紹興からN569次に乗車するが・・・
0600頃に起床。紹興から寧波へ向かう準備を整える。0745頃に東峰旅館をチェックアウトして紹興駅に向かう。紹興駅の待合室は1つだけなので混雑している。0800頃に改札が始まり2番ホームで列車の到着を待つ。
しばらくすると列車が到着するが大混雑である。山手線や埼京線などはまだ良いほうだ。2人分の座席に3人座り、さらに通路には荷物が置かれている。何も考えずに無座の切符を販売するので酷い状況だ。何とか乗車するも前に進めない。発車ベルはとっくに鳴っているがこれだと遅れるのは確実だ。列車が発車しても 席には辿り着けず少しづつ前進して自分の席に辿り着くが、なぜか1人分の席に2人座っている。
とにかく座っている奴がいるので切符を見せて立ち退き要求をすると周りが騒ぎ始める。まあ、この状況で退けと言うのは酷だがこちらは硬座のお金を払っているので冷たくあしらう。しかし、すぐには退けずに次の駅に到 着したときにようやく座れた。座れても混雑した車内は窮屈で仕方がない。1014に24分遅れで寧波に到着。ようやく混雑から開放された。
寧波駅からは宿 の候補にしていた寧波李宅国際青年旅舎に向かう。徒歩5分ほどで到着しドミトリーが空いているかを聞いて空いていたので4日泊まることにする。6人部屋は 割と広く綺麗に掃除してある。珍しく先客も居らずいきなり貸切状態である。まあ、寧波に外国人バックパッカーが来るのかも疑問である。それに寧波はロン リープラネットに紹介されているのかな?
寧波のバスターミナルを調査
1300頃に徒歩で市内を調査する。寧波の市街地はあまり広くないのでやる気になれば徒歩で市内観光はできる。とりあえず、汽車北站を目指し歩く。30分ほどで汽車北站に到着。このバスターミナルからの路線を確認すると、桃花島へのバスが0650に1日1本だけ出ている。事前調査だとこのバスがフェリーに乗り込んで桃花島の射彫英雄伝旅游城に行くらしいと分かっている。汽車北站は寧波近郊のバスが発着しているが路線は少ない。
続いて東に5分ほどのところにある客運港北站を調査。ここは普陀山へのフェリーを利用する際に世話になるところだ。ここからバスで寧波郊外の港へ行き普陀山へのフェリーに乗船する。ここまで調査したところで1500過ぎになっていたので遅くなったが昼食を食べて汽車東站へ向かう。汽車東站は寧波周辺の路線が多く発着しており人の往来もそこそこある。まあ、汽車東站は天童寺や阿育王寺へ向かう時にしか使わないだろう。
最後に寧波駅近くの汽車南站を調べてみると、ここは寧波周辺の主だった 都市へのバスが主に発着している。上海、杭州、紹興への路線があるので一番需要があるだろう。今日は市内を調査してみたが明日からは郊外にも足を伸ばして みよう。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 18元 | |
宿泊費 | 180元 | |
バス | 3元 | |
合計 | 201元 |
阿育王寺を見学
0730頃に起床する。今日の行き先を決めて0900頃に宿を出る。まずは汽車東站に向かい阿育王寺と天童寺へのバスを待つ。
0940頃に554路のバス に乗り阿育王寺へ向かう。1010頃に阿育王寺に到着。外観から規模の大きそうな寺である。
阿育王寺は西晋の太康3年(282)に創建された名刹で宋の寧宗年間に禅宗五山に数えられるようになったそうだ。
唐代には日本へ渡ろうとする鑑真が滞在した場所でもあるそうだ。参拝客も訪れておりかなり有名な寺のようだ。拝観料は5元だがこれなら誰も文句は言わないだろう。建物も古いものもあり修行僧もおり雰囲気は十分ある。ただ寺の外には乞食がいてまとわり付いてくるので困った。
次は天童寺を目指す
阿育王寺の後は天童寺へ向かおうとするが362路のバス停「阿育王寺」が分からず一度汽車東站へ戻ろうとしたら554路のバス停「阿育」と362路の「阿育王寺」が同じ場所にあった。なんとも紛らわしい。まあ、何とか362路のバスに乗車して1215頃に天童寺に到着する。
バス停からはミニバス(2元)が出ているのだが利用する必要は全くない。参道を歩く間に線香などの露店や乞食がいるので見物しながら歩くと良い。20分ほど歩くと天童寺に到着。
ここも拝観料は5元で安くてありがたい。参拝でなく観光で来ても十分楽しめる。曹洞宗の開祖である道元は天童寺で修行をしており日本ともつながりがあるようだ。
保国寺は期待はずれ
阿育王寺と天童寺を見物して1400頃に汽車東站に戻る。次は保国寺を見物するためにバス停「第三医院」へ移動する。第三医院からは332路のバスに乗る のだが、運行本数が少ないようで30分ほど待つことなり1515頃にようやく出発する。30分ほどかけて1545過ぎに保国寺に到着。券売所で入場券を買 おうとするが入場料が20元に値上げされている。
ちょっと迷ったが見物することにする。しかし、これが間違いだった。寺だと思っていたが実際は修行僧は1 人も見当たらず建物だけが寺なのだが博物館として運営されていた。もちろん参拝客は1人も居らず、観光客が訪れているだけであった。
案内標識には日本語も 見受けられ日本人観光客も訪れているようだ。正直ここはやめておいたほうが良かった。1630頃に保国寺を後にして1700過ぎに汽車北站で明日の桃花行 きの切符を購入する。明日はいよいよ桃花島へ渡る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 19元 | |
バス | 14元 | 路線バス |
バス | 50元 | 寧波→桃花 |
阿育王寺 | 5元 | |
天童寺 | 5元 | |
保国寺 | 20元 | |
合計 | 113元 |
桃花島の射彫英雄伝旅游城へ行く
0500頃に起床する。相部屋の中国人を起こさないよう静かに外出準備を始める。0610に宿を出発し寧波駅前から1路のバスに乗車する。20分ほどして 外灘で下車して汽車北站へ向かう。バスターミナルで桃花行きのバスに乗車するが乗客は自分を含めて4人だけ。しかも、出発時間の0650を過ぎても発車しないと思っていたら車両故障である。結局0730頃に代替のワゴンに乗せられ出発。
1時間半ほど東に進むと道路標識に「桃花島」の文字が現れる。 さらに「春暁」の文字が目に留まる。どうやらここは以前テレビ朝日のサンデープロジェクトで紹介していた春暁という村がある地域のようだ。ここは領土問題で村の名前を春暁してしまったという所だ。まあ、サンプロを見た人は分かるけど見ていない人は調べてみてください。ここでは詳しいことは省きます。
話を戻して、0900に郭巨码头に到着。ワゴンを降りてフェリーに乗船するとすぐに出港した。どうやらフェリーを待たせていたようだ。どれぐらい遅れて いるかは分からないがフェリーは出港して約1時間で桃花島の沙岙码头に到着する。下船すると路線バスとワゴンが待っており、とりあえず行き先が 「射雕城」と書かれたワゴンに他の客と一緒に乗り込む。10分ほどして1010頃に射彫英雄伝旅游城(射雕英雄传旅游城)に到着。
ようやく、寧波での最大の目的地に到着である。入場料38元を払い早速中へ!まずは牛家村の楊鉄心の家を見学。テレビで見たセットが目の前にありちょっと喜ぶ。
他にも黄薬師庄や帰雲庄とドラマの風景が目の前にありじっくり見学する。
田舎の島にあるのでオープンセットの公開だけでアトラクションとかは何もなかった。
ただし、ドラマを見たことのない人は来てもつまらないだろうな。
寧波には夕方到着
射彫英雄伝旅游城をのんびり見物して1400頃に入口の食堂で昼食を食べる。値段が高いことは覚悟していたが炒飯が10元もした。でも一緒についてきた スープにエビが大量に入っており炒飯よりスープにコストがかかっているような気がした。食後にバスで港に戻るが桃花島には港が2つあり違う港に来てしまう。よく調べると、この港は舟山市の沈家门からの船が来る港で桃花島の主要港であった。寧波の郭巨からの船は沙岙という小さいほうの港であった。まあ、間違えて来てしまったが2つ港があることが分かったのでよしとしよう。
1500頃に沙岙码头へ戻り、寧波の郭巨行きのフェリーに乗船する。運賃は20元であ る。1530頃に出港し1640頃に郭巨に到着する。港からは三輪バイクタクシーでバスターミナルへ向かう。運賃は5元とかなり高い。港からバスターミナ ルは徒歩20分くらいなのだが夕方でこの先最終バスの心配もあるので利用する。バスターミナルにはちょうど559路のバスが停車しており乗車する。郭巨か ら汽車東站までの運賃は5元である。1645頃に発車して1800頃に汽車東站に到着。汽車東站からは514路のバスで汽車南站に移動して宿に戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 21.5元 | |
バス | 15元 | |
フェリー | 20元 | 沙岙码头→郭巨码头 |
バイクタクシー | 5元 | |
射彫英雄伝旅游城 | 38元 | |
合計 | 99.5元 |
上海行きの切符を購入
0730頃に寧波駅へ上海行きの切符を購入しに行く。時刻表、料金表、販売状況を確認すると都合の良い時間の列車は軟座しかなく、しかたなく今回初めて軟座の切符を購入する。これで明日は寧波から上海に移動できるので今日は宿に戻り溜っているHP製作に励むことができる。1400頃に昼食を食べに外出する が明日には寧波を離れるのでちょっと贅沢をしていつもより一品多く昼食をとる。食後は宿でずっとHP制作と情報収集をする。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 25元 | |
鉄道 | 81元 | 軟座 寧波→上海 |
合計 | 106元 |