東南アジア旅行記2015-ラオス・ルアンパバーンの托鉢

世界遺産の街 ルアンパバーン

ルアンパバーンの托鉢1日目

05:30頃に起床して、同じドミの日本人2人に引っ付いてルアンパバーン名物の托鉢を見に行く。国立博物館の東まで歩いて行くと通り沿いには夜明け前からお坊さんへの供物を売るおばちゃんたちが営業中だ。

欧米人観光客が団体で歩道にゴザを敷いて座って托鉢が始まるのを待っていたりしている。托鉢はルアンパバーンの重要なアトラクションのようだ。06:00頃になると太鼓の音が各地から聞こえてくる。どうやら托鉢の合図のようで僧侶たちが一列で通りに出てきた。

托鉢の光景を撮影する欧米人もいれば、地元民に混じって僧侶たちに供物を捧げる欧米人もいる。

托鉢の出てくる僧侶たちは若い僧侶たちがほとんどだ。年輩の僧侶は少数見られたが、大多数は子供の僧侶だ。

ラオスの僧侶は若い。

供物を上げる方にも子供がおり若い。06:30頃、托鉢が終わったようで欧米人たちが帰り始める。

07:00頃、ホステルに戻り、07:30頃に朝食を食べる。ここのホステルはドミトリーでも無料の朝食が付いている。ホステルの看板を掲げているが朝食付きなのでB&Bと言った感じだ。

09:00頃、メコン川の対岸を結ぶフェリー乗り場へ行ってみる。フェリー乗り場はいくつかあるのだが、ここのフェリーは車も搭載可能だ。あと欧米人のチャリダーが自転車でも来ていた。

ラオスの両替

10:30頃、ラオス外商銀行(BCEL)で500元をラオス・キープへ両替する。レートは1元→1276キープで500元が638000キープになる。

前日に周辺の両替所でレートを確認してみたが1元→1250キープが一番多く、今日も周辺でレート確認をしたが、ラオス外商銀行(BCEL)が一番レートが良かった。

両替は書類にパスポート表記の名前と署名をするだけで手続完了だが、パスポートの確認はなく管理はかなりいい加減な感じだ。

Khammany Inn Guesthouse

11:00頃、LPQ Backpackers Hostelをチェックアウトして、徒歩5分ほどの所にあるKhammany Inn Guesthouseへ移動する。

Booking.comで予約しておいたのでスマートフォンに保存しておいた予約確認書のPDFを見せてチェックインはすぐに終わると思ったら、チェックインは13:00からというので共有スペースでネットをしながら待つ。

バンブーブリッジ

14:15頃、旧市街の脇を流れるメコン川の支流であるナム・カーン川を訪れる。ナム・カーン川には乾季の間に竹で組まれた橋「バンブーブリッジ」が架けられている。

観光用の橋なので通行料は5000キープ(約75円)徴収されており、通行料が翌年のバンブーブリッジ建設費になるらしい。このバンブーブリッジは半島状になっている旧市街から北バスターミナルへの徒歩での近道になる。

オールドブリッジ

14:30頃、ナム・カーン川の1km弱ほど上流にあるオールドブリッジと呼ばれる橋へやって来た。このオールドブリッジは鉄骨で組まれているが路面の部分が木造という構造になっている。

結構高い場所に架けられているので高所恐怖症の人は渡れないだろう。おまけにメンテナンスをちゃんとしていないので歩道の板や金具が外れている部分があったりする。

車道部分のメンテナンス状況は不明だが、自転車やバイクが頻繁に往来している。

ある意味でバンブーブリッジより楽しめるだろう。

北バスターミナル

15:05頃、明後日のルアンナムター行きのバスチケットを購入するために北バスターミナルに到着。

ここからは主に北へ向かうバスが発着している。

運賃表を確認してみるとルアンパバーン→ルアンナムターは90000キープと100000キープの2種類のようだ。発車時刻は「AM」としか表記されていない。これは客が集まり次第という意味か?

とりあえず、窓口で明後日のルアンナムター行きのバスチケットを購入しようと聞いてみたら、運賃は100000キープで、当日の朝8時に来るようにということであった。前もっての購入はできなかった。

再びバンブーブリッジ

15:40頃、再びバンブーブリッジを訪れる。今度は対岸側からバンブーブリッジを見物する。渡ると5000キープ徴収されるので見るだけだ。

橋の架かるナム・カーン川では地元の子供達が泳いで遊んでいる。川の水は濁っており泳いで大丈夫なのか?

ルアンパバーンのビュッフェ屋台

17:10頃、早朝、一緒に托鉢を見物しに行った2人から情報を仕入れてナイトマーケットの近くで10000キープの屋台を見つける。自分で必要な量を盛って食べる方式だ。欧米人が列を作っていたので自分も並んで皿に料理を盛っていく。

これで10000キープは安い!多少衛生上の問題はあるかもしれないが、問題があれば欧米人が列を作るほどの人気はないだろう。昨日は25000キープでお子さまランチぐらいの量の炒飯だったので今日は十分に食べることができた。

メコン川の夕日

18:00頃、船着き場でメコン川の夕日を見物する。
欧米人も集まっており人気があるようだ。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

LPQ Backpackers Hostel
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
Khammany Inn Guesthouse
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
バンブーブリッジ
N 19°53’33.38″
E102°08’23.73″
オールドブリッジ
N 19°53’12.73″
E102°08’33.46″
北バスターミナル
N 19°53’55.87″
E102°09’16.18″
両替

500元→638000キープ

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15000キープ
宿泊費 40000キープ
合計 55000キープ

ルアンパバーンの托鉢2日目

06:00頃、起床して托鉢見物の準備をする。外へ出る準備をしていると欧米人が3人ほどドミとリーにやってきた。この時間だと寝台バスでルアンパバーンに到着したようだ。

06:20頃、国立博物館周辺までやってきた。すでに観光客で賑やかになっている。もちろん周辺には観光客相手に供物セットを売っているおばちゃんもいる。

そして、僧侶たちが托鉢にやってきた。観光客や地元民が供物を捧げているが、途中で僧侶たちが袋やカゴを持った子供たちに供物を渡している。これは一体?

少し考えると2通りの見方ができる。ひとつは僧侶が貧しい者へ喜捨をしている。ひとつはいらない供物を業者に回収してもらっている。

そして、回収された供物はおばちゃんたちが観光客に供物セットとして再販売する。
どちらが答えだろうか?僧侶の中には供物を選んで袋やカゴに入れているので、いらない奴を回収してもらっているような・・・。

托鉢を見物していると撮影している観光客の中にフラッシュをたいている者がいる。ルアンパバーンにある寺には托鉢見物の注意事項が掲げられているのだが、その中にはフラッシュ撮影するなとある。

フラッシュ撮影禁止なので自分はカメラのISO感度は6400に設定して撮影する。それでもシャッタースピードが遅いので少し流れてしまう。

06:30頃になると通りの托鉢はだいたい終了のようで観光客が帰り始める。

しかし、通りを一本裏に入ると寺に戻る僧侶たちがおり地元民が供物を捧げている。

どうやら、裏通りの方が観光客が少なく雰囲気的には良いようだ。

托鉢が終わると通りはおばちゃんが掃除していたり、欧米人たちがミニバンに乗り込んで出発していく光景が見られる。托鉢を見物して、すぐに次の町へ移動のようだ。

宿へ戻るとレセプションに欧米人の兄ちゃんが座っている。そして、欧米人の姉ちゃんが朝食を作っている。昨日はレセプションにはラオス人の兄ちゃんがいたのだが、ここは欧米人経営の宿のようだ。

09:00頃、朝食にスクランブルエッグとトーストを食べる。ここも無料の朝食が付いていた。ルアンパバーンの宿では朝食付きが一般的なのか?10:30頃、部屋に宿帳を持った経営者と思われる欧米人がやって来て、宿泊者にチェックアウトか延泊かの確認をしている。自分はチェックアウトすることを伝え出発の準備をする。

11:40頃、Khammany Inn Guesthouseをチェックアウトする。メコン川沿いの道を歩き、10:45頃、Booking.comで予約しておいたCheng backpackers Hotel 1に到着。

中国人経営の宿なので中国語OKで、老板はさらに日本語OKだ。中国人宿と思っていたが客層の半分は欧米人であった。部屋は6人ドミトリーだがエアコンや扇風機はなし。宿泊客の数に対しトイレの数も少ない・・・。朝が大変かも・・・。

ルアンパバーンの宿はバスチケットの手配もしてくれるのだが、他の宿だと時刻表があっても料金表は出ていなかったりする。これは旅行代理店でも同じで料金は直接聞かないと教えてくれないようだ。

しかし、ここは時刻と料金の両方が表示されていた。料金が分かったので、昨日、北バスターミナルで調べた料金と時刻を比較してみる。北バスターミナル発のルアンナムター行きのバスは所要時間10時間でバスターミナルだと100000キープで、宿手配だと120000キープなので20000キープが手数料だろう。

しかし、国際バスターミナル発のルアンナムター行きのミニバンだと130000キープなのだが宿へのピックアップ付きになっている。おまけに所要時間は8時間なので、国際バスターミナルからのミニバンで行くのが良いだろう。

ということで、宿のお姉ちゃんに明日の国際バスターミナル発ルアンナムター行きのミニバンのチケット手配をお願いして130000キープを支払う。午後に手配が完了するまで待つようにということで、それまで宿の前を流れるメコン川を眺めたりする。

13:00頃にチケットの手配が完了してレシートを受け取る。宿へのピックアップは07:30頃になるので、それまでに準備をしておかないといけない。

17:00頃、ナイトマーケットへ行く。

まだ、日没前なのでほとんどが開店準備中だ。

屋台で夕飯

17:30頃、昨日のナイトマーケット近くの10000キープの屋台で夕飯を食べる。とりあえず腹減っているので山盛りにして食べておく。で、おかわり自由なのか聞いてみたら、やっぱり10000キープ追加であった。さすがに食い放題だと潰れるよな。

2人分の料金を払っているとはいえ山盛りにし過ぎて出入り禁止とかになると困るのでちょっと控えめにしておく。でも、明日ルアンナムターに行くんだったな。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Khammany Inn Guesthouse
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
Cheng backpackers Hotel 1
N 19°53’19.08″
E102°07’50.54″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 25000キープ
宿泊費 48000キープ
バス 130000キープ ルアンパバーン→ルアンナムター
合計 203000キープ

ルアンパバーン→ルアンナムター

ルアンパバーンの托鉢3日目

05:30頃、起床し托鉢見物の準備をする。06:00頃、流れで同じドミの3人と托鉢見物に出発。中国人のA先生、日本人のB女史とC女史で国立博物館周辺でルアンパバーン名物の托鉢を見物する。

大勢の僧侶が托鉢をする中で太り過ぎの僧侶が混じっている。ラオスの僧侶は肉を食べても大丈夫なのか?でも大多数は痩せているようにみえるのだが・・・。

とりあえず、3人には自分が2日間で調べた托鉢の撮影場所を伝授しておく。

後は自力で撮影場所を開拓するだろう。

ルアンパバーン→ルアンナムター

07:00頃、宿に戻り出発の準備を整える。今日はルアンパバーンからルアンナムターへ移動となり、国際バスターミナルから08:30発車のミニバンに乗車なのだが、すでに8時過ぎだ。やはり、時間通りとは行かないようだ。

08:15頃、ピックアップのトゥクトゥクが到着。トゥクトゥクに乗り込み、08:22に欧米人3人と出発して途中で客を拾いながら、自分を含め11人で国際バスターミナルへ向かうが、途中でトゥクトゥクの屋根から欧米人の兄ちゃんのバックパックが落下して大騒ぎになる。

一部破損しているようだが回収して再び出発し、08:50頃、国際バスターミナルに到着。ミニバンに乗り換える。自分が最後の乗客だったようで助手席に座ることになる。

乗車してレシートが回収され、09:15頃、ミニバンがルアンナムターへ向け発車する。

予定ではこれから約8時間かけて、ウドムサイを経由してルアンナムターを目指す。

道路状況は舗装はされているが、工事区間もありスピードはそれほど出せない。

昼頃、国道のT字路で30分の休憩となる。このT字路で右(東)へ行けばノーンキャウ、左(西)がウドムサイ、ルアンナムターになる。国道の分岐点なので休憩で停車している車が多い。中国のナンバープレートを付けた車も見かける。そして、痰を吐いている人もいる。どこの国の人かな?

昼休憩であるが自分は飲まず食わずで乗り切る。売店で売っている商品はどれも高い。飲料関連はタイか中国から輸入品なので当然高い。ルアンパバーンだと5000キープとか6000キープで売っている500mlの飲料は+1000キープや+2000キープだったりする。

ラオスの物価は高すぎる。もちろん商品に値段は付いていないので外国人ボッタクリ価格ということなのだろう。地元民価格はどれぐらいなのだろうか?中国の方がまだ安い。

中国に飲み込まれるラオス

12:25頃、国道の分岐点を出発する。道路脇の道標を見るとルアンナムターまで196kmの表示が見えた。まだ約200kmあるようだ。

途中の道路工事で通行規制があったが、規制の標識がラオス語でなく漢字で「前方施工」と表記されていた。中国企業が工事を受注しているのだろうが、ラオス語で標識を出さないところが中国らしい。最低限、英語で表示しろよ!地元民には読めなくても中国人が読めれば問題なしのようだ。これがラオスの現実のようで着々と植民地化の道を進んでいるようだ。

13:00頃、再び工事による通行規制で足止めとなる。まだ、雨季に入っていないからよいが、これが雨季になれば泥濘で道路状況は酷い状況になるだろう。ウドムサイまでの道路状況はかなり悪く工事区間、未舗装区間、舗装してあっても補修せず放置され舗装が剥がれた区間が入り乱れている。おまけに標高1200m以上の山岳区間を越えていくので道が曲がりくねっている。

15:15頃、ウドムサイの手前約5kmの地点で、また工事による通行規制で足止めだ。これだとルアンナムターには夜到着だな。ウドムサイの町の入口に新バスターミナルができていた。バスの状況は不明であるが今後に期待したいと言いたいところだが町の中心から約5km南にあるので不便だし、ボッタクリのトゥクトゥクの餌食になること確実だ。

ウドムサイ

15:45頃、ウドムサイバスターミナルに到着する。

ここで欧米人のカップルが降りた。ベトナムのディエンビエンフーへ向かうのか?

荷物を降ろす時間を利用してウドムサイのバスチケットの価格などを調査しておく。

15:55頃、ウドムサイバスターミナルを出発する。ウドムサイからの道路状況は一気に改善し舗装道路を順調に走る。

ルアンナムター到着

18:30頃、ルアンナムター旧市街の長距離バスターミナルに到着する。すでに日没の時間を過ぎており周辺は暗くなってきている。運ちゃんが荷物をミニバンの屋根から降ろしている間にバスの運賃と時刻を確認するがホワイトボードに書かれた内容は消えかかっている。あまりやる気がないようだ。何とか中国の景洪やモンラーからの国際バスが発着しているのは確認できた。

荷物を回収し、これからトゥクトゥクで新市街へ移動するのだが人数が集まらないと高くなるが、ルアンパバーンから一緒に移動してきた欧米人の姉ちゃんたちや長距離バスターミナルで人数が集まるのを待っていた欧米人たちと1人20000キープで移動する。ルアンナムターの南にある旧市街から北の新市街へ20分ほどで移動する。

トゥクトゥクは新市街のナイトマーケットの隣にある銀行前で停車し、ここで全員降ろされる。

これから宿を探さないといけないのだが、とりあえず国道沿いにあったHoumg Heuang Guest Houseに宿泊する。1人部屋、トイレ・シャワー付きで1泊60000キープ(約900円)だ。まあ、寝るだけなら良しとしよう。部屋でWi-Fiも使えた。

寝床を確保したのでナイトマーケットへ行ってみる。

規模はかなり小さいが欧米人が結構訪れている。

夕飯はナイトマーケットで炒飯(10000キープ/約150円)を食べる。

食後に商店で水でも買おうかと思っていたら、ビア・ラオの隣にナムカンビールを発見する。ナムカンビールはビア・ラオに次ぐラオスのビールだ。ラオスのビールは値段が高めだが、話のネタにナムカンビール640ml(10000キープ/約150円)を購入する。明日は7年ぶりに中国国境のボーテンを訪れラオス・中国の陸路国境を越えてみよう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20000キープ
宿泊費 60000キープ
トゥクトゥク 20000キープ 長距離バスターミナル→新市街
合計 100000キープ