秦皇島旅行記2007

T571次で秦皇島へ

rp_qinhuangdao01.jpg05:00頃に起床して荷物をまとめる。不満に思いながらも料金の安さに負けて2ヶ月も北京実佳国際青年旅舍(北京实佳国际青年旅舍)に居座ってしまっ た。06:30にチェックアウトして北京駅に向かう。07:05頃に北京駅に到着、待合室に着く頃には改札が始まっていたが特に混乱も無く乗客は歩いてホームに向かっていた。

qinhuangdao04いつもなら改札は大混乱の中で通過して急いでホームに向かうのだが何か様子が違う。ホームに降り切符に表示された12号車に乗車する。

qinhuangdao02今回は初めて一等軟座を利用するのだが空いている。改札を通過するの後のほうだったのに荷物の置き場所を楽に確保できた。07:52に北京を発車するが、 なんと半分ぐらい空席がある。網棚もがら空きだ。

qinhuangdao03硬座なら民工の人たちの大きな荷物で網棚は埋め尽くされ通路にまではみ出て大混雑なのだが一等軟座は見るからに金を持ってそうな人が乗り、荷物も少なめで床にゴミを捨てたり痰を吐く人はいなかった。一等軟座だけ中国でない別の国の列車という感じであった。列 車は定刻どおり10:51に秦皇島に到着する。

宿を決めて切符を買いに行く

qinhuangdao05秦皇島駅を出て宿を決めなければならないのだが、とりあえず客引きのおばちゃんたちを無視して泊まらないけど相場の確認のために駅前のちょっと綺麗な旅館で1泊いくらか聞いてみた。普通間で1泊50元だったので予定通り別を探すが客引きのおばちゃんが「20元の部屋がある」と声をかけてきたので普段は無視 するのだが付いて行くことにする。

徒歩30秒ほどで賓友旅社(宾友旅社)に到着する。おばちゃんはどうやらここの従業員のようで、20元の部屋は確かにあ るのだが60元と50元の部屋を勧めてきた。まあ、とりあえず部屋を見せてもらうが2人部屋なので1人では広すぎるので、20元と30元の部屋を見せてもらう。20元の部屋は畳2畳ほどの広さでテレビ付き、トイレ共同シャワー無しであった。久しぶりにバックパッカーに最適の部屋にめぐりあえた。

もちろん迷わず20元の部屋に決めた。フロントでパスポートを出すとフロントのお姉ちゃんが「見ても分からない」というので訪問ビザの部分を見せたら理解してくれた。旅社や招待所といった外国人があまり泊まらない所は外国のパスポートを見せてもよく分からないようだ。ビザを見せるのが一番よい方法のようだ。

宿に荷物を置いて、まずは駅で切符の購入だが白人男性2人組が窓口に並んでおり、窓口で駅員に北京行きの切符を頼んでいたが予想通りの「没有(無い)」の一言。 白人2人組は外に出て行った。恐らくバスで北京へ向かうのだろう。そして、自分は窓口で秦皇島→唐山、唐山→大同の切符を頼むが唐山までの切符は「没有」で大同までが「买不了(買えない)」であった。売り切れと扱いなしで出直すことにするが再び並ぶ気は起きずに山海関へ向かう。

山海関を見物

qinhuangdao06切符を後回しにして山海関へ向かうことにする。ネットで調べた限りだと駅前の東側に33路のバス停があるので駅前通りを少し東へ行くとバス停があった。13:00頃に33路のバスに乗車して、まずは山海関南門を目指す。運賃は2元で13:30頃に到着する。

<qinhuangdao07山海関はちょうど修復工事をしているようで工事車両の出入が激しい。

qinhuangdao08周辺を歩いてみると山海関の最寄のバス停は天下第一関である事が判明する。14:00頃に券売所で50元の聯票を購入して山海関を見物する。

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qinhuangdao11山海関を見物後は聯票にあった王家大院と長城博物館を見学して15:30過ぎにバス停の天下第一関でバスを待つ。バス停の標識を見ていると25路のバスが老龍頭へ行くのを見つける。明日はここから老龍頭へ行こう。

何とか切符を入手

宿に戻り切符を購入するために時刻表を調べて再び駅へ向かう。窓口に並び少し待って順番が来た。大同行きの切符を調べてもらうが予想通り売り切れだった。 代わりに天津行きを調べてもらうとT584次の天津北行きがあったので購入する。この列車も軟座を利用することになった。痛い出費だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.3元
宿泊費 40元 20元×2
鉄道 67元 軟座 秦皇島→天津北
バス 4元 路線バス
山海関聯票 50元
合計 167.3元

老龍頭へ

qinhuangdao1209:00頃に宿を出発し、駅前から33路のバスで天下第一関へ向かう。09:30頃に天下第一関に到着し25路に乗換え老龍頭に向かう。09:45頃に 老龍頭に到着。券売所で料金を確認すると50元と高いが見物していくことにする。

qinhuangdao13老龍頭は明代の万里の長城の東の起点でもあり唯一海にある長城である。 50元も払ったので守備署、龍武営など見られるところは全て見ていく。

qinhuangdao14人形を使って当時の様子を再現したりしているのでまあまあ楽しめた。

qinhuangdao1510:45頃にようやく本命の老龍頭を見物する。

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qinhuangdao16労働節の連休は昨日で終わりだったので観光客はほとんどおらずに写真撮影にはよいのだが海風が強く少し肌寒かった。

明日は天津へ移動

秦皇島の観光地は他にも孟姜女廟や老虎石、秦皇求仙入海処などがあるのだが山海関と老龍頭で今回は終わりにして、明日は天津へ移動である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
バス 6元 路線バス
老龍頭 50元
切手 3元
合計 66元