南京旅行記~中山陵・霊谷寺編

再び美齢宮へ

nanjing0520900頃、昨日訪れたが団体客がいたのと夕方だった為に途中で帰ってしまった美齢宮へ再び訪れる。朝から来てみたが既に観光バスが停車している。今日も 出直しかと思ったが撮影の邪魔にはならずに助かった。天気は晴れていて室内に光が差し込んでいるので撮影にも適しており順調に見学兼撮影が進む。

nanjing054しかし、蒋介石と宋美齢が礼拝をしていた凱歌堂であまり見たくない光景を見てしまう。それは、中国人観光客が立入禁止の場所に入り込んでいたのだ。どこの田舎者か知らないが立入禁止の場所に入り込むのは良くない。こういう輩が紛れ込んではいたが蒋介石の書斎や作戦室などを見学して美齢宮は十分見学できた。

nanjing055宋美齢の寝室

nanjing056蒋介石の書斎
nanjing057餐厅。蒋介石と宋美齢が食事をしていた場所。

nanjing058作戦室

中山陵

nanjing0590930頃、中山陵に到着する。中山陵は中華民国の臨時大総統である孫文の陵墓だ。明孝陵、中山陵は南京を代表する観光地なのだが昨日訪れた明孝陵は空いていたのに中山陵は既に団体客が押し寄せて賑わっていた。12月は閑散期なのに・・・。人多すぎ!中山陵の入場料は2004年は40元だったが2007年は80元に値上げされていた。しかし、以前は別々だった霊谷寺、音楽台、孫中山紀念館が一緒になっているので一概に値上げとは言いにくい。

nanjing060さて、入口で年票を提示して入場するのだがちょっと楽しみにしていた指紋認証が無かった。どうやら指紋認証はまだ明孝陵の正門だけしか導入していないようだ。まあ、偽造防止で指紋認証のゲートは近いうちに導入されるのだろう。入場してまず目に付いたのが白人さんの団体客だ。明孝陵だと個人の外国人旅行客は数人いたが中山陵は団体客が多い。明孝陵は世界遺産なのだが・・・。外国人には中山陵のほうが魅力的なのだろうか?

nanjing061博愛坊

nanjing062階段を登っていきます。

nanjing063博愛坊を通り階段を上っていくと途中に鼎がある。この鼎には日中戦争時の旧日本軍の攻撃による弾痕が残っている。

nanjing064鼎を過ぎて孫文が葬られている祭堂に到着する。

nanjing065孫文像の下に孫文の遺体が葬られているそうだ。

nanjing066観光客は記念撮影していた。ここは墓なんだけど・・・。

nanjing067祭堂を見学して中山陵を後にして孫中山紀念館へ向かう。

孫中山紀念館

nanjing0681020頃、孫中山紀念館に到着する。孫文を記念して建てられているので当然ながら孫文に関する資料館になっている。中山陵の入場券で見学できるのだが見 学者が自分ひとりだけだった。

nanjing069因みに入口にある孫文の銅像は孫文の友人で日活の創業者である梅屋庄吉が寄贈したものである。

nanjing070孫中山紀念館

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
宿泊費 300元 1泊30元×10
バス 4.8元 路線バス
合計 313.8元

霊谷寺

nanjing071今日は寝坊してしまい1040頃に霊谷寺を訪れる。霊谷寺は中山陵の東隣にある寺で六朝の梁代から1000年の歴史を持つ寺であるが明孝陵造営に伴い明代初期に現在の場所に移される。

nanjing072現在は一応寺はあるのだが霊谷塔と無梁殿が主な観光場所だ。無梁殿は辛亥革命に関する資料館になっている。

nanjing073霊谷塔

中山碼頭など

nanjing0741400頃、市内西北にある中山碼頭を訪れる。中山碼頭からは浦口への渡し舟が出ているのだが運行はされていたが特に乗る気も起きなかったので近くの南京下関長途汽車客運站へ行く。

nanjing075実は以前南京を訪れた時は長距離バスターミナルに一度も行ったことがなかった。その為、南京から出ているバスについては全く知らない状況だったが今回の滞在で長距離バスの情報を集められそうだ。南京下関長途汽車客運站を訪れてみるが運賃表の所に警備員のおっちゃんがいるではないか・・・。これでは撮影していると文句を言われる可能性大だ。仕方ないが撮影は断念しよう。それに利用客は多くなさそうだ。

nanjing0761415頃、南京西駅に到着する。意外にも中山碼頭から徒歩でもかなり近い場所にあった。南京駅は新しく大きな駅になっていたが南京西駅は以前と変わっていなかった。

南京大学を散歩

nanjing0771500頃、鼓楼まで戻ってきた。宿に戻るついでに南京大学を通り抜けていく。

nanjing078南京大学

nanjing079南京大学

饅頭屋の老板に見破られる

宿に帰る前に行き付けの饅頭屋で饅頭を買うのだが老板に「日本人?中国人?」と聞かれる。珍しく日本人と見破られてしまった。まあ、この周辺には南京大学と南京師範大学があり留学生がうろちょろしているので判別できたのだろう。いつもは韓国人か広東省の田舎者に思われているようなのだが見事に見破られた。

しかも特に驚いた様子もなく普通に会話をしている。田舎だと周辺の人民たちを呼んで大騒ぎになることもあるのだが・・・。やはり、南京は都会だ。外国 人に対しても慌てずに酷(Cool)に対応している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.5元
バス 6.4元 路線バス
合計 17.9元

中国人の旅行マナー

nanjing080今日は起きたら雨が降っていたので出かけるのを止めておく。ネタが無いのは良くないので明孝陵や中山陵にあった中国人旅行客に旅行マナー向上を訴えた看板を紹介しよう。

看板はご覧の通り北京五輪のマスコットである福娃の歓歓まで使っていることから目前に迫った北京五輪を意識しての中国人旅行客のマナー向上 を目的にしていることが伺える。で、肝心の内容なのだがいい加減な訳なので怪しい日本語になってしまうが以下のようになる。

まあ、当たり前の事が書かれていたのだが、日本と大きく違うのは痰吐きと腹出し、外国人に写真を強要でしょうか?痰吐きは凄いので初めて中国に来た上品な欧米人が見たら驚くでしょう。腹出しは夏になると腹出して歩いているおっさんや裸族が出現していますから・・・。外国人に写真を強要は実際に見たことが無いので何とも言えません。恐らく欧米人が標的になっているのでしょうね。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
合計 12元

南京の長距離バスターミナル巡り

nanjing081今日は南京の長距離バスターミナルで南京長途汽車総站、南京長途汽車東站、南京長途汽車客運北站、南京漢中門汽車客運站の4ヶ所を調査してみた。まずは 1030頃、南京駅近く中央門に位置する南京長途汽車総站を訪れる。北京、広州、深圳、大連、重慶、泉州と本当の長距離バスが運行されている。もちろん、上海など近隣へのバスも多い。南京駅に近いということもありここが南京で最も利用価値が高そうな長距離バスターミナルだ。

nanjing0821115過ぎ、南京長途汽車東站に到着する。ここは建物は新しいのだが時刻表や運賃表が見当たらないので運行路線については分からなかった。

nanjing0831215頃、南京長途汽車客運北站に到着する。ここは南京長江大橋を渡ったところに位置しており市区への玄関口にある長距離バスターミナルだ。ここも時刻表や運賃表が見当たらないので運行路線については分からなかった。

nanjing0841300頃、南京漢中門汽車客運站に到着する。ここは南京の西の長距離バスターミナルだ。広州、深圳へのバスも運行されているが主に近隣の省へのバスが主力のようだ。

nanjing085とりあえず今日は4ヶ所の調査で終わりにして南京の中心部である新街口の書店で立ち読みをする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 5.9元 路線バス
合計 18.9元