モンゴル旅行記 国際列車でモンゴルから中国へ

モンゴル旅行記2016

ウランバートル駅

07:00頃、ゲストハウスのDanista Nomadsをチェックアウトしてウランバートル駅へ向かう。07:25頃、ウランバートル駅に到着。

ホームに列車が停車していたが、これは回送列車。

行先票見ても文盲なので解らず。

ホームにはベンチがあり待合室の代わりにもなっている。

こちらは駅舎。

駅舎内部を見物してみるが待合室にシャンデリアがあり豪華だ。待合室の奥には両替所があり既に営業中。切符売場だけでなく、駅舎の方にも両替所がある。レートは銀行より良い。

再びホームへ移動すると回送列車が出て行くところであった。

国際列車でモンゴル→中国

今回は08:30発、ウランバートル(Улаанбаатар)→北京(Пекин)の24列車で集寧南(Жинин)駅まで乗車する。4人コンパートメント寝台(КУПЕ)の9号車29番、運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)になる。

切符には「Jining」と印字されているが実際の停車駅は集寧南駅になる。

07:45頃、ウランバートル→北京の24列車が入線してきた。

食堂車はモンゴルの車両だが・・・。

その後ろに連結されているのは中国側の車両だよ。25Gで窓開けられん!最悪だ!風景の撮影不適だ。(後で気づいたが時刻表や切符にあるKJDが中国、RJDがロシア、MTZがモンゴルの車両を意味していた。)

昨日がモンゴル側の車両だったのだろう。おそらく窓開けられただろうな。高額の切符買ってこれか・・・。やってもうた!国境越えと台車交換しか楽しめん!

とりあえず行先票の撮影。

列車に乗車するが乗車口にはモンゴル側の駅員がおり切符を提示して乗車。車内に中国側乗務員がおり切符を渡す。中国国内とは違い換票証はもらえず。

乗車する車両はYW25Gなのだが普通の硬臥ではない。4人コンパートメント寝台で軟臥に近い仕様だ。同じコンパートメントはカナダ人2人と同室だが、英語ペラペラだが見た目はアジア人だ。

YW25Gだが定員36人というのは珍しいだろう。定員36人はかなり少ない。

コンパートメントにはAC220Vのコンセントが2つある。これで携帯などの充電が可能だ。

発車時間までに車内の設備を確認しておく。洗面台。

給湯器。

トイレは洋式でタンクに溜める方式で停車中も使用可能。

緑のボタンを押せば水が流れます。

あと時刻表もあるがモンゴル時間はサマータイムではない。設備は新しく良いとは思うが窓開けられないのは最大の欠点だな。中国国内仕様でゴミのポイ捨てをさせないためなのだろう。

08:30に定刻通り列車が発車する。08:45頃、寝台のシーツなどが配られる。中国国内のようにシーツなどはセットされておらず、自分で準備をする。

曇りだった天気が雨に変わり窓越しの風景撮影もダメになりつつある。急カーブが連続して最高の撮り鉄になりそうなのだがダメだな。

草原には放牧中の牛や馬たちもいるが、この天気では・・・。天気悪いし一眠りする。13:00頃、目が覚める。雨が止んで青空が見える。地平線まで草原か山だ。

13:00頃、モンゴルの食堂車へ行ってみる。途中で超金持ち専用の定員12名のRW25Gを通過。

メニュー表を一通り見てみるがボーズやホーショールといった定番モンゴル料理がない。で、牛肉の料理(15800トゥグリク)を注文。

実際に出てきたのがこれで牛肉を焼いたやつ。

あとはご飯と野菜。美味しいとは思うのだが値段が高い。ホーショールセット3人分注文できるな。食堂車は利用しなくて良さそうだな。

自分の車両へ戻る途中に軟臥の車両を通るのだが軟臥のコンパートメントは売れ残りがあるようで乗務員たちの世間話に利用されていた。他の硬臥でも乗務員がコンパートメントを利用している。自分の硬臥の方も4人用なのに3人だし国際列車は夏の観光シーズンでも人気はないのか?15:00頃になると青空と草原が地平線まで広がる。

ただ草原が広がるだけだ。

何もせずに外を見ているのではつまらない。コンパートメント寝台にはコンセントがあるのでノートパソコンを起動させて旅行記を作成する。同じコンパートメントのカナダ人2人はノートパソコンで映画見ながら爆笑中!コメディ映画か?

18:30頃、乗務員がモンゴルの出国カードと中国の入国カードと税関申告書を配りにきた。ザミンウードまであと少しのようだ。

ザミンウード駅モンゴル出国

19:45頃、国境のザミンウード駅に到着。ここでモンゴルの機関車と食堂車を切り離しになる。車両脇を迷彩服を来たモンゴルの軍人さんたちが歩いている。

19:55頃、2人の係官がやってきた。こちらは迷彩服ではない。プレートに「IMMIGRATION」とあるので入管職員だ。パスポートを回収していくが、そのうち職員が増えて6人の職員が1両の客車でお仕事中。パスポートを回収して次の車両へ移動していった。

外は軍人さんが巡回中。女性の軍人さんも警備に当たっている。もちろん、いかにも強そうな野郎も警備中。

20:10頃、「CUSTOM」と表記されたプレートをつけた税関職員が出国カードを回収。荷物を確認して中身は見ずに終了。
20:15頃、今度は肩に階級章を付けた兄ちゃんがやってきた。警察かな?
こちらも荷物を確認するが中身は見ずに終了。
20:40頃、車両が少し動いたので機関車の交換が完了したのだろう。

20:50頃、出国スタンプの押されたパスポートが返ってきた。あとは中国エレンホトへ移動だがなかなか発車しない。携帯の電源入れてみるとチャイナユニコムのGSMがアンテナ1本だが使える状態になっている。ウランバートルへ移動したときは列車内では圏外であったが、今回は使える状態だ。
21:33頃、列車が発車する。

モンゴル旅行終了

今回は初モンゴルでウランバートルだけであったが総括するとモンゴル旅行はおすすめだ。
良い点、悪い点に分けるとこんな感じだ

嬉しいモンゴル

  • 全体的にマナー良好で精神衛生上安心
  • モンゴル料理美味い!
  • ビール美味い!安い!
  • 野郎は朝青龍に見えてしまう
  • ゴミのポイ捨て少ない
  • ウランバートル市内でもゲルの住居がある
  • 首都でも青空と草原がある

残念モンゴル

  • 一部で唾吐きがあったが西成よりはマシ
  • マンホールの蓋がなかったりする
  • 雨降るとそこら中が水たまり
  • 英語表記少ない
  • 路線バス難易度高い
  • 歩行者の赤信号無視がちらほら
  • 西成でもよく見かけるが飲兵衛のおっさんが道端で寝ている

何といっても精神衛生上安心して旅行できる点が大きいだろう。

エレンホトから中国入国

ここからはモンゴル時間(サマータイム)から1時間遅れの中国時間へ切り替える。
東京、ウランバートルが12:00の時、北京が11:00ということになる。

20:52(モンゴル時間21:52)にエレンホト駅に到着。外は武警でいっぱいだよ。
20:57頃、まず検疫で体温測定から始まり、立て続けに税関職員の税関申告書回収、検疫官の質問、21:00に武警がパスポート回収。武警に行き先を聞かれるだけで荷物検査はなし。この時カナダ人2人組が中国語が少し話せることが判明。中国系カナダ人かなと思っていたがやっぱりそうだった。でも、中国でよく感じるオーラが全く無かったので、かなり前の世代に移住のようだ。

21:28に武警が多数乗車してきて担当車両へ移動。パスポート返却のようだ。
21:30頃、パスポート返却、エレンホトの入国スタンプが押され中国入国。入国審査は厳しくなく荷物検査すら無く行き先を聞かれただけであった。モンゴル出国の方が検査は厳しいな。

無事中国入国で一安心。カナダ人2人組も少し中国語が話せるということで中国語で会話。去年は日本へ行ったそうで、パスポートのスタンプ見せてもらったら大阪から入って福岡から出ていた。

21:33に台車交換で移動。モンゴルと中国は線路の幅が違うのでエレンホトで台車交換が必要になり乗客はそのまま缶詰だ。車庫を何度も行ったり来たりして車両を切り離していく。そして、ジャッキアップされた客車が見えてくる。

客車の下を台車が移動していく。乗客は缶詰で乗車したままだ。

22:00頃、イベント発生。欧米人の兄ちゃんたちが乗務員にトイレ使わせるように言っている。1人緊急事態のようだ。タンク式トイレの25Gは台車交換中は照明のみの電源になりトイレが使えない。これは便乗して外へ出る絶好の機会と思ったら、乗務員のおっちゃんが黒のゴミ袋を欧米人の兄ちゃんに渡してトイレへ連れて行く。何てこった!そうきたか!仲間の欧米人たちは苦笑いだ。外に出られると思ったが完全に缶詰にして一歩も外へ出さないようだ。

23:00頃、ジャッキアップの音が聞こえなくなり乗客のイビキぐらいしか聞こえなくなった。台車交換が終わり連結する準備に入ったのだろう。
23:30頃、連結作業が始まる。
23:53に客車が連結される。
23:58に連結作業が終わり車庫を出る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15800トゥグリク
合計 15800トゥグリク

エレンホト駅

00:07に再びエレンホト駅に戻ってきた。発車時間は01:20になる。ほとんどの乗客は寝ているが欧米人の一部がホームに降りて撮影中だ。駅の売店も営業しているのでビールを買いに行く乗客もいる。この停車時間中に各客車のケーブルを接続して電源を回復させる。
01:20に定刻通りエレンホトを発車する。集寧南駅まで一眠りだ。集寧南駅で下車なのだが中国の寝台の場合は下車駅が近くなると乗務員が換票証を回収しに来て乗客を叩き起こして換票証を切符に交換して下車できる。寝過ごさないためのシステムがあるのだが、国際列車の場合はそれがない。エレンホトの2つ先が集寧南駅だが、エレンホトを発車してすぐに乗務員が切符を返しに来てシーツなどを回収していった。国際列車は寝過ごす危険性が意外と高そうだ。

集寧南駅

05:00頃に起床する。外は明るくなり始めている。集寧南まであと1時間ほどだ。定刻より8分早く06:00に集寧南駅到着。下車したのは自分を含めて4人で全員外人だ。

ウランバートルからの国際列車とはここでお別れだ。最後に行先票を撮影。

外へ出ると早朝でもボリタクや宿の客引きが待ちかまえている。自分は切符売場へ直行するが集寧南駅は切符売場へ入るのにも身分証が必要になっている。

そして、切符売場の外や窓口には列車運休のお知らせが。洪水で運休のようだ。窓口に10分ほど並びフフホト東までの切符を受け取る。

集寧南→フフホト東

続いて切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済ませて待合室へ移動だ。待合室は早朝なので空いている。

早朝なので就寝中というのもある。

今回は10:35発、大同→包頭の6055次で集寧南→フフホト東を乗車する。エアコンなしの非空調列車、席は無座、運賃9.5元になる。もっと早い時間帯にフフホト東やフフホト行きの列車があるのだが、6055次は貴重なエアコンなしの非空調列車で窓が開けられる。おまけに運賃も安い!

集寧南駅では約4時間の待機となるが後ろでおサルさんがでかい音を立ててゴミ箱へ痰を吐いている。今日も中国アクセル全開だ!

10:10頃、改札口に並ぶというか群れになっているので群れの後ろにつく。10:20頃、改札が始まりホームへ移動。

ちょうどHXD3Cに牽引された列車が入線してきた。車両の状態からいかにも旧式車両というのがわかる。型式の確認は乗車バトルのため後で確認だ。

そして、多数の乗客が下車するが乗車バトルの主戦場となった乗降口には誰も並ばず群れができている。乗務員が「先下、后上」と叫ぶが馬の耳に念仏。アクセル全開だ!乗務員がブチ切れて怒鳴り声になりようやくおサルさんたちが言うことを聞くようになる。乗務員の近くにいた自分は後から群れに飛び込んだのに運良く早く乗車できた。

ようやく乗車するが車内は空いていた。席を確保して荷物置き場も確保する。全員座れるほどで乗車バトルの必要性はなかった。全員座れるのになぜ乗客同士で罵りあいをして乗車するのだ?

エアコンなしの非空調列車なので扇風機が現役。もちろん窓も開けられる。定刻通り10:35に発車する。乗客は地元民で車内に平和な時間が流れる。床はゴミだらけだけどね。ついでに開いている窓から器用に痰を吐いている猛者もいる。なかなかの上級者向けの列車だ。11:50頃、車内検札が行われ途中駅から乗車してきた地元民たちが車内精算をしている。文句言いながら嫌々払っているのだが。

13:18頃、フフホト東駅に到着。6055次の行先票。

車両はYZ25Bであった。なかなかお目にかかれない車両だ。

フフホト東駅

フフホト東駅から乗り換えになるので切符売場へ。窓口は空いており10分ほどで切符を受け取る。

13:30頃、切符を受け取り待合室へ。切符と身分証確認、手荷物検査は駅の規模の割に空いており待ち時間なし。待合室が大きいので駅舎の中を鳩が飛んでいる。

フフホト東駅にはマクドナルドが入っている。最近の中国では愛国心とかいう訳の分からない物のためにケンタッキーフライドチキンで営業妨害するのが流行っているらしい。米国への嫌がらせのひとつのようだがフフホト東駅ではマクドナルドが通常通り営業中で金持ちたちがお食事中だ。なぜデモが起きないのだ?駅には不特定多数が大勢集まってくるのでデモや抗議活動の効果覿面だろうに。

フフホト東→蘭州西

これから乗車する列車は15:45発、フフホト東→蘭州西の2635次だ。席は硬座、運賃130.5元になる。この列車は普快なのだが終点が蘭州駅ではなく、蘭州西駅というのが重要になってくる。蘭州西駅は新しくできた高速鉄道駅になるのだが普快の2635次の終点になっている。これは蘭州西駅で高速鉄道への乗り継ぎのために終点となっているのか?

15:05頃、改札口の先頭を陣取る。先頭を陣取ると後ろに荷物が置かれ乗車バトルの準備が始まる。既にホームには2635次が入線しており改札が始まるのを待つだけだ。

15:25頃、改札が始まり一番乗りでホームへ。

まずは行先票の撮影。

客車はYZ25Gで普通だな。

車内はまだ誰もいないがすぐに大混雑かな?定刻通り15:45に列車が発車する。蘭州西駅まで約17時間の乗り鉄になる。乗車率は4割ぐらいだがフフホト駅で満席になるのだろう。

そして、予想通りフフホト駅では人民の大軍が待ち受けていた。しかも並んでいないし。

カオス度急上昇!

金持ちから農民工まであらゆる客層が乗車してくる。銀川を経由して蘭州へ抜ける列車なので短距離から長距離まで幅広く需要があるのだろう。

フフホト駅で満席になり通路に無座の乗客があふれる。

8209次 包頭東→包頭東

17:55頃、包頭東駅に到着。向かい側のホームに時刻表には載っていない通勤列車の8209次、包頭東→包頭東が停車している。おまけにDF4Dが客車を牽引だ。

わずかな停車時間を利用して8209次の行先票を撮影。包頭東から包頭を一周して包頭東へ戻る列車だ。

通勤列車なので一般客は利用不可らしいが交渉次第では乗れるかも?

晩点約590分

思わぬ収穫があり列車に戻る。そして、更に収穫が・・・。広州→包頭のK597次が590分遅れの表示だ。あと10分で10時間遅れか・・・。恐ろしい遅れだ!乱闘騒ぎが起きても不思議がない遅れである。

包頭東、包頭と過ぎていくと下車する乗客が増えて乗車率が下がると思ったが間違えであった。到着する駅ごとに車内の状態が悪くなっていく。ホームには肥料袋とか持った集団がいたりと出稼ぎ列車確定である。

人多すぎである。

車内は無座切符の乗客であふれる。

夕飯時になると車内販売で盒飯が売られているが前の親子が15元の盒飯を購入していたが、ガキの方がこんな感じで残している。中国ではガキの頃から残すことを学習するのでおっさんになってからはもっと豪快に残すようになる。

21:30頃、自分も盒飯(15元/約255円)を食べるが猫の餌ですね。味を楽しむとかでなく、ただ食べるだけである。

食後は一眠りの前にトイレへ行くが既にウンコ山盛り。さすが中国!モンゴルの鉄道とは大違いで上級者向けだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

モンゴル旅行記 鉄道で中国からモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

朝になっても断水

昨日からの断水がまだ続いている。中国は停電、断水が多すぎるよ。エレホト糞、中国糞。

06:50頃、バスターミナルでモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが、窓口のおばちゃんが「担当がまだ来ていないから10:00から販売開始だよ!」と・・・。出直しか。

トゥグリクの両替をしている中国銀行

08:40頃、バスターミナルから徒歩15分ほどの所にある中国銀行二連浩特市分行にやって来た。エレンホトの中国銀行では人民元からモンゴルの通貨トゥグリクへの両替業務を行っている。

トゥグリクは中国語では「图格里克」「蒙图」と表記される。

土日も営業しているようだ。で、両替しようと並ぶが窓口は2つ開いているだけ、おまけに番号札の発行はないので並ぶしかない。しかし、並んでも割り込まれるので並ぶ意味がほとんどない。

気長に待つのだが窓口ではほとんどの客が札束の預け入れなのだが、引き出しの客には「没有现金」とか言って追い返している。さっき行員の後ろにあるトランクに札束仕舞っていたのに「現金無い」とかどういうことだ?ATMで降ろせということか?それに「没有现金」なんて言ったら取り付け騒ぎを引き起こしそうな気もするが・・・。中国銀行だから大丈夫なのだろう。

ようやく順番が回ってきたが窓口の兄ちゃんは凄い嫌そうに応対。両替したくないらしいようだ。こちらも無理に両替しなくても良いと思い、とりあえず両替レートだけ確認しておく。人民元とトゥグリクの両替レートは100元→28000トゥグリクであった。ネットでは100元で29000-30000トゥグリクとなっていたので、予想より少し低めだな。まあ、このレートを基準に考えよう。09:00頃、中国銀行を出てバスターミナルへ向かう。

国際バスでエレンホト→ザミンウード

09:15頃、バスターミナルに戻ってきた。

とりあえず、窓口を覗いてみると朝閉まっていた5番窓口におばちゃんがいたのでザミンウード(扎门乌德)行きチケットを聞いてみたら購入できた。13:30発車で運賃は50元。

座席の番号が21番だったので09:00頃には窓口が開いていたようだ。10:00から販売開始と言われていたが、5番窓口のおばちゃんが出勤次第販売開始のようだ。ちなみバスターミナル周辺のボリタクだと1人80元だったり、100元だったりバラバラ。

あとは昼まで宿で待機なのだが、まだ断水している。糞だな!11:45頃、ボロ宿をチェックアウトする。5秒でエレンホトのバスターミナルに到着というか同じ建物なので。

待合室はおそらくモンゴル人だけで、モンゴル語しか聞こえない。外には中国ナンバーの国際バスが10台ぐらい待機中。

ザミンウード行きのモンゴルナンバーのバスが6台待機中。モンゴルナンバーのバスは10時台バスターミナルへ入るのを見たので午後に戻るということのようだ。

国際バスの発車時間は13:30なのでしばらく待機になるのだが、断水の影響でバスターミナルで意外なイベントが発生中であった。トイレが閉鎖されて多数の利用客が緊急事態に陥っていた。バスターミナルから数百mの所に公衆トイレがあるのだが、そこまでたどり着けるか?まあ、断水していない隣の区画へ行けば何とかなるだろう。


12:30頃、二連浩特の長距離バス情報を確認しておく。フフホト、集寧、北京へのバスが多いようだ。



国際バスは表示はされていないがザミンウード行きが13:30に運行だが、電光掲示板にはウランバートル(乌兰巴托)行きが表示されている。ウランバートル行きは10:00発、13:00発の2本あり運賃210元だ。今日はウランバートル行きがなかったので毎日ではなさそうだ。

13:20頃、乗車開始で大量の荷物が積み込まれていく。特にモンゴルでは穫れないバナナや果物が箱で積まれていくのが目立つ。ザミンウード行きのバスはモンゴルナンバーでなく中国ナンバーの2台になるが乗車するバスは自由。乗客はほとんどがモンゴル人のようで車内の標準言語はモンゴル語だ。13:34頃、自分が乗ったバスが先に発車する。ようやくエレンホトからザミンウードへ移動である。

13:42頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートでバスが停車して武警が乗車してパスポートを確認するが所持しているかの確認だけなので中身の確認は誰も無し。すぐに中国を出国かと思ったらゲートで足止め。隣を国境越えのジープが通過していく。

14:03頃、ようやくバスが動きだしイミグレーションに到着。

荷物を一度全て降ろして全員荷物を持って建物内へ。イミグレーション内は団体客がおり混雑している。列に並び順番を待つが3人前の中国人のおっちゃんが武警に連れられて別室へ。パスポートに問題があったようだ。

自分の番が来て武警にパスポートと出国カードを提出。いつもならすぐにスタンプを押されて出国完了なのだが、今日は写真を何度も見て確認している。とりあえず問題なかったようでスタンプ押されて出国手続き完了。この後はそのまま外に出るか、右へ行って中国側最後のトイレへ行くか、左の免税店かだ。まあ、しばらくトイレへ行かなくても漏らさなくて済みそうなのでそのまま外へ出る。

14:20頃、中国側エレンホトのイミグレーションである二連浩特口岸から出国。外には既に国際バスが待機しており荷物を載せて出発を待つ。

バス以外にもジープ軍団も待機中だ。待機している間にモンゴルナンバーの国際バスが通過していく。バスターミナル以外からもバスが出ている雰囲気が漂う。空車で回送か?中国製品満載か?

14:30頃、バスが発車し中国からモンゴルへ移動。ゲートで武警がバスに乗車してきて全員のパスポートの出国スタンプの確認をする。問題なく確認が終わりバスがモンゴルへと向かう。

モンゴル陸路入国

ここからはモンゴル時間で表記する。中国とモンゴルの時差はモンゴルがサマータイム中なので1時間早い。要するに東京、ウランバートルが12:00の時に北京は11:00ということだ。このサマータイムは2015年から復活している。

2ー3分でモンゴル側ザミンウードのイミグレーションのゲートに到着。モンゴル時間15:37(中国時間14:37)頃、モンゴル到着だがゲートで順番待ち。15:40頃、ゲートを通過してイミグレーションへ。

再び全員荷物を持って建物内へ入るが団体客が先に来ており混雑している。で、まずは入国カードを記入しないといけないのだが入国カードは用意されておらず係官から直接もらい記入する。

列に並び自分の番が来て係官にパスポートと入国カードを提出。入国は問題なしだが係官が斜め前方の部屋を指さしているので部屋へ行くと先客がパスポートを提出して金を払っている。入国税か?で、自分もパスポートを提出すると係官はパスポート確認して、何もなしでそのまま返却。日本人は関係なかったようだ。

続いて税関で荷物のX線検査で係官に呼び止められて、バックパックを開けるがパスポート確認したら荷物確認せずに「行っていいよ!」になる。全検査かと思ったら日本のパスポートだとそのままOKのようだ。

イミグレーションを出ると外ではバスが待機している。そして、出口には両替のおばちゃんがおりレートを確認すると100元→30600トゥグリクということだ。中国銀行よりレートがよいので、とりあえず切符代の確保で200元両替する。
200元→61200トゥグリク

両替を終えてバスへ行くとバスが動き始めたので走って追いつき何とか乗車。危うく置き去りになるところであった。16:05頃、ザミンウードのイミグレーションを出発。

モンゴル・ザミンウード駅

16:15頃、ザミンウード駅に到着。ホームを歩いて駅舎へ向かう。

人の流れを観察しながら歩いていくと人がどんどん入っていく建物がある。切符売場があるのだろうと思い入ると携帯のSIMカードの販売店が入っている。

ロンリープラネット蒙古によれば2Fに切符売場があるという事で2Fへ。人口密度の高い場所があり切符売場に到着。列に並び窓口のおばちゃんにキリル文字と英語でウランバートルと書いたメモを見せると、おばちゃんが電卓たたいて35550トゥグリクと。あと、パスポートとのことで、現金とパスポートを出して16:26頃、ウランバートル行きの切符を何とか購入。

列車番号275、18:15発、ザミンウード→ウランバートル、距離は709km、コンパートメント寝台だ。

発車時間まで1時間半ほどあるので周辺を歩いてみる。まず2Fの切符売場から地下へ行くとATMが3台ある。

続いて駅前周辺を探検。切符売場は正面の駅舎の左隣の黒い建物になる。駅前周辺にはホテル、銀行、スーパーマーケットが入っている。

ホームへ行き列車の行先票を撮影。

先頭の機関車も撮影だが線路内には入れないので横から撮影だ。

17:30頃、駅前のハーン銀行のATMで100000トゥグリク引き出しておく。ATMに銀聯マークが付いていたので中国工商銀行のキャッシュカードで試してみた。中国語表示はなくモンゴル語と英語のみ。ラオスのATMは中国語表示があったな。手数料かかるとかの表示はなかったが後で確認だな。

*翌日確認して以下の内訳になった。
両替金額 333.26元
手数料 12元
345.26元→100000トゥグリク
レートは100元→28963元になる。

ザミンウード→ウランバートル

17:40頃、ザミンウード駅に戻ると乗車が始まっていた。どうやら17:30頃から乗車が始まったようだ。切符には4-35と印字されている4号車35番という意味だろう。

4号車へ行き乗車口で乗務員のおばちゃんに切符を提示、すると切符はここで回収して、35を指さして教えてくれる。やはり4号車35番で合っていた。中国みたいに換票証とかはなく、そのまま乗車して寝台へ。

4人コンパートメント寝台には先客がおり全員モンゴル人だ。モンゴルだから当たり前だな。このまま発車時間まで待機となるがエアコン無いので車内はサウナ状態。発車するまでの辛抱だ。

携帯はザミンウード駅のホームでもチャイナユニコムのGSMならつながっているが列車内では圏外になってしまう。ちょうど電波の届く限界の場所のようだ。これだとホームでも雨が降ったら圏外とかになりそうな気配だ。

定刻通り18:15に発車する。19:00頃、乗務員がお湯とインスタントコーヒーを配っていく。ウェルカムドリンクらしい。

外は地平線まで大草原が広がりイメージ通りのモンゴルだ。

たまに遊牧民のゲルが見えたりする。もちろん放牧中の羊や馬たちが遠くにも見える。

両替
モンゴル側イミグレーション出口のおばちゃん
200元→61200トゥグリク
ATM
345.26元→100000トゥグリク

レートはおばちゃんが100元→30600トゥグリク、ATMが100元→28963元なのでおばちゃんに両替してもらうのが良い。ただし、バスに置き去りにされないよう注意。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 35550トゥグリク 4人用コンパートメント寝台
ザミンウード→ウランバートル
合計 35550トゥグリク

ウランバートル駅到着

06:30頃、起床する。ウランバートル駅まで約80kmの場所までやってきた。とりあえず、まずはトイレへ。モンゴルの列車のトイレは男女別になっているので確認してから入らないといけない。

で、肝心のトイレだが便器は洋式で紙は基本的にないようだ。だが中国よりは状態は良くウンコやり逃げなどせずにマナー良く使用しているようだ。流すときは便器の根本にあるペダルを踏むと便器の底が開いて水が流れ線路へ投下される。

手を洗う洗面台の水は蛇口をひねるのでなく、こんな感じで下から押すと水が出る。この方式の蛇口は初めて遭遇したので最初使い方が分からず2分ぐらい考え込んでしまった。

07:30頃、乗務員のおばちゃんが切符を返却にやってきた。ウランバートルの近くまで来たようだ。続いて07:45頃、枕カバー、シーツなどの回収が始まる。

ウランバートル手前のホンホル(Хонхор)付近は急カーブが連続する撮影ポイントだ。カーブで最後尾車両が見えたりとかなりの急カーブだ。

そして、草原には移動式住居のゲルや放牧中の羊、牛、馬たちが見られる。

モンゴルの鉄道は絶景が見られて凄い。

ウランバートル駅に近づくと草原からビルが見える都市の風景へと変わっていく。

08:55頃、ウランバートル駅に到着。

ホームには蒸気機関車が展示されている。

駅を出てホステルワールドで予約しておいたLG Guesthouseへ向かう。

LG Guesthouse

09:15頃、LG Guesthouseに到着する。

だが表通りに面した入口はレストランの入口も兼ねており朝なのでまだ閉まっている。
「裏に回ってちょ!」と案内が出ていたので。

裏へ回ると外にちょうどゲストハウスのおっちゃんがいたのですんなりと中へ。宿泊客はほとんど欧米人のようだ。

1泊7ドルの6人ドミトリーを予約しておいたのだが4人ドミトリーになる。どうも6人ドミトリーと10人ドミトリーは別の場所にあるようで予約確認書にあった住所に来たのだが間違っていたようだ。

予約確認書には↓の住所。
Bayangol district, Teeverchdiin Street, Ulaanbaatar, Mongolia

そして、E-mailの方には↓の一文が。
Thank you very much for your reservation. We have confirmed your booking at LG which is in front of the State Department Store Building-44, entrance-3, door-24. Please see the map at our website.

LG GuesthouseはState Department Storeの近くにもう一軒あるようだ。まあ、寝床は確保できたので良しとしよう。共用スペースにはテレビもあるので大相撲中継が見られる。

ウランバートル駅

ウランバートル駅の国内列車の切符売場を訪れる。駅舎の隣の建物が切符売場になる。

続いて国際列車の切符売場を訪れるが閉まっていた。昼食か?日曜で休みか?*国際列車の切符売場は駅舎の隣の国内列車の切符売場の建物に統合されていた。1Fが国内、2Fが国際となっていた。

ウランバートル市内散歩

鉄道の後はバスターミナルへ行きバスの調査をしようとするが路線バスの運賃は500トゥグリクや1000トゥグリクで西バスターミナルへ行く37番バスは500トゥグリクなのだが、あいにく小銭がない。買い物して小銭を確保しないといけないな。バスは明日にしてウランバートル市内を散歩してみる。ウランバートルは多くはないがビルがそこそこある。

ハーン銀行にやってきたがATMは使えるが日曜なので窓口は閉まっている。

State Department Storeの前にやってきた。

ゲストハウス近くのGRAND PLAZAにやってきた。ビルには色々な店が入っておりショッピングモールみたいになっている。もちろんスーパーマーケットがある。

モンゴルでの物価調査だがコカ・コーラ500ml 1000トゥグリク、2L 2400トゥグリクになっている。1元=300トゥグリクなので中国よりコカ・コーラが高い。中国だと500ml 2.7~3元、2Lなら6元くらいかな。それでも日本よりは安いかな。とりあえずコカ・コーラ2L(2400トゥグリク/約127円)を購入。モンゴルのコカ・コーラの味は、やはりコカ・コーラの味であった。

ホーショールとツォイワン

夕飯は駅前の食堂へ行く。モンゴル語が読めないのでどの店が食堂かよくわからない。「Restaurant」と表記しているところはレストランだとわかるが高そうな気がするので入れない。その中で見た目で食堂だとわかる所があったので入る。表に料理の写真が出ていると助かる。

で、中国のプラスチック製イスの上級者向け駅前食堂を想像していたのだが、内部は普通の食堂でメニューもあるがモンゴル語や・・・。読めないよ!

とりあえず覚えたばかりの餃子のボーズ(Бууз)を頼むが売り切れで、おばちゃんが勧める奴を注文する。

メニューを見る限り料理は多そうだ。

まず1品目がホーショール(хуушуур)(1000トゥグリク/約52円)で安かったので2個注文。ホーショールは平べったいジャンボ揚げ餃子で中身は羊の肉。ラム肉多いですというか具材はラム肉のみ!中国では一度にこれほどのまとまった肉は食べたことがないぞ!さすがモンゴル!羊は基本ですね!

2品目のツォイワン(цуйван)(3800トゥグリク/約200円)は麺の炒め物だが麺よりうどんに近い。具材は人参とラム肉で、ちゃんと肉が入っている。ここでも羊は基本だ。モンゴル料理凄いぞ!勘定は5800トゥグリク(約303円)で約19.5元になる。中国のモンゴル料理の店だと倍以上の40元、50元はするだろうな。

ゲストハウスに戻るが21:00ぐらいまで外は明るい。ウランバートルの昼間は長い。そして今日一日大苦戦した。モンゴルではモンゴル語が読めないと大苦戦だ。キリル文字全く読めず文盲なので大変だ。

しかし、苦戦はしたがモンゴルでは痰吐きの音を聞かずに一日が終わった。マンホールの蓋がない所はあったけど。モンゴルは凄く期待できそうだ。モンゴル人には「あれと比較するな!」と苦情が来そうだが。それぐらい「あれ」の痰吐きは凄いのだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8200トゥグリク
合計 8200トゥグリク

Gana’s Guest Houseへ移動

06:30頃に起床。ウランバートルの天気は快晴。08:30頃、同じドミの白人さんがチェックアウトしていった。09:00頃、LG Guesthouseをチェックアウト。まだ宿代払っていなかったので久しぶりにチェックアウト時の支払いになる。残金6.16ドルで13600トゥグリク。

次の宿の場所はわかっているので通りを歩いて行く。横断歩道で信号待ちしていると赤信号無視する歩行者が・・・。ちょっと残念な光景だな。

通りを歩いてガンダン寺近くを過ぎる。しばらくすると高台に移動式住居のゲルが見えてきた。

通りから未舗装の坂を登っていく。この先にゲストハウスがあるとは考えにくいけど・・・。

09:35頃、Booking.comで予約しておいたGana’s Guest Houseに到着。一応看板出ているけど、もう少し予算かけた方がいいと思うが・・・。第一印象が肝心ですよ!チェックインは問題なく1泊7ドルで3泊、トゥグリクに換算して1泊14000トゥグリクで合計42000トゥグリク支払う。

あれ?さっきチェックアウトしたLG Guesthouseの為替レート悪いぞ!ボッてるやん!まあ、6人ドミを4人ドミにしてもらっているので文句言えないけど。

さて、部屋の方だが屋上にある遊牧民の移動式住居ゲルになる。めっちゃモンゴルらしい!

ゲルの5人ドミトリーで設備は最低限で照明、共用コンセント2個だ。冬はストーブ使用可になる。エアコン、扇風機なんて物はないがゲルの中は意外にも涼しい。Wi-Fiはゲルの中でも使用可能だ。客層は欧米人がメインのようだ。

共用のトイレ・シャワーはトイレがちょっとショボいが許容範囲内かな。あとウランバートルの水道水はかなり冷たい。長時間手を洗っていると手がかなり冷えてくる。

ハーン銀行で両替

10:00頃、ハーン銀行へ向かう。10:20頃、ハーン銀行に到着。番号札の発券機を見つけるが文盲の自分にはモンゴル語はさっぱり・・・。行員の兄ちゃんに聞いて番号札をもらうが窓口8個全部開いていて40人待ちだよ。ハーン銀行大繁盛だ。気長に待とう。

待っている間にレート表を見つけて確認すると両替レートは100元→30000トゥグリクのようだ。ちなみに日本円は1円→18.91トゥグリクになっていた。ハーン銀行のWEBサイトでも為替レートは確認可能だ。

ようやく自分の順番が回ってきて600元を両替しておく。600元→180000トゥグリク特にパスポートは必要なく書類にローマ字表記の名前と日付と署名を記入して手続自体は3分ほどだ。10:53頃、両替完了

中国行き切符購入

グーグルマップやロンリープラネット蒙古に出ているウランバートル駅の国際列車の切符売場にやって来たが門が閉まっており入れない。まだ昼休みではないはずだが・・・。まさか国内切符売場に引越か?

11:20頃、駅舎の隣にある切符売場へ行ってみるが1Fは時刻表や運賃表を見る限り国内切符だけの取扱のようだ。そして、2Fへ行く客を見かける。怪しいので2Fへ行ってみると、階段登って右側の部屋が切符売り場になっている。

ちょっと覗いてみると国際列車の時刻表がある。2Fが国際列車の切符売場になっていた。どうやら国際列車の切符売場が国内列車の切符売場の2Fに引っ越したようだ。

で、周囲の人の動きを観察すると発券機で番号札を取って順番を待っている。自分も番号札を取り順番を待つ。順番が来て窓口のおばちゃんに、列車番号とモンゴル語、英語、中国語で「ウランバートル→集寧南」と書いた紙を渡して購入を試みる。

モンゴル国鉄のWEBサイトにある時刻表だと24列車は木曜日(Бямба)運行ということだが、おばちゃんがカレンダー指差して金曜(Баасан)にもあることを教えてくれた。おまけに金曜日の午前は北京(Пекин)行きの24列車、午後はフフホト(Хухэхаут)行きの34列車が集寧に停車だよと教えてくれる。

24列車は木曜日が定期運行で金曜日は時刻表にはSummer Time Train。金曜日は夏の臨時列車だな。そうすると臨時列車に乗車しなくては!

ということで2016/07/22の08:30発、ウランバートル(Улаанбаатар)→北京(Пекин)の24列車の切符を中国・集寧南(Жинин)まで購入。距離は1074km、4人コンパートメント寝台(КУПЕ)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)になる。ちなみに木曜日の24列車は運賃220000トゥグリクくらいで少し高い。車両が違うのか?

切符は5枚綴りになっており、これは2枚目。

これは3枚目。

これは4枚目で5枚目は注意書きみたいな奴。

国際列車なのでウランバートル(Улаанбаатар)→集寧(Жинин)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)は凄く高い!国内列車、国境越えだけ国際列車で乗り継げばかなり安くなるし国境越えだけをバスにすればもう少し安くなる。

列車だけの場合(参考金額で乗り継ぎなどダイヤは考慮していません)
ウランバートル(Улаанбаатар)→ザミンウード(Замын-Үүд) 35550トゥグリク(約1880円/118.5元)
ザミンウード(扎门乌德)→エレンホト(二连浩特) 66元?
エレンホト(二连浩特)→集寧(集宁) 69.5元
合計254元で国際列車の24列車は3倍近く高い!

人民元で考えると722元もあればどの辺りまで行けるかというと。似たようなグレードの4人コンパートメント寝台の軟臥だと
K41次 北京西→敦煌 734.5元
Z307次 北京西→アモイ 640元

グレード落として6人寝台の硬臥だと
T204次 上海→伊寧 728.5元
Z21次 北京西→ラサ 720元

平気で2泊3日の乗り鉄が楽しめます。T204次なんて4000km以上を52時間37分の乗り鉄で上海からカザフスタン国境近くまで行ってしまいます。

チンギスハーン広場

12:10頃、市中心部を循環する37番バスに乗車、運賃500トゥグリク(約26円)だが渋滞にハマる。乗客たちがバス停でない所で次々と途中下車。車内は空になる。12:45頃、チンギスハーン広場に到着。歩いたほうが早かったかも。

チンギスハーン広場はウランバートル中心部にある定番の観光地だ。元々はスフバートル広場と呼ばれていたがチンギスハーン広場に改名された。ウランバートルの空は青空で観光には絶好の機会だ。

ここにチンギス・ハーン像が鎮座している。

モンゴルの英雄チンギス・ハーンですが像の作りも力が入っており立派で威厳を感じさせます。台湾の中正記念堂や忠烈祠みたいに衛兵の交代とかがあれば観光客ウケすると思うのですが。まあ、人が集まり過ぎるより静かな方がいいのかな。

騎兵の像もかっこいいです!

広場の中央にあるのはスフバートル像ですがチンギス・ハーンに比べると小さめだ。

チンギスハーン広場から徒歩でウランバートル駅へ向かう。途中でガソリンスタンドを見かける。

ガソリン1Lでオクタン価95号が1730トゥグリク(約91円)、92号が1530トゥグリク(約81円)となっている。95号がハイオク、92号がレギュラーかな?日本よりガソリンは安いようだ。

ウランバートル駅で両替

14:10頃、再びウランバートル駅にやって来た。

切符売場の1Fにある両替所で人民元を両替する。
両替レートは100元→30400トゥグリク。
300元→91200トゥグリク
銀行より少しだけレートが良く、何と言っても待ち時間なし。銀行で両替するんじゃなかった!

マハとボーズ

両替を終えたので昨日の食堂で遅めの昼食。何かのマハ(Нарийн мах)(4800トゥグリク/約253円)とボーズ(бууз)(600トゥグリク/約31円)を注文。マハ(мах)は肉、ボーズは肉まんの意味を意味する。出てきたのがこれで羊肉の炒め物と人参、キュウリ、ご飯、別注文のボーズが載っかっている。モンゴル版定食?

モンゴルのビール

ゲストハウスから5-10分ほどの所にあるのがMAX MALL。ちょうどGRAND PLAZAの斜め向かいにある。MAX MALLはショッピングモールになっておりキャンプ用品やスポーツ用品の店もある。そして、地下にスーパーマーケットがある。

で、モンゴルに来たからにはビールを購入。ゴールデンゴビ(Алтан Говь)500ml(1820トゥグリク/約96円)はアルコール度数5%。

ニースレル(Нийслэл)500ml(1540トゥグリク/約81円)はアルコール度数5%。

ビール飲んでゲルのドミトリーで寝る。

両替
ハーン銀行
600元→180000トゥグリク
レートは100元→30000トゥグリク

ウランバートル駅切符売場の両替所
300元→91200トゥグリク
レートは100元→30400トゥグリク

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8760トゥグリク
宿泊費 13600トゥグリク LG Guesthouse 1泊7ドルの残金6.16ドル
宿泊費 42000トゥグリク Gana’s Guest House
1泊7ドル×3(14000トゥグリク×3)
鉄道 216650トゥグリク コンパートメント寝台
ウランバートル→集寧
バス 500トゥグリク 路線バス
合計 281510トゥグリク

ウランバートルの朝

今日もウランバートルは朝から青空だ。

Gana’s Guest Houseの隣家はゲルになっている。ウランバートル市内でもゲルで暮らしている住民がそこそこいる。家建てるとなるとお金もかかるし、ゲルなら引っ越しがすぐできたりと便利なのだろう。ゲストハウスは朝食付きで欧米人の宿泊客たちがパン食べている。自分はビスケットだけ食べて、08:45頃に外へ出かける。

ドラゴンバスターミナル

09:00頃、MAX MALL近くのバス停からトロリーバスのT2に乗車する。運賃は300トゥグリクで西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)へ向かう。

で、乗車したら隣の乗客が地球の歩き方を見ている。日本人旅行者であった。偶然知り合ったM先生はバスターミナルからハラホリン(カラコルム)へ行くそうだ。とりあえずGPSで距離を確認しながら進んでいく。

09:35頃、乗務員のおばちゃんが教えてくれてバスを下車。バスが駐車場に複数停車しているのでバスターミナル近くというのは何となく分かるのだが、英語での案内標識が出ていないので少し手間取る。09:40頃、DRAGON CENTERの隣りにあるソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)に到着。建物の屋上に「DRAGON BUS TERMINAL」と看板出ているので何とかわかった。できれば、バス停に英語の標識が出ていると助かるな。

バスターミナル内はこんな感じで結構綺麗です。


バスの運賃・時刻表はA4用紙に印刷されて掲示されていた。



ただし、モンゴル語なので読めないよ!АВТОТЭЭВРИЙН ҮНДЭСНИЙ ТӨВでもバス情報は確認できるというかネットで予約できるようだ。それでもバスの情報は手に入ったのでモンゴル西部へのルートは開けただろう。

モンゴル西部の布尔干(Bulgan)から中国新疆ウイグル自治区の塔克什肯口岸を通りウルムチへ抜けるにはホブド(科布多/Khovd)経由になる。ホブド行きのバスは13:00発、運賃68000トゥグリク、距離は1556kmになる。

M先生はハラホリン行きのチケットを無事購入!ハラホリン(カラコルム)行きは11:00発になる。で、M先生はハラホリンでのゲストハウスの勧誘を受けていた。ドラゴンバスターミナルは旅行客が多いようでゲストハウスの勧誘が多いのだろうか?自分はバスの情報が手に入ったので、ここでM先生とお別れで東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルへ向かう。

バヤンズルフバスターミナル

10:15頃、ドラゴンセンター近くのバス停からT2のトロリーバスに乗車。運賃300トゥグリク、とりあえず終点まで行ってみる。トロリーバスはひたすら東へと進みGRAND PLAZAとMAX MALLを通過して、更にチンギスハーン広場も通過して11:25頃、トロリーバスの終点に到着。ここはウランバートル駅から出ているT4のトロリーバスの終点にもなっていた。

どうもバスターミナルは通りすぎてしまったようで来た道を歩いて戻っていく。800mほど戻るとавтовокзалと表記された看板の出ている建物を発見。東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルに到着。

西バスターミナルのドラゴンバスターミナルと比べるとかなりボロい。おまけにバスターミナルの入口は建物の隅っこにある扉だ。どう考えても外国人はほとんど利用していないというのが予想できる。

一応時刻表と運賃表らしきものは掲示されていた。これが運賃表。

こちらは時刻表。

12:05頃、バスターミナルから西へ200mほど行った所にあるバス停からT4のトロリーバスに乗車。運賃は300トゥグリク、チンギスハーン広場、MAX MALLとGRAND PLAZAを通過して終点のウランバートルで下車。

これでウランバートル市内の移動手段は何となくわかった。大体こんな感じだ。

トロリーバスのT2
西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

トロリーバスのT4
ウランバートル駅-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

このトロリーバスの2路線を抑えておけば駅、バスターミナルとチンギスハーン広場の移動は大丈夫だろう。

モンゴルの定食?

昼食は駅前の食堂へ。今日は昨日の食堂の隣りを試してみる。ボーズやホーショールは売り切れだったのでおばちゃんが勧めるГульяш4200トゥグリクにしてみる。あとミネラルウォーター500ml(600トゥグリク/約31円)も頼む。

これがメニュー表。

相変わらず文盲なので読めません。

ульяш(4200トゥグリク/約222円)は煮込んだ羊肉か牛肉に野菜炒めとご飯が付いています。煮込んだ肉はめっちゃ柔らかくて美味い!モンゴルの定食と言ったところか?

モンゴルビール三昧

食後はMAX MALLの地下にあるスーパーマーケットでビールを購入。СЭРҮҮН500ml(1530トゥグリク/約80円)でアルコール度数は4.8%。アルコール度数4.8%はモンゴルのビールの中ではアルコール度数は低い。ゲストハウスへ戻りビールを飲んで一眠り。

眠りから覚めて再びMAX MALLへ行きビール購入。JALAM KHAR GOLD500ml(1480トゥグリク/約78円)はアルコール度数5.2%。

Боргио500ml(1470トゥグリク/約77円)はアルコール度数5.5%。昼間から完全に呑んだくれて西成警察署周辺に住んでいるおっちゃんたちといい勝負かも?ウランバートルにも昼間から呑んだくれて道端で寝ているおっちゃんを見かけるが怖くて近づけていない。中国なら平気なのだが。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9280トゥグリク
バス 900トゥグリク 路線バス
合計 10180トゥグリク

ザイサン・トルゴイ

08:00頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

08:30頃、チンギスハーン広場へ移動。途中のバス停で昨日乗車したトロリーバスのT2とT4の路線図を撮影。

T4の「ВОЗАЛ」が駅という以外はわからず。

09:00頃、チンギスハーン広場に到着。ザイサン・トルゴイへは7番バスで近くまで行けるようだがバス停が見つからない。チンギスハーン広場のすぐ南のバス停に7番バスが停車するが、これは逆方向の北行きなので違う。

広場から通りを南へ歩きケンタッキーを過ぎた所のバス停は南へ向かう7番バスに乗車できる。09:30頃、7番バスに乗車。運賃500トゥグリク、バスに乗ったが最寄りのバス停は次のバス停であったがを通り過ぎる。

ボグド・ハーン宮殿博物館(Богд хааны ордон музей)とキャラバン隊の像が見える交差点で西へとバスが進路を変える。とりあえず、どこまで行くかそのまま乗車するが西へバスは走り、草原が広がる風景へと変わる。

10:00頃、バスを下車して引き返す。再び7番バスに乗車、運賃500トゥグリク。10:30頃、ボグド・ハーン宮殿博物館とキャラバン隊の像が見えたところで下車。

ボグド・ハーン宮殿博物館は有料のようだ。

入場料8000トゥグリクになっている。

博物館は宮殿というより寺院の雰囲気が強い。

通りを南へ歩いていくと丘の上にザイサン・トルゴイのモニュメントが見えてきた。

丘の下にあるBuddha Gardenの前を通る。この大きな仏像もザイサン・トルゴイへの目印になる。

Buddha Gardenを通り過ぎるとT-34のモニュメントに到着。ここから階段を上っていく。

11:00頃、ザイサン・トルゴイに到着。第二次世界大戦の戦勝記念碑とソ連とモンゴルのつながりを表すモニュメントだ。

壁画のデザインがいかにも社会主義といった感じだ。

これが踏まれた旭日旗で第二次世界大戦の戦勝記念を表している。

こちらはナチス。ただ旭日旗やナチス旗は自分にとっては重要ではない。

ザイサン・トルゴイの壁画で一番重要なのは「CCCP」と表記されている部分だ!「CCCP」とはソビエト社会主義共和国連邦(Союз Советских Социалистических Республик)の略称だ。ザイサン・トルゴイにはソ連が生きているのだ!ただし、壁画の痛みが激しいようでタイルが剥がれ落ちている。

ザイサン・トルゴイからはウランバートルが一望できる。大都会が広がっているのだが。

見る方向を変えると草原と山が広がっている。

ザイサン・トルゴイの周辺には山の斜面にチンギス・ハーンの顔が描かれていたりする。

ザイサン・トルゴイからバス停へ戻って行くと8、36、42、45、55のバスがザイサン・トルゴイ最寄りのバス停に停車していた。この中で8番バスが市中心部のチンギスハーン広場とState Department Store(ノミンデパート)の間の通りを通っている。13:15頃、8番のバスに乗車。運賃500トゥグリク、市中心部で下車する。

モンゴルのファストフード店

昼過ぎになり腹が減ってきたので食堂を探す。ウランバートル中心部なので高そうなレストランはすぐに見つかるが、いかにも安食堂というのは見つからず。14:00頃、食堂ではなさそうだが食い物屋を発見!店の中へ入る。

店内の様子からしてファストフード店のようだ。お姉ちゃんにメニュー表を見せてもらいホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を注文。この一番高いセットはホーショール4枚のようだ。

これがホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)になり、平べったいジャンボ揚げ餃子みたいなホーショールが4枚、豚汁の羊肉版、香辛料が付いたキャベツの漬物?、お茶という内容だ。

味の方は美味い!マクドナルドのハンバーガーより格段に美味い!ホーショールは平べったいがしっかりと羊肉が入っています。脂分が多いので見た目よりボリュームがある。年寄りには胃がもたれるかも。

豚汁の羊肉版も煮込んであるので肉が柔らかい!九州じゃんがららあめんの角肉に匹敵する柔らかさだ。モンゴルのファストフード店は凄い!

モンゴルの馬乳酒

食後はGRAND PLAZAのスーパーマーケットでビールとヨーグルトを調達。

LEGEND500ml(1850トゥグリク/約97円)アルコール度数は5.2%。

ヨーグルトと思って購入したのがズーヒー(Зөөхий)350g(2800トゥグリク/約148円)という乳製品であった。味はヨーグルトよりかなり濃い。

夕方になりMAX MALLでミネラルウォーターと馬乳酒を購入。ミネラルウォーター1.5L(940トゥグリク/約50円)で中国の1.5倍くらいの価格だ。中国なら1.5Lが2.2元(約37円)くらいだ。

アイラグ(айраг)1L(5700トゥグリク/約301円)になる。このアイラグが馬乳酒になるのだが結構高い。味の方なのだがチーズの味がして、発酵しているので炭酸も入っている。この味は自分には合わなかった。馬乳酒は街中で遊牧民が量り売りしているので、そちらの方が良いのかもしれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13790トゥグリク
バス 1500トゥグリク 路線バス
合計 15290トゥグリク

Danista Nomads

06:30頃に欧米人の兄ちゃんが1人出ていった。バスか鉄道で移動か?今日の天気は曇りで涼しい。ウランバートルは標高1200mくらいの高原にあるのだが晴れていると日差しが強く結構暑い。07:30頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

10:25頃、Gana’s Guest Houseをチェックアウトして次の宿へ移動。15分ほど歩くと通りから建物と看板が見えるので路地へ入る。

10:40頃、Booking.comで予約しておいたDanista Nomadsに到着。レセプションは人が不在だったので、そのまま待っていると10分くらいでオーナーが帰ってきた。で、部屋を準備するからということで20分ほど待機。その間にパンとコーヒーを頂く。

今回の部屋は1泊8ドル(16000トゥグリク)の6人ドミトリーだ。ドミトリーは隣の建物の2Fになる。野郎6人ドミを予約したのだが実際は12人混合ドミであった。部屋にトイレ・シャワーが付いておりかなりきれいだ。ベッドに照明とコンセントがないのは痛いがWi-Fiの電波は良好でネットは問題なし。宿泊客は欧米人が多いが中国、韓国もいる。

このゲストハウスはドミトリーの建物の1Fが自動車修理工場になっている。自動車修理工場も経営するゲストハウスか?その逆かな?

ガンダン寺

10:40頃、宿から5分ほどの所にあるガンダン寺を訪れる。入場料は4000トゥグリクなのだが入口の入場券売場には誰もいない。というか、地元民はそのまま素通りだ。

誰もいないのかと周囲を見回すと兄ちゃんが気付いて走ってきた。世間話中だったようだ。入場券を購入して境内へ。

本殿へ行く前にお経の聞こえる建物へ。内部は撮影禁止だが僧侶たちがお経を唱えており雰囲気は最高と言っても良い。僧侶たちだけでなく地元民も一緒にお経を唱えているというのも重要だな。モンゴルでチベット仏教がどれだけ重要かがよく分かる。

外にはお馴染みのマニ車があり地元民がコルラしている。

ここが本殿になる。清の第5代皇帝である雍正帝により創建されたチベット仏教ゲルク派の寺院だ。ここにも入場券売場があるが僧侶たちは入場券の確認しておらず、地元民だけでなく観光客も出入り自由。本殿内部の撮影は7000トゥグリクの別料金だ。

本殿の周りにはチョルテンがいくつかあるのだが、珍しく白色でないチョルテンもある。オレンジチョルテンがあったり。

ブルーチョルテンがあったりする。何か特別な意味があるのか?

ホーショール

夕飯は昨日のホーショールのファストフード店へ。またホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を食べる。やはりホーショール美味い!

食後はMAX MALLでヨーグルト(тараг)500ml(1410トゥグリク)とパンを購入。ヨーグルトは固形でなく飲むヨーグルトである。パンは明日の国際列車での食料だ。

夜は明後日の中国での切符をネット予約しておく。明日の国際列車の切符が物凄く高かったので集寧南→フフホト東→蘭州西の切符は無座と硬座になる。切符代は国際列車の2割以下になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9600トゥグリク
宿泊費 16000トゥグリク
ガンタン寺 4000トゥグリク
合計 29600トゥグリク
項目 金額 備考
鉄道 9.5元 無座 集寧南→フフホト東
鉄道 130.5元 硬座 フフホト東→蘭州西
合計 140元

モンゴル旅行記 鉄道で北京・エレンホトからモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

高速鉄道で天津→北京南

09:15頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:30頃、地下鉄の営口道駅に到着。運賃2元で地下鉄3号線に乗車し天津駅に向かう。

09:45頃、天津駅に到着。天津駅は地上に出ずにそのまま高速鉄道の地下待合室へ入れるようになっている。まずは安全検査で手荷物のX線検査を受ける。

安全検査を通過すると地下切符売場があるが朝から長蛇の列で1時間コース確定だな。

切符は前もって購入済みなので続いて切符と身分証の確認だ。パスポートと切符を出すが駅員のお姉ちゃんはパスポートの中身確認せずに返却。いつもの事だが外人には用はないらしい。

09:53頃、待合室に入る。待合室は広いが少し暗い。

今回は11:05発、天津→北京南のC2028次に乗車する。座席は二等座、運賃は54.5元になる。

10:50頃、改札が始まりホームへ移動。高速鉄道なので荷物置き場は問題なく確保して発車時刻まで撮り鉄。今回の車両は最高速度350km/hのCRH3Cだ。

11:05に定刻通り天津駅を発車する。

都市の街並みが広がっていたが徐々に田舎の風景へと変わっていく。

10分も走れば外は田舎の風景に変貌。

北京南駅までの運行時間はC2028次は最短の35分に設定されているので速度は300km/hまでは出すと思っていたが実際は270km/h程度までしか出さず、やられた感が漂う。京津城際鉄路の設計速度は350km/hなのに・・・。

最短運行時間なのに、なぜ300km/h運転していないのだ?2009年に乗車した時は330km/hまで出していたのだが。後で調べたのだが2009年当時は北京南-天津を30分で結んでいたが、今回は35分だ。最速の列車で35分なので、どうも減速して300km/hでの営業運転はやっていないようだ。最高速度は270km/hに落としているのか・・・。色々と問題を抱えているのか?

定刻通り11:40に北京南駅到着。

そのまま地下鉄の改札口へ向かい地下鉄4号線に乗車して西四駅で下車。

いつもの北京青年酒店

12:15頃、定番の北京青年酒店(金榜縁賓館) (北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。
Booking.comで予約しており1泊54元だ。レセプションの兄ちゃんに「3回目でしょ!」と言われ完全に覚えられている。部屋はいつものWi-Fi激遅の10人ドミトリーだ。

寝床は確保したので昼食食べてモンゴルまでの食料確保のためにスーパーマーケットの順天府超市に買い出しに出かける。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 32.86元
宿泊費 54元 1泊54元
地下鉄 2元
合計 88.86元

北京駅

今日は鉄道でエレンホトまで移動する。朝の内に明後日のモンゴル・ウランバートルの宿をホステルワールドで予約しておく。とりあえずウランバートル駅近くのLG Guesthouse & Hostelを予約。デポジットは0.84ドル。

09:00頃、ユースホステルをチェックアウトする。09:15頃、西安門のバス停から103路のトロリーバスに乗車して終点の北京站西のバス停へ移動。運賃1元、09:45頃に北京站西で下車して北京駅へ。

駅前は相変わらず人多すぎる。入口の両脇ではサングラス掛けた武警が自動小銃持って警戒中だ。北京駅は自動小銃を持って警備しないといけないほど治安が悪いらしい。スリや置き引きの類が集まるだけではないようだ。

まずはいつもの切符と身分証の確認を済ます。今回は駅員のやる気があるようでパスポートの中身を確認している。続いて手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。

中央のエントランスで待合室の確認をする。

電光掲示板を見てK3次を探す。待合室は一楼第一候車室になっている。まあ、国際列車なので第一候車室だろうというのは予想通りだ。

待合室は既に乗客がいるがカオス度は低い。白人さんも少数ながら見られるので国際列車の雰囲気が出ている。そして、待合室が豪華だ。2階の待合室のように13億人でサバイバル真っ最中という雰囲気は全くない。

国際列車で北京→エレンホト

今回乗車する列車は11:22発、北京→ウランバートル→モスクワのK3次だ。席はコンパートメント寝台の包廂硬臥、運賃は130元だ。

国際列車でウランバートルまで行くと高額なのでモンゴル国境の町になるエレンホト(二連浩特)まで乗車する。それとバスで国境越えもやってみたいので!

改札口の扉が開いたので一番乗りで改札口に並ぶがほとんどの乗客は並ばずのんびりしている。10:40頃、改札が始まるが乗車バトルは全くなく皆のんびりと改札口へ向かい始める。客層が全く違う!

のんびりと乗車して寝台へ。包廂硬臥なので4人用コンパートメント寝台になる。RW22の軟臥をグレードダウンした感じかな?

あとは発車時間まで撮影だ。まずは行先票の撮影だ。エレンホトまでの車両は「北京-二連」と表記されている。

そして、ウランバートル、モスクワまでの国際列車の行先票は「北京-乌兰巴托-莫斯科」となっている。

行先票の上には国章が付いているのも特徴だ。行き先がモスクワになっているのでシベリア超特急、シベ超に乗車だ!でも、旧南満洲鉄道をで瀋陽へ行かないと本物のシベリア超特急ではないな。

この行先票の特徴は列車番号がないことだ。代わりに別の場所に列車番号は表示されている。




今回のK3次の客車はRW18、RW19、YW18、食堂車がCA18になる。

客車を牽引する機関車はHXD3Cだ。

ホームでは乗客たちが記念撮影している。国際列車となると皆やることは決まっているようだ。

今回のK3次の最大の特徴は非空調ということだ。ようするにエアコン無しで扇風機で窓が開けられるということだ。そして、外の撮影に最適ともいえる。

定刻通り11:22にK3次がモスクワに向け発車する。同じコンパートメント寝台の乗客は中国人の家族で爺ちゃん、婆ちゃん、娘、孫の構成だ。爺ちゃん、婆ちゃんは発車後に昼寝し始める。とりあえず害はなさそうだ。

この同じコンパートメント寝台になる客は運に天を任せるしかないので、どんなのに当たるかはその時のお楽しみである。欧米人のお姉ちゃんかもしれないし、腹出し族や裸族のおっちゃんかも知れない。

エレンホトまでの車両にも欧米人が乗車しているので、エレンホトからバスかタクシーをチャーターしてモンゴルのザミンウードへ抜けて再び列車に乗車してウランバートルへ向かうのだろう。国際列車は高いからな。

まずは車内探検でお約束のトイレへ。何と洋式トイレではないか!しかも、トイレットペーパーが付いている。奇跡だ!しかし、お世辞にも綺麗とはいえない。

洋式トイレだけど線路へ垂れ流しの方式なので便器脇のペダルを踏むと水が流れて便器の底が開いて線路へ。エレンホト到着までには更に汚くなるのだろう。

こちらは電気給湯器でよく見る角張った奴ではなく丸い奴です。石炭の方なら丸いのはよく見るのだが電気給湯器で丸いのは初めて見ます。

列車は北京を出ると山岳地帯を走り集寧南駅へと走っていく。すれ違う列車を撮り鉄しながら風景も撮影する。

天気がよいので外は青空が広がっている。

河北省に入り、14:35頃、張家口南駅に到着。

内モンゴル自治区に入り、16:50頃、集寧南駅に到着。停車時間を利用してホームへ降りる。

駅の電光掲示板を見ると、16:56到着、17:08発車になっており、6分ほど早着のようだ。行き先がモスクワになっているのも重要な部分だな!停車時間が長いので機関車の交換をしているのだろう。集寧南を出ると単線の非電化区間に変わる。機関車をDF4Dあたりに交換しているのだろう。

19:17頃、同じコンパートメント寝台のガキがペットボトルに小便をするが、通路にはペットボトルをチンコに装着するのが遅れた跡が・・・。あと5秒ぐらい早ければ通路への汚染水漏れは防げただろう。まあ東電も汚染水漏れ起こしているしな・・・。

19:29頃、朱日和駅に到着。中国人家族が下車して自分のコンパートメント寝台は1人になった。

モンゴル国境エレンホト

定刻より13分早く21:35頃、エレンホトに到着するが雨が降っているではないか!

とりあえず駅の外へ移動。

永恒商務賓館

傘差して予約しておいた宿へ向け移動開始。バスターミナルの斜め向かいに宿があるので場所はわかりやすい。21:50頃、Qunar.comで予約しておいた永恒商務賓館に到着。追い出されず外人OKで登記完了。

部屋は建物の裏へ出て隣の入口からアパートの階段を6Fまで上がり部屋へ。部屋は1泊69元の1人部屋で結構広め。

だがエアコン無しでサウナ状態で、おまけにトイレ・シャワーの照明つかねーよ!文句言いに下まで降りるのは面倒やな・・・。まあ、部屋の照明で何とかなるから・・・。とっとと寝よう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 69元
バス 1元 路線バス
合計 70元
項目 金額 備考
宿泊費 0.84ドル 予約:LG Guesthouse & Hostel
合計 0.84ドル

エレンホト国境閉鎖中

08:00頃、バスターミナルの二連国際汽車站へ行く。窓口でモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが窓口のおばちゃんから「今日は国境閉鎖でバス無いよ」の一言。バスは明後日あるという。

バスがないなら鉄道ということで二連駅へ行く。駅前は昨晩からの雨で道路は冠水。雨の少ない地域なので排水設備は整備されていないようだ。見た目は立派な街なのだが見えない所が・・・。

08:20頃、二連駅に到着。でも、今日は北京やフフホトからの国際列車はないんだが、確率は低いが国境の駅だと駅で公示されていない列車が運行されていることもある。ようするに時刻表に載っていない列車だ。ということで開いている国内窓口でおばちゃんに聞いてみたら「今日は国際列車ないよ」と撃沈。

これで予定が狂ってしエレンホトで足止めだ。宿へ戻り予約していたウランバートルの宿へキャンセルのメールを送る。で、このまま同じ宿に宿泊してもつまらないので他の宿を予約しておく。

ナーダムで国境閉鎖

10:00頃、モンゴル国境の二連浩特口岸へ向かう。エレンホトの街から1路のバスで行けるが歩いて行く。1路のバスだと終点の公路口岸がイミグレーションの二連浩特口岸になる。エレンホトは路線バスが5路線あるようだ。

街からは1本道で遠くに見える虹を目指していく。

10:40頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートを警備していた武警の兄ちゃんに聞いてみたら「中国側は問題ないけどモンゴル側がナーダムで14日、15日は国境閉鎖」とのこと。通常は毎日国境は開いているということであった。一応政府系サイトでは国境閉鎖情報が出ているのだがナーダムの国境閉鎖は出ていなかった。

鉄蒙賓館

11:40頃、賓館をチェックアウトして次の宿へ。昼頃にQunar.comで予約しておいた駅近くの鉄蒙賓館に到着。外人OKで追い出されず1泊60元で1泊する。

部屋は一人部屋だが設備古くて招待所レベル。

テレビがブラウン管で映らないよ!おまけにエアコン付いてるけどリモコン無いので動かない。

極め付きはトイレ汚い。タンクの蓋外されているし。これで60元はボッタクリだ。

エレンホトの街並み

エレンホトの街を散歩してみるが、まずは路線バスの確認。5路線あるがモンゴル国境(公路口岸)、バスターミナル(长途汽车站)、駅(火车站)へは1路と2路を組み合わせれば問題ない。

エレンホトの街は中心部は交通量の割に道路が広い。

人の数の割にはでかい商業施設があったりする。

そして、ケンタッキーも進出している。

刀削麺

昼食は久しぶりにイスラム食堂を利用。

刀削麺(8元/約136円)を食べます。スープは薄味のあっさり系で漬物が付いています。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.7元
宿泊費 60元
合計 77.7元

遠順賓館

11:00頃、ボロ宿をチェックアウトしてバスターミナルへ移動。しかし、今日もモンゴルへの国境は閉鎖されておりエレンホトで足止めだ。明日には国境が開くのであと1日の辛抱だ。

11:30頃、バスターミナルの二連浩特国際汽車站に併設された遠順賓館(远顺宾馆)に到着。Qunar.comで予約しておいた1泊80元の部屋に宿泊。

2人部屋で広さは普通かな。

だが設備はボロくてエアコン壊れている。

トイレ・シャワーもボロい。おまけに断水中だよ。これで80元はボッタクリだ。Wi-Fiだけが繋がるのが唯一の救いだろうか。

モンゴル領事館

14:00頃、バスターミナルから徒歩5分ほどの所にあるモンゴル領事館へ行ってみる。モンゴル国旗が目印なのですぐに分かる。

だがモンゴル領事館はナーダムで7月11日から18日まで休館の貼り紙が。これでは国境が閉鎖されるのも仕方ないかな。

通常は月曜から金曜に開いているようだ。午前が09:00-12:00、午後が15:00-17:00になっている。

とりあえず宿に戻るが相変わらず断水したままだ。1泊80元もしてこれではやられたとしか言いようが無い。15:00頃、断水が復旧するが水が濁っているので水道を流したままにする。

烩揪麺

夕飯はイスラム食堂で烩揪麺(12元/約204円)を食べる。ちぎった麺なので麺片に近い感じだ。

宿に戻るが再び断水している。エレンホト糞だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 80元
合計 92元