四川省旅行記2014秋1

雲南省から四川省へ

雲南省の濾沽湖客運站から四川省へ

06:00に起床して、06:30にユースホステルの麗江濾沽湖思茶屋国際青年旅舍(丽江泸沽湖湖思茶屋国际青年旅舍)(Hu Si Tea House International Youth Hostel)を出る。昨晩、チェックアウトの手続きをしておいたので勝手に出ていく方式なのだが、入口の門が南京錠で鍵を掛けられ出られない。困っていると宿直のおっちゃんが出てきて門を開けてくれた。

瀘沽湖客運站(泸沽湖客运站)へ行き、07:30出発の四川省の西昌行きバスを待つがバス来ないし、客もいない。本当にバスがあるのか不安になってきたが、07:20頃、西昌行きの客がようやく集まってきた。それでも自分含めて5人だ。

07:30過ぎるが西昌行きのバスが来ない。07:50頃、タクシーが来て、これで西昌行きバスの出発場所まで移動することになる。四川省側の濾沽湖鎮で乗り換えなのだろうか?

08:20頃、移動中に運ちゃんの携帯が鳴り停車する。どうやら他にも乗り遅れた西昌行きの客がいるので拾いに戻ることになり、自分たち5人は車を降りて待つことになる。

待っている間にヤギの集団が目の前を通り過ぎて行く。今日は天気がよく涼しい。標高3000mの高地なので朝のうちは涼しいが日中は暑くなるのだろう。

四川省へ入る

08:40頃、タクシーが来るが人数が多いので少し大きめのワゴンに変更となる。濾沽湖(泸沽湖)↔塩源(盐源)のプレートがあるので塩源(盐源)まで行って西昌行きバスに乗り換えか?

08:45に出発する。乗客は自分を含めて10人だ。濾沽湖鎮へ行くのかと思っていたら四川省側の濾沽湖風景区のゲートを通過して塩源へ向かう。

すでに雲南省から四川省に入った。塩源まで直通のようだ。10:00頃、トイレ休憩で停車する。珍しく無料の観光用トイレだ。しかも、ウンコ山盛りではない普通の観光用トイレだ。

塩源で西昌行きバスに乗り換え

11:40頃、バスターミナルの塩源汽車站(盐源汽车站)に到着する。標高2500mぐらいの場所だが日差しが強く結構暑い。ここで乗り合いタクシーからバスに乗り換えだ。運ちゃんに130元を支払い塩源→西昌のバスの切符を受け取る。

塩源→西昌のバスの切符が48元だったので瀘沽湖客運站(泸沽湖客运站)→塩源は82元ということになる。

バスに乗り換えて出発を待つ。塩源汽車站(盐源汽车站)は木里行きのバスがあるので個人的には結構重要なバスターミナルだ。

テレビ東京の世界秘境全集で紹介されたムーリ高地はかなり気になるのだが、今回はそのまま西昌へ向かう。
12:00にバスが出発して西昌へ向かう。14:00頃、トイレ休憩で停車する。

西昌に到着

16:15頃、バスターミナルの西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)に到着する。標高1600mぐらいの場所だが、9月とはいえ真夏で暑い。汗が吹き出てくる。西昌汽車旅游客運中心は西昌にある3つのバスターミナルの1つで、西昌から南部と西部へのバスが出ており、木里、濾沽湖、会理、普格などのバスがある。

バスターミナルから今日の宿のユースホステルへ移動なのだが、まず路線バスを確認する。12路のバスで西昌駅へ移動できることを確認して、17路のバスに乗車して邛海賓館(邛海宾馆)で下車する。

西昌のユースホステル

今日の宿はユースホステルの西昌索瑪花開国際青年旅舍(西昌索玛花开国际青年旅舍)(Xichang Blooming Azaleas International Youth hostel)なのだが、通りをそのまま歩くと凉山彝族奴隷社会博物館への分かれ道の所で看板を見つける。

看板に従って進んで行くと、とんでもない路地に入って、16:45頃、西昌索瑪花開国際青年旅舍に到着する。

部屋は10人ドミトリーが空いており1泊35元(会員料金)で3泊することにする。ドミトリーはトイレ・シャワー付きなのだが、中国特有のトイレ・シャワー一体型の奴だよ・・・。

自分はこれが嫌いなんだ。体洗っている時に便器の中に石鹸とか落としたらどうするんだよと思ってしまう。トイレ・シャワーには不満があるがwifiの電波はドミトリーの奥にまでしっかり届いてネットは良好だ。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 105元 1泊35元(会員料金)×3
食費 19元
乗り合いタクシー 82元 濾沽湖客運站→塩源(盐源)
バス代 48元 塩源(盐源)→西昌
バス代 1元 路線バス
合計 255元

西昌

朝食は刀削麺

07:30頃に起床する。08:20頃、ユースホステルの犬に見送られ出発する。朝食は近くの食堂で鶏湯刀削麺を食べる。10元(約170円)だ。

この辺りの食堂だと刀削麺は何種類かに分かれている。鶏湯だとスープが鶏ガラということになるようだ。紅焼だとスープが唐辛子で真っ赤ということが想像できる。まさに四川風味といって良いだろう。

刀削麺を食べた後は、路線バスで西昌の街を廻り情報収集だ。

西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心

10:45頃、まずは西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)に到着。通称は西客站。もう一つあるバスターミナルの西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)と名称が似ているので要注意。

ここは西昌にある3つのバスターミナルで一番大きな長距離バスターミナルだが路線バスのバスターミナルにもなっており、湖の邛海を一周する106路と108路の出発場所にもなっている。

停車するバス停の一覧表があったので確認しておいた。一覧表の方式という欄で直達(直达)となっているのがバスターミナル始発のバスだ。途経(途经)と表示されているのが、バスターミナル前のバス停に停車するバスだ。

それと、100番台のバスは西昌の郊外へ行く路線バスのようで車掌が乗車しており運賃がバス停の数で変わる方式のようだ。それとバスターミナルの名称が西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)なので観光地図もあった。観光地は郊外に多い感じだ。

そして、一番重要な長距離バスの時刻表だが、成都行きが主要路線になっているようで本数は多い。他にも攀枝花、石棉、内江、雅安、康定など四川省各地へのバスがある。

それと霊山寺(灵山寺)、西昌衛星発射センター(西昌卫星发射中心)のある沙壩(沙坝)など西昌周辺の観光地へのバスもある。

11:30頃、108路のバスに乗車して東バスターミナルの西昌汽車東站(西昌汽车东站)へ向かうが、途中の信号待ちで歯科医院に目が止まる。それは入口から診療台が見えているのだ。

中国の歯医者では普通の光景なのだが日本ではあり得ない光景だ。これでは外の空気がそのまま診察室に入り込んでくるではないか!衛生上問題はないのか?日本じゃ駄目だな。

東バスターミナルの西昌汽車東站

11:50頃、東バスターミナルの西昌汽車東站(西昌汽车东站)に到着する。通称は汽車東站や東站だ。バス停名が六中となっているので分かりにくい。

西昌汽車東站(西昌汽车东站)は西昌にある3つのバスターミナルで一番小さく、そして最もカオス度が高いバスターミナルだ。西昌東部の昭覚(昭觉)、美姑、雷波などへのバスが主要路線で観光客は、それほど利用する機会はないだろう。

西昌汽車東站(西昌汽车东站)が出発している158路のバスに乗車して西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)へ移動して、12路のバスに乗り換える。西昌汽車旅游客運中心は昨日確認したのでパスだ。

西昌駅

12路のバスは西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)、航天大道二段にあるウォルマート(沃尔玛)、西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)、西昌駅を結ぶ路線バスで非常に重要度の高い路線だ。

ただし、西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)で乗車する際は注意が必要である。それは、西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)では12路のバスは行きと帰りも同じバス停を使用しているので、乗車の際にはフロントガラスの行き先のプレートを確認しないといけない。

プレートに「开往火车站」とあれば西昌駅行きで、「开往西昌汽车旅游客运中心」とあればバスターミナル行きとなる。 13:00頃、西昌駅に到着する。

西昌はロケットの発射基地がある重要な都市なので大きな駅を想像していたのだが、意外にも人が少なく普通の地方駅であった。それでも駅舎はきれいに整備されている。警備は緩く公安はいるけど切符売り場へはノーチェックで行けた。

西昌のウォルマート(沃尔玛)

再び12路のバスに乗車して航天大道二段のバス停で下車して、ウォルマートで買い物をする。

ウォルマートでは米酒(4.8元)と康師傅の氷紅茶(4.9元)を購入する。米酒は冷えているので外に出たら温まらないうちに、その辺のベンチに座り飲む。日本で昼間から外で酒なんか飲んでいたら白い目で見られてしまうが、中国では問題なしだ。

中国では昼間から酒飲んでいたり、博打をしているおっちゃんが結構いるので酒飲んでいても目立たないのだ。航天大道二段のバス停から17路バスに乗車して月色風情小鎮(月色风情小镇)のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

結構早い時間に戻ってきたので屋上の洗濯機を借りて洗濯する。使用料は10元だが洗剤付だ。今まで手洗いで済ましていたので、この機会に徹底的に洗濯する。

そして、西昌の強い日差しで日光消毒である。洗濯している間は屋上で裏山の瀘山(泸山)や湖の邛海を見ながらのんびり過ごす。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.7元
バス代 9.5元 路線バス
洗濯 10元
合計 48.2元

冕寧の霊山寺

07:55頃、ユースホステルを出て14路のバスで西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)へ向かう。08:45頃、西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)に到着する。

今日は西昌の北にある冕寧県(冕宁县)の霊山寺(灵山寺)へ行くのだが、霊山寺(灵山寺)行きバスは09:00出発なのでバスのチケットが買えるのか怪しい。切符売り場へ行き窓口のお姉ちゃんに聞いてみたら、霊山寺(灵山寺)行きのチケットがあったので迷わずに購入する。

霊山寺(灵山寺)行きのチケットは珍しく往復での販売で54元だ。出発まで時間がないので、すぐにバスに乗車して出発を待つ。

09:06に6分遅れでバスが出発する。バスの乗車率は8割ぐらいだ。今日は土曜日なので学生が多い。寺とかは年寄りが多いと思っていたが中国は若者も訪れるようだ。

車内で霊山寺(灵山寺)の入場券の販売があり購入する。団体券で通常より1元安い57元で入場券は霊山寺(灵山寺)に到着してから引き渡しという事で引換券の代わりに乗客にトランプのカードを乗務員が配っていた。

高速道路を爆走しながら霊山寺(灵山寺)のある冕寧(冕宁)へ向かう。冕寧(冕宁)の出口を出ると道路脇で地元のおばちゃんたちが店を出して線香を販売している。霊山寺(灵山寺)が近いことが実感できる光景だ。

10:40頃、霊山寺(灵山寺)の入口に到着する。約1時間40分の道のりであった。

霊山寺に到着

ここで運ちゃんが団体入場券を購入してきてトランプのカードと交換する。西昌への帰りのバスは15:00出発という事で、それまでに戻ってこないと置いて行かれる。15:00まで4時間ほど時間があるが、戻ってくる時間とかを考えて観光時間は3時間ぐらいかな?

霊山寺(灵山寺)の景区入口から霊山寺(灵山寺)までは山道を登って行くのだが、景区内の専用観光バスと馬で行くこともできる。今回は観光バスを利用することにする。往復で20元だ。馬は片道35元であった。

11:05にバスが出発して、11:13に霊山寺(灵山寺)に到着、約3km、8分の道のりだった。徒歩だと坂が結構急なので1時間ぐらいはかかるだろう。

霊山寺の建物は新しすぎ

霊山寺(灵山寺)は清の乾隆48年(1783)に建設が始まり、清の嘉慶2年(1797)に完成する。開山祖師の楊学信は湖南省常徳府龍陽県の出身で、法名は悟真、佛号は普度、嘉慶9年(1804)に亡くなる。

霊山寺(灵山寺)は200年以上の歴史がある古刹だが、山門が新しく立派だ。観光開発中で新しい建物を建築中で1年か2年で立派な寺が新たに完成するだろう。ちょっとがっかりする部分もあるが奥の方には古い建物もまだ残っている。

中国の巨大線香

参拝客は線香を供えて熱心に祈っている。金持ちは気合いが入って巨大線香を供えている。こういう光景は雰囲気的に良い。弱肉強食のサバイバル中国とは別世界だ。

13:00頃、少し早いが景区入口の駐車場へ戻ることにするが、霊山寺(灵山寺)の山門で見たくない光景を見てしまう。中国人観光客がタバコの吸い殻をポイ捨てしやがった。寺でタバコの吸い殻をポイ捨てする中国人はなかなかのおサルさんぶりだ。

こういうおサルさんには仏罰が下って欲しいものだ。それにしても、どうして中国では毎日ポイ捨てや痰吐きなどの光景に遭遇するのだ?日本では滅多に遭遇しないぞ!日本が異常で、中国が正常なのか?欧米諸国の基準だと中国は正常か?

13:45頃、景区入口の駐車場で西昌行きのバスに乗車する。バスで出発を待っていると冕寧(冕宁)-霊山寺(灵山寺)を結ぶタクシーを見かける。

タクシーがあるとなると、西昌で霊山寺(灵山寺)行きのバスに乗れなくても、西昌から冕寧(冕宁)へ行き、冕寧(冕宁)から霊山寺(灵山寺)行きの乗り合いタクシーに乗れば行く事ができる。帰りは入口の駐車場で西昌行きのバスを見つけて空席があれば、そのまま乗車して西昌へ直接戻れる。空席がなければ冕寧(冕宁)を経由して戻ればいいだろう。

出発時間の15:00を過ぎるが、3人が遅れて戻り、15:05に西昌へ向け出発する。16:25頃、約1時間20分かけて西バスターミナルの西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)に到着する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.7元
バス代 3元 路線バス
バス代 54元 西昌↔霊山寺(灵山寺)
バス代 20元 霊山寺観光バス
霊山寺(灵山寺) 57元
日用品 25.5元
合計 171.2元

瀘山と黄聯土林

06:35頃、起床する。10人ドミトリーは自分を含めて5人だけの状態で静かである。でも、レセプションは朝から賑やかだ。昨日、10人ぐらいの団体が来ており朝から出かける準備をしているようだ。06:50頃、裏山の濾山を登る。牌坊をくぐり山道に入っていく。

07:05頃、抗戦陣亡将士紀念碑に到着。

ここは抗日戦争の英霊を祀っているようで、華品章という西昌出身の人物の記念碑があった。華品章は南京陥落時に雨花台を最後まで守備していた軍人のようだ。蒋介石は南京から逃げてしまったけど・・・。

でも、共産党の事なので、この記念碑の内容のどこまでが本当の内容かは不明だ。そんな英霊を祀っている場所でタバコの吸い殻などのゴミがポイ捨てされているのを見つける。

個人的な意見であるが自国の英霊を祀っている場所でゴミのポイ捨てというのは、どこの国でも言語道断で万死に値すると思う。中国人は口では反日を唱えているが、日本軍に立ち向かった自国の英霊の前ではゴミのポイ捨てか・・・。これ以上は何も言いますまい・・・。

瀘山に登る

瀘山には光福寺など仏教寺院や道教寺院が点在しており山を登りながら参拝することができる。瀘山は入山料3元が必要なのだが早朝に登ると人がいないので無料で山登りができる。

地元民は早朝から山登りをしていた。
それと、瀘山には野生の猿が生息しているが人に慣れてしまっており怖がる様子がない。

涼山彝族奴隷社会博物館

09:45頃、瀘山にある涼山彝族奴隷社会博物館に到着。ここは世界で唯一奴隷社会専門の博物館らしい。
彝族は60年ほど前の1950年代まで奴隷社会であった。それが共産党による中国建国により奴隷社会が廃止された。

入場料は無料だが1日1000人の入場制限がある。まずは入場券の配布所へ行きパスポートを提示して名簿に名前と身分証の種類と身分証番号を記入して入場券をもらう。

館内は撮影禁止なのだが中国人にはそんなことは関係なく自分さえ良ければ問題なしなのでみんな撮影しています。

奴隷社会博物館なんて名称なので、いかに奴隷社会が悲惨であるかとか、共産党がいかに素晴らしいかという展示内容を期待していたのだが、意外にも期待していた過激なプロパガンダはなかった。

ラサの西藏博物館のような封建社会の悲惨さと共産党の素晴らしさを伝える過激なプロパガンダと比べるとかなり残念である。展示内容を期待していたのに・・・。

それでも紅軍の劉伯承元帥と彝族の首領の小葉丹との彝海結盟が強調されていたが、西藏博物館のプロパガンダと比べれば大したことはない。

西昌清翠国際青年旅舍へ移動

ユースホステルの西昌索瑪花開国際青年旅舍に戻り荷物をまとめて、11:30頃、チェックアウトする。17路のバスに乗車して老海亭で下車する。

老海亭の牌坊を通り1分ほど歩くと右側にあるのが、ユースホステルの西昌清翠国際青年旅舍(西昌清翠国际青年旅舍)(Skylark International Youth Hostel)だ。部屋は6人ドミトリーで1泊40元(会員料金)だ。設備はまだ新しいようで綺麗だ。

でも共同のトイレ・シャワーが自分の嫌いな一体型になっている。それでも、トイレ・シャワーは広いし、洋式トイレなので蓋さえしておけば石鹸が便器の中へという事もない。というか、この広さなならトイレとシャワーを別々に出来たのではないか?

黄聯土林(石林の土版)

12:40頃、老海亭のバス停から黄水行きの158路のバスに乗車して黄聯(黄联)へ向かう。西昌は郊外へ向かう100番台のバスはバス停に表示がないので地元民の行動を観察しながら、どのバスが停車するのか確認する必要がある。

黄聯(黄联)行きのバスは158路以外にも徳昌行きのバスでも行ける。運賃は7元だ。途中下車なのでどこで降りればよいかという問題があるのだが、百度地図を見る限りだと黄聯(黄联)の手前で高速道路と交差しているので、高速道路を過ぎたら黄聯(黄联)に到着ということだ。13:30頃、黄聯(黄联)に到着する。

黄聯(黄联)には黄聯土林(黄联土林)と呼ばれる石林の土版がある。道路に案内標識があったので歩いて行く。線路と高速道路の下を通り、13:45頃、黄聯土林(黄联土林)に到着する。入場料は20元なのだが、今年から値上げで去年までは10元であった。

石林の土版ということなのだが、有名ではないので観光客は殆どおらず。観光客がいないので景区内の道は手入れはされずに草が伸びて荒れ放題だ。まあ、観光客が殆どいないので静かに見物できる。

しかし、天気が良すぎて日差しが強く暑い。確実に気温は30度以上だ。

石林は観光客があれだけいるのに黄聯土林は観光客がいない。黄聯土林も石林と同様に長い年月をかけて自然が創りだした光景だ。15:30頃、徳昌→西昌のバスに乗車して、16:15頃、西昌へ戻る。

ウォルマートで米酒1.5Lの2本セットを購入する。2本で15.1元(約270円)で500mlあたり、約2.5元でコカ・コーラ500mlより安い。酒飲みには天国だな。

夕飯は四川省にいるので麻婆豆腐を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.8元
バス代 3元 路線バス
バス代 14元 西昌↔黄聯(黄联)
黄聯土林(黄联土林) 20元
合計 71.8元

観光地化されていない礼州古鎮へ

06:00頃に起床して、06:50頃にユースホステルの西昌清翠国際青年旅舍を出る。ユースホステルの兄ちゃんは、まだソファーで寝ていた。老海亭のバス停から14路のバスに乗車して大世界通訊数碼広場(大世界通讯数码广场)のバス停へ向かう。

今日は西昌の北にある礼州古鎮へ行ってみる。西昌中心部の劉伯承と小葉丹の彫像があるロータリーを過ぎて大世界通訊数碼広場(大世界通讯数码广场)のバス停に到着する。バス停の名称で分かるが、この辺りは携帯電話屋が多い。

ここで礼州行きの118路のバスに乗り換えてもよいのだが、118路のバスは混雑が酷いので近くにある始発のバス停から乗車する。大世界通訊数碼広場(大世界通讯数码广场)のバス停と劉伯承と小葉丹の彫像の間にある十字路で龍眼井街(龙眼井街)へ向かうと118路のバスが停車している。

118路のバスに乗車して発車を待つ。07:45頃、118路のバスが龍眼井街を出発する。礼州までの運賃は4元だ。さきほど下車した大世界通訊数碼広場に到着すると一気に混雑してくる。

この混雑の中で前の席の姉ちゃんが窓から痰を吐きやがった。おっちゃんが痰を吐くのはよく見るのだが、年頃の姉ちゃんが痰を吐くのには衝撃を受けた。西昌は人工衛星の発射センターがあり「航天城」とも呼ばれる中国の宇宙開発の最先端をいく都市だぞ!

その宇宙開発の最先端をいく西昌の市民が所構わず痰を吐くというのは一体どうなっているのだ?欧米諸国の衛星発射基地のある都市の住民も同じように所構わず痰を吐くのだろうか?ちなみに日本の種子島では所構わず痰を吐いたりはしない。

08:45頃、礼州鎮に到着する。礼州古鎮がどこにあるのか分からないまま来たので、とりあえず国道からカオス度の高い通りへ入っていく。

礼州古鎮

道が石畳になったので礼州古鎮に入ったようだ。城門と西禅寺に到着するが観光案内板とかは一切ない。

観光地化されておらず土産物屋もなく地元民が普段通りの生活をしているだけだ。

礼州古鎮は彝族の建物とかが見当たらない。彝族のおばちゃんたちは見かけるのだが・・・。

礼州古鎮の建物は漢族の様式ばかりなので、どうやら古くから漢族の町として栄えてきたようだ。残っている古い建物の多くは清代の物だ。

周恩来が滞在した西禅寺

西禅寺は周恩来が長征の時に滞在した寺だ。寺の歴史は明の万暦年間まで遡る古刹だ。

10:45頃、118路のバスに乗車して西昌へ向かう。11:25頃、西バスターミナルで下車して明日の08:00出発の康定行きのバスの切符を購入する。運賃は119元だ。康定行きは06:50にもあるのだが、ユースホステル近くの老海亭のバス停だと07:00以降でないと路線バスがなさそうなので、08:00出発の康定行きにしたのだ。

四川省西昌のまとめ
  • バスターミナルは3箇所ある。
  • 西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)
    西バスターミナルで通称は西客站。
    一番大きなバスターミナルで成都、康定、攀枝花、石棉、内江、雅安などの路線がある。
  • 西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)
    2番めに大きいバスターミナル。
    西昌旅游集散服務中心と名前が似ているので要注意。
    木里、濾沽湖、会理、普格などのバスがある。
  • 西昌汽車東站(西昌汽车东站)
    東バスターミナルで通称は汽車東站や東站。
    規模は一番小さいが、最もカオス度が高いバスターミナル。
    西昌東部の昭覚(昭觉)、美姑、雷波などへのバスが主要路線。
  • 12路の路線バスは西昌汽車旅游客運中心(西昌汽车旅游客运中心)、航天大道二段にあるウォルマート(沃尔玛)、西昌旅游集散服務中心(西昌旅游集散服务中心)、西昌駅を結ぶ路線バスで非常に重要度が高い。
西昌のGPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

西昌旅游集散服務中心
(西昌旅游集散服务中心)
N 27°53’46.80″
E102°13’33.71″
西昌汽車旅游客運中心
(西昌汽车旅游客运中心)
N 27°52’18.83″
E102°15’35.21″
西昌汽車東站
(西昌汽车东站)
N 27°53’14.61″
E102°16’05.45″
西昌駅
N 27°52’50.69″
E102°13’22.54″
西昌の宿
西昌索瑪花開国際青年旅舍
(西昌索玛花开国际青年旅舍)
(Xichang Blooming Azaleas International Youth hostel)
N 27°50’22.53″
E102°16’15.76″
西昌の宿
西昌清翠国際青年旅舍
(西昌清翠国际青年旅舍)
(Skylark International Youth Hostel)
N 27°51’51.60″
E102°15’44.15″
ウォルマート
N 27°52’52.54″
E102°15’01.62″
霊山寺
N 28°33’05.05″
E102°17’02.08″
涼山彝族奴隷社会博物館
N 27°51’52.53″
E102°15’40.97″
黄聯土林
N 27°40’48.10″
E102°12’04.46″
礼州バス停
N 28°03’10.86″
E102°10’48.05″
礼州古鎮
西禅寺
N 28°03’14.59″
E102°10’34.04″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 25.4元
バス代 3元 路線バス
バス代 8元 西昌↔礼州
バス代 119元 西昌→康定
合計 155.4元