フェリーで大阪→上海1日目
大阪港で新鑑真に乗船
上海行きフェリーの新鑑真に乗船するためコスモスクエア駅にやって来た。ここから大阪港国際フェリーターミナルへ行くのだが、時刻はまだ朝7時なので無料シャトルバスはない。
事前に調べた情報だと2番バス乗り場のようだが大阪港国際フェリーターミナルへのバス時刻表は釜山行きフェリーのしかない。上海行きフェリーのバス時刻表は見当たらない。
バスの時刻がわからないので徒歩で大阪港国際フェリーターミナルへ向かう。800mほどの距離だが幸い大阪港国際フェリーターミナルまでは案内表示が何箇所もあるので迷うことはないだろう。
それと、コスモスクエア駅の駅前交番の隣にあるセブン-イレブンは最後の補給地点になるので忘れずに立ち寄ること!
フェリーのチケット代を乗船手続き時に支払う場合、ここのATMで現金を降ろし損なうと大変なことになる。食料や飲料も3日分購入しておくことをオススメする。船内の物価は高いです。
07:30に大阪港国際フェリーターミナル到着。まだ開いていないと思ったら開いていて中国人客が2人いた。7時位から開いているのかな?
9時から乗船手続きが始まって予約していた新鑑真の往復チケット34000円を現金で支払う。ここは現金払いだけなので足りなかったらコスモスクエア駅のセブン-イレブンのATMまで戻らないといけない。
乗船手続きが始まる頃には団体の中国人観光客とかでフェリーターミナルは混雑している。そして、大人買いされた炊飯器やメリーズパンツ、さらにはウォシュレットまで新鑑真に積み込まれていくのを目撃する。
フェリーで大阪→上海2日目
船酔いで寝込む
6時頃に起きると既に船は長崎県の沖合に達しており、夜のうちに関門海峡を通過していた。天気は曇りで白波が見え船が結構揺れて船酔いで寝たきり状態だ。何もできずに1日が過ぎていく。
フェリーで大阪→上海3日目
上海に上陸!中国の旅が始まる!
6時頃、甲板に出てみると停泊している船が何隻か見えてきた。GPSを確認すると上海まで残り120kmになっておりかなり近くまで来たようだ。波は収まり揺れが少なくなったが、海上に発泡スチロールなどのゴミが見られるようになってきた。水の色も茶色に濁っており長江に入ったようだ。
そして、船がたくさん見られるようになると尖閣諸島でお馴染みの中国海警の船が見えてくる。この辺の奴は沿岸部用の小型艦だろうか?
14時頃に上海国際フェリーターミナルへ到着して下船する。乗客が少ないので入国審査のカウンターは2箇所だけで運用していた。両替所はなくフェリーターミナルのスターバックスは閉まったままだ。
上海国際フェリーターミナルから旅順路を北に歩き、東長治路を東に歩くと地下鉄12号線の国際客運中心駅が2013年末から開業しているので、ここから今日の宿、Shanghai Blue Mountain Youth Hostel Hongqiao(上海蓝山虹桥国际青年旅舍)へ向かう。
地下鉄12号線、4号線、2号線を乗り継いで北新泾で下車する。北新泾駅から徒歩5分ほどでShanghai Blue Mountain Youth Hostel Hongqiao(上海蓝山虹桥国际青年旅舍)に到着。
1泊50元の8人ドミトリーをBooking.comで予約しておいたのだが、予約取りすぎて満室だったので65元のトイレ・シャワー付8人ドミトリーを1泊50元で代わりに提供となった。
飛び込みで来た兄ちゃんは本日満室でお断りを受けていた。
ユースホステルの近くにスーパーがあったので歯磨き粉とかを購入する。カルフールやウォルマートに匹敵する規模なのだが夕方なのに客がほとんどいなかった。このままだと半年以内に潰れるだろう。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
宿泊費 | 100元 | 1泊50元×2 |
ユースホステル 会員証 |
50元 | |
飲料 | 4.5元 | |
地下鉄 | 4元 | |
歯磨き粉 | 13.9元 | |
ATM手数料 | 3元 | |
合計 | 175.4元 |
上海でいきなり雨で足止め
雨で足止め
朝から雨で外に出られない。せっかく魯迅公園にでも行ってこようと思っていたのだが、ユースホステルで大人しく一日を過ごししかなさそうだ。と思っていたら、夕方頃に曇になるし…。一日無駄になってしまった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 8元 | |
合計 | 8元 |
上海駅へ
駅南広場の東にある切符売り場でインターネットで予約しておいた西安行きの切符を受け取る。
昔と違い高速鉄道の待合室以外にも自動改札機が導入されていたが、自動改札機で引っかかる乗客が多発しており有人改札の方が圧倒的に速く処理している。おばちゃんのハサミの方が効率がよい。
今回乗車したのはT138次で特快だ。特快なのでランクは上なのだが寝台ではなく座席の硬座なので車内は常に席のない無座切符の乗客で通路があふれている。いきなり上級者向けの列車旅行になってしまった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
地下鉄 | 4元 | |
合計 | 4元 |
夏の西安
朝に西安に到着したが梅雨の上海と違い真夏の西安が待っていた。暑くてたまらない。
早く移動しないと熱中症になるので、西安駅前の路線バス情報を確認。
今日の宿は西安城壁の内側にあるXi’an Your Tour International youth hostel(西安悦途国际青年旅舍)だ。
城壁の中と言っても西南の角に近い。駅前から251路のバスにて含光門で下車。
西安が予想以上の暑さだったので西安駅で6月24日の西寧西行きの切符を買って脱出準備をする。鐘楼、鼓楼を外から見てムスリム街の回民街とモスクの清真大寺を見物する。
パイナップル味のノンアルコールビールを飲んで夕飯に炒飯を食べる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
宿泊費 | 90元 | 1泊45元×2 |
食費 | 7元 | |
飲料 | 4.5元 | |
切符 | 119元 | 西安→西寧西 |
バス代 | 4元 | |
清真大寺 | 25元 | |
合計 | 249.5元 |
ICカード購入
昨日のニュースでシルクロードが世界遺産に登録されたそうだ。西安の大雁塔も世界遺産に登録されたので見に行ってみる。その前に西安駅の南にある地下鉄の五路口駅の近くで公共交通カードを購入する。
日本のSuicaやPasmoみたいなカードで西安のバスや地下鉄などで使える。カードは18元するのだがバスにのるたびに小銭の心配をする必要がなくなるし、エアコン付きの2元バスが1元で乗れたりと割引もあるので西安に長期滞在する人にはオススメだ。
地下鉄持ち込み禁止物
地下鉄の五路口駅にあった禁止事項の看板。危険物、ペットとかの持ち込み禁止はわかるが、物乞い禁止のマークが有るのは乞食が出没するということか?日本では考えられない看板だ。
世界遺産 大雁塔
大雁塔にやってきた。昨日、世界遺産に登録されたばかりで観光客で溢れているかと思いきや、猛暑の影響なのか比較的空いていた。入場料50元でぼったくり価格なので外から見るだけにしておく。世界遺産登録で調子に乗って来年辺り値上げしても不思議なさそう。中国なのであり得るな。
青龍寺は唐代の寺なのだが、坊さんはおらず公園になっていた。一部の建物は有料になっていた。来て損した。
西門の外にある丝绸群雕と呼ばれる西安を出発するシルクロードのキャラバン隊の彫像。30度超えの暑さで歩くのが嫌になってくる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
公共交通カード | 18元 | |
食費 | 12元 | |
バス代 | 5.5元 | |
合計 | 35.5元 |
列車で西安→西寧、12時間の旅
08:30頃、西安駅に到着。西安駅の駅員はやる気があるようで駅の入口で切符と身分証の確認をしている。しかし、外国人はどうでもよいようで自分の時は切符だけ確認してパスポートは確認せず。
今日は西安から西寧へ移動する。乗車する列車はK2187次で西安を09:52に発車だ。改札口で場所取りして待つが改札が始まると割り込みの嵐。列車の中は床にヒマワリの種と空き缶、ペットボトルが転がっている。車内はデッキ以外は禁煙だが自分の前でタバコを吸っている奴がいる。
マナーは最悪だが、いつもの中国だった。途中の天水を過ぎると車内が空いてきた。
三列シートで通路に足を出して横になるお馴染みの光景も出てきた。22:15に西寧西駅に到着する。約12時間の旅が終わったと思っていたら、西寧西駅から市内へ行く最終バスに乗り遅れた。
西寧西駅は西寧駅が新駅舎建設中のため閉鎖しているので完成するまでのつなぎとして使われているので、招待所や売店もほとんど最小限の臨時で拡張された駅なのだ。
というか、この先どうしよう。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
バス代 | 0.5元 | |
合計 | 0.5元 |