四川省旅行記2016春
成都→丹巴(ロンダク)
06:00頃に起床して、07:30頃、朝食を食べる。今回のホテルは珍しく朝食付きだ。08:15頃、金玉大飯店をチェックアウトする。今日はS先生と共に丹巴(ロンダク)へ向かう。バスターミナルは斜め向かいになるが横断歩道まで迂回して歩いていく。
今日は成都から丹巴まで直線距離で約200kmを移動する。チケットは昨日購入しており運賃は105元だ。
08:55頃、丹巴行きのバスに乗車し、09:00頃、バスが発車する。乗客は漢族とチベット人が多く欧米人が少しいる程度だ。斜め後方のチベット人のおっちゃんはお経を唱えていたりする。
高速を通るが、高速を降りて303省道に入り10:30頃に道が悪くなる。映秀から臥龍までは工事区間で悪路が続く。バスが揺れっぱなしでかなりの悪路だ。昼頃、工事区間を抜けて道路状況が少し改善されるが、それでも曲がりくねった山道だ。
12:30頃、臥龍で昼休憩になりレストランに停車。自分は有料トイレへ行きウンコである。入口の徴収係のおばちゃんに1元渡す。トイレはお約束のニーハオトイレ、扉なしで低い壁だけという奴でおっちゃんたちと一緒にケツ丸出しでウンコだ。
ウンコ済ませたら出発までのんびりだ。標高1900m以上の高地なので成都よりかなり涼しいし空気も澄んでいる。臥龍はパンダの生息地とも知られている場所なので自然環境がよいのは当然である。
13:10頃、丹巴へ向けバスが走り出す。13:35頃、標高2500mを越えてきた。ここからは高山病の危険性が出てくる高さだ。
13:50頃、標高3000mを通過する。道路脇には雪が残り山は雪化粧している。まだ季節は冬であった。14:20頃、標高4000mを越えた。14:40頃、標高4400mの峠を越えて道を下り始めた。後ろには09:30発の丹巴行きのバスが追いついている。
15:00頃、標高4000m付近でトイレ休憩になる。先に発車していた四姑娘山への小金行きのバスも停車している。トイレ休憩の場所なので景色は大して良くない。一応雪景色だけど・・・。用足しの乗客は茂みへと消えていく。
少し外を歩いただけで軽い頭痛がするので高山病の前兆だろう。大人しくじっとしていればすぐに治まるので無理はしないようにしよう。
15:10頃、再び出発するが、15:30頃、道路工事で交通規制が敷かれ16:00まで足止め。16:00になりバスが走り始めるとすぐに四姑娘山への入口になる日隆鎮に入るが道路工事の真っ最中なので土埃が酷く、まだ観光シーズンといえる状態ではなかった。17:30頃、小金の県城を通過する。
丹巴(ロンダク)到着
19:00頃、丹巴に到着。ユースホステルの前を通過したがそのまま終点まで乗っていきバスターミナル近くで降ろされS先生と共に荷物を回収する。
バスターミナルでセルタ(色達)行きのバスについて聞いてみると直通はなくガンゼ(甘孜)行きのバスで炉霍まで行き白タクで向かうという経路であった。やはり事前調査で判明していた方法しかなさそうだ。ガンゼ行きのバスは06:50発の1本だけなので要注意である。
続いて先ほど通り過ぎたユースホステルへ向かう。途中でチベット人の村の中路行きタクシー乗り場を見つける。タクシー確認していると運ちゃんが声をかけてきたが値段を聞き出すだけにしておく。中路まで客集まり次第の出発で1人15元、片道チャーター70元ということであった。ちと高いような・・・。
扎西卓康国際青年旅舎
19:30頃、ユースホステルの扎西卓康国際青年旅舍(扎西卓康国际青年旅舍/zhaxizhuokang International Youth Hostel)に到着。
ドミトリーで1泊30元(会員料金)だがS先生と2人なので2人部屋になる。
標高1900m以上の高地なのでエアコンはないが部屋にはテレビ、電気ケトル、電気毛布がある。Wi-Fiは問題なくつながる。
鶏雑麺
夕飯は近くの食堂で鶏雑麺(12元/約204円)を食べる。名前の通り具材は鶏ホルモン、スープは醤油系になる。
宿に戻り明日の予定を立てる。老板娘の提案で明日の朝にガンゼへのバスチケットを購入して、午前中は梭坡、午後は中路の2つのチベット人の村を見物、明後日の早朝にバスで炉霍へ移動、炉霍から白タクで色達(セルタ)へ移動することにする。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 12元 | |
宿泊費 | 60元 | 1泊30元×2 |
トイレ | 1元 | |
合計 | 73元 |
梭坡郷
08:10頃、丹巴観光にS先生と出発。まず先に丹巴客運站で明日の炉霍行きのチケットを購入する。甘孜(ガンゼ)行きのバスで途中下車になるが運賃は72元だ。
明日のバスを確保したので川沿いに歩いて丹巴(ロンタク)の街を出る。
川の対岸にはチベット人の集落が見える。チベット様式の立派な建物が並んでいるが背後の山の景色も凄い。桃源郷とか呼ばれるのもうなずける。
10:00頃、梭坡郷莫洛村に到着。ここが丹巴で3つある見所のチベット人の村の一つである。チベット人と言っても丹巴(ロンタク)に住むチベット人はギャロン・チベット人と呼ばれている。階段を上がりひたすら村の上を目指す。梭坡郷には古石碉楼と呼ばれる石造りの塔が山の斜面にいくつも建てられている。
梭坡郷には石造りの塔が80以上あるようだが観光用に整備された莫洛村には3つほどあるだけだ。しかも、古石碉楼は個人宅にあるので村は入場無料でも古石碉楼を登るのには20元とられる。
周辺の集落にも古石碉楼が見えるので他の集落へも足を伸ばすのも良いかもしれないが梭坡郷は峡谷の中にあるので歩いて回るのが大変そうだ。
莫洛村を歩くだけでも結構疲れるが風景には満足だ。11:30頃、村の入口に戻ってきた。ここから丹巴の県城へと戻っていく。
12:30頃、ユースホステルに到着、昼休憩となる。午後は中路郷を目指すがユースホステルの老板に中路郷への料金相場を確認すると1人15ー20元、チャーター80元ということであった。
中路郷
13:10頃、再び出発して、まずは周辺の村に向かうタクシーが集結している省道沿いの停車場へ向かう。停車場へ向かう途中でチベット人の白タクの兄ちゃんが声をかけてきた。甲居へ行かないか声をかけてきたが、こちらは中路郷へ行く事を伝えると「チャーター100元でどう?」ときた。自分一人なら乗り合いタクシーで行くのだが、今回は2人行動なのでS先生に聞いてみる。
そして、運ちゃんと料金交渉になりチャーター80元で交渉成立となる。80元なら1人あたり40元となる。運ちゃんは甲居に住んでいるということで甲居を頻繁に勧めてくるが今回の目的地は中路郷だ。川沿いに車が走り橋を渡り山道を上っていく。道路状況はかなり悪く揺れが酷い。
道を登り切ったところが中路になる。山の上に平地があり奥に更に山がある。チベット様式の建物と青空と山が見え、話に聞いていた通りの風景だ。中路郷の方が桃源郷という言葉がふさわしいな。
途中、S先生のご要望により停車して撮影タイムとなる。これは丹巴県古石碉群の四川省重点文物保護単位の石碑。
斜面からは絶景が広がる。15:00頃、ユースホステルに到着、運ちゃんに80元を支払う。
19:00頃、夕飯を食べに出かけ、今回は丹巴(ロンタク)の県城中心あたりまで行く。安そうな店がないか探しているとS先生が店に目星をつけたようでそこへ向かう。店は火鍋屋でちょっと高いところだ。とりあえず鍋は紅鍋(20元/約30円)にして具材は串に刺さった奴を自分で選んでいくという方式だ。で、ここで資金を使ってしまうと今後に響くので食べる量は抑えておく。最終的に会計は2人で44元となり割り勘で1人22元である。
夜にチェックアウトの手続きを済ましておく。これで明日は早朝に勝手に出ていくだけである。色達(セルタ)での宿はQunar.comで予約して支払いも済ませておく。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 22元 | |
宿泊費 | 120元 | 予約:色達西渡国際青年旅舎 |
バス | 72元 | 丹巴→炉霍 |
白タク | 40元 | 丹巴-中路のチャーター割り勘 |
合計 | 254元 |