(チェンセーン→ゴールデントライアングル)
N 20°16’27.16″
E100°05’09.32″
オピウム博物館
N 20°21’05.54″
E100°04’54.29″
ゴールデントライアングル
N 20°21’10.56″
E100°04’58.58″
タイ→ラオスのイミグレーション(ゴールデントライアングル)
N 20°20’44.41″
E100°05’00.87″
タイ→ミャンマーのイミグレーション(ゴールデントライアングル)
N 20°21’13.32″
E100°04’55.16″
Wat Phra That Phukhao
N 20°21’10.27″
E100°04’54.43″
タイ→ラオスのイミグレーション(チェンセーン)
N 20°16’26.39″
E100°05’17.61″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 130バーツ
バス 74バーツ チェンライ第1バスターミナル↔
チェンセーン
ソンテウ 40バーツ チェンセーン↔
ゴールデントライアングル
バス 220バーツ チェンライ第2バスターミナル→
ラオス・フアイサーイ
オピウム博物館 50バーツ
合計 514バーツ