甘孜チベット族自治州へ
バスで西昌→ダルツェンド(康定)




しかも、小の方はセンサー式で自動で水が流れる。手洗いの方もセンサー式だ。西バスターミナルの待合室のトイレは安心して利用できる。ただ外にあるトイレは0.5元の有料なので要注意だ。
出発時刻の08:00を過ぎるが出発する気配がない。後ろに空席があるので遅れている奴がいるようだ。08:10頃、堆肥袋を担いだ4人組のおっちゃんたちがやってきた。このおっちゃんたちが遅れの原因のようだ。と思ったら、さらにまだ3人来ていない。乗客が騒ぎ始める。
08:20頃、さらに堆肥袋を担いだおっちゃん3人組が遅れてきたが、バスターミナルの外にまだ荷物があるようで取りに行こうとするが乗客と運ちゃん切れ気味になる。28分遅れの08:28に出発する。
大体遅れた乗客は置いて行かれるのが一般的だが、このバスの運ちゃんはかなり優しいようで遅れた乗客を待っていた。
西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)を出る際に康定行きがもう一台停車していた。康定行きは1日2本だが臨時便(加班车)が運行されていた。



GPSを確認すると標高935mとなっている。11:45頃、バスが出発して山岳地帯を北上していく。甘孜チベット族自治州との境界に近づいてくると道路状況が悪くなる。
かなりの凸凹道の中で甘孜チベット族自治州に入るが海螺溝の近くになると道路状況がよくなり、14:00頃、瀘定(泸定)を通過する。この辺りで省道211号から国道318号に入る。
康定までは、あと50kmのようだ。


康定に到着

宿はバスターミナルから約1分ほどの所にあるユースホステルの康定貢嘎国際青年旅舍(康定贡嘎国际青年旅舍)(Kangding Konka International Youth Hostel)だ。入口が古道客房部という宿と一緒でユースホステルのレセプションは3階で、1階と2階は古道客房部になっているので「ここでいいのか?」とちょっと迷った。


甘孜チベット族自治州の州都ということもあり、中国銀行と中国工商銀行はとりあえずあるという感じである。やはり田舎になると中国農業銀行が強い。

| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 60元 | 1泊30元(会員料金)×2 |
| 食費 | 26.9元 | |
| バス代 | 1元 | 路線バス |
| 合計 | 87.9元 |
甘孜チベット族自治州の州都・康定
ダルツェンド(康定)の寺巡り

通常は康定の街の西にある公主橋のロープウェイで山の上に行くようだが、他にも登山道が3ヶ所か4ヶ所ある。今回は登山道を登っていく。
07:30頃、登山道のある観音閣にやってきた。

跑馬山







ラモ・ツェリン・ゴンパ(南無寺)


ドルジェ・ダク・ゴンパ(金剛寺)


700年以上の歴史のある古刹で、現在は38人の僧侶がいる。12:30頃、ドルジェ・ダク・ゴンパ(金剛寺)(金刚寺)を離れる。
ンガチュ・ゴンパ(安覚寺)


でも、寺の案内を見ると僧侶の定員は23人なのだが29人在籍しているという事は定員オーバーではないのか?
経堂の中を見物していると小さいけどダライ・ラマの写真が飾られている。
やはり、ある所にはあるということですね。
寺の経堂の前で記事を書いているのだが、ラマ僧に囲まれながら記事を書いている。どうやら、不審者に見えるようだが、日本人と分かると珍しがって周辺にいるラマ僧がさらに増えてしまった。13:40頃、ンガチュ・ゴンパ(安覚寺)(安觉寺)を離れ、康定汽車站で明日のダンゴ(炉霍)行きのバスのチケットを購入する。
ダルツェンド(康定)のまとめ
- バスターミナルの康定汽車站は街の東の外れにある。
- 跑馬山の入場料は50元だが、50元の価値なし。
- ラモ・ツェリン・ゴンパ(南無寺)とドルジェ・ダク・ゴンパ(金剛寺)は見ておいて損はない。
- バスターミナルと跑馬山ロープウェイ乗り場(バス停は公主桥)は路線バスで行ける。
ダルツェンド(康定)のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 康定汽車站
- N 30°03’25.55″
- E101°58’42.24″
- 康定の宿
康定貢嘎国際青年旅舍
(康定贡嘎国际青年旅舍)
(Kangding Konka International Youth Hostel) - N 30°03’24.87″
- E101°58’37.231″
- 跑馬山ロープウェイ乗り場
- N 30°02’39.45″
- E101°57’32.65″
- 跑馬山
- N 30°02’56.04″
- E101°58’02.30″
- ラモ・ツェリン・ゴンパ(南無寺)
- N 30°02’30.51″
- E101°57’21.26″
- ドルジェ・ダク・ゴンパ(金剛寺)
- N 30°02’25.11″
- E101°57’29.67″
- ンガチュ・ゴンパ(安覚寺)
- N 30°03’02.56″
- E101°57’38.31″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 26元 | |
| バス代 | 97.5元 | 康定→炉霍 |
| 跑馬山 | 50元 | |
| ATM手数料 | 7.5元 | |
| 合計 | 181元 |
バスで康定→ダンゴ(炉霍)

06:00にユースホステルをチェックアウトする。保証金なしだったので、シーツや枕カバーを指定されたカゴに片づけて勝手に出ていく方式だ。朝から小雨が降っており天気が悪いが徒歩1分ほどの所にあるバスターミナルの康定汽車站で、06:30出発のダンゴ(炉霍)行きのバスに乗車する。

炉霍行きのバスに乗車して出発を待つ間に成都、ガンゼ(甘孜)など各地へのバスが次々と出発していく。出発時間の06:30を過ぎるが乗客が1人来ないので出発できない。運ちゃんとバスターミナルのおばちゃんとお姉ちゃんが相談している。しばらくしておばちゃんが状況を説明してくれた。乗客1人が改札は通ったけど間違えて別のバスに乗り込んだ可能性があると・・・。
出発時にチケットや人数を確認するのになぜ乗り間違えるのだ?06:45に1人置いて出発する。雨の中バスは走り、出発から1時間ほどで4000m以上の峠を越えていく。峠を越えると雨は止み日が射してくる。
標高3400m以上の高地を走り、08:20頃に新都橋を通過する。08:35頃、トイレ休憩で停車するが外は結構冷えている。9月中旬とはいえ晩秋の服装がちょうどいいくらいだ。
09:15頃、塔公を通過する。街自体は小さいが宿や食堂は揃っている感じだ。塔公は欧米人に人気の観光地のようだが今回は素通りする。

運ちゃんが戻ってくるとおサルさんは注意されるが、何やら言い訳をしてタバコを吸うのをやめない。最終的にはおサルさんは運ちゃんのいうことを聞いてタバコを吸うのを止めたが、おサルさんなので何とも思っていない。検問を過ぎた所で二回目のトイレ休憩となる。


炉霍の宿はカサル大酒店


切符売場のおばちゃんに明日のセルタ(色达)行きバスの切符と時間を聞いたら、「13:30頃にガンゼ(甘孜)からのバスがあるから空席があれば乗れる」という事であった。
康定→セルタ(色达)のバスもあったと思うのだが・・・。
午前中にセルタ(色达)へ行くとなると選択肢は乗り合いタクシーのみのようだ。
バス情報をひと通り調べたので、次は今日の宿だ。
カサル飯店(卡萨饭店)、康北大酒店といった旅行人ノート チベット 第4版に掲載されている宿をあたってみるがドミトリーはなし、140元とかの高い部屋しかなかった。自分交渉力がなく足元を見られているのだろうか?
探した中で1泊100元以下の宿は、炉霍汽車站の入口左側にある鴻福大酒店の80元と炉霍汽車站の前にあるロータリー近くのカサル大酒店(卡萨大酒店)の50元だけであった。




寿霊寺




公安局の前に中国農業銀行があったが外貨両替はやっていなかった。ATMにはVISAやMASTERのマークがあったのでカードでの引き出しは可能なようだ。
ダンゴ(炉霍)のまとめ
- バスターミナルは小規模で待合室がない。
- 乗り合いタクシーはバスターミナルから康北大酒店の間に集結している。
- 宿は全般的に高い。
ダンゴ(炉霍)のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 炉霍汽車站
- N 31°23’39.69″
- E100°40’51.56″
- 寿霊寺
(寿灵寺) - N 31°24’19.83″
- E100°40’42.69″
- ダンゴの宿
カサル大酒店
(卡萨大酒店) - N 31°23’37.54″
- E100°40’54.67″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 50元 | |
| 食費 | 30元 | |
| 合計 | 80元 |
ラルンガルゴンパ
乗り合いタクシーでダンゴ(炉霍)→セルタ(色達)

バスターミナルの炉霍汽車站の前には運ちゃんたちがすでに客引きをしており声をかけてきたが、セルタ(色達)(色达)行きは坂を下った方と案内される。炉霍汽車站前はダルツェンド(康定)、成都行きの車が集まっているようだ。
坂を下りカサル飯店(卡萨饭店)、康北大酒店あたりにセルタ(色達)(色达)、ガンゼへの乗り合いタクシーが集結しており運ちゃんたちが声をかけてきた。セルタ(色達)(色达)までは1人70元だ。
乗り合いタクシーを確保して、カサル大酒店(卡萨大酒店)に戻り、07:00頃に荷物をまとめてチェックアウトする。セルタ(色達)(色达)行きの乗り合いタクシーにはチベット仏教の尼僧が2人乗車しており乗客が7人集まったら出発という事であと4人を待つ。

11:30頃、ラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)の入口に到着する。ここで尼僧2人が下車する。入口のある集落は宿や食堂があり、ここで下車してもよいかと思ったが、セルタ(色達)(色达)の街の状況も知りたいので、そのままセルタ(色達)(色达)へ向かう。
セルタ(色達)に到着





バスターミナルのおばちゃんに切符に販売時間を聞いたら、バスのチケットは午後は14:00から販売であった。
ラルンガルゴンパ1日目

人数が集まったら出発する方式で、13:50頃、セルタ(色達)(色达)の街を出発する。自分以外の乗客は僧侶であった。14:40頃、ラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)に到着する。運賃は7元だ。




17:30頃、セルタ(色達)(色达)に戻り、バスターミナルへ行ってみると切符売場が閉まっている。近くにいたおっちゃんに聞いてみたら、朝の5時半に来ればマルカム(馬爾康)(马尔康)行きの切符は買えるということであった。
ついでに紅原(红原)やゾルゲ(若爾蓋)(若尔盖)行きのバスがあるか聞いてみたらマルカム(馬爾康)(马尔康)までしかないということであった。
明日はマルカム(馬爾康)(马尔康)へ移動する予定だったが、明日もラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)へ行くことにする。夕飯を食べて宿に戻るが、19:00になってもラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)行きのタクシーがいた。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 60元 | |
| 食費 | 27元 | |
| 乗り合いタクシー | 70元 | ダンゴ(炉霍)→セルタ(色達) |
| 乗り合いタクシー | 14元 | セルタ(色達)↔ ラルンガルゴンパ (喇荣五明佛学院) |
| 床屋代 | 25元 | |
| 合計 | 196元 |
マルカム(馬爾康)行きのチケットを購入


出直すことにして、今日の宿を探すことにする。2日連続でニーハオトイレの宿に泊まる必要はないし、セルタ(色達)(色达)の宿の状況も調べておきたい。見つけた賓館で1泊いくらか聞いて廻るが、どこも1泊100元ー200元ぐらいでぼったくりだ。足元見やがって!
09:00頃、再び色達汽車站へ行くとチケット売場が開いており、ちょうどバスのチケットを購入している人がいる。自分も明日のマルカム(馬爾康)(马尔康)行きのバスのチケットを購入する。運賃は84元だ。
バスのチケットを購入し終わったところで、近くにいた兄ちゃんに賓館の案内をされる。朝から客引きかと思ったが、藏縁賓館(藏缘宾馆)を勧めただけで、どこかへ行ってしまった。
そして、チケット売場は客がいなくなったので閉まってしまった。どうやら昨日集めた情報と組み合わせると色達汽車站のチケットの販売開始時間は午前は05:30と09:00、午後は14:00のようだ。
ただし、稲城のバスターミナルみたいに、05:30のは06:00出発の残りのチケット販売だけの可能性がある。09:00と14:00は客がいなくなったら販売終了で、その他の時間はおばちゃんの気分次第の可能性がある。どちらにせよチケットの購入が難しいバスターミナルだ。
ラルンガルゴンパ2日目

受付には誰もいないので「有人吗?」と叫んでみるとおばちゃんが上の階から降りてきた。1泊いくらか聞いたら、ちょうど老板が出てきた。老板は先ほどバスターミナルで藏縁賓館(藏缘宾馆)を売り込んできた兄ちゃんだった。それで1泊60元の部屋があるという事で1泊する事に決定する。
それと老板は、こちらが明日のマルカム(馬爾康)(马尔康)行きのバスの切符を購入していることを知っているので、早朝05:30にバスターミナルまで送迎サービスをやっていることを教えてくれた。05:20に入口に集合との事。
何やら老板は賓館経営に熱心で顧客満足度向上にも力を入れている。他のやる気のないボッタクリ賓館とは訳が違う。
部屋は宿泊客がチェックアウトしたばかりで掃除していないので先に荷物だけ預かってくれるという事なので、一旦ニーハオトイレの高原魂賓館へ戻り荷物をまとめてチェックアウトする。

どうやらラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)で鳥葬(天葬)があるらしい。そこで中国人観光客のA先生とB女史に鳥葬(天葬)があるのか聞いてみたら、13:00-15:00にあるという情報を入手する。これは思わぬ収穫だ。
今日はラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)を歩いて廻ろうと考えていたが、これは予定変更で鳥葬(天葬)を見物しに行く事にする。説明の必要はないかもしれないが鳥葬(天葬)はチベット仏教の葬儀の一つで死体を解体して鳥に食べさせる葬儀の方法だ。

ラルンガルゴンパの鳥葬へ


そこで料金交渉をしているところに、「鳥葬見に行くの?」と聞いてみたら、ちょうどタクシーをチャーターする人数集めているところで自分も便乗させてもらうことにする。
タクシーのチャーター代金は60元で、鳥葬台(天葬台)での待機時間1時間ごとに20元かかるという料金体系だ。そうすると、鳥葬(天葬)が13:00-15:00なので2時間の待機時間になるので、60元+40元で合計100元ということになる。
100元を人数で割った額が1人あたりの料金だ。それで、人数は6人集まり、あと1人欲しいところだが、6人で行こうという事になる。
12:30に停車場集合となるが、自分は携帯電話を持っていないので、A先生とB女史と共に行動することになる。

その辺を歩いてみると僧侶たちがお経を唱えている。

ラルンガルゴンパの鳥葬台

ここでA先生がチャーター料金の値切り交渉を始める。といっても、待ち時間1時間毎に20元というのを無くして、全て総額で100元という交渉だ。運ちゃんは渋っていたがA先生が押し切って、12:30頃、鳥葬台(天葬台)へ出発する。
13:00頃、鳥葬台(天葬台)に到着する。鳥葬(天葬)が始まるのは、14:00からということなので各自で周辺の散策や場所取りをする。

お菓子持参の僧侶もいるので観光なのだろうか?ラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)の鳥葬台(天葬台)は観光用に作られているようで巨大モニュメントがある。チベット仏教の世界を表現したいのだろうが、どうしても観光用としか思えない。
鳥葬が始まる






咳き込む観光客がいたり、ハンカチで鼻と口をふさぎ車へ戻る観光客もいる。鳥葬(天葬)が終わり観光客は一斉に車へと戻る。


15:30頃、乗り合いタクシーでラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)の入口へ向かう。ラルンガルゴンパ(喇荣五明佛学院)の入口で3人降りて、新たに2人乗車してセルタ(色達)(色达)へ向かう。16:20頃、セルタ(色達)(色达)に到着する。
藏縁賓館(藏缘宾馆)へ戻ると、おばちゃんがパスポートのコピーが必要とかいうので、昨日宿泊した所は必要なかったと説明した ら一緒に派出所へ来てくれということで、徒歩30秒ほどの所にある派出所へ行ってみるが、パスポートのコピー必要ということで急いでコピー屋に行ってくる。再び派出所へ行くと担当の公安が外で待っていてくれた。
17:50頃、藏縁賓館(藏缘宾馆)に戻る。宿は停電中なのだが、宿周辺の区画はこの数日停電で毎晩発電機を稼働させているそうだ。中国の田舎は停電が多いな。
セルタ(色達)のまとめ
- バスターミナルは中心部から離れており見つけにくい。
- 宿代は高くて、ほとんどが100元以上の宿。
- セルタの中心にある瓦須大酒店前の金馬広場が乗り合いタクシーの集結場所。
- セルタ→ラルンガルゴンパの乗り合いタクシーは7元が相場。
20kmの未舗装道路で所要時間1時間。 - ラルンガルゴンパの入口は門前町になっており宿や食堂がある。
- ラルンガルゴンパ↔鳥葬台のタクシーはチャーターで60元、別途鳥葬台での待機時間1時間毎に20元。
- ラルンガルゴンパの山の上にある喇荣賓館がゴンパで一番高いホテル
セルタ(色達)のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 色達汽車站
(色达汽车站) - N 32°16’04.19″
- E100°20’06.33″
- 金馬広場
セルタ中心にある瓦須大酒店前の広場 - N 32°16’14.47″
- E100°19’46.76″
- セルタの宿
高原魂賓館
(高原魂宾馆) - N 32°16’13.38″
- E100°19’48.89″
- セルタの宿
藏縁賓館
(藏缘宾馆) - N 32°16’09.24″
- E100°19’43.05″
- セルタの大チョルテン
- N 32°15’48.50″
- E100°20’55.27″
- ラルンガルゴンパ入口
- N 32°08’10.47″
- E100°27’10.18″
- ラルンガルゴンパ
(喇荣五明佛学院) - N 32°09’05.53″
- E100°27’49.44″
- 鳥葬台
(天葬台) - N 32°08’42.77″
- E100°26’49.80″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 60元 | |
| 食費 | 17元 | |
| バス | 84元 | セルタ(色達)(色达)→ マルカム(馬爾康)(马尔康) |
| 乗り合いタクシー | 14元 | セルタ(色達)(色达)↔ ラルンガルゴンパ (喇荣五明佛学院) |
| 乗り合いタクシー | 17元 | ラルンガルゴンパ (喇荣五明佛学院) ↔鳥葬台(天葬台) |
| コピー | 1元 | パスポートのコピー |
| 合計 | 193元 |
セルタ(色達)→マルカム(馬爾康)

どうやらバスターミナルの色達汽車站へ送る宿泊客を起こして廻っているようだ。バスターミナルの色達汽車站への宿泊客は全部で8人なので2回に分けて送迎となり自分は1回目の送迎で、05:30頃、バスターミナルの色達汽車站に到着。

バスに乗車して発車を待っているとおばちゃんが検札にきて乗客の切符を確認していたがマルカム(馬爾康)(马尔康)行きのバスに成都行きのチベット仏教の僧侶が紛れ込んでいた。

いや、空席がなくても乗り込んできた。途中で停車しながら乗客の乗り降りがあり、定員オーバーでマルカム(馬爾康)(马尔康)へ向かう。

10:00頃、トイレ休憩で停車する。各々散らばって用足しである。道の駅のような施設はない。
バスが出発して悪路を走るがゲロを吐くチベット族のおばちゃんやゴミを窓から投げ捨てるチベット仏教の坊さん、窓から痰を吐く中国人といった具合に普段通りの中国が展開される。まあ、欧米人はこの光景にショックを受けてチベットへの憧れが消えるのだろう。

トイレは無料だが崩れかけのニーハオトイレがあるだけだ。その辺で場所探して用足しした方が安全だろう。それにウンコ山盛りの地獄絵図は見たくないし・・・。

ここで交通規制が解除されるのを待つのだが、待っている間は自由に車外に出られるのだがチベット族の乗客たちがペットボトルや菓子の袋を道路へポイ捨てしている。中国人がゴミのポイ捨てや所構わず痰を吐いたり手鼻をかむのは海外に知られてしまっているが、チベット族まで同じようにモラルなしというのは、あまり知られていないことだろう。
まあ、ダライ・ラマのおかげでチベット族のイメージをかろうじて保っている状態だな。
15:05頃、交通規制が解除され我先にと各所で割り込みや無理な追い越しが行われている。自分さえ良ければ他人の事はどうでもよいという弱肉強食の中国社会の縮図だ。
15:45頃、観音橋を通過する。観音橋は観音廟の玄関口になるのでチベット仏教の僧侶が数人下車していた。観音廟は結構有名な寺のようで観音橋には新しいホテルやレストランが建設され門前町が形成されている。観音橋からは道路状況がよくなりバスの揺れが少なくなった。
16:30頃、洗車で停車する。マルカム(馬爾康)(马尔康)まであと少しの所まで来たようだ。16:50に出発する。

ここでバスターミナルで待機していた路線バスに乗り換えて、もう一つのバスターミナルの馬爾康客運中心(马尔康客运中心)へ移動する。18:40頃、馬爾康客運中心(马尔康客运中心)に到着する。

それでも高いので不満なのだが、ゾルゲ(若爾蓋)(若尔盖)への移動を考えるとバスターミナルの招待所は最高の立地だ。バスターミナルが街外れにあるので街の中心に宿泊すると早朝のバスに乗車するのが難しい。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 140元 | 1泊70元×2 1泊80元を70元に値切った |
| 食費 | 14元 | |
| バス | 2元 | 路線バス |
| 合計 | 156元 |
マルカム(馬爾康)
マルカム(馬爾康)のバスターミナル



路線バスの運賃は2元で高い。おまけに乗客は降車口からも乗車してくるので効率が悪い。マルカム(馬爾康)(马尔康)には「文明乗車」という言葉はないようだ。



婆陵甲薩遺址公園



チベット仏教寺院の馬爾康寺


ボン教寺院の查白拉康寺



元の場所に戻せないとは・・・。幼稚園児以下というよりも、おサルさんだ!道徳心が全くない行動に、きっとダライ・ラマが悲しむだろう。でも、田舎の中国人としては普通の行動なのだろう!都会の中国人も同じことをするのだろうか?
そして、次は会計時に問題というか、中国ならではのイベントが発生した。レジのおばちゃんが銀聯カードでの支払いを拒否してきた。金額が19.2元で少額だったので難癖付けて拒否してきたのだ。
日本だとコンビニやスーパーで缶ジュース1本でもカード払いは受け付けてくれる。本当はカード手数料の分だけ利益が減るから嫌だろうけど・・・。カード社会のアメリカではどこでも金額に関わらずカード払いが当たり前だ。
中国の場合は難癖付けて拒否するようだ。「カード使えないの?」とおばちゃんに2回聞いたら、客に対して文句言いながら嫌々カード払いに応じた。中国の小売業の水準を少し理解できた。
バス停でバスターミナルへ行くバスを待っていると中学生の一団が目の前を通過したが目の前でソーセージの袋をポイ捨てしやがった。学校では数学とかを熱心に勉強しているのだろうけど、マナーや道徳は教わっていないようだ。
まあ、これは学校教育の問題でなく、家庭の問題だろうな。親は子供に何を教えているのだろうか?きっと信号無視や痰吐きなどなのだろう。でも、今日は月曜なのになぜ中学生が外をふらついている?学校はどうした?
それにしても、どうして中国では不文明な行為に毎日遭遇するのだろうか?おかげで、この旅行記は中国人に対する文句ばかりの内容になってしまっている。
マルカム(馬爾康)のGPSデータ
あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!
- 馬爾康客運中心
(马尔康客运中心) - N 31°53’20.05″
- E102°14’54.58″
- 三家寨汽車站
(三家寨汽车站) - N 31°54’36.30″
- E102°12’00.60″
- 婆陵甲薩遺址公園
(婆陵甲萨遗址公园) - N 31°54’24.70″
- E102°12’44.51″
- 馬爾康寺
(马尔康寺) - N 31°54’15.22″
- E102°13’18.86″
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 45.6元 | |
| バス | 89元 | マルカム(馬爾康)(马尔康)→ ゾルゲ(若爾蓋)(若尔盖) |
| バス | 4元 | 路線バス |
| 合計 | 138.6元 |













