新疆ウイグル自治区ウルムチ
バスでトルファン→ウルムチ
09:00頃、近くの牛肉麺の店で朝食に牛肉麺(7元/約140円)を食べる。麺は昨日と同じで多めで頼んでおく。無料で麺を大盛りにしてくれるのはありがたい。
10:20頃、白駝青年旅舎をチェックアウトしてトルファン客運站へ向かう。10:40頃、バスターミナルのトルファン客運站に到着する。ウルムチ行きのチケットを購入しバスに乗車する。
10:50頃、バスが発車するが大型バスに乗客は自分を入れて11人だけだ。乗車率は3割ぐらいだろうか?ウルムチまでは静かな移動になりそうだ。通常ならバスで大河沿まで行きトルファン駅から列車に乗車なのだが、トルファンからウルムチへバスで移動したことがないので今回はバスに乗車した。
13:00頃、高速の料金所を過ぎると検問があり荷物を持って全員下車となる。トルファンの検問では自分だけノーチェックだったのでとぼけてそのまま降りずにいたら運ちゃんに呼ばれてバスを降りて自動小銃を持った武警にパスポートを提示する。
続いて建物内でパスポートの登記と荷物のX線検査を受けて再びバスに乗車する。登記と言ってもパスポートを機械で読みとるとかはせず顔写真の確認だけで外国人にはあまり用はないらしい。色々と大人の事情で警備が厳重になっている。
ウルムチ到着
13:25頃、ウルムチ南郊客運站に到着するが、ウルムチではバスターミナルから出るのにも手荷物検査が必須になっていた。警備が厳しくなっている。
まずはバスターミナルでバスの情報を確認するが長時間時刻表とかを撮影していると因縁を付けられそうなので早々に引き上げて、13:40頃、7路のバスに乗車して紅山のバス停へ向かう。運賃は1元だ。14:10頃、紅山で下車する。
新彊雷鳥国際青年旅舎
バス停から5分ほどで紅山公園の西側にあるユースホステルの新彊雷鳥国際青年旅舎に到着する。
予約しておいた部屋は4人ドミトリーで1泊35元(会員料金)だ。3泊予約してあり残金を支払う。部屋の様子から元々は賓館だったようだがトイレ・シャワーが共同なのでショボイ賓館を改装した感じだ。
14:30頃、近くの紅山市場のバス停から518路のバスで北バスターミナルの北郊客運站へ向かう。ウルムチ市内は慢性的な渋滞が酷く車の流れが悪い。おまけにそこら中に武警が自動小銃を持って警備している。重要だと思われる場所だと装甲車まで配備されている。ウルムチはそこまでしないと治安が維持できない状態のようだ。
ウルムチ北バスターミナル
16:20頃、百万庄のバス停で下車して5分ほど歩いて北郊客運站に到着するが、バスターミナルへ入るだけでも駐車場の小屋で自動小銃を持った武警が警備する二代身分証対応の自動開閉ゲートを通らなければならない。外人は武警にパスポートを提示してゲートの脇を通してもらう。
そして、バスターミナルの建物では手荷物のX線検査を済まして、ようやくチケット売場へたどり着ける。今日はバスの時刻と運賃を確認に来たが時刻表はなく運賃表しか見あたらなかった。
しかし、天池の最寄りのバスターミナル阜康への路線は確認できた。ネットの情報だと08:00からの運行のようなので朝一で行けばよいだろう。16:30頃、北郊客運站を離れ906路のバスで紅山へ戻る。
ビールとヨーグルト
17:30頃、ユースホステルの近くにあるショッピングモールの地下にある百盛超市でヨーグルト1.2kg(9.9元/約198円)、烏蘇ビール620ml(3.5 元/約70円)、康師傅鉱物質水1.5L(1.8元/約36元)、米酒248ml(2元/約40円)を購入する。そして、明日の朝食にウイグル族の店で2元のナンを2枚購入する。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 28.2元 | |
宿泊費 | 94.5元 | 1泊35元(会員料金)×3 予約時10.5元支払い済み |
バス | 45元 | トルファン→ウルムチ |
バス | 3元 | |
合計 | 170.7元 |
ウルムチ→阜康
06:50頃、起床するが天気は雨だ。しかも、かなり激しく降っている。ネットで天気予報を確認すると雨は降らないことになっている。中国の天気予報はあてにならない。08:10頃、紅山市場のバス停から518路のバスに乗車して北バスターミナルへ向かう。運賃は1元だ。08:40頃、百万庄のバス停で下車して、08:45頃、北郊客運站に到着する。
昨日は自動小銃を持った武警にパスポートを提示してバスターミナルへ入ったのだが、今日は公安にパスポートを提示して入るが、まだ時間が早いので武警が来ていないようだ。それと公安はパスポートの写真は確認せずにカンボジアビザだけ確認して返却してきた。パスポート確認の意味あるのか?
今日は天池へ行くので、まずは最寄りの阜康行きのチケットを購入してバスに乗車する。運賃は15元だ。
08:55頃、バスが発車する。この頃になると天気は晴れになり青空が広がっている。
阜康→天池
10:20頃、阜康汽車站に到着する。ここから天池行きのバスに乗り換える。バスターミナル前には天池行きボリタクが待機しているが、バスターミナルから天池行きのバスがある。運賃は5元で乗車時に運ちゃんに支払う方式だ。
10:30頃、バスというかワゴンが出発する。10:50頃、天池入口に到着する。まずは游客集散中心で入場券を買わなければならないのだが、入口では公安の身分証確認が・・・。そして、手荷物のX線検査もある。天池の治安はそれほど悪いのか?
天山天池
で、入場券は125元、専用観光バス90元で合計215元だ。滅茶苦茶高い・・・。入場料が滅茶苦茶高いだけありトイレはちゃんとしている。これでウンコ山盛りのニーハオトイレならブチ切れるところだ。
11:00頃、バスに乗車して天池へ向かう。さて、この先215元の価値がある風景が見られるか・・・。車内ではガイドのお姉ちゃんが天池の説明をする。11:20頃、バス乗り換え場所、カザフ民俗楽園に到着する。金持ちはここで50元の入場料を払ってカザフ民俗楽園を見物していく。すでに215元も巻き上げられてさらに巻き上げられるのは・・・。自分は金がないので次のバスへ乗り換える。
11:30頃、バスが発車してさらに奥へ向かう。車内ではガイドのお姉ちゃんによるカザフ族の説明とかがある。11:40頃、チェックポイントで公安が入場券を確認する。山道を上り昼頃、終点に到着する。
10分ほど歩いて天池の北端に到着する。湖と青空、雪の残る山々で景色は絶景だ。ただし、人が多すぎるので騒がしい。
15:00頃、游客集散中心に到着して、阜康行きのワゴンを探すとすぐに2台停車しているのを見つける。運ちゃんたちはトランプ中でワゴンに乗って待っているようにとのこと。
阜康汽車站へのワゴンに乗車して客が集まるのを待つ。運賃は5元で15:20頃に出発。
16:30頃、ウルムチ入口の検問所で身分証確認で全員下車と言いたいところだが、途中で乗せた客は車内に残してバスターミナルから乗車した客だけ下車して身分証を公安の端末で読み込む。途中で乗せたのが発覚すると都合が悪いのか?で、一応自分も下車してパスポートを提示するが登記はなく写真の確認だけで終了。
そして、検問所をすり抜けた客を乗せて再びバスが走る。検問所の意味ないだろ!ウルムチの警備体制は穴だらけのような・・・。17:20頃、ウルムチの北郊客運站に到着するが、バスターミナルから出るのにも手荷物のX線検査がある。ウルムチに爆発物が運び込まれるのを警戒しているのだろうか?でも、バスターミナルに到着する前に下車する客がいるので、これもあまり意味がない。906路のバスでユースホテル近くの紅山へ戻る。夜はネットで明後日の伊寧行きの切符を予約しておく。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 9元 | |
バス | 30元 | ウルムチ↔阜康 |
バス | 10元 | 阜康↔天池 |
バス | 90元 | 景区内バス |
バス | 2元 | 路線バス |
鉄道 | 86元 | ウルムチ南→伊寧 |
天池 | 125元 | |
合計 | 352元 |
ウルムチ→南山牧場(西白楊溝)
10:45頃、南山牧場の入口に到着する。入場券を買っていないとここで下車して購入することになる。全員がバスターミナルで入場券を購入しているので下車する者はいなかったが、ここで入場券が回収される。一部の乗客が「入場券くれないのか?」と聞いていたがバスターミナルで購入したのは代用券になるようで、管理会社が代用券を旅行会社に出して現金に交換するので回収しないといけないということであった。
合流地点はボリタクの運賃がいるので少し離れたところでバスが来るを待つ。待っているとすぐ近くのゲル式商店のおそらくカザフ族と思われる老人が声をかけてきた。こんなところによそ者がいるのは明らかにおかしいから当然だな。白楊溝から歩いてきてウルムチ行きのバスを待っていることを伝えたら、今の時間はバスはなく夕方まで待たないとないということであった。
カザフスタン行き国際列車の情報は調べたので、続いて切符売場へむかう。切符売場でも手荷物のX線検査や身分証の確認がある。これでようやく切符売場に入れたが行列がすごい。これだと1時間コースかな?19:15頃、ようやく順番が回ってきた。昨日ネットで予約した明日の伊寧行きの切符をいつものことながら1分以内で切符を受け取れるはずが、窓口のおばちゃんが漢字表記はだめでパスポートの英文表記でないと発券できないと言ってくる。
この場合は今までの切符を見せればOKになるのだが、それでも決まりで発券できないと今回は手強い。奥からボスのおばちゃんがやってきたのでボスのおばちゃんにも今までの切符を見てもらいアピールする。すると一度窓口を閉めて周りのおばちゃんたちと相談する。窓口まで閉めて相談した結果は今回だけ発券するから次からは英文で登録するようにとのこと。まあ、何とか発券してくれた。
ウルムチは厳しすぎるが、ちゃんと業務をしている証拠でもあるので文句をいう対象ではない。むしろ、他の駅では英文で入力するのが面倒でパスポート番号だけとかで省略したり、一切入力しないとかもあり、いい加減な運用をしている方が問題だろうな。19:25頃、ウルムチ南駅を出てBRT1号線で紅山へ戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 9元 | |
バス | 14元 | ウルムチ→白楊溝 |
バス | 13.5元 | 国道216号と省道109号の合流地点→ウルムチ |
バス | 2元 | 路線バス |
南山牧場(西白楊溝) | 20元 | |
合計 | 58.5元 |